JP2004097597A - 衣服シワ伸ばし具 - Google Patents

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村上 佳義
Noriko Watanabe
渡辺 典子
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Abstract

【課題】洗い張りの作用を利用して、衣服の洗濯シワを取り除くこと。
【解決手段】所定距離を置いて平行に配設された二本の棒材11,12と、前記棒材11,12間方向に弾力を発揮する部材で形成され、前記弾力に基づいて前記棒材間の距離を狭めることが可能な連結部13,14と、前記棒材11,12間の距離を狭めた状態を保持するための固定具15,16と、を備えており、前記固定具15,16により前記棒材11,12間の距離を狭めた状態で保持して、パンツ4の脚部41,41に挿入後、前記弾力を開放させることによって、広がって初期状態に復元しようとする前記棒材11,12の力で前記脚部41,41を張った状態にする。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、衣服の筒状部位、例えば、パンツ(又はズボン)類の脚部位、上着の袖部、胴体部等に発生したシワ(皺)を伸ばすことができる器具に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
洗濯されたパンツ(ズボン)類等の衣服は、簡単に洗濯シワ(洗濯によって衣服に発生するシワ)を手で叩いたり、引き伸ばしたり等してから干すと、洗い張り作用(濡れた衣服を張った状態で乾かすとシワが付かなくなる作用)で幾分かシワが少なくなり、乾燥後のアイロン作業が少し軽減されることが知られており、日常的に慣用されている。
【0003】
しかしながら、特に、綿素材で縫製されたコットンパンツ、シャツ、タイトスカート等は洗濯後にシワになり易く、また、生地も厚いために、洗濯シワを強く手伸ばし等してもさほどシワ取りの効果がないことから、アイロン等の仕上げに手間がかかっていた。
【0004】
とりわけ、コットンパンツの脚部に形成される洗濯シワは、市販のズボンプレッサーを利用して、プレスしながら乾かしたとしても、折り目を付けることはできるものの、洗濯シワを充分に取り除くことは難しかった。
【0005】
また、パンツの裾部を挟んで吊す方式のハンガー(例えば、特許文献1参照)を用いて吊し干ししても、洗い張りの作用が充分に発揮されることがないため、洗濯シワを充分取り除くことはできなかった。更には、前記ハンガー等を利用した吊し干し方法では、特にパンツ脚部の幅方向の張りが得られないため、洗い張りの作用はほとんど得られなかった。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−328012号公報(第8頁第10図等参照)
【0007】
そこで、本発明は、洗い張りの作用を有効に活用して、衣服の洗濯シワを取り除くことができるように構成された「衣服シワ伸ばし具」を提供することを主目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本願では、まず、衣服の筒状部位の内側に挿入され、前記筒状部位を張った状態にすることによって、前記筒状部位に生じたシワを伸ばすように構成された「衣服シワ伸ばし具」を提供する。なお、本願において「筒状部位」とは、縫製箇所の有無やボタン留めの有無に係わらず、種々の衣服の筒状をなす形態部位を広く意味する。
【0009】
上記構成の「衣服シワ伸ばし具」は、洗い上がりの生地を伸ばした状態で保持しながら干すことにより、洗い張りの作用を利用して洗濯の際に衣服に生じた洗いシワを確実に取り除くことができるように工夫された器具である。特に、この器具は、パンツの脚部位や腰部位、シャツ等の上着の袖部位、胴部位、タイトスカート等の筒状を呈する部位の生地を張った状態に保持して、そのまま干すことができるようにしたことによって、乾燥した際には、前記筒状部位の洗濯シワが伸ばされた状態で仕上がるように工夫されている。この器具によれば、洗濯後の衣服のアイロン仕上げが不要となるので、洗濯後の手間を省くことができる。
【0010】
この「シワ伸ばし具」は、衣服の筒状部位、例えば、パンツの脚部、スカート(特にタイトスカート)、シャツ等の上着の袖部、胴部等の内側に挿入可能とされ、かつ挿入後に該筒状部位(の生地)を張った状態に保持できる手段又は構成であれば、特に限定なく、適宜採用することができる。
【0011】
例えば、所定距離を置いて平行に配設された二本の棒材と、前記棒材間方向に弾力を発揮する部材で形成され、前記弾力に基づいて前記棒材間の距離を狭めることが可能な連結部と、前記棒材間の距離を狭めた状態で保持するための固定具と、を備えた構成を採用し、前記固定具により前記棒材間の距離を狭めた状態を保持して前記筒状部位に挿入し、その後、前記連結部の弾力を開放させることによって、初期状態(棒材間の距離が最大に広がった状態)に復元しようとする前記棒材の引っ張り作用によって前記筒状部位の生地を張った状態にすることができる。
【0012】
即ち、平行な二本の棒材の外側に広がろうとする力(復元力)を利用して、衣服を張った状態で引き伸ばしてそのまま衣服を干すことにより「洗い張り作用」を得て、乾燥後には、前記筒状部位の洗濯シワが伸ばされた状態で仕上がるようにすることができる。
【0013】
ここで、二本の棒材間に設けられる前記連結部は、棒材間の距離を狭めることができるように可撓性を備え、狭められた状態から付勢されながら、棒材間が広がった初期状態に戻ろうとする(復元しようとする)作用を発揮する部材であれば、特に限定なく、適宜採用することができる。例えば、正面視、リング形状又は屈曲形状を呈する可撓性部材から形成することができる。
【0014】
円形又は楕円形状のようなリング形状とされた連結部は、平行に設けられた棒材間の距離を狭めようとする外力を加えると撓んで、より細長い楕円形状に変形していき、前記外力を一旦開放すると付勢されながら、最初のリング形状に戻ろうとする復元作用を発揮する。
【0015】
屈曲形状をなす連結部は、例えば、外観視略「へ」の字状をなす連結部を広く意味する。この連結部は、平行に設けられた棒材間の距離を狭めようとする力を加えると撓んで、頂点角がより鋭角に屈曲するように変形していき、前記力を一旦開放すると付勢されながら、最初の屈曲形状に戻ろうとする復元作用を発揮する。これら連結部の復元作用によって、衣服の筒状部位を扁平に強く引き伸ばすことができる。
【0016】
次に、本発明に係る「シワ伸ばし具」に設けられる前記固定具は、前記棒材間の距離を狭めた状態を保持する機能を発揮するものであれば、特に限定なく、適宜採用することができる。例えば、一方の棒材の両末端部位に、連結されたフック状部材を採用できる。
【0017】
前記フック状部材のフック部位は、他方の棒材の所定箇所、例えば、凹部、突起部、孔等が形成された箇所に係止又は挿着等することによって、前記棒材間の距離を狭めた状態で保持する。
【0018】
これにより、前記棒材間の距離を狭めた状態で保持することができるので、本発明に係る「シワ伸ばし具」を衣服の筒状部位に簡単に挿入させることができ、そして、挿入後、このフック部位の係止を外すことによって、前記連結部の復元作用で棒材間の距離を広げ衣服を張った状態にすることができる。
【0019】
衣服を張った状態とした後は、前記フック部位を介して、衣服をそのまま物干し竿に吊すことができるように、フック部位を物干し竿にかけることができる口径や形状に工夫することもできる。
【0020】
以上のように、本発明は、洗い張りの作用を有効に活用して、衣服の洗濯シワを取り除くことができるように構成された「衣服シワ伸ばし具」を提供し、衣服の仕上げ作業を軽減するという技術的意義を有している。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る衣服シワ伸ばし具の好適な実施形態について、添付図面に基づいて説明する。まず、添付した図1は、同衣服シワ伸ばし具の第一実施形態(符号1)の構成を表す図である。
【0022】
図1中において符号1で示された衣服シワ伸ばし具は、平行に配設された二本の棒材11、12と、これらの棒材11,12の間に設けられたリング形状(ここでは、円形)の連結部13,14と、各棒材のいずれか一方(ここでは、符号12の棒材)の上下末端部位に連結されたフック状部材15,16とを備えている。なお、リング形状の連結部13,14は、円形に限定されず、楕円形等であってもよく、また、連結部の個数は、二つに限定されず、一つ又は3つ以上であってもよい。
【0023】
棒材11,12の長さ、太さ、形状、間隔(距離)は、使用対象となる衣服の種類に合わせて適宜決定することができる。例えば、パンツの脚部のシワ伸ばしを行う場合には、本発明の目的上、同脚部の丈に合った長さとすればよく、太さはφ5〜20mm程度、形状は円筒形状、三角柱、四角柱等、棒材11,12間の距離Lは前記脚部の幅よりも少し長めの距離を採用することができる。棒材11,12の材質は、特に限定するものではなく、ステンレス鋼等の金属や剛性のある合成樹脂等を適宜採用することができる。
【0024】
連結部13,14は、板材又は円筒形状の棒材を、正面視円形(楕円形でもよい。)に形成し、その直径線上に位置する外周部位2カ所13a,13b及び14a,14bのそれぞれが、棒材11,12にそれぞれ接着、溶着、溶接等されて連結固定された形態を備えている。
【0025】
ここで、このリング形状をなす連結部13,14は、図1(A)中の矢印X方向に外力が加えられた時には、図1(B)に示されているように、撓んで楕円形に変形し、初期状態の棒材11,12間の距離Lを、図1(B)に示す距離Lにまで狭め、そして、前記外力が開放された時には、図1(A)に示された初期状態に向けて、付勢されながら復元させるという役割を果たす。連結部13,14の材質は、特に限定するものではなく、前記役割を担うことができる材料であれば適宜採用することができる。
【0026】
次に、図1に加えて、図2を参照して、上記固定具15,16の構成について説明する。固定具15は、棒材12(棒材13でもよい。)の上方末端部位に装着された基棒151と、この基棒151の末端に形成されたリング部151aに取り付けられたフック152と、からなる。一方の固定具16は、棒材12(棒材13でもよい。)の下方末端部位に装着された基棒161と、この基棒161の末端に形成されたリング部161aに取り付けられたフック162と、からなる。
【0027】
フック(フック部位)152,162は、棒材11の上下末端にそれぞれ形成された凹部111,111にそれぞれ係着することによって、棒材11,12間の距離が狭められた状態(L>L)を保持するという役割を担う(図1(B)参照)。従って、固定具15,16は、棒材11,12に付与される復元力Pを少なくとも抑制できる程度の強度を有する材質、形態で形成する必要がある。
【0028】
図2は、固定具15,16による棒材の固定方法に関する、他の方法2例を示す図である(固定具15を代表例とする。)。図2(A)は、固定具15のフック152を、棒材11の上方末端部に形成された凸部112に係止させて固定する方法であり、一方の図2(B)は、固定具15のフック152を、棒材11の上方末端部に形成された孔112に挿着させて固定する方法である。なお、固定具16においても、同様の形態を採用できる。
【0029】
続いて、添付した図3に基づいて、本発明に係る衣服シワ伸ばし具の第二実施形態(符号2)の構成を説明する。
【0030】
図3中において符号2で示された衣服シワ伸ばし具は、平行に配設された二本の棒材21、22と、これらの棒材21,22の間に設けられた、正面視略「へ」の字状(又は山状)の屈曲形状をなす連結部23,24と、各棒材21,22のいずれか一方(ここでは、符号22の棒材)の上下末端部位に連結された固定具25,26とを備えている。なお、棒材21.22並びに固定具25,26の構成は、上記第一実施形態の棒材11,12並びに固定具15,16の構成と同様であるので、ここでは説明を割愛する。
【0031】
衣服シワ伸ばし具2の連結部23,24のそれぞれは、その両末端部23a,23bと24a,24bにおいて、棒材21,22にそれぞれ接着、溶着、溶接等されて連結固定された形態を備えている。なお、この連結部の個数は、二つに限定されず、一つ又は3つ以上であってもよい。
【0032】
連結部23,24のそれぞれの頂点231,241は、緩やかに湾曲するように屈曲している(図3参照)。連結部23,24は、矢印X方向に力が加わると、頂点角αの角度が狭まるようにして撓み(α>β、図3参照)、棒材21,22に外向きの復元力Pを付与する。固定具25,26は、この復元力Pを抑制するように棒材21,22間の距離を狭めた状態で保持する(第一実施形態同様)。なお、固定具25.26の棒材保持方法は、図3で示された方法の他に、図2に示された方法を採用することができる(図2参照)。
【0033】
続いて、添付した図4に基づいて、本発明に係る衣服シワ伸ばし具の第三実施形態(符号3)の構成を説明する。
【0034】
図4中において符号3で示された衣服シワ伸ばし具は、平行に配設された二本の棒材31、32と、これらの棒材31,32の間に設けられた、正面視略「へ」の字状(又は山状)の屈曲形状をなす連結部33,34と、各棒材31,32のいずれか一方(ここでは、符号32の棒材)の上下末端部位に連結された固定具35,36とを備えている。なお、棒材31.32並びに固定具35,36の構成は、上記第一実施形態の棒材11,12並びに固定具15,16の構成と同様であるので、ここでは説明を割愛する。
【0035】
ここで、衣服シワ伸ばし具3の正面視略「へ」の字状(又は山状)をなす連結部33,34は、それぞれの頂点部位331,341において、ループ部位を備える。なお、ループの巻回数は、復元力Pの強さを考慮し、適宜決定することができる。
【0036】
衣服シワ伸ばし具3の連結部33,34のそれぞれは、その両末端部33a,33bと34a,34bにおいて、棒材31,3にそれぞれ接着、溶着、溶接等されて連結固定された形態を備えている。また、連結部の個数は、二つに限定されず、一つ又は3つ以上であってもよい。
【0037】
連結部33,34のそれぞれの頂点331,341は、矢印X方向に力が加わると、頂点角αの角度が狭まるようにして撓み(α>β、図4照)、棒材31,32に外向きの復元力Pを付与する。固定具35,36は、この復元力Pを抑制するように棒材31,32間の距離を狭めた状態で保持する(第一、第二実施形態同様)。なお、固定具35.36の棒材保持方法は、図4で示された方法の他に、図2に示された方法を採用することができる(図2参照)。
【0038】
次に、上記第一実施形態に係る衣服シワ伸ばし具1を代表例として、本発明発に係る衣服シワ伸ばし具の使用方法を、添付した図5〜図9に基づいて、具体的に説明する。なお、重複説明を避けるため以下に説明はしないが、上記した第二実施形態(図3参照)、第三実施形態(図4参照)についても同様に使用することができる。
【0039】
まず、衣服シワ伸ばし具1を、外力(棒材11,12間を狭める力)Xを加えることにより(図1(A)参照)、棒材11,12間を狭め、固定具15,16で固定保持された形態とする(図1(B)参照)。続いて、シワ伸ばしの対象である洗い上がりのパンツ(ズボン)4の筒状に形成された脚部41,41のそれぞれの内側に向けて、裾部開口部42,42にから、衣服シワ伸ばし具1を挿入する(図5の矢印Y参照)。即ち、パンツ4の脚部41,41のシワ伸ばしを行う場合は、衣服シワ伸ばし具1を二つ使用することになる。
【0040】
脚部41,41にそれぞれ衣服シワ伸ばし具1,1を挿入したら、それぞれの固定具15,16を外すことにより、外力Xによって撓んでいた連結部13,14の開放された弾力に基づいて、棒材11,12に復元力Pを付与する(図6参照)。この復元力Pの作用によって、脚部41,41の生地は、外側に扁平に引き伸ばされ、生地が張った状態とされる(図6参照)。
【0041】
続いて、外された固定具15,16のうち、例えば、裾部開口部42,42側に位置する固定具15,15のフック部152,152を物干し竿5に係着することによって、パンツ4を前記物干し竿5に吊した状態で乾燥させることができる(図6参照)。乾燥が終わると、洗い張りの作用によって、パンツ4の脚部41,41の洗いシワは伸ばされ、アイロン掛けが不要な程度の仕上がりを得ることができる。
【0042】
次に、図7は、衣服シワ伸ばし具1の変形形態(符号1’で示す。)の構成及びその機能を説明するための図である。図7に示された衣服シワ伸ばし具1’と図1及び図6に示された衣服シワ伸ばし具1の相違点は、固定具15,16が連結されていない側の棒材11の長さが、もう一方の棒材(固定具15,16が連結された棒材)12よりも長く形成されていることである(図6,図7を比較参照)。
【0043】
即ち、棒材11において、符号112で示された延長部を設けたことによって、パンツ4の腰部43部分にも復元力Pが作用するように工夫し、当該腰部43の生地を張った状態に保持する。従って、この衣服シワ伸ばし具1’を用いれば、パンツ4の脚部41に加えて、腰部43の洗いシワを伸ばすことができるという利点が得られる。なお、上記第二実施形態に係る衣服シワ伸ばし具2、第3実施形態に係る衣服シワ伸ばし具3においても、図7に示す延長部112同様の形態を採用することができる。
【0044】
図8は、衣服シワ伸ばし具1が挿入されたパンツ4を裾部開口部42側からみた図であり、図8(A)では、シワ伸ばし方向が左右方向(図8矢印W参照)である場合を示している(図6、図7に示された状態に対応)。一方、図8(B)は、シワ伸ばし方向が前後方向(図8矢印S参照)である場合を示している。
【0045】
このように、本発明に係る衣服シワ伸ばし具1は、図8(A)にような使用方法によりシワ伸ばしするだけでなく、図8(B)のような使用方法を採用すれば、シワ伸ばしするだけでなく、パンツ4に折り目44を形成することも可能である。なお、衣服シワ伸ばし具1を、パンツ4等に折り目44を付ける目的で使用する場合、棒材11、12は、外側に頂点を向けた三角柱等の形状が望ましい。
【0046】
次に、図9は、本発明に係るシワ伸ばし具1(2,3)は、パンツ4の脚部41のシワ伸ばしだけでなく、衣服の筒状部位、例えば、シャツ等の袖部、胴部、タイトスカート等のシワ伸ばしに広く適用できる。例えば、図9に示すように、長袖のシャツ6の胴部61や袖部62,63に挿入して、洗い上がり時に、それぞれの部位の生地を張った状態に保持して、そのまま物干し竿5(図6等参照)に吊して干すことにより、洗いシワを伸ばすことができる。
【0047】
本発明に係る衣服シワ伸ばし具は、上記した実施形態に限定されることがなく、衣服の筒状部位の内側に挿入され、前記筒状部位を張った状態にすることによって、前記筒状部位に生じたシワを伸ばすように構成されたものであればよく、また、用途も狭く解釈されない。
【0048】
本発明に係るシワ伸ばし具は、洗濯後の衣服にできる洗いシワを伸ばす目的以外に、乾燥させた後のパンツ等の衣服をクローゼット等に吊し、そのまま収納しておくためのハンガーとしても利用することができる。また、百貨店や衣料品点等の衣服売場において、パンツ等の衣服商品を、生地を張った状態でディスプレーするための器具としても活用することができる。
【0049】
【発明の効果】
本発明に係る衣服シワ伸ばし具を使用すれば、特に、洗濯後の衣服にできる洗いシワを簡単に伸ばすことができるので、面倒で手間が係るアイロン掛け等の仕上げ作業を省略することができるので便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)本発明に係る衣服シワ伸ばし具の第一実施形態(1)の初期状態を表す図
(B)同実施形態(1)の棒材間距離が狭められ固定された状態を示す図
【図2】(A)固定具(15)のフック(152)を棒材(11)の上方末端部に形成された凸部(112)に係止させて固定する方法を示す図
(B)固定具(15)のフック(152)を棒材(11)の上方末端部に形成された孔(112)に挿着させて固定する方法
【図3】(A)本発明に係る衣服シワ伸ばし具の第一実施形態(2)の初期状態を表す図
(B)同実施形態(2)の棒材間距離が狭められ固定された状態を示す図
【図4】(A)本発明に係る衣服シワ伸ばし具の第一実施形態(3)の初期状態を表す図
(B)同実施形態(3)の棒材間距離が狭められ固定された状態を示す図
【図5】本発明に係る衣服シワ伸ばし具(1)をパンツ(4)の脚部(41、41)の内側に挿入するときの様子を表す図
【図6】同衣服シワ伸ばし具(1)をパンツ(4)の脚部(41、41)の内側に挿入し、生地を張った状態で物干し竿(5)に吊したときの様子を表す図
【図7】延長部(112)を備える衣服シワ伸ばし具(1’)の使用状態を示す図
【図8】(A)シワ伸ばし方向が左右方向(図8矢印W参照)である場合を示す図
(B)シワ伸ばし方向が縦方向(図8矢印S参照)である場合(折り目を付ける場合)を示す図
【図9】本発明に係るシワ伸ばし具をシャツ(6)の胴部(61)、袖部(62、63)のシワ伸ばしに適用した図
【符号の説明】
1,1’,2,3 衣服シワ伸ばし具
4 パンツ
5 物干し竿
11,12、21,22、31,32 棒材
13,14 (リング形状の)連結部
23,24、33,34 (屈曲形状の)連結部
15,16、25,26、35,36 固定具(フック状部材)
41 パンツ(4)の脚部(筒状部位)
152,162 フック(フック部位)
L(L、L) 棒材間の距離

Claims (5)

  1. 衣服の筒状部位の内側に挿入され、前記筒状部位を張った状態にすることによって、前記筒状部位に生じたシワを伸ばすように構成された衣服シワ伸ばし具。
  2. 所定距離を置いて平行に配設された二本の棒材と、
    前記棒材間方向に弾力を発揮する部材で形成され、前記弾力に基づいて前記棒材間の距離を狭めることが可能な連結部と、
    前記棒材間の距離を狭めた状態を保持するための固定具と、を備えており、
    前記固定具により前記棒材間の距離を狭めた状態で保持して前記筒状部位に挿入後、前記弾力を開放させることにより、初期状態に復元しようとする前記棒材で前記筒状部位を張った状態にすることを特徴とする請求項1記載の衣服シワ伸ばし具。
  3. 前記連結部は、正面視、リング形状又は屈曲形状を呈する可撓性部材から形成されたことを特徴とする請求項2記載の衣服シワ伸ばし具。
  4. 前記固定具は、いずれか一方の棒材の両末端部位に連結されたフック状部材であって、該部材のフック部位が他方の棒材の所定箇所に係止することによって前記棒材間の距離を狭めた状態を保持することを特徴とする請求項2記載の衣服シワ伸ばし具。
  5. 前記フック部位を介して物干し竿に吊すことができるように構成された請求項4記載の衣服シワ伸ばし具。
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