JP2004080259A - 通信端末装置およびパケット通信方法 - Google Patents

通信端末装置およびパケット通信方法 Download PDF

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JP2004080259A JP2002236468A JP2002236468A JP2004080259A JP 2004080259 A JP2004080259 A JP 2004080259A JP 2002236468 A JP2002236468 A JP 2002236468A JP 2002236468 A JP2002236468 A JP 2002236468A JP 2004080259 A JP2004080259 A JP 2004080259A
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Kenichiro Iida
飯田 健一郎
Takayuki Ishimori
石森 貴之
Akito Fukui
福井 章人
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】TCPスループットを向上すること。
【解決手段】位置管理部230は、BUメッセージに含まれる移動端末50のCoAが更新されると、Ackを受信していないパケットに対するタイムアウトを強制的に発生させるためのタイムアウト発生要求をタイムアウト判定部250に対して出力する。タイムアウト判定部250は、位置管理部230からタイムアウト発生要求を受けると、強制的にタイムアウトを発生させ、パケットの再送をパケット再送部260に要求する。パケット再送部260は、タイムアウト判定部250からパケットの再送が要求されると、再送が要求されたパケットを送信部270から送信させる。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信端末装置およびパケット通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、次世代のインターネットプロトコル(IP:Internet Protocol)として、IPv6が注目されている。例えば、図7は、IETF(Internet Engineering Task Force:インターネット技術特別調査委員会)がインターネットドラフト(Internet Draft)として公開した“draft−ietf−mobileip−ipv6−15.txt”におけるモバイルIPv6を適用する移動通信システムの構成を示す図である。
【0003】
図7に示す移動通信システムは、ホームエージェント(HA:Home Agent)10、相手端末(CN:Communication Node)20、汎用ルータ(R:Router)30、汎用ルータ32、無線アクセス機能を有するアクセスルータ(AR:AccessRouter)40、アクセスルータ42、アクセスルータ44、アクセスルータ46、および移動端末(MN:Mobile Node)50を有して構成されている。この図において、移動端末50は、アクセスルータ40および汎用ルータ30を介して相手端末20と通信を行っているものとする。
【0004】
以下、上記のように構成された移動通信システムにおけるTCP(Transfer Control Protocol)を用いたパケット通信において、移動端末50がアクセスルータ40の配下からアクセスルータ42の配下へハンドオーバする場合の通信手順について、図8を参照しながら説明する。なお、図8において、点線はパケットの伝送を示し、実線はパケット以外のメッセージの伝送を示している。各パケットには、シーケンス番号(SN:Sequence Number)が振られており、ここでは、SN=100のパケットから順に伝送されるものとする。
【0005】
まず、移動端末50は、アクセスルータ40と接続している場合、結合更新(Binding Update)メッセージ(以下、「BUメッセージ」と略記する)によってアクセスルータ40の配下で使用する気付アドレス(CoA:Care of Address)とホームアドレスを相手端末20へ通知する。そして、相手端末20は、BUメッセージによって通知されるCoAとホームアドレスを移動端末50の位置情報としてバインディングキャッシュ(Binding Cache)内に保持し、移動端末50宛てのパケット(SN=100)を、宛先アドレスとして上記のCoAを設定して送信する。
【0006】
そして、移動端末50は、SN=100のパケットを受信すると、確認応答メッセージであるAckを相手端末20へ送信し、SN=101のパケットの送信を要求する。相手端末20は、Ackを受信して、SN=101のパケットを送信する。
【0007】
ここで、移動端末50が、アクセスルータ40の配下からアクセスルータ42の配下へハンドオーバすると、SN=101のパケットは伝送路上において廃棄される。
【0008】
その後、移動端末50は、アクセスルータ42からルータ広告(Router Advertisement)メッセージ(以下、「RAメッセージ」と略記する)を受信する。そして、移動端末50は、RAメッセージに含まれるアクセスルータ42のプレフィックス情報に基づいて、アクセスルータ42の配下で使用するCoAを生成し、生成されたCoAをBUメッセージによって相手端末20へ通知する。
【0009】
そして、相手端末20は、BUメッセージを受信すると、バインディングキャッシュ内に保持されている移動端末50のCoAを更新し、移動端末50宛てのパケットの転送経路を変更する。そして、相手端末20は、廃棄されたSN=101のパケットに対するAckが受信されない時間がタイムアウト待ち時間に達すると、当該パケットが移動端末50へ届いていないものと判断し、タイムアウト処理を行って、SN=101のパケットを新たな転送経路(すなわち、アクセスルータ42経由の経路)で再送する。
【0010】
このように、移動端末50のハンドオーバによってパケットの廃棄が生じた場合でも、移動端末50は、ハンドオーバ先であるアクセスルータ42の配下でCoAを生成し、相手端末20へ通知することにより、IP層での移動管理を実現することができ、移動端末50のハンドオーバによって廃棄されたパケットを再送し、パケット通信を継続することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した移動通信システムにおいては、移動端末のハンドオーバによってパケット廃棄が生じた場合、相手端末は当該パケットのAckを受信することができないため、パケットの転送経路を変更しても、その直後からパケットの送信を開始することなく、タイムアウト待ち時間が満了してタイムアウトが発生するまでは廃棄されたパケットが再送されない。したがって、タイムアウト待ち時間中は、パケットの送信を停止する状態が続き、モバイルIPv6プロトコルによるハンドオーバ処理時間に対して、タイムアウト待ち時間の方が長い場合は、ハンドオーバ時のパケット送信停止時間が必要以上に長くなり、TCPスループットが低下してしまうという問題がある。
【0012】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、TCPスループットを向上することができる通信端末装置およびパケット通信方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の通信端末装置は、通信相手局からのパケットの受信確認応答に応じてパケットを送信する送信手段と、前記通信相手局がハンドオーバしたことを検出する検出手段と、前記通信相手局のハンドオーバが検出されると、ハンドオーバ直前に送信したパケットを新たな転送経路で前記通信相手局へ再送させるように前記送信手段を制御する制御手段と、を有する構成を採る。
【0014】
この構成によれば、受信確認応答に応じてパケットを送信し、通信相手局がハンドオーバすると、ハンドオーバ直前に送信したパケットを新たな転送経路で再送するため、ハンドオーバ時のパケット送信停止時間を必要以上に長くすることなく、TCPスループットを向上することができる。
【0015】
本発明の通信端末装置は、前記検出手段は、前記通信相手局の位置情報を含む結合更新メッセージを受信する結合更新メッセージ受信部と、結合更新メッセージに含まれる位置情報を保持する位置管理部と、を有し、保持された位置情報が更新された場合に前記通信相手局がハンドオーバしたことを検出する構成を採る。
【0016】
この構成によれば、受信された結合更新メッセージに含まれる通信相手局の位置情報が更新された場合に、ハンドオーバしたことを検出するため、通信相手局のハンドオーバを即時的に検出できるとともに、通信相手局の構成に変更を加えることなく、ハンドオーバ時のパケット送信停止時間を短縮し、TCPスループットを向上することができる。
【0017】
本発明の通信端末装置は、前記制御手段は、受信確認応答が受信されないパケットの再送待ち時間中にタイムアウトを強制的に発生させるタイムアウト発生部、を有し、タイムアウト発生直後からパケットの再送を開始させる構成を採る。
【0018】
この構成によれば、受信確認応答が受信されないパケットの再送待ち時間中にタイムアウトを強制的に発生させて再送を開始させるため、通信相手局のハンドオーバに起因してパケット廃棄が生じた場合に、必要以上に再送待ち状態を継続することがなく、パケット送信停止時間をさらに短縮することができる。
【0019】
本発明の通信端末装置は、パケットを受信する受信手段と、自装置がハンドオーバすると、ハンドオーバ直前に受信したパケットの次のパケットの再送を要求する要求手段と、を有する構成を採る。
【0020】
この構成によれば、パケットを受信し、自装置がハンドオーバすると、ハンドオーバ直前に受信したパケットの次のパケットの再送を要求するため、ハンドオーバ時のパケット送信停止時間を必要以上に長くすることなく、TCPスループットを向上することができる。
【0021】
本発明の通信端末装置は、前記要求手段は、受信されたパケットの受信確認応答を送信する受信確認応答送信部、を有し、前記受信確認応答送信部は、自装置の位置情報が更新された場合に当該位置情報の更新直前に受信したパケットに対する複数の受信確認応答を送信する構成を採る。
【0022】
この構成によれば、自装置の位置情報が更新された場合に、更新直前に受信したパケットに対する複数の受信確認応答を送信するため、通信相手局は、従来と同様に複数の受信確認応答に応じてパケットの再送を行うことができ、通信相手局の構成に変更を加えることなく、TCPスループットを向上することができる。
【0023】
本発明の移動端末装置は、上記のいずれかに記載の通信端末装置を有する構成を採る。
【0024】
この構成によれば、上記のいずれかに記載の通信端末装置と同様の作用効果を移動端末装置において実現することができる。
【0025】
本発明のパケット通信方法は、通信相手局がハンドオーバしたことを検出するステップと、前記通信相手局のハンドオーバを検出すると、ハンドオーバ直前に送信したパケットを新たな転送経路で前記通信相手局へ再送するステップと、を有するようにした。
【0026】
この方法によれば、通信相手局がハンドオーバすると、ハンドオーバ直前に送信したパケットを新たな転送経路で再送するため、ハンドオーバ時のパケット送信停止時間を必要以上に長くすることなく、TCPスループットを向上することができる。
【0027】
本発明のパケット通信方法は、自装置がハンドオーバすると、ハンドオーバ直前に受信したパケットの次のパケットの再送を要求するステップ、を有するようにした。
【0028】
この方法によれば、自装置がハンドオーバすると、ハンドオーバ直前に受信したパケットの次のパケットの再送を要求するため、ハンドオーバ時のパケット送信停止時間を必要以上に長くすることなく、TCPスループットを向上することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
本発明の骨子は、移動端末のハンドオーバに起因してAckが受信されない場合は、相手端末においてタイムアウトを強制的に発生させ、パケット通信を再開することである。
【0030】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0031】
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る移動通信システムの構成は、図7に示す従来の移動通信システムの構成と同様であり、その説明を省略する。なお、本実施の形態においては、初期状態では移動端末50はアクセスルータ40を介して相手端末20と通信を行っているが、ハンドオーバを行うとアクセスルータ42を介して相手端末20と通信を行うようになるものとする。このとき、移動端末50は、アクセスルータ42の配下で使用する気付アドレス(CoA)を生成し、結合更新メッセージ(BUメッセージ)によって相手端末20へ通知する。
【0032】
図1は、本実施の形態に係る相手端末20の構成を示すブロック図である。同図に示す相手端末20は、受信部210、結合更新メッセージ(BUメッセージ)処理部220、位置管理部230、Ack処理部240、タイムアウト判定部250、パケット再送部260、および送信部270を有している。
【0033】
受信部210は、パケット、Ack、およびBUメッセージなどを受信する。BUメッセージ処理部220は、受信部210によって受信されたBUメッセージを処理し、BUメッセージに含まれる移動端末50の気付アドレス(CoA)およびホームアドレスなどの位置情報を位置管理部230へ通知する。位置管理部230は、バインディングキャッシュを含んでおり、当該バインディングキャッシュに移動端末50のCoAおよびホームアドレスなどの位置情報を保持し、このうちCoAを送信部270へ出力する。また、位置管理部230は、BUメッセージに含まれる移動端末50のCoAが更新されると、Ackを受信していないパケットに対するタイムアウトを強制的に発生させるためのタイムアウト発生要求をタイムアウト判定部250に対して出力する。換言すれば、位置管理部230は、移動端末50がアクセスルータ40の配下からアクセスルータ42の配下へハンドオーバして新たなCoAが生成されたことを検出し、移動端末50のハンドオーバ直前に送信したパケットは移動端末50に受信されていないものと判断して、タイムアウト発生要求を出力する。
【0034】
Ack処理部240は、受信部210によって受信されたAckを処理し、タイムアウト判定部250へAckの受信完了の旨を通知するとともに、Ackに基づいて次に送信すべきパケットを送信部270から送信させる。また、Ack処理部240は、同一パケットに対するAckを重複して受信した場合(重複Ackを受信した場合)、重複Ackによって要求されるパケットの再送をパケット再送部260に要求する。タイムアウト判定部250は、タイムアウト待ち時間を設定し、相手端末20が送信したパケットに対するAckがタイムアウト待ち時間以内に受信されない場合は、タイムアウト発生と判定し、パケットの再送をパケット再送部260に要求する。また、タイムアウト判定部250は、Ack処理部240からAck受信完了の旨が通知されると、タイムアウトなしと判定する。さらに、タイムアウト判定部250は、位置管理部230からタイムアウト発生要求を受けると、強制的にタイムアウトを発生させ、パケットの再送をパケット再送部260に要求する。これにより、移動端末50がハンドオーバした場合は、強制的にタイムアウトが発生することになり、必要以上にAckの受信を待機することがなくなる。
【0035】
パケット再送部260は、Ack処理部240またはタイムアウト判定部250からパケットの再送が要求されると、再送が要求されたパケットを送信部270から送信させる。送信部270は、パケットの宛先を位置管理部230に保持されているCoAに設定して送信する。
【0036】
次いで、上記のように構成された相手端末20の動作について、図2に示すフロー図を参照しながら説明する。
【0037】
まず、受信部210によってBUメッセージが受信されると(ST1000)、受信されたBUメッセージは、BUメッセージ処理部220へ出力される。そして、BUメッセージに含まれる移動端末50のCoAが位置管理部230へ通知される。そして、位置管理部230によって、移動端末50のCoAが更新されたか否かが判定される(ST1100)。CoAは、移動端末50がハンドオーバ(ここでは、アクセスルータ40の配下からアクセスルータ42の配下へのハンドオーバ)した場合に新たに生成されるため、CoAが更新されるということは、移動端末50がハンドオーバを行ったことを示している。
【0038】
ST1100の判定の結果、CoAが更新されている場合は、タイムアウト発生要求がタイムアウト判定部250へ出力され、タイムアウト判定部250によってタイムアウト待ち状態であるか否かが判定される(ST1200)。ここで、相手端末20が送信したパケットに対するAckが受信されていない場合はタイムアウト待ち状態であり、Ackが受信されているか、または重複Ackが受信されている場合はタイムアウト待ち状態とはなっていない。換言すれば、相手端末20が送信したパケットが、移動端末50に受信されている場合(すなわち、Ackが受信されている場合)または移動端末50に受信されていないことが確認できる場合(すなわち、重複Ackが受信されている場合)はタイムアウト待ち状態となっていないが、相手端末20が送信したパケットが移動端末20に受信されたか否かが確認できない状態ではタイムアウト待ち状態となっている。
【0039】
ST1200の判定の結果、タイムアウト待ち状態である場合は、タイムアウト判定部250によって強制的にタイムアウトが発生させられ(ST1300)、パケット再送部260によってパケットの再送が開始される。
【0040】
これにより、移動端末50がハンドオーバしたことによって相手端末20が送信したパケットが移動端末50に受信されなかった場合に、相手端末20は、必要以上にタイムアウト待ち状態が続くことを防ぐことができる。
【0041】
次に、本実施の形態の移動通信システムの動作の具体例について、図3に示すシーケンス図を参照しながら説明する。なお、図3において、点線はパケットの伝送を示し、実線はパケット以外のメッセージの伝送を示している。各パケットには、シーケンス番号(SN)が振られており、ここでは、SN=100のパケットから順に伝送されるものとする。
【0042】
まず、移動端末50は、アクセスルータ40と接続している場合、BUメッセージによってアクセスルータ40の配下で使用するCoAとホームアドレスを相手端末20へ通知する。そして、相手端末20は、BUメッセージによって通知されるCoAとホームアドレス移動端末50の位置情報として位置管理部230内に保持し、移動端末50宛てのパケット(SN=100)を、宛先アドレスとして上記のCoAを設定して、送信部270から送信する。
【0043】
そして、移動端末50は、SN=100のパケットを受信すると、Ackを相手端末20へ送信し、SN=101のパケットの送信を要求する。相手端末20は、Ack処理部240でAckを処理し、SN=101のパケットを送信部270から送信する。
【0044】
ここで、移動端末50が、アクセスルータ40の配下からアクセスルータ42の配下へハンドオーバすると、SN=101のパケットは伝送路上において廃棄される。
【0045】
その後、移動端末50は、アクセスルータ42からRAメッセージを受信する。そして、移動端末50は、RAメッセージに含まれるアクセスルータ42のプレフィックス情報に基づいて、アクセスルータ42の配下で使用するCoAを生成し、生成されたCoAをBUメッセージによって相手端末20へ通知する。
【0046】
なお、CoAの生成には、“draft−ietf−mobileip−ipv6−15.txt”に記載されている2種類の方法(すなわち、ステートレス・アドレス・コンフィギュレーション、またはステートフル・アドレス・コンフィギュレーション)などを使用することができる。例えば、ステートレス・アドレス・コンフィギュレーションを用いる場合は、移動端末50は、RAメッセージに含まれるアクセスルータ42のプレフィックス情報からアクセスルータ42のネットワークアドレスを取得し、取得されたネットワークアドレスと移動端末50が有するレイヤ2アドレスとを結合することによりCoAを生成する。
【0047】
そして、相手端末20は、受信部210によってBUメッセージを受信すると、BUメッセージ処理部220によってBUメッセージを処理し、位置管理部230内に保持されている移動端末50のCoAを更新し、移動端末50宛てのパケットの転送経路を変更する。さらに、相手端末20は、移動端末50のCoAが更新されたことをトリガーとして、位置管理部230からタイムアウト判定部250へタイムアウト発生要求を出力する。
【0048】
このとき、SN=101のパケットは伝送路上で廃棄されているため、移動端末50はSN=101のパケットに対するAckを送信しておらず、相手端末20においては、タイムアウト判定部250の判定によって、タイムアウト待ち状態となっている。したがって、位置管理部230から出力されたタイムアウト発生要求によって、強制的にタイムアウトが発生させられ、相手端末20は、パケット再送部260から送信部270を介してSN=101のパケットを再送する。再送されるSN=101のパケットは、移動端末50のハンドオーバ先であるアクセスルータ42を介して、移動端末50へ伝送される。このパケットの再送は、CoAの更新をトリガーとして、タイムアウト発生要求によって強制的にタイムアウトが発生させられることにより行われるが、このタイミングは、従来はタイムアウト待ち時間内であり、パケットの再送が行われることはない。すなわち、移動端末50のハンドオーバに起因してパケット廃棄が生じた場合に、相手端末20は必要以上に廃棄されたパケットのAckの受信を待機して、タイムアウト待ち状態となることを防ぐことができる。
【0049】
このように、本実施の形態によれば、相手端末は、BUメッセージに含まれるCoAが更新されたことを検出することにより、移動端末がハンドオーバしたことを認識し、移動端末がハンドオーバした場合には、強制的にタイムアウトを発生させるため、移動端末のハンドオーバ時のパケット送信停止時間を短縮することができ、TCPスループットを向上することができる。
【0050】
なお、本実施の形態におけるパケット通信方法を実現するためには、移動端末は、TCP/IPおよびモバイルIP機能を搭載していればよく、他の機能を追加する必要はない。
【0051】
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係る移動通信システムの構成は、図7に示す従来の移動通信システムの構成と同様であり、その説明を省略する。なお、本実施の形態においても、初期状態では移動端末50はアクセスルータ40を介して相手端末20と通信を行っているが、ハンドオーバを行うとアクセスルータ42を介して相手端末20と通信を行うようになるものとする。このとき、移動端末50は、アクセスルータ42の配下で使用する気付アドレス(CoA)を生成し、結合更新メッセージ(BUメッセージ)によって相手端末20へ通知する。
【0052】
本実施の形態の特徴は、移動端末がハンドオーバを実施した場合に、その旨を示すメッセージとして3つ以上の重複Ackを相手端末に対して送信する点である。
【0053】
図4は、本実施の形態に係る移動端末50の構成を示すブロック図である。同図に示す移動端末50は、受信部510、ルータ広告(RA)メッセージ処理部520、気付アドレス生成部530、結合更新(BU)メッセージ送信部540、TCPセグメント処理部550、Ack送信部560、および送信部570を有している。
【0054】
受信部510は、パケットおよびRAメッセージなどを受信する。RAメッセージ処理部520は、受信部510によって受信されたRAメッセージを処理し、RAメッセージに含まれる送信元のアクセスルータに関する情報(アクセスルータのプレフィックス情報、IPアドレスなど)を気付アドレス生成部530へ通知する。気付アドレス生成部530は、RAメッセージの送信元のアクセスルータに関する情報(アクセスルータのプレフィックス情報、IPアドレスなど)に基づいて、移動端末50の気付アドレス(CoA)を生成する。
【0055】
BUメッセージ送信部540は、移動端末50のハンドオーバに伴って気付アドレス生成部530によって生成されるCoAが更新されると、BUメッセージを送信部570を介して相手端末20へ送信する。また、BUメッセージ送信部540は、CoAの更新に伴うBUメッセージの送信後、3つ以上の重複Ackを送信させるための重複Ack送信要求をAck送信部560に対して出力する。換言すれば、BUメッセージ送信部540は、移動端末50がアクセスルータ40の配下からアクセスルータ42の配下へハンドオーバして新たなCoAが生成されたことを検出し、移動端末50のハンドオーバ直前に受信したパケットの次のパケットの送信を要求するために重複Ack送信要求を出力する。
【0056】
TCPセグメント処理部550は、受信部510によって受信されたパケット(TCPセグメント)を処理し、シーケンス番号(SN)をAck送信部560へ通知する。Ack送信部560は、TCPセグメント処理部550から通知されたシーケンス番号の次のシーケンス番号のパケットの送信を要求するAckを送信部570を介して送信する。また、Ack送信部560は、BUメッセージ送信部540から重複Ack送信要求を受けると、TCPセグメント処理部550から通知されたシーケンス番号の次のシーケンス番号のパケットの送信を要求するAckを送信部570を介して3つ以上送信する。これにより、Ackを受信する相手端末20は、重複Ackを3つ以上受信した場合に、移動端末50がハンドオーバを実施したために受信されなかったパケットを送信することができる。送信部570は、BUメッセージおよびAckをそれぞれBUメッセージ送信部540およびAck送信部560の指示に従って送信する。
【0057】
次いで、上記のように構成された移動端末50の動作について、図5に示すフロー図を参照しながら説明する。
【0058】
まず、受信部510によってRAメッセージが受信されると、受信されたRAメッセージは、RAメッセージ処理部520へ出力される。そして、RAメッセージに含まれる送信元のアクセスルータに関する情報(アクセスルータのプレフィックス情報、IPアドレスなど)が気付アドレス生成部530へ通知される。RAメッセージに含まれる上記の情報は、移動端末50がハンドオーバ(ここでは、アクセスルータ40の配下からアクセスルータ42の配下へのハンドオーバ)した場合に異なるものとなる。
【0059】
そして、気付アドレス生成部530によって、RAメッセージに含まれる情報から、移動端末50がハンドオーバ先であるアクセスルータ42の配下で使用するCoAが新たに生成される。CoAが新たに生成されると(ST2000)、生成されたCoAを含むBUメッセージがBUメッセージ送信部540によって送信部570から送信される(ST2100)。また、BUメッセージが送信されると、3つ以上の重複Ackを送信するために重複Ack送信要求がBUメッセージ送信部540からAck送信部560へ出力される。そして、重複Ack送信要求が出力されると、Ack送信部560によって、3つ以上の重複Ackが送信部570を介して送信される(ST2200)。
【0060】
これにより、移動端末50がハンドオーバしたことによって相手端末20が送信したパケットが移動端末50受信されなかった場合でも、相手端末20は、3つ以上の重複Ackを受信することによってハンドオーバ直前に移動端末50に受信されたパケットの次のパケットを送信することができる。
【0061】
次に、本実施の形態の移動通信システムの動作の具体例について、図6に示すシーケンス図を参照しながら説明する。なお、図6において、点線はパケットのの伝送を示し、実線はパケット以外のメッセージの伝送を示している。各パケットには、シーケンス番号(SN)が振られており、ここでは、SN=100のパケットから順に伝送されるものとする。
【0062】
まず、移動端末50は、アクセスルータ40と接続している場合、BUメッセージによってアクセスルータ40の配下で使用するCoAとホームアドレスを相手端末20へ通知する。そして、相手端末20は、SN=100のパケットを送信する。
【0063】
そして、移動端末50は、受信部510でSN=100のパケットを受信すると、TCPセグメント処理部550によって受信パケットを処理し、シーケンス番号(ここでは100)をAck送信部560へ通知する。Ack送信部560は、SN=101のパケットを要求するAckをアクセスルータ40を介して相手端末20へ送信する。相手端末20は、Ackを受信すると、SN=101のパケットを送信する。
【0064】
ここで、移動端末50が、アクセスルータ40の配下からアクセスルータ42の配下へハンドオーバすると、SN=101のパケットは伝送路上において廃棄される。
【0065】
その後、移動端末50は、受信部510でアクセスルータ42から送信されたRAメッセージを受信する。そして、移動端末50のRAメッセージ処理部520によって、RAメッセージに含まれるアクセスルータ42のプレフィックス情報が気付アドレス生成部530へ通知され、気付アドレス生成部530によって気付アドレスに基づくCoAが生成される。
【0066】
なお、CoAの生成には、“draft−ietf−mobileip−ipv6−15.txt”に記載されている2種類の方法(すなわち、ステートレス・アドレス・コンフィギュレーション、またはステートフル・アドレス・コンフィギュレーション)などを使用することができる。例えば、ステートレス・アドレス・コンフィギュレーションを用いる場合は、移動端末50は、RAメッセージに含まれるアクセスルータ42のプレフィックス情報からアクセスルータ42のネットワークアドレスを取得し、取得されたネットワークアドレスと移動端末50が有するレイヤ2アドレスとを結合することによりCoAを生成する。
【0067】
そして、移動端末50は、生成されたCoAをBUメッセージに含める処理をBUメッセージ送信部540で行い、このBUメッセージを相手端末20へ通知する。さらに、移動端末50は、BUメッセージ直後に、BUメッセージ送信部540による重複Ack送信要求に応じて、Ack送信部560からSN=101のパケットの送信を要求する3つ以上の重複Ackを送信する。これにより、相手端末20は、ファストリトランスミッション(Fast Retransmission)を行うこととなり、従来であればタイムアウト待ち時間内であるタイミングでパケットの再送を行い、移動端末50のハンドオーバに起因してパケット廃棄が生じた場合に、相手端末20は必要以上に廃棄されたパケットのAckの受信を待機して、タイムアウト待ち状態となることを防ぐことができる。
【0068】
このように、本実施の形態によれば、移動端末は、RAメッセージを受信してCoAを更新した場合に、更新したCoAを含むBUメッセージ送信し、移動端末がハンドオーバ直前に受信したパケットの次のパケットを要求するための3つ以上の重複Ackを送信するため、移動端末のハンドオーバ時のパケット送信停止時間を短縮することができ、TCPスループットを向上することができる。
【0069】
なお、本実施の形態におけるパケット通信方法を実現するためには、相手端末は、TCP/IPおよびモバイルIP機能を搭載していればよく、他の機能を追加する必要はない。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、TCPスループットを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る相手端末の構成を示すブロック図
【図2】実施の形態1に係る相手端末の動作を示すフロー図
【図3】実施の形態1に係る移動通信システムの動作の一例を示すシーケンス図
【図4】本発明の実施の形態2に係る移動端末の構成を示すブロック図
【図5】実施の形態2に係る移動端末の動作を示すフロー図
【図6】実施の形態2に係る移動通信システムの動作の一例を示すシーケンス図
【図7】移動通信システムの構成の一例を示す図
【図8】従来の移動通信システムの動作の一例を示すシーケンス図
【符号の説明】
210、510 受信部
220 BUメッセージ処理部
230 位置管理部
240 Ack処理部
250 タイムアウト判定部
260 パケット再送部
270、570 送信部
520 RAメッセージ処理部
530 気付アドレス生成部
540 BUメッセージ送信部
550 TCPセグメント処理部
560 Ack送信部

Claims (8)

  1. 通信相手局からのパケットの受信確認応答に応じてパケットを送信する送信手段と、
    前記通信相手局がハンドオーバしたことを検出する検出手段と、
    前記通信相手局のハンドオーバが検出されると、ハンドオーバ直前に送信したパケットを新たな転送経路で前記通信相手局へ再送させるように前記送信手段を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする通信端末装置。
  2. 前記検出手段は、
    前記通信相手局の位置情報を含む結合更新メッセージを受信する結合更新メッセージ受信部と、
    結合更新メッセージに含まれる位置情報を保持する位置管理部と、
    を有し、
    保持された位置情報が更新された場合に前記通信相手局がハンドオーバしたことを検出することを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  3. 前記制御手段は、
    受信確認応答が受信されないパケットの再送待ち時間中にタイムアウトを強制的に発生させるタイムアウト発生部、を有し、
    タイムアウト発生直後からパケットの再送を開始させることを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  4. パケットを受信する受信手段と、
    自装置がハンドオーバすると、ハンドオーバ直前に受信したパケットの次のパケットの再送を要求する要求手段と、
    を有することを特徴とする通信端末装置。
  5. 前記要求手段は、
    受信されたパケットの受信確認応答を送信する受信確認応答送信部、を有し、
    前記受信確認応答送信部は、
    自装置の位置情報が更新された場合に当該位置情報の更新直前に受信したパケットに対する複数の受信確認応答を送信することを特徴とする請求項4記載の通信端末装置。
  6. 請求項4または請求項5のいずれかに記載の通信端末装置を有することを特徴とする移動端末装置。
  7. 通信相手局がハンドオーバしたことを検出するステップと、
    前記通信相手局のハンドオーバを検出すると、ハンドオーバ直前に送信したパケットを新たな転送経路で前記通信相手局へ再送するステップと、
    を有することを特徴とするパケット通信方法。
  8. 自装置がハンドオーバすると、ハンドオーバ直前に受信したパケットの次のパケットの再送を要求するステップ、
    を有することを特徴とするパケット通信方法。
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