JP2004092747A

JP2004092747A - Spacer for temporary tightening and temporary tightening structure of expansion flexible pipe joint

Info

Publication number: JP2004092747A
Application number: JP2002253360A
Authority: JP
Inventors: Hideto Kawanishi; 川西　秀人
Original assignee: SK Kawanishi Co Ltd
Current assignee: SK Kawanishi Co Ltd
Priority date: 2002-08-30
Filing date: 2002-08-30
Publication date: 2004-03-25
Anticipated expiration: 2022-08-30
Also published as: JP3861203B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a spacer for temporary tightening and temporary tightening structure of flexible pipe joint, wherein the spacer is adaptable to various pipe diameters, its temporary assembly and disassembly are easy, it does not naturally slip even if a bolt and a nut are loosen, and it is surely removed. <P>SOLUTION: The spacer 20 for temporary tightening comprises: a sheet base material 21 disposed along an outer peripheral face of a projecting part of a pipe or a joint body 2 and a presser ring 7; connecting parts 22 projecting from both end sides of the sheet base material 21 toward inner diameter directions; and C-shaped ribs 23 connected to tip sides of the connecting parts 22, and fitted to tightening bolts 11 of the pipe or pipe body 2 so as to secure a predetermined interference between the projecting part of the pipe or the joint body 2 and the presser ring 7. The connecting parts 22 and ribs 23 fitted to two bolts 11, 11 are disposed to the sheet base material 21 having the length across the bolts 11, 11. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、伸縮性と可撓性とを有する管継手にあって、所定の締代を確実に確保した上で脱着作業が容易な仮締用スペーサと、該スペーサによって各構成部材を同一軸心線上に揃えることができ、しかも安価に提供でき、仮締の解放も簡単な伸縮可撓管継手の仮締構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
【特許文献１】特許第２９３２２６８号公報
この種の伸縮性及び可撓性に優れた管継手の仮締用スペーサ及び該仮締用スペーサを用いた管継手の仮締構造の技術として、本出願人が先に開発して既に実施している前記特許文献１に記載されたものが公知である。この先願技術は、これを示せば、図１０乃至図１２に示す通りである。この先願技術は、テーパー状受口部３の内径が接合管１の外径よりも大きく設定され、軸線方向の中央部が太鼓状に膨れて内部に広い空腔４の形成された継手本体２を準備し、前記受口部３に、接合管１の挿口部５を挿入している。そして、継手本体２の挿口部外周面と、継手本体２の受口部３との間にシール用のゴムパッキン６を嵌挿し、背後から押輪７で継手本体２に対して押し込むようにしている。この押し込みは、継手本体２の端面外周に形成された突出部８のボルト孔１０と、該ボルト孔１０に対応する押輪７のボルト孔９とに、緊締ボルト１１を挿通してナット１２で緊締することにより行っている。
【０００３】
これにより、ゴムパッキン６の外周くさび面と内周くさび面とが、継手本体２のテーパー状受口部３と接合管１の外周面との間に押圧され、接合管１と継手本体２とが同心的に保持され、また接続部位からの流体の漏洩をシールする。この状態にあっては、接合管１の管端は、継手本体２の空腔４で継手本体２の内壁と干渉することなく、自由に動き得ることが可能であり、継手本体２の軸線に対して屈折することができ、可撓性を有している。
【０００４】
而して、継手本体２とゴムパッキン６と押輪７の三者は、途中での紛失を防止するために緊締ボルト１１及びナット１２により、仮締めされた状態で工場から出荷されている。このような仮締め状態の管継手は、分解することなく施工作業を行うことができれば、その作業性は極めて便利である。そのため、前記先願技術では、仮締用スペーサ１４を用いるようにしている。仮締用スペーサ１４は、継手本体２の突出部８と押輪７の外周面に対して、対向するように二個が配置されており、一つの仮締用スペーサ１４は、一辺の長さよりも長くなるように且つ二個の緊締ボルト１１に跨がるように配置されている。またこのスペーサ１４は、屈曲する方向に対する自己弾性を有し、通常の状態では図１１の鎖線で示すように、継手本体２の突出部８と押輪７の外周面７ａとの形状（これらの外周面がなす角度）よりも拡開するように形成されている。また仮締用スペーサ１４は、押輪７の外周面７ａに接合するシート基材１５を有し、このシート基材１５の内面側に内径方向へ突出する大小二種類のリブ１７及び１８がそれぞれ所定の間隔をおいて配列されている。これらのリブ１７及び１８は、有底筒状であり、例えば、１００Ｋｇｆ・ｃｍ程度の締付トルクでは容易に変形しない構造とされている。
【０００５】
この先願技術にあっては、接合管１の挿入を除いた図１０に示す仮締め状態で工場から出荷するようにしている。すなわち、継手本体２の受口３にゴムパッキン６を内嵌装着し、継手本体２と押輪７との間に、これらの外周面形状と相似形を成し、これらの外周面よりも大きく形成された枠体（図示せず）を介して仮締用スペーサ１４を嵌め込み、装着している。そして、ボルト１１及びナット１２を締結して継手本体２と押輪７とを一体的に組み付け、この状態で工場から管継手を出荷する。この場合、仮締用スペーサ１４は、そのシート基材１５が押輪７の外周面７ａへ接合し、大小のリブ１７及び１８が押輪７と継手本体２の端面どうしの間に介在することになる。
【０００６】
また仮締めは、ボルト１１及びナット１２をインパクトレンチ等で迅速に行うことができ、継手本体２と押輪７とは仮締用スペーサ１４を挟持した状態で強固に締結される。これにより、継手本体２と押輪７とゴムパッキン６とは、三者の中心線が一致したまま出荷されることになり、現場施行までの間にズレることはない。インパクトレンチでは、例えば、１００Ｋｇｆ・ｃｍを越える締付トルクとなることがある。このような締付トルクであっても、押輪７と継手本体２との間の間隔は、仮締用スペーサ１４の前記大小のリブ１７及び１８の存在により、所定の寸法に保たれる。つまり、本締めのための締代を確保することが可能である。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記先願の仮締構造では、図１２に示すように、継手本体２の端面側２Ａに鋳造時の抜き勾配が形成されているため、外側へ向かうに連れ、押輪７の端面との間隔が大きくなる。そのため、前記仮締用スペーサ１４の大小のリブ１７及び１８が押輪７と継手本体２の端面２Ａとの間から外方向へ飛び出し、外れることがあった。またこの飛び出しを防止するために、ボルト１１及びナット１２を強く締結するようにしているが、逆に締め過ぎると、前記鋳造時の抜き勾配によってリブ１７及び１８が押し出されて外に食み出し、やはり外れることがあった。しかも、強く締めるために、管接合時にボルト１１及びナット１２を緩める作業に手間を要し、仮締用スペーサ１４を外し難いという欠点があった。
【０００８】
更に、仮締用スペーサ１４が外れると、押輪７と継手本体２との間が自由空間となるので、押輪７と継手本体２との連結がガタガタになり、運搬中の振動でボルト１１及びナット１２が外れ、紛失する等の問題があった。また押輪７がゴムパッキン６を圧縮して縮径させ、仮締状態のままで接合管１の挿入作業ができなくなるという問題があった。それに加えて、継手本体２とパッキン６と押輪７との中心線が揃わなくなり、継手本体１に対して接合管１を差し込むときに、接合管１の差し込みの程度に応じてゴムパッキン６と継手本体２の主に軸心を微調節しなければならないという問題があった。
【０００９】
更にまた、前記先願の仮締用スペーサ１４の装着は、図１１の鎖線で示すように、自己弾性によって両端側が拡開している状態からこれを押し込んでその状態を保持したままボルト１１及びナット１２を締結しなければならず、煩わしいものであった。
それに加えて、前記先願の仮締用スペーサ１４は押輪７の外周面に沿う構造であり、対象となる接合管１の管径の大きさに応じて最適な仮締用スペーサ１４を製作準備しておく必要があった。
【００１０】
本発明は従来の前記課題に鑑みてこれを改良除去したものであって、所定の締代を確実に確保した上で、各種管径のものに兼用でき、仮組立、取り外しが容易で、ボルト，ナットが緩んだ状態でも自然に外れることがなく、しかも仮締用スペーサの外し忘れのない伸縮可撓管継手の仮締用スペーサ及び仮締構造を提供せんとするものである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明が採用した請求項１の手段は、管又は継手本体の突出部と押輪との外周面側の一方又は双方に配設されるシート基材と、シート基材の両端側から内径方向へ突出する接続部と、該接続部の先端側に連結され、管又は継手本体の突出部と押輪との間に、所定の締代を確保するために管又は継手本体の締結用ボルトに嵌合するＣ字状のリブとから成り、二つのボルトに跨がる長さの一つのシート基材に二つのボルトに嵌合する前記接続部及びリブが形成されていることを特徴とする伸縮可撓管継手の仮締用スペーサである。
この発明によれば、シート基材の両端側から接続部を介して内径方向へ突出して設けられたＣ字状のリブが、締結用ボルトに外嵌装着されるので、管又は継手本体と押輪との間の間隔が緩んだ状態でも仮締用スペーサが外れることはなく、両者間の間隔を確実に保持することが可能である。また仮締用スペーサは、リブがボルトに嵌合される方式であり、リブどうしの間隔はシート基材が撓むことで吸収できるので、各種の管径のものに適用可能である。
【００１２】
また本発明が採用した請求項２の手段は、テーパー状の受口部を有する管又は継手本体に、無ねじの接合管を挿入し、環状のゴムパッキンを挿嵌介在せしめて押輪の緊締手段であるボルト及びナットによって管又は継手本体に緊締するようにした伸縮可撓管継手において、管又は継手本体の突出部と押輪との間に、前記請求項１に記載の仮締用スペーサを、少なくとも対向する位置に合計２個以上配置し、該仮締用スペーサと、押輪と、ゴムパッキンと、管又は継手本体とをボルト及びナットで一体的に仮締めしたことを特徴とする伸縮可撓管継手の仮締構造である。
この発明の仮締用スペーサは、管又は継手本体と、押輪と、ゴムパッキンとを同一軸心線上に揃えることができ、円滑な自由行動が可能である。また仮締用スペーサは、下方の位置にあっても、シート基材の両端側の一部が側面へ見えており、外し忘れもなくなるという利点がある。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の構成を図面に示す実施の形態に基づいて説明すると次の通りである。なお、従来の場合と同一符号は同一部材である。図１乃至図４は本発明の第１の実施の形態に係るものであり、図１の図（Ａ）は仮締用スペーサ２０の平面図であり、図（Ｂ）は仮締用スペーサ２０の正面図である。図２の図（Ａ）は仮締用スペーサ２０を呼び径２００ｍｍの接合管を接合する管継手に適用した場合の平面図であり、図（Ｂ）は同正面図、図３は図２図（Ｂ）のＸ−Ｘ線断面図である。図４の図（Ａ）は仮締用スペーサ２０の適用幅の最大のときを示す正面図で、図（Ｂ）は同最小のときを示す正面図であり、図（Ｃ）は装着前の状態を示す正面図である。
【００１４】
図１の図（Ａ）及び図（Ｂ）に示すように、仮締用スペーサ２０は、樹脂材料として普及品であり、その原料を安価に入手できる硬質の塩化ビニール、エポキシ、ポリエチレン、ポリプロピレン等の樹脂材料で成形されている。この仮締用スペーサ２０は、図３に示すように、継手本体２の突出部８と押輪７の外周面に対して、対向するように二個が配置されており、一つの仮締用スペーサ２０は、一辺の長さよりも長くなるように且つ二個の緊締ボルト１１に跨がるように配置されている。
【００１５】
また仮締用スペーサ２０は、押輪７の外周面７ａに接合するシート基材２１を有し、このシート基材２１の両端側に内径方向へ突出する接続部２２を介してＣ字状のリブ２３が設けられている。これらの接続部２２及びリブ２３は、二つの緊締ボルト１１に外嵌装着されるべく、一つのシート基材２１に対して所定間隔をおいて二組のものが設けられている。シート基材２１の接続部２２どうしの間の中間部は、細幅に形成されており、該細幅部分はこの実施例では図３に示すように、ボルト１１，１１どうしの間において押輪７と継手本体２の突出部８との間に入り込んで装着されるようになっている。更に、シート基材２１の両端側は、脱着時の把持部を兼用する湾曲した部分を有し、該湾曲した部分に伸縮を可能とする波板部２４が形成されている。なお、前記接続部２２は、例えば、１００Ｋｇｆ・ｃｍ程度の締付トルクでは容易に変形しない構造とされている。
【００１６】
而して、前記接続部２２の厚み方向の寸法は、図３に示す仮締め状態において、緊締ボルト１１及びナット１２で継手本体２と押輪７とゴムパッキン６との三者を締結したときに、押輪７がゴムパッキン６を前進移動させることがないように、その寸法が設定されている。これにより、その後の施工時に行われる本締のための締代を十分に確保することが可能である。従って、この仮締め状態では、ゴムパッキン６はテーパー状の受口部３に沿って縮径動作をするということはない。そのため、ゴムパッキン６の内径は、接合管１の外径よりも大きいままである。
【００１７】
この実施の形態にあっては、接合管１の挿入を除いた仮締め状態、すなわち、継手本体２の受口３にゴムパッキン６を内嵌装着し、継手本体２と押輪７との間に、仮締用スペーサ２０を嵌め込み、接続部２２の先端側に設けたＣ字状のリブ２３をボルト１１の外周面へ外嵌装着する。そして、ボルト１１及びナット１２を締結して継手本体２と押輪７とを一体的に組み付け、この状態で工場から管継手を出荷する。この場合、仮締用スペーサ２０は、そのシート基材２１が押輪７の外周面７ａへ接合し、接続部２２が押輪７と継手本体２の端面どうしの間に介在することになる。
【００１８】
仮締めは、ボルト１１及びナット１２をインパクトレンチ等で迅速に行うことができ、継手本体２と押輪７とは仮締用スペーサ２０を挟持した状態で強固に締結される。これにより、継手本体２と押輪７とゴムパッキン６とは、三者の中心線が一致したまま出荷されることになり、現場施行までの間にズレることはない。インパクトレンチでは、例えば、１００Ｋｇｆ・ｃｍを越える締付トルクとなることがある。このような締付トルクであっても、押輪７と継手本体２との間の間隔は、仮締用スペーサ２０の前記接続部２２の存在により、所定の寸法に保たれる。つまり、本締めのための締代を確保することが可能である。
【００１９】
またこの仮締めのとき、図３に示すように、仮締用スペーサ２０の接続部２２が押輪７の端面と、継手本体２の端面とによって押圧され、圧縮変形して凹んだ状態となる。つまり、押輪７の端面と、継手本体２の端面とが接続部２２に食い込み、仮締用スペーサ２０の抜止となる。そのため、仮締用スペーサ２０は、継手本体２の鋳造時の抜き勾配があってもこれとは無関係に外径方向へ逸脱しなくなる。この抜止は、運搬時を含め、施工現場において、締結用のボルト１１及びナット１２を緩めない限りはその効果が維持される。
【００２０】
管継手の施工現場にあっては、仮締め状態の管継手の外部から接合管１の挿口側の管端を差し込むだけでよい。これは、上述した如く、仮締めがリジッドに行われるためであり、工場出荷から施行現場までの間において、押輪７と、継手本体２と、ゴムパッキン６との三者の軸心線が同一のまま保持され、ズレることがないからである。また仮締用スペーサ２０の接続部２２によって、押輪７と継手本体２の突出部８との間に所定の締代が形成されるように確保されており、これによってゴムパッキン６の縮径動作が防止され、その内径を接合管１の外形よりも大きく確保しているためでもある。前述したように、強固に仮締されているので、運送中にボルト１１，ナット１２が外れることもない。このように、管継手の施工に際し、仮締状態の緊締ボルト１１及びナット１２を取り外す必要がないので、これらの小さい部材を紛失することもなく、施工作業も効率的である。
【００２１】
接合管１を差し込んだ後は、ボルト１１及びナット１２を少しだけ緩める。そして、仮締用スペーサ２０の波板部２４を把持してシート基材２１を引き上げ、ボルト１１に外嵌装着されているリブ２３を外せばよい。これにより、仮締用スペーサ２０を取り外すことが可能である。然る後は、ナット１２を手締めにて迅速に本締めのところまで締め込み、最後にボルト１１及びナット１２を本締めすればよい。これにより、押輪７が本締めのための締代の分だけ前進し、これに応じてゴムパッキン６が前進移動し、継手本体２のテーパー状受口部３との作用によりゴムパッキン６は縮径動作をするようになる。そして、接合管１の外周面に押圧密着して本来のシール作用を行うものである。また仮締用スペーサ２０は、下方の位置にあっても、シート基材２１の両端側の一部が側面へ見えており、外し忘れもなくなるという利点がある。
【００２２】
ところで、仮締用スペーサ２０は、図４の図（Ａ）に示すように、シート基材２０が直線状に伸びたときの両端側のリブ２３，２３どうしの間隔Ａが、緊締用ボルト１１どうしの間隔が最も離れた状態でこれに外嵌できる寸法である。また同図の図（Ｂ）に示すように、リブ２３，２３どうしが対向する場合の間隔Ｂが緊締用ボルト１１どうしの間隔が最も狭まったときにこれに外嵌できる寸法である。なお、実際には寸法Ｂよりも短いであっても適用可能であるが、その場合には押輪７の外周面にシート基材２１が密着しなくなり、外側へ膨れるので運搬時の邪魔になったり、損傷する虞れがあり、好ましくない。同図の図（Ｃ）は、装着前の状態を示すものである。
従って、仮締用スペーサ２０は、接続部２２の寸法Ｒを２９ｍｍとした場合、寸法Ａは１６０ｍｍとなり、寸法Ｂは１００ｍｍとなる。つまり、本仮締用スペーサ２０は、１００ｍｍ〜１６０ｍｍまでの外径を有する接合管に適用可能である。
【００２３】
図５は仮締用スペーサ２０を、管の呼び径が２５０〜３００ｍｍのものへ適用した場合を示すものである。この場合の管継手は、緊締用ボルト１１が６本使用されているが、この場合であっても仮締用スペーサ２０は対向して二個を使用するだけでよい。しかも、２つのボルト１１，１１どうしに跨がって装着される合計２組のリブ２３及び接続部２２が一つのシート基材２１によってつながっているので、シート基材２１の両端側の把持部としての波板部２４が管継手の側面へ露呈するようになり、目視できるので外し忘れがない。
【００２４】
図６乃至図９は、本発明の第２〜５の実施の形態に係る仮締用スペーサ２５〜２８を示すものである。図６に示す第２の実施の形態の仮締用スペーサ２５は、シート基材２１の両端側に接続部２２，２２を取り付け、該接続部２２，２２の内径方向の先端側にリブ２３，２３をそれぞれ設けている。そして、接続部２２，２２のシート基材２１とは反対側に波板部２４，２４を設けている。この場合の波板部２４，２４は、施工時に仮締用スペーサ２０を管継手から取り外すときに把持部として使用されるものである。その他の構成並びに作用効果は、前記第１の実施の形態の場合と同じである。
【００２５】
また図７に示す第３の実施の形態の仮締用スペーサ２６は、図６に示す前記第２の実施の形態の波板部２４，２４をシート基材２１の方向に設けた場合のものである。その他の構成並びに作用効果は、前記第２の実施の形態の場合と同じである。
【００２６】
更に、図８に示す第４の実施の形態の仮締用スペーサ２７は、図７に示す第３の実施の形態の波板部２４，２４を環状の把持部２９，２９に変更している。その他の構成並びに作用効果は、前記第３の実施の形態の場合と同じである。
【００２７】
更にまた、図９に示す第５の実施の形態の仮締用スペーサ２８は、環状の把持部２９をシート基材２１の中間部に設けるようにしている。この場合の仮締用スペーサ２８の取り外しは、前記シート基材２１の中間部の把持部２９を持って情報へ引き上げれば、シート基材２１の両端側のリブ２３，２３を緊締用ボルト１１から同時に取り外すことが可能である。その他の基本的な構成並びに作用効果は、前記各実施の形態の場合と同じである。
【００２８】
ところで、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、適宜の変更が可能である。また仮締用スペーサ２０，２５〜２８は、押輪７及び継手本体２の突出部８の外周面に対向して二個を設ける場合を説明したが、二個以上の複数のものを配置するようにしてもよい。更に、これらの仮締用スペーサ２０は、押輪７と継手本体２のサイズ及び外周面形状が異なるものであっても、一種類の仮締用スペーサ２０，２５〜２８で十分に対応することが可能であり、接合する管のサイズごとに製作準備する必要がない。更にまた、仮締用スペーサは、管又は継手本体の一方側の外周面に沿って配設されてもよく、双方の外周面に沿って配設されるものであってもよい。重要なことは、接続部が押輪と管又は継手本体との間に介在するように仮締用スペーサを配設することである。
【００２９】
【発明の効果】
以上説明したように本発明にあっては、シート基材の両端側から接続部を介して内径方向へ突出して設けられたＣ字状のリブが、締結用ボルトに外嵌装着されるので、管又は継手本体と押輪との間の間隔が緩んだ状態でも仮締用スペーサが外れることはなく、両者間の間隔を確実に保持することが可能である。また仮締用スペーサは、リブがボルトに嵌合される方式であり、リブどうしの間隔はシート基材が撓むことで吸収できるので、各種の管径のものに適用可能である。更に、仮締状態において、管又は継手本体の端面と押輪の端面とが、仮締用スペーサの接続部に食い込んで抜止となるため、運搬途中等においても仮締用スペーサが逸脱する等のことはない。更にまた、４本以上の緊締用ボルト及びナットを用いる管継手であっても、２個の仮締用スペーサで仮締できるため、仮締スペーサの外し忘れがない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施の形態に係るものであり、図（Ａ）は仮締用スペーサの平面図、図（Ｂ）は同正面図である。
【図２】本発明の第１の実施の形態に係る仮締用スペーサを４本の緊締ボルト及びナットを使用する管継手へ適用した場合のものであり、図（Ａ）はその平面図、図（Ｂ）は同正面図である。
【図３】本発明の第１の実施の形態に係るものであり、図２図（Ｂ）のＸ−Ｘ線断面図である。
【図４】本発明の第１の実施の形態に係るものであり、図（Ａ）〜図（Ｃ）はそれぞれ仮締用スペーサが各種の寸法に対応できることを説明するための正面図である。
【図５】本発明の第１の実施の形態に係る仮締用スペーサを６本の緊締ボルト及びナットを使用する管継手へ適用した場合のものであり、図（Ａ）はその平面図、図（Ｂ）は同正面図である。
【図６】本発明の第２の実施の形態に係る仮締用スペーサを示す正面図である。
【図７】本発明の第３の実施の形態に係る仮締用スペーサを示すものであり、図（Ａ）は正面図、図（Ｂ）は側面図である。
【図８】本発明の第４の実施の形態に係る仮締用スペーサを示すものであり、図（Ａ）は正面図、図（Ｂ）は側面図である。
【図９】本発明の第５の実施の形態に係る仮締用スペーサを示すものであり、図（Ａ）は正面図、図（Ｂ）は平面図である。
【図１０】本出願人が先に開発した管継手の仮締構造を示す部分縦断面図である。
【図１１】本出願人が先に開発した管継手の仮締構造を示す縦断面正面図である。
【図１２】図１１のＹ−Ｙ線断面図である。
【符号の説明】
１…接合管、２…継手本体、４…空腔、６…ゴムパッキン、７…押輪、１１…緊締ボルト、１２…ナット、２０…仮締用スペーサ、２１…シート基材、２２
…接続部、２３…リブ、２４…波板部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a pipe joint having elasticity and flexibility, in which a predetermined tightening margin is reliably ensured, and a temporary fastening spacer that is easy to be attached and detached, and the respective components are coaxially mounted by the spacer. The present invention relates to a temporary fastening structure of a telescopic flexible pipe joint that can be aligned on a core wire, can be provided at low cost, and can easily release temporary fastening.
[0002]
[Prior art]
[Patent Document 1] Japanese Patent No. 2932268 The present application discloses a technique for a temporary fastening spacer for a pipe joint of this kind having excellent elasticity and flexibility and a temporary fastening structure for a pipe joint using the temporary fastening spacer. The thing described in the above-mentioned patent document 1 which has been developed by a person and has already been implemented is known. This prior application technology is as shown in FIGS. According to this prior art, the inner diameter of the tapered receiving portion 3 is set to be larger than the outer diameter of the joining tube 1, and the central portion in the axial direction swells like a drum to form a joint body 2 having a wide cavity 4 formed therein. Is prepared, and the insertion port 5 of the joint pipe 1 is inserted into the reception port 3. Then, a rubber packing 6 for sealing is inserted between the outer peripheral surface of the mouth portion of the joint body 2 and the receiving portion 3 of the joint body 2, and is pushed into the joint body 2 by the pressing ring 7 from behind. I have. This pushing is performed by inserting a tightening bolt 11 into a bolt hole 10 of a protrusion 8 formed on the outer periphery of an end face of the joint body 2 and a bolt hole 9 of a pressing ring 7 corresponding to the bolt hole 10, and tightening the nut 12 with a nut 12. By doing so.
[0003]
As a result, the outer wedge surface and the inner wedge surface of the rubber packing 6 are pressed between the tapered receptacle 3 of the joint body 2 and the outer peripheral surface of the joint pipe 1, and the joint pipe 1 and the joint body 2 Are held concentrically and also seal against leakage of fluid from the connection site. In this state, the pipe end of the joint pipe 1 can move freely without interfering with the inner wall of the joint body 2 in the cavity 4 of the joint body 2, and can move along the axis of the joint body 2. It can be bent and has flexibility.
[0004]
The joint body 2, the rubber packing 6, and the pressing ring 7 are shipped from the factory in a state where they are temporarily tightened by the tightening bolts 11 and the nuts 12 in order to prevent loss on the way. The workability of such a temporarily tightened pipe joint is extremely convenient if the work can be performed without disassembly. Therefore, in the prior art, the temporary fastening spacer 14 is used. Two temporary fastening spacers 14 are arranged so as to face the protruding portion 8 of the joint body 2 and the outer peripheral surface of the pressing ring 7, and one temporary fastening spacer 14 is longer than one side. It is arranged so as to be long and straddle the two tightening bolts 11. Further, the spacer 14 has self-elasticity in the bending direction. In a normal state, as shown by a chain line in FIG. 11, the shape of the projecting portion 8 of the joint body 2 and the outer peripheral surface 7a of the pressing ring 7 (the outer peripheral (Angle formed by the surfaces). The temporary fastening spacer 14 has a sheet base 15 joined to the outer peripheral surface 7a of the pressing wheel 7, and two types of large and small ribs 17 and 18 projecting in the inner diameter direction on the inner surface side of the sheet base 15 are respectively defined. Are arranged at intervals. These ribs 17 and 18 are cylindrical with a bottom and have a structure that is not easily deformed by a tightening torque of, for example, about 100 kgf · cm.
[0005]
In this prior application, the joint tube 1 is shipped from the factory in a temporarily tightened state shown in FIG. That is, the rubber packing 6 is fitted inside the socket 3 of the joint body 2 and formed between the joint body 2 and the pressing ring 7 in a shape similar to the outer peripheral surface thereof, and is formed larger than these outer peripheral surfaces. The temporary fastening spacer 14 is fitted and mounted via a frame (not shown) provided. Then, the bolt 11 and the nut 12 are fastened to assemble the joint body 2 and the pressing wheel 7 integrally, and the pipe joint is shipped from the factory in this state. In this case, in the temporary fastening spacer 14, the sheet base material 15 is joined to the outer peripheral surface 7a of the pressing ring 7, and large and small ribs 17 and 18 are interposed between the pressing ring 7 and the end faces of the joint body 2. .
[0006]
Further, the temporary fastening can be quickly performed with the bolt 11 and the nut 12 using an impact wrench or the like, and the joint body 2 and the pressing wheel 7 are firmly fastened with the temporary fastening spacer 14 held therebetween. As a result, the joint body 2, the press ring 7, and the rubber packing 6 are shipped with the center lines of the three members aligned with each other, and do not shift until the site is put into operation. In an impact wrench, for example, the tightening torque may exceed 100 kgf · cm. Even with such a tightening torque, the space between the press wheel 7 and the joint body 2 is maintained at a predetermined size due to the presence of the large and small ribs 17 and 18 of the temporary tightening spacer 14. That is, it is possible to secure an interference for final fastening.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the temporary fastening structure of the prior application, as shown in FIG. 12, since a draft angle at the time of casting is formed on the end face side 2A of the joint main body 2, the gap between the end face of the pressing wheel 7 and the outer face is gradually increased toward the outside. The spacing increases. For this reason, the large and small ribs 17 and 18 of the temporary fastening spacer 14 may protrude outward from between the pressing ring 7 and the end face 2A of the joint body 2 and come off. In order to prevent the protrusion, the bolts 11 and the nuts 12 are strongly fastened. However, if the bolts 11 and the nuts 12 are excessively tightened, the ribs 17 and 18 are pushed out by the draft angle at the time of casting, so that they protrude outward. , But it still came off. In addition, there is a drawback that the work of loosening the bolts 11 and the nuts 12 at the time of joining the pipes is troublesome in order to strongly tighten them, and it is difficult to remove the temporary fastening spacers 14.
[0008]
Further, when the temporary fastening spacer 14 comes off, the space between the pressing ring 7 and the joint body 2 becomes free space, so that the connection between the pressing ring 7 and the joint body 2 becomes loose, and the bolt 11 and the nut 11 12 came off and was lost. Further, there is a problem that the pressing ring 7 compresses the rubber packing 6 to reduce its diameter, and it becomes impossible to insert the joint pipe 1 in a temporarily tightened state. In addition, the center lines of the joint body 2, the packing 6 and the pressing ring 7 are not aligned, and when the joint pipe 1 is inserted into the joint body 1, the rubber packing 6 and the joint There was a problem that the axis of the main body 2 had to be finely adjusted.
[0009]
Further, as shown by the chain line in FIG. 11, the temporary fastening spacer 14 of the prior application is mounted by pushing it in from a state in which both ends are expanded by self-elasticity and holding the state with the bolts 11 and The nut 12 had to be fastened, which was troublesome.
In addition, the temporary fastening spacer 14 of the prior application has a structure along the outer peripheral surface of the pressing ring 7, and an optimal temporary fastening spacer 14 is prepared according to the diameter of the target joint pipe 1. I had to keep it.
[0010]
The present invention has been improved and removed in view of the above-mentioned conventional problems, and is capable of being used for various pipe diameters while ensuring a predetermined tightening allowance. An object of the present invention is to provide a temporary tightening spacer and a temporary tightening structure of a telescopic flexible pipe joint which does not come off spontaneously even when the nut is loosened, and which does not forget to remove the temporary tightening spacer.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The means according to claim 1, which is adopted by the present invention to solve the above-mentioned problem, comprises: a sheet base material provided on one or both of the outer peripheral surface side of the projecting portion of the pipe or the joint body and the pressing ring; A connecting portion protruding in the radial direction from both end sides of the pipe or the joint body connected to a distal end side of the connecting portion and securing a predetermined interference between the projecting portion of the pipe or the joint body and the pressing ring. And a C-shaped rib fitted to the fastening bolt, and the connection portion and the rib fitted to the two bolts are formed on one sheet base having a length straddling the two bolts. A temporary fastening spacer for a telescopic flexible pipe joint.
According to the present invention, the C-shaped rib provided to project in the inner diameter direction from both end sides of the sheet base via the connecting portion is externally fitted to the fastening bolt. Even if the space between them is loose, the temporary fastening spacer does not come off, and the space between them can be reliably maintained. The temporary fastening spacer is a system in which ribs are fitted to bolts, and the spacing between the ribs can be absorbed by bending the sheet base material, so that the spacer can be applied to various pipe diameters.
[0012]
Further, the means of claim 2 adopted by the present invention is a means for tightening a press ring by inserting a threadless joint pipe into a pipe or a joint body having a tapered socket and inserting and inserting an annular rubber packing. In a telescopic flexible pipe joint adapted to be tightened to a pipe or a joint body by bolts and nuts, the temporary fastening spacer according to claim 1, between a protrusion of the pipe or the joint body and a pressing ring, At least two pieces are arranged at least at opposing positions, and the temporary fastening spacer, the press ring, the rubber packing, and the pipe or the joint body are temporarily temporarily fastened integrally with bolts and nuts. It is a temporary fastening structure for a pipe joint.
In the temporary fastening spacer of the present invention, the pipe or the joint body, the pressing ring, and the rubber packing can be aligned on the same axis, and smooth free movement is possible. Further, even if the temporary fastening spacer is located at a lower position, there is an advantage that a part of both end sides of the sheet base material can be seen to the side surface, so that the user does not forget to remove it.
[0013]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, a configuration of the present invention will be described based on an embodiment shown in the drawings. The same reference numerals as those in the conventional case denote the same members. FIGS. 1 to 4 relate to the first embodiment of the present invention. FIG. 1A is a plan view of the temporary fastening spacer 20, and FIG. FIG. FIG. 2A is a plan view in which the temporary fastening spacer 20 is applied to a pipe joint for joining a joining pipe having a nominal diameter of 200 mm, FIG. 2B is a front view thereof, and FIG. 3 is FIG. It is XX sectional drawing of (B). FIG. 4A is a front view showing the maximum application width of the temporary fastening spacer 20, FIG. 4B is a front view showing the minimum application width, and FIG. It is a front view showing a state.
[0014]
As shown in FIGS. 1A and 1B, the temporary fastening spacer 20 is a popular product as a resin material, and its raw material can be obtained at a low cost, such as hard vinyl chloride, epoxy, polyethylene, polypropylene, or the like. It is molded with a resin material. As shown in FIG. 3, two temporary fastening spacers 20 are disposed so as to face the protruding portion 8 of the joint body 2 and the outer peripheral surface of the pressing ring 7. 20 is arranged so as to be longer than the length of one side and to straddle the two tightening bolts 11.
[0015]
Further, the temporary fastening spacer 20 has a sheet base 21 joined to the outer peripheral surface 7a of the pressing wheel 7, and has C-shaped ribs at both end sides of the sheet base 21 via connecting portions 22 projecting in the inner diameter direction. 23 are provided. Two sets of these connection portions 22 and ribs 23 are provided at a predetermined interval with respect to one sheet base 21 so as to be externally fitted to the two tightening bolts 11. An intermediate portion between the connecting portions 22 of the sheet base 21 is formed to have a narrow width. In this embodiment, the narrow portion is formed between the bolts 11 and 11, as shown in FIG. And between the protruding portion 8 of the joint body 2. Further, both end sides of the sheet base 21 have a curved portion which also serves as a holding portion at the time of attachment / detachment, and a corrugated plate portion 24 which can expand and contract is formed in the curved portion. The connecting portion 22 has a structure that is not easily deformed by a tightening torque of, for example, about 100 kgf · cm.
[0016]
The dimension of the connecting portion 22 in the thickness direction is determined when the joint body 2, the press ring 7, and the rubber packing 6 are fastened by the tightening bolts 11 and the nuts 12 in the temporarily tightened state shown in FIG. 3. The size is set so that the pressing ring 7 does not move the rubber packing 6 forward. As a result, it is possible to sufficiently secure a tightening allowance for final fastening performed at the time of subsequent construction. Therefore, in the temporarily tightened state, the rubber packing 6 does not perform the diameter reducing operation along the tapered receiving portion 3. Therefore, the inner diameter of the rubber packing 6 remains larger than the outer diameter of the joint pipe 1.
[0017]
In the present embodiment, the rubber packing 6 is fitted inside the socket 3 of the joint body 2 in a temporarily tightened state except for the insertion of the joining pipe 1, that is, between the joint body 2 and the pressing ring 7. Then, the temporary tightening spacer 20 is fitted, and a C-shaped rib 23 provided on the distal end side of the connection portion 22 is externally fitted to the outer peripheral surface of the bolt 11. Then, the bolt 11 and the nut 12 are fastened to assemble the joint body 2 and the pressing wheel 7 integrally, and the pipe joint is shipped from the factory in this state. In this case, in the temporary fastening spacer 20, the sheet base material 21 is joined to the outer peripheral surface 7 a of the pressing ring 7, and the connecting portion 22 is interposed between the pressing ring 7 and the end faces of the joint body 2.
[0018]
The temporary fastening can be performed quickly with the bolt 11 and the nut 12 using an impact wrench or the like, and the joint body 2 and the pressing wheel 7 are firmly fastened with the temporary fastening spacer 20 held therebetween. As a result, the joint body 2, the press ring 7, and the rubber packing 6 are shipped with the center lines of the three members aligned with each other, and do not shift until the site is put into operation. In an impact wrench, for example, the tightening torque may exceed 100 kgf · cm. Even with such a tightening torque, the distance between the press wheel 7 and the joint body 2 is maintained at a predetermined size due to the presence of the connection portion 22 of the temporary tightening spacer 20. That is, it is possible to secure an interference for final fastening.
[0019]
At the time of this temporary fastening, as shown in FIG. 3, the connecting portion 22 of the temporary fastening spacer 20 is pressed by the end face of the pressing ring 7 and the end face of the joint body 2, and is compressed and depressed. That is, the end face of the press wheel 7 and the end face of the joint main body 2 bite into the connection part 22, and the temporary fastening spacer 20 is prevented from coming off. Therefore, even if there is a draft angle at the time of casting the joint main body 2, the temporary fastening spacer 20 does not deviate in the outer diameter direction regardless of the draft angle. This effect is maintained as long as the fastening bolts 11 and nuts 12 are not loosened at the construction site, including during transportation.
[0020]
At the construction site of the pipe joint, it is only necessary to insert the pipe end on the insertion side of the joint pipe 1 from the outside of the pipe joint in a temporarily tightened state. This is because the temporary tightening is performed rigidly as described above, and between the factory shipment and the enforcement site, the axial center lines of the pressing wheel 7, the joint body 2, and the rubber packing 6 are the same. This is because it is kept as it is and there is no deviation. Further, the connection portion 22 of the temporary fastening spacer 20 ensures that a predetermined interference is formed between the pressing ring 7 and the protruding portion 8 of the joint main body 2, thereby reducing the diameter of the rubber packing 6. This is because the inner diameter is secured to be larger than the outer shape of the joining tube 1. As described above, the bolts 11 and the nuts 12 do not come off during transportation because they are temporarily tightened firmly. As described above, since it is not necessary to remove the tightening bolts 11 and the nuts 12 in the temporarily tightened state when the pipe joint is installed, these small members are not lost, and the installation work is efficient.
[0021]
After the joining pipe 1 is inserted, the bolt 11 and the nut 12 are slightly loosened. Then, the corrugated plate portion 24 of the temporary fastening spacer 20 is gripped, the sheet base material 21 is pulled up, and the ribs 23 fitted to the bolts 11 are removed. Thus, the temporary fastening spacer 20 can be removed. After that, the nut 12 may be quickly tightened by hand to the final fastening, and finally the bolt 11 and the nut 12 may be fully tightened. As a result, the pressing ring 7 moves forward by the amount of the tightening allowance for the final tightening, and the rubber packing 6 moves forward accordingly, and the rubber packing 6 contracts by the action with the tapered socket 3 of the joint body 2. Diameter operation is performed. Then, it presses and adheres to the outer peripheral surface of the joined pipe 1 to perform an original sealing action. Further, even if the temporary fastening spacer 20 is located at a lower position, a part of both ends of the sheet base 21 is visible to the side, and there is an advantage that it is easy to forget to remove it.
[0022]
By the way, as shown in FIG. 4 (A), the space A between the ribs 23 on both ends when the sheet base material 20 extends linearly is different from the temporary tightening spacer 20 as shown in FIG. It is a dimension that can be externally fitted to this with the most distant interval. Further, as shown in FIG. 3B, the interval B when the ribs 23 face each other is a dimension that can be fitted to the tightening bolt 11 when the interval between the tightening bolts 11 is the shortest. In addition, although it is actually applicable even if it is shorter than the dimension B, in such a case, the sheet base material 21 does not adhere to the outer peripheral surface of the pressing ring 7 and swells outward, so that it becomes a hindrance during transportation. It may be damaged, which is not preferable. FIG. 7C shows a state before mounting.
Accordingly, when the dimension R of the connection portion 22 is 29 mm, the dimension A of the temporary fastening spacer 20 is 160 mm, and the dimension B is 100 mm. That is, the temporary fastening spacer 20 is applicable to a joint pipe having an outer diameter of 100 mm to 160 mm.
[0023]
FIG. 5 shows a case where the temporary fastening spacer 20 is applied to a tube having a nominal diameter of 250 to 300 mm. In the pipe joint in this case, six tightening bolts 11 are used, but even in this case, only two temporary tightening spacers 20 are used to face each other. In addition, since the two sets of ribs 23 and the connecting portions 22 which are mounted across the two bolts 11 and 11 are connected by one sheet substrate 21, the grip portions on both ends of the sheet substrate 21 are provided. The corrugated plate portion 24 is exposed to the side surface of the pipe joint and can be visually checked, so that the user does not forget to remove it.
[0024]
6 to 9 show temporary fastening spacers 25 to 28 according to second to fifth embodiments of the present invention. In the temporary fastening spacer 25 according to the second embodiment shown in FIG. 6, connecting portions 22 are attached to both ends of the sheet base 21, and ribs 23, 22 are provided on the distal ends of the connecting portions 22 in the radial direction. 23 are provided. And the corrugated plate part 24 is provided in the connection part 22 at the opposite side to the sheet base material 21. The corrugated plate portions 24 in this case are used as gripping portions when the temporary fastening spacer 20 is removed from the pipe joint during construction. The other configuration and operation and effect are the same as those of the first embodiment.
[0025]
The temporary fastening spacer 26 of the third embodiment shown in FIG. 7 is the one in which the corrugated plate portions 24, 24 of the second embodiment shown in FIG. It is. The other configuration and operation and effect are the same as those of the second embodiment.
[0026]
Further, in the temporary fastening spacer 27 of the fourth embodiment shown in FIG. 8, the corrugated plate portions 24, 24 of the third embodiment shown in FIG. . The other configuration and operation and effect are the same as those of the third embodiment.
[0027]
Further, the temporary fastening spacer 28 of the fifth embodiment shown in FIG. 9 has an annular grip portion 29 provided at an intermediate portion of the sheet base 21. In this case, the temporary fastening spacer 28 can be removed by pulling up the information by holding the grip portion 29 at the intermediate portion of the sheet base 21, and the ribs 23, 23 on both ends of the sheet base 21 are tightened by the tightening bolt 11. Can be removed simultaneously. The other basic configurations, functions, and effects are the same as those in the above-described embodiments.
[0028]
By the way, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and can be appropriately changed. Also, the case where two temporary fastening spacers 20, 25 to 28 are provided facing the outer peripheral surfaces of the pressing ring 7 and the protruding portion 8 of the joint body 2 has been described, but two or more plural spacers are arranged. It may be. Further, even if the temporary ring spacer 20 and the joint body 2 are different in size and outer peripheral surface shape, the temporary spacers 20 and 25 to 28 can sufficiently cope with the temporary spacers 20. It is possible, and there is no need to prepare for each pipe size to be joined. Furthermore, the temporary fastening spacer may be provided along the outer peripheral surface on one side of the pipe or the joint body, or may be provided along both outer peripheral surfaces. What is important is that the temporary fastening spacer is arranged so that the connection portion is interposed between the pressing ring and the pipe or the joint body.
[0029]
【The invention's effect】
As described above, in the present invention, since the C-shaped rib provided to protrude in the inner diameter direction from both end sides of the sheet base via the connecting portion is fitted to the fastening bolt, Even when the space between the pipe or the joint body and the pressing ring is loose, the temporary fastening spacer does not come off, and the space between them can be reliably maintained. The temporary fastening spacer is a system in which ribs are fitted to bolts, and the spacing between the ribs can be absorbed by bending the sheet base material, so that the spacer can be applied to various pipe diameters. Furthermore, in the temporary tightening state, the end face of the pipe or the joint body and the end face of the pressing ring bite into the connection portion of the temporary tightening spacer so that the temporary locking spacer deviates even during transportation or the like. There is no. Furthermore, even in the case of a pipe joint using four or more tightening bolts and nuts, the temporary tightening spacers can be temporarily tightened with two temporary tightening spacers, so there is no need to remove the temporary tightening spacers.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 relates to a first embodiment of the present invention, and FIG. 1 (A) is a plan view of a temporary fastening spacer, and FIG. 1 (B) is a front view thereof.
FIG. 2 shows a case where the temporary fastening spacer according to the first embodiment of the present invention is applied to a pipe joint using four fastening bolts and nuts, and FIG. FIG. (B) is a front view of the same.
FIG. 3 relates to the first embodiment of the present invention, and is a cross-sectional view taken along line XX of FIG. 2 (B).
FIG. 4 relates to the first embodiment of the present invention, and FIGS. (A) to (C) are front views for explaining that the temporary fastening spacer can correspond to various dimensions. .
FIG. 5 shows a case where the temporary fastening spacer according to the first embodiment of the present invention is applied to a pipe joint using six tightening bolts and nuts, and FIG. FIG. (B) is a front view of the same.
FIG. 6 is a front view showing a temporary fastening spacer according to a second embodiment of the present invention.
7A and 7B show a temporary fastening spacer according to a third embodiment of the present invention, wherein FIG. 7A is a front view and FIG. 7B is a side view.
8A and 8B show a temporary fastening spacer according to a fourth embodiment of the present invention, wherein FIG. 8A is a front view and FIG. 8B is a side view.
FIGS. 9A and 9B show a temporary fastening spacer according to a fifth embodiment of the present invention, wherein FIG. 9A is a front view and FIG. 9B is a plan view.
FIG. 10 is a partial longitudinal sectional view showing a temporary fastening structure of a pipe joint developed earlier by the present applicant.
FIG. 11 is a longitudinal sectional front view showing a temporary fastening structure of a pipe joint developed earlier by the present applicant.
FIG. 12 is a sectional view taken along line YY of FIG. 11;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Joint pipe, 2 ... Joint main body, 4 ... Air cavity, 6 ... Rubber packing, 7 ... Pressing ring, 11 ... Tightening bolt, 12 ... Nut, 20 ... Temporary fastening spacer, 21 ... Sheet base material, 22
... Connection part, 23 ... Rib, 24 ... Corrugated plate part

Claims

A sheet base material disposed on one or both of the outer peripheral surface side of the projecting portion of the pipe or the joint main body and the pressing ring, a connection portion projecting from both ends of the sheet base material in the inner diameter direction, and a distal end side of the connection portion And a C-shaped rib which is fitted between the protrusion of the pipe or the joint body and the pressing ring and which is fitted to a fastening bolt of the pipe or the joint body in order to secure a predetermined interference. A temporary fixing spacer for a telescopic flexible pipe joint, wherein the connecting portion and the rib that fits into two bolts are formed on one sheet base having a length extending over the bolts.

A threadless joining pipe is inserted into a pipe or a joint body having a tapered socket, and an annular rubber packing is inserted and interposed, and tightened to the pipe or the joint body by bolts and nuts, which are tightening means of a pressing ring. In the telescopic flexible pipe joint as described above, a total of two or more temporary fastening spacers according to claim 1 are arranged at least at opposing positions between the protrusion of the pipe or the joint body and the pressing ring, A temporary tightening structure for a telescopic flexible pipe joint, wherein a temporary tightening spacer, a pressing ring, a rubber packing, and a pipe or a joint body are temporarily tightened integrally with bolts and nuts.