JP2004092111A - 人工芝(砂入り人工芝)運動場用ライン - Google Patents
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Abstract
【課題】人工芝2と人工芝白ライン6とは、葉茎規格・材質とも色違いではあるが完全な同一品であるため、競技者が競技中ラインを斜視することで、ラインが見にくくなる。また、距離が離れれば離れるほど、ライン線が細くなり、さらに見にくくなる。
【解決手段】ラインが見難いことを,考えられるあらゆる方法で検討したが,人工芝2と同一規格の人工芝白ライン6をライン用人工芝1に入れ替えることで、ラインの精度を保ち、耐久性・美観に優れたラインを可能にする.従来の施工技術を踏襲して人工芝の敷設施工を実施し,ライン用人工芝1を人工芝白ライン6と入れ替え埋め込む容易な施工作業でとでよく見える人工芝運動場用ラインを提供することができる.
【選択図】図1
【解決手段】ラインが見難いことを,考えられるあらゆる方法で検討したが,人工芝2と同一規格の人工芝白ライン6をライン用人工芝1に入れ替えることで、ラインの精度を保ち、耐久性・美観に優れたラインを可能にする.従来の施工技術を踏襲して人工芝の敷設施工を実施し,ライン用人工芝1を人工芝白ライン6と入れ替え埋め込む容易な施工作業でとでよく見える人工芝運動場用ラインを提供することができる.
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は,テニス図3a,野球・ソフトボール図3b,サッカー・フットサル・ホッケー図3cなどの人工芝運動場のラインに係り,ラインを見易くすることを特徴とする人工芝(砂入り人工芝)運動場用ライン.
【0002】
【従来の技術】
図4,図5で説明する
人工芝の運動場を造る場合,基層材5はアスコン又はコンクリートで造るのが普通である.人工芝の敷設施工は予め基層材上に敷設基準線を墨打ちし,その基準線に基づき人工芝2を敷きこみ,ラインはライン幅にカットした人工芝白ライン6を人工芝2の間に埋め込む.この場合ライン色は白色,人工芝色は緑色が普通である.
人工芝2は,人工芝白ライン6と葉茎規格,材質とも完全な同一品であるため,競技者は競技中,ラインを斜視することでラインが見難くなる。又,距離が離れれば離れるほどライン線が細くなり更に見難くなる.
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
図1,図2で説明する
本発明は前述のようにラインが見難い欠点をなくすためライン用人工芝1を人工芝2より葉茎を長くすることで,人工芝2より上に出ることにより,ラインが鮮明に見えることになる.人工芝2より上に出た葉茎の1本1本が柱となり並ぶと壁になって見えることで競技者が競技中斜視してもよく見えることになる.
このときに起こるライン用人工芝1と人工芝2との段差が競技に影響を与えないか,については,人工芝の葉茎は軟質のプラスチックの糸で出来ていて,しかも糸の太さは0.1mm以下であることから,足で踏んだり,ボールが衝突すると,即基布3まで曲がり,弾むため,競技には全く影響を与えない.
【0004】
又,人工芝に異材料で鮮明なラインが作れるかどうかを考えてみる.考えられる異材料は,石灰,ラインテープ,塗料がある.
・石灰は土の運動場用として主に使われる.人工芝に使う場合は基布3に縫製された糸の上まで石灰を入れる必要があり,基布3に石灰を盛ることになり段差が出来,競技に影響が出る.又,人工芝に目詰まりを起こし汚れたり,ラインの精度が保てない.室内では石灰が宙に舞い,健康を害する恐れもある.
・ラインテープは前述の通り基布3に縫製された糸に貼ることになり,ラインが動くことによりラインの精度が出せない.基布3とラインテープに隙間が出来,競技者が足を取られ,転倒する危険性がある.
・塗料は塗布することで天然芝に使われている.天然芝は生物であり,天然芝の葉茎には気孔などがあるため,表面は凹凸になっている.塗料が吸収,付着するなどして短期間は精度の高い見易いラインが保てる.しかし,天然芝は成長するので芝刈りする都度ラインの引き直しが必要である.人工芝の糸は成形機で定形のものが連続して造られる.表面はツルツルで塗料が付着できない,強いて付着させるために強力な接着剤を使用すると糸が溶ける,異質物に化学変化を起こすなど,使用に耐えられなくなる.
以上の通りあらゆる方法を検討したが,ラインの精度を保ち,耐久性,美観にも優れたラインは,人工芝運動場用ラインである.
【0005】
【課題を解決するための手段】
従来の施工技術を踏襲して敷設施工を実施.ライン用人工芝1を人工芝白ライン6に替えて埋め込むことで,容易に施工作業は完了し,鮮明なラインを提供できる.
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明は以上のように形成され,図1,図2の如く,ライン用人工芝1を埋め込むことで,ラインが鮮明に見えるようになり,競技がし易くなり,競技技術の向上につながる.図1のライン用人工芝1,人工芝2,基布3は一連の工程で成形する.従ってライン用人工芝1を有する人工芝を一体で作ることが可能で,このことでラインの埋め込み作業を除くことも出来る.
【0007】
【実施例】
本発明を導いた要因を挙げる。
よく整備された砂入り人工芝のテニスコートで,プレー開始前及びプレー終了后ラインが見え難い事を理由にライン上の砂をコートブラシ又は箒で少量除去していた。このことは,多くのテニスコート場で実施される現象である。
そこで,1平方メートル中にライン2mm高くしたサンプルを作製して観察し,従来品6と比較してみた。ライン用人工芝1は鮮明に見え,人工芝白ライン6との違いが判明できた。
【0008】
【発明の効果】
以上の説明の如く本発明により運動場のラインが鮮明になり外観美にも優れ,競技者も競技し易く,技術向上にも役立ち,延いてはスポーツ人口を増やし,業界の発展につながることが期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラインの断面図
【図2】本発明のラインの平面図
【図3】a ラインの使用例 テニス,ソフトテニス
b ラインの使用例 野球,ソフトボール
c ラインの使用例 サッカー,フットサル,ホッケー,
ハンドボール
【図4】従来のラインの断面図
【図5】従来のラインの平面図
【符号の説明】
1 ライン用人工芝
2 人工芝
3 基布
4 ジョイントテープ
5 基層材
6 人工芝白ライン
【発明が属する技術分野】
本発明は,テニス図3a,野球・ソフトボール図3b,サッカー・フットサル・ホッケー図3cなどの人工芝運動場のラインに係り,ラインを見易くすることを特徴とする人工芝(砂入り人工芝)運動場用ライン.
【0002】
【従来の技術】
図4,図5で説明する
人工芝の運動場を造る場合,基層材5はアスコン又はコンクリートで造るのが普通である.人工芝の敷設施工は予め基層材上に敷設基準線を墨打ちし,その基準線に基づき人工芝2を敷きこみ,ラインはライン幅にカットした人工芝白ライン6を人工芝2の間に埋め込む.この場合ライン色は白色,人工芝色は緑色が普通である.
人工芝2は,人工芝白ライン6と葉茎規格,材質とも完全な同一品であるため,競技者は競技中,ラインを斜視することでラインが見難くなる。又,距離が離れれば離れるほどライン線が細くなり更に見難くなる.
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
図1,図2で説明する
本発明は前述のようにラインが見難い欠点をなくすためライン用人工芝1を人工芝2より葉茎を長くすることで,人工芝2より上に出ることにより,ラインが鮮明に見えることになる.人工芝2より上に出た葉茎の1本1本が柱となり並ぶと壁になって見えることで競技者が競技中斜視してもよく見えることになる.
このときに起こるライン用人工芝1と人工芝2との段差が競技に影響を与えないか,については,人工芝の葉茎は軟質のプラスチックの糸で出来ていて,しかも糸の太さは0.1mm以下であることから,足で踏んだり,ボールが衝突すると,即基布3まで曲がり,弾むため,競技には全く影響を与えない.
【0004】
又,人工芝に異材料で鮮明なラインが作れるかどうかを考えてみる.考えられる異材料は,石灰,ラインテープ,塗料がある.
・石灰は土の運動場用として主に使われる.人工芝に使う場合は基布3に縫製された糸の上まで石灰を入れる必要があり,基布3に石灰を盛ることになり段差が出来,競技に影響が出る.又,人工芝に目詰まりを起こし汚れたり,ラインの精度が保てない.室内では石灰が宙に舞い,健康を害する恐れもある.
・ラインテープは前述の通り基布3に縫製された糸に貼ることになり,ラインが動くことによりラインの精度が出せない.基布3とラインテープに隙間が出来,競技者が足を取られ,転倒する危険性がある.
・塗料は塗布することで天然芝に使われている.天然芝は生物であり,天然芝の葉茎には気孔などがあるため,表面は凹凸になっている.塗料が吸収,付着するなどして短期間は精度の高い見易いラインが保てる.しかし,天然芝は成長するので芝刈りする都度ラインの引き直しが必要である.人工芝の糸は成形機で定形のものが連続して造られる.表面はツルツルで塗料が付着できない,強いて付着させるために強力な接着剤を使用すると糸が溶ける,異質物に化学変化を起こすなど,使用に耐えられなくなる.
以上の通りあらゆる方法を検討したが,ラインの精度を保ち,耐久性,美観にも優れたラインは,人工芝運動場用ラインである.
【0005】
【課題を解決するための手段】
従来の施工技術を踏襲して敷設施工を実施.ライン用人工芝1を人工芝白ライン6に替えて埋め込むことで,容易に施工作業は完了し,鮮明なラインを提供できる.
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明は以上のように形成され,図1,図2の如く,ライン用人工芝1を埋め込むことで,ラインが鮮明に見えるようになり,競技がし易くなり,競技技術の向上につながる.図1のライン用人工芝1,人工芝2,基布3は一連の工程で成形する.従ってライン用人工芝1を有する人工芝を一体で作ることが可能で,このことでラインの埋め込み作業を除くことも出来る.
【0007】
【実施例】
本発明を導いた要因を挙げる。
よく整備された砂入り人工芝のテニスコートで,プレー開始前及びプレー終了后ラインが見え難い事を理由にライン上の砂をコートブラシ又は箒で少量除去していた。このことは,多くのテニスコート場で実施される現象である。
そこで,1平方メートル中にライン2mm高くしたサンプルを作製して観察し,従来品6と比較してみた。ライン用人工芝1は鮮明に見え,人工芝白ライン6との違いが判明できた。
【0008】
【発明の効果】
以上の説明の如く本発明により運動場のラインが鮮明になり外観美にも優れ,競技者も競技し易く,技術向上にも役立ち,延いてはスポーツ人口を増やし,業界の発展につながることが期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラインの断面図
【図2】本発明のラインの平面図
【図3】a ラインの使用例 テニス,ソフトテニス
b ラインの使用例 野球,ソフトボール
c ラインの使用例 サッカー,フットサル,ホッケー,
ハンドボール
【図4】従来のラインの断面図
【図5】従来のラインの平面図
【符号の説明】
1 ライン用人工芝
2 人工芝
3 基布
4 ジョイントテープ
5 基層材
6 人工芝白ライン
Claims (1)
- 各種スポーツ運動場の見難い人工芝白ライン6を,人工芝葉茎を長くしたライン用人工芝1に入れ替えることでラインを見易くする,人工芝(砂入り人工芝)運動場用ライン.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002252776A JP2004092111A (ja) | 2002-08-30 | 2002-08-30 | 人工芝(砂入り人工芝)運動場用ライン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002252776A JP2004092111A (ja) | 2002-08-30 | 2002-08-30 | 人工芝(砂入り人工芝)運動場用ライン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004092111A true JP2004092111A (ja) | 2004-03-25 |
Family
ID=32058966
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002252776A Pending JP2004092111A (ja) | 2002-08-30 | 2002-08-30 | 人工芝(砂入り人工芝)運動場用ライン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004092111A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7168883B2 (en) * | 2001-03-21 | 2007-01-30 | Grass Manufacturers Pty Ltd | Tennis surface |
KR101119468B1 (ko) * | 2011-02-11 | 2012-02-22 | 김성민 | 인조잔디를 이용한 반영구적인 라인을 구비한 전천후 클레이코트 구축방법 |
US9011740B2 (en) | 2008-12-15 | 2015-04-21 | Textile Management Associates, Inc. | Method of recycling synthetic turf and infill product |
-
2002
- 2002-08-30 JP JP2002252776A patent/JP2004092111A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7168883B2 (en) * | 2001-03-21 | 2007-01-30 | Grass Manufacturers Pty Ltd | Tennis surface |
US9011740B2 (en) | 2008-12-15 | 2015-04-21 | Textile Management Associates, Inc. | Method of recycling synthetic turf and infill product |
KR101119468B1 (ko) * | 2011-02-11 | 2012-02-22 | 김성민 | 인조잔디를 이용한 반영구적인 라인을 구비한 전천후 클레이코트 구축방법 |
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