JP2004090608A - Laminated sheet having foldable ruled line and molded article using the same - Google Patents

Laminated sheet having foldable ruled line and molded article using the same Download PDF

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laminated sheet
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ruled line
biodegradable
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Yosuke Egawa
江川 洋介
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Mitsubishi Plastics Inc
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a laminated sheet having foldable ruled lines which is excellent in heat resistance and ruled line working properties, and its molded article. <P>SOLUTION: The laminated sheet having the foldable ruled lines, in which the foldable ruled lines are provided to a biodegradable laminated sheet having an un-oriented polylactic acid resin layer and a layer made of biodegradable resins except a polylactic acid resin, is used. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、折り曲げ罫線入り積層シート、及びこの折り曲げ罫線入り積層シートを用いた成形加工品に関する。
さらに詳しくは耐熱性、罫線加工性に優れ、自然環境下で分解するポリ乳酸系樹脂を用いた折り曲げ罫線入り積層シート、及びこの折り曲げ罫線入り積層シートの折り曲げ罫線に沿って折り曲げて組み立てられたプラスチックケース、カレンダー収納ケース、広告用パネル、各種折り曲げプレート等の成形加工品に関する。
【0002】
【従来の技術】
化粧品や芳香剤、文具類、雑貨類等を納めるプラスチックケースや卓上型のカレンダーを収納するケース、自販機や店頭で使用する広告用パネル、あるいは各種折り曲げプレート等にはプラスチックシートに折り曲げ罫線加工を行い、その罫線に沿って折り曲げて組み立てられた加工品が多く用いられてきた。それらの材料としては従来からポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート等が用いられてきた。これらプラスチック製品は一般に使い捨てされるものであり、使用後、廃棄する際に、焼却又は埋立等の処分が問題となっている。ポリプロピレン、ポリスチレン等の樹脂は、燃焼時の発熱量が多く、燃焼処理中に焼却炉をいためる恐れがあり、ポリ塩化ビニルは焼却時に有害なガスを発生する。
【0003】
一方、埋立処分においても、これらのプラスチック製品は化学的安定性が高いので自然環境下でほとんど分解されず半永久的に土中に残留し、ゴミ処理用地の能力を短期間で飽和させてしまう。また、自然環境中に投棄されると、景観を損なったり、海洋生物等の生活環境を破壊したりする。
【0004】
そこで、環境保護の観点から、近年においては、生分解性の材料の研究、開発が活発に行われている。その注目されている生分解性の材料の1つとして、ポリ乳酸がある。ポリ乳酸系樹脂は、生分解性であるので土中や水中で自然に加水分解が進行し、微生物により無害な分解物となる。また、燃焼熱量が小さいので焼却処分を行ったとしても炉を傷めない。
さらに、出発原料が植物由来であるため、枯渇する石油資源から脱却できる等の特長も有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところがポリ乳酸系樹脂は硬くて脆く、衝撃に弱い材料であり、破断伸度が数%しかない。従ってそのようなシートに折り曲げ罫線を設けようとするとシートが割れる場合があり、また折り曲げ罫線を設ける際にシートに割れが生じなくても、折り曲げる際にシートが割れる場合があった。
【0006】
またポリ乳酸系樹脂は耐熱性が低く、ポリ乳酸系樹脂製シート及びその成形加工品を貯蔵や輸送する場合、貯蔵庫や輸送中のトラック、また船の内部は夏期等になると高温に達することも少なくないため、変形や融着等の問題が発生することがあった。
【0007】
そこで、この発明は、耐熱性や罫線加工性に優れた折り曲げ罫線入り積層シート及びその成形加工品を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために鋭意検討を行った結果、ポリ乳酸系樹脂とポリ乳酸系樹脂以外の生分解性樹脂からなる層を積層することで耐熱性、罫線加工性に優れたシート、及び該シートを用いた成形加工品が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
本出願に係わる折り曲げ罫線入り積層シートに関する発明は、未延伸ポリ乳酸系樹脂層と、ポリ乳酸系樹脂以外の生分解性樹脂からなる層とを有する生分解性積層シートに折り曲げ罫線を設けたシートにかかるものである。
【0010】
さらに、上記ポリ乳酸系樹脂以外の生分解性樹脂を、ガラス転移温度が0℃以下、及び融点が80℃以上のポリ乳酸系樹脂以外の生分解性脂肪族ポリエステルとすることができる。
【0011】
また、前記未延伸ポリ乳酸系樹脂層の結晶化度を20%以下とすることができる。
【0012】
さらに、少なくとも3層から形成し、前記ポリ乳酸系樹脂以外の生分解性樹脂からなる層が両外層を構成し、前記未延伸ポリ乳酸系樹脂層が両外層に挟まれる層の少なくとも1層である生分解性積層シートに折り曲げ罫線を設けることができる。
【0013】
さらにまた、JIS K7105の測定方法によって測定したヘーズの値を40%以下とすることができる。
【0014】
さらに、前記未延伸ポリ乳酸系樹脂とポリ乳酸系樹脂以外の生分解性樹脂とを共押出により積層することができる。
【0015】
さらにまた、前記したいずれかに記載の折り曲げ罫線入り積層シートを上記折り曲げ罫線に沿って折り曲げて組み立てることにより成形加工品を得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を説明する。
本発明に係わる折り曲げ罫線入り積層シートは、未延伸ポリ乳酸系樹脂からなる層と、ポリ乳酸系樹脂以外の生分解性樹脂からなる層とを有する生分解性積層シートに折り曲げ罫線を設けたものである。
【0017】
本発明に用いられるポリ乳酸系樹脂は、ポリ乳酸系重合体から構成される。このポリ乳酸系重合体としては、構造単位がL−乳酸又はD−乳酸であるホモポリマー、すなわち、ポリ(L−乳酸)又はポリ(D−乳酸)、構造単位がL−乳酸及びD−乳酸の両方である共重合体、すなわち、ポリ(DL−乳酸)や、これらの混合体を言い、さらにはα−ヒドロキシカルボン酸やジオール/ジカルボン酸との共重合体であってもよい。
【0018】
ポリ乳酸系重合体の重合法としては、縮重合法、開環重合法など公知のいずれの方法を採用することができる。例えば、縮重合法ではL−乳酸又はD−乳酸、あるいはこれらの混合物を直接脱水縮重合して任意の組成を持ったポリ乳酸系重合体を得ることができる。
【0019】
また、開環重合法では乳酸の環状二量体であるラクチドを、必要に応じて重合調整剤等を用いながら、選ばれた触媒を使用してポリ乳酸系重合体を得ることができる。ラクチドにはL−乳酸の2量体であるL−ラクチド、D−乳酸の2量体であるD−ラクチド、さらにL−乳酸とD−乳酸からなるDL−ラクチドがあり、これらを必要に応じて混合して重合することにより任意の組成、結晶性をもつポリ乳酸系重合体を得ることができる。
【0020】
さらに、耐熱性を向上させるなどの必要に応じ、少量共重合成分として、テレフタル酸等の非脂肪族ジカルボン酸、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物等の非脂肪族ジオール等を用いてもよい。
さらにまた、分子量増大を目的として少量の鎖延長剤、例えばジイソシアネート化合物、エポキシ化合物、酸無水物等を使用することができる。
【0021】
上記ポリ乳酸系重合体に共重合される上記の他のヒドロキシ−カルボン酸単位としては、乳酸の光学異性体(L−乳酸に対してはD−乳酸、D−乳酸に対してはL−乳酸)、グリコール酸、3−ヒドロキシ酪酸、4−ヒドロキシ酪酸、2−ヒドロキシ−n−酪酸、2−ヒドロキシ3,3−ジメチル酪酸、2−ヒドロキシ3−メチル酪酸、2−メチル乳酸、2−ヒドロキシカプロン酸等の2官能脂肪族ヒドロキシ−カルボン酸やカプロラクトン、ブチロラクトン、バレロラクトン等のラクトン類があげられる。
【0022】
上記ポリ乳酸系重合体に共重合される上記脂肪族ジオールとしては、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール,1,4−シクロヘキサンジメタノール等があげられる。また、上記脂肪族ジカルボン酸としては、コハク酸、アジピン酸、スベリン酸、セバシン酸及びドデカン二酸等があげられる。
ただし、これらの場合のポリ乳酸系樹脂中の組成比はあくまでもポリ乳酸が主体であり、モル%としては乳酸:50モル%以上のものである。
【0023】
上記ポリ乳酸系重合体の重量平均分子量の好ましい範囲としては5万から40万、好ましくは10万から25万であり、この範囲を下回る場合は実用物性がほとんど発現されず、上回る場合には、溶融粘度が高すぎて成形加工性に劣る。
【0024】
前記のポリ乳酸系樹脂以外の生分解性樹脂は、得られる生分解性積層シート及びその成形加工品に耐熱性、罫線加工適正を付与するための構成成分である。
【0025】
このポリ乳酸系樹脂以外の生分解性樹脂としては、ポリエステルアミド系樹脂、セルロース系樹脂、ポリ乳酸系樹脂以外の生分解性脂肪族系ポリエステル、ポリビニルアルコール、ポリウレタン、等があげられる。
【0026】
上記ポリエステルアミド系樹脂としては、カプロラクトンとカプロラクタムとの共重合体等があげられ、また、上記セルロース系樹脂としては、酢酸セルロース等があげられる。
【0027】
ポリ乳酸系樹脂以外の生分解性脂肪族系ポリエステルとしては、ポリヒドロキシカルボン酸、脂肪族ジオールと脂肪族ジカルボン酸又は芳香族ジカルボン酸を縮合して得られる脂肪族ポリエステル又は脂肪族芳香族ポリエステル、脂肪族ジオールと脂肪族ジカルボン酸、及びヒドロキシカルボン酸から得られる脂肪族ポリエステル共重合体、環状ラクトン類を開環重合した脂肪族ポリエステル、合成系脂肪族ポリエステル、菌体内で生合成される脂肪族ポリエステル等があげられる。
【0028】
ポリヒドロキシカルボン酸としては、3−ヒドロキシ酪酸、4−ヒドロキシ酪酸、2−ヒドロキシ−n−酪酸、2−ヒドロキシ−3,3−ジメチル酪酸、2−ヒドロキシ−3−メチル酪酸、2−メチル乳酸、2−ヒドロキシカプロン酸等のヒドロキシカルボン酸の単独重合体や共重合体があげられる。
【0029】
上記の肪族ジオールとしては、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等があげられる。また、上記脂肪族ジカルボン酸としては、コハク酸、アジピン酸、スベリン酸、セバシン酸、ドデカン二酸等があげられる。
上記芳香族ジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸等があげられる。
【0030】
これらの脂肪族ジオールと脂肪族ジカルボン酸を縮合して得られる脂肪族ポリエステルや、脂肪族ジオール、脂肪族ジカルボン酸及び芳香族ジカルボン酸を縮合して得られる脂肪族芳香族ポリエステルは、上記の各化合物の中からそれぞれ1種類以上を選んで縮重合し、さらに、必要に応じてイソシアネート化合物等でジャンプアップして所望のポリマーを得ることができる。
【0031】
脂肪族ジオールと脂肪族ジカルボン酸、及びヒドロキシカルボン酸から得られる脂肪族ポリエステル共重合体に用いられる脂肪族ジオール、脂肪族カルボン酸については上記と同様なものが挙げられ、またヒドロキシカルボン酸についてはL−乳酸、D乳酸、DL乳酸、グリコール酸、3−ヒドロキシ酪酸、4−ヒドロキシ酪酸、2−ヒドロキシ−n−酪酸、2−ヒドロキシ3,3−ジメチル酪酸、2−ヒドロキシ3−メチル酪酸、2−メチル乳酸、2−ヒドロキシカプロン酸等が挙げられ、例えばポリブチレンサクシネート乳酸、ポリブチレンサクシネートアジペート乳酸等がある。
【0032】
ただし、この場合の組成比はあくまでも脂肪族ジオールと脂肪族ジカルボン酸が主体であり、モル%としては脂肪族ジオール:35〜49.99モル%、脂肪族ジカルボン酸:35〜49.99モル%、ヒドロキシカルボン酸:0.02〜30モル%のものである。
【0033】
上記環状ラクトン類を開環重合した脂肪族ポリエステルは、環状モノマーとして、ε−カプロラクトン、δ−バレロラクトン、β−メチル−δ−バレロラクトン等の1種類又はそれ以上を重合することによって得られる。
【0034】
上記合成系脂肪族ポリエステルとしては、環状酸無水物とオキシラン類、例えば、無水コハク酸とエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等との共重合体があげられる。
【0035】
上記菌体内で生合成される脂肪族ポリエステルとしては、アルカリゲネスユートロファスをはじめとする菌体内でアセチルコエンチームA(アセチルCoA)により生合成される脂肪族ポリエステルがあげられる。この菌体内で生合成される脂肪族ポリエステルは、主にポリ−β−ヒドロキシ酪酸(ポリ3HB)であるが、プラスチックスとしての実用特性向上のために、ヒドロキシ吉草酸(HV)を共重合し、ポリ(3HB−CO−3HV)の共重合体にすることが工業的に有利である。HV共重合比は、一般的に0〜40mol%が好ましい。さらに、ヒドロキシ吉草酸のかわりに3−ヒドロキシヘキサノエート、3−ヒドロキシオクタノエート、3−ヒドロキシオクタデカノエート等の長鎖のヒドロキシアルカノエートを共重合してもよい。
【0036】
上記ポリ乳酸系樹脂以外の生分解性脂肪族系ポリエステルの好ましい具体例としては、ポリブチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネートアジペート、ポリブチレンアジペートテレフタレート、ポリブチレンサクシネートアジペートテレフタレート、ポリブチレンサクシネート乳酸、ポリブチレンサクシネートアジペート乳酸、ポリエステルカーボネート、ポリヒドロキシブチレートとポリヒドロキシバリレートの共重合体及びポリヒドロキシブチレートとポリヒドロキシヘキサノエートの共重合体からなる群から選択された少なくとも1種をあげることができる。
【0037】
本発明の折り曲げ罫線入り積層シートにより得られる成形加工品に透明性(内容品の視認性)が要求される場合には、本発明積層シートの一方の層の構成成分である未延伸ポリ乳酸系樹脂の結晶化度としては20%以下が好ましく、より好ましくは15%以下、さらに好ましくは10%以下である。
【0038】
未延伸ポリ乳酸系樹脂の結晶化度を20%以下に抑える方法としては特に限定はされないが、例えば押出機で押し出されたシートをキャスティングロール等の冷却ロールで急冷し結晶化を抑える方法やポリ乳酸系樹脂中のD−乳酸とL乳酸の割合を調整し、ポリ乳酸系樹脂自体の結晶性を低くする方法等が挙げられる。
【0039】
未延伸ポリ乳酸系樹脂層の結晶化度が20%を越えると球晶の成長のため透明性が低下し、内容物の視認性が悪くなる場合がある。
また同じく透明性(内容品の視認性)が要求される場合にはJIS K7105の測定方法によって測定したヘーズの値が40%以下であることが好ましい。ヘーズが40%を越えると内容物の視認性が悪くなる。
ポリ乳酸系樹脂の結晶化度については20%以下であればその下限に制限はなく、0%でもよい。
【0040】
前記未延伸ポリ乳酸系樹脂層は、未延伸のものが好ましい。ポリ乳酸系樹脂を延伸したシートを用いると、成形体を得るためには、例えば9kg/cm程度の過大な圧力が必要となり、真空成形等の低圧での成形が困難となる。また、延伸シートは、未延伸のものに比べて、延伸の工程が余分に必要なため、コスト的にも不利である。
【0041】
本発明積層シートのもう一方の層の構成成分であるポリ乳酸系樹脂以外の生分解性樹脂のガラス転移点温度は0℃以下が好ましく、−20℃以下がより好ましい。0℃より高いと耐衝撃性改良効果が不十分となり、罫線加工性が問題となる場合がある。また、ガラス転移温度の下限は、特に限定されないが、実際的には−60℃以上が好ましい。ガラス転移温度が−60℃より低い材料では、融点が80℃より低くなり、耐熱性が不十分となる場合がある。
【0042】
また、前記ポリ乳酸系樹脂以外の生分解性樹脂の融点は80℃以上であることが必要である。融点が80℃以下であると成形体の耐熱性が不十分な場合がある。また、融点の上限は、特に限定されないが、成形性の観点から、170℃が好ましい。
【0043】
前記ポリ乳酸系樹脂以外の生分解性樹脂からなる層は、延伸されたもの、あるいは未延伸のもののいずれでも構わないが、先に述べたようにコストの面からは、未延伸の方がより好ましい。
【0044】
また前記ポリ乳酸系樹脂以外の生分解性樹脂からなる層の厚みは2μm以上が好ましい。2μmより薄いと、耐衝撃性改良効果が不十分となり、罫線加工性が問題となる場合がある。
【0045】
本発明の積層シートの厚さは、通常の罫線加工に使用できる程度の厚さで有れば、特に制限されないが、通常は総厚さが0.1〜1.0mmの範囲である。
【0046】
またポリ乳酸系樹脂以外の生分解性樹脂からなる層の層厚と全層の層厚の関係は、実用上問題無ければ特に制限されないが、一般的にはポリ乳酸系樹脂以外の生分解性樹脂からなる層の層厚比が全層の層厚に対して0.005〜0.7である。
【0047】
ポリ乳酸系樹脂の層の厚さは全層の厚さからポリ乳酸系樹脂以外の生分解性樹脂からなる層の厚さを差し引いた厚さである。
【0048】
本発明の生分解性積層シートは、前記の所定の未延伸ポリ乳酸系樹脂層と、所定のポリ乳酸系樹脂以外の生分解性樹脂からなる層との2層を含んでいればよく、少なくとも2層から形成されていればよい。
【0049】
特に、本発明の生分解性積層シートが少なくとも3層から形成されている場合は、前記ポリ乳酸系樹脂以外の生分解性樹脂からなる層が両外層を構成し、前記未延伸ポリ乳酸系樹脂層が前記の両外層に挟まれる層の少なくとも1層である場合が耐熱性の観点から好ましい。
【0050】
また、本発明の目的を損なわない範囲で、製造過程で生じる端材を他方の層に再生混入してもよい。
【0051】
本発明の積層シートの製造方法は本発明の目的を損なわなければ、特に限定されないが、例えば、▲1▼ポリ乳酸系樹脂の層とポリ乳酸系樹脂以外の生分解性樹脂からなる層とを2又は3台以上の押出機を用い、マルチマニホールド又はフィードブロック方式の口金で積層化し、溶融シートとして押し出す共押出法、▲2▼巻き出した一方の層の上にもう一方の樹脂をコーティングする方法、▲3▼適温にある各層をロールやプレス機を使って熱圧着する方法、あるいは▲4▼接着剤を使って貼合せる方法等が上げられるが製造プロセスの簡便性やコスト等を勘案すると共押出法が好ましい。
【0052】
さらに本発明の積層シートには、副次的添加剤を加えて色々な改質を行うことが出来る。副次的添加剤の例としては安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、顔料、静電剤、導電剤、離型剤、可塑剤、香料、抗菌剤、核形成剤等その他類似のものが挙げられる。
【0053】
本発明の積層シートには所定の形状の折り曲げ罫線が設けられる。その折り曲げ罫線の形状としては、図1〜図7に示される形状が挙げられる。
【0054】
図1に示す折り曲げ罫線は、本発明積層シート1に断面形状がV字状の凹溝2aを設けることにより形成された罫線である。
【0055】
また、図2に示す折り曲げ罫線は、その断面形状がW字状の凹溝2bを設けることにより形成され、図3に示す折り曲げ罫線は、その断面形状が台形状の凹溝2cを設けることにより形成された罫線である。これらの折り曲げ罫線は、図8〜図10に示される罫線刃11a、11b、11cの刃先12a、12b、12cを本発明積層シート1に押圧することにより形成される。
【0056】
図4(a)(b)に示す折り曲げ罫線は、本発明積層シート1にV字状の凹溝2dを設け、この凹溝の底部にその長さ方向に沿って凹凸を形成した罫線である。
【0057】
この凹凸の凹部は凹溝2dの底部から形成されるが、この凹部により、本発明積層シート1を折り曲げる際に柔軟性が発揮される。また、上記凹凸の凸部3aにより、本発明積層シート1を折り曲げる際に強度を保つことができる。この凹凸を設けることにより、本発明積層シートを折り曲げる際に割れ等が生じるのを防止できる。なお、この折り曲げ罫線の凹溝2dは、V字状に限られず、台形状、U字状等任意の形状を採用することができる。
【0058】
上記図4(a)(b)に示す折り曲げ罫線は、図11に示される罫線刃11dの刃先12dを本発明積層シート1に押圧することにより形成される。上記刃先12dは、突状部13の一部に断続的に凹部14aを設けたものである。
【0059】
図5(a)(b)に示す折り曲げ罫線は、図12に示される罫線刃11eの刃先12eを本発明積層シート1に押圧することにより形成される。上記刃先12eは、一定間隔をあけて円弧状の凹部14bを設けたものである。
【0060】
図6(a)(b)に示す折り曲げ罫線は、本発明積層シート1にV字状又はU字状の凹溝2fを設け、この凹溝の底部にその長さ方向に沿って断続的に深溝4を設け、この深溝4中に断続孔5を形成した罫線である。この折り曲げ罫線を設けると、凹溝2fと深溝4により凹凸が形成され、図4に示す折り曲げ罫線の場合と同様に、柔軟性が発揮されると共に強度が保たれ、本発明積層シート1を折り曲げる際に割れ等が生じるのを防止できる。また、断続孔5を設けたので、この折り曲げ罫線に沿って本発明積層シート1を折り曲げる際に生じる歪みや弾力性が凹溝2eの長さ方向に分散して均一化し小さくなるので、折り曲げた角度が正確になり、組立後の平面性が良好となる。
【0061】
上記図6(a)(b)に示す折り曲げ罫線は、図13に示される罫線刃11fの刃先12fを本発明積層シート1に押圧することにより形成される。上記刃先12fは、突状部15の一部に断続的に突出した突起部16を設けたものである。
【0062】
図7(a)〜(c)に示す折り曲げ罫線は、本発明積層シート1にV字状の深溝部6と、上記深溝部6より浅い溝から形成される延伸部7を交互に設けた罫線である。この折り曲げ罫線を設けると、折り曲げ罫線部全体の平均肉厚を薄くしても、特に延伸部7によりこの部分の強度が増すので、この折り曲げ罫線に沿って本発明積層シート1を折り曲げる際に、シートの割れが抑制される。このため、細くてシャープな折り曲げ部を得ることが可能となる。
【0063】
この折り曲げ罫線は、図14(a)〜(c)に示す突状の罫線刃11gの断続的に設けられた刃先12gを本発明積層シート1に押圧して食い込ませて押し広げながら深溝部6を形成すると共に、上記押し広げにより刃先12gの間のプラスチックシート部を幅方向に延伸して、深溝部6の間に延伸部7を形成させる。上記罫線刃11gの間を、上面が鞍型状の凸部17に形成することにより、得られる折り曲げ罫線の延伸部7の上面の形状が鞍型状となる。
【0064】
本発明に係る折り曲げ罫線入り積層シート全体のヘーズ値は、40%以下が好ましく、30%以下が好ましい。40%を越えると、この折り曲げ罫線入り積層シートによって得られる容器の中に収納される物品が、外部から見にくくなり、好ましくない。ところで、このヘーズ値は40%以下であれば特に限定されるものではなく、0%であってもよい。
なお、ヘーズ値は、JIS K7105の測定方法によって測定することができる。
【0065】
本発明に係る折り曲げ罫線入り積層シートは、上記折り曲げ罫線に沿って折り曲げることにより成形加工品を組み立てることができる。この成形加工品の例としては例えば、化粧品、芳香剤、文具類、雑貨類等を納めるプラスチックケース、卓上型のカレンダーを収納するケース、自販機内に収納されている広告パネルや外付POP、店頭で使用するSwing POP、あるいは各種折り曲げプレート等が挙げられる。
【0066】
【実施例】
以下に製造例、実施例、及び比較例等を示し、本発明を詳述するがこれらにより本発明は何ら制限を受けるものではない。なお実施例、及び比較例中の物性値は以下の方法により測定、評価した。
【0067】
◆罫線加工性
所定の罫線刃を用いてシートに罫線加工を施し、その罫線加工時のシートの割れの有無について目視で確認し、以下の判断基準で判定を行った。
○:10枚のシートに罫線加工を行い、割れが1枚も発生しなかったもの。
×:10枚のシートに罫線加工を行い、1枚でも割れが発生したもの。
【0068】
◆罫線部の耐折性
罫線を入れたシートを、まずその罫線を入れた側を外側にして180°折り曲げ、その後元の状態に戻し、さらに今度は罫線を入れた側を内側にして180°折り曲げる。上記の操作を1回とし、何回目で罫線部に割れが生じるかを目視で確認し、以下の判断基準で判定を行った。
○:10回以上繰り返しても罫線部に割れが発生しなかったもの。(優れている)
△:5〜10回の操作で罫線部に割れが発生したもの。(実用可能なレベル)
×:5回以下の操作で罫線部に割れが発生したもの。(実用上問題あり)
【0069】
◆耐熱性
罫線を入れたシートを10枚重ね、60℃×90%RH条件で24hr処理し、シートの外観的変化、及びブロッキングを確認し、以下の判断基準で判定を行った。
○:外観的な変化やシート同士のブロッキングがなかったもの。
×:外観的な変化及び、又はシート同士のブロッキングが認められたもの。
【0070】
◆結晶化温度
JIS−K−7121に基づき、示差走査熱量測定法(DSC)にて昇温速度:10℃/minで生分解性シート中のポリ乳酸系樹脂に起因するΔHm及びΔHcを測定し、以下の式によりポリ乳酸系樹脂の結晶化度を算出した。
結晶化度:χc%=(ΔHm−ΔHc)/(92.8×シート中のポリ乳酸系樹脂の割合)×100
【0071】
◆耐衝撃性
東洋精機製ハイドロショット衝撃試験機(型式HTM−1)を用い、温度23℃下で直径:1/2インチの撃芯を3m/secの速度で生分解性シートに衝突させ、破壊に要したエネルギーを算出した。
【0072】
◆融点
JIS−K−7121に基づき、示差走査熱量測定法(DSC)にて昇温速度:10℃/minで融点を測定した。
【0073】
◆ヘーズ
実施例及び比較例で得られた折り曲げ罫線入りシートのヘーズを、JIS−K−7105に基づき測定を行った。
【0074】
[実施例1]
ピューラックジャパン製L−ラクチド(商品名:PURASORB L)100kgに、オクチル酸スズ15ppm添加し、攪拌機と加熱装置を備えた500リットルバッチ式重合槽に入れた。窒素置換を行い、185℃、攪拌速度100rpmで、60分重合を行った。得られた溶融物を、真空ベントを3段備えた三菱重工製40mmφ同方向2軸押出機に供し、ベント圧4torrで脱揮しながら、200℃でストランド状に押出しペレット化し、70℃×24hr乾燥させた。
得られたポリ乳酸系樹脂の重量平均分子量は20万、L体含有量は99.5%であった。またDSCによる融点は171℃であった。このペレットをφ65mm単軸押出機に供給し、200℃でマルチマニホールド式の口金より中間層として押し出した。
また同時にポリ乳酸系樹脂以外の生分解性樹脂としてポリブチレンサクシネートアジペート(昭和高分子製ビオノーレ3003 融点:95℃、ガラス転移点:−40℃)の乾燥済ペレットをφ32単軸押出機に供給し、190℃でマルチマニホールド式の口金より表裏層用として押し出した。このとき、表層、中間層、裏層の厚み比をおよそ1:28:1となるように押出量を調整した。
押し出した溶融シートを40℃のキャストロールに接触させ、厚み300μの生分解性積層シートを得た。得られた生分解性積層シートのポリ乳酸系樹脂の結晶化度は9%であった。
次に、図8、図9、図11、図13、図14に示す罫線刃11a、11b、11d、11f、11gをシートに押圧し、図1、図2、図4、図6、又は図7に示す折り曲げ罫線入りシートを作製した。得られた折り曲げ罫線入りシートについての罫線加工性、罫線部の耐折性、耐熱性、耐衝撃性、及びヘーズの評価を行った。その結果を表1に示す。
【0075】
[実施例2]
表層、中間層、裏層の厚み比を1:8:1に変更した以外は実施例1と同様にして、生分解性積層シートを得た。得られた生分解性積層シートのポリ乳酸系樹脂の結晶化度は8%であった。
また、得られた生分解性積層シートを用いて、実施例1と同様にして罫線加工を行い、折り曲げ罫線入りシートを得た。
得られたシートについて、実施例1と同様の評価を行った。その結果を表1に示す。
【0076】
[実施例3]
表層、中間層、裏層の厚み比を1:4:1に変更した以外は実施例1と同様にして、生分解性積層シートを得た。得られた生分解性積層シートのポリ乳酸系樹脂の結晶化度は8%であった。
また、得られた生分解性積層シートを用いて、実施例1と同様にして罫線加工を行い、折り曲げ罫線入りシートを得た。
得られたシートについて、実施例1と同様の評価を行った。その結果を表1に示す。
【0077】
[実施例4]
ポリ乳酸系樹脂以外の生分解性樹脂としてポリブチレンサクシネート(昭和高分子製ビオノーレ1001 融点:111℃、ガラス転移点:−40℃)を用いた以外は実施例1と同様にして、生分解性積層シートを得た。得られた生分解性積層シートのポリ乳酸系樹脂の結晶化度は8%であった。
また、得られた生分解性積層シートを用いて、実施例1と同様にして罫線加工を行い、折り曲げ罫線入りシートを得た。
得られたシートについて、実施例1と同様の評価を行った。その結果を表1に示す。
【0078】
[実施例5]
実施例1で得られた生分解性積層シートを80℃×24hr熱風オーブン内で熱処理を行った。熱処理後に得られた生分解性積層シートのポリ乳酸系樹脂の結晶化度は33%であった。
また、得られた生分解性積層シートを用いて、実施例1と同様にして罫線加工を行い、折り曲げ罫線入りシートを得た。
得られたシートについて、実施例1と同様の評価を行った。その結果を表1に示す。
【0079】
[実施例6]
ピューラックジャパン製L−ラクチド(商品名:PURASORB L)90Kgと同社製DL−ラクチド(商品名:PURASORB DL)10kgに、オクチル酸スズ15ppm添加し、攪拌機と加熱装置を備えた500リットルバッチ式重合槽に入れた。窒素置換を行い、185℃、攪拌速度100rpmで、60分重合を行った。得られた溶融物を、真空ベントを3段備えた三菱重工製40mmφ同方向2軸押出機に供し、ベント圧4torrで脱揮しながら、200℃でストランド状に押し出し、ペレット化し、70℃×24hrで乾燥させた。得られた乳酸系樹脂の重量平均分子量は20万、L体含有量は94.8%であった。またDSCによる融点は165℃であった。
上記のペレットを使用した以外は実施例1と同様にして、生分解性積層シートを得た。得られた生分解性積層シートのポリ乳酸系樹脂の結晶化度は4%であった。
また、得られた生分解性積層シートを用いて、実施例1と同様にして罫線加工を行い、折り曲げ罫線入りシートを得た。
得られたシートについて、実施例1と同様の評価を行った。その結果を表1に示す。
【0080】
[比較例1]
実施例1で用いたポリ乳酸系樹脂をφ65mm単軸押出機に供給し、200℃で単層用口金より押し出した。押し出した溶融シートを40℃のキャストロールに接触させ、厚み300μmのポリ乳酸系樹脂単層のシートを得た。
得られた生分解性シートのポリ乳酸系樹脂の結晶化度は8%であった。
また、得られた生分解性積層シートを用いて、実施例1と同様にして罫線加工を行い、折り曲げ罫線入りシートを得た。
得られたシートについて、実施例1と同様の評価を行った。その結果を表1に示す。
【0081】
[比較例2]
比較例1で得られた生分解性シートを80℃×24hr熱風オーブン内で熱処理を行った。熱処理後に得られた生分解性シートのポリ乳酸系樹脂の結晶化度は35%であった。
また、得られた生分解性シートを用いて、実施例1と同様にして罫線加工を行い、折り曲げ罫線入りシートを得た。
得られたシートについて、実施例1と同様の評価を行った。その結果を表1に示す。
【0082】
[比較例3]
実施例6で用いたポリ乳酸系樹脂を比較例1と同様な方法で押し出し、厚み300μのポリ乳酸系樹脂単層のシートを得た。得られた生分解性シートのポリ乳酸系樹脂の結晶化度は4%であった。
また、得られた生分解性シートを用いて、実施例1と同様にして罫線加工を行い、折り曲げ罫線入りシートを得た。
得られたシートについて、実施例1と同様の評価を行った。その結果を表1に示す。
【0083】
【表1】

Figure 2004090608
【0084】
[結果]
表1に示すように、実施例1〜6については何れの罫線加工刃で罫線加工を行ったものでも罫線加工性、罫線部の耐折性、耐熱性に問題なく、良好な折り曲げ罫線入りシート、及び成形加工品が得られた。またポリ乳酸系樹脂以外の生分解性樹脂からなる層の比率が小さいものや、ポリ乳酸系樹脂の結晶化度が低いものについては透明性も良好であった。
一方、比較例1ではポリ乳酸系樹脂以外の生分解性樹脂からなる層が無いために、罫線加工時に数枚程度の割れが発生し、罫線加工時に割れが発生しなかったサンプルでも罫線部の耐折性評価で全てが何れの罫線刃で罫線を行った場合でも1〜2回の操作で罫線部に割れが発生した。
また比較例1のシートでは耐熱性試験においてシート同士のブロッキングが見られ、またシートも変形していた。
比較例2では耐熱性に問題はなかったが、罫線加工性、及び罫線部の耐折性については比較例1とほぼ同様な結果であった。
比較例3においては罫線加工性、罫線部の耐折性、及び耐熱性何れの試験においても比較例1とほぼ同様な結果であった。
【0085】
【発明の効果】
以上のように本発明ではポリ乳酸系樹脂とポリ乳酸系樹脂以外の生分解性樹脂の積層シートを用いることで耐熱性、罫線加工性に優れた折り曲げ罫線入り積層シート、及びその成形加工品を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】折り曲げ罫線を設けたシートの例を示す斜視図
【図2】折り曲げ罫線を設けたシートの他の例を示す斜視図
【図3】折り曲げ罫線を設けたシートの他の例を示す斜視図
【図4】(a)折り曲げ罫線を設けたシートの他の例を示す斜視図
(b)(a)のA−A断面図
【図5】(a)折り曲げ罫線を設けたシートの他の例を示す斜視図
(b)(a)のE−E断面図
【図6】(a)折り曲げ罫線を設けたシートの他の例を示す斜視図
(b)(a)のB−B断面図
【図7】(a)折り曲げ罫線を設けたシートの他の例を示す斜視図
(b)(a)のC−C断面図
(c)(a)のD−D断面図
【図8】罫線刃の例を示す斜視図
【図9】罫線刃の他の例を示す斜視図
【図10】罫線刃の他の例を示す斜視図
【図11】罫線刃の他の例を示す斜視図
【図12】罫線刃の他の例を示す斜視図
【図13】罫線刃の他の例を示す斜視図
【図14】(a)罫線刃の他の例を示す斜視図
(b)(a)の正面図
(c)(a)の側面図
【符号の説明】
1 シート
2a、2b、2c、2d、2e、2f 凹溝
3a 凸部
3b 円弧状凸部
4 深溝
5 断続孔
6 深溝部
7 延伸部
11a、11b、11c、11d、11e、11f、11g 罫線刃
12a、12b、12c、12d、12e、12f、12g 刃先
13 突状部
14a 凹部
14b 円弧状凹部
15 突状部
16 突起部
17 凸部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a laminated sheet with a folded crease, and a molded product using the laminated sheet with a folded crease.
More specifically, a laminated sheet with a folded ruled line using a polylactic acid-based resin that is excellent in heat resistance and crease processability and decomposes in a natural environment, and a plastic folded and assembled along the folded ruled line of the laminated sheet with a folded ruled line The present invention relates to a molded product such as a case, a calendar storage case, an advertising panel, and various bent plates.
[0002]
[Prior art]
A plastic case for storing cosmetics, fragrances, stationery, miscellaneous goods, etc., a case for storing a desktop calendar, advertising panels used in vending machines and stores, and various folding plates, etc. Processed products that are bent along the ruled lines and assembled have been used in many cases. As such materials, polypropylene, polyvinyl chloride, polystyrene, polyethylene terephthalate and the like have been conventionally used. These plastic products are generally disposable, and when disposed after use, disposal such as incineration or landfill is a problem. Resins such as polypropylene and polystyrene generate a large amount of heat during combustion and may damage the incinerator during the burning process. Polyvinyl chloride generates harmful gases during incineration.
[0003]
On the other hand, even in landfills, these plastic products have high chemical stability, are hardly decomposed in the natural environment, and remain semi-permanently in the soil, saturating the capacity of the land for garbage disposal in a short period of time. In addition, when dumped into the natural environment, the landscape is impaired or the living environment such as marine life is destroyed.
[0004]
Therefore, from the viewpoint of environmental protection, research and development of biodegradable materials have been actively performed in recent years. Polylactic acid is one of the biodegradable materials that has attracted attention. Since polylactic acid-based resin is biodegradable, hydrolysis proceeds spontaneously in soil or water, and becomes a harmless degradation product by microorganisms. Further, since the combustion heat is small, even if incineration is performed, the furnace is not damaged.
Furthermore, since the starting material is derived from a plant, it has such features that it can escape from depleting petroleum resources.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, polylactic acid-based resin is hard and brittle, is a material that is weak to impact, and has only a few percent elongation at break. Therefore, when a folding ruled line is to be provided on such a sheet, the sheet may be broken. In addition, even if the sheet does not crack when the folding ruled line is provided, the sheet may be broken at the time of folding.
[0006]
In addition, polylactic acid-based resin has low heat resistance, and when storing or transporting polylactic acid-based resin sheets and molded products, the inside of storage, trucks and ships, and ships may reach high temperatures in the summer, etc. Since the number is not small, problems such as deformation and fusion may occur.
[0007]
Therefore, an object of the present invention is to provide a folded creased laminated sheet having excellent heat resistance and crease workability, and a molded product thereof.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies to solve the above-described problems, a sheet excellent in heat resistance and crease line processing by laminating a layer made of a polylactic acid-based resin and a biodegradable resin other than the polylactic acid-based resin, and It was found that a molded product using the sheet was obtained, and the present invention was completed.
[0009]
The invention related to the laminated sheet with a folded crease according to the present application is a sheet provided with a folded crease in a biodegradable laminated sheet having an unstretched polylactic acid-based resin layer and a layer made of a biodegradable resin other than the polylactic acid-based resin. It depends on.
[0010]
Furthermore, the biodegradable resin other than the polylactic acid-based resin can be a biodegradable aliphatic polyester other than the polylactic acid-based resin having a glass transition temperature of 0 ° C. or lower and a melting point of 80 ° C. or higher.
[0011]
Further, the crystallinity of the unstretched polylactic acid-based resin layer can be set to 20% or less.
[0012]
Further, a layer formed of at least three layers and made of a biodegradable resin other than the polylactic acid-based resin constitutes both outer layers, and at least one layer of the unstretched polylactic acid-based resin layer sandwiched between both outer layers. Certain biodegradable laminate sheets can be provided with folding ruled lines.
[0013]
Furthermore, the value of the haze measured by the measuring method of JIS K7105 can be set to 40% or less.
[0014]
Further, the undrawn polylactic acid-based resin and a biodegradable resin other than the polylactic acid-based resin can be laminated by co-extrusion.
[0015]
Furthermore, a molded product can be obtained by folding and assembling the laminated sheet with the folding ruled line according to any of the above-mentioned along the folding ruled line.
[0016]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described.
The laminated sheet with a folded crease according to the present invention is a laminated sheet provided with a folded crease on a biodegradable laminated sheet having a layer made of an unstretched polylactic acid-based resin and a layer made of a biodegradable resin other than the polylactic acid-based resin. It is.
[0017]
The polylactic acid-based resin used in the present invention is composed of a polylactic acid-based polymer. As the polylactic acid-based polymer, a homopolymer having a structural unit of L-lactic acid or D-lactic acid, that is, poly (L-lactic acid) or poly (D-lactic acid), and structural units of L-lactic acid and D-lactic acid And poly (DL-lactic acid) and a mixture thereof, and may be a copolymer with α-hydroxycarboxylic acid or diol / dicarboxylic acid.
[0018]
As a polymerization method of the polylactic acid-based polymer, any known method such as a condensation polymerization method and a ring-opening polymerization method can be adopted. For example, in the polycondensation method, L-lactic acid or D-lactic acid, or a mixture thereof can be directly dehydrated and polycondensed to obtain a polylactic acid-based polymer having an arbitrary composition.
[0019]
In the ring-opening polymerization method, a polylactic acid-based polymer can be obtained from lactide, which is a cyclic dimer of lactic acid, by using a selected catalyst while using a polymerization regulator and the like as necessary. Lactide includes L-lactide which is a dimer of L-lactic acid, D-lactide which is a dimer of D-lactic acid, and DL-lactide composed of L-lactic acid and D-lactic acid. By mixing and polymerizing, a polylactic acid-based polymer having an arbitrary composition and crystallinity can be obtained.
[0020]
Further, as necessary, a non-aliphatic dicarboxylic acid such as terephthalic acid, a non-aliphatic diol such as an ethylene oxide adduct of bisphenol A, or the like may be used as a small amount of a copolymer component as needed to improve heat resistance.
Furthermore, a small amount of a chain extender, for example, a diisocyanate compound, an epoxy compound, an acid anhydride or the like can be used for the purpose of increasing the molecular weight.
[0021]
The other hydroxy-carboxylic acid units copolymerized with the polylactic acid-based polymer include optical isomers of lactic acid (D-lactic acid for L-lactic acid and L-lactic acid for D-lactic acid). ), Glycolic acid, 3-hydroxybutyric acid, 4-hydroxybutyric acid, 2-hydroxy-n-butyric acid, 2-hydroxy-3,3-dimethylbutyric acid, 2-hydroxy-3-methylbutyric acid, 2-methyllactic acid, 2-hydroxycaprol Examples include bifunctional aliphatic hydroxy-carboxylic acids such as acids and lactones such as caprolactone, butyrolactone and valerolactone.
[0022]
Examples of the aliphatic diol copolymerized with the polylactic acid-based polymer include ethylene glycol, 1,4-butanediol, and 1,4-cyclohexanedimethanol. Examples of the aliphatic dicarboxylic acids include succinic acid, adipic acid, suberic acid, sebacic acid, dodecandioic acid, and the like.
However, in these cases, the composition ratio in the polylactic acid-based resin is mainly polylactic acid, and the mol% is lactic acid: 50 mol% or more.
[0023]
The preferred range of the weight-average molecular weight of the polylactic acid-based polymer is 50,000 to 400,000, preferably 100,000 to 250,000. Melt viscosity is too high and molding processability is poor.
[0024]
The biodegradable resin other than the polylactic acid-based resin is a component for imparting heat resistance and proper crease processing to the obtained biodegradable laminated sheet and a molded product thereof.
[0025]
Examples of the biodegradable resin other than the polylactic acid resin include a polyesteramide resin, a cellulose resin, a biodegradable aliphatic polyester other than the polylactic acid resin, polyvinyl alcohol, and polyurethane.
[0026]
Examples of the polyesteramide-based resin include a copolymer of caprolactone and caprolactam, and examples of the cellulose-based resin include cellulose acetate.
[0027]
Examples of the biodegradable aliphatic polyester other than the polylactic acid-based resin include polyhydroxycarboxylic acid, aliphatic polyester or aliphatic aromatic polyester obtained by condensing aliphatic diol and aliphatic dicarboxylic acid or aromatic dicarboxylic acid, Aliphatic diols and aliphatic dicarboxylic acids, and aliphatic polyester copolymers obtained from hydroxycarboxylic acids, aliphatic polyesters obtained by ring-opening polymerization of cyclic lactones, synthetic aliphatic polyesters, aliphatics biosynthesized in cells Polyester and the like.
[0028]
Examples of polyhydroxycarboxylic acids include 3-hydroxybutyric acid, 4-hydroxybutyric acid, 2-hydroxy-n-butyric acid, 2-hydroxy-3,3-dimethylbutyric acid, 2-hydroxy-3-methylbutyric acid, 2-methyllactic acid, Examples thereof include homopolymers and copolymers of hydroxycarboxylic acids such as 2-hydroxycaproic acid.
[0029]
Examples of the aliphatic diol include ethylene glycol, 1,4-butanediol, and 1,4-cyclohexanedimethanol. Examples of the aliphatic dicarboxylic acid include succinic acid, adipic acid, suberic acid, sebacic acid, dodecandioic acid, and the like.
Examples of the aromatic dicarboxylic acid include terephthalic acid and isophthalic acid.
[0030]
Aliphatic polyesters obtained by condensing these aliphatic diols and aliphatic dicarboxylic acids, and aliphatic aromatic polyesters obtained by condensing aliphatic diols, aliphatic dicarboxylic acids and aromatic dicarboxylic acids are those described above. One or more compounds are each selected from the compounds, polycondensed, and, if necessary, jumped up with an isocyanate compound or the like to obtain a desired polymer.
[0031]
Aliphatic diols and aliphatic dicarboxylic acids, and aliphatic diols used in the aliphatic polyester copolymer obtained from hydroxycarboxylic acid, aliphatic carboxylic acids include the same as those described above, and also for hydroxycarboxylic acid L-lactic acid, D-lactic acid, DL-lactic acid, glycolic acid, 3-hydroxybutyric acid, 4-hydroxybutyric acid, 2-hydroxy-n-butyric acid, 2-hydroxy-3,3-dimethylbutyric acid, 2-hydroxy-3-methylbutyric acid, -Methyl lactic acid, 2-hydroxycaproic acid and the like, such as polybutylene succinate lactic acid and polybutylene succinate adipate lactic acid.
[0032]
However, the composition ratio in this case is mainly composed of an aliphatic diol and an aliphatic dicarboxylic acid, and the mol% is aliphatic diol: 35 to 49.99 mol%, aliphatic dicarboxylic acid: 35 to 49.99 mol%. , Hydroxycarboxylic acid: 0.02 to 30 mol%.
[0033]
The aliphatic polyester obtained by ring-opening polymerization of the above-mentioned cyclic lactones can be obtained by polymerizing one or more kinds of cyclic monomers such as ε-caprolactone, δ-valerolactone, β-methyl-δ-valerolactone, and the like.
[0034]
Examples of the synthetic aliphatic polyester include a cyclic acid anhydride and an oxirane, for example, a copolymer of succinic anhydride and ethylene oxide, propylene oxide, or the like.
[0035]
Examples of the aliphatic polyester biosynthesized in the cells include aliphatic polyesters biosynthesized by acetyl coenzyme A (acetyl CoA) in cells such as alkaligenes eutrophus. The aliphatic polyester biosynthesized in the cells is mainly poly-β-hydroxybutyric acid (poly 3HB). To improve practical properties as plastics, hydroxyvaleric acid (HV) is copolymerized. It is industrially advantageous to use a poly (3HB-CO-3HV) copolymer. Generally, the HV copolymerization ratio is preferably from 0 to 40 mol%. Further, instead of hydroxyvaleric acid, a long-chain hydroxyalkanoate such as 3-hydroxyhexanoate, 3-hydroxyoctanoate, or 3-hydroxyoctadecanoate may be copolymerized.
[0036]
Preferred specific examples of the biodegradable aliphatic polyester other than the polylactic acid-based resin include polybutylene succinate, polybutylene succinate adipate, polybutylene adipate terephthalate, polybutylene succinate adipate terephthalate, polybutylene succinate lactic acid, At least one selected from the group consisting of polybutylene succinate adipate lactic acid, polyester carbonate, a copolymer of polyhydroxybutyrate and polyhydroxyvalerate, and a copolymer of polyhydroxybutyrate and polyhydroxyhexanoate be able to.
[0037]
In the case where transparency (visibility of contents) is required for a molded product obtained from the laminated sheet with the folded ruled line of the present invention, the unstretched polylactic acid-based component constituting one layer of the laminated sheet of the present invention is used. The crystallinity of the resin is preferably 20% or less, more preferably 15% or less, and further preferably 10% or less.
[0038]
The method for suppressing the crystallinity of the unstretched polylactic acid-based resin to 20% or less is not particularly limited. For example, a method in which a sheet extruded by an extruder is rapidly cooled by a cooling roll such as a casting roll to suppress crystallization, A method of adjusting the ratio of D-lactic acid and L-lactic acid in the lactic acid-based resin to lower the crystallinity of the polylactic acid-based resin itself, and the like.
[0039]
If the crystallinity of the unstretched polylactic acid-based resin layer exceeds 20%, the transparency may be reduced due to the growth of spherulites, and the visibility of the contents may be deteriorated.
When transparency (visibility of contents) is also required, the value of haze measured by the measuring method of JIS K7105 is preferably 40% or less. If the haze exceeds 40%, the visibility of the contents deteriorates.
The lower limit of the crystallinity of the polylactic acid resin is not limited as long as it is 20% or less, and may be 0%.
[0040]
The unstretched polylactic acid-based resin layer is preferably unstretched. When a sheet obtained by stretching a polylactic acid-based resin is used, in order to obtain a molded body, for example, 9 kg / cm 2 An excessively large pressure is required, and it is difficult to perform molding at a low pressure such as vacuum molding. Further, the stretched sheet is disadvantageous in terms of cost because an extra stretching step is required as compared with an unstretched sheet.
[0041]
The glass transition temperature of the biodegradable resin other than the polylactic acid-based resin which is a component of the other layer of the laminated sheet of the present invention is preferably 0 ° C or lower, more preferably -20 ° C or lower. If the temperature is higher than 0 ° C., the effect of improving the impact resistance becomes insufficient, and the workability of the crease may become a problem. The lower limit of the glass transition temperature is not particularly limited, but is preferably -60 ° C or higher in practice. Materials having a glass transition temperature lower than -60 ° C may have a melting point lower than 80 ° C and insufficient heat resistance.
[0042]
Further, the melting point of the biodegradable resin other than the polylactic acid-based resin needs to be 80 ° C. or higher. When the melting point is 80 ° C. or less, the heat resistance of the molded body may be insufficient. The upper limit of the melting point is not particularly limited, but is preferably 170 ° C. from the viewpoint of moldability.
[0043]
The layer made of a biodegradable resin other than the polylactic acid-based resin may be stretched or unstretched, but as described above, unstretched is more preferable in terms of cost. preferable.
[0044]
The thickness of the layer made of a biodegradable resin other than the polylactic acid-based resin is preferably 2 μm or more. If the thickness is less than 2 μm, the effect of improving the impact resistance becomes insufficient, and there is a case where the ruled line workability becomes a problem.
[0045]
The thickness of the laminated sheet of the present invention is not particularly limited as long as it is a thickness that can be used for ordinary ruled line processing, but the total thickness is usually in the range of 0.1 to 1.0 mm.
[0046]
The relationship between the thickness of the layer made of a biodegradable resin other than the polylactic acid resin and the total thickness of the layer is not particularly limited as long as there is no practical problem. The layer thickness ratio of the resin layer is 0.005 to 0.7 with respect to the total layer thickness.
[0047]
The thickness of the layer of the polylactic acid-based resin is a thickness obtained by subtracting the thickness of the layer made of a biodegradable resin other than the polylactic acid-based resin from the thickness of the entire layer.
[0048]
The biodegradable laminated sheet of the present invention may include at least two layers of the predetermined unstretched polylactic acid-based resin layer and a layer made of a biodegradable resin other than the predetermined polylactic acid-based resin. What is necessary is just to be formed from two layers.
[0049]
In particular, when the biodegradable laminated sheet of the present invention is formed of at least three layers, a layer made of a biodegradable resin other than the polylactic acid-based resin constitutes both outer layers, and the unstretched polylactic acid-based resin is formed. The case where the layer is at least one of the layers sandwiched between the outer layers is preferable from the viewpoint of heat resistance.
[0050]
In addition, scraps generated during the manufacturing process may be recycled into the other layer as long as the object of the present invention is not impaired.
[0051]
The method for producing a laminated sheet of the present invention is not particularly limited as long as the object of the present invention is not impaired. For example, (1) a polylactic acid-based resin layer and a layer made of a biodegradable resin other than the polylactic acid-based resin may be used. A co-extrusion method in which two or more extruders are used and laminated with a multi-manifold or feed block type die and extruded as a molten sheet, (2) one of the unwound layers is coated with another resin Methods, (3) a method of thermocompression bonding each layer at an appropriate temperature using a roll or a press, or (4) a method of laminating using an adhesive, etc. Considering the simplicity and cost of the manufacturing process, Coextrusion is preferred.
[0052]
Further, the laminated sheet of the present invention can be subjected to various modifications by adding a secondary additive. Examples of secondary additives include stabilizers, antioxidants, ultraviolet absorbers, pigments, electrostatic agents, conductive agents, mold release agents, plasticizers, fragrances, antibacterial agents, nucleating agents, and the like. No.
[0053]
The laminated sheet of the present invention is provided with a folding ruled line having a predetermined shape. Examples of the shape of the folding ruled line include the shapes shown in FIGS.
[0054]
The folding ruled line shown in FIG. 1 is a ruled line formed by providing a concave groove 2 a having a V-shaped cross section in the laminated sheet 1 of the present invention.
[0055]
The folding ruled line shown in FIG. 2 is formed by providing a concave groove 2b having a W-shaped cross section, and the folding ruled line shown in FIG. 3 is formed by providing a concave groove 2c having a trapezoidal cross section. It is the formed ruled line. These folded ruled lines are formed by pressing the blade edges 12a, 12b, 12c of the ruled line blades 11a, 11b, 11c shown in FIGS.
[0056]
The folded ruled lines shown in FIGS. 4A and 4B are ruled lines in which a V-shaped concave groove 2d is provided in the laminated sheet 1 of the present invention, and irregularities are formed at the bottom of the concave groove along the length direction thereof. .
[0057]
The concave portion of this unevenness is formed from the bottom of the concave groove 2d, and the concave portion exerts flexibility when bending the laminated sheet 1 of the present invention. In addition, the strength of the laminated sheet 1 of the present invention when folded can be maintained by the convex portions 3a of the irregularities. By providing the irregularities, it is possible to prevent the occurrence of cracks or the like when bending the laminated sheet of the present invention. In addition, the concave groove 2d of the folding ruled line is not limited to the V-shape, and may have any shape such as a trapezoidal shape or a U-shape.
[0058]
The folded ruled lines shown in FIGS. 4A and 4B are formed by pressing the cutting edge 12d of the ruled line blade 11d shown in FIG. The cutting edge 12 d has a recess 14 a intermittently provided in a part of the protruding portion 13.
[0059]
The folded ruled lines shown in FIGS. 5A and 5B are formed by pressing the cutting edge 12e of the ruled line blade 11e shown in FIG. The cutting edge 12e is provided with arc-shaped concave portions 14b at regular intervals.
[0060]
6A and 6B, the laminated sheet 1 of the present invention is provided with a V-shaped or U-shaped concave groove 2f in the laminated sheet 1 and intermittently formed at the bottom of the concave groove along its length direction. This is a ruled line in which a deep groove 4 is provided and an intermittent hole 5 is formed in the deep groove 4. When this folding ruled line is provided, unevenness is formed by the concave groove 2f and the deep groove 4, and as in the case of the folding ruled line shown in FIG. 4, flexibility is exhibited and strength is maintained, and the laminated sheet 1 of the present invention is folded. The occurrence of cracks or the like can be prevented. In addition, since the intermittent hole 5 is provided, the distortion and elasticity generated when the laminated sheet 1 of the present invention is folded along the folding ruled line is dispersed and uniform in the length direction of the concave groove 2e and becomes smaller. The angle becomes accurate, and the flatness after assembly is improved.
[0061]
The folding ruled lines shown in FIGS. 6A and 6B are formed by pressing the cutting edge 12f of the ruled line blade 11f shown in FIG. The cutting edge 12f has a protruding portion 16 intermittently protruding from a part of the protruding portion 15.
[0062]
7 (a) to 7 (c) are the ruled lines in which the laminated sheet 1 of the present invention is provided with the V-shaped deep groove portions 6 and the extending portions 7 formed by grooves shallower than the deep groove portions 6 alternately. It is. When this folding ruled line is provided, even if the average thickness of the entire folded ruled line portion is reduced, the strength of this portion is particularly increased by the extending portion 7, so that when the laminated sheet 1 of the present invention is folded along the folded ruled line, Sheet cracking is suppressed. For this reason, a thin and sharp bent portion can be obtained.
[0063]
The folded creases are formed by pressing the intermittently provided cutting edge 12g of the protruding crease blade 11g shown in FIGS. Is formed, and the plastic sheet portion between the cutting edges 12g is stretched in the width direction by the above-mentioned spreading, so that a stretched portion 7 is formed between the deep groove portions 6. By forming the projections 17 having saddle-shaped upper surfaces between the ruled-line blades 11g, the shape of the upper surface of the extending portion 7 of the obtained folded crease becomes saddle-shaped.
[0064]
The haze value of the entire laminated sheet with folded creases according to the present invention is preferably 40% or less, and more preferably 30% or less. If it exceeds 40%, the articles stored in the container obtained from the folded creased laminated sheet are difficult to see from the outside, which is not preferable. Incidentally, the haze value is not particularly limited as long as it is 40% or less, and may be 0%.
The haze value can be measured by a measuring method according to JIS K7105.
[0065]
The laminated sheet with a folding ruled line according to the present invention can be assembled into a molded product by folding the sheet along the folding ruled line. Examples of the molded product include a plastic case for storing cosmetics, fragrances, stationery, miscellaneous goods, etc., a case for storing a desktop calendar, an advertising panel and an external POP stored in a vending machine, and a storefront. Swing POP or various bending plates used in the above.
[0066]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to Production Examples, Examples, and Comparative Examples, but the present invention is not limited by these. The physical property values in the examples and comparative examples were measured and evaluated by the following methods.
[0067]
◆ Crease processing
The sheet was subjected to crease processing using a predetermined crease blade, and the presence or absence of cracks in the sheet during the crease processing was visually checked, and a determination was made based on the following criteria.
:: A ruled line was formed on 10 sheets, and no crack was generated.
X: A ruled line was formed on 10 sheets, and even one sheet was cracked.
[0068]
◆ Folding resistance of ruled line
The sheet with the ruled line is first folded 180 ° with the side with the ruled line outside, then returned to the original state, and then folded 180 ° with the side with the ruled line inside. The above operation was performed once, and it was visually confirmed how many times the ruled line portion was cracked, and the determination was made according to the following criteria.
:: No cracks occurred in the ruled line portion even after repeated 10 times or more. (Are better)
Δ: Cracks occurred in the ruled line portion after 5 to 10 operations. (Practical level)
×: A crack occurred in the ruled line portion by 5 or less operations. (There is a problem in practical use)
[0069]
◆ Heat resistance
Ten sheets with ruled lines were stacked and treated for 24 hours under the conditions of 60 ° C. × 90% RH. The appearance change and blocking of the sheet were confirmed, and the judgment was made according to the following criteria.
:: No change in appearance or blocking between sheets.
×: Changes in appearance and / or blocking between sheets were observed.
[0070]
◆ Crystallization temperature
Based on JIS-K-7121, ΔHm and ΔHc attributable to the polylactic acid-based resin in the biodegradable sheet were measured by differential scanning calorimetry (DSC) at a heating rate of 10 ° C./min. Was used to calculate the degree of crystallinity of the polylactic acid-based resin.
Crystallinity: Δc% = (ΔHm−ΔHc) / (92.8 × Ratio of polylactic acid-based resin in sheet) × 100
[0071]
◆ Shock resistance
Using a Toyo Seiki hydro shot impact tester (model HTM-1), a hammer having a diameter of 1/2 inch was made to collide with the biodegradable sheet at a temperature of 23 ° C. at a speed of 3 m / sec and required for destruction. Energy was calculated.
[0072]
◆ Melting point
Based on JIS-K-7121, the melting point was measured at a heating rate of 10 ° C./min by differential scanning calorimetry (DSC).
[0073]
◆ Haze
The haze of the folded ruled sheet obtained in the examples and comparative examples was measured based on JIS-K-7105.
[0074]
[Example 1]
15 ppm of tin octylate was added to 100 kg of L-lactide (trade name: PURASORB L) manufactured by Purak Japan, and the mixture was placed in a 500-liter batch polymerization tank equipped with a stirrer and a heating device. After nitrogen substitution, polymerization was carried out at 185 ° C. and a stirring speed of 100 rpm for 60 minutes. The obtained melt is supplied to a Mitsubishi Heavy Industries 40 mmφ co-axial twin-screw extruder equipped with three stages of vacuum vents, extruded into a strand at 200 ° C. while devolatilizing at a vent pressure of 4 torr, and pelletized at 70 ° C. × 24 hours. Let dry.
The weight average molecular weight of the obtained polylactic acid-based resin was 200,000, and the L-form content was 99.5%. The melting point by DSC was 171 ° C. This pellet was supplied to a φ65 mm single screw extruder, and extruded at 200 ° C. from a multi-manifold type die as an intermediate layer.
At the same time, dry pellets of polybutylene succinate adipate (Bionole 3003 manufactured by Showa Polymer, melting point: 95 ° C, glass transition point: -40 ° C) as a biodegradable resin other than the polylactic acid resin are supplied to a φ32 single screw extruder. Then, it was extruded at 190 ° C. from a multi-manifold type die for the front and back layers. At this time, the extrusion rate was adjusted so that the thickness ratio of the surface layer, the intermediate layer, and the back layer was approximately 1: 28: 1.
The extruded molten sheet was brought into contact with a cast roll at 40 ° C. to obtain a biodegradable laminated sheet having a thickness of 300 μm. The crystallinity of the polylactic acid-based resin in the obtained biodegradable laminated sheet was 9%.
Next, the ruled line blades 11a, 11b, 11d, 11f, and 11g shown in FIGS. 8, 9, 11, 13, and 14 are pressed against the sheet, and FIG. 1, FIG. 2, FIG. 4, FIG. A sheet with a folding ruled line shown in No. 7 was produced. The resulting creased sheet was evaluated for crease workability, crease resistance, heat resistance, impact resistance, and haze of the crease portion. Table 1 shows the results.
[0075]
[Example 2]
A biodegradable laminated sheet was obtained in the same manner as in Example 1 except that the thickness ratio of the surface layer, the intermediate layer, and the back layer was changed to 1: 8: 1. The crystallinity of the polylactic acid-based resin in the obtained biodegradable laminated sheet was 8%.
Further, using the obtained biodegradable laminated sheet, crease processing was performed in the same manner as in Example 1 to obtain a sheet with a folded crease.
The same evaluation as in Example 1 was performed on the obtained sheet. Table 1 shows the results.
[0076]
[Example 3]
A biodegradable laminated sheet was obtained in the same manner as in Example 1 except that the thickness ratio of the surface layer, the intermediate layer, and the back layer was changed to 1: 4: 1. The crystallinity of the polylactic acid-based resin in the obtained biodegradable laminated sheet was 8%.
In addition, using the obtained biodegradable laminated sheet, crease processing was performed in the same manner as in Example 1 to obtain a folded crease-lined sheet.
The same evaluation as in Example 1 was performed on the obtained sheet. Table 1 shows the results.
[0077]
[Example 4]
Biodegradation was performed in the same manner as in Example 1 except that polybutylene succinate (Bionole 1001, manufactured by Showa Kobunshi, melting point: 111 ° C, glass transition point: -40 ° C) was used as a biodegradable resin other than the polylactic acid-based resin. A laminated sheet was obtained. The crystallinity of the polylactic acid-based resin in the obtained biodegradable laminated sheet was 8%.
In addition, using the obtained biodegradable laminated sheet, crease processing was performed in the same manner as in Example 1 to obtain a folded crease-lined sheet.
The same evaluation as in Example 1 was performed on the obtained sheet. Table 1 shows the results.
[0078]
[Example 5]
The biodegradable laminated sheet obtained in Example 1 was subjected to a heat treatment in a hot air oven at 80 ° C. for 24 hours. The crystallinity of the polylactic acid-based resin in the biodegradable laminated sheet obtained after the heat treatment was 33%.
In addition, using the obtained biodegradable laminated sheet, crease processing was performed in the same manner as in Example 1 to obtain a folded crease-lined sheet.
The same evaluation as in Example 1 was performed on the obtained sheet. Table 1 shows the results.
[0079]
[Example 6]
To 500 kg of L-lactide (trade name: PURASORB L) manufactured by Purak Japan and 10 kg of DL-lactide (trade name: PURASORB DL) manufactured by the company, 15 ppm of tin octylate was added, and a 500-liter batch polymerization equipped with a stirrer and a heating device was added. Put in the tank. After nitrogen substitution, polymerization was carried out at 185 ° C. and a stirring speed of 100 rpm for 60 minutes. The obtained melt is supplied to a Mitsubishi Heavy Industries 40 mmφ co-axial twin-screw extruder equipped with three stages of vacuum vents, extruded into a strand at 200 ° C. while devolatilizing at a vent pressure of 4 torr, pelletized, and 70 ° C. × Dry for 24 hr. The weight average molecular weight of the obtained lactic acid-based resin was 200,000, and the L-form content was 94.8%. The melting point by DSC was 165 ° C.
A biodegradable laminated sheet was obtained in the same manner as in Example 1 except that the above pellets were used. The crystallinity of the polylactic acid-based resin in the obtained biodegradable laminated sheet was 4%.
In addition, using the obtained biodegradable laminated sheet, crease processing was performed in the same manner as in Example 1 to obtain a folded crease-lined sheet.
The same evaluation as in Example 1 was performed on the obtained sheet. Table 1 shows the results.
[0080]
[Comparative Example 1]
The polylactic acid-based resin used in Example 1 was supplied to a φ65 mm single screw extruder, and extruded at 200 ° C. from a single-layer die. The extruded molten sheet was brought into contact with a cast roll at 40 ° C. to obtain a 300 μm-thick polylactic acid-based resin single layer sheet.
The crystallinity of the polylactic acid-based resin in the obtained biodegradable sheet was 8%.
In addition, using the obtained biodegradable laminated sheet, crease processing was performed in the same manner as in Example 1 to obtain a folded crease-lined sheet.
The same evaluation as in Example 1 was performed on the obtained sheet. Table 1 shows the results.
[0081]
[Comparative Example 2]
The biodegradable sheet obtained in Comparative Example 1 was heat-treated in a hot-air oven at 80 ° C. for 24 hours. The crystallinity of the polylactic acid-based resin in the biodegradable sheet obtained after the heat treatment was 35%.
In addition, using the obtained biodegradable sheet, a crease process was performed in the same manner as in Example 1 to obtain a folded crease sheet.
The same evaluation as in Example 1 was performed on the obtained sheet. Table 1 shows the results.
[0082]
[Comparative Example 3]
The polylactic acid-based resin used in Example 6 was extruded in the same manner as in Comparative Example 1 to obtain a 300 μm-thick polylactic acid-based resin single-layer sheet. The crystallinity of the polylactic acid-based resin in the obtained biodegradable sheet was 4%.
In addition, using the obtained biodegradable sheet, a crease process was performed in the same manner as in Example 1 to obtain a folded crease sheet.
The same evaluation as in Example 1 was performed on the obtained sheet. Table 1 shows the results.
[0083]
[Table 1]
Figure 2004090608
[0084]
[result]
As shown in Table 1, in Examples 1 to 6, even if the crease processing was performed with any of the crease processing blades, there was no problem in the crease processing property, the folding resistance of the crease portion, and the heat resistance, and the sheet with a good creased crease was provided. , And molded products were obtained. Further, those having a small ratio of a layer made of a biodegradable resin other than the polylactic acid-based resin and those having a low crystallinity of the polylactic acid-based resin also had good transparency.
On the other hand, in Comparative Example 1, since there was no layer made of a biodegradable resin other than the polylactic acid-based resin, about several cracks were generated at the time of crease processing. In the evaluation of the folding resistance, even when the ruled line was formed with any ruled line blade, cracks occurred in the ruled line portion by one or two operations.
Further, in the sheet of Comparative Example 1, blocking between the sheets was observed in the heat resistance test, and the sheet was also deformed.
Although there was no problem with the heat resistance in Comparative Example 2, the results were substantially the same as those in Comparative Example 1 with regard to the ruled line workability and the folding resistance of the ruled line portion.
In Comparative Example 3, the results were almost the same as those of Comparative Example 1 in any of the tests of the ruled line workability, the folding resistance of the ruled line portion, and the heat resistance.
[0085]
【The invention's effect】
As described above, in the present invention, by using a laminated sheet of a polylactic acid-based resin and a biodegradable resin other than the polylactic acid-based resin, heat resistance, a folded creased laminated sheet excellent in crease processing, and a molded product thereof. Can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an example of a sheet provided with folding ruled lines.
FIG. 2 is a perspective view showing another example of a sheet provided with folding ruled lines.
FIG. 3 is a perspective view showing another example of a sheet provided with folding ruled lines.
FIG. 4A is a perspective view showing another example of a sheet provided with folding ruled lines.
(B) AA sectional view of (a)
FIG. 5A is a perspective view showing another example of a sheet provided with folding ruled lines.
(B) EE sectional view of (a)
FIG. 6A is a perspective view showing another example of a sheet provided with folding ruled lines.
(B) BB sectional view of (a)
FIG. 7A is a perspective view showing another example of a sheet provided with folding ruled lines.
(B) CC sectional view of (a)
(C) DD sectional view of (a)
FIG. 8 is a perspective view showing an example of a ruled line blade.
FIG. 9 is a perspective view showing another example of the ruled line blade.
FIG. 10 is a perspective view showing another example of the ruled line blade.
FIG. 11 is a perspective view showing another example of a ruled line blade.
FIG. 12 is a perspective view showing another example of a ruled line blade.
FIG. 13 is a perspective view showing another example of the ruled line blade.
FIG. 14A is a perspective view showing another example of the ruled line blade.
(B) Front view of (a)
(C) Side view of (a)
[Explanation of symbols]
1 sheet
2a, 2b, 2c, 2d, 2e, 2f Groove
3a convex part
3b Arc-shaped convex
4 Deep groove
5 Intermittent hole
6 Deep groove
7 Extension section
11a, 11b, 11c, 11d, 11e, 11f, 11g Ruled line blade
12a, 12b, 12c, 12d, 12e, 12f, 12g
13 Projection
14a recess
14b Arc-shaped recess
15 Projection
16 Projection
17 Convex part

Claims (7)

未延伸ポリ乳酸系樹脂層と、ポリ乳酸系樹脂以外の生分解性樹脂からなる層とを有する生分解性積層シートに折り曲げ罫線を設けた折り曲げ罫線入り積層シート。A laminated sheet having a folding ruled line provided with a folding rule in a biodegradable laminated sheet having an unstretched polylactic acid-based resin layer and a layer made of a biodegradable resin other than the polylactic acid-based resin. 上記ポリ乳酸系樹脂以外の生分解性樹脂が、ガラス転移温度が0℃以下、及び融点が80℃以上のポリ乳酸系樹脂以外の生分解性脂肪族ポリエステルである請求項1に記載の生分解性積層シート。The biodegradable resin according to claim 1, wherein the biodegradable resin other than the polylactic acid-based resin is a biodegradable aliphatic polyester other than the polylactic acid-based resin having a glass transition temperature of 0 ° C or lower and a melting point of 80 ° C or higher. Laminated sheet. 前記未延伸ポリ乳酸系樹脂層の結晶化度が20%以下である請求項1又は2に記載の折り曲げ罫線入り積層シート。The laminated sheet with a folded crease according to claim 1 or 2, wherein the unstretched polylactic acid-based resin layer has a crystallinity of 20% or less. 少なくとも3層から形成され、前記ポリ乳酸系樹脂以外の生分解性樹脂からなる層が両外層を構成し、前記未延伸ポリ乳酸系樹脂層が両外層に挟まれる層の少なくとも1層である生分解性積層シートに折り曲げ罫線を設けた請求項1乃至3のいずれかに記載の折り曲げ罫線入り積層シート。A layer formed of at least three layers and made of a biodegradable resin other than the polylactic acid-based resin constitutes both outer layers, and the unstretched polylactic acid-based resin layer is at least one layer sandwiched between both outer layers. The laminated sheet with a folded ruled line according to any one of claims 1 to 3, wherein the degradable laminated sheet is provided with a folded ruled line. JIS K7105の測定方法によって測定したヘーズの値が40%以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の折り曲げ罫線入り積層シート。The laminated sheet with a folded crease according to any one of claims 1 to 4, wherein the value of the haze measured by the measuring method according to JIS K7105 is 40% or less. 前記未延伸ポリ乳酸系樹脂とポリ乳酸系樹脂以外の生分解性樹脂を共押出により積層した請求項1乃至5のいずれかに記載の折り曲げ罫線入り積層シート。The laminated sheet with a folded crease according to any one of claims 1 to 5, wherein the unstretched polylactic acid-based resin and a biodegradable resin other than the polylactic acid-based resin are laminated by coextrusion. 請求項1乃至6のいずれかに記載の折り曲げ罫線入り積層シートを、上記折り曲げ罫線に沿って折り曲げて組み立てられた成形加工品。A molded product obtained by folding the laminated sheet with a folding ruled line according to any one of claims 1 to 6 along the folding ruled line.
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