JP2004077438A - レーダ受信型発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】船舶用レーダ等の高出力パルス波を利用して低電流LEDを発光させるレーダ受信型発光装置を提供する。
【解決手段】船舶用レーダ等のような高出力、高周波であるパルス波をアンテナ4で受信し、該アンテナ4と直列に接続された誘導コイル5には、パルス状のレーダ波を受けて電磁誘導が起こり、誘導電流はパルス状のものであるので、整流することなく電解コンデンサ3に順次充電される。電解コンデンサ3の電圧が徐々に高くなり、トランジスタ2のE−C間の耐圧+LED1の順方向電圧を超えると、電解コンデンサ3は放電し、トランジスタ2に電流が流れ、低電流LED1を発光させる。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーダ等の高出力パルス波をアンテナからコイルに受け、電磁誘導により生じた電流をコンデンサ等に蓄電し、低電流LEDを発光させる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
夜間における船舶等からの海中への転落者の捜索では、ライフジャケットに装備してある懐中電灯や光反射テープなどを手がかりに捜索を行っている。しかし、反射テープは、捜索者が遭難者に向けてライトを照射できた時だけに反射するものであり、夜間での転落者の捜索は非常に困難である。また、懐中電灯は、電池には寿命があり長期間連続での使用は困難であると共に、電池の保存期間により、必要なときに機能させるためには定期的なメンテナンスが必要である。更に、バッテリーを用いるものでは、その大きさにより装備位置や耐水性、経年変化に注意を配る必要があった。
【0003】
従来、低出力、連続発信電波をエネルギー源とし、電磁誘導により生じた電流を電源とした種々の装置がある。例えば、自動改札用カード(suica)や携帯電話の着信標示アクセサリーなどである。携帯電話のアクセサリーの場合は、図2に示すように、アンテナ部分に高輝度LEDを取り付け通話時に発光させている。
【0004】
図2において、4はアンテナ、5はコイル、6はゲルマニウムダイオード、7は高輝度LEDである。携帯電話が発する800MHz&1200MHzの連続発信の電波をアンテナ4で受信し、コイル5に電磁誘導で誘導される誘導電流をゲルマニウムダイオード6で整流して高輝度LED7に供給する。この場合、携帯電話から電源供給は受けることなく、携帯電話の送信電力は0.5W程度であるが、連続発信のため電磁誘導により低電流の高輝度LED7を発光させることが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、携帯電話の送信電力は低出力であっても、連続発信のため電磁誘導で低電流LEDを発光させることが可能であるが、船舶用レーダ等のような高出力、高周波であるパルス波をエネルギー源としたレーダ受信型発光装置は存在しなかった。そこで、本発明は船舶用レーダ等の高出力パルス波を利用して低電流LEDを発光させるレーダ受信型発光装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るレーダ受信型発光装置は、アンテナに直列接続された誘導コイルと、該誘導コイルに並列に、電解コンデンサと、低電流LEDと逆極性のトランジスタの直列回路が、それぞれ接続された構成とした。
【0007】
こうして、高出力、高周波であるパルス波をエネルギー源としたレーダ受信型発光装置は従来存在しなかったが、高出力パルス波を利用して電解コンデンサ等に蓄電して低電流LEDを発光させることにより、レーダ受信型発光装置の実現を可能とする。
【0008】
本発明の請求項2に係るレーダ受信型発光装置は、船舶用レーダ等のような高出力、高周波であるパルス波をエネルギー源とし、アンテナに直列接続された誘導コイルと、該誘導コイルに並列に、電解コンデンサと、低電流LEDと逆極性のトランジスタの直列回路が、それぞれ接続された構成とした。
【0009】
こうして、船舶用レーダ等のような高出力、高周波であるパルス波をエネルギー源としたレーダ受信型発光装置は従来存在しなかったが、船舶用レーダ等の高出力パルス波を利用して電解コンデンサ等に蓄電して低電流LEDを発光させることにより、レーダ受信型発光装置の実現を可能とする。
【0010】
本発明の請求項3に係るレーダ受信型発光装置は、船舶用レーダ等のような高出力、高周波であるパルス波をエネルギー源とし、アンテナに直列接続された誘導コイルと、該誘導コイルに並列に、電解コンデンサと、低電流LEDと逆極性のトランジスタの直列回路が、それぞれ接続された構成とし、救命胴衣に装備した。
【0011】
こうして、救命胴衣に装備することにより海上遭難時において、夜間の海中転落者各人の位置がはっきりと認識でき、救命活動を容易にする。受信側に誘導率が高いアンテナを用いることで、無指向性にレーダ波をキャッチできるので、ライフジャケツトに装備するだけでも大きなマーケットが期待できる。
【0012】
本発明の請求項4に係るレーダ受信型発光装置は、船舶用レーダ等のような高出力、高周波であるパルス波をエネルギー源とし、アンテナに直列接続された誘導コイルと、該誘導コイルに並列に、電解コンデンサと、低電流LEDと逆極性のトランジスタの直列回路が、それぞれ接続された構成とし、救命艇または漂流ブイまたは船舶に装備した。
【0013】
こうして、救命艇、漂流ブイまたは船舶に装備することで、海上における位置標示を明確にすることができ、救助の時間を短縮でき、かつ船舶同士の衝突事故を予防することができる。
【0014】
本発明の請求項5に係るレーダ受信型発光装置は、アンテナに直列接続された誘導コイルと、該誘導コイルに並列に、電解コンデンサと、低電流LEDと逆極性のトランジスタの直列回路が、それぞれ接続された構成とし、港湾等の夜間表示板の発光源に用いた。
【0015】
こうして、港湾等に設置されたレーダの電波を利用することにより、港湾入口などに設置した港湾施設等の夜間表示板の電源として用いることができ、電源施設の設置に不便なところでも電源を確保でき長距離の位置にも対応できると共に、メンテナンスフリーの夜間表示板を得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
船舶用レーダでは、出力は2kW以上と高出力であるが、パルス波であり、LEDを発光させるために十分な電力を得ることが困難である。そこで受信アンテナやコイルを正確に設計し、電解コンデンサ等に蓄電し、一定以上の電力になったらLEDを発光させることで解決するものである。次に、本発明の実施形態を図を参照して説明する。
【0017】
図1は本発明のレーダ受信型発光装置の実施形態である。図において、1は低電流LED、2はトランジスタ、3は電解コンデンサ、4はアンテナ、5は誘導コイルである。本発明のレーダ受信型発光装置は、アンテナ4に直列に誘導コイル5が接続され、該誘導コイル5に並列に、電解コンデンサ3と、低電流LED1と逆極性のトランジスタ2の直列回路が、それぞれ接続された構成をとっている。
【0018】
船舶用レーダ等のような高出力、高周波(3G,5G,9GHz)であるパルス波をアンテナ4で受信し、該アンテナ4と直列に接続された誘導コイル5には、パルス状のレーダ波を受けて電磁誘導が起こり、誘導電流はパルス状のものであるので、整流することなく電解コンデンサ3に順次充電される。電解コンデンサ3の電圧が徐々に高くなり、トランジスタ2のE−C間の耐圧+LED1の順方向電圧を超えると、電解コンデンサ3は放電し、トランジスタ2に電流が流れ、低電流LED1を発光させる。
【0019】
LED1は発光するが、その瞬間、トランジスタ2のE−C間の電圧が下がり、コンデンサが放電してしまいLED1が消灯する。そして電流が消失すると、トランジスタ2のE−C間の耐圧は元に戻るので、電解コンデンサ3の電圧が再び高くなるまでLED1は消灯している。
【0020】
再び、電解コンデンサ3の電圧が徐々に高くなり、トランジスタ2のE−C間の耐圧+LED1の順方向電圧を超えると、電解コンデンサ3は放電し、トランジスタ2に電流が流れ、低電流LED1を発光させ、この動作を繰り返し行なう。ここで、充電装置として電解コンデンサを例示したが、同様な機能のものであれば当該分野で周知な手段を用いることができることは勿論である。
【0021】
本装置は、救命胴衣に装備することにより海上遭難時において、夜間の海中転落者各人の位置がはっきりと認識でき、救命活動を容易にする。受信側に誘導率が高いアンテナを用いることで、無指向性にレーダ波をキャッチできるので、ライフジャケツトに装備するだけでも大きなマーケットが期待できる。また、救命艇、漂流ブイあるいは船舶に装備することで、海上における位置標示を明確にすることができ、救助の時間を短縮でき、かつ船舶同士の衝突事故を予防することができる。
【0022】
また、港湾等に設置されたレーダの電波を利用することにより、港湾入口などに設置した港湾施設等の夜間表示板の電源として用いることができ、電源施設の設置に不便なところでも電源を確保でき長距離の位置にも対応できると共に、メンテナンスフリーの夜間表示板を得ることができる。
【0023】
このように、本発明のレーダ受信型発光装置であれば、構成部品が少なくて済み、バッテリを必要としないため、装備する場所の制限が少なく、耐水性も充分に確保できる。更に、経年変化の影響が殆どないメンテナンスフリーの装置を得ることができる。
【0024】
【発明の効果】
以上のように本発明は、高出力、高周波であるパルス波をエネルギー源としたレーダ受信型発光装置は従来存在しなかったが、高出力パルス波を利用して電解コンデンサ等に蓄電して低電流LEDを発光させることにより、レーダ受信型発光装置の実現を可能とする。
【0025】
そして、電源としてのバッテリを必要とせず、メンテナンスフリーであり、装置も小型であるため維持コスト、製造コストも僅少ですむ。そして、海中転落者の救命胴衣や救命艇あるいは漂流ブイなどに装備することで、夜間の海中転落者や転落物の発見を容易にする。また、港湾入口などに設置してメンテナンスフリーの夜間表示板としても利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレーダ受信型発光装置の実施形態図。
【図2】レーダ受信型発光装置の従来図。
【符号の説明】
1        低電流LED
2        トランジスタ
3        電解コンデンサ
4        アンテナ
5        誘導コイル
6        ゲルマニウムダイオード
7        高輝度LED

Claims (5)

  1. アンテナに直列接続された誘導コイルと、該誘導コイルに並列に、電解コンデンサと、低電流LEDと逆極性のトランジスタの直列回路が、それぞれ接続されたことを特徴とするレーダ受信型発光装置。
  2. 船舶用レーダ等のような高出力、高周波であるパルス波をエネルギー源とすること特徴とする請求項1記載のレーダ受信型発光装置。
  3. 救命胴衣に装備されること特徴とする請求項1または請求項2記載のレーダ受信型発光装置。
  4. 救命艇または漂流ブイまたは船舶に装備されること特徴とする請求項1または請求項2記載のレーダ受信型発光装置。
  5. 港湾等の夜間表示板の発光源に用いること特徴とする請求項1記載のレーダ受信型発光装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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