JP2004097146A

JP2004097146A - Granular food and method for producing the same

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Publication number: JP2004097146A
Application number: JP2002266677A
Authority: JP
Inventors: Kaoru Nishino; 西野　芳; Toru Oneda; 大根田　徹; Takayasu Fukuyama; 福山　貴康; Masaaki Miyasaka; 宮坂　政明; Keiichi Kojima; 小島　桂一; Takamitsu Takeuchi; 竹内　孝充; Rokuzo Saito; 齋藤　六藏
Original assignee: Meiji Seika Kaisha Ltd
Current assignee: Meiji Seika Kaisha Ltd
Priority date: 2002-09-12
Filing date: 2002-09-12
Publication date: 2004-04-02
Anticipated expiration: 2022-09-12
Also published as: JP4243662B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To obtain a final product, in which deterioration of taste is slight and color change and odor by heating are prevented, having good flavor in a short drying time in conventional granular foods. <P>SOLUTION: Highly viscous paste obtained by selecting and grinding and/or mixing one or more kinds of vegetables, fruits, meats, milk products and cocoa is sprayed into a fluidized bed granulating machine and the highly viscous paste is mutually attached to powdery materials and/or granules composed of one or more kinds of oil and fat, saccharide and seasoning previously rolled in the fluidized bed granulating machine to provide a granulated structure. As a result, the final product, in which deterioration of taste is slight and color change and odor by heating are prevented, having good flavor can be obtained in a short drying time. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、野菜、果物、肉類（魚肉を含む）、乳製品またはココア等の食品を乾燥臭が少なく、香味の高い乾燥させた顆粒状にした顆粒食品とその製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来の食品を顆粒にする方法は、加湿により粘着性を呈する微細粉末またはかかる粉末を含む混合微細粉末を、１０〜６０メッシュの篩目から個々の顆粒を形成するに十分な独立した集団として造粒塔中に落下せしめ、このような状態を
保っている間に２０ｃｍ／秒〜１５０ｃｍ／秒程度のゆるやかな蒸気拡散気流と接触せしめることにより、加湿して粘着性を与えて瞬間的に多孔質顆粒を形成せしめる技術が開示されている（特許文献１参照）。
【０００３】
また、バインダーの原料としてココアパウダーに仕込水を加えて蒸気釜中で加熱する事によりココアパウダー中に含まれている糖質を糊化させて低粘度のバインダー液を得、流動層造粒機中で予め流動しているココアパウダーに該バインダー液をスプレーして造粒せしめる技術が開示されている（特許文献２参照）。
【０００４】
【特許文献１】
特公昭５０−２６５１２号公報（第１頁〜３頁）
【特許文献２】
特開平１１−６９９４５号公報（第２頁〜４頁）
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
一般的に、野菜、果物等の植物を乾燥させた場合には、該植物が熱遍歴を受けることにより、香味の消失、変色及び加熱臭が生じて、味に劣化が生じることがある。
【０００６】
また、蛋白質と糖とを含有する乳製品を乾燥させた場合にも、同様に該乳製品が熱遍歴を受け、香味の消失及びメイラード反応による褐変と加熱臭が生じることがあるため、乾燥の時間を短くする必要がある。
【０００７】
前記植物、例えば、生鮮食料品の範疇であるトマトペースト、モモピューレ、スラリー状化した野菜等の場合には、固形物の一種であるパルプ質を多く含んでおり、また、乳製品の一種である練乳は乳蛋白や乳糖を多く含んでいる。
【０００８】
これらは柑橘類の果汁あるいは葡萄果汁等に比べて粘度が高いため、外観的に乳化した状態を呈してバインダーとしての効果を有するペーストになり、これらは１００００ｃＰ以上の高粘度のペーストとなる。
【０００９】
しかしながら、従来のポンプを用いて固形物を含む高粘度のペーストを噴霧させた場合には、該ペーストがポンプ内で焼き付いて噴霧できなくなる、または一定した駆動ができなくなってしまうことがある。
【００１０】
そのため、前記特許文献１または特許文献２の方法を用いて、上記の高粘度のペーストを乾燥して顆粒状にさせる場合には、低粘度の液体、即ち、水分を多く含む液体にしなければならず、該低粘度の液体を乾燥させる際に、乾燥に時間がかかることによって、好ましい香りが散失してしまい、香味の良い最終製品を得ることができないという問題点を有する。
【００１１】
従って、比較的水分の少ない高粘度ペーストを顆粒化するには、該ペーストに加水する事なく乾燥の時間を短くして、味の劣化を少なくし、変色及び加熱臭を防いで、香味の良い最終製品を得ることを解決しなければならないという課題を有している。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
上記した従来例の課題を解決する具体的手段として本発明に係る第１の発明として、野菜、果物、肉類、乳製品、ココアの内から一種又は二種以上を選択し、磨砕及び／又は混合した高粘度のペーストを流動層造粒機内に噴霧し、該流動層造粒機内で予め転動させている油脂、糖質、調味料の一種以上からなる粉体及び／又は顆粒体に相互に付着させて顆粒化した構造を有することを特徴とする顆粒食品を提供するものである。
【００１３】
また、本発明に係る第２の発明として野菜、果物、肉類、乳製品、ココアの内から一種又は二種以上を選択し、磨砕及び／又は混合した高粘度のペーストと、油脂、糖質、調味料の一種以上からなるペーストとを混合した高粘度のペーストを流動層造粒機内に噴霧し、該流動層造粒機内で予め転動させている油脂、糖質、調味料の一種以上からなる粉体及び／又は顆粒体に相互に付着させて顆粒化した構造を有することを特徴とする顆粒食品を提供するものである。
【００１４】
この第１及び第２の発明においては、前記野菜、果物、肉類、乳製品、ココアの内から一種又は二種以上を選択し、磨砕及び／又は混合した高粘度のペースト、又は該ペーストと、前記油脂、糖質、調味料の一種以上からなるペーストとを混合した高粘度のペーストは、４０℃における粘度が１００００〜８００００ｃＰであることを付加的な要件として含むものである。
【００１５】
更に、本発明に係る第３の発明として、野菜、果物、肉類、乳製品、ココアの内から一種又は二種以上を選択し、磨砕及び／又は混合して高粘度のペーストを得る工程と、油脂、糖質、調味料の一種以上からなる粉体及び／又は顆粒体を流動層造粒機内に投入し転動させる工程と、該流動層造粒機内に前記高粘度のペーストを噴霧手段により噴霧し、予め転動している前記粉体及び／又は顆粒体に相互に付着させて顆粒化する工程とからなることを特徴とする顆粒食品の製造方法を提供するものである。
【００１６】
更にまた、本発明に係る第４の発明として、野菜、果物、肉類、乳製品、ココアの内から一種又は二種以上を選択し、磨砕及び／又は混合して高粘度のペーストを得る工程と、該ペーストに、油脂、糖質、調味料の一種以上からなるペーストとを混合して高粘度のペーストにする工程と、油脂、糖質、調味料の一種以上からなる粉体及び／又は顆粒体を流動層造粒機内に投入し転動させる工程と、該流動層造粒機内に前記高粘度のペーストを噴霧手段により噴霧し、予め転動している前記粉体及び／又は顆粒体に相互に付着させて顆粒化する工程とからなることを特徴とする顆粒食品の製造方法を提供するものである。
【００１７】
この第３及び第４の発明においては、前記野菜、果物、肉類、乳製品、ココアの内から一種又は二種以上を選択し、磨砕及び／又は混合した高粘度のペースト、又は該ペーストと、前記油脂、糖質、調味料の一種以上からなるペーストとを混合した高粘度のペーストは、４０℃における粘度が１００００〜８００００ｃＰであること；噴霧手段が、一軸偏心ネジポンプ又は一軸回転定容積式ポンプと連接した噴霧ノズルであること；を付加的な要件として含むものである。
【００１８】
本発明に係る顆粒食品は、野菜、果物、肉類、乳製品、ココアの内から一種又は二種以上を選択し、磨砕及び／又は混合した高粘度のペーストを流動層造粒機内に噴霧したり、あるいは、野菜、果物、肉類、乳製品、ココアの内から一種又は二種以上を選択し、磨砕及び／又は混合した高粘度のペーストと、油脂、糖質、調味料の一種以上からなるペーストとを混合した高粘度のペーストを流動層造粒機内に噴霧し、該流動層造粒機内で予め転動させている油脂、糖質、調味料の一種以上からなる粉体及び／又は顆粒体に相互に付着させて顆粒化した構造を有することにより、香味の消失がなく、変色及び加熱臭のない顆粒状食品が得られ、味の劣化がほとんどなく且つ香味の高い食品にできる。
【００１９】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を具体的な実施の形態に基づいて詳しく説明する。
本発明に係る顆粒食品は、野菜、果物、肉類、乳製品、ココアの内から一種又は二種以上を選択し、磨砕及び／又は混合して高粘度のペースト状にしたものを用いるものである。
【００２０】
このように、選択した食品を磨砕及び／又は混合して高粘度のペーストにすることにより、生鮮食料品を顆粒化する場合に、過度の熱遍歴を避けることができるのである。
【００２１】
また、必要により野菜、果物、肉類、乳製品、ココアの内から一種又は二種以上を選択し、磨砕及び／又は混合した高粘度のペーストと、油脂、糖質、調味料の一種以上からなる副原料のペーストとを混合した高粘度のペーストを使用しても良く、更に、得られたペーストの粘度が低い場合は、濃縮して高粘度ペーストとして用いても良い。
【００２２】
また、流動層造粒機内には、油脂、糖質、調味料の一種以上からなる粉体及び／又は顆粒体を予め転動させておき、前記流動層造粒機内に、高粘度のペーストを噴霧手段、例えば、摩擦熱の発生が少なく、輸送圧が比較的低い一軸偏心ネジポンプまたは一軸回転定容積式ポンプ等を用いて前記高粘度のペーストを噴霧ノズルを介して噴霧することにより、該高粘度のペーストを前記油脂、糖質、調味料の一種以上からなる粉体及び／又は顆粒体に相互に付着させてこれらを顆粒化させる。
【００２３】
この一軸偏心ネジポンプとしては、例えば、モーノポンプ（兵神装備株式会社製）等を使用することができ、該モーノポンプについてＥＰ０７１３９７４Ｂ１には、内部が螺旋構造の中空体内壁を摺動する如く偏心する螺旋構造体のスクリュー（螺旋構造の中空体の中心軸とは異なる）によって流体を輸送可能とした構造のポンプであると説明されている。
【００２４】
また、一軸回転定容積式ポンプとしては、サインポンプ（特殊機化工業株式会社製）等を使用することができ、該サインポンプについてＵＳＰ４５７５３２４には、サインカーブ状に凹凸を設けて成型した一枚の円形状波板を回転軸に直交する如く嵌入固定し、回転軸を回転させることによりサインカーブの山谷間が移動空間となり、それぞれの移動空間に流体を担持させて輸送可能とした構造のポンプであると説明されている。
【００２５】
前記流動層造粒機内に前記高粘度のペーストを噴霧する際、該高粘度のペーストは、４０℃における粘度が１００００〜８００００ｃＰであることが好ましい。４０℃における粘度が１００００ｃＰよりも低い場合には、水分が多いため、顆粒の乾燥に時間を要し、また、４０℃における粘度が８００００ｃＰよりも高い場合には、噴霧手段、例えば、一軸偏心ネジポンプまたは一軸回転定容積式ポンプから噴霧ノズルを介して均一な状態で噴霧することが困難になるからである。
【００２６】
前記顆粒は、前記流動層造粒機内で乾燥させることにより、顆粒食品を得ることができる。この乾燥においては、約９０℃より低い場合には、顆粒の乾燥に時間がかかるばかりでなく、流動層造粒機の内壁に粉体が固着して、製品の歩留まりが低下することになり、また、約１００℃より高い場合には、風味の劣化と顆粒表面に対する過度の熱伝播による変色が生じるため、約９０〜１００℃の温度の送風により乾燥させることが好ましい。
【００２７】
このように、水分含有量の少ない高粘度のペーストを噴霧手段を介して噴霧することによって、前記顆粒を乾燥させる時間を短くでき、香味の消失がなく、変色及び加熱臭を防ぐことができると共に、得られた顆粒食品を、例えば、熱湯で溶解して飲用に供したり、ピザパイ等のトッピングとして食しても、味の劣化がほとんどなく且つ香味の高い食品にできるのである。
【００２８】
また、この最終製品の顆粒食品においては、例えば、篩等を用いて整粒し、粒径を略一定に揃えて、最終製品の全体としての見栄えを良くしても良い。
【００２９】
以下により具体的な実施例を比較例と共に示す。
（実施例１）
実施例１においては、無塩可溶性固形分２９重量％のトマトペースト（日本デルモンテ（株）製：デムコ（商品名））８２．９重量％と精製パーム油１７．１重量％とを混合して高粘度のペーストを得た。
【００３０】
前記高粘度のペーストは、４０℃においてＢ型粘度計（Ｂｒｏｏｋｆｉｅｌｄ　Ｅｎｇｉｎｅｅｒｉｎｇ　Ｌａｂｏｒａｔｏｒｉｅｓ，Ｉｎｃ．製：ＤＶ−１＋型）（スピンドルＮｏ．６、５０ｒ．ｐ．ｍ．）で粘度を測定した結果、前記高粘度ペーストの粘度は１２０００ｃＰであった。
【００３１】
また、粉砂糖１５．８重量％、澱粉３８．９重量％、油分３６重量％の粉末油脂２７．８重量％、粉末食塩１．９重量％、グルタミン酸ソーダ３．４重量％、粉末ブイヨン１２．２重量％を混合し、粉体の混合物を得た。
【００３２】
流動層造粒機（株式会社大川原製作所製：フローコーターＦＬＯ−１）に前記粉体の混合物２９４．８ｇを投入して予め転動させ、この流動層造粒機内に前記高粘度のペースト１０５．２ｇをモーノポンプ（兵神装備株式会社製：３ＮＹ０２型）によって輸送し、該モーノポンプを介して二流体ノズル（Ｓｐｒａｙｉｎｇ　Ｓｙｓｔｅｍｓ　Ｃｏ．製：ＪＡＣＳＳ型）から液温約４０℃の前記高粘度のペーストを送圧約０．２ＭＰａ（ゲージ圧）、粒径５００μｍ以下、１３．１５ｇ／分、８分間の条件下で噴霧した。
【００３３】
この噴霧操作により、前記高粘度のペーストを前記粉体の混合物に相互に付着させて顆粒化させると共に、前記流動層造粒機内には約９０℃の熱風を送風して前記顆粒を乾燥させ、水分含量５重量％の顆粒からなるトマトスープの顆粒食品を得て、目開き１ｍｍと２ｍｍの篩を用いて整粒し、粒径約１〜２ｍｍの顆粒食品に揃えた。
【００３４】
なお、この実施例１では野菜を代表してトマトについて説明したが、他の野菜、例えば、コーン、オニオン、人参、ピーマン等も使用できる。
【００３５】
（比較例１）
比較例１においては、実施例１の無塩可溶性固形分２９重量％のトマトペーストを、モーノポンプ（兵神装備株式会社製：３ＮＹ１０型）によって通常のスプレードライ装置に輸送し、該モーノポンプを介して前記トマトペーストを常法によりスプレードライし、トマトパウダーを得た。
【００３６】
このトマトパウダー７．５重量％、油分３６重量％の粉末油脂３９．０重量％、粉砂糖４．３重量％、澱粉３４．０重量％、粉末食塩１．６重量％、グルタミン酸ソーダ３．０重量％、粉末ブイヨン１０．６重量％を混合して粉体を得た。
【００３７】
また、プルラン４重量％を水９６重量％に溶解してバインダー液とした。該バインダー液の粘度は前記のＢ型粘度計（スピンドルＮｏ．１、２０ｒ．ｐ．ｍ．）で粘度を測定した結果、４０℃において３０ｃＰであった。
【００３８】
流動層造粒機（株式会社大川原製作所製：フローコーターＦＬＯ−１）に前記粉体の混合物３３８．１ｇを投入して予め転動させ、この流動層造粒機内に前記バインダー液３２ｇをチューブポンプ（東京理化器械株式会社製：ＭＰ−３型）によって輸送し、該チューブポンプを介して前記の二流体ノズルから前記バインダー液を粒径５００μｍ以下、４ｇ／分、８分間の条件下で噴霧した。
【００３９】
この噴霧操作により、前記バインダー液を前記粉体の混合物に相互に付着させて顆粒化させると共に、前記流動層造粒機内には約９０℃の熱風を送風して前記顆粒を乾燥させ、水分含量５重量％の顆粒からなるトマトスープの顆粒食品を得て、目開き１ｍｍと２ｍｍの篩を用いて整粒し、粒径約１〜２ｍｍの顆粒食品に揃えた。
【００４０】
この比較例１で使用した前記チューブポンプの構造を簡単に説明すると、弾性のあるチューブの一点をローラーで押し潰し、該ローラーをそのまま移動させてチューブ内部の液体を押し出し、前記ローラーが移動した後、その押し潰された箇所がチューブの復元力によって元の形状に戻る構造を有するものである。
【００４１】
実施例１で得られた顆粒食品１９ｇと、比較例１で得られた顆粒食品１９ｇとを、それぞれ熱湯１５０ｍｌに溶解させた顆粒食品のスープについて、専門のパネリスト２０名により行った乾燥臭と香味についての嗜好試験における嗜好値の基準を表１に示し、その評価結果を表２に示す。
【００４２】
【表１】

【００４３】
【表２】

【００４４】
この表２においては、表１の嗜好値の基準に従って２０名の専門パネリストの評価結果の平均値の有意差検定をしたものであり、表２の結果から明らかなように、実施例１に示す本発明の製法で製造された製品は乾燥臭が低く、香味についての嗜好値も危険率１％で有意に高い製品であった。
【００４５】
また、実施例１と比較例１との顆粒食品について、明度（Ｌ^＊）、赤色度（ａ^＊）及び黄色度（ｂ^＊）についての対比を行った結果を表３に示す。この測定は色差計（日本電色工業株式会社製：ＳＥ−２０００）を用いて反射測定を行ったものであり、明度（Ｌ^＊）、赤色度（ａ^＊）及び黄色度（ｂ^＊）は、それぞれの値が高いほど明るい事、赤い事、及び黄色い事を示している。
【００４６】
【表３】

【００４７】
この表３の結果から明らかなように、実施例１と比較例１との顆粒食品を比較した場合、実施例１の顆粒食品は、赤色度（ａ^＊）及び黄色度（ｂ^＊）において比較例１の顆粒食品よりも高い数値であることが解る。
【００４８】
次に、実施例１で得られた顆粒食品１９ｇと、比較例１で得られた顆粒食品１９ｇとを、それぞれ熱湯１５０ｍｌに溶解させた顆粒食品のスープの色調について、専門のパネリスト２０名によりいずれの色調を好むかについての嗜好調査を行ったところ、２０人中１８人が実施例１により調製したスープの色調の方が好ましいと回答した。この結果も危険率１％において有意であった。
【００４９】
（実施例２）
実施例２においては、前記実施例１と同様にして、高粘度のペーストと粉体の混合物を調製し、流動層造粒機（株式会社大川原製作所製：フローコーターＦＬＯ−１２０）に前記粉体の混合物７３．７ｋｇを投入して予め転動させ、この流動層造粒機内に前記高粘度のペースト２６．３ｋｇをサインポンプ（特殊機化工業株式会社製：ＭＲ−１２０型）によって輸送し、該サインポンプを介して噴霧ノズル（株式会社大川原製作所製：ＦＯ型ガン）から約４０℃の前記混合した高粘度のペーストを送圧約０．２ＭＰａ（ゲージ圧）、粒径５００μｍ以下、８７６ｇ／分の条件下で３０分間噴霧した。
【００５０】
この噴霧操作により、前記高粘度のペーストを前記粉体の混合物に相互に付着させて顆粒状にすると共に、前記流動層造粒機内には約９０℃の熱風を送風して前記顆粒を乾燥させ、水分含量５重量％の顆粒からなるトマトスープの顆粒食品を得て、目開き１ｍｍと２ｍｍの篩を用いて整粒し、粒径約１〜２ｍｍの顆粒食品に揃えた。
【００５１】
（実施例３）
実施例３においては、牛肉より得たビーフエキス（アリケンジャパン株式会社製）を実施例１と同様のＢ型粘度計（スピンドルＮｏ．６、５０ｒ．ｐ．ｍ．）で４０℃における粘度を測定した結果、粘度は１０３００ｃＰであった。
【００５２】
また、ビーフパウダー（池田糖化工業株式会社製）１５．３重量％、食塩８．２重量％、果糖２．９重量％、グルタミン酸ソーダ５．９重量％、粉末乾燥玉葱１．２重量％、乳糖３８．９重量％、グアガム２．１重量％、デキストリン２５．５重量％を混合し、粉体の混合物を得た。
【００５３】
流動層造粒機（株式会社大川原製作所製：フローコーターＦＬＯ−１２０）に前記粉体の混合物８５ｋｇを投入して予め転動させ、この流動層造粒機内に前記ビーフエキスを高粘度のペーストとして１５ｋｇをサインポンプ（特殊機化工業株式会社製：ＭＲ−１２０型）によって輸送し、該サインポンプを介して噴霧ノズル（株式会社大川原製作所製：ＦＯ型ガン）から約４０℃の前記高粘度のペーストを送圧約０．２ＭＰａ（ゲージ圧）、粒径５００μｍ以下、５００ｇ／分の条件下で３０分間噴霧した。
【００５４】
この噴霧操作により、前記高粘度のペーストを前記粉体の混合物に相互に付着させて顆粒状にすると共に、前記流動層造粒機内には約９０℃の熱風を送風して前記顆粒を乾燥させ、水分含量５重量％の顆粒からなるコムタンの素の顆粒食品を得て、目開き１ｍｍと２ｍｍの篩を用いて整粒し、粒径約１〜２ｍｍの顆粒食品に揃えた。
【００５５】
なお、この実施例３では、肉類を代表して牛肉を使用した例を示したが、豚肉または鶏肉、もしくは鰯等の魚肉も同様に調製可能であり、必要により副原料のペーストを混合させた高粘度のペーストを噴霧させても良い。
【００５６】
（実施例４）
実施例４においては、剥皮・除核した桃を磨砕して裏漉を行い桃ペーストにした。これを真空濃縮して糖度３２の１／４濃縮モモピューレー５６ｋｇにして、ＣＭＣ　Ｎａ（カルボキシメチルセルロースのナトリウム塩）７ｋｇを添加し、高圧ホモゲナイザーにより１２．５ＭＰ（ゲージ圧）で均一化し、高粘度ペーストを得た。
【００５７】
この１／４濃縮モモピューレーからなる高粘度ペーストを実施例１と同様のＢ型粘度計（スピンドルＮｏ．６、１０ｒ．ｍ．ｐ．）で４０℃における粘度を測定した結果、前記高粘度ペーストの粘度は５２０００ｃＰであった。
【００５８】
また、粉砂糖７０ｋｇ、ＤＥ５のデキストリン１０ｋｇ、α化澱粉２ｋｇ、粉末クエン酸０．７５ｋｇを混合し、粉体の混合物を得た。
【００５９】
流動層造粒機（株式会社大川原製作所製：フローコーターＦＬＯ−１２０）に前記粉体の混合物を投入して予め転動させ、この流動層造粒機内に前記高粘度のペースト６３ｋｇをサインポンプ（特殊機化工業株式会社製：ＭＲ−１２０型）によって輸送し、該サインポンプを介して噴霧ノズル（株式会社大川原製作所製：ＦＯ型ガン）から約４０℃の前記高粘度のペーストを送圧約０．３ＭＰａ（ゲージ圧）、粒径５００μｍ以下、１．７ｋｇ／分、３７分間の条件下で噴霧した。
【００６０】
この噴霧操作により、前記高粘度のペーストを前記粉体の混合物に相互に付着させて顆粒状にすると共に、前記流動層造粒機内には約９０℃の熱風を送風して前記顆粒を乾燥させ、水分含量６．５重量％の顆粒からなるネクター用のモモの顆粒食品を得て、目開き１ｍｍと２ｍｍの篩を用いて整粒し、粒径約１〜２ｍｍの顆粒食品に揃えた。
【００６１】
なお、この実施例４では、果物を代表して桃を使用した例を示したが、アプリコットまたは梨等も同様に調製可能であり、必要により副原料のペーストを混合させた高粘度のペーストを噴霧させても良い。
【００６２】
（実施例５）
実施例５においては、加糖練乳５０重量部とＤＥ５のデキストリン１０重量部とを混合して混合液にした。この混合液からなる高粘度ペーストを実施例１と同様のＢ型粘度計（スピンドルＮｏ．６、１０ｒ．ｐ．ｍ．）で４０℃における粘度を測定した結果、前記高粘度ペーストの粘度は６３０００ｃＰであった。
【００６３】
また、乳糖３６重量部、全脂粉乳２０重量部、粉砂糖４４重量部、油分１２重量％のココアパウダー３２重量部を混合して、粉体の混合物を得た。
【００６４】
この粉体の混合物を皿型回転釜に投入し、プルラン４重量部を水９６重量部に溶解してバインダー液とし、前記皿型回転釜の開口部に常温の送風をしながら該皿型回転釜を回転させて前記バインダー液３２重量部を均一に前記粉体の混合物に噴霧して造粒した。
【００６５】
この造粒品を横型の連続式通風乾燥機内に投入して通過させ、約９０℃の熱風を送りながら水分５重量％まで乾燥させた後、該乾燥品を篩を用いて凡そ粒径６２μｍ〜２１０μｍに整粒した。
【００６６】
次に、流動層造粒機（株式会社大川原製作所製：フローコーターＦＬＯ−１２０）に前記造粒品６６ｋｇを投入して予め転動させ、前記高粘度ペースト４８ｋｇをモーノポンプ（兵神装備株式会社製：３ＮＹ１０型）によって輸送し、該モーノポンプを介して噴霧ノズル（株式会社大川原製作所製：ＦＯ型ガン）から液温約４０℃の前記高粘度のペーストを送圧約０．４ＭＰａ（ゲージ圧）、粒径５００μｍ以下、２ｋｇ／分、２４分間の条件下で噴霧した。
【００６７】
この噴霧操作により、前記高粘度のペーストを凡そ粒径６２μｍ〜２１０μｍの整粒品に相互に付着させて顆粒状にすると共に、前記流動層造粒機内には約９０℃の熱風を送風して前記顆粒を乾燥させ、水分含量６．０重量％の顆粒からなるココアの顆粒食品を得て、目開き１ｍｍと２ｍｍの篩を用いて整粒し、粒径約１〜２ｍｍの顆粒食品に揃えた。
【００６８】
なお、この実施例５では、乳製品を代表して加糖練乳を使用した例を示したが、真空濃縮した加糖ヨーグルトも同様に調製可能であり、必要により副原料のペーストを混合させた高粘度のペーストを噴霧させても良い。
【００６９】
（実施例６）
実施例６においては、無塩可溶性固形分２９重量％のトマトペースト（日本デルモンテ（株）製：デムコ（商品名））８２．９重量％とマーガリン１７．１重量％とを混合して高粘度のペーストを得た。
【００７０】
前記高粘度のペーストは、液温４０℃において実施例１と同様のＢ型粘度計（スピンドルＮｏ．６、５０ｒ．ｐ．ｍ．）で粘度を測定した結果、前記高粘度ペーストの粘度は２００００ｃＰであった。
【００７１】
また、粉砂糖１５．８重量％、澱粉３８．９重量％、油分３６重量％の粉末油脂２７．８重量％、粉末食塩１．９重量％、グルタミン酸ソーダ３．４重量％、粉末ブイヨン１２．２重量％を混合し、粉体の混合物を得た。
【００７２】
流動層造粒機（株式会社大川原製作所製：フローコーターＦＬＯ−１２０）に前記粉体の混合物３．７ｋｇを投入して予め転動させ、この流動層造粒機内に前記高粘度のペースト２６．３ｋｇをサインポンプ（特殊機化工業株式会社製：ＭＲ−１２０型）によって輸送し、該サインポンプを介して噴霧ノズル（株式会社大川原製作所製：ＦＯ型ガン）から約４０℃の前記高粘度のペーストを送圧約０．２ＭＰａ（ゲージ圧）、粒径５００μｍ以下、８２０ｇ／分の条件下で３２分間噴霧した。
【００７３】
この噴霧操作により、前記高粘度のペーストを前記粉体の混合物に相互に付着させて顆粒状にすると共に、前記流動層造粒機内には約９０℃の熱風を送風して前記顆粒を乾燥させ、水分含量５重量％の顆粒からなるトマトスープの顆粒食品を得て、目開き１ｍｍと２ｍｍの篩を用いて整粒し、粒径約１〜２ｍｍの顆粒食品に揃えた。
【００７４】
（実施例７）
実施例７においては、無塩可溶性固形分２９重量％のトマトペースト（日本デルモンテ（株）製：デムコ（商品名））を用いた。このトマトペーストからなる高粘度ペーストを実施例１と同様のＢ型粘度計（スピンドルＮｏ．６、１０ｒ．ｐ．ｍ．）で液温４０℃における粘度を測定した結果、前記高粘度ペーストの粘度は４３０００ｃＰであった。
【００７５】
また、粉糖２１．８重量％、ＤＥ５のデキストリン５４．０重量％、粉末食塩２．７重量％、グルタミン酸ソーダ４．６重量％、粉末ブイヨン１６．９重量％を混合し、粉体の混合物を得た。
【００７６】
流動層造粒機（株式会社大川原製作所製：フローコーターＦＬＯ−１２０）に前記粉体の混合物７１．０ｋｇを投入して予め転動させ、この流動層造粒機内に前記高粘度のペースト２９．０ｋｇをサインポンプ（特殊機化工業株式会社製：ＭＲ−１２０型）によって輸送し、該サインポンプを介して噴霧ノズル（株式会社大川原製作所製：ＦＯ型ガン）から約４０℃の前記高粘度のペーストを送圧約０．３ＭＰａ（ゲージ圧）、粒径５００μｍ以下、７２５ｇ／分の条件下で４０分間噴霧した。
【００７７】
この噴霧操作により、前記高粘度のペーストを前記粉体の混合物に相互に付着させて顆粒状にすると共に、前記流動層造粒機内には約９０℃の熱風を送風して前記顆粒を乾燥させ、水分含量５重量％の顆粒からなるトマトスープの顆粒食品を得て、目開き１ｍｍと２ｍｍの篩を用いて整粒し、粒径約１〜２ｍｍにして、ピザパイのトッピング用顆粒にした。尚、前記いずれの実施例においても、香料を使用した例を示していないが、必要に応じて、適宜の香料を添加することができる。
【００７８】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の第１の発明に係る顆粒食品は、野菜、果物、肉類、乳製品、ココアの内から一種又は二種以上を選択し、磨砕及び／又は混合した高粘度のペーストを流動層造粒機内に噴霧し、該流動層造粒機内で予め転動させている油脂、糖質、調味料の一種以上からなる粉体及び／又は顆粒体に相互に付着させて顆粒化した構造を有することによって、香味の消失がなく、変色及び加熱臭のない顆粒状食品が得らればかりでなく、得られた顆粒状食品を例えば、熱湯で溶解して飲用に供したり、ピザパイ等のトッピングとして食しても、味の劣化がほとんどなく且つ香味の高い食品になるという優れた効果を奏する。なお、第２の発明に係る顆粒状食品についても、同様である。
【００７９】
また、本発明の第３の発明に係る顆粒食品の製造方法は、野菜、果物、肉類、乳製品、ココアの内から一種又は二種以上を選択し、磨砕及び／又は混合して高粘度のペーストを得る工程と、油脂、糖質、調味料の一種以上からなる粉体及び／又は顆粒を流動層造粒機内に投入し転動させる工程と、該流動層造粒機内に前記高粘度のペーストを噴霧手段により噴霧し、予め転動している前記粉体及び／又は顆粒体に相互に付着させて顆粒化する工程とからなることによって、水分含有量の少ない高粘度のペーストを顆粒化して乾燥させるので、顆粒を乾燥させる時間を短くでき、香味の消失、変色及び加熱臭を防ぐことができると共に、味の劣化が少なく、香味の良い最終製品を得ることができるという優れた効果を奏する。なお、第４の発明に係る顆粒状食品についても、同様である。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a granular food product in which foods such as vegetables, fruits, meats (including fish meat), dairy products, and cocoa are dried into granules having a low dry odor and a high flavor, and a method for producing the same. .
[0002]
[Prior art]
The conventional method of granulating food is to produce a fine powder that becomes sticky by humidification or a mixed fine powder containing such powder as an independent group sufficient to form individual granules from a 10-60 mesh sieve. Let it fall into the grain tower,
A technique has been disclosed in which a porous granule is instantaneously formed by humidifying and imparting tackiness by being brought into contact with a gentle vapor diffusion air stream of about 20 cm / sec to 150 cm / sec while maintaining the pressure (patent). Reference 1).
[0003]
Also, as a raw material for the binder, water added to cocoa powder is added and heated in a steam kettle to gelatinize the saccharide contained in the cocoa powder to obtain a low-viscosity binder solution, and a fluidized bed granulator is used. There is disclosed a technique in which the binder liquid is sprayed onto cocoa powder which has flowed in advance to granulate the cocoa powder (see Patent Document 2).
[0004]
[Patent Document 1]
JP-B-50-26512 (pages 1 to 3)
[Patent Document 2]
JP-A-11-69945 (pages 2 to 4)
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In general, when a plant such as a vegetable or a fruit is dried, the plant may undergo thermal eccentricity, causing loss of flavor, discoloration, and heating odor, thereby deteriorating the taste.
[0006]
Also, when a dairy product containing protein and sugar is dried, the dairy product is similarly subjected to thermal eccentricity, and may lose flavor and browning due to the Maillard reaction and may have a heating smell. You need to shorten the time.
[0007]
In the case of the plant, for example, tomato paste, peach puree, slurried vegetables, etc., which are in the category of fresh food products, they contain a large amount of pulp, which is a kind of solid matter, and are also a kind of dairy product. Condensed milk contains a lot of milk protein and lactose.
[0008]
Since these have a higher viscosity than citrus juice or grape juice, they are emulsified in appearance and become pastes having an effect as a binder, and they are pastes having a high viscosity of 10,000 cP or more.
[0009]
However, when a high-viscosity paste containing a solid material is sprayed using a conventional pump, the paste may burn in the pump and become unable to be sprayed, or may become unable to perform a constant drive.
[0010]
Therefore, when the above-mentioned high-viscosity paste is dried into granules using the method of Patent Document 1 or Patent Document 2, a low-viscosity liquid, that is, a liquid containing a large amount of water, must be used. In addition, when the low-viscosity liquid is dried, it takes a long time to dry, so that a preferable fragrance is lost and a final product having a good flavor cannot be obtained.
[0011]
Therefore, in order to granulate a high-viscosity paste having a relatively small amount of water, the drying time is shortened without adding water to the paste, the deterioration of taste is reduced, the discoloration and the heating smell are prevented, and the flavor is good. There is a problem that it is necessary to solve to obtain the final product.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
As a first invention according to the present invention as a specific means for solving the above-mentioned problems of the conventional example, one or more kinds of vegetables, fruits, meats, dairy products, and cocoa are selected, milled and / or ground. The mixed high-viscosity paste is sprayed into a fluidized-bed granulator, and the powder and / or granules composed of at least one of fats and oils, saccharides, and seasonings that have been tumbled in the fluidized-bed granulator are mixed with each other. It is intended to provide a granular food characterized by having a granulated structure by adhering to a food.
[0013]
Further, as a second invention according to the present invention, one or more kinds of vegetables, fruits, meats, dairy products, and cocoa are selected, ground and / or mixed with a high-viscosity paste, oils and fats, saccharides and the like. A high-viscosity paste mixed with a paste consisting of one or more seasonings is sprayed into a fluidized-bed granulator, and the fats and oils, sugars, and one or more seasonings that are previously rolled in the fluidized-bed granulator are mixed. The present invention provides a granular food characterized by having a structure in which the powder and / or granules are mutually adhered and granulated.
[0014]
In the first and second inventions, one or two or more of the vegetables, fruits, meats, dairy products, and cocoa are selected, ground and / or mixed with a high-viscosity paste, or the paste and A high-viscosity paste obtained by mixing a paste comprising at least one of the above-mentioned fats, oils, carbohydrates, and seasonings includes an additional requirement that the viscosity at 40 ° C. is 10,000 to 80,000 cP.
[0015]
Further, as a third invention according to the present invention, a step of selecting one or more kinds from vegetables, fruits, meats, dairy products, and cocoa, and grinding and / or mixing to obtain a high-viscosity paste; Adding powder and / or granules comprising at least one of oils, fats, carbohydrates, and seasonings into a fluidized bed granulator and rolling, and spraying the high viscosity paste into the fluidized bed granulator. And granulating the powder and / or granules, which have been rolled beforehand, by mutually adhering them to each other and granulating them.
[0016]
Still further, as a fourth invention according to the present invention, a step of selecting one or more of vegetables, fruits, meats, dairy products, and cocoa, and grinding and / or mixing to obtain a high-viscosity paste And mixing the paste with a paste consisting of one or more of fats and oils, carbohydrates, and seasonings to form a high-viscosity paste; and a powder consisting of one or more kinds of fats and oils, carbohydrates, and seasonings. Charging the granules into a fluidized-bed granulator and rolling the granules; spraying the high-viscosity paste into the fluidized-bed granulator by spraying means; And granulating the granules by adhering them to each other.
[0017]
In the third and fourth inventions, one or more of the above-mentioned vegetables, fruits, meats, dairy products, and cocoa are selected, ground and / or mixed with a high-viscosity paste, or the paste and A high-viscosity paste obtained by mixing a paste consisting of one or more of the above-mentioned fats and oils, sugars and seasonings has a viscosity at 40 ° C. of 10,000 to 80,000 cP; the spraying means is a uniaxial eccentric screw pump or a uniaxial rotary constant-volume type. Spray nozzle connected to the pump; as an additional requirement.
[0018]
The granular food according to the present invention is a vegetable, fruit, meat, dairy product or cocoa selected from one or two or more, and ground and / or mixed with a high-viscosity paste sprayed into a fluidized bed granulator. Or one or more of vegetables, fruits, meats, dairy products, and cocoa, and ground and / or mixed high-viscosity pastes and oils, fats, sugars, and seasonings A high-viscosity paste obtained by mixing a paste with a mixture of the following pastes in a fluidized-bed granulator, and a powder comprising at least one of fats and oils, saccharides, and seasonings that have been rolled in advance in the fluidized-bed granulator and / or By having a structure in which the granules are adhered to each other and granulated, a granular food with no loss of flavor, no discoloration and no smell of heat is obtained, and a food with little deterioration of taste and high flavor can be obtained.
[0019]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, the present invention will be described in detail based on specific embodiments.
The granular food according to the present invention uses one or more selected from vegetables, fruits, meats, dairy products, and cocoa, and grinds and / or mixes into a high-viscosity paste to use. is there.
[0020]
In this way, by grinding and / or mixing the selected foodstuffs into a high viscosity paste, excessive thermal eccentricity can be avoided when granulating fresh food products.
[0021]
In addition, if necessary, select one or more of vegetables, fruits, meats, dairy products, and cocoa, and grind and / or mix high-viscosity pastes and oils and fats, sugars, and seasonings. A high-viscosity paste obtained by mixing the paste with a secondary material paste may be used. Further, when the viscosity of the obtained paste is low, the paste may be concentrated and used as a high-viscosity paste.
[0022]
Further, in the fluidized bed granulator, powders and / or granules composed of one or more of fats and oils, carbohydrates and seasonings are rolled in advance, and a high-viscosity paste is placed in the fluidized bed granulator. The high-viscosity paste is sprayed through a spray nozzle using a spraying means, for example, a single-shaft eccentric screw pump or a single-shaft rotary constant-volume pump, which generates a small amount of frictional heat and has a relatively low transport pressure. A paste having a viscosity is mutually adhered to a powder and / or granule composed of one or more of the fats and oils, carbohydrates and seasonings to granulate them.
[0023]
As this uniaxial eccentric screw pump, for example, a MONO pump (manufactured by Heishin Kiki Co., Ltd.) or the like can be used. It is described that the pump has a structure in which a fluid can be transported by a body screw (different from the central axis of the hollow body having a helical structure).
[0024]
Further, as the single-shaft rotary constant displacement pump, a sine pump (manufactured by Tokushu Kika Kogyo Co., Ltd.) or the like can be used. A pump with a structure in which the circular corrugated sheet is inserted and fixed so as to be perpendicular to the rotation axis, and the rotation axis is rotated, so that the space between the valleys of the sine curve becomes a movement space, and a fluid is carried in each movement space and can be transported. Is described.
[0025]
When spraying the high-viscosity paste into the fluidized-bed granulator, the high-viscosity paste preferably has a viscosity at 40 ° C. of 10,000 to 80,000 cP. When the viscosity at 40 ° C. is lower than 10,000 cP, it takes a long time to dry the granules due to a large amount of water, and when the viscosity at 40 ° C. is higher than 80,000 cP, a spraying means, for example, a uniaxial eccentric screw pump Alternatively, it is difficult to spray in a uniform state from a single-shaft rotary constant displacement pump through a spray nozzle.
[0026]
The granules can be dried in the fluidized bed granulator to obtain a granular food. In this drying, when the temperature is lower than about 90 ° C., not only does it take time to dry the granules, but also the powder adheres to the inner wall of the fluidized bed granulator, and the product yield decreases, If the temperature is higher than about 100 ° C, the flavor is deteriorated and discoloration occurs due to excessive heat propagation to the surface of the granules. Therefore, drying is preferably performed by blowing air at a temperature of about 90 to 100 ° C.
[0027]
In this way, by spraying the high-viscosity paste having a low water content through the spraying means, the time for drying the granules can be shortened, the flavor does not disappear, and the discoloration and the heating odor can be prevented. Even if the obtained granular food is dissolved in boiling water for drinking or eaten as a topping such as a pizza pie, it can be made into a food with little deterioration in taste and high flavor.
[0028]
Moreover, in the granular food of the final product, for example, the size may be adjusted using a sieve or the like, and the particle size may be made substantially constant, so that the appearance of the entire final product may be improved.
[0029]
Specific examples are shown below together with comparative examples.
(Example 1)
In Example 1, 82.9% by weight of tomato paste (manufactured by Nippon Del Monte Co., Ltd .: Demco (trade name)) having a salt-free soluble solid content of 29% by weight and 17.1% by weight of refined palm oil were mixed. A high viscosity paste was obtained.
[0030]
The viscosity of the high-viscosity paste was measured at 40 ° C. with a Brookfield viscometer (manufactured by Brookfield Engineering Laboratories, Inc .: DV-1 + type) (spindle No. 6, 50 rpm). The viscosity of the viscous paste was 12000 cP.
[0031]
15.8% by weight of powdered sugar, 38.9% by weight of starch, 27.8% by weight of powdered fat and oil with 36% by weight of oil, 1.9% by weight of powdered salt, 3.4% by weight of sodium glutamate, and powdered bouillon 12. 2% by weight were mixed to obtain a powder mixture.
[0032]
294.8 g of the powder mixture was charged into a fluidized bed granulator (manufactured by Okawara Seisakusho Co., Ltd .: Flow Coater FLO-1) and tumbled beforehand. 2 g was transported by a mono pump (Hyojin Equipment Co., Ltd .: 3NY02 type), and the high-viscosity paste having a liquid temperature of about 40 ° C. was sent from a two-fluid nozzle (Spraying Systems Co .: JACSS type) via the mono pump. The spraying was performed under the conditions of a pressure of about 0.2 MPa (gauge pressure), a particle size of 500 μm or less, 13.15 g / min, and 8 minutes.
[0033]
By this spraying operation, the high-viscosity paste is mutually adhered to the powder mixture and granulated, and at the same time, the granules are dried by blowing hot air of about 90 ° C. into the fluidized bed granulator, A granular food of tomato soup consisting of granules having a water content of 5% by weight was obtained, and sized using a sieve having an opening of 1 mm and 2 mm to prepare a granular food having a particle size of about 1 to 2 mm.
[0034]
In the first embodiment, tomato is described as a representative of vegetables. However, other vegetables, for example, corn, onion, carrot, pepper, etc. can be used.
[0035]
(Comparative Example 1)
In Comparative Example 1, the tomato paste having a salt-free soluble solid content of 29% by weight of Example 1 was transported to a normal spray-drying device by a MONO pump (3NY10 type, manufactured by HYOSIN EQUIPMENT CO., LTD.), And was passed through the MONO pump. The tomato paste was spray-dried by a conventional method to obtain a tomato powder.
[0036]
7.5% by weight of this tomato powder, 39.0% by weight of powdered fat and oil with 36% by weight of oil, 4.3% by weight of powdered sugar, 34.0% by weight of starch, 1.6% by weight of powdered salt, 3.0% of sodium glutamate Powder and 10.6% by weight of powdered broth were mixed to obtain a powder.
[0037]
Further, 4% by weight of pullulan was dissolved in 96% by weight of water to prepare a binder solution. The viscosity of the binder solution was 30 cP at 40 ° C. as a result of measuring the viscosity with the B-type viscometer (spindle No. 1, 20 rpm).
[0038]
338.1 g of the powder mixture was charged into a fluidized bed granulator (manufactured by Okawara Seisakusho Co., Ltd .: Flow Coater FLO-1) and tumbled beforehand. (MP-3 type, manufactured by Tokyo Rika Kikai Co., Ltd.), and the binder liquid was sprayed from the two-fluid nozzle through the tube pump under the conditions of a particle size of 500 μm or less, 4 g / min, and 8 minutes. .
[0039]
By this spraying operation, the binder liquid is mutually adhered to the powder mixture to form granules, and at the same time, hot air at about 90 ° C. is blown into the fluidized-bed granulator to dry the granules, thereby obtaining a water content. A granular food of tomato soup composed of 5% by weight of granules was obtained, and sized using a sieve having an opening of 1 mm and 2 mm to prepare a granular food having a particle size of about 1 to 2 mm.
[0040]
Briefly describing the structure of the tube pump used in Comparative Example 1, one point of an elastic tube is crushed by a roller, and the roller is moved as it is to push out the liquid inside the tube. The crushed portion has a structure that returns to the original shape by the restoring force of the tube.
[0041]
19 g of the granular food obtained in Example 1 and 19 g of the granular food obtained in Comparative Example 1 were each dissolved in 150 ml of boiling water. Table 1 shows the criterion of the preference value in the preference test for, and Table 2 shows the evaluation results.
[0042]
[Table 1]

[0043]
[Table 2]

[0044]
In Table 2, the significance of the average of the evaluation results of the 20 specialized panelists was tested according to the criteria of the preference values in Table 1. As is clear from the results in Table 2, the results are shown in Example 1. The product produced by the production method of the present invention had a low dry odor and a significantly high taste value with a risk factor of 1%.
[0045]
Further, for the granular foods of Example 1 and Comparative Example 1, the lightness (L ^* ), Redness (a ^* ) And yellowness (b ^* Table 3 shows the results of the comparison for ()). In this measurement, reflection measurement was performed using a color difference meter (manufactured by Nippon Denshoku Industries Co., Ltd .: SE-2000). ^* ), Redness (a ^* ) And yellowness (b ^* ) Indicate that the higher the value is, the brighter, the red, and the yellow.
[0046]
[Table 3]

[0047]
As is clear from the results in Table 3, when the granular foods of Example 1 and Comparative Example 1 are compared, the granular food of Example 1 has a redness (a ^* ) And yellowness (b ^* ), The value is higher than that of the granular food of Comparative Example 1.
[0048]
Next, the color tone of the granular food soup obtained by dissolving 19 g of the granular food obtained in Example 1 and 19 g of the granular food obtained in Comparative Example 1 in 150 ml of boiling water was determined by 20 expert panelists. When a preference survey was conducted as to whether the user prefers the color tone of the soup, 18 out of 20 persons answered that the color tone of the soup prepared according to Example 1 was more preferable. This result was also significant at 1% risk.
[0049]
(Example 2)
In Example 2, in the same manner as in Example 1 above, a mixture of a high-viscosity paste and powder was prepared, and the powder was added to a fluidized bed granulator (Okawara Seisakusho Co., Ltd .: Flow Coater FLO-120). Of the high viscosity paste was transported into the fluidized bed granulator by a sine pump (MR-120, manufactured by Tokushu Kika Kogyo Co., Ltd.). Through the sine pump, the mixed high-viscosity paste at about 40 ° C. was sent from a spray nozzle (FO-type gun manufactured by Okawara Seisakusho Co., Ltd.) at a pressure of about 0.2 MPa (gauge pressure), a particle size of 500 μm or less, 876 g / min. Was sprayed for 30 minutes.
[0050]
By this spraying operation, the high-viscosity paste is mutually adhered to the powder mixture to form granules, and hot air of about 90 ° C. is blown into the fluidized bed granulator to dry the granules. Then, a granular food of tomato soup consisting of granules having a water content of 5% by weight was obtained, and sized using a sieve having openings of 1 mm and 2 mm to prepare a granular food having a particle size of about 1 to 2 mm.
[0051]
(Example 3)
In Example 3, the viscosity at 40 ° C. of a beef extract obtained from beef (manufactured by Ariken Japan Co., Ltd.) was measured with the same B-type viscometer (spindle No. 6, 50 rpm) as in Example 1. As a result, the viscosity was 10300 cP.
[0052]
In addition, beef powder (manufactured by Ikeda Saccharification Industry Co., Ltd.) 15.3% by weight, salt 8.2% by weight, fructose 2.9% by weight, sodium glutamate 5.9% by weight, powdered dry onion 1.2% by weight, lactose 38.9% by weight, 2.1% by weight of guar gum and 25.5% by weight of dextrin were mixed to obtain a powder mixture.
[0053]
85 kg of the above powder mixture was charged into a fluidized bed granulator (manufactured by Okawara Seisakusho Co., Ltd .: Flow Coater FLO-120) and tumbled beforehand. Is transported by a sign pump (manufactured by Tokushu Kika Kogyo Co., Ltd .: MR-120), and the high-viscosity paste at about 40 ° C. is fed from a spray nozzle (manufactured by Okawara Seisakusho: FO type gun) through the sign pump. Was sprayed for 30 minutes under the conditions of a feed pressure of about 0.2 MPa (gauge pressure), a particle size of 500 μm or less, and 500 g / min.
[0054]
By this spraying operation, the high-viscosity paste is mutually adhered to the powder mixture to form granules, and hot air of about 90 ° C. is blown into the fluidized bed granulator to dry the granules. A granulated food product consisting of granules having a moisture content of 5% by weight was obtained, and sized using a sieve having an opening of 1 mm and 2 mm to prepare a granular food having a particle size of about 1 to 2 mm.
[0055]
In this Example 3, an example using beef as a representative of meat was shown. However, fish meat such as pork, chicken, or sardine can be similarly prepared, and a paste of an auxiliary material was mixed as necessary. A high-viscosity paste may be sprayed.
[0056]
(Example 4)
In Example 4, the peeled and enucleated peach was ground and strained into a peach paste. This was vacuum-concentrated to 56 kg of a 1/4 concentrated peach puree having a sugar content of 32, 7 kg of CMC Na (sodium salt of carboxymethylcellulose) was added, and the mixture was homogenized with a high-pressure homogenizer at 12.5 MPa (gauge pressure) to obtain a high-viscosity paste. Got.
[0057]
As a result of measuring the viscosity at 40 ° C. of the high-viscosity paste made of the 濃縮 concentrated peach puree using a B-type viscometer (spindle No. 6, 10 rpm) as in Example 1, the high-viscosity paste was measured. Had a viscosity of 52000 cP.
[0058]
In addition, powdered sugar (70 kg), DE5 dextrin (10 kg), pregelatinized starch (2 kg) and powdered citric acid (0.75 kg) were mixed to obtain a powder mixture.
[0059]
The mixture of the powders is put into a fluidized bed granulator (manufactured by Okawara Seisakusho Co., Ltd .: Flow Coater FLO-120) and tumbled beforehand. In this fluidized bed granulator, 63 kg of the high-viscosity paste is injected into a sine pump ( The high viscosity paste of about 40 ° C. is transported by a spray nozzle (FO-type gun manufactured by Okawara Seisakusho Co., Ltd.) through the sine pump, and transported by a pressure of about 0. The spraying was performed under the conditions of 0.3 MPa (gauge pressure), particle size of 500 μm or less, 1.7 kg / min, and 37 minutes.
[0060]
By this spraying operation, the high-viscosity paste is mutually adhered to the powder mixture to form granules, and hot air of about 90 ° C. is blown into the fluidized bed granulator to dry the granules. A peach granule food for nectar comprising granules having a water content of 6.5% by weight was obtained, and sized using sieves having openings of 1 mm and 2 mm to prepare granulated food having a particle size of about 1 to 2 mm.
[0061]
In addition, in this Example 4, although the example which used peach as a fruit was shown, an apricot or a pear etc. can be similarly prepared, and if necessary, a high-viscosity paste mixed with an auxiliary material paste is used. It may be sprayed.
[0062]
(Example 5)
In Example 5, 50 parts by weight of condensed sweetened milk and 10 parts by weight of dextrin of DE5 were mixed to form a mixed solution. As a result of measuring the viscosity at 40 ° C. of the high-viscosity paste composed of this mixed solution using the same B-type viscometer (spindle No. 6, 10 rpm) as in Example 1, the viscosity of the high-viscosity paste was 63,000 cP. Met.
[0063]
In addition, 36 parts by weight of lactose, 20 parts by weight of whole milk powder, 44 parts by weight of powdered sugar, and 32 parts by weight of cocoa powder having an oil content of 12% by weight were mixed to obtain a powder mixture.
[0064]
The mixture of the powders is put into a dish-shaped rotating pot, 4 parts by weight of pullulan is dissolved in 96 parts by weight of water to form a binder liquid, and the dish-shaped rotating pot is blown at room temperature through the opening of the dish-shaped rotating pot. By rotating the kettle, 32 parts by weight of the binder liquid was uniformly sprayed on the powder mixture to granulate.
[0065]
The granulated product is put into a horizontal continuous ventilation dryer and passed therethrough, and dried to a water content of 5% by weight while sending hot air at about 90 ° C., and then the dried product is subjected to a sieve with a particle size of approximately 62 μm to It was sized to 210 μm.
[0066]
Next, 66 kg of the granulated product was charged into a fluidized bed granulator (manufactured by Okawara Seisakusho Co., Ltd .: Flow Coater FLO-120) and tumbled beforehand, and 48 kg of the high-viscosity paste was transferred to a mono pump (manufactured by Heishin Equipment Co., Ltd.). : 3NY10), and the high-viscosity paste having a liquid temperature of about 40 ° C was sent from a spray nozzle (FO type gun manufactured by Okawara Seisakusho Co., Ltd.) through the Mohno pump at a feed pressure of about 0.4 MPa (gauge pressure). Spraying was performed under the condition of a diameter of 500 μm or less, 2 kg / min for 24 minutes.
[0067]
By this spraying operation, the high-viscosity paste is mutually adhered to a sized product having a particle size of approximately 62 μm to 210 μm to form granules, and hot air of about 90 ° C. is blown into the fluidized bed granulator. The granules are dried to obtain a cocoa granular food comprising granules having a water content of 6.0% by weight, and sized using a sieve having an opening of 1 mm and 2 mm to prepare a granular food having a particle size of about 1 to 2 mm. Was.
[0068]
In Example 5, sweetened condensed milk was used as an example of a dairy product, but sweetened yogurt concentrated in vacuo could be prepared in the same manner, and if necessary, a high-viscosity mixed with a paste of an auxiliary material was used. May be sprayed.
[0069]
(Example 6)
In Example 6, 82.9% by weight of tomato paste (manufactured by Nippon Del Monte Co., Ltd .: Demco (trade name)) having 29% by weight of salt-free soluble solids and 17.1% by weight of margarine were mixed to obtain a high viscosity. Was obtained.
[0070]
The viscosity of the high-viscosity paste was measured at a liquid temperature of 40 ° C. using the same B-type viscometer (spindle No. 6, 50 rpm) as in Example 1. As a result, the viscosity of the high-viscosity paste was 20,000 cP. Met.
[0071]
15.8% by weight of powdered sugar, 38.9% by weight of starch, 27.8% by weight of powdered fat and oil with 36% by weight of oil, 1.9% by weight of powdered salt, 3.4% by weight of sodium glutamate, and powdered bouillon 12. 2% by weight were mixed to obtain a powder mixture.
[0072]
3.7 kg of the above powder mixture was charged into a fluidized bed granulator (manufactured by Okawara Seisakusho Co., Ltd .: Flow Coater FLO-120) and tumbled beforehand. 3 kg is transported by a sine pump (trade name: MR-120, manufactured by Tokushu Kika Kogyo Co., Ltd.), and the high viscosity of about 40 ° C. from a spray nozzle (FO type gun, manufactured by Okawara Seisakusho) through the sine pump. The paste was sprayed for 32 minutes under the conditions of a feed pressure of about 0.2 MPa (gauge pressure), a particle size of 500 μm or less, and 820 g / min.
[0073]
By this spraying operation, the high-viscosity paste is mutually adhered to the powder mixture to form granules, and hot air of about 90 ° C. is blown into the fluidized bed granulator to dry the granules. Then, a granular food of tomato soup consisting of granules having a water content of 5% by weight was obtained, and sized using a sieve having openings of 1 mm and 2 mm to prepare a granular food having a particle size of about 1 to 2 mm.
[0074]
(Example 7)
In Example 7, a salt-free soluble solid content of 29% by weight of tomato paste (manufactured by Nippon Del Monte Co., Ltd .: Demco (trade name)) was used. As a result of measuring the viscosity of this high-viscosity paste made of the tomato paste at a liquid temperature of 40 ° C. using a B-type viscometer (spindle No. 6, 10 rpm) as in Example 1, the viscosity of the high-viscosity paste was measured. Was 43000 cP.
[0075]
A powder mixture was prepared by mixing 21.8% by weight of powdered sugar, 54.0% by weight of dextrin of DE5, 2.7% by weight of powdered sodium salt, 4.6% by weight of sodium glutamate, and 16.9% by weight of powdered bouillon. Got.
[0076]
71.0 kg of the above powder mixture was charged into a fluidized bed granulator (manufactured by Okawara Seisakusho Co., Ltd .: Flow Coater FLO-120) and tumbled beforehand. 0 kg is transported by a sine pump (manufactured by Tokushu Kika Kogyo Co., Ltd .: MR-120), and the high viscosity of about 40 ° C. from a spray nozzle (manufactured by Okawara Seisakusho: FO type gun) is passed through the sine pump. The paste was sprayed for 40 minutes under the conditions of a feed pressure of about 0.3 MPa (gauge pressure), a particle size of 500 μm or less, and 725 g / min.
[0077]
By this spraying operation, the high-viscosity paste is mutually adhered to the powder mixture to form granules, and hot air of about 90 ° C. is blown into the fluidized bed granulator to dry the granules. A granular food of tomato soup consisting of granules having a water content of 5% by weight was obtained, and sized using a sieve having an opening of 1 mm and 2 mm to a particle size of about 1 to 2 mm to obtain a granule for pizza pie topping. In each of the above-described embodiments, an example using a fragrance is not shown, but an appropriate fragrance can be added as needed.
[0078]
【The invention's effect】
As described above, the granular food according to the first invention of the present invention has a high viscosity of one or more selected from vegetables, fruits, meats, dairy products, and cocoa, and ground and / or mixed. Is sprayed into a fluidized-bed granulator and adhered to powders and / or granules consisting of one or more of fats and oils, carbohydrates and seasonings that have been rolled in advance in the fluidized-bed granulator. By having a granulated structure, without loss of flavor, not only can a granular food without discoloration and heating odor be obtained, for example, the obtained granular food can be dissolved in boiling water for drinking, Even if it is eaten as a topping such as pizza pie, it has an excellent effect that the taste is hardly deteriorated and the food becomes high in flavor. The same applies to the granular food according to the second invention.
[0079]
Further, the method for producing a granular food according to the third invention of the present invention comprises selecting one or more of vegetables, fruits, meats, dairy products, and cocoa, and grinding and / or mixing to obtain a high viscosity food. A step of obtaining a paste of the formula (I), a step of introducing a powder and / or a granule comprising at least one of fats and oils, sugars and seasonings into a fluidized-bed granulator, and rolling the same; Spraying the paste of the present invention by a spraying means and adhering the powder and / or granules which have been rolled in advance to each other and granulating the paste, whereby the high-viscosity paste having a low water content is granulated. And dried, so that the time required to dry the granules can be shortened, the disappearance of flavor, discoloration and heat odor can be prevented, and the excellent effect of obtaining a final product with less deterioration of taste and good flavor can be obtained. To play. The same applies to the granular food according to the fourth invention.

Claims

Vegetables, fruits, meats, dairy products, one or more selected from cocoa, milled and / or sprayed with high viscosity paste mixed in a fluid bed granulator,
A granule having a structure in which the powder and / or granule made of one or more of fats and oils, sugars, and seasonings previously rolled in the fluidized bed granulator are mutually adhered and granulated. Food.

Vegetables, fruits, meat, dairy products, one or more selected from cocoa, milled and / or mixed high viscosity paste,
Spraying a high-viscosity paste mixed with a paste consisting of one or more of fats and oils, sugars and seasonings into a fluidized bed granulator,
A granule having a structure in which the powder and / or granule made of one or more of fats and oils, sugars, and seasonings previously rolled in the fluidized bed granulator are mutually adhered and granulated. Food.

One or more of the vegetables, fruits, meats, dairy products, cocoa selected, ground and / or mixed high viscosity paste,
Or the paste, the high-viscosity paste obtained by mixing the paste comprising one or more of the fats and oils, sugars and seasonings,
The granular food according to claim 1, wherein the viscosity at 40 ° C. is 10,000 to 80000 cP.

Vegetables, fruits, meat, dairy products, one or more selected from cocoa, grinding and / or mixing to obtain a high viscosity paste,
Fats and oils, carbohydrates, powder and / or granules composed of one or more seasonings into a fluidized bed granulator and rolling,
Spraying the high-viscosity paste into the fluidized-bed granulator by a spraying means, and adhering the powder and / or granules which have been rolled in advance to each other and granulating them. Method for producing granular foods.

Vegetables, fruits, meat, dairy products, one or more selected from cocoa, grinding and / or mixing to obtain a high viscosity paste,
A step of mixing the paste with a paste consisting of one or more of fats and oils, sugars, and seasonings to form a high-viscosity paste,
Fats and oils, carbohydrates, powder and / or granules composed of one or more seasonings into a fluidized bed granulator and rolling,
Spraying the high-viscosity paste into the fluidized-bed granulator by a spraying means, and adhering the powder and / or granules which have been rolled in advance to each other and granulating them. Method for producing granular foods.

One or more of the vegetables, fruits, meats, dairy products, cocoa selected, ground and / or mixed high viscosity paste,
Or the paste, the high-viscosity paste obtained by mixing the paste comprising one or more of the fats and oils, sugars and seasonings,
The method for producing a granular food according to any one of claims 4 to 5, wherein the viscosity at 40 ° C is 10,000 to 80000 cP.

The method for producing a granular food according to any one of claims 4 to 5, wherein the spraying means is a spray nozzle connected to a single-shaft eccentric screw pump or a single-shaft rotary constant-volume pump.