JP2004080251A - 論理パス情報の復旧方法及び装置並びにコンピュータプログラム - Google Patents

論理パス情報の復旧方法及び装置並びにコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】異常時に備えてバックアップしていたPVC情報、LSP情報などの論理パス情報をリストアする場合に確実に通信を復旧させる。
【解決手段】記憶装置206のPVC情報のATM局側装置103へのリストア処理が起動された時に、ATM加入者装置101毎にPVCのリンク確立状態を確認し(ステップ303)、確認結果が「確立状態」である場合にはリストアすることなくそのままステップ305に進み、他方、「確立状態」でない場合には、記憶装置にバックアップされたPVC情報を取得して、当該ATM加入者装置に対応するATMセル交換部203に設定する(ステップ304)。エッジルータ107a、107b、LSR108がMPLS網においてLSPを確立するためのLSP情報も同様にリストアする。
【選択図】    図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、異常時に備えてバックアップしていた論理パス情報をリストアして通信を復旧させる論理パス情報の復旧方法及び装置並びにコンピュータプログラムに関する。
本発明は、特に加入者に高速・大容量の通信サービスを提供する非同期転送(ATM)モードを用いてポイント・マルチポイント型で双方向通信を行う伝送システムのATM局側装置において、異常時に備えてバックアップしていたPVC(Permanent Virtual Channel)情報をリストアする場合に好適な論理パス情報の復旧方法及び装置並びにコンピュータプログラムに関する。
また本発明は、特に加入者に高速・大容量の通信サービスを提供するMPLS(Multi Protocol Label Switching)網のエッジルータやLSR(Label Switching Router)において、異常時に備えてバックアップしていたLSP(Label switching Path)情報をリストアする場合に好適な論理パス情報の復旧方法及び装置並びにコンピュータプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来例として、例えば特開平10−164079号公報では、ATMノード内のPVC情報記録部へ、網管理システムより設定されたPVCを記憶しておくことにより、ATMノードの異常時において、網管理システムからの再設定なしに、ATMノードの情報記録部のPVC情報記録部からPVC設定を読み出し、ATMノードの運用再開を可能としている。このように、従来の技術においてもATMノードの異常時におけるATMノード再起動時の自動復旧が可能となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例においては、PVC情報などの論理パス情報をシステム監視装置から固定的に設定することが条件となっているので、以下のような問題点がある。
(1)ATM加入者装置からATM局側装置間の通信路を2以上のATM加入者装置で共有するようなシステム構成において、悪意を持ったユーザによるPVC情報の偽装接続を防止するために、ATM加入者装置とATM局側装置間において、所定の契機においてPVC情報を新たに導出して接続を行う対策を取るシステムでは、PVC情報を導出するとともに記憶装置にバックアップされているPVC情報の更新を行う必要がある。
【0004】
しかしながら、ATM局側装置の異常時において、過去にバックアップしたPVC情報の強制的なリストア、又はATM加入者装置とATM局側装置間において導出したPVC情報を記憶装置にバックアップできなかった場合、記憶装置にバックアップされているPVC情報を単にATM局側装置にリストアするだけでは、ATM局側装置が導出し設定したPVC情報と、ATM加入者装置に設定されたPVC情報とが異なってしまう場合があり、PVCを復旧させることができないという問題点があった。
【0005】
(2)また、MPLS網におけるエッジルータやLSRのように、シグナリングプロトコルを用いて動的に経路、論理パスとしてのLSPを確立するようなシステムでは、LSP情報を導出するとともに記憶装置にバックアップされるLSP情報の更新を行う必要がある。しかしながら、エッジルータやLSRの異常時において、過去にバックアップしたLSP情報の強制的なリストア、又はエッジルータやLSRにおいて導出したLSP情報を記憶装置にバックアップできなかった場合、記憶装置にバックアップされたLSP情報を単にエッジルータやLSRにリストアするだけでは、エッジルータやLSRが導出し設定し、確立しているLSPに対しては、リストアしたLSP情報が古く、LSPが切断されてしまう場合があり、保守者において異常LSPを特定し、異常LSPに対する情報のみをリストアしなければならないという問題点があった。
【0006】
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的とするところは、異常時に備えてバックアップしていたPVC情報、LSP情報などの論理パス情報をリストアする場合に確実に通信を復旧させることができる論理パス情報の復旧方法及び装置並びにコンピュータプログラムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1、2にそれぞれ記載の発明の論理パス情報の復旧方法及び装置並びに請求項8に記載の発明のコンピュータプログラムは、
バックアップされた論理パス情報をリストアして通信を復旧させる際に論理パス情報毎にそのリンク状態を確認して、リンクが確立している場合にはリストアせず、リンクが確立していない場合にのみリストアするように構成した。
【0008】
上記構成により、セキュリティ対策として所定の契機でPVCの導出を行うATMシステムにおいても、ATM局側装置の異常時に、システム管理者が異常PVCを特定することなく記憶装置上にバックアップされた全PVC情報のリストア指示を行った場合、正常な通信を行っているPVCに対して切断又は瞬断などの影響を与えることなく、ATMシステム全体の復旧を行うことができ、システムの保守作業を容易にすることが可能となる。
また、シグナリングプロトコルによって動的にLSPの導出を行うMPLS網においても、エッジルータやLSRの異常時に、システム管理者が異常LSPを特定することなく記憶装置上にバックアップされた全LSP情報のリストア指示を行うことによって、正常な通信を行っているLSPに対して切断または瞬断などの影響を与えることなく、MPLSシステム全体の復旧を行うことができ、システムの保守作業を容易にすることが可能となる。また、エッジルータやLSRのリセット時または電源投入時においても、自動的にLSPを復旧させることが可能となる。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の論理パス情報の復旧装置において、
前記論理パス情報をリストアした後に、論理パス情報毎にそのリンク状態を再確認し、リンクが確立していない論理パス情報に対して新たな論理パス情報を導出して前記第1の記憶手段にリストアするよう構成した。
【0010】
上記構成により、ATM局側装置にリストアしたPVC情報が、当該ATM加入者装置に設定されている既導出PVC情報と異なっていた場合においても、次の導出契機を待たずにPVC情報を強制的に導出することによって、PVCを復旧させることが可能となる。また、セキュリティ対策としてPVCの導出を行ったATMシステムにおいても、保守者の手を介さず自動的に通信を復旧させることが可能となる。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の論理パス情報の復旧装置において、リンクが確立しているために論理パス情報をリストアしなかった場合に、前記第2の記憶手段にバックアップされている論理パス情報を削除し、前記第1の記憶手段にストアされている論理パス情報を前記第2の記憶手段にストアするよう構成した。
【0012】
上記構成により、ATM加入者装置に設定されているPVC情報と、ATM局側装置に設定されたPVC情報が異なる場合においても、記憶装置上にバックアップされるPVC情報を現在通信状態であるPVC情報に自動的に更新するので、保守者の手を介さず自動的に記憶装置上にバックアップされるPVC情報を最新の値とすることが可能となる。
また、記憶装置にバックアップされたLSP情報をリストアしないLSPに対し、記憶装置上にバックアップされるLSP情報を現在通信状態であるLSP情報に自動的に更新することにより、保守者の手を介さず自動的に記憶装置上にバックアップされるLSP情報を最新の値とすることが可能となる。
【0013】
請求項5に記載の発明は、請求項2から4のいずれか1つに記載の論理パス情報の復旧装置において、
リセット時又は電源投入時には、前記第1の記憶手段に論理パス情報が存在しない場合には、無条件に前記第2の記憶手段にバックアップされた論理パス情報を前記第1の記憶手段にリストアするよう構成した。
【0014】
上記構成により、ATM局側装置のリセット時又は電源投入時には、各ATM加入者装置に対するPVCの確立状態を確認することなく、記憶装置上にバックアップされたPVC情報をリストアするので、起動処理時間を短縮し、通信復旧までの時間を短縮することが可能となる。
また、エッジルータやLSRのリセット時または電源投入時には、各LSP加入者装置に対するLSPのリンク確立状態を確認することなく、記憶装置上にバックアップされたLSP情報をリストアするので、起動処理時間を短縮し、通信復旧までの時間を短縮することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
<第1の実施の形態>
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明に係るATM交換システムの一実施の形態を示すブロック図、図2は図1のATM局側装置の構成を詳しく示すブロック図、図3は図1、図2のATM局側装置のPVC復旧処理を説明するためのフローチャートである。
【0016】
図1において、ATM加入者装置101はユーザの通信装置102を収容し、ATM局側装置103は2台以上からなるATM加入者装置101を分岐装置104を介して接続し、ATM網105と各ATM加入者装置101間のATMセルの転送・廃棄を行う。また、ATM局側装置103にはシステム監視装置106が接続され、システム監視装置106はATM局側装置103に対し、ATM加入者装置101のPVCとATM網105のPVCの設定、接続及び切断指示を行う。
【0017】
図2は、ATM局側装置103の機能ブロック図を示す。システム監視装置インタフェース201は、システム監視装置106とのインタフェースを行い、システム監視装置106から受信した指示内容をPVC制御部202に通知する。PVC制御部202では、システム監視装置106からの指示に従い、接続指示時には加入者側インタフェース204を通じて、あらかじめ所定のPVC情報によって各ATM加入者装置101との間に固定的に接続されている制御用PVCを通じて、ATM加入者装置101との間でPVC情報を導出し、導出したPVC情報をATMセル交換部203に設定する。
【0018】
一方、ATM加入者装置101では、導出したPVC情報を自装置であるATM加入者装置101に設定し、ATM加入者装置101とATM局側装置103間のPVC情報が同値となることによって、ATM加入者装置101とATM局側装置103間にPVCが接続され、ATMセル交換部203は網側インタフェース205を介してATM網105とのセル交換を開始する。また、導出したPVC情報を異常時に備えて記憶装置206にバックアップする。
【0019】
なお、ATM網105側のPVC情報は、システム監視装置106から固定的に設定され、PVC制御部202がATMセル交換部203に設定するとともに、記憶装置206にバックアップする。一方、切断指示時には制御用PVCを通じて、当該ATM加入者装置101へのPVC情報削除指示を行うとともに、ATMセル交換部203の当該ATM加入者装置101に対するPVC情報を削除し、記憶装置206上にバックアップされた当該PVC情報を削除する。
【0020】
図3は、本発明のフローチャートを示す。保守者によるシステム監視装置106からの復旧指示又はATM局側装置103のリセット又は電源投入による自動的な制御によって、記憶装置206のPVC情報のATM局側装置103へのリストア処理が起動された時に、システム監視装置106からのリストア指示であるか、リセット又は電源投入による初期起動であるかを判定する(ステップ301)。判定結果が初期起動である場合には、記憶装置206にバックアップされた全てのPVC情報を無条件にATMセル交換部203へリストアし(ステップ301→302)、次いでステップ306以降の処理を行う。
【0021】
一方、ステップ301において初期起動でないと判断した場合には、ATM加入者装置101毎にPVC(図では単にVCとして示す)のリンク確立状態を確認し(ステップ303)、確認結果が「確立状態」である場合にはリストアすることなくそのままステップ305に進み、他方、「確立状態」でない場合には、記憶装置206にバックアップされたPVC情報を取得して、当該ATM加入者装置101に対応するATMセル交換部203に設定し(ステップ304)、次いでステップ305に進む。ステップ305では、全てのATM加入者装置101に対する処理が完了したかどうかを判定し、全てのATM加入者装置101に対して処理が完了するまでステップ303〜304の処理を繰り返す。
【0022】
次に、ATM加入者装置101毎にPVCのリンク確立状態を再度確認する (ステップ306)。確認結果が「確立」である場合にはそのままステップ308に進み、他方、確認結果が「未確立」であった場合には、当該ATM加入者装置101に対してPVC情報の導出を行い、導出したPVC情報をATMセル交換部203の当該ATM加入者装置101に対して設定する(ステップ307)。これにより、ATM加入者装置101とATM局側装置103のPVC情報が異なったままとなり、次のPVC導出契機までPVCが切断されたままとなることを防ぐ。次に、全てのATM加入者装置101に対する処理が完了したかどうかを判定し(ステップ308)、全てのATM加入者装置101に対して処理が完了するまでステップ306〜307の処理を繰り返す。
【0023】
次に、記憶装置206にバックアップされた全てのPVC情報と、該当するATM加入者装置101に対するATMセル交換部203のPVC情報が同値であるかどうかを判定し(ステップ309)、判定結果が異なる場合には、当該ATM加入者装置101に対するPVC情報を記憶装置206にバックアップし(ステップ310)、次いで処理終了(ステップ311)となる。判定結果が同値である場合には、そのまま処理終了(ステップ311)となる。
【0024】
<第2の実施の形態>
図4は本発明の第2の実施の形態のシステム構成を示す。図4において、エッジルータ107a、107bはそれぞれ通信端末102a、102bを収容し、LSR108はエッジルータ107a、107b間に設置され、MPLSパケットの中継転送を行う。なお、LSRは、エッジルータ間に複数台設置する構成を取ることも可能である。また、エッジルータ107a、107b、LSR108にはシステム監視装置106aが接続され、システム監視装置106aはエッジルータ107a、107b、LSR108の制御、監視を行う。
【0025】
図5はエッジルータ107(107a、107b)の、また、図6はLSR108の機能ブロック図を示す。図5において、システム監視装置インタフェース201aは、システム監視装置106aとのインタフェースを行い、システム監視装置106aから受信した指示内容をLSP制御部202aに通知する。LSP制御部202aでは、通信端末102(102a、102b)からの接続または切断要求に従い、シグナリングプロトコルを用いたLSP確立または切断制御を行うとともに、導出したLSP情報を異常時に備えて記憶装置206aにバックアップする。また、異常時にはシステム監視装置106aからの制御に従い、記憶装置206aにバックアップしたLSP情報のMPLSパケット変換部203aにリストアする。
【0026】
MPLSパケット変換部203aは、通信端末102を接続する通信端末インタフェース204aから受信したパケットに対しMPLSラベルを付加し、網側インタフェース205a側に出力する。また、網側インタフェース205aから受信したMPLSパケットからラベルを削除し、通信端末インタフェース204a側に出力を行う。通信端末インタフェース204aと網側インタフェース205aは複数実装することが可能である。
【0027】
図6において、システム監視装置インタフェース201aは、システム監視装置106aとのインタフェースを行い、システム監視装置106aから受信した指示内容をLSP制御部202aに通知する。LSP制御部202aでは、エッジルータ107からのシグナリングプロトコルを受信し、LSP確立または切断制御を行うとともに、導出したLSP情報を記憶装置206aにバックアップする。また、異常時にはシステム監視装置106aからの制御に従い、記憶装置206aにバックアップしたLSP情報のMPLSパケット転送部207にリストアする。MPLSパケット転送部207は、網側インタフェース205aa、205baのいずれかから受信したMPLSパケットをラベル値に従って、該当する網側インタフェース205a(205aa、205ba)に出力する。網側インタフェース205aは複数実装することが可能である。
【0028】
図7は第2の実施の形態におけるエッジルータ107、LSR108の処理を示す。まず、第1の実施の形態と同様に、保守者によるシステム監視装置106aからの復旧指示、又はエッジルータ107、LSR108のリセット又は電源投入による自動的な制御によって、記憶装置206aのLSP情報のエッジルータ107、LSR108のリストア処理が起動された時に、システム監視装置106aからのリストア指示であるか、リセットまたは電源投入による初期起動であるかを判定する(ステップ301a)。判定結果が初期起動である場合には、記憶装置206aにバックアップされた全てのLSP情報を無条件にMPLSパケット変換部203a、MPLSパケット転送部207へリストアし(ステップ301a→302a)、次いでステップ309a以降の処理を行う。
【0029】
一方、ステップ301aにおいて初期起動でないと判断した場合には、LSP毎にリンク確立状態を確認し(ステップ303a)、確認結果が「確立状態」である場合にはリストアすることなくステップ305aに進む。他方、ステップ303aにおいて「確立状態」でない場合には、記憶装置206aにバックアップされたLSP情報を取得し、当該LSPに対応するMPLSパケット変換部203a、MPLSパケット転送部207に設定する(ステップ304a)。次に、全てのLSPに対する処理が完了したかどうかを判定し(ステップ305a)、全てのLSP加入者装置に対して処理が完了するまでステップ303a、304aの処理を繰り返す。
【0030】
次に、記憶装置206aにバックアップされた全てのLSP情報と、MPLSパケット変換部203a、MPLSパケット転送部207に設定されたLSP情報が同値であるかどうかを判定し(ステップ309a)、判定結果が異なる場合には、当該LSP情報を記憶装置206aにバックアップし(ステップ310a)、次いで処理終了(ステップ311a)となる。判定結果が同値である場合にはそのまま処理終了(ステップ311a)となる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1、2、6〜8記載の発明によれば、セキュリティ対策として所定の契機でPVCの導出を行うATMシステムにおいても、ATM局側装置の異常時に、システム管理者が異常PVCを特定することなく記憶装置上にバックアップされた全PVC情報のリストア指示を行った場合、正常な通信を行っているPVCに対して切断又は瞬断などの影響を与えることなく、ATMシステム全体の復旧を行うことができ、システムの保守作業を容易にすることが可能となる。
また、シグナリングプロトコルによって動的にLSPの導出を行うMPLS網においても、エッジルータやLSRの異常時に、システム管理者が異常LSPを特定することなく記憶装置上にバックアップされた全LSP情報のリストア指示を行うことによって、正常な通信を行っているLSPに対して切断または瞬断などの影響を与えることなく、MPLSシステム全体の復旧を行うことができ、システムの保守作業を容易にすることが可能となる。また、エッジルータやLSRのリセット時または電源投入時においても、自動的にLSPを復旧させることが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、ATM局側装置にリストアしたPVC情報が、当該ATM加入者装置に設定されている既導出PVC情報と異なっていた場合においても、次の導出契機を待たずにPVC情報を強制的に導出することによって、PVCを復旧させることが可能となる。また、セキュリティ対策としてPVCの導出を行ったATMシステムにおいても、保守者の手を介さず自動的に通信を復旧させることが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、ATM加入者装置に設定されているPVC情報と、ATM局側装置に設定されたPVC情報が異なる場合においても、記憶装置上にバックアップされるPVC情報を現在通信状態であるPVC情報に自動的に更新するので、保守者の手を介さず自動的に記憶装置上にバックアップされるPVC情報を最新の値とすることが可能となる。
また、記憶装置にバックアップされたLSP情報をリストアしないLSPに対し、記憶装置上にバックアップされるLSP情報を現在通信状態であるLSP情報に自動的に更新することにより、保守者の手を介さず自動的に記憶装置上にバックアップされるLSP情報を最新の値とすることが可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、ATM局側装置のリセット時又は電源投入時には、各ATM加入者装置に対するPVCの確立状態を確認することなく、記憶装置上にバックアップされたPVC情報をリストアするので、起動処理時間を短縮し、通信復旧までの時間を短縮することが可能となる。
また、エッジルータやLSRのリセット時または電源投入時には、各LSP加入者装置に対するLSPのリンク確立状態を確認することなく、記憶装置上にバックアップされたLSP情報をリストアするので、起動処理時間を短縮し、通信復旧までの時間を短縮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る論理パス情報の復旧方法及び装置並びにコンピュータプログラムの一実施の形態としてATM交換システムを示すブロック図
【図2】図1のATM局側装置の構成を詳しく示すブロック図
【図3】図1、図2のATM局側装置のPVC復旧処理を説明するためのフローチャート
【図4】本発明に係る論理パス情報の復旧方法及び装置並びにコンピュータプログラムの第2の実施の形態としてMPLS網を示すブロック図
【図5】図4のエッジルータの構成を詳しく示すブロック図
【図6】図5のLSRの構成を詳しく示すブロック図
【図7】図4のエッジルータ、LSRのLSP復旧処理を説明するためのフローチャート
【符号の説明】
101 ATM加入者装置
102 通信装置
102a、102b 通信端末
103 ATM局側装置
104 分岐装置
105 ATM網
106、106a システム監視装置
107、107a、107b エッジルータ
108 LSR(Label Switching Router)
201、201a システム監視装置インタフェース
202 PVC制御部
202a LSP制御部
203 ATMセル交換部
203a MPLSパケット交換部
204 加入者側インタフェース
204a 通信端末インタフェース
205、205a、205aa、205ba 網側インタフェース
206、206a 記憶装置
207 MPLSパケット転送部

Claims (8)

  1. 論理パス情報を設定して第1の記憶手段にストアし、前記第1の記憶手段にストアされた論理パス情報に基づいて論理パスを設定するとともに、前記第1の記憶手段にストアされた論理パス情報を異常時に備えてバックアップして第2の記憶手段にストアする論理パス情報の復旧方法であって、
    前記第2の記憶手段にバックアップされた論理パス情報を異常時に前記第1の記憶手段にリストアして通信を復旧させる際に論理パス情報毎にそのリンク状態を確認するステップと、
    リンクが確立している場合にはリストアせず、リンクが確立していない場合にのみリストアするステップとを、
    有する論理パス情報の復旧方法。
  2. 論理パス情報を設定して第1の記憶手段にストアし、前記第1の記憶手段にストアされた論理パス情報に基づいて論理パスを設定する論理パス設定手段と、
    前記第1の記憶手段にストアされた論理パス情報を異常時に備えてバックアップして第2の記憶手段にストアする手段と、
    前記第2の記憶手段にバックアップされた論理パス情報を異常時に前記第1の記憶手段にリストアして通信を復旧させる際に論理パス情報毎にそのリンク状態を確認し、リンクが確立している場合にはリストアせず、リンクが確立していない場合にのみリストアする手段とを、
    有する論理パス情報の復旧装置。
  3. 前記論理パス情報をリストアした後に、論理パス情報毎にそのリンク状態を再確認し、リンクが確立していない論理パス情報に対して新たな論理パス情報を導出して前記第1の記憶手段にリストアするよう構成した請求項2に記載の論理パス情報の復旧装置。
  4. 請求項2又は3に記載の論理パス情報の復旧装置において、リンクが確立しているために論理パス情報をリストアしなかった場合に、前記第2の記憶手段にバックアップされている論理パス情報を削除し、前記第1の記憶手段にストアされている論理パス情報を前記第2の記憶手段にストアするよう構成した論理パス情報の復旧装置。
  5. リセット時又は電源投入時には、前記第1の記憶手段に論理パス情報が存在しない場合には、無条件に前記第2の記憶手段にバックアップされた論理パス情報を前記第1の記憶手段にリストアするよう構成した請求項2から4のいずれか1つに記載の論理パス情報の復旧装置。
  6. 前記論理パス情報は、ATM局側装置が各ATM加入者装置とATM網との間のセル交換を行うためのPVC情報であることを特徴とする請求項2から5のいずれか1つに記載の論理パス情報の復旧装置。
  7. 前記論理パス情報は、エッジルータ、LSRがMPLS網においてLSPを確立するためのLSP情報であることを特徴とする請求項2から5のいずれか1つに記載の論理パス情報の復旧装置。
  8. 論理パス情報を設定して第1の記憶手段にストアし、前記第1の記憶手段にストアされた論理パス情報に基づいて論理パスを設定するとともに、前記第1の記憶手段にストアされた論理パス情報を異常時に備えてバックアップして第2の記憶手段にストアする通信装置におけるコンピュータプログラムであって、
    前記第2の記憶手段にバックアップされた論理パス情報を前記第1の記憶手段にリストアして通信を復旧させる際に論理パス情報毎にそのリンク状態を確認するステップと、
    リンクが確立している場合にはリストアせず、リンクが確立していない場合にのみリストアするステップとを、
    有するコンピュータプログラム。
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