JP2004072647A - 電気音響変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルム状の振動板を、容易に、しかも確実に固定し、製造することが出来る電気音響変換装置を、実現すること。
【解決手段】振動板130を強い強度を持つ支持部310a〜dで囲い、振動面340を保持することとしているので、ヨーク111のフレーム121およびもう1つのフレーム間に、振動板130を適切な位置および張力を持って固定するのを、容易に行うことができ、さらに、振動面340と支持部310bおよびdを、スリット301および302により分離し、振動面340の支持部310aおよびc側の両端部にコルゲーションを設けることができ、これにより、振動板130の共振周波数を低くし、かつ、この共振特性のQ値を低くすることを実現する。
【選択図】   図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、フィルム状の振動板の辺縁部を、フレームに固定する電気音響変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、全面駆動型スピーカの需要は、平面型テレビの需要拡大に伴って大きなものとなりつつある。全面駆動型スピーカに用いられる電気音響変換装置の基本構造は、平板状のヨークと、このヨークの平板上に配置される永久磁石と、この永久磁石と所定の間隙を保って載置されるフィルム状の振動板からなる。さらに、この振動板を中心にして、永久磁石、さらにヨークを対称位置に配設した構造の全面駆動型スピーカも同様に用いられる。
【0003】
ところで、この全面駆動型スピーカを構成する際に、振動板の辺縁部は、磁気回路をなすヨークに、挟み込み等により固定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術によれば、振動板の辺縁部を固定する際の作業工程で、種々のトラブルが発生すると同時に、作業者に高い技能が要求される。すなわち、フィルム状の振動板は、極めて薄いので変形し易くかつ壊れやすいものである。しかも、振動板に作業者が手で接触することは、振動板の品質上好ましいものではなかった。従って、作業者に、極度の緊張と集中力を要求する作業であった。
【0005】
特に、変形し易くかつ壊れやすい振動板は、その辺縁部をすべて固定する必要がある。これにより、振動板は、四方を固定された状態となり、充分なコンプライアンスを確保することができず、振動板の共振周波数を低くすることができなかった。それ故、充分な動作周波数帯域が得られず、ダイナミック型の電気音響変換装置としては、適した性能のものとはならなかった。
【0006】
これらのことから、フィルム状の振動板を、容易に、しかも確実に固定し、製造することが出来る電気音響変換装置を、いかに実現するかが重要となる。
この発明は、上述した従来技術による課題を解決するためになされたものであり、フィルム状の振動板を、容易に、しかも確実に固定し、製造することが出来る電気音響変換装置を、実現することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の発明にかかる電気音響変換装置は、コイルパターンが形成されたフィルム状の振動板と、
平板状のヨークと、前記ヨークに配設された永久磁石と、前記永久磁石および前記振動板を、間隙を持って配設するフレームと、を備える電気音響変換装置であって、前記振動板は、前記フレームに固定される辺縁部に支持枠を備えること、を特徴とする。
【0008】
この請求項1に記載の発明によれば、振動板は、フレームに固定される辺縁部に支持枠を備えることとしているので、フィルム状で変形し易く壊れやすい振動板を、ヨークの適切な位置に、形状を保持したまま容易に、しかも確実に固定することができる。
【0009】
また、請求項2に記載の発明にかかる電気音響変換装置は、前記支持枠は、前記コイルパターンと同一の材質を有する補強パターンおよびフィルム状の多層膜を備えることを特徴とする。
【0010】
この請求項2に記載の発明によれば、支持枠は、コイルパターンと同一の材質のパターンおよびフィルム状の多層膜を備えることとしているので、生産性がよく支持枠の強度を向上させると共に、支持枠を汚れから保護し、作業者が素手で支持枠に接触することができる。
【0011】
また、請求項3に記載の発明にかかる電気音響変換装置は、前記振動板が、矩形の形状を備えることを特徴とする。
この請求項3に記載の発明によれば、振動板は、矩形の形状を備えることとしているので、矩形状の支持枠を設けることができる。
【0012】
また、請求項4に記載の発明にかかる電気音響変換装置は、前記振動板の短尺方向の2つの辺縁部に、長尺方向に伸びるスリットを備えること、を特徴とする。
【0013】
この請求項4に記載の発明によれば、振動板は、短尺方向の2つの辺縁部に長尺方向に伸びるスリットを備えることとしているので、振動板を、長尺方向の辺縁部でのみ固定し、共振周波数を下げ、かつ、この共振特性のQ値を低く抑えることができる。
【0014】
また、請求項5に記載の発明にかかる電気音響変換装置は、前記振動板に、2つの前記スリットに挟まれる前記コイルパターンを含む振動面内の、長尺方向の両端部に位置するコルゲーションを備えることを特徴とする
この請求項5に記載の発明によれば、振動板に、2つのスリットに挟まれるコイルパターンを含む振動面内の、長尺方向の両端部に位置するコルゲーションを備えることとしているので、前記スリットの効果と相俟って共振周波数をさらに低くし、かつ、この共振特性のQ値をさらに低く抑えることができる。
【0015】
また、請求項6に記載の発明にかかる電気音響変換装置は、前記支持枠に、前記振動面の辺縁部と略一致する形状を備えることを特徴とする。
この請求項6に記載の発明によれば、支持枠は、振動面の辺縁部と略一致する形状を備えることとしているので、支持枠とコルゲーションを含む振動面を一体成形により製造することができる。
【0016】
また、請求項7に記載の発明にかかる電気音響変換装置は、前記フレームに、前記支持枠を保持し、前記コルゲーション部分を包含する形状を備えることを特徴とする。
【0017】
この請求項7に記載の発明によれば、フレームに、支持枠を保持し、コルゲーション部分を包含する形状を備えることとしているので、振動板の支持枠を、フレームにより圧迫変形させることなく、余裕を持って、フレームで保持することができる。
【0018】
また、請求項8に記載の発明にかかる電気音響変換装置は、前記振動板が、長尺方向に若干量だけ伸張して前記フレームに固定されることを特徴とする。
この請求項8に記載の発明によれば、振動板は、強度的に強い支持枠をコルゲーションが延びる方向に伸張することにより、容易にしかも確実に壊れやすい振動板の張力の調整を行うことができる。
【0019】
また、請求項9に記載の発明にかかる電気音響変換装置は、前記振動板が、長尺方向の辺縁部に、前記固定の位置を確定するガイド穴を備えることを特徴とする。
【0020】
この請求項9に記載の発明によれば、振動板は、長尺方向の辺縁部に、固定の位置を確定するガイド穴を備えることとしているので、固定のための位置決めと同時に振動板の伸張力の調整をも併せて行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる電気音響変換装置の好適な実施の形態について説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
【0022】
まず、本実施の形態にかかる電気音響変換装置100の全体構成について説明する。図1は、本実施の形態にかかる電気音響変換装置100の全体構成を示す図である。まず、電気音響変換装置100は、ヨーク110、111およびフレーム120、121、並びに、振動板130、からなる。ヨーク110および111は、例えば軟鉄から構成されている。また、フレーム120および121は、金属あるいは樹脂等で形成される。
【0023】
また、振動板130は、コイルパターンが形成されたフィルム状のフレキシブルプリント板からなる。なお、図1中のXYZ座標軸は、後述する図2〜4中のXYZ座標軸と共通の座標軸を構成している。
【0024】
ここで、電気音響変換装置100を、例えばスピーカとして機能させる場合には、振動板130上の入力端子に、電気音響信号を入力する。この電気音響信号は、振動板130上のコイルパターンにより、振動板130の機械的な振動に変換され、ヨーク110および図示しないヨーク111の音響窓から、音波として出力される。
【0025】
図2は、図1の電気音響変換装置100を、各構成部品ごとに図示した分解図である。ヨーク110には、音響窓の間隙にマグネット200〜202が装着されている。このマグネット200〜202は、図中のZ座標軸方向に着磁されており、磁極方向は、交互に異なる。例えば、マグネット201が、Z座標軸の負方向がN極となるように着磁されている場合には、マグネット200および202は、Z座標軸の正方向がN極となるように着磁されている。
【0026】
ヨーク110の外縁には、フレーム120が装着される。ヨーク110およびフレーム121は、マグネット200〜202により発生される磁界の磁気回路をなし、フレーム120のヨーク110と反対側に装着される振動板130上に、概ね振動板130の板面に沿った方向の磁界を発生する。なお、振動板130を中心にして、対称位置に存在するヨーク111、マグネット210〜212、フレーム121も全く同様にして配設される。
【0027】
ここで、マグネット210〜212の磁極方向は、マグネット200〜202と同様に交互に異なるが、例えば、マグネット201が、Z座標軸の負方向がN極となるように着磁されている場合には、マグネット211は、Z座標軸の正方向がN極となるように着磁されている。そして、マグネット211の両脇に存在するマグネット210および212は、マグネット211と異なる、Z座標軸の負方向がN極となるように着磁されている。
【0028】
振動板130は、大きくは振動面340と、支持枠310とからなる。支持枠340は、フレーム120および121により挟み込まれ、振動面340は、ヨーク上のマグネット200〜202および210〜212から所定距離を保って固定される。なお、これらヨーク110および111、フレーム120および121、振動板130は、例えば、図中のねじ穴を用いて、ねじ止めにて固定される。
【0029】
つづいて、図3を用いて、振動板130およびフレーム121の構成を詳細に説明する。図3(A)は、振動板130の構成を示す図である。支持枠310は、支持部310a〜dからなる。支持部310a〜dは、振動板130の辺縁部に位置し、振動面340を囲い、強度的に補強し、形状を維持する。
【0030】
支持枠310は、振動面340と一体成形により形成される。また、支持枠310は、均一な厚さの膜を複数種類重ね合わした、多層構造を有する。図4に、振動板130のXZ断面図を示した。支持枠310には、コイルパターン330形成時に、コイルと同一材質の補強パターンが形成される。これにより、支持枠310の強度を向上することができる。また、支持枠310は、絶縁性を有する材質からなる膜状のカバーレイで被われている。これにより、強度のさらなる向上と共に、屈曲によるパターンの切断の防止、並びに、汚れ等による支持枠310の材質の劣化を防ぐことができ、作業者が素手により、支持枠310に接触することができる。また、これらの補強は、必要に応じ片面でも両面でも良い。
【0031】
図3に戻り、振動板130には、スリット301および302が、長尺方向に沿って入れられている。このスリット301および302により、支持部310bおよびdと振動面340が分離される。振動面340は、支持部310aおよびcと接続しており、振動面340には、支持部310aおよびcを固定端として振動する。
【0032】
振動面340には、コイルパターン330が形成されており、ヨーク110および111上のマグネット200〜202および210〜212により形成される磁界との相互作用により振動を励起したり、あるいは、音波により励起された振動面340の振動から電圧信号を取り出す。
【0033】
振動面340の支持部310aおよびcと接する端部には、コルゲーション320および321が設けられている。コルゲーション320および321は、半円形の断面形状を有し、振動面340のコンプライアンスを充分なものとし、共振周波数を低いものとする。さらに、振動板130をフレーム121に据え付ける際の、長尺方向の据え付け位置の調整を吸収する遊びの役割も有している。
【0034】
図3(B)は、振動板130を据え付けるフレーム121を図示したものである。フレーム121は、フレーム360a〜dからなる。フレーム360a〜dには、振動板130の支持部310a〜dが据え付けられる。ここで、フレーム360bおよびdには、振動板130のコルゲーション320および321を包含する形状の窪みが設けられており、振動板130を、フレーム121上に載置する際に、振動板130の据え付け位置を、概略決定すると同時に、コルゲーション320および321を圧迫し、変形を生じさせることを防止している。
【0035】
また、振動板130の支持部310aおよび310cにはガイド穴が設けられている。このガイド穴は、フレーム120、121およびヨーク110、111に設けられたガイド穴と一致させられた状態で、固定される。ここで、フレームおよびヨークのガイド穴は、振動板130が、長尺方向に目的とする伸張力を有する位置に設けられているので、振動版130を固定する際の伸張力の調整を、ガイド穴を一致させることで終了することができる。
【0036】
つづいて、電気音響変換装置100を構成する際の組み立て工程について説明する。まず、作業者は、複数のガイドピンが平板上に垂直に立てられた図示しない治具を用意する。この治具は、ガイドピンの位置および径が、図1〜3に示したヨーク110および111、フレーム121および121、振動板130のガイド穴の位置および径に対応しており、ヨーク110および111、フレーム121および121、振動板130をガイドピンに挿入することにより相対的な位置決めがなされ、ネジ止め等の手段により固定される。なお、一部のネジ穴をガイド穴として用いることも出来る。
【0037】
これに先立ち、作業者は、予めヨーク110および111に、マグネット200〜202および210〜212を装着する。この際、マグネット200〜202および210〜212は、ヨーク上に、磁極方向に注意して、例えば接着される。
【0038】
その後、作業者は、治具のガイドピンにヨーク111、フレーム121、振動板130、フレーム120、ヨーク110を、順次挿入し、これらがガイドピンを介して相対的に位置決めされた状態に重ね合わせる。
【0039】
ここで、振動板のガイド穴は、振動板を長尺方向に所定の張力で伸張したとき、ガイドピンに合致するように設定されているので、作業者が、振動板130を適度な張力でもって伸張しつつこの工程を行うことにより、位置決めと同時に伸張力も一定に調整できるようになっている。
【0040】
ヨーク111、フレーム121、振動板130、フレーム120、ヨーク110の位置決めがなされ、かつ振動板の伸張が調整された状態でネジ穴を用いて一体にネジ止め固定される。
【0041】
上述してきたように、本実施の形態では、振動板130を強い強度を持つ支持枠310で囲い、振動面340を保持することとしているので、フレーム120および121間に、振動板130を適切な位置および張力を持って固定するのを、容易に行うことができ、さらに、振動面340と支持部310bおよびdを、スリット301および302により分離し、振動面340の支持部310aおよびc側の両端部にコルゲーションを設けることができ、これにより、振動板130の共振周波数を低くし、かつ、共振特性のQ値を低くすることができる。
【0042】
また、本実施の形態での電気音響変換装置は、スピーカーあるいはマイクロフォンとして用いることができる。
また、本実施の形態では、フィルム状の振動板の両側にヨークおよびマグネットが配設されるとしたが、フィルム状の振動板の片側にのみヨークおよびマグネットを配設することもできる。
【0043】
また、本実施の形態では、マグネットの数は、3本としたが、奇数本で、磁極方向が交互に反転されるものであれば特に限定されない。
また、本実施の形態では、フィルムの片面にコイルパターン330が存在するとしたが、両面にコイルパターンを配設することもできる。
【0044】
また、本実施の形態では、振動面340上のコルゲーション320,321は、半円形の断面を有するものとしたが、波形の断面構造とすることもできる。さらに、この場合には、フレーム121と同様に、フレーム120のフレームにもコルゲーションを包含する形状の窪みを設けることもできる。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、振動板は、フレームに固定される辺縁部に支持枠を備えることとしているので、フィルム状で変形し易く壊れやすい振動板を、ヨークの適切な位置に、形状を保持したまま容易に固定し、しかも、強度的に強い支持枠を伸張することにより、容易に、しかも確実に、壊れやすい振動板の張力の調整を行うことができる。
【0046】
請求項2に記載の発明によれば、支持枠は、コイルパターンと同一の材質の補強パターンおよびフィルム状の多層膜を備えることとしているので、支持枠の強度を向上させると共に、支持枠を汚れから保護し、作業者が素手で支持枠に接触することができる。
【0047】
請求項3に記載の発明によれば、振動板は、矩形の形状を備えることとしているので、矩形状の支持枠を設けることができる。
請求項4に記載の発明によれば、振動板は、短尺方向の2つの辺縁部に長尺方向に伸びるスリットを備えることとしているので、振動板を、長尺方向の辺縁部でのみ固定し、共振周波数を低くし、かつ、この共振特性のQ値を低く抑えることができる。
【0048】
請求項5に記載の発明によれば、振動板に、2つのスリットに挟まれるコイルパターンを含む振動面内の、長尺方向の両端部に位置するコルゲーションを備えることとしているので、共振周波数をさらに低くし、かつ、この共振特性のQ値をさらに低く抑えることができる。
【0049】
請求項6に記載の発明によれば、支持枠は、振動面の辺縁部と略一致する形状を備えることとしているので、支持枠とコルゲーションを含む振動面を一体成形により製造することができる。
【0050】
請求項7に記載の発明によれば、フレームに、支持枠を保持し、コルゲーション部分を包含する形状を備えることとしているので、振動板の支持枠を、フレームにより圧迫変形させることなく、余裕を持って、フレームで保持することができる。
【0051】
請求項8に記載の発明によれば、振動板は、長尺方向に若干量だけ伸張してフレームに固定されることとしているので、支持枠を伸張することで、振動面に略均等に張力を与えることができる。
【0052】
請求項9に記載の発明によれば、振動板は、長尺方向の辺縁部に、固定の位置を確定するガイド穴を備えることとしているので、固定のための位置決めと同時に振動板の伸張力の調整をも併せて行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気音響変換装置の全体構成を示す図である。
【図2】実施の形態にかかる電気音響変換装置の部品ごとの図である。
【図3】実施の形態にかかる振動板とフレームの図である。
【図4】実施の形態にかかる振動板の断面を示す図である。
【符号の説明】
100 電気音響変換装置
110、111 ヨーク
120、121 フレーム
130 振動板
200〜202、210〜212 マグネット
301、302スリット
310 支持枠
320、321 コルゲーション
330 コイルパターン
340 振動面
360 フレーム

Claims (9)

  1. コイルパターンが形成されたフィルム状の振動板と、
    平板状のヨークと、
    前記ヨークに配設された永久磁石と、
    前記永久磁石および前記振動板を、間隙を持って配設するフレームと、
    を備える電気音響変換装置であって、
    前記振動板は、前記フレームに固定される辺縁部に支持枠を備えること、
    を特徴とする電気音響変換装置。
  2. 前記支持枠は、前記コイルパターンと同一の材質を有する補強パターンおよびフィルム状の多層膜を備えることを特徴とする請求項1に記載の電気音響変換装置。
  3. 前記振動板は、矩形の形状を備えることを特徴とする請求項1あるいは2のいずれか1つに記載の電気音響変換装置。
  4. 前記振動板は、短尺方向の2つの辺縁部に、長尺方向に伸びるスリットを備えること、を特徴とする請求項3に記載の電気音響変換装置。
  5. 前記振動板は、2つの前記スリットに挟まれる前記コイルパターンを含む振動面内の、長尺方向の両端部に位置するコルゲーションを備えること、を特徴とする請求項4に記載の電気音響変換装置。
  6. 前記支持枠は、前記振動面の辺縁部と略一致する形状を備えることを特徴とする請求項5に記載の電気音響変換装置。
  7. 前記フレームは、前記支持枠を保持し、前記コルゲーション部分を包含する形状を備えることを特徴とする請求項6に記載の電気音響変換装置。
  8. 前記振動板は、長尺方向に若干量だけ伸張して前記フレームに固定されることを特徴とする請求項7に記載の電気音響変換装置。
  9. 前記振動板は、長尺方向の辺縁部に、前記固定の位置を確定するガイド穴を備えることを特徴とする請求項8に記載の電気音響変換装置。
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