JP2004079727A - エッチング終点検出方法、エッチング終点検出システム、エッチング装置、およびエッチング終点検出プログラム - Google Patents

エッチング終点検出方法、エッチング終点検出システム、エッチング装置、およびエッチング終点検出プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】エッチング時に発生する信号の変化量が小さい場合にも高い精度でエッチングの終点を検出する。
【課題を解決するための手段】
まず、被エッチング材をエッチングするときにエッチング装置内で発生する第1信号が取得される。次に、取得した第1信号に対して多項式による線形モデルまたは非線形モデルが求められる。この後、第1信号と求めたモデルの計算値との誤差が求められる。そして、誤差の時間変化率が所定のしきい値を超えるときにエッチングの終点が検出される。終点の検出はエッチング装置の制御部に伝えられ、エッチングが停止される。実測値とモデルとのずれは、エッチングの終点付近でのみ大きくなる。このため、第1信号の変化が小さく緩やかな場合にも高いSN比で終点を検出できる。これにより、エッチングの終点を精度よく確実に検出できる。
【解決手段】
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体集積回路の製造工程で使用されるドライエッチング装置に関する。特に、本発明は、エッチング処理の終了時期を高い精度で検出する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
ドライエッチングは、ガスプラズマ中のイオンと反応成分(ラジカル)とを利用して、ウエハ状態の半導体集積回路上の被エッチング材料をエッチングする技術である。半導体集積回路上の薄膜をホトレジストパターンをマスクとして選択的にエッチングすることにより、トランジスタのゲート、配線等の回路パターンおよびコンタクトホールが形成される。
ドライエッチングにおいては、被エッチング材料(例えば、SiO、SiN、ポリシリコン、金属など)のエッチングの終了時期を正確に検出することが重要である。一般に、エッチングの終了時期は、被エッチング材料の下地が露出したことを光学的または電気的に検出することで判定される。
【0003】
光学的な検出手法の一つである発光分光法は、ドライエッチング時の反応ガスプラズマの発光を利用し、エッチングガス中に放出される特定波長の時間に対する発光強度の変化の度合いからエッチングの終点を検出する。
電気的な検出手法では、ドライエッチング装置の高周波電力の供給線における高周波信号の変化(例えば、電圧、インピーダンス等)を計測して、その度合いの変化からエッチングの終点を検出する。具体的には、発光強度または電気信号の一次微分値や二次微分値を求め、求めた値に基づいて終点が判定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
近年、半導体装置上に形成されるパターンの微細化に伴い、被エッチング面積が小さくなってきている。このため、ホトレジストの開口率は、減少する傾向にある。特に、コンタクトホールの形成工程は、他の工程に比べ、ホトレジストの開口率は小さい。ホトレジストの開口率が減少すると、被エッチング材料のエッチング量が減る。このため、終点での信号の変化量は小さくなり、変化も緩やかになる。上述したような発光強度または高周波信号の一次微分値や二次微分値に基づいて終点を検出する手法では、S/N比が小さくなる。したがって、エッチングの終点を検出することが困難になってきている。
【0005】
本発明の目的は、被エッチング材料のドライエッチングに伴って変化する信号の変化量が小さい場合にも高い精度でエッチングの終点を検出することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1のエッチング終点検出方法、請求項5のエッチング終点検出システム、請求項7のエッチング装置および請求項9のエッチング終点検出プログラムでは、まず、被エッチング材をエッチングするときにエッチング装置内で発生する第1信号が取得される。次に、取得した第1信号に対して多項式による線形モデルまたは非線形モデルが求められる。この後、第1信号と求めたモデルの計算値との誤差が求められる。そして、誤差の時間変化率が所定のしきい値を超えたことに応答してエッチングの終点が検出される。終点の検出はエッチング装置の制御部に伝えられ、エッチングが停止される。
【0007】
エッチングを行うエッチング終点検出システムおよびエッチング装置において、例えば、第1信号は計測部で取得され、線形モデルまたは非線形モデルは第1演算部で求められ、誤差は第2演算部求められ、エッチングの終点の検出および制御部への終点の伝達は検出部で行われる。また、エッチングを行うエッチング装置は、被エッチング材が載置される第1電極と、第1電極に対向して配置される第2電極とを有する真空チャンバと、第1および第2電極にそれぞれ接続されている高周波電力の供給線路とを有している。
【0008】
上記エッチングの終点検出の手順は、エッチング終点検出システムが実行し、またはエッチング装置が実行するエッチング終点検出プログラムに含まれている。例えば、第1信号は計測プログラムの実行によって取得され、線形モデルまたは非線形モデルは第1演算プログラムの実行によって求められ、誤差は第2演算プログラムによって求められ、エッチングの終点の検出および制御部への終点の伝達は検出プログラムによって実行される。
【0009】
実測された第1信号値と線形モデルまたは非線形モデルの計算値との誤差を用いると、実測値とモデルとのずれ(=誤差)は、エッチングの終点付近でのみ大きくなる。このため、第1信号の変化が小さく緩やかな場合にも高いSN比で終点を検出できる。これにより、エッチングの終点を精度よく確実に検出できる。特に、ホトレジストの開口率が小さい場合に有効である。また、誤差を求めることで第1信号の変化率が平均化されるため、第1信号に含まれるノイズの影響を緩和でき、エッチングの終点をさらに精度よく確実に検出できる。
【0010】
請求項2のエッチング終点検出方法、請求項6のエッチング終点検出システム、請求項8のエッチング装置および請求項10のエッチング終点検出プログラムでは、まず、被エッチング材をエッチングするときにエッチング装置内で発生する第1信号が取得される。次に、取得した第1信号に対して多項式による線形モデルおよび非線形モデルの複数が求められる。この後、第1信号と求めたモデルの計算値との誤差がそれぞれ求められる。次に、誤差の積が求められる。そして、積の時間変化率が所定のしきい値を超えたことに応答してエッチングの終点が検出される。終点の検出はエッチング装置の制御部に伝えられ、エッチングが停止される。
【0011】
エッチングを行うエッチング終点検出システムおよびエッチング装置において、例えば、第1信号は計測部で取得され、線形モデルおよび非線形モデルの少なくともいずれかは第1演算部で求められ、誤差は第2演算部で求められ、誤差の積は第3演算部で求められ、エッチングの終点の検出および制御部への終点の伝達は検出部で行われる。また、エッチングを行うエッチング装置は、被エッチング材が載置される第1電極と、第1電極に対向して配置される第2電極とを有する真空チャンバと、第1および第2電極にそれぞれ接続されている高周波電力の供給線路とを有している。
【0012】
上記エッチングの終点検出の手順は、エッチング終点検出システムで実行され、またはエッチング装置が実行するエッチング終点検出プログラムに含まれている。例えば、第1信号は計測プログラムの実行によって取得され、線形モデルおよび非線形モデルの少なくともいずれかは第1演算プログラムの実行によって求められ、誤差は第2演算プログラムによって求められ、誤差の積は演算プログラムによって求められ、第3エッチングの終点の検出および制御部への終点の伝達は検出プログラムによって実行される。
【0013】
誤差の積は、エッチングの終点付近でのみ大きくなり、終点以外では小さくなる。このため、第1信号の変化が小さく緩やかな場合にもさらに高いSN比で終点を検出できる。これにより、エッチングの終点をさらに精度よく確実に検出できる。特に、ホトレジストの開口率が小さい場合に有効である。また、誤差を求めることで第1信号の変化率が平均化されるため、第1信号に含まれるノイズの影響を緩和でき、エッチングの終点をさらに精度よく確実に検出できる。
【0014】
請求項3のエッチング終点検出方法では、第1信号は、エッチング装置における高周波電力の供給線路で計測される(電圧、電流、位相、インピーダンス、インピーダンスの抵抗成分、インピーダンスのリアクタンス成分、電力)の基本波、(電圧、電流、位相、インピーダンス、インピーダンスの抵抗成分、インピーダンスのリアクタンス成分、電力)の高調波成分、および自己バイアス電圧を示す電気的信号のうち、少なくとも1つ以上の信号である。電気的信号は、従来より一般に使用されているセンサおよび計測装置により検出および計測できる。このため、低いコストでエッチングの終点を精度よく確実に検出できる。また、センサおよび計測装置を、既にあるエッチング装置に取り付けるだけで、終点の検出精度を容易に向上できる。
【0015】
請求項4のエッチング終点検出方法では、第1信号は、エッチング処理中に発生する光の発光強度信号である。発生する光は、例えば、従来より一般に使用されている分光器によって検出でき、検出した光を発光強度信号に変換できる。このため、低いコストでエッチングの終点を精度よく確実に検出できる。また、分光器等を、既にあるエッチング装置に取り付けるだけで、終点の検出精度を容易に向上できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態を示している。この実施形態は、請求項1、請求項3、請求項5、請求項7および請求項9に対応している。
ドライエッチング装置は、真空チャンバ10、整合器12、プラズマを発生させるための高周波電源14、流量制御器16、18、ガス圧力制御器20、整合器22、半導体ウエハ等の被エッチング材10aへのイオンの入射エネルギーを制御する高周波電源24、VIセンサ26、計測部28、終点検出部30および制御部32を有している。VIセンサ26、計測部28および終点検出部30により、終点検出システムSYSが構成されている。本発明のドライエッチング装置は、既存のドライエッチング装置に終点検出システムSYSを付加することで構成される。
【0017】
真空チャンバ10は、半導体ウエハ等の被エッチング材10aが載置される下部電極(第1電極)10bと、下部電極10bに対向して配置される上部電極(第2電極)10cとを有している。整合器12は、上部電極10cと高周波電源14とを接続する高周波電力の供給線路SL1のインピーダンスを合わせる。高周波電源14は、所定の周波数の高周波電圧を供給線路SL1に出力する。
【0018】
流量制御器16、18は、制御部32からの制御信号に応じて、真空チャンバ10にそれぞれ導入されるエッチング用の反応ガスの流量を調整する。流量制御器16、18は、ガスボンベなどの反応ガスの供給源にそれぞれ接続されている。エッチング時に制御部32により流量制御器16、18の弁が調整されることで、所定の混合比の反応ガスが真空チャンバ10に導入される。
【0019】
制御ガス圧力制御器20は、制御部32からの制御信号に応じて、真空チャンバ10内を所定の圧力に保持する。ガス圧力制御器20は、真空ポンプに接続されている。
整合器22は、下部電極10bと高周波電源24とを接続する高周波電力の供給線路SL2のインピーダンスを合わせる。高周波電源24は、制御部32からの制御信号に応じて、所定の周波数の高周波電圧を供給線路SL2に出力する。
【0020】
VIセンサ26は、供給線路SL2の電圧および電流を電気信号として計測部28に出力する。計測部28は、VIセンサ26から伝えられる電気信号に基づいて供給線路SL2の電圧値、電流値、および電圧と電流の位相を計測し、計測した値を終点検出部30に出力する。
終点検出部30は、パーソナルコンピュータ等のコンピュータで構成されている。換言すれば、パーソナルコンピュータは、終点検出用プログラムを実行することで終点検出部30として機能する。終点検出用プログラムは、CDROMあるいはフロッピーディスク等の記録媒体に格納されている。パーソナルコンピュータは、操作者の指示に応じて、終点検出用プログラムを自身のメモリにロードする。メモリ内の終点検出プログラムが実行されると、終点検出部30(パーソナルコンピュータ)は、計測部28から伝えられる電圧、電流、あるいは位相からなる電気的信号値を用いて演算し、ドライエッチングの終点を検出する。エッチングの終点の検出方法については後述する。終点検出部30は、終点を検出したときに、制御部32に検出信号DETを出力する。
【0021】
制御部32は、ドライエッチング装置全体を制御する中枢部である。制御部32は、検出信号DETを受信したとき、高周波電源14、24をオフし、エッチングを停止する。
図2は、図1に示した終点検出部30の動作を示している。図2のフローは、終点検出プログラムにより実行される。すなわち、このフローは、終点検出プログラムを示している。
【0022】
まず、終点検出部30は、計測部28から転送される高周波信号(この実施形態では高周波電圧)を所定の間隔でサンプリングする(処理(a))。サンプリング間隔は、ドライエッチング装置の操作者により設定可能な可変パラメータである。なお、終点検出部30がサンプリングする高周波信号は、高周波電圧に限らず、供給線路SL2の(電流、電圧と電流の位相、インピーダンス、インピーダンスの抵抗成分、インピーダンスのリアクタンス成分、電力)の基本波、(電圧、電流、電圧と電流の位相、インピーダンス、インピーダンスの抵抗成分、インピーダンスのリアクタンス成分、電力)の高調波成分、および自己バイアス電圧を示す電気的信号のいずれかでもよい。
【0023】
次に、終点検出部30は、サンプリングした信号のうち、予め設定されているモデル化区間長に含まれる信号を使用して、線形モデルまたは非線形モデルを計算する(処理(b))。ここで、モデル化区間長は、最新にサンプリングされた信号から過去のある時点にサンプリングされた所定数の信号を含む区間である。線形または非線形モデルは、モデル化区間長の他、必要に応じて、サンプリングされた高周波信号を平均化処理したデータを使用して求められる。ただし、データ点数(信号平均化データ点数)がパラメータとなる。
【0024】
式(1)は、モデルを求めるための多項式を示している。ここで、nはデータ点数、tは時間、aは係数である。
【数1】
Figure 2004079727
モデル化区間長およびデータ点数は、ドライエッチング装置の操作者により設定可能な可変パラメータである。モデルを計算する処理(b)は、第1演算部および第1演算プログラムに対応している。
【0025】
次に、終点検出部30は、サンプリングされた実測信号値と処理(b)で求めたモデルの計算値との誤差を計算する(処理(c))。誤差として、例えば、式(2)に示す平均2乗誤差が使用される。ここで、nはデータ点数(モデル化区間長)、yiは、モデル化区間のi番目の測定値、yimodelは、モデル化区間のi番目のモデルの計算値である。
【0026】
【数2】
Figure 2004079727
誤差を計算する処理(c)は、第2演算部および第2演算プログラムに対応している。
次に、終点検出部30は、終点検出遅延時間および終点判定しきい値を使用して、誤差の時間変化率からエッチングの終点を検出する(処理(d))。終点検出遅延時間は、プラズマ放電の開始から予め設定した時間を示している。この時間には、終点は判定されない。そして、終点検出遅延時間後に誤差の時間変化率がしきい値を超えたときに、エッチングが終点に達したと判定される。誤差の時間変化率がしきい値を超えない場合、終点検出部30は、誤差がしきい値を超えるまで、処理(a)、(b)、(c)、(d)を繰り返し実行する。終点検出遅延時間および終点判定しきい値は、ドライエッチング装置の操作者により設定可能な可変パラメータである。終点を判定する処理(d)は、検出部および検出プログラムに対応している。
【0027】
終点が検出された場合、終点検出部30は、検出信号DETを出力する(処理(e))。図1に示した制御部32は、検出信号DETを受信したとき、エッチングを停止し、あるいはオーバエッチングの処理を実行する。
図3は、線形モデルを使用してエッチングの終点を検出する例を示している。
この例では、ドライエッチング装置の真空チャンバ10には、反応ガスとしてC/Ar/O(=18/420/11sccm)が導入され、ガス圧は、35mTorrに設定される。上部電極10cおよび下部電極10bの印加電力は、1250Wおよび850Wにそれぞれ設定されている。真空チャンバ10には、ホトレジストの開口率が1%の酸化膜付きシリコンウエハが収納される。そして、ホトレジストの開口部の酸化膜がエッチングされ、下地のシリコンが露出したときにエッチングの終点が検出される。
【0028】
図1に示した終点検出部30は、200msのサンプリング間隔で高周波信号の電圧をサンプリングする。モデル化区間長は30データ点数(=6秒)に設定されている。終点検出遅延時間は、28秒に設定されている。すなわち、ドライエッチングの開始から28秒が経過するまでは終点検出は行われない。終点判定しきい値は、例えば、40×10(平均2乗誤差×係数)に設定されている。また、計測部28で計測した電圧値のノイズを除去するため、例えば、10点の移動平均による平均化処理が行われる。なお、ノイズの除去処理は、生信号波形に含まれるノイズの大きさに応じて行えばよい。
【0029】
図3に示すように、エッチングの終点に対応する67秒付近において、平均2乗誤差は大きく変化し、それ以外の時間では変化は小さい。このため、大きなSN比で終点を検出できる。したがって、ドライエッチングの終点を確実かつ正確に検出できる。終点は、平均2乗誤差×係数が、しきい値を超えたとき、または一度しきい値を超えてから再びしきい値以下になったときに検出される。すなわち、終点は、誤差の時間変化率が所定のしきい値を超えたことに応答して検出される。
【0030】
図4は、2次式モデルを使用してエッチングの終点を検出する例を示している。
サンプリング間隔は、200msに設定されている。モデル化区間長は40データ点数(=8秒)に設定されている。終点判定しきい値は、20×10(平均2乗誤差×係数)に設定されている。また、計測部28で計測した電圧値のノイズを除去するため、例えば、15点の移動平均による平均化処理が行われる。その他の条件は図3と同じである。
【0031】
この例では、平均2乗誤差は65秒付近および67秒付近でピークが高くなっている。67秒のピークの方が、65秒のピークより大きいため、67秒付近で終点が検出される。なお、本実施形態のように終点付近に2つのピークができる場合には、しきい値を15×10に設定し、平均2乗誤差がしきい値を2回超えたときに終点を検出してもよい。
【0032】
図5は、3次式モデルを使用してエッチングの終点を検出する例を示している。
サンプリング間隔は、200msに設定されている。モデル化区間長は60データ点数(=12秒)に設定されている。終点判定しきい値は、18×10(平均2乗誤差)に設定されている。その他の条件は図3と同じである。3次式モデルを使用した場合にも、終点付近で大きなピークが現れるため、図3(線形モデル)および図4(2次式モデル)と同様に、終点の検出を確実にできる。
【0033】
なお、線形モデル、2次式モデル、3次式モデルは、ドライエッチング装置の操作者により選択される。また、4次式以上のモデルでは、誤差の変化率が大きくなるため、SN比が小さくなり終点のピークを判定しにくくなる。このため、使用するモデルは、1次、2次、3次のいずれかが望ましい。
図6は、第1の実施形態における比較例を示している。
【0034】
この例では、計測部28により測定された高周波電圧により終点の検出を試みている。67秒付近で下地のシリコンが露出し、電圧波形がわずかに変化している。しかし、この程度の微弱な信号変化では、終点を検出できない。
図7は、第1の実施形態における別の比較例を示している。
この例では、高周波電圧の1次微分値により終点の検出を試みている。しかし、終点付近での信号変化は、終点以外での信号変化と同じレベルであり、終点を確実に検出することは困難である。
【0035】
以上、本実施形態では、エッチング時に供給される高周波電圧の実測値(電気的信号)と、実測値に対する多項式による線形モデルまたは非線形モデルの計算値との平均2乗誤差を求め、誤差の時間変化率が所定のしきい値を超えるときにエッチングの終点を検出した。このとき、実測値とモデルとのずれ(=誤差)は、エッチングの終点付近でのみ大きくなる。このため、高周波電圧の変化が小さく緩やかな場合にも高いSN比で終点を検出できる。特に、半導体ウエハ上にエッチング用のマスクとして形成されるホトレジストの開口率が小さい場合に、エッチングの終点を精度よく確実に検出できる。また、誤差を求めることで高周波電圧の変化率が平均化されるため、高周波電圧に含まれるノイズの影響を緩和でき、エッチングの終点をさらに精度よく確実に検出できる。
【0036】
高周波電圧は、従来より一般に使用されているセンサおよび計測装置(この例では、VIセンサ26および計測部28)により測定できる。このため、低いコストでエッチングの終点を精度よく確実に検出できる。また、VIセンサ26および計測部28(終点検出システムSYS)を、既に設置してあるエッチング装置に取り付けるだけで、終点の検出精度を容易に向上できる。
【0037】
図8は、本発明の第2の実施形態を示している。この実施形態は、請求項2、請求項3、請求項6、請求項8および請求項10に対応している。第1の実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
この実施形態のドライエッチング装置は、第1の実施形態(図1)の終点検出部30の代わりに終点検出部30Aを有している。その他の構成は、第1の実施形態とほぼ同じである。
【0038】
終点検出部30Aは、パーソナルコンピュータ等のコンピュータで構成されている。換言すれば、パーソナルコンピュータは、終点検出用プログラムを実行することで終点検出部30Aとして機能する。終点検出用プログラムは、CDROMあるいはフロッピーディスク等の記録媒体に格納されている。パーソナルコンピュータは、操作者の指示に応じて、終点検出用プログラムを自身のメモリにロードする。終点検出プログラムが実行されると、終点検出部30A(パーソナルコンピュータ)は、計測部28から伝えられる電圧、電流、あるいは位相からなる電気的信号値を用いて演算し、複数のモデル式を求め、これ等モデル式に基づいてドライエッチングの終点を検出する。エッチングの終点の検出方法については後述する。終点検出部30Aは、終点を検出したときに、制御部32に検出信号DETを出力する。
【0039】
図9は、図8に示した終点検出部30Aの動作を示している。図9のフローは、終点検出プログラムにより実行される。すなわち、このフローは、終点検出プログラムを示している。第1の実施形態(図2)と同じ処理については、詳細な説明を省略する。
まず、終点検出部30Aは、計測部28から転送される高周波信号(この実施形態では高周波電圧)を所定の間隔でサンプリングする(処理(a))。なお、終点検出部30Aがサンプリングする高周波信号は、高周波電圧に限らず、供給線路SL2の(電流、電圧と電流の位相、インピーダンス、インピーダンスの抵抗成分、インピーダンスのリアクタンス成分、電力)の基本波、(電圧、電流、電圧と電流の位相、インピーダンス、インピーダンスの抵抗成分、インピーダンスのリアクタンス成分、電力)の高調波成分、および自己バイアス電圧を示す電気的信号のいずれかでもよい。
【0040】
次に、終点検出部30Aは、サンプリングした信号のうち、予め設定されているモデル化区間長に含まれる信号を使用して、線形モデルおよび非線形モデルを複数求める(処理(b))。この例では、線形モデルと2次式モデルが求められる。
次に、終点検出部30Aは、サンプリングされた実測信号値と処理(b)で求めた線形モデルの計算値との誤差、および実測信号値と処理(b)で求めた2次式モデルの計算値との誤差をそれぞれ計算する(処理(c))。誤差として、例えば、平均2乗誤差が使用される。誤差を計算する処理(c)は、第2演算部および第2演算プログラムに対応している。
【0041】
次に、終点検出部30Aは、処理(c)で求めた誤差の積を、時間毎に計算する(処理(f))。誤差の積を計算する処理(f)は、第3演算部および第3演算プログラムに対応している。
次に、終点検出部30Aは、終点検出遅延時間および終点判定しきい値を使用して、誤差の積の時間変化率からエッチングの終点を検出する(処理(d))。終点検出部30Aは、誤差の積がしきい値を超えるまで、処理(a)、(b)、(c)、(f)、(d)を繰り返し実行する。終点を判定する処理(d)は、検出部および検出プログラムに対応している。
【0042】
終点が検出された場合、終点検出部30は、検出信号DETを出力する(処理(e))。図1に示した制御部32は、検出信号DETを受信したとき、エッチングを停止し、あるいはオーバエッチングの処理を実行する。
図10は、線形モデルおよび2次式モデルを使用した平均2乗誤差の積の時間変化率を利用してエッチングの終点を検出する例を示している。
【0043】
ドライエッチングの条件は、第1の実施形態とほぼ同じである。図10に示すように、エッチングの終点に対応する67秒付近において、平均2乗誤差の積は大きく変化し、それ以外の時間の変化は、第1の実施形態(図3、4、5)より小さくなる。すなわち、第1の実施形態よりさらに大きなSN比を得ることができる。したがって、ドライエッチングの終点をさらに確実かつ正確に検出できる。
【0044】
この実施形態においても、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施形態では、平均2乗誤差の積が、所定のしきい値を超えたときにエッチングの終点を検出した。誤差の積はエッチングの終点付近でのみ大きくなり、終点以外では小さくなる。このため、高周波電圧の実測値(電気的信号)の変化が小さく緩やかな場合に、第1の実施形態よりさらに高いSN比で終点を検出できる。
【0045】
図11は、本発明の第3の実施形態を示している。この実施形態は、請求項1〜請求項3、請求項5〜請求項10に対応している。第1および第2の実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
この実施形態のドライエッチング装置は、終点検出システムSYSの構成が第1の実施形態(図1)と相違している。
【0046】
終点検出システムSYSは、高周波電力の供給線路SL2に順次接続されたVIセンサ26aおよび計測部28aと、高周波電力の供給線路SL1に順次接続されたVIセンサ26bおよび計測部28bと、計測部28a、28bの出力を受ける終点検出部30Bとで構成されている。その他の構成は、第1の実施形態とほぼ同じである。
【0047】
終点検出部30Bは、パーソナルコンピュータ等のコンピュータで構成されている。換言すれば、パーソナルコンピュータは、終点検出用プログラムを実行することで終点検出部30Bとして機能する。終点検出部30B(パーソナルコンピュータ)は、計測部28a、28bから伝えられる電圧、電流、あるいは位相からなる電気的信号値を用いて演算し、線形モデル式および非線形モデル式の少なくともいずれかを求め、求めたモデル式に基づいてドライエッチングの終点を検出する。エッチングの終点の検出方法は、第1の実施形態または第2の実施形態と同様である。終点検出部30Bは、終点を検出したときに、制御部32に検出信号DETを出力する。
【0048】
この実施形態においても、上述した第1および第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
図12は、本発明の第4の実施形態を示している。この実施形態は、請求項1、請求項3、請求項5、請求項7および請求項9に対応している。第1および第2の実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
【0049】
この実施形態のドライエッチング装置は、終点検出システムSYSの構成が第1の実施形態(図1)と相違している。終点検出システムSYSは、供給線路SL2ではなく供給線路SL1に接続されている。終点検出システムSYSは、第3の実施形態と同様に、VIセンサ26b、計測部28bおよび終点検出部30Cを有している。本実施形態では、供給線路SL1の高周波信号を利用して終点が検出される。
【0050】
終点検出部30Cの機能は、第1の実施形態の終点検出部30または第2の実施形態の終点検出部30Aと同じである。すなわち、エッチングの終点の検出方法は、第1の実施形態または第2の実施形態と同様である。
この実施形態においても、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0051】
図13は、本発明の第5の実施形態を示している。この実施形態は、請求項1、請求項3、請求項5、請求項7および請求項9に対応している。第1の実施形態(図2)で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
この実施形態のドライエッチング装置では、終点検出部は、複数の高周波信号をサンプリングし、線形および非線形モデルのいずれかを求める。高周波信号として、高周波電力の供給線路の(電圧、電流、これ等電圧、電流の位相、インピーダンス、インピーダンスの抵抗成分、インピーダンスのリアクタンス成分、電力)の基本波、(電圧、電流、これ等電圧、電流の位相、インピーダンス、インピーダンスの抵抗成分、インピーダンスのリアクタンス成分、電力)の高調波成分、および自己バイアス電圧を示す電気的信号のうち複数が使用される。そして、第1の実施形態と同様に、実測信号値と求めたモデルの計算値との誤差の変化率により終点が検出される。
【0052】
この実施形態においても、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
図14は、本発明の第6の実施形態を示している。この実施形態は、請求項2、請求項3、請求項6、請求項8および請求項10に対応している。第2の実施形態(図9)で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
【0053】
この実施形態のドライエッチング装置では、終点検出部は、複数の高周波信号をサンプリングし、線形および非線形モデルの複数を求める。高周波信号として、高周波電力の供給線路の(電圧、電流、これ等電圧、電流の位相、インピーダンス、インピーダンスの抵抗成分、インピーダンスのリアクタンス成分、電力)の基本波、(電圧、電流、これ等電圧、電流の位相、インピーダンス、インピーダンスの抵抗成分、インピーダンスのリアクタンス成分、電力)の高調波成分、および自己バイアス電圧を示す電気的信号のうち複数が使用される。そして、複数のモデルについて、実測信号値と求めたモデルの計算値との誤差がそれぞれ求められる。この後、第2の実施形態と同様に、これ等誤差の積が時間毎に求められ、誤差の積の変化率により終点が検出される。
【0054】
この実施形態においても、上述した第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
図15は、本発明の第7の実施形態を示している。この実施形態は、請求項1、請求項3、請求項5、請求項7および請求項9に対応している。第1の実施形態(図1)で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
【0055】
この実施形態では、ドライエッチング装置の終点検出部30Fは、制御部32Fに組み込まれている。その他の構成は、第1の実施形態と同様である。
この実施形態においても、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
図16は、本発明の第8の実施形態を示している。この実施形態は、請求項1、請求項4、請求項5、請求項7および請求項9対応している。第1の実施形態(図1、図2)および第2の実施形態(図8、図9)で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
【0056】
この実施形態では、ドライエッチング装置の終点検出システムSYSは、UV分光器34および終点検出部30Gとを有している。終点検出部30Gの機能は、高周波信号が光の発光強度信号に代わることを除き、第1の実施形態または第2の実施形態とほぼ同様である。また、真空チャンバ10には、UV分光器34における光導入用のファイバの先端に対向する位置に窓10dが形成されている。
【0057】
終点検出部30Gは、エッチング処理中に真空チャンバ10内で発する特定の波長の光のプラズマ発光強度信号をUV分光器34を介して受ける。終点検出部30Gは、発光強度信号を所定のサンプリング間隔でサンプリングし、多項式による線形モデル・非線形モデルの少なくともいずれかを求める。終点検出部30Gは、実測した発光強度信号と求めたモデルの計算値との誤差を求める。そして、第1の実施形態(図2)と同様に、誤差の時間変化率からエッチングの終点が検出される。
【0058】
あるいは、終点検出部30Gは、実測した発光強度信号と求めた複数のモデルの計算値との誤差をそれぞれ求め、さらに、これ等誤差の積を求める。そして、第2の実施形態(図9)と同様に、誤差の積の時間変化率からエッチングの終点が検出される。
この実施形態においても、上述した第1および第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施形態では、従来より一般に使用されているUV分光器34によって特定波長のプラズマ発光強度信号を検出することで、上述した十形態と同様に、エッチングの終点を精度よく確実に検出できる。すなわち、低いコストでエッチングの終点を精度よく検出できる。また、UV分光器34を、既に設置してあるエッチング装置に取り付けるだけで、終点の検出精度を容易に向上できる。
【0059】
なお、上述した第1〜第4の実施形態では、エッチングの終点を検出するために高周波電圧信号を計測した例について述べた。本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、高周波信号として、高周波電力の供給線路の(電流、電圧と電流の位相、インピーダンス、インピーダンスの抵抗成分、インピーダンスのリアクタンス成分、電力)の基本波、(電圧、電流、これ等電圧、電流の位相、インピーダンス、インピーダンスの抵抗成分、インピーダンスのリアクタンス成分、電力)の高調波成分、および自己バイアス電圧を示す電気的信号のいずれかを計測して、エッチングの終点を検出してもよい。
【0060】
以上の実施形態において説明した発明を整理して、付記として開示する。
(付記1) 被エッチング材をエッチングするときにエッチング装置内で発生する第1信号を取得し、
取得した前記第1信号に対して多項式による線形モデルおよび非線形モデルのいずれかを求め、
前記第1信号と求めたモデルの計算値との誤差を求め、
前記誤差の時間変化率が所定のしきい値を超えたことに応答してエッチングの終点を検出し、終点検出を前記エッチング装置の制御部に伝えることを特徴とするエッチング終点検出方法。
【0061】
(付記2) 付記1記載のエッチングの終点検出方法において、
前記モデルは、取得した前記第1信号のうち所定の時間範囲の信号に対して求められることを特徴とするエッチング終点検出方法。
(付記3) 被エッチング材をエッチングするときにエッチング装置内で発生する第1信号を取得し、
取得した前記第1信号に対して多項式による線形モデルおよび非線形モデルの複数を求め、
前記第1信号と求めたモデルの計算値との誤差をそれぞれ求め、
前記誤差の積を求め、
前記積の時間変化率が所定のしきい値を超えたことに応答してエッチングの終点を検出し、終点検出を前記エッチング装置の制御部に伝えることを特徴とするエッチング終点検出方法。
【0062】
(付記4) 付記3記載のエッチングの終点検出方法において、
前記各モデルは、取得した前記第1信号のうち所定の時間範囲の信号に対して求められることを特徴とするエッチング終点検出方法。
(付記5) 付記1または付記3記載のエッチング終点検出方法において、
前記モデルの次数は、1次、2次、3次の少なくともいずれかであることを特徴とするエッチング終点検出方法。
【0063】
(付記6) 付記1または付記3記載のエッチング終点検出方法において、
前記第1信号は、エッチング装置における高周波電力の供給線路で計測される(電圧、電流、位相、インピーダンス、インピーダンスの抵抗成分、インピーダンスのリアクタンス成分、電力)の基本波、(電圧、電流、位相、インピーダンス、インピーダンスの抵抗成分、インピーダンスのリアクタンス成分、電力)の高調波成分、および自己バイアス電圧を示す電気的信号のうち、少なくとも1つ以上の信号であることを特徴とするエッチング終点検出方法。
【0064】
(付記7) 付記1または付記3記載のエッチング終点検出方法において、
前記第1信号は、エッチング処理中に発生する光の発光強度信号であることを特徴とするエッチング終点検出方法。
(付記8) 被エッチング材をエッチングするときにエッチング装置内で発生する第1信号を取得する計測部と、
取得した前記第1信号に対して多項式による線形モデルおよび非線形モデルのいずれかを求める第1演算部と、
前記第1信号と求めたモデルの計算値との誤差を求める第2演算部と、
前記誤差の時間変化率が所定のしきい値を超えたことに応答してエッチングの終点を検出し、終点検出を前記エッチング装置の制御部に伝える検出部とを備えていることを特徴とするエッチング終点検出システム。
【0065】
(付記9) 付記8記載のエッチング終点検出システムにおいて、
前記第1演算部は、前記モデルを、取得した前記第1信号のうち所定の時間範囲の信号に対して求めることを特徴とするエッチング終点検出システム。
(付記10) 被エッチング材をエッチングするときにエッチング装置内で発生する第1信号を取得する計測部と、
取得した前記第1信号に対して多項式による線形モデルおよび非線形モデルの複数を求める第1演算部と、
前記第1信号と求めたモデルの計算値との誤差をそれぞれ求める第2演算部と、
前記誤差の積を求める第3演算部と、
前記積の時間変化率が所定のしきい値を超えたことに応答してエッチングの終点を検出し、終点検出を前記エッチング装置の制御部に伝える検出部とを備えていることを特徴とするエッチング終点検出システム。
【0066】
(付記11) 付記10記載のエッチング終点検出システムにおいて、
前記第1演算部は、前記各モデルを、取得した前記第1信号のうち所定の時間範囲の信号に対して求めることを特徴とするエッチング終点検出システム。
(付記12) 付記8または付記10記載のエッチング終点検出システムにおいて、
前記第1演算部が求める前記モデルの次数は、1次、2次、3次の少なくともいずれかであることを特徴とするエッチング終点検出システム。
【0067】
(付記13) 付記8または付記10記載のエッチング終点検出システムにおいて、
前記計測部は、エッチング装置における高周波電力の供給線路で計測した(電圧、電流、位相、インピーダンス、インピーダンスの抵抗成分、インピーダンスのリアクタンス成分、電力)の基本波、(電圧、電流、位相、インピーダンス、インピーダンスの抵抗成分、インピーダンスのリアクタンス成分、電力)の高調波成分、および自己バイアス電圧を示す電気的信号の少なくとも1つ以上を前記第1信号として取得することを特徴とするエッチング終点検出システム。
【0068】
(付記14) 付記8または付記10記載のエッチング終点検出システムにおいて、
前記計測部は、エッチング処理中に発生する光の発光強度信号を前記第1信号として取得することを特徴とするエッチング終点検出システム。
(付記15) 付記14記載のエッチング終点検出システムにおいて、
前記計測部は、分光器であることを特徴とするエッチング終点検出システム。
【0069】
(付記16) 被エッチング材が載置される第1電極と、前記第1電極に対向して配置される第2電極とを有する真空チャンバと、
前記第1および第2電極にそれぞれ接続されている高周波電力の供給線路と、
前記被エッチング材をエッチングするときに発生する第1信号を取得する計測部と、
取得した前記第1信号に対して多項式による線形モデルおよび非線形モデルのいずれかを求める第1演算部と、
前記第1信号と求めたモデルの計算値との誤差を求める第2演算部と、
前記誤差の時間変化率が所定のしきい値を超えたことに応答してエッチングの終点を検出し、終点検出を前記エッチング装置の制御部に伝える検出部とを備えていることを特徴とするエッチング装置。
【0070】
(付記17) 付記16記載のエッチング装置において、
前記第1演算部は、前記モデルを、取得した前記第1信号のうち所定の時間範囲の信号に対して求めることを特徴とするエッチング装置。
(付記18) 被エッチング材が載置される第1電極と、前記第1電極に対向して配置される第2電極とを有する真空チャンバと、
前記第1および第2電極にそれぞれ接続されている高周波電力の供給線路と、
被エッチング材をエッチングするときにエッチング装置内で発生する第1信号を取得する計測部と、
取得した前記第1信号に対して多項式による線形モデルおよび非線形モデルの複数を求める第1演算部と、
前記第1信号と求めたモデルの計算値との誤差をそれぞれ求める第2演算部と、
前記誤差の積を求める第3演算部と、
前記積の時間変化率が所定のしきい値を超えたことに応答してエッチングの終点を検出する検出部とを備えていることを特徴とするエッチング装置。
【0071】
(付記19) 付記18記載のエッチング装置において、
前記第1演算部は、前記各モデルを、取得した前記第1信号のうち所定の時間範囲の信号に対して求めることを特徴とするエッチング装置。
(付記20) 付記16または付記18記載のエッチング装置において、
前記第1演算部が求める前記モデルの次数は、1次、2次、3次の少なくともいずれかであることを特徴とするエッチング装置。
【0072】
(付記21) 付記16または付記18記載のエッチング装置において、
前記計測部は、高周波電力の前記供給線路の少なくとも一方に接続され、この供給線路上の(電圧、電流、位相、インピーダンス、インピーダンスの抵抗成分、インピーダンスのリアクタンス成分、電力)の基本波、(電圧、電流、位相、インピーダンス、インピーダンスの抵抗成分、インピーダンスのリアクタンス成分、電力)の高調波成分、および自己バイアス電圧を示す電気的信号の少なくとも1つ以上を前記第1信号として取得することを特徴とするエッチング装置。
【0073】
(付記22) 付記16または付記18記載のエッチング装置において、
前記計測部は、エッチング処理中に前記真空チャンバで発生する光の発光強度信号を前記第1信号として取得することを特徴とするエッチング装置。
(付記23) 付記22記載のエッチング装置において、
前記計測部は、分光器であることを特徴とするエッチング装置。
【0074】
(付記24) 被エッチング材をエッチングするときにエッチング装置内で発生する第1信号を取得する計測プログラムと、
前記第1信号を用いて多項式による線形モデルおよび非線形モデルのいずれかを求める第1演算プログラムと、
前記第1信号と求めたモデルの計算値との誤差を求める第2演算プログラムと、
前記誤差の時間変化率が所定のしきい値を超えたことに応答してエッチングの終点を検出し、終点検出を前記エッチング装置の制御部に伝える検出プログラムとを備えていることを特徴とするエッチング終点検出プログラム。
【0075】
(付記25) 被エッチング材をエッチングするときにエッチング装置内で発生する第1信号を取得する計測プログラムと、
前記第1信号を用いて多項式による線形モデルおよび非線形モデルの複数を求める第1演算プログラムと、
前記第1信号と求めたモデルの計算値との誤差をそれぞれ求める第2演算プログラムと、
前記誤差の積を求める第3演算プログラムと、
前記積の時間変化率が所定のしきい値を超えたことに応答してエッチングの終点を検出し、終点検出を前記エッチング装置の制御部に伝える検出プログラムとを備えていることを特徴とするエッチング終点検出プログラム。
【0076】
以上、本発明について詳細に説明してきたが、上記の実施形態およびその変形例は発明の一例に過ぎず、本発明はこれに限定されるものではない。本発明を逸脱しない範囲で変形可能であることは明らかである。
【0077】
【発明の効果】
請求項1のエッチング終点検出方法、請求項5のエッチング終点検出システム、請求項7のエッチング装置および請求項9のエッチング終点検出プログラムでは、第1信号の変化が小さく緩やかな場合にも高いSN比で終点を検出できる。これにより、エッチングの終点を精度よく確実に検出できる。特に、被エッチング材上に形成されるホトレジスト(エッチング用のマスク)の開口率が小さい場合にも、エッチングの終点を精度よく検出できる。
【0078】
また、誤差を求めることで第1信号の変化率が平均化されるため、第1信号に含まれるノイズの影響を緩和でき、エッチングの終点をさらに精度よく確実に検出できる。
請求項2のエッチング終点検出方法、請求項6のエッチング終点検出システム、請求項8のエッチング装置および請求項10のエッチング終点検出プログラムでは、第1信号の変化が小さく緩やかな場合にもさらに高いSN比で終点を検出できる。これにより、エッチングの終点をさらに精度よく確実に検出できる。また、誤差を求めることで第1信号の変化率が平均化されるため、第1信号に含まれるノイズの影響を緩和でき、エッチングの終点をさらに精度よく確実に検出できる。
【0079】
請求項3のエッチング終点検出方法では、低いコストでエッチングの終点を精度よく確実に検出できる。また、センサおよび計測装置を、既にあるエッチング装置に取り付けるだけで、終点の検出精度を容易に向上できる。
請求項4のエッチング終点検出方法では、低いコストでエッチングの終点を精度よく確実に検出できる。また、分光器等を、既にあるエッチング装置に取り付けるだけで、終点の検出精度を容易に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態の終点検出部の動作を示すフローチャートである。
【図3】線形モデルを使用してエッチングの終点を検出する例を示すグラフである。
【図4】2次式モデルを使用してエッチングの終点を検出する例を示すグラフである。
【図5】3次式モデルを使用してエッチングの終点を検出する例を示すグラフである。
【図6】第1の実施形態における比較例を示すグラフである。
【図7】第1の実施形態における別の比較例を示すグラフである。
【図8】本発明の第2の実施形態を示すブロック図である。
【図9】第2の実施形態の終点検出部の動作を示すフローチャートである。
【図10】2つのモデルを使用してエッチングの終点を検出する例を示すグラフである。
【図11】本発明の第3の実施形態を示すブロック図である。
【図12】本発明の第4の実施形態を示すブロック図である。
【図13】第5の実施形態の終点検出部の動作を示すフローチャートである。
【図14】第6の実施形態の終点検出部の動作を示すフローチャートである。
【図15】本発明の第7の実施形態を示すブロック図である。
【図16】本発明の第8の実施形態を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 真空チャンバ
10a 被エッチング材
10b 下部電極
10c 上部電極
12 整合器
14 高周波電源
16、18 流量制御器
20 ガス圧力制御器
22 整合器
24 高周波電源
26、26a、26b VIセンサ
28、28a、28b 計測部
30、30A、30B、30C、30F、30G 終点検出部
32、32F 制御部
34 UV分光器
SYS 終点検出システム
SL1、SL2 供給線路
DET 検出信号

Claims (10)

  1. 被エッチング材をエッチングするときにエッチング装置内で発生する第1信号を取得し、
    取得した前記第1信号に対して多項式による線形モデルおよび非線形モデルのいずれかを求め、
    前記第1信号と求めたモデルの計算値との誤差を求め、
    前記誤差の時間変化率が所定のしきい値を超えたことに応答してエッチングの終点を検出し、終点検出を前記エッチング装置の制御部に伝えることを特徴とするエッチング終点検出方法。
  2. 被エッチング材をエッチングするときにエッチング装置内で発生する第1信号を取得し、
    取得した前記第1信号に対して多項式による線形モデルおよび非線形モデルの複数を求め、
    前記第1信号と求めたモデルの計算値との誤差をそれぞれ求め、
    前記誤差の積を求め、
    前記積の時間変化率が所定のしきい値を超えたことに応答してエッチングの終点を検出し、終点検出を前記エッチング装置の制御部に伝えることを特徴とするエッチング終点検出方法。
  3. 請求項1または請求項2記載のエッチング終点検出方法において、
    前記第1信号は、エッチング装置における高周波電力の供給線路で計測される(電圧、電流、位相、インピーダンス、インピーダンスの抵抗成分、インピーダンスのリアクタンス成分、電力)の基本波、(電圧、電流、位相、インピーダンス、インピーダンスの抵抗成分、インピーダンスのリアクタンス成分、電力)の高調波成分、および自己バイアス電圧を示す電気的信号のうち、少なくとも1つ以上の信号であることを特徴とするエッチング終点検出方法。
  4. 請求項1または請求項2記載のエッチング終点検出方法において、
    前記第1信号は、エッチング処理中に発生する光の発光強度信号であることを特徴とするエッチング終点検出方法。
  5. 被エッチング材をエッチングするときにエッチング装置内で発生する第1信号を取得する計測部と、
    取得した前記第1信号に対して多項式による線形モデルおよび非線形モデルのいずれかを求める第1演算部と、
    前記第1信号と求めたモデルの計算値との誤差を求める第2演算部と、
    前記誤差の時間変化率が所定のしきい値を超えたことに応答してエッチングの終点を検出し、終点検出を前記エッチング装置の制御部に伝える検出部とを備えていることを特徴とするエッチング終点検出システム。
  6. 被エッチング材をエッチングするときにエッチング装置内で発生する第1信号を取得する計測部と、
    取得した前記第1信号に対して多項式による線形モデルおよび非線形モデルの複数を求める第1演算部と、
    前記第1信号と求めたモデルの計算値との誤差をそれぞれ求める第2演算部と、
    前記誤差の積を求める第3演算部と、
    前記積の時間変化率が所定のしきい値を超えたことに応答してエッチングの終点を検出し、終点検出を前記エッチング装置の制御部に伝える検出部とを備えていることを特徴とするエッチング終点検出システム。
  7. 被エッチング材が載置される第1電極と、前記第1電極に対向して配置される第2電極とを有する真空チャンバと、
    前記第1および第2電極にそれぞれ接続されている高周波電力の供給線路と、
    前記被エッチング材をエッチングするときに発生する第1信号を取得する計測部と、
    取得した前記第1信号に対して多項式による線形モデルおよび非線形モデルのいずれかを求める第1演算部と、
    前記第1信号と求めたモデルの計算値との誤差を求める第2演算部と、
    前記誤差の時間変化率が所定のしきい値を超えたことに応答してエッチングの終点を検出し、終点検出を前記エッチング装置の制御部に伝える検出部とを備えていることを特徴とするエッチング装置。
  8. 被エッチング材が載置される第1電極と、前記第1電極に対向して配置される第2電極とを有する真空チャンバと、
    前記第1および第2電極にそれぞれ接続されている高周波電力の供給線路と、
    被エッチング材をエッチングするときにエッチング装置内で発生する第1信号を取得する計測部と、
    取得した前記第1信号に対して多項式による線形モデルおよび非線形モデルの複数を求める第1演算部と、
    前記第1信号と求めたモデルの計算値との誤差をそれぞれ求める第2演算部と、
    前記誤差の積を求める第3演算部と、
    前記積の時間変化率が所定のしきい値を超えたことに応答してエッチングの終点を検出する検出部とを備えていることを特徴とするエッチング装置。
  9. 被エッチング材をエッチングするときにエッチング装置内で発生する第1信号を取得する計測プログラムと、
    前記第1信号を用いて多項式による線形モデルおよび非線形モデルのいずれかを求める第1演算プログラムと、
    前記第1信号と求めたモデルの計算値との誤差を求める第2演算プログラムと、
    前記誤差の時間変化率が所定のしきい値を超えたことに応答してエッチングの終点を検出し、終点検出を前記エッチング装置の制御部に伝える検出プログラムとを備えていることを特徴とするエッチング終点検出プログラム。
  10. 被エッチング材をエッチングするときにエッチング装置内で発生する第1信号を取得する計測プログラムと、
    前記第1信号を用いて多項式による線形モデルおよび非線形モデルの複数を求める第1演算プログラムと、
    前記第1信号と求めたモデルの計算値との誤差をそれぞれ求める第2演算プログラムと、
    前記誤差の積を求める第3演算プログラムと、
    前記積の時間変化率が所定のしきい値を超えたことに応答してエッチングの終点を検出し、終点検出を前記エッチング装置の制御部に伝える検出プログラムとを備えていることを特徴とするエッチング終点検出プログラム。
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