JP2004094303A - 機器使用量管理装置及び機器使用量管理プログラム - Google Patents

機器使用量管理装置及び機器使用量管理プログラム Download PDF

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Nobuo Nishikawa
西川 信男
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Abstract

【課題】使用者の機器の使用可能量に対する使用量に応じて、その使用者の機器使用量の抑制を図ることである。
【解決手段】機器としてのプリンタ2A、2B,2CにLAN3を介して接続された機器使用量管理装置としてのPC1において、使用者の現在までのプリンタでの使用量としての印刷量と当該使用者のプリンタでの使用(印刷)可能量としての目標値とを記憶し、使用者がPC1からプリンタに印刷をかける毎に前記現在までの印刷量に新たな印刷量を加算して更新し、前記目標値に対する前記現在までの印刷量の値を、印刷用紙の量により示す画像イメージとして使用者に対して表示することにより、その使用者にプリンタの目標値に対する印刷量に応じた印刷抑制の情報を通知する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機器の使用量を管理する機器使用量管理装置及び機器使用量管理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、共同で使われるプリンタの印刷量を監視する構成があった。例えば、LAN(Local Area Network)上に端末、プリントサーバ及びプリンタが設けられたシステムにおいて、管理者がプリントサーバを用いて、プリンタ毎の印刷量管理を行っていた。
【0003】
また、コピー機においては、企業の部門単位に設けられたコピーカードを用いて、コピー機上の複写枚数カウンタにより、部門毎の利用状況をコピーカードに記録して監視する構成があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
近年、地球環境に悪影響を与える大きな側面の一つとして「紙資源の使用」が挙げられている。特に、オフィス等でコンピュータを使って仕事をするようになってから紙使用量は増大している。そこで、個人別に紙使用量を監視して、紙資源を節約しようとする要求がある。
【0005】
しかし、上記従来の構成では、プリンタ毎の紙使用量の管理はできても、使用者別に紙使用量を監視することができなかった。このため、各使用者が自分の現在までの印刷による紙使用量を知ることができず、またどの程度抑制したらいいのか把握することができなかった。
【0006】
また、コピーカードのように、部門毎に共用のカード等を用いる構成では、ネットワークに接続されているプリンタにユーザがわざわざカードをセットしなければならず大変面倒で利便性が失われるという問題があった。
【0007】
これらの問題は、プリンタに限るものではなく、使用者が使用する機器において、その機器の使用量を抑制しようとする場合にも同様である。例えば、コピー機の紙使用量、共同サーバ内の記憶装置の記憶容量、家庭又はオフィス等の据付電話の通話料等を抑制することが求められている。
【0008】
本発明の課題は、使用者の機器の使用可能量に対する使用量に応じて、その使用者の機器使用量の抑制を図ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、本発明は、機器の使用量を管理する機器使用量管理装置において、使用者の現在までの前記機器の使用量と、当該使用者の前記機器の使用可能量とを記憶する記憶手段と、使用者による前記機器の使用に基づいて、前記記憶手段に記憶された前記使用者の使用量を更新する更新手段と、前記記憶手段に記憶された使用者の前記使用可能量に対する前記使用量の状況を判別する判別手段と、前記判別手段により判別された状況に応じて、前記機器の使用抑制を促す情報を当該使用者に通知する通知手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、使用者の機器の使用可能量に対する現在までの使用量の状況に応じた前記機器の使用抑制を促す情報をその使用者に通知するので、その使用者に使用可能量に対する使用量の状況を把握させて、機器の使用を抑制させることができる。
【0011】
また、例えば、前記通知手段は、前記機器の使用抑制を促す情報を、前記機器の種類に応じた表現形式で前記使用者に通知するとして構成してもよい。
【0012】
また、例えば、前記使用量及び前記使用可能量は、前記機器の所定の使用形態に基づいて換算された情報であり、前記更新手段は、使用者による前記機器の使用における使用量を前記使用形態に基づいて換算し、前記記憶手段に記憶された当該使用者の使用量に当該換算した値を加算して更新するとして構成してもよい。
【0013】
また、例えば、前記機器は、複数の用紙サイズの用紙に印刷可能な印刷装置又は複写装置であり、前記使用量及び使用可能量は、所定の用紙サイズに基づいて換算された印刷枚数の情報であり、前記更新手段は、使用者による前記印刷装置又は前記複写装置での印刷における印刷枚数を前記所定の用紙サイズに基づいて換算し、前記記憶手段に記憶された当該使用者の使用量に当該換算した値を加算して更新するとして構成してもよい。
【0014】
また、例えば、前記機器は、複数の印刷種類で印刷可能な印刷装置又は複写装置であり、前記使用量及び前記使用可能量は、所定の印刷種類に基づいて換算された印刷枚数の情報であり、前記更新手段は、使用者による前記印刷装置又は前記複写装置での印刷における印刷枚数を前記所定の印刷種類に基づいて換算し、前記記憶手段に記憶された当該使用者の使用量に当該換算した値を加算して更新するとして構成してもよい。
【0015】
また、例えば、前記機器は、普通紙及び裏紙に印刷可能な印刷装置又は複写装置であり、前記使用量及び前記使用可能量は、普通紙に基づいて換算された印刷枚数の情報であり、前記更新手段は、使用者による前記印刷装置又は前記複写装置での印刷における印刷枚数を前記普通紙に基づいて換算し、前記記憶手段に記憶された当該使用者の使用量に当該換算した値を加算して更新するとして構成してもよい。
【0016】
また、例えば、前記記憶手段は、使用者の前記機器に対する実際の使用量を記憶し、前記記憶手段に記憶された使用者の前記実際の使用量と前記換算された使用量との差分を使用削減量として算出する使用削減量算出手段を備え、前記通知手段は、前記使用者に対する前記機器の使用抑制を促す情報と、前記使用削減量算出手段により算出された使用削減量とを、当該使用者に通知するとして構成してもよい。
【0017】
また、例えば、前記判別手段は、前記記憶手段に記憶された使用者の前記使用可能量よりも前記使用量が大きいか否か又は使用者の使用可能量における所定の割合よりも前記使用量が大きいか否かを判別し、前記通知手段は、前記判別手段により使用者の前記使用可能量又はその所定の割合よりも前記使用量が大きいと判別された場合に、当該使用者の前記使用可能量に対する前記使用量に応じて前記機器の使用抑制を促す情報を当該使用者に通知するとして構成してもよい。
【0018】
また、例えば、前記判別手段は、前記記憶手段に記憶された使用者の前記使用可能量よりも前記使用量が大きいか否かを判別し、前記通知手段は、前記判別手段により使用者の前記使用可能量よりも前記使用量が大きいと判別された場合に、前記機器の使用抑制を促す情報と前記使用可能量に対する前記使用量の超過量とを当該使用者に通知するとして構成してもよい。
【0019】
また、例えば、前記判別手段は、前記記憶手段に記憶された使用者の前記使用可能量よりも前記使用量が大きいか否かを判別し、前記判別手段により使用者の前記使用可能量よりも前記使用量が大きいと判別された場合に、当該使用者による前記機器の使用を禁止する使用禁止手段とを備えたとして構成してもよい。
【0020】
また、例えば、前記更新手段による使用者の前記使用量の更新停止及びその解除を行う更新停止手段を備えたとして構成してもよい。
【0021】
また、例えば、前記使用者は複数であり、当該使用者が所属する少なくとも一つのグループが設けられ、前記記憶手段は、使用者及び当該使用者の所属するグループの現在までの前記機器の使用量と、当該使用者及び当該グループの前記機器の使用可能量とを記憶し、前記更新手段は、使用者による前記機器の使用に基づいて、前記記憶手段に記憶された当該使用者及び当該使用者の所属するグループの使用量を更新し、前記判別手段は、前記記憶手段に記憶された使用者及び当該使用者の所属するグループの前記使用可能量に対する前記使用量の状況を判別するとして構成してもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の第1の実施の形態及び第2の実施の形態を順に説明する。
【0023】
(第1の実施の形態)
図1〜図14を参照して、本実施の形態を説明する。先ず、図1及び図2を参照して本実施の形態における装置の特徴を説明する。図1は、本実施の形態におけるプリントシステムαの構成を示すブロック図であり、図2は、PC1の内部構成を示す図である。
【0024】
図1に示すように、本実施の形態のプリントシステムαは、各種処理及び印刷指示を行うPC(Personal Computer)1と、用紙への印刷を行うプリンタ2A,2B,2Cとから構成され、PC1とプリンタ2A,2B,2CとはLAN3で通信接続されている。本実施の形態では、PC1は、一人のユーザが使用し、PC1とプリンタ2Aとが一対一の関係になっており、PC1からはプリンタ2Aからプリントアウトを行う場合であるものとする。
【0025】
図2に示すように、PC1は、各部を中央制御するCPU(Central Processing Unit)11と、ユーザから情報の入力を受付ける入力装置12と、一時的に情報を格納するRAM(Random Access Memory)13と、情報をユーザに対して表示する表示装置14と、情報を記憶する記憶装置15と、外部機器と情報を送受信する通信制御装置16と、現在日時を出力する計時部17とから構成され、各部がバス18により通信接続される。
【0026】
CPU11は、記憶装置15内に記憶されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたアプリケーションプログラムをRAM13内に展開し、入力装置12から入力される各種指示又はそれに応じた各種データをRAM13内に一時的に格納し、この入力指示及び入力データに応じて記憶装置15内に格納されたアプリケーションプログラムに従って各種処理を実行し、その処理結果をRAM13内に格納すると共に、表示装置14に表示する。
【0027】
CPU11は、第1の印刷処理、第1の印刷管理設定処理及び管理結果記憶処理を実行する。第1の印刷処理の実行によりCPU11は、印刷の管理強制解除が設定されていない場合に、表示装置14の表示画面上に印刷量の目標値及び実印刷量を画像イメージ表示し、入力装置12から印刷指示の入力を受付け、目標値−現在までの実印刷量−実印刷予定量である予定残量が0以上抑止基準値以下の場合、印刷管理の残り日数に応じて1/2縮小印刷又は1/4縮小印刷の推奨ガイダンスを画面表示し、印刷を実行する場合、当該入力された印刷指示に基づきプリンタ2Aで印刷を実行し、その印刷に基づき記憶装置15に記憶されたユーザメモリ4Aを更新する。
【0028】
また、CPU11は、予定残量が0より小さい場合、印刷拒否フラグが0であれば予定残量不足メッセージを画面表示して上記印刷を実行可能とし、印刷拒否フラグが1であれば印刷拒否メッセージを画面表示して終了する(図9、10及び12参照)。
【0029】
第1の印刷管理設定処理の実行によりCPU11は、印刷管理に必要な設定値である目標値、抑止基準値、印刷拒否フラグ又は管理強制解除フラグの設定指示を入力装置12から受付け、入力された設定指示に基づき記憶装置15内の処置テーブル43の項目を更新する(図13参照)。
【0030】
管理結果記憶処理の実行によりCPU11は、記憶装置15内の目標値、実印刷量及び削減効果量を読出し、目標値−実印刷量である残量が0以上である場合、目標値と、実印刷量と、削減効果量と、実印刷量が目標値を超えていない旨とを記憶装置15に記憶し、それ以外の場合、目標値と、実印刷量と、削減効果量と、実印刷量が目標値を超えている旨とを記憶装置15に記憶し、記憶装置15内のユーザメモリ4Aをクリアする(図14参照)。
【0031】
入力装置12は、カーソルキー、数字入力キー及び各種機能キー等を備えたキーボード並びにマウス等のポインティングデバイス等を含み、操作者によりキーボードで押下された押下信号やポインティングデバイスの位置信号をCPU11に出力する。
【0032】
RAM13は、各種プログラム、入力データ及び処理結果等の各種データを、ランダムアクセス展開可能に格納するワーク領域を有して、各種情報を一時的に記憶するメモリである。
【0033】
表示装置14は、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)又はEL(Electro Luminescence)ディスプレイ等を備え、CPU11から入力される表示指示に従って各種表示データの画面表示を行う。
【0034】
記憶装置15は、各種プログラム、各種データなどが予め記憶されまたは書込み可能な記録媒体(図示せず)を有し、当該記録媒体は、磁気的、光学的記録媒体若しくは半導体等の不揮発性メモリ等のCPU11読取り可能な記録媒体で構成されている。当該記録媒体は、固定ハードディスク等の固定的に設けたもの若しくはCD−RW、DVD+RW、DVD−RAM、メモリカード、携帯ハードディスク等の着脱自在に装着する可搬型のものを含む。
【0035】
RAM13及び記憶装置15は、CPU11の制御により内部データの読込み及び書換えが可能な構成である。なお、前記記録媒体としては、他にも、読書き可能なフレキシブルディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリを採用する構成でもよい。プログラムを記録する記録媒体としては、読込み専用のCD−ROM、DVD、ROM等を採用する構成でもよい。
【0036】
また、記憶装置15に記憶されたプログラム、データ等は、その一部若しくは全部を外部機器から通信ネットワーク(LAN3)を介して受信して格納する構成にしてもよく、また、記憶装置15は前記通信ネットワーク上に構築された外部機器の記憶装置であってもよい。更に、前記各種プログラムを前記通信ネットワークを介して外部機器へ送信及びインストールする構成にしてもよい。
【0037】
通信制御装置16は、LAN3上の機器と通信を行うLANカード等から構成される。計時部17は、CPU11の要求により、現在日付及び時刻を含む現在日時を出力する。
【0038】
プリンタ2A,2B,2Cは、レーザ方式、インクジェット方式、ドットインパクト方式、熱転写方式等の方式により、用紙に印刷を行う印刷装置であり、用紙サイズがA5,B5,A4,B4,A3の用紙を用い、片面又は両面印刷が可能であるものとする。また、2ページ分の印刷データを合成・縮小して1枚に印刷する1/2縮小印刷と、同様に4ページ分の印刷データを合成・縮小して1枚に印刷する1/4縮小印刷を行うことができる機能を有する。また、図示しないが、プリンタ2A,2B,2Cは、裏紙の用紙を格納する裏紙トレイと、普通紙の用紙を格納する普通紙トレイとが設けられ、裏紙及び普通紙の印刷が可能である。
【0039】
LAN3は、WAN(Wide Area Network)等を含めてもよく、また、電話回線網、ISDN(Integrated Services Digital Network)回線網、広帯域通信回線網、専用線、移動体通信網、通信衛星回線、CATV(Cable Television)回線、光通信回線、無線通信回線と、それらを接続するインターネットサービスプロバイダ等を含む構成でもよい。
【0040】
次に、図3〜図8を参照して、PC1の記憶装置15に記憶する情報を説明する。図3は、PC1の記憶装置15に記憶する情報の構成を示す図であり、図4は、用紙枚数換算テーブル41の内部構成を示す図であり、図5は、実印刷量換算テーブル42の内部構成を示す図であり、図6は、処置テーブル43の内部構成を示す図であり、図7は、印刷指定別カウンタテーブル44の内部構成を示す図であり、図8は、トレイ別カウンタテーブル45の内部構成を示す図である。
【0041】
図3に示すように、PC1の記憶装置15には、各種用紙サイズの印刷枚数をA4サイズの枚数に換算するための情報を格納する用紙枚数換算テーブル41と、各印刷種類の印刷枚数をノーマル印刷の枚数に換算するための情報を格納する実印刷量換算テーブル42と、印刷抑止及び印刷拒否のための情報を格納する処置テーブル43と、各印刷種類の印刷枚数を格納する印刷指定別カウンタテーブル44と、各トレイに収納された用紙の印刷枚数を格納するトレイ別カウンタテーブル45と、紙資源の節約の度合いを示す削減効果量を格納する削減効果量メモリ46と、月毎に管理のバッチ処理である管理結果記憶処理を実行する日付を示す管理日付47とが記憶される。
【0042】
図4に示すように、用紙枚数換算テーブル41には、A5,B5,A4,B4及びA3の用紙サイズ411と、用紙サイズA411に対応しA4サイズを基準とする印刷枚数の換算率412とが格納される。
【0043】
図5に示すように、実印刷量換算テーブル41には、2頁分のデータを1頁に合成して1/2に縮小印刷するための1/2縮小印刷、4頁分のデータを1頁に合成して1/4に縮小印刷するための1/4縮小印刷、両面印刷及びノーマル印刷の印刷指定の種類421と、印刷指定の種類421に対応しA4サイズを基準とする印刷枚数の実使用率422とが格納される。
【0044】
図6に示すように、処置テーブル43には、節約目標とする印刷量である目標値431と、印刷抑止の基準となる実印刷量である抑止基準値432と、印刷を拒否する状態を1とし、拒否しない状態を0とする印刷拒否フラグ433と、印刷管理を強制的に解除する状態を1とし、解除しない状態を0とする強制解除フラグ434とが格納される。実印刷量とは、用紙サイズがA4のノーマル印刷の印刷枚数を基準とした場合の実質的な換算印刷枚数である。
【0045】
図7に示すように、印刷指定別カウンタテーブル44には、各種印刷の総実印刷量である実印刷量カウンタ441と、ノーマル印刷のカウント枚数であるノーマル印刷量カウンタ442と、1/2縮小印刷のカウント枚数である1/2縮小印刷量カウンタ443と、1/4縮小印刷のカウント枚数である1/4縮小印刷量カウンタ444と、両面印刷のカウント枚数である両面印刷量カウンタ445とが格納される。
【0046】
図8に示すように、トレイ別カウンタテーブル45は、プリンタ2A,2B,2Cに設けられた普通紙トレイに対応する普通紙印刷の実印刷量である普通紙トレイ印刷量カウンタ451と、同様に裏紙トレイに対応する裏紙印刷の実印刷量である裏紙トレイ印刷量カウンタ452とが格納される。実印刷量カウンタ441、ノーマル印刷量カウンタ442、1/2縮小印刷量カウンタ443、1/4縮小印刷量カウンタ444、両面印刷量カウンタ445、普通紙トレイ印刷量カウンタ451及び裏紙トレイ印刷量カウンタ452のそれぞれの値は、順に、C0,C1,C2,C3,C4,C5,C6とする。
【0047】
また、特に、印刷指定別カウンタテーブル44と、トレイ別カウンタテーブル45と、削減効果量メモリ46とをまとめて、ユーザメモリ4Aとする。ユーザメモリ4Aは、PC1を使用するユーザに対応する情報である。また、本実施の形態では、1ヶ月間の印刷枚数の管理を行う構成であり、処置テーブル43内の印刷枚数の目標値431及び抑止基準値432は月間の数値であり、ユーザメモリ4Aに格納する情報は、1ヶ月毎のバッチ処理(管理結果記憶処理)後にクリアされる情報とする。
【0048】
次に、図9〜図14を参照して、プリントシステムαの動作を説明する。図9は、PC1において実行される第1の印刷処理を示すフローチャートであり、図10は、PC1において実行される第1の印刷処理を示すフローチャートであり、図10は、第1の印刷処理中の目標値表示処理を示すフローチャートである。
図11は、表示画面を示す図であり、(I)は、残量が50枚の残量図形D1の表示画面141を示す図であり、(II)は、残量が20枚の残量図形D2の表示画面142を示す図であり、(III)は、残量が−10枚の残量図形D3の表示画面143を示す図である。図12は、第1の印刷処理における第1の印刷量カウンタ更新処理を示すフローチャートであり、図13は、第1の印刷管理設定処理を示すフローチャートであり、図14は、管理結果記憶処理を示すフローチャートである。
【0049】
先ず、図9を参照して、PC1において実行される第1の印刷処理を説明する。第1の印刷処理は、PC1のCPU11がプリンタ2Aに印刷をかける処理である。例えば、PC1のユーザにより入力装置12から第1の印刷処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、CPU11は、記憶装置15に記憶された第1の印刷処理のプログラムを読出し、RAM13に展開して、第1の印刷処理を開始する。
【0050】
図9に示す第1の印刷処理のフローチャートは、PC1を構成するコンピュータに各機能を実現させるためのプログラムを説明する為のものである。このプログラムは、CPU11が読取可能なプログラムコードの形態で記憶装置15に格納されている例で説明するが、全ての機能を記憶装置15に格納する必要は無く、必要に応じてその一部若しくは全部をLAN3等の通信ネットワークを介して受信して実現するようにしてもよい。この説明は、他の処理でも同様である。
【0051】
先ず、PC1のCPU11は、記憶装置15に記憶された処置テーブル43内の管理強制解除フラグ433を参照し、管理強制解除フラグ433が管理強制解除状態を示す1であるか否かにより管理強制解除状態であるか否かを判別する(ステップS11)。管理強制解除状態でない場合(ステップS11;NO)、CPU11は、目標値表示処理を実行する(ステップS12)。
【0052】
ここで、図10及び図11を参照して、ステップS12の目標値表示処理を説明する。図10に示すように、先ず、CPU11は、記憶装置15に記憶された処置テーブル43の目標値431と、印刷指定別カウンタテーブル44中の実印刷量カウンタ441とを参照し、印刷枚数の目標値と現在までの実印刷量とを取得し、取得した目標値から実印刷量を減算して、その値の一の位を切り上げ(絶対値の切り上げ)した値を表示量とする(ステップS121)。目標値−実印刷量の値は、現在の残量とし、現在の残量を10枚単位で示したものが表示量である。
【0053】
そして、CPU11は、ステップS121で算出した表示量が正の数であるか、負の数であるか、0であるかを判別する(ステップS122)。表示量が正の数である場合(ステップS122;正の数)、CPU11は、10枚単位の印刷枚数の図形を基準位置から上に積み上げていく場合の表示位置を決定する(ステップS123)。
【0054】
そして、CPU11は、表示装置14の表示画面上の、ステップS123で決定した表示位置に10枚の図形を表示させる(ステップS124)。そして、CPU11は、表示量から10を減算して(ステップS125)、ステップS122へ戻る。
【0055】
表示量が負の数である場合(ステップS122;負の数)、CPU11は、10枚の図形を基準位置から下に追加していく場合の表示位置を決定する(ステップS126)。そして、CPU11は、表示装置14の表示画面上の、ステップS126で決定した表示位置に10枚の図形を表示させる(ステップS127)。そして、CPU11は、表示量に10を加算して(ステップS128)、ステップS122へ戻る。
【0056】
表示量が0である場合(ステップS122;0)、CPU11は、ステップS121で取得した目標値を示す点線の図形を、表示された図形に合せて表示装置14の表示画面に表示させて(ステップS129)、目標値表示処理を終了する。例えば、目標値が50枚に設定され、実印刷量が0枚の場合、表示量は50となり、図11(I)に示すような残量図形D1を有する表示画面141のように表示される。
【0057】
同様に、実印刷量が30枚の場合、表示量は20となり、図11(II)に示すような残量図形D2を有する表示画面142のように表示され、実印刷量が60枚の場合、表示量は−10となり、図11(III)に示すような残量図形D3を有する表示画面143のように表示される。残量図形D3は、表示量が負の値となるので、正の数と視覚的に区別をつけるため、色を黒っぽく表示させている。
また、図11(I),(II),(III)に示すように、残量の枚数を文字により示してもよい。
【0058】
そして、再び図9を参照し、ステップS12の後、CPU11は、計時部17から現在日時を取得する(ステップS13)。そして、CPU11は、入力装置12を介してユーザに印刷指示を入力させる(ステップS13a)。印刷指示は、用紙サイズ、印刷枚数、印刷種類及びトレイ種類を含む。そして、CPU11は、ステップS13aにおいて、記憶装置15内の用紙枚数換算テーブル41及び実印刷換算テーブル42を参照し、印刷指示中の用紙サイズに対応する用紙枚数換算テーブル41の用紙サイズ411における換算率412を、印刷指示中の印刷枚数にかけて印刷予定量を算出し、また、印刷指示の印刷種類に対応する実印刷換算テーブル42内の印刷種類421における実使用率422を前記印刷予定量にかけて実印刷予定量を算出し、ステップS121で求めた残量−実印刷予定量を予定残量として算出し、算出した予定残量が0より小さいか否かを判別する(ステップS14)。予定残量が0以上の場合(ステップS14;NO)、CPU11は、処置テーブル43に記憶された抑止基準値432を参照し、予定残量が抑止基準値432以下であるか否かを判別する(ステップS15)。
【0059】
予定残量が抑止基準値432以下である場合(ステップS15;YES)、CPU11は、記憶装置15に記憶された管理日付47を参照し、ステップS13で取得した現在日時から管理日付までの残日数を算出し、当該残日数が10日以内であるか否かを判別する(ステップS16)。
【0060】
残日数が10日以内である場合(ステップS16;YES)、CPU11は、ユーザが目標値以上に印刷することを抑制させるため、1/4縮小印刷を推奨するガイダンスを表示装置14の表示画面に表示させる(ステップS17)。そして、CPU11は、入力装置12を介してユーザに印刷実行、印刷指示の再入力又は印刷の終了を入力させる(ステップS18)。
【0061】
残日数が10日以内でない場合(ステップS16;NO)、CPU11は、ステップS16で算出した残日数が15日以内であるか否かを判別する(ステップS19)。残日数が15日以内である場合(ステップS19;YES)、CPU11は、ユーザが目標値以上に印刷することを抑制させるため、1/2縮小印刷を推奨するガイダンスを表示装置14の表示画面に表示させ(ステップS20)、ステップS18へ進む。
【0062】
残日数が15日以内でない場合(ステップS19;NO)、CPU11は、ステップS18へ進む。また、管理強制解除状態である場合(ステップS11;YES)又は予定残量が抑止基準値432以下でない場合(ステップS15;NO)、CPU11は、ステップS18へ進む。
【0063】
そして、CPU11は、ステップS18においてどんな入力がされたかを判別する(ステップS21)。印刷指示の再入力が入力された場合(ステップS21;再入力)、CPU11は、ステップS13aへ戻る。印刷処理の終了が入力された場合(ステップS21;終了)、CPU11は、第1の印刷処理を終了する。印刷実行が入力された場合(ステップS21;印刷実行)、CPU11は、ステップS13aで入力された印刷指示に基づき、プリンタ2Aに対して印刷処理を行う(ステップS22)。ステップS22では、具体的には、CPU11は、印刷データを通信制御装置16及びLAN3を介してプリンタ2Aに送信する。
【0064】
そして、CPU11は、第1の印刷量カウンタ更新処理を行い(ステップS23)、第1の印刷処理を終了する。ここで、図12を参照して、第1の印刷量カウンタ更新処理を詳細に説明する。先ず、CPU11は、処置テーブル43の管理強制解除フラグ434を参照し、管理強制解除状態であるか否かを判別する(ステップS231)。管理強制解除状態である場合(ステップS231;YES)、CPU11は、第1の印刷量カウンタ更新処理を終了する。
【0065】
管理強制解除状態でない場合(ステップS231;YES)、CPU11は、記憶装置15の用紙枚数換算テーブル41を参照して、ステップS18において入力された印刷指示の用紙サイズ及び実際の印刷枚数を、A4サイズに換算し、換算した値を印刷量とする(ステップS232)。具体的には、印刷指示の用紙サイズに対応する用紙枚数換算テーブル41の用紙サイズ411における換算率412と実際の印刷枚数とを乗算して換算する。そして、CPU11は、印刷指示の印刷種類は何であるかを判別する(ステップS233)。
【0066】
印刷種類がノーマル印刷である場合(ステップS233;ノーマル印刷)、CPU11は、記憶装置15内の印刷指定別カウンタテーブル44に記憶されたノーマル印刷量カウンタ442のC1において、C1=C1+印刷量を算出し、算出したC1に更新する(ステップS234)。そして、CPU11は、記憶装置15内の実印刷量換算テーブル42に記憶された実使用率422を参照し、印刷種類に対応する実使用量1.00を取得し、これを用いてC7=印刷量*1.00によりC7を算出する(ステップS235)。そして、CPU11は、印刷指示のトレイ種類は何であるかを判別する(ステップS236)。
【0067】
印刷種類が1/2縮小印刷である場合(ステップS233;1/2縮小印刷)、CPU11は、印刷指定別カウンタテーブル44に記憶された1/2縮小印刷量カウンタ443のC2において、C2=C2+印刷量を算出し、算出したC2に更新する(ステップS237)。そして、CPU11は、実印刷量換算テーブル42に記憶された実使用率422を参照し、印刷種類に対応する実使用量0.50を取得し、これを用いてC7=印刷量*0.50によりC7を算出して(ステップS238)、ステップS236へ進む。
【0068】
印刷種類が1/4縮小印刷である場合(ステップS233;1/4縮小印刷)、CPU11は、印刷指定別カウンタテーブル44に記憶された1/4縮小印刷量カウンタ444のC3において、C3=C3+印刷量を算出し、算出したC3に更新する(ステップS239)。そして、CPU11は、実印刷量換算テーブル42に記憶された実使用率422を参照し、印刷種類に対応する実使用量0.25を取得し、これを用いてC7=印刷量*0.25によりC7を算出して(ステップS240)、ステップS236へ進む。
【0069】
印刷種類が両面印刷である場合(ステップS233;両面印刷)、CPU11は、印刷指定別カウンタテーブル44に記憶された両面印刷量カウンタ445のC4において、C4=C4+印刷量を算出し、算出したC4に更新する(ステップS241)。そして、CPU11は、実印刷量換算テーブル42に記憶された実使用率422を参照し、印刷種類に対応する実使用量0.50を取得し、これを用いてC7=印刷量*0.50によりC7を算出して(ステップS242)、ステップS236へ進む。
【0070】
トレイが普通紙トレイである場合(ステップS236;普通紙トレイ)、CPU11は、記憶装置15内のトレイ別カウンタテーブル45に記憶された普通紙トレイ印刷量カウンタ451のC5において、C5=C5+C7を算出し、算出したC5に更新する(ステップS243)。そして、CPU11は、記憶装置15内の印刷指定別カウンタテーブル44に記憶された実印刷量カウンタ441のC0において、C0=C0+C7を算出し、算出したC0に更新する(ステップS244)。
【0071】
トレイが裏紙トレイである場合(ステップS236;裏紙トレイ)、CPU11は、トレイ別カウンタテーブル45に記憶された裏紙トレイ印刷量カウンタ452のC6において、C6=C6+C7を算出し、算出したC6に更新して(ステップS245)、ステップS244へ進む。
【0072】
そして、CPU11は、印刷指定別カウンタテーブル44及びトレイ別カウンタテーブル45を参照して、記憶装置15内の削減効果量メモリ46に記憶された削減効果量において、削減効果量=C2*(1−0.5)+C3*(1−0.25)+C4(1−0.25)+C6を算出し、算出した値に更新して(ステップS246)、第1の印刷量カウンタ更新処理を終了する。
【0073】
そして、再び図9を参照して、予定残量が0より小さい場合(ステップS14;YES)、CPU11は、記憶装置15内の処置テーブル43に記憶された印刷拒否フラグ433を参照し、印刷拒否フラグが1であるか否かを判別する(ステップS24)。印刷拒否フラグが1でない場合(ステップS24;NO)、CPU11は、予定残量が不足している旨のメッセージを表示装置14の表示画面に表示させて(ステップS25)、ステップS18へ進む。
【0074】
印刷拒否フラグが1である場合(ステップS24;YES)、CPU11は、印刷が拒否されている旨のメッセージを表示装置14の表示画面に表示させて(ステップS26)、第1の印刷処理を終了する。
【0075】
次に、図13を参照して、PC1で実行する第1の印刷管理設定処理を説明する。第1の管理設定処理は、PC1における印刷管理の管理項目として、処置テーブル43の各情報の初期設定又は再設定を行う処理である。例えば、管理者により入力装置12を介して第1の印刷管理設定処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、CPU11は、記憶装置15に記憶された第1の印刷管理設定処理のプログラムを読出し、RAM13に展開して、第1の印刷管理設定処理を開始する。
【0076】
先ず、CPU11は、入力装置12から管理者の設定指示の入力を受付ける(ステップS31)。設定指示の項目は、処置テーブル43の各項目であり、目標値、抑止基準値、印刷拒否フラグ及び管理強制解除フラグである。そして、CPU11は、ステップS31において設定指示が入力されたか否かを判別する(ステップS32)。設定指示が入力されていない場合(ステップS32;NO)、CPU11は、ステップS31へ戻る。
【0077】
設定指示が入力された場合(ステップS32;YES)、CPU11は、ステップS31において入力された指示に基づいて、処置テーブル43内の目標値431、抑止基準値432、印刷拒否フラグ433又は管理強制解除フラグ434の値を更新して設定する(ステップS33)。そして、CPU11は、管理者から入力装置12を介して設定終了の入力を受付け、設定終了の入力がされたか否かを判別する(ステップS34)。設定終了の入力がされた場合(ステップS34;YES)、CPU11は、第1の変更設定処理を終了する。設定終了の入力がされない場合(ステップS34;NO)、CPU11は、ステップS31へ戻る。
【0078】
次に、図14を参照して、PC1で実行する管理結果記憶処理を説明する。管理結果記憶処理は、PC1における1ヶ月毎の印刷管理の結果をユーザに表示するバッチ処理である。例えば、計時部17から取得した現在日付が記憶装置15内の管理日付47に達したことをトリガとして、CPU11は、記憶装置15に記憶された管理結果記憶処理のプログラムを読出し、RAM13に展開して、管理結果記憶処理を開始する。
【0079】
先ず、CPU11は、印刷指定別カウンタテーブル44内の実印刷量カウンタ441及び削減効果量メモリ46を参照し、実印刷量及び削減効果量を取得し、また、処置テーブル43内の目標値431から目標値を取得する(ステップS41)。そして、CPU11は、ステップS41において取得した目標値から実印刷量をひいた値である残量が0以上であるか否かを判別する(ステップS42)。
【0080】
残量が0以上である場合(ステップS42;YES)、CPU11は、ステップS41において取得した目標値と実印刷量と削減効果量と実印刷量が目標値を超えていない旨をとを、表示装置14の表示データとして記憶装置15に記憶する(ステップS43)。そして、CPU11は、記憶装置15のユーザメモリ4A内の各データをクリアして(ステップS44)、管理結果記憶手段を終了する。ステップS44において、CPU11は、記憶装置15内の管理日付47も1ヵ月後のデータに更新する。
【0081】
残量が0以上でない場合(ステップS42;NO)、CPU11は、ステップS41において取得した目標値と実印刷量と削減効果量と実印刷量が目標値を超えている旨をとを、表示装置14の表示データとして記憶装置15に記憶して(ステップS45)、ステップS44へ進む。
【0082】
管理結果記憶処理により、記憶装置15に記憶された目標値と実印刷量と削減効果量と実印刷量が目標値を超えているか否かの旨とは、例えば、ユーザの表示要求が入力装置12に入力された場合や、ユーザが管理日付経過後に初めて印刷を行う場合等に、CPU11は、記憶装置15から読出して表示装置14の表示画面に表示させる。
【0083】
よって、本実施の形態によれば、PC1の記憶装置15内の印刷指定別印刷量カウンタテーブル44及びトレイ別印刷量カウンタテーブル45に、ユーザの現在までの印刷量を記憶し、当該印刷量は印刷実行毎に更新され、印刷を実行する前に印刷の目標値に対する現在までの実印刷量(残量)に応じた残量図形を表示装置14に画像イメージ表示するので、ユーザは自分の印刷実行状況を視覚的に把握することができ、そのユーザに表示結果に応じて印刷量を抑制させることができる。また、残量図形D3のように、実印刷量が目標値を超えた場合にも、その超過量を画像イメージ表示することができる。
【0084】
また、実際の印刷枚数に対して、用紙サイズがA4を基準として換算し、印刷種類を1/2縮小印刷、1/4縮小印刷、両面印刷及びノーマル印刷別に異なる実使用率で換算して実印刷量とするので、実質的な印刷量を正確にカウントでき、また、ユーザに、より小さな用紙サイズに印刷し、印刷枚数を削減できる印刷種類(1/2縮小印刷、1/4縮小印刷及び両面印刷)で印刷することを意識させるので、印刷量を大幅に抑制することができる。
【0085】
また、削減効果量をユーザに対して表示して通知するので、ユーザは実印刷量を節約する印刷種類及びトレイ種類でどの程度印刷していたかを知ることができ、ユーザに、実印刷量を節約する印刷種類(1/2縮小印刷、1/4縮小印刷及び両面印刷)及び裏紙での印刷を意識させるので、印刷量を更に抑制することができる。
【0086】
また、印刷の予定残量が抑止基準値より少ない場合、管理日付までの日数に応じて、ユーザに1/2縮小印刷又は1/4縮小印刷を推奨する表示を行うので、管理日付までの印刷量を更に抑制することができる。また、予定残量が0より少なくなった場合には、予定残量不足の表示を行うので、ユーザはそのまま印刷指示を実行すると残量が0を下回ることを印刷実行前に知ることができる。また、印刷拒否フラグを用いて、管理者が任意に残量が印刷拒否を設定することができ、予定残量が0より少なくなっても印刷量の削減を無視しているユーザ等の印刷を禁止することができる。
【0087】
更に、管理者は、管理強制解除フラグを用いて、印刷量管理の強制解除を設定することができ、あるユーザにおいて、印刷が必要で且つ重要な仕事をしなければならない場合や、大量の印刷が必要で期限の短い仕事をユーザが突然受けた場合等の印刷量管理を解除すべき場合にも、印刷量管理の強制解除をして通常と同様に印刷をさせることができる。
【0088】
なお、本実施の形態では、図1において、PC1はプリンタ2Aのみから印刷可能な構成であったが、PC1からプリンタ2A,2B,2Cのどのプリンタでも印刷することができる構成としてもよい。その場合、記憶装置15に記憶するユーザの印刷量カウンタ及び削減効果量を格納するユーザメモリ4Aは、図15に示すようなユーザメモリ4Bに代える構成となる。
【0089】
図15は、ユーザメモリ4Bの内部構成を示す図である。図15に示すように、ユーザメモリ4Bは、プリンタ2Aに対応する印刷量カウンタ及び削減効果量を記憶するプリンタ2A印刷量カウンタメモリ4BAと、同じくプリンタ2Bに対応するプリンタ2B印刷量カウンタメモリ4BBと、同じくプリンタ2Cに対応するプリンタ2C印刷量カウンタメモリ4BCと、プリンタ2A,2B,2Cに対応する合計印刷量カウンタメモリ4BTとを記憶する。この構成により、プリンタ毎に、ユーザの印刷量の管理を行うことができる。なお、プリンタの台数は3台に限られるものではなく、その他の台数であってもよい。
【0090】
(第2の実施の形態)
図16〜図27を参照して本実施の形態を説明する。先ず、図16及び図17を参照して本実施の形態における装置の特徴を説明する。図16は、本実施の形態におけるプリントシステムβの構成を示すブロック図であり、図17は、プリントサーバ5の内部構成を示す図である。
【0091】
図16に示すように、本実施の形態のある企業内のプリントシステムβは、各ユーザの印刷指示を入力する端末であるPC1a,1b,1cと、用紙への印刷を行うプリンタ2Dと、プリンタ2Dにおける印刷を管理するプリントサーバ5とから構成され、各装置は、LAN3Aにより接続されている。
【0092】
PC1a,1b,1cは、それぞれ順に、ユーザa,b,cが使用し、ユーザa,bは部門Aに所属し、ユーザcは部門Bに所属しているものとする。また、PC1a,1b,1cからプリンタ2Dに印刷をかける場合、PC1a,1b,1cからの印刷指示はプリントサーバ5へ送信され、プリントサーバ5がその印刷指示に基づいてプリンタ2Dに印刷を実行する。
【0093】
PC1a,1b,1cの内部構成は、第1の実施の形態におけるPC1と同様の構成であるので、重複する説明を省略する。PC1a,1b,1cは、CPU11、入力装置12、RAM13、表示装置14、記憶装置15、通信制御装置16、計時部17から構成される。
【0094】
CPU11は、第2の印刷処理を実行する。第2の印刷処理の実行によりCPU11は、印刷の管理強制解除が設定されていない場合に、表示装置14の表示画面上に印刷量の目標値及び実印刷量を画像イメージ表示し、入力装置12から印刷指示の入力を受付け、目標値−現在までの実印刷量−実印刷予定量である予定残量が0以上抑止基準値以下の場合、印刷管理の残り日数に応じて1/2縮小印刷又は1/4縮小印刷の推奨ガイダンスを画面表示し、印刷を実行する場合、入力された印刷指示情報を通信制御装置16及びLAN3Aを介してプリントサーバ5へ送信し、印刷実行結果を示す印刷結果情報をLAN3A及び通信制御装置16を介してプリントサーバ5から受信し、その印刷結果情報に基づき記憶装置15に記憶された部門ユーザメモリ4Cを更新する。
【0095】
また、CPU11は、予定残量が0より小さい場合、印刷拒否フラグが0であれば予定残量不足メッセージを画面表示して上記印刷を実行可能とし、印刷拒否フラグが1であれば印刷拒否メッセージを画面表示して終了する(図23参照)。
【0096】
図17に示すように、プリントサーバ5は、CPU51、入力装置52、RAM53、表示装置54、記憶装置55、通信制御装置56、計時部57空構成され、それぞれ、PC1のCPU11、入力装置12、RAM13、表示装置14、記憶装置15、通信制御装置16、計時部17と同様の構成であり、重複する説明を省略する。
【0097】
CPU51は、印刷管理処理、第2の印刷管理設定処理及び印刷結果記憶処理を実行する。印刷管理処理の実行によりCPU51は、LAN3A及び通信制御装置56を介して印刷指示情報をPCから受信し、受信した印刷指示情報に基づきプリンタ2Dで印刷を実行し、当該印刷も基づき記憶装置55内の部門ユーザメモリ4Cを更新し及びログファイル65に印刷ログ情報を記録し、印刷指示元のユーザの印刷結果情報をそのユーザのPCへ送信する(図24及び25参照)。
【0098】
第2の印刷管理設定処理の実行によりCPU51は、印刷管理に必要な設定値であるユーザ別及び部門別の目標値、抑止基準値、印刷拒否フラグ又は管理強制解除フラグの設定指示を入力装置52から受付け、入力された設定指示に基づき記憶装置55内の処置テーブル63の項目を更新し、更新されたユーザ別の項目を通信制御装置56及びLAN3Aを介してPC1a,1b,1cへ送信する(図26参照)。
【0099】
印刷結果送信処理の実行によりCPU51は、記憶装置55内の部門別及びユーザ別の目標値、実印刷量及び削減効果量を読出し、各ユーザにおいて、目標値−実印刷量である残量が0以上である場合、印刷情報(ユーザ別及び部門別の目標値、実印刷量及び削減効果量)と、ユーザの実印刷量が目標値を超えていない旨とを通信制御装置56及びLAN3Aを介してそのユーザのPCへ送信し、それ以外の場合、印刷情報と、ユーザの実印刷量が目標値を超えている旨とをそのユーザのPCへ送信し、記憶装置55内の部門ユーザメモリ4Cをクリアする(図27参照)。
【0100】
なお、PCの台数は3台に限るものではなく、他の台数でもよく、また、ユーザ数、部門数も他の数でもよい。また、ある部門に所属するユーザ数も任意の数でもよい。
【0101】
次に、図18〜図22を参照して、PC1a,1b,1cの記憶装置15及びプリントサーバ5の記憶装置55に記憶する情報を説明する。図18は、プリントサーバ5の記憶装置55に記憶する情報の構成を示す図であり、図19は、ユーザ管理テーブル64の構成を示す図であり、図20は、ログファイル65の構成を示す図であり、図21は、部門ユーザメモリ4Cの構成を示す図であり、図22は、PC1a,1b,1cの記憶装置15に記憶する情報の構成を示す図である。
【0102】
図18に示すように、プリントサーバ5の記憶装置55には、用紙枚数換算テーブル61と、実印刷量換算テーブル62と、処置テーブル63と、ユーザ管理テーブル64と、ログファイル65と、部門別印刷量カウンタメモリ66と、ユーザ別印刷量カウンタメモリ67と、管理日付68とを記憶する。用紙枚数換算テーブル61、実印刷量換算テーブル62及び処置テーブル63は、第1の実施の形態における用紙枚数換算テーブル41、実印刷量換算テーブル42及び処置テーブル43と同様の情報を格納するが、本実施の形態においては、各ユーザ(各PC)別の情報を格納する。また、処置テーブル63には目標値は記憶されず、ユーザ管理テーブル64にユーザ別及び部門別の目標値が記憶される。
【0103】
図19に示すように、ユーザ管理テーブル64は、項目として、ユーザ名641と、ユーザ名641の各ユーザが所属する所属部門642と、ユーザ名641の各ユーザの印刷量における個人目標643と、所属部門642の各ユーザの各部門の印刷量における部門目標644と、ユーザ名641の各ユーザのメールアドレス645とを格納する。
【0104】
図20に示すように、ログファイル65は、印刷が行われた年月日651と、印刷を行ったユーザのユーザ名652と、印刷された用紙の実際の印刷枚数653と、印刷された用紙の用紙サイズ654と、ノーマル、両面、1/2又は1/4縮小印刷等の印刷種類655と、普通紙トレイ又は裏紙トレイのトレイ種類656とを格納する。
【0105】
図21に示すように、部門ユーザメモリ4Cにおいて、部門別印刷量カウンタメモリ66は、部門別印刷指定別カウンタテーブル661と、部門別トレイ別カウンタテーブル662と、部門別削減効果メモリ663とを格納し、ユーザ別印刷量カウンタメモリ67は、ユーザ別印刷指定別カウンタテーブル671と、ユーザ別トレイ別カウンタテーブル672と、ユーザ別削減効果メモリ673とを格納する。部門別印刷量カウンタメモリ66は、第1の実施の形態におけるユーザメモリ4Aと同様のメモリを各部門別に構成したものであり、ユーザ別印刷量カウンタメモリ67は、ユーザメモリ4Aと同様のメモリを各ユーザ別に構成したものである。
【0106】
図22に示すように、PC1a,1b,1cの記憶装置15に記憶する情報は、実印刷量71と、目標値72と、抑止基準値73と、印刷拒否フラグ74と、管理強制解除フラグ75と、管理日付76とから構成され、各情報は、記憶されるPCのユーザに関する情報のみとなる。実印刷量71、目標値72、抑止基準値73、印刷拒否フラグ74、管理強制解除フラグ75及び管理日付76は、第1の実施の形態における実印刷量カウンタ441、目標値431、抑止基準値432、印刷拒否フラグ433、管理強制解除フラグ434及び管理日付47にそれぞれ対応する情報であり、PC側で必要な情報である。
【0107】
次に、図23〜図27を参照して、プリントシステムβの動作を説明する。ここでは、簡単のためPC1a,1b,1cについては、PC1aを代表して説明する。図23は、PC1a,1b,1cにおいて実行する第2の印刷処理を示すフローチャートであり、図24は、プリントサーバ5において実行する印刷管理処理を示すフローチャートであり、図25は、印刷管理処理における第2の印刷量カウンタ更新処理を示すフローチャートであり、図26は、プリントサーバ5において実行する第2の印刷管理設定処理を示すフローチャートであり、図27は、プリントサーバ5において実行する管理結果送信処理を示すフローチャートである。
【0108】
先ず、図23を参照して、PC1aにおいて実行される第2の印刷処理を説明する。第2の印刷処理は、PC1aのCPU11がプリンタ2Dに印刷をかける処理である。例えば、PC1aのユーザにより入力装置12から第2の印刷処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、CPU11は、記憶装置15に記憶された第2の印刷処理のプログラムを読出し、RAM13に展開して、第2の印刷処理を開始する。
【0109】
図23におけるステップS51〜S61は、図9におけるステップS11〜S21と同様であるので重複する説明を省略する。ステップS51において、CPU11は、記憶装置15に記憶された管理強制解除フラグ74を参照して管理強制解除状態であるか否かを判別する。また、ステップS52において、CPU11は、記憶装置15に記憶された実印刷量71及び目標値72を参照して、実印刷量、表示量及び現在までの残量を算出する。また、ステップS54において、CPU11は、記憶装置15に記憶された用紙枚数換算テーブル61、実印刷量換算テーブル62、実印刷量71及び目標値72を参照して、更に印刷指示を用いて、予定残量を算出する。
【0110】
また、ステップS55において、CPU11は、記憶装置15に記憶された実抑止基準値73を参照して、予定残量が抑止基準値73以下であるか否かを判別する。また、ステップS56において、CPU11は、記憶装置15に記憶された管理日付76を参照して、現在日時から管理日付までの残日数を算出し、当該残日数が10日以内であるか否かを判別する。
【0111】
そして、印刷実行が入力された場合(ステップS61;印刷実行)、CPU11は、ステップS53aで入力されたプリンタ2Dへの印刷指示情報を、通信制御装置16及びLAN3Aを介してプリントサーバ5へ送信する(ステップS62)。印刷指示情報には、印刷枚数、印刷種類(両面、1/2縮小印刷、1/4縮小印刷)、トレイ種類(普通紙又は裏紙)等の情報を含む。ステップS62において、印刷指示を受信したプリントサーバ5は、印刷管理処理を実行し、印刷結果情報をPC1aへ送信する。
【0112】
そして、PC1aのCPU11は、印刷結果情報を、LAN3A及び通信制御装置16を介してプリントサーバ5から受信し(ステップS63)、第2の印刷処理を終了する。ステップS63において、印刷結果情報には、印刷実行完了の旨の情報と、印刷指示元のユーザ(ここではユーザa)に対応する更新された実印刷量とが含まれ、CPU11は、印刷実行完了の旨の情報を表示装置14に表示し、記憶装置15内の実印刷量71を更新された実印刷量に書換える。
【0113】
図23におけるステップS64〜S66は、図9におけるステップS24〜S26と同様である。ステップS64において、CPU11は、記憶装置15に記憶された印刷拒否フラグ74を参照して印刷拒否フラグが1であるか否かを判別する。
【0114】
次に、図26を参照して、プリントサーバ5において実行される印刷管理処理を説明する。印刷管理処理は、プリントサーバ5のCPU51が、PC1a,1b,1cから受信したプリンタ2Dへの印刷指示情報に基づきプリンタ2Dへの印刷を実行管理する処理である。第2の印刷処理のステップS62に対応して、プリンタ2Dへの印刷指示情報をLAN3A及び通信制御装置56を介してPC1a、1b又は1cから受信開始したことをトリガとして、CPU51は、記憶装置55に記憶された印刷管理処理のプログラムを読出し、RAM53に展開して、印刷管理処理を開始する。
【0115】
先ず、CPU51は、印刷指示情報を、LAN3A及び通信制御装置56を介してPC1a、1b又は1cから受信完了する(ステップS71)。そして、CPU51は、ステップS71において受信した印刷指示情報に基づくプリンタ2Dへの印刷命令情報を生成し、当該印刷命令情報を通信制御装置56及びLAN3Aを介してプリンタ2Dへ送信することにより印刷処理を行う(ステップS72)。
【0116】
そして、CPU51は、第2の印刷カウンタ更新処理を行う(ステップS73)。ここで、図25を参照して、ステップS73の第2の印刷カウンタ更新処理を説明する。図25に示す第2の印刷カウンタ更新処理のステップS731〜S736は、図12に示す第1の印刷カウンタ更新処理のステップS231〜S236と同様であり、異なる点を説明する。先ず第1の印刷カウンタ更新処理の実行主体がPCであるのに対し、第2の印刷カウンタ更新処理の実行主体はプリントサーバ5である。
【0117】
ステップS731において、CPU51は、記憶装置55に記憶された処置テーブル64内の印刷指示を入力したユーザに対応する管理強制解除フラグを参照して、管理強制解除状態であるか否かを判別する。また、ステップS732において、CPU51は、記憶装置55の用紙枚数換算テーブル61を参照して、ステップS731において受信した印刷指示情報内の用紙サイズにおける印刷枚数をA4サイズに換算する。また、ステップS733において、CPU51は、ステップS731において受信した印刷指示情報内の印刷種類を参照して判別する。
【0118】
ステップS734において、CPU51は、記憶装置55内の部門別印刷指定別カウンタテーブル661及びユーザ別印刷指定別カウンタテーブル671に記憶されたノーマル印刷量カウンタのC1において、C1を新しく算出して更新する。ステップS734のC1の更新において、印刷指示を入力したユーザのユーザ別印刷指定別カウンタテーブル671を更新し、当該ユーザの所属する部門をユーザ管理テーブル64を参照して特定し、特定された部門に対応する部門別印刷指定別カウンタテーブル661も更新する。ステップS735において、CPU51は、記憶装置55内の実印刷量換算テーブル62に記憶された実使用率を参照し、印刷種類に対応する実使用量を取得し、これを用いてC7を算出する。
【0119】
また、同様に、ステップS736において、CPU51は、部門別印刷指定別カウンタテーブル661及びユーザ別印刷指定別カウンタテーブル671に記憶された1/2縮小印刷量カウンタのC2において、C2を新しく算出して更新し、ステップS738において、CPU51は、部門別印刷指定別カウンタテーブル661及びユーザ別印刷指定別カウンタテーブル671に記憶された1/4縮小印刷量カウンタのC3において、C3を新しく算出して更新し、ステップS740において、CPU51は、部門別印刷指定別カウンタテーブル661及びユーザ別印刷指定別カウンタテーブル671に記憶された両面印刷量カウンタのC4において、C4を新しく算出して更新する。また、ステップS737、S739、S741において、CPU51は、実印刷量換算テーブル62に記憶された実使用率を参照し、印刷種類に対応する実使用量を取得し、これを用いてC7を算出する。
【0120】
また、ステップS733において、CPU51は、ステップS731において受信した印刷指示情報内のトレイ種類を参照して判別する。また、ステップS743又はS745において、CPU51は、部門別トレイ別カウンタテーブル662及びユーザ別トレイ別カウンタテーブル672に記憶された普通紙トレイ印刷量カウンタのC5又は裏紙トレイ印刷量カウンタのC6に、算出したC7を加算して更新する。また、ステップS744において、CPU51は、部門別印刷指定別カウンタテーブル661及びユーザ別印刷指定別カウンタテーブル671に記憶された実印刷量カウンタのC0に、算出したC7を加算して更新する。
【0121】
そして、ステップS746において、CPU51は、部門別及びユーザ別印刷指定別カウンタテーブル661,662及び部門別及びユーザ別トレイ別カウンタテーブル671,672を参照して、記憶装置55内の部門別削減効果量メモリ663及びユーザ別削減効果量メモリ673に記憶された削減効果量を新しく算出して更新する。
【0122】
そして、再び図24を参照し、CPU51は、プリントFに送信した印刷命令情報に基づき、記憶装置55に記憶されたログファイル65に印刷ログ情報を記録する(ステップS74)。ステップS74は、実際にはCPU51は、計時部57から現在日時を取得し、取得した現在日時、印刷命令情報内のユーザ名、実際の印刷枚数、用紙サイズ、印刷種類及びトレイ種類を、それぞれ、ログファイル65内の年月日651、ユーザ名652、印刷枚数653、用紙サイズ654、印刷種類655、トレイ種類656に記録する。そして、CPU1aは、印刷結果情報を、通信制御装置56及びLAN3Aを介して印刷指示元のPCへ送信し(ステップS75)、印刷管理処理を終了する。印刷結果情報には、印刷実行完了の旨の情報と、ステップS744において算出された実印刷量(C0)とが含まれる。
【0123】
次に、図26を参照して、プリントサーバ5において実行される第2の管理設定処理を説明する。第2の管理設定処理は、プリントサーバ5のCPU51がPC1a,1b,1cの印刷設定を行う処理である。例えば、管理者により入力装置52から第2の管理設定処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、CPU51は、記憶装置55に記憶された第2の管理設定処理のプログラムを読出し、RAM53に展開して、第2の管理設定処理を開始する。
【0124】
先ず、CPU51は、入力装置52から管理者の設定指示の入力を受付ける(ステップS81)。設定指示には、設定先のユーザ及びそのユーザが所属する部門に対応する目標値、抑止基準値、印刷拒否フラグ又は管理強制解除フラグの設定指示である。そして、CPU51は、ステップS81において設定指示が入力されたか否かを判別する(ステップS82)。設定指示が入力されていない場合(ステップS82;NO)、CPU51は、ステップS81へ戻る。
【0125】
設定指示が入力された場合(ステップS82;YES)、CPU51は、ステップS51において入力された指示に基づいて、記憶装置55内のユーザ管理テーブル64又は処置テーブル63内の、設定先のユーザ及びそのユーザが所属する部門に対応する目標値、抑止基準値、印刷拒否フラグ又は管理強制解除フラグを更新して設定する(ステップS83)。そして、CPU51は、管理者から入力装置52を介して設定終了の入力を受付け、設定終了の入力がされたか否かを判別する(ステップS84)。設定終了の入力がされていない場合(ステップS84;NO)、CPU51は、ステップS81へ戻る。
【0126】
設定終了の入力がされた場合(ステップS84;YES)、CPU51は、ステップS83において設定された各種設定情報のうちユーザに対応する情報を設定情報とし、当該設定情報を通信制御装置56及びLAN3Aを介して設定先のPCへ送信し(ステップS85)、第2の変更設定処理を終了する。
【0127】
設定先のPCは、設定情報をLAN3A及び通信制御装置16を介してプリントサーバ5から受信し、受信した設定情報中の設定先のユーザに対応する目標値、抑止基準値、印刷拒否フラグ及び管理強制解除フラグのうちの少なくとも一つを、それぞれ記憶装置55内の目標値72、抑止基準値73、印刷拒否フラグ74及び管理強制解除フラグ75に記憶して更新設定する。もちろん、設定情報は、目標値、抑止基準値、印刷拒否フラグ及び管理強制解除フラグのうちの少なくとも一つが含まれることとなる。
【0128】
次に、図27を参照して、プリントサーバ5で実行する管理結果送信処理を説明する。管理結果送信処理は、プリントサーバ5における1ヶ月毎の各ユーザの印刷管理の結果を対応するPCへ送信するバッチ処理である。例えば、計時部57から取得した現在日付が記憶装置55内の管理日付76に達したことをトリガとして、CPU51は、記憶装置55に記憶された管理結果送信処理のプログラムを読出し、RAM53に展開して、管理結果送信処理を開始する。
【0129】
先ず、CPU51は、記憶装置55内のユーザ管理テーブル64の所属部門642を参照し、全部門のうちから未選択の部門一つを選択する(ステップS91)。そして、CPU51は、ステップS91において未選択の部門が選択されたか否かを判別する(ステップS92)。未選択の部門が選択された場合(ステップS92;YES)、CPU51は、ユーザ管理テーブル64のユーザ名641を参照し、ステップS91において選択された部門に所属するユーザのうちから未選択のユーザを選択する(ステップS93)。
【0130】
そして、CPU51は、ステップS93において未選択の部門が選択されたか否かを判別する(ステップS94)。未選択のユーザが選択された場合(ステップS94;YES)、CPU51は、記憶装置55内のユーザ管理テーブル64、部門別印刷量カウンタメモリ66、ユーザ別印刷量カウンタメモリ67及び処置テーブル63とを参照して、ステップS91及びS93において現在選択されている部門及びユーザに対応する目標値、実印刷量及び削減効果量を取得する(ステップS95)。
【0131】
そして、CPU51は、ステップS95において取得したユーザに対応する目標値から実印刷量をひいた残量が0以上であるか否かを判別する(ステップS96)。残量が0以上でない場合(ステップS96;NO)、CPU51は、ユーザ管理テーブル64のメールアドレス644を参照し、現在選択されているユーザのメールアドレスを取得し、ステップS95において取得した各情報を印刷情報とし、当該印刷情報と、当該ユーザの実印刷量が目標値を超えている旨の情報とを、前記取得したメールアドレスへ電子メール送信し(ステップS97)、ステップS93へ戻る。
【0132】
残量が0以上である場合(ステップS96;YES)、CPU51は、ユーザ管理テーブル64のメールアドレス644を参照し、現在選択されているユーザのメールアドレスを取得し、ステップS95において取得した各情報を印刷情報とし、当該印刷情報と、当該ユーザの実印刷量が目標値を超えていない旨の情報とを、前記取得したメールアドレスへ電子メール送信し(ステップS98)、ステップS93へ戻る。電子メールをユーザが受信した場合、PC又はその他の端末状で、その電子メール開封により、その電子メールに含まれる印刷情報及び印刷量が節約されている又は節約されていない旨を画面に表示してユーザに知らせることができる。
【0133】
未選択のユーザが選択されない場合(選択された部門に未選択のユーザが残っていない場合)(ステップS94;NO)、CPU51は、ステップS91へ戻る。未選択の部門が選択されない場合(未選択の部門が残っていない場合)(ステップS92;NO)、CPU51は、記憶装置55内の部門及びユーザメモリ4Cをクリアする(ステップS99)。ステップS99において、CPU51は、記憶装置55内の管理日付76も1ヵ月後の日付に更新する。
【0134】
そして、CPU51は、実印刷量をクリアする旨の情報を、通信制御装置56及びLAN3Aを介して全PCへそれぞれ送信し(ステップS100)、管理結果送信処理を終了する。各PCにおいて、実印刷量をクリアする旨の情報を受信した場合、CPU11は、記憶装置15に記憶された実印刷量71をクリアし、次の月からの実印刷量のカウントに備える。ステップS100において、CPU51は、更新された管理日付も全PCへ送信し、PCのCPU11は、新しい管理日付を受信し、記憶装置15内の管理日付47を受信した管理日付に書換える。
【0135】
よって、本実施の形態によれば、第1の実施の形態に比べて、ユーザ毎だけでなく、ユーザの所属する部門毎に印刷量をカウントして管理するので、各部門毎に印刷量の抑制を図ることができ、ユーザに、個人責任のみならず所属部門の団体責任も意識させて印刷を指示させるので、ユーザ毎のみの印刷量を管理する場合に比べてより効果的に印刷量の抑制を図ることができる。
【0136】
なお、本実施の形態では、印刷結果送信処理において、ユーザ別及び部門別の印刷情報と節約されているか否かの旨とを各ユーザに電子メール送信しているが、これに限るものではなく、図28に示すように、ユーザ別及び部門別の印刷情報印刷情報をプリンタ2Dで印刷する構成でもよい。図28は、印刷紙81〜83の印刷イメージを示す図である。図28に示すように、印刷紙81には、部門別の一覧情報として、部門別の目標値及び実印刷量が印刷され、印刷紙82には、ユーザ別の一覧情報として、ユーザ別の目標値及び実印刷量が印刷され、印刷紙83には、削減効果量の一覧情報として、ユーザ別の削減効果量が印刷され、更に1/2縮小印刷量カウンタ(C2)、両面印刷量カウンタ(C4)及び裏紙印刷量カウンタ(C6)の値も印刷されている。印刷紙83は、1/4縮小印刷が全くなされなかった一例であるとし、また、部門別の削減効果量を印刷していない一例であるが、部門別の削減効果量を印刷する構成でもよい。
【0137】
また、本実施の形態では、ユーザの目標値に対する実印刷量に基づき各種判別を行う構成であるが、これに限るものではなく、部門の目標値に対する実印刷量に基づき各種判別を行う構成等でもよい。また、第1及び第2の実施の形態において、PC1,1a,1b,1cやプリントサーバ5は、それぞれ1台で構成されているが、各装置は各種機能を行う複数の機器からなる構成でもよく、この場合、各種機能を分担して実行し、機能実行の負荷を分散させることができる。
【0138】
また、第1及び第2の実施の形態において、第1又は第2の印刷管理設定処理では、管理者が印刷拒否フラグを設定しているが、これに限るものではなく、第1又は第2の印刷処理において、印刷の残量(目標値−実印刷量)又は予定残量が0になると自動的に印刷拒否状態に設定する等の構成でもよい。これに関して、第1又は第2の印刷処理において、残量イメージを、予定残量についても表示装置14に画面表示する構成をとってもよい。
【0139】
また、第1及び第2の実施の形態において、使用量の抑制対象の機器として、プリンタを用いる例を説明したが、これに限るものではない。例えば、機器として複写機、共用サーバ、据置電話等を用いる構成でもよい。機器として複写機を用いる場合は、印刷枚数の使用量管理を行い、例えば、プリンタを用いる場合と同様に、図11に示す残量D1〜D3のような紙イメージ画像表示により使用量をユーザに通知する。機器として共用サーバを用いる場合は、共用サーバの記憶装置(例えばハードディスク)内のユーザの使用可能データ容量(領域)を管理する構成となり、例えば、ハードディスクのイメージ画像表示により使用量をユーザに通知する。
【0140】
また、機器として据付電話を用いる場合は、据付電話の使用料金又は使用時間等を管理する構成となり、例えば、お金(使用料金)のイメージ画像表示又は使用時間を表現するイメージ画像表示により使用量をユーザに通知する。このように、機器の種類にあった形式で、ユーザにその機器の使用量を通知する構成をとることができる。
【0141】
また、第1及び第2の実施の形態において、1台のPCを使用するユーザは1名であるが、複数のユーザが1台のPCを共有する構成でもよい。また、第2の実施の形態において、複数のユーザが複数のプリンタに印刷する場合の印刷量管理を行う構成でもよい。
【0142】
また、ユーザへの使用量の通知は、画像表示により行う構成に限ることなく、画像表示、音声出力、数値表示又はこれらのうちの少なくとも一つの組合せ等による通知を行う構成でもよい。また、これに関して、通知する使用量の表現形式は、ユーザ個人の使用量そのものに限るものではなく、全ユーザの使用量に対するそのユーザの使用量や、時間に対するそのユーザの使用割合等の、他の表現形式でそのユーザに通知する構成であってもよい。
【0143】
また、第1及び第2の実施の形態において、管理結果記憶処理又は管理結果送信処理の実行の間隔を1ヶ月に設定されていたが、これに限るものではなく、他の期間に設定される構成でもよい。また、管理結果記憶処理又は管理結果送信処理において、裏紙トレイでの印刷は、削減効果量に反映されており、ユーザは、削減効果量から裏紙印刷の削減効果を認識する構成であるが、普通紙印刷を基準とした裏紙印刷の換算率を生成し、当該換算率を用いて印刷枚数を換算して実印刷量に反映させる構成でもよい。
【0144】
以上、本発明の実施の形態につき説明したが、本発明は、必ずしも上述した手段及び手法にのみ限定されるものではなく、本発明にいう目的を達成し、本発明にいう効果を有する範囲内において適宜に変更実施が可能なものである。
【0145】
【発明の効果】
本発明によれば、使用者の機器の使用可能量に対する現在までの使用量の状況に応じた前記機器の使用抑制を促す情報をその使用者に通知するので、その使用者に使用可能量に対する使用量の状況を把握させて、機器の使用を抑制させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるプリントシステムαの構成を示すブロック図である。
【図2】PC1の内部構成を示す図である。
【図3】PC1の記憶装置15に記憶する情報の構成を示す図である。
【図4】用紙枚数換算テーブル41の内部構成を示す図である。
【図5】実印刷量換算テーブル42の内部構成を示す図である。
【図6】処置テーブル43の内部構成を示す図である。
【図7】印刷指定別カウンタテーブル44の内部構成を示す図である。
【図8】トレイ別カウンタテーブル45の内部構成を示す図である。
【図9】PC1において実行される第1の印刷処理を示すフローチャートである。
【図10】第1の印刷処理中の目標値表示処理を示すフローチャートである。
【図11】表示画面を示す図であり、(I)は、残量が50枚の残量図形D1の表示画面141を示す図であり、(II)は、残量が20枚の残量図形D2の表示画面142を示す図であり、(III)は、残量が−10枚の残量図形D3の表示画面143を示す図である。
【図12】第1の印刷処理における第1の印刷量カウンタ更新処理を示すフローチャートである。
【図13】第1の印刷管理設定処理を示すフローチャートである。
【図14】管理結果記憶処理を示すフローチャートである。
【図15】ユーザメモリ4Bの内部構成を示す図である。
【図16】本発明の第2の実施の形態におけるプリントシステムβの構成を示すブロック図である。
【図17】プリントサーバ5の内部構成を示す図である。
【図18】プリントサーバ5の記憶装置55に記憶する情報の構成を示す図である。
【図19】ユーザ管理テーブル64の構成を示す図である。
【図20】ログファイル65の構成を示す図である。
【図21】部門ユーザメモリ4Cの構成を示す図である。
【図22】PC1a,1b,1cの記憶装置15に記憶する情報の構成を示す図である。
【図23】PC1a,1b,1cにおいて実行する第2の印刷処理を示すフローチャートである。
【図24】プリントサーバ5において実行する印刷管理処理を示すフローチャートである。
【図25】印刷管理処理における第2の印刷量カウンタ更新処理を示すフローチャートである。
【図26】プリントサーバ5において実行する第2の印刷管理設定処理を示すフローチャートである。
【図27】プリントサーバ5において実行する管理結果送信処理を示すフローチャートである。
【図28】印刷紙81〜83の印刷イメージを示す図である。
【符号の説明】
α,β…プリントシステム
1,1a,1b,1c…PC
5…プリントサーバ
11,51…CPU
12,52…入力装置
13,53…RAM
14,54…表示装置
15,55…記憶装置
16,56…通信制御装置
17,57…計時部
18,58…バス
2A,2B,2C,2D…プリンタ
3,3A…LAN

Claims (13)

  1. 機器の使用量を管理する機器使用量管理装置において、
    使用者の現在までの前記機器の使用量と、当該使用者の前記機器の使用可能量とを記憶する記憶手段と、
    使用者による前記機器の使用に基づいて、前記記憶手段に記憶された当該使用者の使用量を更新する更新手段と、
    前記記憶手段に記憶された使用者の前記使用可能量に対する前記使用量の状況を判別する判別手段と、
    前記判別手段により判別された状況に応じて、前記機器の使用抑制を促す情報を前記使用者に通知する通知手段とを備えたことを特徴とする機器使用量管理装置。
  2. 前記通知手段は、前記機器の使用抑制を促す情報を、前記機器の種類に応じた表現形式で前記使用者に通知することを特徴とする請求項1記載の機器使用量管理装置。
  3. 前記使用量及び前記使用可能量は、前記機器の所定の使用形態に基づいて換算された情報であり、
    前記更新手段は、使用者による前記機器の使用における使用量を前記使用形態に基づいて換算し、前記記憶手段に記憶された当該使用者の使用量に当該換算した値を加算して更新することを特徴とする請求項1又は2記載の機器使用量管理装置。
  4. 前記機器は、複数の用紙サイズの用紙に印刷可能な印刷装置又は複写装置であり、
    前記使用量及び使用可能量は、所定の用紙サイズに基づいて換算された印刷枚数の情報であり、
    前記更新手段は、使用者による前記印刷装置又は前記複写装置での印刷における印刷枚数を前記所定の用紙サイズに基づいて換算し、前記記憶手段に記憶された当該使用者の使用量に当該換算した値を加算して更新することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の機器使用量管理装置。
  5. 前記機器は、複数の印刷種類で印刷可能な印刷装置又は複写装置であり、
    前記使用量及び前記使用可能量は、所定の印刷種類に基づいて換算された印刷枚数の情報であり、
    前記更新手段は、使用者による前記印刷装置又は前記複写装置での印刷における印刷枚数を前記所定の印刷種類に基づいて換算し、前記記憶手段に記憶された当該使用者の使用量に当該換算した値を加算して更新することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の機器使用量管理装置。
  6. 前記機器は、普通紙及び裏紙に印刷可能な印刷装置又は複写装置であり、
    前記使用量及び前記使用可能量は、普通紙に基づいて換算された印刷枚数の情報であり、
    前記更新手段は、使用者による前記印刷装置又は前記複写装置での印刷における印刷枚数を前記普通紙に基づいて換算し、前記記憶手段に記憶された当該使用者の使用量に当該換算した値を加算して更新することを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の機器使用量管理装置。
  7. 前記記憶手段は、使用者の前記機器に対する実際の使用量を記憶し、
    前記記憶手段に記憶された使用者の前記実際の使用量と前記換算された使用量との差分を使用削減量として算出する使用削減量算出手段を備え、
    前記通知手段は、前記使用者に対する前記機器の使用抑制を促す情報と、前記使用削減量算出手段により算出された使用削減量とを、当該使用者に通知することを特徴とする請求項4から6の何れか一項に記載の機器使用量管理装置。
  8. 前記判別手段は、前記記憶手段に記憶された使用者の前記使用可能量よりも前記使用量が大きいか否か又は使用者の使用可能量における所定の割合よりも前記使用量が大きいか否かを判別し、
    前記通知手段は、前記判別手段により使用者の前記使用可能量又はその所定の割合よりも前記使用量が大きいと判別された場合に、当該使用者の前記使用可能量に対する前記使用量に応じて前記機器の使用抑制を促す情報を当該使用者に通知することを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の機器使用量管理装置。
  9. 前記判別手段は、前記記憶手段に記憶された使用者の前記使用可能量よりも前記使用量が大きいか否かを判別し、
    前記通知手段は、前記判別手段により使用者の前記使用可能量よりも前記使用量が大きいと判別された場合に、前記機器の使用抑制を促す情報と前記使用可能量に対する前記使用量の超過量とを当該使用者に通知することを特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載の機器使用量管理装置。
  10. 前記判別手段は、前記記憶手段に記憶された使用者の前記使用可能量よりも前記使用量が大きいか否かを判別し、
    前記判別手段により使用者の前記使用可能量よりも前記使用量が大きいと判別された場合に、当該使用者による前記機器の使用を禁止する使用禁止手段とを備えたことを特徴とする請求項1から9の何れか一項に記載の機器使用量管理装置。
  11. 前記更新手段による使用者の前記使用量の更新停止及びその解除を行う更新停止手段を備えたことを特徴とする請求項1から10の何れか一項に記載の機器使用量管理装置。
  12. 前記使用者は複数であり、当該使用者が所属する少なくとも一つのグループが設けられ、
    前記記憶手段は、使用者及び当該使用者の所属するグループの現在までの前記機器の使用量と、当該使用者及び当該グループの前記機器の使用可能量とを記憶し、
    前記更新手段は、使用者による前記機器の使用に基づいて、前記記憶手段に記憶された当該使用者及び当該使用者の所属するグループの使用量を更新し、
    前記判別手段は、前記記憶手段に記憶された使用者及び当該使用者の所属するグループの前記使用可能量に対する前記使用量の状況を判別することを特徴とする請求項1から11の何れか一項記載の機器使用量管理装置。
  13. コンピュータに、
    使用者の現在までの機器の使用量と、当該使用者の前記機器の使用可能量とを記憶する機能と、
    使用者による前記機器の使用に基づいて、前記記憶された前記使用者の使用量を更新する機能と、
    前記記憶された使用者の前記使用可能量に対する前記使用量の状況を判別する機能と、
    前記判別された状況に応じて、前記機器の使用抑制を促す情報を当該使用者に通知する機能と、
    を実現させるための機器使用量管理プログラム。
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