【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は厨房室とグリストラップを同時に浄化・除菌する、厨房室とグリストラップの浄化・除菌システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
さまざまな食材を準備し調理する厨房室は、食材から発する本来の臭いと調理時の油煙、調味料等の臭いとが混在して室内に充満し、空中浮遊菌や落下菌となって衛生上好ましくない環境を作り出す。食品保存に影響したり食中毒の因となるのも空中に浮遊する菌か、固体の表面に落下した菌のいずれかであるとも言われている。また厨房から排出され枝管を通ってＵ字溝に流れた雑排水を処理するグリストラップには多量の油脂分が含まれ、この油脂分が冷却凝固して排水管に付着すると目づまりの大きな原因となる。
【０００３】
すなわちグリストラップは悪臭の温床となるだけでなく槽内にスカム（沈殿物）が付着し浮遊物の分離がなされず、排水管だけでなくバスケットにも目づまりを生ずることとなる。また流入した雑排水は槽内汚水化した物と混ざり合い、その水質に同化して未処理のまゝに流出して環境汚染を引き起こすといった懸念と鉄の腐食が著しいという問題もある。而して汚れた槽内は定期点検の作業も頗る面倒で莫大な費用を要するといった不都合があり、このためグリストラップを浄化・除菌する技術も多数提案され、中でも脱臭・殺菌にオゾンを利用したものが近年注目されるようになっている。オゾンをグリストラップに放出すると油と脂肪が分解され表面に浮上して凝固しなくなり、スカム・汚水のこびりつきや雑菌・悪臭を化学分解し、目づまりの発生がなく槽内の浮遊物がきれいに分離できるといった種々の利点を有している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところで従来のオゾンを利用した技術は、厨房室とグリストラップのいずれかの汚染防止を目的としたものが殆どであり、双方の浄化・除菌をするには夫々各別の解決策を施す必要があった。つまり厨房室とグリストラップの浄化策を個別に実施しているのが現状であり、そのため装置が二重手間となり作業時間も余分にかゝるという問題と、槽内に発生する油玉処理にも万全を期し得ないなどの不具合があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明はこのような従来技術の問題点を解消するために、厨房室とグリストラップの浄化・除菌、油玉の処理などを同時且つスムーズに行うことのできる有機的なシステムを提供することを目的した技術であり、そのために、コンプレッサー１に吸引されたエアーが活性炭入りフィルター４を通りエアー管３ａを介してオゾン生成器５に送り込まれ、オゾン生成器５で生成されたオゾンが、中途に逆止弁７を有するオゾン送り管６に送り込まれ、オゾン送り管６の端部に配置しモジトルモーター９を備えてなるシリンダー式三方弁装置８より分岐した二管のうち第１送り管１０の端部よりオゾンを厨房室１１に放出し、また二管のうち第２送り管２０の端部よりオゾンをグリストラップ２１に放出し、前記第１送り管１０より放出されるオゾンが主として夜間に、第２送り管より放出されるオゾンが主として昼間に集中するべく周期タイマー１５をセットしてなることを主旨としている。
【０００６】
上記の三方弁装置８において、シリンダー本体９２内のピストン９３が、周期タイマー１５の信号で作動するモジトルモーター９に取り付けたベンリン９１が上下動すると昇降し、オゾン送り管６によりシリンダー本体９２内に導入されたオゾンは、ピストン９３の動きに合わせて通気可能となる第１送り管１０と第２送り管２０のいずれかに送出されることが特徴となっている。
【０００７】
前記のグリストラップ２１はバスケット２３を有する第１槽２２、油玉３１ができる第２槽２４、トラップ管２６を有する第３槽２５からなり、第２槽２４の槽底より、前記第２送り管２０に連なる散気管３０にてオゾンを５分程曝気作動したのち５分程休止するとともに再び５分程曝気作動したのち５分程休止させ、この５分作動５分休止をタイマー運転によって繰り返すことを特徴としている。
【０００８】
更に、グリストラップに２１オゾンを送る第２送り管２０が、両端鉤部３６をＵ字溝３２の側壁３２’に固定した一対の弓状バネ板３４・３４ａからなる吊り具３３によって支架され、相互の弓状バネ板３４・３４ａの各開放端３７を相手側調節溝３８に係合し、弓状バネ板３４・３４ａの板面を打ち出し形成し背合わせ状とした押え羽根４１に第２送り管２０が圧接固定されることを特徴とする。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して本発明を説明すると、図１は本システムの概略を示すもので、１はコンプレッサー、２は吸気口、３は一次エアー管、３ａは二次エアー管、４はカートリッジ式活性炭入りフィルター、５はオゾン生成器である。吸気口２からコンプレッサー１に入り圧縮されて湿度を多く含んだエアーは、コンプレッサー１を出ると一次エアー管３を通ってカートリッジ式活性炭入りフィルター４に入り、こゝで乾燥浄化されたのち二次エアー管３ａを通過してオゾン生成器５に送り込まれ、オゾンが生成される。
【００１０】
６は中途に逆止弁７を有するオゾン送り管で、オゾン生成器５で作られたオゾンは、逆止弁７をくぐり抜けて送り管６の端部に配置したモジトルモーター９を備えるシリンダー式三方弁装置８へと流入する。このシリンダー式三方弁装置８で分岐した二管のうち第１送り管１０の端部よりオゾンを厨房室１１に放出する。１２は第１送り管１０の放出箇所に設置したサーチレーターで、オゾン放出の時だけ作動し、厨房室１１にオゾンが十分行きわたるようにする。
【００１１】
１３はシステム制御部で、基板１４上に周期タイマー１５、高圧発生トランス１６、コンデンサー１７、ノイズフィルター１８、配電部１９を有している。
【００１２】
２０は三方弁装置８から分岐した二管のうちの第２送り管で、その端部よりオゾンをグリストラップ２１に放出する。オゾンの放出は第１送り管１０が主として夜間（営業時間外）に、第２送り管２０が主として昼間（営業時間内）に集中するよう周期タイマー１５をセットする。なお夜間であってもグリストラップ２１にオゾンを放出しないのではなく、厨房室１１とグリストラップ２１の夜間のオゾン放出時間の配分は、例えば厨房室１１に３０分間、その後５分間をグリストラップ２１に充てるといった方法が好ましい。
【００１３】
図２はシリンダー式三方弁装置８の作動機構を示すもので、周期タイマー１５の信号で作動するモジトルモーター９に取り付けたベンリン９１が、シリンダー本体９２の異形ピストン９３の上面に固定してあり、ベンリン９１が下降位置にあるとピストン９３も下方に位置して（ａ）図のように、オゾン送り管６より流入したオゾンはピストンの側部空間９４を通り上部の第１送り管１０に送られて厨房室へと放出され、（ｂ）図のようにベンリン９１が上昇位置にあるとピストン９３も上方に位置するので、ピストン下部が空き、下部空間９５にオゾンがそのまゝ直進して第２送り管２０に入り、グリストラップへと放出される。（ｃ）図における９６は、ピストン９３の縦方向に設けた横回転防止レールである。
【００１４】
図３はグリストラップ２１の内部概略を示し、２２はバスケット２３を有する第１槽、２４は油玉ができる第２槽、２５は雑排水を放流するトラップ管２６を備えた第３槽であり、各槽の上方には蓋体２７があり、その裏側に前記した第２送り管２０が配設され、該送り管２０から枝わかれした分岐管２８に、自在ホース２９を介して夫々の槽の底部に取り付けた散気管３０が連なり、第２送り管２０から分岐管２８、分岐管２８からホース２９を通ったオゾンが散気管３０より第１槽２２、第２槽２４、第３槽２５内に曝気される。
【００１５】
第１槽２２内で散気管３０からオゾンを曝気しても、バスケット２３の高さが小さいためオゾンは泡状となって上昇するだけであり、また第３槽２５内に散気管３０にて曝気しても、中央にトラップ管２６があり、オゾンが泡状となって上昇するだけで悪臭はなくなる。
【００１６】
これに対し第２槽２４では、オゾンを散気管３０から曝気すると何の障害もない槽内において矢印の方向へと対流ができる。すなわちこの槽には油などが多い浮遊物があり、槽底より散気管３０にて曝気すると時間とともに徐々に対流が生じ、そこに小さな油玉３１ができ、対流により槽内の油がその油玉３１に取り付き、回転とともに次第に大きくなる。やがては槽内周面に付着しこびり付いてしまうという事態になる。そこでこの槽は５分間程度曝気作動をした後５分間程度休止するという曝気方式を採用する。５分間曝気は油玉３１ができ始めの時間であり、この時の油が５分で分離し、一番早く槽全体に飛散するような分布構造となって浮上する。この５分作動５分休止はタイマー運転によって繰り返される。
【００１７】
図４（ａ）・（ｂ）はグリストラップにオゾンを送る第２送り管の取付手段を示したもので、第２送り管２０はＵ字溝３２内に間隔をおいて固定した吊り具３３によって支架される。吊り具３３は、上下になって組み合わさる対称的な一対の弓状バネ板３４・３４ａからなり、相互のバネ板３４・３４ａは外端の鉤部３５をＵ字溝３２の側壁３２’に固定する。鉤部３５は（ｃ）図のように歯形状突起３６を打ち出し形成するとＵ字溝側壁３２’に食い込むので安定する。弓状バネ板３４・３４ａの各開放端３７は、相手側板面に刻設した調節溝３８に密着固定する。開放端３７の縁部は調節溝の中央空間３９に介入し、取り外し自在のピン４０にて止着することにより互いの調節溝３８に確固として係合される。Ｕ字溝３２の幅は必ずしも一定したものではないので、Ｕ字溝３２の幅に応じて弓状バネ板３４・３４ａの開放端３７と調節溝３８の係合部位を決めればよい。而して弓状バネ板３４・３４ａの板面に各打ち出し形成した押え羽根４１を背合わせ状に密接し、その圧接を受けるように押え羽根４１と下部の弓状バネ板３４ａの間に第２送り管２０を配置すると、第２送り管２０は圧接固定され、更に押え羽根４１との圧接部を縛着することで一層不動状とすることができる。
【００１８】
なお本発明は、明細書全文・図面においてオゾン生成器５の前にコンプレッサー１等を設けることとしているが、オゾン生成器の後に設けても同様の効果を奏することができるのであって、これも本発明の自由な実施範囲に属する。
【００１９】
本発明によると、オゾン生成器で生成されたオゾンがオゾン送り管端部にあるシリンダー式三方弁装置から、厨房室に向けた第１送り管と、グリストラップに向けた第２送り管のいずれかに分けて送り込むことができ、厨房室には主として営業時間外の夜間に、グリストラップには主として営業時間の昼間にオゾンによる浄化・殺菌を行うことのできるという一石二鳥的効果がある。そしてオゾン臭が営業時間中は厨房室に残留することがなく、またグリストラップは絶えず食材臭や油脂による汚染等から防止されるので衛生的で快適な空間を確保でき、落下菌・浮遊菌の発生も抑止されるため食品保存に影響を及ぼさず、また食中毒の発生なども未然に防止できる。
【００２０】
シリンダー式三方弁装置には、周期タイマーの信号で作動するモジトルモーターを備えており、このモーターと連動してシリンダー内のピストンが確実に作動する結果、第１送り管と第２送り管へのオゾン送出の切り替えが有機的且つ迅速になされ、厨房室とグリストラップへのオゾン供給がスムースになされ、厨房室とグリストラップへ各別にオゾンを送り込むといった２重手間を省くことができて装置に余分な費用をかけないですむ。
【００２１】
３槽に区分されたグリストラップには夫々オゾンを散気管から曝気するが、中でも第２槽の槽底に配置した散気管から出るオゾン曝気を５分程作動させたのち５分程休止させるという、この動作をタイマー運転によって繰り返すことで対流による油玉の膨張を抑えて槽内周面への付着を防止できる。
【００２２】
一対の弓状バネ板からなる吊り具により第２送り管がＵ字溝に確固として支架されるので、第２送り管はＵ字溝内を流れる雑排水に直接せず、したがって長期にわたり腐食・汚損を生じないため耐久性を維持できる。また吊り具の横幅は弓状バネ板に形成してある調節溝で調節できるためＵ字溝の幅に応じて取り付けることができる。吊り具を構成する一対の弓状バネ板は対称形のため費用を節して安価に量産できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本システムの概略を示す説明図である。
【図２】シリンダー式三方弁装置の作動状態を示し、（ａ）はオゾンが第１送り管に送られるシリンダー本体の断面図、（ｂ）はオゾンが第２送り管に送られるシリンダー本体の断面図、（ｃ）はシリンダー本体の水平断面図である。
【図３】オゾンをグリストラップ内に曝気する状態の説明図である。
【図４】Ｕ字溝に第２送り管を取り付ける状態を示し、（ａ）は正面図、（ｂ）は斜視図、（ｃ）は弓状バネ板の端部拡大図である。
【符号の説明】
１ コンプレッサー、 ２ 吸気口 ３・３ａ 一次・二次エアー管
４ カートリッジ式活性炭フィルター ５ オゾン生成器
６ オゾン送り管 ７ 逆止弁 ８ シリンダー式三方弁装置
９ モジトルモーター １０ 第１送り管 １１ 厨房室
１２ サーチレーター １３ システム制御部 １４ 基板
１５ 周期タイマー １６ 高圧発生トランス １７ コンデンサー
１８ ノイズフィルター １９ 配電部 ２０ 第２送り管
２１ グリストラップ ２２ 第１槽 ２３ バスケット
２４ 第２槽 ２５ 第３槽 ２６ トラップ管 ２７ 蓋体
２８ 分岐管 ２９ ホース ３０ 散気管 ３１ 油玉
３２ Ｕ字溝 ３２’側壁 ３３ 吊り具 ３４・３４ａ 弓状バネ板
３５ 鉤部 ３７ 開放端 ３８ 調節溝 ３９ 空間
４０ ピン ４１ 押え羽根 ９１ ベンリン ９２ シリンダー本体
９３ ピストン ９４ 側部空間 ９５ 下部空間
９６ 横回転防止レール[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a cleaning and sanitizing system for a kitchen room and a grease trap, which simultaneously purifies and sanitizes a kitchen room and a grease trap.
[0002]
[Prior art]
In the kitchen room where various ingredients are prepared and cooked, the original odor emitted from the ingredients is mixed with the smell of cooking oil smoke, seasonings, etc. Create an unfavorable environment. It is said that the bacteria that affect food preservation or cause food poisoning are either airborne bacteria or bacteria that have fallen onto solid surfaces. In addition, grease wraps that process miscellaneous drainage discharged from the kitchen and flowed through the branch pipe into the U-shaped groove contain a large amount of oil and fat. If this oil and fat cools and solidifies and adheres to the drain pipe, it is a major cause of clogging. It becomes.
[0003]
That is, the grease trap not only serves as a hotbed of foul odor, but also scum (sediment) adheres to the inside of the tank, so that suspended matter is not separated, and clogging occurs not only in the drain pipe but also in the basket. In addition, there is a concern that the gray water that has flowed into the tank mixes with the sewage in the tank, assimilate into the water quality, flows out untreated and causes environmental pollution, and there is a problem that iron corrosion is remarkable. However, there are inconveniences that periodic inspection work is extremely troublesome and requires enormous cost in a dirty tank.Therefore, many technologies for purifying and sanitizing grease traps have been proposed, and in particular, ozone is used for deodorization and sterilization. Has been attracting attention in recent years. When ozone is released into the grease trap, oils and fats are decomposed and float on the surface and no longer coagulate, and scum and sewage are chemically decomposed and sticky bacteria and bad odors are chemically decomposed, and floating substances in the tank can be separated cleanly without clogging. There are various advantages.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, most of the conventional technologies using ozone are aimed at preventing contamination of either the kitchen room or the grease trap. To purify and sanitize both, it is necessary to take different solutions. was there. In other words, the current situation is that cleaning measures for the kitchen room and the grease trap are implemented separately, so that the equipment is doubled and the work time is lengthened, and the treatment of oil balls generated in the tank is reduced. However, there were some problems such as not being able to make every effort.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present invention provides an organic system capable of simultaneously and smoothly purifying and sterilizing a kitchen room and grease trap, treating oil balls, and the like, in order to solve the problems of the related art. Therefore, the air sucked by the compressor 1 is sent to the ozone generator 5 through the filter 4 containing activated carbon through the air pipe 3a, and the ozone generated by the ozone generator 5 Is fed to an ozone feed pipe 6 having a check valve 7 and is disposed at an end of the ozone feed pipe 6 and branched from a cylinder type three-way valve device 8 having a motor motor 9. Ozone is released from the end of the second feed pipe 10 into the kitchen room 11, and ozone is released from the end of the second feed pipe 20 of the two pipes to the grease trap 21 and the ozone released from the first feed pipe 10. There has primarily at night, and that the ozone that is released from the second feed pipe is set the period timer 15 in order to concentrate mainly in the daytime and spirit.
[0006]
In the three-way valve device 8 described above, the piston 93 in the cylinder body 92 moves up and down when the venulin 91 attached to the motor 9 operated by the signal of the periodic timer 15 moves up and down. The ozone introduced into the first feed pipe 10 and the second feed pipe 20 which can be ventilated in accordance with the movement of the piston 93 is characterized in that the ozone is sent to the first feed pipe 10 or the second feed pipe 20.
[0007]
The grease trap 21 includes a first tank 22 having a basket 23, a second tank 24 in which oil balls 31 are formed, and a third tank 25 having a trap tube 26. Ozone is aerated for about 5 minutes in the air diffuser 30 connected to the pipe 20, then paused for about 5 minutes, aerated again for about 5 minutes, and then paused for about 5 minutes, and this 5-minute pause for 5 minutes was repeated by timer operation. It is characterized by:
[0008]
Further, the second feed pipe 20 that sends 21 ozone to the grease trap is supported by a suspending member 33 including a pair of bow spring plates 34 and 34 a in which both end hooks 36 are fixed to the side wall 32 ′ of the U-shaped groove 32, The respective open ends 37 of the mutual bow-shaped spring plates 34, 34a are engaged with the mating adjustment grooves 38, and the plate surfaces of the bow-shaped spring plates 34, 34a are stamped and formed on the back-to-back holding blades 41. The feed pipe 20 is fixed by pressure contact.
[0009]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 shows an outline of the present system. 1 is a compressor, 2 is an intake port, 3 is a primary air pipe, 3a is a secondary air pipe, 4 is a cartridge. 5 is an ozone generator. The air which has entered the compressor 1 from the intake port 2 and is compressed and contains a large amount of humidity passes through the primary air pipe 3 and enters the cartridge type filter 4 containing activated carbon after leaving the compressor 1, and after being dried and purified by this, is subjected to secondary purification. The air passes through the air pipe 3a and is sent to the ozone generator 5, where ozone is generated.
[0010]
6 is an ozone feed pipe having a check valve 7 in the middle, and the ozone produced by the ozone generator 5 passes through the check valve 7 and is provided with a motor motor 9 disposed at an end of the feed pipe 6. It flows into the three-way valve device 8. Ozone is released into the kitchen room 11 from the end of the first feed pipe 10 of the two pipes branched by the cylinder type three-way valve device 8. Reference numeral 12 denotes a searcher provided at the discharge point of the first feed pipe 10 and is operated only when ozone is released, so that ozone can sufficiently reach the kitchen room 11.
[0011]
Reference numeral 13 denotes a system control unit, which has a periodic timer 15, a high-voltage generating transformer 16, a capacitor 17, a noise filter 18, and a power distribution unit 19 on a substrate 14.
[0012]
Reference numeral 20 denotes a second feed pipe of the two pipes branched from the three-way valve device 8, and discharges ozone to the grease trap 21 from an end thereof. For the release of ozone, the periodic timer 15 is set so that the first feed pipe 10 is mainly concentrated at night (out of business hours) and the second feed pipe 20 is mainly concentrated in daytime (during business hours). The ozone is not released to the grease wrap 21 even at night, and the ozone release time at night between the kitchen room 11 and the grease lap 21 is distributed, for example, to the kitchen room 11 for 30 minutes, and then for 5 minutes. Is preferably used.
[0013]
FIG. 2 shows an operating mechanism of the cylinder type three-way valve device 8. Benlin 91 attached to the motor 9 operated by a signal of the periodic timer 15 is fixed to the upper surface of the modified piston 93 of the cylinder body 92. When the benline 91 is at the lowered position, the piston 93 is also located below, and the ozone flowing from the ozone feed pipe 6 passes through the side space 94 of the piston to the upper first feed pipe 10 as shown in FIG. It is sent to the kitchen room and is discharged to the kitchen room. As shown in FIG. 8 (b), when the benline 91 is at the raised position, the piston 93 is also located at an upper position. And enters the second feed pipe 20 and is discharged to the grease trap. (C) 96 in the figure is a horizontal rotation preventing rail provided in the vertical direction of the piston 93.
[0014]
FIG. 3 schematically shows the inside of the grease trap 21, 22 is a first tank having a basket 23, 24 is a second tank in which oil balls are formed, and 25 is a third tank provided with a trap pipe 26 for discharging miscellaneous wastewater. A lid 27 is provided above each tank, and the second feed pipe 20 described above is disposed on the back side thereof. Each of the tanks is connected to a branch pipe 28 branched from the feed pipe 20 via a flexible hose 29. A diffuser pipe 30 attached to the bottom of the pipe is connected, and ozone passing from the second feed pipe 20 to the branch pipe 28 and from the branch pipe 28 to the hose 29 is supplied from the diffuser pipe 30 to the first tank 22, the second tank 24, and the third tank 25. It is aerated inside.
[0015]
Even if the ozone is aerated from the air diffuser 30 in the first tank 22, the ozone only rises as a foam because the height of the basket 23 is small. Even if aeration is performed, the trap tube 26 is provided at the center, and ozone is merely bubbled and rises, thereby eliminating odor.
[0016]
On the other hand, in the second tank 24, when ozone is aerated from the air diffuser 30, convection can occur in the direction of the arrow in the tank without any obstacle. That is, there is a suspended matter containing a lot of oil and the like in this tank, and when aeration is performed from the bottom of the tank with the diffuser 30, convection gradually occurs with time, and small oil balls 31 are formed there. It is attached to the ball 31 and becomes gradually larger with rotation. Eventually, it will adhere and stick to the inner peripheral surface of the tank. Therefore, this tank employs an aeration method in which aeration is performed for about 5 minutes and then paused for about 5 minutes. The aeration for 5 minutes is the time when the oil ball 31 starts to be formed. At this time, the oil separates in 5 minutes and floats in a distribution structure such that the oil scatters all over the tank first. The 5-minute operation and the 5-minute pause are repeated by the timer operation.
[0017]
FIGS. 4 (a) and 4 (b) show a mounting means for a second feed pipe for sending ozone to the grease trap. The second feed pipe 20 is a hanging member 33 fixed at intervals in a U-shaped groove 32. FIG. Stretched by. The hanging member 33 is composed of a pair of symmetrical bow-shaped spring plates 34 and 34a which are combined vertically, and the mutual spring plates 34 and 34a attach the hook portions 35 at the outer ends to the side walls 32 'of the U-shaped groove 32. Fix it. When the hook portion 35 is formed by punching out the tooth-shaped projection 36 as shown in FIG. Each open end 37 of the bow-shaped spring plates 34, 34a is tightly fixed to an adjusting groove 38 formed on the mating plate surface. The edges of the open ends 37 intervene in the central space 39 of the adjusting groove and are firmly engaged in the adjusting grooves 38 by fastening with removable pins 40. Since the width of the U-shaped groove 32 is not always constant, the engagement portion between the open end 37 of the bow-shaped spring plates 34 and 34a and the adjustment groove 38 may be determined according to the width of the U-shaped groove 32. The pressing blades 41 formed so as to be pressed against each other are closely attached to the plate surfaces of the bow-shaped spring plates 34 and 34a in a back-to-back manner, and the pressing blades 41 are pressed between the pressing blades 41 and the lower bow-shaped spring plate 34a so as to receive the pressure contact. When the two feed pipes 20 are arranged, the second feed pipe 20 is pressed and fixed, and can be made more immovable by further binding the pressure contact portion with the presser blade 41.
[0018]
In the present invention, the compressor 1 and the like are provided in front of the ozone generator 5 in the entire specification and drawings. However, the same effect can be obtained by providing the compressor 1 after the ozone generator. It belongs to the free implementation range of the present invention.
[0019]
According to the present invention, the ozone generated by the ozone generator is supplied from the cylinder type three-way valve device at the end of the ozone feed pipe to the first feed pipe toward the kitchen room or the second feed pipe toward the grease trap. The kitchen room can be cleaned and sterilized by ozone mainly in the night outside the business hours, and the grease trap can be mainly performed in the daytime during the business hours. Ozone odor does not remain in the kitchen during business hours, and the grease trap is constantly protected from contamination by food odors and oils and fats, so a sanitary and comfortable space can be secured, and falling bacteria and floating bacteria can be prevented. Since the occurrence is suppressed, it does not affect the preservation of food, and the occurrence of food poisoning can be prevented.
[0020]
The cylinder type three-way valve device has a motor motor that is activated by the signal of the periodic timer. The piston in the cylinder operates reliably in conjunction with this motor. The ozone delivery is switched organically and promptly, the ozone supply to the kitchen room and the grease trap is made smooth, and the double labor of sending ozone to the kitchen room and the grease trap separately can be eliminated, and the apparatus can be omitted. No extra costs.
[0021]
The grease traps divided into three tanks are each aerated with ozone through a diffuser, and among them, the ozone aeration from the diffuser arranged at the bottom of the second tank is activated for about 5 minutes and then stopped for about 5 minutes. By repeating this operation by the timer operation, the expansion of the oil balls due to convection can be suppressed, and the adhesion to the inner peripheral surface of the tank can be prevented.
[0022]
Since the second feed pipe is firmly supported in the U-shaped groove by the hanging tool consisting of a pair of bow-shaped spring plates, the second feed pipe does not directly contact with the gray water flowing in the U-shaped groove, and therefore has a long-term corrosion and Durability can be maintained because no contamination occurs. Further, the width of the hanging member can be adjusted by the adjusting groove formed on the bow spring plate, so that the hanging member can be attached according to the width of the U-shaped groove. Since the pair of bow spring plates constituting the hanging tool are symmetrical, they can be mass-produced inexpensively at low cost.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram showing an outline of the present system.
FIG. 2 shows an operating state of a cylinder type three-way valve device, (a) is a cross-sectional view of a cylinder main body in which ozone is sent to a first feed pipe, and (b) is a cylinder main body in which ozone is sent to a second feed pipe. Sectional drawing, (c) is a horizontal sectional view of a cylinder main body.
FIG. 3 is an explanatory diagram of a state in which ozone is aerated in a grease trap.
4A and 4B show a state in which a second feed pipe is attached to a U-shaped groove, wherein FIG. 4A is a front view, FIG. 4B is a perspective view, and FIG. 4C is an enlarged view of an end of a bow spring plate.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Compressor, 2 Intake port 3.3a Primary / secondary air pipe 4 Cartridge activated carbon filter 5 Ozone generator 6 Ozone feed pipe 7 Check valve 8 Cylinder type three-way valve device 9 Motor motor 10 First feed pipe 11 Kitchen room REFERENCE SIGNS LIST 12 Searcher 13 System control unit 14 Substrate 15 Period timer 16 High-voltage generating transformer 17 Condenser 18 Noise filter 19 Power distribution unit 20 Second feed pipe 21 Grease trap 22 First tank 23 Basket 24 Second tank 25 Third tank 26 Trap tube 27 Lid 28 Branch pipe 29 Hose 30 Air diffuser 31 Oil ball 32 U-shaped groove 32 'side wall 33 Hanging tool 34 / 34a Bow spring plate 35 Hook 37 Open end 38 Adjusting groove 39 Space 40 Pin 41 Pressing blade 91 Benlin 92 Cylinder Body 93 piston 94 Side space 95 Lower space 96 Lateral rotation prevention rail
