JP2004077381A - 光学素子位置計測方法及び装置、導波路調整方法及び装置ならびに光モジュール製造方法 - Google Patents

光学素子位置計測方法及び装置、導波路調整方法及び装置ならびに光モジュール製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光学素子を基板に実装する際に、精度良くそれらの位置関係を計測することができ、また、その計測結果を用いて光学素子を基板に精度良く実装することのできる方法及び装置を提供する。
【解決手段】光学素子3および基板2に光を照射し、高さ算出器11において、照射した光のうち光学素子3で反射したものと基板2で反射したものとの干渉具合を示すデータを生成し、生成したデータを平均化処理後に微分処理し、微分結果に基づいて光学素子と基板間の相対位置を算出する。そしてこの算出結果に基づいて光学素子3を保持移動手段12で移動させる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学素子位置計測方法及び装置、導波路調整方法及び装置ならびに光モジュール製造方法に関し、さらに特定的には、低反射率の光学素子を基板に実装する際に精度良くそれらの位置関係を計測して実装することのできる方法及び装置に関し、例えば半導体レーザの光出射位置と導波路の位置合わせに好適に利用することができる。
【0002】
【従来の技術】
図10に、従来の導波路調整装置の基本構成図を示す。図10において、101は半導体レーザ等の光源であり、102は光源101が実装された基板であり、103は導波路であり、104は導波路103を有する低反射率の光学素子であり、105は基板102と光学素子104との高さおよび傾き角を測定するためのTVカメラであり、106はTVカメラ105からの画像データより基板102と光学素子104との高さ及び傾き角を算出する算出器であり、107は光学素子104を保持し、かつy軸の移動機構とθx方向の回転機構を有する保持移動回転手段であり、108は算出器106からのデータに基づいて光学素子104を所定量移動または回転させるための制御信号を保持移動回転手段107に出力するコントローラである。
【0003】
以上のように構成された従来の導波路調整装置の動作について説明する。TVカメラ105は、基板102の上面と光学素子104の下面を撮像する。算出器106は、TVカメラ105で撮影された画像データに基づいて、基板102から光学素子104までの高さと、基板102と光学素子104との傾き角とを算出する。算出器106により求められた高さデータおよび傾き角データはコントローラ108に送られる。
【0004】
コントローラ108は、予め求めておいた光源101の光出射位置と、光学素子104の底面から導波路103までの設計値と、算出器106から送られてきた高さデータとに基づいて、光学素子104の移動量を求める。またコントローラ108は、算出器106から送られてきた傾き角データに基づいて、基板102と光学素子104との傾き角がゼロとなるような移動角度を求める。コントローラ108により求められた移動量および移動角度は制御信号として保持移動回転手段107に出力される。
【0005】
保持移動回転手段107は、コントローラ108から出力された移動量に基づいて光学素子104を移動させ、光源101の光出射位置と導波路103とを位置合わせする。また同様に保持移動回転手段107は、コントローラ108から出力された移動角度に基づいて光学素子104を傾け、基板102と光学素子104との角度を調整する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の導波路調整装置では次のような課題がある。
基板102および光学素子104はダイシング等により個片化されるため、それらの側面には数十ミクロン程度のチッピング(欠け)が発生している。基板102および光学素子104のエッジを画像処理によって測定する場合にはこのチッピングの影響を受けるため、サブミクロンオーダでエッジを測定することは困難である。したがって、画像処理による測定では基板102と光学素子104との高さを精度良く測定することはできない。基板102と光学素子104との傾き角の測定に関しても同様である。
【0007】
上記の導波路調整装置では、このような画像処理によって得られた精度の悪い高さデータを用いて基板102と光学素子104との高さを調整するため、光源101の光出射位置と導波路103とが大きくずれてしまう可能性があり、この位置調整に時間がかかってしまうという問題がある。また同じく画像処理によって得られた精度の悪い傾き角データを用いて基板102と光学素子104との傾き角を調整するため、光源101からの光が効率良く導波路103に入射しないという問題がある。
【0008】
また、基板102に光学素子104を実装する際には、基板102上に実装された光源101の光出射位置と光学素子104が有する導波路103とを正確に位置合わせする必要がある。ところが光学素子104は前述のようにダイシング等により切断されるため光学素子104のx軸方向(図10参照)の大きさは個々に異なり、外形寸法からは導波路103の位置を精度良く求めることができない。また、ガラス等で作製された導波路103はコアとクラッドとの屈折率差が小さいため、画像処理では導波路103の位置を認識することができない。そのため、上記の導波路調整装置では、図10のx軸方向に関する光源101の光出射位置と導波路103との位置調整に時間がかかってしまうという問題がある。
【0009】
それゆえに本発明の目的は、光学素子を基板に実装する際に、精度良くそれらの位置関係を計測することができ、また、その計測結果を用いて光学素子を基板に精度良く実装することのできる方法及び装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、以下の構成を採用した。
本発明の光学素子位置計測方法は、光学素子および基板に光を照射する照射工程と、照射した光のうち光学素子で反射したものと基板で反射したものとの干渉具合を示すデータを生成するデータ生成工程と、生成したデータを平均化処理後に微分処理する微分工程と、微分結果に基づいて光学素子と基板間の相対位置を算出する算出工程とを備えることを特徴とする。
【0011】
なお、上記の光学素子位置計測方法は、例えば基板に実装された光源の光出射位置と光学素子中の導波路との相対位置を調整する場合や、また例えば基板と光学素子中の導波路との相対位置を調整する場合に好適に利用することができる。
【0012】
また本発明の導波路調整方法は、所定波長の光を分岐させて光学素子および基準ミラーにそれぞれ照射する照射工程と、照射した光のうち光学素子で反射したものと基準ミラーで反射したものとが干渉した光を撮像することによって、干渉具合を示す画像データを生成するデータ生成工程と、生成した画像データを平均化処理後に微分処理する微分工程と、微分結果に基づいて光学素子中の導波路位置を算出する算出工程と、算出した導波路位置に基づいて、基板に実装された光源の光出射位置と光学素子中の導波路との相対位置を調整する調整工程とを備えることを特徴とする。
【0013】
なお、以上の光学素子位置計測方法ないし導波路調整方法は、例えば光通信や光ディスクドライバなどで用いられる半導体レーザを含む光モジュールの製造に好適に利用することができる。
【0014】
また本発明の光学素子位置計測装置は、光学素子および基板に波長λ1の光を照射する第1の光源と、波長λ1の光が光学素子および基板に照射される位置とほぼ同位置に波長λ1とは異なる波長λ2の光を照射する第2の光源と、波長λ1の光のうち光学素子で反射したものと基板で反射したものとが干渉した光を受光する第1の受光素子と、波長λ2の光のうち光学素子で反射したものと基板で反射したものとが干渉した光を受光する第2の受光素子と、光学素子を移動させる保持移動手段と、光学素子を保持移動手段によって光学素子と基板間の高さ方向に移動させながら第1の受光素子および第2の受光素子からの各波長毎のデータを測定し、この測定データを平均化処理後に微分処理し、この微分結果に基づいて光学素子と基板間の高さを算出する高さ算出器とを備えることを特徴とする。
【0015】
また本発明の他の光学素子位置計測装置は、光学素子および基板に所定波長の光を同時に照射する光源と、所定波長の光のうち光学素子で反射したものと基板で反射したものとが干渉した光を撮像する撮像素子と、撮像素子からの画像データを平均化処理後に微分処理し、この微分結果に基づいて光学素子と基板間の傾き角を算出する傾き角算出器とを備えることを特徴とする。
【0016】
なお、上記の各光学素子位置計測装置は、例えば基板に実装された光源の光出射位置と光学素子中の導波路との相対位置を調整する装置や、また例えば基板と光学素子中の導波路との相対位置を調整する装置に好適に利用することができる。
【0017】
また本発明のさらに他の導波路調整装置は、所定波長の光を出射する光源と、光源から出射された光を分岐するハーフミラーと、ハーフミラーで分岐された一方の光を反射する基準ミラーと、光源から出射された光のうちハーフミラーを透過して光学素子で反射したものとハーフミラーで反射して基準ミラーでさらに反射したものとが干渉した光を撮像する撮像素子と、撮像素子からの画像データを平均化処理後に微分処理し、この微分結果に基づいて光学素子中の導波路位置を算出する導波路位置算出器と、導波路位置算出器の算出結果に基づいて基板に実装された光源の光出射位置と光学素子中の導波路との相対位置を調整するための制御信号を出力するコントローラと、制御信号に基づいて光学素子を移動させる保持移動手段とを備えることを特徴とする。
【0018】
なお「干渉具合を示すデータ」には、干渉した光の強度を記録したデータや干渉縞を撮像した画像データが含まれる。また「平均化処理」としては、データに含まれるノイズの影響を緩和することができる公知の任意の処理を使用することができ、例えばデータの移動平均処理や、メディアン法などの画像データの平滑化処理が含まれる。また「微分処理」としては、公知の微分処理またはそれに相当する処理を使用することができ、例えばある間隔でサンプリングされたデータの隣り合うデータの差分を順次求めて差分データを生成する処理や、ロバーツ法などの画像データの面内微分処理が含まれる。また「相対位置」とは、物体間の相対的な位置だけでなく物体間の相対的な角度をも含むものとする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の種々の実施形態を図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1に、本発明の第1の実施形態に係る導波路調整装置の基本構成図を示す。図1において、1は半導体レーザ等の光源であり、2は光源1が実装された基板であり、3は導波路を有する低反射率の光学素子であり、4は波長λ1のコヒーレント光を出射する第1の光源であり、5は波長λ2のコヒーレント光を出射する第2の光源であり、6は第1のダイクロイックミラーであり、7はハーフミラーであり、8は第2のダイクロイックミラーであり、9は波長λ1の光を受光する第1の受光素子であり、10は波長λ2の光を受光する第2の受光素子であり、11は第1の受光素子9および第2の受光素子10からそれぞれ出力される信号に基づいて基板2と光学素子3との高さを算出する高さ算出器であり、12は光学素子3を保持して紙面上下方向に移動させる保持移動手段であり、13は高さ算出器11からのデータに基づいて光学素子3を所定の高さに移動させるための制御信号を保持移動手段12に出力するコントローラである。
【0020】
上記の構成を有する導波路調整装置において、基板2から光学素子3までの高さを計測して導波路の位置を調整する仕組みについて以下に説明する。第1の光源4を出射した波長λ1の光と第2の光源5を出射した波長λ2の光は、第1のダイクロイックミラー6によって合波される。この光はハーフミラー7を透過して光学素子3と基板2に照射される。ここで、光学素子3の底面(基板2側)で反射した光と基板2の上面で反射した光は、波長毎に互いに干渉する。そして元来た光路をたどり、ハーフミラー7で反射される。ハーフミラー7で反射された光は第2のダイクロイックミラー8により波長分離される。つまり波長λ1の光は第2のダイクロイックミラー8を透過し、波長λ2の光は第2のダイクロイックミラー8で反射される。波長λ1の光は第1の受光素子9で受光され、波長λ2の光は第2の受光素子10で受光される。
【0021】
基板2と光学素子3との高さがhの時、第1の受光素子9で受光される光強度I1は、下記の式1のように書ける。ただしR0は光学素子3での反射率であり、R1は基板2での反射率である。
I1∝R0+R1+(R0R1)1/2cos(4πh/λ1)・・・(式1)
同様に、第2の受光素子10で受光される光強度I2は、下記の式2のように書ける。
I2∝R0+R1+(R0R1)1/2cos(4πh/λ2)・・・(式2)
【0022】
これら式1および式2を用いて高さhを算出できることは良く知られている。しかしながら、Siウエハーのような反射率R1の高い基板2にガラスやLN素子等の反射率R0が低い光学素子3を実装する場合にはI1とI2の光強度の差が大きいため、図2の実線で示した測定データのように変調成分に対するバイアス値の割合が大きくなり、ビジビリティーの低い干渉となってしまう。このような測定データはノイズに対して弱く、このような測定データをそのまま用いたのでは精度良く高さが求められない。なお、図2の横軸は光学素子3と基板2間の高さhを示しており、縦軸はデータの値を示している。
【0023】
そこで本実施形態では、まず保持移動手段12によって光学素子3を高さ方向に移動させながら、高さ算出器11は、第1の受光素子9および第2の受光素子10で受光される光の強度を適当な高さ間隔(ただし光学素子3を移動させる距離に比べて十分に小さい間隔)でそれぞれ記録し、測定データとして蓄積する。このとき保持移動手段12によって光学素子3を移動させる距離は、例えば波長λ1/2以上かつ波長λ2/2以上とする。
【0024】
上記の処理によって、各波長毎に図2の実線で示すような測定データ(ただし実際には所定のサンプリング間隔を有する離散データとなる)が蓄積されると、高さ算出器11は、これらの測定データに対して移動平均を行い、図2の破線で示すような移動平均データをそれぞれ生成する。この移動平均処理により測定データに含まれているノイズの影響を緩和させることができる。
【0025】
さらに高さ算出器11は、各波長毎に移動平均データに対して隣接するデータ間の差分を求め、図2の一点鎖線で示すような差分データを生成する。もしも生成した差分データがばらつく場合には、さらに移動平均を行うことによってそのばらつきを低減すればよい。高さ算出器11は、こうして得られた2波長の差分データを用いて光学素子3と基板2との高さhを算出する。
【0026】
高さ算出器11が生成した差分データには測定データとは異なりバイアス値がなく、測定データに比べてビジビリティーの高いデータとなる。そのため、光学素子3の反射率R0が小さく、基板2で反射した光と光学素子3で反射した光との干渉がビジビリティーの低い干渉であったとしても、光学素子3の基板2からの高さhをより精度良く計測することができる。さらに本実施形態では、光学素子3および基板2の側面を観察することなく高さを計測するため、光学素子3および基板2の側面にチッピングが存在していたとしても光学素子3の基板2からの高さhを精度良く計測することができる。
【0027】
こうして高さ算出器11で生成された高精度の高さデータはコントローラ13に送られる。コントローラ13は、この高さデータに基づいて、予め求めておいた光源1の光出射位置と現在の光学素子3中の導波路位置との相対値を算出し、光学素子3を移動させるべき移動量を求め、この移動量に基づいて保持移動手段12を制御するための制御信号を出力する。保持移動手段12はこの制御信号に基づいて光学素子3を移動させる。こうして精度の良い高さデータを用いて光学素子3の位置を調整するため、光源1の出射位置と光学素子3の導波路位置とを高速に精度良く合わせることができる。
【0028】
なお、本実施形態では、基板から導波路を有する光学素子までの高さを計測したが、導波路を含む光学素子に限らず、任意の光学素子について本発明を適用してその光学素子と基板間の高さを精度良く計測することができる。
【0029】
(第2の実施形態)
図3に、本発明の第2の実施形態に係る導波路調整装置の基本構成図を示す。なお図3において、図1と同一機能を有するものには同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
【0030】
図3において、21はコヒーレント光を出射する光源であり、22は光源21から基板2および光学素子3に向けて出射される光を透過するとともに、基板2および光学素子3で反射した光を反射するハーフミラーであり、23はハーフミラー22で反射した光を撮像するTVカメラであり、24はTVカメラ23で撮像された干渉縞画像に基づいて光学素子3と基板2間の傾き角を算出する傾き角算出器であり、25は光学素子3を保持して光学素子3を紙面上下方向と直交する2軸方向(θx、θz)に回転させる保持回転手段であり、26は傾き角算出器24からのデータに基づいて光学素子3を所定の角度だけ傾けるための制御信号を保持回転手段25に出力するコントローラである。
【0031】
次に、光学素子3と基板2間の傾き角を計測して導波路の位置を調整する方法を図3を用いて説明する。光源21を出射した光は、ハーフミラー22を透過して光学素子3および基板2に照射される。ここで、光学素子3の底面(基板2側)で反射した光と基板2の上面で反射した光は干渉する。そして、この干渉した光は元来た光路をたどり、ハーフミラー22で反射される。ハーフミラー22で反射された光はTVカメラ23により撮像される。
【0032】
光学素子3と基板2が平行でない場合、TVカメラ23で撮像された画像には干渉縞が表れるが、この干渉縞を用いて光学素子3と基板2間の傾き角を求められることは良く知られている。しかしながら、Siウエハーのような反射率の高い基板2にガラスやLN素子等の反射率が低い光学素子3の場合には、第一の実施形態で説明したように、TVカメラ23で観察される干渉縞はビジビリティーの低い干渉縞となる(図4参照)。このような画像データはノイズに対して弱く、このような画像データをそのまま用いたのでは精度良く傾き角が求められない。
【0033】
そこで本実施形態では、TVカメラ23で撮像された画像データを、傾き角算出器24で測定データとして蓄積する。傾き角算出器24は、この測定データに対して、メディアン法等により近傍の画素との平滑化を行い、平滑化データを生成する。この平滑化処理により測定データに含まれているノイズの影響を緩和させることができる。
【0034】
さらに傾き角算出器24は、この平滑化データに対してロバーツ法などの面内微分処理を行い、微分データを生成する。傾き角算出器24は、こうして得られた微分データを用いて光学素子3と基板2との傾き角を算出する。
【0035】
傾き角算出器24が生成した微分データには測定データとは異なりバイアス値がなく、測定データに比べてビジビリティーの高いデータとなる。そのため、光学素子3の反射率が小さく、基板2で反射した光と光学素子3で反射した光との干渉がビジビリティーの低い干渉であったとしても、光学素子3と基板2間の傾き角を精度良く計測することができる。図5は、TVカメラ23から出力される画像データのある走査線のデータを示している。なお、横軸は走査線上の各画素位置を示しており、縦軸はデータの値を示している。画像データはこのようにTVカメラ23のCCD等の撮像素子によってサンプリングされたデータとなる。図から明らかなように、測定データからは極大点や極小点を正確に求めることは困難であるが、差分データからは、例えばその0クロス点(データの値が0となる点)を撮像素子の解像度によらずより正確に求めることができる。図6は、図4に示した画像データから上記の0クロス点を抽出した場合の画像データである。このようなビジビリティーの高いデータを用いることにより、光学素子3と基板2間の傾き角をより高精度に計測することができる。ただし図6に示したのは単なる一例であって、傾き角算出器24は、必ずしも図6に示すような画像データを生成する必要はない。傾き角算出器24は、図5に示すような差分データから傾き角を直接算出することができる。
【0036】
さらに本実施形態では、光学素子3および基板2の側面を観察することなく傾き角を計測するため、光学素子3および基板2の側面にチッピングが存在していたとしても光学素子3と基板2間の傾き角を精度良く計測することができる。
【0037】
こうして傾き角算出器24で生成された高精度の傾き角データはコントローラ26に送られる。コントローラ26は、この傾き角度データに基づいて、光学素子3と基板2間の傾き角がゼロとなるような光学素子3の移動角度を求め、この移動量に基づいて保持回転手段25を制御するための制御信号を出力する。保持回転手段25はこの制御信号に基づいて光学素子3を傾ける。こうして精度の良い傾き角度データを用いて光学素子3と基板2間の傾き角を調整するため、光源1からの光が高効率に光学素子3中の導波路に入射されるように、光学素子3と基板2間の傾き角を高速に調整することができる。
【0038】
なお、本実施形態では、導波路を有する光学素子と基板間の傾き角を計測したが、導波路を含む光学素子に限らず、任意の光学素子について本発明を適用してその光学素子と基板間の傾き角を精度良く計測することができる。
【0039】
(第3の実施の形態)
図7に、本発明の第3の実施形態に係る導波路調整装置の基本構成図を示す。なお図7において、図1と同一機能を有するものには同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
【0040】
図7において、31はコヒーレント光を出射する光源であり、32は光源31からの光を2分岐するハーフミラーであり、33は光源31から出射されハーフミラー32で反射した光を元来た光路に戻す基準ミラーであり、34は光学素子3の下面(基板2側)で反射した光と基準ミラー33で反射した光とがハーフミラー32で合波されて干渉した光を受光するTVカメラであり、35はTVカメラ34で撮像された干渉縞画像に基づいて導波路位置を算出する導波路位置算出器であり、36は光学素子3を保持して光学素子3を紙面上下方向と直交する2軸方向に移動させる保持移動手段であり、37は導波路位置算出器35からのデータに基づいて光学素子3を所定量移動させるための制御信号を保持移動手段36に出力するコントローラである。
【0041】
次に、基板2上に実装された光源1の光出射位置と光学素子3が有する導波路とを位置合わせする方法を図7を用いて説明する。光源31を出射した光は、ハーフミラー32により2方向に分岐される。ハーフミラー32を透過した光は光学素子3に照射され、光学素子3の底面(基板2側)で反射した後、元来た光路をたどってハーフミラー32で反射される。一方、ハーフミラー32で反射した光は基準ミラー33で反射され、再度ハーフミラー32に入射する。基準ミラー33で反射されてハーフミラー32を透過した光と、光学素子3の底面で反射してハーフミラー32で反射された光とは干渉し、その干渉縞がTVカメラ34により撮像される。なお干渉縞が発生するように、導波路と基準ミラーは完全には平行にならないように調整されている。
【0042】
こうしてTVカメラ34で撮像された画像に表れた干渉縞を用いて光学素子3内の屈折率が異なる部分を求められることは、位相差干渉法として良く知られている。しかしながら、導波路のようにクラッドとコアとの屈折率差が小さい場合には、導波路位置を精度良く求めることが難しい。さらに、ガラスやLN素子等の反射率が低い光学素子3の場合には、第一の実施形態で説明したように、TVカメラ34で観察される干渉縞はビジビリティーの低い干渉縞となる(図8参照)。このような画像データではノイズに対して弱く、このような画像データをそのまま用いたのでは導波路位置(例えば導波路39の中心軸の位置)を精度良く求められない。
【0043】
そこで本実施形態では、TVカメラ34で撮像された画像データを、導波路位置算出器35で測定データとして蓄積する。導波路位置算出器35は、この測定データに対して、メディアン法等により近傍の画素との平滑化を行い、平滑化データを生成する。この平滑化処理により測定データに含まれているノイズの影響を緩和させることができる。
【0044】
さらに導波路位置算出器35は、この平滑化データに対してロバーツ法などの面内微分処理を行い、例えば図9に示すような微分データを生成する。導波路位置算出器35は、こうして得られた微分処理後の輝度データに基づいて導波路39と同方向の導波路エッジ38を抽出し、そのエッジ間の中点を導波路位置として算出する。
【0045】
導波路位置算出器35が生成した微分データには測定データとは異なりバイアス値がなく、測定データに比べてビジビリティーの高いデータとなる。そのため、光学素子3の反射率が小さく、ハーフミラー32で合波された光の干渉がビジビリティーの低い干渉であったとしても、精度良く傾き角を求めることができる。さらに、微分を用いることにより、屈折率差が小さくても、導波路位置を精度良く計測することができる。
【0046】
こうして導波路位置算出器35で生成された高精度の導波路位置データはコントローラ37に送られる。コントローラ37は、この導波路位置データに基づいて、予め求めておいた光源1の光出射位置と現在の光学素子3中の導波路位置との相対値を算出し、光学素子3を移動させるべき移動量を求め、この移動量に基づいて保持移動手段36を制御するための制御信号を出力する。保持移動手段36はこの制御信号に基づいて光学素子3を移動させる。こうして精度の良い導波路位置データを用いて光学素子3の位置を調整するため、光源1の出射位置と光学素子3の導波路位置とを高速に精度良く合わせることができる。
【0047】
なお、以上の第1〜第3の実施形態を組み合わせて用いることにより、光源1と光学素子3との位置合わせを精度良く行うことができることは言うまでもない。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、光学素子を基板に実装する際に、精度良くそれらの位置関係を計測することができ、また、その計測結果を用いて光学素子を基板に精度良く実装することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る導波路調整装置の基本構成図である。
【図2】第1の実施形態の測定原理を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る導波路調整装置の基本構成図である。
【図4】第2の実施形態においてTVカメラで撮像される画像に表れる干渉縞の例を示す図である。
【図5】第2の実施形態の測定原理を示す図である。
【図6】第2の実施形態における微分処理後の画像の一例を示す図である。
【図7】本発明の第3の実施形態に係る導波路調整装置の基本構成図である。
【図8】第3の実施形態においてTVカメラで撮像される画像に表れる干渉縞の例を示す図である。
【図9】第3の実施形態における微分処理後の画像の一例を示す図である。
【図10】従来の導波路調整装置の基本構成図である。
【符号の説明】
1 光源
2 基板
3 光学素子
4 第1の光源
5 第2の光源
6 第1のダイクロイックミラー
7 ハーフミラー
8 第2のダイクロイックミラー
9 第1の受光素子
10 第2の受光素子
11 高さ算出器
12 保持移動手段
13 コントローラ
21 光源
22 ハーフミラー
23 TVカメラ
24 傾き角算出器
25 保持回転手段
26 コントローラ
31 光源
32 ハーフミラー
33 基準ミラー
34 TVカメラ
35 導波路位置算出器
36 保持移動手段
37 コントローラ

Claims (11)

  1. 光学素子および基板に光を照射する照射工程と、
    光学素子で反射した光と基板で反射した光との干渉具合を示すデータを生成するデータ生成工程と、
    生成したデータを平均化処理後に微分処理する微分工程と、
    微分結果に基づいて光学素子および基板間の相対位置を算出する算出工程とを備えることを特徴とする、光学素子位置計測方法。
  2. 前記照射工程では、光学素子および基板に対して波長の異なる波長λ1の光および波長λ2の光をそれぞれほぼ同位置に照射し、
    前記データ生成工程では、光学素子で反射した光と基板で反射した光とが干渉した光を光学素子と基板間の高さ方向に光学素子を移動させながら前記各波長毎に測定することによって、干渉具合を示す測定データを各波長毎に生成し、
    前記微分工程では、各波長毎に生成した測定データをそれぞれ平均化処理後に微分処理し、
    前記算出工程では、各波長ごとの微分結果に基づいて光学素子と基板間の高さを算出することを特徴とする、請求項1記載の光学素子位置計測方法。
  3. 前記照射工程では、光学素子および基板に所定波長の光を同時に照射し、
    前記データ生成工程では、光学素子で反射した光と基板で反射した光とが干渉した光を撮像することによって、干渉具合を示す画像データを生成し、
    前記微分工程では、生成した画像データを平均化処理後に微分処理し、
    前記算出工程では、微分結果に基づいて光学素子と基板間の傾き角を算出することを特徴とする、請求項1記載の光学素子位置計測方法。
  4. 請求項1記載の光学素子位置計測方法によって算出される光学素子と基板間の相対位置に基づいて、基板に実装された光源の光出射位置と光学素子中の導波路との相対位置、または基板と光学素子中の導波路との相対位置を調整することを特徴とする、導波路調整方法。
  5. 所定波長の光を分岐させて光学素子および基準ミラーにそれぞれ照射する照射工程と、
    光学素子で反射した光と基準ミラーで反射した光とが干渉した光を撮像することによって、干渉具合を示す画像データを生成するデータ生成工程と、
    生成した画像データを平均化処理後に微分処理する微分工程と、
    微分結果に基づいて光学素子中の導波路位置を算出する算出工程と、
    算出した導波路位置に基づいて、基板に実装された光源の光出射位置と光学素子中の導波路との相対位置を調整する調整工程とを備えることを特徴とする、導波路調整方法。
  6. 基板に光源を実装する工程と、基板に実装された光源の光出射位置と光学素子中の導波路位置とを請求項4または5記載の導波路調整方法によって調整する工程と、調整された位置に光学素子を実装する工程とを備えることを特徴とする、光モジュール製造方法。
  7. 光学素子および基板に波長λ1の光を照射する第1の光源と、
    前記波長λ1の光が光学素子および基板に照射される位置とほぼ同位置に波長λ1とは異なる波長λ2の光を照射する第2の光源と、
    光学素子で反射した前記波長λ1の光と基板で反射した前記波長λ1の光とが干渉した光を受光する第1の受光素子と、
    光学素子で反射した前記波長λ2の光と基板で反射した前記波長λ2の光とが干渉した光を受光する第2の受光素子と、
    光学素子を移動させる保持移動手段と、
    光学素子を前記保持移動手段によって光学素子と基板間の高さ方向に移動させながら前記第1の受光素子および前記第2の受光素子からの各波長毎のデータを測定し、該測定データを平均化処理後に微分処理し、該微分結果に基づいて光学素子と基板間の高さを算出する高さ算出器とを備えることを特徴とする、光学素子位置計測装置。
  8. 光学素子および基板に所定波長の光を同時に照射する光源と、
    光学素子で反射した前記所定波長の光と基板で反射した前記所定波長の光とが干渉した光を撮像する撮像素子と、
    前記撮像素子からの画像データを平均化処理後に微分処理し、該微分結果に基づいて光学素子と基板間の傾き角を算出する傾き角算出器とを備えることを特徴とする、光学素子位置計測装置。
  9. 請求項7記載の光学素子位置計測装置に加えて、前記高さ算出器の算出結果に基づいて基板に実装された光源の光出射位置と光学素子中の導波路との相対位置を調整するための制御信号を出力するコントローラをさらに含み、
    前記保持移動手段は、前記制御信号に基づいて光学素子と基板間の高さ方向に光学素子を移動させることを特徴とする、導波路調整装置。
  10. 請求項8記載の光学素子位置計測装置に加えて、前記傾き角算出器の算出結果に基づいて基板と光学素子中の導波路との相対位置を調整するための制御信号を出力するコントローラと、前記制御信号に基づいて光学素子を回転させる保持回転手段とをさらに備えることを特徴とする、導波路調整装置。
  11. 所定波長の光を出射する光源と、
    前記光源から出射された光を分岐するハーフミラーと、
    前記ハーフミラーで分岐された一方の光を反射する基準ミラーと、
    前記ハーフミラーを透過して光学素子で反射した光と前記ハーフミラーで反射して前記基準ミラーでさらに反射した光とが干渉した光を撮像する撮像素子と、
    前記撮像素子からの画像データを平均化処理後に微分処理し、該微分結果に基づいて光学素子中の導波路位置を算出する導波路位置算出器と、
    前記導波路位置算出器の算出結果に基づいて基板に実装された光源の光出射位置と光学素子中の導波路との相対位置を調整するための制御信号を出力するコントローラと、
    前記制御信号に基づいて光学素子を移動させる保持移動手段とを備えることを特徴とする、導波路調整装置。
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