JP2004086696A - 広告の視聴結果に応じたインセンティブを供与するコンテンツ提供方法およびそのシステム - Google Patents

広告の視聴結果に応じたインセンティブを供与するコンテンツ提供方法およびそのシステム Download PDF

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Abstract

【課題】広告自体がユーザの積極的な視聴対象となるコンテンツ提供方法およびそのシステムを提供することを目的とする。
【解決手段】ADクリップコンテンツサーバ200は、ユーザPC100に対してコンテンツ(コンテンツの途中に広告を含むもの)を配信する(1)。ユーザPC100は、そのコンテンツを表示するとともに、その広告映像の表示中にユーザによる広告のクリップを受け付ける(2)。ユーザPC100は、コンテンツの終了後にADクリップデータを送信する(3)。ADクリップコンテンツサーバ200は、そのADクリップデータに基づき、クリップスコア・コンテンツ料金の演算を行い(4)、その結果をユーザPC100に対して送信する(5)。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の技術分野】
この発明は、コンテンツ提供方法およびそのシステムに関し、特に、広告の視聴結果に応じたインセンティブを供与することに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、地上波放送や、デジタル放送、ブロードバンド放送等を利用したコンテンツ(番組)の提供がなされている。また、コンテンツについては、スポンサー企業の商品等の”広告(コマーシャル、CM)”が挿入されるのが一般的である。
【0003】
スポンサー企業にとっては、そのコンテンツに広告を出稿する意義を明確にする必要がある。そのため、その広告の広告効果を高める、すなわち、広告が視聴者に効果的に認識されるようにすることを目的として様々な試みが検討されている。
【0004】
インターネットを用いた広告情報提供システムにおけるそのような試みの一つとして、例えば、ユーザによる広告情報の閲覧によって各広告主のポイントをユーザ側に移転させ、ユーザはそのポイントによって商品購入の割引きの利益を受けることができる一方で、広告主側ではそのポイントの変動によって広告主同士の競争原理を導入させて広告の質的向上を実現させる技術がある(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−283078号公報(8頁、第5図)
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の技術においては、コンテンツに含まれる広告は単に物理的に挿入されているのが一般的であるから、積極的な視聴の対象とならない可能性があるという問題がある。その結果、企業側の広告出稿意欲が高まらないということにもつながる。
【0006】
この発明は、上記のような課題に鑑みて、広告自体がユーザの積極的な視聴対象となるコンテンツ提供方法およびそのシステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
1)本発明のコンテンツ提供方法は、
コンピュータを利用して、コンテンツおよび広告の提供を行うとともに、その広告の視聴結果に応じたインセンティブを供与するコンテンツ提供方法であって、
クライアント側において前記コンテンツを表示し、
前記コンテンツの間に表示される広告に対応づけて前記クライアント側によるその広告の視聴確認アクションを受け付け、
受け付けた前記視聴確認アクションの結果を取得し、
取得した前記視聴確認アクションの結果に基づいてインセンティブ処理を行うこと、
を含むことを特徴としている。
【0008】
これらの特徴により、前記クライアント側では、前記広告を視聴することによって前記インセンティブを受けることができる。したがって、前記クライアント側が前記広告を積極的に視聴することが期待でき、結果的に、前記広告がより多くのクライアントによって視聴されることによって広告効果が高まることにつながる。
【0009】
2)本発明のコンテンツ提供方法は、
クライアント側において前記コンテンツを表示し、
前記コンテンツの間に表示される広告に対応づけて前記クライアント側によるその広告の視聴確認アクションを受け付け、
受け付けた前記視聴確認アクションの結果を取得し、
取得した前記視聴確認アクションの結果とインセンティブの内容とを対応づけて保持し、
所定のタイミングでインセンティブ処理を行うこと、
を含むことを特徴としている。
【0010】
これらの特徴により、前記クライアント側では、前記広告を視聴することによって前記所定のタイミングで前記インセンティブを受けることができる。
【0011】
3)本発明のコンテンツ提供方法において、
前記視聴確認アクションの受け付けは、
前記広告の特定カットに限定される場合を含むこと、
を特徴としている。
【0012】
この特徴により、前記クライアント側では、前記インセンティブを享受する目的で、前記特定カットに限定された時間に視聴確認アクションを行えるように広告に意識を集中することが期待される。したがって、前記広告の広告効果を一層高めることができる。
【0013】
4)本発明のコンテンツ提供方法において、
前記視聴確認アクションは、
前記広告の表示中におけるボタン操作に関する動作を含むこと、
を特徴としている。
【0014】
この特徴により、前記クライアント側では、前記ボタン操作に関する動作という簡易かつ短時間に行うことができる動作によって、前記視聴確認アクションを完了することができる。
【0015】
5)本発明のコンテンツ提供方法において、
前記インセンティブは、少なくとも、前記視聴確認アクションの回数、または、前記視聴確認アクションの対象となった広告の種類、のいずれかに基づいて決定されること、
を特徴としている。
【0016】
この特徴により、本発明は、前記視聴確認アクションの回数のパターン、または、前記視聴確認アクションの対象となった広告の種類に応じて前記インセンティブの程度(レベル)を変化させることができる。
【0017】
6)本発明のコンテンツ提供方法において、
前記インセンティブは、あらかじめ設定された視聴確認アクションの対象となる広告の組み合わせルールに照らし合わせて決定されること、
を特徴としている。
【0018】
この特徴により、本発明は、前記広告の組み合わせルールに応じて、前記インセンティブの程度を変化させることができる。
【0019】
7)本発明のコンテンツ提供方法において、
クライアントに提供する前記インセンティブの内容は、前記コンテンツの視聴料金の軽減に関連するものを含むこと、
を特徴としている。
【0020】
この特徴により、前記クライアント側は、前記広告の視聴結果に基づくインセンティブとして、前記コンテンツの視聴料金についての便益を享受することができる。
【0021】
8)本発明のコンテンツ提供方法において、
クライアントに提供する前記インセンティブの内容は、前記コンテンツの視聴許可に関するものを含むこと、
を特徴としている。
【0022】
この特徴により、前記クライアント側は、前記広告の視聴結果に基づくインセンティブとして、例えば、前記コンテンツの続きを視聴することについての便益を得ることができる。
【0023】
9)本発明のコンテンツ提供方法は、さらに、
受け付けた前記視聴確認アクションの履歴を前記クライアント側に提供すること、
を含むことを特徴としている。
【0024】
この特徴により、前記クライアント側は、前記視聴確認アクションの履歴を参照することにより、その履歴に照らした前記インセンティブの享受の可能性を判断することができる。
【0025】
以下、用語の定義について説明する。
【0026】
この発明において、
「コンテンツ」とは、映像情報サービスの内容一般を含む概念である。例えば、テレビジョン(TV)放送、World Wide Web(WWW)等によって配信される番組全般(映画、ショートムービー、コンサート映像、教育番組等を含む)等がこの概念に含まれる。
【0027】
「コンテンツの間に表示される広告」とは、コンテンツの間に表示される(放送・配信される)広告・宣伝内容一般を含む概念である。例えば、コンテンツの途中で表示される広告映像のほか、コンテンツ中に広告部分が専有する場合や、タイアップCM(commercial message)、コンテンツ中に含まれる劇中CM等がこの概念に含まれる。また、一つのコンテンツの間で流される広告だけでなく、あるコンテンツと別のコンテンツとの間に放送(配信)される広告もこの概念に含まれる。
【0028】
「視聴確認アクション」とは、ある対象についての視聴を認識したという事実を記録すること、または、その記録に関係する機器(または操作機構)の動作処理を含む概念である。この記録の手法としては、コンピュータ(またはコンピュータシステム)を利用する場合のほか、機械的または磁気的または電子的または光学的な方法による記録も含まれる。実施形態では、所定の機器のボタンを押すことによって開始される「ADクリップ」の動作処理(図6等参照)がこの概念に含まれる。なお、視聴を認識した事実の記録(またはその動作・処理)を、実施形態では例示として「クリップ」と表現するが、この表現方法に限定されず、その他”チェック(CHECK)”、”ピックアップ(Pick Up)”等によって表現してもよい。
【0029】
なお、「機器(または操作機構)の動作」とは、操作機構の動作一般を含む概念である。例えば、ボタン、またはレバー、またはスイッチ等の操作機構を、押下げ、または回転、または引き抜き、またはスライドさせる等のほか、操作機構に接触すること等の動作がこの概念に含まれる。
【0030】
「インセンティブ」とは、広告の視聴結果に応じて供与する報酬、謝礼一般を含む概念である。実施形態では、その広告を含んだコンテンツの視聴料金を割引(軽減)すること、または、コンテンツの続きを提供することがこの概念に含まれる。
【0031】
【発明の実施の形態】
目次
1.システム構成
2.ハードウェア構成等
3.特許請求の範囲に記載した用語と実施形態との対応
4.第1実施形態
5.第1実施形態の変形例
6.第2実施形態
7.第2実施形態の変形例
8.実施形態による効果
9.本発明のその他の実施形態
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
−−1.システム概略−−
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本発明に係る「コンテンツ提供方法」を実行するAD(アド)クリップコンテンツシステム(AD=Advertisementの略)は、図1に示すように、コンテンツ提供装置としてのADクリップコンテンツサーバ200と、コンテンツ表示装置としてのユーザパーソナルコンピュータ(ユーザPC)100とがインターネット300を介して接続された構成となっている。ADクリップコンテンツサーバ200は、コンテンツの提供等を行うものであり、一方のユーザPC100は、そのコンテンツの受信および表示等を行うものである。
【0032】
ADクリップコンテンツサーバ200は、コンテンツを記録するコンテンツデータベース(コンテンツDB)42、広告を記録する広告DB44、ADクリップDB48、ユーザDB46を備えている。ADクリップDB48は、後述するADクリップコンテンツサービスの結果等を記録する。ユーザDB46は、本システムのサービスを利用する各ユーザのプロファイル(ユーザの特性一般を表すもの、例えば、氏名、年齢、性別、住所、家族構成、趣味、職業等)を記録するものである。このユーザDB46の情報は、例えば本システムを利用する前提としてのユーザ登録等を介して取得すればよい。
【0033】
以下に例示する実施形態では、コンテンツの送受信をADクリップコンテンツサーバ200とユーザPC100との間で行うこととしているが、これに限られるものではない。
【0034】
その他の実施形態として、図1に示すように、コンテンツを提供するものとして、放送局センタ201またはその放送局センタ201からのコンテンツ情報を中継する衛星202を利用してもよい。一方、コンテンツを受信して表示するものとして、ユーザTV101を利用してもよい。この場合、ユーザTV101からコンテンツ提供側への情報の送信は、インターネット300を介してADクリップコンテンツサーバ200に対して行うようにすればよい。また、データ放送の場合には、放送局センタ201にADクリップコンテンツサーバ200と同様の機能を備えるようにしておき、放送局センタ201が、ユーザからの情報(後述するADクリップデータ等)を直接受信できるようにしてもよい。
【0035】
以上のように、システム構成については、様々な形態を採用することができるが、上記のシステム構成、装置構成、データベース構築法、データベース記録内容等は例示であって、当業者に周知な手段によって変形可能である。
【0036】
−−2.ハードウェア構成等−−
図2は、ADクリップコンテンツサーバ200およびユーザPC100の機能ブロック図を示す。ADクリップコンテンツサーバ200は、コンテンツ提供手段50、視聴確認アクション結果取得手段54、インセンティブ処理手段56を備えている。ユーザPC100は、コンテンツ表示手段60、視聴確認アクション受付手段62、視聴確認アクション結果送信手段64を備えている。
【0037】
コンテンツ提供手段50は、コンテンツをユーザPC100に送信し、コンテンツ表示手段60はそのコンテンツを表示する。視聴確認アクション受付手段62は、その広告表示に対応する視聴確認アクションを受け付ける。視聴確認アクション結果送信手段64は、その視聴確認アクションの結果をADクリップコンテンツサーバ200に送信する。視聴確認アクション結果取得手段54はその結果を取得し、インセンティブ処理手段56は、その結果に基づいてユーザに対するインセンティブの内容の決定とインセンティブ処理とを行う。
【0038】
図3は、図2に示すユーザPC100をCPUを用いて実現したハードウェア構成の例を示す。ユーザPC100は、CPU10、メモリ11、ハードディスク12、通信回路13、ディスプレイ・スピーカ14、キーボード・マウス15、CD−ROMドライブ16を備えている。
【0039】
CPU10は、ユーザPC100全体を制御する。ハードディスク12は、ユーザPC100を制御するためのプログラムを記録する。メモリ11は、CPU10のワーク領域等を提供する。ディスプレイ・スピーカ14は、ユーザに対して音声、文字、映像(静止画、動画等)を出力する。ユーザPC100は、通信回路13によってインターネット300と接続される。
【0040】
図4は、図2に示すADクリップコンテンツサーバ200をCPUを用いて実現したハードウェア構成の例を示す。ADクリップコンテンツサーバ200は、CPU20、メモリ21、ハードディスク26、通信回路23、ディスプレイ・スピーカ24、キーボード・マウス25、CD−ROMドライブ22を備えている。各ハードウェアの機能は、図3に示すユーザPC100における対応するハードウェアの機能と同様である。ハードディスク26は、コンテンツDB42、広告DB44、ユーザDB46、ADクリップDB48を備えている。
【0041】
ユーザPC100およびADクリップコンテンツサーバ200のオペレーティングシステム(OS)は、例としてマイクロソフト社のWindows(登録商標)XP等を利用する。
【0042】
−−3.特許請求の範囲に記載した用語と実施形態との対応−−
特許請求の範囲に記載した用語と実施形態との対応は以下の通りである。
【0043】
「コンテンツ提供方法」は、以下に説明する第1実施形態および第2実施形態のADクリップコンテンツシステムの各装置の処理内容に対応する。「コンテンツ」は、ADクリップコンテンツサーバ200からユーザPC100に配信されるコンテンツに対応する。「コンテンツの間に表示される広告」は、図7に示す広告(AD)に対応する。
【0044】
「クライアント」は、ユーザPC100に対応する。「視聴確認アクション」および「ボタン操作に関する動作」は、図8ステップS857または図12ステップS257においてユーザが行うADクリップの動作、またはユーザPC100のCPU10が行うその動作の入力処理に対応する。「視聴確認アクションの結果」は、図8ステップS863のADクリップデータのデータ内容に対応する。「インセンティブ」は、第1実施形態におけるコンテンツ料金の割引(図8ステップS805参照)、または、第2実施形態におけるコンテンツの続きの視聴許可(図12ステップS205参照)に対応する。
【0045】
「視聴確認アクションの回数」は、ユーザPC100のユーザによってADクリップされた回数に対応する。「視聴確認アクションの対象となった広告の種類」は、ユーザPC100のユーザによってADクリップされた広告の内容(例えば、図9Bの画面例における”Y食品”等の広告提供企業名、または、”BBスナック”等の商品名)に対応する。
【0046】
「視聴確認アクションの対象となる広告の組み合わせルール」は、トランプのポーカーゲームの役に類似する”広告組み合わせ”の定義付けに対応する(5−2.の項、図11参照)。
【0047】
「コンテンツの視聴料金」は、図8ステップS805の処理において演算されるコンテンツ料金に対応する。「コンテンツの視聴許可」は、図12ステップS205においてADクリップコンテンツサーバ200のCPU20が行う、コンテンツの続きを送信する処理に対応する。
【0048】
「視聴確認アクションの履歴」は、図9Aの画面上部に示すADクリップ数に関する情報に対応する。
【0049】
「コンテンツ提供装置」は、ADクリップコンテンツサーバ200に対応すする。「コンテンツ提供手段」は、図8ステップS801においてADクリップコンテンツサーバ200のCPU20が行う処理に対応し、「視聴確認アクション結果取得手段」は、CPU20が、図8ステップS863においてユーザPC100から送信されるADクリップデータを受信する処理に対応する。「インセンティブ処理手段」は、図8ステップS803、S805、S807においてCPU20が行う処理、または、図12ステップS203、S205においてCPU20が行う処理に対応する。
【0050】
「コンテンツ表示装置」は、ユーザPC100に対応する。「コンテンツ表示手段」は、図8ステップS853または図12ステップS253においてユーザPC100のCPU10が行う処理に対応する。「視聴確認アクション受付手段」は、図8ステップS857または図12ステップS257においてユーザが行うADクリップの動作、またはユーザPC100のCPU10が行うその動作の入力処理に対応する。「視聴確認アクション結果送信手段」は、図8ステップS863または図12ステップS259においてCPU10が行う処理に対応する。
【0051】
なお、上述した特許請求の範囲の記載と実施形態との対応の説明において、「CPUが行う処理」とは、CPUが行う処理自体、または、その処理をCPUに行わせるためのプログラム(アルゴリズム)を含む。
【0052】
−−4.第1実施形態−−
本発明の第1実施形態として、ADクリップコンテンツサーバ200とユーザPC100との間で行われるADクリップコンテンツサービス処理を説明する。以下、図5に基づいて第1実施形態によるADクリップコンテンツサービス処理の概要を説明し、次に、第1実施形態の内容を説明する。
【0053】
4−1.第1実施形態の概要
図5に示すように、ADクリップコンテンツサーバ200は、ユーザPC100に対してコンテンツ(コンテンツの途中に広告を含むもの)を配信する(1)。ユーザPC100は、そのコンテンツを表示するとともに、その広告映像の表示中にユーザによる広告のクリップ(以下、「AD−CLIP」または「ADクリップ」と呼ぶ)を受け付ける(2)。クリップとは、広告映像を視聴したユーザが、その視聴を認識したという情報を記録するためのものである。
【0054】
ユーザPC100は、コンテンツの終了後にADクリップデータを送信する(3)。ADクリップコンテンツサーバ200は、そのADクリップデータに基づき、クリップスコア・コンテンツ料金の演算を行い(4)、その結果をユーザPC100に対して送信する(5)。
【0055】
以上のように、本システムは、コンテンツの間に表示される広告の視聴確認の結果に基づいてインセンティブ(コンテンツの視聴料金等の割引等を含む)を与えることにより、ユーザによる積極的(能動的)な広告の視聴を動機づける(誘因する)ことを一つの特徴としている。
【0056】
4−2.ユーザによるADクリップの動作例
次に、ユーザによるADクリップ(図5記号2)の動作について説明する。このADクリップ動作を介して、ユーザがその広告を視聴したという情報が記録されることになる。
【0057】
図6は、ADクリップの動作を例示する。図6Aは、広告(CM)の表示中に、ユーザがマウスのボタン(割り当てられた特定のボタン)をクリックすることによってADクリップが行われる例を示す。マウスによるクリップは、使用する機器がパーソナルコンピュータである場合に好適である。また、キーボードによるADクリップを行うようにしてもよい。以下に説明する実施形態では、例として、マウスによるADクリップを行うこととする。
【0058】
図6Bは、リモートコントローラ(リモコン)のボタン(割り当てられた特定のボタン)によってクリップが行われる例を示す。リモコンによるクリップは、使用する機器がリモコン付きテレビである場合に好適である。
【0059】
図6Cは、ADクリップコンテンツシステムの専用デバイス(特許請求の範囲に記載する「視聴確認アクション受付装置」に対応)によってクリップが行われる例を示す。図6Bのリモコンや、図6Cの専用デバイスの場合、例えばディスプレイからユーザが一定距離以上離れている場合であっても、ADクリップの処理を容易に行うことができる。
【0060】
なお、マウス、キーボード、リモコン、専用デバイス等をADクリップに利用する場合には、特許請求の範囲に記載する「視聴確認アクション受付手段」を、それら専用デバイス等に接続されるコンピュータ側に備えるようにしてもよいし、あるいは、それら専用デバイス等に内蔵(例えばCPUによる処理)させるようにしてもよい。
【0061】
以上のように、ADクリップ動作については、様々な形態を採用することが
できるが、上記の各機器は例示であって、当業者にとって周知な手段によって変形可能である。
【0062】
なお、「ボタン操作に関する動作」とは、ボタン操作を利用して簡易に行える動作一般を含む概念である。例えば、ADクリップ動作として、実施形態で例示するようにボタンのクリック(ボタン押下)に限らず、ボタンの回転、またはボタンの引き抜き、またはボタンへの接触等を採用してもよい。
【0063】
4−3.コンテンツデータ
次に、ADクリップコンテンツサーバ200からユーザPC100に配信されるコンテンツ(図5記号1)のデータ構造の概略について説明する。
【0064】
図7は、コンテンツデータの概念図である。図7Aに示すように、コンテンツデータは、コンテンツデータの記録領域(特許請求の範囲に記載する「コンテンツ記録領域」に対応)と、広告データ(ADデータ)の記録領域(特許請求の範囲に記載する「広告記録領域」に対応)とを含んだ構造となっている。さらに、広告データには、上述したADクリップを受け付けるための情報(特許請求の範囲に記載する「視聴確認アクション受付情報記録領域」に対応)が対応づけられている。このADクリップを受け付けるための情報は、例えばコンテンツデータのヘッダ情報として記録すればよい。具体的には、図7Aの場合には、コンテンツデータは、CPUが、広告データの再生処理の際にADクリップが行われたか否かの判断処理も併せて行うデータとされている。図7Bの内容については後述する。
【0065】
なお、コンテンツデータとして、例えばMPEG等の規格に基づいた動画データを採用すればよい。また、広告データを含むコンテンツデータの制作は、例えば、コンテンツDB42の記録内容であるコンテンツデータと、広告DB44の記録内容である広告データとを合成する(広告データの埋め込み処理等を含む)ことによって行えばよい。
【0066】
4−4.ADクリップコンテンツサービスの処理内容
第1実施形態によるADクリップコンテンツサービスの処理内容を、図8のフローチャートに基づいて説明する。以下の説明では、ADクリップコンテンツサーバ200が、ある一つの番組のコンテンツ(例えば、映画コンテンツ、コンサートコンテンツ等)をユーザPC100に配信する場合を例示する。
【0067】
ADクリップコンテンツサーバ200のCPU20は、図8のフローチャートにしたがってユーザPC100に対してコンテンツの配信処理等を行う。一方のユーザPC100のCPU10は、図8のフローチャートにしたがってコンテンツの表示、ADクリップ処理等を行う。
【0068】
図8に示すように、ユーザPC100のCPU10は、ADクリップコンテンツサーバ200に対してコンテンツの配信を要求する(ステップS851)。ADクリップコンテンツサーバ200のCPU20は、その要求に応じてコンテンツデータ(図7参照)を配信する(ステップS801)。CPU10は、配信されたコンテンツデータに基づき、コンテンツをディスプレイ・スピーカ14によって再生表示する(ステップS853)。
【0069】
CPU10は、コンテンツの合間において”広告”が表示されたか否かを判断し(ステップS855)、広告の表示があった場合には、その表示中にADクリップが行われたか否かを判断する(ステップS857)。
【0070】
ここで、本サービスの処理が行われている間のユーザPC100のディスプレイ14の表示例を図9に示す。図9Aは、図8ステップS855におけるディスプレイ表示例である。図9Aでは、”ドリンクR”のCMの表示に対応づけて、画面下部にクリップ動作を促す表示(視聴確認アクション受付表示)がなされる。また、画面上部には、そのコンテンツにおけるユーザのADクリップの履歴(そのユーザが何個クリップしたか、残り何個クリップする必要があるか等)が表示される。これらのADクリップに関する表示(図9Aの画面上部および画面下部の表示エリア)は、広告の表示に対応づけて表示される。なお、履歴情報は、クリップとは別の簡単な操作(例えば所定のボタンを押す等)に基づいて表示されるようにしてもよい。また、これらのADクリップに関する表示は、省略することもできる。
【0071】
次に、ADクリップが行われなかったと判断した場合には、CPU10は、コンテンツが終了したか否かを判断する(ステップS861)。コンテンツが終了していない場合には、CPU10は、再びステップS853からの処理を繰り返す。
【0072】
一方、ステップS857において、ADクリップが行われたと判断した場合には、CPU10は、ADクリップ数を加算してADクリップデータ(ADクリップの履歴情報)を更新する(ステップS859)。
【0073】
以上のような処理を広告が表示される毎に繰り返した後、ステップS861においてコンテンツが終了したと判断した場合には、CPU10は、ADクリップデータをADクリップコンテンツサーバ200に送信する(ステップS863)。
【0074】
ADクリップコンテンツサーバ200のCPU20は、そのADクリップデータを受信して、そのADクリップデータと、そのデータを送信したユーザPC100とを対応づけてメモリ11等に記録する(クライアント毎に、取得した前記視聴確認アクションの結果とインセンティブの内容とを対応づけて保持する)(例えば、図10B参照)。
【0075】
次に、CPU20は、記録したADクリップデータに基づいてクリップスコアの演算(ステップS803)と、コンテンツ料金の演算(ステップS805)とを行う。CPU20は、それらの演算の結果をユーザPC100に送信して処理を終了する(ステップS807)。一方のユーザPC100のCPU10は、クリップスコアおよびコンテンツ料金の結果を表示して処理を終了する(ステップS865)。
【0076】
図9B、Cは、図8ステップS865においてディスプレイ14に表示される画面例を示す。図9Bは、ADクリップの結果を示す画面例である。ADクリップ結果の画面には、主に、”視聴したコンテンツ”と”ADクリップ結果”とが表示される。図9Cは、クリップスコアおよびコンテンツ料金の結果を示す画面例である。
【0077】
本実施形態では、クリップスコアは、ADクリップの数に基づいて演算されている。具体的には、ユーザが、視聴したコンテンツの間に表示された広告を4つクリップした場合には、クリップスコアを”4ポイント”とする。そして、本システムでは、そのクリップスコアに基づいて、ユーザにインセンティブを与えることとしている。本実施形態では、例示として、クリップスコアに応じてコンテンツの視聴料金を割引(コンテンツ料金の軽減)する。具体的には、一つのコンテンツについて、クリップスコアが4ポイント以上であれば、コンテンツの視聴料金を100%割引する。図9Cに示す例では、クリップスコアが4ポイントであるから、コンテンツ料金は”0円”とされる。
【0078】
以上のように、本実施形態によれば、広告のクリップ(視聴確認)に応じてコンテンツ視聴料金割引のインセンティブが与えられる。したがって、広告がユーザによる積極的な視聴対象となることが期待され、結果として広告効果が高まることが期待される。
【0079】
−−5.第1実施形態の変形例−−
5−1.ADクリップデータ
以上、第1実施形態について、ADクリップ結果に基づいてユーザにインセンティブを供与する処理を説明した。この処理の結果、ADクリップコンテンツサーバ200は、ADクリップデータを取得することができるのであるから、それらの情報をマーケティング情報として利用することもできる。
【0080】
図10は、ADクリップデータを記録したADクリップDB48の構造の例を示す。
【0081】
図10Aは、図8ステップS863の処理によってユーザPC100から送信されたADクリップデータを、各広告対象である商品等(特許請求の範囲に記載する「広告対象」に対応)を基準にソート処理したデータベース(特許請求の範囲に記載する「視聴確認アクション結果データ」に対応)の例である。具体的には、このデータベースは、広告を出稿した企業および商品名(例えば、”Y食品・BBスナック”)の情報を記録する領域(「広告対象記録領域」)と、その広告を視聴したユーザプロファイル(例えば、ユーザ名、年齢、性別等)と視聴したコンテンツ等の情報とを記録する領域(「視聴確認アクション結果記録領域」)とを有している。したがって、このデータベースによれば、ある広告が対象としている商品等について、どのような人がどのようなコンテンツの視聴中にその広告を視聴したかという情報を得ることができる。例えば、広告を出稿した企業は、このデータベースにより、広告がどのような年齢層の視聴対象となったか等の情報を得ることができる。
【0082】
図10Bは、図8ステップS863の処理によってユーザPC100から送信されたADクリップデータを、各ユーザを基準にソート処理したデータベース(特許請求の範囲に記載する「視聴確認アクション結果データ」に対応)の例である。具体的には、このデータベースは、ユーザ(クライアント)毎に、スポンサーおよび商品名の情報を記録する領域(「広告対象記録領域」)と、クリップ数等の情報を記録する領域(「視聴確認アクション結果記録領域」)とを有している。したがって、このデータベースによれば、ある人が所定期間中にどのような商品の広告を何度視聴したか(クリップしたか)という情報を得ることができる。このデータベースは、個人の消費行動、地域的な消費行動等を基準にしたマーケティング情報を得るのに好適である。
【0083】
なお、図10A、Bのデータベース構造およびそのデータ内容は例示であって、当業者に周知の手段によって変形可能である。例えば、視聴日時または、時間帯、曜日、季節毎等のデータとなるように変形したり、あるいは、性別、年齢等のデータとしてソート処理したデータベースとしてもよい。その他、クリップスコアの高得点者情報等を提供するためのデータとしてもよい。
【0084】
5−2.クリップスコア変形例
第1実施形態では、一つのコンテンツについて、クリップスコアが4ポイント以上であれば、コンテンツの視聴料金を100%割引する例を示したが、これに限らず、次のようなクリップスコアの取り方を採用することもできる。
【0085】
図11は、クリップスコアの換算の変形例を示す概略図である。この変形例では、一つのコンテンツについて、ユーザが5回のADクリップを行うこととする。そして、トランプのポーカーゲームに類似したルール(”広告組み合わせ”の定義付け)を採用してクリップスコアを換算する。これにより、ユーザは、インセンティブの供与を受けることに加えて、ADクリップ自体をゲームとして楽しむことができる。
【0086】
具体的には、図11Aでは、商品”ドリンクR”の広告が2回、商品”BBスナック”の広告が2回、商品”新型Z”の広告が1回クリップされており、この場合、ツーペアのADクリップがされていると判断する。そして、インセンティブとして、コンテンツ料金を50%割引きすることとしている。
【0087】
同様に、図11Bでは、フルハウスのADクリップがされている場合を示しており、コンテンツ料金を60%割引きすることとしている。また、図11Cは、ストレートのADクリップがされている場合を示しており、コンテンツ料金を70%割引きすることとしている。
【0088】
以上、クリップスコアの変形例を説明したが、トランプのポーカーのルールに限らず、別の独自のルールを採用してクリップスコアを決定するようにしてもよい。また、クリップする広告の数、広告の種類、広告の内容等のインセンティブ内容・レベルを決定する要因は、自由に変形することが可能である。
【0089】
−−6.第2実施形態−−
次に、本発明の第2実施形態であるADクリップコンテンツシステムを説明する。第2実施形態は、ユーザPC100側に対するインセンティブの内容が第1実施形態と相違する。その他のシステム構成、装置構成、ADクリップ動作、コンテンツデータ等は、第1実施形態の場合と同様である。
【0090】
本システムは、コンテンツの合間に表示される広告の視聴確認の結果に基づいて、コンテンツの続きの視聴を許可するというインセンティブを与えることにより、ユーザによる積極的な広告の視聴を動機づけることを一つの特徴としている。
【0091】
第2実施形態によるADクリップコンテンツサービスの処理内容を、図12のフローチャートに基づいて説明する。以下の説明では、ADクリップコンテンツサーバ200が、ある一つの番組のコンテンツをユーザPC100に配信する場合を例示する。
【0092】
図12に示すように、ユーザPC100のCPU10は、ADクリップコンテンツサーバ200に対してコンテンツの配信を要求する(ステップS251)。ADクリップコンテンツサーバ200のCPU20は、その要求に応じてコンテンツデータ(図7参照)を配信する(ステップS201)。CPU10は、配信されたコンテンツデータに基づき、コンテンツをディスプレイ・スピーカ14によって再生表示する(ステップS253)。
【0093】
CPU10は、コンテンツの合間において”広告”が表示されたか否かを判断し(ステップS255)、広告の表示があった場合には、その表示中にADクリップが行われたか否かを判断する(ステップS257)。
【0094】
ここで、本サービスの処理が行われている間のユーザPC100のディスプレイ14の表示例を図13に示す。図13Aは、図12ステップS257におけるディスプレイ表示例である。図13Aでは、”ドリンクR”のCMの表示に対応づけて、画面上部および下部にクリップ動作を促す表示がなされる。
【0095】
次に、CPU10は、ステップS257においてADクリップが行われたと判断した場合には、ADクリップ情報をADクリップコンテンツサーバ200に送信する(ステップS259)。
【0096】
ADクリップコンテンツサーバ200のCPU20は、ADクリップ情報を受信するか否かを判断し(ステップS203)、受信したと判断した場合にはコンテンツの続きを表示するためのデータをユーザPC100に送信する(ステップS205)。ユーザPC100のCPU10は、そのデータに基づいて、コンテンツの続きをディスプレイ・スピーカ14によって再生表示する(ステップS261)。図13Bは、ステップS261においてユーザPC100のディスプレイ14に表示される画面例(コンテンツの続き)を示す。
【0097】
CPU10は、コンテンツが終了したか否かを判断し(ステップS263)、終了していないと判断した場合にはステップS253からの処理を繰り返す。一方、CPU10は、ステップS263においてコンテンツが終了したと判断した場合には処理を終了する。
【0098】
なお、第2実施形態の処理は、次のように表現することもできる。
【0099】
「取得した視聴確認アクションの結果に基づいて、クライアント側において既に表示されたコンテンツの続きを表示させること」、または、「取得した視聴確認アクションの結果に基づいて、クライアント側において追加のコンテンツを表示させること」、または、「取得した視聴確認アクションの結果に基づいて、コンテンツの継続視聴を許可するコンテンツ継続視聴許可手段」。
【0100】
−−7.第2実施形態の変形例−−
7−1.ADクリップ動作受け付け処理変形例
第2実施形態では、図12ステップS257において、ユーザからによるADクリップ動作の受け付けを継続して判断することとしたが、その他に次のようなバリエーションを採用してもよい。
【0101】
ADクリップ動作の受け付け処理の第1のバリエーションは、ADクリップ動作の受け付けを所定時間に制限する場合である。具体的には、広告表示の終了後、例えば5分の間にADクリップが行わなければ、コンテンツはその時点で終了することとする。
【0102】
ADクリップ動作の受け付け処理の第2のバリエーションは、ADクリップ動作の受け付けをその広告の表示中のみに制限する場合である。具体的には、ユーザがコンテンツを継続して視聴するためには、そのコンテンツの合間に表示される広告を必ずADクリップしなければならないこととし、ADクリップがなければ強制的にコンテンツの表示(または配信)を終了する。
【0103】
7−2.コンテンツの継続視聴許可の判断変形例
第2実施形態では、広告の表示1回毎に、コンテンツの続きの視聴を許可するか否か(続きのコンテンツを配信するか否か)を判断しているが、これに限らず、コンテンツの続きを配信するか否かの判断を、所定の回数の広告表示の後に行うこととしてもよい。具体的には、例えばコンテンツが2時間の番組内容である場合に、最初の1時間のコンテンツを視聴した段階でコンテンツの継続視聴を許可するか否かを判断する。コンテンツの継続視聴の許可の判断は、例えば、最初の1時間の間に流される広告の50%以上をADクリップした場合にのみ、残りの1時間のコンテンツの継続視聴を許可することとする。
【0104】
7−3.ADクリップデータ
その他、第2実施形態の場合においても、ADクリップコンテンツサーバ200は、5−1.の項で説明した”ADクリップデータ”を取得して、それらの情報をマーケティング情報として利用することも可能である。
【0105】
−−8.実施形態による効果−−
以上説明した実施形態において、ユーザPC100のユーザは、広告をADクリップすることによってインセンティブの供与を受けることができる。具体的には、第1実施形態では、コンテンツ視聴料金の割引のインセンティブを享受することができ、一方、第2実施形態では、コンテンツの続きを視聴することができるというインセンティブを享受することができる。
【0106】
つまり、本システムでは、放送される映像コンテンツを視聴しようとする際に、広告自体を見る・読むことが、インセンティブ(サービス)を受ける前提とされている。したがって、本システムでは、積極的に広告を見ることがユーザの一つの目的とされることが期待される。
【0107】
これにより、従来の消極的な広告が、視聴者によって積極的に「見られる広告」となる。一方、広告を出稿する企業にとっては、広告自体の価値が高まり、また、広告を出稿する意義が明快になる。
【0108】
さらに、ADクリップコンテンツサーバ200は、ADクリップデータを取得することができるから(図8ステップS863参照、図12ステップS259参照)、広告の視聴実体も明らかになる。また、企業が広告を出稿してコンテンツをスポンサードすることを通じて、視聴者はコンテンツ料金の軽減等のメリットを享受することもできる。
【0109】
ユーザPC100のユーザは、インセンティブを享受するために”ADクリップ”という能動的なアクションによって広告の視聴確認を行う。したがって、ユーザは、インセンティブを享受するために特定のADクリップをタイミング良く行うという一種のゲーム感覚を味合うことができる。
【0110】
−−9.本発明のその他の実施形態−−
9−1.ADクリップ動作受け付け処理等の変形例
実施形態では、図8ステップS857および図12ステップS257において、ADクリップの動作の受け付けをユーザPC100側で処理することとしたが、これに限らず、ADクリップの動作の受け付け(入力処理)をADクリップコンテンツサーバ200側で行うようにしてもよい。
【0111】
実施形態では、図7の説明で述べたように、コンテンツデータがADクリップを受け付けるための情報を含んでいる例を示したが、これに限られるものではない。その他の実施形態として、コンテンツデータにADクリップを受け付けるための情報を記録せず、ユーザPC100のCPU10が、コンテンツデータの中の広告部分のデータを自動認識したうえで、ADクリップ受付処理を行うようにしてもよい。
【0112】
実施形態では、図7Aに示すように、広告データの再生処理が行われている間(例えば30秒間)にADクリップを受け付けることとしているが、これに限られるものではない。その他の実施形態として、図7Bの”CUT−X”で表すように、広告の特定のシーン(特許請求の範囲に記載する「特定カット」に対応)の再生処理が行われている時間のみに限定してADクリップを受け付けるようにしてもよい。特定のカットは、例えばその広告の最後の1秒間のカット、あるいは、その広告の中で最も広告効果が高い場面(クライマックシーン)を選択することができる。この場合、その特定のシーンの再生中に、画面に”Push to CLIP!”等の表示(またはアイコン)をいれてユーザのクリップを促すようにすればよい。
【0113】
これにより、広告内容に対するユーザの注意を喚起することができ、より一層広告効果が高まる。また、ユーザにとっては、ADクリップの動作のゲーム性が高まり、一種のシューティングゲーム的な感覚(ADシューティングゲーム)を楽しむことができる。
【0114】
実施形態では、図8ステップS803に示すように、クリップスコアの演算をADクリップコンテンツサーバ200のCPU20が行うようにしているが、これに限られるものでなく、ユーザPC100のCPU10がクリップスコアの演算を行い、その結果をADクリップコンテンツサーバ200に送信するようにしてもよい。
【0115】
9−2.インセンティブ変形例
実施形態では、本発明の「インセンティブ」として、コンテンツ視聴料金の割引(第1実施形態)および、コンテンツの続きを配信(第2実施形態で)を例示したが、これに限られるものではない。その他の「インセンティブ」として、ユーザに対するプレゼントの提供、ユーザに所定の利益を与えるためのポイントの供与等を行うようにしてもよい。
【0116】
また、ADクリップコンテンツサーバ200によるインセンティブの供与は、第1実施形態では、ユーザPC100からADクリップデータを受信した後のタイミングで行うこととしたが(図8ステップS863、S803、S805、S807参照)、これに限られるものではない。その他のタイミングとして、例えばADクリップコンテンツサーバ200は、所定期間の経過後(例えば、月末、キャンペーン期間終了後等)、あるいは、ユーザPC100からの要求があった時点で、コンテンツ料金割引処理等のインセンティブ処理を行うようにしてもよい(所定のタイミングでインセンティブ処理を行う)。
【0117】
9−3.データベース構成変形例
実施形態では、ADクリップコンテンツサーバ200は、図1に示すように、コンテンツDB42、広告DB44、ADクリップDB48、ユーザDB46を備えることとしたが、これに限られるものではなく、各データベースの構築手法は当業者に周知の手段によって変形可能である。例えば、コンテンツDB42と広告DB44とを分けておくのではなく、コンテンツデータにあらかじめ広告データを記録したデータベースとしてもよい。
【0118】
9−4.システム構成等の変形例
実施形態では、コンテンツの送受信を行うシステム構成として、インターネット300等を利用したシステムを例示したが、次のようなシステムを利用してもよい。
【0119】
例えば、BSデジタル放送、CS110デジタル放送、地上波デジタル放送、CATV,双方向TV等のデジタル放送システム、または、ハードディスク(HD)内蔵型TVやインタラクティブ機能付きTVによって視聴できる放送システムや、ADSL技術を採用したブロードバンド放送システムを利用することもできる。その他、それらのシステムを組み合わせることにより、コンテンツの配信経路と、ユーザからのデータの送信経路とが異なるシステムを採用してもよい。なお、放送システムによっては、図8ステップS851および図12ステップS251で示すユーザ装置からのコンテンツ配信要求のステップが省略される場合もある。
【0120】
実施形態では、ユーザ側のデバイスとして、ユーザPC100とユーザTV101を例示したが、これに限られるものではない。その他のデバイスとして、PDA、携帯電話等のデータ送受信可能な装置であれば、本システムに組み込むことが可能である。
【0121】
9−5.プログラム実行方法等の変形例
本実施形態では、ADクリップコンテンツサーバ200のCPU20およびユーザPC100のCPU10の動作のためのプログラムを、それぞれハードディスク26、12に記憶させているが、これらのプログラムは、プログラムが記憶されたCD−ROMから読み出してハードディスク等にインストールすればよい。また、それらのプログラムは、CD−ROM以外に、DVD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、ICカード等のコンピュータ可読の記録媒体からインストールするようにしてもよい。さらに、通信回線を用いてプログラムをダウンロードさせることもできる。また、CD−ROMからプログラムをインストールすることにより、CD−ROMに記憶させたプログラムを間接的にコンピュータに実行させるようにするのではなく、CD−ROMに記憶させたプログラムを直接的に実行するようにしてもよい。
【0122】
なお、コンピュータによって、実行可能なプログラムとしては、そのままインストールするだけで直接実行可能なものはもちろん、一旦他の形態等に変換が必要なもの(例えば、データ圧縮されているものを解凍する等)、さらには、他のモジュール部分と組合して実行可能なものも含む。
【図面の簡単な説明】
【図1】ADクリップコンテンツシステムの構成図である。
【図2】ADクリップコンテンツサーバおよびユーザPCの機能ブロック図である。
【図3】ユーザPCのハードウェア構成図である。
【図4】ADクリップコンテンツサーバのハードウェア構成図である。
【図5】ADクリップコンテンツサービスの概念図である。
【図6】図6A、B、Cは、ADクリップの動作の例である。
【図7】図7A、Bは、コンテンツデータの概念図である。
【図8】第1実施形態によるADクリップコンテンツサービス提供処理のフローチャートである。
【図9】図9A、B、Cは、第1実施形態によるADクリップコンテンツサービス提供処理中のユーザPCのディスプレイ表示の例を示す図である。
【図10】ADクリップデータベースの構造の一例である。
【図11】クリップスコアの換算の変形例を示す概略図である。
【図12】第2の実施形態によるADクリップコンテンツサービス提供処理のフローチャートである。
【図13】図13A、Bは、第2実施形態によるADクリップコンテンツサービス提供処理中のユーザPCのディスプレイ表示の例を示す図である。
【符号の説明】
100・・・ユーザPC
200・・・ADクリップコンテンツサーバ
201・・・放送局センタ
202・・・衛星
300・・・インターネット
42・・・コンテンツDB
44・・・広告DB
46・・・ユーザDB
48・・・ADクリップDB

Claims (16)

  1. コンピュータを利用して、コンテンツおよび広告の提供を行うとともに、その広告の視聴結果に応じたインセンティブを供与するコンテンツ提供方法であって、
    前記コンテンツ提供方法は、
    クライアント側において前記コンテンツを表示し、
    前記コンテンツの間に表示される広告に対応づけて前記クライアント側によるその広告の視聴確認アクションを受け付け、
    受け付けた前記視聴確認アクションの結果を取得し、
    取得した前記視聴確認アクションの結果に基づいてインセンティブ処理を行うこと、
    を含むことを特徴とするコンテンツ提供方法。
  2. コンピュータを利用して、コンテンツおよび広告の提供を行うとともに、その広告の視聴結果に応じたインセンティブを供与するコンテンツ提供方法であって、
    前記コンテンツ提供方法は、
    クライアント側において前記コンテンツを表示し、
    前記コンテンツの間に表示される広告に対応づけて前記クライアント側によるその広告の視聴確認アクションを受け付け、
    受け付けた前記視聴確認アクションの結果を取得し、
    取得した前記視聴確認アクションの結果とインセンティブの内容とを対応づけて保持し、
    所定のタイミングでインセンティブ処理を行うこと、
    を含むことを特徴とするコンテンツ提供方法。
  3. 請求項1または2のコンテンツ提供方法において、
    前記視聴確認アクションの受け付けは、
    前記広告の特定カットに限定される場合を含むこと、
    を特徴とするコンテンツ提供方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかのコンテンツ提供方法において、
    前記視聴確認アクションは、
    前記広告の表示中におけるボタン操作に関する動作を含むこと、
    を特徴とするコンテンツ提供方法。
  5. 請求項1〜4のいずれかのコンテンツ提供システムにおいて、
    前記インセンティブは、少なくとも、前記視聴確認アクションの回数、または、前記視聴確認アクションの対象となった広告の種類、のいずれかに基づいて決定されること、
    を特徴とするコンテンツ提供方法。
  6. 請求項1〜5のいずれかのコンテンツ提供システムにおいて、
    前記インセンティブは、あらかじめ設定された視聴確認アクションの対象となる広告の組み合わせルールに照らし合わせて決定されること、
    を特徴とするコンテンツ提供方法。
  7. 請求項1〜6のいずれかのコンテンツ提供方法において、
    クライアントに提供する前記インセンティブの内容は、前記コンテンツの視聴料金の軽減に関連するものを含むこと、
    を特徴とするコンテンツ提供方法。
  8. 請求項1〜7のいずれかのコンテンツ提供方法において、
    クライアントに提供する前記インセンティブの内容は、前記コンテンツの視聴許可に関するものを含むこと、
    を特徴とするコンテンツ提供方法。
  9. 請求項1〜8のいずれかのコンテンツ提供方法において、さらに、
    受け付けた前記視聴確認アクションの履歴を前記クライアント側に提供すること、
    を含むことを特徴とするコンテンツ提供方法。
  10. コンピュータを利用して、コンテンツおよび広告の提供を行うとともに、その広告の視聴結果に応じたインセンティブを供与するコンテンツ提供装置であって、
    前記コンテンツ提供装置は、
    前記コンテンツを送信するコンテンツ提供手段、
    前記コンテンツの間に表示される広告に対応づけられたその広告の視聴確認アクションの結果を取得する視聴確認アクション結果取得手段、
    取得した前記視聴確認アクションの結果に基づいてインセンティブ処理を行うインセンティブ処理手段、
    を備えたことを特徴とするコンテンツ提供装置。
  11. コンピュータを、コンテンツおよび広告の提供を行うとともに、その広告の視聴結果に応じたインセンティブを供与するコンテンツ提供装置として機能させるプログラム、またはそのプログラムを記録した記録媒体であって、
    前記プログラムは、前記コンピュータを以下の、
    前記コンテンツを送信するコンテンツ提供手段、
    前記コンテンツの間に表示される広告に対応づけられたその広告の視聴確認アクションの結果を取得する視聴確認アクション結果取得手段、
    取得した前記視聴確認アクションの結果に基づいてインセンティブ処理を行うインセンティブ処理手段、
    を備えたコンテンツ提供装置として機能させるためのプログラム、またはそのプログラムを記録した記録媒体。
  12. コンピュータを利用して、コンテンツおよび広告の提供を受けてそれらを表示するコンテンツ表示装置であって、
    前記コンテンツ表示装置は、
    前記コンテンツを受信して表示するコンテンツ表示手段、
    前記コンテンツの間に表示される広告に対応づけてその広告の視聴確認アクションを受け付ける視聴確認アクション受付手段、
    受け付けた前記視聴確認アクションの結果を送信する視聴確認アクション結果送信手段、
    を備えたことを特徴とするコンテンツ表示装置。
  13. コンピュータを、コンテンツおよび広告の提供を受けてそれらを表示するコンテンツ表示装置として機能させるプログラム、またはそのプログラムを記録した記録媒体であって、
    前記プログラムは、前記コンピュータを以下の、
    前記コンテンツを受信して表示するコンテンツ表示手段、
    前記コンテンツの間に表示される広告に対応づけてその広告の視聴確認アクションを受け付ける視聴確認アクション受付手段、
    受け付けた前記視聴確認アクションの結果を送信する視聴確認アクション結果送信手段、
    を備えたコンテンツ表示装置として機能させるためのプログラム、またはそのプログラムを記録した記録媒体。
  14. コンピュータを利用することにより、
    コンテンツの間に表示される広告の視聴確認アクションを受け付ける視聴確認アクション受付手段、
    を備えたことを特徴とする視聴確認アクション受付装置。
  15. コンテンツおよびそのコンテンツの間に表示される広告を記録したデータであって、
    コンテンツを記録するコンテンツ記録領域、
    前記コンテンツの間に表示する広告を記録する広告記録領域、
    前記広告記録領域に対応づけて、その広告の視聴確認アクションを受け付ける情報を記録する視聴確認アクション受付情報記録領域、
    を備えたことを特徴とするコンテンツデータ。
  16. 広告の視聴確認アクションの結果を記録したデータであって、
    広告対象を記録する広告対象記録領域、
    前記広告対象に対応づけて、その広告の視聴確認アクションの結果に関する情報を記録する視聴確認アクション結果記録領域、
    を備えたことを特徴とする視聴確認アクション結果データ。
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