JP2004078345A - 防犯噴射装置 - Google Patents

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Akifumi Tsuchida
土田 明文
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Abstract

【課題】遠隔操作で確実に着色剤を噴射して犯人に着色剤を取り付け、犯人の識別を容易にする防犯噴射装置を提供する。
【解決手段】建物の出入口等の上方に取り付けられる本体14と、本体14の内側に取り付けられ着色剤が圧縮気体とともに充填されているスプレー缶32と、本体14に形成されスプレー缶32の噴射口36に対面する透孔30とを備える。スプレー缶32に隣接して設けられスプレー缶32の噴射口36を開いて着色剤を噴射させるソレノイド38と、ソレノイド38を遠隔操作する遠隔操作ボタン62,64を備える。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、金融機関の店舗などの出入口に取り付けられる防犯噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
郵便局や銀行等の金融機関では、いろいろな防犯対策が施され、さらに種々の防犯用の用品が用いられている。そのうち、逃走する犯人を特定するため、強盗事件等の犯人が店内から逃走するときに、犯人に投げつけて色をつけるカラーボールがある。このカラーボールは、強い力が加えられると容易に破損する皮膜で作られ、皮膜の内側には蛍光塗料が充填されている。カラーボールの使用方法は、逃走する犯人の背中にめがけてカラーボールを投げつけると、ボールが背中等に当たって皮膜が破損し、蛍光塗料が犯人の衣服や身体につく。これにより後で犯人を識別しやすくなり、迅速な逮捕に繋がる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術の場合、犯人が逃走する時にカラーボールをタイミング良く投げなければならず、またコントロール良く当てなければならない。しかし、強盗によるパニック状態の中でカラーボールを正確に投げつけることはきわめて難しいものであり、特に、強盗事件の緊急事態では冷静に行動する余裕がなく、カラーボールを投げつけること自体困難であった。
【0004】
この発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、遠隔操作で確実に着色剤を噴射して犯人に着色剤を付着させ、犯人の識別を容易にする防犯噴射装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、建物の出入口等の上方に取り付けられる本体ケースと、上記本体ケースの内側に取り付けられ着色剤が圧縮気体とともに充填されているスプレー缶と、上記本体ケースに形成され上記スプレー缶の噴射口に対面する透孔と、上記スプレー缶に隣接して、上記スプレー缶の噴射口を開口して上記着色剤を噴射させるソレノイド等の起動装置が設けられ、上記起動装置を遠隔操作する遠隔操作装置が設けられている防犯噴射装置である。
【0006】
上記スプレー缶は、本体ケース内に取り付けられている。上記本体ケースの内側には断熱材が設けられ、この断熱材の内側に上記スプレー缶が取り付けられ、上記スプレー缶を保護している。上記本体ケースには、上記スプレー缶の噴射口に対面する透孔が形成されている。そして、上記スプレー缶に隣接して、上記スプレー缶の噴射口を開口して上記着色剤を噴射させるソレノイド等の起動装置が設けられ、上記起動装置を遠隔操作する遠隔操作装置が設けられている。
【0007】
また、上記遠隔操作装置には遠隔操作ボタンが設けられ、上記遠隔操作ボタンは、カウンターや机の天板の裏など目立たないところに設置されている。
【0008】
この発明の防犯噴射装置は、強盗事件等が発生したとき、犯人が出入口を通って外側に逃走するタイミングで、カウンターや机に座っている者が遠隔操作ボタンを押す。すると、本体ケースに収容されているソレノイドが作動してスプレー缶の噴射口から着色剤が噴射される。噴射された着色剤は、本体ケースの透孔を通って犯人の頭上から全身に吹きかけられ、衣服や身体につく。これにより犯人を、容易に識別することが出来る。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1、図2はこの発明の一実施形態を示すもので、この発明の防犯噴射装置10は、室内の天井12に取り付けられる金属製などの直方体の本体ケースである本体14が設けられている。本体14には、天井12に対して平行な長四角形の底面16と、底面16の長手方向の端部に位置し底面16に対して直角に位置する側面18,20と、底面16の長手方向に平行な側縁部に位置し底面16に対して直角に位置する側面22,24が設けられている。側面18の、底面16と反対側の端部には、側面18に対して直角に側方へ突出する取付板26が連続して形成されている。側面20にも同様に、底面16と反対側の端部に、側面20に対して直角で側方へ突出する取付板28が連続して形成されている。
【0010】
本体14の、底面16に対面する部分は開口し、底面16の、中心よりも側面20寄りの位置には、円形の透孔30が形成されている。この透孔30の側面18側の本体14の内周面は、発泡樹脂等の断熱材15により覆われている。
【0011】
本体14の断熱材15の内側には、スプレー缶32が本体14の長手方向に沿って入れられている。スプレー缶32は一端部に噴射ボタン34が設けられ、噴射ボタン34の側面には噴射口36が設けられている。噴射口36は、本体14の透孔30に対面し、噴射口36の噴射が透孔30から本体ケース24の外側に噴き出される。スプレー缶32の中には、着色剤である蛍光染料と圧縮気体が入れられている。噴射ボタン34の先端面には、後述するソレノイド38のロッド40が嵌合されるガイド凹部35が形成されている。
【0012】
本体14の内側には、スプレー缶32の噴射ボタン34に隣接して、ソレノイド38が設けられている。ソレノイド38には専用の制御回路と駆動回路が設けられ、電源は、例えば商用電源を直流の24ボルトに変換したものである。ソレノイド38には電磁力によりスプレー缶32側に突出するロッド40が設けられている。ロッド40の先端は、スプレー缶32の噴射ボタン34に形成されたガイド凹部35に差し込まれている。
【0013】
防犯噴射装置10には、本体14と別体に、防犯噴射装置10を遠隔操作する後述の遠隔操作ボタン62,64が設けられている。また、本体14と遠隔操作ボタン62,64と別体に、ソレノイド38の制御回路や駆動回路、その他電源回路等を備えた制御部66が設けられている。
【0014】
次に、この防犯噴射装置10の使用方法について説明する。まず防犯噴射装置10を取り付ける金融機関の店舗42の例について、図3に基づいて説明する。図3は、店舗42の平面図であり、四角い店内44と、店内44に隣接し店内44より狭いエントランス46が設けられている。店内44とエントランス46の間には、赤外線感知式の内側自動ドア48が設けられている。店内44には、内側自動ドア48の近傍に、店内44を仕切るカウンター50が設けられている。カウンター50の奥には、事務用の机52,54が設けられている。エントランス46には、内側自動ドア48と反対側に出入口56が設けられ、出入口56には赤外線感知式の外側自動ドア58が設けられている。さらに、エントランス46の隅部には、ATM60が設けられている。
【0015】
エントランス46側の天井12の、外側自動ドア58近傍には、防犯噴射装置10の本体14が取り付けられている。取付方法は、例えば本体14の一対の取付板26,28にねじ用の透孔が形成され、ねじを挿通して天井12に螺合して固定する。このとき、本体14の底面16と透孔30は、下方を向く。カウンター50には、座る人の手元、例えば天板の裏などに防犯噴射装置10を作動させる遠隔操作ボタン62が取り付けられている。机54にも同様に、天板の裏などに遠隔操作ボタン64が取り付けられている。そして店内44の、内側自動ドア48に近いところに、防犯噴射装置10を制御する制御部66が設けられている。遠隔操作ボタン62,64と防犯噴射装置10及び制御部66は、図示しない配線により接続されている。
【0016】
また、制御部66の近傍には、緊急事態を知らせる非常ベル68が取り付けられている。店舗42の任意の位置には、図示しない作動ランプが設けられ、作動ランプにより防犯噴射装置10が可動状態であることを示す。
【0017】
そして、店舗42に強盗事件が発生したとき、犯人が外側自動ドア58を通って外側に逃走するタイミングを計って、カウンター50に座っている者が遠隔操作ボタン62を押す。すると、本体14に収容されているソレノイド38が作動し、ロッド40がスプレー缶32側に突出し、スプレー缶32の噴射ボタン34を押す。噴射ボタン34が押されると噴射口36が開口し、蛍光染料が圧縮気体により噴射される。噴射された蛍光染料は、本体14の透孔30を通って犯人の頭上から全身に吹きかけられる。これにより犯人は、店舗42の外に逃走しても、蛍光染料により、容易に識別することが出来る。
【0018】
この実施形態の防犯噴射装置10によれば、遠隔操作で確実に着色剤を噴射して犯人に着色剤を付け、犯人の識別を容易に可能とする。緊急事態でも机54やカウンター50に座ったままで遠隔操作して、確実に犯人に蛍光塗料を取り付けることが出来、犯人に近づくことがないため、安全である。また、スプレー缶32は断熱材15に覆われて本体14内に設けられているので、夏の暑い日でもスプレー缶32が過熱することはない。
【0019】
なお、この発明の防犯噴射装置は、上記実施の形態に限定されるものではなく、各部材の形状や素材など、自由に変更可能である。また、取り付けられる店舗は、金融機関に限らず、貴金属店などいろいろな場所に取り付けられ、店舗の間取りにあわせて本体や遠隔動作ボタンの取付位置や取付個数は自由に変更可能であり、足元等の床に設置しても良い。蛍光染料の色は、蛍光ではない単なる染料でも良く、人体に悪影響がなく、目立つものや証拠として残るものであれば何でも良い。
【0020】
さらに、遠隔操作ボタンによる噴射は、犯人を検知して噴射するように、本体等に赤外線感知装置を加えたものでも良い。これにより、遠隔操作ボタンを押しているときまたは押した後、犯人が防犯噴射装置の近傍を通過するときに噴射が行なわれ、確実に着色剤を付着させることができる。この赤外線感知装置は、自動ドアのセンサを利用しても良い。
【0021】
【発明の効果】
この発明の防犯噴射装置は、遠隔操作で確実に着色剤を噴射して強盗などの犯人に着色剤を付け、犯人の識別を可能にし、迅速な逮捕に繋がる。また、緊急事態でも安全で容易に、犯人に着色剤を付けることができる。
【0022】
また、本体ケースに断熱材を設けてスプレー缶を収納することにより、スプレー缶の過熱を防止し、安全性や耐久性を高める。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の防犯噴射装置の使用状態を示す斜視図である。
【図2】この実施形態の防犯噴射装置の縦断面図である。
【図3】この実施形態の防犯噴射装置の配置を示す店舗の概略の平面図である。
【符号の説明】
10 防犯噴射装置
12 天井
14 本体
15 断熱材
16 底面
18,20,22,24 側面
26,28 取付板
30 透孔
32 スプレー缶
34 噴射ボタン
35 ガイド凹部
36 噴射口
38 ソレノイド
40 ロッド
62,64 遠隔操作ボタン

Claims (5)

  1. 建物の上方に取り付けられ着色剤が圧縮気体とともに充填されているスプレー缶と、上記スプレー缶に隣接して設けられ上記スプレー缶の噴射口を開いて上記着色剤を噴射させる起動装置と、上記起動装置を遠隔操作する遠隔操作装置が設けられていることを特徴とする防犯噴射装置。
  2. 建物の出入口の上方に取り付けられる本体ケースと、上記本体ケースの内側に取り付けられ着色剤が圧縮気体とともに充填されているスプレー缶と、上記本体ケースに形成され上記スプレー缶の噴射口に対面する透孔と、上記スプレー缶に隣接して設けられ上記スプレー缶の噴射口を開いて上記着色剤を噴射させる起動装置と、上記起動装置を遠隔操作する遠隔操作装置が設けられていることを特徴とする防犯噴射装置。
  3. 上記本体ケースの内側には断熱材が設けられ、この断熱材の内側に上記スプレー缶が取り付けられていることを特徴とする請求項2記載の防犯噴射装置。
  4. 上記着色剤は蛍光染料であることを特徴とする請求項1または2記載の防犯噴射装置。
  5. 上記遠隔操作装置には遠隔操作ボタンが設けられ、上記遠隔操作ボタンは、カウンターや机の天板の裏に設置されていることを特徴とする請求項1または2記載の防犯噴射装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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