JP2004089438A - ポータブル点滴装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】点滴を受けながら移動する場合でも輸液バッグが安定して保持され、安全に輸液を行うことができるポータブル点滴装置を提供する。
【解決手段】輸液バッグを収容するとともに輸液を流出させるために前記輸液バッグを加圧するための加圧バッグ手段と、前記加圧バッグ手段に加圧用空気を供給する空気送給手段と、前記加圧バッグ手段を背後から保持するための板状のホルダとを有するポータブル点滴装置であって、前記加圧バッグ手段は、加圧バッグと、前記加圧バッグの表側のみが膨張するように前記加圧バッグの裏側に設けられた板材と、前記加圧バッグとの間に前記輸液バッグを保持し得るように前記加圧バッグの両側端部に固着されたシート部材とを有し、前記加圧バッグ手段の前記板材は前記ホルダに着脱自在に固定される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベッドから離れる時に輸液バッグをハンガーから取り外して移動自在に保持することができるポータブル点滴装置に関し、特に点滴中も快適に装着することができる加圧バッグ式ポータブル点滴装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来の輸液バッグはハンガーに吊り下げられ、内部の点滴液は重力によって患者の体内へ輸液されている。そして患者がベッドから離れるときは輸液バッグをハンガーに吊り下げた状態で移動しなければならない。そのため体の自由度が制限され、しばしば闘病生活を苦痛にする原因の1つとなっている。
【0003】
このような事情下において、患者が自由に持ち運びできる点滴装置として、ネットの両側端部が固着された加圧バッグと、加圧バッグに加圧用空気を送給するための手動式空気ポンプとを有し、加圧バッグとシート部材との間に輸液バッグを装入した後で、加圧バッグを膨らませることにより、輸液バッグを押圧して輸液を滴下させるようになっているポータブル点滴装置が提案され、市販されている。
【0004】
しかしながら、加圧バッグは膨張自在なように柔軟な材質により形成されているので、加圧用空気を注入すると前方のみならず後方(患者側)にも膨張し、特に輸液残量が多い場合には装着感が悪いという問題がある。また点滴を受けながら安全に移動するには、輸液バッグが点滴装置に安定して保持され、適宜加圧調節できることが必要である。
【0005】
従って本発明の目的は、点滴を受けながら移動する場合でも輸液バッグが点滴装置により安定して保持され、安全に輸液を行うことができるポータブル点滴装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題に鑑み鋭意研究の結果、本発明者らは、加圧バッグの裏側に加圧バッグの膨張時でも実質的に変形しない板材を設け、板材をホルダに着脱自在に固定することにより、点滴を受けながら移動しても安定して輸液バッグを保持することができることを発見し、本発明に想到した。
【0007】
すなわち、本発明の第1のポータブル点滴装置は、輸液バッグを収容するとともに輸液を流出させるために前記輸液バッグを加圧するための加圧バッグ手段と、前記加圧バッグ手段に加圧用空気を供給する空気送給手段と、前記加圧バッグ手段を背後から保持するための板状のホルダとを有するポータブル点滴装置であって、前記加圧バッグ手段は、加圧バッグと、前記加圧バッグの表側のみが膨張するように前記加圧バッグの裏側に設けられた板材と、前記加圧バッグとの間に前記輸液バッグを保持し得るように前記加圧バッグの両側端部に固着されたシート部材とを有し、前記加圧バッグ手段の前記板材は前記ホルダに着脱自在に固定されることを特徴とする。
【0008】
シート部材はほぼ垂直方向中央部で折り畳み部が下側になるように前後に二つ折りにされており、シート部材の前方部の両側端部は加圧バッグの両側端部に固着されており、シート部材の後方部は加圧バッグに固着されており、かつ折り畳み部に輸液バッグの輸液排出用栓が露出するための開口部が設けられており、もって輸液バッグはシート部材により支持されて加圧バッグとシート部材との間に保持されるのが好ましく、加圧用空気の送給により加圧バッグが輸液バッグの輸液排出用栓側部分を除いて加圧できるように、加圧バッグの下端と前記開口部との間に所定の間隔が設けられているのが好ましい。
【0009】
ホルダは下部水平部と、下部水平部から上方に延びる左右一対の垂直板部と、各垂直板部の外側部から前方に突出する側板部とからなり、下部水平部には輸液バッグの輸液排出用栓が通る切り欠き部が設けられており、各垂直板部には加圧バッグ手段の板材と螺合するための螺合部が設けられているのが好ましい。
【0010】
本発明の第2のポータブル点滴装置は、輸液バッグを収容するとともに輸液を流出させるために前記輸液バッグを加圧するための加圧バッグ手段と、前記加圧バッグ手段に加圧用空気を供給する空気送給手段と、前記輸液バッグを収容した状態で前記加圧バッグ手段を保持するためのホルダとを有する点滴装置であって、前記加圧バッグ手段は、加圧バッグと、前記加圧バッグとの間に前記輸液バッグを保持し得るように前記加圧バッグの両側端部に固着されたシート部材とを有し、前記ホルダは上部が開口した実質的に変形しない筒状容器であるとともに、下部に前記輸液バッグの輸液排出用栓が露出するための開口部を有することを特徴とする。
【0011】
本発明の好ましい実施例では、ホルダの下部に点滴制御装置が一体的に取り付けられており、点滴制御装置は輸液バッグに連結した点滴筒及び輸液管を固定するハウジングを有し、ハウジング内に、点滴筒の周囲に設けられた滴下制御装置と、輸液管の周囲に設けられた気泡防止装置と、空気送給手段と、空気送給手段を駆動させるための電源と、滴下制御装置、気泡防止装置及び空気送給手段を制御するコントローラとを有する。
【0012】
気泡防止装置は、気泡センサと、気泡センサの信号に基づくコントローラの制御信号により輸液管を開閉するクランプ装置とを有し、滴下制御装置は、ドロップカウンターと、ドロップカウンターの信号に基づくコントローラの制御信号により輸液管を開閉するクランプ装置とを有する。
【0013】
ホルダの下部に点滴筒を固定する点滴筒保持部が上下にスライド自在に取り付けられているのが好ましく、ホルダの下部に点滴筒保持部とクランプ装置及び気泡センサが一体的に取り付けられている場合に、点滴筒保持部とクランプ装置及び気泡センサとが同一の垂直軸線上に配置されていないのが好ましい。
【0014】
気泡センサは一体成形されたセンサケースと、発光部及び受光部がそれぞれ設けられた2つの基板とからなり、センサケースは輸液管保持部と、輸液管保持部の両側に設けられた筒部を有し、筒部は輸液管保持部に形成されたスリットを介して発光部からの光が受光部に通過するための連通孔が形成されており、センサケースの光軸方向の両端面に形成された凸部及び/又は凹部に各基板に形成された凹部及び/又は凸部が嵌め合わされ、センサケースと各基板が螺合されることにより気泡センサの光軸が固定されるのが好ましい。
【0015】
ドロップカウンターは一体成形されたカウンターケースと、発光部及び受光部がそれぞれ設けられた2つの基板とからなり、カウンターケースは点滴筒保持部と、点滴筒保持部の両側に設けられた筒部を有し、筒部は点滴筒保持部に形成されたスリットを介して発光部からの光が受光部に通過するための連通孔が形成されており、カウンターケースの光軸方向の両端面に形成された凸部及び/又は凹部に、各基板に形成された凹部及び/又は凸部が嵌め合わされ、カウンターケースと各基板が螺合されることによりドロップカウンターの光軸が固定されるのが好ましい。
【0016】
空気送給手段から加圧バッグに加圧空気を送給するための空気管にタコ管が設けられているのが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】
[1] ポータブル点滴装置の構造
(A) 第1の点滴装置
図1及び図2は本発明の第1のポータブル点滴装置の好ましい一実施例を示し、図1は正面図であり、図2は側面図である。加圧バッグ手段1と、加圧バッグ手段1を保持するためのホルダ40と、加圧用空気を供給する空気送給手段、コントローラ、電源等(図示せず)が内蔵されたハウジング36とを有する。加圧バッグ手段1はホルダ40に着脱自在に固定されており、ホルダ40の下部がハウジング36に接続している。ハウジング36には操作部31が取り付けられており、空気管20はハウジング36内の空気送給手段と加圧バッグ11を連結している。また、ポータブル点滴装置には輸液バッグ3が装着されており、加圧バッグ11とシート部材12の間に保持された輸液バッグ3の栓3aに点滴筒6が取り付けられ、点滴筒6は輸液管5に接続している。点滴筒6及び輸液管5はハウジング36に固定されている。ホルダ40には点滴装置を体に装着するためのベルト41が取り付けられており、点滴を受けながら移動することができる。
【0018】
図3は図1のA−A断面を示す。加圧バッグ11の裏側に加圧バッグ11の膨張では実質的に変形しない程度の強度を有する板材13が設けられている。加圧バッグ11、板材13及びホルダ40の垂直板部40bにはそれぞれネジ孔11e、13a、40dが形成されており、板材13とホルダ40が螺合されることにより、加圧バッグ手段1がホルダ40に着脱自在に固定される。
【0019】
加圧バッグ11は膨張自在であればいかなる材質で形成されていても良いが、膨張時に輸液バッグ3に大きな加圧力を及ぼすために、延伸しない材質により形成するのが好ましい。このような材質として織布で補強されたプラスチックシートが好ましく、プラスチックシートを袋状にヒートシールにすることにより加圧バッグ11に形成することができる。
【0020】
図4(a)、(b)は板材13が設けられた加圧バッグ11の一例を示す。加圧バッグ11は、シート材11aの一方の側に板材13が取り付けられ、板材を内側にしてシート材11aの垂直方向中央部で前後に二つ折りにされ、融着部11bにより融着された構造を有する。図4(a)に示すように板材13はシート材11a上に別のシート材100で被覆され、シート100の外周部100aがシート11aに融着されている。この例では加圧バッグ11の内側に板材13が密封された状態になっているが、板材13を外から挿入できるようにするため、シート材11aの板材13を設ける部分に開口部(図示せず)が設けられた構造であってもよい。板材13は加圧バッグの膨張では実質的に変形しない程度の強度を有し、硬質プラスチック等により形成することができる。シート材11aには空気注入口11dが設けられ、空気注入口11dに空気管が接続される。加圧バッグ11は空気送給手段から空気管を通して送られた加圧空気により膨張する。
【0021】
図5は本発明のポータブル点滴装置に用いるホルダの一例を示す。ホルダ40は下部水平部40aと、前記下部水平部40aから上方に延びる左右一対の垂直板部40bと、各垂直板部40bの外側部から前方に突出する側板部40cとからなる。垂直板部40bには加圧バッグ手段1を固定するためのネジ孔40dが形成されており、側板部40cにはベルトを取り付けるための複数のフック部又はリング部40eが設けられている。また加圧バッグ手段1を取り付けたときに加圧バッグ11を支持できるようにホルダ40の下部水平部にリブが設けられていてもよい。各垂直板部40bの間には輸液バッグ3の栓3aが通る切欠き部が形成されている。ホルダ40の下部水平部40aの外側には突起部40gが設けられており、図1に示すようにハウジング36の上部に形成された溝33に係合することによりホルダ40とハウジング36とが接続する。ホルダ40はこの例に限られず、加圧バッグ手段1を背後から保持する機能を有していればよい。従って、例えば垂直板40bのみの構成であってもよく、ハウジング36と一体になっていてもよい。
【0022】
図6は加圧バッグ手段により輸液バッグを加圧している状態を示す。輸液バッグ3の下端の栓3aには点滴筒6が接続しており、点滴筒6には輸液管5及び輸液針10が設けられている。輸液バッグ3を保持する加圧バッグ手段1は、膨張自在な加圧バッグ11と、加圧バッグ11に固着されたシート部材12とからなる。
【0023】
輸液バッグ3を装着して加圧したときに輸液バッグの輸液排出用栓3a側部分を除いて加圧するように、輸液排出用栓3a側部分を除いて加圧バッグ11が設けられているのが好ましい。これにより加圧バッグ11が最大に膨張しても輸液バッグ3内に輸液が残るため、点滴時に輸液を出しきり、誤って体内に空気を注入するのを防止することができる。
【0024】
加圧バッグ11の下端には空気注入口11dが設けられており、空気注入口11dに空気管20が気密状態で連結している。空気管20自体は可撓性、気密性及び耐圧性を有していればゴム管でもプラスチック管でもよい。空気管20の先端には、空気送給手段(この例では手動式空気ポンプ)24が設けられている。
【0025】
加圧バッグ11には、付加的に機械的安全弁11eを設けても良い。機械的安全弁11eは、加圧バッグ11内の圧力があるレベル、例えば300 mmHg(患者の最大血圧に相当)に達すると、機械的に開放するような構造を有する。そのために機械的安全弁11eは、例えばスプリングで一定の押圧力を受けている弁部材を有する構造とすればよい。
【0026】
加圧バッグ11の容量は輸液バッグ3の容量に応じて設定することができる。通常の輸液バッグ3の容量は500 ml、1000 ml及び3000 mlであるので、それに対応したサイズの加圧バッグ11を用意するのが好ましい。
【0027】
図7は本発明のポータブル点滴装置に使用する加圧バッグ手段の具体例を示す。図7(a)に示すようにシート部材12はほぼ垂直方向中央部で折り畳み部12cが下側になるように前後に二つ折りにされており、シート部材12の前方部12aの両側端部12d,12dは加圧バッグ11の両側端部11c,11cに固着されており、シート部材12の後方部12bの端部12eは加圧バッグ11の上端部に固着されている。そのため、加圧バッグ12の前方部12a及び後方部12bは袋状になっている。シート部材12の折り畳み部12cに輸液バッグ3の輸液排出用栓3aが加圧バッグ手段の外に露出するための開口部12fが設けられており、輸液バッグ3はシート部材12により支持されて、加圧バッグ11とシート部材12との間に保持される。図7(b)に示すように加圧バッグ11のホルダ40に取り付ける側は内側に板材13が設けられており、ホルダ40に固定するためのネジ孔11eが形成されている。加圧バッグ11の垂直方向の長さはシート部材12の長さより短くなっており、加圧バッグ11下端から輸液バッグ3の輸液排出用栓3a側部分を露出させるようになっている。なおシート部材12は、輸液バッグ3及びその中の輸液量が見えるように、ネット、目の粗いメッシュ状の織布又は透明プラスチックフィルム等により形成するのが好ましい。
【0028】
図1に示す例では、ポータブル点滴装置にはホルダ40の下部に接続するハウジング36内に制御ユニット30が設けられている。制御ユニット30はコントローラ29、ポンプ24、電源26等を有する(図8参照)。操作部31のモニタ31aは、加圧バッグ11内の圧力、輸液の滴下速度及び滴下量、輸液バッグ3内の輸液残量及び点滴時間を表示できるようになっており、操作部31は電源ボタン、作動/停止ボタン、モード切替ボタン及び数値調整ボタン等を有し、患者等がポータブル点滴装置の作動及び輸液の滴下速度を適宜制御することができるようになっている。
【0029】
図3に示すように、加圧バッグ11とシート部材前方部12aとの隙間に輸液バッグ3を入れ、加圧バッグ11を膨張させると、輸液バッグ3は加圧バッグ11及びシート部材前方部12aからほぼ均一に押圧される。この加圧力により輸液バッグ3内の点滴液は輸液バッグ3から実質的に一定の流量で押し出され、輸液管5を経て輸液針10より患者の体内に注入される。
【0030】
図8は加圧バッグ11への空気の送給を自動的に行う場合の構成の一例を示す。この場合、輸液バッグ3の下端に設けられた栓3aに点滴筒6及びそれに接続する輸液管5が気密状態で取り付けられている。点滴筒6の周囲には滴下制御装置が設けられており、輸液管5の周囲には気泡防止装置が設けられている。滴下制御装置はドロップカウンター70とクランプ装置8から構成される。ドロップカウンター70からの信号に基づき、コントローラ29からクランプ装置8に制御信号を送給し、制御信号に基づきクランプ装置8は輸液管5を開閉する。このとき、コントローラ29は空気ポンプ24へも同時に信号を送給し、空気ポンプ24を制御することもできる。気泡防止装置は気泡センサ60とクランプ装置8から構成される。気泡センサ60からの信号に基づき、コントローラ29からクランプ装置8に制御信号を送給し、制御信号に基づきクランプ装置8は輸液管5を開閉する。クランプ装置8はステップモータを用い、輸液管5の開閉を回転数により精密に制御するのが好ましい。
【0031】
点滴筒6に設けられるドロップカウンター70は、例えば発光ダイオード等が設けられた発光部とフォトトランジスター等が設けられた受光部とを有する光学センサーからなり、発光部と受光部との間に輸液が滴下するようにセットされる。輸液が滴下すると光は遮られ、受光部はそれを検知する。光が遮蔽された回数をカウントすることにより、滴下カウント数Nを求めることができる。
【0032】
気泡センサ60は輸液管5内を流れる輸液中に気泡が存在するか否かを検知する。気泡センサ60自体はドロップカウンター70と同様に、発光部と受光部とを有し、その間を通過する気泡を検知する構造で良い。気泡センサ60が気泡を検知すると、コントローラ29に信号が送られ、コントローラ29はクランプ装置8を閉鎖する信号を発する。それとともに、空気ポンプ24を停止する信号を発してもよい。
【0033】
図9はハウジング36に設けられた点滴筒保持部55を上下にスライドできるようにしたポータブル点滴装置の一例を示す。(a)は点滴筒保持部55が基底位置にある状態を示し、(b)は点滴筒保持部55を上にスライドさせた状態を示す。輸液バッグは種類により加圧バッグ手段から露出する栓の位置が異なり、点滴筒は種類により針の長さ等が異なる。輸液バッグと点滴筒の接続を確実にするため、図9に示すように点滴筒保持部55を上下にスライドさせる構造にするのが好ましい。なお、点滴筒保持部55に設けられたドロップカウンター70はハウジング36に回転自在に取り付けられた信号ケーブル56によって接続されており、点滴筒保持部55のスライドに対応できるようになっている。
【0034】
図9に示す例では点滴筒保持部55と輸液管を開閉するためのクランプ装置8及び気泡センサ60は同一の垂直軸線上ならないように配置されている。このように配置することにより液漏れが発生した場合にクランプ装置8や気泡センサ60が輸液によって侵されるのを防止することができる。また、この例ではハウジング36上に溝57がS字状に形成されており、輸液管が溝57に差し込まれることにより輸液管が安定に保持される。
【0035】
図10及び図11にそれぞれ本発明のポータブル点滴装置に用いる気泡センサ60及びドロップカウンター70の好ましい一例を示す。図10示すように、気泡センサ60は発光部及び受光部が設けられた基板63、64とセンサケース61とからなる。センサケース61は一体成形され、輸液管保持部65とその両側に設けられた筒部62、62’とからなり、輸液管5を保持するとともに筒部62、62’に発光部63a及び受光部64aを収容する。図11に示すようにドロップカウンター70も気泡センサ60と同様の構造を有し、発光部73a及び受光部74aが設けられた基板73、74とカウンターケース71とからなる。カウンターケース71は一体成形され、点滴筒保持部75とその両側に設けられた筒部72、72’とからなり、点滴筒を保持するとともに筒部72、72’に発光部73a及び受光部部74aを収容する。
【0036】
輸液管保持部65の光軸方向の両側の内壁にはスリット65aが形成されており、スリット65aを介して発光部63aから受光部64aに光が通過するように筒部62,62’は連通孔62a,62’aが形成されている。またセンサケース61の光軸方向の両端面には連通孔62a,62’aと、凸部62b,62’bと、ネジ孔62c,62’cとが形成されている。基板63には発光部63aと、凹部63bと、ネジ孔63cとが形成されており、基板64には受光部64aと、凹部64bと、ネジ孔64cとが形成されている。
【0037】
同様に点滴筒保持部75の光軸方向の両側の内壁にはスリット75aが形成されており、スリット75aを介して発光部73から受光部74に光が通過するように筒部72,72’は連通孔72a,72’aが形成されている。またカウンターケース71の光軸方向の両端面には連通孔72a,72’aと、凸部72’b,72’bと、ネジ孔72c,72’cとが形成されている。基板73には発光部73aと、凹部73bと、ネジ孔73cとが形成されており、基板74には受光部74aと、凹部74bと、ネジ孔74cとが形成されている。
【0038】
気泡センサ60及びドロップカウンター70は、それぞれセンサケース61及びカウンターケース71の光軸方向の両側から基板が取り付けられる。気泡センサ60の基板63,64、ドロップカウンター70の基板73,74、センサケース61及びカウンターケース71にそれぞれ設けられた凸部及び凹部は光軸方向に平行に正確に形成されており、凹部に凸部を嵌め合わせることによりセンサケース61及びカウンターケース71にそれぞれ基板が取り付けられる。このため正確に光軸の位置決めがされる。さらにケースと基板を螺合することにより位置決めした光軸が固定される。このように構成要素を簡素化するとともにケースを一体成形することにより、組立ての際に生じる誤差が低減され、位置精度が向上する。
【0039】
気泡センサ60は気泡を検知するセンサと輸液管5を検知するセンサの両方を有しているのが好ましい。これにより輸液管5がホルダ部から外れることによる誤測定を防止することができる。気泡センサ及びドロップカウンターはこれらの例に限られず、例えばセンサケース及びカウンターケースにそれぞれ凸部及び/又は凹部が形成され、基板に凹部及び/又は凸部が形成されていてよい。
【0040】
制御ユニット30に使用するポンプは特に限定されないが、耐久性の観点からダイヤフラム式ポンプ等を用いるのが好ましい。しかし、モータで駆動するポンプ24を使用すると40〜60dB程度のモータ音が発生し、患者の安静を妨げる。このため、ハウジング36内に消音装置を設けるのが好ましい。消音装置はモータ音をある程度低減する効果があればよく、できるだけ小型で簡便なものが望ましい。図12に示すように空気管20にタコ管80を設けることにより音波の振動位相がずれ、約10dB以上低減することができる。
【0041】
(B) 第2の点滴装置
図13は本発明の第2のポータブル点滴装置の好ましい一実施例を示し、(a)は正面図であり、(b)は縦断面図である。ホルダ50は上部が開口した実質的に変形しない筒状容器であり、下部に輸液バッグ3の輸液排出用栓3aが露出するための開口部51を有する。容器には蓋が設けられていてもよい。ホルダ50は筒状容器であるため、輸液バッグが収容された状態で加圧バッグ手段(図示せず)をホルダ50内に入れ、保持することができる。ここで「実質的に変形しない」とは外部から力が加わったときにホルダ50内に収容された加圧バッグ手段及び輸液バッグが押圧されない範囲でホルダ50が変形してもよいことを意味する。加圧バッグ手段は、加圧バッグと、加圧バッグとの間に輸液バッグを保持し得るように加圧バッグの両側端部に固着されたシート部材とを有する。ホルダ50の下部はハウジング36に接続している。ハウジング36には操作部31が取り付けられ、空気送給手段、コントローラ、電源等(図示せず)が内蔵されている。加圧バッグ手段は加圧バッグ裏側の板材を除いた以外第1の点滴装置と同様である。制御装置も上記第1の点滴装置と同様であるので説明を省略する。
【0042】
[2] 輸液滴下速度の制御方法
(A) 第一の態様(加圧バックの圧力制御)
図14に示すように、この態様の制御方式は、(1) 輸液の所定の滴下速度を与える加圧バッグ3内の圧力を予め基準圧力Pとして求め、(2) 圧力センサ22が検出した加圧バッグ11内の圧力Pのデータをコントローラ29に送給し、(3) コントローラ29により検出圧力値Pと基準圧力Pとを比較し、検出圧力値Pが基準圧力Pより低いときには駆動信号を空気ポンプ24に送給し、検出圧力値Pが基準圧力Pより高いときには停止信号を空気ポンプ24に送給することからなる。
【0043】
(B) 第二の態様(滴下カウント数による加圧バッグ内の圧力の制御)
図15に示すように、この態様の制御方式は、(1) 所定時間Tにおける輸液の望ましい滴下カウント数Nを予め決定して、コントローラ29のメモリーに記憶しておき、(2) 所定時間Tにおける輸液の滴下量を点滴筒6に設けられたドロップカウンター70によりカウントし、(3) 測定した滴下カウント数Nを基準カウント数Nと比較し、滴下カウント数Nが基準カウント数Nより低い場合に空気ポンプを作動させることからなる。
【0044】
(C) 第三の態様(滴下カウント数によるクランプ装置を通過する輸液の流速の制御)
図16に示すように、この態様の制御方式は、(1) 所定時間Tにおける輸液の望ましい滴下カウント数Nを予め決定して、コントローラ29のメモリーに記憶しておき、(2) 所定時間Tにおける輸液の滴下量を点滴筒6に設けられたドロップカウンター70によりカウントし、(3) 測定した滴下カウント数Nを基準カウント数Nと比較し、滴下カウント数Nが基準カウント数Nより多いか少ない場合にクランプ装置8を滴下速度を低下又は増大させる方向に作動させることからなる。
【0045】
(D) その他の態様
以上の態様の他に、圧力センサ22と滴下制御装置(ドロップカウンター70及びクランプ装置8)を組合せることにより、圧力センサ22の出力及び/又はドロップカウンター70の出力を入力して、空気ポンプ24及び/又はクランプ装置8を制御する方式が可能である。また気泡センサ60とクランプ装置8からなる気泡防止装置により、輸液管5内に気泡が混入した場合に気泡センサ60の出力を入力して、クランプ装置8を制御する方式が可能である。空気管20に設けた安全弁23を利用するとさらに多くの制御方式が可能である。それらの限定的でない具体例は、例えば以下の通りである。
(イ) 圧力センサ22で検出した圧力Pにより、空気ポンプ24及び安全弁23をともに制御する方式。
(ロ) 圧力センサ22で検出した圧力Pにより、クランプ装置8及び安全弁23をともに制御する方式。
(ハ) ドロップカウンター70で検出した滴下カウント数Nにより、空気ポンプ24及びクランプ装置8をともに制御する方式。
(ニ) ドロップカウンター70で検出した滴下カウント数Nにより、安全弁23及びクランプ装置8をともに制御する方式。
(ホ) ドロップカウンター70で検出した滴下カウント数Nにより、空気ポンプ24、安全弁23及びクランプ装置8をともに制御する方式。
(ヘ) 圧力センサ22で検出した圧力P及びドロップカウンター70で検出した滴下カウント数Nにより、空気ポンプ24及びクランプ装置8をともに制御する方式。
(ト) 圧力センサ22で検出した圧力P及びドロップカウンター70で検出した滴下カウント数Nにより、空気ポンプ24、安全弁23及びクランプ装置8をともに制御する方式。
以上の各制御方式は特開2000−316970号に詳細に記載されている。
【0046】
【発明の効果】
上記の通り、本発明の第1のポータブル点滴装置は、加圧バッグの裏側に加圧バッグの膨張時でも実質的に変形しない板材を設け、加圧バッグ手段に輸液バッグを保持し、板材とともにホルダに固定されているので、点滴を受けながら移動しても輸液バッグを安定して保持することができる。そのため、安全に点滴を行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の自動制御式ポータブル点滴装置の好ましい一実施例を示す正面図である。
【図2】本発明の第1の自動制御式ポータブル点滴装置の好ましい一実施例を示す側面図である。
【図3】図1のA−A断面図を示す。
【図4】本発明の第1の自動制御式ポータブル点滴装置に用いる加圧バッグの一例を示す概略図である。
【図5】本発明の第1の自動制御式ポータブル点滴装置に用いるホルダの一例を示し、(a)は正面図であり、(b)は側面図である。
【図6】本発明の第1のポータブル点滴装置に用いる加圧バッグ手段により輸液バッグを加圧している状態を示す。
【図7】本発明の第1の自動制御式ポータブル点滴装置に用いる加圧バッグ手段の一例を示す。
【図8】本発明の自動制御式ポータブル点滴装置に用いる点滴制御装置の一例を示す概略図である。
【図9】上下にスライドできる点滴筒保持部を備えた本発明の自動制御式ポータブル点滴装置の一例を示す。
【図10】本発明の自動制御式ポータブル点滴装置に用いる気泡センサの一例を示す概略図である。
【図11】本発明の自動制御式ポータブル点滴装置に用いるドロップカウンターの一例を示す概略図である。
【図12】本発明の自動制御式ポータブル点滴装置に用いる消音管の好ましい一例を示す概略図である。
【図13】本発明の第2の自動制御式ポータブル点滴装置の好ましい一実施例を示し、(a)は正面図であり、(b)は縦断面図である。
【図14】本発明の自動制御式ポータブル点滴装置の制御方式の一例を示す概略図及びフローチャートである。
【図15】本発明の自動制御式ポータブル点滴装置の制御方式の他の例を示す概略図及びフローチャートである。
【図16】本発明の自動制御式ポータブル点滴装置の制御方式のさらに他の例を示す概略図及びフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・加圧バッグ手段
11・・・加圧バッグ
12・・・シート部材
13・・・板材
3・・・・輸液バッグ
5・・・・輸液管
6・・・・点滴筒
70・・・ドロップカウンター
60・・・・気泡センサ
8・・・・クランプ装置
10・・・・輸液針
20・・・・空気管
22・・・・圧力センサ
23・・・・安全弁
24・・・・空気ポンプ
26・・・・電源
40,50・・・ホルダ
29・・・・コントローラ
30・・・・制御ユニット
31・・・操作部

Claims (14)

  1. 輸液バッグを収容するとともに輸液を流出させるために前記輸液バッグを加圧するための加圧バッグ手段と、前記加圧バッグ手段に加圧用空気を供給する空気送給手段と、前記加圧バッグ手段を背後から保持するための板状のホルダとを有するポータブル点滴装置であって、前記加圧バッグ手段は、加圧バッグと、前記加圧バッグの表側のみが膨張するように前記加圧バッグの裏側に設けられた板材と、前記加圧バッグとの間に前記輸液バッグを保持し得るように前記加圧バッグの両側端部に固着されたシート部材とを有し、前記加圧バッグ手段の前記板材は前記ホルダに着脱自在に固定されることを特徴とするポータブル点滴装置。
  2. 請求項1に記載のポータブル点滴装置において、前記シート部材はほぼ垂直方向中央部で折り畳み部が下側になるように前後に二つ折りにされており、前記シート部材の前方部の両側端部は前記加圧バッグの両側端部に固着されており、前記シート部材の後方部は前記加圧バッグに固着されており、かつ前記折り畳み部に前記輸液バッグの輸液排出用栓が露出するための開口部が設けられており、もって前記輸液バッグは前記シート部材により支持されて前記加圧バッグと前記シート部材との間に保持されることを特徴とするポータブル点滴装置。
  3. 請求項2に記載のポータブル点滴装置において、前記加圧用空気の送給により前記加圧バッグが前記輸液バッグの輸液排出用栓側部分を除いて加圧できるように、前記加圧バッグの下端と前記開口部との間に所定の間隔が設けられていることを特徴とするポータブル点滴装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のポータブル点滴装置において、前記ホルダは下部水平部と、前記下部水平部から上方に延びる左右一対の垂直板部と、各垂直板部の外側部から前方に突出する側板部とからなり、前記下部水平部には前記輸液バッグの輸液排出用栓が通る切り欠き部が設けられており、各垂直板部には前記加圧バッグ手段の前記板材と螺合するための螺合部が設けられていることを特徴とするポータブル点滴装置。
  5. 輸液バッグを収容するとともに輸液を流出させるために前記輸液バッグを加圧するための加圧バッグ手段と、前記加圧バッグ手段に加圧用空気を供給する空気送給手段と、前記輸液バッグを収容した状態で前記加圧バッグ手段を保持するためのホルダとを有する点滴装置であって、前記加圧バッグ手段は、加圧バッグと、前記加圧バッグとの間に前記輸液バッグを保持し得るように前記加圧バッグの両側端部に固着されたシート部材とを有し、前記ホルダは上部が開口した実質的に変形しない筒状容器であるとともに、下部に前記輸液バッグの輸液排出用栓が露出するための開口部を有することを特徴とするポータブル点滴装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のポータブル点滴装置において、前記ホルダの下部に点滴制御装置が一体的に取り付けられていることを特徴とするポータブル点滴装置。
  7. 請求項6に記載のポータブル点滴装置において、前記点滴制御装置は前記輸液バッグに連結した点滴筒及び輸液管を固定するハウジングを有し、前記ハウジング内に、前記点滴筒の周囲に設けられた滴下制御装置と、前記輸液管の周囲に設けられた気泡防止装置と、前記空気送給手段と、前記空気送給手段を駆動させるための電源と、前記滴下制御装置、前記気泡防止装置及び前記空気送給手段を制御するコントローラとを有することを特徴とするポータブル点滴装置。
  8. 請求項7に記載のポータブル点滴装置において、前記気泡防止装置は、気泡センサと、前記気泡センサの信号に基づく前記コントローラの制御信号により前記輸液管を開閉するクランプ装置とを有することを特徴とするポータブル点滴装置。
  9. 請求項7又は8に記載のポータブル点滴装置において、前記滴下制御装置は、ドロップカウンターと、前記ドロップカウンターの信号に基づく前記コントローラの制御信号により前記輸液管を開閉するクランプ装置とを有することを特徴とするポータブル点滴装置。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載のポータブル点滴装置において、前記ホルダの下部に点滴筒を固定する点滴筒保持部が上下にスライド自在に取り付けられていることを特徴とするポータブル点滴装置。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載のポータブル点滴装置において、前記ホルダの下部に前記点滴筒保持部と前記クランプ装置及び前記気泡センサが一体的に取り付けられており、前記点滴筒保持部と前記クランプ装置及び前記気泡センサとが同一の垂直軸線上に配置されていないことを特徴とするポータブル点滴装置。
  12. 請求項8に記載のポータブル点滴装置において、前記気泡センサは一体成形されたセンサケースと、発光部及び受光部がそれぞれ設けられた2つの基板とからなり、前記センサケースは輸液管保持部と、前記輸液管保持部の両側に設けられた筒部を有し、前記筒部は前記輸液管保持部に形成されたスリットを介して前記発光部からの光が前記受光部に通過するための連通孔が形成されており、前記センサケースの光軸方向の両端面に形成された凸部及び/又は凹部に、各基板に形成された凹部及び/又は凸部が嵌め合わされ、前記センサケースと各基板が螺合されることにより前記気泡センサの光軸が固定されることを特徴とするポータブル点滴装置。
  13. 請求項9に記載のポータブル点滴装置において、前記ドロップカウンターは一体成形されたカウンターケースと、発光部及び受光部がそれぞれ設けられた2つの基板とからなり、前記カウンターケースは点滴筒保持部と、前記点滴筒保持部の両側に設けられた筒部を有し、前記筒部は前記点滴筒保持部に形成されたスリットを介して前記発光部からの光が前記受光部に通過するための連通孔が形成されており、前記カウンターケースの光軸方向の両端面に形成された凸部及び/又は凹部に、各基板に形成された凹部及び/又は凸部が嵌め合わされ、前記カウンターケースと各基板が螺合されることにより前記ドロップカウンターの光軸が固定されることを特徴とするポータブル点滴装置。
  14. 請求項1〜13のいずれかに記載のポータブル点滴装置において、前記空気送給手段から前記加圧バッグに加圧空気を送給するための空気管にタコ管が設けられていることを特徴とするポータブル点滴装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102079698B1 (ko) * 2018-11-22 2020-02-21 주식회사 캡쳐 유체 컨트롤 장치
CN112439104A (zh) * 2020-11-24 2021-03-05 重庆市机电设计研究院 无重力输液的急救方法
KR102248281B1 (ko) * 2019-11-14 2021-05-04 박예원 점적통 고정 장치 및 이를 구비한 모니터링 장치

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