JP2004073568A - 電子聴診器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】被検査者の微細振動を検出するための振動センサー部と、振動センサー部が検出した信号を周波数成分に分析する分析部と、疾病データを記録したデータ記憶部と、分析部から出力される周波数成分のデータと前記データ記憶部の疾病データを比較して疾病の候補を抽出する検索部から構成した電子聴診器により、検査において高速の検索により検査者の主観に頼らず客観的な判断を可能とした。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、生体内部の諸器官が発生する微細な振動を効果的に検出し、その微細な振動の持つ意味を解析し、解析結果を分かり易く利用者に提供する電子聴診器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の聴診器は、基本要素として、収音部と音導管とイヤピースから構成されていた。
【0003】
被検査者の体内諸器官において発生する微細な振動は、発生した部位から生体内を伝搬して体の表面に現れる。この被検査者の体表面に現れた振動は、体表面に当接された聴診器の収音部により捕らえられ、空気振動として収音部に接続した音導管の中を伝わり、さらに音導管に接続したイヤーピースを介し、検査者の外耳道へ導かれる。
【0004】
この動作により、被検査者の体内で発生した微細な振動が、体の表面に当接された収音部を介して、検査者の耳に直接伝わることで検査者の診断に至る。すなわち、この一連の動作により、検査者は、被検査者体内の微細振動を、音として直接聴き、その振動音の特徴から体内の器官において発生している異常を主観的に分析し、診断するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記、従来の方法では、検査者が直接その振動を音として聴く長所を持つ一方、検査者の主観に頼るため検査者の過去の経験やその日の体調が、診断に大きく影響するといった問題点がある。
【0006】
また、被検査者の生体に当接し、生体から発する音を直接、検査者の耳で聴くため記録に残せないことから、▲1▼過去のデータと比較ができない▲2▼データに関し時間を掛けた検討ができない▲3▼データに対して他人の意見を聞けない などの課題がある。
【0007】
また、生体と収音部、または、イヤピースと検査者の外耳道形状の不一致による機械的な不整合が生じ、また、音導管部に外部からノイズが入るなどの課題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため本発明の電子聴診器は、被検査者の微細振動を検出するための振動センサー部と、振動センサー部が検出した信号を周波数成分に分析する分析部と、疾病データを記録したデータ記憶部と、分析部から出力される周波数成分のデータと前記データ記憶部の疾病データを比較して疾病の候補を抽出する検索部から構成される。
【0009】
本発明の電子聴診器を利用することにより、検査において検査者の主観に頼らず客観的な判断が高速の検索により可能になる。
【0010】
また、検査データの記録が可能になるので、データの前回との比較判断ができるようになる。
【0011】
さらに、上記電子聴診器は、通信機能を付加することにより、検査データ等の送受信が可能になり、隔地での検査データ評価や検査データの一括処理、さらにより広範囲なデータや参考資料の入手等が可能になり、判断が客観的かつ高度なものとなるなどの2次的な効果がある。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施例について、図面を使い詳細に説明する。
【0013】
第1図は、本発明の電子聴診器1の構成を示すブロック図である。被検査者の体の微細な振動を検出する振動センサー部11と、振動センサー部11の出力を受け増幅およびAC/DC変換等の処理を行う信号回路12と、振動センサー部11に取付けられ振動板の検出面と被検査者の検査すべき個所(被検査者の検査すべき皮膚)の当接を検出する当接スイッチ13と、当接スイッチ13に接続し振動板と被検査者の接触を示す当接信号を処理制御部5に伝える処理をおこなうスイッチ回路14と、被検査者の氏名やコード、信号回路12の出力信号や周波数分析結果そして標準データなどの諸データを記録・再生する記録再生装置15と、信号回路12の出力信号及び周波数分析結果などのデータ類等を表示する表示装置16と、検出または再生された信号を音として出力する音響出力装置17と、被検査者の氏名やコード等の検査に必要な入力を行う入力装置18と、外部とデータ類の送受信等の通信を行う通信装置6、および、信号の流れやその操作および各種のデータ処理など全体の動きや処理を行う処理制御部5から構成している。以下、各部の詳細な構成及び働きを説明する。
【0014】
第2図は、振動センサー部11の全体構成を示す断面図であり、第3図は、振動センサー部11の振動板21、圧電素子22、支持部材23、固定部材31、ホルダー32の構成を詳細に示す断面図である。
【0015】
第2図、および第3図に示すように、振動センサー部11は、振動板21、圧電素子22、支持部材23,接続部材24、信号線25、素子基板26、ケース27、および、信号ケーブル29から構成される。
【0016】
振動板21は、一面を被検査者の皮膚に当接するもので、人の皮膚に触れ汗等により腐食しないように腐食し難い材料としてステンレス系の材料、または、汗等の汚れに強い表面処理を行った材料からなる薄板材を使い構成している。また、振動板21は、被検査者に触れる面の反対面中央部に支持部材23を介して圧電素子22が固定され、その周辺部21Aに接続部材24を取付、素子基板26のグランドと接続している。
【0017】
圧電素子22は、振動センサー部11の動作時、被検査者の皮膚における微細振動を検出するセンサーである。すなわち、圧電素子22は、PZTなどの圧電セラミックス材料から構成されその両面に電極が形成され、圧電素子22の中央部が、導電性の材料からなる支持部材23を介し振動板21に固定されていることで、圧電素子22の両端が外部からの力により自由に動ける構造となっている。また、圧電素子22の支持部材23と接している面と反対の面の中央部に信号線25が接続され、圧電素子22が検出した信号を素子基板26へ伝える構成となっている。
【0018】
圧電素子22は、圧電素子22の電極が信号線25を介し素子基板26の電界効果型トランジスタ26Aのゲートへ接続し、また、圧電素子22の他方の電極が、支持部材23、振動板21、接続部材24を介して、素子基板26における電界効果型トランジスタ26Aのソースへ接続している。電界効果型トランジスタ26Aの出力部は、振動センサー部11出力として信号ケーブル29を介して第1図に示す信号回路12に接続する構成である。
【0019】
また、第2図および第3図に示すように圧電素子22,信号線25、電界効果型トランジスタ26Aを含む素子基板26などは、導電性のある磁性材料からなるケース27および振動板21が構成する空間に納まり、電気磁気的に覆う構成で、外部からの電磁ノイズの影響を避けている。ケース27には検査者が、振動センサーをハンドリングするためのフランジ部27Aが設けてある。
【0020】
振動板21とケース27は、第3図に示すように、例えば、柔らかいスポンジ等の弾性材料から構成される固定部材31と、導電性の金属材料からなるホルダー32により、振動板21が自由に可動できるように挟持され、被検査者の接触する皮膚からの振動を効率よく伝える、支持・固定の構造を取っている。
【0021】
この振動板21とケース27の固定構造は、振動板21をケース27に強い強制力を持って固定することにより振動板21の動作条件が変わり検出信号に影響を及ぼしたり、ルーズな支持構造により、振動板21と被検査者の接触する皮膚の当接が緩く検出信号が不安定になるといった問題を解決した構造である。
【0022】
次に、本発明の電子聴診器1における振動センサー部11の動作を図4にて説明する。
【0023】
本発明の電子聴診器1を使った検査の場合、検査者は、本発明の振動センサー部11を披検査者の体の表面(皮膚)における検査すべき個所に当て、体内で発生している微細な振動を検出する。
【0024】
被検査者の体内では、第4図に示すように、例えば、風邪や気管支炎等の障害により炎症を発生など特定の部位36にて炎症に関わる特有の微細な振動が発生する。
【0025】
その振動は肉体・骨格等を伝搬し、体の表面35まで伝わる。体の表面に伝わった振動を本発明の振動センサー部11が検出する。
【0026】
検査は、本発明の振動センサー部11の振動板21を被検査者の検査に適した場所に当接すると、被検査者の体表面の振動が直接当接している振動板21に伝わり、さらに、振動板21に固定してある圧電素子22に伝搬し、圧電素子22が振動する。
【0027】
圧電素子22はこの振動を捕らえ、機械振動を電気振動に変換し、圧電素子の電極の電位は、信号線25を介し素子基板26の電界効果型トランジスタ26Aのゲートへ入力し、また、圧電素子のもう一方の電極の電位は、支持部材23、振動板21、接続部材24、および、素子基板26の回路パターンを介し電界効果型トランジスタ26Aのソースへ伝えられる。
【0028】
第5図に示す振動センサー部11の回路図において破線で囲まれた部分の要素が、素子基板26に搭載されている。その主な構成品は、電解効果型トランジスタ26A、およびコンデンサー等である。電解効果型トランジスタ26Aは、圧電素子22が検出した信号をインピーダンス変換および増幅し、接続する信号ケーブル29におけるそれぞれの端子へ出力する。
【0029】
本構成では、振動板21およびケース27が、金属材料で構成され、圧電素子22および素子基板26を機械的および電気磁気的ノイズからに覆っている。そのため振動センサー部11は、圧電素子22の検出する微細な電気信号の品質を維持した状態で、検出信号を接続する信号ケーブル29を介し出力可能である。
【0030】
次に、信号回路12について説明する。第1図に示すように信号回路12は、第6図に示す増幅回路41とA/D変換回路42から構成し、振動センサー部11の信号ケーブル29に接続し、振動センサー部11の出力(検出信号)であるアナログ信号を受け、増幅回路41において信号に対し所定の増幅を行い、この増幅されたアナログ信号をA/D変換回路42においてデジタル信号に変換するアナログデジタル変換の信号処理を行い、その結果を処理制御部5に伝える機能である。
【0031】
このA/D変換回路42は、本発明の電子聴診器1における異常信号の解析能力を決定する上で大切な機能であるが、その能力を高く設定し過ぎると処理に要する時間および経費が膨大になり実用的でなく、システムの機能に対応したレベルに設定するのが合理的である。
【0032】
次に、当接スイッチ13およびスイッチ回路14について説明する。第2図に示すように、当接スイッチ13は、振動センサー部11に組込まれ、そのボタン部13Aが、振動板21から突き出た構成である。また、当接スイッチ13の信号線29C,29Dは、第1図のブロック図に示すようにスイッチ回路14に接続している。
【0033】
振動センサー部11が被検査者の検査すべき個所(皮膚)に当接すると、当接スイッチ13のボタン部13Aが、被検査者の検査すべき点に当接し、当接スイッチ13が動作することで振動センサー部11と被検査者の皮膚の当接を電気信号として、接続するスイッチ回路14に伝える。
【0034】
スイッチ回路14は、当接スイッチ13に接続し、振動センサー部11の振動板21と被検査者の皮膚の当接を伝える当接信号を受け、処理制御部5に伝えるようアナログデジタル変換し、当接信号を処理制御部5に伝える。
【0035】
次に、記録再生装置15について説明する。記録再生装置15は、処理制御部5に接続され、デジタル信号を記録・再生する機能を持った例えば、ハードディスク装置やICメモリー装置等の記録再生装置である。記録再生装置15は、処理制御部5からの信号により、信号回路12から処理制御部5へ送付されたデジタル化された検出信号や、検出したデータの判断を行うために予め作成されたデータベース等を記録する。また、処理制御部5からの信号により記録した検出信号や、予め記録したデータを再生し、処理制御部5へ出力するものである。
【0036】
なお、本発明において記録再生装置15は、記録再生の1手段であり、既に一般化しているので、装置そのものの詳細な説明は省略する。
【0037】
次に、画像表示装置16について説明する。画像表示装置16は、処理制御部5に接続され、処理制御部5から送付される信号、例えば、振動センサー部11で検出された検出信号や、検出信号の周波数分析結果等の信号、また、記録再生装置15に予め記録された参考となるデータ等を、利用者に分かり易く表示する装置である。
【0038】
また、本発明において表示装置15は、検査信号を実時間で表示する、また、必要に応じ記録データを継続的に表示するなど検査データに対する解析や観察を容易にするための機能である。従来、聴診器は検査信号を耳で聴き判断していたが、これを、画面に表示し、目で観察する方式に変換した点、情報量が増え、その効果が大きい。
【0039】
なお、本発明において画像表示装置16は表示の1手段で有り、既に一般化しているため、表示装置そのものの詳細は記述しない。
【0040】
次に、音響出力装置17について説明する。音響出力装置17は、処理制御部5に接続され、処理制御部5から送付される信号、例えば振動センサー部11が検出した信号を音響的に出力するものであり、第7図に示すようにデジタル・アナログ変換回路46、増幅器47、スピーカ48などから構成している。
【0041】
なお、本発明において音響出力装置17は、単に音響的に表示する手段であり、音響出力装置17の構成要素は市販品であり、詳細な記載は省く。
【0042】
次に、入力力装置18について説明する。入力装置18は、処理制御部5に接続するキーボードやペン入力装置等の処理制御部5に対する入力装置である。なお、本発明において入力装置18は、単にデータを入力する手段であり、その構成要素は市販品であり、詳細な記載は省く。
【0043】
次に、通信装置6について説明する。通信装置6は、処理制御部5に接続され、処理制御部5から送付される制御信号により、処理制御部5から外部へ送信、または、外部から処理制御部5への受信を行うものであるが、本発明において通信装置6は、単に通信機能を担う手段であり、その詳細は特に記述しない。
【0044】
処理制御部5の構成について説明する。
第1図に示すように、処理制御部5は、信号回路12、記録再生装置15、表示装置16、音響出力装置17、入力装置18,および通信装置6等の各装置と接続し、その内部は、CPUと内部メモリーなどのハードから構成している。
【0045】
また、処理制御部5は、コンピュータとしての基本ソフトや、本発明のために作成された専用ソフトを予めインストールし、上記各接続機器の信号の流れや、信号の解析、判定、表示などの処理や、また機器操作など全体の動き等の制御を行ってする。
【0046】
なお、電子聴診器1は、第8図に示すように、通信装置6,記録再生装置15,画像表示装置16、音響出力装置17、入力装置18を内蔵した情報端末やノートパソコンまたはディスクトップ型のパソコンを処理制御部として活用し、振動センサー部11に接続する増幅回路41とA/D変換回路42を組込んだICカード43をPCカードスロットに挿入した簡易的な構成も可能である。しかし、電子聴診器1の本質、何処でも使える電子機器の視点から情報端末やノートパソコンをベースとした構成がコンパクトで合理的である。
【0047】
次に、通信装置6の動作について説明する。
第1図のブロック図に示すように通信装置6は、処理制御部5に接続し、処理制御部5から送信される制御信号により、処理制御部5から外部へ送信、または、外部から処理制御部5への受信を行う機能を担うものである。この機能を使い被検査者の基礎データ等を外部のシステムから取得し、基礎データのデータベースに記録できる。
【0048】
また、検出データの分析や解析において疑問を持った場合、その検査データを他のシステムに送信し、より大きなシステムを使い、大きい疾病データベースにて比較検討を行い、その疾病を検索でき、そのデータを受信できる。このようにデータの記録や送信機能を活用することにより通信を応用した診断が可能になる。
【0049】
以下、電子聴診器1の中心となる処理制御部5の動作について説明する。
電子聴診器1は、被検査者の体内で発生している微細振動を検出し、検出した信号を周波数成分に分析し、検出信号及びその周波数成分の分析結果を記録・再生する、また、これらの信号を表示する、検出信号を音として出力する、また、検出信号の振動成分の分析から異常をピックアップする機能と、予め記録したデータベースから異常に対応した疾患を検索する機能と、システム全体を合理的に制御する機能から構成され、それらは予めセット内にインストールされたソフトによって行われている。
【0050】
以下、電子聴診器1の検査、分析、評価、通信等の手順を、第9図に示すフローチャートにより説明する。
【0051】
第9図のフローチャートに示すように、本発明の電子聴診器1を使った検査は、▲1▼検査開始から始まり、▲1▼検査開始の作業は、検査者による電子聴診器1の電源スイッチ投入である。検査者が、検査のために本発明の電子聴診器1の電源スイッチを入れると、電子聴診器1は、所定時間を経て起動し、▲2▼入力モードへ移行する。▲2▼入力モードは、検査に先立ち、これから行う検査に関わる諸データを入力するモードである。従って、入力モードに移行した場合、まず、検査データの初期化を行い、それから入力装置18等を操作し必要なデータを入力する。
【0052】
検査に必要なデータは、被検査者を間違わないように、検査の直前に行うのが最も望ましい。しかし、検査者は多忙なため、本電子聴診器1では、入力事項を最小限に絞り氏名とコード番号(患者番号)のみの入力を行う。
【0053】
上記電子聴診器1が入力モードへ移行すると、電子聴診器1は、入力待ちの状態となり、検査者が接続する入力装置18を使い、被検査者の氏名、コード番号を入力すると、電子聴診器1は、入力されたデータを検査データとして、その処理制御部5の内部メモリに記録し、同時に、画像表示装置16の画面上に表示する。
【0054】
このとき、検査日や時間等は、電子聴診器1の処理制御部5内部にて取得され、検査データに記載され、画像表示装置16の画面上に表示される。また、被検査者の基礎データは、予め取得してある場合、接続される記録再生装置15のデータベースに記録されているので、そのデータベースから検索され、検査データに記載されると共に画面にも表示される。 また、身長・体重・胸囲・脈拍・血圧、年齢および病歴等の基礎データが無い場合、その場で測るなど確認し入力装置18を使い入力すると、氏名等と同様に入力されたデータは検査データとして、その処理制御部5の内部メモリに記録され、同時に、画像表示装置16の画面上に表示される。
【0055】
この入力データの表示が完了すると電子聴診器1は、▲3▼検出モードへ移行する。検出モードは、振動センサー部11の被検査者への当接行程とそれに伴う、当接スイッチ13の動作の行程、検出データの取込み行程の3行程から構成される。
【0056】
まず、振動センサー部11の当接行程とは、検査者が予め電源が投入されるなど準備された本発明の電子聴診器1の振動センサー部11を取り上げ、被検査者の検査すべき場所に当接する一連の作業行程を示す。この場合、検査者と被検査者(患者)の必要な日常会話や注意事項も含む。
【0057】
次に、当接スイッチ13の動作行程について説明する。検査者が被検査者の体に振動センサー部11を当接すると、当接スイッチ13が動作し、振動センサー部11と被検査者が当接していることを示す信号(当接信号)が、接続するスイッチ回路14へ伝わる。この当接スイッチ13からの信号を受け、スイッチ回路14は、同信号を処理制御部5へ渡せるように所定の増幅とアナログデジタル変換を行い、当接信号として、処理制御部5へ伝える。
【0058】
処理制御部5は、スイッチ回路14からの当接信号を受け、振動センサー部11と被検査者の当接を確認し、振動センサー部11に接続する信号回路12から所定時間の長さの検査データを処理制御部5の内部へ取り込む。取込んだデータ(検出データ)は、処理制御部5の内部メモリーに記録される。
【0059】
記録が完了すると、電子聴診器1は、▲4▼波形表示モードへ移行する。なお、前記入力モードから検出モードへ移行し、所定時間経っても当接信号が処理制御部5に伝わらない場合、処理制御部5は、振動センサー部11と被検査者の当接異常としての表示を行い、検査者に見直しを表示する。この場合検査者が、振動センサー部11と被検査者の当接を修正し、正しい当接になった場合、当接スイッチ13の信号が当接回路14を経て、処理制御部5に伝わり、所定時間後、処理制御部5は振動センサー部11が検出した信号を取込む。
【0060】
波形表示モードは、上記の検出モードにて検出し、内部メモリーに取込んだ検出データを画像表示装置16の画面上に表示し、検査者の目による検査を促すものである。
【0061】
すなわち、波形表示モードにおける処理制御部5は、その内部メモリーにある検出データを接続する画像表示装置16の画面上に、例えば、X軸に時間、Y軸にその大きさを取り、表示するものである。このX軸に時間、Y軸にその大きさの波形を観ることにより、検査者は、被検査者の体内で発生している微細振動の概要を知ることができる。
【0062】
例えば、高域成分が多い振動、高域成分の無い振動、力強い振動、弱々しい振動等々の概要が視覚的に検査者に伝わる。
【0063】
この波形表示が完了すると、電子聴診器1は、▲5▼分析モードへ移行する。分析モードは、検出信号を周波数分析するモードであり、検出信号の周波数分析の行程と、その表示の行程の2行程から構成される。
【0064】
まず、検出信号の周波数分析行程は、予め本電子聴診器1にインストールしてある専用ソフトにより、内部メモリーに記録されている検出データに関し、周波数成分とその大きさを抽出する。抽出された振動周波数成分とその大きさは、分析データとして検査データに記録し、周波数分析工程を完了する。
【0065】
上記した周波数分析の行程が完了すると、電子聴診器1は、周波数分析結果を表示するf成分表示行程へ移行する。このf成分表示行程は、処理制御部5の内部メモリに記録されている検査データ中の分析データを、接続する画像表示装置16の画面上に表示するものである。
【0066】
表示は、X軸に周波数、Y軸に大きさをとり、分析結果を表示するのが一般的である。例えば、X軸に周波数を対数表示し、Y軸に大きさを対数表示する表示は、微細振動の解析や、炎症特有な振動の周波数成分とその大きさを分かり易く表現するものであり、炎症により表示方法を変える工夫も必要である。
【0067】
この分析結果の表示が完了すると、電子聴診器1は、▲6▼解析モードへ移行する。解析モードは、データ比較の行程、異常確認の行程、異常解析の行程、解析表示行程の4行程から構成し、標準データに対し異常な点を指摘し、データベースから異常に対し考えられる炎症等の候補を検索し、検索結果を表示するなど検査者のサポートを主目的とするモードである。
【0068】
まず、▲6▼解析モードの第1行程、データ比較行程を説明する。
データ比較行程は、上記の分析モードで明らかにし処理制御部5の内部メモリーに記録されている分析データと、予め記録再生装置15にインストールしてある標準データを比較する。この比較で得られたデータは、比較データとして処理制御部5の内部メモリーの検査データに記録する。
【0069】
このとき、各周波数成分に対する比較は、周波数の比較と、その大きさの比較の2要素について行い、周波数的な移動(周波数の増減)、高調波成分の出現、消滅や、周波数成分の大きさの増大などを、標準データや、検査者の以前のデータおよび設定された許容範囲と比較し、その変化分(差分)を明らかにする。
【0070】
また、許容範囲は、予めデータベースに取込んだ被検査者の身長・体重・胸囲・脈拍・血圧、および病歴などの基本データと、その日の体調を考慮し、設定する。
【0071】
比較データを検査データに記録し、データ比較行程が完了すると電子聴診器1は、異常判断行程へ移行する。
【0072】
異常確認行程は、データ比較行程で得た比較データを使い行われる。すなわち、処理制御部5の内部メモリーに記録されている検査データ中の比較データを使い、異常を確認する。比較データが、異常事項を全く持たなければ正常判定となり、異常事項を持つ場合、検出データが異常と判断される。
【0073】
この異常確認行程において、正常と判断された場合、▲7▼再検査へ移行し、異常と判断された場合、次の異常解析に移行する。異常解析行程は、前記したデータ比較行程で得た比較データと、記録再生装置15に予め記録されている疾患データベースを使い行われる。つまり、比較データの周波数成分とその大きさの2要素をベースに、疾患データベースを検索し、疾患の候補を絞込む。このとき、被検査者の基礎データ、流行の疾患、最近の行動の特徴等を考慮して、抽出作業を行い、被検査者の生活状況に合った疾患候補を抽出する。
【0074】
抽出が完了すると、電子聴診器1は、解析の表示行程へ移行する。解析の表示行程は、上記した異常の解析で絞り込んだ異常データの原因となりうる疾患の候補を、画像表示装置16の画面上に表示し、検査者に示すものである。また、異常データの表示は、検査者の注意を引く必要があり目立つ表示が必要である。
【0075】
解析結果の表示が完了すると、電子聴診器1は、検出・分析・解析の主な作業が完了し、検査に対する信頼性の確認となり、▲7▼判断のモードへ移行する。
【0076】
判断モードとは、検査結果を見た(知った)検査者が、検査結果が正しいので再検査不要、または、検査結果が疑わしいので再検査必要の判断を行い、検査結果に対する検査者の意志を電子聴診器1に入力するモードであり、入力により再検査として▲3▼検出モードへ戻る、または、▲8▼記録モードへ移行する。
【0077】
検出モードにおいて、データ取込み中に、被検査者が動いた、または、咳をしたなどのアクシデントが生じ、検出データが異常判断され、その異常に対応する疾患が表示された場合、検査者は、再検査をするか否かを決め、その意志を、電子聴診器1の入力装置18を使い入力する。再検査と入力すると、電子聴診器1は再検査となり、第9図のフローチャートに示す▲3▼検出モードへ移行する。このとき、▲2▼入力モードで入力した被検査者の氏名やコード番号がそのまま引き継がれ、振動センサー11が被検査者に当接され、当接スイッチ13が当接信号を送出しなど一連の検出行程が遂行され、その各行程は上記したのでここでは省く。
【0078】
次に▲8▼記録モードについて説明する。記録モードは、判断モードにて検査者が検査結果を承認したときに移行するモードであり、検査結果は検査者により保証され、検査データとして残すべきものである。
【0079】
そこで、記録モードでは、処理制御部5の内部メモリーに記録されている検査データを処理制御部5に接続する記録再生装置15の所定データベースの中に被検査者の正規データとして記録する。記録モードが完了すると、1人の被検査者に対する本発明の電子聴診器1による一連の検査は完了する。検査者が電子聴診器1を使った検査を引き続き行うか?否か、確認のため▲9▼継続確認モードへ移行する。
【0080】
継続確認モードは、電子聴診器1を使った検査を引き続き行うか?否か検査者に確認するモードで、継続の意志を入力すると第9図に示すフローチャートの▲2▼入力モードへ移行し、また、中止を入力すると(10)検査終了へ移行する。
【0081】
ここで、検査者が検査継続を入力すると、電子聴診器1は第9図に示すフローチャートの▲2▼入力モードへ移行する。このとき、検査データは初期化され、入力待ちの状態となる。
【0082】
検査終了モードは、検査者が本発明の電子聴診器1を使った検査を終了する意思を▲9▼検査継続確認モードにて入力した場合、移行するモードで、ソフトが全てのソフトを停止し、最後に電源を切断して終了する。検査者は電源の切断を確認し、検査の終了を確認できる。
【0083】
(発明の実施形態2)
第9図に示すフローチャートの▲3▼検出モード、▲4▼波形表示モードは、振動センサー部11が検出した所定時間の長さの信号を1回取込み、波形の表示および周波数成分の分析や、周波数成分の解析その他処理を行っている。
【0084】
これに対し、第10図のフローチャートに示すように、この所定時間長の信号を繰返し取込み、周波数分析を行い、分析した周波数成分を積算し積算回数で割ることにより、検出信号の時間平均値が得られる。この時間平均値は突発的なノイズ等の影響が低減される効果がある。一方、検査対象の振動が不安定な場合、平均化し難い欠点を持つので、検査対象の振動成分の安定性を考慮して、第10図に示す平均化機能と、第9図に示す1回取込みの方法を使え分けることも可能である。
【0085】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の電子聴診器によれば、検査において検査者の主観に頼らず客観的な判断が高速の検索により可能になる。
【0086】
また、検査データの記録が可能になるので、データの前回との比較判断ができるようになる。
【0087】
さらに、通信機能を付加することにより、検査データ等の送受信が可能になり、隔地での検査データ評価や検査データの一括処理、さらにより広範囲なデータや参考資料の入手等が可能になり、判断が客観的かつ高度な検査の実現を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子聴診器の主要要素で示すブロック図である。
【図2】電子聴診器の振動センサー部の断面図である。
【図3】振動センサー部の圧電素子の詳細に示す断面図である。
【図4】振動センサー部と患部の関係を示す断面図である。
【図5】振動センサー部の要素を示す電気回路図である。
【図6】本発明の信号回路を示すブロック図である。
【図7】音響出力装置を示すブロック図である。
【図8】PCまたはPDAを使った電子聴診器のブロック図である。
【図9】本発明の電子聴診器の実施形態を示すフローチャートである。
【図10】本発明の電子聴診器の別の実施形態を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 電子聴診器
5 処理制御部
6 通信装置
11 振動センサー部
12 信号回路
13 当接スイッチ(当接SWと略記)
14 スイッチ回路(SW回路と略記)
15 記録再生装置
16 画像表示装置
17 音響出力装置
18 入力装置
21 振動板
22 圧電素子
23 支持部材
24 接続部材
25 信号線
26 素子基板
27 ケース
29 ケーブル
31 固定部材
32 ホルダー
35 体の表面
36 炎症を起し振動源となっている患部
37 肉体
41 増幅器
42 A/D変換回路
43 ICカード
46 D/A変換回路
47 増幅器
48 スピーカ
Claims (5)
- 被検査者の検査点に当接し、被検査者の体内で生じている微細な振動を検出し振動に関する情報を検査者に提供する電子聴診器において、前記被検査者の微細振動を検出するための振動センサー部と、前記振動センサー部が検出した信号を周波数成分に分析する分析部と、疾病データを記録したデータ記憶部と、前記分析部から出力される周波数成分のデータと前記データ記憶部の疾病データを比較して疾病の候補を抽出する検索部を有することを特徴とする電子聴診器。
- 請求項1記載の電子聴診器において、前記振動センサー部が検出した信号、前記分析部から出力される周波数成分のデータを表示する表示部を有することを特徴とする電子聴診器。
- 請求項1記載の電子聴診器において、前記振動センサー部が検出した信号または、前記分析部から出力される周波数成分のデータを記録再生する記録再生部を有することを特徴とする電子聴診器。
- 請求項1または3記載の電子聴診器において、音響出力装置が設けられ、振動センサー部が検出した信号または、前記記録再生部において再生された信号を音響出力として再生可能としたことを特徴とする電子聴診器。
- 請求項1記載の電子聴診器において、前記振動センサー部が設置してある面に、被検査者と振動センサー部が当接したことを検知するためのスイッチを設けたことを特徴とする電子聴診器。
Priority Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007190082A (ja) * | 2006-01-17 | 2007-08-02 | Nagasaki Univ | 肺音診断装置及び肺音診断方法 |
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-
2002
- 2002-08-20 JP JP2002239380A patent/JP2004073568A/ja active Pending
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