JP2004085365A - 車両検出装置及び通信システム - Google Patents

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Shinichi Taiko
大湖 新一
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Abstract

【課題】従来と比べて容易な作業で設置されることができる車両検出装置を提供すること。
【解決手段】車両検出装置150は、予め設定された設定場所の音を入力するマイク113と、設定場所に存在する車両を検出する車検知部130、車検知部140及び論理和部126と、設定場所に音を出力するスピーカ112と、予め設定された設定音をマイク113に出力させる発信部125とを備え、車検知部130、車検知部140及び論理和部126は、マイク113によって入力された音と、設定音とに基づいて、設定場所に存在する車両を検出するようにする。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両を検出する車両検出装置と、この車両検出装置を備えた通信システムとに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両を検出する車両検出装置を備えた通信システムとして、図11及び図12に示すように車両検出装置950を備えたドライブスルーシステム900が知られている。
【0003】
ドライブスルーシステム900は、店舗981外の車線982上の予め設定された設定場所にある車両991に乗った客992と、店舗981内の店員993とが会話をすることによって商品の購入及び販売が行われる通信システムである。
【0004】
ドライブスルーシステム900は、設定場所の脇に設置されて商品が表示されたメニューボード911と、メニューボード911に取り付けられて設定場所に音を出力するスピーカ912と、メニューボード911に取り付けられて設定場所の音を入力するマイク913と、設定場所の地中に埋められて設定場所に車両991が来たときに微弱電流が流れるループコイル916と、店舗981内に設置された基地局920と、客992からの注文を受ける受注者としての店員993が身に付ける受注者局960と、イヤホーン971及びマイク972を有して店員993が身に付けるヘッドセット970とを備えている。
【0005】
ここで、ループコイル916は、直径が約1mから約2mまでの大きさの円形のケーブルである。
【0006】
また、スピーカ912及びマイク913は基地局920に数十mのケーブル983で接続されており、ループコイル916は基地局920に数十mのケーブル984で接続されており、イヤホーン971及びマイク972は受注者局960にケーブル985で接続されている。
【0007】
基地局920は、アンテナ921及びアンテナ922と、アンテナ921を介して信号を受信して受信した信号をスピーカ912に出力する受信部923と、マイク913から信号を入力して入力した信号をアンテナ922を介して送信する送信部924と、イヤホーン971の出力を決定する出力決定部927と、ループコイル916に流れる微弱電流を検知することによって車を検知する車検知部930とを有している。
【0008】
なお、出力決定部927は、車検知部930が車を検知したときに送信部924に信号を送信させるようになっている。
【0009】
また、車両検出装置950は、ループコイル916及び車検知部930から構成されている。
【0010】
受注者局960は、アンテナ961と、アンテナ961を介して基地局920から信号を受信して受信した信号をイヤホーン971に出力する受信部962と、マイク972から信号を入力して入力した信号をアンテナ961を介して基地局920に送信する送信部963とを有している。
【0011】
そして、車両991が設定場所に来ると、車両検出装置950が車両991を検出し、出力決定部927が送信部924に信号を送信させるので、ドライブスルーシステム900は、設定場所上の車両991に乗った客992と、店舗981内の店員993とに会話をさせることができ、客992に商品の購入を行わせて店員993に商品の販売を行わせることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の車両検出装置950においては、設定場所の地下を掘って設定場所の地中にループコイル916を埋めなければいけないという問題があった。また、車両検出装置950においては、スピーカ912及びマイク913と基地局920とケーブル983で接続する作業とは別に、ループコイル916と基地局920とをケーブル984で接続しなければいけないという問題があった。したがって、例えば冬期に車線982が凍結してループコイル916を掘る作業を行うことができない場合は、車両検出装置950を設置できなかった。
【0013】
そこで、本発明は、従来と比べて容易な作業で設置されることができる車両検出装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の車両検出装置は、予め設定された設定場所の音を入力する音入力部と、前記設定場所に存在する車両を検出する車両検出部と、前記設定場所に音を出力する音出力部と、予め設定された設定音を前記音出力部に出力させる設定出力部とを備え、前記車両検出部は、前記音入力部によって入力された音、及び、前記設定音に基づいて、前記設定場所に存在する車両を検出する構成を有している。
【0015】
この構成により、本発明の車両検出装置は、地上に設置可能である音入力部及び音出力部を使用して設定場所に存在する車両を検出することができるので、従来と比べて容易な作業で設置されることができる。また、本発明の車両検出装置は、音出力部自体が出力して設定場所に存在する物体が反射した音に基づいて、設定場所に存在する車両を検出することができるので、車両、音響機器及び人などの設定場所に存在する物体自体が音を発していない場合であっても設定場所に存在する車両を検出することができる。
【0016】
また、本発明の車両検出装置は、前記車両検出部は、前記音入力部によって入力された音の大きさと比較するための比較値を記憶する比較値記憶部と、前記音入力部によって入力された音の大きさを前記比較値記憶部によって記憶された前記比較値と比較する比較部と、前記比較部での比較結果に基づいて前記設定場所に車両が存在するか否かを判定する存在判定部とを有し、前記設定出力部は、予め設定された周波数の音を前記設定音として前記音出力部に出力させ、前記比較部は、前記音入力部によって入力された音のうち前記設定音の周波数の少なくとも一部を含む周波数の音の大きさを、前記比較値記憶部によって記憶された前記比較値と比較する構成を有している。
【0017】
この構成により、本発明の車両検出装置は、設定音の周波数が設定されているので、音出力部自体によって出力されてから設定場所に存在する物体によって反射されて前記音入力部によって入力された音と、音出力部自体によって出力されてから設定場所に存在する物体によって反射された音以外の前記音入力部によって入力された音とを、設定音の周波数が設定されていない場合と比べて明確に区別することができ、設定音の周波数が設定されていない場合と比べて高い感度、及び、高い正確さで設定場所に存在する車両を検出することができる。
【0018】
また、本発明の車両検出装置は、前記車両検出部は、前記音入力部によって入力された音の大きさと比較するための入力比較値を記憶する入力比較値記憶部と、前記音入力部によって入力された音の大きさを前記入力比較値記憶部によって記憶された前記入力比較値と比較する入力比較部を有し、前記存在判定部は、前記比較部及び前記入力比較部での比較結果に基づいて前記設定場所に車両が存在するか否かを判定する構成を有している。
【0019】
この構成により、本発明の車両検出装置は、比較部及び入力比較部の両方での比較結果に基づいて設定場所に車両が存在するか否かを判定するので、比較部及び入力比較部の一方だけでの比較結果に基づいて設定場所に車両が存在するか否かを判定する場合と比べて、高い感度、又は、高い正確さで設定場所に存在する車両を検出することができる。
【0020】
また、本発明の車両検出装置は、前記入力比較部は、前記音入力部によって入力された音のうち前記設定音の周波数とは異なる予め設定された周波数の音の大きさを、前記入力比較値記憶部によって記憶された前記入力比較値と比較する構成を有している。
【0021】
この構成により、本発明の車両検出装置は、設定音の周波数とは異なる周波数の音の大きさに基づいて入力比較部が比較を行うので、音出力部自体が出力して設定場所に存在する物体が反射した音に基づいて入力比較部が比較を行うことを防止することができ、入力比較部が比較する音の周波数が設定音の周波数の少なくとも一部を含む場合と比べて、高い感度、及び、高い正確さで設定場所に存在する車両を検出することができる。また、本発明の車両検出装置は、入力比較部に比較させる音の周波数が設定されるので、入力比較部に比較させる音の周波数が、設定場所に存在する物体自体が発する音に適するように設定されることができ、入力比較部に比較させる音の周波数が、設定場所に存在する物体自体が発する音に適するように設定される場合、入力比較部に比較させる音の周波数が設定されない場合と比べて、高い感度、及び、高い正確さで設定場所に存在する車両を検出することができる。
【0022】
また、本発明の車両検出装置は、予め設定された設定場所の音を入力する音入力部と、前記音入力部によって入力された音に基づいて前記設定場所に存在する車両を検出する車両検出部とを備えた構成を有している。
【0023】
この構成により、本発明の車両検出装置は、地上に設置可能である音入力部を使用して設定場所に存在する車両を検出することができるので、従来と比べて容易な作業で設置されることができる。また、本発明の車両検出装置は、車両が発するエンジン音、車両に搭載された音響機器が発する音、及び、車両に乗っている人が発する音など、車両、音響機器及び人などの設定場所に存在する物体自体が発する音に基づいて、設定場所に存在する車両を検出することができるので、設定場所に存在する物体に反射させるために設定場所に音を出力するものを備えていない場合であっても、設定場所に存在する車両を検出することができる。
【0024】
また、本発明の車両検出装置は、前記車両検出部は、前記音入力部によって入力された音の大きさと比較するための入力比較値を記憶する入力比較値記憶部と、前記音入力部によって入力された音の大きさを前記入力比較値記憶部によって記憶された前記入力比較値と比較する入力比較部と、前記入力比較部での比較結果に基づいて前記設定場所に車両が存在するか否かを判定する存在判定部とを有した構成を有している。
【0025】
この構成により、本発明の車両検出装置は、設定場所に存在する物体自体が発する音の大きさを入力比較値記憶部によって記憶された入力比較値と比較することによって、設定場所に車両が存在するか否かを判定することができるので、例えば、設定場所に存在する物体自体が発する音の変化のパターンに基づいて設定場所に車両が存在するか否かを判定する場合と比べて、単純な構成で設定場所に存在する車両を検出することができる。
【0026】
また、本発明の車両検出装置は、前記入力比較部は、前記音入力部によって入力された音のうち予め設定された周波数の音の大きさを、前記入力比較値記憶部によって記憶された前記入力比較値と比較する構成を有している。
【0027】
この構成により、本発明の車両検出装置は、入力比較部に比較させる音の周波数が設定されるので、入力比較部に比較させる音の周波数が、設定場所に存在する物体自体が発する音に適するように設定されることができ、入力比較部に比較させる音の周波数が、設定場所に存在する物体自体が発する音に適するように設定される場合、入力比較部に比較させる音の周波数が設定されない場合と比べて、高い感度、及び、高い正確さで設定場所に存在する車両を検出することができる。
【0028】
また、本発明の車両検出装置は、前記入力比較部によって比較される音の周波数は、車両のエンジン音の周波数の少なくとも一部を含んだ構成を有している。
【0029】
この構成により、本発明の車両検出装置は、設定場所に存在する物体自体が発する音のうち車両自体が発するエンジン音の少なくとも一部を含んだ音の大きさに基づいて入力比較部が比較を行うことができるので、入力比較部によって比較される音の周波数が車両のエンジン音の周波数と異なる場合と比べて、設定場所に存在する車両がエンジンを駆動しているときに高い感度、及び、高い正確さで車両を検出することができる。
【0030】
また、本発明の通信システムは、車両検出装置と、前記設定場所から離隔した離隔場所の音を入力する離隔場所入力部と、前記離隔場所入力部で入力された音を前記設定場所に出力する設定場所出力部と、前記車両検出部での検出結果に基づいて前記離隔場所入力部で入力された音を前記設定場所出力部に出力させるか否かを決定する出力決定部とを備えた構成を有している。
【0031】
この構成により、本発明の通信システムは、離隔場所入力部が入力した音を設定場所出力部に出力させるか否かを車両検出部での検出結果に基づいて出力決定部が決定するので、設定場所出力部から出力される音が車両検出部での検出を妨害することを防止することができる。
【0032】
また、本発明の通信システムは、車両検出装置と、前記設定場所の音を入力する設定場所入力部と、前記設定場所入力部で入力された音を前記設定場所から離隔した離隔場所に出力する離隔場所出力部と、前記車両検出部での検出結果に基づいて前記設定音を前記音出力部に出力させるか否かを決定する出力決定部とを備えた構成を有している。
【0033】
この構成により、本発明の通信システムは、音出力部に設定音を出力させるか否かを車両検出部での検出結果に基づいて出力決定部が決定するので、音出力部から出力される設定音が設定場所から離隔場所への通信を妨害することを防止することができる。
【0034】
また、本発明の通信システムは、車両検出装置と、前記音入力部で入力された音を前記設定場所から離隔した離隔場所に出力する離隔場所出力部とを備えた構成を有している。
【0035】
この構成により、本発明の通信システムは、離隔場所出力部が音入力部で入力された音を離隔場所に出力するので、離隔場所出力部が出力する音を入力するものを音入力部とは別に備える場合と比べて、設置される部品の数を減少させることができる。
【0036】
また、本発明の通信システムは、車両検出装置と、前記設定場所から離隔した離隔場所の音を入力する離隔場所入力部とを備え、前記音出力部は、前記離隔場所入力部で入力された音を前記設定場所に出力する構成を有している。
【0037】
この構成により、本発明の通信システムは、音出力部が離隔場所入力部で入力された音を設定場所に出力するので、離隔場所入力部で入力された音を設定場所に出力するものを音出力部とは別に備える場合と比べて、設置される部品の数を減少させることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0039】
(第1の実施の形態)
【0040】
まず、第1の実施の形態に係る車両検出装置及び通信システムの構成について説明する。
【0041】
図1及び図2において、本実施の形態に係る通信システムとしてのドライブスルーシステム100は、店舗181外の車線182上の予め設定された設定場所にある車両191に乗った客192と、店舗181内の店員193とが会話をすることによって商品の購入及び販売が行われる通信システムである。
【0042】
ドライブスルーシステム100は、設定場所の脇に設置されて商品が表示されたメニューボード111と、メニューボード111に取り付けられて設定場所に音を出力する音出力部としてのスピーカ112と、メニューボード111に取り付けられて設定場所の音を入力する音入力部としてのマイク113と、店舗181内に設置された基地局120と、客192からの注文を受ける受注者としての店員193が身に付ける受注者局160と、イヤホーン171及びマイク172を有して店員193が身に付けるヘッドセット170とを備えている。
【0043】
ここで、マイク113は設定場所の音を入力する設定場所入力部を構成しており、マイク172は設定場所から離隔した離隔場所の音を入力する離隔場所入力部を構成しており、スピーカ112はマイク172で入力された音を設定場所に出力する設定場所出力部を構成しており、イヤホーン171はマイク113で入力された音を離隔場所に出力する離隔場所出力部を構成している。
【0044】
また、スピーカ112及びマイク113は基地局120に数十mのケーブル183で接続されており、イヤホーン171及びマイク172は受注者局160にケーブル185で接続されている。
【0045】
また、基地局120は、アンテナ121及びアンテナ122と、アンテナ121を介して信号を受信して受信した信号をスピーカ112に出力する受信部123と、マイク113から信号を入力して入力した信号をアンテナ122を介して送信する送信部124と、予め設定された設定音をスピーカ112に出力させるための信号を発信する設定出力部としての発信部125とを有している。
【0046】
ここで、発信部125は、予め設定された周波数である1kHzの連続的な正弦波の音を設定音としてスピーカ112に出力させるようになっている。なお、本発明によれば、発信部125は、複数の周波数を含む音を設定音としてスピーカ112に出力させるようになっていても良い。
【0047】
また、基地局120は、マイク113によって入力された音から設定音の周波数と同じ1kHzの周波数の音のみを取り出す通過帯域フィルタ部131と、マイク113によって入力された音のうち通過帯域フィルタ部131によって取り出された音の大きさと比較するための比較値を記憶する比較値記憶部132と、マイク113によって入力された音のうち通過帯域フィルタ部131によって取り出された音の大きさを比較値記憶部132によって記憶された比較値と比較する比較部133と、比較部133での比較結果に基づいて設定場所に車両が存在するか否かを判定する判定部134とを有し、設定場所に車両が存在すると判定部134が判定することによって車両を検知する車検知部130を有している。
【0048】
ここで、通過帯域フィルタ部131は、マイク113によって入力された音から設定音の周波数と同じ周波数の音のみを取り出すようになっているが、本発明によれば、マイク113によって入力された音から設定音の周波数の少なくとも一部を含む周波数の音を取り出すようになっていれば良い。
【0049】
また、比較値記憶部132は、比較値として、発信部125が信号を発信していて設定場所に車両が存在していないときに通過帯域フィルタ部131によって取り出された音の大きさを記憶している。
【0050】
また、判定部134は、マイク113によって入力された音のうち通過帯域フィルタ部131によって取り出された音の大きさが比較値記憶部132によって記憶された比較値に予め設定された第1設定値を加えた値以上であるとき、設定場所に車両が存在すると判定して値として“1”を出力するようになっており、マイク113によって入力された音のうち通過帯域フィルタ部131によって取り出された音の大きさが比較値記憶部132によって記憶された比較値に第1設定値を加えた値未満であるとき、設定場所に車両が存在しないと判定して値として“0”を出力するようになっている。
【0051】
ここで、第1設定値は、例えば、複数回の実験を行った結果、実際に設定場所に車両が存在していたか否かと、判定部134での判定結果との相異が最も少なくなる値に設定されている。
【0052】
また、基地局120は、マイク113によって入力された音から0Hzより大きく200Hz以下の周波数の音のみを取り出す高域フィルタ部141と、マイク113によって入力された音のうち高域フィルタ部141によって取り出された音の大きさと比較するための入力比較値を記憶する入力比較値記憶部142と、マイク113によって入力された音のうち高域フィルタ部141によって取り出された音の大きさを入力比較値記憶部142によって記憶された入力比較値と比較する入力比較部143と、入力比較部143での比較結果に基づいて設定場所に車両が存在するか否かを判定する入力判定部144とを有し、設定場所に車両が存在すると入力判定部144が判定することによって車両を検知する車検知部140を有している。
【0053】
ここで、入力比較値記憶部142は、入力比較値として、設定場所に車両が存在していないときに高域フィルタ部141によって取り出された音の大きさを記憶している。
【0054】
また、入力判定部144は、マイク113によって入力された音のうち高域フィルタ部141によって取り出された音の大きさが入力比較値記憶部142によって記憶された入力比較値に予め設定された第2設定値を加えた値以上であるとき、設定場所に車両が存在すると判定して値として“1”を出力するようになっており、マイク113によって入力された音のうち高域フィルタ部141によって取り出された音の大きさが入力比較値記憶部142によって記憶された入力比較値に第2設定値を加えた値未満であるとき、設定場所に車両が存在しないと判定して値として“0”を出力するようになっている。
【0055】
ここで、第2設定値は、例えば、複数回の実験を行った結果、実際に設定場所に車両が存在していたか否かと、入力判定部144での判定結果との相異が最も少なくなる値に設定されている。
【0056】
また、基地局120は、判定部134が出力した値及び入力判定部144が出力した値の論理和を算出する論理和部126を有している。
【0057】
即ち、論理和部126は、判定部134が出力した値と、入力判定部144が出力した値との少なくとも1つが“1”であるとき、設定場所に車両が存在すると判定して値として“1”を出力するようになっており、判定部134が出力した値と、入力判定部144が出力した値との双方が“0”であるとき、設定場所に車両が存在しないと判定して値として“0”を出力するようになっている。
【0058】
換言すると、判定部134、入力判定部144及び論理和部126は、比較部133及び入力比較部143での比較結果に基づいて設定場所に車両が存在するか否かを判定する存在判定部を構成している。
【0059】
また、車検知部130、車検知部140及び論理和部126は、マイク113によって入力された音と、設定音とに基づいて、設定場所に存在する車両を検出する車両検出部を構成している。
【0060】
更に、本実施の形態に係る車両検出装置150は、スピーカ112、マイク113、発信部125、車検知部130、車検知部140及び論理和部126から構成されており、車両を検出したときに論理和部126が値として“1”を出力し、車両を検出しないときに論理和部126が値として“0”を出力するようになっている。
【0061】
また、基地局120は、スピーカ112及びイヤホーン171の出力を決定する出力決定部127を有している。
【0062】
出力決定部127は、車両検出装置150での検出結果に基づいて、設定音をスピーカ112に出力させるか否かや、マイク113で入力された音をイヤホーン171に出力させるか否かを決定するようになっている。
【0063】
即ち、出力決定部127は、論理和部126が値として“1”を出力するとき、スピーカ112に設定音を出力させないように発信部125に信号を発信させないとともに、マイク113で入力された音をイヤホーン171に出力させるように送信部124に信号を送信させるようになっている。また、出力決定部127は、論理和部126が値として“0”を出力するとき、スピーカ112に設定音を出力させるように発信部125に信号を発信させるとともに、マイク113で入力された音をイヤホーン171に出力させないように送信部124に信号を送信させないようになっている。
【0064】
また、受注者局160は、アンテナ161と、アンテナ161を介して基地局120から信号を受信して受信した信号をイヤホーン171に出力する受信部162と、マイク172から信号を入力して入力した信号をアンテナ161を介して基地局120に送信する送信部163とを有している。
【0065】
次に、本実施の形態に係る車両検出装置及び通信システムの動作について説明する。
【0066】
発信部125が信号を発信すると、スピーカ112は設定場所に設定音を出力する。
【0067】
また、マイク113が設定場所の音を入力すると、通過帯域フィルタ部131はマイク113によって入力された音から1kHzの周波数の音のみを取り出し、高域フィルタ部141はマイク113によって入力された音から0Hzより大きく200Hz以下の周波数の音のみを取り出す。
【0068】
通過帯域フィルタ部131がマイク113によって入力された音から1kHzの周波数の音のみを取り出すと、比較部133は、通過帯域フィルタ部131によって取り出された音の大きさを比較値記憶部132によって記憶された比較値と比較する。
【0069】
ここで、車両191が設定場所にいる場合、スピーカ112によって設定場所に出力された設定音の少なくとも一部は車両191に当たって反射し、マイク113に到達するので、マイク113によって入力された音のうち通過帯域フィルタ部131によって取り出された音の大きさは、比較値記憶部132によって記憶された比較値より大きくなる。
【0070】
また、車両191が設定場所にいない場合、上述したように、マイク113によって入力された音のうち通過帯域フィルタ部131によって取り出された音の大きさは、比較値記憶部132によって記憶された比較値と略同一となる。
【0071】
そして、判定部134は、マイク113によって入力された音のうち通過帯域フィルタ部131によって取り出された音の大きさが比較値記憶部132によって記憶された比較値に第1設定値を加えた値以上であるとき、設定場所に車両が存在すると判定して値として“1”を出力する。
【0072】
また、判定部134は、マイク113によって入力された音のうち通過帯域フィルタ部131によって取り出された音の大きさが比較値記憶部132によって記憶された比較値に第1設定値を加えた値未満であるとき、設定場所に車両が存在しないと判定して値として“0”を出力する。
【0073】
また、高域フィルタ部141はマイク113によって入力された音から0Hzより大きく200Hz以下の周波数の音のみを取り出すと、入力比較部143は、高域フィルタ部141によって取り出された音の大きさを入力比較値記憶部142によって記憶された入力比較値と比較する。
【0074】
ここで、車両191が設定場所にいる場合、車両191が発するエンジン音、車両191に搭載された図示していない音響機器が発する音、及び、客192などの車両191に乗っている人が発する音など、車両191、音響機器及び人などの設定場所に存在する物体自体が発する音をマイク113が入力すれば、マイク113によって入力された音のうち高域フィルタ部141によって取り出された音の大きさは、入力比較値記憶部142によって記憶された入力比較値より大きくなる。
【0075】
特に、車両が発するエンジン音には一般的に0Hzより大きく200Hz以下の周波数の音が含まれているので、車両191が設定場所にいてエンジンを駆動している場合、車両191が設定場所にいてエンジンを駆動していない場合と比べて、マイク113によって入力された音のうち高域フィルタ部141によって取り出された音の大きさは大きくなる。
【0076】
また、車両191が設定場所にいない場合、上述したように、マイク113によって入力された音のうち高域フィルタ部141によって取り出された音の大きさは、入力比較値記憶部142によって記憶された入力比較値と略同一となる。
【0077】
そして、入力判定部144は、マイク113によって入力された音のうち高域フィルタ部141によって取り出された音の大きさが入力比較値記憶部142によって記憶された入力比較値に第2設定値を加えた値以上であるとき、設定場所に車両が存在すると判定して値として“1”を出力する。
【0078】
また、入力判定部144は、マイク113によって入力された音のうち高域フィルタ部141によって取り出された音の大きさが入力比較値記憶部142によって記憶された入力比較値に第2設定値を加えた値未満であるとき、設定場所に車両が存在しないと判定して値として“0”を出力する。
【0079】
そして、論理和部126は、判定部134が出力した値と、入力判定部144が出力した値との少なくとも1つが“1”であるとき、設定場所に車両が存在すると判定して値として“1”を出力する。
【0080】
また、論理和部126は、判定部134が出力した値と、入力判定部144が出力した値との双方が“0”であるとき、設定場所に車両が存在しないと判定して値として“0”を出力する。
【0081】
そして、出力決定部127は、論理和部126が値として“1”を出力するとき、スピーカ112に設定音を出力させないように発信部125に信号を発信させないとともに、マイク113で入力された音をイヤホーン171に出力させるように送信部124に信号を送信させる。
【0082】
なお、出力決定部127が発信部125に信号を発信させないと、発信部125が信号を発信する場合と比べて、判定部134が設定場所に車両が存在しないと判定して値として“0”を出力する可能性が高くなる。判定部134が設定場所に車両が存在しないと判定して値として“0”を出力すると、入力判定部144が設定場所に車両が存在すると判定して値として“1”を出力する場合、論理和部126は値として“1”を出力し続け、入力判定部144が設定場所に車両が存在しないと判定して値として“0”を出力する場合、論理和部126は値として“0”を出力する。
【0083】
また、出力決定部127が送信部124に信号を送信させると、マイク113によって入力された設定場所の音が、送信部124、アンテナ122、アンテナ161及び受信部162を介して、ヘッドセット170のイヤホーン171によって出力されるので、ヘッドセット170を身に付けた店員193は設定場所に車両がいることを認識することができる。
【0084】
また、店員193が例えば「いらっしゃいませ」などの音声を発すると、店員193が発した音声は、ヘッドセット170のマイク172によって入力され、送信部163、アンテナ161、アンテナ121及び受信部123を介して、スピーカ112によって出力されるので、客192は店員193が発生した音声を認識することができる。
【0085】
同様に、客192が例えば「ハンバーガーを1つください」などの音声を発すると、客192が発した音声は、マイク113によって入力され、上述したようにヘッドセット170のイヤホーン171によって出力されるので、店員193は客192が発生した音声を認識することができる。
【0086】
また、出力決定部127は、論理和部126が値として“0”を出力するとき、スピーカ112に設定音を出力させるように発信部125に信号を発信させるとともに、マイク113で入力された音をイヤホーン171に出力させないように送信部124に信号を送信させない。
【0087】
なお、出力決定部127が送信部124に信号を送信させないと、マイク113によって入力された設定場所の音は、ヘッドセット170のイヤホーン171によって出力されないので、ヘッドセット170を身に付けた店員193は客192との会話以外の作業に集中することができる。
【0088】
以上に説明したように、車両検出装置150は、地上に設置可能であるスピーカ112及びマイク113を使用して設定場所に存在する車両を検出することができるので、従来と比べて容易な作業で設置されることができる。また、車両検出装置150は、スピーカ112自体が出力して設定場所に存在する物体が反射した音に基づいて、設定場所に存在する車両を検出することができるので、車両、音響機器及び人などの設定場所に存在する物体自体が音を発していない場合であっても設定場所に存在する車両を検出することができる。
【0089】
また、車両検出装置150は、設定音の周波数が設定されているので、スピーカ112自体によって出力されてから設定場所に存在する物体によって反射されてマイク113によって入力された音と、スピーカ112自体によって出力されてから設定場所に存在する物体によって反射された音以外のマイク113によって入力された音とを、設定音の周波数が設定されていない場合と比べて明確に区別することができ、設定音の周波数が設定されていない場合と比べて高い感度、及び、高い正確さで設定場所に存在する車両を検出することができる。
【0090】
また、車両検出装置150は、比較部133及び入力比較部143の両方での比較結果に基づいて論理和部126が設定場所に車両が存在するか否かを判定するので、比較部133及び入力比較部143の一方だけでの比較結果に基づいて設定場所に車両が存在するか否かを判定する場合と比べて、高い感度で設定場所に存在する車両を検出することができる。
【0091】
なお、本発明によれば、車両検出装置150は、論理和部126に代えて、判定部134が出力した値及び入力判定部144が出力した値の論理積を算出する論理積部を備えていても良い。ここで、論理積部は、判定部134が出力した値と、入力判定部144が出力した値との少なくとも1つが“0”であるとき、設定場所に車両が存在しないと判定して値として“0”を出力するようになっており、判定部134が出力した値と、入力判定部144が出力した値との双方が“1”であるとき、設定場所に車両が存在しないと判定して値として“1”を出力するようになっている。
【0092】
車両検出装置150は、比較部133及び入力比較部143の両方での比較結果に基づいて論理積部が設定場所に車両が存在するか否かを判定すると、比較部133及び入力比較部143の一方だけでの比較結果に基づいて設定場所に車両が存在するか否かを判定する場合と比べて、高い正確さで設定場所に存在する車両を検出することができる。
【0093】
また、車両検出装置150は、設定音の周波数である1kHzとは異なる周波数である0Hzより大きく200Hz以下の音の大きさに基づいて入力比較部143が比較を行うので、スピーカ112自体が出力して設定場所に存在する物体が反射した音に基づいて入力比較部143が比較を行うことを防止することができ、入力比較部143が比較する音の周波数が設定音の周波数の少なくとも一部を含む場合と比べて、高い感度、及び、高い正確さで設定場所に存在する車両を検出することができる。また、車両検出装置150は、入力比較部143に比較させる音の周波数が設定されるので、入力比較部143に比較させる音の周波数が、設定場所に存在する物体自体が発する音に適するように設定されることができ、入力比較部143に比較させる音の周波数が、設定場所に存在する物体自体が発する音に適するように設定される場合、入力比較部143に比較させる音の周波数が設定されない場合と比べて、高い感度、及び、高い正確さで設定場所に存在する車両を検出することができる。
【0094】
また、車両検出装置150は、入力比較部143によって比較される音の周波数が車両のエンジン音の周波数の少なくとも一部を含んでいるので、設定場所に存在する物体自体が発する音のうち車両自体が発するエンジン音の少なくとも一部を含んだ音の大きさに基づいて入力比較部143が比較を行うことができ、入力比較部143によって比較される音の周波数が車両のエンジン音の周波数と異なる場合と比べて、設定場所に存在する車両がエンジンを駆動しているときに高い感度、及び、高い正確さで車両を検出することができる。
【0095】
また、ドライブスルーシステム100は、スピーカ112に設定音を出力させるか否かを車両検出部での検出結果に基づいて出力決定部127が決定するので、スピーカ112から出力される設定音が設定場所から離隔場所への通信を妨害することを防止することができる。
【0096】
なお、本発明によれば、ドライブスルーシステム100は、マイク172で入力された音をスピーカ112に出力させるか否かを車両検出部での検出結果に基づいて出力決定部127が決定する構成であっても良い。マイク172で入力された音をスピーカ112に出力させるか否かを車両検出部での検出結果に基づいて出力決定部127が決定する場合、ドライブスルーシステム100は、スピーカ112から出力される音が車両検出部での検出を妨害することを防止することができる。
【0097】
また、ドライブスルーシステム100は、スピーカ112がマイク172で入力された音を設定場所に出力するので、マイク172で入力された音を設定場所に出力するものを車両検出装置150のスピーカ112とは別に備える場合と比べて、設置される部品の数を減少させることができる。
【0098】
また、ドライブスルーシステム100は、イヤホーン171がマイク113で入力された音を離隔場所に出力するので、イヤホーン171が出力する音を入力するものを車両検出装置150のマイク113とは別に備える場合と比べて、設置される部品の数を減少させることができる。
【0099】
なお、本発明によれば、ドライブスルーシステム100は、図3に示すようなドライブスルーシステム200のような構成であっても良い。なお、ドライブスルーシステム200の構成は、ドライブスルーシステム100の構成とほぼ同様であるので、ドライブスルーシステム200の構成のうち、ドライブスルーシステム100の構成とほぼ同様な構成についてはドライブスルーシステム100の構成と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0100】
ドライブスルーシステム200は、ドライブスルーシステム100の基地局120に代えて、基地局220を備えている。
【0101】
また、ドライブスルーシステム200は、基地局220の受信部123に接続されてマイク172で入力された音を設定場所に出力するスピーカ214を車両検出装置150のスピーカ112とは別に備えており、基地局220の送信部124に接続されてイヤホーン171が出力する音を入力するマイク215を車両検出装置150のマイク113とは別に備えている。
【0102】
換言すると、ドライブスルーシステム200において、設定場所出力部はスピーカ214から構成されており、設定場所入力部はマイク215から構成されている。
【0103】
(第2の実施の形態)
【0104】
まず、第2の実施の形態に係る車両検出装置及び通信システムの構成について説明する。
【0105】
図4において、本実施の形態に係る通信システムとしてのドライブスルーシステム300の構成は、第1の実施の形態に係るドライブスルーシステム100(図1参照)において基地局120(図1参照)に代えて基地局320を備えた構成とほぼ同様であるので、ドライブスルーシステム300の構成のうち、ドライブスルーシステム100の構成とほぼ同様な構成についてはドライブスルーシステム100の構成と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0106】
また、基地局320の構成は、基地局120において、論理和部126(図1参照)及び車検知部140(図1参照)を備えておらず、出力決定部127(図1参照)に代えて出力決定部327を備えている構成とほぼ同様である。
【0107】
したがって、本実施の形態においては、判定部134が、比較部133での比較結果に基づいて設定場所に車両が存在するか否かを判定する存在判定部を構成しており、車検知部130が、マイク113によって入力された音と、設定音とに基づいて、設定場所に存在する車両を検出する車両検出部を構成している。
【0108】
更に、本実施の形態に係る車両検出装置350は、スピーカ112、マイク113、発信部125、車検知部130から構成されており、車両を検出したときに判定部134が値として“1”を出力し、車両を検出しないときに判定部134が値として“0”を出力するようになっている。
【0109】
また、出力決定部327は、車両検出装置350での検出結果に基づいて、マイク172で入力された音をスピーカ112に出力させるか否かや、マイク113で入力された音をイヤホーン171に出力させるか否かを決定するようになっている。
【0110】
即ち、出力決定部327は、判定部134が値として“1”を出力するとき、マイク172で入力された音をスピーカ112に出力させるように受信部123に信号を送信させるとともに、マイク113で入力された音をイヤホーン171に出力させるように送信部124に信号を送信させるようになっている。また、出力決定部327は、判定部134が値として“0”を出力するとき、マイク172で入力された音をスピーカ112に出力させないように受信部123に信号を送信させないとともに、マイク113で入力された音をイヤホーン171に出力させないように送信部124に信号を送信させないようになっている。
【0111】
次に、本実施の形態に係る車両検出装置及び通信システムの動作について説明する。
【0112】
なお、車両検出装置350及びドライブスルーシステム300の動作は、第1の実施の形態に係る車両検出装置150(図1参照)及びドライブスルーシステム100の動作とほぼ同様であるので、車両検出装置350及びドライブスルーシステム300の動作のうち、車両検出装置150及びドライブスルーシステム100の動作とほぼ同様な動作については詳細な説明を省略する。
【0113】
出力決定部327は、判定部134が値として“1”を出力するとき、マイク172で入力された音をスピーカ112に出力させるように受信部123に信号を送信させるとともに、マイク113で入力された音をイヤホーン171に出力させるように送信部124に信号を送信させる。
【0114】
なお、出力決定部327が受信部123に信号を送信させると、マイク172によって入力された離隔場所の音が、送信部163、アンテナ161、アンテナ121及び受信部123を介して、スピーカ112によって出力される。
【0115】
また、出力決定部327が送信部124に信号を送信させると、マイク113によって入力された設定場所の音が、送信部124、アンテナ122、アンテナ161及び受信部162を介して、ヘッドセット170のイヤホーン171によって出力されるので、ヘッドセット170を身に付けた店員193は設定場所に車両がいることを認識することができる。
【0116】
また、出力決定部327は、論理和部126が値として“0”を出力するとき、マイク172で入力された音をスピーカ112に出力させないように受信部123に信号を送信させないとともに、マイク113で入力された音をイヤホーン171に出力させないように送信部124に信号を送信させない。
【0117】
なお、出力決定部327が受信部123に信号を送信させないと、マイク172によって入力された離隔場所の音は、スピーカ112によって出力されないので、ドライブスルーシステム300は、スピーカ112から出力される音が車両検出部での検出を妨害することを防止することができる。
【0118】
また、出力決定部327が送信部124に信号を送信させないと、マイク113によって入力された設定場所の音は、ヘッドセット170のイヤホーン171によって出力されないので、ヘッドセット170を身に付けた店員193は客192との会話以外の作業に集中することができる。
【0119】
以上に説明したように、車両検出装置350は、地上に設置可能であるスピーカ112及びマイク113を使用して設定場所に存在する車両を検出することができるので、従来と比べて容易な作業で設置されることができる。また、車両検出装置350は、スピーカ112自体が出力して設定場所に存在する物体が反射した音に基づいて、設定場所に存在する車両を検出することができるので、車両、音響機器及び人などの設定場所に存在する物体自体が音を発していない場合であっても設定場所に存在する車両を検出することができる。
【0120】
また、車両検出装置350は、設定音の周波数が設定されているので、スピーカ112自体によって出力されてから設定場所に存在する物体によって反射されてマイク113によって入力された音と、スピーカ112自体によって出力されてから設定場所に存在する物体によって反射された音以外のマイク113によって入力された音とを、設定音の周波数が設定されていない場合と比べて明確に区別することができ、設定音の周波数が設定されていない場合と比べて高い感度、及び、高い正確さで設定場所に存在する車両を検出することができる。
【0121】
また、ドライブスルーシステム300は、マイク172で入力された音をスピーカ112に出力させるか否かを車両検出部での検出結果に基づいて出力決定部327が決定するので、スピーカ112から出力される音が車両検出部での検出を妨害することを防止することができる。
【0122】
また、ドライブスルーシステム300は、スピーカ112がマイク172で入力された音を設定場所に出力するので、マイク172で入力された音を設定場所に出力するものを車両検出装置350のスピーカ112とは別に備える場合と比べて、設置される部品の数を減少させることができる。
【0123】
また、ドライブスルーシステム300は、イヤホーン171がマイク113で入力された音を離隔場所に出力するので、イヤホーン171が出力する音を入力するものを車両検出装置350のマイク113とは別に備える場合と比べて、設置される部品の数を減少させることができる。
【0124】
なお、本発明によれば、ドライブスルーシステム300は、第1の実施の形態に係るドライブスルーシステム200(図3参照)のように、マイク172で入力された音を設定場所に出力するものを車両検出装置350のスピーカ112とは別に備えた構成や、イヤホーン171が出力する音を入力するものを車両検出装置350のマイク113とは別に備えた構成であっても良い。
【0125】
(第3の実施の形態)
【0126】
まず、第3の実施の形態に係る車両検出装置及び通信システムの構成について説明する。
【0127】
図5において、本実施の形態に係る通信システムとしてのドライブスルーシステム400の構成は、第1の実施の形態に係るドライブスルーシステム100(図1参照)において基地局120(図1参照)に代えて基地局420を備えた構成とほぼ同様であるので、ドライブスルーシステム400の構成のうち、ドライブスルーシステム100の構成とほぼ同様な構成についてはドライブスルーシステム100の構成と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0128】
また、基地局420の構成は、基地局120において、発信部125(図1参照)、論理和部126(図1参照)及び車検知部130(図1参照)を備えておらず、出力決定部127(図1参照)に代えて出力決定部427を備えている構成とほぼ同様である。
【0129】
したがって、本実施の形態においては、入力判定部144が、入力比較部143での比較結果に基づいて設定場所に車両が存在するか否かを判定する存在判定部を構成しており、車検知部140が、マイク113によって入力された音に基づいて、設定場所に存在する車両を検出する車両検出部を構成している。
【0130】
更に、本実施の形態に係る車両検出装置450は、マイク113、車検知部140から構成されており、車両を検出したときに入力判定部144が値として“1”を出力し、車両を検出しないときに入力判定部144が値として“0”を出力するようになっている。
【0131】
また、出力決定部427は、車両検出装置450での検出結果に基づいて、マイク172で入力された音をスピーカ112に出力させるか否かや、マイク113で入力された音をイヤホーン171に出力させるか否かを決定するようになっている。
【0132】
即ち、出力決定部427は、入力判定部144が値として“1”を出力するとき、マイク172で入力された音をスピーカ112に出力させるように受信部123に信号を送信させるとともに、マイク113で入力された音をイヤホーン171に出力させるように送信部124に信号を送信させるようになっている。また、出力決定部427は、入力判定部144が値として“0”を出力するとき、マイク172で入力された音をスピーカ112に出力させないように受信部123に信号を送信させないとともに、マイク113で入力された音をイヤホーン171に出力させないように送信部124に信号を送信させないようになっている。
【0133】
次に、本実施の形態に係る車両検出装置及び通信システムの動作について説明する。
【0134】
なお、車両検出装置450及びドライブスルーシステム400の動作は、第1の実施の形態に係る車両検出装置150(図1参照)及びドライブスルーシステム100の動作とほぼ同様であるので、車両検出装置450及びドライブスルーシステム400の動作のうち、車両検出装置150及びドライブスルーシステム100の動作とほぼ同様な動作については詳細な説明を省略する。
【0135】
出力決定部427は、入力判定部144が値として“1”を出力するとき、マイク172で入力された音をスピーカ112に出力させるように受信部123に信号を送信させるとともに、マイク113で入力された音をイヤホーン171に出力させるように送信部124に信号を送信させる。
【0136】
なお、出力決定部427が受信部123に信号を送信させると、マイク172によって入力された離隔場所の音が、送信部163、アンテナ161、アンテナ121及び受信部123を介して、スピーカ112によって出力される。
【0137】
また、出力決定部427が送信部124に信号を送信させると、マイク113によって入力された設定場所の音が、送信部124、アンテナ122、アンテナ161及び受信部162を介して、ヘッドセット170のイヤホーン171によって出力されるので、ヘッドセット170を身に付けた店員193は設定場所に車両がいることを認識することができる。
【0138】
また、出力決定部427は、入力判定部144が値として“0”を出力するとき、マイク172で入力された音をスピーカ112に出力させないように受信部123に信号を送信させないとともに、マイク113で入力された音をイヤホーン171に出力させないように送信部124に信号を送信させない。
【0139】
なお、出力決定部427が受信部123に信号を送信させないと、マイク172によって入力された離隔場所の音は、スピーカ112によって出力されないので、ドライブスルーシステム400は、スピーカ112から出力される音が車両検出部での検出を妨害することを防止することができる。
【0140】
また、出力決定部427が送信部124に信号を送信させないと、マイク113によって入力された設定場所の音は、ヘッドセット170のイヤホーン171によって出力されないので、ヘッドセット170を身に付けた店員193は客192との会話以外の作業に集中することができる。
【0141】
以上に説明したように、車両検出装置450は、地上に設置可能であるマイク113を使用して設定場所に存在する車両を検出することができるので、従来と比べて容易な作業で設置されることができる。また、車両検出装置450は、車両が発するエンジン音、車両に搭載された音響機器が発する音、及び、車両に乗っている人が発する音など、車両、音響機器及び人などの設定場所に存在する物体自体が発する音に基づいて、設定場所に存在する車両を検出することができるので、設定場所に存在する物体に反射させるために設定場所に音を出力する発信部125のようなものを備えていない場合であっても、設定場所に存在する車両を検出することができる。
【0142】
また、車両検出装置450は、入力比較部143に比較させる音の周波数が設定されるので、入力比較部143に比較させる音の周波数が、設定場所に存在する物体自体が発する音に適するように設定されることができ、入力比較部143に比較させる音の周波数が、設定場所に存在する物体自体が発する音に適するように設定される場合、入力比較部143に比較させる音の周波数が設定されない場合と比べて、高い感度、及び、高い正確さで設定場所に存在する車両を検出することができる。
【0143】
また、車両検出装置450は、設定場所に存在する物体自体が発する音の大きさを入力比較値記憶部142によって記憶された入力比較値と比較することによって、設定場所に車両が存在するか否かを判定することができるので、例えば、設定場所に存在する物体自体が発する音の変化のパターンに基づいて設定場所に車両が存在するか否かを判定する場合と比べて、単純な構成で設定場所に存在する車両を検出することができる。
【0144】
なお、本発明によれば、車両検出装置450は、設定場所に存在する物体自体が発する音の変化のパターンに基づいて設定場所に車両が存在するか否かを判定する構成であっても良い。例えば、車両検出装置450は、客192が発する音声の特定のパターン、即ち、客192が発する特定の言葉を認識した場合に設定場所に車両が存在すると判定する構成であっても良い。
【0145】
また、ドライブスルーシステム400は、マイク172で入力された音をスピーカ112に出力させるか否かを車両検出部での検出結果に基づいて出力決定部427が決定するので、スピーカ112から出力される音が車両検出部での検出を妨害することを防止することができる。
【0146】
また、ドライブスルーシステム400は、イヤホーン171がマイク113で入力された音を離隔場所に出力するので、イヤホーン171が出力する音を入力するものを車両検出装置450のマイク113とは別に備える場合と比べて、設置される部品の数を減少させることができる。
【0147】
なお、本発明によれば、ドライブスルーシステム400は、第1の実施の形態に係るドライブスルーシステム200(図3参照)のように、イヤホーン171が出力する音を入力するものを車両検出装置450のマイク113とは別に備えた構成であっても良い。
【0148】
(第4の実施の形態)
【0149】
まず、第4の実施の形態に係る車両検出装置及び通信システムの構成について説明する。
【0150】
図6及び図7において、本実施の形態に係る通信システムとしてのドライブスルーシステム500の構成は、第1の実施の形態に係るドライブスルーシステム100(図1及び図2参照)において、基地局120(図1参照)、受注者局160及びヘッドセット170(図1参照)に代えて、基地局520と、店舗181内のキッチンに設置されたキッチンスピーカ571及びキッチンマイク572とを備えた構成とほぼ同様であるので、ドライブスルーシステム500の構成のうち、ドライブスルーシステム100の構成とほぼ同様な構成についてはドライブスルーシステム100の構成と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0151】
ここで、マイク113は設定場所の音を入力する設定場所入力部を構成しており、キッチンマイク572は設定場所から離隔した離隔場所の音を入力する離隔場所入力部を構成しており、スピーカ112はキッチンマイク572で入力された音を設定場所に出力する設定場所出力部を構成しており、キッチンスピーカ571はマイク113で入力された音を離隔場所に出力する離隔場所出力部を構成している。
【0152】
なお、ドライブスルーシステム100のイヤホーン171(図1参照)及びマイク113は、基地局120と受注者局160との間で無線で接続されていたが、ドライブスルーシステム500のキッチンスピーカ571は基地局120にケーブル186で接続されており、キッチンスピーカ571及びマイク113は有線で接続されている。
【0153】
また、ドライブスルーシステム100のマイク172(図1参照)及びスピーカ112は、基地局120と受注者局160との間で無線で接続されていたが、ドライブスルーシステム500のキッチンマイク572は基地局120にケーブル187で接続されており、キッチンマイク572及びスピーカ112は有線で接続されている。
【0154】
また、基地局520の構成は、基地局120において、出力決定部127(図1参照)に代えて出力決定部527を備えており、アンテナ121(図1参照)、アンテナ122(図1参照)、受信部123(図1参照)及び送信部124(図1参照)を備えておらず、スピーカ112及びキッチンマイク572の接続を切り替えるスイッチ523と、マイク113及びキッチンスピーカ571の接続を切り替えるスイッチ524とを備えている構成とほぼ同様である。
【0155】
したがって、本実施の形態においては、判定部134、入力判定部144及び論理和部126が、比較部133及び入力比較部143での比較結果に基づいて設定場所に車両が存在するか否かを判定する存在判定部を構成しており、車検知部130、車検知部140及び論理和部126が、マイク113によって入力された音と、設定音とに基づいて、設定場所に存在する車両を検出する車両検出部を構成している。
【0156】
更に、本実施の形態に係る車両検出装置550は、スピーカ112、マイク113、発信部125、車検知部130、車検知部140及び論理和部126から構成されており、車両を検出したときに論理和部126が値として“1”を出力し、車両を検出しないときに論理和部126が値として“0”を出力するようになっている。
【0157】
また、出力決定部527は、車両検出装置150での検出結果に基づいて、キッチンマイク572で入力された音をスピーカ112に出力させるか否かや、マイク113で入力された音をキッチンスピーカ571に出力させるか否かを決定するようになっている。
【0158】
即ち、出力決定部527は、論理和部126が値として“1”を出力するとき、キッチンマイク572で入力された音をスピーカ112に出力させるようにスイッチ523を接続するとともに、マイク113で入力された音をキッチンスピーカ571に出力させるようにスイッチ524を接続するようになっている。また、出力決定部527は、論理和部126が値として“0”を出力するとき、キッチンマイク572で入力された音をスピーカ112に出力させないようにスイッチ523を切断するとともに、マイク113で入力された音をキッチンスピーカ571に出力させないようにスイッチ524を切断するようになっている。
【0159】
次に、本実施の形態に係る車両検出装置及び通信システムの動作について説明する。
【0160】
なお、車両検出装置550及びドライブスルーシステム500の動作は、第1の実施の形態に係る車両検出装置150(図1参照)及びドライブスルーシステム100の動作とほぼ同様であるので、車両検出装置550及びドライブスルーシステム500の動作のうち、車両検出装置150及びドライブスルーシステム100の動作とほぼ同様な動作については詳細な説明を省略する。
【0161】
出力決定部527は、論理和部126が値として“1”を出力するとき、キッチンマイク572で入力された音をスピーカ112に出力させるようにスイッチ523を接続するとともに、マイク113で入力された音をキッチンスピーカ571に出力させるようにスイッチ524を接続する。
【0162】
なお、出力決定部527がスイッチ523を接続すると、キッチンマイク572によって入力された離隔場所の音が、スイッチ523を介して、スピーカ112によって出力される。
【0163】
例えば、店員193が「いらっしゃいませ」などの音声を発すると、店員193が発した音声は、キッチンマイク572によって入力され、スイッチ523を介して、スピーカ112によって出力されるので、客192は店員193が発生した音声を認識することができる。
【0164】
また、出力決定部527がスイッチ524を接続すると、マイク113によって入力された設定場所の音が、スイッチ524を介して、キッチンスピーカ571によって出力されるので、店員193は設定場所に車両がいることを認識することができる。
【0165】
例えば、客192が「ハンバーガーを1つください」などの音声を発すると、客192が発した音声は、マイク113によって入力され、上述したようにキッチンスピーカ571によって出力されるので、店員193は客192が発生した音声を認識することができる。
【0166】
また、出力決定部527は、論理和部126が値として“0”を出力するとき、キッチンマイク572で入力された音をスピーカ112に出力させないようにスイッチ523を切断するとともに、マイク113で入力された音をキッチンスピーカ571に出力させないようにスイッチ524を切断する。
【0167】
なお、出力決定部527がスイッチ523を切断すると、キッチンマイク572によって入力された離隔場所の音は、スピーカ112によって出力されないので、ドライブスルーシステム500は、スピーカ112から出力される音が車両検出部での検出を妨害することを防止することができる。
【0168】
また、出力決定部527がスイッチ524を切断すると、マイク113によって入力された設定場所の音は、キッチンスピーカ571によって出力されないので、店員193は客192との会話以外の作業に集中することができる。
【0169】
以上に説明したように、車両検出装置550は、地上に設置可能であるスピーカ112及びマイク113を使用して設定場所に存在する車両を検出することができるので、従来と比べて容易な作業で設置されることができる。また、車両検出装置550は、スピーカ112自体が出力して設定場所に存在する物体が反射した音に基づいて、設定場所に存在する車両を検出することができるので、車両、音響機器及び人などの設定場所に存在する物体自体が音を発していない場合であっても設定場所に存在する車両を検出することができる。
【0170】
また、車両検出装置550は、設定音の周波数が設定されているので、スピーカ112自体によって出力されてから設定場所に存在する物体によって反射されてマイク113によって入力された音と、スピーカ112自体によって出力されてから設定場所に存在する物体によって反射された音以外のマイク113によって入力された音とを、設定音の周波数が設定されていない場合と比べて明確に区別することができ、設定音の周波数が設定されていない場合と比べて高い感度、及び、高い正確さで設定場所に存在する車両を検出することができる。
【0171】
また、車両検出装置550は、比較部133及び入力比較部143の両方での比較結果に基づいて論理和部126が設定場所に車両が存在するか否かを判定するので、比較部133及び入力比較部143の一方だけでの比較結果に基づいて設定場所に車両が存在するか否かを判定する場合と比べて、高い感度で設定場所に存在する車両を検出することができる。
【0172】
なお、本発明によれば、車両検出装置550は、論理和部126に代えて、判定部134が出力した値及び入力判定部144が出力した値の論理積を算出する論理積部を備えていても良い。ここで、論理積部は、判定部134が出力した値と、入力判定部144が出力した値との少なくとも1つが“0”であるとき、設定場所に車両が存在しないと判定して値として“0”を出力するようになっており、判定部134が出力した値と、入力判定部144が出力した値との双方が“1”であるとき、設定場所に車両が存在しないと判定して値として“1”を出力するようになっている。
【0173】
車両検出装置550は、比較部133及び入力比較部143の両方での比較結果に基づいて論理積部が設定場所に車両が存在するか否かを判定すると、比較部133及び入力比較部143の一方だけでの比較結果に基づいて設定場所に車両が存在するか否かを判定する場合と比べて、高い正確さで設定場所に存在する車両を検出することができる。
【0174】
また、車両検出装置550は、設定音の周波数である1kHzとは異なる周波数である0Hzより大きく200Hz以下の音の大きさに基づいて入力比較部143が比較を行うので、スピーカ112自体が出力して設定場所に存在する物体が反射した音に基づいて入力比較部143が比較を行うことを防止することができ、入力比較部143が比較する音の周波数が設定音の周波数の少なくとも一部を含む場合と比べて、高い感度、及び、高い正確さで設定場所に存在する車両を検出することができる。また、車両検出装置550は、入力比較部143に比較させる音の周波数が設定されるので、入力比較部143に比較させる音の周波数が、設定場所に存在する物体自体が発する音に適するように設定されることができ、入力比較部143に比較させる音の周波数が、設定場所に存在する物体自体が発する音に適するように設定される場合、入力比較部143に比較させる音の周波数が設定されない場合と比べて、高い感度、及び、高い正確さで設定場所に存在する車両を検出することができる。
【0175】
また、車両検出装置550は、入力比較部143によって比較される音の周波数が車両のエンジン音の周波数の少なくとも一部を含んでいるので、設定場所に存在する物体自体が発する音のうち車両自体が発するエンジン音の少なくとも一部を含んだ音の大きさに基づいて入力比較部143が比較を行うことができ、入力比較部143によって比較される音の周波数が車両のエンジン音の周波数と異なる場合と比べて、設定場所に存在する車両がエンジンを駆動しているときに高い感度、及び、高い正確さで車両を検出することができる。
【0176】
また、ドライブスルーシステム500は、キッチンマイク572で入力された音をスピーカ112に出力させるか否かを車両検出部での検出結果に基づいて出力決定部527が決定するので、スピーカ112から出力される音が車両検出部での検出を妨害することを防止することができる。
【0177】
なお、本発明によれば、ドライブスルーシステム500は、スピーカ112に設定音を出力させるか否かを車両検出部での検出結果に基づいて出力決定部527が決定する構成であっても良い。スピーカ112に設定音を出力させるか否かを車両検出部での検出結果に基づいて出力決定部527が決定する場合、ドライブスルーシステム500は、スピーカ112から出力される設定音が設定場所から離隔場所への通信を妨害することを防止することができる。
【0178】
また、ドライブスルーシステム500は、スピーカ112がキッチンマイク572で入力された音を設定場所に出力するので、キッチンマイク572で入力された音を設定場所に出力するものを車両検出装置550のスピーカ112とは別に備える場合と比べて、設置される部品の数を減少させることができる。
【0179】
また、ドライブスルーシステム500は、キッチンスピーカ571がマイク113で入力された音を離隔場所に出力するので、キッチンスピーカ571が出力する音を入力するものを車両検出装置550のマイク113とは別に備える場合と比べて、設置される部品の数を減少させることができる。
【0180】
なお、本発明によれば、ドライブスルーシステム500は、図8に示すようなドライブスルーシステム600のような構成であっても良い。なお、ドライブスルーシステム600の構成は、ドライブスルーシステム500の構成とほぼ同様であるので、ドライブスルーシステム600の構成のうち、ドライブスルーシステム500の構成とほぼ同様な構成についてはドライブスルーシステム500の構成と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0181】
ドライブスルーシステム600は、ドライブスルーシステム500の基地局520に代えて、基地局620を備えている。
【0182】
また、ドライブスルーシステム600は、スイッチ523に接続されてキッチンマイク572で入力された音を設定場所に出力するスピーカ614を車両検出装置550のスピーカ112とは別に備えており、スイッチ524に接続されてキッチンスピーカ571が出力する音を入力するマイク615を車両検出装置550のマイク113とは別に備えている。
【0183】
換言すると、ドライブスルーシステム600において、設定場所出力部はスピーカ614から構成されており、設定場所入力部はマイク615から構成されている。
【0184】
(第5の実施の形態)
【0185】
まず、第5の実施の形態に係る車両検出装置及び通信システムの構成について説明する。
【0186】
図9において、本実施の形態に係る通信システムとしてのドライブスルーシステム700の構成は、第4の実施の形態に係るドライブスルーシステム500(図6参照)において基地局520(図6参照)に代えて基地局720を備えた構成とほぼ同様であるので、ドライブスルーシステム700の構成のうち、ドライブスルーシステム500の構成とほぼ同様な構成についてはドライブスルーシステム500の構成と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0187】
また、基地局720の構成は、基地局520において、論理和部126(図6参照)及び車検知部140(図6参照)を備えておらず、出力決定部527(図6参照)に代えて出力決定部727を備えている構成とほぼ同様である。
【0188】
したがって、本実施の形態においては、判定部134が、比較部133での比較結果に基づいて設定場所に車両が存在するか否かを判定する存在判定部を構成しており、車検知部130が、マイク113によって入力された音と、設定音とに基づいて、設定場所に存在する車両を検出する車両検出部を構成している。
【0189】
更に、本実施の形態に係る車両検出装置750は、スピーカ112、マイク113、発信部125、車検知部130から構成されており、車両を検出したときに判定部134が値として“1”を出力し、車両を検出しないときに判定部134が値として“0”を出力するようになっている。
【0190】
また、出力決定部727は、車両検出装置750での検出結果に基づいて、キッチンマイク572で入力された音をスピーカ112に出力させるか否かや、マイク113で入力された音をキッチンスピーカ571に出力させるか否かを決定するようになっている。
【0191】
即ち、出力決定部727は、判定部134が値として“1”を出力するとき、キッチンマイク572で入力された音をスピーカ112に出力させるようにスイッチ523を接続するとともに、マイク113で入力された音をキッチンスピーカ571に出力させるようにスイッチ524を接続するようになっている。また、出力決定部727は、判定部134が値として“0”を出力するとき、キッチンマイク572で入力された音をスピーカ112に出力させないようにスイッチ523を切断するとともに、マイク113で入力された音をキッチンスピーカ571に出力させないようにスイッチ524を切断するようになっている。
【0192】
次に、本実施の形態に係る車両検出装置及び通信システムの動作について説明する。
【0193】
なお、車両検出装置750及びドライブスルーシステム700の動作は、第4の実施の形態に係る車両検出装置550(図6参照)及びドライブスルーシステム500の動作とほぼ同様であるので、車両検出装置750及びドライブスルーシステム700の動作のうち、車両検出装置550及びドライブスルーシステム500の動作とほぼ同様な動作については詳細な説明を省略する。
【0194】
出力決定部727は、判定部134が値として“1”を出力するとき、キッチンマイク572で入力された音をスピーカ112に出力させるようにスイッチ523を接続するとともに、マイク113で入力された音をキッチンスピーカ571に出力させるようにスイッチ524を接続する。
【0195】
なお、出力決定部727がスイッチ523を接続すると、キッチンマイク572によって入力された離隔場所の音が、スイッチ523を介して、スピーカ112によって出力される。
【0196】
また、出力決定部727がスイッチ524を接続すると、マイク113によって入力された設定場所の音が、スイッチ524を介して、キッチンスピーカ571によって出力されるので、店員193は設定場所に車両がいることを認識することができる。
【0197】
また、出力決定部727は、論理和部126が値として“0”を出力するとき、キッチンマイク572で入力された音をスピーカ112に出力させないようにスイッチ523を切断するとともに、マイク113で入力された音をキッチンスピーカ571に出力させないようにスイッチ524を切断する。
【0198】
なお、出力決定部727がスイッチ523を切断すると、キッチンマイク572によって入力された離隔場所の音は、スピーカ112によって出力されないので、ドライブスルーシステム700は、スピーカ112から出力される音が車両検出部での検出を妨害することを防止することができる。
【0199】
また、出力決定部727がスイッチ524を切断すると、マイク113によって入力された設定場所の音は、キッチンスピーカ571によって出力されないので、店員193は客192との会話以外の作業に集中することができる。
【0200】
以上に説明したように、車両検出装置750は、地上に設置可能であるスピーカ112及びマイク113を使用して設定場所に存在する車両を検出することができるので、従来と比べて容易な作業で設置されることができる。また、車両検出装置750は、スピーカ112自体が出力して設定場所に存在する物体が反射した音に基づいて、設定場所に存在する車両を検出することができるので、車両、音響機器及び人などの設定場所に存在する物体自体が音を発していない場合であっても設定場所に存在する車両を検出することができる。
【0201】
また、車両検出装置750は、設定音の周波数が設定されているので、スピーカ112自体によって出力されてから設定場所に存在する物体によって反射されてマイク113によって入力された音と、スピーカ112自体によって出力されてから設定場所に存在する物体によって反射された音以外のマイク113によって入力された音とを、設定音の周波数が設定されていない場合と比べて明確に区別することができ、設定音の周波数が設定されていない場合と比べて高い感度、及び、高い正確さで設定場所に存在する車両を検出することができる。
【0202】
また、ドライブスルーシステム700は、キッチンマイク572で入力された音をスピーカ112に出力させるか否かを車両検出部での検出結果に基づいて出力決定部727が決定するので、スピーカ112から出力される音が車両検出部での検出を妨害することを防止することができる。
【0203】
また、ドライブスルーシステム700は、スピーカ112がキッチンマイク572で入力された音を設定場所に出力するので、キッチンマイク572で入力された音を設定場所に出力するものを車両検出装置750のスピーカ112とは別に備える場合と比べて、設置される部品の数を減少させることができる。
【0204】
また、ドライブスルーシステム700は、キッチンスピーカ571がマイク113で入力された音を離隔場所に出力するので、キッチンスピーカ571が出力する音を入力するものを車両検出装置750のマイク113とは別に備える場合と比べて、設置される部品の数を減少させることができる。
【0205】
なお、本発明によれば、ドライブスルーシステム700は、第4の実施の形態に係るドライブスルーシステム600(図8参照)のように、キッチンマイク572で入力された音を設定場所に出力するものを車両検出装置750のスピーカ112とは別に備えた構成や、キッチンスピーカ571が出力する音を入力するものを車両検出装置750のマイク113とは別に備えた構成であっても良い。
【0206】
(第6の実施の形態)
【0207】
まず、第6の実施の形態に係る車両検出装置及び通信システムの構成について説明する。
【0208】
図10において、本実施の形態に係る通信システムとしてのドライブスルーシステム800の構成は、第4の実施の形態に係るドライブスルーシステム500(図6参照)において基地局520(図6参照)に代えて基地局820を備えた構成とほぼ同様であるので、ドライブスルーシステム800の構成のうち、ドライブスルーシステム500の構成とほぼ同様な構成についてはドライブスルーシステム500の構成と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0209】
また、基地局820の構成は、基地局520において、発信部125(図6参照)、論理和部126(図6参照)及び車検知部130(図6参照)を備えておらず、出力決定部527(図6参照)に代えて出力決定部827を備えている構成とほぼ同様である。
【0210】
したがって、本実施の形態においては、入力判定部144が、入力比較部143での比較結果に基づいて設定場所に車両が存在するか否かを判定する存在判定部を構成しており、車検知部140が、マイク113によって入力された音に基づいて、設定場所に存在する車両を検出する車両検出部を構成している。
【0211】
更に、本実施の形態に係る車両検出装置850は、マイク113、車検知部140から構成されており、車両を検出したときに入力判定部144が値として“1”を出力し、車両を検出しないときに入力判定部144が値として“0”を出力するようになっている。
【0212】
また、出力決定部827は、車両検出装置850での検出結果に基づいて、キッチンマイク572で入力された音をスピーカ112に出力させるか否かや、マイク113で入力された音をキッチンスピーカ571に出力させるか否かを決定するようになっている。
【0213】
即ち、出力決定部827は、入力判定部144が値として“1”を出力するとき、キッチンマイク572で入力された音をスピーカ112に出力させるようにスイッチ523を接続するとともに、マイク113で入力された音をキッチンスピーカ571に出力させるようにスイッチ524を接続するようになっている。また、出力決定部827は、入力判定部144が値として“0”を出力するとき、キッチンマイク572で入力された音をスピーカ112に出力させないようにスイッチ523を切断するとともに、マイク113で入力された音をキッチンスピーカ571に出力させないようにスイッチ524を切断するようになっている。
【0214】
次に、本実施の形態に係る車両検出装置及び通信システムの動作について説明する。
【0215】
なお、車両検出装置850及びドライブスルーシステム800の動作は、第4の実施の形態に係る車両検出装置550(図6参照)及びドライブスルーシステム500の動作とほぼ同様であるので、車両検出装置850及びドライブスルーシステム800の動作のうち、車両検出装置550及びドライブスルーシステム500の動作とほぼ同様な動作については詳細な説明を省略する。
【0216】
出力決定部827は、入力判定部144が値として“1”を出力するとき、キッチンマイク572で入力された音をスピーカ112に出力させるようにスイッチ523を接続するとともに、マイク113で入力された音をキッチンスピーカ571に出力させるようにスイッチ524を接続する。
【0217】
なお、出力決定部827がスイッチ523を接続すると、キッチンマイク572によって入力された離隔場所の音が、スイッチ523を介して、スピーカ112によって出力される。
【0218】
また、出力決定部827がスイッチ524を接続すると、マイク113によって入力された設定場所の音が、スイッチ524を介して、キッチンスピーカ571によって出力されるので、店員193は設定場所に車両がいることを認識することができる。
【0219】
また、出力決定部827は、入力判定部144が値として“0”を出力するとき、キッチンマイク572で入力された音をスピーカ112に出力させないようにスイッチ523を切断するとともに、マイク113で入力された音をキッチンスピーカ571に出力させないようにスイッチ524を切断する。
【0220】
なお、出力決定部827がスイッチ523を切断すると、キッチンマイク572によって入力された離隔場所の音は、スピーカ112によって出力されないので、ドライブスルーシステム800は、スピーカ112から出力される音が車両検出部での検出を妨害することを防止することができる。
【0221】
また、出力決定部827がスイッチ524を切断すると、マイク113によって入力された設定場所の音は、キッチンスピーカ571によって出力されないので、店員193は客192との会話以外の作業に集中することができる。
【0222】
以上に説明したように、車両検出装置850は、地上に設置可能であるマイク113を使用して設定場所に存在する車両を検出することができるので、従来と比べて容易な作業で設置されることができる。また、車両検出装置850は、車両が発するエンジン音、車両に搭載された音響機器が発する音、及び、車両に乗っている人が発する音など、車両、音響機器及び人などの設定場所に存在する物体自体が発する音に基づいて、設定場所に存在する車両を検出することができるので、設定場所に存在する物体に反射させるために設定場所に音を出力する発信部125のようなものを備えていない場合であっても、設定場所に存在する車両を検出することができる。
【0223】
また、車両検出装置850は、入力比較部143に比較させる音の周波数が設定されるので、入力比較部143に比較させる音の周波数が、設定場所に存在する物体自体が発する音に適するように設定されることができ、入力比較部143に比較させる音の周波数が、設定場所に存在する物体自体が発する音に適するように設定される場合、入力比較部143に比較させる音の周波数が設定されない場合と比べて、高い感度、及び、高い正確さで設定場所に存在する車両を検出することができる。
【0224】
また、車両検出装置850は、設定場所に存在する物体自体が発する音の大きさを入力比較値記憶部142によって記憶された入力比較値と比較することによって、設定場所に車両が存在するか否かを判定することができるので、例えば、設定場所に存在する物体自体が発する音の変化のパターンに基づいて設定場所に車両が存在するか否かを判定する場合と比べて、単純な構成で設定場所に存在する車両を検出することができる。
【0225】
なお、本発明によれば、車両検出装置850は、設定場所に存在する物体自体が発する音の変化のパターンに基づいて設定場所に車両が存在するか否かを判定する構成であっても良い。例えば、車両検出装置850は、客192が発する音声の特定のパターン、即ち、客192が発する特定の言葉を認識した場合に設定場所に車両が存在すると判定する構成であっても良い。
【0226】
また、ドライブスルーシステム800は、キッチンマイク572で入力された音をスピーカ112に出力させるか否かを車両検出部での検出結果に基づいて出力決定部827が決定するので、スピーカ112から出力される音が車両検出部での検出を妨害することを防止することができる。
【0227】
また、ドライブスルーシステム800は、キッチンスピーカ571がマイク113で入力された音を離隔場所に出力するので、キッチンスピーカ571が出力する音を入力するものを車両検出装置850のマイク113とは別に備える場合と比べて、設置される部品の数を減少させることができる。
【0228】
なお、本発明によれば、ドライブスルーシステム800は、第4の実施の形態に係るドライブスルーシステム600(図8参照)のように、キッチンスピーカ571が出力する音を入力するものを車両検出装置850のマイク113とは別に備えた構成であっても良い。
【0229】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、従来と比べて容易な作業で設置されることができる車両検出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るドライブスルーシステムのブロック図
【図2】図1に示すドライブスルーシステムの概略構成図
【図3】図1に示すドライブスルーシステムとは構成が異なる本発明の第1の実施の形態に係るドライブスルーシステムのブロック図
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るドライブスルーシステムのブロック図
【図5】本発明の第3の実施の形態に係るドライブスルーシステムのブロック図
【図6】本発明の第4の実施の形態に係るドライブスルーシステムのブロック図
【図7】図6に示すドライブスルーシステムの概略構成図
【図8】図6に示すドライブスルーシステムとは構成が異なる本発明の第4の実施の形態に係るドライブスルーシステムのブロック図
【図9】本発明の第5の実施の形態に係るドライブスルーシステムのブロック図
【図10】本発明の第6の実施の形態に係るドライブスルーシステムのブロック図
【図11】従来のドライブスルーシステムのブロック図
【図12】図11に示すドライブスルーシステムの概略構成図
【符号の説明】
100   ドライブスルーシステム(通信システム)
112   スピーカ(音出力部、設定場所出力部)
113   マイク(音入力部、設定場所入力部)
125   発信部(設定出力部)
126   論理和部(車両検出部、存在判定部)
127   出力決定部
130   車検知部(車両検出部)
132   比較値記憶部
133   比較部
134   判定部(存在判定部)
140   車検知部(車両検出部)
142   入力比較値記憶部
143   入力比較部
144   入力判定部(存在判定部)
150   車両検出装置
171   イヤホーン(離隔場所出力部)
172   マイク(離隔場所入力部)
200   ドライブスルーシステム(通信システム)
214   スピーカ(設定場所出力部)
215   マイク(設定場所入力部)
300   ドライブスルーシステム(通信システム)
327   出力決定部
350   車両検出装置
400   ドライブスルーシステム(通信システム)
427   出力決定部
450   車両検出装置
500   ドライブスルーシステム(通信システム)
527   出力決定部
550   車両検出装置
571   キッチンスピーカ(離隔場所出力部)
572   キッチンマイク(離隔場所入力部)
600   ドライブスルーシステム(通信システム)
614   スピーカ(設定場所出力部)
615   マイク(設定場所入力部)
700   ドライブスルーシステム(通信システム)
727   出力決定部
750   車両検出装置
800   ドライブスルーシステム(通信システム)
827   出力決定部
850   車両検出装置

Claims (12)

  1. 予め設定された設定場所の音を入力する音入力部と、前記設定場所に存在する車両を検出する車両検出部と、前記設定場所に音を出力する音出力部と、予め設定された設定音を前記音出力部に出力させる設定出力部とを備え、
    前記車両検出部は、前記音入力部によって入力された音、及び、前記設定音に基づいて、前記設定場所に存在する車両を検出することを特徴とする車両検出装置。
  2. 前記車両検出部は、前記音入力部によって入力された音の大きさと比較するための比較値を記憶する比較値記憶部と、前記音入力部によって入力された音の大きさを前記比較値記憶部によって記憶された前記比較値と比較する比較部と、前記比較部での比較結果に基づいて前記設定場所に車両が存在するか否かを判定する存在判定部とを有し、
    前記設定出力部は、予め設定された周波数の音を前記設定音として前記音出力部に出力させ、
    前記比較部は、前記音入力部によって入力された音のうち前記設定音の周波数の少なくとも一部を含む周波数の音の大きさを、前記比較値記憶部によって記憶された前記比較値と比較することを特徴とする請求項1に記載の車両検出装置。
  3. 前記車両検出部は、前記音入力部によって入力された音の大きさと比較するための入力比較値を記憶する入力比較値記憶部と、前記音入力部によって入力された音の大きさを前記入力比較値記憶部によって記憶された前記入力比較値と比較する入力比較部を有し、
    前記存在判定部は、前記比較部及び前記入力比較部での比較結果に基づいて前記設定場所に車両が存在するか否かを判定することを特徴とする請求項2に記載の車両検出装置。
  4. 前記入力比較部は、前記音入力部によって入力された音のうち前記設定音の周波数とは異なる予め設定された周波数の音の大きさを、前記入力比較値記憶部によって記憶された前記入力比較値と比較することを特徴とする請求項3に記載の車両検出装置。
  5. 予め設定された設定場所の音を入力する音入力部と、前記音入力部によって入力された音に基づいて前記設定場所に存在する車両を検出する車両検出部とを備えたことを特徴とする車両検出装置。
  6. 前記車両検出部は、前記音入力部によって入力された音の大きさと比較するための入力比較値を記憶する入力比較値記憶部と、前記音入力部によって入力された音の大きさを前記入力比較値記憶部によって記憶された前記入力比較値と比較する入力比較部と、前記入力比較部での比較結果に基づいて前記設定場所に車両が存在するか否かを判定する存在判定部とを有したことを特徴とする請求項5に記載の車両検出装置。
  7. 前記入力比較部は、前記音入力部によって入力された音のうち予め設定された周波数の音の大きさを、前記入力比較値記憶部によって記憶された前記入力比較値と比較することを特徴とする請求項3又は請求項6に記載の車両検出装置。
  8. 前記入力比較部によって比較される音の周波数は、車両のエンジン音の周波数の少なくとも一部を含んだことを特徴とする請求項4又は請求項7に記載の車両検出装置。
  9. 請求項1又は請求項5に記載の車両検出装置と、前記設定場所から離隔した離隔場所の音を入力する離隔場所入力部と、前記離隔場所入力部で入力された音を前記設定場所に出力する設定場所出力部と、前記車両検出部での検出結果に基づいて前記離隔場所入力部で入力された音を前記設定場所出力部に出力させるか否かを決定する出力決定部とを備えたことを特徴とする通信システム。
  10. 請求項1に記載の車両検出装置と、前記設定場所の音を入力する設定場所入力部と、前記設定場所入力部で入力された音を前記設定場所から離隔した離隔場所に出力する離隔場所出力部と、前記車両検出部での検出結果に基づいて前記設定音を前記音出力部に出力させるか否かを決定する出力決定部とを備えたことを特徴とする通信システム。
  11. 請求項1又は請求項5に記載の車両検出装置と、前記音入力部で入力された音を前記設定場所から離隔した離隔場所に出力する離隔場所出力部とを備えたことを特徴とする通信システム。
  12. 請求項1に記載の車両検出装置と、前記設定場所から離隔した離隔場所の音を入力する離隔場所入力部とを備え、
    前記音出力部は、前記離隔場所入力部で入力された音を前記設定場所に出力することを特徴とする通信システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104658267A (zh) * 2013-11-15 2015-05-27 国民技术股份有限公司 一种车辆状态检测方法及车辆状态检测装置

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