JP2004077772A - 放射線画像読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】輝尽性蛍光体を用いた放射線画像変換プレートから放射線画像データを読み取る放射線画像読取装置において、被写体が撮影された放射線画像として有効な画像情報を欠落させずに安価に精度良く取得できるようにすることである。
【解決手段】放射線画像読取装置100は、放射線画像変換プレート11の放射線画像有効領域D1よりも広い照射領域D2に励起光を照射して放射線画像を表す輝尽光を発光させ、当該輝尽光を光電変換器140で光電変換してA/Dコンバータ150で画像情報に変換する(ステップS10)。更に、放射線画像読取装置100は、当該得られた画像情報から有効な画像情報のみを抽出する(ステップS12)。
【選択図】 図5
【解決手段】放射線画像読取装置100は、放射線画像変換プレート11の放射線画像有効領域D1よりも広い照射領域D2に励起光を照射して放射線画像を表す輝尽光を発光させ、当該輝尽光を光電変換器140で光電変換してA/Dコンバータ150で画像情報に変換する(ステップS10)。更に、放射線画像読取装置100は、当該得られた画像情報から有効な画像情報のみを抽出する(ステップS12)。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、輝尽性蛍光体を用いた放射線画像変換プレートから放射線画像データを読み取る放射線画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、X線等の放射線を用いた医用放射線画像として被検者を透過した放射線を蛍光体層(蛍光スクリーン)に照射して可視光を生じさせ、この可視光を銀塩が塗布されたフィルム(銀塩フィルム)に露光して現像するものが知られている。
【0003】
近時、銀塩フィルムを用いることなく蛍光体層から直接画像データを取得する方法が開発されつつある。一例としては、例えば上記蛍光体として輝尽性蛍光体を用いた放射線画像変換方法が米国特許3号、859号および527号ならびに特開昭55−12144号広報等に開示されている。
【0004】
この放射線画像変換方法は、板状の支持体表面に輝尽性蛍光体層が形成された放射線画像変換パネルを設け、被検者を透過した放射線を放射線画像変換パネルの輝尽性蛍光体層に照射し、被検体各部の放射線透過度に対応する放射線エネルギーをこの輝尽性蛍光体内に蓄積させ、後にこの輝尽性蛍光体を近赤外域レーザ光等で時系列的に励起することにより、輝尽性蛍光体中に蓄積された放射線エネルギーを輝尽励起光として蛍光に変換し、この蛍光による光信号を光電子増倍管等により光電変換して放射線画像信号を得るものである。
【0005】
上記のようにして得られた放射線画像信号は、必要に応じて画像処理が施された後、銀塩フィルムやCRT等に出力されて可視化されたり、あるいは電子ファイリング装置にデジタル画像データとして記録される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の放射線画像読取装置においては、以下に示す問題点がある。
輝尽性蛍光体層が形成された放射線画像変換プレートの表面のうち被検者を透過した放射線のエネルギーが蓄積される領域(以下、放射線画像有効領域という)は、一般に放射線画像変換プレート表面の外周より内側に形成される。すなわち、上記放射線画像有効領域の外周と放射線画像変換プレート表面の外周との間には被検者を透過した放射線のエネルギーが蓄積されていない(つまり、輝尽性蛍光体が形成されていない、または当該放射線が照射されてない)隙間領域が形成される。
【0007】
一方、上記励起光に放射線画像変換プレート表面を走査させ放射線画像変換プレートに蓄積された放射線エネルギーから放射線画像を得る際、得られる放射線画像に上記隙間領域に対応する非有効画像領域が形成されないようにするため、励起光から画像情報を読み取る読取領域を放射線画像有効領域に一致させる必要が生じる。
【0008】
しかし、画像情報の読取領域を放射線画像有効領域に高精度で一致させるのは一般に困難である。すなわち、放射線画像変換プレートの配置、当該プレートに対する励起光の進入方向および範囲等を高い精度で調整・制御できなければならないが、このように高精度な調整・制御が行える放射線画像読取装置は例え実現されたとしても高価なものとなる。また、放射線画像変換プレート毎によるバラツキをなくすため当該プレートの支持板に対する輝尽性蛍光層の形成位置が高い精度で保持される必要があるが、このような放射線画像変換プレートを作製するのは困難であると共にコストパフォーマンスの低下を招く。
【0009】
このため、従来では、画像情報の読取領域を放射線画像有効領域より十分内側に設定することにより、輝尽性蛍光体の形成位置が実現可能な高い精度で保持された放射線画像変換プレートと、更に放射線画像変換プレートの配置や当該プレートに対する励起光の進入方向および範囲等を高精度で調整・制御することで、上記非有効画像領域が形成されない放射線画像を得るのが現状である(後述する図2参照)。
【0010】
しかし、このような方法では、必要なサイズの放射線画像を得ようとすると、放射線画像有効領域を読取領域より十分大きく形成する必要があるが、大きな輝尽性蛍光体を形成するため、非常に高価なものとなるという問題がある。
【0011】
本発明の課題は、輝尽性蛍光体を用いた放射線画像変換プレートから放射線画像データを読み取る放射線画像読取装置において、読取領域内に非有効画像領域が形成されることなく被写体が撮影された放射線画像を安価に精度良く取得可能な放射線画像読取装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明における画像処理方法は下記構成により達成される。
【0013】
請求項1記載の発明は、
被写体を透過した放射線を蓄積し、その後に照射される励起光により蓄積された放射線量に応じた輝尽光を発光する放射線変換プレートと、
前記放射線変換プレートの輝尽光を光電変換して該放射線変換プレートに蓄積された放射線量に対応する画像情報を読み取る画像読取手段と、
を備えた放射線画像読取装置において、
前記画像読取手段による画像情報の読取範囲を、前記放射線変換プレートの放射線蓄積領域より外側に設定する読取範囲設定手段と、
前記読取範囲設定手段により設定された読取範囲に従って前記画像読取手段により読み取られる画像情報から、前記放射線蓄積領域に含まれる画像抽出領域の画像情報を抽出する画像情報抽出手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0014】
請求項2記載の発明のように、請求項1記載の発明において、
前記画像情報抽出手段は、前記読取範囲の画像情報に含まれる階調度に基づいて前記画像抽出領域の画像情報を抽出するのが好ましい。
【0015】
請求項3記載の発明のように、請求項1記載の発明において、
予め設定された画像抽出領域のサイズを一つあるいは複数記憶する記憶手段と、前記画像情報抽出手段は、前記記憶手段により記憶された画像抽出領域のサイズのなかから指定されたサイズの画像抽出領域の画像情報のみを抽出するのが好ましい。
【0016】
請求項4記載の発明のように、請求項3記載の発明において、
装着された前記放射線変換プレートのサイズを検出する検出手段と、
前記記憶手段により記憶された画像抽出領域のサイズのうち前記検出手段により検出された放射線変換プレートのサイズに応じたサイズの画像抽出領域を特定する抽出領域特定手段と、
を備え、
前記画像情報抽出手段は、前記抽出領域特定手段により特定された画像抽出領域から画像情報を抽出するのが好ましい。
【0017】
また、本発明における画像処理方法は下記構成により達成される。
【0018】
請求項5記載の発明は、
被写体を透過した放射線を蓄積し、その後に照射される励起光により蓄積された放射線量に応じた輝尽光を発光する放射線変換プレートと、
前記放射線変換プレートの輝尽光を光電変換して該放射線変換プレートに蓄積された放射線量に対応する画像情報を読み取る画像読取手段と、
を備えた放射線画像読取装置において、
前記画像読取手段による画像情報の読取範囲を、前記放射線変換プレートの放射線蓄積領域より外側に設定する読取範囲設定手段と、
前記読取範囲設定手段により設定された読取範囲のうち、該読取範囲に従って読み取られる画像情報から放射線蓄積領域の画像情報を抽出するための画像抽出領域を特定する抽出領域特定手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0019】
請求項6記載の発明のように、請求項5記載の発明において、
前記抽出領域特定手段は、前記読取範囲の画像情報に含まれる階調度に基づいて前記画像抽出領域を特定するのが好ましい。
【0020】
請求項7記載の発明のように、請求項5記載の発明において、
予め設定された画像抽出領域のサイズを一つあるいは複数記憶する記憶手段と、
前記抽出領域特定手段は、前記記憶手段により記憶された一つあるいは複数のサイズのなかから指定されたサイズの画像抽出領域を特定するのが好ましい。
【0021】
請求項8記載の発明のように、請求項7記載の発明において、
装着された前記放射線変換プレートのサイズを検出する検出手段と、
前記抽出領域特定手段は、前記記憶手段により記憶された画像抽出領域のサイズのうち前記検出手段により検出された放射線変換プレートのサイズに応じたサイズの画像抽出領域を特定するのが好ましい。
【0022】
従って、輝尽光を発光する輝尽性蛍光体の形成位置が実現可能な高い精度で保持された放射線変換プレートと、更に放射線変換プレートの配置や当該プレートに対する励起光の進入方向および範囲等を高精度で調整・制御することなく、読取領域内に非有効画像領域が形成されずに被写体が撮影された放射線画像を安価に精度良く取得可能な放射線画像読取装置が実現できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した好ましい実施の形態を、図1〜図5を参照して詳細に説明する。
ここで、以下に説明する放射線画像変換プレート11は、本発明の請求項に記載した放射線変換プレートが有する機能を実現し、走査光学系130は、画像読取手段が有する機能を実現し、制御部120は読取範囲設定手段が有する機能を実現し、画像処理部160は画像情報抽出手段および抽出領域特定手段が有する機能を実現し、カセッテサイズ検出器110aは放射線変換プレートのサイズを検出する検出手段が有する機能を実現する。
【0024】
図1は、本発明を適用した放射線画像読取装置100の内部構成を示すブロック図である。
図1に示すように、放射線画像読取装置100は、カセッテ用スロット110、カセッテサイズ検出器110a、制御部120、制御用コンソール125、走査光学系130、光電変換器140、A/Dコンバータ150、画像処理部160等を備えて構成されている。また、放射線画像読取装置100は、画像処理部160を介して外部設置の出力デバイス200(例えば、プリンタ等)に接続されている。
【0025】
カセッテ用スロット110は、撮影済カセッテ1を着脱自在に備える。カセッテ用スロット110に撮影済カセッテ1が装着された際には、図示しない搬送装置により撮影済カセッテ1の放射線画像変換プレート11が走査光学系130に搬送され、そこで放射線画像変換プレート11に記録された画像データが読み取られる。
【0026】
放射線画像変換プレート11は、表面に輝尽性蛍光体が形成され、撮影の際に被写体を透過した放射線の透過密度に対応する放射線エネルギーを当該輝尽性蛍光体に蓄積する。後述するレーザビーム(例えば、近赤外域の波長400nm〜900nmを有する)が輝尽性蛍光体に照射されると、当該レーザビームの照射ポイントから、当該ポイントに予め蓄積されていた放射線エネルギーに応じた強度で輝尽光(以下、励起光ともいう)が発光される。この励起光は上記近赤外域の波長を有するレーザビームに対しては、300nm〜500nmの波長を有する。
【0027】
また、図2に示すように、放射線画像有効領域D1は、撮影の際に被写体を透過した放射線のエネルギーが蓄積された領域であり、放射線画像変換プレート11表面の外周より内側に形成されている。
【0028】
カセッテサイズ検出器110aは、カセッテ用スロット110に装着された撮影済カセッテ1のサイズを検出する。
【0029】
制御部120は、CPU(図示略)やメモリ120a等と共に、これらを接続するシステムバスにより構成されている(何れも図示略)。
【0030】
制御部120は、後述する図5のフローチャートに示す画像読取処理を行う。この画像読取処理を実行するためのプログラムは、他の制御プログラムと共にメモリ120aに格納されている。なお、当該プログラムは図示しない着脱自在な記録媒体に格納されるような構成であっても良い。
【0031】
制御部120は、各種制御プログラムの実行時に生じる種々のデータをメモリ120aに一時的に格納する。
【0032】
制御部120は、クロック信号をポリゴンミラー134および搬送ローラ137の駆動部130aに出力して、ポリゴンミラー134および搬送ローラ137を駆動制御する。
【0033】
制御部120は、放射線画像変換プレート11表面をレーザ走査することによって生じる励起光から画像情報を読み取る読取領域を、制御用コンソール125を介して操作者により指定された読取領域D2に設定する(図2参照)。この読取領域D2は、放射線画像有効領域D1を完全かつ十分に包含する。
【0034】
制御用コンソール125は、読取領域D2のサイズを指定するとともに、読取領域D2の画像情報から有効な画像情報を抽出するための画像抽出領域のサイズを指定する入力部(図示略)を備える。ここで指定される画像抽出領域は、例えばメモリ160aに予め格納された複数サイズの画像抽出領域である。
【0035】
なお、読取領域D2の指定は、カセッテサイズ検出器110aにより検出された撮影済カセッテ1のサイズに応じて、制御部120が自動的に指定するようにしても良い。この場合、メモリ120aは読取領域D2のサイズを撮影済カセッテ1のサイズに応じて一つあるいは複数記憶し、制御部120は、カセッテサイズ検出器110aによる検出結果に応じた読取領域D2のサイズを当該メモリ120aに記憶された複数の読取領域D2のサイズの中から選択する。
【0036】
走査光学系130は、カセッテ用スロット110に装着された撮影済カセッテ1の放射線画像変換プレート11から画像データを読み取る。
【0037】
ここで、図3、図4を参照して走査光学系130の構成を説明する。
図3は、走査光学系130の概要構成を上方から示す平面図であり、図4は、走査光学系130の概要構成を側面(y軸方向)から示す平面図である。
【0038】
図3、図4に示すように、走査光学系130は、近赤外域波長のレーザビーム(励起光)を発光するレーザダイオード131と、レーザビームを収束させて平行化するコリメートレンズ132およびシリンドリカルレンズ133と、平行化されたレーザビームの進行方向を略x軸方向に変更すると共に当該レーザビームの進行方向を更にx軸方向を中心にxy平面内で移動させるためのポリゴンミラー134と、ポリゴンミラー134により進行方向が変更されたレーザビームが放射線画像変換プレート11表面内に収まるようにするための走査レンズ135と、走査レンズ135を透過したレーザビームの進行方向を変えて放射線画像変換プレート11表面に照射するための凹面シリンドリカルミラー136と、放射線画像変換プレート11をx軸方向に搬送するための搬送ローラ137と、制御部120から送信される制御信号に応じてポリゴンミラー134および搬送ローラ137を駆動する駆動部130aとを備える。
【0039】
なお、ポリゴンミラー134は、図3に示すような正7角形に限らず、正6角形や正8角形等、一般の正n角形(nは3以上の整数)でも良い。
【0040】
再び図1に戻って放射線画像読取装置100の構成の説明を続ける。
光電変換器140は、光電子増倍管等によって成り、放射線画像変換プレート11から発光された輝尽光を光電変換して放射線画像変換プレート11に記録された画像データをアナログ信号に変換し、当該アナログ信号をA/Dコンバータ150に送信する。
【0041】
A/Dコンバータ150は、光電変換器140から送信されたアナログ信号をデジタル信号に変換する。
【0042】
画像処理部160は、メモリ160aを備え、読取領域D2の画像情報から有効な画像情報を抽出するための画像抽出領域のサイズを一つあるいは複数格納する。この画像抽出領域のサイズは、撮影済カセッテ1のサイズ毎に一つ設定されていても良いし、撮影済カセッテ1のサイズによらず任意のサイズが複数設定されるようにしても良い。
【0043】
画像処理部160は、読取領域D2の画像情報から、制御用コンソール125を介して操作者により指定されたサイズの画像抽出領域の画像情報を抽出する。
【0044】
なお、画像処理部160は、制御用コンソール125から上記画像抽出領域のサイズが指定されなかった場合(あるいは、それ以外の場合においても)、読取領域D2の画像情報から階調度を示す信号(以下、階調信号という)を抽出し、当該抽出した階調信号に基づいて画像抽出領域を特定するようにしても良い。
この場合、画像処理部160は、上記階調信号に基づき、読取領域D2の画像情報の階調を、予め定められた基準画像階調(このデータは、メモリ160aに予め格納されている)と比較して画像階調が高い画像領域(有効な画像領域であり、例えば放射線画像有効領域D1)と画像階調が低い画像領域(非有効画像領域であり、例えば放射線画像領域D1以外の画像領域)とに分別し、当該画像階調が高い画像領域の画像情報のみを抽出する。
【0045】
また、画像処理部160は、カセッテサイズ検出器110aにより検出された撮影済カセッテ1のサイズに応じて画像抽出領域のサイズを特定するようにしても良い。
【0046】
画像処理部160は、上記画像処理後の画像情報をメモリ160aに格納してファイリングすると共に、プリンタやCRTディスプレイ等の出力デバイス200に出力する。
【0047】
次に動作を説明する。
まず、図2〜図4を参照して走査光学系130の動作を説明する。
【0048】
レーザダイオード131から発光されたレーザビームはコリメートレンズ132およびシリンドリカルレンズ133を透過してポリゴンミラー134に向かう。
【0049】
次にポリゴンミラー134に到達したレーザビームは進路変更して走査レンズ135を透過し、凹面シリンドリカルミラー136に向かう。
【0050】
その後、凹面シリンドリカルミラー136に到達したレーザビームは更に進路変更して放射線画像変換プレート11表面に到達する、すなわち、レーザビームは放射線画像変換プレート11表面を照射する。
【0051】
ポリゴンミラー134により変更されたレーザビームの進行方向はポリゴンミラー134の回転(図中符号A1に示す方向の回転)に伴ってx軸方向を中心に変化する。
【0052】
例えば、ポリゴンミラー134の頂点B1近傍でレーザビームが反射された場合、当該反射されたレーザビームは、走査レンズ135を透過し、凹面シリンドリカルミラー136で進路変更されて放射線画像変換プレート11の点B11に到達する。
【0053】
その後、ポリゴンミラー134が図中符号A1に示す方向に回転するに伴って、放射線画像変換プレート11表面に到達するレーザビームの照射ポイントは、上記放射線画像変換プレート11の点B11からy軸方向(y軸の負方向であり、図中符号A2に示す方向)に直線的に移動し、レーザビームが頂点B2近傍で反射されるに至ると、放射線画像変換プレート11の点B21に到達する。
【0054】
また、搬送ローラ137が、図中符号C1に示す方向に回転すると、放射線画像変換プレート11は、図中符号C2に示す方向に水平移動する。
【0055】
放射線画像変換プレート11の水平移動と上記レーザ走査とを併用することにより、レーザビームは放射線画像変換プレート11の輝尽性蛍光体層の形成領域を照射可能となる。
【0056】
次に、図5を参照して画像読取処理を説明する。
【0057】
制御部120は、放射線画像変換プレート11表面上で励起光から光電変換器140を介して画像情報を読み取る読取領域を制御用コンソール125を介して操作者により指定された読取領域D2に設定する(ステップS10)。
【0058】
ここで、読取領域D2の指定は、カセッテサイズ検出器110aにより検出された撮影済カセッテ1のサイズに応じて、制御部120が自動的に指定するようにしても良い。この場合、メモリ120aは読取領域D2のサイズを撮影済カセッテ1のサイズに応じて一つあるいは複数記憶し、制御部120は、カセッテサイズ検出器110aによる検出結果に応じた読取領域D2のサイズを当該メモリ120aに記憶された複数の読取領域D2のサイズの中から選択する。
【0059】
ステップS10の後、制御部120は、カセッテ用スロット110に撮影済カセッテ1が装着されると、放射線画像変換プレート11の輝尽性蛍光体層の形成領域をレーザ走査させ、このレーザ走査により発光された励起光から上記設定された読取領域D2の画像情報を読み取る(ステップS12)。
【0060】
この場合、制御部120は、レーザ走査時のレーザ照射タイミングを制御することによって読取領域D2の画像情報を読み取るようにしても良いし、光電変換器140の光電変換動作を駆動する駆動タイミングを制御することによって読取領域D2の画像情報を読み取るようにしても良い。また制御部120は、A/Dコンバータ150に入力されるアナログ情報をデジタル情報に変換する動作を駆動する駆動タイミングを制御することによって読取領域D2の画像情報を読み取るようにしても良いし、また画像処理部160に入力される画像情報を受信する受信タイミングを制御することによって読取領域D2の画像情報を読み取るようにしても良い。
【0061】
制御部120は、ステップS12で読み取った読取領域D2の画像情報をA/Dコンバータ150を介して画像処理部160に送信する(ステップS14)。
【0062】
画像処理部160は、A/Dコンバータ150を介して受信した読取領域D2の画像情報から、制御用コンソール125を介して指定された画像抽出領域の画像情報を抽出する。
なお、画像抽出領域のサイズは、階調度に基づいて特定されるようにしても良いし、あるいはカセッテサイズ検出器110aにより検出された撮影済カセッテ1のサイズに基づいて特定されるようにしても良い。
【0063】
以上説明したように、放射線画像読取装置100は、放射線画像変換プレート11の放射線画像有効領域D1よりも広い読取領域D2から画像情報を読み取る。更に、放射線画像読取装置100は、当該読み取られた画像情報から画像階調度を利用して放射線画像有効領域D1に対応する画像情報のみを抽出する。
【0064】
したがって、画像情報の読取領域D2を放射線画像有効領域D1に高い精度で一致させる必要がなく、安価かつ容易に放射線画像有効領域D1の画像情報を取得できる。
【0065】
例えば、300mm幅の画像情報が必要な際に、輝尽性蛍光体の大きさのばらつきが±5mm、輝尽性蛍光体が支持板11aに形成されるときの位置のばらつきが±5mm、支持板11a(すなわち放射線画像変換プレート11)が走査光学系130にセットされるときの走査光学系130における位置のばらつきがプラスマイナス10mmとなる場合、従来の方法では、全てを考慮して340mmの幅の大きさの輝尽性蛍光体が必要であった。本発明により、輝尽性蛍光体の大きさのばらつきだけを考慮した310mmの幅の大きさがあれば十分となり、更に輝尽性蛍光体が支持板11aに形成されるときの位置のばらつき、支持板11aが走査光学系130にセットされるときの走査光学系130における位置のばらつき等の精度低下を許容できるため、大幅なコストダウンが可能となる。
【0066】
以上説明した本実施の形態における記述は、本発明に係る放射線画像読取装置の具体例を示すものであり、これに限定されるものではない。本実施の形態の放射線画像読取装置100の細部構成、詳細動作は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0067】
【発明の効果】
本発明によれば、輝尽光を発光する輝尽性蛍光体の形成位置が実現可能な高い精度で保持された放射線変換プレートと、更に放射線変換プレートの配置や当該プレートに対する励起光の進入方向および範囲等を高精度で調整・制御することなく、読取領域内に非有効画像領域が形成されずに被写体が撮影された放射線画像を安価に精度良く取得可能な放射線画像読取装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した放射線画像読取装置の内部構成を示すブロック図である。
【図2】放射線画像変換プレート11における放射線画像有効領域と画像情報の読取領域を示す図である。
【図3】図1に示す走査光学系の概要構成を上方から示す平面図である。
【図4】図1に示す走査光学系の概要構成を側面から示す平面図である。
【図5】本発明を適用した放射線画像読取装置による画像読取処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
100 放射線画像読取装置
1 撮影済カセッテ
11 放射線画像変換プレート
11a 支持板
110 カセッテ用スロット
110a カセッテサイズ検出器
120 制御部
120a 記録媒体
130 走査光学系
130a 駆動部
131 レーザダイオード
132 コリメートレンズ
133 シリンドリカルレンズ
134 ポリゴンミラー
135 走査レンズ
136 凹面シリンドリカルミラー
137 搬送ローラ
140 光電変換器
150 A/Dコンバータ
160 画像処理部
160a メモリ
【発明の属する技術分野】
本発明は、輝尽性蛍光体を用いた放射線画像変換プレートから放射線画像データを読み取る放射線画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、X線等の放射線を用いた医用放射線画像として被検者を透過した放射線を蛍光体層(蛍光スクリーン)に照射して可視光を生じさせ、この可視光を銀塩が塗布されたフィルム(銀塩フィルム)に露光して現像するものが知られている。
【0003】
近時、銀塩フィルムを用いることなく蛍光体層から直接画像データを取得する方法が開発されつつある。一例としては、例えば上記蛍光体として輝尽性蛍光体を用いた放射線画像変換方法が米国特許3号、859号および527号ならびに特開昭55−12144号広報等に開示されている。
【0004】
この放射線画像変換方法は、板状の支持体表面に輝尽性蛍光体層が形成された放射線画像変換パネルを設け、被検者を透過した放射線を放射線画像変換パネルの輝尽性蛍光体層に照射し、被検体各部の放射線透過度に対応する放射線エネルギーをこの輝尽性蛍光体内に蓄積させ、後にこの輝尽性蛍光体を近赤外域レーザ光等で時系列的に励起することにより、輝尽性蛍光体中に蓄積された放射線エネルギーを輝尽励起光として蛍光に変換し、この蛍光による光信号を光電子増倍管等により光電変換して放射線画像信号を得るものである。
【0005】
上記のようにして得られた放射線画像信号は、必要に応じて画像処理が施された後、銀塩フィルムやCRT等に出力されて可視化されたり、あるいは電子ファイリング装置にデジタル画像データとして記録される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の放射線画像読取装置においては、以下に示す問題点がある。
輝尽性蛍光体層が形成された放射線画像変換プレートの表面のうち被検者を透過した放射線のエネルギーが蓄積される領域(以下、放射線画像有効領域という)は、一般に放射線画像変換プレート表面の外周より内側に形成される。すなわち、上記放射線画像有効領域の外周と放射線画像変換プレート表面の外周との間には被検者を透過した放射線のエネルギーが蓄積されていない(つまり、輝尽性蛍光体が形成されていない、または当該放射線が照射されてない)隙間領域が形成される。
【0007】
一方、上記励起光に放射線画像変換プレート表面を走査させ放射線画像変換プレートに蓄積された放射線エネルギーから放射線画像を得る際、得られる放射線画像に上記隙間領域に対応する非有効画像領域が形成されないようにするため、励起光から画像情報を読み取る読取領域を放射線画像有効領域に一致させる必要が生じる。
【0008】
しかし、画像情報の読取領域を放射線画像有効領域に高精度で一致させるのは一般に困難である。すなわち、放射線画像変換プレートの配置、当該プレートに対する励起光の進入方向および範囲等を高い精度で調整・制御できなければならないが、このように高精度な調整・制御が行える放射線画像読取装置は例え実現されたとしても高価なものとなる。また、放射線画像変換プレート毎によるバラツキをなくすため当該プレートの支持板に対する輝尽性蛍光層の形成位置が高い精度で保持される必要があるが、このような放射線画像変換プレートを作製するのは困難であると共にコストパフォーマンスの低下を招く。
【0009】
このため、従来では、画像情報の読取領域を放射線画像有効領域より十分内側に設定することにより、輝尽性蛍光体の形成位置が実現可能な高い精度で保持された放射線画像変換プレートと、更に放射線画像変換プレートの配置や当該プレートに対する励起光の進入方向および範囲等を高精度で調整・制御することで、上記非有効画像領域が形成されない放射線画像を得るのが現状である(後述する図2参照)。
【0010】
しかし、このような方法では、必要なサイズの放射線画像を得ようとすると、放射線画像有効領域を読取領域より十分大きく形成する必要があるが、大きな輝尽性蛍光体を形成するため、非常に高価なものとなるという問題がある。
【0011】
本発明の課題は、輝尽性蛍光体を用いた放射線画像変換プレートから放射線画像データを読み取る放射線画像読取装置において、読取領域内に非有効画像領域が形成されることなく被写体が撮影された放射線画像を安価に精度良く取得可能な放射線画像読取装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明における画像処理方法は下記構成により達成される。
【0013】
請求項1記載の発明は、
被写体を透過した放射線を蓄積し、その後に照射される励起光により蓄積された放射線量に応じた輝尽光を発光する放射線変換プレートと、
前記放射線変換プレートの輝尽光を光電変換して該放射線変換プレートに蓄積された放射線量に対応する画像情報を読み取る画像読取手段と、
を備えた放射線画像読取装置において、
前記画像読取手段による画像情報の読取範囲を、前記放射線変換プレートの放射線蓄積領域より外側に設定する読取範囲設定手段と、
前記読取範囲設定手段により設定された読取範囲に従って前記画像読取手段により読み取られる画像情報から、前記放射線蓄積領域に含まれる画像抽出領域の画像情報を抽出する画像情報抽出手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0014】
請求項2記載の発明のように、請求項1記載の発明において、
前記画像情報抽出手段は、前記読取範囲の画像情報に含まれる階調度に基づいて前記画像抽出領域の画像情報を抽出するのが好ましい。
【0015】
請求項3記載の発明のように、請求項1記載の発明において、
予め設定された画像抽出領域のサイズを一つあるいは複数記憶する記憶手段と、前記画像情報抽出手段は、前記記憶手段により記憶された画像抽出領域のサイズのなかから指定されたサイズの画像抽出領域の画像情報のみを抽出するのが好ましい。
【0016】
請求項4記載の発明のように、請求項3記載の発明において、
装着された前記放射線変換プレートのサイズを検出する検出手段と、
前記記憶手段により記憶された画像抽出領域のサイズのうち前記検出手段により検出された放射線変換プレートのサイズに応じたサイズの画像抽出領域を特定する抽出領域特定手段と、
を備え、
前記画像情報抽出手段は、前記抽出領域特定手段により特定された画像抽出領域から画像情報を抽出するのが好ましい。
【0017】
また、本発明における画像処理方法は下記構成により達成される。
【0018】
請求項5記載の発明は、
被写体を透過した放射線を蓄積し、その後に照射される励起光により蓄積された放射線量に応じた輝尽光を発光する放射線変換プレートと、
前記放射線変換プレートの輝尽光を光電変換して該放射線変換プレートに蓄積された放射線量に対応する画像情報を読み取る画像読取手段と、
を備えた放射線画像読取装置において、
前記画像読取手段による画像情報の読取範囲を、前記放射線変換プレートの放射線蓄積領域より外側に設定する読取範囲設定手段と、
前記読取範囲設定手段により設定された読取範囲のうち、該読取範囲に従って読み取られる画像情報から放射線蓄積領域の画像情報を抽出するための画像抽出領域を特定する抽出領域特定手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0019】
請求項6記載の発明のように、請求項5記載の発明において、
前記抽出領域特定手段は、前記読取範囲の画像情報に含まれる階調度に基づいて前記画像抽出領域を特定するのが好ましい。
【0020】
請求項7記載の発明のように、請求項5記載の発明において、
予め設定された画像抽出領域のサイズを一つあるいは複数記憶する記憶手段と、
前記抽出領域特定手段は、前記記憶手段により記憶された一つあるいは複数のサイズのなかから指定されたサイズの画像抽出領域を特定するのが好ましい。
【0021】
請求項8記載の発明のように、請求項7記載の発明において、
装着された前記放射線変換プレートのサイズを検出する検出手段と、
前記抽出領域特定手段は、前記記憶手段により記憶された画像抽出領域のサイズのうち前記検出手段により検出された放射線変換プレートのサイズに応じたサイズの画像抽出領域を特定するのが好ましい。
【0022】
従って、輝尽光を発光する輝尽性蛍光体の形成位置が実現可能な高い精度で保持された放射線変換プレートと、更に放射線変換プレートの配置や当該プレートに対する励起光の進入方向および範囲等を高精度で調整・制御することなく、読取領域内に非有効画像領域が形成されずに被写体が撮影された放射線画像を安価に精度良く取得可能な放射線画像読取装置が実現できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した好ましい実施の形態を、図1〜図5を参照して詳細に説明する。
ここで、以下に説明する放射線画像変換プレート11は、本発明の請求項に記載した放射線変換プレートが有する機能を実現し、走査光学系130は、画像読取手段が有する機能を実現し、制御部120は読取範囲設定手段が有する機能を実現し、画像処理部160は画像情報抽出手段および抽出領域特定手段が有する機能を実現し、カセッテサイズ検出器110aは放射線変換プレートのサイズを検出する検出手段が有する機能を実現する。
【0024】
図1は、本発明を適用した放射線画像読取装置100の内部構成を示すブロック図である。
図1に示すように、放射線画像読取装置100は、カセッテ用スロット110、カセッテサイズ検出器110a、制御部120、制御用コンソール125、走査光学系130、光電変換器140、A/Dコンバータ150、画像処理部160等を備えて構成されている。また、放射線画像読取装置100は、画像処理部160を介して外部設置の出力デバイス200(例えば、プリンタ等)に接続されている。
【0025】
カセッテ用スロット110は、撮影済カセッテ1を着脱自在に備える。カセッテ用スロット110に撮影済カセッテ1が装着された際には、図示しない搬送装置により撮影済カセッテ1の放射線画像変換プレート11が走査光学系130に搬送され、そこで放射線画像変換プレート11に記録された画像データが読み取られる。
【0026】
放射線画像変換プレート11は、表面に輝尽性蛍光体が形成され、撮影の際に被写体を透過した放射線の透過密度に対応する放射線エネルギーを当該輝尽性蛍光体に蓄積する。後述するレーザビーム(例えば、近赤外域の波長400nm〜900nmを有する)が輝尽性蛍光体に照射されると、当該レーザビームの照射ポイントから、当該ポイントに予め蓄積されていた放射線エネルギーに応じた強度で輝尽光(以下、励起光ともいう)が発光される。この励起光は上記近赤外域の波長を有するレーザビームに対しては、300nm〜500nmの波長を有する。
【0027】
また、図2に示すように、放射線画像有効領域D1は、撮影の際に被写体を透過した放射線のエネルギーが蓄積された領域であり、放射線画像変換プレート11表面の外周より内側に形成されている。
【0028】
カセッテサイズ検出器110aは、カセッテ用スロット110に装着された撮影済カセッテ1のサイズを検出する。
【0029】
制御部120は、CPU(図示略)やメモリ120a等と共に、これらを接続するシステムバスにより構成されている(何れも図示略)。
【0030】
制御部120は、後述する図5のフローチャートに示す画像読取処理を行う。この画像読取処理を実行するためのプログラムは、他の制御プログラムと共にメモリ120aに格納されている。なお、当該プログラムは図示しない着脱自在な記録媒体に格納されるような構成であっても良い。
【0031】
制御部120は、各種制御プログラムの実行時に生じる種々のデータをメモリ120aに一時的に格納する。
【0032】
制御部120は、クロック信号をポリゴンミラー134および搬送ローラ137の駆動部130aに出力して、ポリゴンミラー134および搬送ローラ137を駆動制御する。
【0033】
制御部120は、放射線画像変換プレート11表面をレーザ走査することによって生じる励起光から画像情報を読み取る読取領域を、制御用コンソール125を介して操作者により指定された読取領域D2に設定する(図2参照)。この読取領域D2は、放射線画像有効領域D1を完全かつ十分に包含する。
【0034】
制御用コンソール125は、読取領域D2のサイズを指定するとともに、読取領域D2の画像情報から有効な画像情報を抽出するための画像抽出領域のサイズを指定する入力部(図示略)を備える。ここで指定される画像抽出領域は、例えばメモリ160aに予め格納された複数サイズの画像抽出領域である。
【0035】
なお、読取領域D2の指定は、カセッテサイズ検出器110aにより検出された撮影済カセッテ1のサイズに応じて、制御部120が自動的に指定するようにしても良い。この場合、メモリ120aは読取領域D2のサイズを撮影済カセッテ1のサイズに応じて一つあるいは複数記憶し、制御部120は、カセッテサイズ検出器110aによる検出結果に応じた読取領域D2のサイズを当該メモリ120aに記憶された複数の読取領域D2のサイズの中から選択する。
【0036】
走査光学系130は、カセッテ用スロット110に装着された撮影済カセッテ1の放射線画像変換プレート11から画像データを読み取る。
【0037】
ここで、図3、図4を参照して走査光学系130の構成を説明する。
図3は、走査光学系130の概要構成を上方から示す平面図であり、図4は、走査光学系130の概要構成を側面(y軸方向)から示す平面図である。
【0038】
図3、図4に示すように、走査光学系130は、近赤外域波長のレーザビーム(励起光)を発光するレーザダイオード131と、レーザビームを収束させて平行化するコリメートレンズ132およびシリンドリカルレンズ133と、平行化されたレーザビームの進行方向を略x軸方向に変更すると共に当該レーザビームの進行方向を更にx軸方向を中心にxy平面内で移動させるためのポリゴンミラー134と、ポリゴンミラー134により進行方向が変更されたレーザビームが放射線画像変換プレート11表面内に収まるようにするための走査レンズ135と、走査レンズ135を透過したレーザビームの進行方向を変えて放射線画像変換プレート11表面に照射するための凹面シリンドリカルミラー136と、放射線画像変換プレート11をx軸方向に搬送するための搬送ローラ137と、制御部120から送信される制御信号に応じてポリゴンミラー134および搬送ローラ137を駆動する駆動部130aとを備える。
【0039】
なお、ポリゴンミラー134は、図3に示すような正7角形に限らず、正6角形や正8角形等、一般の正n角形(nは3以上の整数)でも良い。
【0040】
再び図1に戻って放射線画像読取装置100の構成の説明を続ける。
光電変換器140は、光電子増倍管等によって成り、放射線画像変換プレート11から発光された輝尽光を光電変換して放射線画像変換プレート11に記録された画像データをアナログ信号に変換し、当該アナログ信号をA/Dコンバータ150に送信する。
【0041】
A/Dコンバータ150は、光電変換器140から送信されたアナログ信号をデジタル信号に変換する。
【0042】
画像処理部160は、メモリ160aを備え、読取領域D2の画像情報から有効な画像情報を抽出するための画像抽出領域のサイズを一つあるいは複数格納する。この画像抽出領域のサイズは、撮影済カセッテ1のサイズ毎に一つ設定されていても良いし、撮影済カセッテ1のサイズによらず任意のサイズが複数設定されるようにしても良い。
【0043】
画像処理部160は、読取領域D2の画像情報から、制御用コンソール125を介して操作者により指定されたサイズの画像抽出領域の画像情報を抽出する。
【0044】
なお、画像処理部160は、制御用コンソール125から上記画像抽出領域のサイズが指定されなかった場合(あるいは、それ以外の場合においても)、読取領域D2の画像情報から階調度を示す信号(以下、階調信号という)を抽出し、当該抽出した階調信号に基づいて画像抽出領域を特定するようにしても良い。
この場合、画像処理部160は、上記階調信号に基づき、読取領域D2の画像情報の階調を、予め定められた基準画像階調(このデータは、メモリ160aに予め格納されている)と比較して画像階調が高い画像領域(有効な画像領域であり、例えば放射線画像有効領域D1)と画像階調が低い画像領域(非有効画像領域であり、例えば放射線画像領域D1以外の画像領域)とに分別し、当該画像階調が高い画像領域の画像情報のみを抽出する。
【0045】
また、画像処理部160は、カセッテサイズ検出器110aにより検出された撮影済カセッテ1のサイズに応じて画像抽出領域のサイズを特定するようにしても良い。
【0046】
画像処理部160は、上記画像処理後の画像情報をメモリ160aに格納してファイリングすると共に、プリンタやCRTディスプレイ等の出力デバイス200に出力する。
【0047】
次に動作を説明する。
まず、図2〜図4を参照して走査光学系130の動作を説明する。
【0048】
レーザダイオード131から発光されたレーザビームはコリメートレンズ132およびシリンドリカルレンズ133を透過してポリゴンミラー134に向かう。
【0049】
次にポリゴンミラー134に到達したレーザビームは進路変更して走査レンズ135を透過し、凹面シリンドリカルミラー136に向かう。
【0050】
その後、凹面シリンドリカルミラー136に到達したレーザビームは更に進路変更して放射線画像変換プレート11表面に到達する、すなわち、レーザビームは放射線画像変換プレート11表面を照射する。
【0051】
ポリゴンミラー134により変更されたレーザビームの進行方向はポリゴンミラー134の回転(図中符号A1に示す方向の回転)に伴ってx軸方向を中心に変化する。
【0052】
例えば、ポリゴンミラー134の頂点B1近傍でレーザビームが反射された場合、当該反射されたレーザビームは、走査レンズ135を透過し、凹面シリンドリカルミラー136で進路変更されて放射線画像変換プレート11の点B11に到達する。
【0053】
その後、ポリゴンミラー134が図中符号A1に示す方向に回転するに伴って、放射線画像変換プレート11表面に到達するレーザビームの照射ポイントは、上記放射線画像変換プレート11の点B11からy軸方向(y軸の負方向であり、図中符号A2に示す方向)に直線的に移動し、レーザビームが頂点B2近傍で反射されるに至ると、放射線画像変換プレート11の点B21に到達する。
【0054】
また、搬送ローラ137が、図中符号C1に示す方向に回転すると、放射線画像変換プレート11は、図中符号C2に示す方向に水平移動する。
【0055】
放射線画像変換プレート11の水平移動と上記レーザ走査とを併用することにより、レーザビームは放射線画像変換プレート11の輝尽性蛍光体層の形成領域を照射可能となる。
【0056】
次に、図5を参照して画像読取処理を説明する。
【0057】
制御部120は、放射線画像変換プレート11表面上で励起光から光電変換器140を介して画像情報を読み取る読取領域を制御用コンソール125を介して操作者により指定された読取領域D2に設定する(ステップS10)。
【0058】
ここで、読取領域D2の指定は、カセッテサイズ検出器110aにより検出された撮影済カセッテ1のサイズに応じて、制御部120が自動的に指定するようにしても良い。この場合、メモリ120aは読取領域D2のサイズを撮影済カセッテ1のサイズに応じて一つあるいは複数記憶し、制御部120は、カセッテサイズ検出器110aによる検出結果に応じた読取領域D2のサイズを当該メモリ120aに記憶された複数の読取領域D2のサイズの中から選択する。
【0059】
ステップS10の後、制御部120は、カセッテ用スロット110に撮影済カセッテ1が装着されると、放射線画像変換プレート11の輝尽性蛍光体層の形成領域をレーザ走査させ、このレーザ走査により発光された励起光から上記設定された読取領域D2の画像情報を読み取る(ステップS12)。
【0060】
この場合、制御部120は、レーザ走査時のレーザ照射タイミングを制御することによって読取領域D2の画像情報を読み取るようにしても良いし、光電変換器140の光電変換動作を駆動する駆動タイミングを制御することによって読取領域D2の画像情報を読み取るようにしても良い。また制御部120は、A/Dコンバータ150に入力されるアナログ情報をデジタル情報に変換する動作を駆動する駆動タイミングを制御することによって読取領域D2の画像情報を読み取るようにしても良いし、また画像処理部160に入力される画像情報を受信する受信タイミングを制御することによって読取領域D2の画像情報を読み取るようにしても良い。
【0061】
制御部120は、ステップS12で読み取った読取領域D2の画像情報をA/Dコンバータ150を介して画像処理部160に送信する(ステップS14)。
【0062】
画像処理部160は、A/Dコンバータ150を介して受信した読取領域D2の画像情報から、制御用コンソール125を介して指定された画像抽出領域の画像情報を抽出する。
なお、画像抽出領域のサイズは、階調度に基づいて特定されるようにしても良いし、あるいはカセッテサイズ検出器110aにより検出された撮影済カセッテ1のサイズに基づいて特定されるようにしても良い。
【0063】
以上説明したように、放射線画像読取装置100は、放射線画像変換プレート11の放射線画像有効領域D1よりも広い読取領域D2から画像情報を読み取る。更に、放射線画像読取装置100は、当該読み取られた画像情報から画像階調度を利用して放射線画像有効領域D1に対応する画像情報のみを抽出する。
【0064】
したがって、画像情報の読取領域D2を放射線画像有効領域D1に高い精度で一致させる必要がなく、安価かつ容易に放射線画像有効領域D1の画像情報を取得できる。
【0065】
例えば、300mm幅の画像情報が必要な際に、輝尽性蛍光体の大きさのばらつきが±5mm、輝尽性蛍光体が支持板11aに形成されるときの位置のばらつきが±5mm、支持板11a(すなわち放射線画像変換プレート11)が走査光学系130にセットされるときの走査光学系130における位置のばらつきがプラスマイナス10mmとなる場合、従来の方法では、全てを考慮して340mmの幅の大きさの輝尽性蛍光体が必要であった。本発明により、輝尽性蛍光体の大きさのばらつきだけを考慮した310mmの幅の大きさがあれば十分となり、更に輝尽性蛍光体が支持板11aに形成されるときの位置のばらつき、支持板11aが走査光学系130にセットされるときの走査光学系130における位置のばらつき等の精度低下を許容できるため、大幅なコストダウンが可能となる。
【0066】
以上説明した本実施の形態における記述は、本発明に係る放射線画像読取装置の具体例を示すものであり、これに限定されるものではない。本実施の形態の放射線画像読取装置100の細部構成、詳細動作は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0067】
【発明の効果】
本発明によれば、輝尽光を発光する輝尽性蛍光体の形成位置が実現可能な高い精度で保持された放射線変換プレートと、更に放射線変換プレートの配置や当該プレートに対する励起光の進入方向および範囲等を高精度で調整・制御することなく、読取領域内に非有効画像領域が形成されずに被写体が撮影された放射線画像を安価に精度良く取得可能な放射線画像読取装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した放射線画像読取装置の内部構成を示すブロック図である。
【図2】放射線画像変換プレート11における放射線画像有効領域と画像情報の読取領域を示す図である。
【図3】図1に示す走査光学系の概要構成を上方から示す平面図である。
【図4】図1に示す走査光学系の概要構成を側面から示す平面図である。
【図5】本発明を適用した放射線画像読取装置による画像読取処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
100 放射線画像読取装置
1 撮影済カセッテ
11 放射線画像変換プレート
11a 支持板
110 カセッテ用スロット
110a カセッテサイズ検出器
120 制御部
120a 記録媒体
130 走査光学系
130a 駆動部
131 レーザダイオード
132 コリメートレンズ
133 シリンドリカルレンズ
134 ポリゴンミラー
135 走査レンズ
136 凹面シリンドリカルミラー
137 搬送ローラ
140 光電変換器
150 A/Dコンバータ
160 画像処理部
160a メモリ
Claims (8)
- 被写体を透過した放射線を蓄積し、その後に照射される励起光により蓄積された放射線量に応じた輝尽光を発光する放射線変換プレートと、
前記放射線変換プレートの輝尽光を光電変換して該放射線変換プレートに蓄積された放射線量に対応する画像情報を読み取る画像読取手段と、
を備えた放射線画像読取装置において、
前記画像読取手段による画像情報の読取範囲を、前記放射線変換プレートの放射線蓄積領域より外側に設定する読取範囲設定手段と、
前記読取範囲設定手段により設定された読取範囲に従って前記画像読取手段により読み取られる画像情報から、前記放射線蓄積領域に含まれる画像抽出領域の画像情報を抽出する画像情報抽出手段と、
を備えたことを特徴とする放射線画像読取装置。 - 前記画像情報抽出手段は、前記読取範囲の画像情報に含まれる階調度に基づいて前記画像抽出領域の画像情報を抽出することを特徴とする請求項1記載の放射線画像読取装置。
- 予め設定された画像抽出領域のサイズを一つあるいは複数記憶する記憶手段と、
前記画像情報抽出手段は、前記記憶手段により記憶された画像抽出領域のサイズのなかから指定されたサイズの画像抽出領域の画像情報のみを抽出することを特徴とする請求項1記載の放射線画像読取装置。 - 装着された前記放射線変換プレートのサイズを検出する検出手段と、
前記記憶手段により記憶された画像抽出領域のサイズのうち前記検出手段により検出された放射線変換プレートのサイズに応じたサイズの画像抽出領域を特定する抽出領域特定手段と、
を備え、
前記画像情報抽出手段は、前記抽出領域特定手段により特定された画像抽出領域から画像情報を抽出することを特徴とする請求項3記載の放射線画像読取装置。 - 被写体を透過した放射線を蓄積し、その後に照射される励起光により蓄積された放射線量に応じた輝尽光を発光する放射線変換プレートと、
前記放射線変換プレートの輝尽光を光電変換して該放射線変換プレートに蓄積された放射線量に対応する画像情報を読み取る画像読取手段と、
を備えた放射線画像読取装置において、
前記画像読取手段による画像情報の読取範囲を、前記放射線変換プレートの放射線蓄積領域より外側に設定する読取範囲設定手段と、
前記読取範囲設定手段により設定された読取範囲のうち、該読取範囲に従って読み取られる画像情報から放射線蓄積領域の画像情報を抽出するための画像抽出領域を特定する抽出領域特定手段と、
を備えたことを特徴とする放射線画像読取装置。 - 前記抽出領域特定手段は、前記読取範囲の画像情報に含まれる階調度に基づいて前記画像抽出領域を特定することを特徴とする請求項5記載の放射線画像読取装置。
- 予め設定された画像抽出領域のサイズを一つあるいは複数記憶する記憶手段と、
前記抽出領域特定手段は、前記記憶手段により記憶された一つあるいは複数のサイズのなかから指定されたサイズの画像抽出領域を特定することを特徴とする請求項5記載の放射線画像読取装置。 - 装着された前記放射線変換プレートのサイズを検出する検出手段と、
前記抽出領域特定手段は、前記記憶手段により記憶された画像抽出領域のサイズのうち前記検出手段により検出された放射線変換プレートのサイズに応じたサイズの画像抽出領域を特定することを特徴とする請求項7記載の放射線画像読取装置。
Priority Applications (1)
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JP2002237691A JP2004077772A (ja) | 2002-08-16 | 2002-08-16 | 放射線画像読取装置 |
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-
2002
- 2002-08-16 JP JP2002237691A patent/JP2004077772A/ja active Pending
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