JP2004074863A - 手押し車の表示具 - Google Patents
手押し車の表示具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004074863A JP2004074863A JP2002235106A JP2002235106A JP2004074863A JP 2004074863 A JP2004074863 A JP 2004074863A JP 2002235106 A JP2002235106 A JP 2002235106A JP 2002235106 A JP2002235106 A JP 2002235106A JP 2004074863 A JP2004074863 A JP 2004074863A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grip body
- handle
- label
- display
- halves
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Handcart (AREA)
Abstract
【課題】本発明は、ショッピングカート等の手押し車のハンドルは、把持する際に使用者が必ず目視する部分であるにもかかわらず、何にも表示されていないことに着目し、かかるハンドルに、所定事項を表示した表示具を取り付けることにより、使用者に所定の事項を確実に目視して認識させ得ることを課題とする。
【解決手段】ハンドル5に外嵌装着されるグリップ体26と、該グリップ体26の表面に貼着され且つ文字や図柄等の所定の表示が施されているラベル27とを備えてなることにある。
【選択図】 図1
【解決手段】ハンドル5に外嵌装着されるグリップ体26と、該グリップ体26の表面に貼着され且つ文字や図柄等の所定の表示が施されているラベル27とを備えてなることにある。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スーパーマーケット等の販売店で使用されるショッピングカート等の手押し車のハンドルに取り付けられる手押し車の表示具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ショッピングカートは、商品を荷物収容部に収容して保持すべく、スーパーマーケット等で頻繁に使用されている。使用者は、通常かかるショッピングカートのハンドルを把持し、ショッピングカートを手で押しながら買い物を行っている場合が多い。
また、ショッピングカートによっては、荷物収容部の後面部に、幼児用の折り畳み座椅子を備えたものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
スーパー等の販売店では、商品の宣伝広告を目的とした情報を確実に消費者に知らせたい場合がある。かかる場合には、消費者(ショッピングカートの使用者)に広告チラシを店頭で配布したり、または、店内の所定の場所に宣伝広告の表示を行ったりしている。
広告チラシを配布場合には、その広告チラシを片手で持たなければならないことから、ショッピングカートを押している使用者は、広告チラシを受け取っても常に目視し易い状態を維持できるものではない。また、店内の所定の場所に宣伝広告の表示を行う場合には、宣伝広告の表示場所が特定されるため、ショッピングカートを使用する全ての使用者が、宣伝広告等の表示を確実に目視するとは限らず、買い物に集中するあまり、宣伝広告等の表示を全く目視しない場合もある。
【0004】
また、使用者が、ショッピングカートの折り畳み座椅子に幼児を着座させる場合には、幼児の安全性を確保する目的から、使用者にショッピングカートの使用上の注意を知らせるのが望ましい。
【0005】
本発明は、ショッピングカート等の手押し車のハンドルは、把持する際に使用者が必ず目視する部分であるにもかかわらず、何にも表示されていないことに着目し、かかるハンドルに、所定事項を表示した表示具を取り付けることにより、使用者に所定の事項を確実に目視して認識させ得ることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明が前記課題を解決するために講じた技術的手段は、ハンドル5に外嵌装着されるグリップ体26と、該グリップ体26の表面に貼着され且つ文字や図柄等の所定の表示が施されているラベル27とを備えてなることにある。
【0007】
そして、ラベル27は、使用者が必ず目視するハンドル5に外嵌装着されたグリップ体26に設けているので、使用者は所定の表示を確実に目視することができる。
【0008】
しかも、グリップ体26は、二つ割れとした2個1組の半体26a,26bから構成され、これら両半体26a,26bを接合した状態で外側から弾性リング28を嵌めて、両半体26a,26bが弾性リング28に着脱自在に把持される構成である場合には、グリップ体26を取り外すことが可能となり、グリップ体26及びラベル27が破損したり、あるいは、新しい表示内容と交換する場合に、容易に取り替えることができる。
【0009】
前記グリップ体26には、回転を規制するための固定手段35aが設けられているのが好ましい。かかる場合には、所定の表示を常時目視し易い位置に固定させておくことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る手押し車の表示具の一実施形態について説明する。図1〜図6は、本発明の一実施の形態としてショッピングカートを示し、図1において、1は台車本体を示し、該台車本体1は、キャスター2,2を有する一組の支柱3,3の上端に直線状のハンドル5が設けられ、且つ該支柱3,3の下方には、キャスター6,6を有する下部フレーム7が前方に向けて固着されている。前記支柱3,3とハンドル5とは、例えば、一本のパイプを略コ字状に折り曲げて一体的に形成されている。
【0011】
下部フレーム7上には、商品等の荷物を直接入れて保持するか又は、商品等の荷物入れたバスケットを保持可能とすべく、後面枠7a、両側面枠7b及び前面枠7cが設けられている。
【0012】
前記支柱3,3の上方には、荷物保持部(収容部)10が前方に向けて設けられている。荷物保持部10は、該荷物保持部10内に商品等の荷物を直接入れたり、別体のバスケット(図示省略)に荷物を入れて該バスケットを収容保持したりできるもので、底面部12と、一対の側面部14,14と、前面部15と、前後方向に回動自在な後面部11とを備えている。
前記底面部12、側面部14, 14及び前面部15は線材を用いて一体的に形成されている。また、後面部11を前方に押し上げて、荷物保持部10内に後方側の別のショッピングカートの荷物保持部10を挿入させることにより、複数のショッピングカートを重ね合わすことができるようになっている。
【0013】
尚、図示した後面部11は、幼児用の折り畳み座椅子が設けられていない形態に係るものであるが、必要に応じて該幼児用の折り畳み座椅子を後面部11に出退自在(使用時に出し、且つ不使用時には折り畳んで後面部11の一部とすることができるよう)に設けてもよい。また、例えば、支柱3の後方側に幼児用の折り畳み座椅子を固定的に又は出退自在に設けてもよい。
【0014】
図1に示すように、直線状のハンドル5の略全長にわたって表示具25が外嵌装着されている。かかる表示具25は、図2〜図5に示す如く、筒状のグリップ体26と、ラベル(シート状の表示部材)27とから構成されている。グリップ体26は、互いの接合時にパイプ状となる、二つ割れとした2個1組の半体26a,26bから構成され、これら両半体26a,26bを接合した状態で外側から弾性リング28を嵌めて、両半体26a,26bが弾性リング24に把持されるようにしたものである。
【0015】
一方の半体26aは、図3(イ),(ロ),(ハ)に示す如く、断面がパイプ状の半分となっており、長手方向の両端部には凸部29が半体26aの長手方向に沿って形成されている。また、一方の半体26aには、複数の窪部30a,30bが形成されている。各窪部30a,30bは、一方の半体26aの中央部とその両側に設けられているが、全周にわたって設けられておらず、一方の半体26aの周方向の中央部には、窪部30a,30bの設けられていない残存部分31が残されている。該残存部分31付近の窪部30a,30bの各端には、貫通孔30c、30cがそれぞれ形成されている。また、中央側の窪部30aと両端側の窪部30bとの間には、中央部よりも若干小径となった貼着部31が形成されている。
【0016】
他方の半体26bは、図4(イ),(ロ),(ハ)に示す如く、断面がパイプ状の半分となっており、長手方向の両端部には、一方の半体26aの凸部29が嵌入される凹部32が形成されている。また、他方の半体26bには、前記一方の半体26aと対応する位置の外周に窪部33a,33bが形成されている。また、中央側の窪部33aと両端側の窪部33bとの間には、中央部よりも若干小径となった貼着部35が形成されている。
【0017】
各貼着部35の内面には、図5(ロ)に示す如く、前記ハンドル5に形成された通孔5aに嵌入される固定手段としての突起35aが、単数または複数突設されている。従って、各突起35aが通孔5aにそれぞれ嵌入されるため、グリップ体26の回転が規制されており、突起35aが回転止めの機能を備えている。
【0018】
弾性リング28は、図2及び図5(イ)に示すように、両方の半体26a,26bを固定すべく、各窪部30a,30b,33a,33bにそれぞれ嵌合されるもので、合成樹脂等の弾力性を有する材料から略C字状に形成されている。前記弾性リング4の両端には、前記一方の半体26aの貫通孔30a、30aに係脱自在に嵌合する係止突起34,34がそれぞれ形成されている。尚、34aは、各係止突起34,34の内周側に形成された小窪部である。
【0019】
前記ラベル27は、図5(ロ)及び図6に示す如く、例えば、ラベル基材に、注意書きや商品広告等の文字や図柄等からなる所定の表示37が印刷されたものである。具体的には、所定の表示37とは、ショッピングカートであれば、そのショッピングカートを所有する販売店の商品広告や、また、ショッピングカートが幼児用の折り畳み座椅子を備えている場合には、その椅子を使用する際の注意事項が挙げられる。ラベル27は、その裏面に粘着層(図示省略)を有し、且つ矩形状を呈し、両方の半体26a,26bの貼着部31,35の略全周にわたって貼着されている。
【0020】
ラベル基材の材質は、特に限定されるものではないが、プラスチックシートや紙製シートに合成樹脂がコーティングされたもの等が挙げられる。前記ラベル27は、グリップ体26の貼着部31,35に貼着された際に、図2に示す如く、他の部分26cよりも突出することはなく、しかも、若干小径の貼着部31,35に貼着されていることから、ラベル27が移動してしまうことはない。
ラベル27は、図4に示す如く、グリップ体26に貼着される前には一対(2枚)が一組として、離型紙38に貼着されており、各ラベル27を離型紙38から剥離した後に、ハンドル5に予め装着されているグリップ体26の貼着部31,35に貼着する。
【0021】
前記構成からなる表示具25をショッピングカートに使用する場合、ハンドル5は使用者が把持する部分であることから、確実に目視する部分であり、かかるハンドル5に表示具25を設けることにより、使用者に所定の表示37を目視させてその内容を確実に知らせることができるのである。特に、ショッピングカートが幼児用の折り畳み座椅子を備えている場合には、その使用説明を確実に使用者に読ませることができ、安全面においても非常に効果的である。
【0022】
また、期間限定等のラベル27をグリップ体26に貼着した場合には、ラベル27はグリップ体26から剥がして、新しい別のラベル27を貼着することも可能である。
【0023】
前記グリップ体26をハンドル5から取り外すには、ラベル27を剥離した後に、弾性リング28の一端と一方の半体26aとの間に、マイナスのドライバー等の先端を入れて、一方の係止突起34の小窪部34aが狭くなるように、該係止突起34を弾性変形させると、その係止突起34が、貫通孔30cから外れる。そして、他方の係止突起34も貫通孔30cから外せば、弾性リング28をグリップ体26から外すことができる。以下、同様に他の弾性リング28を取り外す。
その後、両半体26a,26b同士を分割してハンドル5から取り外すことができる。
【0024】
また、反対に両半体26a,26bを接合して、弾性リング28を嵌めれば、ハンドル5にグリップ体26を簡単に取り付けることができ、その後に、グリップ体26の貼着部31,35に、離型紙38から剥離したラベル27を貼着する。
【0025】
本発明は、前記の実施の形態に限定されるものではなく、手押し車は、ショッピングカート以外に、荷物用カート及びベビーカ等であっても良い。また、ラベル27の形状や大きさは、特に限定されるものではなく、一枚又は複数枚のラベルをグリップ体26の長手方向の全長にわたって、または、一部に設けるようにしても良い。しかも、ラベルはグリップ体26の周方向の全長であっても一部でも良い。
【0026】
また、ラベル27は、その裏面に粘着層を設けたもの以外に、グリップ体26に前記弾性リングと同様の形状をした係合部を設け、該係合部によりラベルを保持するようにしても良い。
【0027】
【発明の効果】
以上のように本発明は、ハンドルに外嵌装着されるグリップ体と、該グリップ体の表面に貼着され且つ文字や図柄等の所定の表示が施されているラベルとを備えているので、使用者は、その表示内容を確実且つ容易に目視することができ、宣伝広告機能や警告等の注意表示機能を備えることができる。
【0028】
しかも、グリップ体は、二つ割れとした2個1組の半体から構成され、これら両半体を接合した状態で外側から弾性リングを嵌めて、両半体が弾性リングに着脱自在に把持される構成である場合には、グリップ体を取り外すことが可能となり、グリップ体及びラベルが破損したり、あるいは、新しい表示内容と交換する場合に、容易に取り替えることができる利点がある。
【0029】
前記グリップ体には、回転を規制するための固定手段が設けられている場合には、所定の表示を目視し易い位置に固定させておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す一部破断を含む全体斜視図である。
【図2】同一表示具の平面図である。
【図3】同一方の半体を示し、(イ)は一部破断を含む平面図、(ロ)は一部破断を含む正面図、(ハ)は一部破断を含む底面図である。
【図4】同他方の半体を示し、(イ)は一部破断を含む平面図、(ロ)は一部破断を含む正面図、(ハ)は一部破断を含む底面図である。
【図5】(イ)は図2のX−X線矢視断面図、(ロ)は図2のY−Y線矢視断面図である。
【図6】ラベルを離型紙に貼着した状態の平面図である。
【符号の説明】
5…ハンドル、26…グリップ体、26a…一方の半体、26b…他方の半体、28…弾性リング、35a…突起(固定手段)、37…所定の表示
【発明の属する技術分野】
本発明は、スーパーマーケット等の販売店で使用されるショッピングカート等の手押し車のハンドルに取り付けられる手押し車の表示具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ショッピングカートは、商品を荷物収容部に収容して保持すべく、スーパーマーケット等で頻繁に使用されている。使用者は、通常かかるショッピングカートのハンドルを把持し、ショッピングカートを手で押しながら買い物を行っている場合が多い。
また、ショッピングカートによっては、荷物収容部の後面部に、幼児用の折り畳み座椅子を備えたものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
スーパー等の販売店では、商品の宣伝広告を目的とした情報を確実に消費者に知らせたい場合がある。かかる場合には、消費者(ショッピングカートの使用者)に広告チラシを店頭で配布したり、または、店内の所定の場所に宣伝広告の表示を行ったりしている。
広告チラシを配布場合には、その広告チラシを片手で持たなければならないことから、ショッピングカートを押している使用者は、広告チラシを受け取っても常に目視し易い状態を維持できるものではない。また、店内の所定の場所に宣伝広告の表示を行う場合には、宣伝広告の表示場所が特定されるため、ショッピングカートを使用する全ての使用者が、宣伝広告等の表示を確実に目視するとは限らず、買い物に集中するあまり、宣伝広告等の表示を全く目視しない場合もある。
【0004】
また、使用者が、ショッピングカートの折り畳み座椅子に幼児を着座させる場合には、幼児の安全性を確保する目的から、使用者にショッピングカートの使用上の注意を知らせるのが望ましい。
【0005】
本発明は、ショッピングカート等の手押し車のハンドルは、把持する際に使用者が必ず目視する部分であるにもかかわらず、何にも表示されていないことに着目し、かかるハンドルに、所定事項を表示した表示具を取り付けることにより、使用者に所定の事項を確実に目視して認識させ得ることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明が前記課題を解決するために講じた技術的手段は、ハンドル5に外嵌装着されるグリップ体26と、該グリップ体26の表面に貼着され且つ文字や図柄等の所定の表示が施されているラベル27とを備えてなることにある。
【0007】
そして、ラベル27は、使用者が必ず目視するハンドル5に外嵌装着されたグリップ体26に設けているので、使用者は所定の表示を確実に目視することができる。
【0008】
しかも、グリップ体26は、二つ割れとした2個1組の半体26a,26bから構成され、これら両半体26a,26bを接合した状態で外側から弾性リング28を嵌めて、両半体26a,26bが弾性リング28に着脱自在に把持される構成である場合には、グリップ体26を取り外すことが可能となり、グリップ体26及びラベル27が破損したり、あるいは、新しい表示内容と交換する場合に、容易に取り替えることができる。
【0009】
前記グリップ体26には、回転を規制するための固定手段35aが設けられているのが好ましい。かかる場合には、所定の表示を常時目視し易い位置に固定させておくことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る手押し車の表示具の一実施形態について説明する。図1〜図6は、本発明の一実施の形態としてショッピングカートを示し、図1において、1は台車本体を示し、該台車本体1は、キャスター2,2を有する一組の支柱3,3の上端に直線状のハンドル5が設けられ、且つ該支柱3,3の下方には、キャスター6,6を有する下部フレーム7が前方に向けて固着されている。前記支柱3,3とハンドル5とは、例えば、一本のパイプを略コ字状に折り曲げて一体的に形成されている。
【0011】
下部フレーム7上には、商品等の荷物を直接入れて保持するか又は、商品等の荷物入れたバスケットを保持可能とすべく、後面枠7a、両側面枠7b及び前面枠7cが設けられている。
【0012】
前記支柱3,3の上方には、荷物保持部(収容部)10が前方に向けて設けられている。荷物保持部10は、該荷物保持部10内に商品等の荷物を直接入れたり、別体のバスケット(図示省略)に荷物を入れて該バスケットを収容保持したりできるもので、底面部12と、一対の側面部14,14と、前面部15と、前後方向に回動自在な後面部11とを備えている。
前記底面部12、側面部14, 14及び前面部15は線材を用いて一体的に形成されている。また、後面部11を前方に押し上げて、荷物保持部10内に後方側の別のショッピングカートの荷物保持部10を挿入させることにより、複数のショッピングカートを重ね合わすことができるようになっている。
【0013】
尚、図示した後面部11は、幼児用の折り畳み座椅子が設けられていない形態に係るものであるが、必要に応じて該幼児用の折り畳み座椅子を後面部11に出退自在(使用時に出し、且つ不使用時には折り畳んで後面部11の一部とすることができるよう)に設けてもよい。また、例えば、支柱3の後方側に幼児用の折り畳み座椅子を固定的に又は出退自在に設けてもよい。
【0014】
図1に示すように、直線状のハンドル5の略全長にわたって表示具25が外嵌装着されている。かかる表示具25は、図2〜図5に示す如く、筒状のグリップ体26と、ラベル(シート状の表示部材)27とから構成されている。グリップ体26は、互いの接合時にパイプ状となる、二つ割れとした2個1組の半体26a,26bから構成され、これら両半体26a,26bを接合した状態で外側から弾性リング28を嵌めて、両半体26a,26bが弾性リング24に把持されるようにしたものである。
【0015】
一方の半体26aは、図3(イ),(ロ),(ハ)に示す如く、断面がパイプ状の半分となっており、長手方向の両端部には凸部29が半体26aの長手方向に沿って形成されている。また、一方の半体26aには、複数の窪部30a,30bが形成されている。各窪部30a,30bは、一方の半体26aの中央部とその両側に設けられているが、全周にわたって設けられておらず、一方の半体26aの周方向の中央部には、窪部30a,30bの設けられていない残存部分31が残されている。該残存部分31付近の窪部30a,30bの各端には、貫通孔30c、30cがそれぞれ形成されている。また、中央側の窪部30aと両端側の窪部30bとの間には、中央部よりも若干小径となった貼着部31が形成されている。
【0016】
他方の半体26bは、図4(イ),(ロ),(ハ)に示す如く、断面がパイプ状の半分となっており、長手方向の両端部には、一方の半体26aの凸部29が嵌入される凹部32が形成されている。また、他方の半体26bには、前記一方の半体26aと対応する位置の外周に窪部33a,33bが形成されている。また、中央側の窪部33aと両端側の窪部33bとの間には、中央部よりも若干小径となった貼着部35が形成されている。
【0017】
各貼着部35の内面には、図5(ロ)に示す如く、前記ハンドル5に形成された通孔5aに嵌入される固定手段としての突起35aが、単数または複数突設されている。従って、各突起35aが通孔5aにそれぞれ嵌入されるため、グリップ体26の回転が規制されており、突起35aが回転止めの機能を備えている。
【0018】
弾性リング28は、図2及び図5(イ)に示すように、両方の半体26a,26bを固定すべく、各窪部30a,30b,33a,33bにそれぞれ嵌合されるもので、合成樹脂等の弾力性を有する材料から略C字状に形成されている。前記弾性リング4の両端には、前記一方の半体26aの貫通孔30a、30aに係脱自在に嵌合する係止突起34,34がそれぞれ形成されている。尚、34aは、各係止突起34,34の内周側に形成された小窪部である。
【0019】
前記ラベル27は、図5(ロ)及び図6に示す如く、例えば、ラベル基材に、注意書きや商品広告等の文字や図柄等からなる所定の表示37が印刷されたものである。具体的には、所定の表示37とは、ショッピングカートであれば、そのショッピングカートを所有する販売店の商品広告や、また、ショッピングカートが幼児用の折り畳み座椅子を備えている場合には、その椅子を使用する際の注意事項が挙げられる。ラベル27は、その裏面に粘着層(図示省略)を有し、且つ矩形状を呈し、両方の半体26a,26bの貼着部31,35の略全周にわたって貼着されている。
【0020】
ラベル基材の材質は、特に限定されるものではないが、プラスチックシートや紙製シートに合成樹脂がコーティングされたもの等が挙げられる。前記ラベル27は、グリップ体26の貼着部31,35に貼着された際に、図2に示す如く、他の部分26cよりも突出することはなく、しかも、若干小径の貼着部31,35に貼着されていることから、ラベル27が移動してしまうことはない。
ラベル27は、図4に示す如く、グリップ体26に貼着される前には一対(2枚)が一組として、離型紙38に貼着されており、各ラベル27を離型紙38から剥離した後に、ハンドル5に予め装着されているグリップ体26の貼着部31,35に貼着する。
【0021】
前記構成からなる表示具25をショッピングカートに使用する場合、ハンドル5は使用者が把持する部分であることから、確実に目視する部分であり、かかるハンドル5に表示具25を設けることにより、使用者に所定の表示37を目視させてその内容を確実に知らせることができるのである。特に、ショッピングカートが幼児用の折り畳み座椅子を備えている場合には、その使用説明を確実に使用者に読ませることができ、安全面においても非常に効果的である。
【0022】
また、期間限定等のラベル27をグリップ体26に貼着した場合には、ラベル27はグリップ体26から剥がして、新しい別のラベル27を貼着することも可能である。
【0023】
前記グリップ体26をハンドル5から取り外すには、ラベル27を剥離した後に、弾性リング28の一端と一方の半体26aとの間に、マイナスのドライバー等の先端を入れて、一方の係止突起34の小窪部34aが狭くなるように、該係止突起34を弾性変形させると、その係止突起34が、貫通孔30cから外れる。そして、他方の係止突起34も貫通孔30cから外せば、弾性リング28をグリップ体26から外すことができる。以下、同様に他の弾性リング28を取り外す。
その後、両半体26a,26b同士を分割してハンドル5から取り外すことができる。
【0024】
また、反対に両半体26a,26bを接合して、弾性リング28を嵌めれば、ハンドル5にグリップ体26を簡単に取り付けることができ、その後に、グリップ体26の貼着部31,35に、離型紙38から剥離したラベル27を貼着する。
【0025】
本発明は、前記の実施の形態に限定されるものではなく、手押し車は、ショッピングカート以外に、荷物用カート及びベビーカ等であっても良い。また、ラベル27の形状や大きさは、特に限定されるものではなく、一枚又は複数枚のラベルをグリップ体26の長手方向の全長にわたって、または、一部に設けるようにしても良い。しかも、ラベルはグリップ体26の周方向の全長であっても一部でも良い。
【0026】
また、ラベル27は、その裏面に粘着層を設けたもの以外に、グリップ体26に前記弾性リングと同様の形状をした係合部を設け、該係合部によりラベルを保持するようにしても良い。
【0027】
【発明の効果】
以上のように本発明は、ハンドルに外嵌装着されるグリップ体と、該グリップ体の表面に貼着され且つ文字や図柄等の所定の表示が施されているラベルとを備えているので、使用者は、その表示内容を確実且つ容易に目視することができ、宣伝広告機能や警告等の注意表示機能を備えることができる。
【0028】
しかも、グリップ体は、二つ割れとした2個1組の半体から構成され、これら両半体を接合した状態で外側から弾性リングを嵌めて、両半体が弾性リングに着脱自在に把持される構成である場合には、グリップ体を取り外すことが可能となり、グリップ体及びラベルが破損したり、あるいは、新しい表示内容と交換する場合に、容易に取り替えることができる利点がある。
【0029】
前記グリップ体には、回転を規制するための固定手段が設けられている場合には、所定の表示を目視し易い位置に固定させておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す一部破断を含む全体斜視図である。
【図2】同一表示具の平面図である。
【図3】同一方の半体を示し、(イ)は一部破断を含む平面図、(ロ)は一部破断を含む正面図、(ハ)は一部破断を含む底面図である。
【図4】同他方の半体を示し、(イ)は一部破断を含む平面図、(ロ)は一部破断を含む正面図、(ハ)は一部破断を含む底面図である。
【図5】(イ)は図2のX−X線矢視断面図、(ロ)は図2のY−Y線矢視断面図である。
【図6】ラベルを離型紙に貼着した状態の平面図である。
【符号の説明】
5…ハンドル、26…グリップ体、26a…一方の半体、26b…他方の半体、28…弾性リング、35a…突起(固定手段)、37…所定の表示
Claims (3)
- ハンドル(5)に外嵌装着されるグリップ体(26)と、該グリップ体(26)の表面に貼着され且つ文字や図柄等の所定の表示(37)が施されているラベル(27)とを備えてなることを特徴とする手押し車の表示具。
- 前記グリップ体(26)は、二つ割れとした2個1組の半体(26a),(26b)から構成され、これら両半体(26a),(26b)を接合した状態で外側から弾性リング(28)を嵌めて、両半体(26a),(26b)が弾性リング(28)に着脱自在に把持される構成である請求項1に記載の手押し車の表示具。
- 前記グリップ体(26)には、回転を規制するための固定手段(35a)が設けられている請求項1又は2に記載の手押し車の表示具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002235106A JP2004074863A (ja) | 2002-08-12 | 2002-08-12 | 手押し車の表示具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002235106A JP2004074863A (ja) | 2002-08-12 | 2002-08-12 | 手押し車の表示具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004074863A true JP2004074863A (ja) | 2004-03-11 |
Family
ID=32019717
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002235106A Withdrawn JP2004074863A (ja) | 2002-08-12 | 2002-08-12 | 手押し車の表示具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004074863A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008007483A1 (fr) * | 2006-07-10 | 2008-01-17 | Satoru Tanaya | Outil poussé à la main à traction par courroie épaulière |
JP2009143261A (ja) * | 2007-12-11 | 2009-07-02 | Daiwa Sangyo Kk | ショッピングカート |
JP2010137933A (ja) * | 2008-12-10 | 2010-06-24 | Saidetsuku Kk | パレット分離装置 |
-
2002
- 2002-08-12 JP JP2002235106A patent/JP2004074863A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008007483A1 (fr) * | 2006-07-10 | 2008-01-17 | Satoru Tanaya | Outil poussé à la main à traction par courroie épaulière |
JP2009143261A (ja) * | 2007-12-11 | 2009-07-02 | Daiwa Sangyo Kk | ショッピングカート |
JP2010137933A (ja) * | 2008-12-10 | 2010-06-24 | Saidetsuku Kk | パレット分離装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4376502A (en) | Nestable basket for use with nestable shopping carts and the like | |
US5425546A (en) | Child handle cover and entertainment center | |
US6065764A (en) | Sanitary cover for a shopping cart handle | |
US7281718B2 (en) | Shopping cart handle sanitary protector and coupon | |
US3251543A (en) | Shopping cart attachment | |
US10477950B2 (en) | Integrated carrying strap | |
US6158640A (en) | Elongated shopping cart attachment having opposing tongues | |
JP2007519582A (ja) | 巻かれたウェブ材料を供給するためのキット及びその材料のマーケティング方法 | |
US20080001371A1 (en) | Sanitary sleeve for shopping cart handle | |
US20060202438A1 (en) | Disposable Sanitary Shopping Cart Handle Cover for publicly used carts/rental strollers | |
JP2004074863A (ja) | 手押し車の表示具 | |
US8601732B2 (en) | Shrink wrap eyeglasses tag with hook | |
US6460800B1 (en) | Tape dispenser having a rotatable display component for graphic presentation | |
US20040243036A1 (en) | Kit of massage sheet and self-standing container | |
EP0818768A1 (en) | Support for publicity and shopping lists, applicable to supermarket trolleys | |
US20020050085A1 (en) | System for and method of fund raising using shopping cart handle covers | |
JP3119893U (ja) | 店内専用買物バスケット | |
CA2556197A1 (en) | Display element | |
US20060175854A1 (en) | Bag carry | |
US10150493B1 (en) | Mobility platform for a shopping cart | |
US20060097042A1 (en) | System and method for creating shopping lists | |
US20040169385A1 (en) | Means for carrying bottles | |
US20070236031A1 (en) | Disposable handle bar grip arrangement | |
JP2006248269A (ja) | ショッピングカート | |
JPS6219256Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20040623 |
|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20051101 |