【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動搬送車両（ＡＧＶ）等の車台にカウルを着脱自在に取り付けられる無人搬送車に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、例えば自動搬送車両等の車台に化粧カバーとしてのカウルを取り付ける場合、車台にカウルを直接ビス等で取り付けることは周知であるが、このような取付構造では、車台からカウルを着脱するに際して、その都度、ドライバー等の工具を使用してビス等を回すという雑作を伴うことになる。そこで、車台にフック状の爪を設ける一方、この爪に、カウルに設けた鉤を掛止すると共に、鉤を爪から離脱しないように付勢する所謂パチン錠又はラッチ機構と通称される金具が使用されるに至っている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような金具は、その操作を手指で触れて行うものであるので、カウルの表面に取り付けなければならない。また、このような金具の鉤は爪から離脱した状態で揺動するので、この揺動する鉤がカウルの表面に頻繁に当たってカウルが傷つくという問題が起こる。
【０００４】
このため、金具がカウルの表面から露出し、外観を損なうという問題が起こる。また、車台に磁石を介してカウルの取り付けを行えば、上記の問題は起こらないが、磁石の磁力が弱過ぎると台車の走行時の振動でカウルが脱落し、磁石の磁力が強過ぎるとカウルの取り外しに苦労することになる。このため、磁力の加減が極めて難しく、実用に堪えられる構造ではない。
【０００５】
本発明の目的は、カウルの外観を良好に保ち、カウルの着脱が容易であり、しかも、カウルを確実に保持できる無人搬送車を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る無人搬送車は、車台に着脱自在にカウルが取り付けられるものであって、前記カウルに固定されて該カウルの裏面から爪片を突出するカウル側取付具と、前記車台に固定されて前記爪片をホルダーに突入させる車台側取付具と、該ホルダー内に設けられ前記爪片を弾性係合する係合手段とを備えることを特徴とする。
【０００７】
更に、本発明に係る無人搬送車は、前記係合手段が、前記爪片に係合する球体と、該球体を前記爪片に押し付ける方向に付勢する弾性体とを備えるものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態に係る無人搬送車について図面に基づき説明する。図１は、自動搬送車両（無人搬送車）の車台１を平面視した図であり、車台１のフレーム２，２０を仮想線で表している。図２は、上記の車台１を側面視したものである。図３は、図１のＡ−Ａ断面図を表している。
【０００９】
本実施の形態に係る無人搬送車１０は、図１，図２及び図３に示すように、車台１のフレーム２に着脱自在にカウル３を取り付けたものである。その特徴とするところは、図３に顕著に表れている通り、カウル３に固定されて該カウル３の裏面３０から爪片４を突出するカウル側取付具５と、下側のフレーム２，２０に固定されて爪片４をホルダー６に突入させる車台側取付具７と、ホルダー６内に設けられ爪片４を弾性係合する係合手段８とを備えることにある。
【００１０】
図４及び図５には、それぞれカウル側取付具５及び車台側取付具７の三面図を表している。カウル側取付具５は、帯状の鋼板を側面視Ｌ字型に折曲し、その一片を爪片４とし他片をカウル固定片５０としたものである。爪片４は、その先端４０寄りに長穴４１を形成している。先端４０は、ホルダー６にスムースに突入できるように両側の角部に面取りが施されている。カウル固定片５０の適所にはビス挿通孔５１を形成している。
【００１１】
図２に表した２個のカウル側取付具５は、図４（ｂ）の向きから見た状態で図示されている。図３に表した２個のカウル側取付具５は、図４（ａ）の向きから見た状態で図示されている。これら２個のカウル側取付具５の内で図３の上側に位置するカウル側取付具５は、カウル固定片５０のビス挿通孔５１に挿通したビス（図示省略）により継ぎ金具５２に締結され、継ぎ金具５２は２本のビス５３により断面山形の固定金具５４に締結されている。
【００１２】
固定金具５４の両縁部は、カウル３の裏面３０上部に互いに対向して形成された一対の溝部３１に各々嵌入している。図３の下側に位置するカウル側取付具５は、カウル固定片５０のビス挿通孔５１に挿通したビス（図示省略）によりスペーサ５５に締結されている。スペーサ５５は、カウル３の裏面３０下部にビス等により固定されている。
【００１３】
図２に表した２個の車台側取付具７は、図５（ｃ）の向きから見た状態を図示されている。図３に表した２個の車台側取付具７は、図５（ａ）の向きから見た状態を図示されている。これら２個の車台側取付具７の内で図３の下側に位置する車台側取付具７について先ず説明する。即ち、この車台側取付具７は、帯状の鋼板を側面視Ｌ字型に折曲し、その一片をフレーム２に２本のボルト７０で締結する締結片７１とし他片７２にホルダー６を４本のホルダービス６０により締結したものである。
【００１４】
ホルダー６は、略直方体のブロック６１の他片７２と反対側の端面に浅溝６２を形成し、このブロック６１の浅溝６２の底面に対応する位置を貫いて貫通孔６３を穿孔している。貫通孔６３の内部に、球体である鋼球６４と共に弾性体であるコイルバネ６５が挿入された状態で、他片７２によって貫通孔６３の他片７２側の口部が塞がれている。コイルバネ６５は、鋼球６４を付勢して浅溝６２側へ押圧する。貫通孔６３の浅溝６２側に開放する口部は、鋼球６４が抜け出せない程度の内径に絞られており、この口部を経て鋼球６４の一部が浅溝６２の底面から出没できる。
【００１５】
鋼球６４をコイルバネ６５で付勢することにより係合手段８が構成されている。更に、ブロック６１の他片７２と反対側の端面には、鋼板から成るトッププレート６６が被せられている。他片７２とブロック６１とトッププレート６６とは、上記のホルダービス６０により結束されている。同図（ｃ）に示す通り、トッププレート６６が浅溝６３を跨ぐことにより、浅溝６２がスリット状の穴となっている。
【００１６】
次に、図３の上側に位置する車台側取付具７について説明する。この車台側取付具７が以上に述べた構成と異なる点は、車台１への取付構造のみである。即ち、一片７１がフレーム２０の側面に沿うように折曲されている。このような一片７１は、爪片４をその幅方向に横切る姿勢で、フレーム２０の側面にボルト７０で締結されている。
【００１７】
以上に説明した車台側取付具７の浅溝６２に、カウル側取付具５の爪辺４をその先端４０から突入させると、爪辺４により鋼球６４は貫通孔６３の奥方へ一旦退けられるが、図３に示すように、爪辺４の長穴４１の位置が鋼球６４に合致したところで、鋼球６４は、コイルバネ６５に押されて再び浅溝６３の底面から突出し、長穴４１に係合する。このとき、長穴４１の長径方向が爪片４の幅方向に一致しているので、浅溝６２の内部で爪辺４が幅方向に揺動しても、鋼球６４を長穴４１に確実に係合させることができる。この状態で、車台１にカウル３を確実に保持できる。
【００１８】
カウル３を車台１から取り外す場合には、カウル３全体を車台１から引き離す方向（爪片４をホルダー６に突入させた向きと逆の方向）へ引っ張ると、この外力は鋼球６４を貫通孔６３の奥方へ退ける力として鋼球６４に作用するので、鋼球６４が長穴４１が離脱して、カウル側取付具５の爪片４と、車台側取付具７の鋼球６４及びコイルバネ６５から成る係合手段８との弾性係合が解除される。この後、上記のような力をカウル３に殆ど加えることなく、爪片４をホルダー６から抜き出すことができる。
【００１９】
また、図６に示すように、カウル３の車台側取付具７を固定した反対側の端部３２に、切欠き部３３を切り込み形成しても良い。切欠き部３３の奥部３４は更に上方へ切り込まれている。一方、車台１のフレーム２，２０における奥部３４に対応する位置には、切欠き部３３に挿通可能なピン２１を突出している。カウル３の車台１に取り付ける場合には、ピン２１を切欠き部３３の口部から切欠き部３３の奥部３４へ挿入する。この状態で、カウル３から手を離すと、相対的に、切欠き部３３の奥部３４にピン２１が落とし込まれる。
【００２０】
これにより、切欠き部３３の奥部３４にピン２１が掛止されるので、カウル３の端部３２を押し上げてピン２１を切欠き部３３の外方へ抜き出さない限り、カウル３の端部３２がフレーム２，２０から脱落することはない。更に、このような係合を確実なものとするように、ピン２１の先端に端止めのフランジ（図示省略）を設ける等して、フレーム２，２０からカウル３が浮き上がるのを規制しても良い。
【００２１】
このようなカウル取付構造によれば、カウル３の端部３２に形成した切欠き部３３を、車台１から突出したピン２１に掛止する構造であるため、カウル３の端部３２を車台１に取り付ける作業が極めて簡単である。しかも、カウル３を車台１から着脱する過程で、カウル３はピン２１を支点にある程度回動できるので、カウル３を回動自在に車台に支持するためのヒンジ等が不要である。従って、部品点数を最小限に抑えることができる。
【００２２】
尚、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々なる改良，修正，変形を加えた態様で実施できるものである。例えば、上記の鋼球６４に代えて、図７（ａ）に示すように、円錐形の係合体８４を適用しても良い。上記の長穴４１に係合可能な係合体８４を、貫通孔６３内に装填した上記のコイルバネ６５で付勢し、係合体８４の尖った先端を貫通孔６３から浅溝６２の底面へ向けて出没自在としても良い。
【００２３】
また、同図（ｂ）に示すように、爪片４の長穴４１は、この爪片４を貫通する必要はなく、凹状の被係合部８１であっても良い。また、ブロック６１の浅溝６２の底面に対応する位置に、底広がりの凹部８２を形成し、凹部８２の内部に、断面山形（略く字形）に折曲した板バネ８３の両側縁をルーズに嵌め込んでも良い。この場合、板バネ８３の中央部を凹部８２から出没自在にすることにより、板バネ８３の中央部が被係合部８１に弾性係合する。
【００２４】
また、以上の説明においてカウル取付構造の全貌を述べたが、カウル側取付具５及び車台側取付具７は個々に既成のカウル又は車台に固定するようにしても良い。また、カウル側取付具５をカウル３に固定する位置は、カウル３の裏面３０の上縁付近や中央部等に適宜変更しても良い。また、１台当りの車台１又は１枚当りのカウル３に装備するカウル側取付具５及び車台側取付具７の個数を増減しても良い。
【００２５】
【発明の効果】
本発明に係る無人搬送車によれば、カウルに固定されたカウル側取付具の爪片が該カウルの裏面へ突出し、この爪片を、車台に固定された車台側取付具のホルダーに突入させると、ホルダー内に設けられ係合手段が爪片を弾性係合する。これにより、車台にカウルが確実に保持されるので、台車の走行時の振動等を受けてカウルが振動しても、カウルが簡単に台車から脱落することがない。
【００２６】
また、カウル全体を車台から引き離す方向へ引っ張ることにより、爪片と係合手段との弾性係合を容易に解除でき、爪片をホルダーから抜き出すことができる。これにより、カウルを車台から即時に取り外せるので、車台のメンテナンス等を行うに際して、カウルに大きな力を加えたり、或いは、従来のように工具を使用してビスを緩めるといった雑作を省くことができる。
【００２７】
また、本発明に係る無人搬送車は、その操作を直接手指で触れて行う必要がないので、当該無人搬送車をカウルの裏面又はカウルの表面に露出しない箇所に配置できる。従って、当該無人搬送車をカウル及び車台全体カウルに設けた場合には、従来においてカウルを車台にビス止めした場合のようにビス等がカウルの表面に露出することが全くなく、これらカウル又は車台全体の外観を損なうことがないという利点を奏する。
【００２８】
更に、本発明に係る無人搬送車によれば、爪辺に係合する球体を弾性体により爪片に押し付ける方向に付勢するので、カウル側取付具の爪片を、車台に固定された車台側取付具のホルダーに突入させるだけで、係合手段が爪片に弾性係合する。これにより、台車の走行時の振動等を受けても、弾性体の弾性力に抗して球体を爪片から離脱させない限り、カウルが台車から脱落することはない。
【００２９】
また、車台のメンテナンス等を行う場合には、カウル全体を車台から引き離す方向へ引っ張るだけで、この外力によって弾性体が弾性変形し、爪片から球体が離脱するので、爪片と係合手段との弾性係合を容易に解除できる。従って、カルに大きな力を加えたり、或いは、従来のようにビスを緩めるといった雑作を伴う事なく、カウルを車台から取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態に係る無人搬送車に適用したカウル取付構造を示す平面図。
【図２】本発明の実施の形態に係る無人搬送車に適用したカウル取付構造を示す平面図。
【図３】図１のＡ−Ａ断面図。
【図４】本発明の実施の形態に係る無人搬送車のカウル側取付具の三面図。
【図５】本発明の実施の形態に係る無人搬送車の車台側取付具の三面図。
【図６】本発明の実施の形態に係る無人搬送車に適用したカウル取付構造を示す斜視図及びその要部を側面視した取扱説明図。
【図７】本発明の実施の形態に係る無人搬送車の要部の変形例を示す断面図及び斜視図図。
【符号の説明】
１：車台
３：カウル
４：爪片
５：カウル側取付具
６：ホルダー
７：車台側取付具
８：係合手段
１０：無人搬送車
６４：鋼球（球体）
６５：コイルバネ（弾性体）[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an automatic guided vehicle in which a cowl is detachably attached to a chassis such as an automatic guided vehicle (AGV).
[0002]
[Prior art]
Conventionally, for example, when attaching a cowl as a decorative cover to a chassis such as an automatic transport vehicle, it is well known that the cowl is directly attached to the chassis with screws or the like, but with such an attachment structure, when attaching and detaching the cowl from the chassis, In each case, there is a chore of turning a screw or the like using a tool such as a screwdriver. Therefore, while a hook-shaped claw is provided on the chassis, a hook, which is provided on a cowl, is hooked to this claw, and a metal fitting commonly called a so-called snap lock or a latch mechanism for urging the hook so as not to come off from the claw is provided. Has been used.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the above-mentioned fitting is operated by touching it with fingers, it must be attached to the surface of the cowl. In addition, since the hook of such a fitting swings while being detached from the claw, there is a problem that the swinging hook frequently hits the surface of the cowl and the cowl is damaged.
[0004]
For this reason, there is a problem that the metal fitting is exposed from the surface of the cowl and the appearance is impaired. Also, if the cowl is attached to the chassis via a magnet, the above problem does not occur. You will have a hard time removing it. Therefore, it is extremely difficult to adjust the magnetic force, and the structure is not practical.
[0005]
An object of the present invention is to provide an automatic guided vehicle that can maintain the appearance of a cowl well, can easily attach and detach the cowl, and can reliably hold the cowl.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
An automatic guided vehicle according to the present invention has a cowl detachably attached to a chassis, a cowl-side fixture fixed to the cowl and projecting a claw piece from a back surface of the cowl, and fixed to the chassis. And an engaging means provided in the holder to elastically engage the claw pieces.
[0007]
Further, in the automatic guided vehicle according to the present invention, the engaging means includes a sphere engaged with the claw, and an elastic body biasing the sphere in a direction of pressing the sphere against the claw.
[0008]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
An automatic guided vehicle according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a plan view of an undercarriage 1 of an automatic guided vehicle (unmanned guided vehicle), in which frames 2 and 20 of the undercarriage 1 are represented by virtual lines. FIG. 2 is a side view of the chassis 1 described above. FIG. 3 is a sectional view taken along line AA of FIG.
[0009]
The automatic guided vehicle 10 according to the present embodiment has a cowl 3 removably attached to a frame 2 of a chassis 1 as shown in FIGS. 1, 2 and 3. As shown notably in FIG. 3, the cowl-side fixture 5 fixed to the cowl 3 and protruding the claw pieces 4 from the back surface 30 of the cowl 3, and the lower frames 2, 20 And an engaging means 8 provided in the holder 6 for elastically engaging the claw pieces 4.
[0010]
FIGS. 4 and 5 show three views of the cowl-side fitting 5 and the chassis-side fitting 7, respectively. The cowl-side attachment 5 is formed by bending a strip-shaped steel plate into an L-shape in a side view, one of which is a claw piece 4 and the other is a cowl fixing piece 50. The nail piece 4 has an elongated hole 41 formed near its tip 40. The front end 40 is chamfered at both corners so that it can smoothly enter the holder 6. A screw insertion hole 51 is formed at an appropriate position of the cowl fixing piece 50.
[0011]
The two cowl-side fittings 5 shown in FIG. 2 are shown as viewed from the direction of FIG. 4B. The two cowl-side fittings 5 shown in FIG. 3 are shown as viewed from the direction of FIG. Of these two cowl-side fittings 5, the cowl-side fitting 5 located on the upper side in FIG. 3 is fastened to the joint fitting 52 by a screw (not shown) inserted into the screw insertion hole 51 of the cowl fixing piece 50. The joint fitting 52 is fastened to a fixing fitting 54 having a mountain-shaped cross section by two screws 53.
[0012]
Both edges of the fixing bracket 54 are fitted into a pair of grooves 31 formed on the upper surface of the back surface 30 of the cowl 3 so as to face each other. 3 is fastened to the spacer 55 by a screw (not shown) inserted into the screw insertion hole 51 of the cowl fixing piece 50. The spacer 55 is fixed to a lower portion of the back surface 30 of the cowl 3 with a screw or the like.
[0013]
The two undercarriages 7 shown in FIG. 2 are shown as viewed from the direction of FIG. 5C. The two undercarriages 7 shown in FIG. 3 are shown as viewed from the direction of FIG. 5A. Of these two chassis mounting fixtures 7, the chassis mounting fixture 7 located at the lower side of FIG. 3 will be described first. That is, the underside mounting fixture 7 is formed by bending a strip-shaped steel plate into an L-shape in side view, and forming one of the pieces into a fastening piece 71 to be fastened to the frame 2 with two bolts 70 and attaching the holder 6 to the other piece 72. It is fastened by a book holder screw 60.
[0014]
The holder 6 has a shallow groove 62 formed on the end face opposite to the other piece 72 of the substantially rectangular parallelepiped block 61, and a through hole 63 is formed through a position corresponding to the bottom surface of the shallow groove 62 of the block 61. . With the coil spring 65 as an elastic body inserted together with the steel ball 64 as a sphere inside the through hole 63, the other piece 72 closes the opening on the other piece 72 side of the through hole 63. The coil spring 65 urges the steel ball 64 to press it toward the shallow groove 62. The opening of the through hole 63 that opens to the shallow groove 62 side is narrowed to an inner diameter that does not allow the steel ball 64 to come out. Through this opening, a part of the steel ball 64 can emerge from the bottom surface of the shallow groove 62. .
[0015]
The engaging means 8 is constituted by urging the steel ball 64 with the coil spring 65. Further, a top plate 66 made of a steel plate is covered on an end surface of the block 61 opposite to the other piece 72. The other piece 72, the block 61, and the top plate 66 are bound by the holder screw 60 described above. As shown in FIG. 3C, the top plate 66 straddles the shallow groove 63, so that the shallow groove 62 is a slit-shaped hole.
[0016]
Next, the undercarriage-side fixture 7 located on the upper side in FIG. 3 will be described. The only difference between the undercarriage-side mounting member 7 and the above-described configuration is the mounting structure to the undercarriage 1. That is, the piece 71 is bent along the side surface of the frame 20. Such a piece 71 is fastened to the side surface of the frame 20 with a bolt 70 in a posture crossing the claw piece 4 in the width direction.
[0017]
When the claw side 4 of the cowl-side mounting tool 5 is made to protrude into the shallow groove 62 of the undercarriage-side mounting tool 7 from the tip end 40 thereof, the steel ball 64 is once retreated to the back of the through hole 63 by the claw side 4. However, as shown in FIG. 3, when the position of the elongated hole 41 of the claw side 4 matches the steel ball 64, the steel ball 64 is pushed by the coil spring 65 and projects again from the bottom surface of the shallow groove 63, and Engages. At this time, since the long diameter direction of the long hole 41 coincides with the width direction of the claw piece 4, even if the claw side 4 swings in the width direction inside the shallow groove 62, the steel ball 64 is inserted into the long hole 41. The engagement can be reliably performed. In this state, the cowl 3 can be securely held on the chassis 1.
[0018]
When the cowl 3 is to be removed from the chassis 1, when the cowl 3 is pulled in a direction of pulling the entire cowl 3 away from the chassis 1 (the direction opposite to the direction in which the claw pieces 4 are inserted into the holder 6), the external force causes the steel ball 64 to pass through the through hole. Since the steel ball 64 acts on the steel ball 64 as a force to retreat to the back of the steel frame 63, the elongated hole 41 is separated from the steel ball 64, and the claw 4 of the cowl-side mounting tool 5, the steel ball 64 of the chassis-side mounting tool 7, and the coil spring 65 The elastic engagement with the engaging means 8 composed of the above is released. Thereafter, the claw piece 4 can be pulled out of the holder 6 with little application of the above-described force to the cowl 3.
[0019]
As shown in FIG. 6, a cutout 33 may be formed by cutting the cowl 3 at the opposite end 32 to which the chassis attachment 7 is fixed. The inner part 34 of the notch 33 is cut further upward. On the other hand, a pin 21 that can be inserted into the notch 33 protrudes from the frame 2, 20 of the chassis 1 at a position corresponding to the depth 34. When attaching the cowl 3 to the chassis 1, the pin 21 is inserted from the mouth of the notch 33 into the deep portion 34 of the notch 33. When the hand is released from the cowl 3 in this state, the pin 21 is relatively dropped into the deep portion 34 of the notch 33.
[0020]
As a result, the pin 21 is hooked on the inner part 34 of the notch 33, so that the end 32 of the cowl 3 is pushed unless the end 32 of the cowl 3 is pushed up and the pin 21 is pulled out of the notch 33. The part 32 does not fall off the frames 2 and 20. Further, in order to secure such engagement, even if the end of the pin 21 is provided with a flange (not shown) for stopping the end, the rise of the cowl 3 from the frames 2 and 20 is restricted. good.
[0021]
According to such a cowl mounting structure, the cutout portion 33 formed at the end portion 32 of the cowl 3 is configured to be hooked on the pin 21 protruding from the chassis 1. It is extremely easy to attach to. Moreover, in the process of attaching and detaching the cowl 3 from the chassis 1, the cowl 3 can rotate to some extent about the pin 21 as a fulcrum, so that a hinge or the like for rotatably supporting the cowl 3 on the chassis is unnecessary. Therefore, the number of parts can be minimized.
[0022]
The present invention can be practiced in various modified, modified, and modified forms based on the knowledge of those skilled in the art without departing from the spirit of the present invention. For example, instead of the steel ball 64, a conical engagement body 84 may be applied as shown in FIG. The engaging body 84 engageable with the long hole 41 is urged by the coil spring 65 loaded in the through hole 63, and the sharp tip of the engaging body 84 is directed from the through hole 63 to the bottom surface of the shallow groove 62. It may be able to appear and disappear freely.
[0023]
Further, as shown in FIG. 3B, the elongated hole 41 of the claw piece 4 does not need to penetrate the claw piece 4 and may be a concave engaged portion 81. Further, a concave portion 82 having a widened bottom is formed at a position corresponding to the bottom surface of the shallow groove 62 of the block 61, and inside the concave portion 82, both side edges of a leaf spring 83 bent in a mountain shape (substantially rectangular shape) are loosened. It may be fitted in. In this case, the central portion of the leaf spring 83 is elastically engaged with the engaged portion 81 by allowing the central portion of the leaf spring 83 to freely protrude and retract from the concave portion 82.
[0024]
In the above description, the cowl mounting structure is described in its entirety. However, the cowl-side mounting tool 5 and the chassis-side mounting tool 7 may be individually fixed to an existing cowl or chassis. Further, the position at which the cowl-side attachment 5 is fixed to the cowl 3 may be appropriately changed to a position near the upper edge of the back surface 30 of the cowl 3 or at the center. Further, the number of the cowl-side fittings 5 and the number of the chassis-side fittings 7 provided on one chassis 1 or one cowl 3 may be increased or decreased.
[0025]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to the automatic guided vehicle which concerns on this invention, the nail | claw piece of the cowl side fixture fixed to the cowl protrudes to the back surface of this cowl, and makes this nail | claw stick into the holder of the chassis side fixture fixed to the chassis. Then, the engagement means provided in the holder elastically engages the claw pieces. As a result, the cowl is securely held on the chassis, so that even if the cowl vibrates due to vibrations during traveling of the truck, the cowl does not easily fall off the truck.
[0026]
Further, by pulling the entire cowl away from the chassis, the elastic engagement between the claw and the engaging means can be easily released, and the claw can be pulled out from the holder. As a result, the cowl can be immediately removed from the chassis, so that when performing maintenance or the like of the chassis, it is possible to omit a large effort such as applying a large force to the cowl or using a conventional tool to loosen the screw.
[0027]
Moreover, since the automatic guided vehicle according to the present invention does not need to be operated by directly touching it with fingers, the automatic guided vehicle can be arranged at a location that is not exposed on the back surface of the cowl or the front surface of the cowl. Therefore, when the automatic guided vehicle is provided on the cowl and the entire cowl of the chassis, no screws or the like are exposed on the surface of the cowl as in the case where the cowl is screwed to the chassis in the related art. This has the advantage that the overall appearance is not impaired.
[0028]
Further, according to the automatic guided vehicle according to the present invention, since the sphere engaging with the claw side is urged by the elastic body in the direction of pressing the claw piece, the claw piece of the cowl-side mounting tool is fixed to the chassis. The engaging means elastically engages with the claw pieces simply by protruding into the holder of the side fixture. Thereby, even if the bogie receives vibrations during traveling, the cowl will not fall off the bogie unless the sphere is separated from the claw piece against the elastic force of the elastic body.
[0029]
Also, when performing maintenance or the like of the undercarriage, simply pulling the entire cowl in a direction to separate the undercarriage from the undercarriage, the elastic body is elastically deformed by this external force, and the sphere is detached from the claw piece. Can be easily released. Therefore, the cowl can be removed from the chassis without applying a large force to the cull or performing a chore such as loosening the screw as in the related art.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing a cowl mounting structure applied to an automatic guided vehicle according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view showing a cowl mounting structure applied to the automatic guided vehicle according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a sectional view taken along line AA of FIG. 1;
FIG. 4 is a three-view drawing of the cowl-side attachment of the automatic guided vehicle according to the embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a three-view drawing of a chassis-side fixture of the automatic guided vehicle according to the embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a perspective view showing a cowl mounting structure applied to the automatic guided vehicle according to the embodiment of the present invention, and a handling explanatory view in which a main part thereof is viewed from the side.
FIG. 7 is a cross-sectional view and a perspective view showing a modification of the main part of the automatic guided vehicle according to the embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1: chassis 3: cowl 4: claw piece 5: cowl-side attachment 6: holder 7: chassis-side attachment 8: engaging means 10: automatic guided vehicle 64: steel ball (sphere)
65: Coil spring (elastic body)
