JP2004081489A - 洗浄器具用結束バンド - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、台所や浴室などで使用する日用品用スポンジたわしなどのような柔軟性をもった洗浄器具を結束して剛性を出して使い易くするための安価で作業性の良い洗浄器具用結束バンドを提供する。
【解決手段】長尺なバンド部1と、該バンド部1の基端に連設されるフック用孔部2とを備え、該バンド部1には、その長手方向に沿って、該バンド部1を2分する任意の長さと幅と形状からなるスリット3が切り込み形成されている洗浄器具用結束バンドである。
【選択図】図1
【解決手段】長尺なバンド部1と、該バンド部1の基端に連設されるフック用孔部2とを備え、該バンド部1には、その長手方向に沿って、該バンド部1を2分する任意の長さと幅と形状からなるスリット3が切り込み形成されている洗浄器具用結束バンドである。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、台所や浴室などで使用する日用品用スポンジたわしなどのような柔軟性をもった洗浄器具を結束し、剛性を出して使い易くするための洗浄器具用結束バンドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から使用されている、この種の洗浄器具用結束バンドとして、最も類似しているものに品物を収納、或いは輸送したりするために使用される袋物などの開口部を封緘するために使用したり、或いは会社の事務所などにおいてパソコンや事務機器などのコードを束ねて、配線を整理するために使用したりする合成樹脂製のインシュロックタイプの結束バンドがある。
【0003】
この合成樹脂製のインシュロックタイプの結束バンドを日用品用スポンジたわしのような柔軟性をもった洗浄器具の剛性を出すための洗浄器具用結束バンドとして現在転用している。
【0004】
例えば、食器類などを洗浄するときは、食器洗い専用の液体洗剤をスポンジ製たわしや平たいスポンジなどに浸透させて食器などを手洗いで行うのが一般的である。
【0005】
台所用などのたわしは、パームヤシの繊維を使った亀の子のような形状をしているたわしが一般的であるが、最近では、たわしもいろいろな材料から作られ、形状も各種のたわしが販売されている。
【0006】
たわしの材料もパームヤシのような天然材料でなく、ポリウレタン樹脂などの合成樹脂を海綿状に発泡させて柔軟性をもった亀の子型ポリウレタン樹脂製スポンジたわしや平たい形状をしたポリウレタン樹脂製スポンジ単体品や、ナイロン製不織布とポリウレタン樹脂製のウレタンフォームを貼り合わせた平たい形状をしたスポンジ品が普及している。
【0007】
この柔軟性をもったスポンジたわしの場合、食器類などを手で洗浄する際、使い勝手を良くするためにスポンジたわしの真ん中に洗浄器具用結束バンドを予め取り付けた状態で販売されているものや、使用者がスポンジたわしと洗浄器具用結束バンドを別々に購入して使用するときにスポンジたわしの真ん中に洗浄器具用結束バンドを取り付けて剛性をだしてスポンジたわしの使い勝手を良くする工夫をしている。
【0008】
例えば、図9は、従来の洗浄器具用結束バンドBの表面から見た平面図である。図10は、従来の洗浄器具用結束バンドBの裏面から見た平面図である。図11は、従来の洗浄器具用結束バンドBの側面図である。図12は、従来の洗浄器具用結束バンドBでスポンジたわしCを結束した斜視図である。
【0009】
図9から図11に示すように、長尺なバンド部1と、該バンド部1の基端に連設されるロック部5とを備え、バンド部1は、その裏側の面に連続するラッチ6を有している。
【0010】
該ロック部5は、係合爪7が形成された挿入孔8を有し、該挿入孔8にバンド部1の先端部9を差し込むことによってスポンジたわしCを締め付けて結束する仕組みになっている。
【0011】
該バンド部1は、全体がほぼループ状に形成され、且つバンド部1の先端部9が、挿入孔8に近づくようにループ形状が設定されており、バンド部1の先端部9を、ロック部1の挿入孔8に差し込んで、バンド部1のラッチ6に係合爪7を結合させる。
【0012】
上記のような合成樹脂製のインシュロックタイプの結束バンドを台所用スポンジたわしなどのような柔軟性をもった洗浄器具の剛性を出すための洗浄器具用結束バンドとして転用し、食器類の洗浄のときにスポンジたわしを使い易くしている。
【0013】
しかしながら、台所用スポンジたわしなどのような柔軟性をもった洗浄器具を結束した場合、従来の合成樹脂製のインシュロックタイプの結束バンドでは、図12のようにロック部5より突出した先端部分9が存在するため任意の位置で切除する必要があり、その切除した切断面で手指などを切る恐れがあった。
【0014】
また、従来の合成樹脂製のインシュロックタイプの結束バンドを予め生産現場で取りつけて出荷する場合、結束バンドをスポンジたわしに取付ける作業の自動化が容易でなく作業性が劣る欠点があった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は係る従来技術の問題点を解決するものであり、台所用スポンジたわしなどのような柔軟性をもった洗浄器具を結束して剛性を出して使い易くするための洗浄器具用結束バンドを提供する。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記のような課題を解決する為に成されたもので、本発明の請求項1に係る発明は、長尺なバンド部1と、該バンド部1の基端に連設されるフック用孔部2とを備え、該バンド部1には、その長手方向に沿って、該バンド部1を2分する任意の長さと幅と形状からなるスリット3が切り込み形成されていることを特徴とする洗浄器具用結束バンドである。
【0017】
本発明の請求項2に係る発明は、請求項1記載の洗浄器具用結束バンドにおいて、前記スリット3の両端に切り込み孔部4を有していることを特徴とする洗浄器具用結束バンドである。
【0018】
本発明の請求項3に係る発明は、請求項1又は2記載の洗浄器具用結束バンドAにおいて、前記バンド部1の材料が合成樹脂、発泡合成樹脂(スポンジ)、ゴム系合成樹脂、金属系物質のいずれか一種からなることを特徴とする洗浄器具用結束バンドAである。
【0019】
本発明の請求項4に係る発明は、請求項1乃至3記載の洗浄器具用結束バンドにおいて、前記バンド部1の材料のスリット3の切り込み方向の厚みが2mmから15mmであることを特徴とする洗浄器具用結束バンドである。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を図1から図8に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
【0021】
図1は、本発明に係る洗浄器具用結束バンドAの一実施例を示す平面図である。図2は、本発明に係る洗浄器具用結束バンドAの一実施例を示す側面図である。
【0022】
図3は、本発明に係る洗浄器具用結束バンドAでスポンジたわしを結束した場合の一実施例を示す側面図である。図4は、本発明に係る洗浄器具用結束バンドAでスポンジたわしを結束した場合の一実施例を示す平面図である。
【0023】
図5は、本発明に係る洗浄器具用結束バンドAでスポンジたわしを結束した場合の一実施例を示す斜視図である。図6は、本発明に係る洗浄器具用結束バンドAの他の実施例を示す平面図である。
【0024】
図7は、本発明に係る洗浄器具用結束バンドAのまた他の実施例を示す平面図である。図8は、図7に示す洗浄器具用結束バンドAの側面図である。
【0025】
図1、及び図2に示すように、本発明の洗浄器具用結束バンドAは、長尺なバンド部1と、該バンド部1の基端に連設されるフック用孔部2とを備え、該バンド部1には、その長手方向に沿って、該バンド部1を2分する任意の長さと幅と形状からなるスリット3を有している。
【0026】
該スリット3の長さは、スポンジたわしを結束する周囲の寸法より、少し短いスリット3寸法に形成する。
【0027】
次に、図3から図5に示すように、該バンド部1の長手方向に沿って、該バンド部1を2分する任意の長さと幅と形状からなるスリット3を開口して、スポンジたわしを挿入し、該スポンジたわしの胴部の真ん中を長手方向に沿って少し食込むように結束する。
【0028】
次に、図6に示すように、本発明の洗浄器具用結束バンドAは、形状をいろいろに変化させることができるので機能面以外にも消費者の好みに合ったバリエーションを提供することができる。
【0029】
本発明の洗浄器具用結束バンドAは、該バンド部1の基端にフック用孔部2を備えており、該フック用孔部2を利用して、スポンジたわしを販売時点における陳列台に設けられたフックに吊るして販売することができたり、家庭でもフックに吊るして使用後のスポンジたわしを保管することもできる。
【0030】
次に、図7、及び図8に示すように、本発明の洗浄器具用結束バンドAは、他の構造として、バンド部1のスリット3の両端に連設して切り込み孔部4を設け、該切り込み孔部4の片側一方だけに連設してフック用孔部2を備えている。
【0031】
前記のように切り込み孔部4を設けることにより、スリット部3の開口が容易になり、輪の形に広げたところにスポンジたわしを挿入する現場での結束作業の能率も向上する。
【0032】
次に、図1に示す本発明の洗浄器具用結束バンドAは、厚さ2mmから15mm程度の合成樹脂、発泡合成樹脂(スポンジ)、ゴム系合成樹脂、金属系物質のいずれか一種からなる板状の材料を使用する。
【0033】
該洗浄器具用結束バンドAを製作する方法は、使用する材料に対応して異なる。例えば、合成樹脂板の場合は、紙器を製作する際に使用する金属製の刃を備えた打抜き型を使用する。この方法は、生産性も良く、更にコスト面も安くできるメリットがある。
【0034】
また、プラスチック成型法の一つの方法である射出成形方法で作成しても良い。該射出成形方法は、ポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂などのような熱可塑性樹脂が射出成形機のシリンダー内で加熱されて可塑化するとスクリューが前進して樹脂を金型内へ射出する。
【0035】
該金型内への射出終了後、その樹脂の冷却中にスクリューは回転しつつ後退し、次の一定量の可塑化を完了し、スクリューの回転は停止する。次に金型がひらいて製品を取り出し、再び金型を閉じスクリューが前進して次の射出を行う。
【0036】
前記合成樹脂板の場合は、金型のコスト面や作業面など考慮すると、射出成形方法で製作するより、紙器を製作する際に使用する金属製の刃を備えた打抜き型を使用する方法が好ましい。
【0037】
次に、発泡合成樹脂としては、発泡ポリエチレン樹脂や発泡ポリプロピレン樹脂が適当で、いわゆる一般的にスポンジと言われるものであるが、発泡率は30倍以下が好ましく、30倍以上になると強度がなく切れやすくなるので好ましくない。
【0038】
該発泡合成樹脂の場合も前記金属製の刃を備えた打抜き型を使用する方法で製作する方法が好ましい。
【0039】
次に、ゴム系合成樹脂としては、アクリルニトリル樹脂、シリコン樹脂が適当であるが、この場合も前記金属製の刃を備えた打抜き型を使用する方法で製作する方法が好ましい。
【0040】
次に、金属系物質としては、ステンレス、銅などが適当であるが、厚みを1mm以下にして柔軟性を持たせることが必要である。この場合は、金型でできた抜き型で製作することが好ましい。
【0041】
また、各種の洗浄器具用結束バンドAの材料の中で、特に合成樹脂、発泡合成樹脂(スポンジ)、ゴム系合成樹脂は、柔軟性があるのでスポンジたわしを傷つけない点も優れているので特に好ましい。
【0042】
【発明の効果】
本発明により、台所用スポンジたわしなどのような柔軟性をもった洗浄器具を結束して剛性を出して使い易くするための安価で作業性の良い洗浄器具用結束バンドを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る洗浄器具用結束バンドの一実施例を示す平面図である。
【図2】本発明に係る洗浄器具用結束バンドの一実施例を示す側面図である。
【図3】本発明に係る洗浄器具用結束バンドでスポンジたわしを結束した場合の一実施例を示す側面図である。
【図4】本発明に係る洗浄器具用結束バンドでスポンジたわしを結束した場合の一実施例を示す平面図である。
【図5】本発明に係る洗浄器具用結束バンドでスポンジたわしを結束した場合の一実施例を示す斜視図である。
【図6】本発明に係る洗浄器具用結束バンドの他の実施例を示す平面図である。
【図7】本発明に係る洗浄器具用結束バンドのまた他の実施例を示す平面図である。
【図8】本発明に係る洗浄器具用結束バンド図7の側面図である。
【図9】従来の洗浄器具用結束バンドの一実施例を示す表面側から見た平面図である。
【図10】従来の洗浄器具用結束バンドの一実施例を示す裏面側から見た平面図である。
【図11】従来の洗浄器具用結束バンドの一実施例を示す側面図である。
【図12】従来の洗浄器具用結束バンドでスポンジたわしを結束した場合の一実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
A・・・本発明の洗浄器具用結束バンド
B・・・従来の洗浄器具用結束バンド
C・・・スポンジたわし
1・・・バンド部
2・・・フック用孔部
3・・・スリット
4・・・切り込み孔部
5・・・ロック部
6・・・ラッチ
7・・・係合爪
8・・・挿入孔
9・・・先端部
【発明の属する技術分野】
本発明は、台所や浴室などで使用する日用品用スポンジたわしなどのような柔軟性をもった洗浄器具を結束し、剛性を出して使い易くするための洗浄器具用結束バンドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から使用されている、この種の洗浄器具用結束バンドとして、最も類似しているものに品物を収納、或いは輸送したりするために使用される袋物などの開口部を封緘するために使用したり、或いは会社の事務所などにおいてパソコンや事務機器などのコードを束ねて、配線を整理するために使用したりする合成樹脂製のインシュロックタイプの結束バンドがある。
【0003】
この合成樹脂製のインシュロックタイプの結束バンドを日用品用スポンジたわしのような柔軟性をもった洗浄器具の剛性を出すための洗浄器具用結束バンドとして現在転用している。
【0004】
例えば、食器類などを洗浄するときは、食器洗い専用の液体洗剤をスポンジ製たわしや平たいスポンジなどに浸透させて食器などを手洗いで行うのが一般的である。
【0005】
台所用などのたわしは、パームヤシの繊維を使った亀の子のような形状をしているたわしが一般的であるが、最近では、たわしもいろいろな材料から作られ、形状も各種のたわしが販売されている。
【0006】
たわしの材料もパームヤシのような天然材料でなく、ポリウレタン樹脂などの合成樹脂を海綿状に発泡させて柔軟性をもった亀の子型ポリウレタン樹脂製スポンジたわしや平たい形状をしたポリウレタン樹脂製スポンジ単体品や、ナイロン製不織布とポリウレタン樹脂製のウレタンフォームを貼り合わせた平たい形状をしたスポンジ品が普及している。
【0007】
この柔軟性をもったスポンジたわしの場合、食器類などを手で洗浄する際、使い勝手を良くするためにスポンジたわしの真ん中に洗浄器具用結束バンドを予め取り付けた状態で販売されているものや、使用者がスポンジたわしと洗浄器具用結束バンドを別々に購入して使用するときにスポンジたわしの真ん中に洗浄器具用結束バンドを取り付けて剛性をだしてスポンジたわしの使い勝手を良くする工夫をしている。
【0008】
例えば、図9は、従来の洗浄器具用結束バンドBの表面から見た平面図である。図10は、従来の洗浄器具用結束バンドBの裏面から見た平面図である。図11は、従来の洗浄器具用結束バンドBの側面図である。図12は、従来の洗浄器具用結束バンドBでスポンジたわしCを結束した斜視図である。
【0009】
図9から図11に示すように、長尺なバンド部1と、該バンド部1の基端に連設されるロック部5とを備え、バンド部1は、その裏側の面に連続するラッチ6を有している。
【0010】
該ロック部5は、係合爪7が形成された挿入孔8を有し、該挿入孔8にバンド部1の先端部9を差し込むことによってスポンジたわしCを締め付けて結束する仕組みになっている。
【0011】
該バンド部1は、全体がほぼループ状に形成され、且つバンド部1の先端部9が、挿入孔8に近づくようにループ形状が設定されており、バンド部1の先端部9を、ロック部1の挿入孔8に差し込んで、バンド部1のラッチ6に係合爪7を結合させる。
【0012】
上記のような合成樹脂製のインシュロックタイプの結束バンドを台所用スポンジたわしなどのような柔軟性をもった洗浄器具の剛性を出すための洗浄器具用結束バンドとして転用し、食器類の洗浄のときにスポンジたわしを使い易くしている。
【0013】
しかしながら、台所用スポンジたわしなどのような柔軟性をもった洗浄器具を結束した場合、従来の合成樹脂製のインシュロックタイプの結束バンドでは、図12のようにロック部5より突出した先端部分9が存在するため任意の位置で切除する必要があり、その切除した切断面で手指などを切る恐れがあった。
【0014】
また、従来の合成樹脂製のインシュロックタイプの結束バンドを予め生産現場で取りつけて出荷する場合、結束バンドをスポンジたわしに取付ける作業の自動化が容易でなく作業性が劣る欠点があった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は係る従来技術の問題点を解決するものであり、台所用スポンジたわしなどのような柔軟性をもった洗浄器具を結束して剛性を出して使い易くするための洗浄器具用結束バンドを提供する。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記のような課題を解決する為に成されたもので、本発明の請求項1に係る発明は、長尺なバンド部1と、該バンド部1の基端に連設されるフック用孔部2とを備え、該バンド部1には、その長手方向に沿って、該バンド部1を2分する任意の長さと幅と形状からなるスリット3が切り込み形成されていることを特徴とする洗浄器具用結束バンドである。
【0017】
本発明の請求項2に係る発明は、請求項1記載の洗浄器具用結束バンドにおいて、前記スリット3の両端に切り込み孔部4を有していることを特徴とする洗浄器具用結束バンドである。
【0018】
本発明の請求項3に係る発明は、請求項1又は2記載の洗浄器具用結束バンドAにおいて、前記バンド部1の材料が合成樹脂、発泡合成樹脂(スポンジ)、ゴム系合成樹脂、金属系物質のいずれか一種からなることを特徴とする洗浄器具用結束バンドAである。
【0019】
本発明の請求項4に係る発明は、請求項1乃至3記載の洗浄器具用結束バンドにおいて、前記バンド部1の材料のスリット3の切り込み方向の厚みが2mmから15mmであることを特徴とする洗浄器具用結束バンドである。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を図1から図8に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
【0021】
図1は、本発明に係る洗浄器具用結束バンドAの一実施例を示す平面図である。図2は、本発明に係る洗浄器具用結束バンドAの一実施例を示す側面図である。
【0022】
図3は、本発明に係る洗浄器具用結束バンドAでスポンジたわしを結束した場合の一実施例を示す側面図である。図4は、本発明に係る洗浄器具用結束バンドAでスポンジたわしを結束した場合の一実施例を示す平面図である。
【0023】
図5は、本発明に係る洗浄器具用結束バンドAでスポンジたわしを結束した場合の一実施例を示す斜視図である。図6は、本発明に係る洗浄器具用結束バンドAの他の実施例を示す平面図である。
【0024】
図7は、本発明に係る洗浄器具用結束バンドAのまた他の実施例を示す平面図である。図8は、図7に示す洗浄器具用結束バンドAの側面図である。
【0025】
図1、及び図2に示すように、本発明の洗浄器具用結束バンドAは、長尺なバンド部1と、該バンド部1の基端に連設されるフック用孔部2とを備え、該バンド部1には、その長手方向に沿って、該バンド部1を2分する任意の長さと幅と形状からなるスリット3を有している。
【0026】
該スリット3の長さは、スポンジたわしを結束する周囲の寸法より、少し短いスリット3寸法に形成する。
【0027】
次に、図3から図5に示すように、該バンド部1の長手方向に沿って、該バンド部1を2分する任意の長さと幅と形状からなるスリット3を開口して、スポンジたわしを挿入し、該スポンジたわしの胴部の真ん中を長手方向に沿って少し食込むように結束する。
【0028】
次に、図6に示すように、本発明の洗浄器具用結束バンドAは、形状をいろいろに変化させることができるので機能面以外にも消費者の好みに合ったバリエーションを提供することができる。
【0029】
本発明の洗浄器具用結束バンドAは、該バンド部1の基端にフック用孔部2を備えており、該フック用孔部2を利用して、スポンジたわしを販売時点における陳列台に設けられたフックに吊るして販売することができたり、家庭でもフックに吊るして使用後のスポンジたわしを保管することもできる。
【0030】
次に、図7、及び図8に示すように、本発明の洗浄器具用結束バンドAは、他の構造として、バンド部1のスリット3の両端に連設して切り込み孔部4を設け、該切り込み孔部4の片側一方だけに連設してフック用孔部2を備えている。
【0031】
前記のように切り込み孔部4を設けることにより、スリット部3の開口が容易になり、輪の形に広げたところにスポンジたわしを挿入する現場での結束作業の能率も向上する。
【0032】
次に、図1に示す本発明の洗浄器具用結束バンドAは、厚さ2mmから15mm程度の合成樹脂、発泡合成樹脂(スポンジ)、ゴム系合成樹脂、金属系物質のいずれか一種からなる板状の材料を使用する。
【0033】
該洗浄器具用結束バンドAを製作する方法は、使用する材料に対応して異なる。例えば、合成樹脂板の場合は、紙器を製作する際に使用する金属製の刃を備えた打抜き型を使用する。この方法は、生産性も良く、更にコスト面も安くできるメリットがある。
【0034】
また、プラスチック成型法の一つの方法である射出成形方法で作成しても良い。該射出成形方法は、ポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂などのような熱可塑性樹脂が射出成形機のシリンダー内で加熱されて可塑化するとスクリューが前進して樹脂を金型内へ射出する。
【0035】
該金型内への射出終了後、その樹脂の冷却中にスクリューは回転しつつ後退し、次の一定量の可塑化を完了し、スクリューの回転は停止する。次に金型がひらいて製品を取り出し、再び金型を閉じスクリューが前進して次の射出を行う。
【0036】
前記合成樹脂板の場合は、金型のコスト面や作業面など考慮すると、射出成形方法で製作するより、紙器を製作する際に使用する金属製の刃を備えた打抜き型を使用する方法が好ましい。
【0037】
次に、発泡合成樹脂としては、発泡ポリエチレン樹脂や発泡ポリプロピレン樹脂が適当で、いわゆる一般的にスポンジと言われるものであるが、発泡率は30倍以下が好ましく、30倍以上になると強度がなく切れやすくなるので好ましくない。
【0038】
該発泡合成樹脂の場合も前記金属製の刃を備えた打抜き型を使用する方法で製作する方法が好ましい。
【0039】
次に、ゴム系合成樹脂としては、アクリルニトリル樹脂、シリコン樹脂が適当であるが、この場合も前記金属製の刃を備えた打抜き型を使用する方法で製作する方法が好ましい。
【0040】
次に、金属系物質としては、ステンレス、銅などが適当であるが、厚みを1mm以下にして柔軟性を持たせることが必要である。この場合は、金型でできた抜き型で製作することが好ましい。
【0041】
また、各種の洗浄器具用結束バンドAの材料の中で、特に合成樹脂、発泡合成樹脂(スポンジ)、ゴム系合成樹脂は、柔軟性があるのでスポンジたわしを傷つけない点も優れているので特に好ましい。
【0042】
【発明の効果】
本発明により、台所用スポンジたわしなどのような柔軟性をもった洗浄器具を結束して剛性を出して使い易くするための安価で作業性の良い洗浄器具用結束バンドを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る洗浄器具用結束バンドの一実施例を示す平面図である。
【図2】本発明に係る洗浄器具用結束バンドの一実施例を示す側面図である。
【図3】本発明に係る洗浄器具用結束バンドでスポンジたわしを結束した場合の一実施例を示す側面図である。
【図4】本発明に係る洗浄器具用結束バンドでスポンジたわしを結束した場合の一実施例を示す平面図である。
【図5】本発明に係る洗浄器具用結束バンドでスポンジたわしを結束した場合の一実施例を示す斜視図である。
【図6】本発明に係る洗浄器具用結束バンドの他の実施例を示す平面図である。
【図7】本発明に係る洗浄器具用結束バンドのまた他の実施例を示す平面図である。
【図8】本発明に係る洗浄器具用結束バンド図7の側面図である。
【図9】従来の洗浄器具用結束バンドの一実施例を示す表面側から見た平面図である。
【図10】従来の洗浄器具用結束バンドの一実施例を示す裏面側から見た平面図である。
【図11】従来の洗浄器具用結束バンドの一実施例を示す側面図である。
【図12】従来の洗浄器具用結束バンドでスポンジたわしを結束した場合の一実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
A・・・本発明の洗浄器具用結束バンド
B・・・従来の洗浄器具用結束バンド
C・・・スポンジたわし
1・・・バンド部
2・・・フック用孔部
3・・・スリット
4・・・切り込み孔部
5・・・ロック部
6・・・ラッチ
7・・・係合爪
8・・・挿入孔
9・・・先端部
Claims (4)
- 長尺なバンド部と、該バンド部の基端に連設されるフック用孔部とを備え、該バンド部には、その長手方向に沿って、該バンド部を2分する任意の長さと幅と形状からなるスリットが切り込み形成されていることを特徴とする洗浄器具用結束バンド。
- 請求項1記載の洗浄器具用結束バンドにおいて、前記スリットの両端に切り込み孔部を有していることを特徴とする洗浄器具用結束バンド。
- 請求項1又は2記載の洗浄器具用結束バンドにおいて、前記バンド部の材料が合成樹脂、発泡合成樹脂(スポンジ)、ゴム系合成樹脂、金属系物質のいずれか一種からなることを特徴とする洗浄器具用結束バンド。
- 請求項1乃至3記載の洗浄器具用結束バンドにおいて、前記バンド部の材料のスリットの切り込み方向の厚みが2mmから15mmであることを特徴とする洗浄器具用結束バンド。
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JP2002246355A JP2004081489A (ja) | 2002-08-27 | 2002-08-27 | 洗浄器具用結束バンド |
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Publications (1)
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JP2004081489A true JP2004081489A (ja) | 2004-03-18 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004081489A (ja) |
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2002
- 2002-08-27 JP JP2002246355A patent/JP2004081489A/ja active Pending
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