JP2004074334A - ネジ締め装置のモータ制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】停止時のモータイナーシャ等による不要なトルクをネジ側に伝えないようにしたネジ締め装置のモータ制御方法を提供する。
【解決手段】モータ16の現在と目標の速度の偏差からの第1電流指令値30と、現在と目標のトルクの偏差からの第2電流指令値31を求め、各電流指令値30、31の小さい方を用いてモータ16の制御を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】モータ16の現在と目標の速度の偏差からの第1電流指令値30と、現在と目標のトルクの偏差からの第2電流指令値31を求め、各電流指令値30、31の小さい方を用いてモータ16の制御を行う。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネジ締め装置のモータ制御方法に関し、特に、速度制御とトルク制御を用いて得た両方の電流指令値の中の小さい方を用い、目標トルクに近づいた時にモータの回転速度を下げ、停止時のモータイナーシャ等による不要なトルクをネジ側に伝えないようにするための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、用いられていたこの種のネジ締め装置のモータ制御方法としては、図2に示されているように、電源オンで図示しないネジ締め装置の駆動を開始(第1ステップ10)後、回転しているモータ16の図示しないエンコーダからのエンコーダ信号を用いたフィードバック制御により一定速度でモータ16の回転を制御(第2ステップ11)する。
また、前記モータ16のトルクは、トルクトランスデューサ(図示せず)等からなるトルクセンサ12からのトルクフィードバック信号13が予め設定された目標トルクに到達した時にモータ駆動信号をオフとしてモータ16を停止させる(第3ステップ14)ことによってネジ締め装置のモータの制御は終了する(第4ステップ15)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のネジ締め装置のモータ制御方法は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、モータのトルクが目標トルクに到達した時にモータを停止させるため、停止時にモータイナーシャ等による余計なトルクがネジに伝わり、ネジに不具合を発生させることもあった。
また、結果的にネジの締め具合にバラツキが発生することもあった。
【0004】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、速度制御とトルク制御を用いて得た両方の電流指令値の中の小さい方を用い、目標トルクに近づいた時にモータの回転速度を下げ、停止時のモータイナーシャ等による不要なトルクをネジ側に伝えないようにしたネジ締め装置のモータ制御方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によるネジ締め装置のモータ制御方法は、ネジ締め装置のモータを制御してネジ締めを行うようにしたネジ締め装置のモータ制御方法において、前記モータの現在速度と目標速度の偏差からの第1電流指令値を演算し、前記モータの現在トルクと目標トルクの偏差からの第2電流指令値を演算し、前記第1、第2電流指令値を比較し何れか小さい方を前記モータに供給して前記モータの制御を行う方法である。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明によるネジ締め装置のモータ制御方法の好適な実施の形態について説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分については、同一符号を用いて説明する。
図1に示されているように、電源オンで図示しないネジ締め装置の駆動を開始(第1ステップ10)後、第2ステップ11の速度制御として、ネジ締めを行うモータ16の現在速度と目標速度の偏差からの第1電流指令値30を図示しない演算部にて演算する。
【0007】
次に、第3ステップ14のトルク監視として、前記モータ16のトルク監視を行うトルクセンサ12を用い、予め設定された目標トルクと現在トルクの偏差からの第2電流指令値31を前記演算部にて演算する。
【0008】
次に、第4ステップ20の電流指令比較において、前記各電流指令値30、31を比較し、何れか小さい方の電流指令値30又は31をモータ16に供給する。
この何れか小さい方の電流指令値30又は31によるモータ16への電流の供給によってモータ16の回転速度は急激に低下し、ネジへの回転トルクの伝達が殆んどない状態となり、第4ステップ15においてネジ締め動作が完了する。
【0009】
【発明の効果】
本発明によるネジ締め装置のモータ制御方法は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、速度制御及びトルク制御における各電流指令値の何れか小さい方を最終段階で供給してモータの速度を制御し、ネジ締め制御を行っているため、最終的に単一の速度指令でネジ締めを実行できるため、複雑な締付けパターンを設定する必要がなく、また、モータの最終回転速度もゆるやかとなり、従来のような停止時のモータイナーシャ等による余計なネジへのトルク伝達もなく、精度の高いネジ締めを達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるネジ締め装置のモータ制御方法を示すフロー図である。
【図2】従来のフロー図である。
【符号の説明】
16 モータ
30 第1電流指令値
31 第2電流指令値
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネジ締め装置のモータ制御方法に関し、特に、速度制御とトルク制御を用いて得た両方の電流指令値の中の小さい方を用い、目標トルクに近づいた時にモータの回転速度を下げ、停止時のモータイナーシャ等による不要なトルクをネジ側に伝えないようにするための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、用いられていたこの種のネジ締め装置のモータ制御方法としては、図2に示されているように、電源オンで図示しないネジ締め装置の駆動を開始(第1ステップ10)後、回転しているモータ16の図示しないエンコーダからのエンコーダ信号を用いたフィードバック制御により一定速度でモータ16の回転を制御(第2ステップ11)する。
また、前記モータ16のトルクは、トルクトランスデューサ(図示せず)等からなるトルクセンサ12からのトルクフィードバック信号13が予め設定された目標トルクに到達した時にモータ駆動信号をオフとしてモータ16を停止させる(第3ステップ14)ことによってネジ締め装置のモータの制御は終了する(第4ステップ15)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のネジ締め装置のモータ制御方法は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、モータのトルクが目標トルクに到達した時にモータを停止させるため、停止時にモータイナーシャ等による余計なトルクがネジに伝わり、ネジに不具合を発生させることもあった。
また、結果的にネジの締め具合にバラツキが発生することもあった。
【0004】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、速度制御とトルク制御を用いて得た両方の電流指令値の中の小さい方を用い、目標トルクに近づいた時にモータの回転速度を下げ、停止時のモータイナーシャ等による不要なトルクをネジ側に伝えないようにしたネジ締め装置のモータ制御方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によるネジ締め装置のモータ制御方法は、ネジ締め装置のモータを制御してネジ締めを行うようにしたネジ締め装置のモータ制御方法において、前記モータの現在速度と目標速度の偏差からの第1電流指令値を演算し、前記モータの現在トルクと目標トルクの偏差からの第2電流指令値を演算し、前記第1、第2電流指令値を比較し何れか小さい方を前記モータに供給して前記モータの制御を行う方法である。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明によるネジ締め装置のモータ制御方法の好適な実施の形態について説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分については、同一符号を用いて説明する。
図1に示されているように、電源オンで図示しないネジ締め装置の駆動を開始(第1ステップ10)後、第2ステップ11の速度制御として、ネジ締めを行うモータ16の現在速度と目標速度の偏差からの第1電流指令値30を図示しない演算部にて演算する。
【0007】
次に、第3ステップ14のトルク監視として、前記モータ16のトルク監視を行うトルクセンサ12を用い、予め設定された目標トルクと現在トルクの偏差からの第2電流指令値31を前記演算部にて演算する。
【0008】
次に、第4ステップ20の電流指令比較において、前記各電流指令値30、31を比較し、何れか小さい方の電流指令値30又は31をモータ16に供給する。
この何れか小さい方の電流指令値30又は31によるモータ16への電流の供給によってモータ16の回転速度は急激に低下し、ネジへの回転トルクの伝達が殆んどない状態となり、第4ステップ15においてネジ締め動作が完了する。
【0009】
【発明の効果】
本発明によるネジ締め装置のモータ制御方法は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、速度制御及びトルク制御における各電流指令値の何れか小さい方を最終段階で供給してモータの速度を制御し、ネジ締め制御を行っているため、最終的に単一の速度指令でネジ締めを実行できるため、複雑な締付けパターンを設定する必要がなく、また、モータの最終回転速度もゆるやかとなり、従来のような停止時のモータイナーシャ等による余計なネジへのトルク伝達もなく、精度の高いネジ締めを達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるネジ締め装置のモータ制御方法を示すフロー図である。
【図2】従来のフロー図である。
【符号の説明】
16 モータ
30 第1電流指令値
31 第2電流指令値
Claims (1)
- ネジ締め装置のモータ(16)を制御してネジ締めを行うようにしたネジ締め装置のモータ制御方法において、
前記モータ(16)の現在速度と目標速度の偏差からの第1電流指令値(30)を演算し、
前記モータ(16)の現在トルクと目標トルクの偏差からの第2電流指令値(31)を演算し、
前記第1、第2電流指令値(30、31)を比較し何れか小さい方を前記モータ(16)に供給して前記モータ(16)の制御を行うことを特徴とするネジ締め装置のモータ制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002236363A JP2004074334A (ja) | 2002-08-14 | 2002-08-14 | ネジ締め装置のモータ制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002236363A JP2004074334A (ja) | 2002-08-14 | 2002-08-14 | ネジ締め装置のモータ制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004074334A true JP2004074334A (ja) | 2004-03-11 |
Family
ID=32020554
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002236363A Withdrawn JP2004074334A (ja) | 2002-08-14 | 2002-08-14 | ネジ締め装置のモータ制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004074334A (ja) |
-
2002
- 2002-08-14 JP JP2002236363A patent/JP2004074334A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20051101 |