JP2004078625A

JP2004078625A - コンテンツ表示システムおよびその方法

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Publication number: JP2004078625A
Application number: JP2002238756A
Authority: JP
Inventors: Takashi Harashima; 原嶋　崇; Takeo Murata; 村田　岳生
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2002-08-20
Filing date: 2002-08-20
Publication date: 2004-03-11

Abstract

【課題】従来から様々な場所に設置された表示装置に大きな改良を加えずに、柔軟なコンテンツ表示およびこの表示装置を用いたコンサルトを行うこと。
【解決手段】ニュースソース配信装置１は、インターネット５に接続され、表示端末２０，２２，２４は、インターネット５に接続する通信インターフェース２０ａ，２２ａ，２４ａを備え、インターネット５に接続された加入者情報端末６と、インターネット５に接続され、ニュースソース配信装置１から配信されたコンテンツを表示端末２０，２２，２４に配信するとともに、加入者情報端末６から要求された配信データを指定された表示端末および日時に配信する管理を行うＡＳＰ事業者装置１０とを備える。
【選択図】　　　図１

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、主に通信社などのニュースソースの配信を受け、文字を表示する現行の設置済み表示装置の通信インタフェース部を、インターネット用通信インタフェース部に交換し、該表示装置を用いて、マルチユーザ対応の多機能化、アンケート、オーダーへの双方向化、表示およびコマーシャルの経営分析支援などの運用管理およびサービスを提供するコンテンツ表示システムおよびその方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来の表示装置は、主に通信社、あるいはＴＶ文字放送、案内電文などのニュースソースの配信を受け、文字を表示するのみという単機能の装置であった。
【０００３】
一方、特開２００１−３２５３５０号に記載された電子メールの公衆表示サービスビジネスは、主にスポーツ選手やタレントなどを応援するファンが、携帯通信端末等の電子メール機能を用いて、スポーツ競技場にある大型表示画面やテレビ画面へ、選手への応援メッセージを表示するなどの、電子メールの公衆表示画面への表示サービスビジネス方法が開示されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した特開２０００−３２５３５０号に記載されたものは、インターネットに接続されたマルチユーザに対応しておらず、表示装置へのコンテンツの配信サービスや表示内容に関するコンサルトを行うことができないという問題点があった。
【０００５】
また、上述したように従来の表示装置では、ニュースソースの配信を受け、文字を表示するという単機能であるため、柔軟なコンテンツを表示装置に表示することができないという問題点があった。
【０００６】
たとえば、複数のユーザが利用し、複数箇所に設置された表示装置のうちの指定された表示装置に、指定した日時にコンテンツを配信することができないという問題点があった。
【０００７】
また、表示データを指定の言語に翻訳したり、ルビをつけるなどコンテンツ加工や、ユーザに対応したコマーシャル効果のコンサルトを行うなどの、マルチユーザに対応した運用管理サービスを提供できないという問題点があった。
【０００８】
さらに、表示装置は公共の場所にも配置されるため、避難誘導表示などに用いることができることが要望されている。
【０００９】
また、コマーシャル表示の効果とニュース表示の効果をその売上、在庫のＳＷＯＴ分析、ＷＢＳ分析、などの経営支援分析を行い、コマーシャルパフォーマンスの分析を行いたい場合もある。
【００１０】
さらに、アンケートおよびオーダーの活用に対する、エンドユーザの携帯電話端末、携帯情報端末、あるいはパーソナルコンピュータ等からの、双方向通信を可能とし、その結果を層別編集したいという要望もある。
【００１１】
この発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、従来から様々な場所に設置された表示装置に大きな改良を加えずに、柔軟なコンテンツ表示およびこの表示装置を用いたコンサルトを行うことができるコンテンツ表示システムおよびその方法を提供することを目的とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項１にかかるコンテンツ表示システムは、ニュースソース配信装置から配信されたコンテンツを表示でき、所定位置に配置された１以上の表示装置を有したコンテンツ表示システムにおいて、前記ニュースソース配信装置は、インターネットに接続され、前記１以上の表示装置は、前記インターネットに接続する通信インターフェースを備え、前記インターネットに接続された加入者情報端末と、前記インターネットに接続され、前記ニュースソース配信装置から配信されたコンテンツを前記１以上の表示装置に配信するとともに、前記加入者情報端末から要求された配信データを指定された表示装置および日時に配信する管理を行う運用管理装置と、を備えたことを特徴とする。
【００１３】
また、請求項２にかかるコンテンツ表示システムは、上記の発明において、前記運用管理装置は、前記加入者情報端末から要求された配信データのコンテンツ加工処理を行うコンテンツ加工手段を備えたことを特徴とする。
【００１４】
また、請求項３にかかるコンテンツ表示システムは、上記の発明において、前記１以上の表示装置は、電力供給遮断時に所定時間の電源供給を行う無停電電源手段を備えたことを特徴とする。
【００１５】
また、請求項４にかかるコンテンツ表示システムは、上記の発明において、前記運用管理装置は、緊急カテゴリーに対応し、少なくとも表示すべき配信データ内容と配信すべき表示装置とパターン化して保持した保持手段を備え、緊急カテゴリーに対応した緊急状況が発生した場合に、保持手段に保持されたパターンを参照して配信処理を行うことを特徴とする。
【００１６】
また、請求項５にかかるコンテンツ表示システムは、上記の発明において、前記運用管理装置は、コンサルトの要求をもとに、コマーシャル表示とその効果とを分析するコンテンツ付加処理手段をさらに備えたことを特徴とする。
【００１７】
また、請求項６にかかるコンテンツ表示システムは、上記の発明において、前記インターネットに接続されたエンドユーザ端末を備え、前記コンテンツ付加処理手段は、アンケート要求をもとに前記表示装置にアンケート表示を行い、該表示装置に表示された回答先への回答結果を収集して編集処理することを特徴とする。
【００１８】
また、請求項７にかかるコンテンツ表示システムは、上記の発明において、前記運用管理装置の使用に対し、従量制または定額制によって課金する処理を行う課金処理手段を備えたことを特徴とする。
【００１９】
また、請求項８にかかるコンテンツ表示方法は、インターネットに接続された１以上の表示装置に対して、ニュースソース配信装置から配信されたコンテンツを表示させるとともに、加入者情報端末から要求された配信データを表示させるコンテンツ表示方法において、前記加入者情報端末から要求された配信データを該加入者情報端末から指定された表示装置および日時に配信する管理を行う運用管理ステップを含むことを特徴とする。
【００２０】
また、請求項９にかかるコンテンツ表示方法は、上記の発明において、前記加入者情報端末から要求された配信データのコンテンツ加工処理を行うコンテンツ加工ステップを含むことを特徴とする。
【００２１】
また、請求項１０にかかるコンテンツ表示方法は、上記の発明において、緊急カテゴリーに対応し、少なくとも表示すべき配信データ内容と配信すべき表示装置とパターン化して保持する保持ステップと、緊急カテゴリーに対応した緊急状況が発生した場合に、前記保持ステップで保持されたパターンを参照して配信処理を行うパターン配信ステップと、を含むことを特徴とする。
【００２２】
また、請求項１１にかかるコンテンツ表示方法は、上記の発明において、コンサルトの要求をもとに、コマーシャル表示とその効果とを分析するコンテンツ付加処理ステップを含むことを特徴とする。
【００２３】
また、請求項１２にかかるコンテンツ表示方法は、上記の発明において、前記インターネットに接続されたエンドユーザ端末を備え、前記コンテンツ付加処理ステップは、アンケート要求をもとに前記表示装置にアンケート表示を行うアンケート表示ステップと、前記表示装置に表示された回答先への回答結果を収集して編集処理する編集処理ステップと、を含むことを特徴とする。
【００２４】
また、請求項１３にかかるコンテンツ表示方法は、上記の発明において、前記運用管理装置の使用に対し、従量制または定額制によって課金する処理を行う課金処理ステップを含むことを特徴とする。
【００２５】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態であるコンテンツ表示システムおよびその方法について詳細に説明する。
【００２６】
図１は、この発明の実施の形態であるコンテンツ表示システムの概要構成を示す図である。図１において、このコンテンツ表示システムは、ニュースソース配信装置１、加入者情報端末６、ＡＳＰ（アプリケーション・サービス・プロバイダ）事業者装置１０、および通信事業者通信媒体１６が、インターネット５に接続され、表示端末２０，２２，２４が通信事業者媒体１６を介してインターネット５に接続される。ここで、表示端末２０，２２，２４は、それぞれインターネット接続を可能にする通信インタフェース２０ａ，２２ａ，２４ａを有する。また、表示端末２０，２２，２４は、小型の無停電電源部（ＵＰＳ）２０ｂ，２２ｂ，２４ｂを有し、火災など緊急時には、消防法に規定された誘導灯ならびに、誘導標識の表示を行うことができ、地震等により電力会社からの電力供給が、遮断されても必要とされる最長１時間のメッセージを表示することができる。なお、表示装置２０，２２，２４は、ユーザが必要とする店舗、電車内、駐車場などの必要とする複数の場所に設置され、通信事業者通信媒体１６を介して送信されたデータを表示する。
【００２７】
あらかじめ加入契約により登録されたユーザの加入者情報端末６は、インターネット５に接続できる携帯電話端末、携帯情報端末、あるいはパーソナルコンピュータ等によって実現され、インターネット５を介してＡＳＰ事業者装置１０と相互に接続し、ホームページへのアクセスあるいは電子メールを送受信する機能を有する。
【００２８】
ＡＳＰ事業者装置１０は、配信管理部１１、コンテンツ加工部１２、コンサルト付加部１３、課金処理部１４、および保持部１５を有する。配信管理部１１は、ユーザの加入者情報端末６から配信管理要求を受けた場合、受領したコマーシャル７などの表示データを、複数箇所に設置された表示装置２０，２２，２４のうちの指定された表示装置に対し、指定された日時に表示データを配信するサービスを行う。
【００２９】
コンテンツ加工部１２は、コンテンツ加工の要求を受け付けると、受領した表示データを指定の言語に翻訳したり、表示文の編集処理を行う。
【００３０】
コンサルト付加部１３は、コンサルトの要求を受け付けると、コマーシャル表示の効果とニュース表示の効果をその売上、在庫の相乗効果をＳＷＯＴ分析、ＷＢＳ分析、などの経営支援分析を行う。また、コンサルト付加部１３は、アンケート調査の場合、表示装置２０，２２，２４への表示アンケート文に対して、エンドユーザ２５，２６の携帯電話端末、携帯情報端末、あるいはパーソナルコンピュータ等から、通信業者通信媒体１６を介して送信された、ＡＳＰ事業者装置１０への回答１５を、編集し、種々の層別分析を行う。この分析結果は、ユーザの加入者情報端末６に送信される。
【００３１】
ニュースソース配信装置１は、通信社などからの一般ニュース、市町村役場などからのローカルニュースを、インターネット５を介してＡＳＰ事業者装置１０に送信する。ニュースソース配信装置１からの受信は、ＴＶ搬送波内文字コードデータ、インターネット経由電子メール、専用回線などによって実現される。
【００３２】
なお、上述したＡＰＳ事業者装置１０のサービスは、事前にユーザ登録したユーザだけが利用することができ、複数のユーザが、個別にあるいは、全ての表示装置２０，２２，２４を共用することもできる。
【００３３】
つぎに、図２に示したフローチャートを参照して、ＡＳＰ事業者装置１０による配信管理処理とコンテンツ加工処理の処理手順について説明する。まず、ニュースソース送信装置１から、通信社などからの一般ニュース、市町村役場などからのローカルニュースが送られる（ステップＳ１０１）と、指定された１種以上のニュースの一斉配信を、指定された表示端末２０，２２，２４に配信する（ステップＳ１０２）。
【００３４】
その後、加入者情報端末６から、緊急ブロードキャスト、配信日時、指定端末、コンテンツ加工、コンサルトの指定などの、コマーシャル配信要求があるか否かを判断し（ステップＳ１０３）、コマーシャル配信要求がある場合には、サービスの取り決めに従って、たとえば全表示枠の１／２０枠に以下のサービス動作を行う。
【００３５】
すなわち、まず緊急広域のブロードキャスト配信の要求があるか否かを判断する（ステップＳ１０４）。この緊急広域のプロードキャスト配信とは、たとえば、図５に示す地下街の対応事例のように、一箇所あるいは数箇所の発火４０４．４０８．４０９．４１０．４１３による火災発生時の大規模店内および地下街などの表示端末４０６．４０７．４１１．４１２．４１４は、火災によって電力会社からの電力供給が、遮断されても必要とされる最長１時間のメッセージを表示４００．４１５することが可能であり、「←非常口は、５ｍ先を右に曲がってすぐ。（強調は赤、白地にグリーンの点滅）」４０１．４１７などの的確な誘導標識の表示４１４を行うことである。また、屋外の表示装置４０５は、「緊急車両が通ります。ここには、車をとめないでください。」などの周辺対応が可能である。このような緊急配信の表示を、‘どの表示端末にどのような表示を行うか？’を事前に数パターン作成し、パターン番号の指示を受けることにより、迅速な一斉配信指示を行う（ステップＳ１０５）。なお、このようなパターンは、保持部１５に保持される。
【００３６】
その後、表示端末に対する他の指定配信要求があるか否かを判断し（ステップＳ１０６）、他の指定配信要求がない場合には、配信先、コンテンツ、配信方法の編集処理を行う（ステップＳ１１５）。なお、この緊急配信の表示は、ＡＳＰ事業者装置１０が、ユーザの依頼を受けて構築する。
【００３７】
他の指定配信要求がある場合、さらに、表示端末に対する日時指定配信の要求があるか否かを判断する（ステップＳ１０７）。この日時指定配信とは、たとえば表示端末２０において、ユーザＡから、毎日９：００〜１７：００までの表示指定を受けた場合、１７：００〜９：００未満までは、ユーザＢの目的とする用途に使用する。また、ユーザＡから、平日の表示指定を受けた場合、土・日・祝日のユーザＢの利用は、可能となる。このような日時指定配信の要求があった場合、目的別に、マルチユーザに対応した指定日時を指示し（ステップＳ１０８）、表示端末に対する他の指定配信要求があるか否かを判断する（ステップＳ１０９）。他の指定配信要求がない場合には、ステップＳ１１５に移行し、配信先、コンテンツ、配信方法の編集処理を行う。
【００３８】
他の指定配信要求がある場合、さらに、表示端末に対する選択表示指定の要求があるか否かを判断する（ステップＳ１１０）。この選択表示指定とは、たとえばユーザＡから、表示端末２０に表示指定を受けた場合、ユーザＢは表示端末２２，２４の利用が可能となる。このような選択表示指定の要求があった場合、用途別に、マルチユーザに対応した表示端末の指定を行い（ステップＳ１１１）、他の指定配信要求があるか否かを判断する（ステップＳ１１２）。他の指定配信要求がない場合には、ステップＳ１１５に移行し、配信先、コンテンツ、配信方法の編集処理を行う。
【００３９】
他の指定配信要求がある場合、さらに表示端末に対するコンテンツ加工の指定があるか否かを判断する（ステップＳ１１３）。このコンテンツ加工とは、たとえば、ユーザから、表示端末に英語文の表示指定を受けた場合、受信した日本語文を英語文に直す処理を行うことである。また、日本語文にルビをつけ、バイリンガルに組み直す処理を行う。このようなコンテンツ加工の指定があった場合、設置場所にあわせて受信文を翻訳・加工し（ステップＳ１１４）、表示端末に対する配信先、コンテンツ、配信方法の編集処理を行う。
【００４０】
ここで、ＡＰＳ事業者装置１０は、図４に示すように、マトリクスを用いた表示端末への表示編集処理を行う。ＡＰＳ事業者装置１０は、この編集結果にしたがって、ニュース一斉送信の送信データを組替え、それぞれの表示端末に対して送信する。ＡＰＳ事業者装置１０は、表示端末に対するコンサルト指定要求がなければ、ニュース一斉配信処理を行い（ステップＳ１１６）、その後、コンサルト指定要求があるか否かを判断する（ステップＳ１１７）。
【００４１】
コンサルト指定要求がある場合、図３に示すコンサルト処理を行い（ステップＳ１１８）、コンサルト指定要求がない場合、ステップＳ１０２に移行する。
【００４２】
図３は、コンサルト処理手順を示すフローチャートである。図３において、まず、経営効果分析の要求があるか否かを判断する（ステップＳ２０１）。この経営効果分析は、たとえば、店舗別の販売データをユーザの加入者情報端末から受信し、表示端末別のコンテンツとの関連分析を行うことである。これによって、表示端末に表示されたニュースソースとの関連から社会の雰囲気と商品の販売とを関連付け、適正在庫を行える販売予測データを提供することができる。この経営効果分析の要求があった場合には、業務データの受信・分析を行った後（ステップＳ２０２）、規定に基づき、ユーザの加入者情報端末に、上述した販売予測データを送信し（ステップＳ２１３）、ステップＳ１１８にリターンする。
【００４３】
経営効果分析の要求でない場合、さらにＣＭ（宣伝）診断の要求であるか否かを判断する（ステップＳ２０３）。このＣＭ診断は、たとえば、店舗別に表示したＣＭ表示と店舗別の販売データとをユーザの加入者情報端末から受信し、ＣＭ効果の関連分析を行うことである。これによって、表示端末に流されるＣＭの効果判定から、ユーザは効果的なＣＭの提供方法を選択することができる。このＣＭ診断の要求があった場合には、販売データの受信・分析を行った後（ステップＳ２０４）、規定に基づき、ユーザの加入者情報端末に、上述したＣＭの効果の判定データを送信し（ステップＳ２１３）、ステップＳ１１８にリターンする。
【００４４】
ＣＭ診断の要求でない場合、さらにアンケート編集分析の要求であるか否かを判断する（ステップＳ２０５）。このアンケート編集分析は、たとえば、表示端末を見る不特定多数のアンケート対象者に、アンケートを行う場合、質問内容とフリーダイヤルなどの回答先を表示し、寄せられた回答を集計し、目的とする編集にレポートすることである。このアンケート編集分析の要求があった場合には、データの配信を行い（ステップＳ２０６）、データの受信を行った（ステップＳ２０７）後、編集分析を行い（ステップＳ２０８）、規定に基づき、ユーザの加入者情報端末に、上述したレポートを送信し（ステップＳ２１３）、ステップＳ１１８にリターンする。
【００４５】
アンケート編集分析の要求でない場合、さらに個別の受託サービスの要求であるか否かを判断する（ステップＳ２０９）。この受託サービスは、たとえば、静寂を要する劇場、図書館などで表示端末による呼び出しを行い、表示された指定のフリーダイヤル先に電子メールでコールバックを返し、あるいは着信番号のＣＴＩを利用したユーザの特定、郵便番号コードによる場所の特定、時刻コードによる日時の指定など、表示された商品やサービスなどのオーダーを受けることができるものである。この受託サービスの要求であった場合には、データの配信を行い（ステップＳ２１０）、データの受信を行った（ステップＳ２１１）後、受託分析、診断を行い（ステップＳ２１２）、規定に基づき、ユーザの加入者情報端末に、上述した呼出を送信し（ステップＳ２１３）、ステップＳ１１８にリターンする。
【００４６】
つぎに、図４に示した表示端末対応のマトリクスについて説明する。図４において、表示端末「Ａ」〜「Ｄ」は、ユーザ「Ａ」とユーザ「Ｂ」によって使用される。たとえば表示端末「Ｄ」は、ユーザ「Ａ」から、緊急要求があればパターン「１」の表示を指定し、表示時刻は、９：００〜１０：００３０５まで、言語は、日文を英文に翻訳３０６し表示される。また、分析は、「３＃」の経営効果分析を実施する。一方、ユーザ「Ｂ」から、緊急要求があればパターン「１」の表示を指定し、表示時刻は、１１：００〜１：００３１１まで、言語は、日文を表示３１２する。このようなマトリクスを用いることによって、表示端末の使用あるいは表示内容を容易に管理することができる。
【００４７】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、１以上の表示装置に、インターネットに接続する通信インターフェースを設けるのみで、既存の表示装置を有効利用し、運用管理装置を介して加入者情報端末から要求された配信データを任意の表示装置に、任意の日時に表示することができ、柔軟なコンテンツ表示を行うことができるという効果を奏する。
【００４８】
また、コンテンツ加工手段が、加入者情報端末から要求された配信データのコンテンツ加工処理を行うようにしているので、ユーザが所望する柔軟なコンテンツ表示を行うことができるという効果を奏する。
【００４９】
また、各表示装置は、電力供給遮断時に所定時間の電源供給を行う無停電電源手段を備えているので、災害等の緊急時における誘導表示を確実に行うことができるという効果を奏する。
【００５０】
また、保持手段が、緊急カテゴリーに対応し、少なくとも表示すべき配信データ内容と配信すべき表示装置とパターン化して保持し、緊急カテゴリーに対応した緊急状況が発生した場合に、保持手段に保持されたパターンを参照して配信処理を行うようにしているので、迅速かつ適切なコンテンツ表示を行うことができるという効果を奏する。
【００５１】
また、コンテンツ付加手段が、コンサルトの要求をもとに、コマーシャル表示とその効果とを分析するようにし、あるいは、アンケート要求をもとに表示装置にアンケート表示を行い、該表示装置に表示された回答先への回答結果を収集して編集処理することができるようにしているので、コンテンツ表示の付加価値を得ることができるという効果を奏する。
【００５２】
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の実施の形態であるコンテンツ表示システムの概要構成を示す図である。
【図２】ＡＳＰ事業者装置による配信管理処理とコンテンツ加工処理とを示すフローチャートである。
【図３】図２に示したコンサルト処理手順を示すフローチャートである。
【図４】表示端末のマトリクス管理内容を示す図である。
【図５】緊急配信時における緊急状況と表示内容との関連を示す図である。
【符号の説明】
１　ニュースソース配信装置
５　インターネット
６　加入者情報端末
１０　ＡＳＰ事業者装置
１１　配信管理部
１２　コンテンツ加工部
１３　コンサルト付加部
１４　課金処理部
１５　保持部
１６　通信業者通信媒体
２０，２２，２４　表示端末
２０ａ，２２ａ，２４ａ　通信インターフェース
２０ｂ，２２ｂ，２４ｂ　無停電電源装置
２５，２６　エンドユーザ

Claims

ニュースソース配信装置から配信されたコンテンツを表示でき、所定位置に配置された１以上の表示装置を有したコンテンツ表示システムにおいて、
前記ニュースソース配信装置は、インターネットに接続され、
前記１以上の表示装置は、前記インターネットに接続する通信インターフェースを備え、
前記インターネットに接続された加入者情報端末と、
前記インターネットに接続され、前記ニュースソース配信装置から配信されたコンテンツを前記１以上の表示装置に配信するとともに、前記加入者情報端末から要求された配信データを指定された表示装置および日時に配信する管理を行う運用管理装置と、
を備えたことを特徴とするコンテンツ表示システム。
前記運用管理装置は、前記加入者情報端末から要求された配信データのコンテンツ加工処理を行うコンテンツ加工手段を備えたことを特徴とする請求項１に記載のコンテンツ表示システム。
前記１以上の表示装置は、電力供給遮断時に所定時間の電源供給を行う無停電電源手段を備えたことを特徴とする請求項１または２に記載のコンテンツ表示システム。
前記運用管理装置は、緊急カテゴリーに対応し、少なくとも表示すべき配信データ内容と配信すべき表示装置とパターン化して保持した保持手段を備え、緊急カテゴリーに対応した緊急状況が発生した場合に、保持手段に保持されたパターンを参照して配信処理を行うことを特徴とする請求項１〜３のいずれか一つに記載のコンテンツ表示システム。
前記運用管理装置は、コンサルトの要求をもとに、コマーシャル表示とその効果とを分析するコンテンツ付加処理手段をさらに備えたことを特徴とする請求項１〜４のいずれか一つに記載のコンテンツ表示システム。
前記インターネットに接続されたエンドユーザ端末を備え、
前記コンテンツ付加処理手段は、アンケート要求をもとに前記表示装置にアンケート表示を行い、該表示装置に表示された回答先への回答結果を収集して編集処理することを特徴とする請求項５に記載のコンテンツ表示システム。
前記運用管理装置の使用に対し、従量制または定額制によって課金する処理を行う課金処理手段を備えたことを特徴とする請求項１〜６のいずれか一つに記載のコンテンツ表示システム。
インターネットに接続された１以上の表示装置に対して、ニュースソース配信装置から配信されたコンテンツを表示させるとともに、加入者情報端末から要求された配信データを表示させるコンテンツ表示方法において、
前記加入者情報端末から要求された配信データを該加入者情報端末から指定された表示装置および日時に配信する管理を行う運用管理ステップを含むことを特徴とするコンテンツ表示方法。
前記加入者情報端末から要求された配信データのコンテンツ加工処理を行うコンテンツ加工ステップを含むことを特徴とする請求項８に記載のコンテンツ表示方法。
緊急カテゴリーに対応し、少なくとも表示すべき配信データ内容と配信すべき表示装置とパターン化して保持する保持ステップと、
緊急カテゴリーに対応した緊急状況が発生した場合に、前記保持ステップで保持されたパターンを参照して配信処理を行うパターン配信ステップと、
を含むことを特徴とする請求項８または９に記載のコンテンツ表示方法。
コンサルトの要求をもとに、コマーシャル表示とその効果とを分析するコンテンツ付加処理ステップを含むことを特徴とする請求項８〜１０のいずれか一つに記載のコンテンツ表示方法。
前記インターネットに接続されたエンドユーザ端末を備え、
前記コンテンツ付加処理ステップは、
アンケート要求をもとに前記表示装置にアンケート表示を行うアンケート表示ステップと、
前記表示装置に表示された回答先への回答結果を収集して編集処理する編集処理ステップと、
を含むことを特徴とする請求項８〜１１のいずれか一つに記載のコンテンツ表示方法。
前記運用管理装置の使用に対し、従量制または定額制によって課金する処理を行う課金処理ステップを含むことを特徴とする請求項８〜１２のいずれか一つに記載のコンテンツ表示方法。