JP2004082718A - Inkjet recorder and inkjet recording method - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット記録装置に関し、特にインクジェットヘッドの吐出口近傍に形成されるメニスカスを振動させるインクジェット記録装置、並びに、吐出口の目詰まり防止技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
オンデマンド型インクジェット記録ヘッドは、複数のノズル開口と、各ノズル開口に速通する圧力発生室とを備え、記録信号に対応して圧力発生室を膨張、収縮させてインク滴を発生させるように構成されている。このような記録ヘッドは、記録動作をおこなっているノズル開口では新しいインクが順次供給されるため、目詰まりがほとんどないものの、例えば上下端等のノズル開口のようにインク滴吐出の機会が極めて低いものや、また休止状態におかれると日詰まりが生じやすい。
【0003】
このため、記録動作を一定時間継続した場合には、記録ヘッドを非記録領域のキャッピング手段まで待避させ、ここで圧電振動子に駆動信号を印加してキャップに向かってすべてのノズル開口からインク滴を強制的に噴出させる、いわゆるフラッシング動作を行わせることが提案されている。
しかし、このような対策を講じると記録動作が中断されて記録速度の低下や、またインクの消費を招くため、記録動作中にインク滴を発生しないノズル開口に連通する圧力発生室に設けられた圧電振動子に、インク滴を吐出させない程度の微小な駆動信号を印加して、ノズル開口近傍のメニスカスを微小振動させて日詰まりを防止する技術が数多く提案されている(特許文献1及び2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開昭57−61576号公報
【特許文献2】
米国特許第4,350,989号明細書
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
これらによればフラッシング動作の回数を減らして記録速度の低下やインクの消費を防止できるものの、微小振動に起因する可聴音が騒音となるという問題がある。
【0006】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、微小振動に起因する騒音を減らしつつ、ノズル開口の日詰まりを確実に防止することができるインクジェット記録装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような問題を解消するために本発明の記録装置は、記録信号に応じて前記吐出口からインクの吐出を行う駆動手段と、吐出口からインクの吐出を行わないときに、吐出口近傍のメニスカスを可聴周波数領域外もしくは低周波音領域の繰り返し周波数で振動させるメニスカス振動手段とを有す。
また、本発明の記録装置の他の構成は、記録信号に応じて吐出口からインクの吐出を行う駆動手段と、記録期間中においてインクの吐出を行わない吐出口の該吐出口近傍のメニスカスを、記録のための吐出周期より短い周期で振動させるメニスカス振動手段とを有す。
【0008】
また、本発明のインクジェット記録方法は、記録信号に応じて吐出口からインクの吐出を行う工程と、吐出口からインクの吐出を行わないときに、吐出口近傍のメニスカスを可聴周波数領域外もしくは低周波音領域の繰り返し周波数で振動させるメニスカス振動工程とを有する。
【0009】
また、本発明の他のインクジェット記録方法は、記録信号に応じて吐出口からインクの吐出を行う工程と、記録期間中においてインクの吐出を行わない吐出口の該吐出口近傍のメニスカスを、記録のための吐出周期より短い周期で振動させるメニスカス振動工程とを有する。
【0010】
このような構成によると、メニスカス微少振動を人にとっての騒音とならない周波数や周期で行うので、ノズル開口の日詰まりを解消しかつノズル開口近傍のインクを圧力発生室のインクと交換させるような場合においても、騒音を低減させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の詳細を図示した実施例に基づいて説明する。
【0012】
図1は、本発明のプリンタの記録周辺の構造を示すものであって、図中符号1は、キャリッジで、タイミングベルト2を介してパルスモータ3に接続されていて、ガイド部材4に案内されて記録用紙5の紙幅方向に往復動するように構成されている。
【0013】
キャリッジ1には記録用紙と対向する面、この実施例では下面に後述するインクジェット式記録ヘッド6が取り付けられている。インクジェット式記録ヘッド6は、キャリッジ1の上部に載置されているインクカートリッジ7からインクの補給を受けてキャリッジ1の移動に合わせて記録用紙5にインク滴を吐出してドットを形成して、記録用紙に画像や文字を記録する。
【0014】
8は、キャッピング装置で、非記録領域に設けられていて、休止中に記録ヘッド6のノズル開口を封止する一方、記録動作中に行なわれるフラッシング動作による記録ヘッド6からのインク滴を受けるものである。なお、図中符号9は、クリーニング手段を示す。
【0015】
図2は、記録ヘッド6の一実施例を示すものであって、図中符号10は第1の蓋板で、厚さ10μm程度のジルコニアの薄板から構成され、その表面に、後述する圧力発生室11に対向するように駆動電極12が形成されている。この駆動電極12の表面にPZT等からなる圧電振動板13が形成されている。
【0016】
圧力発生室11は、圧電振動板13のたわみ振動を受けて収縮、膨張してノズル開口14からインク満を吐出し、またインク供給ロ15を介して共通のインク液室16のインクを吸引する。
【0017】
17は、スペーサで、圧力発生室11を形成するのに適した厚さ、例えば150μmのジルコニア(ZrO2)などのセラミックス板に通孔を穿設して構成されていて、後述する第2の重体18と第1の重体10とにより両面を封止されて前述の圧力発生室4を形成している。
【0018】
18は、第2の重体で、やはりジルコニア等のセラミツク板に後述するインク供給口15と圧力発生室11とを接続する連通孔19と、圧力発生室11のインクをノズル開口14に向けて吐出するインク吐出ロ20を穿設して構成され、スペーサ17の他面に固定されている。
【0019】
これら各部材10、17、18は、粘土状のセラミックス材料を所定の形状に成形し、これを積層して焼成することにより接着剤を使用することなくアクチュエータユニット21に纏められている。
【0020】
22は、インク供給口形成基板で、アクチュエータユニット21の固定基板を兼ねるとともに、インクカートリッジとの接続部材も設けることができるように、耐インク性を備えた不鋳鋼等の金属やセラミックスにより構成されている。
【0021】
このインク供給口形成基板22には、圧力発生室11側の一端側に後述する共通のインク液室16と圧力発生室11とを接続するインク供給口15が設けられ、また圧力発生室11の他端側にはノズル開口14とアクチュエータユニット21のインク吐出ロ20とを接続する連通孔23が設けられている。
【0022】
24は、共通のインク液室形成基板で、共通のインク液室16を形成するに適した厚み、例えば150μmのステンレス鋼などの耐蝕性を備えた板材に、共通のインク液室16の形状に対応する通孔と、ノズルプレート25のノズル開口14とインク吐出口20とを接続する遭遇孔26を穿設して構成されている。
【0023】
これらインク供給口形成基板22、共通のインク液室形成基板24、及びノズルプレート25は、それぞれの間に熱溶着フィルムや接着剤等からなる接着層S.Sにより流路ユニット27に纏められている。
【0024】
この流路ユニット27のインク供給口形成基板22の表面に、接着剤によりアクチュエータユニット1を固定することにより記録ヘッドが構成されている。
【0025】
このような構成により、圧電振動子13への充電が行われて、圧電振動子13がたわむと、圧力発生室11が収縮する。これにより圧力発生室11のインクが加圧されてノズル開口14からインク滴として吐出し、記録用緻にドットを形成できる。
【0026】
所定時間の経過後に圧電振動子13の電荷が放電されると、圧電振動子13が元の状態に戻る。これにより、圧力発生室11が膨張して、共通のインク液室16のインクがインク供給口15を経由して圧力発生室11に流れ込み、次の印字のためのインクが圧力発生室11に補給される。
【0027】
一方、圧電振動子13にインク滴を吐出させない程度の微小な電圧で圧電振動子13を充電して圧電振動子13を微少量たわませると、圧力発生室11も少し収縮する。これにより、ノズル開口14近傍のメニスカスがノズル開口14側に徹小量押し出される。
【0028】
ついで圧電振動子13の電荷を放電させて元の状態に復帰させると、圧力発生室11が微少量膨張してノズル開口側に押し出されていたメニスカスが圧力発生室11側に引き戻される。
【0029】
このように圧電振動子13を記録タイミングと同一の周期で微小量たわませたり、また元の状態に復帰させると、ノズル開口近傍のメニスカスも微小量振動して、ノズル開口近傍のインクが圧力発生室11のインクと置換されて日詰まりを防止するのに役立つ。
【0030】
図3は、上述の記録ヘッド6を駆動する制御装置の一実施例を示すもので、図中符号30は、制御手段で、ホストからの記録指令信号や記録データを受けて後述する駆動信号発生回路31、ヘッド駆動回路32、及びキャリッジ駆動回路33を制御して記録動作を実行させるとともに、後述する記録タイマ36の計時データにより、キャッピング位置でフラッシングを行わせたり、前述したメニスカスを微小振動させるための第2、第3の駆動信号の大きさや印加周期や時間を制御するものである。
【0031】
駆動信号発生回路31は、ノズル開口11からインク滴を吐出させるのに必要な電圧値VHの台形状の第1の駆動信号(図4(イ))を発生するように構成されている。第1の駆動信号は、その継続時間Twが圧力発生室13の固有振動周期に一致させて設定されている。これにより圧電振動子13の変位をメニスカスの運動に有効に変換することが可能となる。
【0032】
駆動回路32は、記録データに対応する圧電振動子13に駆動信号発生回路31の吐出の駆動信号(図4(イ))を印加し、また待機状態及び記録開始前には、吐出の駆動信号の1/2程度のインクが吐出しない程度のメニスカス微少振動の駆動信号(図4(ロ))を、可聴周波数領域(20〜20kHz)よりも高いもしくは低い繰り返し周波数で、印加するように構成されている。つまり、可聴周波数領域外の周波数で振動させている。あるいはラウドネス曲線を考慮し聴覚感度特性の低下する低周波音領域(20〜100Hz)の繰り返し周波数で振動させている。
【0033】
35は、駆動信号の電圧値、勾配を温度に対応して調整するためのデータ、及び記録時に消費されたインク量に対応して駆動信号のレベルを調整するためのデータを格納するものである。36は、記録動作の継続時間を計時する記録タイマで、記録動作の開始により起動し、フラッシング動作によりリセットされるものである。
【0034】
37は記録量力ウンタで、記録時に記録されたドット数を計数してインク消費量を検出するものである。なお、図中38は、記録ヘッド周辺の温度を検出する温度検出手段を示す。
【0035】
図5は前述の駆動信号発生回路31の一実施例を示すもので、図中符号40は、外部装置からのタイミング信号を一定幅のパルス信号に変換するワンショットマルチバイブレータで、タイミング信号に同期して出力端子から正信号、負信号を出力する。一方の端子にはNPN型トランジスタ41のベースが接続され、これにはPNP型トランジスタ42が接続されていて、タイミング信号が入力した時点で、電源電圧VHに到達するまでコンデンサ43を一定電流rで充電する。
【0036】
ワンショットマルチバイブレータ40の他方の端子にはNPN型トランジスタ48が接続されていて、タイミング信号が切り替わった時点で、トランジスタ42をオフとさせる一方、トランジスタ48をオンにさせて、コンデンサ43に充電されている電荷が略電圧零ボルトに低下するまで一定電流fで放電させる。
【0037】
この結果、コンデンサ43の端子電圧は、図4(イ)に示したように一定の勾配αで上昇する領域と、一定値を保持する飽和領域と、一定の勾配βで降下する領域を備えた台形状の波形となり、トランジスタ49.50により電流増幅されて、端子51から各圧電振動子13、13、13・・・・・・に源駆動信号として出力される。
【0038】
つぎに上述した駆動信号発生回路31の動作について説明する。後述する駆動回路32からの信号により全てのスイッチングトランジスタT,T.・・・・・・が短時間だけオンとなる。これにより駆動信号発生回路31からの電圧により全ての圧電振動子13、13、13が充電を受けるが、その途中でパルス信号が立ち下がるため、スイッチングトランジスタTT.T・・・・・・がオフとなってしまい、この時点までの時間により決まる電圧で充電が終了する。
【0039】
このため、充電時間を制御することにより記録休止中や記録期間中に微小振動を生じさせるのに適した駆動信号VH/2を発生させることが可能となる。
【0040】
この結果、圧電振動子13は図4(口)に示したように記録時と同一の勾配αを有し、かつインク滴吐出を行わせるための駆動信号VHの1/2程度の小さな電圧でノズル開口14からインク滴を飛翔させるには至らないたわみ振動を起こして、圧力発生室11を微小膨張、収縮させてノズル開口14近傍のメニスカスに微小な振動を与える。
【0041】
そして、その周期Tlが可聴周波数領域(20〜20kHz)外の繰り返し周期(周波数)あるいは低周波音領域(20〜100Hz)の繰り返し周期(周波数)であるため、メニスカスに微小な振動を与えるときの騒音を低減しつつ、非記録状態におけるノズル開口の目詰まりを防止できる。
【0042】
一方、制御手段30から印字信号が入力すると、トランジスタ42、48をオン−オフさせて台形状の電圧、つまり第1の駆動信号を出力する。そして記録対象となっている圧電振動子13に接続されているスイッチングトランジスタT,T,T・・・・・・は、後述する駆動回路32によりオンにされているから、駆動信号により電圧VHまで充電されることになる。
【0043】
この結果、駆動信号生回路31で発生した駆動信号が圧電振動子13に流れ込み、圧電振動子13を一定電流で充電する。これにより記録のためにインク滴を放出すべき圧電振動子13,13,13・・・・・・が圧力発生室11側にたわんで圧力発生室11を収縮させて、ノズル開口14からインク滴が吐出する。
【0044】
そして一定時間が経過すると、トランジスタ48がオンになってコンデンサ43が放電されるので、これに伴って圧電振動子13.13,13・・・が放電して元の状態に復帰し、圧力発生室11が膨張して共通のインク液室16のインクが圧力発生室11に流れ込む。
【0045】
また、記録ヘッドが非記録領域に移動した場合には、吐出の駆動信号の1/2程度の微少振動の駆動信号が圧電振動子13に印加されて、この電圧により充放電されて、微小振動が行なわれる。
【0046】
このように構成された装置の動作を図6のタイミング図に基づいて説明する。休止状態でかつ記録ヘッド6がキャッピング装置8で封止されていない待機状態から、記録信号が入力してキャリッジ1が移動を開始すると、制御手段30は、キャリッジ1を記録可能速度に向けて加速しつつ、記録速度に到達する直前に微小振動を、複数回、例えば3回以上連続し、可聴周波数領域より高い周波数で微小振動を与える場合には、このバーストを記録時の吐出周期を同じ間隔で複数回、例えば5回以上繰り返して実行させる。これにより、ノズル開口近傍のインクが、粘度上昇していない圧力発生室11のインクに置換されて、記録時に確実に吐出可能となる。
【0047】
このようにして記録動作が行なわれる直前、例えば記録信号が入力するよりも少なくとも1吐出サイクル以前に微少振動の駆動信号の出力を停止して、駆動信号発生回路31がインク滴の吐出に必要なレベルの信号を出力できるように体制を整える。キャリッジ1が記録速度に到達して記録データが入力すると、記録タイマ36をスタートさせて記録データの入力を待つ。
【0048】
この状態で記録信号が入力すると、キャリッジ1により記録ヘッド6を記録用紙5の幅方向に走査しながら、記録を行うべき圧電振動子13を第1の駆動信号の上昇電圧でたわませ、圧力発生室13を収縮させてノズル開口14からインク滴を吐出させる。そして所定時間が経過した時点で吐出の駆動信号の降下電圧で圧電振動子13を元の状態に復帰させ、圧力発生室13を膨張させて共通のインク液室16のインクを圧力発生室11に流入させる。
【0049】
この記録期間においては、すべてのノズルで吐出がされているわけではなく、あるノズルでは、しばらく記録を行わない場合がある。そういったノズルの日詰まり防止のため、可聴周波数領域より高い周波数で微小振動を与える場合には、非吐出ノズルには、吐出の駆動信号と同じタイミングで、前述の微少信号バーストを印加する。
【0050】
キャリッジ1が1回走査する分の記録が終わり、吐出の駆動信号の印加が停止すると、記録ヘッド6は前述した待機状態と同じ状態に再び入る、この後キャリッジ1は減速し、走査方向を反転させ、再加速を行い次の走査分の印字動作になるが、この間に再び、前述と同様にしてメニスカスの微少振動を行い、ノズル開口14の日詰まりを防止する。
【0051】
ホストからの記録データが無くなるまで、この走査印字サイクルを繰り返し、記録を行う。
【0052】
一連の記録中に記録タイマ36の計時が所定時間、例えば10秒になると、制御手段30は、記録ヘッド6をフラッシング位置、つまりキャッピング装置8に対向する位置に移動させ、所定数、例えば数千ドット分のインク滴を吐出させる、定期フラッシング動作を実行させる。フラッシング動作が終了した時点で、記録タイマ36をリセットして再び計時動作を実行させ、上述の工程により再び記録動作を開始する。
【0053】
以後、記録タイマ36が所定時間を計時するごとに定期フラッシング動作を実行して、全てのノズル開口14から強制的にインクを吐出させて目詰まりを防止する。
【0054】
なお、上述の実施例においては非印字領域で休止期間中にメニスカスを微小振動させるために圧電振動子13に印加する微少振動の駆動信号のレベルを一定値VH/2に維持しているが、記録量カウンタ37からのデータに基づいて記録ヘッド6が記録領域や、また定期フラッシングで吐出したインク量を検出し、吐出したインク量が多い場合には、微少振動の駆動信号の電圧値を下げ、また少ない場合にはインク滴を吐出しない範囲内で電圧値を上昇させて、圧力発生室11のインクの粘度を考慮しながら微小振動を行わせるようにすると、休止期間中の圧電振動子13の負担を可及的に軽くしつつ、日詰まりを確実に防止することができる。
【0055】
これら記録期間中におけるインク滴の吐出量に対応する微少振動の駆動信号のレベルの設定は、吐出量と電圧値の関係を予め記録手段35に格納しておき、記録量力ウンタ37の吐出量データに対応する電圧値を読み出すことにより簡単に実現できる。
【0056】
また、インクは温度によりその粘度が大きく変化するため、圧電振動子13に低い電圧の信号を印加してメニスカスに微小振動を行わせる場合には、微小振動の振幅値が温度により大きな変化を受ける。
【0057】
このような問題を解消するため、電圧レベルを調整することも考えられるが、充電時間の制御が必要となるため、回路構成が複雑となる。このため、微少振動の駆動信号の電圧値は一定(W/2)に維持しつつ、立ち上がり勾配、及び立ち下がり勾配だけを環境温度に対応させて調整するように構成されている。
【0058】
すなわち、室温(25℃)に対しては立ち上がり勾配αを4V/μ秒、立ち下がり勾配βを6.7V/μ秒とし、また温度10℃の低温に対しては立ち上がり勾配α1を5V/μ秒、立ち下がり勾配β1を8.4V/μ秒とし、さらに高温に対しては立ち上がり勾配α2を3V/μ秒、立ち下がり勾配β2を5V/μ秒として、圧電振動子17のたわみ速度、及び復帰速度を、温度が低くなるほど高速度化させて、低温で粘度が高くなったインクの運動を助けるようにした。
【0059】
これら各温度における立ち上がり勾配α、α1、α2、及び立ち下がり勾配β、β1、β2の調整は、記憶手段35に予め温度と勾配α、α1、α2、β、β1、β2との関係を示すデータを格納しておき、温度検出手段38からの温度信号により読み出すことにより簡単に実現できる。
【0060】
この実施例によれば微小振動に起因する可聴音のレベルを、組数分の1に減少させることが可能となり、記録装置の騒音を低滅することができる。また上述の実施例においては、休止状態の解除をキャリッジの移動により検知するようにしているが、外部装置からの記録信号の入力を検出して検知するようにしても同様の作用を奏する。
【0061】
図7は、本発明が適用可能な縦振動モードの圧電振動子を用いた記録ヘッドの他の一実施例を示すもので、図において、符号71は、振動板で、圧電振動子72の先端に当接して弾性変形する薄板からなり、流路形成板73を挟んでノズルプレート74と液密に一体に固定されて流路ユニット75を構成している。
【0062】
76は基台で、圧電振動子72を振動可能に収容する収容室77と、流路ユニット75を支持する開口78とを備え、圧電振動子72の先端を振動板71のアイランド部71aに当接させるように流路ユニット75を固定して記録ヘッドを構成している。
【0063】
このような構成により、圧電振動子72が充電を受けて収縮すると、圧力発生室83が膨張する。これにより、共通のインク液室80、80のインクがインク供給ロ81、81を経由して圧力発生室83に流れ込む。
【0064】
所定時間の経過後に圧電振動子72の電荷が放電されて圧電振動子72が元の状態に復帰すると、圧力発生室83が収縮して圧力発生室83のインクが圧縮されてノズル開口82からインク滴として吐出して記録用紙にドットを形成する。
【0065】
そして、圧電振動子72にインク滴を吐出させない程度の小パルスを印加して圧電振動子72を微小量収縮させると、圧力発生室83も少し膨張するから、ノズル開口82近傍のメニスカスが圧力発生室83側に引き込まれる。ついで圧電振動子72を元の状態に復帰させると、圧力発生室83が収縮してメニスカスがノズル開口82側に若干押し戻される。
【0066】
このように圧電振動子72を記録タイミングと同一の周期で微小量伸縮させると、ノズル開口82近傍のメニスカスも微小量振動するから、前述の実施例と同様にノズル開口近傍のインクが圧力発生室83のインクと置換されてノズル開口の目詰まりが防止できる。
【0067】
なお、上述の実施例においては、記録ヘッドの印字動作を、第3の駆動信号を印加してから第1の駆動信号を印加するようにしているが、第1の駆動信号を印加した後、第3の駆動信号を印加するようにしても同様の作用を奏する。
【0068】
また、ノズル開口が穿設されたノズルプレートと、圧電振動子の変位により変形する振動板とにより形成された圧力発生室を備えたインクジェット記録ヘッドと、ノズル開口からインク滴を吐出させる台形状の第1の駆動信号と、ノズル開口からインク滴が吐出しない程度にメニスカスを振動させる微少振動の駆動信号を発生する駆動信号発生手段と、記録ヘッドが記録領域に存在する状態では、記録周期に一致して微少振動の駆動信号を連続的に前記圧電振動子に印加する第1のモードと、記録が開始される直前に第1のモードにおける印加時間よりも長い時間連続して微少振動の駆動信号を圧電振動子に印加する第2のモードとを選択する手段とを備えるようにしてもよい。休止状態ではノズル開口の目詰まりが生じない時間よりも短い周期で一定時間メニスカスを微小振動させることで、圧電振動子の振動回数を可及的に少なくして圧電振動子の疲労と騒音を低滅しつつ、目詰まりを防止し、また記録開始直前には微小振動を連続的に行わせてノズル開口の目詰まりの確実な解消と、ノズル開口近傍のインクを粘度が低い圧力発生室のインクと置換させて記録動作とを保証することができる。
なお、上述の実施例ではインクを吐出させる記録素子として、圧電素子を用いて説明したが、これに限らず熱エネルギーをインクに与えて気泡を発生させる加熱素子であっても良い。また、メニスカスを振動させる手段として圧電素子を用いて説明したがこれに限らず、インクに与えて気泡を発生させる加熱素子であっても良く、インクを吐出するための記録素子と兼用してもよい。またメニスカスを振動させる手段としては、静電気力を用いた圧力室の変形を生じさせる手段や微少振動用の加振器であっても良い。
【0069】
次に圧電素子がすべり変形モードのものを用いた場合について説明する。
【0070】
図8は、本発明が適用可能なすべり変形モードの圧電振動子を用いた記録ヘッドの一実施例を示すもので、図において、記録ヘッド181は、ノズルプレート182から平行に後方に伸びる底部183を有している。底部183はピエゾ材を分極した後に加工を施したもので、スクライブ加工による溝形成がなされている。溝部にあたる流路184は長方形断面の長くて狭いものであり、その長手方向に伸びる側壁185を有している。側壁185は流路の全長にわたって伸びている。側壁185の側面表面にはメッキ加工により電極が形成されている。側壁185の両側面の電極に電圧を印可することにより、分極されているピエゾ材に電界がかかることとなり、流路軸に垂直に側壁185をすべり変形させることで、ノズルから滴を噴射させるように流路内のインク圧を変化させる。流路184は、カバー186で蓋をされるが、カバー186に施された溝であるマニホールド187に、ノズルから離れた端で接続され、インク溜(図示せず)につながっている。側壁185を変形させる電気回路(図示せず)が底部183上のドライバIC188に作られている。このドライバIC188で、多数の平行流路184に対する圧力印可をコントロールすることにより、同時に多数のノズルからのオンデマンドインク吐出が達成される。
【0071】
このとき、側壁185にインク滴を吐出させない程度の小電圧を印加して流路184を微小量膨張させると、ノズルプレート182上に穴加工により形成されたノズル開口189近傍のメニスカスが引き込まれる。ついで電圧を元の状態に復帰させるとメニスカスがノズル開口189の出口側に若干押し戻される。
【0072】
このように印刷タイミングに同調して側壁185を微小量変形させると、ノズル開口189近傍のメニスカスも微小量振動するから、前述の実施例と同様にノズル開口近傍のインクが流路184のインクと置換されてノズル開口の目詰まりが防止できる。
【0073】
次に微少振動させる手段として静電気力を用いたものについて説明する。
【0074】
図9は、本発明が適用可能な静電気力を用いた圧力室の変形による加圧を利用した記録ヘッドの一実施例を示すもので、図において、インクジェットヘッドは、下記に詳述する構造を持つ3枚の基板191,192,193を重ねて接合した積層構造となっている。中間の基板192は、例えばシリコン基板であり、複数のノズル孔194を構成するように基板192の表面に一端より平行に等間隔で形成された複数のノズル溝と、各々のノズル溝に連通し底壁を振動板195とする吐出室196を構成することになる凹部と、凹部の後部に設けられオリフィス197を構成することになるインク流入口のための細溝と、及び各々の吐出室196にインクを供給するための共通のインク液室198を構成することになる凹部を有する。また、前記振動板195の下部には後述する電極を装着するため振動室199を構成することになる凹部が設けられている。中間基板192の上面に接合される上側の基板191は、例えばガラスまたはプラスチックからなり、この上基板191の接合によって、前記ノズル孔194,吐出室196,オリフィス197及びインク液室198が構成される。そして、上基板191にはインク液室198に連通するインク供給口193を穿設する。インク供給口193は接続パイプ200を介して図示しないインクタンクに接続される。中間基板192の下面に接合される下側の基板193は、例えばガラスまたはプラスチックからなり、この下基板193の接合によって前記振動室199を構成するとともに、下基板193の表面に前記振動板195に対応する各々の位置にて電極201を形成する。電極201はリード部202及び端子部203を持つ。さらに端子部203を除き電極201及びリード部202の全体を不図示の絶縁膜で被覆している。各端子部203にはリード線がボンディングされる。さらに、中間基板192と電極201の端子部203間にそれぞれ発振回路204を接続し、インクジェットヘッドが構成される。インクは図示しないインクタンクよりインク供給口193を通じて中間基板192の内部に供給され、インク液室198,吐出室196等を満たしている。205はノズル孔194より吐出されるインク液滴、206は記録紙である。
【0075】
次に、本実施例の動作を説明する。電極201に発振回路204により、パルス電圧を印加し、電極201の表面が+電位に帯電すると、対応する振動板195の下面は−電位に帯電する。したがって、振動板195は静電気の吸引作用により下方へ撓む。次に、電極201をOFFにすると、該振動板195は復元する。したがって、吐出室196内の圧力が急激に上昇し、ノズル孔194よりインク液滴205を記録紙206に向けて吐出する。そして、振動板195が下方へ撓むことにより、インクがインク液室198よりオリフィス197を通じて吐出室196内に補給される。発振回路26には、上記のように0V〜+電圧間をON・OFFさせるものや交流電源等が用いられる。記録にあたっては、それぞれのノズル孔194の電極201に印加すべき電気パルスを制御すればよい。
【0076】
このとき、電極201にインク滴を吐出させない程度の小電圧を印加して振動板195を微小量変形させると、ノズル孔194近傍のメニスカスが引き込まれる。ついで電圧を元の状態に復帰させるとメニスカスがノズル孔194の出口側に若干押し戻される。
【0077】
このように印刷タイミングに同調して振動板195を微小量変形させると、ノズル孔194近傍のメニスカスも微小量振動するから、前述の実施例と同様にノズル開口近傍のインクが吐出室196内のインクと置換されてノズル開口の目詰まりが防止できる。
【0078】
次に微少振動させる手段が加振器の場合について説明する。
【0079】
図10、11はそれぞれ、本発明が適用可能な、微少振動させる手段が、微少振動用の加振器であり、インク吐出手段が加熱素子による発泡による加圧を用いた記録ヘッド、および、微少振動手段とインク吐出手段が加熱素子による発泡による加圧を用いた記録ヘッドの一実施例を示すもので、図10,11において、インクジェットヘッド155は、インクを加熱するための複数のヒータ102が形成された基板であるヒータボード104と、このヒータボード104の上にかぶせられる天板106とから概略構成されている。天板106には、複数の吐出口(ノズル)108が形成されており、吐出口108の後方には、この吐出口108に連通するトンネル状の液路110が形成されている。各液路110は、隔壁112により隣の液路と隔絶されている。各液路110は、その後方において1つのインク液室114に共通に接続されており、インク液室114には、インク供給口116を介してインクが供給され、このインクはインク液室114から夫々の液路110に供給される。
【0080】
ヒータボード104と、天板106とは、各液路110に対応した位置に各ヒータ102が来る様に位置合わせされて図10の様な状態に組み立てられる。図10においては、2つのヒータ102しか示されていないが、ヒータ102は、夫々の液路110に対応して1つずつ配置されている。そして、図10の様に組み立てられた状態で、ヒータ102に所定の駆動パルスを供給すると、ヒータ102上のインクに膜沸騰が生じて気泡を形成し、この気泡の体積膨張によりインクが吐出口108から押し出されて吐出される。従って、ヒータ102に加える駆動パルスを制御、例えば電力の大きさを制御することにより気泡の大きさを調整することが可能であり、吐出口から吐出されるインクの体積を自在にコントロールすることができる。
【0081】
図10では、このとき、微少振動用の加振器101によりインク滴を吐出させない程度の振動を印加してインク液室114を微小量膨張収縮させると、吐出口108近傍のメニスカスが引き込まれたり押し戻されたりする。
【0082】
このように印刷タイミングに同調して加振器101を微小量振動させると、吐出口108近傍のメニスカスも微小量振動するから、前述の実施例と同様にノズル開口近傍のインクが液路110内のインクと置換されてノズル開口の目詰まりが防止できる。
【0083】
図11では、このとき、ヒータ102に加える駆動パルスを制御、例えば電力の大きさを制御することにより、インク滴を吐出させない程度の微少発泡を行うと、吐出口108近傍のメニスカスが押し戻されたり引き込まれたりする。
【0084】
このような微少発泡を印刷タイミングに同調して発生させると、吐出口108近傍のメニスカスも微小量振動するから、前述の実施例と同様にノズル開口近傍のインクが液路110内のインクと置換されてノズル開口の目詰まりが防止できる。
【0085】
【発明の効果】
メニスカス微少振動を人にとっての騒音とならない周波数や周期で行うので、ノズル開口の日詰まりを解消しかつノズル開口近傍のインクを圧力発生室のインクと交換させるような場合においても、騒音を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるインクジェット記録装置の一実施例を示す図である。
【図2】インクジェット記録ヘッドの一実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の一実施例を示す装置のブロック図である。
【図4】(イ)及び(ハ)は、それぞれ圧電振動子に印加される第1、第2の駆動信号を示す波形図である。
【図5】駆動信号発生回路の一実施例を示す図である。
【図6】圧電振動子に印加される駆動信号をキャリッジの移動に対応させて示す図である。
【図7】本発明が適用できる他の形式の記録ヘッドの一実施例を示す図である。
【図8】本発明が適用できる他の形式(すべり変形モード)の記録ヘッドの一実施例を示す図である。
【図9】本発明が適用できる他の形式(静電気力)の記録ヘッドの一実施例を示す図である。
【図10】本発明が適用できる他の形式(微少振動用加振器)の一実施例を示す図である。
【図11】本発明が適用できる他の形式(BJ)の記録ヘッドの一実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ
2 タイミングベルト
3 パルスモータ
4 ガイド部材
5 記録用紙
6 記録ヘッド
7 インクカートリッジ
8 キャッピング装置
9 クリーニング手段
10 第1の蓋板
11 圧力発生室
12 駆動電極
13 圧電振動板
14 ノズル開口
15 インク供給口
16 インク液室
17 スペーサ
18 第2の重体
19 連通孔
20 インク吐出口
21 アクチュエータユニット
22 インク供給口形成基板
23 連通孔
24 インク液室形成基板
25 ノズルプレート
26 遭遇孔
27 流路ユニット
30 制御手段
31 駆動信号発生回路
32 ヘッド駆動回路
33 キャリッジ駆動回路
35 微小振動記憶手段
36 記録タイマ
37 記録量カウンタ
38 温度検出手段[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an inkjet recording apparatus, and more particularly, to an inkjet recording apparatus that vibrates a meniscus formed near an ejection port of an inkjet head, and a technique for preventing clogging of the ejection port.
[0002]
[Prior art]
The on-demand type ink jet recording head is provided with a plurality of nozzle openings and pressure generating chambers which pass through each nozzle opening, and expands and contracts the pressure generating chamber in response to a recording signal to generate ink droplets. It is configured. In such a print head, since new ink is sequentially supplied to the nozzle openings performing the printing operation, there is almost no clogging, but the chance of ejecting ink droplets is extremely low, for example, as in the nozzle openings at the upper and lower ends. If the object is put in a resting state, the clogging is likely to occur.
[0003]
For this reason, when the recording operation is continued for a certain period of time, the recording head is evacuated to the capping means in the non-recording area, where a drive signal is applied to the piezoelectric vibrator, and ink droplets are discharged from all the nozzle openings toward the cap. It has been proposed to perform a so-called flushing operation for forcibly ejecting the liquid.
However, if such measures are taken, the printing operation is interrupted and the printing speed is reduced, and ink consumption is caused.Therefore, the printing device is provided in a pressure generating chamber communicating with a nozzle opening that does not generate ink droplets during the printing operation. A number of techniques have been proposed for applying a minute drive signal to a piezoelectric vibrator to the extent that ink droplets are not ejected to minutely vibrate a meniscus near a nozzle opening to prevent clogging (see
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-57-61576
[Patent Document 2]
U.S. Pat. No. 4,350,989
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
According to these, although the number of flushing operations can be reduced to prevent a decrease in recording speed and consumption of ink, there is a problem that audible sound caused by minute vibration becomes noise.
[0006]
The present invention has been made in view of such a problem, and an object of the present invention is to reduce the noise caused by minute vibrations and to reliably prevent the clogging of the nozzle openings by the ink jet recording apparatus. It is to provide.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve such a problem, the recording apparatus of the present invention includes a driving unit that discharges ink from the discharge port in response to a print signal, and a drive unit that does not discharge ink from the discharge port. A meniscus vibrating means for vibrating the meniscus at a repetition frequency outside the audible frequency range or at a low-frequency sound range.
Further, another configuration of the printing apparatus of the present invention includes a driving unit that discharges ink from the discharge port in accordance with a print signal, and a meniscus near the discharge port of a discharge port that does not discharge ink during a printing period. Meniscus vibrating means for vibrating at a cycle shorter than the ejection cycle for recording.
[0008]
In addition, the ink jet recording method of the present invention includes a step of discharging ink from a discharge port in accordance with a recording signal, and a step of causing a meniscus in the vicinity of the discharge port to be out of the audible frequency range or low when not discharging ink from the discharge port. A meniscus vibration step of vibrating at a repetition frequency in a high frequency sound range.
[0009]
According to another inkjet recording method of the present invention, a step of ejecting ink from an ejection port according to a recording signal, and recording a meniscus near the ejection port of an ejection port that does not eject ink during a recording period. Vibrating at a cycle shorter than the ejection cycle for
[0010]
According to such a configuration, the meniscus minute vibration is performed at a frequency and a cycle that does not cause noise for a person, so that the clogging of the nozzle opening is eliminated and the ink near the nozzle opening is replaced with the ink in the pressure generating chamber. Also, the noise can be reduced.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, details of the present invention will be described based on illustrated embodiments.
[0012]
FIG. 1 shows the structure around the recording of the printer of the present invention. In the drawing,
[0013]
An ink jet recording head 6, which will be described later, is attached to the surface of the
[0014]
[0015]
FIG. 2 shows an embodiment of the recording head 6. In the drawing,
[0016]
The
[0017]
[0018]
[0019]
These
[0020]
[0021]
The ink supply
[0022]
[0023]
The ink supply
[0024]
A recording head is formed by fixing the
[0025]
With such a configuration, when the
[0026]
When the electric charge of the
[0027]
On the other hand, when the
[0028]
Next, when the electric charge of the
[0029]
When the
[0030]
FIG. 3 shows an embodiment of a control device for driving the recording head 6 described above. In the drawing,
[0031]
The drive
[0032]
The
[0033]
[0034]
[0035]
FIG. 5 shows an embodiment of the above-described drive
[0036]
An
[0037]
As a result, as shown in FIG. 4A, the terminal voltage of the
[0038]
Next, the operation of the above-described drive
[0039]
For this reason, by controlling the charging time, it becomes possible to generate the drive signal VH / 2 suitable for causing a minute vibration during the suspension of recording or during the recording period.
[0040]
As a result, as shown in FIG. 4 (mouth), the
[0041]
Since the period Tl is a repetition period (frequency) outside the audible frequency region (20 to 20 kHz) or a repetition period (frequency) of the low-frequency sound region (20 to 100 Hz), the time when a minute vibration is given to the meniscus Clogging of the nozzle opening in the non-printing state can be prevented while reducing noise.
[0042]
On the other hand, when a print signal is input from the control means 30, the
[0043]
As a result, the drive signal generated by the drive
[0044]
After a certain period of time, the
[0045]
When the recording head moves to the non-recording area, a driving signal of a minute vibration of about 1/2 of the driving signal of the ejection is applied to the
[0046]
The operation of the device configured as described above will be described with reference to the timing chart of FIG. When the recording signal is input and the
[0047]
Immediately before the recording operation is performed in this manner, for example, the output of the driving signal of the minute vibration is stopped at least one ejection cycle before the input of the recording signal, and the driving
[0048]
When a print signal is input in this state, the printhead 6 is scanned by the
[0049]
During this printing period, not all nozzles discharge, and some nozzles may not perform printing for a while. When minute vibration is applied at a frequency higher than the audible frequency range in order to prevent such nozzle clogging, the above-described minute signal burst is applied to the non-ejection nozzle at the same timing as the ejection drive signal.
[0050]
When printing for one scan of the
[0051]
This scanning and printing cycle is repeated until there is no more print data from the host, and printing is performed.
[0052]
When the count of the
[0053]
Thereafter, every time the
[0054]
In the above-described embodiment, the level of the drive signal of the minute vibration applied to the
[0055]
The setting of the level of the driving signal of the minute vibration corresponding to the ejection amount of the ink droplet during the recording period is performed by storing the relationship between the ejection amount and the voltage value in the
[0056]
Further, since the viscosity of the ink greatly changes depending on the temperature, when a low-voltage signal is applied to the
[0057]
In order to solve such a problem, it is conceivable to adjust the voltage level. However, since the charging time needs to be controlled, the circuit configuration becomes complicated. For this reason, while maintaining the voltage value of the drive signal of the minute vibration constant (W / 2), only the rising gradient and the falling gradient are adjusted in accordance with the environmental temperature.
[0058]
That is, for a room temperature (25 ° C.), the rising gradient α is 4 V / μsec, and for the falling gradient β is 6.7 V / μsec, and for a low temperature of 10 ° C., the rising gradient α1 is 5 V / μsec. Second, the falling slope β1 is 8.4 V / μsec, and for a high temperature, the rising slope α2 is 3 V / μsec, and the falling slope β2 is 5 V / μsec. The return speed was increased as the temperature decreased, to assist the movement of the ink whose viscosity was increased at a low temperature.
[0059]
Adjustment of the rising slopes α, α1, α2 and the falling slopes β, β1, β2 at these temperatures is performed by storing data indicating the relationship between the temperature and the slopes α, α1, α2, β, β1, β2 in the storage means 35 in advance. Is stored, and is read out by the temperature signal from the
[0060]
According to this embodiment, the level of the audible sound caused by the minute vibration can be reduced to one-sixth of the number of sets, and the noise of the recording apparatus can be reduced. In the above-described embodiment, the release of the pause state is detected by the movement of the carriage. However, the same operation can be achieved by detecting and detecting the input of the recording signal from the external device.
[0061]
FIG. 7 shows another embodiment of a recording head using a piezoelectric vibrator in a longitudinal vibration mode to which the present invention can be applied. In the drawing, reference numeral 71 denotes a diaphragm, and a tip of a
[0062]
[0063]
With such a configuration, when the
[0064]
When the electric charge of the
[0065]
When a small pulse is applied to the
[0066]
When the
[0067]
In the above-described embodiment, the printing operation of the recording head is performed by applying the third drive signal and then applying the first drive signal. However, after applying the first drive signal, The same operation is achieved by applying the third drive signal.
[0068]
In addition, an ink jet recording head having a pressure generating chamber formed by a nozzle plate having a nozzle opening formed therein and a vibration plate deformed by displacement of a piezoelectric vibrator, and a trapezoidal shape for discharging ink droplets from the nozzle opening. The first drive signal, a drive signal generating means for generating a drive signal of minute vibration for vibrating the meniscus to such an extent that ink droplets are not ejected from the nozzle opening, and one print cycle when the print head is present in the print area. A first mode in which a drive signal of minute vibration is continuously applied to the piezoelectric vibrator, and a drive signal of minute vibration continuously for a longer time than the application time in the first mode immediately before recording is started. And a second mode in which the second mode is applied to the piezoelectric vibrator. In the idle state, the meniscus is vibrated for a fixed period of time for a fixed period of time shorter than the period during which no clogging of the nozzle opening occurs, thereby reducing the number of vibrations of the piezoelectric vibrator as much as possible and reducing the fatigue and noise of the piezoelectric vibrator. The clogging of the nozzle opening is prevented while clogging is prevented.Also, immediately before the start of recording, minute vibration is continuously performed to reliably eliminate the clogging of the nozzle opening, and the ink near the nozzle opening is replaced with the ink in the pressure generating chamber having a low viscosity. By performing the replacement, the recording operation can be guaranteed.
In the above-described embodiment, the description has been made using the piezoelectric element as the recording element for ejecting the ink. However, the present invention is not limited to this, and a heating element that applies thermal energy to the ink to generate bubbles may be used. Further, the description has been made using a piezoelectric element as a means for vibrating the meniscus, but the present invention is not limited to this, and a heating element that gives bubbles to ink to generate bubbles may be used, and may also be used as a recording element for discharging ink. Good. As a means for vibrating the meniscus, a means for causing deformation of the pressure chamber using electrostatic force or a vibrator for micro vibration may be used.
[0069]
Next, a case where a piezoelectric element of a slip deformation mode is used will be described.
[0070]
FIG. 8 shows an embodiment of a recording head using a piezoelectric vibrator in a slip deformation mode to which the present invention can be applied. In the drawing, a recording head 181 has a bottom 183 extending rearward in parallel from a
[0071]
At this time, when a small voltage that does not cause ink droplets to be ejected is applied to the
[0072]
When the
[0073]
Next, a description will be given of a device using an electrostatic force as a means for causing minute vibration.
[0074]
FIG. 9 shows an embodiment of a recording head using pressurization by deformation of a pressure chamber using electrostatic force to which the present invention can be applied. In the drawing, the inkjet head has a structure described in detail below. It has a laminated structure in which three
[0075]
Next, the operation of this embodiment will be described. When a pulse voltage is applied to the
[0076]
At this time, when the
[0077]
When the
[0078]
Next, a case where the means for causing minute vibration is a vibrator will be described.
[0079]
FIGS. 10 and 11 respectively show a vibrator for minute vibration, in which the present invention is applicable, a vibrator for minute vibration, and a recording head in which the ink discharging means uses pressure by bubbling by a heating element. FIGS. 10 and 11 show an embodiment of a recording head in which a vibrating means and an ink discharging means use pressure by foaming by a heating element. In FIGS. 10 and 11, an
[0080]
The
[0081]
In FIG. 10, at this time, if the
[0082]
When the
[0083]
In FIG. 11, at this time, by controlling the driving pulse applied to the
[0084]
When such microbubbles are generated in synchronization with the printing timing, the meniscus near the
[0085]
【The invention's effect】
Since the meniscus micro-vibration is performed at a frequency and cycle that does not cause noise for humans, noise can be reduced even when the clogging of the nozzle opening is eliminated and ink near the nozzle opening is replaced with ink in the pressure generating chamber. be able to.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing one embodiment of an ink jet recording apparatus to which the present invention is applied.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing one embodiment of an ink jet recording head.
FIG. 3 is a block diagram of an apparatus showing one embodiment of the present invention.
FIGS. 4A and 4B are waveform diagrams showing first and second drive signals applied to a piezoelectric vibrator, respectively.
FIG. 5 is a diagram showing one embodiment of a drive signal generation circuit.
FIG. 6 is a diagram illustrating a drive signal applied to a piezoelectric vibrator corresponding to a movement of a carriage.
FIG. 7 is a diagram showing an embodiment of another type of recording head to which the present invention can be applied.
FIG. 8 is a diagram showing an embodiment of a recording head of another type (slip deformation mode) to which the present invention can be applied.
FIG. 9 is a diagram showing an embodiment of a recording head of another type (electrostatic force) to which the present invention can be applied.
FIG. 10 is a diagram showing an embodiment of another type (a micro-vibration vibrator) to which the present invention can be applied.
FIG. 11 is a diagram showing an embodiment of a recording head of another type (BJ) to which the present invention can be applied.
[Explanation of symbols]
1 carriage
2 Timing belt
3 pulse motor
4 Guide member
5 Recording paper
6 Recording head
7 Ink cartridge
8 Capping device
9 Cleaning means
10 First lid plate
11 Pressure generating chamber
12 Drive electrode
13 Piezoelectric diaphragm
14 Nozzle opening
15 Ink supply port
16 Ink liquid chamber
17 Spacer
18 Second heavy body
19 Communication hole
20 Ink ejection port
21 Actuator unit
22 Ink supply port forming substrate
23 communication hole
24 Ink liquid chamber forming substrate
25 Nozzle plate
26 Encounter Hole
27 Channel unit
30 control means
31 Drive signal generation circuit
32 Head drive circuit
33 Carriage drive circuit
35 Micro vibration storage means
36 Recording timer
37 Recording amount counter
38 Temperature detection means
Claims (16)
記録信号に応じて前記吐出口からインクの吐出を行う駆動手段と、
前記吐出口からインクの吐出を行わないときに、前記吐出口近傍のメニスカスを可聴周波数領域外もしくは低周波音領域の繰り返し周波数で振動させるメニスカス振動手段と
を具えることを特徴とするインクジェット記録装置。An inkjet recording apparatus that performs recording by ejecting ink from an ejection port of an inkjet head,
Driving means for discharging ink from the discharge port in accordance with a recording signal;
An ink jet recording apparatus comprising: a meniscus vibrating means for vibrating a meniscus near the discharge port at a repetition frequency in an audible frequency range or a low-frequency sound range when ink is not discharged from the discharge port. .
記録信号に応じて前記吐出口からインクの吐出を行う駆動手段と、
記録期間中においてインクの吐出を行わない吐出口の該吐出口近傍のメニスカスを、記録のための吐出周期より短い周期で振動させるメニスカス振動手段と
を具えることを特徴とするインクジェット記録装置。An inkjet recording apparatus that performs recording by ejecting ink from an ejection port of an inkjet head,
Driving means for discharging ink from the discharge port in accordance with a recording signal;
An ink jet recording apparatus comprising: a meniscus vibrating means for vibrating a meniscus in the vicinity of a discharge port of a discharge port which does not discharge ink during a recording period at a period shorter than a discharge period for recording.
記録信号に応じて前記吐出口からインクの吐出を行う工程と、
前記吐出口からインクの吐出を行わないときに、前記吐出口近傍のメニスカスを可聴周波数領域外もしくは低周波音領域の繰り返し周波数で振動させるメニスカス振動工程と
を具えることを特徴とするインクジェット記録方法。An inkjet recording method for performing recording by ejecting ink from an ejection port of an inkjet head,
Discharging ink from the discharge port in accordance with a recording signal;
A meniscus vibrating step of vibrating a meniscus in the vicinity of the discharge port at a repetition frequency of an audible frequency range or a low-frequency sound range when ink is not discharged from the discharge port. .
記録信号に応じて前記吐出口からインクの吐出を行う工程と、
記録期間中においてインクの吐出を行わない吐出口の該吐出口近傍のメニスカスを、記録のための吐出周期より短い周期で振動させるメニスカス振動工程と
を具えることを特徴とするインクジェット記録方法。An inkjet recording method for performing recording by ejecting ink from an ejection port of an inkjet head,
Discharging ink from the discharge port in accordance with a recording signal;
A meniscus vibration step of vibrating a meniscus near an ejection port of an ejection port that does not eject ink during a recording period at a cycle shorter than an ejection cycle for recording.
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