JP2004072129A - 放送通信融合端末、視聴者情報管理システム、その方法及びプログラム - Google Patents

放送通信融合端末、視聴者情報管理システム、その方法及びプログラム Download PDF

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金田 悟
Naoki Sato
佐藤 直樹
Hiroshi Chishima
千嶋 博
Akira Kato
加藤 明
Koichi Funaya
舩矢 幸一
Shuichi Shibata
柴田 修一
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Abstract

【課題】データ付加TV番組の試聴開始までにかかっていた待ち時間をなくした放送通信融合端末を提供する。
【解決手段】付加データを提示する提示プログラムを、全TV番組に対応した番組の視聴に最低限必要な基本データを提示する基本データ提示プログラム10と、各放送事業者やTV番組に特化したより豊富な拡張データを提示する拡張データ提示プログラム11に分けた上で、前者の基本データ提示ソフトウェア10をメモリに常駐させることで、後者の拡張データ提示ソフトウェア11を起動するまでの間、前者の基本データ提示ソフトウェア10ですぐにTV番組を提示できるようにする。
【選択図】     図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像、音声、およびハイパーテキストや静止画といった付加データからなるTV番組の視聴機能と、無線による双方向の通信機能を併せ持つ放送通信融合端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
2000年から開始されたBSデジタル放送では、映像や音声だけでなく、ハイパーテキストや静止画で構成される番組関連情報や、これらのデータの一覧および今後の放送予定を示した番組配列情報などを、付加データとして加えたデータ付加TV番組が放送されている。
【0003】
BSデジタル放送受信機には、この付加データを一時的に保存しておくことにより、視聴者が好きな時に付加データを表示させる機能や、視聴者から放送局へデータを発信する機能を備えている。
【0004】
2003年から開始予定の地上デジタル放送は、従来の地上アナログ放送に代わるローカル放送サービスであり、BSデジタル放送と同じく、データ付加TV番組の放送が計画されている。さらに、BSデジタル放送にはない放送サービスとして、携帯電話などの小型の受信機で移動中でも視聴できる放送が検討されている。
【0005】
しかし、携帯電話でデータ付加TV番組を視聴するには、データ付加放送を表示したりデータを発信するためのプログラムを新たに追加しなければならない。ところが、すでに携帯電話には、音声の通話機能だけでなく、WWWサーバへのアクセス機能や、TV電話機能、ダウンロード型のプログラムの実行機能など、複雑で大規模なプログラムを数多く搭載している。
【0006】
携帯電話にさらに放送サービスの受信機能を追加することは、プログラムの複雑さを増し、開発コストを上昇させるだけでなく、信頼性を低下させる。万一端末の出荷開始後に不具合が発見された場合、商品のリコールによる手間や経済的負担が発生し、商品イメージを低下させ、ユーザだけでなく、通信キャリアや端末メーカに多大な損害を与えることになる。
【0007】
一般に、プログラムを通信回線経由で更新できるようにしておけば、端末を回収することなく、プログラムを更新できるため、上述の問題を回避できる。
【0008】
しかし、現時点では、通信速度やセキュリティの見地から、ダウンロードするプログラムのサイズや通信機能には制約がある。このため実際の用途は、簡易な機能の置換えや追加に限られている。具体例としては、電話の待受け状態をアニメーション表示するいわゆる待受けアプリやゲーム、あるいは、業務向けではグループウェアの端末アプリケーションなどに用いられている。
【0009】
したがって、大規模で複雑なアプリケーションに位置付けられるTV番組の提示プログラムを、ダウンロード型のプログラムで実現するには、少なくとも複雑で負荷の重い処理をミドルウェアで提供する必要がある。ミドルウェアで受持つべき具体的な処理としては、映像音声を受信しながらデコードして提示するいわゆるストリーミング処理や、静止画データのデコード処理、あるいは、ハイパーテキストなどの基本文法であるXML(Extensible Markup Language)のデータ構造を解析する処理などが挙げられる。また、このようなミドルウェアで、ダウンロード型のプログラム向けに提案されているものとしては、サン・マイクロシステムズ社のJava(R)  TVがある。これは、データ付加TV番組の受信機の上位機能をJava言語でプログラミングできるようにするためのミドルウェアおよびアプリケーション・インターフェースである。Java TVが提供する機能としては、前述のストリーミング機能のほか、付加データを分類して蓄積しランダムに取出すための機能や、付加データとして取出した番組配列情報から目的の情報を解析する機能などがある。
【0010】
ここで、図8を参照しながらダウンロード型のプログラムで付加データを含むTV番組を放送する放送通信融合端末100の構成、及びその動作について説明する。図8には、放送通信融合端末100の構成を示すブロック図が示されている。
放送事業者200から放送されるデータ付加TV番組は、映像や音声に加えて、番組配列情報、放送用のハイパーテキスト、及び静止画などの付加データで構成される。放送事業者200は、データ付加TV番組を、割り当てられた放送波を用いて放送する。
【0011】
放送通信融合端末100は、図8に示されるように、放送受信手段101、映像音声デコード手段102、提示手段103、キーボード104、付加データ蓄積手段105、提示制御手段106、通信手段107、提示プログラム実行手段110を具備している。
【0012】
放送通信融合端末100は、視聴者220からTV番組の試聴が要求されると、放送受信手段101で放送波を選局して受信し、映像、音声、及び付加データを取り出す。このうち、映像、音声については、映像音声デコード手段102に渡して、MPEGなどの圧縮形式からビットマップ画像や音声波形データに復元して画面やスピーカなどの提示手段103から視聴者220へ出力する。
【0013】
また、付加データについては、付加データ蓄積手段105において、現在放送中のデータの一覧や今後放送予定の番組の一覧を示した番組配列情報、番組に関連する情報を示したハイパーテキスト、およびこのハイパーテキストに貼られる静止画などの個別のデータを検出し、蓄積する。
【0014】
従来の提示制御手段106は、付加データ蓄積手段105に検出・蓄積された番組配列情報を解析し、番組の表紙となるハイパーテキストを特定する。また、従来の提示制御手段106は、TV番組の表紙となるハイパーテキスト、あるいはこのTV番組を以前に試聴した時に開いていたハイパーテキストを、提示プログラム実行手段110に渡す。提示プログラム実行手段110は、保持しているミドルウェアやリソースを利用してデータ付加TV番組を提示する。
【0015】
また、データ付加TV番組を視聴者に試聴させるための提示プログラムは、ダウンロードサーバ210に蓄積されており、放送通信融合端末100は、ダウンロードサーバ210から、この提示プログラムをダウンロードして取得することで、放送事業者200から放送されるTV番組を提示させることができる。放送通信融合端末100は、ダウンロードサーバ210からダウンロードされた提示プログラムを、通信手段107を介して取得し、提示プログラム実行手段110に格納する。
【0016】
次に、図9を参照しながら視聴履歴や試聴者の属性といった視聴者情報を放送通信融合端末100で生成し、生成した視聴者情報を放送事業者200に送信するシステム構成を説明する。
現在の携帯電話向けのダウンロードプログラムは、セキュリティの観点から通信先のサーバが1つに限定される場合がある。そのため、図9に示されるように提示プログラムが放送を行う放送事業者200の数だけ必要となる。放送通信融合端末100は、図9に示されるように各放送事業者200から取得した提示プログラムを、提示プログラム実行手段110の不揮発性メモリ113に、放送事業者毎に蓄積する。
【0017】
また、提示プログラム111は、提示プログラム111が対応する放送事業者200に送信する情報として、視聴者がTV番組をいつどのように試聴したかといった履歴情報や、放送事業者200や番組に対する会員登録情報などを生成し、不揮発性メモリ113の該当放送事業者に対応する領域に蓄積する機能を有している。提示プログラム111によって生成された情報は、放送事業者200の管理サーバ202に、視聴者の了解を得て送信される。この機能により、各放送事業者200は、TV番組をより視聴者のニーズに合わせて制作したり、試聴者からの要求に応じた情報提供ができるようになる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
このようなミドルウェア(提示プログラム)を用いてもなお、ダウンロード型のプログラムで付加データを含むTV番組の提示プログラムを実現する上で、プログラム・サイズや機能制限に起因する課題が残されている。
【0019】
第1の課題は、提示プログラムが不揮発性メモリ111上になかったり、あっても起動していない場合、これをダウンロードや起動する間、データ付加TV番組を視聴できないことである。これは、携帯電話内蔵型のテレビ受信機能を、ユーザのわずかな空き時間に利用してもらう、という狙いと反するものである。
【0020】
第2の課題は、このようなダウンロード型の提示プログラムを図9に示されるようにいくつもメモリに格納する必要があり、限られたメモリを圧迫する点である。これは、主に、ダウンロード型の提示プログラムの通信先が限定されていることによる。これは、セキュリティを高めるための制約である。この制約により、データ付加TV番組の1つの提示プログラムは、1つの放送事業者のサーバとしか通信できないため、ある地域で複数のチャンネルを視聴するには、この提示プログラムが、放送事業者数分だけ必要になる。また、1つの番組を視聴する場合でも、移動する途中で、受信する放送を、ある放送事業者から別の放送事業者へ切換える場合は、それぞれの提示プログラムが必要となる。つまり、複数の放送地域をまたいで複数のチャンネルを視聴する場合は、チャンネル数×視聴する放送地域数分の提示プログラムが必要となる。
【0021】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、データ付加TV番組の試聴開始までにかかっていた待ち時間をなくした放送通信融合端末、その方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【0022】
また、複数の放送事業者に対応した提示プログラムを、通信先のサーバに制約のあるダウンロード型のプログラムでも実現することができる視聴者情報管理システム、その方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】
係る目的を達成するために請求項1記載の発明は、映像、音声、および番組配列情報や静止画やハイパーテキストといった付加データからなるTV番組の視聴機能と、無線による双方向の通信機能を併せ持つ放送通信融合端末であって、TV番組を受信して映像と音声と付加データとを取り出すTV受信手段と、付加データを分類して蓄積する付加データ蓄積手段と、映像、音声、及び付加データを提示する提示手段と、付加データのうち全TV番組に共通したデータ構造の基本データを提示させる制御を行う基本データ提示プログラムを常時蓄積すると共に、必要に応じて取得される、付加データのうち各TV番組に共通または固有のデータ構造の拡張データと基本データとを提示させる制御を行う拡張データ提示プログラムを蓄積し、付加データを提示手段に提示させる提示プログラム実行手段と、基本データ提示プログラム、または拡張データ提示プログラムを選択して、付加データ蓄積手段に蓄積した付加データを提示させる制御を行う提示制御手段と、を有することを特徴とする。
【0024】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、提示制御手段は、受信を開始したTV番組に対応する拡張データ提示プログラムが提示プログラム実行手段に格納されていない場合に、拡張データ提示プログラムをダウンロードして起動するまでの間、基本データ提示プログラムを選択し、TV番組の提示を行うことを特徴とする。
【0025】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、試聴する可能性の高いTV番組または放送事業者を推定する試聴推定手段を有し、試聴推定手段により推定したTV番組または放送事業者に対応する拡張データ提示プログラムを、あらかじめダウンロードして蓄積しておくことを特徴とする。
【0026】
請求項4記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、試聴する可能性の高いTV番組または放送事業者を推定する試聴推定手段を有し、試聴推定手段により推定したTV番組または放送事業者に対応する拡張データ提示プログラムを、あらかじめダウンロードして試聴開始前に起動しておくことを特徴とする。
【0027】
請求項5記載の発明は、請求項1から4の何れか一項に記載の発明において、拡張データ提示プログラムは、複数の放送事業者からのTV番組の付加データを提示できることを特徴とする。
【0028】
請求項6記載の発明は、映像、音声、および番組配列情報や静止画やハイパーテキストといった付加データからなるTV番組の視聴機能と、無線による双方向の通信機能を併せ持つ放送通信融合端末と、該放送通信融合端末から送信される視聴者情報を受信する共通管理サーバとを有する視聴者情報管理システムであって、放送通信融合端末は、付加データを提示手段に提示させる制御を行う提示プログラムにより、放送通信融合端末の所有者の視聴者情報と、該視聴者が試聴しているTV番組を放送する放送事業者の識別情報とを対応づけたデータセットを生成して、共通管理サーバに送信し、共通管理サーバは、放送通信融合端末から送信されたデータセットを放送事業者の識別情報を基に分類し、対応する放送事業者の管理サーバに転送することを特徴とする。
【0029】
請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明において、提示プログラムは、複数の放送事業者からのTV番組の付加データを提示できることを特徴とする。
【0030】
請求項8記載の発明は、映像、音声、および番組配列情報や静止画やハイパーテキストといった付加データからなるTV番組を受信して映像と音声と付加データとを取り出すTV受信手段と、付加データを分類して蓄積する付加データ蓄積手段と、映像、音声、及び付加データを提示する提示手段と、付加データのうち全TV番組に共通したデータ構造の基本データを提示させる制御を行う基本データ提示プログラムを常時格納し、付加データを提示手段に提示させる提示プログラム実行手段と、ネットワーク上に配置されたサーバ装置に無線通信により接続し、付加データのうち各TV番組に共通または固有のデータ構造の拡張データと基本データとを提示させる制御を行う拡張データ提示プログラムを取得する無線通信手段と、を有する放送通信融合端末におけるTV番組提示方法であって、受信を開始したTV番組に対応する拡張データ提示プログラムが提示プログラム実行手段に格納されていない場合に、拡張データ提示プログラムをダウンロードして起動するまでの間、基本データ提示プログラムを選択し、TV番組の提示を行うことを特徴とする。
【0031】
請求項9記載の発明は、請求項8記載の発明において、試聴する可能性の高いTV番組または放送事業者を推定し、推定したTV番組または放送事業者に対応する拡張データ提示プログラムを、あらかじめダウンロードして蓄積しておくことを特徴とする。
【0032】
請求項10記載の発明は、請求項8記載の発明において、試聴する可能性の高いTV番組または放送事業者を推定し、推定したTV番組または放送事業者に対応する拡張データ提示プログラムを、あらかじめダウンロードして試聴開始前に起動しておくことを特徴とする。
【0033】
請求項11記載の発明は、映像、音声、および番組配列情報や静止画やハイパーテキストといった付加データからなるTV番組の視聴機能と、無線による双方向の通信機能を併せ持つ放送通信融合端末と、該放送通信融合端末から送信される視聴者情報を受信する共通管理サーバとを有するシステムにおける視聴者情報管理方法であって、放送通信融合端末において、付加データを提示手段に提示させる制御を行う提示プログラムにより、放送通信融合端末の所有者の視聴者情報と、該視聴者が試聴しているTV番組を放送する放送事業者の識別情報とを対応づけたデータセットを生成して、共通管理サーバに送信し、共通管理サーバにおいて、放送通信融合端末から送信されたデータセットを放送事業者の識別情報を基に分類し、対応する放送事業者の管理サーバに転送させることを特徴とする。
【0034】
請求項12記載の発明は、映像、音声、および番組配列情報や静止画やハイパーテキストといった付加データからなるTV番組を受信して映像と音声と付加データとを取り出すTV受信手段と、付加データを分類して蓄積する付加データ蓄積手段と、映像、音声、及び付加データを提示する提示手段と、付加データのうち全TV番組に共通したデータ構造の基本データを提示させる制御を行う基本データ提示プログラムを常時格納し、付加データを提示手段に提示させる提示プログラム実行手段と、ネットワーク上に配置されたサーバ装置に無線通信により接続し、付加データのうち各TV番組に共通または固有のデータ構造の拡張データと基本データとを提示させる制御を行う拡張データ提示プログラムを取得する無線通信手段と、を有する放送通信融合端末におけるTV番組提示プログラムであって、受信を開始したTV番組に対応する拡張データ提示プログラムが提示プログラム実行手段に格納されていない場合に、拡張データ提示プログラムをダウンロードして起動するまでの間、基本データ提示プログラムを選択し、TV番組の提示を行う処理を実行することを特徴とする。
【0035】
請求項13記載の発明は、請求項12記載の発明において、試聴する可能性の高いTV番組または放送事業者を推定し、推定したTV番組または放送事業者に対応する拡張データ提示プログラムを、あらかじめダウンロードして蓄積しておく処理を実行することを特徴とする。
【0036】
請求項14記載の発明は、請求項12記載の発明において、試聴する可能性の高いTV番組または放送事業者を推定し、推定したTV番組または放送事業者に対応する拡張データ提示プログラムを、あらかじめダウンロードして試聴開始前に起動しておく処理を実行することを特徴とする。
【0037】
請求項15記載の発明は、映像、音声、および番組配列情報や静止画やハイパーテキストといった付加データからなるTV番組の視聴機能と、無線による双方向の通信機能を併せ持つ放送通信融合端末と、該放送通信融合端末から送信される視聴者情報を受信する共通管理サーバとを有するシステムにおける視聴者情報管理プログラムであって、放送通信融合端末において、付加データを提示手段に提示させる制御を行う提示プログラムにより、放送通信融合端末の所有者の視聴者情報と、該視聴者が試聴しているTV番組を放送する放送事業者の識別情報とを対応づけたデータセットを生成して、共通管理サーバに送信する処理を実行し、共通管理サーバにおいて、放送通信融合端末から送信されたデータセットを放送事業者の識別情報を基に分類し、対応する放送事業者の管理サーバに転送させる処理を実行することを特徴とする。
【0038】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照しながら本発明の放送通信融合端末、視聴者情報管理システム、その方法及びプログラムに係る実施の形態を詳細に説明する。図1〜図7を参照すると本発明の放送通信融合端末、視聴者情報管理システム、その方法及びプログラムに係る実施の形態が示されている。
【0039】
図1に示されるように本実施形態の放送通信融合端末1は、放送受信手段2と、映像音声デコード手段3と、提示手段4と、キーボード5と、付加データ蓄積手段6と、提示制御手段7と、通信手段8と、提示プログラム実行手段9とを具備している。
【0040】
放送受信手段2は、放送事業者20から放送波を用いて放送されるデータ付加TV番組を選局して受信する。受信したデータ付加TV番組のうち、映像と音声は、映像音声デコード手段3に出力し、番組配列情報、放送用のハイパーテキスト、静止画などの付加データは付加データ蓄積手段6に出力する。
【0041】
映像音声デコード手段3は、MPEGなどの形式で圧縮された映像と音声のデータをビットマップ画像や音声波形データに復元し、画面やスピーカなどの提示手段4から視聴者22へ出力する。
【0042】
付加データ蓄積手段6は、放送受信手段2から出力された付加データから、現在放送中のデータの一覧や今後放送予定の番組の一覧を示した番組配列情報、番組に関連する情報を示したハイパーテキスト、及びこのハイパーテキストに貼られる静止画などの個別のデータを検出し、蓄積する。
【0043】
提示制御手段7は、従来の提示制御手段と同様に、付加データ蓄積手段6で検出・蓄積された番組配列情報を解析し、番組の表紙となるハイパーテキストを特定する。また、提示制御手段7は、表紙となるハイパーテキスト、あるいはこのTV番組を以前に試聴した時に開いていたハイパーテキストを、提示プログラム実行手段9に渡す。ハイパーテキストには、以下に挙げる情報が含まれる。
(1)放送通信融合端末1の画面に提示されるべきテキストや外部の画像へのリンク
(2)各情報の画面上でのレイアウト(スタイル)
(3)他のハイパーテキストへ表示を切り替えるためのリンク(アンカー)
(4)放送事業者20へ情報を送付するための記入欄(フォーム)
(5)放送上のイベントや視聴者のキー操作に応じてインタラティブに画面描画をしたり、放送事業者20へ情報を発信するためのプログラム(スクリプト)
【0044】
本実施形態の提示プログラム実行手段9の不揮発性メモリ13には、基本データ提示プログラム10が常時格納されている。また、この不揮発性メモリ13には、必要に応じて共通管理サーバ21から取得する拡張データ提示プログラム11が格納される。基本データ提示プログラム10は、データ付加TV番組の付加データのうち、番組の試聴に必要な最小限の基本データを表示することができ、かつ全てのデータ付加TV番組を試聴できる簡易なプログラムである。また、拡張データ提示プログラム11は、全てのTV番組に対応する必要はないものの、対応するTV番組については全ての情報を提示できる高機能なプログラムである。また、拡張データ提示プログラム11は、複数の放送事業者からのデータ付加TV番組を試聴することができる。提示制御手段7は、拡張データ提示プログラム11が不揮発性メモリ13上になくても、これを取得して起動するまでの間、基本データ提示プログラム10を使用してデータ付加TV番組を試聴できるようにする。
【0045】
図2の(A)に、拡張データ提示プログラムで提示される画面の一例を示す。拡張データ提示プログラムは、データ付加TV番組に含まれている情報のうち、放送通信融合端末1で提示可能な全ての情報を提示することができる。この画面表示は、従来の提示プログラムと同等であるが、従来の提示プログラムとは必ずしも全てのTV番組に対応する必要はない点が異なる。また、図2の(B)に、基本データ提示プログラムで提示される画面の一例を示す。基本データ提示プログラムは、データ付加TV番組の試聴に最低限必要な基本データだけを提示する。ただし、基本データ提示プログラムは、全てのTV番組に対応することができる。図2のBには、基本データ提示プログラム10によってTV番組の映像、音声、及び付加データのタイトルと本文だけが提示されている。図3に、従来の提示プログラム111と、本発明に係る基本データ提示プログラム10と拡張データ提示プログラム11の機能比較を示す。
【0046】
通信手段8は、共通管理サーバ21からダウンロードされる拡張データ提示プログラム11を取得して提示プログラム実行手段9に出力する。提示プログラム実行手段9は、通信手段8から出力された拡張データ提示プログラム11を不揮発性メモリ13に蓄積する。
【0047】
次に、図4に示されたフローチャートを参照しながら提示制御手段7の動作手順を説明する。
まず受信を始めたデータ付加TV番組から映像、音声及び付加データを抽出し(ステップS41)、映像と音声は映像音声デコード手段3でデコードして提示手段4で提示する(ステップS42)。提示制御手段7は、付加データから抽出した番組配列情報を付加データ抽出手段6から取得し、提示中のTV番組に対応する拡張データ提示プログラム11を後述する方法で調査する(ステップS43)。提示制御手段7は、特定した拡張データ提示プログラム11が提示プログラム実行手段9でスタンバイ状態にあれば(ステップS44/YES)、直ちに付加データを提示させる(ステップS45)。
【0048】
もし、番組に対応した拡張データ提示プログラム11がスタンバイ状態でなくても(ステップS44/NO)、これが放送通信融合端末1にダウンロード済みであれば(ステップS46/YES)、これを起動して付加データを提示させる(ステップS47)。
【0049】
もし、番組に対応した拡張データ提示プログラム11が放送通信融合端末1にダウンロードされていなければ(ステップS46/NO)、基本データ提示プログラム10に付加データのうちの基本データを提示させる(ステップS48)。これと並行して、提示制御手段7は、共通管理サーバ21から拡張データ提示プログラム11をダウンロードしてもよいかを確認し(ステップ49)、許可が出された段階で拡張データ提示プログラム11のダウンロードを開始する(ステップS50)。ダウンロードが完了すると、これを起動して、基本データ提示プログラム10に代わって、付加データに含まれる全てのデータを提示できるようにする。また、拡張データ提示プログラム11をダウンロードしない場合は(ステップS49/NO)、基本データ提示プログラム10で提示を続ける。なお、このフローでは、拡張データ提示プログラム11をダウンロードする際に通信料金がかかる場合を想定して、視聴者に拡張データ提示プログラム11をダウンロードするか否かを確認するステップを設けているが、拡張データ提示プログラム11のダウンロードに通信料金がかからない場合には、このステップを設ける必要はない。
【0050】
このように、付加データのうちの、データ付加TV番組の試聴に最低限必要な基本データは、全ての基本データ提示プログラム10で解釈して提示できなければならないので、そのデータ構造は、全ての放送事業者や番組で共通にしておく必要がある。一方、拡張データについては、放送事業者や番組によって任意のデータ構造としてよい。本実施形態の拡張データ提示プログラム11は、複数の放送事業者からのデータ付加TV番組(拡張データ)を表示できる。ただし、静止画の提示処理のように、提示プログラム実行手段9で処理の一部を受け持つデータは、データ構造を共通化する必要がある。
【0051】
前述したTV番組に対応する拡張データ提示プログラム11を特定する調査方法の具体例として、以下の3つの例を示す。
(1)周期的に放送される番組配列情報から調べる。
(2)通信回線上のサーバに要求して教えてもらう。
(3)拡張データ提示プログラム21と共にダウンロードする番組との対応関係の情報から調べる。
【0052】
このうち、(1)の場合は、提示制御手段7は、付加データ蓄積手段6に保存されている番組配列情報を参照して、TV番組に対応する拡張データ提示プログラム11を特定する情報を取得する。もしこの情報がない場合は、受信するまで、基本データ提示プログラム10でTV番組を提示してもよい。
【0053】
また、(1)の番組配列情報には、拡張データ提示プログラム11の固有の名前か識別番号、および、拡張データ提示プログラムを配信する共通管理サーバ21の通信網上のアドレスが示される。提示制御手段7は、前記の名前か識別番号で提示プログラム実行手段9を検索して見つかれば、これにTV番組を提示させる。提示プログラム実行手段9に見つからない場合は、前記のアドレスが指す共通管理サーバ21から拡張データ提示プログラム11をダウンロードして、提示プログラム実行手段9に格納する。
【0054】
また、(2)の場合は、通信回線上のサーバに、放送事業者や番組などに対応する拡張データ提示プログラム11を問合せ、拡張データ提示プログラム11を教えてもらう。これが提示プログラム実行手段9に未格納ならば、共通管理サーバ21からダウンロードすることになる。
【0055】
(3)の場合は、拡張データ提示プログラム11をダウンロードする時に、拡張データ提示プログラム11が対応する番組や放送事業者20の一覧表をダウンロードし、両者を対応付けて保存しておく。これにより、TV番組やその放送事業者をキーとしてこの一覧表を検索すれば、拡張データ提示プログラム11がダウンロード済みか分かる。もし、対応する拡張データ提示プログラム11がない場合は、(1)か(2)の方法で、対応する拡張データ提示プログラム11を調べることになる。
【0056】
このように本実施形態は、データ付加TV番組の提示プログラムを、全番組の基本的な情報を提示できる基本データ提示プログラム10と、拡張された情報も提示できる拡張データ提示プログラム11に分けることにより、高機能な提示プログラムを、プログラムサイズに制約のあるダウンロード型のプログラムでも実現することが可能となる。また、拡張データ提示プログラム11を複数の放送事業者からのTV番組に対応させることで、ダウンロードしておく提示プログラムの数を減らすことができ、ダウンロードの手間や所要時間を減らし、提示プログラムによってメモリが圧迫されるという不具合を防止することができる。
【0057】
また、基本データ提示プログラム10をメモリに常駐させておくことにより、拡張データ提示プログラム11をダウンロードする間、あるいはダウンロードしなくても番組の試聴に最低限必要な情報を提示することができるため、データを素早く提示したり、ダウンロードによる通信料金を抑えることができる。
【0058】
次に、図5を参照しながら試聴者情報を管理する放送通信融合端末1のシステム構成を説明する。
従来、提示プログラムは、視聴者がTV番組をいつどのように試聴したかといった履歴情報や、放送事業者、番組に対応する会員登録情報などからなる視聴者情報を不揮発性メモリに蓄積し、放送事業者の管理サーバに視聴者の了解を得て送信する機能を有している。また、提示プログラムが視聴者情報を送信する管理サーバは、当然のことながら当該提示プログラムが提示したTV番組を放送している放送事業者の管理サーバだけである。従って、図9に示されるように提示プログラムが放送を行う放送事業者の数だけ必要となる。
【0059】
これに対し本実施形態の拡張データ提示プログラム11は、図5に示されるように複数の放送事業者のTV番組に対応し、TV番組の提示を開始すると、当該放送通信融合端末1を保持する視聴者の視聴者情報と、現在提示中のTV番組を提供する放送事業者の識別情報と、提示中のTV番組の識別情報と、放送通信融合端末1の現在位置情報とを1セットとしたデータセット40を生成する。すなわち、従来の提示プログラムは、この提示プログラムによって試聴が可能な1つの放送事業者のTV番組だけに対応した視聴者情報を作成して、当該放送事業者に送信していたが、本実施形態の拡張データ提示プログラム11は、複数の放送事業者のTV番組に対応可能であるため、視聴者情報を作成する毎に、この視聴者情報に放送事業者を識別する識別情報を付加している。生成したデータセット40は、提示プログラム実行手段9の不揮発性メモリ13に格納される。このデータセット40は、拡張データ提示プログラム11の制御により提示プログラム実行手段9によって通信手段8に送られ、共通管理サーバ30に送信される。
【0060】
図5には、拡張データ提示プログラム11を提供する共通管理サーバ21の構成が示されている。本実施形態の共通管理サーバ21は、分離手段24を具備する。共通管理サーバ21の分類手段24は、放送通信融合端末1からデータセット40を受信すると、付加された放送事業者の識別情報によってデータセットを分類し、対応する放送事業者の管理サーバ25に送信する。
【0061】
この共通管理サーバ21における分類手段24の機能により、単一の拡張データ提示プログラム11で、複数の放送事業者に視聴者情報を送信することが可能となる。なお、データセット40を不揮発性メモリ13に保存する場合に、TV番組に対応する放送事業者を示す固有の識別情報を付加して保存してもよいし、放送事業者毎に分割された不揮発性メモリ13の領域に保存してもよい。
【0062】
次に、添付図面を参照しながら本発明に係る第2の実施形態について説明する。
拡張データ提示プログラム11でTV番組を素早く提示するには、このプログラムが視聴開始前に取得できていて、さらには、起動済みであることが望まれる。このためには、あらかじめ視聴する可能性のある放送事業者やTV番組を推定し、対応する拡張データ提示プログラム11を調べておく必要がある。
【0063】
第2の実施形態では、上述した第1の実施形態の構成に加え、図6に示されるように将来試聴する可能性のある放送事業者やTV番組を推定する試聴推定手段12を有する。提示制御手段7は、TV番組を試聴していない時に、試聴推定手段12に将来試聴する可能性のある放送事業者やTV番組を後述する方法で推定させて、それに対応する拡張データ提示プログラム11をあらかじめ取得して、その一部を起動しておく。
【0064】
視聴推定手段12が推定した放送事業者またはTV番組を手がかりに、提示制御手段7が提示プログラムを取得あるいはスタンバイする処理フローを図7を参照しながら説明する。
ここではまず、視聴推定手段12が、視聴する可能性の高い放送事業者あるいはTV番組を推定する(ステップS71)。次に、提示制御手段7は、推定した放送に対応する拡張データ提示プログラム11を調査し(ステップS72)、調査した拡張データ提示プログラム11が放送通信融合端末1内にダウンロードされ、スタンバイ状態にあるか否かを確認する(ステップS73)。対象拡張データ提示プログラム11がスタンバイされていなかった場合には(ステップS73/NO)、その拡張データ提示プログラム11がメモリ13に蓄積されているか否かを確認する(ステップS74)。メモリに蓄積されていた場合には(ステップS74/YES)、拡張データ提示プログラム11を起動する(ステップS76)。また、メモリに蓄積されていなかった場合には(ステップS74/NO)、拡張データ提示プログラム11を共通管理サーバ21からダウンロードし(ステップS75)、取得した拡張データ提示プログラム11を起動して、スタンバイ状態にする(ステップS76)。なお、拡張データ提示プログラム11をダウンロードする場合に、通信料金などがかかる場合には、ダウンロードしてもよいかを視聴者22に確認してもよい。また、提示制御手段7は、視聴する可能性がより高いものだけの拡張データ提示プログラム11を提示プログラム実行手段9において起動し、すぐに提示ができるスタンバイ状態にしておき、視聴する可能性の低いTV番組の拡張データ提示プログラム11が、スタンバイ状態にあればこれを終了させたり、メモリに格納されている場合はこれを削除しても良い。
【0065】
上記のフローで、視聴推定手段12が視聴する可能性の高い放送事業者やTV番組を推定する具体的な方法として、以下に示すものを挙げることができる。
(1)過去の視聴履歴から、視聴頻度の高いTV番組や放送事業者を求める。
(2)過去の視聴番組と視聴場所の履歴から、現在地で放送しているTV番組や放送事業者を求める。
(3)過去に取得した電子番組表情報から現在放送が予定されていたTV番組や放送事業者を調べる。
(4)通信網上のサーバに問合せて、現在地で放送されているTV番組を取得する。
(5)TVを視聴していない時に、定期的に放送波を受信して番組配列情報を取得し、現在地で放送されているTV番組または放送事業者を調べる。
【0066】
また、上記のフローで、前記の視聴推定手段12で推定したTV番組あるいは放送事業者に対応する拡張データ提示プログラム11の調査方法は、既に示した通りである。これらの拡張データ提示プログラム11のうち、あらかじめ起動しておくべきものの選択方式として、ここでは3種類の例を示す。
(1)TVの視聴前であれば、最初に視聴するチャンネルに対応した拡張データ提示プログラム
(2)TVの視聴中であれば、隣接するチャンネルの拡張データ提示プログラム
(3)現在地において試聴可能な全てのチャネル
【0067】
上記(1)〜(3)の選択方式のうち、(1)と(2)は、提示制御手段7において、視聴者にチャンネルを選択させるユーザ・インターフェースとして、チャンネルをボタンで上下させて番組を切換える方式や、画面に電子番組表を表示してカーソルを移動させて番組を選択させる方式に有効である。後者の場合、カーソルの当てられた番組に対応する提示プログラムを起動しておけばよいことになる。(3)の方式は、視聴者が直接チャンネル番号を指定するようなユーザ・インターフェースを備える提示制御手段に有効である。
【0068】
このように本実施形態は、試聴する可能性のあるTV番組を推定する試聴推定手段12を備えることで、拡張データ提示プログラム11をあらかじめ起動したり、取得しておけるため、TV番組試聴時に付加データを素早く提示することができる。
【0069】
なお、上述した実施形態は本発明の好適な実施の形態である。但し、これに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施が可能である。また、TV番組提示プログラムの発明は、図1に示された構成の放送通信融合端末1に図4に示された手順で制御を行うプログラムを、図6に示された構成の放送通信融合端末1に図7に示された手順で制御を行うプログラムを格納し、各機能部がこのプログラムに従って動作することで実現できる。同様に、視聴者情報管理プログラムの発明は、図5に示された放送通信融合端末1と共通管理サーバ30とに上述した説明の手順に従って制御を行うプログラムを格納し、このプログラムに従って、放送通信融合端末1と共通管理サーバ30とが動作を行うことで実現できる。
【0070】
【発明の効果】
本発明は、データ付加TV番組の提示プログラムを、全番組の基本的な情報を提示できる基本データ提示プログラムと、拡張された情報も提示できる拡張データ提示プログラムに分けることにより、高機能な提示プログラムをプログラム・サイズに制約のあるダウンロード型のプログラムでも実現できるようにする。
【0071】
また、基本データ提示プログラムをメモリに常駐させておくことにより、拡張データ提示プログラムをダウンロードする間、あるいは、ダウンロードしなくても、番組の視聴に最低限必要な情報は提示できるため、データを素早く提示したり、ダウンロードによる通信料金を抑えることができる。
【0072】
視聴する可能性のあるTV番組を推定する手段を備えることで、拡張データ提示プログラムをあらかじめ起動したり取得しておけるため、TV番組視聴時に拡張情報を素早く提示できる。
【0073】
本発明はまた、視聴履歴などの視聴者情報と放送事業者を対応づけて送信し、これを一括して受信する共通管理サーバにおいて、視聴者情報を放送事業者ごとに分類し、各放送事業者の管理サーバに転送することにより、複数の放送事業者に対応した提示プログラムを、通信先のサーバに制約のあるダウンロード型のプログラムでも実現できるようにする。
【0074】
これにより、複数のチャンネルや複数の放送エリアにまたがる提示プログラムが実現できることになるため、ダウンロードしておく提示プログラム数を減らすことができ、ダウンロードの手間や所要時間を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】提示プログラムによって提示される画面の一例を示す図である。
【図3】提示プログラムの機能一覧を示す図である。
【図4】データ付加TV番組の視聴開始までの手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の視聴者情報管理システムの構成を示すブロック図である。
【図6】試聴推定手段を備えた実施形態の構成を示すブロック図である。
【図7】提示プログラムのスタンバイ起動までの手順を示すフローチャートである。
【図8】従来例の構成図である。
【図9】従来の視聴者情報管理システムの構成を示す図である。
【符号の説明】
1 放送通信融合端末
2 放送受信手段
3 映像音声デコード手段
4 提示手段
5 キーボード
6 付加データ蓄積手段
7 提示制御手段
8 通信手段
9 提示プログラム実行手段
10 基本データ提示プログラム
11 拡張データ提示プログラム
12 試聴推定手段
13 不揮発性メモリ
20 放送事業者
21 共通管理サーバ
22 視聴者
24 分類手段
25 管理サーバ
106 従来の提示制御手段

Claims (15)

  1. 映像、音声、および番組配列情報や静止画やハイパーテキストといった付加データからなるTV番組の視聴機能と、無線による双方向の通信機能を併せ持つ放送通信融合端末であって、
    前記TV番組を受信して前記映像と前記音声と前記付加データとを取り出すTV受信手段と、
    前記付加データを分類して蓄積する付加データ蓄積手段と、
    前記映像、音声、及び付加データを提示する提示手段と、
    前記付加データのうち全TV番組に共通したデータ構造の基本データを提示させる制御を行う基本データ提示プログラムを常時蓄積すると共に、必要に応じて取得される、前記付加データのうち各TV番組に共通または固有のデータ構造の拡張データと前記基本データとを提示させる制御を行う拡張データ提示プログラムを蓄積し、前記付加データを前記提示手段に提示させる提示プログラム実行手段と、
    前記基本データ提示プログラム、または前記拡張データ提示プログラムを選択して、前記付加データ蓄積手段に蓄積した付加データを提示させる制御を行う提示制御手段と、
    を有することを特徴とする放送通信融合端末。
  2. 前記提示制御手段は、
    受信を開始したTV番組に対応する拡張データ提示プログラムが前記提示プログラム実行手段に格納されていない場合に、前記拡張データ提示プログラムをダウンロードして起動するまでの間、前記基本データ提示プログラムを選択し、TV番組の提示を行うことを特徴とする放送通信融合端末。
  3. 試聴する可能性の高いTV番組または放送事業者を推定する試聴推定手段を有し、
    前記試聴推定手段により推定したTV番組または放送事業者に対応する拡張データ提示プログラムを、あらかじめダウンロードして蓄積しておくことを特徴とする請求項1または2記載の放送通信融合端末。
  4. 試聴する可能性の高いTV番組または放送事業者を推定する試聴推定手段を有し、
    前記試聴推定手段により推定したTV番組または放送事業者に対応する拡張データ提示プログラムを、あらかじめダウンロードして試聴開始前に起動しておくことを特徴とする請求項1または2記載の放送通信融合端末。
  5. 前拡張データ提示プログラムは、
    複数の放送事業者からのTV番組の前記付加データを提示できることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の放送通信融合端末。
  6. 映像、音声、および番組配列情報や静止画やハイパーテキストといった付加データからなるTV番組の視聴機能と、無線による双方向の通信機能を併せ持つ放送通信融合端末と、該放送通信融合端末から送信される視聴者情報を受信する共通管理サーバとを有する視聴者情報管理システムであって、
    前記放送通信融合端末は、前記付加データを提示手段に提示させる制御を行う提示プログラムにより、前記放送通信融合端末の所有者の視聴者情報と、該視聴者が試聴しているTV番組を放送する放送事業者の識別情報とを対応づけたデータセットを生成して、前記共通管理サーバに送信し、
    前記共通管理サーバは、前記放送通信融合端末から送信されたデータセットを前記放送事業者の識別情報を基に分類し、対応する放送事業者の管理サーバに転送することを特徴とする視聴者情報管理システム。
  7. 前記提示プログラムは、
    複数の放送事業者からのTV番組の前記付加データを提示できることを特徴とする請求項6記載の視聴者情報管理システム。
  8. 映像、音声、および番組配列情報や静止画やハイパーテキストといった付加データからなるTV番組を受信して前記映像と前記音声と前記付加データとを取り出すTV受信手段と、
    前記付加データを分類して蓄積する付加データ蓄積手段と、
    前記映像、音声、及び付加データを提示する提示手段と、
    前記付加データのうち全TV番組に共通したデータ構造の基本データを提示させる制御を行う基本データ提示プログラムを常時格納し、前記付加データを前記提示手段に提示させる提示プログラム実行手段と、
    ネットワーク上に配置されたサーバ装置に無線通信により接続し、前記付加データのうち各TV番組に共通または固有のデータ構造の拡張データと前記基本データとを提示させる制御を行う拡張データ提示プログラムを取得する無線通信手段と、を有する放送通信融合端末におけるTV番組提示方法であって、
    受信を開始したTV番組に対応する拡張データ提示プログラムが前記提示プログラム実行手段に格納されていない場合に、前記拡張データ提示プログラムをダウンロードして起動するまでの間、前記基本データ提示プログラムを選択し、TV番組の提示を行うことを特徴とするTV番組提示方法。
  9. 試聴する可能性の高いTV番組または放送事業者を推定し、推定したTV番組または放送事業者に対応する拡張データ提示プログラムを、あらかじめダウンロードして蓄積しておくことを特徴とする請求項8記載のTV番組提示方法。
  10. 試聴する可能性の高いTV番組または放送事業者を推定し、推定したTV番組または放送事業者に対応する拡張データ提示プログラムを、あらかじめダウンロードして試聴開始前に起動しておくことを特徴とする請求項8記載のTV番組提示方法。
  11. 映像、音声、および番組配列情報や静止画やハイパーテキストといった付加データからなるTV番組の視聴機能と、無線による双方向の通信機能を併せ持つ放送通信融合端末と、該放送通信融合端末から送信される視聴者情報を受信する共通管理サーバとを有するシステムにおける視聴者情報管理方法であって、
    前記放送通信融合端末において、前記付加データを提示手段に提示させる制御を行う提示プログラムにより、前記放送通信融合端末の所有者の視聴者情報と、該視聴者が試聴しているTV番組を放送する放送事業者の識別情報とを対応づけたデータセットを生成して、前記共通管理サーバに送信し、
    前記共通管理サーバにおいて、前記放送通信融合端末から送信されたデータセットを前記放送事業者の識別情報を基に分類し、対応する放送事業者の管理サーバに転送させることを特徴とする視聴者情報管理方法。
  12. 映像、音声、および番組配列情報や静止画やハイパーテキストといった付加データからなるTV番組を受信して前記映像と前記音声と前記付加データとを取り出すTV受信手段と、
    前記付加データを分類して蓄積する付加データ蓄積手段と、
    前記映像、音声、及び付加データを提示する提示手段と、
    前記付加データのうち全TV番組に共通したデータ構造の基本データを提示させる制御を行う基本データ提示プログラムを常時格納し、前記付加データを前記提示手段に提示させる提示プログラム実行手段と、
    ネットワーク上に配置されたサーバ装置に無線通信により接続し、前記付加データのうち各TV番組に共通または固有のデータ構造の拡張データと前記基本データとを提示させる制御を行う拡張データ提示プログラムを取得する無線通信手段と、を有する放送通信融合端末におけるTV番組提示プログラムであって、
    受信を開始したTV番組に対応する拡張データ提示プログラムが前記提示プログラム実行手段に格納されていない場合に、前記拡張データ提示プログラムをダウンロードして起動するまでの間、前記基本データ提示プログラムを選択し、TV番組の提示を行う処理を実行することを特徴とするTV番組提示プログラム。
  13. 試聴する可能性の高いTV番組または放送事業者を推定し、推定したTV番組または放送事業者に対応する拡張データ提示プログラムを、あらかじめダウンロードして蓄積しておく処理を実行することを特徴とする請求項12記載のTV番組提示プログラム。
  14. 試聴する可能性の高いTV番組または放送事業者を推定し、推定したTV番組または放送事業者に対応する拡張データ提示プログラムを、あらかじめダウンロードして試聴開始前に起動しておく処理を実行することを特徴とする請求項12記載のTV番組提示プログラム。
  15. 映像、音声、および番組配列情報や静止画やハイパーテキストといった付加データからなるTV番組の視聴機能と、無線による双方向の通信機能を併せ持つ放送通信融合端末と、該放送通信融合端末から送信される視聴者情報を受信する共通管理サーバとを有するシステムにおける視聴者情報管理プログラムであって、
    前記放送通信融合端末において、前記付加データを提示手段に提示させる制御を行う提示プログラムにより、前記放送通信融合端末の所有者の視聴者情報と、該視聴者が試聴しているTV番組を放送する放送事業者の識別情報とを対応づけたデータセットを生成して、前記共通管理サーバに送信する処理を実行し、
    前記共通管理サーバにおいて、前記放送通信融合端末から送信されたデータセットを前記放送事業者の識別情報を基に分類し、対応する放送事業者の管理サーバに転送させる処理を実行することを特徴とする視聴者情報管理プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012244404A (ja) * 2011-05-19 2012-12-10 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 放送通信連携受信装置及びサーバ
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