JP2004088271A - アウターループ送信電力制御の目標sir設定方法 - Google Patents

アウターループ送信電力制御の目標sir設定方法 Download PDF

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    • H04W52/286TPC being performed according to specific parameters using user profile, e.g. mobile speed, priority or network state, e.g. standby, idle or non transmission during data packet transmission, e.g. high speed packet access [HSPA]

Abstract

【課題】ソフトハンドオーバが適用されるA−DPCH(Associated− Dedicated Physical Channel)とハードハンドオーバが適用されるHS−DPCCH(High Speed − Dedicated Physical Control Channel)とが混在する無線通信システムにおいて、アウターループ送信電力制御の目標SIRを適切な値に設定すること。
【解決手段】制御局の目標SIR設定部30が、A−DPCHがソフトハンドオーバ状態にない場合は、A−DPCHのCRC結果に基づいてHS−DPCCHの目標SIRを設定する一方、A−DPCHがソフトハンドオーバ状態にある場合は、HS−DPCCHのCRC結果に基づいてHS−DPCCHの目標SIRを設定する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アウターループ送信電力制御の目標SIR設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
無線通信システムの分野において、高速大容量な下りチャネルを複数の通信端末が共有し、下り回線で高速パケット伝送を行うHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)が提案されている。また、最近、上り回線のパケット伝送速度を高速化するための技術(この技術を、以下、本明細書中ではFast−UL(Fast − Uplink)という)が検討されている。HSDPAでは、HS−PDSCH(High Speed − Physical Downlink Shared Channel)、A−DPCH(Associated − Dedicated Physical Channel)、HS−DPCCH(High Speed −Dedicated Physical Control Channel)等の複数のチャネルが用いられる。また、Fast−ULでも同様に、HS−PUSCH(High Speed − Physical Uplink Shared Channel)、A−DPCH、HS−DPCCH等の複数のチャネルが用いられると考えられる。
【0003】
HS−PDSCHは、パケットの伝送に使用される下り方向の共有チャネルである。HS−PUSCHは、パケットの伝送に使用される上り方向の共有チャネルである。A−DPCHは、共有チャネルに付随する、上り方向または下り方向の個別付随チャネルであり、パイロット信号やTPC(Transmission Power Control)コマンドおよび通信を維持するための制御信号等が伝送される。HS−DPCCHは、上り方向または下り方向の個別制御チャネルであり、ACK信号あるいはNACK信号、CQI(Channel Quality Indicator)信号等、共有チャネルを制御するための信号が伝送される。なお、ACK信号とは、基地局また通信端末から送信された高速パケットが、通信端末または基地局において正しく復調できたことを示す信号であり、NACK信号とは、基地局また通信端末から送信された高速パケットが、通信端末または基地局において正しく復調できなかったことを示す信号である。また、CQIは、回線品質に基づいて作成される信号であり、例えば、パケットの変調方式、ブロックサイズ、送信電力調節値等の組み合わせを示す信号である。HSDPAでは、通信端末は、このCQIを使用して、自分が望む変調方式、ブロックサイズ、送信電力調節値等を通信相手に通知する。Fast−ULでのCQIも回線品質に基づいて作成される信号ではあるが、その具体的な内容については決まっていない。
【0004】
なお、Fast−ULでは、A−DPCH、HS−DPCCH共に、上り方向および下り方向の双方が存在し、上り方向のHS−DPCCHを介してCQIが伝送され、下り方向のHS−DPCCHを介してACK信号/NACK信号が伝送される。これに対し、HSDPAでは、A−DPCHは上り方向および下り方向の双方が存在するが、HS−DPCCHは上り方向しか存在せず、上り方向のHS−DPCCHを介してCQIとACK信号/NACK信号が伝送される。また、A−DPCHにはソフトハンドオーバ(SHO)が適用される。これに対し、HS−PDSCH、HS−PUSCHおよびHS−DPCCHにはハードハンドオーバ(HHO)が適用され、HS−PDSCH、HS−PUSCHおよびHS−DPCCHは常に1つの基地局だけと接続される。また、HS−PDSCHやHS−PUSCHがHHOするタイミングと、HS−DPCCHがHHOするタイミングは同じである。
【0005】
また、HSDPAやFast−ULでの送信電力制御には、アウターループ送信電力制御が用いられることがある。アウターループ送信電力制御では、受信品質を所要品質に保つために、受信品質に応じて目標SIRを上下する。そして、目標SIRと受信SIRとの比較結果に基づいてTPCコマンドが作成される。
受信品質としては、CRC(Cyclic Redundancy Check)による誤り検出結果(CRC結果)に基づいたBLER(Block Error Rate)を用いる。CRC=OKの場合は目標SIRをDecだけ下げ、CRC=NGの場合は目標SIRをIncだけ上げる。目標BLERをBLER_Tとすると、DecおよびIncの関係は以下の式で表される。ただし、Inc>0である。
Inc × BLER_T = Dec × (1 − BLER_T)  …(1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
HSDPAやFast−ULでは、HS−DPCCHのアウターループ送信電力制御を、A−DPCHのCRC結果に基づいて設定された目標SIRを用いて行っている。ここで、基地局におけるA−DPCHの目標SIRは、基地局を制御する制御局によって、A−DPCHのCRC結果に基づいて設定される。
【0007】
以下、Fast−ULを例に挙げ、アウターループ送信電力制御について図12、図13を用いて説明する。図12は、A−DPCHがSHO状態にない場合を示し、図13は、A−DPCHがSHO状態にある場合を示す。ここで、A−DPCHがSHO状態にない場合とは、通信端末が1つの基地局との間だけでA−DPCHを接続している状態にある場合であり、A−DPCHがSHO状態にある場合とは、通信端末が複数の基地局との間で同時にA−DPCHを接続している状態にある場合である。
【0008】
図12に示すように、通信端末が基地局1とだけ通信しているときは、A−DPCHのCRC結果が基地局1から制御局に送られる。制御局では、このA−DPCHのCRC結果に基づいて目標SIRを設定し、基地局1に通知する。すなわち、CRC=OKの場合は目標SIRをDecだけ下げ、CRC=NGの場合は目標SIRをIncだけ上げる。そして、基地局1は、目標SIRとA−DPCHの受信SIRとの比較結果に基づいてA−DPCH用のTPCコマンドを作成して、このTPCコマンドをA−DPCHを介して通信端末へ送信する。また、基地局1は、目標SIRとHS−DPCCHの受信SIRとの比較結果に基づいてHS−DPCCH用のTPCコマンドを作成して、このTPCコマンドをHS−DPCCHを介して通信端末へ送信する。通信端末は、A−DPCH用のTPCコマンドに従ってA−DPCHの送信電力を制御し、HS−DPCCH用のTPCコマンドに従ってHS−DPCCHの送信電力を制御する。なお、基地局1がHS−DPCCH用のTPCコマンドを作成および送信せず、通信端末がA−DPCH用のTPCコマンドに従ってHS−DPCCHの送信電力制御を行うこともある。このようにして、A−DPCHがSHO状態にない場合には、基地局1において、A−DPCHの受信品質およびHS−DPCCHの受信品質が所要品質を満たすことができる。
【0009】
通信端末が基地局1から基地局2の方へ移動すると、通信端末は基地局1との間および基地局2との間の双方でA−DPCHを接続し、A−DPCHがSHO状態になる。そして、A−DPCHがSHO状態になると、基地局1および基地局2の双方が、通信端末から送信されたA−DPCH信号を受信する。基地局1および基地局2はそれぞれ、自局が受信したA−DPCH信号のCRC結果を制御局に送る。制御局は、2つのCRC結果の双方がCRC=NGであれば目標SIRをIncだけ上げ、2つのCRC結果のうち1つでもCRC=OKであれば目標SIRをDecだけ下げる。よって、例えば、基地局1でCRC=NGとなり、基地局2でCRC=OKとなった場合には、目標SIRはDecだけ下げられる。このような目標SIRの制御が行われると、A−DPCHがSHO状態にある場合の目標SIRは、A−DPCHがSHO状態にない場合の目標SIRよりも低い値に設定される。そして、A−DPCH用のTPCコマンドおよびHS−DPCCH用のTPCコマンドの双方が、この下げられた目標SIRを用いて作成される。
【0010】
ここで、A−DPCHについては、A−DPCHがSHO状態にある場合は、基地局1で受信されたA−DPCH信号と基地局2で受信されたA−DPCH信号とが制御局において選択合成される。このため、目標SIRが下げられた結果、図13に示すように、A−DPCHの送信電力を下げることを指示するTPCコマンドが基地局1および基地局2から送信され、通信端末においてA−DPCHの送信電力が下げられた場合でも、制御局では上り方向のA−DPCHの品質が所要品質を満たすため、特に問題ない。なお、通信端末は、受信した複数のTPCコマンドのすべてが送信電力を上げることを指示するTPCコマンドであれば、A−DPCHの送信電力を上げ、受信した複数のTPCコマンドのうち1つでも送信電力を下げることを指示するTPCコマンドであれば、A−DPCHの送信電力を下げる。
【0011】
これに対し、HHOが適用されるHS−DPCCHは、A−DPCHがSHO状態にある場合でも、いずれか1つの基地局との間でしか接続されない。このため、目標SIRが下げられた結果、図13に示すように、HS−DPCCHの送信電力を下げることを指示するTPCコマンドが基地局1から送信され、通信端末においてHS−DPCCHの送信電力が下げられると、上り方向のHS−DPCCHは目標SIRを満たしても所要品質(BLER)を満たさなくなってしまうことがある。
【0012】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、SHOが適用されるA−DPCHとHHOが適用されるHS−DPCCHとが混在する無線通信システムにおいて、アウターループ送信電力制御の目標SIRを適切な値に設定して、HS−DPCCHの受信品質を所要品質に保つことができる目標SIR設定方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決し、目的を達成するために、SHOが適用されるA−DPCHとHHOが適用されるHS−DPCCHとが混在する無線通信システムにおいて、A−DPCHがSHO状態にない場合は、A−DPCHの誤り検出結果に基づいてHS−DPCCHの目標SIRを設定する一方、A−DPCHがSHO状態にある場合は、HS−DPCCHの誤り検出結果に基づいてHS−DPCCHの目標SIRを設定することを特徴とする。
【0014】
この特徴により、SHOが適用されるA−DPCHとHHOが適用されるHS−DPCCHとが混在する無線通信システムにおいて、A−DPCHがSHO状態にある場合でも、適切な目標SIRを設定して、HS−DPCCHに対して適切なアウターループ送信電力制御を行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る基地局装置および制御局装置の構成を示すブロック図である。この基地局装置および制御局装置は、Fast−ULやHSDPAが行われる移動体通信システムにおいて使用されるものである。また、本実施の形態では、A−DPCHおよびHS−DPCCHの双方がCRC符号化される場合について説明する。
【0016】
基地局装置において、送信部100は、符号化部12、変調部14、拡散部16、送信無線部18から構成される。
【0017】
符号化部12は、A−DPCHの送信データ(ビット列)を畳み込み符号化およびCRC符号化し、複数のタイムスロットから構成される送信フレームを構成する。また、HS−DPCCHの送信データ(ビット列)を畳み込み符号化およびCRC符号化し、複数のタイムスロットから構成される送信フレームを構成する。つまり、A−DPCHおよびHS−DPCCHの双方がCRC符号化される。誤り検出符号化として、CRC符号化以外の符号化方法を用いることも可能である。送信フレームを構成するとき、符号化部12は、A−DPCHのタイムスロットに上り方向のA−DPCH用のTPCコマンドを埋め込み、HS−DPCCHのタイムスロットに上り方向のHS−DPCCH用のTPCコマンドを埋め込む。これらのTPCコマンドは、TPCコマンド作成部32から入力される。
なお、HS−DPCCH用のTPCコマンドは、A−DPCHがSHO状態にないときにはA−DPCH用のTPCコマンドで代用され、A−DPCHがSHO状態にあるときだけHS−DPCCHのタイムスロットに埋め込まれることもある。また、HS−DPCCHではなくて、A−DPCHの一部のタイムスロットに埋め込まれることもある。
【0018】
変調部14は、送信データに対してQPSK等の変調処理を施す。拡散部16は、変調後の送信信号に対して、それぞれのチャネルに割り当てられている拡散コードで拡散処理を施す。
【0019】
送信無線部18は、拡散後の送信信号に対してD/A変換、アップコンバート等の処理を施した後、送信信号をアンテナ20を介して送信する。送信無線部18は、A−DPCHの送信信号をA−DPCHを介して送信し、HS−DPCCHの送信信号をHS−DPCCHを介して送信する。なお、HS−DPCCHが上り方向しか存在しない通信システムも考えられ、この場合は、基地局はHS−DPCCHの送信処理を行わない。
【0020】
受信部200は、受信無線部22、逆拡散部24、復調部26、復号部28から構成される。
【0021】
受信無線部22は、アンテナ20を介して受信された信号(CRC符号化されたA−DPCH信号、CRC符号化されたHS−DPCCH信号)に対してダウンコンバート、AGC(Auto Gain Control)、A/D変換等の処理を施す。逆拡散部24は、受信信号に対して、それぞれのチャネルに割り当てられている拡散コードで逆拡散処理を施す。復調部26は、逆拡散後のQPSK信号等を復調する。復調された信号は、復号部28およびSIR測定部34に入力される。
【0022】
復号部28は、A−DPCHの受信信号およびHS−DPCCHの受信信号に対して、誤り訂正復号およびCRC判定による誤り検出を行う。これにより、A−DPCHの受信データ(ビット列)およびHS−DPCCHの受信データ(ビット列)が得られる。また、A−DPCHのCRC結果(以下、CRCと示す)およびHS−DPCCHのCRC結果(以下、CRCHSと示す)、すなわち、CRC=OK(誤りなし)またはCRC=NG(誤りあり)が、制御局装置の
目標SIR設定部30に入力される。目標SIR設定部30には、他の基地局装置からのCRC結果も入力される。
【0023】
目標SIR設定部30は、A−DPCHがSHO状態にない場合は、A−DPCHの目標SIR(以下、目標SIRと示す)およびHS−DPCCHの目標SIR(以下、目標SIRHSと示す)の双方を、CRCに基づいて設定する。
一方、A−DPCHがSHO状態にある場合は、目標SIRをCRCに基づいて設定し、目標SIRHSをCRCHSに基づいて設定する。つまり、A−DPCHがSHO状態にある場合は、目標SIRと目標SIRHSとをそれぞれ独立に制御する。なお、制御局装置は、HOの制御をしているため、各チャネルが現在どのような接続状態にあるのかが分かる。目標SIR設定部30は、設定した目標SIRおよび目標SIRHSを、基地局装置のTPCコマンド作成部32に入力する。なお、目標SIRは、CRC=OKの場合はDecだけ下げられ、CRC=NGの場合はIncだけ上げられる。DecとIncの関係は上式(1)に示すとおりである。なお、目標SIRの制御は他の方法で行うことも可能である。
例えば、一定期間のBLERを測定し、そのBLERが目標BLER以上であれば目標SIRを下げ、目標BLER未満であれば目標SIRを上げるような制御を行ってもよい。
【0024】
基地局装置のSIR測定部34は、受信信号のうちパイロット系列のシンボルのSIRを測定する。すなわち、SIR測定部36は、A−DPCHの受信SIR(以下、受信SIRと示す)およびHS−DPCCHの受信SIR(以下、受信SIRHSと示す)を測定する。測定されたSIRは、TPCコマンド作成部32に入力される。
【0025】
TPCコマンド作成部32は、受信SIRと目標SIRとの比較結果に基づいて上り方向のA−DPCH用のTPCコマンドを作成する。また、受信SIRHSと目標SIRHSとの比較結果に基づいて上り方向のHS−DPCCH用のTPCコマンドを作成する。受信SIRが目標SIR以上であれば送信電力を下げること(Down)を指示するTPCコマンドが作成され、受信SIRが目標SIR未満であれば送信電力を上げること(Up)を指示するTPCコマンドが作成される。作成されたTPCコマンドは、符号化部12に入力される。
【0026】
次いで、Fast−ULを例に挙げ、A−DPCHがSHO状態にある場合のアウターループ送信電力制御について説明する。図2は、A−DPCHがSHO状態にある場合を示す。
【0027】
通信端末が基地局1から基地局2の方へ移動していき、A−DPCHがSHO状態になると、A−DPCHは基地局1および基地局2の双方と接続される。図2では、HS−DPCCHがHHO前の状態を示しているため、HS−DPCCHは基地局1とだけ接続されている。よって、基地局1からCRCおよびCRCHSが制御局に送信され、基地局2からCRCが制御局に送信される。
【0028】
A−DPCHがSHO状態にある場合、制御局では、CRCに基づいて目標SIRを設定し、CRCHSに基づいて目標SIRHSを設定する。そして、目標SIRを基地局1および基地局2の双方へ送信し、目標SIRHSを基地局1にだけ送信する。
【0029】
基地局1では、受信SIRと目標SIRとの比較結果に基づいてA−DPCH用のTPCコマンドを作成して、そのTPCコマンドを下り方向のA−DPCHを介して通信端末へ送信する。また、受信SIRHSと目標SIRHSとの比較結果に基づいてHS−DPCCH用のTPCコマンドを作成して、そのTPCコマンドを下り方向のHS−DPCCHを介して通信端末へ送信する。
【0030】
基地局2では、受信SIRと目標SIRとの比較結果に基づいてA−DPCH用のTPCコマンドを作成して、そのTPCコマンドを下り方向のA−DPCHを介して通信端末へ送信する。
【0031】
通信端末は、HS−DPCCH用のTPCコマンドに従って、上り方向のHS−DPCCHの送信電力を制御する。また、A−DPCH用のTPCコマンドに従って、上り方向のA−DPCHの送信電力を制御する。A−DPCHについては、受信した2つのTPCコマンドの双方が送信電力を上げることを指示するTPCコマンドであれば、A−DPCHの送信電力を上げ、受信した2つのTPCコマンドのうちいずれか1つが送信電力を下げることを指示するTPCコマンドであれば、A−DPCHの送信電力を下げる。
【0032】
以上のようにして、A−DPCHがSHO状態にある場合のアウターループ送信電力制御が行われる。
【0033】
次に、各チャネルにおいて目標SIRが設定される様子について図3を用いて説明する。なお、図3では、1ブロックは1TTI(Transmission Time Interval)に相当する。
【0034】
A−DPCHがSHO状態にない場合(Non−SHOの場合)は、目標SIRHSおよび目標SIRの双方が、基地局1でのCRCに基づいて設定される。
したがって、例えば、図3に示すように、tでCRC=OKとなる場合には、tで目標SIRHSおよび目標SIRの双方がDecだけ下がる。また、tでCRC=NGとなる場合には、tで目標SIRHSおよび目標SIRの双方がIncだけ上がる。
【0035】
そして、A−DPCHがSHO状態になると、目標SIRHSはCRCHSに基づいて設定され、目標SIRはCRCに基づいて設定される。つまり、目標SIRHSは、目標SIRと独立して制御される。なお、目標SIRについては、基地局1のCRCと基地局2のCRCの双方がNGとなった場合にIncだけ上がり、どちらか1つでもOKとなった場合にはDecだけ下がる。したがって、例えば、図3に示すように、tで、基地局1でCRCHS=NG、CRC=NGとなり、基地局2でCRC=OKとなった場合には、tで、目標SIRHSがIncだけ上がり、目標SIRがDecだけ下がる。このようにtで目標SIRが下がっても目標SIRHSが上がる結果、tにおいては、CRCHS=OKとなる。
【0036】
このように、本実施の形態によれば、A−DPCHがSHO状態にある場合に、目標SIRHSと目標SIRをそれぞれ個別に制御して、目標SIRHSを目標SIRとは独立に設定するため、A−DPCHがSHO状態にある場合でも、HS−DPCCHの品質が所要品質を満たすことができる。
【0037】
(実施の形態2)
本実施の形態では、A−DPCHがCRC符号化されるのに対し、HS−DPCCHがCRC符号化されない場合について説明する。よって、図1に示す基地局装置において、符号化部12は、A−DPCHの送信データを畳み込み符号化およびCRC符号化するのに対し、HS−DPCCHの送信データを畳み込み符号化だけする。また、復号部28は、A−DPCHの受信信号に対して誤り訂正復号およびCRC判定を行うのに対し、HS−DPCCHの受信信号に対して誤り訂正復号だけ行う。したがって、制御局装置には、各基地局装置から、CRCだけが入力され、CRCHSは入力されない。
【0038】
図4は、本発明の実施の形態2に係る制御局装置の目標SIR設定部30の構成を示すブロック図である。
【0039】
A−DPCHがSHO状態になる前は、目標SIR制御部302には、基地局1だけからCRCが入力される。目標SIR制御部302は、基地局1から入力されたCRCに基づいて目標SIRを制御する。制御後の目標SIRは、基地局1へ送信されると共に、オフセット付加部304に入力される。オフセット付加部304には、HO(ハンドオーバ)情報が入力される。このHO情報は、A−DPCHがSHO状態にあるか否かを示す情報である。また、このHO情報は、制御局装置内において作成される。オフセット付加部304は、A−DPCHがSHO状態にない場合は、目標SIRをそのまま目標SIRHSとして基地局1へ送信する。
【0040】
A−DPCHがSHO状態になると、目標SIR制御部302には、基地局1および基地局2の双方からCRCが入力される。目標SIR制御部302は、基地局1のCRCと基地局2のCRCの双方がNGである場合に目標SIRをIncだけ上げ、どちらか1つでもOKである場合は目標SIRをDecだけ下げる。制御後の目標SIRは、基地局1へ送信されると共に、オフセット付加部304に入力される。オフセット付加部304は、A−DPCHがSHO状態にある場合は、目標SIRにオフセットを加えた値を目標SIRHSとして基地局1へ送信する。
【0041】
つまり、本実施の形態では、A−DPCHがSHO状態にない場合は、目標SIRHSが目標SIRと等しい値に設定され、A−DPCHがSHO状態にある場合は、目標SIRHSが目標SIRにオフセットを加えた値に設定される。
【0042】
次に、各チャネルにおいて目標SIRが設定される様子について図5を用いて説明する。なお、図5では、1ブロックは1TTIに相当する。また、A−DPCHがSHO状態にない場合(Non−SHOの場合)については、実施の形態1と同じであるため説明を省略する。
【0043】
A−DPCHがSHO状態になると、図5に示すように、目標SIRHSは、CRCに基づいて設定された目標SIRにオフセットを加えた値になる。例えば、図5に示すように、tで、基地局1でCRC=NGとなり、基地局2でCRC=OKとなった場合には、tで、目標SIRHSおよび目標SIRの双方がDecだけ下がる。このようにtで目標SIRHSが下がっても、オフセットが十分大きいため、t10においては、HS−DPCCHは誤らない。このように、目標SIRHSは、目標SIRと同じタイミングで同じ量だけ上下するが、A−DPCHがSHO状態にある場合には、常に目標SIRよりオフセット分だけ大きい値になる。
【0044】
このように、本実施の形態によれば、A−DPCHがSHO状態にある場合に、目標SIRに十分大きいオフセットを加えた値を目標SIRHSとするため、A−DPCHがSHO状態にある場合でも、HS−DPCCHの品質が所要品質を満たすことができる。また、HS−DPCCHがCRC符号化されない移動体通信システムでもHS−DPCCHのアウターループ送信電力制御が可能になる。さらに、目標SIRを基準にして目標SIRHSを設定するため、A−DPCHさえ連続的に送信されていれば、HS−DPCCHが連続的に送信されていなくても、HS−DPCCHの送信開始時には適切な目標SIRHSが設定される。
つまり、HS−DPCCHが間欠的に送信される場合でも、HS−DPCCHに対して適切なアウターループ送信電力制御を行うことができる。
【0045】
(実施の形態3)
本実施の形態では、A−DPCHがCRC符号化されるのに対し、HS−DPCCHがCRC符号化されない場合について説明する。よって、基地局装置の構成は実施の形態2と同一になる。また、制御局装置の構成は図6に示すようになる。図6は、本発明の実施の形態3に係る制御局装置の目標SIR設定部30の構成を示すブロック図である。
【0046】
A−DPCHがSHO状態になる前は、HO情報に従ってスイッチ1のAおよびBが共に開放される。また、HO情報に従ってスイッチ2のA−C間が接続される。また、A−DPCHがSHO状態になる前なので、目標SIR設定部30には、基地局1からはCRCが入力されるが、基地局2からはCRCが入力されない。目標SIR制御部306は、基地局1から入力されたCRCに基づいて目標SIRを制御する。制御後の目標SIRは、基地局1へ送信されると共に、スイッチ2を介してオフセット付加部310に入力される。オフセット付加部310は、目標SIRにオフセットを加えた値を目標SIRHSとして基地局1へ送信する。なお、オフセット付加部310を省略し、目標SIR制御部306から出力された目標SIRをそのまま目標SIRHSとして基地局1へ送信してもよい。
【0047】
A−DPCHがSHO状態になると、HO情報に従ってスイッチ1のAが開放され、Bが接続される。また、HO情報に従ってスイッチ2のA−C間が接続される。また、目標SIR設定部30には、基地局1および基地局2の双方からCRCが入力される。よって、A−DPCHがSHO状態になる前と同様、目標SIR制御部306は、基地局1から入力されたCRCに基づいて目標SIRを制御し、オフセット付加部310は、目標SIRをそのまま目標SIRHSとして、または、目標SIRにオフセットを加えた値を目標SIRHSとして基地局1へ送信する。目標SIR制御部308は、基地局1のCRCと基地局2のCRCの双方がNGである場合に目標SIRをIncだけ上げ、どちらか1つでもOKである場合は目標SIRをDecだけ下げる。目標SIR制御部308での制御後の目標SIRは、基地局2へ送信される。
【0048】
そして、HS−DPCCHがHHOする(つまり、HS−PUSCHがHHOする)と、HO情報に従ってスイッチ1のAが接続され、Bが開放される。また、HO情報に従ってスイッチ2のB−C間が接続される。本実施の形態でのHO情報には、HS−DPCCHがHHOするタイミングに関する情報も含まれている。目標SIR制御部306は、基地局1のCRCと基地局2のCRCの双方がNGである場合に目標SIRをIncだけ上げ、どちらか1つでもOKである場合は目標SIRをDecだけ下げる。制御後の目標SIRは、基地局1へ送信される。目標SIR制御部308は、基地局2から入力されたCRCに基づいて目標SIRを制御し、オフセット付加部310は、目標SIRをそのまま目標SIRHSとして、または、目標SIRにオフセットを加えた値を目標SIRHSとして基地局2へ送信する。
【0049】
つまり、本実施の形態では、A−DPCHがSHO状態である場合に、A−DPCHおよびHS−DPCCHの双方に接続している基地局において、その基地局でのCRCのみに基づいて目標SIRを設定する。より具体的には、A−DPCHがSHO状態であり、HS−DPCCHがHHO前の状態では、基地局1の目標SIRは、基地局1のCRCのみに基づいて設定され、基地局2の目標SIRは、基地局1のCRCおよび基地局2のCRCの双方に基づいて設定される。また、A−DPCHがSHO状態であり、HS−DPCCHがHHO後の状態では、基地局1の目標SIRは、基地局1のCRCおよび基地局2のCRCの双方に基づいて設定され、基地局2の目標SIRは、基地局2のCRCのみに基づいて設定される。
【0050】
ここで、A−DPCHがSHO状態にある場合に、複数のCRCのすべてがNGであれば目標SIRを上げ、複数のCRCのうち1つでもOKであれば目標SIRを下げるような制御を行うと、A−DPCHがSHO状態にある場合の目標SIRは、A−DPCHがSHO状態にない場合の目標SIRよりも低い値に設定される。換言すれば、1つの基地局のCRCに基づいて設定した目標SIRは、複数の基地局のCRCに基づいて設定した目標SIRよりも大きい値になる。
【0051】
よって、本実施の形態の構成によれば、A−DPCCHがSHO状態にある場合に、HS−DPCCHが接続されている基地局の目標SIRは、HS−DPCCHが接続されていない基地局の目標SIRよりも大きい値になる。また、HS−DPCCHが接続されている基地局の目標SIRは、1つの基地局のCRCに基づいて設定されるので、所要品質を満たすような目標SIRとなる。目標SIRHSは、HS−DPCCHが接続されている基地局の目標SIRと等しい値またはオフセットを加えた値に設定されるので、目標SIRHSも、所要品質を満たすような目標SIRとなる。
【0052】
次に、各チャネルにおいて目標SIRが設定される様子について図7を用いて説明する。なお、図7では、1ブロックは1TTIに相当する。また、図7では、目標SIRHSが目標SIRと等しい値に設定される。また、A−DPCHがSHO状態にない場合(Non−SHOの場合)については、実施の形態1と同じであるため説明を省略する。
【0053】
A−DPCHがSHO状態になると、図7に示すように、基地局1の目標SIRと基地局2の目標SIRはそれぞれ独立に制御される。例えば、図7に示すように、tで、基地局1でCRC=NGとなり、基地局2でCRC=OKとなったものとする。基地局1でCRCがNGなので、基地局1の目標SIRはtでIncだけ上がる。また、基地局1の目標SIRに合わせて基地局1の目標SIRHSもtでIncだけ上がる。これに対し、基地局1でのCRCがNGで、基地局2でのCRCがOKなので、基地局2の目標SIRはtでDecだけ下がる。
【0054】
このように、本実施の形態によれば、A−DPCHがSHO状態にある場合に、A−DPCHおよびHS−DPCCHの双方に接続している基地局において、その基地局でのCRCのみに基づいて目標SIRを設定し、その目標SIRに合わせて目標SIRHSを設定するため、A−DPCHがSHO状態にある場合でも、HS−DPCCHの品質が所要品質を満たすことができる。
【0055】
(実施の形態4)
本実施の形態では、実施の形態3におけるオフセット量を制御する。但し、本実施の形態では、A−DPCHおよびHS−DPCCHの双方がCRC符号化される。よって、基地局装置の構成は実施の形態2と同一になる。また、制御局装置の構成は図8に示すようになり、実施の形態3(図6)にさらにオフセット制御部312を付加した構成となる。図8は、本発明の実施の形態4に係る制御局装置の目標SIR設定部30の構成を示すブロック図である。図8において、実施の形態3(図6)と同一の構成については説明を省略する。
【0056】
A−DPCHがSHO状態になると、オフセット制御部312に、基地局1からCRCおよびCRCHSの双方が入力される。オフセット制御部312は、CRCとCRCHSとの比較結果に基づいて、オフセット付加部310に設定されているオフセット量を制御する。具体的には、CRC=OKでCRCHS=NGの場合は、オフセットを所定量だけ上げる。一方、CRC=NGでCRCHS=OKの場合は、オフセットを所定量だけ下げる。なお、CRCおよびCRCHSの双方がOKの場合、または、CRCおよびCRCHSの双方がNGの場合は、現在のオフセット量を維持する。
【0057】
なお、HS−DPCCHが基地局で終端している場合には、オフセット制御部312およびオフセット付加部310は、制御局装置ではなく基地局装置に備えられる。
【0058】
次に、各チャネルにおいて目標SIRが設定される様子について図9を用いて説明する。なお、図9では、1ブロックは1TTIに相当する。また、A−DPCHがSHO状態にない場合(Non−SHOの場合)については、実施の形態1と同じであるため説明を省略する。
【0059】
A−DPCHがSHO状態になると、図9に示すように、基地局1の目標SIRと基地局2の目標SIRはそれぞれ独立に制御される。また、基地局1の目標SIRHSは、基地局1の目標SIRにオフセットを加えた値に設定される。
このオフセット量は、上記のように、基地局1のCRCと基地局1のCRCHSとの比較結果に基づいて制御される。例えば、図9に示すように、tで、基地局1のCRCHSがOK、基地局1のCRC=NGとなった場合は、tでのオフセット量はtでのオフセット量よりも所定量だけ下げられる。
【0060】
このように、本実施の形態によれば、CRCとCRCHSとの比較結果に基づいてオフセット量を制御するため、符号化方法の違いなどに起因して、HS−DPCCHの誤り特性がA−DPCHの誤り特性と異なる場合でも、HS−DPCCHに対して適切なアウターループ送信電力制御を行うことができる。
【0061】
(実施の形態5)
本実施の形態では、基地局1に設定された目標SIRHSを、HS−DPCCHがHHOするタイミング(つまり、HS−PUSCHがHHOするタイミング)で基地局2に通知する。
【0062】
図10に示すように、ハンドオーバ元の基地局1は、HS−DPCCHが基地局2にHHOした場合(つまり、HS−PUSCHが基地局2にHHOした場合)、目標SIRHSを制御局経由でハンドオーバ先の基地局2へ通知する。図11に、目標SIRHSが、ハンドオーバ元の基地局1からハンドオーバ先の基地局2へ通知されるタイミングを示す。A−DPCHがSHO状態にある場合において、まず、制御局から基地局1に対して目標SIRHSの送信指示が出される。この指示に従って、基地局1は、自局に設定されている目標SIRHSを制御局に送信する。制御局は、基地局1から送信された目標SIRHSを、基地局2へ送信する。その後、制御局は、基地局1および基地局2に対して、HS−DPCCHのHHOの指示を出す。この指示に従って、基地局1はHS−DPCCHを切断し、基地局2はHS−DPCCHを接続する。HS−DPCCHの接続後、基地局2は、制御局から送信された目標SIRHSを自局に設定する。
【0063】
なお、目標SIRHSが制御局で管理されている場合には、制御局は、HS−DPCCHのHHO指示後、その管理している目標SIRHSを基地局2へ送信する。
【0064】
このように、本実施の形態によれば、目標SIRHSが、ハンドオーバ元の基地局からハンドオーバ先の基地局へ、HS−DPCCHがHHOするタイミングで通知されるため、基地局2におけるHS−DPCCHの通信開始時に適切な目標SIRHSを設定することができる。
【0065】
なお、本実施の形態ではFast−ULを例に挙げて説明したが、これに限られるものではなく、本発明は、SHOが適用される個別チャネルとHHOが適用される個別チャネルとが混在する無線通信システムにはすべて適用可能である。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、SHOが適用されるA−DPCHとHHOが適用されるHS−DPCCHとが混在する無線通信システムにおいて、アウターループ送信電力制御の目標SIRを適切な値に設定して、HS−DPCCHの受信品質を所要品質に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る基地局装置および制御局装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係るアウターループ送信電力制御について説明するための図
【図3】本発明の実施の形態1に係る各チャネルにおいて目標SIRが設定される様子について説明するための図
【図4】本発明の実施の形態2に係る制御局装置の目標SIR設定部の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態2に係る各チャネルにおいて目標SIRが設定される様子について説明するための図
【図6】本発明の実施の形態3に係る制御局装置の目標SIR設定部の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態3に係る各チャネルにおいて目標SIRが設定される様子について説明するための図
【図8】本発明の実施の形態4に係る制御局装置の目標SIR設定部の構成を示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態4に係る各チャネルにおいて目標SIRが設定される様子について説明するための図
【図10】本発明の実施の形態5に係る目標SIRHSの通知動作の概略図
【図11】本発明の実施の形態5に係る目標SIRHSの通知タイミングを示す図
【図12】従来のアウターループ送信電力制御(A−DPCHがSHO状態にない場合)について説明するための図
【図13】従来のアウターループ送信電力制御(A−DPCHがSHO状態にある場合)について説明するための図
【符号の説明】
12 符号化部
14 変調部
16 拡散部
18 送信無線部
20 アンテナ
22 受信無線部
24 逆拡散部
26 復調部
28 復号部
30 目標SIR設定部
32 TPCコマンド作成部
34 SIR測定部
100 送信部
200 受信部
306,308 目標SIR制御部
310 オフセット付加部
312 オフセット制御部

Claims (7)

  1. ソフトハンドオーバが適用される第1個別チャネルと、ハードハンドオーバが適用される第2個別チャネルと、が混在する無線通信システムにおいて使用されるアウターループ送信電力制御の目標SIR設定方法であって、
    第1個別チャネルがソフトハンドオーバ状態にない場合は、第1個別チャネルの誤り検出結果に基づいて第2個別チャネルの目標SIRを設定する一方、
    第1個別チャネルがソフトハンドオーバ状態にある場合は、第2個別チャネルの誤り検出結果に基づいて第2個別チャネルの目標SIRを設定する、
    ことを特徴とする目標SIR設定方法。
  2. ソフトハンドオーバが適用される第1個別チャネルと、ハードハンドオーバが適用される第2個別チャネルと、が混在する無線通信システムにおいて使用されるアウターループ送信電力制御の目標SIR設定方法であって、
    第1個別チャネルがソフトハンドオーバ状態にない場合は、第2個別チャネルの目標SIRを、第1個別チャネルの目標SIRと等しい値に設定する一方、
    第1個別チャネルがソフトハンドオーバ状態にある場合は、第2個別チャネルの目標SIRを、第1個別チャネルの目標SIRにオフセットを加えた値に設定する、
    ことを特徴とする目標SIR設定方法。
  3. ソフトハンドオーバが適用される第1個別チャネルと、ハードハンドオーバが適用される第2個別チャネルと、が混在する無線通信システムにおいて使用されるアウターループ送信電力制御の目標SIR設定方法であって、
    第1個別チャネルがソフトハンドオーバ状態である場合に、第1個別チャネルおよび第2個別チャネルの双方に接続している基地局における第1個別チャネルの目標SIRを、その基地局が接続している第1個別チャネルの誤り検出結果のみに基づいて設定する、
    ことを特徴とする目標SIR設定方法。
  4. 第2個別チャネルの目標SIRを、第1個別チャネルの目標SIRと等しい値に設定する、
    ことを特徴とする請求項3記載の目標SIR設定方法。
  5. 第2個別チャネルの目標SIRを、第1個別チャネルの目標SIRにオフセットを加えた値に設定する、
    ことを特徴とする請求項3記載の目標SIR設定方法。
  6. 第1個別チャネルの誤り検出結果と第2個別チャネルの誤り検出結果との比較結果に基づいてオフセット量を制御する、
    ことを特徴とする請求項5記載の目標SIR設定方法。
  7. ソフトハンドオーバが適用される第1個別チャネルと、ハードハンドオーバが適用される第2個別チャネルと、が混在する無線通信システムにおいて使用されるアウターループ送信電力制御の目標SIR設定方法であって、
    第1個別チャネルがソフトハンドオーバ状態にある場合に、ハンドオーバ元基地局が、ハンドオーバ先基地局に対して、自局に設定されている第2個別チャネルの目標SIRを通知し、
    前記ハンドオーバ先基地局が、通知された目標SIRを、自局での第2個別チャネルの目標SIRとして設定する、
    ことを特徴とする目標SIR設定方法。
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