JP2004086736A - 電子機器 - Google Patents

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Hiroyuki Kusaka
日下 博之
Kentaro Tomioka
富岡 健太郎
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Abstract

【課題】外観が良好であり、且つ、この外観の品質低下を抑制することができる電子機器を提供する。
【解決手段】受熱部は機器本体2に設けられた半導体パッケージ31と熱的に接続されている。表示ユニット3は、表示パネル20及びディスプレイハウジング21を有し、機器本体2に支持されている。ディスプレイハウジング21の内部には、冷媒流路Aを有する放熱部48が設けられている。循環経路53は、機器本体2と表示ユニット3との間に跨って配置されて、受熱部41aと放熱部48の冷媒流路Aとの間で液状の冷媒を循環させる。ディスプレイハウジング21には、放熱部48に対応させて透明部材により形成された透光部60aが設けられている。ディスプレイハウジング21の内側には可逆感温変色層61aが設けられており、放熱部48から放出される熱により色又は色調が変化する。
【選択図】  図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば半導体パッケージのような発熱体を備えた電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
ポータブルコンピュータのような電子機器は、個個の機種間における機能的な差が小さくなりつつあり、ユーザーは、以前にも増して、電子機器を機能だけでなく外観的なデザインを考慮して選択するようになってきている。そのため、近時、電子機器の外観性、意匠性への関心がより高まっている。
【0003】
この種の電子機器としては、特開2002−64603号公報において公開されている可逆感温変色性携帯電話がある。この携帯電話は、外面の少なくとも一部に可逆感温変色層を設けたり、或いは、外装ケースを構成する少なくとも一部のプラスチック部材中に可逆熱変色顔料を分散させている。この携帯電話では、温度により外面の色を変化させることで外観性を高めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記特開2002−64603号公報において公開されている携帯電話のうち、可逆感温変色層を外面に設けた携帯電話は、可逆感温変色層に直接手が触れる。したがって、繰り返し使用することで、可逆感温変色層が剥れたり、性能が劣化するおそれがある。一方、プラスチック部材中に可逆熱変色顔料を分散させた携帯電話は、これを製造するために、可逆熱変色顔料をプラスチックに分散させる設備等が必要となり、製造コストが嵩む。
【0005】
本発明は、このような事情にもとづいてなされたもので、外観が良好であり、且つ、この外観の品質低下を抑制することができる電子機器の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る本発明の電子機器は、発熱体を有する機器本体と、この機器本体に設けられ、発熱体に熱的に接続された受熱部と、表示パネル及びこの表示パネルを収容するディスプレイハウジングを有し、上記機器本体に支持された表示ユニットと、ディスプレイハウジングの内部に設けられ、冷媒流路を有する放熱部と、機器本体と表示ユニットとの間に跨って配置され、受熱部と放熱部の冷媒流路との間で液状の冷媒を循環させる循環経路と、を具備している。ディスプレイハウジングには、放熱部に対応する領域のうちの少なくとも一部に対応させて透明部材により形成された透光部が設けられているとともに、ディスプレイハウジングの内側に、放熱部に対応する領域のうちの少なくとも一部に対応させて所定の温度で色又は色調が変化する変色層が設けられていることを特徴とする。
【0007】
この発明によれば、放熱部から放出される熱によって生じる温度変化により、変色層は色又は色調が変化する。この変色層の色又は色調の変化は、ディスプレイハウジングの透光部から外部に透けて見える。しかも、変色層は、ディスプレイハウジングの内側に設けられているため、変色層に直接手が触れることはない。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施形態を、図1〜図7を参照して説明する。
【0009】
図1は、電子機器としてのポータブルコンピュータ1を開示している。ポータブルコンピュータ1は、機器本体2と、表示ユニット3とを備えている。
【0010】
図1に示すように、機器本体2は、偏平な箱形の筐体10を有している。筐体10は、底壁10a、上壁10b、前壁10c、左右の側壁10d、及び、後壁10eを備えている。上壁10bは、パームレスト11とキーボード取付け部12とを有している。キーボード取付け部12は、パームレスト11の後方に位置されており、このキーボード取付け部12にキーボード13が取付けられている。
【0011】
さらに、上壁10bは、キーボード13の背後にディスプレイ支持部14を有している。ディスプレイ支持部14は、上壁10bの後端部から上向きに張出すとともに、筐体10の幅方向に延びている。ディスプレイ支持部14は、一対の凹部14a,14bを有している。凹部14a,14bは、筐体10の幅方向に互いに離れている。
【0012】
図2及び図3に示すように、表示ユニット3は、表示パネルとしての液晶表示パネル20と、この液晶表示パネル20を収容する偏平な箱形のディスプレイハウジング21とを備えている。液晶表示パネル20は、その前面に画像を表示する画面20aを有している。
【0013】
ディスプレイハウジング21は、マスク22、カバー23、及び、ゴム枠26を備えている。マスク22は、開口部24を有する前壁22a、及び4つの側壁22bを有している。カバー23は、後壁23a、及び、4つの側壁23bを有している。マスク22とカバー23とは、その前壁22aと後壁23aとを向かい合わせるようにして配置されており、液晶表示パネル20を取り囲んでいる。液晶表示パネル20は、ゴム枠26で周囲を保持されてディスプレイハウジング21に収容されている。液晶表示パネル20の画面20aは、開口部24を通じてディスプレイハウジング21の外方に露出している。
【0014】
ディスプレイハウジング21は、その一端部から突出する一対の脚部27a,27bを有している。脚部27a,27bは中空をなすとともに、ディスプレイハウジング21の幅方向に互いに離れている。これら脚部27a,27bは、ディスプレイ支持部14の凹部14a,14bに挿入されているとともに、図示しないヒンジ装置を介して筐体10に連結されている。
【0015】
そのため、表示ユニット3は、キーボード13の上方から覆うように倒される閉じ位置と、キーボード13や画面20aを露出させるように起立する開き位置とにわたって回動可能な状態で、機器本体2に支持されている。
【0016】
図2及び図3に示すように、筐体10は、プリント配線板30、ハードディスク駆動装置34、及び、バッテリーパック35を収容している。プリント配線板30、ハードディスク駆動装置34、及び、バッテリーパック35は、筐体10の底壁10aの上に並べて配置されている。
【0017】
図4に示すように、プリント配線板30の上面には、発熱体としての半導体パッケージ31が実装されている。半導体パッケージ31は、ポータブルコンピュータ1の中枢となるマイクロプロセッサを構成するものであり、プリント配線板30の後部に位置されている。半導体パッケージ31は、ベース基板32と、このベース基板32の上面の中央部に配置されたICチップ33とを有している。ICチップ33は、処理速度の高速化や多機能化に伴って動作中の発熱量が非常に大きく、安定した動作を維持するために冷却を必要としている。
【0018】
ポータブルコンピュータ1は、半導体パッケージ31を冷却する液冷式の冷却ユニット40を搭載している。図2〜図5に示すように、冷却ユニット40は、受熱部41aと一体化された回転形ポンプ41、放熱部48、及び、循環経路53を備えている。
【0019】
図4に示すように、受熱部41aは、半導体パッケージ31のベース基板32よりも大きな金属板にて構成され、ICチップ33を上方から覆っている。このICチップ33は、図示しない導電性グリースを介して受熱部41aの下面中央部に熱的に接続されている。
【0020】
ポンプ41は、羽根車42とポンプハウジング43とを備えている。羽根車42は、フラットモータ45を介してポンプハウジング43に支持されている。フラットモータ45は、例えばポータブルコンピュータ1の電源投入時、或いは、半導体パッケージ31の温度が予め決められた値に達した時に、羽根車42を回転させる。ポンプハウジング43は、羽根車42が臨むポンプ室44と、このポンプ室44に連なる冷媒入口46及び冷媒出口47とを有している。
【0021】
図2及び図3に示すように、放熱部48は、ディスプレイハウジング21の内部、すなわち、ディスプレイハウジング21のカバー23の後壁23aと液晶表示パネル20との間に収容されている。放熱部48は、液晶表示パネル20と略同等の大きさを有する長方形の板状をなしている。
【0022】
また、図2、図3、及び、図5に示すように、放熱部48は、第1の放熱板49と第2の放熱板50とを備えている。第1及び第2の放熱板49,50は、夫々熱伝導性に優れた金属材料にて構成され、互いに重ね合わされている。第1の放熱板49は、第2の放熱板50の反対側に張出す膨出部49aを有している。膨出部49aは、第1の放熱板49の略全面にわたって蛇行状に形成されている。この膨出部49aの開口端は、第2の放熱板50によって閉じられている。そのため、第1の放熱板49の膨出部49aは、第2の放熱板50との間に冷媒流路Aを構成している。
【0023】
図3に示すように、放熱部48は、冷媒入口51と冷媒出口52とを有している。冷媒入口51は、放熱部48の左端部(図3において向かって左側)に位置されて、冷媒流路Aの上流端に連なるとともに、ディスプレイハウジング21の左側の脚部27aに隣接している。冷媒出口52は、放熱部48の右端部(図3において向かって右側)に位置されて、冷媒流路Aの下流端に連なるとともに、ディスプレイハウジング21の右側の脚部27bに隣接している。このため、冷媒入口51と冷媒出口52とは、ディスプレイハウジング21の幅方向に互いに離れている。
【0024】
循環経路53は、受熱部41aと放熱部48の冷媒流路Aとの間で液状の冷媒を循環させるためのものである。図2及び図3に示すように、循環経路53は、第1の管路54と第2の管路55とを備えている。第1の管路54は、機器本体2と表示ユニット3との間に跨って設けられ、ポンプハウジング43の冷媒出口47と放熱部48の冷媒入口51との間を接続している。この第1の管路54は、筐体10の内部からディスプレイ支持部14及び左側の脚部27aの内側を通してディスプレイハウジング21の内部に導かれている。第2の管路55は、機器本体2と表示ユニット3との間に跨って設けられ、ポンプハウジング43の冷媒入口46と放熱部48の冷媒出口52との間を接続している。この第2の管路55は、筐体10の内部からディスプレイ支持部14及び右側の脚部27bの内側を通してディスプレイハウジング21の内部に導かれている。
【0025】
ポンプ41のポンプ室44、放熱部48の冷媒流路A、及び、循環経路53には、液状の冷媒としての冷却液が充填されている。この冷却液としては、例えばエチレングリコール水溶液に必要に応じて腐蝕防止剤を添加した不凍液が用いられている。
【0026】
図2〜図4に示すように、受熱部41aと一体化されたポンプ41は、4本の脚部56bを有する十字形のばね部材56を介して半導体パッケージ31に押付けられている。つまり、ばね部材56の脚部56bをプリント配線板30の上の四つのボス部57にねじ58で固定することにより、このばね部材56の中央部56aが脚部56bの弾性によりポンプ41に押付けられる。したがって、受熱部41aが半導体パッケージ31のICチップ33に密着して熱的に接続される。
【0027】
上記ディスプレイハウジング21には、放熱部48に対応する領域のうちの少なくとも一部の領域に対応させて、透明部材により形成された透光部60aが設けられている。この第1の実施の形態では、ディスプレイハウジング21のカバー23を透明部材により形成することで、放熱部48に対応する略全域を透光部60aとしている(図6及び図7参照)。
【0028】
また、ディスプレイハウジング21の内側には、放熱部48に対応する領域のうちの少なくとも一部の領域に対応させて可逆感温変色層61aが設けられている。可逆感温変色層61aは、所定の温度で色又は色調が変化する。このポータブルコンピュータ1では、カバー23の後壁23aをなす透光部60aの内面に、放熱部48の略全域に対応させて可逆感温変色層61aを設けている(図6及び図7参照)。なお、理解を容易にするために、図6において、可逆感温変色層61aを設けた領域に点模様を付して示している。この可逆感温変色層61aは、カバー23の後壁23aの内面だけでなく、カバー23の後壁23a及び4つの側壁23bの内面に設けてもよい。
【0029】
カバー23及び可逆感温変色層61aは、例えば以下のようにして形成することができる。
【0030】
無色透明なアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合樹脂(ABS樹脂)によりカバー23を成型する。
【0031】
可逆感温変色層61aは、例えば、29℃以上で無色27℃以下で黒色を呈する加熱消色型可逆熱変色性顔料と、35℃以上で無色33℃以下でピンク色を呈する加熱消色型可逆熱変色性顔料と、青色顔料と、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂と、油性アクリル樹脂(不揮発分45%、溶剤はトルエン及び酢酸エチル)と、メチルイソブチルケトンと、キシレンとを、
30:15:3:30:30:15:15  …(1)
の割合で均一に分散させた塗料を用いて形成する。乾燥させた状態での膜厚が40μmとなるように、カバー23の後壁23aの内面にスプレー塗装する。その後、40℃で10分間乾燥硬化させる。以上により、カバー23及び可逆感温変色層61aが形成される。
【0032】
このように形成された可逆感温変色層61aは、カバー23の後壁23aの外面側からみて、27℃以下で黒色を呈し、28℃〜34℃で紫色を呈し、35℃以上で青色を呈する。
【0033】
なお、透明な樹脂等からなる透明フィルムに予め可逆感温変色層を形成しておき、このフィルムをカバー23の後壁23aにその内面に貼り付けることで、可逆感温変色層61aを形成してもよい。
【0034】
このような構成において、半導体パッケージ31のICチップ33は、ポータブルコンピュータ1の使用中に発熱する。このICチップ33の熱は、受熱部41aを介してポンプハウジング43に伝わる。ポンプハウジング43は、冷却液が充填されたポンプ室44を有するので、ポンプハウジング43に伝わった熱の多くを冷却液が吸収する。
【0035】
羽根車42が回転すると、ポンプ室44内の冷却液が第1の管路54を介して放熱部48に送り出され、ポンプ室44と放熱部48の冷媒流路Aとの間で冷却水が強制的に循環される。
【0036】
すなわち、ポンプ室44での熱交換により加熱された冷却液は、第1の管路54を介して放熱部48に送り出され、蛇行状に屈曲された冷媒流路Aを流れる。この流れの過程で冷却液に吸収されたICチップ33の熱が第1及び第2の放熱板49,50に拡散され、これら放熱板49,50の表面から放出される。
【0037】
冷媒流路Aを通過する過程で冷やされた冷却液は、第2の管路55を通じてポンプ室44に戻される。この冷却液は、ポンプ室44を流れる過程で再びICチップ33の熱を吸収し、放熱部48に送り出される。このようなサイクルを繰り返すことで、ICチップ33の熱がディスプレイハウジング21内の放熱部48を通じてポータブルコンピュータ1の外部に放出される。
【0038】
ところで、可逆感温変色層61aは、常温では黒色を呈している。放熱部48の放熱板45,50の表面から熱が放出されると、この放射熱により、可逆感温変色層61aが温められる。可逆感温変色層61aは、28℃以上となると、紫色に変化する。さらに、可逆感温変色層61aは、35℃以上となると、青色に変化する。なお、可逆感温変色層61aの温度はある地点で平衡状態となり、35℃を大きく上回って温度が上昇することはない。
【0039】
また、放熱板49,50の表面からの放熱がなくなると、可逆感温変色層61aが冷やされ、常温に戻る。可逆感温変色層61aは、34℃以下となると、紫色に変化する。さらに、可逆感温変色層61aは、27℃以上となると、黒色に変化する。このような可逆感温変色層61aの色の変化は、透光部60a、すなわち、透明部材からなるカバー23を介して、ポータブルコンピュータ1の外部に透けて見える。
【0040】
以上のように、このポータブルコンピュータ1によれば、放熱部48から放出される熱によって生じるディスプレイハウジング21の内側の温度変化により、可逆感温変色層61aは色又は色調が変化する。この可逆感温変色層61aの色又は色調の変化は、ディスプレイハウジング21の透光部60aを介して外部に透けて見える。すなわち、このポータブルコンピュータ1によれは、使用者が特別な操作をすることなく、単にコンピュータ1を起動させるだけで使用中にディスプレイハウジング21の外観が変化する。しがたって、外観が良く、意匠性に優れたポータブルコンピュータ1が得られる。
【0041】
しかも、このポータブルコンピュータ1によれば、可逆感温変色層61aがディスプレイハウジング21の内側に設けられている。したがって、ポータブルコンピュータ1を使用したり、持ち運ぶ際、可逆感温変色層61aに直接手が触れない。そのため、可逆感温変色層61aの剥れや性能の劣化等の品質低下が抑制され、外観は良好な状態に保たれる。
【0042】
さらに、このポータブルコンピュータ1では、カバー23の後壁23aの内面に可逆感温変色層61aをスプレーで塗装したり、可逆感温変色層61aを形成したフィルムをカバー23の後壁23aの内面に貼り付けているので、プラスチック部材中に可逆熱変色顔料を分散させるといった手間のかかる作業が一切不要となり、製造コストを抑制できる。
【0043】
本発明は、第1の実施形態に特定されるものではない。以下、本発明の第2の実施形態を、図8及び図9を参照して説明する。
【0044】
第2の実施形態は、透光部が設けられている領域と、可逆感温変色層が設けられている領域とが、上記第1の実施形態と相違している。それ以外のポータブルコンピュータ1の基本的な構成は、上記第1の実施形態と同様である。そのため、第2の実施形態において、上記第1の実施形態と同一の構成部分には同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
【0045】
ディスプレイハウジング21のカバー23は、例えば着色された不透明な樹脂等により形成されている。また、このカバー23の後壁23aには、放熱部48に対応する領域のうちの一部に対応させて、第1の放熱板49の膨出部49aを露出させる開口部25が形成されている。この開口部25に、透明部材、例えば無色透明な樹脂やガラス等により形成されたパネル状の透光部60bが嵌め込まれている。
【0046】
可逆感温変色層61bは、透光部60bの全域ではなく、透光部60bの一部に文字や図柄が示されるように設けられている。このポータブルコンピュータ1では、例えば「ABC」の文字が示されるように可逆感温変色層61bを設けている。なお、理解を容易にするために、図8において、可逆感温変色層61bを設けた領域に点模様を付して示している。
【0047】
可逆感温変色層61bは、例えばシルクスクリーン印刷等により透光部60bの内面に直接印刷して乾燥させるか、或いは、透明な樹脂等からなる透明フィルムの全面に予め可逆感温変色層を形成しておき、このフィルムを所望の文字の形に抜いて、透光部60bの内面に貼り付ける等して形成することができる。
【0048】
このポータブルコンピュータ1では、放熱部48から放出される熱によって生じるディスプレイハウジング21の内側の温度変化により、文字の色又は色調を変化させることができる。この文字の色又は色調を変化は、透明部材により形成された透光部60bを介して外部から見ることができる。しがたって、外観が良く、意匠性に優れたポータブルコンピュータ1が得られる。
【0049】
なお、可逆感温変色層61bと放熱部48との間に、放熱部48を外部から見えなくするための目隠し部材を設けても良い。
【0050】
また、可逆感温変色層61bを形成する塗料として、例えば、所定温度以下で無色、所定温度以上で有色となるような可逆感温変色塗料を選択することで、所定の温度において文字を浮かびあがらせることができる。
【0051】
さらに、可逆感温変色層61bを形成する塗料として、例えば、所定温度以下で有色、所定温度以上で無色となるような可逆感温変色塗料を選択することで、所定の温度において文字を消すことができる。
【0052】
次に、本発明の第3の実施形態を、図10及び図11を参照して説明する。
【0053】
第3の実施形態は、透光部が設けられている領域と、可逆感温変色層が設けられている場所が、上記第1の実施形態と相違している。それ以外のポータブルコンピュータ1の基本的な構成は、上記第1の実施形態と同様である。そのため、第3の実施形態において、上記第1の実施形態と同一の構成部分には同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
【0054】
ディスプレイハウジング21のカバー23は、例えば着色された不透明な樹脂等により形成されている。また、このカバー23の後壁23aには、放熱部48に対応する領域のうちの一部に対応させて、第1の放熱板49の膨出部49aを露出させる開口部25が形成されている。この開口部25に、透明部材、例えば無色透明な樹脂やガラス等により形成されたパネル状の透光部60cが嵌め込まれている。
【0055】
また、可逆感温変色層61cは、図11に示すように、第1の放熱板49の膨出部49aと第2の放熱板50との間に構成された冷媒流路Aの外面、すなわち、膨出部49aの外面に設けられている。なお、理解を容易にするために、図10において、可逆感温変色層61cを設けた領域に点模様を付して示している。
【0056】
このポータブルコンピュータ1では、放熱部48から放出される熱によって生じる冷媒流路Aの外面の温度変化により、冷媒流路Aの色又は色調を変化させることができる。この冷媒流路Aの色又は色調の変化は、透明部材により形成された透光部60cを介して、外部から見ることができる。しがたって、外観が良く、意匠性に優れたポータブルコンピュータ1が得られる。
【0057】
図12及び図13は、本発明の第4の実施形態を開示している。
【0058】
第4の実施形態は、透光部の形態と、可逆感温変色層が設けられている場所が、上記第1の実施形態と相違している。それ以外のポータブルコンピュータ1の基本的な構成は、上記第1の実施形態と同様である。そのため、第4の実施形態において、上記第1の実施形態と同一の構成部分には同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
【0059】
ディスプレイハウジング21のカバー23は、例えば着色された不透明な樹脂等により形成されている。また、このカバー23の後壁23aには、放熱部48に対応する領域のうちの一部に対応させて、第1の放熱板49の膨出部49aを露出させる開口部25が形成されている。この開口部25に透光部60dがはめ込まれている。透光部60dは、例えば着色された不透明な樹脂等により形成されたパネルに複数の孔部62を形成したものであり、孔部62は、夫々指が入り込まない程度の大きさを有している。なお、このカバー23の後壁23aの開口部25を省略し、後壁23aに直接孔部62を形成してもよい。
【0060】
また、可逆感温変色層61dは、図13に示すように、第1の放熱板49の膨出部49aと第2の放熱板50との間に構成された冷媒流路Aの外面、すなわち、膨出部49aの外面に設けられている。なお、理解を容易にするために、図12において、可逆感温変色層61dを設けた領域に点模様を付して示している。
【0061】
このポータブルコンピュータ1では、放熱部48から放出される熱によって生じる冷媒流路Aの外面の温度変化により、冷媒流路Aの色又は色調を変化させることができる。この冷媒流路Aの色又は色調の変化は、透光部60dの孔部62を通じで、外部から見ることができる。しがたって、外観が良く、意匠性に優れたポータブルコンピュータ1が得られる。
【0062】
また、このポータブルコンピュータ1では、孔部62の大きさを指が入り込まない程度の大きさに設定しているため、可逆感温変色層61dに直接手が触れない。したがって、可逆感温変色層61dの品質低下が抑制され、外観は良好な状態に保たれる。
【0063】
しかも、このポータブルコンピュータ1によれば、複数の孔部62を放熱部48に対向させて設けているため、放熱部48の表面から放出された熱気を孔部62からディスプレイハウジング21の外部に効率良く放出することができる。したがって、放熱板と後壁23aとの間に熱がこもり難くなる。
【0064】
なお、第4の実施形態では、透光部60dを、着色された不透明な樹脂等により形成されたパネルに複数の孔部62を形成してなるものとしたが、透光部60dは無色透明な樹脂等により形成されたパネルに複数の孔部62を形成してなるものとしてもよい。さらに、透光部60dは有色透明な樹脂等により形成されたパネルに複数の孔部62を形成してなるものとしてもよい。その場合、孔部62から観察される色は、可逆感温変色層61dの色、孔部62以外の領域から観察される色は透光部60dの色と可逆感温変色層61dとの混色となる。
【0065】
次に、本発明の第5の実施形態を、図14及び図15を参照して説明する。
【0066】
ディスプレイハウジング21のカバー23は、例えば着色された不透明な樹脂等により形成されている。また、このカバー23の後壁23aには、放熱部48に対応する領域のうちの一部に対応させて、第1の放熱板49の膨出部49aを露出させる開口部25が形成されている。この開口部25に、外面に複数の凹部63が形成されたパネル64が嵌め込まれている。このパネル64は、例えば着色された不透明な樹脂等により形成されている。複数の凹部63は、夫々指が入り込まない程度の大きさを有している。なお、このカバー23の後壁23aの開口部25を省略し、後壁23aに直接凹部63を形成してもよい。他の構成は、上述した第1の実施形態と同じであるから、重複する説明は図15及び図16に同符号を付して省略する。
【0067】
また、可逆感温変色層61eは、図15に示すように、各凹部63内に設けられている。なお、理解を容易にするために、図14において、可逆感温変色層61eを設けた領域に点模様を付して示している。
【0068】
このポータブルコンピュータ1では、放熱部48から放出される熱によって生じるディスプレイハウジング21の温度変化により、凹部63の色又は色調を変化させることができる。しがたって、外観が良く、意匠性に優れたポータブルコンピュータ1が得られる。
【0069】
また、このポータブルコンピュータ1では、凹部63の大きさを指が入り込まない程度の大きさに設定しているため、可逆感温変色層61eに直接手が触れない。したがって、可逆感温変色層61eの品質低下が抑制され、外観は良好な状態に保たれる。
【0070】
しかも、このポータブルコンピュータ1によれば、ディスプレイハウジング21のカバー23の一部をなすパネル64に複数の凹部63を形成しているため、カバー23の表面積を大きくすることができる。そのため、このポータブルコンピュータ1では、放熱部48の表面から放出された熱気をディスプレイハウジング21の外部に効率良く放出することができる。したがって、放熱板と後壁23aとの間に熱がこもり難くなる。
【0071】
次に、本発明の第6の実施形態を、図16及び図17を参照して説明する。
【0072】
このポータブルコンピュータ1では、発熱体を、例えばハードディスク駆動装置34としている。そして、図16及び図17に示すように、筐体10の上壁10bに、ハードディスク駆動装置34に対応させて、このハードディスク駆動装置34よりもひとまわり小さい開口部15を形成している。この開口部15に、透明部材、例えば無色透明な樹脂やガラス等により形成されたパネル状の透光部60fが嵌め込まれている。
【0073】
可逆感温変色層61fは、筐体10の内側、例えば筐体10の一部である透光部60fの内面に設けられている。なお、理解を容易にするために、図16において、可逆感温変色層61fを設けた領域に点模様を付して示している。他の構成は、上述した第1の実施形態と同じであるから、重複する説明は図16及び図17に同符号を付して省略する。
【0074】
このポータブルコンピュータ1では、ハードディスク駆動装置34から放出される熱によって生じる温度変化により、可逆感温変色層61fの色又は色調を変化させることができる。また、可逆感温変色層61fの変色は、透明部材により形成された透光部60fを介して外部から見ることができ、筐体10の一部の色又は色調が変化したような外観が得られる。しがたって、外観が良く、意匠性に優れたポータブルコンピュータ1が得られる。
【0075】
なお、この実施形態では、透光部60f及び可逆感温変色層61fをハードディスク駆動装置35に対応させて設けたが、透光部60f及び可逆感温変色層61fはバッテリーや半導体パッケージのような他の発熱体に対応させて設けても良い。
【0076】
また、このポータブルコンピュータ1では、第1の実施形態に示した液冷式の冷却ユニット40と置換して、例えば、受熱部、ヒートパイプ、熱交換部、及び、電動ファンを有する空冷式の冷却ユニットを設けることができる。
【0077】
さらに、冷却ユニットの放熱部が筐体10に設けられている場合、透光部60f及び可逆感温変色層61fは、この冷却ユニットの放熱部に対応させて設けても良い。
【0078】
図18及び図19は、本発明の第7の実施形態を開示している。
【0079】
このポータブルコンピュータ1では、第1の実施形態に示した液冷式の冷却ユニット40の代わりに、例えば受熱部70を有する空冷式の冷却ユニット71を設けている。図19に示したように、受熱部70は、半導体パッケージ31のベース基板32よりも大きな金属板にて構成され、ICチップ33を上方から覆っている。この受熱部70は、図示しないヒートパイプを介してヒートシンクに熱的に接続されている。ヒートシンクは、受熱部70から離れた位置に配設され、このヒートシンクに電動ファンを介して冷却風が吹き付けるようになっている。
【0080】
また、このポータブルコンピュータ1では、受熱部70の上にキーボード13が位置している。キーボード13は、複数のキートップ60gと、これらキートップ60gを支持する支持板62とを有している。これらのキートップ60gのうち、受熱部70の真上に対応する領域に位置するいくつかのキートップ60gは、無色透明な樹脂材料により形成されて、透光部として機能している。可逆感温変色層61gは、透明なキートップ60gの内面にその全域にわたって設けられている。図18は、可逆感温変色層61gが変色した様子を点模様により模式的に示している。他の構成は、上述した第1の実施形態と同じであるから、重複する説明は図18及び図19に同符号を付して省略する。
【0081】
このような構成において、半導体パッケージ31が発熱すると、この半導体パッケージ31の熱は、受熱部70に伝えられる。受熱部70に半導体パッケージ31の熱が伝えられると、この熱の一部は受熱部70の表面から放熱される。この放射された熱気により、半導体パッケージ31に対応する領域にあるキートップ60gの可逆感温変色層61gが温められて変色する(図18参照)。可逆感温変色層61gを有するキートップ60gは、透明部材により形成されているため、可逆感温変色層61gの色又は色調の濃淡をキーボード13の外部から見ることができる。しがたって、外観が良く、意匠性に優れたポータブルコンピュータ1が得られる。
【0082】
なお、可逆感温変色層61gは、受熱部70の透光部60gと対向する外面に設けてもよい。このようにすることにより、半導体パッケージ31に対応する領域のキートップ60gの色又は色調を変化させることができる。
【0083】
また、この実施形態では、キートップ60gの可逆感温変色層61gを受熱部70に対応させて設けたが、キーボード13の下側に発熱するバッテリーやハードディスク駆動装置を配置した場合は、キートップ60gの可逆感温変色層61gをバッテリーやハードディスク駆動装置に対応させて設けても良い。
【0084】
なお、上記第1、第2、第3、第6及び第7の実施形態では、透光部60a,60b,60c,60f,60gを無色透明な部材としたが、透光部60a,60b,60c,60f,60gは有色透明な部材としてもよい。その場合、外部から観察される色は、透光部60a,60b,60c,60f,60gの色と可逆感温変色層61a,61b,61c,61f,61gの色との混色となる。
【0085】
また、第1の実施形態では、2種類の可逆感温変色塗料と1種類の顔料とを用い、27〜28℃及び34〜35℃の2つの温度帯域で変色させることで、計3色の色が発現するようにしたが、使用する可逆感温変色塗料及び顔料は、何種類であってもよい。また、顔料は、使用しなくともよい。さらに、可逆感温変色層61a〜61gを形成する塗料は、第1の実施形態で示した塗料に限定されるものではなく、可逆感温変色塗料を広く用いることができる。
【0086】
本発明に係る電子機器は、ポータブルコンピュータに制約されるものではなく、発熱体を備えた種々の電子機器に適用することができる。
【0087】
【発明の効果】
本発明によれば、外観性が良好な電子機器が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るポータブルコンピュータの斜視図。
【図2】本発明の第1の実施形態において、冷却ユニットの位置関係を分解して示すポータブルコンピュータの斜視図。
【図3】本発明の第1の実施形態において、冷却ユニットの位置関係を示すポータブルコンピュータの断面図。
【図4】本発明の第1の実施形態において、ポンプと一体化している受熱部を保持部材を介してプリント基板の上に固定した状態を示す断面図。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る放熱部の断面図。
【図6】本発明の第1の実施形態に係るポータブルコンピュータ全体を後側から見た斜視図。
【図7】本発明の第1の実施形態に係る表示ユニットの断面図。
【図8】本発明の第2の実施形態に係るポータブルコンピュータ全体を後側から見た斜視図。
【図9】本発明の第2の実施形態に係る表示ユニットの断面図。
【図10】本発明の第3の実施形態に係るポータブルコンピュータ全体を後側から見た斜視図。
【図11】本発明の第3の実施形態に係る表示ユニットの断面図。
【図12】本発明の第4の実施形態に係るポータブルコンピュータ全体を後側から見た斜視図。
【図13】本発明の第4の実施形態に係る表示ユニットの断面図。
【図14】本発明の第5の実施形態に係るポータブルコンピュータ全体を後側から見た斜視図。
【図15】本発明の第5の実施形態に係る表示ユニットの断面図。
【図16】本発明の第6の実施形態に係るポータブルコンピュータの一部を前側から見た斜視図。
【図17】本発明の第6の実施形態に係る筐体のパームレスト近傍の断面図。
【図18】本発明の第7の実施形態に係るポータブルコンピュータの一部を前側から見た斜視図。
【図19】本発明の第7の実施形態に係る筐体及びキーボードの断面図。
【符号の説明】
1…電子機器(ポータブルコンピュータ)
2…機器本体
3…表示ユニット
10…筐体
13…キーボード
20…表示パネル(液晶表示パネル)
21…ディスプレイハウジング
31…発熱体(半導体パッケージ)
34…発熱体(ハードディスク駆動装置)
40…冷却ユニット
41a…受熱部
48…放熱部
53…循環経路
60a,60b,60c,60d,60f…透光部
60g…キートップ
61a,61b,61c,61d,61e,61f,61g…変色層
62…孔部
63…凹部
A…冷媒流路

Claims (7)

  1. 発熱体を有する機器本体と、
    上記機器本体に設けられ、上記発熱体に熱的に接続された受熱部と、
    表示パネル及びこの表示パネルを収容するディスプレイハウジングを有し、上記機器本体に支持された表示ユニットと、
    上記ディスプレイハウジングの内部に設けられ、冷媒流路を有する放熱部と、
    上記機器本体と上記表示ユニットとの間に跨って配置され、上記受熱部と上記放熱部の冷媒流路との間で液状の冷媒を循環させる循環経路と、を具備しており、
    上記ディスプレイハウジングには、上記放熱部に対応する領域のうちの少なくとも一部に対応させて透明部材により形成された透光部が設けられているとともに、上記ディスプレイハウジングの内側に、上記放熱部に対応する領域のうちの少なくとも一部に対応させて所定の温度で色又は色調が変化する変色層が設けられていることを特徴とする電子機器。
  2. 上記変色層は、上記透光部の内面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 発熱体を有する機器本体と、
    上記機器本体に設けられ、上記発熱体に熱的に接続された受熱部と、
    表示パネル及びこの表示パネルを収容するディスプレイハウジングを有し、上記機器本体に支持された表示ユニットと、
    上記ディスプレイハウジングの内部に設けられ、冷媒流路を有する放熱部と、
    上記機器本体と上記表示ユニットとの間に跨って配置され、上記受熱部と上記放熱部の冷媒流路との間で液状の冷媒を循環させる循環経路と、を具備しており、
    上記ディスプレイハウジングには、上記放熱部に対応する領域のうちの少なくとも一部に対応させて複数の孔部が形成された透光部が設けられているとともに、上記ディスプレイハウジングの内側に、上記放熱部に対応する領域のうちの少なくとも一部に対応させて所定の温度で色又は色調が変化する変色層が設けられていることを特徴とする電子機器。
  4. 上記変色層は、上記放熱部の冷媒流路の外面に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の電子機器。
  5. 発熱体を有する機器本体と、
    上記機器本体に設けられ、上記発熱体に熱的に接続された受熱部と、
    表示パネル及びこの表示パネルを収容するディスプレイハウジングを有して、上記機器本体に支持された表示ユニットと、
    上記ディスプレイハウジングの内部に設けられ、冷媒流路を有する放熱部と、
    上記機器本体と上記表示ユニットとの間に跨って配置され、上記受熱部と上記放熱部の冷媒流路との間で液状の冷媒を循環させる循環経路と、を具備しており、
    上記ディスプレイハウジングの外面には、上記放熱部に対応する領域のうちの少なくとも一部に対応させて複数の凹部が形成されているとともに、上記凹部内に所定の温度で色又は色調が変化する変色層が設けられていることを特徴とする電子機器。
  6. 発熱体を収容する筐体を具備し、上記筐体には、上記発熱体に対応する領域のうちの少なくとも一部に対応させて光が透過する透光部が設けられているとともに、上記筐体の内側に、上記発熱体に対応する領域のうちの少なくとも一部に対応させて所定の温度で色又は色調が変化する変色層が設けられていることを特徴とする電子機器。
  7. 発熱体を収容する筐体と、
    上記筐体に支持され、複数のキートップを有するキーボードと、を具備し、
    上記発熱体に対応する領域に位置するキートップは、光が透過する透光部を有し、このキートップの透光部の内側に、所定の温度で色又は色調が変化する変色層が設けられていることを特徴とする電子機器。
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