JP2004096820A - Coil winding structure of motor or generator - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、モータまたは発電機のコイル巻線構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ステータコア及びそのステータコア内に受容されるロータコアにそれぞれ半径方向に突設された複数の突極部を有するSRモータ(スイッチトリラクタンスモータ)があり、その一例を図16(a)に示す。図のSRモータにあっては、円筒状ステータコア21の内周面に6個の半径方向内向き突極部21u・21v・21wが周方向に等ピッチに配設され、それら突極部にはそれぞれコイル22u・22v・22wが装着されている。ロータコア23は、ステータコア21内に同軸的に受容され、周方向に等ピッチに配設された4個の半径方向外向き突極部23aを有している。なお、図のSRモータにあっては、上記構成により3相・4極・6スロットのSRモータとなっている。
【0003】
上記したようなSRモータのステータコア21の各突極部21u・21v・21wへのコイルの巻線にあっては、巻線機でワイヤを突極部21u・21v・21wに巻いてコイル22u・22v・22wを形成しようとすると、隣り合うコイル間に巻線機のノズルが巻線時に通過し通る隙間を残さなくてはならず、コイル占積率が低くなってしまう。そのため、例えば、図13(b)に示されるように、突極部21u(21v・21w)の形状に合わせてコイルを巻いた状態のコイルエレメント22u(22v・22w)を別工程で作製し、そのコイルエレメント22u(22v・22w)を図の矢印に示されるように突極部21u(21v・21w)に嵌装することにより、突極部21u・21v・21wに巻線状態のコイル22u・22v・22wを装着するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記SRモータのコイル装着にあっては、図17(a)に示されるように突極部21u(21v・21w)の高さに合わせて軸線方向に長いコイル形状とした場合には、隣り合うコイル同士が装着時に互いに干渉しないようにコイル嵌装用の開口幅bを設ける必要がある。したがって、各突極部の基端部(ステータコアの内周面側)間に本来存在する広いスペースS1を有効に活用していない(スペースS1をコイルで埋めることができない)ため、コイル占積率が低いという問題がある。
【0005】
これは、各突極部の基端部間の広いスペースS1を有効に活用しようとして、例えば図17(b)に示されるように装着状態で上記スペースS1を埋めるように大径のコイル形状とした場合には、上記したように隣り合うコイル同士が装着時に互いに干渉しないようにコイル嵌装用の開口幅bを設けるためには、図に示されるように軸線方向に低いコイル形状となる。したがって、この場合には、突極部の突出部間にスペースS2ができてしまい、上記と同様にコイル占積率が低くなってしまう。なお、このようなコイル占積率低下の問題は、上記したノズルによる巻線においても、巻線時にノズルが通過するスペースを必要とすることから同様である。また、他の種類のモータ(ブラシレスモータやブラシDCモータなど)や、発電機においても同様である。
【0006】
また、ステータコア21の突極部21u・21v・21wに巻線形状のコイルエレメント22u・22v・22wを嵌装するため、しまり嵌め状態で装着するようにしてもコイルエレメントが突極部から抜け出る虞がある。そのため、何らかの抜け止め手段を設けなければならないため、製造工程が煩雑化するという問題もあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決して、コイル占積率を高めることができ、また突極部からのコイルの抜け防止を簡単に行い得ることを実現するために、本発明に於いては、モータまたは発電機のステータまたはロータに放射状に設けられた突極部が、前記モータの相数の倍の整数倍設けられ、かつ一体形成された複数の一体形成突極部と、前記一体形成突極部間に後付けにより配設された複数の後付け突極部とからなり、前記一体形成突極部に前記コイルを設けた後に前記後付け突極部が取り付けられているものとした。
【0008】
これによれば、ステータに後付け突極部を取り付ける前にあっては、各一体形成突極部にコイルを装着する場合に一体形成突極部間に取り付けられる後付け突極部が邪魔にならないため、後付け突極部に密接するような大きさのコイルを装着することができ、その後、後付け突極部を取り付けることにより、所定数の突極部を有するモータを構成することができる。突極部間をコイルで埋め尽くすことができるため、コイル占積率が高く、全ての突極部にコイルが装着されていなくても、モータにおける発生トルクの低下や、発電機における出力性能が低下することがない。また、太線でコイルを形成することにより熱的に有利となる。
【0009】
また、前記モータがSRモータ(スイッチトリラクタンスモータ)であり、前記後付け突極部の突出端部に前記コイルを抜け止めし得るつば部が設けられていることによれば、後付け突極部を取り付けることにより、一体形成突極部に取り付けたコイルをつば部で押さえることができ、コイルを容易に抜け止めすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に添付の図面に示された具体例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0011】
図1は、本発明が適用されたSRモータのステータコア1およびロータ2を示す正面図である。図に示されるように、円環状ステータコア1内にロータ2が同軸的に受容されている。ステータコア1の内周面には、6個の突極部3u・3v・3w・4u・4v・4wが半径方向内向きかつ周方向に等ピッチにて配設されている。それらの内の3個が、ステータコア1に一体に形成された一体形成突極部3u・3v・3wであり、残りの3個が後付けにより設けられた後付け突極部4u・4v・4wであり、それぞれ周方向に交互に配設されている。ステータコア1の内周面の各一体形成突極部3u・3v・3w間の中間部には、後付け突極部4u・4v・4wを後付け可能にするあり溝1aが設けられている。
【0012】
なお、ロータ2には、各突極部3u・3v・3w・4u・4v・4wに対向するように半径方向外向きに突設された4極の半径方向外向きの鉄極2aが設けられている。こようにして、3相・4極・6スロットのSRモータが構成されている。
【0013】
次に、上記SRモータのステータコア1の製作要領について以下に示す。まず図2(a)に示されるように、ステータコア1に後付け突極部4u・4v・4wを取り付ける前に、一体形成突極部3u・3v・3wにコイルエレメント5を装着する。コイルエレメント5は、一体形成突極部3u・3v・3wに巻線した形状をなすように別工程で巻線されたものであり、ユニット化されている。そして、その巻線形状のコイルエレメント5を、例えば図の矢印に示されるように一体形成突極部3u・3v・3wに嵌装する。
【0014】
これにより、図2(b)に示されるように、各一体形成突極部3u・3v・3wにそれぞれコイルエレメント5が巻線された状態になる。なお、コイルエレメント5と一体形成突極部3u・3v・3wとの嵌装状態は、しまりばめ状態であっても良く、抜け落ちない程度のゆるみばめ状態であっても良い。
【0015】
次に、図3に示されるように、後付け突極部4u・4v・4wをステータコア1に取り付ける。なお、後付け突極部4u・4v・4wには、上記あり溝1aに係合する補完的形状のあり6が形成されている。あり6とあり溝1aとを整合させて、後付け突極部4u・4v・4wを図3の矢印に示されるようにステータコア1の軸線方向にスライドさせるようにして、あり6とあり溝1aとを係合させる。これにより、図1に示されるように、ステータコア1に後付け突極部4u・4v・4wが取り付けられる。このようにして、一体形成突極部3u・3v・3w間に後付け突極部4u・4v・4wが配設される。
【0016】
コイルエレメント5は、例えば矩形環状をなし、一体形成突極部3u・3v・3wに巻線状態に取り付けられた状態で、後付け突極部4u・4v・4wを取り付け可能なスペースのみを残した大きさに巻線されている。これにより、後付け突極部4u・4v・4wを取り付けた後には、各突極部3u・3v・3w・4u・4v・4w間のスペースをコイルエレメント5の対応する部分により埋め尽くすことができる。
【0017】
また、後付け突極部4u・4v・4wには、取り付け状態で突出端部から周方向に突出する左右一対のつば部7が形成されている。後付け突極部4u・4v・4wを取り付けることにより、つば部7が隣接するコイルエレメント5の縁部に係合し、コイルエレメント5が抜け止めされる。
【0018】
従来例で示したように全て一体形成されている突極部に巻線またはコイルエレメントを装着するものにあっては、突極部間の扇形のスペースをコイルで埋め尽くすようにすることはできない。それに対して、本発明によれば、上記したように一体形成突極部3u・3v・3wに取り付けたコイルエレメント5により突極部間の扇形のスペースを埋め尽くすことができる。
【0019】
本発明によれば、上記巻線構造により各突極部3u・3v・3w・4u・4v・4w間のスペースの無駄を無くすことができるが、突極部の1つ置きにコイルを巻線した構造になる。その場合の磁束の流れを次に示す。
【0020】
図4(a)は、例えば一体形成突極部3wと対向する位置の後付け突極部4wとに、ロータ2の点対称位置にある一対の鉄極部2aが整合している状態を示しており、その場合には一体形成突極部3wに巻いたW相のコイルエレメント5に電流が流れる。それにより、一体形成突極部3wに生じる磁束が、対向する位置の後付け突極部4wに図の矢印に示されるようにロータ2を介して流れ得る。なお、ロータ2の他の一対の鉄極部2aと、他の突極部3u・3v・4u・4vとが近接していることから、図の矢印に示されるようにそれらの間にも磁束が流れ得る。これらの磁束の流れにより、釣り合った状態になり、トルクは発生しない。
【0021】
上記図4(a)の状態の時に通電をW相からU相に切り換える。すると、図4(b)に示されるように一体形成突極部3uに生じる磁束が、隣接する鉄極部2aに流れ、そこから図の矢印に示されるようにロータ2の他の鉄極部2aと、他の突極部3v・3w・4u・4v・4wとの間に流れる。これにより、図の矢印CWに示される向きにロータ2が回転する。
【0022】
そして、図4(c)に示されるように、一体形成突極部3uとそれに対向する位置の後付け突極部4uとに、ロータ2の点対称位置にある一対の鉄極部2aが整合した状態に至る。この状態では、上記図4(a)と同様に釣り合った状態になり、トルクが発生しなくなる。したがって、この図4(c)の状態の時に通電をU相からV相に切り換える。これにより、一体形成突極部3vに生じる磁束が、隣接する鉄極部2aに流れ、上記図4(b)と同様にロータ2の他の鉄極部2aと、他の突極部3u・3w・4u・4v・4wとの間に流れる(図示せず)。これにより、図の矢印CWに示される向きにロータ2が回転し続ける。このV相への通電は、一体形成突極部3wと対向する位置の後付け突極部4wとに、ロータ2の点対称位置にある一対の鉄極部2aが整合するまで続けられ、図4(a)の状態になり、以下、上記通電制御を繰り返すことによりロータ2が回転し続ける。
【0023】
このように磁束が流れてロータ2が回転し得ることから、全ての突極部3u・3v・3w・4u・4v・4wにコイルを巻線しなくても良く、突極部の1つ置きにコイルを巻いた構造とすることができ、かつ上記したようにコイル各突極部3u・3v・3w・4u・4v・4w間のスペースをコイルで埋め尽くすことができる。これに対して、従来の全ての突極部にコイルを巻いた構造にあっては従来例で述べたようにコイル占積率が低く、高くすることは困難である。
【0024】
図5に、コイル巻線構造以外のステータおよびロータの形状を同じとしたものにおける従来例と本発明との発生トルクを示す。図5(a)は任意の1相の突極部における静トルク分布であり、図5(b)は電気角に対する発生トルクである。このように、本発明によれば、突極部の1つ置きにコイルを巻いた構造であっても、従来例と概ね同じという結果が得られた。さらに、本発明構造によれば、コイルの占積率を高くすることができるため、素線径の大きい太線を巻いたコイルを用いることができ、細径のコイルに比べて熱的に有利である。また、上記図示例のようにコイルエレメントとして取り扱うことにより、巻線や結線の時間を減らすことができる。
【0025】
本発明構造は、上記SRモータに限定されるものではなく、種々のモータ(発電機)に適用可能である。
【0026】
例えば3相・4極・6スロットのブラシレスモータについて図6を参照して以下に示す。なお、上記図示例と同様の部分については同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。このブラシレスモータにあっても、図6(a)に示されるように突極部として上記SRモータの各突極部3u・3v・3w・4u・4v・4wと同様の一体形成ティース8u・8v・8wと後付けティース9u・9v・9wとが円環状ステータコア1の内周面に周方向に交互に配設されている。なお、ロータ2には、4極を構成する円弧状マグネット10がN・S極を交互にして配設されている。
【0027】
また、ブラシレスモータにおける各ティース8u・8v・8w・9u・9v・9wには、図6(a)に示されるように取り付け状態で突出端部から周方向に突出する左右一対のつば部7が形成されている。このような形状では、上記SRモータのように予めコイルをコイルエレメントとして製作しておき、そのコイルエレメントを突極部に嵌装して取り付けるということができない。
【0028】
本ブラシレスモータにあっては、図6(b)に示されるように、ステータコア1に、予め3個の一体形成ティース8u・8v・8wを形成しておくと共に、各一体形成ティース8u・8v・8w間には後付けティース9u・9v・9wを取り付けるための各あり溝1aを形成しておく。
【0029】
後付けティース9u・9v・9wを取り付ける前のステータコア1に、図6(c)に示されるように巻線機のノズル11により各一体形成ティース8u・8v・8wに対してワイヤを巻線してコイル12を形成する。この時、上記したように後付けティース9u・9v・9wが取り付けられていないことから、ノズル11による巻線作業を何ら問題なく行うことができる。
【0030】
このようにして、つば部7を有する形状の一体形成ティース8u・8v・8wに巻線によるコイル形成を行うことができる。そして、後付けティース9u・9v・9wを上記図示例の図3と同様にしてステータコア1に取り付ける。これにより、図6(a)に示されるように6個のティース8u・8v・8w・9u・9v・9wを有する3相・4極・6スロットのブラシレスモータが形成される。
【0031】
ブラシレスモータにおいて全て一体形成されているティースに巻線するものにあっては、各ティース間にノズルの先端部が通過し得るスペースを確保する必要があり、各ティース間の扇形のスペースをコイルで埋め尽くすように巻線することはできない。それに対して、本ブラシレスモータによれば、上記したように一体形成ティース8u・8v・8wに巻線したコイル12により各ティース間の扇形のスペースを埋め尽くすことができる。
【0032】
本ブラシレスモータによれば、上記巻線構造により各ティース8u・8v・8w・9u・9v・9w間のスペースの無駄を無くすことができるが、ティースの1つ置きにコイルを巻線した構造になる。図7(a)にスター結線構造を示す。図の各端子U・V・Wに電気角に応じて通電し、モータを回転させる。その通電パターンを図7(b)に示す。このように、電気角60度おきに120度の正負の通電を交互に各相に流すことで良く、通常のブラシレスモータの通電制御である。
【0033】
次に、上記通電パターンに応じた磁束の流れについて図8を参照して示す。図8(a)は、例えば図7(b)に示される通電切り換えタイミングT1に至る時の状態であり、この状態になるまでは図7(b)に示されるように、U相からV相への通電を行っている。このタイミングT1の時には、U相コイル12の一体形成ティース8uに対してS極マグネット10が位置し、V相コイル12の一体形成ティース8wに対してN極マグネット10が位置していると共に、一体形成ティース8vと後付けティース9vとにN・S極のマグネット10の境目が整合している。この状態での上記通電パターンでは、図8(a)の実線の矢印に示されるように、一体形成ティース8uからロータ2を介して一体形成ティース8wに向かう磁束の流れが生じる。これに伴って、後付けティース9u・9wとの間及びそれらの間にもロータ2を介して図の実線の矢印に示される磁束の流れが生じる。これらの磁束の流れにより、釣り合った状態になり、トルクは発生しない。
【0034】
上記図8(a)の状態の時にU相からW相への通電に切り換える。すると、図8(b)に示されるように、U相コイル12の一体形成ティース8uはN極のままで、W相コイル12の一体形成ティース8vにS極が発生する。これにより、ティース8uがさらにマグネット10のS極を引きつけ、ティース8vがマグネット10のN極を引きつけるようになり、ロータ2が図の矢印CWに示される向きに回転する。
【0035】
そして、図9(a)に示されるように、一対のS極マグネット10が一体形成ティース8uと後付けティース9uとに対して位置していると共に、一体形成ティース8wと後付けティース9wとにN・S極のマグネット10の境目が整合した状態に至る。この状態では、上記図8(a)と同様に釣り合った状態になり、トルクが発生しなくなる。したがって、この図9(a)の状態の時(図7(b)のタイミングT2の時)にV相からW相への通電に切り換える。
【0036】
これにより、図9(b)に示されるように、W相コイル12の一体形成ティース8vはS極のままで、V相コイル12の一体形成ティース8wにはN極が発生する。ティース8vがさらにマグネット10のN極を引きつけ、ティース8wがマグネット10のS極を引きつけるように、図の矢印CWに示される向きにロータ2が回転し続ける。このV相からW相への通電は、一対のS極マグネット10が一体形成ティース8wと後付けティース9wとに対して位置すると共に、一体形成ティース8uと後付けティース9uとにN・S極のマグネット10の境目が整合した状態(図10(a))に至るまで行われる。
【0037】
図10(a)の状態では、上記図8(a)と同様に釣り合った状態になり、トルクが発生しなくなる。したがって、この図10(a)の状態の時(図7(b)のタイミングT3の時)にV相からU相への通電に切り換える。これにより、図10(b)に示されるように、V相コイル12の一体形成ティース8wはN極のままで、U相コイル12の一体形成ティース8uにはS極が発生する。ティース8wがさらにマグネット10のS極を引きつけ、ティース8uがマグネット10のN極を引きつけるように、図の矢印CWに示される向きにロータ2が回転し続ける。
【0038】
この後は、上記各図8・9・10におけるN・S極を代えた状態となるため、その詳しい説明を省略する。このように、図7(b)の通電パターンに応じて通電状態を順次変えることにより、ロータ2が回転する。
【0039】
このようにして、ロータ2の位置に応じて各コイル12に流す電流の向きを変えることによりロータ2を回転させることができるため、全てのティース8u・8v・8w・9u・9v・9wにコイルを巻線しなくても良く、ティースの1つ置きにコイルを巻いた構造とすることができる。このブラシレスモータにあっても、各ティース8u・8v・8w・9u・9v・9w間のスペースをコイルで埋め尽くすことができる。この場合の効果も上記SRモータの場合と同様である。また、上記の説明では一体形成側のティースに巻線したコイルを設けたものであるが、別体側のティースに巻線したコイルを予め設け、後に一体形成のコアに嵌装しても良い。
【0040】
上記各図示例はロータ2を外囲するステータコア1の内周面に突極部(ティース)を設けたものにおける構造について示したが、本発明によれば上記各構造に限られるものではない。例えばインナロータ型のブラシDCモータにも適用可能であり、その例を次に示す。
【0041】
例えば3相・4極・6スロットのブラシDCモータについて図11を参照して以下に示す。なお、上記図示例と同様の部分については同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。このブラシDCモータにあっては、突極部として上記SRモータの各突極部3u・3v・3w・4u・4v・4wやブラシレスモータの各ティース8u・8v・8w・9u・9v・9wと同様のティース13u・13v・13w・14u・14v・14wがロータ2に設けられている。
【0042】
ロータ2の外周面には、図11(a)に示されるように、予め3個の一体形成ティース13u・13v・13wが放射状に形成されていると共に、各一体形成ティース13u・13v・13w間には後付けティース14u・14v・14wを取り付けるための各あり溝1aが形成されている。なお、ステータコア1の内周面には、4極を構成する円弧状マグネット15が配設されている。
【0043】
また、ブラシDCモータにおける各ティース13u・13v・13w・14u・14v・14wには、図11(a)に示されるように取り付け状態で突出端部から周方向に突出する左右一対のつば部7が形成されている。このような形状では、上記SRモータのように予めコイルをコイルエレメントとして製作しておき、そのコイルエレメントを突極部に嵌装して取り付けるということができないため、上記ブラシレスモータと同様にワイヤを巻線してコイルを形成する。
【0044】
本ブラシDCモータにあっては、図11(b)に示されるように、ロータ2に、予め3個の一体形成ティース13u・13v・13wを形成しておくと共に、各一体形成ティース13u・13v・13w間には後付けティース14u・14v・14wを取り付けるための各あり溝2bを形成しておく。
【0045】
後付けティース14u・14v・14wを取り付ける前のロータ2に、図11(c)に示されるように巻線機のノズル11により各一体形成ティース13u・13v・13wに対してワイヤを巻線してコイル16u・16V・16wを形成する。この時、上記したように後付けティース14u・14v・14wが取り付けられていないことから、ノズル11による巻線作業を何ら問題なく行うことができる。
【0046】
このようにして、つば部7を有する形状の一体形成ティース13u・13v・13wに巻線によるコイル形成を行うことができる。そして、後付けティース14u・14v・14wを上記図示例の図3と同様にしてロータ2に取り付ける。これにより、図11(a)に示されるように6個のティース13u・13v・13w・14u・14v・14wを有する3相・4極・6スロットのブラシDCモータが形成される。
【0047】
ブラシDCモータにおいてロータに全て一体形成されているティースに巻線するものにあっては、各ティース間にノズルの先端部が通過し得るスペースを確保する必要があり、各ティース間の扇形のスペースをコイルで埋め尽くすように巻線することはできない。それに対して、本ブラシDCモータによれば、上記したように一体形成ティース13u・13v・13wに巻線したコイル16u・16V・16wにより各ティース間の扇形のスペースを埋め尽くすことができる。
【0048】
本ブラシDCモータによれば、上記巻線構造により各ティース13u・13v・13w・14u・14v・14w間のスペースの無駄を無くすことができるが、ティースの1つ置きにコイルを巻線した構造になる。
【0049】
なお、図12に、ブラシ17a・17bとコンミテータ18の各セグメントとの位置関係の例を示す。図に示されるようにコンミテータ18の各セグメントを1番〜6番とすると、正側ブラシ17aがコンミテータの6番・1番間に位置し、負側ブラシ17bがコンミテータの2番に位置する。また、コンミテータの1番にコイル16uの一端が接続され、コンミテータの3番にコイル16vの一端が接続され、コンミテータの5番にコイル16wの一端が接続され、各コイル16u・16v・16wの多端同士が互いに接続されている。コンミテータの1番・4番同士と、2番・5番同士と、3番・6番同士とがそれぞれ接続されている。
【0050】
上記図12の状態からの磁束の流れについて図13を参照して次に示す。図13(a)にはブラシ17aがコンミテータの6番から1番へ切り換わる直前の状態が示されており、その状態でブラシ17a・17b間に電流を流すと、コンミテータの6番が正となり、コンミテータの2番が負となって、コイル16v・16wに図に示される向きの電流が流れる。また、一体形成ティース13uと後付けティース14uとにN・S極のマグネット15の境目が整合している。これにより、各一体形成ティース13v・13wに生じる磁束が図の実線の矢印に示されるようにマグネット15・ステータコア1を介して流れ、各後付けティース14v・14wにも図の破線の矢印に示されるような磁束の流れが生じ得る。この状態では、コイル16v・16wによる磁束とマグネット15による磁束とが釣り合った状態になり、トルクは発生しない。
【0051】
図13(a)の状態でロータ2が矢印CCWの方向に少しでも回転すると、ブラシ17aがコンミテータの1番に切り替わり、コンミテータの1番が正となり、コンミテータの2番が負になっていることから、コイル16u・16wに図に示される向きの電流が流れるようになる。これにより、図13(b)に示すように、一体形成ティース13wがN極のままで、一体形成ティース13uがS極になり、ティース13wがさらにマグネット15のS極に引き寄せられ、ティース13uがマグネット15のN極に引き寄せられ、図の矢印CCWに示される向きにロータ2が回転する。
【0052】
図13(b)の状態からロータ2が回転し、ブラシ17bがコンミテータの2番から3番に切り換わる直前の状態になったら、上記図13(a)と同様にトルクが発生しなくなる(図14(a))。そして、ブラシ17bがコンミテータの3番に切り換わったら、コンミテータの3番が負になり、その時コンミテータの1番が正であり、コイル16u・16vに図に示される向きの電流が流れるようになる。これにより、図14(b)に示すように、一体形成ティース13uがS極のままで、一体形成ティース13vがN極になり、ティース13uがさらにマグネット15のN極に引き寄せられ、ティース13vがマグネット15のS極に引き寄せられ、図の矢印CCWに示される向きにロータ2が回転し続ける。
【0053】
回転により、ブラシ17aがコンミテータの1番から2番に切り換わる直前の状態に至り(図15(a))、その状態では上記図13(a)と同様にトルクが発生しなくなる。さらに図の矢印CCWに示される向きに回転して、ブラシ17aがコンミテータの2番に切り換わったら、コンミテータの2番が正になり、その時コンミテータの3番が負であり、コイル16v・16wに図に示される向きの電流が流れるようになる。これにより、図15(b)に示すように、一体形成ティース13vがN極のままで、一体形成ティース13wがS極になり、ティース13vがさらにマグネット15のS極に引き寄せられ、ティース13wがマグネット15のN極に引き寄せられ、図の矢印CCWに示される向きにロータ2が回転し続ける。
【0054】
このようにして、ブラシ17a・17bとコンミテータとの接触状態の切り換わりにより、各コイル16u・16v・16wへの通電状態が切り換わり、それに伴って各ティース13u・13v・13w14u・14v・14wに流れる磁束の変化によりロータ2を回転させることができる。そのため、全てのティース13u・13v・13w14u・14v・14wにコイルを巻線しなくても良く、ティースの1つ置きにコイルを巻いた構造とすることができる。このブラシDCモータにあっても、各ティース13u・13v・13w14u・14v・14w間のスペースをコイルで埋め尽くすことができる。この場合の効果も上記SRモータの場合と同様である。
【0055】
このように、種々のモータ構造のものに本発明による巻線構造を適用し得る。また、発電機に対しても同様に適用し得る。
【0056】
【発明の効果】
このように本発明によれば、各一体形成突極部にコイルを装着する場合に、後付け突極部に密接するような大きさのコイルを装着することができ、その後、後付け突極部を取り付けることにより、簡単に突極部間のスペースをコイルにより埋め尽くしてコイル占積率を高くすることができるため、コイル占積率が高く、全ての突極部にコイルが装着されていなくても、モータにおける発生トルクの低下や、発電機における出力性能が低下することがない。また、太線でコイルを形成することにより熱的に有利となる。
【0057】
また、SRモータに適用する場合に、後付け突極部の突出端部にコイルを抜け止めし得るつば部を設けることにより、後付け突極部を取り付けて、一体形成突極部に取り付けたコイルをつば部で押さえることができ、コイルを容易に抜け止めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたSRモータのステータコアおよびロータを示す正面図。
【図2】(a)は一体形成突極部へのコイルエレメントの装着要領を示す要部拡大図であり、(b)は一体形成突極部へコイルエレメントを装着した状態を示す正面図。
【図3】後付け突極部の取り付け要領を示す要部拡大斜視図。
【図4】(a)は一体形成突極部3wのコイルに電流を流して釣り合った状態のステータコアおよびロータを示す正面図であり、(b)は一体形成突極部3uのコイルに電流を流してトルクが発生した状態を示す同様の図であり、(c)は一体形成突極部3wのコイルに電流を流して釣り合った状態を示す同様の図。
【図5】(a)は従来例と本発明との静トルク分布を示す図であり、(b)は電気角に対する発生トルクを示す図。
【図6】(a)はブラシレスモータに適用した例を示す図1に対応する図であり、(b)はそのステータコアを示す図であり、(c)は巻線要領を示す図。
【図7】(a)はブラシレスモータにおけるコイルの結線を示す図であり、(b)は通電パターンを示す図。
【図8】(a)はブラシレスモータにおけるU相からV相へ通電して釣り合った状態のステータコアおよびロータを示す正面図であり、(b)はU相からW相へ通電を切り換えてトルクが発生した状態を示す同様の図。
【図9】(a)はU相からW相へ通電して釣り合った状態のステータコアおよびロータを示す正面図であり、(b)はV相からW相へ通電を切り換えてトルクが発生した状態を示す同様の図。
【図10】(a)はV相からW相へ通電して釣り合った状態のステータコアおよびロータを示す正面図であり、(b)はV相からU相へ通電を切り換えてトルクが発生した状態を示す同様の図。
【図11】(a)はブラシDCモータに適用した例を示す図1に対応する図であり、(b)はそのロータコアを示す図であり、(c)は巻線要領を示す図。
【図12】ブラシDCモータにおけるブラシとコンミテータとの位置関係及びコイルの配線を示す模式図。
【図13】(a)はブラシDCモータにおけるV相・W相に通電して磁束が釣り合った状態を示す図であり、(b)はU相・W相に通電して回転した状態を示す図。
【図14】(a)は図13(b)から回転して磁束が釣り合った状態を示す図であり、(b)はU相・V相に通電して回転した状態を示す図。
【図15】(a)は図14(b)から回転して磁束が釣り合った状態を示す図であり、(b)はV相・W相に通電して回転した状態を示す図。
【図16】(a)は従来のSRモータの巻線構造を示す正面図であり、(b)はコイルエレメントによるコイル装着要領を示す部分拡大図。
【図17】(a)は従来のコイル嵌装状態の一例を示す要部拡大図であり、(b)はコイル嵌装状態の他の例を示す要部拡大図。
【符号の説明】
1 ステータコア、1a あり溝
2 ロータ
3u・3v・3w 一体形成突極部
4u・4v・4w 後付け突極部
5 コイルエレメント
6 あり
7 つば部
8u・8v・8w 一体形成ティース
9u・9v・9w 後付けティース
10 マグネット
11 ノズル
12 コイル
13u・13v・13w 一体形成ティース
14u・14v・14w 後付けティース
15 マグネット
16u・16V・16w コイル
17a・17b ブラシ
18 コンミテータ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a coil winding structure of a motor or a generator.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, there is an SR motor (switch reluctance motor) having a plurality of salient pole portions projecting radially from a stator core and a rotor core received in the stator core, and an example thereof is shown in FIG. In the SR motor shown in the figure, six radially inward
[0003]
In the winding of the coils around the
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, when the coil of the SR motor is mounted, as shown in FIG. 17A, when the coil shape is long in the axial direction in accordance with the height of the
[0005]
In order to effectively utilize the wide space S1 between the base ends of the salient pole portions, for example, as shown in FIG. 17B, a large-diameter coil shape is used to fill the space S1 in the mounted state. In this case, in order to provide the opening width b for coil fitting so that adjacent coils do not interfere with each other at the time of mounting as described above, a coil shape that is low in the axial direction as shown in the drawing is used. Therefore, in this case, a space S2 is formed between the protruding portions of the salient pole portions, and the coil occupying ratio decreases as in the case described above. In addition, the problem of such a decrease in the coil space factor is the same as in the above-described winding using the nozzle, since a space is required for the nozzle to pass during winding. The same applies to other types of motors (such as brushless motors and brush DC motors) and generators.
[0006]
Moreover, since the coil-
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve such a problem, it is possible to increase the coil space factor and to easily prevent the coil from coming off from the salient pole portion. Salient pole portions radially provided on a stator or a rotor of a generator are provided with an integral multiple of the number of phases of the motor, and a plurality of integrally formed salient pole portions are integrally formed; It consists of a plurality of retrofitting salient pole portions disposed in between by retrofitting, and the retrofitting salient pole portion is attached after the coil is provided on the integrally formed salient pole portion.
[0008]
According to this, before the retrofitting salient pole portion is attached to the stator, the retrofitting salient pole portion attached between the integrally formed salient pole portions does not interfere with the mounting of the coil to each integrally formed salient pole portion. A motor having a predetermined number of salient poles can be configured by mounting a coil having a size such that the coil is in close contact with the retrofitted salient poles. Since the gap between the salient poles can be filled with coils, the coil space factor is high, and even if coils are not mounted on all salient poles, the torque generated in the motor decreases and the output performance of the generator decreases. It does not drop. Further, forming the coil with a thick line is thermally advantageous.
[0009]
In addition, according to the motor being an SR motor (switch reluctance motor) and a salient portion which can prevent the coil from being removed at the protruding end of the retrofitting salient pole portion, By attaching the coil, the coil attached to the integrally formed salient pole portion can be pressed by the collar portion, and the coil can be easily prevented from coming off.
[0010]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail based on specific examples shown in the accompanying drawings.
[0011]
FIG. 1 is a front view showing a
[0012]
The
[0013]
Next, the procedure for manufacturing the
[0014]
As a result, as shown in FIG. 2B, the
[0015]
Next, as shown in FIG. 3, the retrofit
[0016]
The
[0017]
Further, a pair of left and
[0018]
In the case where the winding or the coil element is mounted on the salient pole portions which are all integrally formed as shown in the conventional example, the fan-shaped space between the salient pole portions cannot be filled with the coil. . On the other hand, according to the present invention, the fan-shaped space between the salient pole portions can be filled by the
[0019]
According to the present invention, the above-described winding structure can eliminate waste of space between the
[0020]
FIG. 4A shows a state in which, for example, a pair of
[0021]
In the state shown in FIG. 4A, the energization is switched from the W phase to the U phase. Then, as shown in FIG. 4B, the magnetic flux generated in the integrally formed
[0022]
Then, as shown in FIG. 4C, the pair of
[0023]
Since the magnetic flux flows in this manner and the
[0024]
FIG. 5 shows the torque generated in the conventional example and the present invention in the case where the shapes of the stator and the rotor other than the coil winding structure are the same. FIG. 5A shows a static torque distribution in an arbitrary one-phase salient pole portion, and FIG. 5B shows a generated torque with respect to an electrical angle. As described above, according to the present invention, even with a structure in which a coil is wound every other salient pole portion, a result that is substantially the same as the conventional example was obtained. Further, according to the structure of the present invention, since the space factor of the coil can be increased, a coil wound with a thick wire having a large element wire diameter can be used, which is thermally advantageous as compared with a small diameter coil. is there. Further, by treating the coil element as a coil element as in the above illustrated example, the time for winding and connection can be reduced.
[0025]
The structure of the present invention is not limited to the above SR motor, but can be applied to various motors (generators).
[0026]
For example, a three-phase, four-pole, six-slot brushless motor will be described below with reference to FIG. The same parts as those in the illustrated example are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof will be omitted. Also in this brushless motor, as shown in FIG. 6A, integrally formed
[0027]
As shown in FIG. 6 (a), each of the
[0028]
In this brushless motor, as shown in FIG. 6B, three integrally formed
[0029]
As shown in FIG. 6C, a wire is wound around the integrally formed
[0030]
In this manner, coils can be formed by winding the integrally formed
[0031]
In the case of a brushless motor that winds on teeth that are all integrally formed, it is necessary to secure a space through which the tip of the nozzle can pass between each tooth, and a fan-shaped space between each tooth with a coil. It cannot be wound to fill up. On the other hand, according to the present brushless motor, the fan-shaped space between the teeth can be filled up by the
[0032]
According to this brushless motor, it is possible to eliminate the waste of the space between the
[0033]
Next, the flow of magnetic flux according to the above-described energization pattern will be described with reference to FIG. FIG. 8A shows, for example, a state when the power supply switching timing T1 shown in FIG. 7B is reached. Until this state is reached, as shown in FIG. Is energized. At this timing T1, the S-
[0034]
In the state of FIG. 8A, the current is switched from the U phase to the W phase. Then, as shown in FIG. 8B, the S-pole is generated in the integrally formed
[0035]
Then, as shown in FIG. 9A, a pair of
[0036]
As a result, as shown in FIG. 9B, the integrally formed
[0037]
In the state of FIG. 10A, the state is balanced as in FIG. 8A, and no torque is generated. Therefore, in the state of FIG. 10A (at the timing T3 of FIG. 7B), the current is switched from the V phase to the U phase. As a result, as shown in FIG. 10B, the integrally formed
[0038]
Thereafter, the N and S poles in FIGS. 8, 9 and 10 are replaced with each other, and a detailed description thereof will be omitted. Thus, the
[0039]
In this way, the
[0040]
Although each of the illustrated examples shows the structure in which salient pole portions (teeth) are provided on the inner peripheral surface of the
[0041]
For example, a three-phase, four-pole, six-slot brush DC motor will be described below with reference to FIG. The same parts as those in the illustrated example are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof will be omitted. In this brush DC motor, the
[0042]
As shown in FIG. 11A, three integrally formed
[0043]
As shown in FIG. 11A, the
[0044]
In the present brush DC motor, as shown in FIG. 11B, three integrally formed
[0045]
As shown in FIG. 11 (c), a wire is wound around the integrally formed
[0046]
In this manner, coils can be formed by winding the integrally formed
[0047]
In the case of a brush DC motor that winds on teeth integrally formed on the rotor, it is necessary to secure a space between the teeth so that the tip of the nozzle can pass therethrough. Cannot be wound so as to be completely filled with coils. On the other hand, according to the brush DC motor, the fan-shaped space between the teeth can be filled by the
[0048]
According to this brush DC motor, the above-mentioned winding structure can eliminate waste of the space between the
[0049]
FIG. 12 shows an example of the positional relationship between the
[0050]
The flow of the magnetic flux from the state shown in FIG. 12 will be described below with reference to FIG. FIG. 13A shows a state immediately before the
[0051]
If the
[0052]
When the
[0053]
Due to the rotation, the
[0054]
In this manner, by switching the contact state between the
[0055]
As described above, the winding structure according to the present invention can be applied to various motor structures. Further, the present invention can be similarly applied to a generator.
[0056]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, when a coil is mounted on each integrally formed salient pole portion, a coil having a size so as to be in close contact with the retrofit salient pole portion can be mounted. By mounting, the space between salient poles can be easily filled with coils and the coil space factor can be increased, so that the coil space factor is high and coils are not mounted on all salient poles. Also, there is no reduction in the torque generated in the motor or the output performance in the generator. Further, forming the coil with a thick line is thermally advantageous.
[0057]
In addition, when the present invention is applied to an SR motor, the salient pole is provided at the protruding end of the retrofitting salient pole so that the coil can be prevented from being detached. The coil can be held down by the collar, and the coil can be easily prevented from coming off.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing a stator core and a rotor of an SR motor to which the present invention is applied.
FIG. 2A is an enlarged view of a main part showing a procedure for mounting a coil element to an integrally formed salient pole, and FIG. 2B is a front view showing a state where the coil element is mounted on the integrally formed salient pole.
FIG. 3 is an enlarged perspective view of a main part showing how to attach a retrofit salient pole;
FIG. 4A is a front view showing a stator core and a rotor in a state where current flows through a coil of an integrally formed
FIG. 5A is a diagram showing a static torque distribution of a conventional example and the present invention, and FIG. 5B is a diagram showing a generated torque with respect to an electric angle.
6A is a diagram corresponding to FIG. 1 showing an example applied to a brushless motor, FIG. 6B is a diagram showing a stator core thereof, and FIG. 6C is a diagram showing a winding procedure.
7A is a diagram illustrating connection of coils in a brushless motor, and FIG. 7B is a diagram illustrating an energization pattern.
FIG. 8A is a front view showing a stator core and a rotor in a state where current is supplied from the U phase to the V phase and balanced in the brushless motor, and FIG. FIG.
FIG. 9A is a front view showing the stator core and the rotor in a balanced state by energizing from the U phase to the W phase, and FIG. 9B is a state in which energizing is switched from the V phase to the W phase to generate torque. FIG.
FIG. 10A is a front view showing the stator core and the rotor in a balanced state by energizing from the V phase to the W phase, and FIG. 10B is a state in which torque is generated by switching energizing from the V phase to the U phase; FIG.
11A is a diagram corresponding to FIG. 1 illustrating an example applied to a brush DC motor, FIG. 11B is a diagram illustrating a rotor core thereof, and FIG. 11C is a diagram illustrating a winding procedure.
FIG. 12 is a schematic diagram showing a positional relationship between a brush and a commutator and wiring of a coil in the brush DC motor.
13A is a diagram showing a state in which the magnetic flux is balanced by energizing the V and W phases in the brush DC motor, and FIG. 13B shows a state in which the U and W phases are energized and rotating. FIG.
14A is a diagram showing a state in which the magnetic flux is balanced by rotating from FIG. 13B, and FIG. 14B is a diagram showing a state in which U-phase and V-phases are energized and rotated.
15A is a diagram illustrating a state in which the magnetic flux is balanced by rotating from FIG. 14B, and FIG. 15B is a diagram illustrating a state in which the V-phase and the W-phase are rotated by being energized;
FIG. 16A is a front view showing a winding structure of a conventional SR motor, and FIG. 16B is a partially enlarged view showing a coil mounting procedure using a coil element.
FIG. 17A is an enlarged view of a main part showing an example of a conventional coil fitted state, and FIG. 17B is an enlarged view of a main part showing another example of a coil fitted state.
[Explanation of symbols]
1 stator core, 1a groove
2 rotor
3u / 3v / 3w integrally formed salient pole
4u ・ 4v ・ 4w Retrofit salient pole
5 Coil element
There are 6
7 brim
8u / 8v / 8w integrally formed teeth
9u ・ 9v ・ 9w Retrofit teeth
10 magnets
11 nozzles
12 coils
13u ・ 13v ・ 13w integrally formed teeth
14u ・ 14v ・ 14w Retrofit teeth
15 Magnet
16u ・ 16V ・ 16w coil
17a ・ 17b brush
18 commutator
Claims (2)
前記一体形成突極部に前記コイルを設けた後に前記後付け突極部が取り付けられていることを特徴とするモータまたは発電機のコイル巻線構造。A plurality of integrally formed salient pole portions provided radially on a stator or a rotor of a motor or a generator are provided as integral multiples of the number of phases of the motor, and are integrally formed with the plurality of integrally formed salient pole portions. It consists of a plurality of retrofitting salient poles that are retrofitted between poles,
A coil winding structure for a motor or a generator, wherein the retrofit salient pole portion is attached after the coil is provided on the integrally formed salient pole portion.
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