JP2004089153A

JP2004089153A - Hydraulic lifting device

Info

Publication number: JP2004089153A
Application number: JP2002258700A
Authority: JP
Inventors: Minoru Tanabe; 田辺　稔; Keiichi Hayashi; 林　恵一; Tomohito Amaya; 天谷　智人; Yoichiro Nishi; 西　陽一朗; Shinya Kawajiri; 川尻　伸也
Original assignee: Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Current assignee: Yanmar Co Ltd
Priority date: 2002-09-04
Filing date: 2002-09-04
Publication date: 2004-03-25
Anticipated expiration: 2022-09-04
Also published as: JP3743957B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To solve the problems of conventional hydraulic lifting device to necessitate substantial change of the design of the device in the case of increasing the diameter of the hydraulic cylinder because such alteration cannot be carried out by the simple exchange of a cylinder liner and necessitates the change of the case and the control valve. <P>SOLUTION: A hydraulic cylinder case 10 is placed on the rear part of a transmission case 11 and a lift arm is protruded from the hydraulic cylinder case 10 to enable the lifting of the implement. A cylinder head 60 is placed between the head-side of the hydraulic cylinder case 10 and a control valve case 25, and socket parts 60a, 60b are formed at both sides of the cylinder head 60 and socketed. A cylinder liner 59 is removably inserted into the hydraulic cylinder case 10. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トラクタに装着した作業機昇降用のリフトアームを駆動するための油圧昇降装置の技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、トラクタにおいては、ミッションケースの後部上に油圧シリンダを内装した油圧シリンダケースを載置し、該油圧シリンダを伸縮させることにより作業機昇降用のリフトアームを回動駆動するように構成しており、該油圧シリンダケースには、ポジション（昇降）レバー、ドラフト（深さ設定）レバー、やコントロールバルブ等が付設されていた。
そして、該ドラフトレバーの設定値と、作業機の検知部に連結されるフィードバックアームからのフィードバック値とを、フィードバックリンクを介してコントロールバルブに伝達するとともに、ポジションレバー等の操作とリフトアームの回動角をフィードバックするフィードバックアームからのフィードバック値とを、リンク機構を介してコントロールバルブに伝達するように構成していた。例えば、特開２００１−２１１７０７号公報に示す技術である。
【０００３】
【特許文献１】
特開２００１−２１１７０７号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述の如く構成されたリフトアームのシリンダケース部においては、シリンダヘッドはボルトにより油圧シリンダケースに直接取り付けられ、又シリンダライナは鋳込で作られているため、油圧シリンダの径を大きくする場合、シリンダライナのみの交換ができず、ケース自体やコントロールバルブの変更が必要となるなど、油圧昇降装置の大幅な変更を行わなければならなかった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【０００６】
即ち、請求項１においては、ミッションケース後部上に油圧シリンダケースを配置し、該油圧シリンダケースよりリフトアームを突出して作業機を昇降可能とするトラクタの油圧昇降装置において、油圧シリンダケースのヘッド側と制御バルブケースとの間にシリンダヘッドを配置し、該シリンダヘッドの両側にインロー部を形成して嵌合したものである。
【０００７】
請求項２においては、前記油圧シリンダケース内にシリンダライナを着脱可能に嵌入したものである。
【０００８】
請求項３においては、前記制御バルブケースに収納したコントロールバルブのメインスプールを摺動させるフィードバックリンクの両端を折り曲げて、操作アーム及びフィードバックアームとの当接部を構成したものである。
【０００９】
請求項４においては、ミッションケース後部上に油圧シリンダケースを配置し、該油圧シリンダケースよりリフトアームを突出して作業機を昇降可能とするとともに、油圧シリンダケース近傍にコントロールバルブを配置し、ポジションレバーの回動によりコントロールバルブを切り換えて油圧シリンダを作動するトラクタの油圧昇降装置において、ポジションレバーの回動に連動して回動するアームと、コントロールバルブを切り換えるフィードバックリンクを回動するアームをピンを当接させて上昇側に回動可能とするとともに、フィードバックリンクを回動するアームに対して下げ側に付勢する緩衝ユニットを設けたものである。
【００１０】
請求項５においては、前記緩衝ユニットを取付け部とバネ部材により一体的に回動可能に構成したものである。
【００１１】
請求項６においては、ミッションケース後部上に油圧シリンダケースを配置し、該油圧シリンダケースよりリフトアームを突出して作業機を昇降可能とするとともに、油圧シリンダからのドレン油量を調整するストップバルブを油圧シリンダケース近傍に設けるトラクタの油圧昇降装置において、前記ストップバルブの操作軸を多角形軸に構成して制御バルブケースより突出し、該多角形軸に外側よりノブを挿通して固定したものである。
【００１２】
請求項７においては、ミッションケース後部上に油圧シリンダケースを配置し、該油圧シリンダケースよりリフトアームを突出して作業機を昇降可能とするとともに、油圧シリンダケース近傍に制御バルブケースを配置するトラクタの油圧昇降装置において、ミッションケースの一側方に、スイングバルブを取り付けたものである。
【００１３】
請求項８においては、前記スイングバルブをミッションケース内のオイル面より上方に位置するように配置したものである。
【００１４】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を説明する。
図１は本発明の油圧昇降装置を装備したトラクタの側面図、図２は油圧昇降装置の側面図、図３は同じく上部蓋を外した平面図、図４は油圧昇降装置の側面断面図、図５は油圧昇降装置前部の側面断面図、図６は上部蓋に設けたリンク機構の斜視図、図７は同じく後面図、図８は操作レバー側の斜視図、図９は同じく後面図、図１０は同じく側面図、図１１はシート下部カバーの斜視図、図１２はミッションケースの平面図、図１３は同じく側面図、図１４は作業機側センサの斜視図、図１５は同じく斜視図、図１６は同じく側面図、図１７は作業機を上昇させた状態で急な登坂を走行するトラクタの側面図、図１８は作業機を下降させた状態で急な登坂を走行するトラクタの側面図、図１９は動力伝達機構を示す図、図２０は従来のスプールのストロークと油量の関係を示す図、図２１は本発明のスプールのストロークと油量の関係を示す図、図２２はスプールの斜視図である。
【００１５】
図１に示す如く、トラクタ１は前部に前輪２、後部に後輪３を支承して、エンジンフレーム上のボンネット４内にエンジン５を収納し、該ボンネット４後部のダッシュボード上にステアリングハンドル６を配置している。該ステアリングハンドル６の後方のミッションケース１１上に油圧シリンダケース１０が載置され、該油圧シリンダケース１０上方にシート下部カバー１８を介してシート７が配置され、該シート７の側部に主変速レバー１５やポジションレバー１６やドラフトレバー１７や副変速レバーやＰＴＯ変速レバー等が配設されている。これらステアリングハンドル６やシート７やレバー類等はキャビン８内の運転部に配置されている。
【００１６】
そして、油圧シリンダケース１０の後側部よりリフトアーム１９・１９が後方に突出され、機体（ミッションケース１１）後部にはトップリンク２０・ロアリンク２１・２１等よりなる作業機装着装置１３を装着して、前記リフトアーム１９・１９とロアリンク２１・２１との間にリフトリンクを介装して、作業装着装置１３に装着した作業機を昇降可能としている。
【００１７】
次に、本発明の油圧昇降装置について説明する。
図２乃至図７に示すように、油圧シリンダケース１０がミッションケース１１の上面に載置固定されており、該油圧シリンダケース１０に油圧シリンダ装置２２が内装されるとともに、コントロールバルブ（昇降）２３やストップバルブ２４やリリーフバルブ等が制御バルブケース２５内に収納されて油圧シリンダケース１０の前部に付設されている。
【００１８】
該油圧シリンダ装置２２は、油圧シリンダケース１０内にシリンダライナ５９が着脱可能に装入され、該シリンダライナ５９内に形成される円筒形状の空間をシリンダとして、該シリンダ内にピストン２９ａを摺動自在に挿入して構成されている。該シリンダライナ５９前方（ヘッド側）に位置する制御バルブケース２５とシリンダライナ５９との間には、シリンダヘッド６０が配置されている。
【００１９】
図５に示すように、該シリンダヘッド６０は段差付の円柱状に構成され、軸心部に連通孔６０ｃが開口されてコントロールバルブ２３の出力ポートと連通されている。そして、シリンダヘッド６０の両側にインロー部を形成して油圧シリンダケース１０と制御バルブケース２５にインロー嵌合している。
即ち、シリンダヘッド６０の前後中途部外周には縁部６０ａが形成されて段差部を形成してインロー部とし、後部外周面はシリンダライナ５９に嵌入されてインロー結合し、該シリンダライナ５９とシリンダヘッド６０の間にはシールが介装されている。そして、シリンダヘッド６０の縁部６０ａの外径がシリンダライナ５９の外径と略同一となるように構成している。
【００２０】
一方、該シリンダヘッド６０の前面の中央部には前方に突出して円筒状の凸部６０ｂが形成されてインロー部とし、該凸部６０ｂの外周にシールを配置して制御バルブケース２５の後面から嵌入することにより、制御バルブケース２５にシリンダヘッド６０がインロー結合して取り付けられている。また、前記縁部６０ａの前面と制御バルブケース２５後面との間には油路６１が構成されて潤滑油路とし、後述する上部蓋１２内の収納部１０ａ、油路６２と連通されて、ミッションケース１１内に潤滑油を戻す構成としている。
したがって、シリンダヘッド６０は制御バルブケース２５を外すだけで、油圧シリンダケース１０から簡単に取り外すことができ、シリンダライナ５９のメンテナンスを容易に行うことができる。また、シリンダライナ５９を容易に着脱できるようになるので、シリンダライナの交換が容易にでき、このシリンダライナのサイズを変更してシリンダの容量を変更でき、油圧シリンダケース１０、制御バルブケース２５内に収納されたコントロールバルブ２３及びストップバルブ２４を変更するなど大幅な変更を行うことなく、仕様変更が可能となる。従来はシリンダヘッドをボルトにて直接油圧シリンダケース１０に取り付け、また、シリンダライナは鋳込みにより製造されていたので、容易に着脱できなかったのである。
【００２１】
また、シリンダピストン２９ａは、ピストンロッド２９ｂを介してリフトクランク２６の下端部に接続されており、図４に示すように、ピストンロッド２９ｂの前端は半球状に形成してピストン２９ａ後面の凹部に当接させ、この当接部の後部外周にＯリング４８を嵌合している。前記リフトクランク２６の上端部はリフト軸２７に相対回動不能に連結されている。該リフト軸２７の両端は油圧シリンダケース１０より外側へ突出して、その端部上には、リフトアーム１９・１９の基端部が一体的に相対回動可能に接続固定されている。
【００２２】
そして、ポジションレバー１６の操作や耕深制御等でコントロールバルブ２３が切り換えられて、圧油がシリンダ内に送油されてピストン２９ａが摺動すると、ピストンロッド２９ｂ、リフトクランク２６を介して、リフトアーム１９・１９が上下回動するように構成している。この場合、ピストン２９ａの摺動方向が前後水平方向となるように構成して、油圧シリンダケース１０のコンパクト化を図っている。
【００２３】
また、油圧シリンダケース１０の前部上、つまり、前記ピストン２９ａの摺動空間の上方であって制御バルブケース２５の後部位置に、操作リンク機構９を収納するための収納部１０ａが形成されている。該収納部１０ａは上部蓋１２によって覆われており、また、油路６２を介してミッションケース１１内とも連通している。該油路６２は前記シリンダと前後方向で連通して、リリーフ油が潤滑油として油路６２よりミッションケース１１内に入り変速ギヤやデフ装置等を潤滑する構成としている。
【００２４】
また、図３、図４、図６、図７に示すように、前記上部蓋１２の前後中央左右両側にはボス部１２ａＬ・１２ａＲが形成され、該ボス部１２ａＬに筒軸４０を介してアーム軸５１が枢支され、前記ボス部１２ａＲに筒軸３６を介してアーム軸４４を枢支している。また、後部左右中央の裏面から下方に摺動支持部１２ｂが突出され、該摺動支持部１２ｂにコントロールロッド３４が前後摺動自在に支持されている。該コントロールロッド３４の一端（前端）はコントロール（昇降）バルブ２３のメインスプール２３ａの端部に当接され、該メインスプール２３ａはバネにより中立位置方向に付勢されている。また、コントロールロッド３４の他端は合流部とされ、合流ピン４３によってフィードバックリンク３３・３４の両者の中央部を枢支している。以上のようにして、操作リンク機構９を上部蓋１２の下面に取り付けて配置している。
【００２５】
次に、操作リンク機構９の構成について説明する。
前記油圧シリンダケース１０の右側には、ポジションレバー１６やドラフトレバー１７が配設されており、該ポジションレバー１６の回動により、トラクタに装着した作業機を手動にて任意の高さに昇降可能とし、ドラフトレバー１７の回動により牽引力（または耕深）を調整可能としている。
【００２６】
図７に示す如く、ポジションレバー１６の基部はアーム軸４４上に回転自在に外嵌した基部パイプ１６ａに固設され、該基部パイプ１６ａからアーム４６が下方に突設されて、該アーム４６の先端より外側（アーム軸４４端側）にピン４６ａが水平方向に突設され、該ピン４６ａが油圧レバーリンク４７の後面に当接可能に配置しており、該油圧レバーリンク４７の基部はアーム軸４４の先端に固設されている。該油圧レバーリンク４７の先端にバネ等の弾性体が連結されて下降側に付勢されている。こうして、前記ポジションレバー１６を回動することにより、アーム４６が回動されて、ピン４６ａを介して油圧レバーリンク４７に回転力を伝える構成としている。
該アーム軸４４の他端は収納部１０ａ内に挿入されて、操作アームとなるアーム４９の基部を固設し、該アーム４９の先端にはピン５０を突設して、該ピン５０はリフトフィードバックリンク３３の先端を下方に折り曲げて形成した突出部３３ａＲに当接可能に配設され、前記ポジションレバー１６の回動によりリフトフィードバックリンク３３を回動可能とし、該リフトフィードバックリンク３３の移動によりコントロールバルブ２３を切換えるようにしている。
【００２７】
また、ドラフトレバー１７の基部はアーム軸４４に外嵌した基部パイプ１７ａに固設され、該基部パイプ１７ａは筒軸３６と固設されて一体的に回転するように構成されている。該筒軸３６の他側の収納部１０ａ内において操作アームとなるアーム３７を突設し、該アーム３７の先端から水平方向に突設したピン３９はドラフトフィードバックリンク３２の先端を上方に折り曲げて形成した突出部３２ａＲと当接可能に配設されて、前記ドラフトレバー１７を回動することにより、ドラフトフィードバックリンク３２を回動可能とし、該ドラフトフィードバックリンク３２を移動させて、コントロールバルブ２３を切り換えられるようにしている。なお、基部パイプ１７ａと基部パイプ１６ａの間に支持プレート４５が介装され、該支持プレート４５は油圧シリンダケース１０に固定されている。該支持プレート４５の両側には皿バネなどの弾性部材が配置されて、ポジションレバー１６とドラフトレバー１７を任意の回動位置で保持できるようにしている。
【００２８】
前記フィードバックリンク３２・３３の中央部が前記合流ピン４３により枢支され、フィードバックリンク３２・３３の両端の突出部３２ａＲ・３３ａＲはそれぞれ上方または下方に直角方向に折り曲げられて、アーム３７・４９と平行とし、該アーム３７・４９に対して直角方向に突出したピン３９・５０と突出部３２ａＲ・３３ａＲが回動時に当接するようにして、簡単な構成で当接部を形成している。従来はフィードバックリンク３２・３３の端部にピンを溶接して突設していたので、部品点数が増加し、組立工数も増加していたが、本発明のように折り曲げるだけの構成とすることでコスト低減化を図っている。
【００２９】
また、油圧シリンダケース１０の左側には、作業機の牽引力がフィードバックされるアーム３０と、前記リフトアーム１９の回動角がフィードバックされるアーム３１とが配設されている。
即ち、図２に示すように、前記アーム３０の先端には油圧シリンダケース１０外側部において、ロッド５５とバネ６３が連結され、該ロッド５５の他端は回動アーム５６の一端と連動連結され、該回動アーム５６の他端は負荷検知部とリンクまたはワイヤー等を介して連結される。耕深制御場合には負荷検知部としてリアカバーと連結される。前記バネ６３は最小負荷方向に付勢している。
そして、図７に示すように、アーム３０の基部は筒軸４０に対して相対回転不能に外嵌固定されて一体的に回転するように連結固定され、収納部１０ａ内において、筒軸４０からフィードバックアームとなるアーム４１を突設し、該アーム４１の先端にピン６４をドラフトフィードバックリンク３２の先端を折り曲げて形成した突出部３２ａＬに当接可能に配置している。このようにして牽引力または耕深が変化すると、回動アーム５６が回動され、その回動はロッド５５を介してアーム３０を回動し、筒軸４０、アーム４１、ピン６４を介してドラフトフィードバックリンク３２を回動してフィードバックを可能としている。
【００３０】
また、前記アーム３１の先端には、図２に示す如く、ロッド５７の一端を枢支し、該ロッド５７の他端をリフトアーム１９の基部外周に枢支し、アーム３１の基部は図７に示す如く、アーム軸５１に固設されている。一方、収納部１０ａ内においては、アーム軸５１の端部にフィードバックアームとなるアーム５２が固設され、該アーム５２の先端にピン５３が突設されて、該ピン５３は前記リフトフィードバックリンク３３の先端を折り曲げて形成した突出部３３ａＬに当接可能に配置されている。
このような構成において、油圧シリンダ装置２２の伸縮によりリフトアーム１９が回動されると、ロッド５７、アーム３１、アーム軸５１、アーム５２、ピン５３を介してリフトフィードバックリンク３３が回動されてフィードバックする構成としている。
【００３１】
前記ドラフトフィードバックリンク３２とリフトフィードバックリンク３３の略中央で連結した合流ピン４３は、図４に示す如く、さらにコントロールロッド３４の先端に枢支され、該コントロールロッド３４の他端は油圧シリンダケース１０の前面に固定した制御バルブケース２５内のコントロールバルブ２３のメインスプール２３ａの先端に当接させられている。そして、メインスプール２３ａが前記ポジションレバー１６やドラフトレバー１７の回動、または、リフトアーム１９または回動アーム５６の回動により、フィードバックリンク３２または３３の回動による移動によって摺動されると、コントロールバルブ２３を切り換えて、圧油がシリンダ内に送油されてリフトアーム１９を上昇回転駆動し、または、シリンダ内の圧油がドレンされることによってリフトアーム１９は下降回動されるのである。
【００３２】
このような油圧装置における油圧制御について説明する。まず、作業機がロータリ耕耘装置として耕深制御を行う場合について説明すると、ドラフトレバー１７を回動して耕深を設定する。この設定回動が筒軸３６からアーム３７に伝達され、該アーム３７の回動がピン３９を介してドラフトフィードバックリンク３２を回動する。
また、作業機のリアカバーに連結されたワイヤーが回動アーム５６と接続され、その回動は前述の如く、アーム３０から筒軸４０を経て、アーム４１からドラフトフィードバックリンク３２を回動する。
【００３３】
そして、設定側のドラフトレバー１７の動きと、フィードバック側のアーム３０の動きとが、ドラフトフィードバックリンク３２により合成され、合流ピン４３を介してコントロールロッド３４に伝達され、コントロールバルブ２３のメインスプール２３ａを押動するように構成している。
【００３４】
次に、ポジションコントロール側の構成を説明する。まず、ポジションレバー１６の回動が油圧レバーリンク４７を介してアーム軸４４に伝えられ、該アーム軸４４の回動がアーム４９とピン５０とを介してリフトフィードバックリンク３３の突出部３３ａＲに伝達される。
また、リフトアーム１９側からのフィードバック値はアーム３１からアーム軸５１、アーム５２、ピン５３を経て、リフトフィードバックリンク３３のアーム３１側の突出部３３ａＬに伝達されている。
【００３５】
そして、設定側のポジションレバー１６の動きと、フィードバック側のアーム３１の動きとが、リフトフィードバックリンク３３により合流され、合流ピン４３を介してコントロールロッド３４に伝達されるように構成している。
【００３６】
該コントロールロッド３４はコントロールバルブ２３のメインスプール２３ａの端部に当接するように構成されており、該メインスプール２３ａを操作することにより、油圧シリンダ装置２２を制御して作業機の昇降を切り換えるのである。
例えば、コントロールロッド３４によりメインスプール２３ａが前方へ押動されると作業機は上昇され、コントロールロッド３４が後方へ戻ると、付勢バネ５４によりメインスプール２３ａが後方へ押し戻されて作業機が下降するようにしている。
【００３７】
作業機の上昇操作時や耕深制御時の上昇開始時には、従来、コントロールバルブを制御して、スプールのストロークに対する油圧シリンダ装置への作動油の供給流量を段階的に変化させることによって、作業機が急激に上昇することがないようにしていたが、流量の変化が階段状に制御されているため、スプールのストロークと油圧シリンダ装置への作動油の供給流量の関係は、図２０に示すようなものとなっていた。すなわち、中立不感帯から作業機の上昇が開始されるストローク位置まで直線的に上昇したのち、流量は最大流量となるストローク位置までストロークに対して折れ線状に増加されている。このように、油圧シリンダ装置への流量の変化が不均一なため、作業機が滑らかに上昇せず、作業機をロータリ耕耘装置とした場合には耕耘表面に波打ち現象が発生していた。
【００３８】
そこで、本実施例では、上昇側にコントロールバルブ２３を切り換えたときに、図２１に示すように、中立不感帯から作業機の上昇動作が始まるストローク位置Ｌ１での流量Ｑ１を従来のものと比較してより小さく設定するとともに、該ストローク位置Ｌ１から最大流量Ｑ２となるストローク位置Ｌ２までストロークに対して曲線状に流量が増加されるように構成している。この具体的な手段としては、例えば、図２２に示すように、メインスプール２３ａの中立状態から上昇状態に至る途中の部分に、楔状の切り欠き２３ｂ・２３ｂ・・・を形成することによって流量を調整する。
このように構成することによって、作業機の初期上昇動作が滑らかなものとなり、更にメインスプール２３ａが上昇側に動作したとき、流量が滑らかに変化するため、作業機が急激に上昇することもなく、耕耘表面の仕上がりを安定したものとすることができる。
【００３９】
次に、前記作業機が下降する際の、作業機下げクッション構造について説明する。
従来から、作業機の重量が重い場合などに、一気に作業機が下降してしまわないように、作業機下げクッション構造が設けられている。従来の作業機下げクッション構造は、引っ張りバネとリンクで構成し、電磁バルブとコントローラで制御していた。しかし、部品点数が多くなり、構造が複雑となりコスト高となっていた。
そこで、本発明においては、図８乃至図１０に示す如く、機体側の右カバー１８ｂの後部内側に取付部となる支持プレート６５が鉛直下方に垂設されており、該支持プレート６５の下部は、前記油圧レバーリンク４７側方向に向かって曲折されて後面視略Ｌ字状として、この下水平部に段差を有し後述するアーム部６７ａが回動する方向と一致する長孔状の開口部６５ａが設けられて、途中でアーム部６７ａを係止できる構成としている。また、該支持プレート６５の鉛直面には、曲折部と平行となるようにピン６６が突出して設けられており、該ピン６６にねじりコイルバネで構成したバネ部材６７が取り付けられている。そして、該バネ部材６７より延出したアーム部６７ａが前記開口部６５ａを挿通して下方に向けて延出され、前記油圧レバーリンク４７より水平方向に突出したピン４７ａにアーム部６７ａが当接するように構成され、該バネ部材６７はピン４７ａを上昇方向に付勢する構成としている。但し、油圧レバーリンク４７は図示しないバネが連結されて下降方向に付勢され、該バネは前記バネ部材６７よりもバネ力は強く設定されている。
【００４０】
このような構成において、バネ部材６７のアーム部６７ａは下げクッションとして作用可能とするものであり、下げクッション解除もできるようにしている。該アーム部６７ａを開口部６５ａの直線部（係止されていない位置）に位置させることにより、アーム部６７ａがピン４７ａに当接することになり、下げクッション作用状態となる。この状態において、ポジションレバー１６を上げ位置から下げ方向に急激に回動すると、アーム４６に固設したピン４６ａは油圧レバーリンク４７から離れて回動する。該油圧レバーリンク４７は前記バネ部材６７により上げ方向に付勢されているために下げ方向への回動は遅れ、つまり、ゆっくり回動するようになり、作業機も緩下降するようになって下げクッション状態となり、作業機は圃場面に対して衝撃が小さい状態で接地する。
【００４１】
一方、前記開口部６５ａの一端に設けられた段差部（係止部）にアーム部６７ａを引っ掛けてアーム部６７ａがピン４７ａが回動する範囲では当接せず、バネ力が加わらない状態とする解除時においては、ポジションレバー１６を上げ位置から下げ方向に急激に回動すると、アーム部６７ａは常時ピン４７ａより離れて回動時に当接せず、下げクッションが解除された状態となり、コントロールバルブ２３も急激に切り換えられて、作業機は急下降するようになり、作業機が接地するときの衝撃も大きくなるのである。
以上のような構成とすることで、従来のように引っ張りバネとリンクにより構成したり、コントロールバルブを電磁バルブとしてコントローラでＰＷＭ制御等で緩下降させるよりも、下げクッション構造を簡単に構成でき、複雑なリンクレバー構造が不必要となり、制御するためのソフトも不要となり、コストの低減化を図ることができる。また、アーム部６７ａは回動係止して解除状態に維持することができるので、下げクッションの入り切り操作も容易にできるのである。
【００４２】
また、バネ部材６７と取付け部６５は緩衝ユニットとして一体化されており、容易に着脱可能、位置調節可能としている。即ち、取付け部６５の上部には前後に固定用孔が開口され、一方を（アーム軸４４に近い側）ボルト孔、他方をボルト孔を中心とした円弧状の長孔として、固定用ボルト６８ａ・６８ｂにより機体側のカバー１８ｂに固定している。但し、長孔は取付け部６５に設ける代わりにカバー１８ｂに設けることもできる。そして、該ボルト６８ａ・６８ｂを緩めて、ボルト６８ａを回動支点としてバネ部材６７と取付け部６５とを一体的に回動して任意位置で固定可能としている。そのため、バネ部材６７と取付け部６５を回動させて所定の位置で固定することによって、ピン４７ａとアーム部６７ａとの当接開始位置、つまり、下げクッションが効き始める位置を調整することができ、また、バネ部材６７はアーム部６７ａの回動終端位置ほどバネ力は大きくなるので、作業機の下降速度も調節することができる。
【００４３】
また、図５に示す如く、前記制御バルブケース２５の前部には、油圧シリンダケース１０内の作動油のドレン油量を調節するためのストップバルブ２４の調節ノブ３８が突出されて、座席シート下方で操作できるようにしている。該ノブ３８は取手部３８ａと接続部３８ｂとから側面視略Ｔ字状に形成されており、前記ストップバルブ２４の操作部（スプールまたは操作軸）の後部を長尺の多角形軸として軸心にネジ穴を設けたナット３５としている。前記接続部３８ｂは中空として先端の内部形状を前記ナット３５の外形形状に合わせた多角形の穴として、摺動可能、かつ、相対回転不能に接続部３８ｂをナット３５に嵌入している。なお、本実施例ではナット３５は六角形としている。前記取手部３８ａの中心には接続部３８ｂの軸心に設けた孔に連通する孔を設けて、該孔に正面前方から螺子（ボルト）４２を挿入して、該螺子４２をナット３５に螺合してノブ３８をナット３５（操作部）に固定している。
従来では、操作部の操作軸先端を雄ネジに形成して、ロックナットとノブのネジ部を螺装して、ロックナットを締め付けて操作軸にノブを固定する構成としていた。しかし、この従来構成では、ロックナットを締め付けるために、ノブとシート下部カバー１８との間にはスパナ等の工具を挿入して作業するための一定の間隔を必要とし、ノブもナットもねじ込む必要があるため、取り付けや取り外しが面倒であった。
上述の如く構成することにより、ノブ３８を操作軸に挿入して螺子４２を締め付けることでノブ３８を固定でき、ロックナットがなく外側より締め付け固定するので、シート下部カバー１８の間隔Ｌ１を狭くでき、リフトストッパー２８からノブ３８を容易に取り外すことができる。また、このような構成とすることで、油圧シリンダケース１０とシート下部カバー１８との距離が変わった場合、操作軸と一体的に構成されるストップバルブを変更したり、延長軸を継ぎ足したりする必要はなく、短い距離の変更はスペーサを接続部３８ｂのネジ穴に挿入してナット３５の長さの範囲で調整でき、長い場合には、ノブ３８と螺子４２を変更するだけでよく、その変更にかかるコストは低く押さえることができる。
【００４４】
また、シート７を載置して支持するシート下部カバーは、従来、面積が小さいので、取り外してその下方の油圧機器等のメンテナンス等を行う場合、開口部が小さいためメンテナンス性が悪かった。そこで、本実施例のシート下部カバー１８は、できるだけ大きい面積を得ることができるように構成している。
即ち、図１１に示す如く、シート下部カバー１８は、左右カバー１８ａ・１８ｂと中カバー１８ｃの三つのカバーから構成されており、左右カバー１８ａ・１８ｂはフェンダのダストカバーとフロアに取り付けられ、該左カバー１８ａと右カバー１８ｂの間で、中カバー１８ｃがフロア（または機体フレーム）と左右カバー１８ａ・１８ｂに取り付けられている。該左右カバー１８ａ・１８ｂは、レバーブラケットを兼ねるものであり、レバー１６・１７・５８の支点として使用することで部品点数を減少させている。そして、該左右カバー１８ａ・１８ｂは、中カバー１８ｃにより連結されて剛性の向上が図られており、レバー１６・１７・５８の支点の剛性が上がることによりレバー１６・１７・５８のガタが減り、操作性が向上する。さらに、左右カバー１８ａ・１８ｂはレバー１６・１７・５８を組んだ状態で脱着可能であり、組立性の向上が図られている。
このように、シート下部カバー１８を三つのカバー１８ａ・１８ｂ・１８ｃから構成することによって、従来のものより広い面積のカバーを得ることができ、カバー１８ｃを取り外したときの開口部を大きく確保することができるので、油圧昇降装置のメンテナンスも容易に行うことができる。また、左右カバー１８ａ・１８ｂ及び中カバー１８ｃはそれぞれ容易に脱着できるように構成されているため、組立性、メンテナンス性が向上する。
【００４５】
また、図１２及び図１３に示す如く、前記ミッションケース１１の一側方（本実施例では機体進行方向に対して右側）に、スイングバルブ６９を取り付けて、機体後端部に装着した作業機の水平制御を行なうように構成している。そのため、従来では、スイングバルブは油圧シリンダケースの横や上、又はシリンダヘッドに取り付けていたので、油圧シリンダケースに油路を構成する必要があり、シート下部のスペースがなくなるという不具合があったが、この不具合を解消してシート下部のスペースを確保することができる。
該スイングバルブ６９はミッションケース１１内のオイル面より上方に位置するように配置されているので、バルブ交換及びパイプ交換時にオイルを抜く必要がなく、メンテナンスを容易に行うことができる。また、スイングバルブ６９のドレン回路をミッションケース１１に形成することによって、ミッションケース１１内のギヤやベアリング等の強制潤滑を可能としている。
【００４６】
次に、作業機の傾斜角度を検出するセンサについて図１４乃至図１６より説明する。
該センサは、機体、例えば、油圧シリンダケース１０の左または右側にそれぞれ図略の本機側センサと作業機側センサ７０とが配置されている。該作業機側センサ７０はセンサステー７１の上に配置され、該センサステー７１を作業機の傾斜角度と同じになるようにボス７２及びセンサアーム７３を回動させて傾斜させることによって、作業機の傾斜状態を検出するものである。
即ち、油圧シリンダケース１０にセンサリンクステー７５が固定され、該センサリンクステー７５にボス７２が枢支軸７６により回動自在に支持されている。該ボス７２には、センサアーム７３とセンサステー７１の基部が固設され、該センサアーム７３とセンサステー７１とが固定されて一体的に回動するように構成されている。該センサアーム７３の先端部にはセンサワイヤ７４が接続され、該センサワイヤ７４を介してセンサアーム７３に左右一側のリフトリンクの位置（傾斜角度となる）が伝達されて、該センサアーム７３によりボス７２及びセンサステー７１が回動される。なお、該ボス７２にはセンサアーム７３用の戻しバネ８７が設けられている。そして、該センサステー７１はプレートを逆Ｌ字状に折り曲げて、下端を前記ボス７２に固定し、水平部上に作業機側センサ７０を配置し、該センサステー７１をセンサアーム７３と一体的に回動させることで作業機の傾斜角と同じ角度に傾斜させ、作業機側センサ７０も同じ角度で傾斜状態とすることによって、本機に対する作業機の傾斜状態を検出するのである。そして、本機には図示しない傾斜センサが配置され、該本機側傾斜センサと作業機側センサ７０の値をコントローラに入力して、本機と作業機の傾斜から作業機の実傾斜を演算して、作業機が設定傾斜角度となるように、傾斜シリンダを駆動するようにしている。
このように構成することにより、従来はセンサワイヤにカム形状のアームを連結して、カム部がセンサステーと当接して回動する構成としていたので、傾斜角が大きくなると誤差も大きくなっていたが、本発明のように構成することで、作業機側センサ７０を装着するための構造を簡単にすることができるとともに、作業機の傾きとセンサの傾きの誤差を小さくすることができる。また、本機に取り付けるためのセンサリンクステー７５とセンサアーム７３に目印を付けることで水平位置の調整を容易にすることができる。
【００４７】
また、作業機８０を上昇させた状態で急な登坂（圃場出入口等）を走行すると、図１７に示す如く前輪２が浮く場合があり、機体が横転する可能性がある。そこで、作業機を上昇させた状態で走行する場合、前輪に設けたトルクセンサにより、一定のトルク以下であることが検出されると、図１８の如く自動的に作業機８０を下降して前輪２の浮き上がりを防止するように構成している。
図１９に示す如く、トラクタ１において、前記ミッションケース１１から延出された前輪駆動出力軸７７により伝達される動力は、伝動軸７８を介してフロントアクスルケース内の前差動装置７９に伝達され、該前差動装置７９より両側のデフヨーク軸８１・８１、最終減速機構８２・８２を介して前輪２・２を駆動するように構成され、この前輪駆動出力軸７７から前輪２までの動力伝達経路途中にトルクセンサ８３が配置されている。本実施例では前輪駆動出力軸７７上にトルクセンサ８３が設けられ、該トルクセンサ８３が制御装置（コントローラ）８４に接続されている。該制御装置８４は昇降用の電磁切換バルブ８５の電磁ソレノイド８５ａに接続されており、該昇降用ソレノイド８５ａを作動させて電磁切換バルブ８５を切り換えることにより油圧シリンダ装置２２を作動させて、リフトアーム１９の昇降を制御するように構成されている。
【００４８】
このような構成において、前輪２に設けたトルクセンサ８３により、一定のトルク以下となったことが検知されて制御装置８４に伝達されると、該制御装置８４により昇降用ソレノイド８５ａを作動させて電磁切換バルブ８５を切り換えて油圧シリンダ装置２２縮小してリフトアーム１９が下降され、作業機８０は下降する。したがって、急な登坂を走行する際には、自動的に作業機８０の昇降位置が調整されるため、オペレータがどのような状態であっても、前輪２・２の浮き上がりを防止することができ、オペレータは圃場への出入りや圃場での作業を安全に安心して行うことができる。
【００４９】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
【００５０】
即ち、請求項１に示す如く、ミッションケース後部上に油圧シリンダケースを配置し、該油圧シリンダケースよりリフトアームを突出して作業機を昇降可能とするトラクタの油圧昇降装置において、油圧シリンダケースのヘッド側と制御バルブケースとの間にシリンダヘッドを配置し、該シリンダヘッドの両側にインロー部を形成して嵌合したので、シリンダヘッドは制御バルブケースを外すだけで、油圧シリンダケースから簡単に取り外すことができ、油圧シリンダケース内に嵌入したシリンダライナのメンテナンスを容易に行うことができる。
【００５１】
請求項２に示す如く、前記油圧シリンダケース内にシリンダライナを着脱可能に嵌入したので、簡単にシリンダヘッドを外してシリンダライナのメンテナンスを容易に行うことができる。また、シリンダライナの交換が容易にできるので、シリンダライナのサイズを変更してシリンダの容量を変更でき、油圧シリンダケース、制御バルブケース内に収納されたコントロールバルブ及びストップバルブを変更するなど大幅な変更を行うことなく、仕様変更が可能となる。
【００５２】
請求項３に示す如く、前記制御バルブケースに収納したコントロールバルブのメインスプールを摺動させるフィードバックリンクの両端を折り曲げて、操作アーム及びフィードバックアームとの当接部を構成したので、部品点数を削減でき、コストの低減を図ることができる
【００５３】
請求項４に示す如く、ミッションケース後部上に油圧シリンダケースを配置し、該油圧シリンダケースよりリフトアームを突出して作業機を昇降可能とするとともに、油圧シリンダケース近傍にコントロールバルブを配置し、ポジションレバーの回動によりコントロールバルブを切り換えて油圧シリンダを作動するトラクタの油圧昇降装置において、ポジションレバーの回動に連動して回動するアームと、コントロールバルブを切り換えるフィードバックリンクを回動するアームをピンを当接させて上昇側に回動可能とするとともに、フィードバックリンクを回動するアームに対して下げ側に付勢する緩衝ユニットを設けたので、下げクッション構造を簡単な構造で構成でき、コストの低減化を図ることができる。
【００５４】
請求項５に示す如く、前記緩衝ユニットを取付け部とバネ部材により一体的に回動可能に構成したので、バネ部材と取付け部を回動させて所定の位置で固定することによって、下げクッションが効き始める位置の調整ができる。
【００５５】
請求項６に示す如く、ミッションケース後部上に油圧シリンダケースを配置し、該油圧シリンダケースよりリフトアームを突出して作業機を昇降可能とするとともに、油圧シリンダからのドレン油量を調整するストップバルブを油圧シリンダケース近傍に設けるトラクタの油圧昇降装置において、前記ストップバルブの操作軸を多角形軸に構成して制御バルブケースより突出し、該多角形軸に外側よりノブを挿通して固定したので、ノブとシート下部カバーの間隔を狭くでき、更にリフトストッパーからノブを容易に取り外すことができる。また、油圧シリンダケースとシート下部カバーとの距離が変わった場合でも、シート下部カバーとノブの間隔を変更することなくリフトストッパーにノブを取り付けることが可能である。
【００５６】
請求項７に示す如く、ミッションケース後部上に油圧シリンダケースを配置し、該油圧シリンダケースよりリフトアームを突出して作業機を昇降可能とするとともに、油圧シリンダケース近傍に制御バルブケースを配置するトラクタの油圧昇降装置において、ミッションケースの一側方に、スイングバルブを取り付けたので、シート下部のスペースを確保することができる。
【００５７】
請求項８に示す如く、前記スイングバルブをミッションケース内のオイル面より上方に位置するように配置したので、バルブ交換及びパイプ交換時にオイルを抜く必要がなく、メンテナンスを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の油圧昇降装置を装備したトラクタの側面図。
【図２】油圧昇降装置の側面図。
【図３】同じく上部蓋を外した平面図。
【図４】油圧昇降装置の側面断面図。
【図５】油圧昇降装置前部の側面断面図。
【図６】上部蓋に設けたリンク機構の斜視図。
【図７】同じく後面図。
【図８】操作レバー側の斜視図。
【図９】同じく後面図。
【図１０】同じく側面図。
【図１１】シート下部カバーの斜視図。
【図１２】ミッションケースの平面図。
【図１３】同じく側面図。
【図１４】作業機側センサの斜視図。
【図１５】同じく斜視図。
【図１６】同じく側面図。
【図１７】作業機を上昇させた状態で急な登坂を走行するトラクタの側面図。
【図１８】作業機を下降させた状態で急な登坂を走行するトラクタの側面図。
【図１９】動力伝達機構を示す図。
【図２０】従来のスプールのストロークと油量の関係を示す図。
【図２１】本発明のスプールのストロークと油量の関係を示す図。
【図２２】スプールの斜視図。
【符号の説明】
１０　油圧シリンダケース
１１　ミッションケース
１９　リフトアーム
２５　制御バルブケース
５９　シリンダライナ
６０　シリンダヘッド[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a technology of a hydraulic lifting device for driving a lift arm for lifting a working machine mounted on a tractor.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a tractor, a hydraulic cylinder case containing a hydraulic cylinder is mounted on a rear part of a transmission case, and a lift arm for lifting and lowering a work machine is rotated by extending and contracting the hydraulic cylinder. The hydraulic cylinder case was provided with a position (elevation) lever, a draft (depth setting) lever, a control valve, and the like.
The set value of the draft lever and the feedback value from the feedback arm connected to the detector of the work equipment are transmitted to the control valve via the feedback link, and the operation of the position lever and the like and the rotation of the lift arm are performed. The feedback value from the feedback arm that feeds back the moving angle is transmitted to the control valve via the link mechanism. For example, this is a technique disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001- 211707.
[0003]
[Patent Document 1]
JP 2001-21707 A
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the cylinder case portion of the lift arm configured as described above, the cylinder head is directly attached to the hydraulic cylinder case with bolts, and the cylinder liner is made by casting, so that the diameter of the hydraulic cylinder is increased. In such a case, the cylinder liner alone could not be replaced, and the case itself and the control valve needed to be changed, so that the hydraulic lifting device had to be changed significantly.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The problem to be solved by the present invention is as described above. Next, means for solving the problem will be described.
[0006]
That is, in the first aspect of the present invention, a hydraulic cylinder case is disposed on a rear portion of a transmission case, and a lift arm protrudes from the hydraulic cylinder case so that a work machine can be raised and lowered. A cylinder head is arranged between the cylinder head and the control valve case, and a spigot portion is formed and fitted on both sides of the cylinder head.
[0007]
In claim 2, a cylinder liner is detachably fitted into the hydraulic cylinder case.
[0008]
According to a third aspect of the present invention, both ends of a feedback link for sliding a main spool of a control valve housed in the control valve case are bent to form a contact portion with an operation arm and a feedback arm.
[0009]
The hydraulic cylinder case is arranged on the rear part of the transmission case, the lift arm protrudes from the hydraulic cylinder case so that the working machine can be raised and lowered, and a control valve is arranged near the hydraulic cylinder case, In a tractor hydraulic lift device that operates a hydraulic cylinder by switching a control valve by the rotation of a pin, an arm that rotates in conjunction with the rotation of a position lever and an arm that rotates a feedback link that switches the control valve are pinned. A shock absorbing unit is provided to make it contact with the upper arm so as to be rotatable upward, and to urge the feedback link downward with respect to the rotating arm.
[0010]
According to a fifth aspect, the buffer unit is configured to be integrally rotatable by a mounting portion and a spring member.
[0011]
In Claim 6, a hydraulic cylinder case is arranged on the rear part of the transmission case, and a lift valve is protruded from the hydraulic cylinder case so that the work machine can be raised and lowered, and a stop valve for adjusting a drain oil amount from the hydraulic cylinder is provided. In a tractor hydraulic lifting device provided in the vicinity of a hydraulic cylinder case, an operation shaft of the stop valve is configured as a polygonal shaft, protrudes from a control valve case, and a knob is inserted through the polygonal shaft from outside and fixed. .
[0012]
In the tractor, a hydraulic cylinder case is disposed on a rear portion of the transmission case, a lift arm projects from the hydraulic cylinder case to enable the working machine to be raised and lowered, and a control valve case is disposed near the hydraulic cylinder case. In the hydraulic lifting device, a swing valve is attached to one side of a transmission case.
[0013]
In claim 8, the swing valve is arranged so as to be located above an oil level in the transmission case.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, an embodiment of the invention will be described.
FIG. 1 is a side view of a tractor equipped with the hydraulic lifting device of the present invention, FIG. 2 is a side view of the hydraulic lifting device, FIG. 3 is a plan view of the same with the upper lid removed, FIG. 5 is a side cross-sectional view of a front portion of the hydraulic lifting device, FIG. 6 is a perspective view of a link mechanism provided on an upper lid, FIG. 7 is a rear view thereof, FIG. 8 is a perspective view of an operation lever side, and FIG. 10, FIG. 10 is a side view, FIG. 11 is a perspective view of a seat lower cover, FIG. 12 is a plan view of a transmission case, FIG. 13 is a side view thereof, FIG. 14 is a perspective view of a work implement sensor, and FIG. FIG. 16 and FIG. 16 are side views of the same. FIG. 17 is a side view of a tractor traveling on a steep ascent with the working machine raised, and FIG. 18 is a side view of a tractor traveling on a steep ascent with the working machine lowered. FIG. 19 is a side view, FIG. 19 shows a power transmission mechanism, and FIG. Shows a stroke and oil quantity relationship, Figure 21 is a diagram showing a relationship between the spool stroke and oil quantity of the present invention, FIG 22 is a perspective view of a spool.
[0015]
As shown in FIG. 1, a tractor 1 supports a front wheel 2 at a front portion and a rear wheel 3 at a rear portion, accommodates an engine 5 in a hood 4 on an engine frame, and mounts a steering handle on a dashboard behind the hood 4. 6 are arranged. A hydraulic cylinder case 10 is mounted on a transmission case 11 behind the steering handle 6, and a seat 7 is disposed above the hydraulic cylinder case 10 via a seat lower cover 18. A lever 15, a position lever 16, a draft lever 17, an auxiliary shift lever, a PTO shift lever, and the like are provided. The steering handle 6, the seat 7, the levers, and the like are arranged in a driving unit in the cabin 8.
[0016]
The lift arms 19, 19 project from the rear side of the hydraulic cylinder case 10 to the rear, and a work implement mounting device 13 including a top link 20, a lower link 21, 21 and the like is mounted at the rear of the machine body (mission case 11). Then, a lift link is interposed between the lift arms 19 and the lower links 21 so that the working machine mounted on the work mounting device 13 can be moved up and down.
[0017]
Next, the hydraulic lifting device of the present invention will be described.
As shown in FIGS. 2 to 7, the hydraulic cylinder case 10 is mounted and fixed on the upper surface of the transmission case 11, and a hydraulic cylinder device 22 is housed in the hydraulic cylinder case 10 and a control valve (elevation) 23 A control valve case 25 and a stop valve 24 and a relief valve are housed in the control valve case 25 and attached to the front of the hydraulic cylinder case 10.
[0018]
In the hydraulic cylinder device 22, a cylinder liner 59 is removably mounted in the hydraulic cylinder case 10, and a piston 29a slides in the cylinder using a cylindrical space formed in the cylinder liner 59 as a cylinder. It is configured to be freely inserted. A cylinder head 60 is disposed between the cylinder liner 59 and the control valve case 25 located in front of the cylinder liner 59 (head side).
[0019]
As shown in FIG. 5, the cylinder head 60 is formed in a columnar shape with a step, and a communication hole 60 c is opened in the shaft center portion to communicate with the output port of the control valve 23. A spigot portion is formed on both sides of the cylinder head 60 and spigot-fitted to the hydraulic cylinder case 10 and the control valve case 25.
That is, an edge portion 60a is formed on the outer periphery of the front and rear halfway portion of the cylinder head 60 to form a stepped portion to form a spigot portion, and the rear outer peripheral surface is fitted into the cylinder liner 59 and spliced, and the cylinder liner 59 and the cylinder A seal is interposed between the heads 60. The outer diameter of the edge 60 a of the cylinder head 60 is configured to be substantially the same as the outer diameter of the cylinder liner 59.
[0020]
On the other hand, at the center of the front surface of the cylinder head 60, a cylindrical convex portion 60b is formed to protrude forward to form a spigot portion, and a seal is disposed on the outer periphery of the convex portion 60b so that the rear surface of the control valve case 25 By being fitted, the cylinder head 60 is attached to the control valve case 25 by spigot connection. An oil passage 61 is formed between the front surface of the edge portion 60a and the rear surface of the control valve case 25 to serve as a lubricating oil passage, and is communicated with a storage portion 10a in the upper lid 12, which will be described later, and an oil passage 62, The lubricating oil is returned into the transmission case 11.
Therefore, the cylinder head 60 can be easily removed from the hydraulic cylinder case 10 only by removing the control valve case 25, and maintenance of the cylinder liner 59 can be easily performed. In addition, since the cylinder liner 59 can be easily attached and detached, the cylinder liner can be easily replaced. The size of the cylinder liner can be changed to change the capacity of the cylinder. It is possible to change the specification without making a significant change such as changing the control valve 23 and the stop valve 24 housed in the storage device. Conventionally, the cylinder head was directly attached to the hydraulic cylinder case 10 with bolts, and the cylinder liner was manufactured by casting, so that it could not be easily attached or detached.
[0021]
The cylinder piston 29a is connected to the lower end of the lift crank 26 via a piston rod 29b. As shown in FIG. 4, the front end of the piston rod 29b is formed in a hemispherical shape and The O-ring 48 is fitted on the outer periphery of the rear part of the contact portion. The upper end of the lift crank 26 is connected to the lift shaft 27 so as not to rotate relatively. Both ends of the lift shaft 27 protrude outward from the hydraulic cylinder case 10, and base ends of the lift arms 19 are integrally connected and fixed on their ends so as to be relatively rotatable.
[0022]
When the control valve 23 is switched by operation of the position lever 16 or tillage depth control, pressure oil is supplied into the cylinder, and the piston 29a slides, the lift is performed via the piston rod 29b and the lift crank 26. The arms 19 are configured to rotate up and down. In this case, the configuration is such that the sliding direction of the piston 29a is in the front-rear horizontal direction, and the hydraulic cylinder case 10 is downsized.
[0023]
A storage portion 10a for storing the operation link mechanism 9 is formed on the front portion of the hydraulic cylinder case 10, that is, above the sliding space of the piston 29a and at the rear position of the control valve case 25. I have. The storage section 10 a is covered by an upper lid 12 and communicates with the inside of the transmission case 11 via an oil passage 62. The oil passage 62 communicates with the cylinder in the front-rear direction, so that the relief oil enters the transmission case 11 through the oil passage 62 as lubricating oil to lubricate the transmission gear, the differential gear, and the like.
[0024]
As shown in FIGS. 3, 4, 6, and 7, bosses 12aL and 12aR are formed on the left and right sides in the front, rear, center, and center of the upper lid 12, and the bosses 12aL are armed to the bosses 12aL via a cylindrical shaft 40. A shaft 51 is pivotally supported, and an arm shaft 44 is pivotally supported on the boss 12aR via the cylindrical shaft 36. A sliding support portion 12b protrudes downward from the rear surface at the center of the rear left and right, and a control rod 34 is supported by the sliding support portion 12b so as to be slidable back and forth. One end (front end) of the control rod 34 is in contact with an end of a main spool 23a of the control (elevation) valve 23, and the main spool 23a is urged toward a neutral position by a spring. The other end of the control rod 34 is a junction, and the junction pin 43 pivotally supports the center of both of the feedback links 33 and 34. As described above, the operation link mechanism 9 is attached to the lower surface of the upper lid 12 and arranged.
[0025]
Next, the configuration of the operation link mechanism 9 will be described.
On the right side of the hydraulic cylinder case 10, a position lever 16 and a draft lever 17 are disposed, and by rotating the position lever 16, the work implement mounted on the tractor can be manually moved up and down to an arbitrary height. The traction force (or plowing depth) can be adjusted by rotating the draft lever 17.
[0026]
As shown in FIG. 7, the base of the position lever 16 is fixedly mounted on a base pipe 16a rotatably fitted on an arm shaft 44, and an arm 46 projects downward from the base pipe 16a. A pin 46a protrudes in the horizontal direction outside the tip (the end side of the arm shaft 44), and the pin 46a is disposed so as to be able to contact the rear surface of the hydraulic lever link 47. The base of the hydraulic lever link 47 is an arm. It is fixed to the tip of the shaft 44. An elastic body such as a spring is connected to the tip of the hydraulic lever link 47 and is urged downward. By rotating the position lever 16 in this manner, the arm 46 is rotated to transmit a rotational force to the hydraulic lever link 47 via the pin 46a.
The other end of the arm shaft 44 is inserted into the accommodating portion 10a to fix a base of an arm 49 serving as an operation arm, and a pin 50 is protruded from a tip of the arm 49, and the pin 50 is lifted. The feedback link 33 is disposed so as to be able to abut on a protruding portion 33aR formed by bending the tip of the feedback link 33 downward, and the lift feedback link 33 can be rotated by the rotation of the position lever 16, and the lift feedback link 33 is moved by the movement of the lift feedback link 33. The control valve 23 is switched.
[0027]
Further, the base of the draft lever 17 is fixed to a base pipe 17a externally fitted to the arm shaft 44, and the base pipe 17a is fixed to the cylindrical shaft 36 and is configured to rotate integrally. An arm 37 serving as an operation arm protrudes in the storage part 10a on the other side of the cylindrical shaft 36, and a pin 39 protruding horizontally from the tip of the arm 37 bends the tip of the draft feedback link 32 upward. The draft feedback link 32 is rotatable by rotating the draft lever 17, and the control valve 23 is moved by rotating the draft lever 17. It can be switched. A support plate 45 is interposed between the base pipe 17a and the base pipe 16a, and the support plate 45 is fixed to the hydraulic cylinder case 10. Elastic members such as disc springs are arranged on both sides of the support plate 45 so that the position lever 16 and the draft lever 17 can be held at arbitrary rotation positions.
[0028]
The central portions of the feedback links 32 and 33 are pivotally supported by the merging pins 43, and the projecting portions 32aR and 33aR at both ends of the feedback links 32 and 33 are bent upward or downward at right angles, respectively, so that the arms 37 and 49 and The contact portions are formed with a simple configuration so that the pins 39 and 50 projecting in the direction perpendicular to the arms 37 and 49 and the projecting portions 32aR and 33aR contact when pivoted. Conventionally, pins were welded to the ends of the feedback links 32 and 33 so as to protrude, so that the number of parts increased and the number of assembling steps also increased. To reduce costs.
[0029]
On the left side of the hydraulic cylinder case 10, an arm 30 for feeding back the traction force of the working machine and an arm 31 for feeding back the rotation angle of the lift arm 19 are provided.
That is, as shown in FIG. 2, a rod 55 and a spring 63 are connected to the tip of the arm 30 on the outside of the hydraulic cylinder case 10, and the other end of the rod 55 is connected to one end of a rotating arm 56 in an interlocked manner. The other end of the rotating arm 56 is connected to the load detecting unit via a link or a wire. In the case of plowing depth control, it is connected to the rear cover as a load detection unit. The spring 63 is biased in the minimum load direction.
As shown in FIG. 7, the base of the arm 30 is externally fixed to the cylinder shaft 40 so as not to rotate relative thereto, and is connected and fixed so as to rotate integrally therewith. An arm 41 serving as a feedback arm is protrudingly provided, and a pin 64 is disposed at the end of the arm 41 so as to be able to abut on a projection 32aL formed by bending the end of the draft feedback link 32. When the traction force or the plowing depth changes in this manner, the turning arm 56 is turned, and the turning is made to turn the arm 30 via the rod 55, and the draft is sent through the cylinder shaft 40, the arm 41, and the pin 64. The feedback link 32 is rotated to enable feedback.
[0030]
As shown in FIG. 2, one end of a rod 57 is pivotally supported at the distal end of the arm 31, and the other end of the rod 57 is pivotally supported on the outer periphery of the base of the lift arm 19, as shown in FIG. As shown in the figure, it is fixed to the arm shaft 51. On the other hand, in the storage section 10a, an arm 52 serving as a feedback arm is fixedly provided at an end of the arm shaft 51, and a pin 53 is protruded from a tip of the arm 52. The pin 53 is connected to the lift feedback link 33. Are arranged so as to be able to abut on a protruding portion 33aL formed by bending the end of the projection 33aL.
In such a configuration, when the lift arm 19 is rotated by expansion and contraction of the hydraulic cylinder device 22, the lift feedback link 33 is rotated via the rod 57, the arm 31, the arm shaft 51, the arm 52, and the pin 53. It is configured to provide feedback.
[0031]
As shown in FIG. 4, a merging pin 43 connected substantially at the center of the draft feedback link 32 and the lift feedback link 33 is further pivotally supported at the tip of a control rod 34. The other end of the control rod 34 is connected to the hydraulic cylinder case 10 Of the control valve 23 in the control valve case 25 fixed to the front surface of the main spool 23a. When the main spool 23a is slid by the rotation of the feedback lever 32 or 33 due to the rotation of the position lever 16 or the draft lever 17, or the rotation of the lift arm 19 or the rotation arm 56, By switching the control valve 23, the pressurized oil is fed into the cylinder to drive the lift arm 19 to rotate upward, or the pressurized oil in the cylinder is drained to rotate the lift arm 19 downward. .
[0032]
The hydraulic control in such a hydraulic device will be described. First, a case where the working machine performs the tillage depth control as a rotary tillage device will be described. The draft lever 17 is rotated to set the tillage depth. The set rotation is transmitted from the cylinder shaft 36 to the arm 37, and the rotation of the arm 37 rotates the draft feedback link 32 via the pin 39.
Further, a wire connected to the rear cover of the working machine is connected to the turning arm 56, and the turning is performed by turning the draft feedback link 32 from the arm 41 via the cylindrical shaft 40 from the arm 30 as described above.
[0033]
Then, the movement of the draft lever 17 on the setting side and the movement of the arm 30 on the feedback side are synthesized by the draft feedback link 32 and transmitted to the control rod 34 via the joining pin 43, and the main spool 23a of the control valve 23 Is configured to be pushed.
[0034]
Next, the configuration of the position control side will be described. First, the rotation of the position lever 16 is transmitted to the arm shaft 44 via the hydraulic lever link 47, and the rotation of the arm shaft 44 is transmitted to the protrusion 33aR of the lift feedback link 33 via the arm 49 and the pin 50. Is done.
The feedback value from the lift arm 19 is transmitted from the arm 31 to the protrusion 33aL on the arm 31 side of the lift feedback link 33 via the arm shaft 51, the arm 52, and the pin 53.
[0035]
Then, the movement of the position lever 16 on the setting side and the movement of the arm 31 on the feedback side are joined by the lift feedback link 33 and transmitted to the control rod 34 via the joining pin 43.
[0036]
The control rod 34 is configured to abut on the end of the main spool 23a of the control valve 23, and by operating the main spool 23a, the hydraulic cylinder device 22 is controlled to switch the lifting and lowering of the working machine. is there.
For example, when the main spool 23a is pushed forward by the control rod 34, the work implement is raised, and when the control rod 34 returns backward, the main spool 23a is pushed back by the biasing spring 54 and the work implement is lowered. I am trying to do it.
[0037]
Conventionally, at the time of raising operation of the working machine or at the start of raising at the time of plowing depth control, the working valve is controlled by controlling the control valve to gradually change the supply flow rate of hydraulic oil to the hydraulic cylinder device with respect to the stroke of the spool. Was prevented from rising rapidly, but since the change in flow rate was controlled in a stepwise manner, the relationship between the stroke of the spool and the supply flow rate of hydraulic oil to the hydraulic cylinder device was as shown in FIG. Had become something. That is, after linearly ascending from the neutral dead zone to the stroke position where the ascent of the working machine is started, the flow rate is increased in a polygonal manner with respect to the stroke until the stroke position where the maximum flow rate is reached. As described above, since the change in the flow rate to the hydraulic cylinder device is not uniform, the working machine does not rise smoothly, and when the working machine is a rotary tilling device, a waving phenomenon has occurred on the tilling surface.
[0038]
Therefore, in the present embodiment, when the control valve 23 is switched to the ascending side, as shown in FIG. 21, the flow rate Q1 at the stroke position L1 at which the ascent operation of the working machine starts from the neutral dead zone is compared with the conventional one. And the flow rate is increased in a curved manner with respect to the stroke from the stroke position L1 to the stroke position L2 at which the maximum flow rate Q2 is reached. As a specific means, for example, as shown in FIG. 22, a wedge-shaped notch 23b, 23b... adjust.
With this configuration, the initial ascent operation of the working machine becomes smooth, and furthermore, when the main spool 23a moves to the ascending side, the flow rate changes smoothly, so that the working machine does not rise rapidly. The surface finish of the tillage can be stabilized.
[0039]
Next, the work implement lowering cushion structure when the work implement is lowered will be described.
2. Description of the Related Art Conventionally, a work implement lowering cushion structure is provided to prevent the work implement from lowering at a stretch when the weight of the work implement is heavy. The conventional work machine lowering cushion structure is configured by a tension spring and a link, and is controlled by an electromagnetic valve and a controller. However, the number of parts is increased, the structure is complicated, and the cost is high.
Therefore, in the present invention, as shown in FIGS. 8 to 10, a support plate 65 serving as an attachment portion is provided vertically below the inside of the rear portion of the right cover 18 b on the fuselage side, and a lower portion of the support plate 65 is A long hole-shaped opening which is bent toward the hydraulic lever link 47 side and has a substantially L-shape as viewed from the rear side, and has a step in the lower horizontal portion and coincides with the direction in which an arm 67a described later rotates. 65a is provided so that the arm portion 67a can be locked on the way. A pin 66 protrudes from the vertical surface of the support plate 65 so as to be parallel to the bent portion, and a spring member 67 formed of a torsion coil spring is attached to the pin 66. An arm 67a extending from the spring member 67 extends downward through the opening 65a, and the arm 67a abuts a pin 47a projecting horizontally from the hydraulic lever link 47. The spring member 67 urges the pin 47a in the ascending direction. However, the hydraulic lever link 47 is connected to a spring (not shown) and is urged in a downward direction, and the spring is set to have a higher spring force than the spring member 67.
[0040]
In such a configuration, the arm portion 67a of the spring member 67 can function as a lowering cushion, and the lowering cushion can be released. By positioning the arm portion 67a at the linear portion (unlocked position) of the opening portion 65a, the arm portion 67a comes into contact with the pin 47a, and the lower cushion action state is established. In this state, when the position lever 16 is rapidly rotated from the raised position in the downward direction, the pin 46a fixed to the arm 46 is rotated away from the hydraulic lever link 47. Since the hydraulic lever link 47 is urged in the upward direction by the spring member 67, the rotation in the downward direction is delayed, that is, the hydraulic lever link 47 slowly rotates, and the working machine also slowly descends. The lowering cushion state is established, and the work machine is grounded with little impact on the field scene.
[0041]
On the other hand, the arm portion 67a is hooked on a step portion (locking portion) provided at one end of the opening 65a so that the arm portion 67a does not come into contact in a range where the pin 47a rotates, and no spring force is applied. At the time of release, if the position lever 16 is rapidly rotated in the downward direction from the raised position, the arm portion 67a is always separated from the pin 47a and does not come into contact when rotating, and the lower cushion is released, and the control is released. The valve 23 is also rapidly switched, so that the working machine descends sharply, and the impact when the working machine comes into contact with the ground increases.
With the above-described configuration, the lower cushion structure can be easily configured as compared with a conventional configuration including a tension spring and a link or a control valve as an electromagnetic valve that is slowly lowered by a controller such as PWM control. A complicated link lever structure becomes unnecessary, and software for controlling becomes unnecessary, so that cost can be reduced. Further, since the arm portion 67a can be rotationally locked and maintained in the released state, the operation of entering and leaving the lower cushion can be easily performed.
[0042]
Further, the spring member 67 and the mounting portion 65 are integrated as a buffer unit, so that they can be easily attached and detached and the position can be adjusted. That is, fixing holes are opened in the upper part of the mounting portion 65 in the front and rear directions, one of which is a bolt hole (the side closer to the arm shaft 44) and the other is an arc-shaped long hole centered on the bolt hole, and the fixing bolt 68a is formed. -It is fixed to the body side cover 18b by 68b. However, the long hole may be provided in the cover 18b instead of being provided in the mounting portion 65. Then, the bolts 68a and 68b are loosened, and the spring member 67 and the mounting portion 65 are integrally rotated with the bolt 68a as a rotation fulcrum so that the spring member 67 can be fixed at an arbitrary position. Therefore, by rotating the spring member 67 and the mounting portion 65 and fixing them at a predetermined position, the contact start position between the pin 47a and the arm portion 67a, that is, the position where the lower cushion starts to work can be adjusted. Further, the spring force of the spring member 67 increases as the rotation end position of the arm portion 67a increases, so that the lowering speed of the work machine can be adjusted.
[0043]
Also, as shown in FIG. 5, an adjustment knob 38 of the stop valve 24 for adjusting the drain oil amount of the hydraulic oil in the hydraulic cylinder case 10 protrudes from a front portion of the control valve case 25 so as to protrude from the seat. It can be operated below. The knob 38 is formed in a substantially T-shape in side view from a handle portion 38a and a connection portion 38b, and the rear portion of the operation portion (spool or operation shaft) of the stop valve 24 has a long polygonal shaft and has an axial center. The nut 35 is provided with a screw hole. The connection portion 38b is hollow and has a polygonal hole whose tip shape matches the outer shape of the nut 35. The connection portion 38b is fitted into the nut 35 so as to be slidable and relatively unrotatable. In this embodiment, the nut 35 has a hexagonal shape. At the center of the handle 38a, a hole communicating with a hole provided at the axis of the connecting portion 38b is provided, and a screw (bolt) 42 is inserted into the hole from the front front, and the screw 42 is screwed into the nut 35. Together, the knob 38 is fixed to a nut 35 (operation unit).
Conventionally, the distal end of the operation shaft of the operation unit is formed into a male screw, the screw portion of the lock nut and the knob is screwed, and the lock nut is tightened to fix the knob to the operation shaft. However, in this conventional configuration, in order to tighten the lock nut, a certain interval is required between the knob and the seat lower cover 18 for inserting a tool such as a wrench, and the knob and the nut also need to be screwed. Because of this, installation and removal were troublesome.
With the above-described configuration, the knob 38 can be fixed by inserting the knob 38 into the operation shaft and tightening the screw 42. Since the knob 38 is fixed and tightened from the outside without the lock nut, the distance L1 between the seat lower cover 18 can be reduced. The knob 38 can be easily removed from the lift stopper 28. With such a configuration, when the distance between the hydraulic cylinder case 10 and the seat lower cover 18 changes, a stop valve integrated with the operation shaft is changed, or an extension shaft is added. There is no need to change the short distance by inserting the spacer into the screw hole of the connecting portion 38b and adjusting it within the range of the length of the nut 35. In the case of a long distance, it is only necessary to change the knob 38 and the screw 42. The cost of the change can be kept low.
[0044]
In addition, since the seat lower cover on which the seat 7 is placed and supported is conventionally small in area, when performing maintenance or the like of a hydraulic device or the like under the seat lower cover, the opening is small, so that the maintainability is poor. Therefore, the seat lower cover 18 of the present embodiment is configured so that an area as large as possible can be obtained.
That is, as shown in FIG. 11, the lower seat cover 18 is composed of three covers, left and right covers 18a and 18b and a middle cover 18c, and the left and right covers 18a and 18b are attached to the fender dust cover and the floor. Between the left cover 18a and the right cover 18b, a middle cover 18c is attached to the floor (or body frame) and the left and right covers 18a and 18b. The left and right covers 18a and 18b also serve as lever brackets, and reduce the number of parts by using them as fulcrums of the levers 16, 17 and 58. The left and right covers 18a and 18b are connected by a middle cover 18c to improve the rigidity, and the rigidity of the fulcrum of the levers 16, 17, and 58 is increased, so that the play of the levers 16, 17, and 58 is reduced. Operability is improved. Further, the left and right covers 18a and 18b are detachable in a state where the levers 16, 17 and 58 are assembled, so that the assembling property is improved.
As described above, by forming the seat lower cover 18 from the three covers 18a, 18b, and 18c, a cover having a larger area than that of the conventional one can be obtained, and a large opening portion when the cover 18c is removed is secured. Therefore, maintenance of the hydraulic lifting device can be easily performed. In addition, since the left and right covers 18a and 18b and the middle cover 18c are each configured to be easily detachable, assemblability and maintainability are improved.
[0045]
As shown in FIGS. 12 and 13, a swing valve 69 is mounted on one side of the transmission case 11 (in this embodiment, on the right side with respect to the body traveling direction), and the work machine is mounted on the rear end of the body. The horizontal control is performed. Therefore, conventionally, since the swing valve is mounted on the side or above the hydraulic cylinder case or on the cylinder head, it is necessary to form an oil passage in the hydraulic cylinder case, and there is a problem that the space under the seat is exhausted. By solving this problem, a space below the seat can be secured.
Since the swing valve 69 is disposed above the oil level in the transmission case 11, it is not necessary to drain the oil at the time of valve replacement and pipe replacement, and maintenance can be easily performed. Further, by forming the drain circuit of the swing valve 69 in the transmission case 11, forced lubrication of gears, bearings, and the like in the transmission case 11 is enabled.
[0046]
Next, a sensor for detecting the inclination angle of the work implement will be described with reference to FIGS.
The sensor includes a main unit-side sensor and a working unit-side sensor 70, which are not shown, on the left side or the right side of the body, for example, the hydraulic cylinder case 10. The work implement side sensor 70 is disposed on a sensor stay 71, and the boss 72 and the sensor arm 73 are rotated and inclined so that the sensor stay 71 becomes the same as the inclination angle of the work implement. This is to detect the inclination state of.
That is, the sensor link stay 75 is fixed to the hydraulic cylinder case 10, and the boss 72 is rotatably supported on the sensor link stay 75 by the pivot shaft 76. The base of the sensor arm 73 and the sensor stay 71 is fixed to the boss 72, and the sensor arm 73 and the sensor stay 71 are fixed and are configured to rotate integrally. A sensor wire 74 is connected to the distal end of the sensor arm 73, and the position (inclination angle) of one of the left and right lift links is transmitted to the sensor arm 73 via the sensor wire 74. As a result, the boss 72 and the sensor stay 71 are rotated. The boss 72 is provided with a return spring 87 for the sensor arm 73. The sensor stay 71 is formed by bending a plate into an inverted L-shape, fixing the lower end to the boss 72, arranging a work implement-side sensor 70 on a horizontal portion, and integrating the sensor stay 71 with the sensor arm 73. By tilting the work machine, the work machine side sensor 70 is tilted at the same angle as the work machine, and the work machine side sensor 70 is also tilted at the same angle, thereby detecting the tilt state of the work machine with respect to the machine. A tilt sensor (not shown) is provided in the machine, and the values of the machine-side tilt sensor and the work machine-side sensor 70 are input to a controller to calculate the actual tilt of the work machine from the machine and the work machine. Then, the tilt cylinder is driven so that the work implement has the set tilt angle.
With such a configuration, conventionally, a cam-shaped arm is connected to the sensor wire, and the cam portion is configured to rotate while contacting the sensor stay, so that the error increases as the tilt angle increases. However, with the configuration of the present invention, the structure for mounting the work implement sensor 70 can be simplified, and the error between the inclination of the work implement and the inclination of the sensor can be reduced. Marking the sensor link stay 75 and the sensor arm 73 to be attached to the main body makes it easy to adjust the horizontal position.
[0047]
In addition, when the vehicle is traveling on a steep slope (field entrance or the like) with the work machine 80 raised, the front wheels 2 may float as shown in FIG. 17 and the machine body may roll over. Therefore, when traveling with the working machine raised, if the torque is detected to be equal to or less than a predetermined value by the torque sensor provided on the front wheel, the working machine 80 is automatically lowered as shown in FIG. 2 is configured to prevent floating.
As shown in FIG. 19, in the tractor 1, the power transmitted by the front wheel drive output shaft 77 extended from the transmission case 11 is transmitted to the front differential 79 in the front axle case via the transmission shaft 78. The front differential device 79 is configured to drive the front wheels 2 via differential yoke shafts 81 on both sides and final deceleration mechanisms 82, 82, and power transmission from the front wheel drive output shaft 77 to the front wheels 2. A torque sensor 83 is arranged in the middle of the route. In this embodiment, a torque sensor 83 is provided on the front wheel drive output shaft 77, and the torque sensor 83 is connected to a control device (controller) 84. The control device 84 is connected to an electromagnetic solenoid 85a of an electromagnetic switching valve 85 for elevating and lowering. 19 is configured to be controlled.
[0048]
In such a configuration, when it is detected by the torque sensor 83 provided on the front wheel 2 that the torque has become equal to or less than a predetermined value and transmitted to the control device 84, the control device 84 operates the lifting solenoid 85a. The electromagnetic switching valve 85 is switched to reduce the hydraulic cylinder device 22, the lift arm 19 is lowered, and the work implement 80 is lowered. Therefore, when traveling on a steep hill, the ascending / descending position of the work implement 80 is automatically adjusted, so that the front wheels 2, 2 can be prevented from lifting up in any state of the operator. Thus, the operator can safely and safely enter and exit the field and work in the field.
[0049]
【The invention's effect】
The present invention is configured as described above, and has the following effects.
[0050]
That is, in a hydraulic lift device for a tractor in which a hydraulic cylinder case is disposed on a rear portion of a transmission case and a lift arm is projected from the hydraulic cylinder case so that a work machine can be raised and lowered, The cylinder head is arranged between the side and the control valve case, and the spigot parts are formed and fitted on both sides of the cylinder head, so the cylinder head can be easily removed from the hydraulic cylinder case just by removing the control valve case The maintenance of the cylinder liner fitted in the hydraulic cylinder case can be easily performed.
[0051]
Since the cylinder liner is detachably fitted into the hydraulic cylinder case, maintenance of the cylinder liner can be easily performed by easily removing the cylinder head. In addition, since the cylinder liner can be easily replaced, the cylinder capacity can be changed by changing the size of the cylinder liner, and significant changes such as changing the control valve and stop valve housed in the hydraulic cylinder case, control valve case, etc. Specification changes can be made without making any changes.
[0052]
According to a third aspect of the present invention, both ends of the feedback link for sliding the main spool of the control valve housed in the control valve case are bent to form contact portions with the operation arm and the feedback arm, thereby reducing the number of parts. And cost reduction
[0053]
As set forth in claim 4, a hydraulic cylinder case is disposed on the rear portion of the transmission case, a lift arm projects from the hydraulic cylinder case so that the working machine can be raised and lowered, and a control valve is disposed near the hydraulic cylinder case. In a tractor hydraulic lifting device that operates a hydraulic cylinder by switching a control valve by rotating a lever, an arm that rotates in conjunction with rotation of a position lever and an arm that rotates a feedback link that switches a control valve are pinned. Abuts on the arm to rotate the feedback link, and a buffer unit is provided to urge the arm that rotates the feedback link to the lower side. Therefore, the lower cushion structure can be configured with a simple structure, and the cost can be reduced. Can be reduced.
[0054]
According to a fifth aspect of the present invention, the buffer unit is configured to be integrally rotatable by a mounting portion and a spring member. By lowering the lower cushion by rotating the spring member and the mounting portion at a predetermined position. You can adjust the position where the effect starts.
[0055]
A stop valve for disposing a hydraulic cylinder case on a rear portion of a transmission case, protruding a lift arm from the hydraulic cylinder case to allow the working machine to move up and down, and adjusting a drain oil amount from the hydraulic cylinder. In the tractor hydraulic lifting device provided near the hydraulic cylinder case, the operation axis of the stop valve is configured as a polygonal axis, protruded from the control valve case, and the knob was inserted through the polygonal axis from the outside and fixed. The distance between the knob and the seat lower cover can be reduced, and the knob can be easily removed from the lift stopper. Further, even when the distance between the hydraulic cylinder case and the lower seat cover changes, the knob can be attached to the lift stopper without changing the distance between the lower seat cover and the knob.
[0056]
A tractor having a hydraulic cylinder case disposed on a rear portion of a transmission case, a lift arm protruding from the hydraulic cylinder case to enable a working machine to move up and down, and a control valve case disposed near the hydraulic cylinder case. In this hydraulic lifting device, the swing valve is mounted on one side of the transmission case, so that a space below the seat can be secured.
[0057]
Since the swing valve is arranged above the oil level in the transmission case, it is not necessary to drain the oil at the time of valve replacement and pipe replacement, and maintenance can be easily performed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a tractor equipped with a hydraulic lifting device according to the present invention.
FIG. 2 is a side view of the hydraulic lifting device.
FIG. 3 is a plan view showing the same with an upper lid removed.
FIG. 4 is a side sectional view of the hydraulic lifting device.
FIG. 5 is a side sectional view of a front portion of the hydraulic lifting device.
FIG. 6 is a perspective view of a link mechanism provided on an upper lid.
FIG. 7 is a rear view of the same.
FIG. 8 is a perspective view of the operation lever side.
FIG. 9 is a rear view of the same.
FIG. 10 is a side view of the same.
FIG. 11 is a perspective view of a seat lower cover.
FIG. 12 is a plan view of a mission case.
FIG. 13 is a side view of the same.
FIG. 14 is a perspective view of a working machine sensor.
FIG. 15 is a perspective view of the same.
FIG. 16 is a side view of the same.
FIG. 17 is a side view of a tractor that travels on a steep uphill slope with the work implement raised.
FIG. 18 is a side view of a tractor that travels on a steep uphill slope with the work implement lowered.
FIG. 19 is a diagram showing a power transmission mechanism.
FIG. 20 is a diagram showing a relationship between a stroke of a conventional spool and an oil amount.
FIG. 21 is a diagram showing a relationship between a stroke of a spool and an oil amount according to the present invention.
FIG. 22 is a perspective view of a spool.
[Explanation of symbols]
10. Hydraulic cylinder case
11 Mission case
19 Lift arm
25 Control valve case
59 cylinder liner
60 cylinder head

Claims

A hydraulic cylinder case is arranged on the rear of the transmission case, and a lift arm projects from the hydraulic cylinder case so that the work machine can be raised and lowered. A hydraulic elevating device comprising a cylinder head disposed therein, and a spigot portion formed on both sides of the cylinder head and fitted therein.

The hydraulic lifting device according to claim 1, wherein a cylinder liner is detachably fitted into the hydraulic cylinder case.

3. The hydraulic lifting device according to claim 2, wherein both ends of a feedback link for sliding a main spool of the control valve housed in the control valve case are bent to form a contact portion with an operation arm and a feedback arm. .

A hydraulic cylinder case is arranged on the rear part of the transmission case, a lift arm projects from the hydraulic cylinder case to enable the work machine to move up and down, and a control valve is arranged near the hydraulic cylinder case. In the tractor hydraulic lifting device that operates by switching the hydraulic cylinder, the arm that rotates in conjunction with the rotation of the position lever and the arm that rotates the feedback link that switches the control valve contact the pin to raise And a buffer unit that urges the feedback link downward with respect to the arm that rotates the feedback link.

The hydraulic lifting device according to claim 4, wherein the buffer unit is configured to be integrally rotatable by a mounting portion and a spring member.

A hydraulic cylinder case is arranged on the rear of the transmission case, and a lift arm projects from the hydraulic cylinder case to enable the work machine to move up and down, and a stop valve for adjusting the amount of drain oil from the hydraulic cylinder is provided near the hydraulic cylinder case. A hydraulic lift device for a tractor, wherein an operation shaft of the stop valve is configured as a polygonal shaft, protrudes from a control valve case, and a knob is inserted through the polygonal shaft from outside and fixed.

A hydraulic cylinder case is disposed on the rear of the transmission case, and a lift arm projects from the hydraulic cylinder case to enable the work machine to be lifted and lowered. A hydraulic elevating device having a swing valve attached to one side of a case.

8. The hydraulic lifting device according to claim 7, wherein the swing valve is disposed above an oil level in the transmission case.