JP2004089852A - ミスト除去装置、及び空気浄化装置 - Google Patents

ミスト除去装置、及び空気浄化装置 Download PDF

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Abstract

【課題】小型でメンテナンスを頻繁に行わなくても良いミスト除去装置、及びスクラバへのダクトの配設が不要な空気浄化装置を提供する。
【解決手段】ミスト除去装置1内の空気の流路中に、空気を衝突させてミストを除去する慣性衝突部材11と、水、薬液、触媒などの液体を空気に噴霧してミストを捕集する噴霧手段12と、空気をろ過してミストを除去するフィルタ13,14と、を設ける。また、ミスト除去装置1に筒状の内壁に沿って空気が筒内を回転しながら流れて、ミストが遠心分離されるように構成とする。このような構成により、ミスト除去装置1は、空気中のミストやガスを除去・回収して、ミストやガスをほとんど含有しない空気を排気することができ、スクラバ等へのダクトの配設が不要になる。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、空気中のミストなどを回収するミスト除去装置、及びミスト除去装置を備えた空気浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリント基板の製造工場で使用しているウェット式のエッチング装置や洗浄装置などのウェットプロセス装置は、プリント基板にスプレーで薬液を噴射して処理を行っている。このように、ウェットプロセス装置で薬液を噴射していると、空気中に酸性やアルカリ性の薬液がミストとなって漂う。各装置にはカバーが設けられているので、ミストが装置から直接流出することはないが、装置内のミストの濃度が高くなると、製造中の被加工物(プリント基板)に悪影響を及ぼす。そのため、ウェットプロセス装置内の空気は、排気ダクトを介してスクラバ(排気ガス洗浄装置)に送られて、スクラバが排気を処理してから外部に放出していた。
【0003】
また、工場管理者は、スクラバの処理負荷を軽減するために、各ウェットプロセス装置の上部などに空気浄化装置を設ける場合もあった。図5は、空気浄化装置を設けた従来のウェットプロセス装置の概観図である。図5に示した製造ラインの例では、現像装置101、エッチング装置102、及び洗浄装置103の3つのウェットプロセス装置がこの順に配置されている。これら3つの装置は、被加工物の搬送路105で結ばれている。各ウェットプロセス装置は、被加工物を装置本体内部に搬入する入口106及び本体内部から搬出する出口107が形成されたカバー104で覆われている。
【0004】
各ウェットプロセス装置には、図示していないウェットフィルタ111及びファン112を備えたミスト除去装置109、ダクト110、からなる空気浄化装置113が接続されている。すなわち、各ウェットプロセス装置の本体カバーの上部には、本体内部に通じる煙突108が設けられており、この煙突108にミスト除去装置109が取り付けられている。また、ミスト除去装置109を通過した空気は、ダクト110によって、装置本体の入口106及び出口107近傍に導かれる。
【0005】
ミスト除去装置109は、内部にポリプロピレンやポリエチレン等を原料とするメッシュを積層したウェットフィルタや、ウェットプロセス装置内部の空気をミスト除去装置109に吸引するファン112を備えている。
【0006】
また、各空気浄化装置113には、ダクト114が接続され、排気の1/10〜2/10がスクラバに排出されるように構成されている。これは、空気浄化装置は、排気からミストなどを完全に除去できないためである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
スクラバは、回収した排気ガスを冷却する機構や、回収した排気ガスに含まれる酸性やアルカリ性のミストを薬液で中和処理する機構を備えているので、装置の規模が大型であった。そのため、工場管理者は、スクラバを設置するために、ある程度広いスペースを用意する必要があった。また、工場管理者は、製造装置からスクラバへ排気を送るためにダクトを配設しなければならない。さらに、工場管理者は、プリント基板の製造工場内で各装置の配置を変更する場合、ダクトの配管を変更しなければならないという問題があった。
【0008】
また、工場管理者は、スクラバのメンテナンスを定期的に行わなければならず、メンテナンスのコストが大きいという問題があった。
【0009】
さらに、工場管理者は、スクラバの処理負荷を軽減するために、図5に示したように各ウェットプロセス装置に空気浄化装置を設けた場合も、スクラバへ排気を送るためにダクトを配設しなければならないという問題があった。
【0010】
そこで、本発明は、上記の問題を解決して、小型でメンテナンスを頻繁に行わなくても良いミスト除去装置、及びスクラバへのダクトの配設が不要な空気浄化装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の課題を解決するための手段として、以下の構成を備えている。
【0012】
(1)空気中に含まれるミストを除去するミスト除去装置であって、
装置内に形成された空気の流路中に、空気中に含まれるミストを慣性衝突により除去すべく空気を衝突させる慣性衝突部材と、空気中に含まれるミストを液体の粒子に捕集させて除去すべく液体を噴霧する噴霧手段と、これらの下流側に配置され、空気中に含まれるミストを通過時に捕集して除去すべく空気を通過させる細密フィルタと、流路内に空気を通気させるファンと、を備えたことを特徴とする。
【0013】
この構成においては、空気中に含まれた液体の微粒子であるミストのうち、粒径の大きなミストを慣性衝突部材で主に除去し、粒径が中〜小のミストを噴霧手段から噴霧した液体の粒子で主に除去し、粒径の大きなミストから小さなミストまでを細密フィルタで除去する。ミスト除去装置をこのように構成することで、慣性衝突部材及び噴霧手段によって、空気中のミストの大部分(例えば、約90%)を流路中の上流側で除去することができる。また、空気の流路中の下流側に設けた細密フィルタで、慣性衝突部材及び噴霧手段で除去できなかったミストを除去するので、空気中のミストをほとんど除去できる。さらに、細密フィルタは、慣性衝突部材及び噴霧手段の下流側に配置されているので、ミストによってすぐに汚損することなく、長期間使用することができる。加えて、本装置では噴霧によって空気を冷却する必要がなく、大量の液体を噴霧しなくても良いので、装置を小型化しても容易にミストを除去することが可能となる。
【0014】
(2)前記細密フィルタの上流側に、前記細密フィルタより目の粗い粗目フィルタを備えている。
【0015】
目の粗いフィルタを細密フィルタの上流側に設置することにより、慣性衝突部材及び噴霧手段に加えてこのフィルタによって、粒径が大〜中のミストを除去できるので、細密フィルタの負担をさらに軽減でき、細密フィルタの交換時期を延ばすことができる。また、粗目フィルタは、粒径が大〜中のミストを除去するので、目詰まりしにくく、長期間使用することができる。
【0016】
(3)筒状の内壁に沿って回転させながら通気することによりミストを遠心分離する流路を備えている。
【0017】
空気中を筒状の内壁に沿って回転させながら通気すると、主に粒径の大きなミストを遠心分離して除去することができる。また、遠心分離する流路を細密フィルタよりも上流側に設けることで、細密フィルタの負荷を軽減でき、このフィルタの寿命を延ばすことができる。
【0018】
(4)前記噴霧手段の直前の流路は、断面が他の場所よりも狭い。
【0019】
噴霧手段の直前の流路の断面を他の場所よりも狭くすると、空気の流速を加速することができ、空気中のミストと噴霧手段から噴霧された液体との衝突率が高くなる。したがって、ミストを効率良く捕集することが可能となり、ミストをより多く除去できる。
【0020】
(5)側面の一方に被加工物の入口が形成され、他方に出口が形成され、前記入口と前記出口とを結ぶ前記被加工物の搬送路を備え、該搬送路を搬送されている被加工物に薬液を吹き付けるウェットプロセス装置に設けられ、
装置本体内部の空気を装置本体外部に吸引して、空気中のミストを除去する(1)乃至(4)のいずれかに記載のミスト除去装置と、
前記ミスト除去装置によりろ過された空気を前記入口、及び前記出口の少なくとも一方に導くダクトと、を有している。
【0021】
この構成においては、ミスト除去装置によりウェットプロセス装置内の空気中のミストを除去するので、スクラバのように大規模な中和設備が不要となり、また、スクラバなどに排気するためのダクトが不要となり、設備のコストを低減できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明では、ミスト除去装置内の空気の流路中に、空気を衝突させてミストを除去する慣性衝突部材と、水、薬液、触媒などの液体を空気に噴霧してミストを捕集する噴霧手段と、空気をろ過してミストを除去する細密フィルタと、を設ける。また、ミスト除去装置に筒状の内壁に沿って空気が筒内を回転しながら流れて、ミストが遠心分離される流路や遠心分離室を備えた構成としても良い。このような構成により、ミスト除去装置は、空気中のミストやガスを除去・回収して、ミストやガスをほとんど含有しない空気を排気することができる。また、本発明のミスト除去装置は、噴霧手段から薬液などの液体を噴霧する前にある程度のミストを回収するので、噴霧手段から少量の液体を噴霧すれば良く、スクラバのように大規模な噴霧設備を設ける必要がなく、小型化した装置を提供することができる。
【0023】
また、従来のウェットプロセス装置に対して、空気浄化装置に本発明のミスト除去装置を設けることで、スクラバを使用しなくても空気を浄化でき、スクラバやスクラバへのダクトの配設が不要になる。
【0024】
[第1実施形態]
以下、本発明の詳細について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るミスト除去装置の概略を示した構成図である。ミスト除去装置1は、装置内にスプレー室2、フィルタ室3、及びファン室4を備え、スプレー室2及びフィルタ室3が通気口5で接続され、フィルタ室3及びファン室4が通気口6で接続されている。また、スプレー室2には吸気口17が設けられ、ファン室4には排気口18が設けられている。スプレー室2及びフィルタ室3の底部には、それぞれドレン19及びドレン20が設けられている。
【0025】
ミスト除去装置1は、慣性衝突部材11、スプレー12、第1フィルタ13、第2フィルタ14、ファン15、及びモータ16を備えている。
【0026】
慣性衝突部材11は、断面が凹形状の空気を通過させない衝突板21の凹部側に、孔径約30μmの粗目フィルタ22を取り付けた構成である。また、慣性衝突部材11は、吸気口17よりも面積が大きく、吸気口17から吸気される空気の流路に対してほぼ垂直に、フィルタ22が吸気口17に対向するように設けられている。さらに、慣性衝突部材11は、その周囲を空気が通過できるようにスプレー室2に取り付けられている。
【0027】
スプレー12は、慣性衝突部材11の下流側に設けられており、空気中に水や薬液などの液体を噴霧する。ミストが酸性またはアルカリ性の場合、スプレー12から薬液を噴射することで、ミストを中和できる。また、スプレー12から触媒を噴霧することで、ミストだけでなくガスを捕集することができる。スプレー12から噴射する液体の量は、処理風量(空気量)が2m3 /分の場合、1時間当たり4.5〜8リットルが好適である。
【0028】
ここで、スプレー室2は、慣性衝突部材11の下流側の内壁を筒状にして、内壁に沿って筒内を回転しながら空気が流れるように流路を構成しても良い。
【0029】
第1フィルタ13は、孔径約30μmの粗目フィルタである。第1フィルタ13は、スプレー12の下流側で、スプレー室2の通気口5全体を覆うように設けられている。
【0030】
第2フィルタ14は、目の細かさの異なる3種類の素材を上流側から下流側に段階的に目が細かくなるように積層した3層構造のフィルタ(複層フィルタ)であり、最も目の細かいフィルタ(細密フィルタ)は孔径約0.3μmである。第2フィルタ14は、フィルタ室3の通気口6全体を覆うように設けられており、ミストだけでなく、空気中に含まれる粉塵も除去することができる。なお、第2フィルタ14を3層構造のフィルタ(複層フィルタ)としたが、目の細かい、例えば孔径約0.3μmのフィルタ(細密フィルタ)のみの単層フィルタを使用しても良い。また、第2フィルタ14を3層構造のフィルタとしたが、目の細かさの異なる複数種類の素材を空気の流路の上流側から下流側へ段階的に目が細かくなるように積層した構造のフィルタであれば、2層や4層以上の構造のフィルタを使用しても良い。
【0031】
ファン15は、吸気口17からミスト除去装置1内に吸気した空気が、スプレー室2、フィルタ室3、及びファン室4を通って、ファン室4の排気口18から排気されるように、装置内に空気を通気させる。ファン15は、ファン室4のほぼ中央部に設置され、モータ16の回転軸に接続されている。モータ16は、ファン室4の外部に取り付けられて、ファン15を回転させる。
【0032】
ミスト除去装置1では、以下のようにして空気中のミストやガスが除去される。ミストを含んだ空気は、吸気口17から吸気されてスプレー室2に流入すると、慣性衝突部材11に衝突する。この時、空気中の粒径の大きなミストは、慣性衝突部材11のフィルタ22を通過する際、及び衝突板21に慣性衝突した際に、フィルタ22に付着して(フィルタ22に捕集されて)空気中から除去される。ミスト除去装置1では、慣性衝突部材11によって空気中のミストの約90%が除去される。フィルタ22に付着したミストは、他のミストと結合して粒径が大きくなり、液体となってスプレー室2の底部に流れる。
【0033】
ミストを含んだ空気は、慣性衝突部材11の下流側で、スプレー12から霧状の液体(水、薬液、または触媒)の噴射を受ける。この時、空気中の粒径が中〜小のミストや、ガスは、液体の粒子と衝突・接触して捕集される。
【0034】
また、スプレー室2が、内壁に沿って筒内を回転しながら空気が流れるような構造の場合、空気中の粒径の大きなミストの一部やミストを捕集した液体の粒子は、遠心分離して内壁に付着し、スプレー室2の底部に流れる。
【0035】
続いて、粒径が大〜中のミストや液体の粒子を含んだ空気は、第1フィルタ13を通過する際にフィルタに付着する。第1フィルタ13に付着したミストは、他のミストと結合して粒径が大きくなり、液体となってスプレー室2の底部に流れる。スプレー室2の底部に溜まった液体は、ドレン19から外部に排出される。
【0036】
第1フィルタ13を通過した空気は、通気口5を介してフィルタ室3に流入し、3層構造の第2フィルタ14を通過する。この時、上流側で除去できなかった粒径の大きなミストは、第2フィルタ14の1層目に捕集される。また、粒径の中程度のミストは、第2フィルタ14の2層目に捕集される。さらに、粒径の小さなミストは、第2フィルタ14の3層目で捕集される。したがって、ミスト除去装置1によって、空気中のミストの大半が除去される。例えば、オイルミストの場合、空気中に含まれるミストの約99.4〜99.6%が除去される。
【0037】
第2フィルタ14に捕集されたミストは、フィルタの下方に流れてフィルタ室3の底部に溜まる。フィルタ室3の底部に溜まった液体は、ドレン20を介して外部に排出される。なお、ドレン19及びドレン20から排出される液体は、再度スプレー12から噴射するように循環する構成としても良い。この時、液体の濃度を検出するようにして、液体が所定の濃度になると交換するような構成にすると良い。
【0038】
ミストをほぼ除去された空気は、通気口6を通過してファン室4に流入し、排気口18から排気される。
【0039】
このように、本発明では、上記の構成のミスト除去装置1により、空気中のミストの約99.4〜99.6%を除去することができる。
【0040】
また、スプレーから噴霧する液体の量を増加させることで、ミストの除去率をさらに向上させることができる。ミストの種類によるが、例えば、空気中のミストの99.8%を除去することが可能となる。
【0041】
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係るミスト除去装置について説明する。図2は、第1実施形態と異なる構成のミスト除去装置の概略を示した構成図である。ミスト除去装置31は、装置内に遠心分離室32、フィルタ室33、ファン室34を備え、遠心分離室32及びフィルタ室33が通気管35で接続され、フィルタ室33及びファン室34が通気口36で接続されている。遠心分離室32は、中空の円柱を水平に配置した形状であり、フィルタ室33との間に設けられた壁46のほぼ中央部から遠心分離室32の中央部まで通気管35が水平に突出している。遠心分離室32の上部には、壁46近傍に吸気管37が設けられている。ファン室34の上部には、排気管40が設けられている。また、遠心分離室32及びフィルタ室33の底部には、それぞれドレン53、ドレン54が設けられている。
【0042】
ミスト除去装置31は、スプレー41、慣性衝突部材42、3層フィルタ43、ファン44、及びモータ45を備えている。スプレー41は、壁46に対向する壁48の中央部において通気管35の一方の開口部35aに対向する位置に、ノズルから水平に液体を噴霧するように配置されている。
【0043】
慣性衝突部材42は、断面が凹形状で空気が通過しない衝突板51の凹部側の面全体にフィルタ52を取り付けた構成であり、通気管35の他方の開口部35bよりも大きな構造である。また、慣性衝突部材42は、通気管35の空気の流路に対してほぼ垂直に、通気管44の排気口に対向するように配置されている。さらに、慣性衝突部材42は、その周囲を空気が通過できるように取り付けられている。フィルタ52は、孔径約30μmのフィルタである。
【0044】
3層フィルタ43は、一方の面が通気口36に当接するように配置された3層構造のフィルタ(複層フィルタ)である。3層フィルタ43は、空気の流路の下流側ほど目が細かくなるように目の細かさの異なる3種類の素材を積層しており、ミストだけでなく、空気中に含まれる粉塵も除去することができる。最も目の細かいフィルタ(細密フィルタ)は、孔径約0.3μmである。なお、3層フィルタ43を3層構造のフィルタ(複層フィルタ)としたが、第1実施形態と同様、単層フィルタや2層や4層以上の構造のフィルタを使用しても良い。
【0045】
ファン44は、ファン室34の壁49の外側に取り付けられたモータ45の回転軸に取り付けられ、通気口36に対向する位置に設けられている。モータ45がファン44を回転させると、吸気口37から吸気管39を介して空気が吸気されて、装置内の流路を通って、排気管40を介して排気口38から排気される。
【0046】
ミスト除去装置31では、以下のようにして空気中のミストやガスが除去される。ミストを含んだ空気は、吸気口37から吸気されると、吸気管39を介して遠心分離室32に流入し、遠心分離室32の内壁に沿って通気管35の周囲を回転する。この時、空気中の粒径の大きなミストは、遠心分離して内壁に付着し、他のミストとともに遠心分離室32の底部に流れる。
【0047】
続いて、ミストを含んだ空気は、スプレー41から水、薬液、または触媒など霧状の液体の噴射を受ける。空気中の粒径が中〜小程度のミストは、液体の粒子と衝突・接触して捕集される。また、液体が中和用の薬液の場合は、ミストが中和される。さらに、液体が触媒の場合、空気中のガスが触媒に捕集される。
【0048】
ミストや液体の粒子(霧)を含んだ空気は、通気管35を通過してフィルタ室33に流入し、慣性衝突部材42に衝突する。この時、空気中のミストや液体の粒子は、フィルタ52を通過した際、及び慣性衝突板51に衝突した際に、その約90%がフィルタ52に付着する。フィルタ52に付着したミストや液体の粒子は、フィルタ52の下方に流れてフィルタ室33の底部に溜まり、ドレン53から排出される。
【0049】
慣性衝突部材42に衝突した空気は、3層フィルタ43を通過して、通気口40を介してファン室34に流入する。この時、空気中のミストは、3層フィルタ43を通過する際にフィルタに付着して(捕集)除去され、通気口40から排出された空気中には、ほとんどミストが含まれていない状態となる。例えば、オイルミストの場合、ミスト除去装置31に流入した空気に含まれるミストの約99.4〜99.6%が除去される。3層フィルタ43に付着したミストは、フィルタの下方に流れてフィルタ室33の底部に溜まる。フィルタ室33の底部に溜まった液体は、ドレン54を介して外部に排出される。
【0050】
なお、ドレン53及びドレン54から排出された液体は、第1実施形態と同様、再度スプレー41から噴射するように循環する構成としても良い。この時、液体の濃度を検出するようにして、液体が所定の濃度になると交換するような構成にすると良い。
【0051】
ミストをほぼ除去された空気は、通気口36を介してファン室34に流入し、排気管40を通って排気口38から排気される。
【0052】
このように、第2実施形態においても、ミスト除去装置31により、空気中のミストの約99.4〜99.6%を除去することができる。また、スプレーの噴霧量を増加させることで、ミストの除去率をさらに向上させることができる。
【0053】
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係るミスト除去装置について説明する。図3は、第1実施形態及び第2実施形態と異なる構成のミスト除去装置の概略構成を示した3面図である。ミスト除去装置61は、直方体の筐体内の底面から高さ約2/3の位置に平面91が設けられている。この筐体内には、平面91の上部に慣性衝突室62、流速加速室63、噴霧室64が設けられ、平面91の下部にフィルタ室65、ファン室66、及びモータ室67が設けられている。また、ミスト除去装置61の筐体の側面92には、吸気口68、排気口69、ドレン80、及びドレン81が設けられている。また、上記側面92に対向する側面93の下端部にはドレン82が設けられている。
【0054】
ミスト除去装置61は、慣性衝突部材71、第1フィルタ72、慣性衝突壁73a,73b、噴霧流入防止網74、スプレー75、第2フィルタ76、第3フィルタ77、ファン78、及びモータ79を備えている。
【0055】
慣性衝突室62は、吸気口68を介して外部と通気する。慣性衝突室62内には、慣性衝突部材71が吸気口68から吸気する空気の流路に対して、ほぼ垂直に配置されている。慣性衝突部材71は、断面が凹形状で空気を通過させない衝突板83の凹部側の面全体に、フィルタ84を取り付けた構成である。また、慣性衝突部材71は、フィルタ84が吸気口68の排気口に対向するように配置されている。さらに、慣性衝突部材71は、その周囲を空気が通過できるように取り付けられている。フィルタ84は孔径約30μmである。
【0056】
第1フィルタ72は、孔径約30μmの1層の粗目フィルタである。第1フィルタ72は、慣性衝突部材71に衝突した空気がすべて通過するように設置されている。
【0057】
慣性衝突壁73a,73bは、第1フィルタ72を通過した空気中のミストが慣性衝突するように、空気の流路を遮るように配置されている。
【0058】
流速加速室63は、慣性衝突壁73a,73bに衝突した空気の流速を加速するために、流路の幅を他の部分よりも狭くしている。また、流速加速室63では、空気の流路を蛇行させて幅の狭い流路を長くして、空気の流速を加速している。
【0059】
噴霧室64には、流速加速室63から流入した空気に噴霧するためのスプレー75が設けられている。また、流速加速室63及び噴霧室64の間には、スプレー75から噴射した液体が流速加速室63に流入するのを防ぐために、噴霧流入防止網74が設けられている。スプレー75は、水、薬液、または触媒などの液体を、空気の流れに向かって平行に噴霧する。この時、噴霧室64に流入した空気中のミストは、流速加速室63で流速が加速されているので、加速しない場合と比べて、スプレー75から噴霧された液体の粒子との衝突率が高くなる。したがって、効率良く空気中のミストを液体の粒子に捕集させることができる。
【0060】
フィルタ室65は、噴霧室64との境界に第2フィルタ76が水平方向に設置され、中央部に第3フィルタ77が垂直方向に設置されている。第2フィルタ76は、孔径約30μmの粗目フィルタである。また、第3フィルタ77は、目の粗さが異なる3種類の素材を下流側ほど目が細かくなるように積層した3層構造のフィルタである。第3フィルタ77の最も目の細かいフィルタ(細密フィルタ)は孔径約0.3μmである。第2フィルタ76は、噴霧室64からフィルタ室65へ流入するミストやミストを捕集した液体の粒子を除去する。また、第3フィルタ77はミストだけでなく、空気中に含まれる粉塵も除去することができる。なお、第3フィルタ77を3層構造のフィルタ(複層フィルタ)としたが、第1実施形態と同様、単層フィルタや2層や4層以上の構造のフィルタを使用しても良い。
【0061】
ファン室66にはファン78が設置されており、ファン室66に隣接するモータ室67に設置されたモータ79の回転軸にファン78が接続されている。また、ファン室66は、排気口69を介して外部と接続されている。
【0062】
モータ78がファン77を回転させると、吸気口68から空気が吸気されて、装置内の流路を通って、排気口69から排気される。
【0063】
ミスト除去装置61では、以下のようにして空気中のミストやガスが除去される。ミストを含んだ空気は、吸気口68から吸気されて慣性衝突室62に流入すると、慣性衝突部材71に衝突する。この時、空気中の粒径の大きなミストは、慣性衝突部材71のフィルタ84を通過した際、及び衝突板83に衝突した際に、フィルタ84に付着して除去される。フィルタ84に付着したミストは他のミストと結合して液体となり、慣性衝突室62の底部に流れて、ドレン80から排出される。
【0064】
慣性衝突部材71に衝突した空気は、流路下流の第1フィルタ72を通過する。この時、空気中の粒径の大きなミストは、フィルタ72に付着して一部が除去される。続いて、第1フィルタ72を通過した空気中のミストは、慣性衝突壁73a,73bに衝突する。この時、慣性衝突により粒径の大きなミストが壁面に付着する。慣性衝突室62の底面は、慣性衝突部材71側が低くなるように若干傾斜している。そのため、第1フィルタ72に付着したミスト、及び慣性衝突壁73a,73bに付着したミストは液体となって慣性衝突部材71側に流れて、ドレン80から排出される。
【0065】
慣性衝突室62を通過したミストを含んだ空気は、流速加速室63で流速を加速されて噴霧室64に流入する。ミストを含んだ空気は、スプレー75から水、薬液、または触媒など霧状の液体の噴射を受ける。空気中の粒径が大〜中のミストやガスは、液体の粒子と衝突・接触して捕集され、第2フィルタ76を通過する際に、フィルタに付着して除去される。第2フィルタ76に付着したミストや液体の粒子は、第2フィルタ76の下部に流れて、第2フィルタ76の下部に設けられているドレン81から外部に排出される。
【0066】
第2フィルタ76を通過してフィルタ室65に流入した空気は、第3フィルタ77を通過する。第3フィルタ77は、前記のように3層フィルタであり、目の細かいフィルタによって粒径の小さなミストまで捕集できるため、空気中のミストは大半が除去される。オイルミストの場合、約99.4〜99.6%を除去することができる。第3フィルタ77に付着したミストは、フィルタの下方に流れてフィルタ室65の底部に溜まる。フィルタ室65の底部に溜まった液体は、ドレン82を介して外部に排出される。
【0067】
なお、ドレン80、ドレン81及びドレン82から排出された液体は、第1実施形態と同様、再度スプレー75から噴射するように循環する構成としても良い。この時、液体の濃度を検出するようにして、液体が所定の濃度になると交換するような構成にすると良い。
【0068】
第3フィルタ77を通過してファン室66に流入した空気は、ファン78の回転により排気口69から排気される。
【0069】
本実施形態においても、第1実施形態に係るミスト除去装置と同様に、空気中のミストの約99.4〜99.6%を除去することができる。
【0070】
ここで、第1実施形態乃至第3実施形態に係るミスト除去装置は、いずれも3層(複層)フィルタ及びファンを空気の流路中の下流側に配置し、粗目フィルタやスプレーを流路の上流側に配置している。このように配置することで、ミスト除去装置は、流路の上流側で大半のミストや噴霧した液体を除去することができる。また、ミスト除去装置は、下流側では、上流で除去できなかった残りのミストを除去すれば良いので、3層フィルタへの処理負荷が小さくなり、目詰まりや汚損が発生しにくくなり、メンテナンスの回数やフィルタの交換回数を大幅に削減することができる。したがって、フィルタの寿命を延ばすことができる。また、ファンの汚損も発生しにくくなる。
【0071】
なお、粒径の大小は相対的なものであり、ミスト除去装置の大きさ、流路内の空気の流速、フィルタの目の細かさなどによって変わる。例えば、第1〜第3実施形態では、粒径30μm以上を粒径の大きなミスト、粒径30μm未満〜5μm以上を粒径が中程度のミスト、粒径5μm未満から0.3μmを粒径の小さなミストと言う。
【0072】
[第4実施形態]
次に、第1実施形態乃至第3実施形態に示したミスト除去装置を従来の空気浄化装置に適用した例を説明する。図4は、空気浄化装置を設けたウェットプロセス装置の概観図である。図4には、現像装置201、エッチング装置202、及び洗浄装置203の3つのウェットプロセス装置をこの順に並べた製造ラインの例を示している。これら3つの装置は、被加工物の搬送路205で結ばれている。各ウェットプロセス装置は、被加工物を装置本体内部に搬入する入口206及び本体内部から搬出する出口207が形成されたカバー204で覆われている。
【0073】
各ウェットプロセス装置には、一例としてミスト除去装置61、及びダクト210からなる空気浄化装置213が接続されている。すなわち、各ウェットプロセス装置の本体カバーの上部には、本体内部に通じる煙突208が設けられており、この煙突208にミスト除去装置61が取り付けられている。また、ミスト除去装置61を通過した空気は、ダクト210によって、ウェットプロセス装置の入口206及び出口207近傍に導かれる。
【0074】
ミスト除去装置61は、前記のように、空気中のミストの約99.4〜99.6%を除去することができる。したがって、従来の空気浄化装置113のように、ダクト114を接続して、排気がスクラバに排出されるように構成しなくても良くなる。
【0075】
また、本発明のミスト除去装置は、ウェットプロセス装置用の空気浄化装置だけでなく、例えばクリーンルーム用の空気を浄化するための前処理用の装置として使用することができる。特に、本発明のミスト除去装置は、クリーンルーム内で静電気放電を発生させにくくするために、室内の湿度を高めに設定する場合に、空気を浄化するのに適している。また、本発明のミスト除去装置を用いることで、クリーンルーム用の塵や埃を含まない空気を安価で大量に生産することができる。
【0076】
また、本発明のミスト除去装置は、空気中のミストに液体を噴霧するので、例えば液体として消臭剤や臭いの原因となる物質の触媒を使用することで、料理などの臭いを抑制することができる。例えば、本発明のミスト除去装置を料理店の換気扇に接続することで、脱臭処理装置として使用することができる。
【0077】
【発明の効果】
本発明によれば、以下のような効果を得ることができる。
【0078】
(1)ミスト除去装置では、慣性衝突部材及び噴霧手段によって、空気中のミストの大部分(例えば、約90%)を流路中の上流側で除去することができる。また、空気の流路中の下流側に設けた複層フィルタで、慣性衝突部材及び噴霧手段で除去できなかったミストを除去するので、空気中のミストをほとんど除去できる。さらに、細密フィルタは、慣性衝突部材及び噴霧手段の下流側に配置されているので、ミストによってすぐに汚損することなく、長期間使用することができる。加えて、本装置では噴霧によって空気を冷却する必要がなく、大量の液体を噴霧しなくても良いので、装置を小型化しても容易にミストを除去できる。
【0079】
(2)目の粗いフィルタを複層フィルタの上流側に設置することにより、慣性衝突部材及び噴霧手段に加えてこのフィルタによって、粒径が大〜中のミストを除去できるので、複層フィルタの負担をさらに軽減でき、複層フィルタの交換時期を延ばすことができる。また、粗目フィルタは、粒径が大〜中のミストを除去するので、目詰まりしにくく、長期間使用することができる。
【0080】
(3)空気中を筒状の内壁に沿って回転させながら通気すると、主に粒径の大きなミストを遠心分離して除去することができる。また、遠心分離する流路を複層フィルタよりも上流側に設けることで、複層フィルタの負荷を軽減でき、このフィルタの寿命を延ばすことができる。
【0081】
(4)噴霧手段の直前の流路の断面を他の場所よりも狭くすると、空気の流速を加速することができ、空気中のミストと噴霧手段から噴霧された液体との衝突する確率が高くなる。これにより、ミストを効率良く捕集することが可能となり、ミストをより多く除去できる。
【0082】
(5)ミスト除去装置によりウェットプロセス装置内の空気中のミストを除去するので、スクラバのように大規模な中和設備が不要となり、また、スクラバなどに排気するためのダクトが不要となり、設備のコストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るミスト除去装置の概略を示した構成図である。
【図2】第1実施形態と異なる構成のミスト除去装置の概略を示した構成図である。
【図3】第1実施形態及び第2実施形態と異なる構成のミスト除去装置の概略を示した構成図である。
【図4】空気浄化装置を設けたウェットプロセス装置の概観図である。
【図5】ウェットプロセス装置、及び空気浄化装置の概観図である。
【符号の説明】
1,31,61−ミスト除去装置
11,42,71−慣性衝突部材
12,41,75−スプレー
15,44,78−ファン
16,45,79−モータ

Claims (5)

  1. 空気中に含まれるミストを除去するミスト除去装置であって、
    装置内に形成された空気の流路中に、空気中に含まれるミストを慣性衝突により除去すべく空気を衝突させる慣性衝突部材と、空気中に含まれるミストを液体の粒子に捕集させて除去すべく液体を噴霧する噴霧手段と、これらの下流側に配置され、空気中に含まれるミストを通過時に捕集して除去すべく空気を通過させる細密フィルタと、流路内に空気を通気させるファンと、を備えたミスト除去装置。
  2. 前記細密フィルタの上流側に、前記細密フィルタよりも目の粗い粗目フィルタを備えた請求項1に記載のミスト除去装置。
  3. 筒状の内壁に沿って回転させながら通気することにより、ミストを遠心分離する流路を備えた請求項1または2に記載のミスト除去装置。
  4. 前記噴霧手段の直前の流路は、断面が他の場所よりも狭い請求項1乃至3のいずれかに記載のミスト除去装置。
  5. 側面の一方に被加工物の入口が形成され、他方に出口が形成され、前記入口と前記出口とを結ぶ前記被加工物の搬送路を備え、該搬送路を搬送されている被加工物に薬液を吹き付けるウェットプロセス装置に設けられ、
    装置本体内部の空気を装置本体外部に吸引して、空気中のミストを除去する請求項1乃至4のいずれかに記載のミスト除去装置と、
    前記ミスト除去装置によりろ過された空気を前記入口、及び前記出口の少なくとも一方に導くダクトと、を有した空気浄化装置。
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