JP2004094569A - 位置検出方法、位置検出装置及びその位置検出装置を用いた電子黒板装置 - Google Patents

位置検出方法、位置検出装置及びその位置検出装置を用いた電子黒板装置 Download PDF

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Abstract

【課題】検出位置精度を向上させることができる位置検出方法、位置検出装置及びその位置検出装置を用いた電子黒板装置を提供することを目的とする。
【解決手段】端部に設けられた発光部101からの照明光が内部を全反射伝播する導光体103と、導光体103の表面に近接配置されたフィルム105と、導光体103の表面における光学的変異点の位置を検出可能な光学的位置検出手段106,107とを備えている位置検出装置を用いた位置検出方法である。フィルム105に機械的変形を与えることによりフィルム105の一部を導光体103に接近又は接触させ、導光体103において生じるエバネッセント光による照明光の散乱光を光学的位置検出手段106,107で受光することにより、機械的変形が与えられた位置を検出する。超音波を利用しないので、温度変化や湿度変化等に起因する位置検出精度の低下を回避することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記載面に情報を記載する際の記載位置を検出する位置検出方法、位置検出装置及びその位置検出装置を用いた電子黒板装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
昨今、会議等に使用される電子黒板装置においては、パーソナルコンピュータ(以下「パソコン」という)とプロジェクタの普及に伴い、パソコンデータを記載面に投射して表示すると共に、会議中に記載面に記載した情報をパソコンデータに追記したりパソコン内に取り込んだりする対話型の電子黒板装置が開発されている。このような対話型の電子黒板装置は、表示装置としては液晶等を用いたデータプロジェクタが用いられ、記載用のペンとしては超音波等を利用した電子ペンが用いられ、その電子ペンによる記載面への記載位置を位置検出装置で検出するようになっている。
【0003】
図9は、従来の対話型の電子黒板装置の一例を示す模式図である。この電子黒板装置の黒板本体201は、脚部に移動用のキャスター204を具備し、会議室等の使用場所への移動が可能であり、壁等の支えや固定も不要な自立式可動型のものである。図9において、202は、電子黒板装置の制御部であり、電子黒板装置を駆動する電源スイッチ、複写スイッチ、黒板本体201の記載面の送りスイッチ等の操作部及び複写用のプリンタ部等が搭載されている。203は、黒板本体201の記載部であり、固定した記載面を持つものや複数の記載面を持つものがある。複数の記載面を持つものは通常、ベルト状の記載面が、操作部202に設けた記載面送りスイッチを操作することにより、右又は左方向に移動し、あらかじめ設定された複数のポジションに自動的に停止し、数面の異なる記載面を順次使用できるような構造になっている。記載面への書き込みは通常、フェルトペン等で行われる。205および206は、それぞれ超音波受信部と赤外線受信部を持つ一対の検出部であり、記載部203の上部の左右にそれぞれ配置されている。207は、超音波発振子と赤外線発光部とを有する電子ペンであり、ペン先を記載面に押し付けた時スイッチが入り、赤外線及び超音波が発せられる構造になっている。
【0004】
黒板本体201を単体で使用する際には、黒板本体201を使用場所に設置し、記入者はフェルトペンで記載部203に情報を記載し会議を進行する。もし不要な記載が発生すれば、専用のイレーサーで消すことも可能である。記載内容を複写する場合、要求に応じて操作部202にある複写キーを押すことにより、記載面の内容を内蔵のイメージセンサー等により電気的に読み、内蔵された感熱式等のプリンタによりに記載面の記載内容を縮小複写することができる。また複数の記載面を持ち、操作部202に設けられた記載面送りスイッチを操作することにより記載面であるフィルムを右又は左に送り新たな記載面を設定した後、その設定した記載面に情報を記載し会議を続行することが可能である。このように黒板本体201を単体で使用すれば効果的に会議の進行を行うとともに、議事録など資料をその場で複写作成することができる。
【0005】
一方、対話型の電子黒板装置としての使用形態は、黒板本体201と投射装置208及びパソコン209とを併用して使用する。電子ペン207から発せられた赤外線と超音波とを超音波受信部と赤外線受信部を備えた検出部205および206とで受信する。その受信した赤外線と超音波の伝播時間差により、検出部205,206と電子ペン207間の距離を求め電子ペン207の位置を検出する。この検出した電子ペン207の軌跡を文字データ等の記載情報としてパソコン209に取り込む。そして、パソコン209に取り込まれた記載情報を、併用する投射装置208を通じて投影し電子ペン207の記載位置に投影表示する。このように、対話型の電子黒板装置を使用すれば、電子データとしての記載内容の取り込みが可能になる、あるいは、ネットワーク等を通じて離れた場所への記載内容の電気的な伝送が可能になり、会議の効率化及び情報伝達の効率化が可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この様な対話型の電子黒板装置においては、電子ペン207の位置検出に超音波を利用しているため、使用環境の温度変化や湿度変化に伴う超音波の速度変化に起因して検出位置精度が低下する、あるいは、使用環境や筐体での超音波の反射に起因して検出位置精度が低下する恐れがあった。また、表示装置に前面からの投射装置を使用したものにおいては影を生じ、この影によって検出位置精度が低下していた。更に、記載用具としての電子ペン207は、内部に精密な電子回路が組み込まれているので、使用中の落下などにより破損することもあった。
【0007】
そこで、本発明は、検出位置精度を向上させることができる位置検出方法、位置検出装置及びその位置検出装置を用いた電子黒板装置を提供することを目的としている。また、本発明は、記載面に情報を記載する際の記載位置の検出位置精度を向上させることができ、記載用具の破損を回避することもできる位置検出方法、位置検出装置及びその位置検出装置を用いた電子黒板装置を提供することも目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の位置検出方法においては、フィルムに機械的変形を与えることにより当該フィルムの一部を導光体に接近又は接触させ、前記導光体において生じるエバネッセント光による照明光の散乱光を光学的位置検出手段で受光することにより、前記機械的変形が与えられた位置を検出する。このため、検出位置精度を向上させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、端部に設けられた発光部からの照明光が内部を全反射伝播する導光体と、導光体の表面に近接配置されたフィルムと、光体の表面における光学的変異点の位置を検出可能な光学的位置検出手段とを備えている位置検出装置を用いた位置検出方法であって、フィルムに機械的変形を与えることにより当該フィルムの一部を導光体に接近又は接触させ、導光体において生じるエバネッセント光による照明光の散乱光を光学的位置検出手段で受光することにより、機械的変形が与えられた位置を検出することを特徴としている。このため、フィルムの一部に機械的な力を加えてフィルムの一部を導光体に接近又は接触させると、その接近又は接触によってエバネッセント光が散乱し、その散乱した散乱光を光学的位置検出手段で受光することにより、フィルムが導光体に接近又は接触した位置が検出されるという作用を有する。
【0010】
本発明の請求項2に記載の発明は、端部に設けられた発光部からの照明光が内部を全反射伝播する導光体と、導光体の表面に近接配置されたフィルムと、導光体の表面における光学的変異点の位置を検出可能な光学的位置検出手段とを備えている位置検出装置を用いた位置検出方法であって、フィルムに被検出物を接触させて機械的変形を与えることにより当該フィルムの一部を導光体に接近又は接触させ、導光体において生じるエバネッセント光による照明光の散乱光を光学的位置検出手段で受光することにより、被検出物の位置を検出することを特徴としている。このため、被検出物を記載用具に用いてフィルムの表面に被検出物で情報を記載すると、その記載によりフィルムが導光体に接近又は接触してエバネッセント光を散乱させ、その散乱させた散乱光を光学的位置検出手段で受光することにより被検出物の位置が検出されるという作用を有する。
【0011】
本発明の請求項3に記載の発明は、照明光を発光する発光部と、発光部が端部に設けられ発光部からの照明光が内部を全反射伝播する導光体と、導光体の表面に近接配置されたフィルムと、導光体の表面における光学的変異点の位置を検出可能な光学的位置検出手段とを備えている位置検出装置である。このため、フィルムの一部に機械的な力を加えてフィルムの一部を導光体に接近又は接触させると、導光体から染み出した照明光のエバネッセント光が散乱し、その散乱した散乱光を光学的位置検出手段で受光することにより、フィルムが導光体に接近又は接触した位置が検出されるという作用を有する。
【0012】
本発明の請求項4に記載の発明は、照明光を発光する発光部と、発光部が端部に設けられ発光部からの照明光が内部を全反射伝播する導光体と、導光体の表面に近接配置されたフィルムと、フィルムの一部を導光体に接近または接触させる被検出物と、導光体の表面における光学的変異点の位置を検出可能な光学的位置検出手段とを備えている位置検出装置である。このため、被検出物を記載用具に用いてフィルムの表面に被検出物で情報を記載すると、その記載によりフィルムの一部が導光体に接近又は接触して、導光体から染み出した照明光のエバネッセント光を散乱させ、その散乱させた散乱光を光学的位置検出手段で受光することにより、被検出物の位置が検出されるという作用を有する。
【0013】
本発明の請求項5に記載の発明は、フィルムは、表面に投射された画像を表示する機能を備えていることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の位置検出装置である。このため、フィルムの表面には、画像投射装置から投射された画像が表示されるという作用を有する。
【0014】
本発明の請求項6に記載の発明は、フィルムの導光体側の表面には、光の散乱を助長するマット処理が施されていることを特徴とする請求項3から請求項5の何れか一項に記載の位置検出装置である。このため、フィルムの導光体側の表面を導光体に接近又は接触させると、エバネッセント光の散乱が助長されるという作用を有する。また、画像投射装置によってフィルムの導光体側の表面に画像を結像させる場合は、フィルムの導光体側の表面により、画像投射装置から投射された投射光の散乱が助長されるという作用も有する。
【0015】
本発明の請求項7に記載の発明は、導光体とフィルムとの間に、照明光を吸収する材料で作成され導光体とフィルムとの離間距離を一定に保持する保持材が設けられていることを特徴とする請求項3から請求項6の何れか一項に記載の位置検出装置である。このため、エバネッセント光が保持材によって散乱されることなく、導光体とフィルムとの離間距離が保持材によって一定に保持されるという作用を有する。
【0016】
本発明の請求項8に記載の発明は、保持材は点状に形成され、多数配置されていることを特徴とする請求項7に記載の位置検出装置である。このため、フィルムは、点状に配置された保持材によって導光体との離間距離が一定に保持されるという作用を有する。
【0017】
本発明の請求項9に記載の発明は、保持材は網目状に配置されていることを特徴とする請求項7に記載の位置検出装置である。このため、フィルムは、網目状に配置された保持材によって導光体との離間距離が一定に保持されるという作用を有する。
【0018】
本発明の請求項10に記載の発明は、照明光は、所定の発光周期で点滅、あるいは、所定の規則性を有して点滅するものであることを特徴とする請求項3から請求項9の何れか一項に記載の位置検出装置である。このため、所定の発光周期で点滅、あるいは、所定の規則性を有して点滅する散乱光を光学的位置検出手段が受光するという作用を有する。
【0019】
本発明の請求項11に記載の発明は、照明光は赤外光であることを特徴とする請求項3から請求項10の何れか一項に記載の位置検出装置である。このため、光学的位置検出手段が散乱光として赤外光を受光するという作用を有する。
【0020】
本発明の請求項12に記載の発明は、導光体の表面には、少なくとも2箇所の所定位置に、導光体から染み出した照明光のエバネッセント光を散乱させる散乱部が設けられ、散乱部で散乱させられた散乱光の光学的位置検出手段からの検出信号に基づいて光学的変異点の検出位置を校正する手段を備えていることを特徴とする請求項3から請求項11の何れか一項に記載の位置検出装置である。このため、導光体の表面の少なくとも2箇所に設けられた散乱部で散乱させられた散乱光が光学的位置検出手段によって受光され、その受光による光学的位置検出手段からの検出信号に基づいて光学的変異点の検出位置が補正されるという作用を有する。
【0021】
本発明の請求項13に記載の発明は、光学的位置検出手段と導光体との間に、可視光を減衰させ赤外光を透過させるローパスフィルタ又は帯域フィルタが設けられていることを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の位置検出装置である。このため、ローパスフィルタ又は帯域フィルタによって可視光が減衰され、散乱光である赤外光は減衰されることなく光学的位置検出手段で受光されるという作用を有する。
【0022】
本発明の請求項14に記載の発明は、光学的位置検出手段の近傍に、フィルムの表面に画像を投射する画像投射装置を配置したことを特徴とする請求項5から請求項13の何れか一項に記載の位置検出装置である。このため、光学的位置検出手段を構成する光学系の構成部材と、画像投射装置を構成する光学系の構成部材との共用が容易になるという作用を有する。
【0023】
本発明の請求項15に記載の発明は、画像投射装置を構成する光学系の構成部材の少なくとも一部を、光学的位置検出手段を構成する光学系の構成部材と共用したことを特徴とする請求項14に記載の位置検出装置である。このため、光学的位置検出手段を構成する光学系の構成部材の一部又は全てを不要にすることができるという作用を有する。
【0024】
本発明の請求項16に記載の発明は、光学的位置検出手段は、多数の電荷結合素子(CCDエリアセンサー)又は相補性金属酸化膜半導体素子(CMOSエリアセンサー)が面状に配置された受光センサーを備えていることを特徴とする請求項3から請求項15の何れか一項に記載の位置検出装置である。このため、多数の電荷結合素子又は相補性金属酸化膜半導体素子が面状に配置された受光センサーによって散乱光が受光されるという作用を有する。
【0025】
本発明の請求項17に記載の発明は、コンピュータのデータをフィルムの表面に投射して表示すると共に、フィルムの表面に記載した情報をコンピュータに取り込む電子黒板装置であって、請求項3から請求項16の何れかの一項に記載の位置検出装置を備えていることを特徴としている。このため、電子黒板装置のフィルムの表面に情報を記載する際には、その記載によりフィルムが導光体に接近又は接触してエバネッセント光を散乱させ、その散乱させた散乱光を光学的位置検出手段で受光することにより記載位置が検出されるという作用を有する。
【0026】
以下、本発明の実施の形態について図面に基づき説明する。
【0027】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る位置検出装置を模式的に示す側面図である。図1において、101は照明光としての赤外光を発光する赤外線発光ダイオード(以下「赤外線LED」という)、102は全反射せず漏れ出て来る赤外光を吸収して遮蔽する吸収遮蔽体、103は赤外光を全反射伝播する導光体、104は導光体103端面での赤外光の反射により赤外光が漏出するのを防止する吸収遮蔽体、105は導光体103に近接して配置されたフィルムである。
【0028】
このフィルム105の導光体103側の表面は、光の散乱を助長するように荒い状態にマット加工されている。106は赤外光を受光する受光センサーである。この受光センサー106としては、多数の電荷結合素子(以下「CCD」という)を面状に配置したCCDエリアセンサーを採用している。107は導光体103と受光センサー106との間に配置された光学レンズ、108はフィルム105に押し付けられてフィルム105の一部を導光体103に接近又は接触させる被検出物である。
【0029】
動作を説明する。導光体103の端面には、赤外線LED101から赤外光が照射されている。この赤外光は、導光体103内を全反射して伝播するようになっている。すなわち、導光体103表面に深い角度で向かう赤外光は全反射されず導光体103より飛び出し、導光体103端部に設けられた吸収遮蔽体102に吸収される。一方、導光体103の表面に対し臨界角より浅い角度で進入した光は導光体の表面(内面)で全反射し導光体103内を伝播し導光体103他端に達した赤外光は吸収遮蔽体104に吸収される。従って、通常の状態では、導光体103内の赤外光は導光体103内より漏れ出てくることはない。このため、受光センサー106に赤外光が検出されることはない。
【0030】
ここで、導光体103内を全反射して伝播する赤外光は、導光体103に近接した領域においてエバネッセント光として導光体103外の近接場にも存在している。従って、被検出物108がフィルム105に押し付けられると、フィルム105は機械的に変形し、確保されている導光体103とフィルム105との間の空間距離が小さくなり、導光体103とフィルム105とが接近又は接触する。導光体103とフィルム105とが接近した場合は、その接近した位置でフィルム105がエバネッセント光を散乱させる。この散乱された散乱光の一部は、導光体103を通過し、光学レンズ107によって集光され受光センサー106上に結像する。
【0031】
CCDエリアセンサーである受光センサー106は、赤外領域まで良好な感度を有し、フィルム105がCCD上に結像するよう設定されているので、光学レンズ107によって受光センサー106に結像された散乱光の位置は、フィルム105上の被検出物108の位置と相関関係を持っている。従って、導光体103内から染み出した照明光のエバネッセント光を被検出物108で散乱させ、その散乱させた散乱光を光学レンズ107で集光し受光センサー106上に結像させて受光センサー106で受光することにより、被検出物108の位置を検出することができる。すなわち、光学レンズ107と受光センサー106とは光学的位置検出手段を構成している。
【0032】
フィルム105が更に導光体103に接近し導光体103と接触した場合は、その接触した部分の周囲に近接した部分が生じ、やはりエバネッセント光の散乱は生じる。また導光体103にフィルム105が接触することにより、やはり、その接触部分より散乱光を生じる。従って、フィルム105と導光体103とが接触した場合であっても、フィルム105が導光体103に接近した場合と同様、被検出物108の位置を検出することができる。
【0033】
このように、被検出物108は、フィルム105を機械的に変形させて導光体103に接近又は接触させることによりエバネッセント光の散乱を起こさせる物体であれば良い。このため、専用の電子回路を内蔵する必要はなく、構成は簡単で大きさも自由に設定でき、且つ、堅牢なものとすることができる。従って、被検出物108を記載用具とすることにより、記載用具の破損を回避することができる。
【0034】
なお、フィルム105と導光体103とが接近又は接触する面積が広がりをもつ場合であっても、光学的位置検出手段の受光センサー106による映像信号を電気的あるいはソフトウエア的に処理して散乱光の中心を求めることにより、被検出物108の位置を求めることは可能である。
【0035】
ここで、CCDを用いた赤外線カメラを光学的位置検出手段として採用した場合に、赤外線カメラの映像信号から被検出物の位置を検出する検出方法の一例を説明する。図2は、赤外線カメラによる水平位置検出用の出力波形の一例を示す波形図である。109はCCDからの映像信号を取り出した出力波形、110は水平同期信号、111は映像信号、112は水平周期、113は赤外光を受光した部分の映像信号、114は水平位置を校正した、校正用の映像信号の位置である。
【0036】
フィルム105の導光体103への接近又は接触によって散乱した赤外光の散乱光は、赤外線カメラの光学レンズ107により、赤外線カメラのCCDエリアセンサーである受光センサー106上に結像し、赤外線カメラからの出力信号109の映像信号111に赤外光を受光した部分の映像信号113として捕らえられる。受光センサー106のCCDは、その基準信号として水晶発振子等が用いられ、非常に正確な周期で制御されている。従って、出力波形109も一定の水平周期112で繰り返さし出力されている。このとき、校正用の映像信号の位置114において位置及び映像信号を校正しておけば、校正用の映像信号の位置114と検出されたCCDの赤外光を受光した部分の映像信号113の位置との時間差115を計測することにより、被検出物108の水平位置を検出することができる。
【0037】
図3は、赤外線カメラによる垂直位置検出用の出力波形の一例を示す波形図である。116は赤外線カメラからの出力波形、117は垂直同期信号、118は映像信号、119は垂直周期、120は赤外光を受光した部分の映像信号、121は垂直位置を校正した、校正用の映像信号の位置である。
【0038】
赤外線カメラに入射した赤外光の散乱光は、赤外線カメラの光学レンズ107により、赤外線カメラのCCDエリアセンサーである受光センサー106上に結像し、赤外線カメラからの出力波形116の映像信号118に赤外光を受光した部分の映像信号120として捕らえられる。受光センサー106のCCDは、水平同期信号等と同様、その基準信号として水晶発振子等が用いられ、非常に正確な周期で制御されている。従って、出力波形116も一定の垂直周期119で繰り返さし出力されている。このとき、既知の位置である、校正用の映像信号の位置121において位置及び映像信号を校正しておけば、校正用の映像信号の位置121と検出されたCCDの赤外光を受光した部分の映像信号120の位置との時間差122を計測することにより、被検出物108の垂直位置を検出することができる。
【0039】
なお、このとき、時間を測定するのではなく、校正用の映像信号の位置114,121と現在の赤外線検出出力のCCD画素数を計数しても同様の効果が得られることは明白である。また、校正用の映像信号の位置114,121は一個所でなく複数の位置であっても良い。複数の場所で校正を行うことにより、被検出物108の検出位置精度が更に向上することは明白である。
【0040】
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2に係る位置検出装置を模式的に示す側面図である。なお、以下に行う実施の形態2の説明では、実施の形態1の構成部品と同一の構成部品には同一の符号を付し、実施の形態1の説明と重複する説明は省略する。図4において、123は赤外光を吸収する材料で構成された、導光体103とフィルム105との空間距離を確保する保持材である。ここでは、保持材123について説明する。保持材123は、赤外光を吸収する材料で作られており、導光体103のフィルム105側の表面に例えば千鳥格子状などの網目状に配置されている。各保持材123は、高さが均一になっている。
【0041】
導光体103内を全反射し伝播する光は、導光体に近接した領域においてもエバネッセント光として導光体103外の近接場に存在する。しかし、保持材123は赤外光を吸収する材料で作られているので、赤外光は、保持材では散乱せず、導光体103の外部に設けられた光位置検出手段の受光センサー106には検出されない。従って、保持材123は、検出に対し悪影響を与えることなく、導光体103とフィルム105の距離を確保する。しかし、検出物108がフィルム105に押し付けられると、保持材123は千鳥格子状に配置されているため、フィルム105は、機械的に変形し、保持材123によって確保されている導光体103との空間距離が小さくなり、あるいは導光体103と接触する。
【0042】
フィルム105が導光体103に接近した場合は、フィルム105がエバネッセント光を散乱させる。この散乱光の一部は導光体103を通り抜け光学的位置検出手段である光学レンズ107及び受光センサー106へ向かう。CCDエリアセンサーである受光センサー106は、赤外領域まで良好な感度を有し、フィルム105がCCD上に結像するよう設定されているので、光学レンズ107によって受光センサー106に結像された散乱光の位置は、フィルム105上の被検出物108の位置と相関関係を持っている。従って、受光センサー106の映像信号を検出することにより被検出物108の接触位置を検出することができる。
【0043】
フィルム105が更に導光体103に接近し導光体103と接触した場合は、その接触した部分の周囲に近接した部分が生じ、やはりエバネッセント光の散乱は生じる。また導光体103にフィルム105が接触することにより、やはり、その接触部分より散乱光を生じる。従って、フィルム105と導光体103とが接触した場合であっても、フィルム105が導光体103に接近した場合と同様、被検出物108の位置を検出することができる。
【0044】
以上説明したように、赤外光を吸収する材料で形成された保持材123を導光体103とフィルム105との間に千鳥格子状に配置することにより、被検出物108の位置検出に悪影響無を与えることなく、導光体103とフィルム105との空間距離を一定に確保することができる。従って、エバネッセント光の散乱を安定させることができ、その結果、光学的位置検出手段106,107による散乱光の受光精度を向上させることができ、被検出物108の検出位置精度を向上させることができる。
【0045】
なお、保持材123の配置は、千鳥格子状に限定されず、フィルム105の機械的変形によって導光体103とフィルム105との距離を近づけ、かつ、各保持材123の間から赤外光が光位置検出手段106,107に到達する構成であればよく、例えば格子状などの網目状や多数の点状であっても同様の効果をうることができる。
【0046】
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の形態3に係る位置検出装置を模式的に示す正面図である。なお、以下に行う実施の形態3の説明では、実施の形態1の構成部品と同一の構成部品には同一の符号を付し、実施の形態1の説明と重複する説明は省略する。図5において、102は吸収遮蔽体、103は導光体、108は被検出物、124は被検出物108の位置データを補正する第1の散乱部、125は位置データを補正する第2の散乱部、126は位置データを補正する第3の散乱部である。第1〜第3の各散乱部124,125,126の位置は既知である。
【0047】
導光体103上に、導光体103上の位置が既知である散乱部124,125,126を設置し、位置検出装置の起動時又は常時、各散乱部124,125,126からの散乱光の位置を光学的位置検出手段106,107で検出する。各散乱部124,125,126の位置は既知であるので、被検出物108によりフィルム105が導光体103に接近又は接触することにより発生した散乱光の位置は、基準となる各散乱部124,125,126の位置との相対位置を求めることにより、絶対位置を補正し求めることができる。この様に、位置検出装置の起動時又は常時、導光体103に対する基準位置を校正することにより精度よく被検出物108の位置を検出することができる。
【0048】
本実施の形態3では校正用の散乱位置を3個所で説明したが、被検出物108の位置データは水平、垂直の2成分を補正すればよく、例えば散乱部を対角に2個所設ける等、位置の基準となる散乱部を2箇所以上に設ければ同様の効果を得ることは明白である。また、校正用の散乱位置を本説明では独立した3個所の位置で説明したが、基準となる散乱部は、位置が既知であれば独立して存在する必要はなく、導光体103上で幾何学的に連続した模様であっても同様な効果を得られることも明白である。
【0049】
(実施の形態4)
図6は、本発明の実施の形態4に係る電子黒板装置を模式的に示す側面図である。なお、以下に行う実施の形態4の説明では、実施の形態1の説明と重複する説明は省略する。図6において、131は電子黒板装置、132は投射部、133は投射部132から投射される画像を反射する第1のミラー、134は投射部132から投射される画像を反射する第2のミラー、135は導光体、136はフィルム、137は赤外光を吸収する材料でできた保持材、138は赤外光を吸収し遮蔽する吸収遮蔽体で覆われた照明部、139は記載ペン等の記載用具である被検出物、140はCCDエリアセンサーである受光センサーを備えた赤外線カメラである光学的位置検出手段、141は被検出物139の位置データを取り込み、表示データを投射部132に出力するパソコンである。
【0050】
本実施の形態4では、位置検出装置は、導光体135,フィルム136,保持材137,照明部138,被検出物139,光学的位置検出手段140,パソコン141から構成されている。フィルム136の表面に画像を投射し結像させる画像投射装置は、投射部132,第1のミラー133,第2のミラー134,フィルム136,パソコン141から構成されている。
【0051】
位置検出に用いるフィルム136は、導光体135側の表面がマット処理されている。このため、投射部132から投射され第1のミラー133と第2のミラー134で反射された画像は、フィルム136のマット処理された表面に結像すると、その表面で散乱され視認性が向上する。すなわち、実施の形態4の構成により、位置検出装置のフィルム136は画像投射装置のスクリーンとしても使用することができ、位置検出装置を通常は画像を表示する表示装置として使用できる。
【0052】
被検出物139によるフィルム136への記載内容をフィルム136に表示する場合は、パソコン141とあわせて使用する。記載ペン等の記載用具である被検出物139をフィルム136面上に接触させて、情報をフィルム136面上に記載すると、その記載した軌跡に応じてフィルム136は変形し、導光体135に接近又は接触する。その接近又は接触したフィルム136は、導光体135側の表面に、画像を結像し目視できるよう光を透過散乱させるマット処理が施されているため、導光体135側の表面が赤外線を散乱させる。この散乱させられた赤外線は、導光体135の背面に設置された赤外線カメラである光学的位置検出手段140に写し取られる。
【0053】
この光学的位置検出手段140はCCDエリアセンサーを備えており、フィルム136による赤外光の散乱位置とCCDエリアセンサー上の撮像位置とは相関がある。このため、位置が既知である位置校正用の散乱部を設け、電子黒板装置131の起動時あるいは常時、前記散乱部の撮像位置によって被検出物139の撮像位置を校正することにより、フィルム136上の被検出物139の位置を精度良く検出することができる。
【0054】
この検出した被検出物139の位置を例えば文字、図形データとしてパソコン141に取り込み、パソコン141から投射部132へ画像データとして出力すれば、被検出物139によるフィルム136への記載内容を、投射部132からフィルム136面に投射された画像として視覚的に表示することができる。このように、本発明の位置検出装置は、フィルム136を画像投射装置の表示用のスクリーンとしても使用でき、電子黒板装置131の入力装置として機能させることもできる。
【0055】
ここで、記載用具である被検出物139は、フィルム136を機械的に変形させて導光体135に接近又は接触させ、フィルム136の表面でエバネッセント光の散乱を起こさせる物体であれば良く、位置検出ができる物質、たとえば指等であっても良い。
【0056】
(実施の形態5)
図7は、本発明の実施の形態5に係る電子黒板装置を模式的に示す側面図である。なお、以下に行う実施の形態5の説明では、実施の形態4の構成部品と同一の構成部品には同一の符号を付し、実施の形態4の説明と重複する説明は省略する。図7に示す電子黒板装置131では、投射部132を光学的位置検出手段140の近傍に配置している。図7において、142は光学的位置検出手段140の前に設置され、可視光を減衰させ赤外線を透過する帯域フィルタまたはローパスフィルタである。
【0057】
画像投射及び位置検出の動作は実施の形態4で説明したので省略する。被検出物139でフィルム136面上に記載をすると、その記載の軌跡に応じてフィルム136は、機械的に変形し導光体135に接近又は接触して赤外光を散乱させる。この散乱させられた赤外光は、透明の導光体135を透過した後、第2のミラー134及び第1のミラー133で反射され、投射部132の近傍に設置された光学的位置検出手段140に写し取られる。この光学的位置検出手段140はCCDエリアセンサーを備えており、フィルム136による赤外光の散乱位置とCCDエリアセンサー上の撮像位置とは相関がある。このため、位置が既知である位置校正用の散乱部を設け、電子黒板装置131の起動時あるいは常時、前記散乱部の撮像位置によって被検出物139の撮像位置を校正することにより、フィルム136上の被検出物139の位置を精度良く検出することができる。
【0058】
ここで、光学的位置検出手段140は、投射部132の近傍に設置されている。このため、光学的位置検出手段140から見た導光体135及びフィルム136の画角は投射部132の画角とほぼ等しくなり、光学系の設計が容易になる。また、前記画角がほぼ同じであるため、例えば第2のミラー134及び第1の133のように、位置検出装置の光学系の一部を画像投射装置の光学系と共用することができ、電子黒板装置131の構成を簡単にすることができる。
【0059】
なお、赤外線カメラに代えて図1に示す光学レンズ107及び受光センサー106を光学的位置検出手段として採用した場合は、受光センサー106と導光体135との間に、可視光を減衰させ赤外線を透過させる帯域フィルタ又はローパスフィルタ142を設置しても、投射部132から投射される可視光及び背景からの可視光を減衰させることができる。従って、検出光である赤外光を効果的に検出でき、赤外カメラを用いたのと同様の効果を得ることができる。
【0060】
また、赤外線カメラを光学的位置検出手段として用いたとき、帯域フィルタ又はローパスフィルタ142を併用することにより、赤外線カメラに内蔵された帯域フィルタ又はローパスフィルタのスカート特性を改善させて位置検出精度を更に向上させることもできる。
【0061】
帯域フィルタ又はローパスフィルタ142を設置する位置は、光学的位置検出手段と導光体135との間であれば図7の位置に特定されるものでないことは明白である。
【0062】
また、記載用具である被検出物139がフィルム136を機械的に変形させ、フィルム136が導光体135に接近又は接触したとき散乱光は発生するので、記載すべき筆跡の部分のみ赤外線を散乱させることができ、散乱光を受光した部分のみを被検出物139の軌跡データとすることができる。このため、筆跡部分と、単なる被検出物139の移動状態とを簡単に分離することができる。従って、特別のスイッチ等を必要とすることなく、しかも、通常紙等に筆記具で筆記するのと同様の操作で被検出物139を操作することにより、散乱光の発光位置の軌跡データを文字や図形のデータとすることができ、利便性がよい。
【0063】
また、照明部138の赤外線LEDの発光を電気的又は機械的に断続させて、導光体135に照射する赤外光の発光周期を特定の周期とし、散乱光の光学的位置検出手段140での受光時に検出信号を特定周期で弁別することにより、他の発光部からの光と散乱光とを容易に分離することができ、被検出物139の位置検出精度を向上させることができる。
【0064】
また、照明部138の赤外線LEDの発光を電気的又は機械的に断続させて、導光体135に照射する赤外光の発光周期を特定の規則性を持った繰り返し発光とし、散乱光の光学的位置検出手段140での受光時に検出信号を特定の規則性をもつ周期で弁別することによっても、他の発光体からの光と散乱光とを容易に分離することができ、被検出物139の位置検出精度を向上させることができる。なお、これらの周期性及び規則性をもつ検出信号の弁別がハードウエアのみならずソフトウエア処理によって行われても、同様の効果が得られることは明白である。
【0065】
図8は、図7に示す電子黒板装置の導光体の背面図である。図8において、131は電子黒板装置、135は導光体、138は照明部、143は被検出物139の位置データを補正するための第1の散乱部、144は被検出物139の位置データを補正するための第2の散乱部、145は被検出物139の位置データを補正するための第3の散乱部、146は被検出物139の導光体上の位置である。ここで、各散乱部143,144,145の位置は既知である。各散乱部143,144,145は、例えば、導光体135の表面に凹凸をつける等の処置を施すことによって形成することができる。
【0066】
電子黒板装置131では、導光体135の有効部分の周囲付近にそれぞれ散乱部143,144,145を配置し、電子黒板装置131の起動時または常時、各散乱部143,144,145からの散乱光を光学的位置検出手段140で受光して、各散乱部143,144,145の位置を検出し、この検出した検出信号に基づいて被検出物139の検出位置を校正する。このため、被検出物139の導光体上の位置146は各散乱部143,144,145の位置によって補正され、被検出物139の位置146の検出位置精度を向上させることができる。
【0067】
なお、本実施の形態5では校正用の散乱位置を3個所で説明したが、被検出物108の光学的位置検出手段140からの検出信号は水平、垂直の2成分を補正すれば良い。従って、例えば散乱部を対角に2個設ける等、2個以上の散乱部を設ければ同様の効果を得ることは明白である。
【0068】
また、以上説明した各実施の形態では、光学的位置検出手段の受光センサーとしては、多数の電荷結合素子が面状に配置されたCCDエリアセンサーを採用している。しかし、受光センサーは、CCDエリアセンサーに限定されるものではなく、例えば、多数の相補性金属酸化膜半導体素子(CMOS)が面状に配置されたCMOSセンサー等、散乱光を受光して、受光位置を示す検出信号を出力するものであれば良い。
【0069】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、フィルムの一部に機械的な力を加えてフィルムの一部を導光体に接近又は接触させると、その接近又は接触によってエバネッセント光が散乱し、その散乱した散乱光を光学的位置検出手段で受光することにより、フィルムが導光体に接近又は接触した位置が検出される。このため、検出位置精度をよくすることができる。
【0070】
請求項2に記載の発明によれば、被検出物を記載用具に用いてフィルムの表面に被検出物で情報を記載すると、その記載によりフィルムが導光体に接近又は接触してエバネッセント光を散乱させ、その散乱させた散乱光を光学的位置検出手段で受光することにより被検出物の位置が検出される。このため、超音波を利用する従来方法と異なり、温度変化や湿度変化等に起因する位置検出精度の低下を回避することができ、従って、記載面であるフィルムの表面に情報を記載する際の記載位置の検出位置精度を向上させることができる。また、記載用具である被検出物に電子回路が不要であるため、堅牢な被検出物を使用して記載用具の破損を回避することもできる。
【0071】
請求項3に記載の発明によれば、フィルムの一部に機械的な力を加えてフィルムの一部を導光体に接近又は接触させると、導光体から染み出した照明光のエバネッセント光が散乱し、その散乱した散乱光を光学的位置検出手段で受光することにより、フィルムが導光体に接近又は接触した位置が検出される。このため、検出位置精度のよい検出装置を構成することができる。
【0072】
請求項4に記載の発明によれば、被検出物を記載用具に用いてフィルムの表面に被検出物で情報を記載すると、その記載によりフィルムが導光体に接近又は接触して、導光体から染み出した照明光のエバネッセント光を散乱させ、その散乱させた散乱光を光学的位置検出手段で受光することにより被検出物の位置が検出される。このため、超音波を利用する従来品と異なり、温度変化や湿度変化等に起因する位置検出精度の低下を回避することができる。従って、記載面であるフィルムの表面に情報を記載する際の記載位置の検出位置精度を向上させることができる。また、記載用具である被検出物に電子回路が不要であるため、堅牢な被検出物を使用して記載用具の破損を回避することもできる。
【0073】
請求項5に記載の発明によれば、フィルムの表面には、画像投射装置から投射された画像が表示される。このため、位置検出装置と画像表示装置とを一体的に構成することができる。
【0074】
請求項6に記載の発明によれば、フィルムの導光体側の表面を導光体に接近又は接触させると、エバネッセント光の散乱が助長される。このため、フィルムの導光体側とは反対側の表面を被検出物等で押圧して、フィルムの導光体側の表面を導光体に接近又は接触させることにより、光学的位置検出手段による散乱光の受光精度を向上させることができ、検出位置精度を向上させることができる。また、画像投射装置によってフィルムの導光体側の表面に画像を結像させる場合は、フィルムの導光体側の表面により、画像投射装置から投射された投射光の散乱が助長されるので、フィルムに表示される画像の視認性を向上させることができる。
【0075】
請求項7に記載の発明によれば、エバネッセント光が保持材によって散乱されることなく、導光体とフィルムとの離間距離が保持材によって一定に保持される。このため、エバネッセント光の散乱を安定させることができる。従って、光学的位置検出手段による散乱光の受光精度を向上させることができ、検出位置精度を向上させることができる。
【0076】
請求項8に記載の発明によれば、フィルムは、点状に形成され多数配置された保持材によって導光体との離間距離が一定に保持される。このため、エバネッセント光の散乱を安定させることができる。従って、光学的位置検出手段による散乱光の受光精度を向上させることができ、検出位置精度を向上させることができる。
【0077】
請求項9に記載の発明によれば、フィルムは、網目状に配置された保持材によって導光体との離間距離が一定に保持される。このため、エバネッセント光の散乱を安定させることができる。従って、光学的位置検出手段による散乱光の受光精度を向上させることができ、検出位置精度を向上させることができる。
【0078】
請求項10に記載の発明によれば、所定の発光周期で点滅、あるいは、所定の規則性を有して点滅する散乱光を光学的位置検出手段が受光する。このため、点滅周期または点滅規則により、散乱光による光学的位置検出手段の検出信号と、散乱光以外の外光による光学的位置検出手段の検出信号とを効率的に分離することができ、検出位置精度を向上させることができる。
【0079】
請求項11に記載の発明によれば、光学的位置検出手段が散乱光として赤外光を受光する。このため、照明光及び散乱光が目視で見えない。従って、照明光や散乱光に惑わされることなく位置検出装置を操作することができ、位置検出装置の操作性及び利便性を向上させることができる。
【0080】
請求項12に記載の発明によれば、導光体の表面の少なくとも2箇所に設けられた散乱部で散乱させられた散乱光が光学的位置検出手段によって受光され、その受光による光学的位置検出手段からの検出信号に基づいて被検出物の検出位置が補正される。このため、簡単な構成で被検出物の検出位置精度を向上させることができる。
【0081】
請求項13に記載の発明によれば、ローパスフィルタ又は帯域フィルタによって可視光が減衰され、散乱光である赤外光は減衰されることなく光学的位置検出手段で受光される。このため、可視光から分離された散乱光を光学的位置検出手段によって受光することができ、光学的位置検出手段による散乱光の受光精度を向上させることができる。従って、検出位置精度を向上させることができる。
【0082】
請求項14に記載の発明によれば、画像投射装置は光学的位置検出手段の近傍に配置されているので、光学的位置検出手段を構成する光学系の構成部材と、画像投射装置を構成する光学系の構成部材との共用が容易になる。
【0083】
請求項15に記載の発明によれば、画像投射装置を構成する光学系の構成部材の少なくとも一部を、光学的位置検出手段を構成する光学系の構成部材と共用したので、光学的位置検出手段を構成する光学系の構成部材の一部又は全てを不要にすることができる。
【0084】
請求項16に記載の発明によれば、多数の電荷結合素子又は相補性金属酸化膜半導体素子が面状に配置された受光センサーによって散乱光が受光される。このため、受光センサーの検出感度が高く、従って、検出位置精度を向上させることができる。
【0085】
請求項17に記載の発明によれば、電子黒板装置のフィルムの表面に情報を記載する際には、その記載によりフィルムが導光体に接近又は接触してエバネッセント光を散乱させ、その散乱させた散乱光を光学的位置検出手段で受光することにより記載位置が検出される。このため、超音波を利用する従来品と異なり、温度変化や湿度変化等に起因する位置検出精度の低下を回避することができ、記載面であるフィルムの表面に情報を記載する際の記載位置の検出位置精度を向上させることができる。また、記載用具に電子回路が不要であるため、堅牢な記載用具を使用して記載用具の破損を回避することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る位置検出装置を模式的に示す側面図
【図2】赤外線カメラによる水平位置検出用の出力波形の一例を示す波形図
【図3】赤外線カメラによる垂直位置検出用の出力波形の一例を示す波形図
【図4】本発明の実施の形態2に係る位置検出装置を模式的に示す側面図
【図5】本発明の実施の形態3に係る位置検出装置を模式的に示す正面図
【図6】本発明の実施の形態4に係る電子黒板装置を模式的に示す側面図
【図7】本発明の実施の形態5に係る電子黒板装置を模式的に示す側面図
【図8】図7に示す電子黒板装置の導光板の背面図
【図9】従来の対話型の電子黒板装置の一例を示す模式図
【符号の説明】
101 赤外線LED
102,104 吸収遮蔽体
103,135 導光体
105,136 フィルム
106 受光センサー(光学的位置検出手段)
107 光学レンズ(光学的位置検出手段)
108,139 被検出物
109,116 出力波形
110 水平同期信号
111,118 映像信号
112 水平周期
113,120 赤外光を受光した部分の映像信号
114,121 校正用の映像信号の位置
115,122 時間差
117 垂直同期信号
119 垂直周期
123,137 保持材
124,125,126,143,144,145 散乱部
131 電子黒板装置
132 投射部
133,134 ミラー
138 照明部
140 光学的位置検出手段
141 パソコン
142 帯域フィルタ,ローパスフィルタ
146 被検出物のフィルム上の位置

Claims (17)

  1. 端部に設けられた発光部からの照明光が内部を全反射伝播する導光体と、前記導光体の表面に近接配置されたフィルムと、前記導光体の表面における光学的変異点の位置を検出可能な光学的位置検出手段とを備えている位置検出装置を用いた位置検出方法であって、
    前記フィルムに機械的変形を与えることにより当該フィルムの一部を前記導光体に接近又は接触させ、前記導光体において生じるエバネッセント光による照明光の散乱光を前記光学的位置検出手段で受光することにより、前記機械的変形が与えられた位置を検出することを特徴とする位置検出方法。
  2. 端部に設けられた発光部からの照明光が内部を全反射伝播する導光体と、前記導光体の表面に近接配置されたフィルムと、前記導光体の表面における光学的変異点の位置を検出可能な光学的位置検出手段とを備えている位置検出装置を用いた位置検出方法であって、
    前記フィルムに被検出物を接触させて機械的変形を与えることにより当該フィルムの一部を前記導光体に接近又は接触させ、前記導光体において生じるエバネッセント光による照明光の散乱光を前記光学的位置検出手段で受光することにより、前記被検出物の位置を検出することを特徴とする位置検出方法。
  3. 照明光を発光する発光部と、前記発光部が端部に設けられ前記発光部からの照明光が内部を全反射伝播する導光体と、前記導光体の表面に近接配置されたフィルムと、前記導光体の表面における光学的変異点の位置を検出可能な光学的位置検出手段とを備えていることを特徴とする位置検出装置。
  4. 照明光を発光する発光部と、前記発光部が端部に設けられ前記発光部からの照明光が内部を全反射伝播する導光体と、前記導光体の表面に近接配置されたフィルムと、前記フィルムの一部を前記導光体に接近または接触させる被検出物と、前記導光体の表面における光学的変異点の位置を検出可能な光学的位置検出手段とを備えていることを特徴とする位置検出装置。
  5. 前記フィルムは、表面に投射された画像を表示する機能を備えていることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の位置検出装置。
  6. 前記フィルムの導光体側の表面には、光の散乱を助長するマット処理が施されていることを特徴とする請求項3から請求項5の何れか一項に記載の位置検出装置。
  7. 前記導光体と前記フィルムとの間に、照明光を吸収する材料で作成され前記導光体と前記フィルムとの離間距離を一定に保持する保持材が設けられていることを特徴とする請求項3から請求項6の何れか一項に記載の位置検出装置。
  8. 前記保持材は点状に形成され、多数配置されていることを特徴とする請求項7に記載の位置検出装置。
  9. 前記保持材は網目状に配置されていることを特徴とする請求項7に記載の位置検出装置。
  10. 前記照明光は、所定の発光周期で点滅、あるいは、所定の規則性を有して点滅するものであることを特徴とする請求項3から請求項9の何れか一項に記載の位置検出装置。
  11. 前記照明光は赤外光であることを特徴とする請求項3から請求項10の何れか一項に記載の位置検出装置。
  12. 前記導光体の表面には、少なくとも2箇所の所定位置に、前記導光体から染み出した照明光のエバネッセント光を散乱させる散乱部が設けられ、前記散乱部で散乱させられた散乱光の光学的位置検出手段からの検出信号に基づいて前記光学的変異点の検出位置を校正する手段を備えていることを特徴とする請求項3から請求項11の何れか一項に記載の位置検出装置。
  13. 前記光学的位置検出手段と前記導光体との間に、可視光を減衰させ赤外光を透過させるローパスフィルタ又は帯域フィルタが設けられていることを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の位置検出装置。
  14. 前記光学的位置検出手段の近傍に、前記フィルムの表面に画像を投射する画像投射装置を配置したことを特徴とする請求項5から請求項13の何れか一項に記載の位置検出装置。
  15. 前記画像投射装置を構成する光学系の構成部材の少なくとも一部を、前記光学的位置検出手段を構成する光学系の構成部材と共用したことを特徴とする請求項14に記載の位置検出装置。
  16. 前記光学的位置検出手段は、多数の電荷結合素子又は相補性金属酸化膜半導体素子が面状に配置された受光センサーを備えていることを特徴とする請求項3から請求項15の何れか一項に記載の位置検出装置。
  17. コンピュータのデータをフィルムの表面に投射して表示すると共に、フィルムの表面に記載した情報をコンピュータに取り込む電子黒板装置であって、
    請求項3から請求項16の何れかの一項に記載の位置検出装置を備えていることを特徴とする電子黒板装置。
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