JP2004072375A - 多地点間通信サービス装置および多地点間通信方法 - Google Patents

多地点間通信サービス装置および多地点間通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】各々の通信端末が持つ最大限の品質の通信サービスを提供する。
【解決手段】各通信端末3は同一のグループ内、高速通信対応通信端末グループ3a内または低速通信対応通信端末グループ3b内に属する通信端末3の間による通信の場合は、速度変換手順を省くことによって速度変換による品質劣化のない通信サービスを享受する。その一方、例えば高速通信対応通信端末グループ3aと低速通信対応通信端末グループ3bとの間などの異なるグループに属する通信端末3間による通信の場合は、通信サービス装置1の端末速度管理制御部2による速度変換により、通信中のレート不整合による受信障害が起こることなく、異なるグループに属する通信端末3の間による通信サービスを享受する。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、多地点間通信サービスを提供する多地点間通信サービス装置および多地点間通信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の多地点間通信を中継する通信サービス装置では、参加端末の対応通信速度が異なる場合、参加端末中で一番低い通信速度の端末に全体が合うように各通信端末との通信速度の制御を行っていた。また、各々の参加端末が各端末の持つ最大通信速度で多地点間通信を行い、通信サービス装置側で各通信ごとに再符号化等を行って速度変換手順を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、参加端末中で一番低い通信速度の端末に全体が合うように各通信端末との通信速度の制御を行う従来の方式では、高い通信速度での通信が可能な通信端末が、それより低速な通信端末に合わせて通信を行うことにより、低品質なサービスしか受けることができないという課題がある。
【0004】
また、通信サービス装置側で各通信ごとに再符号化等を行う方式でも、各端末間の通信において必ず再符号化等の速度変換手順が発生するので、画質劣化が発生する等の課題があった。
【0005】
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、画質劣化を防ぎ、高い通信速度に対応した端末はその高い通信速度に見合った高品質の通信サービスの享受が可能となり、通信速度の低い端末はその端末にとって最良の通信サービスを享受可能となり、各々の通信端末が持つ最大限の品質の通信サービスを提供することのできる多地点間通信装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明では、複数の通信端末間の通信を中継し、その複数の通信端末に対し多地点間通信サービスを供給する多地点間通信サービス装置であって、所定の通信速度しきい値に基づいて上記複数の通信端末を複数のグループに分け、各グループの通信端末に対し各グループ毎に共通の通信速度で通信するように指示し、同一グループ内に属する通信端末間の通信を中継する場合には速度変換を行なわずに各グループ毎に共通の通信速度で通信させる一方、異なるグループに属する通信端末の間の通信を中継する場合には各グループ毎に共通の通信速度で通信できるよう通信速度の変換を行ない、通信端末間の多地点間通信サービスを提供する多地点間通信サービス装置であることを特徴とする。
【0007】
特に、各グループの通信端末に対し各グループ毎に共通の通信速度で通信する際、そのグループに含まれる各通信端末がサポートする最高通信速度のうちの最低の通信速度を共通の通信速度として通信するよう指示する多地点間通信サービス装置であることを特徴とする。
【0008】
また、異なるグループに属する通信端末の間の通信を中継するため通信速度の変換を行なう際は、受信側の通信端末が通信中の通信速度に速度変換を行う多地点間通信サービス装置であることを特徴とする。
【0009】
また、異なるグループに属する通信端末の間の通信を中継するため通信速度の変換を行なう際は、受信側の通信端末がサポートする通信速度の内の最高の通信速度に速度変換を行う多地点間通信サービス装置であることを特徴とする。
【0010】
また、異なるグループに属する通信端末の間の通信を中継するため通信速度の変換を行なう際、再符号化により速度変換を行う多地点間通信サービス装置であることを特徴とする。
【0011】
また、上記複数の通信端末を複数のグループに分ける際の所定の通信速度しきい値は、異なるグループに属する通信端末の間の通信を中継するために行うべき通信速度の変換の必要性が極力低くなるように設定する多地点間通信サービス装置であることを特徴とする。
【0012】
また、複数の通信端末間の通信を中継し、その複数の通信端末に対し多地点間通信サービスを供給する際の多地点間通信サービス方法であって、上記複数の通信端末の通信速度情報を集計し所定の通信速度しきい値に基づいて、上記複数の通信端末を複数のグループに分け、各グループの通信端末に対し各グループ毎に共通の通信速度で通信するように指示し、同一グループ内に属する通信端末間の通信を中継する場合には速度変換を行なわずに各グループ毎に共通の通信速度で通信させる一方、異なるグループに属する通信端末の間の通信を中継する場合には各グループ毎に共通の通信速度で通信できるよう通信速度の変換を行ない、通信端末間の多地点間通信サービスを提供する多地点間通信サービス方法であることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1を示す多地点間通信システム構成図である。この図において、1は多地点間通信サービスを提供する通信サービス装置、2はサービス提供対象の通信端末の対応通信速度の集計、グループ分けを行う端末速度管理制御部、3は通信サービスを享受する通信端末である。
【0014】
次に動作について説明する。
まず通信サービス装置1と各通信端末3とが通信を開始すると、通信サービス装置1の端末速度管理制御部2は、通信ネゴシエーションの過程で、各通信端末3の対応通信速度を取得する。端末速度管理制御部2は、取得した各通信端末3の対応通信速度情報を集計し各通信端末3の対応通信速度に合わせて所定の通信速度しきい値を設定し、設定した所定の通信速度しきい値に基づいて、各通信端末3を複数のグループに分ける。ここでは、説明の便宜上、設定した所定の通信速度しきい値に基づいて、各通信端末3を例えば2つのグループ、すなわち高速通信対応通信端末のグループと、低速通信対応通信端末のグループとにグループ分けを行う。勿論、所定の通信速度しきい値を2つ以上設定し、各通信端末3を3つ以上のグループに分けるようにしても勿論良い。
【0015】
図2は、本実施の形態1におけるグループ分けの一例を示す。本実施の形態1では、各通信端末がサポートする最高通信速度により高速通信対応通信端末のグループと、低速通信対応通信端末のグループとにグループ分けを行っており、この図2に示すように、最高通信速度が64kbpsと、56kbpsと、54kbpsの通信端末は、高速通信対応通信端末グループ3aにグループ分けする一方、32kbpsと、29kbpsと、26kbpsの通信端末は、低速通信対応通信端末グループ3bにグループ分けしている。
【0016】
通信サービス装置1は、高速通信対応通信端末グループ3aの各通信端末3に対しては高速通信対応通信端末グループ3a内の通信端末がサポートする共通な通信速度での通信を指示する一方、低速通信対応通信端末グループ3bの各通信端末3に対しては高速通信対応通信端末グループ3a内の通信端末がサポートする共通な通信速度での通信を指示する。すると、各通信端末3は、通信サービス装置1の指示に従い、通信サービス装置1を介し各グループ内の通信端末3と通信を行う。このため、通信サービス装置1は、同一グループ内に属する通信端末3の間の通信は速度変換を行わず、その通信を中継する。
【0017】
具体的には、通信サービス装置1の端末速度管理制御部2は、低速通信対応通信端末グループ3bに属する通信端末3に対しては、低速通信対応通信端末グループ3bに含まれる各通信端末3がサポートする最高通信速度のうちの最低の通信速度での通信を行うよう通信速度の変換を指示する。図2の場合であれば、26kbpsの通信速度に変換するように指示することになる。これにより、ただ単に低速通信対応通信端末グループ3b内の通信端末3がサポートする共通な通信速度での通信を指示するよりも、低速通信対応通信端末グループ3bに属する通信端末3がサポート可能な範囲内で最も高い通信速度での通信を指示することとなり、より確実に高品質な通信サービスを享受することが可能となり、ユーザーの利便性を高めることが可能となる。
【0018】
一方、異なるグループに属する通信端末3の間で通信を行う場合、通信サービス装置1の端末速度管理制御部2は、高速通信対応グループに属する通信端末3に対しては、高速通信対応グループに含まれる各通信端末3がサポートする最高通信速度のうちの最低の通信速度での通信を行うよう通信速度の変換を指示する。図2の場合であれば、54kbpsの通信速度に変換するように指示することになる。これにより、ただ単に高速通信対応通信端末グループ3a内の通信端末3がサポートする共通な通信速度での通信を指示するよりも、高速通信対応グループに属する全ての通信端末3がサポート可能な範囲内で最も高い通信速度での通信を指示することとなり、より確実に高品質な通信サービスを享受することが可能となり、ユーザーの利便性を高めることが可能となる。
【0019】
すると、各通信端末3は、通信サービス装置1の指示に従い、通信サービス装置1を介し各グループ内の他の通信端末3と通信を行う。このため、通信サービス装置1は、同一グループ内に属する通信端末3の間の通信は速度変換を行わず、その通信を中継する。
【0020】
また、通信サービス装置1は、同一グループ内に属する通信端末3の間の通信では速度変換を行わないが、異なるグループに属する通信端末3の間で通信を行う場合には、通信速度の変換を行なうよう指示する。
【0021】
具体的には、異なるグループに属する通信端末同士が通信する場合、例えば高速通信対応通信端末グループ3aの通信端末3からのデータを、低速通信対応通信端末グループ3bの通信端末3へ送信する場合、通信サービス装置1の端末速度管理制御部2は、通信サービス装置1が高速通信対応通信端末グループ3aの通信端末3からのデータを低速通信対応通信端末グループ3bの通信端末3のサポートする通信速度に合わせて通信速度の変換を行う一方、低速通信対応通信端末グループ3bの通信端末3からのデータを高速通信対応通信端末グループ3aの通信端末3へ送信するときは、通信サービス装置1が低速通信対応通信端末グループ3bの通信端末3からのデータを高速通信対応通信端末グループ3aの通信端末3のサポートする通信速度に合わせて通信速度の変換を行うように指示をする。これにより、通信中のレート不整合による受信障害が発生が抑止され、より高品質な通信サービスを提供可能となる。
【0022】
特に、高速通信対応通信端末グループ3aの通信端末3からのデータを、低速通信対応通信端末グループ3bの通信端末3へ送信するとき、通信サービス装置1の端末速度管理制御部2は、送信側の高速通信対応通信端末グループ3aの通信端末3からのデータを受信側の低速通信対応通信端末グループ3bの通信端末3のサポートする最高の通信速度(図2の場合であれば26kbps)に合わせて通信速度の変換を行うようにすれば、受信側の低速通信対応通信端末グループ3bの通信端末3は、より高い通信速度での通信サービスを受けることとなり、より高品質な通信サービスを享受することが可能となり、ユーザーの利便性を高めることが可能となる。
【0023】
これに対し、低速通信対応通信端末グループ3bの通信端末3からのデータを、高速通信対応通信端末グループ3aの通信端末3へ送信するときは、通信サービス装置1の端末速度管理制御部2は、送信側の低速通信対応通信端末グループ3bの通信端末3からのデータを受信側の高速通信対応通信端末グループ3aの通信端末3のサポートする最高の通信速度(図2の場合であれば54kbps)に合わせて通信速度の変換を行うようにする。これにより、受信側の高速通信対応通信端末グループ3aの通信端末3は、より高い通信速度での通信サービスを受けることとなり、より高品質な通信サービスを享受することが可能となり、ユーザーの利便性を高めることが可能となる。
【0024】
また、高速通信対応通信端末グループ3aの通信端末3からのデータを低速通信対応通信端末グループ3bの通信端末3へ送信するときや、低速通信対応通信端末グループ3bの通信端末3からのデータを高速通信対応通信端末グループ3aの通信端末3へ送信する等、異なるグループに属する通信端末3間で送信する場合には、通信サービス装置1の端末速度管理制御部2が、送信側となる通信端末3からのデータの再符号化を行うことにより通信速度の速度変換を行うようにすれば、速度変換処理がより柔軟に行うことが可能となり、通信中のレート不整合による受信障害が発生が抑止され、より高品質な通信サービスを提供可能となる。
【0025】
以上のように、本実施の形態1によれば、各通信端末3は同一のグループ内に属する通信端末3の間による通信の場合は、速度変換手順を省くことによって速度変換による品質劣化のない通信サービスを享受できる一方、異なるグループに属する通信端末3間による通信の場合は、通信サービス装置1の端末速度管理制御部2による速度変換により、通信中のレート不整合による受信障害が起こることなく、異なるグループに属する通信端末3の間による通信サービスを享受可能となる。
【0026】
その結果、特に、高速通信対応通信端末グループ3aの通信端末3に対しては、極力高速、高品質な通信を提供することができると共に、極力速度変換による品質劣化のない通信サービスを提供が可能となり、ユーザーの利便性を高めることが可能となる。
【0027】
また、グループ分けを行う通信速度のしきい値を自由に設定することにより、各グループに含まれる通信端末数を同一にする等の柔軟な運用が可能となり、システム負荷の軽減やユーザーの利便性を高めることが可能となる。
【0028】
また、グループ分けを行う通信速度のしきい値を極力速度変換の必要性が低くなるように設定することにより、極力速度変換手順を省くことによって、通信端末3は速度変換による品質劣化の極力少ない高品質な通信サービスを享受可能となる。
【0029】
実施の形態2.
以上の実施の形態1では、各通信端末の通信能力により高速通信側と、低速通信側との2つにグループ分けを行い、極力速度変換を省き、なおかつ極力各端末の持つサポート通信速度を引き出すことにより、各通信端末に対して極力高速、高品質な通信を提供し、なおかつ極力速度変換による品質劣化のない通信サービスを提供したものであるが、次に、さらに効率的にという課題を改善する実施の形態2について説明する。
【0030】
図3は、このような機能を備えた実施の形態2の多地点間通信システム構成図である。
この図において、1は多地点間通信サービスを提供する通信サービス装置、2はサービス提供対象の通信端末の対応通信速度の集計とグループ分けを行う端末速度管理制御部、3は通信サービスを享受する通信端末である。
【0031】
次に動作を説明する。まず、通信サービス装置1と各通信端末3が通信を開始し、通信サービス装置1は、通信ネゴシエーションの過程で、各通信端末3の対応通信速度を取得する。すると、通信サービス装置1の端末速度管理制御部2は、各通信端末3の対応通信速度情報を集計し、その情報を元に各通信端末3の対応通信速度に合わせて、例えば4つのグループ、すなわち高速通信対応通信端末グループ3aと、中高速対応通信端末グループ3cと、中高速対応通信端末グループ3dと、低速通信対応通信端末グループ3bとにグループ分けを行う。図3の場合であれば、最高通信速度が128kbpsと、112kbpsと、110kbpsと、108kbpsと、105kbpsの通信端末は、高速通信対応通信端末グループ3aにグループ分けし、90kbpsと、85kbpsの通信端末は中高速対応通信端末グループ3cにグループ分けし、64kbpsの通信端末は中高速対応通信端末グループ3dにグループ分けし、最高通信速度が32kbpsと、29kbpsと、26kbpsの通信端末は低速通信対応通信端末グループ3bにグループ分けをしている。
【0032】
通信サービス装置1の端末速度管理制御部2は、各通信端末3に対して、高速通信対応通信端末グループ3a内で通信する場合には本グループ内の通信端末3がサポートする共通な通信速度での通信を指示、中高速通信対応通信端末グループ3b内で通信する場合には本グループ内の通信端末3がサポートする共通な通信速度での通信を指示、中低速通信対応通信端末グループ3c内で通信する場合(図3では64kbpsの通信端末が一台しか示していないが複数台あるものとする。)には本グループ内の通信端末3がサポートする共通な通信速度での通信を指示、低速通信対応通信端末グループ3d内で通信する場合には本グループ内の通信端末3がサポートする共通な通信速度での通信を指示する。
【0033】
すると、各通信端末3は、通信サービス装置1の端末速度管理制御部2からの指示に従い、同一グループ内の通信サービス装置1と各グループ内の通信端末3がサポートする共通な通信速度での通信を行う。
【0034】
その際、通信サービス装置1の端末速度管理制御部2は、上述のように同一グループ内に属する通信端末3の間の通信は速度変換を行わないが、異なるグループに属する通信端末3の間の通信には通信速度の変換を行うように指示をする。
【0035】
例えば高速通信対応通信端末グループ3aの通信端末3からのデータを中低速通信対応通信端末グループ3cの通信端末3へ送信するときは、通信サービス装置1が高速通信対応通信端末グループ3aの通信端末3からのデータを中低速通信対応通信端末グループ3bの通信端末3のサポートする通信速度に合わせて通信速度の変換を行い、中高速通信対応通信端末グループ3aの通信端末3からのデータを低速通信対応通信端末グループ3bの通信端末3へ送信するときは、通信サービス装置1が中高速通信対応通信端末グループ3aの通信端末3からのデータを低速通信対応通信端末グループ3bの通信端末3のサポートする通信速度に合わせて通信速度の変換を行う等の処理を行う。
【0036】
各通信端末3は同一のグループ内に属する通信端末3の間による通信の場合は、速度変換手順を省くことによって速度変換による品質劣化のない通信サービスを享受でき、異なるグループに属する通信端末3の間による通信の場合は、通信サービス装置1による速度変換のため、通信中のレート不整合による受信障害が起こることなく、異なるグループに属する通信端末3の間による通信サービスを享受可能となる。
【0037】
以上のように、本実施の形態3によれば、グループ分けをよりきめ細かに行うことにより、比較的高速通信に対応している通信端末に対して極力高速、高品質な通信を提供し、なおかつ極力速度変換による品質劣化のない通信サービスを提供可能となり、ユーザーの利便性をさらに高めることが可能となる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の請求項1に記載の多地点間通信サービス装置によれば、高速通信対応通信端末に対して極力高速、高品質な通信を提供し、なおかつ極力速度変換による品質劣化のない通信サービスを提供可能となり、ユーザーの利便性を高めるという効果がある。
【0039】
また、請求項2に記載の多地点間通信サービス装置によれば、ただ単に低速通信対応通信端末グループ内の通信端末がサポートする共通な通信速度での通信を指示するよりも、より高い通信速度での通信を指示することとなり、より高品質な通信サービスを享受することが可能となり、ユーザーの利便性を高めるという効果はさらに大きなものとなる。
【0040】
また、請求項3に記載の多地点間通信サービス装置によれば、ただ単に高速通信対応通信端末グループ内の通信端末3がサポートする共通な通信速度での通信を指示するよりも、より高い通信速度での通信を指示することとなり、より高品質な通信サービスを享受することが可能となり、ユーザーの利便性を高める効果がある。
【0041】
また、請求項4に記載の多地点間通信サービス装置によれば、通信中のレート不整合による受信障害が発生を抑止する効果がある。
【0042】
また、請求項5に記載の多地点間通信サービス装置によれば、受信側通信端末は、より高い通信速度での通信サービスをうけることとなり、より高品質な通信サービスを享受することが可能となり、ユーザーの利便性を高める効果がある。
【0043】
また、請求項6に記載の多地点間通信サービス装置によれば、速度変換処理がより柔軟に行うことが可能となり、通信中のレート不整合による受信障害が発生を抑止する効果がある。
【0044】
また、請求項7に記載の多地点間通信サービス装置によれば、システム負荷の軽減やユーザーの利便性を高める効果がある。
【0045】
また、請求項8に記載の多地点間通信サービス装置によれば、通信端末は速度変換による品質劣化の極力少ない高品質な通信サービスを享受することが可能となる効果がある。
【0046】
また、請求項9に記載の多地点間通信サービス装置によれば、比較的高速通信に対応している通信端末に対して極力高速、高品質な通信を提供し、なおかつ極力速度変換による品質劣化のない通信サービスを提供可能となり、ユーザーの利便性をさらに高める効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る多地点間通信システムの構成を示す図。
【図2】本実施の形態1におけるグループ分けの一例を示す。
【図3】この発明の実施の形態2に係る多地点間通信システムの構成を示す図。
【符号の説明】
1 通信サービス装置、2 端末速度管理制御部、3 通信端末、3a 高速通信対応通信端末グループ、3b 低速通信対応通信端末グループ、3c 中高速対応通信端末のグループ、3d 中高速対応通信端末のグループ。

Claims (7)

  1. 複数の通信端末間の通信を中継し、その複数の通信端末に対し多地点間通信サービスを供給する多地点間通信サービス装置であって、
    所定の通信速度しきい値に基づいて上記複数の通信端末を複数のグループに分け、各グループの通信端末に対し各グループ毎に共通の通信速度で通信するように指示し、同一グループ内に属する通信端末間の通信を中継する場合には速度変換を行なわずに各グループ毎に共通の通信速度で通信させる一方、異なるグループに属する通信端末の間の通信を中継する場合には各グループ毎に共通の通信速度で通信できるよう通信速度の変換を行ない、通信端末間の多地点間通信サービスを提供することを特徴とする多地点間通信サービス装置。
  2. 各グループの通信端末に対し各グループ毎に共通の通信速度で通信する際、そのグループに含まれる各通信端末がサポートする最高通信速度のうちの最低の通信速度を共通の通信速度として通信するよう指示することを特徴とする請求項1記載の多地点間通信サービス装置。
  3. 異なるグループに属する通信端末の間の通信を中継するため通信速度の変換を行なう際は、受信側の通信端末が通信中の通信速度に速度変換を行うことを特徴とする請求項1または請求項2記載の多地点間通信サービス装置。
  4. 異なるグループに属する通信端末の間の通信を中継するため通信速度の変換を行なう際は、受信側の通信端末がサポートする通信速度の内の最高の通信速度に速度変換を行うことを特徴とする請求項1または請求項2記載の多地点間通信サービス装置。
  5. 異なるグループに属する通信端末の間の通信を中継するため通信速度の変換を行なう際、再符号化により速度変換を行うことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかの請求項に記載の多地点間通信サービス装置。
  6. 上記複数の通信端末を複数のグループに分ける際の所定の通信速度しきい値は、異なるグループに属する通信端末の間の通信を中継するために行うべき通信速度の変換の必要性が極力低くなるように設定することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかの請求項に記載の多地点間通信サービス装置。
  7. 複数の通信端末間の通信を中継し、その複数の通信端末に対し多地点間通信サービスを供給する際の多地点間通信サービス方法であって、
    上記複数の通信端末の通信速度情報を集計し所定の通信速度しきい値に基づいて、上記複数の通信端末を複数のグループに分け、各グループの通信端末に対し各グループ毎に共通の通信速度で通信するように指示し、同一グループ内に属する通信端末間の通信を中継する場合には速度変換を行なわずに各グループ毎に共通の通信速度で通信させる一方、異なるグループに属する通信端末の間の通信を中継する場合には各グループ毎に共通の通信速度で通信できるよう通信速度の変換を行ない、通信端末間の多地点間通信サービスを提供することを特徴とする多地点間通信サービス方法。
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