【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動用車輪を備えた耕耘機に関する。
【０００２】
【従来の技術】
【特許文献１】実開昭５９−１７８００３号公報
【特許文献２】特開平８−２２４００１号公報
【特許文献３】実開昭５８−１４６４０５号公報
【特許文献３】の耕耘機は抵抗棒を備えるだけであるから、耕耘機を移動させる場合は、抵抗棒を外して移動用車輪と付け換える必要がある。このような不便を解消するため、
【特許文献１】及び
【特許文献２】の耕耘機は、抵抗棒と移動用車輪の双方を最初から備えている。
【特許文献１】の耕耘機は、耕耘機の機体にアームを介して移動用車輪を連結し、アームにピン等を介して抵抗棒を連結するようになっている。また、
【特許文献２】の耕耘機は、移動用車輪を保持するアームと抵抗棒とが一本の回転フレームとして形成され、回転フレームが垂直面上で回転可能に機体に支持される。移動用車輪と抵抗棒のいずれか一方を下に向けて回転フレームを規制ピンで機体に固定することにより、移動用車輪で耕耘機を移動させ又は抵抗棒で地面を耕耘することができる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
【特許文献１】の耕耘機は、移動用車輪を支持するアームに抵抗棒を揺動自在にピン結合しているので、大きな負荷に対して脆弱であり、移動用車輪を使用して耕耘機を前進させる時に抵抗棒が作用し、耕耘機の移動作業が難しいという問題がある。また、部品点数が多いという問題がある。また、
【特許文献２】の耕耘機は、回転フレームを機体にピン結合するので、大きな負荷に対して脆弱であり、また、抵抗棒と移動用車輪を切り換える際に規制ピンを抜いたり挿したりする必要があり、切り替え作業が面倒である。さらに、
【特許文献１】、
【特許文献２】のいずれの耕耘機も移動用車輪に圃場の土が付着しやすく、その除去作業に手間がかかるという問題がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため、請求項１の発明は、作業用ハンドル（７）を備えた耕耘機において、耕耘機の機体（１）に固定された抵抗棒（１０）の接地部近傍にアーム（１３）が一体的に固定され、このアーム（１３）に移動用車輪（１４）が支持され、作業用ハンドル（７）を下側に傾けることにより移動用車輪（１４）を使用する耕耘機の移動用作業に切り換え可能に形成した耕耘機を採用する。
【０００５】
また、請求項２の発明は、請求項１に記載の耕耘機において、アーム（１３）に移動用車輪（１４）の土落とし部（１６）が設けられた耕耘機を採用する。
【０００６】
また、請求項３に係る発明は、請求項１又は請求項２に記載の耕耘機において、抵抗棒（１０）又はアーム（１３）に移動用車輪（１４）の土よけガード（１５）が取り付けられた耕耘機を採用する。
【０００７】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【０００８】
図１に示すように、この耕耘機の機体１は、垂直方向に伸びる基台２を備え、この基台２の上に駆動源であるエンジン３を有し、基台２の下に耕耘のためのロータ４を有する。エンジン３の出力は基台２内に収納された図示しない伝動装置を介してロータ４に伝達され、ロータ４が回転して耕耘を行う。
【０００９】
機体１には機体後方に突出する接続バー５が連結され、この接続バー５に関節６を介して作業用ハンドル７が折り畳み可能に連結される。接続バー５は、機体１の後部から斜め上方に伸び、下端を基台２に連結され、中途を後述するブラケット８に把持される。作業用ハンドル７は、パイプ材を略Ｕ字形に屈曲させた構造である。また、基台２には必要に応じて補助ハンドル１７が固定される。
【００１０】
基台２の上部はエンジン３の減速機を収納するギアケース２ａとして形成され、図５に示すように、このギアケース２ａの後部にブラケット８が連結ボルト９とナット９ａによりほぼ水平に連結される。ブラケット８と接続バー５は溶接等により強固に接合される。図１に示すように、ブラケット８の後部は接続バー５の下方へと伸び、図５にも示すようにその後端には抵抗棒１０の挿入筒８ａが形成される。抵抗棒１０はブラケット８の挿入筒８ａに挿入されたうえで、平頭の連結ピン１１とスナップリング１１ａとにより着脱可能に連結される。もちろん連結ピン１１等に代えてボルト・ナット等他の連結手段を用いることも可能である。挿入筒８ａと抵抗棒１０には連結ピン１１の挿入穴１２ａ，１２ｂが上下に複数個形成され、連結ピン１１を差し替えることで抵抗棒１０のブラケット８下に延びる長さを加減することができる。つまり、作業者が好みに合わせて作業用ハンドル７の高さを調整することができる。
【００１１】
図１ないし図３に示すように、抵抗棒１０の接地部近傍には、フォーク状のアーム１３が一体的に固定され、このアーム１３に移動用車輪１４が支持される。アーム１３は耕耘機が耕耘状態にあるときに地面に対して角度γだけ上方向に傾斜するように設けられ、移動用車輪１４は抵抗棒１０の下端から移動用車輪１４の下端に向かう接線が地面に対し角度δだけ上方向に傾斜すると共に下端が地面から高さｈだけ浮上するようにアーム１３に保持される。角度γは例えば２０°程度、角度δは例えば１９°程度、高さｈは例えば３５ｍｍ程度にそれぞれ設定される。
【００１２】
アーム１３は、細長い金属プレートを略Ｕ字形に屈曲して形成され、移動用車輪１４をその直径上で挟み込み、中間部で移動用車輪１４の車軸１４ａを保持する。移動用車輪１４は車軸１４ａ上で回転可能である。
【００１３】
このように移動用車輪１４を設けることにより、抵抗棒１０を使用する耕耘作業と移動用車輪を使用する移動作業の切り換えが作業ハンドル７を上下動させるだけで可能となる。また、移動用車輪１４を支持するアーム１３が抵抗棒１０に固定され一体化されたことにより、移動用車輪１４の周辺の強度が高められる。
【００１４】
このアーム１３は、望ましくは後述する土よけガード１５を介して抵抗棒１０に固定されるが、抵抗棒１０に直に固定することもできる。
【００１５】
抵抗棒１０は金属製の丸棒を折り曲げることにより形成され、ブラケット８の近くに第一の折曲部ａを有し、接地部近くに第二の折曲部ｂを有し、折曲部ａ，ｂを境に上部１０ａ、中間部１０ｂ、下部１０ｃに分かたれる。上部１０ａは、図１に示すように耕耘機が耕耘姿勢にあるときに地面に対して垂直に伸び、中間部１０ｂは上部１０ａに対して耕耘機の後方へ角度γだけ傾斜して伸び、下部１０ｃは中間部１０ｂに対して耕耘機の後方へ角度βだけ傾斜して伸び、この結果下部１０ｃは地面に対して角度αだけ傾斜する。角度α、β、γは例えばそれぞれ３０°、４０°、２０°に設定される。抵抗棒１０の中間部１０ｂの傾斜角度γはアーム１３が抵抗棒１０の中間部１０ｂに直角に固定されることからアーム１３の傾斜角度γに等しい。このように抵抗棒１０に各種折曲部ａ，ｂが設けられることにより、抵抗棒１０は地面に対して耕耘機の後方側へ傾斜し、そのため耕耘作業に際し耕耘機が前進する時の抵抗力が緩和される。
【００１６】
図１ないし図３に示すように、上記アーム１３には移動用車輪１４の土落とし部１６が設けられる。すなわち、土落とし部１６は、上記略Ｕ字形に屈曲したアーム１３の後端で形成される。アーム１３の後端が移動用車輪１４の外周部を取り囲み、移動用車輪１４が回転する際に移動用車輪１４に付着した土を掻き落とす。これにより、抵抗棒１０を用いた耕耘作業時や移動用車輪１４による耕耘機の移動時に移動用車輪１４への土の付着が少なくなり、土落とし作業が省略され或いは簡易化される。
【００１７】
図１ないし図４に示すように、抵抗棒１０の中間部１０ｂには移動用車輪１４の土よけガード１５が取り付けられる。土よけガード１５は、金属板を略Ｖ字形に折り曲げてなるもので、Ｖ字溝内に抵抗棒１０の中間部１０ｂを挟み込み耕耘機の後方に向かって開くように抵抗棒１０に被せられる。土よけガード１５は移動用車輪１４の前方を覆う程度の大きさで設けられる。土よけガード１５は望ましくは溶接等により抵抗棒１０に固定される。
【００１８】
このように土よけガード１５が設けられることにより、移動用車輪１４への土の付着が適正に防止され、耕耘作業と移動作業との切り換えが迅速化される。また、この土よけガード１５は土落とし部１６の作用と相俟って抵抗棒１０を使用した耕転作業時に移動用車輪１４に付着する土を低減し、土落とし作業をほとんど無用とする。
【００１９】
なお、土よけガード１５は、上記アーム１３を抵抗棒１０に直結し、このアーム１３に対して取り付けるようにしてもよい。
【００２０】
次に、上記構成の耕耘機の作用について説明する。
【００２１】
図１に示す状態でエンジン３を始動させロータ４を回転させると、耕耘機は地面上を前進する。作業者は作業用ハンドル７を操作して耕耘機を操縦する。耕耘機の前進中、抵抗棒１０が地面に突き刺さり前進に対する抵抗力を与えるので、ロータ４は回転しつつ地面を深く掘り返す。
【００２２】
抵抗棒１０は地面に対して耕耘機の後方側へ傾斜し、そのため耕耘作業に際し耕耘機が前進する時の抵抗力が耕耘に支障を来たさない程度に緩和される。
【００２３】
抵抗棒１０を使用する耕耘作業から、移動用車輪１４を使用する耕耘機の移動作業に切り換えるには、作業用ハンドル７を持って耕耘機を傾け、ロータ４を地面から浮上させ移動用車輪１４を接地させる。そのまま耕耘機を前進又は後進させることにより、耕耘機を所望の場所へと簡易に移動させることができる。
【００２４】
この耕耘機による耕耘作業において、土が移動用車輪１４に付着しようとするが、土落とし部１６が移動用車輪１４から土を除去する。これにより、土落とし作業が省略ないし簡易化され、耕耘作業と移動作業との切り換えが迅速に行われる。
【００２５】
また、耕耘作業において、土が移動用車輪１４に付着しようとするが、土よけガード１５が移動用車輪１４への土の付着を阻止する。これにより、移動用車輪１４を直ちに使用して耕耘機を円滑に移動させることができる。
【００２６】
なお、上記実施の形態において、角度α、β、γ、δ、高さｈは上記の数値に限定されるものではなく、移動用車輪１４の大きさ、耕耘条件等の相違によって適宜変更することが可能である。また、土よけガード１５を介して土落とし部１６を設けたが土落とし部１６を直接抵抗棒１０に取り付けることも可能であり、土よけガード１５を土落とし部１６に取り付けることも可能である。
【００２７】
【発明の効果】
請求項１に係る発明によれば、作業用ハンドルを備えた耕耘機において、耕耘機の機体に固定された抵抗棒の接地部近傍にアームが一体的に固定され、このアームに移動用車輪が支持され、作業用ハンドルを下側に傾けることにより、移動用車輪を使用した移動作業に切り換え可能に形成した耕耘機であるから、抵抗棒を使用する耕耘作業と移動用車輪を使用する耕耘機の移動作業の切り換えを耕耘機を傾けるのみの簡易な操作で行うことができる。また、移動用車輪を支持するアームを抵抗棒に固定し一体化したことにより移動用車輪周辺の強度を高めることができ、部品点数を減らしてコストを低減することができる。
【００２８】
請求項２に係る発明によれば、請求項１に記載の耕耘機において、アームに移動用車輪の土落とし部が設けられた耕耘機であるから、抵抗棒を用いた耕耘作業時に移動用車輪への土の付着が少なくなり、土落とし作業が簡易化される。従って、耕耘作業と移動作業との切り換えをより素早く行うことができる。
【００２９】
請求項３に係る発明によれば、請求項１又は請求項２に記載の耕耘機において、抵抗棒又はアームに移動用車輪の土よけガードが取り付けられた耕耘機であるから、移動用車輪への土の付着がより確実に防止される。従って、耕耘作業と移動作業との切り換えをより迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る耕耘機の正面図である。
【図２】図１中、移動用車輪を備えた抵抗棒の正面図である。
【図３】図２中、ＩＩＩ−ＩＩＩ線矢視断面図である。
【図４】図２中、ＩＶ方向矢視図である。
【図５】図１中、Ｖ−Ｖ線矢視断面図である。
【符号の説明】
１…機体
１０…抵抗棒
１３…アーム
１４…移動用車輪
１５…土よけガード
１６…土落とし部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a cultivator equipped with a moving wheel.
[0002]
[Prior art]
[Patent Document 1] Japanese Utility Model Application Laid-Open No. Sho 59-178003 [Patent Document 2] Japanese Patent Application Laid-Open No. Hei 8-224001 [Patent Document 3] Japanese Patent Application Laid-Open No. 58-146405 [Patent Document 3] In order to move the cultivator, it is necessary to remove the resistance bar and replace it with a moving wheel. To eliminate such inconvenience,
The tillers of Patent Literature 1 and Patent Literature 2 have both resistance rods and moving wheels from the beginning.
In the cultivator disclosed in Patent Document 1, a moving wheel is connected to the body of the cultivator via an arm, and a resistance bar is connected to the arm via a pin or the like. Also,
In the cultivator of Patent Document 2, an arm for holding a moving wheel and a resistance bar are formed as a single rotating frame, and the rotating frame is supported by the body so as to be rotatable on a vertical plane. By fixing one of the moving frame and the resistance bar to the body with the regulating pin with one of the resistance wheels facing downward, the cultivator can be moved with the movement wheel or the ground can be plowed with the resistance bar.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The cultivator disclosed in Patent Document 1 is vulnerable to a large load because a resistance bar is swingably pin-connected to an arm supporting the moving wheel, and the cultivator uses the moving wheel. There is a problem that the resistance rod acts when the tractor is advanced, and it is difficult to move the cultivator. There is also a problem that the number of parts is large. Also,
The cultivator disclosed in Patent Document 2 is vulnerable to a large load because the rotating frame is pin-connected to the body, and it is necessary to pull out or insert the restriction pin when switching between the resistance bar and the moving wheel. Switching work is troublesome. further,
[Patent Document 1],
Any of the cultivators disclosed in Patent Document 2 has a problem that soil in the field tends to adhere to the moving wheels, and it takes time to remove the soil.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, an invention according to claim 1 is a tiller having a working handle (7), wherein an arm is provided near a ground contact portion of a resistance rod (10) fixed to a body (1) of the tiller. (13) is integrally fixed, a moving wheel (14) is supported on the arm (13), and a tiller using the moving wheel (14) by tilting a working handle (7) downward. The cultivator is designed to be switchable to the transfer operation.
[0005]
According to a second aspect of the present invention, there is provided the cultivator according to the first aspect, wherein the arm (13) is provided with a dropping portion (16) of a moving wheel (14).
[0006]
The invention according to claim 3 is the cultivator according to claim 1 or 2, wherein the resistance bar (10) or the arm (13) is provided with a soil guard (15) of the moving wheel (14). Adopt the mounted tiller.
[0007]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0008]
As shown in FIG. 1, a body 1 of the tillage machine includes a base 2 extending in a vertical direction, an engine 3 serving as a drive source on the base 2, and a plow under the base 2. Rotor 4 for The output of the engine 3 is transmitted to the rotor 4 via a transmission (not shown) housed in the base 2, and the rotor 4 rotates to perform tilling.
[0009]
A connection bar 5 projecting rearward from the body is connected to the body 1, and a work handle 7 is foldably connected to the connection bar 5 via a joint 6. The connection bar 5 extends obliquely upward from a rear portion of the body 1, has a lower end connected to the base 2, and is gripped in the middle by a bracket 8 described later. The working handle 7 has a structure in which a pipe material is bent into a substantially U-shape. An auxiliary handle 17 is fixed to the base 2 as necessary.
[0010]
The upper part of the base 2 is formed as a gear case 2a for accommodating the reduction gear of the engine 3, and as shown in FIG. 5, a bracket 8 is connected to the rear part of the gear case 2a substantially horizontally by connecting bolts 9 and nuts 9a. You. The bracket 8 and the connection bar 5 are firmly joined by welding or the like. As shown in FIG. 1, the rear portion of the bracket 8 extends below the connection bar 5, and as shown in FIG. 5, an insertion tube 8a for the resistance bar 10 is formed at the rear end. The resistance bar 10 is inserted into the insertion tube 8a of the bracket 8 and is detachably connected by a flat-headed connection pin 11 and a snap ring 11a. Of course, other connecting means such as bolts and nuts can be used instead of the connecting pins 11 and the like. A plurality of insertion holes 12a and 12b for the connecting pin 11 are formed in the insertion tube 8a and the resistance bar 10 at the top and bottom, and the length of the resistance bar 10 extending below the bracket 8 can be adjusted by replacing the connection pin 11. . That is, the operator can adjust the height of the working handle 7 as desired.
[0011]
As shown in FIGS. 1 to 3, a fork-shaped arm 13 is integrally fixed near the ground portion of the resistance bar 10, and a moving wheel 14 is supported by the arm 13. The arm 13 is provided so as to be inclined upward by an angle γ with respect to the ground when the cultivator is in the tilling state, and the moving wheel 14 has a tangent from the lower end of the resistance rod 10 to the lower end of the moving wheel 14. The arm 13 is held by the arm 13 so as to incline upward by an angle δ with respect to the ground and to float at the lower end by a height h from the ground. The angle γ is set to, for example, about 20 °, the angle δ is set to, for example, about 19 °, and the height h is set to, for example, about 35 mm.
[0012]
The arm 13 is formed by bending an elongated metal plate into a substantially U-shape, sandwiches the moving wheel 14 on its diameter, and holds the axle 14a of the moving wheel 14 at an intermediate portion. The moving wheel 14 is rotatable on an axle 14a.
[0013]
By providing the moving wheels 14 in this manner, switching between the tilling operation using the resistance bar 10 and the moving operation using the moving wheels can be achieved only by moving the operation handle 7 up and down. Further, since the arm 13 supporting the moving wheel 14 is fixed to and integrated with the resistance bar 10, the strength around the moving wheel 14 is increased.
[0014]
The arm 13 is desirably fixed to the resistance bar 10 via an earth guard 15 described later, but may be directly fixed to the resistance bar 10.
[0015]
The resistance bar 10 is formed by bending a metal round bar, has a first bent portion a near the bracket 8, has a second bent portion b near the ground portion, and has a bent portion. It is divided into an upper part 10a, a middle part 10b, and a lower part 10c with a and b as boundaries. The upper portion 10a extends perpendicularly to the ground when the tiller is in the tillage posture as shown in FIG. 1, the middle portion 10b extends rearward of the tiller with respect to the upper portion 10a by an angle γ, and 10c extends rearwardly of the cultivator at an angle β with respect to the intermediate part 10b, so that the lower part 10c is inclined at an angle α with respect to the ground. The angles α, β, and γ are set to, for example, 30 °, 40 °, and 20 °, respectively. The inclination angle γ of the intermediate portion 10b of the resistance bar 10 is equal to the inclination angle γ of the arm 13 because the arm 13 is fixed at a right angle to the intermediate portion 10b of the resistance bar 10. Since the resistance bar 10 is provided with the various bent portions a and b in this manner, the resistance bar 10 inclines to the rear side of the cultivator with respect to the ground, so that the resistance force when the cultivator advances in the tilling operation. Is alleviated.
[0016]
As shown in FIGS. 1 to 3, the arm 13 is provided with a dropping portion 16 of a moving wheel 14. That is, the soil dropping portion 16 is formed at the rear end of the arm 13 bent in the substantially U shape. The rear end of the arm 13 surrounds the outer periphery of the moving wheel 14 and scrapes off the soil attached to the moving wheel 14 when the moving wheel 14 rotates. Thereby, the amount of soil adhered to the moving wheels 14 during the tilling operation using the resistance bar 10 or when the cultivator is moved by the moving wheels 14 is reduced, and the soil removing operation is omitted or simplified.
[0017]
As shown in FIGS. 1 to 4, a soil guard 15 of the moving wheel 14 is attached to the intermediate portion 10 b of the resistance bar 10. The earth guard 15 is formed by bending a metal plate into a substantially V-shape, and is put on the resistance bar 10 so as to sandwich the intermediate portion 10b of the resistance bar 10 in the V-shaped groove and open toward the rear of the cultivator. . The earth guard 15 is provided in such a size that it covers the front of the moving wheels 14. The earth guard 15 is desirably fixed to the resistance rod 10 by welding or the like.
[0018]
By providing the soil guard 15 in this manner, the adhesion of the soil to the moving wheels 14 is properly prevented, and the switching between the tilling operation and the moving operation is speeded up. In addition, the soil guard 15 reduces the amount of soil adhering to the moving wheels 14 during the tillage operation using the resistance bar 10 in combination with the operation of the earth removal part 16 and makes the earth removal operation almost unnecessary. .
[0019]
The earth guard 15 may be attached to the arm 13 by directly connecting the arm 13 to the resistance bar 10.
[0020]
Next, the operation of the tiller having the above configuration will be described.
[0021]
When the engine 3 is started and the rotor 4 is rotated in the state shown in FIG. 1, the cultivator moves forward on the ground. The operator operates the cultivator by operating the work handle 7. During the forward movement of the cultivator, the resistance bar 10 stabs into the ground to provide resistance to the forward movement, so that the rotor 4 rotates and digs deep into the ground.
[0022]
The resistance rod 10 is tilted rearward of the cultivator with respect to the ground, so that the resistance of the cultivator when moving forward during the tilling operation is reduced to such an extent that the tilling is not hindered.
[0023]
To switch from the tilling operation using the resistance rod 10 to the tilling operation using the moving wheels 14, the tilling device is tilted with the working handle 7, the rotor 4 is lifted off the ground, and the moving wheels 14 are moved. To the ground. By moving the tiller forward or backward as it is, the tiller can be easily moved to a desired location.
[0024]
In the tilling operation by the cultivator, the soil tends to adhere to the moving wheel 14, but the soil removal unit 16 removes the soil from the moving wheel 14. Thereby, the earth removal operation is omitted or simplified, and the switching between the tilling operation and the moving operation is quickly performed.
[0025]
Further, in the tilling operation, the soil tries to adhere to the moving wheel 14, but the soil guard 15 prevents the soil from adhering to the moving wheel 14. Thus, the cultivator can be moved smoothly using the moving wheels 14 immediately.
[0026]
Note that, in the above embodiment, the angles α, β, γ, δ, and the height h are not limited to the above numerical values, and may be appropriately changed according to differences in the size of the moving wheels 14, tilling conditions, and the like. Is possible. Further, although the dropping part 16 is provided via the soil guard 15, the soil dropping part 16 can be directly attached to the resistance bar 10, and the soil guard 15 can be attached to the soil dropping part 16. It is.
[0027]
【The invention's effect】
According to the invention according to claim 1, in the cultivator equipped with the working handle, the arm is integrally fixed near the ground portion of the resistance rod fixed to the body of the cultivator, and the moving wheel is attached to the arm. It is a cultivator that is supported and is formed so that it can be switched to moving work using moving wheels by tilting the working handle to the lower side.Therefore, it is a cultivator that uses a resistance rod and a cultivator that uses moving wheels. Can be switched by a simple operation of only tilting the cultivator. In addition, since the arm supporting the moving wheel is fixed to and integrated with the resistance bar, the strength around the moving wheel can be increased, the number of parts can be reduced, and the cost can be reduced.
[0028]
According to the invention according to claim 2, in the cultivator according to claim 1, since the cultivator is provided with a dropping portion of the moving wheel on the arm, the moving wheel during the tilling operation using the resistance rod. Adhesion of soil to soil is reduced, and the soil removal operation is simplified. Therefore, switching between the tilling operation and the moving operation can be performed more quickly.
[0029]
According to the third aspect of the present invention, in the cultivator according to the first or second aspect, the cultivator has a resistance bar or an arm provided with a soil guard for a moving wheel. Adhesion of soil to soil is more reliably prevented. Therefore, the switching between the tilling operation and the moving operation can be performed more quickly.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a cultivator according to the present invention.
FIG. 2 is a front view of a resistance bar provided with a moving wheel in FIG.
FIG. 3 is a sectional view taken along line III-III in FIG.
FIG. 4 is a view in the direction of the arrow IV in FIG. 2;
FIG. 5 is a sectional view taken along line VV in FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Airframe 10 ... Resistance rod 13 ... Arm 14 ... Moving wheel 15 ... Earth guard 16 ... Dropping part
