JP2004070893A - コンテンツの個人複製権認証システム - Google Patents
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Abstract
【課題】現在はインターネットを介しての他人間のコンテンツのデジタルダビングをやり放題の著作権無視の無政府状態にある。
【解決手段】ミュージックサーバー等のAV機器に通信手段を設け、CD等の媒体を新しく演奏する都度、通信手段よりインターネットを介してTOC等の識別信号を基に認証機関にユーザー別のコンテンツ登録を行い、前述通信手段がインターネットを介して認証機関にコンテンツ毎にデシダルダビングの許可を求めてきた場合に、認証機関は登録状況を検索してコンテンツ媒体の正真の所有者であることを確認して開錠信号を当該AV機器に送り、受け取った当該AV機器はデジタルダビング開錠ステップを作動させてユーザーの他のAV機器への直接コンテンツの移植を可能にし、或いはアップロード開錠ステップを作動させてインターネットを介してユーザーの他のAV機器へのコンテンツ移植を可能にする。
【選択図】 図1
【解決手段】ミュージックサーバー等のAV機器に通信手段を設け、CD等の媒体を新しく演奏する都度、通信手段よりインターネットを介してTOC等の識別信号を基に認証機関にユーザー別のコンテンツ登録を行い、前述通信手段がインターネットを介して認証機関にコンテンツ毎にデシダルダビングの許可を求めてきた場合に、認証機関は登録状況を検索してコンテンツ媒体の正真の所有者であることを確認して開錠信号を当該AV機器に送り、受け取った当該AV機器はデジタルダビング開錠ステップを作動させてユーザーの他のAV機器への直接コンテンツの移植を可能にし、或いはアップロード開錠ステップを作動させてインターネットを介してユーザーの他のAV機器へのコンテンツ移植を可能にする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザーが所有する音楽・映像コンテンツをデジタル情報として収納した当該ユーザーの機器から当該ユーザーの他の機器に移植する場合の著作権保護のためのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
音響或いは映像コンテンツの記録媒体がアナログ信号ベースである時代は複製の問題はあまり深刻には考えられていなかった。アナログ信号の性格上、1回の複製毎にコンテンツには確実にそれと判る品質劣化が発生し、複製品はもはや商業的な価値がある一級品では有り得なかったからである。しかし、これらコンテンツがCD、DVD等のデジタル信号ベースになると複製は深刻な問題となる。複製の過程において品質の劣化が全く発生しないため、オリジナルもコピーも等しく商業的一級品として通用するからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
現在、作詞家、作曲家、アーチスト、コンテンツ制作事業者、流通業者、販売業者、その他の音楽業界の関係者たちはコンテンツ媒体を最終ユーザーに販売して収益を得るビジネスモデルによって事業を成立させている。最終ユーザーの手許にデジタルダビングによって商業的一級品の複製品が大量に出回って、現実にコンテンツ媒体の販売数量が減少するようなことがあっては事業が成立しなくなる。このような事態は近年の急激な技術の発展によって発生してきたものであり、現在のところ、音楽業界としてはこれに対抗して著作権を守るための有効な方法を整備できたとは言えない状況にある。当面は著作権法により違法なコピーは罰せられることを積極的にアナウンスしてユーザーたちの自覚に待つと共に、コンピュータでは複製ができないコピーコントロールCD(CCCD)技術等の開発で対抗しようとしている。
【0004】
インターネットの普及は複製の問題を更に深刻にしている。ナップスター、グヌーテラ等のP2P支援プログラムは当該コンテンツを所有する見知らぬ者同士の間でのコンテンツの移植を極めて容易にしており、1枚でも当該コンテンツが存在すれば短期間に際限なく一級品である複製品を増殖させることが可能になったためである。これは複製品の所有者は音楽業界に何の対価も支払わず、物理的な制約を乗り越えて容易に商業的一級品のコンテンツを入手できることを意味し、コンテンツ提供業界のビジネスモデルは壊滅的な打撃を受けることになる。
【0005】
このような著作権侵害行為を禁止するにはデジタルダビングそのものを禁じることが一つの解決になる。しかしながら、最近ミュージックサーバー装置が普及しつつあるが、この場合は同一機器内でコンテンツ媒体を演奏させながら一方でHDD等の大容量記憶装置内に当該コンテンツのデジタルダビングを行なうことになる。即ち、同一AV機器内に媒体からコンテンツのデジタル信号を拾い出す装置と、それをデジタル記憶する大容量記憶装置を有する場合はデジタルダビングを認めない訳にはゆかない。
【0006】
また、コンテンツ媒体の正真の所有者には個人使用のために当該コンテンツから自己使用のためにコピーを取る個人使用複製権がある。例えば自宅のAV機器用のライブラリーからドライブにおいて聞くための車載用AV機器へと移植するような場合である。このような正当なデジタルダビングは可能でなくてはならない。
【0007】
【課題を解決するための手段】
インターネットへの接続手段を有し、コンテンツのダウンロード機能及びアップロード機能を有するAV機器の場合は前述自己使用複製と著作権保護を両立させ得るシステムを構築することができる。
【0008】
同一AV機器内のデジタルダビングは法的に正当だが、AV機器の外へデジタル信号を取り出すことは基本的に法的に違法と取り決めておくとしよう。これにより、前述HDD付きミュージックサーバー等のAV機器は法的に正当となる。
【0009】
例外としてインターネットを介してユーザーのAV機器がデジタルコンテンツの識別情報を認証機関に送り、当該認証機関が当該ユーザーを正当なコンテンツ媒体所有者と認証した場合はデジタルコンテンツの出力が可能となるようにする。これにより、ユーザーが一つのAV機器から自己が所有する別のAV機器へとコンテンツをデジタルダビングすることができる。
【0010】
また、ユーザーが当該AV機器からインターネットを介して別の自己所有のAV機器にデジタルコンテンツを移植する場合は、夫々のAV機器をユーザーの所有物である旨、予め認証機関に登録しておき、ユーザー所有AV機器間ではインターネットを介してのデジタルコンテンツの移植を可能とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以上のような本発明の実施の形態について、図1を参照して詳細に説明する。
【0012】
ユーザーは予めインターネットを介して認証機関のサイト9にユーザーの第1のAV機器1のアドレスと、ユーザーの第3のAV機器3のアドレスを登録する。この時、認証機関のサーバー10はアドレス・コンテンツ登録ストレージ12にユーザーの所有する複数のAV機器のアドレスをリンクして記憶する。
【0013】
ユーザーはユーザーの第1のAV機器1にユーザーが所有するCD等媒体4をミュージックサーバー部5により演奏する。この時、ユーザーの第1のAV機器1は自動的に通信手段7によってインターネット8を介して認証機関のサイト9にアクセスし、自らのアドレスと当該CD等媒体4のTOC等識別情報を送り込む。但し、TOCとはテーブル・オブ・コンテンツの略称であって、各CDの曲数、各曲演奏時間、休止時間等光ピックアップの制御情報を記録する信号であり、デジタルコンテンツ媒体には何らかの形でこのような制御信号が記録されている。TOCを例にとれば、TOCは人間の指紋のように個体の識別を可能にし、TOCを手がかりに当該CDのタイトル、読み、アーチスト等を関係付けることができる。
【0014】
この段階で認証機関のサイト9のサーバー10はCDDB等識別情報データベース11から検索してユーザーのCD等媒体4とユーザーの第1のAV機器1のアドレスをリンクしてアドレス・コンテンツ登録データベース12に登録する。
【0015】
ユーザーの第1のAV機器1はこの時、演奏と併行してHDD6にコンテンツの内容を合法的にデジタルダビングする。
【0016】
ユーザーが必要あってユーザーの第1のAV機器1からユーザーの第2のAV機器2へデジタルダビングしたい場合は、ユーザーが操作して通信手段7によりインターネットを介して認証機関のサイト9にアクセスし、自動的にユーザーの第1のAV機器1のアドレスと移植したいCD等媒体のTOC等識別情報を送り込む。
【0017】
認証機関のサイト9のサーバー10はアドレス・コンテンツ登録データベース12に照合し、ユーザーが当該コンテンツ媒体の正真の所有者であることを認証し、インターネット8を介してユーザーの第1のAV機器1へデジタルダビング開錠信号を送り込んでくる。
【0018】
それを受けた通信手段7は当該AV機器の制御プログラムの一部であるデジタルダビング開錠ステップ13を作動させ、デジタル信号端子14を介してユーザーの第2のAV機器2に対してコンテンツのデジタル信号を出力する。このようにして、インターネット8を介せず、直接AV機器間でのデジタルダビングを認証機関の承認の下に合法的に行なうことができる。
【0019】
次にユーザーの第1のAV機器1からインターネット8を介してユーザーの第3のAV機器3へコンテンツを移植する場合を説明しよう。これは第1のAV機器は住宅内に設置された据置型機器であり、第3のAV機器はドライブ中に使用する車載型機器であるような場合に相当する。ユーザーはユーザーの第3のAV機器3を操作してユーザーの第1のAV機器1から移植したいコンテンツ名称を認証機関のサイト9に通信する。この時、ユーザーの第3のAV機器3とユーザーの第1のAV機器1のアドレスが同時に自動的に送り込まれる。
【0020】
この場合はユーザーが音声等でタイトル、読み、アーチスト等を伝えてくるのを受けて、サーバー10はCDDB等識別情報データベース11からコンテンツの登録番号を検索するプロセスが含まれている。サーバー10はアドレス・コンテンツ登録データベース12に照会して、ユーザーの第1のAV機器1が当該コンテンツの正真の所有者に属すること、ユーザーの第3のAV機器3は同一のユーザーの所有になることを認識し、インターネット8を介してユーザーの第1のAV機器1に対してアップロード開錠信号を送り込む。
【0021】
これを受け取った通信手段7はデジタルダビング開錠ステップ13とアップロード開錠ステップ15を作動させ、HDD6に記憶してある当該コンテンツを通信手段7よりインターネット8を介してユーザーの第3のAV機器3へ向かって送信する
【0022】
ユーザーの第3のAV機器3はインターネット8より通信手段16が当該コンテンツのデジタル信号を受け取り、ミュージックサーバー部17はそれを演奏しながら併行してHDD18に記憶させることができる。このようにして、インターネット8を介してユーザーは自らが所有するコンテンツの移植を合法的に行なうことができる。
【0023】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成されているので、以下のような効果を奏する。
【0024】
本発明によれば、全てのデジタルAV機器の制御プログラムにデジタルダビング開錠ステップを設けてデジタルダビングを原則禁止とし、インターネットを介して認証機関の開錠信号を受け取った場合に限り個人的なデジタルダビングが加能になり、コンテンツ制作業界の著作権保護問題と、個人使用複製権を両立させることができる。
【0025】
また、本発明によれば、インターネットにアクセスできる通信手段を持つ複数のAV機器が同一ユーザーの所有物であることが認証された場合は、コンテンツを有するAV機器はインターネットを介して認証機関の開錠信号を受け取ってアップロード開錠ステップが作働してインターネットを介しての個人使用複製権を行使でき、認証されない他人間のインターネットを介してのデジタルダビングを禁止することができて、コンテンツ制作業界の著作権保護を確実に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる認証システム図を示す。
【符号の説明】
1 ユーザーの第1のAV機器
2 ユーザーの第2のAV機器
3 ユーザーの第3のAV機器
4 ユーザーが所有するCD等媒体
5 ミュージックサーバー部
6 HDD
7 通信手段
8 インターネット
9 認証機関のサイト
10 サーバー
11 CDDB等識別データベース
12 アドレス・コンテンツ登録データベース
13 デジタルダビング開錠ステップ
14 デジタル信号出力端子
15 アップロード開錠ステップ
16 通信手段
17 ミュージックサーバー部
18 HDD
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザーが所有する音楽・映像コンテンツをデジタル情報として収納した当該ユーザーの機器から当該ユーザーの他の機器に移植する場合の著作権保護のためのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
音響或いは映像コンテンツの記録媒体がアナログ信号ベースである時代は複製の問題はあまり深刻には考えられていなかった。アナログ信号の性格上、1回の複製毎にコンテンツには確実にそれと判る品質劣化が発生し、複製品はもはや商業的な価値がある一級品では有り得なかったからである。しかし、これらコンテンツがCD、DVD等のデジタル信号ベースになると複製は深刻な問題となる。複製の過程において品質の劣化が全く発生しないため、オリジナルもコピーも等しく商業的一級品として通用するからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
現在、作詞家、作曲家、アーチスト、コンテンツ制作事業者、流通業者、販売業者、その他の音楽業界の関係者たちはコンテンツ媒体を最終ユーザーに販売して収益を得るビジネスモデルによって事業を成立させている。最終ユーザーの手許にデジタルダビングによって商業的一級品の複製品が大量に出回って、現実にコンテンツ媒体の販売数量が減少するようなことがあっては事業が成立しなくなる。このような事態は近年の急激な技術の発展によって発生してきたものであり、現在のところ、音楽業界としてはこれに対抗して著作権を守るための有効な方法を整備できたとは言えない状況にある。当面は著作権法により違法なコピーは罰せられることを積極的にアナウンスしてユーザーたちの自覚に待つと共に、コンピュータでは複製ができないコピーコントロールCD(CCCD)技術等の開発で対抗しようとしている。
【0004】
インターネットの普及は複製の問題を更に深刻にしている。ナップスター、グヌーテラ等のP2P支援プログラムは当該コンテンツを所有する見知らぬ者同士の間でのコンテンツの移植を極めて容易にしており、1枚でも当該コンテンツが存在すれば短期間に際限なく一級品である複製品を増殖させることが可能になったためである。これは複製品の所有者は音楽業界に何の対価も支払わず、物理的な制約を乗り越えて容易に商業的一級品のコンテンツを入手できることを意味し、コンテンツ提供業界のビジネスモデルは壊滅的な打撃を受けることになる。
【0005】
このような著作権侵害行為を禁止するにはデジタルダビングそのものを禁じることが一つの解決になる。しかしながら、最近ミュージックサーバー装置が普及しつつあるが、この場合は同一機器内でコンテンツ媒体を演奏させながら一方でHDD等の大容量記憶装置内に当該コンテンツのデジタルダビングを行なうことになる。即ち、同一AV機器内に媒体からコンテンツのデジタル信号を拾い出す装置と、それをデジタル記憶する大容量記憶装置を有する場合はデジタルダビングを認めない訳にはゆかない。
【0006】
また、コンテンツ媒体の正真の所有者には個人使用のために当該コンテンツから自己使用のためにコピーを取る個人使用複製権がある。例えば自宅のAV機器用のライブラリーからドライブにおいて聞くための車載用AV機器へと移植するような場合である。このような正当なデジタルダビングは可能でなくてはならない。
【0007】
【課題を解決するための手段】
インターネットへの接続手段を有し、コンテンツのダウンロード機能及びアップロード機能を有するAV機器の場合は前述自己使用複製と著作権保護を両立させ得るシステムを構築することができる。
【0008】
同一AV機器内のデジタルダビングは法的に正当だが、AV機器の外へデジタル信号を取り出すことは基本的に法的に違法と取り決めておくとしよう。これにより、前述HDD付きミュージックサーバー等のAV機器は法的に正当となる。
【0009】
例外としてインターネットを介してユーザーのAV機器がデジタルコンテンツの識別情報を認証機関に送り、当該認証機関が当該ユーザーを正当なコンテンツ媒体所有者と認証した場合はデジタルコンテンツの出力が可能となるようにする。これにより、ユーザーが一つのAV機器から自己が所有する別のAV機器へとコンテンツをデジタルダビングすることができる。
【0010】
また、ユーザーが当該AV機器からインターネットを介して別の自己所有のAV機器にデジタルコンテンツを移植する場合は、夫々のAV機器をユーザーの所有物である旨、予め認証機関に登録しておき、ユーザー所有AV機器間ではインターネットを介してのデジタルコンテンツの移植を可能とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以上のような本発明の実施の形態について、図1を参照して詳細に説明する。
【0012】
ユーザーは予めインターネットを介して認証機関のサイト9にユーザーの第1のAV機器1のアドレスと、ユーザーの第3のAV機器3のアドレスを登録する。この時、認証機関のサーバー10はアドレス・コンテンツ登録ストレージ12にユーザーの所有する複数のAV機器のアドレスをリンクして記憶する。
【0013】
ユーザーはユーザーの第1のAV機器1にユーザーが所有するCD等媒体4をミュージックサーバー部5により演奏する。この時、ユーザーの第1のAV機器1は自動的に通信手段7によってインターネット8を介して認証機関のサイト9にアクセスし、自らのアドレスと当該CD等媒体4のTOC等識別情報を送り込む。但し、TOCとはテーブル・オブ・コンテンツの略称であって、各CDの曲数、各曲演奏時間、休止時間等光ピックアップの制御情報を記録する信号であり、デジタルコンテンツ媒体には何らかの形でこのような制御信号が記録されている。TOCを例にとれば、TOCは人間の指紋のように個体の識別を可能にし、TOCを手がかりに当該CDのタイトル、読み、アーチスト等を関係付けることができる。
【0014】
この段階で認証機関のサイト9のサーバー10はCDDB等識別情報データベース11から検索してユーザーのCD等媒体4とユーザーの第1のAV機器1のアドレスをリンクしてアドレス・コンテンツ登録データベース12に登録する。
【0015】
ユーザーの第1のAV機器1はこの時、演奏と併行してHDD6にコンテンツの内容を合法的にデジタルダビングする。
【0016】
ユーザーが必要あってユーザーの第1のAV機器1からユーザーの第2のAV機器2へデジタルダビングしたい場合は、ユーザーが操作して通信手段7によりインターネットを介して認証機関のサイト9にアクセスし、自動的にユーザーの第1のAV機器1のアドレスと移植したいCD等媒体のTOC等識別情報を送り込む。
【0017】
認証機関のサイト9のサーバー10はアドレス・コンテンツ登録データベース12に照合し、ユーザーが当該コンテンツ媒体の正真の所有者であることを認証し、インターネット8を介してユーザーの第1のAV機器1へデジタルダビング開錠信号を送り込んでくる。
【0018】
それを受けた通信手段7は当該AV機器の制御プログラムの一部であるデジタルダビング開錠ステップ13を作動させ、デジタル信号端子14を介してユーザーの第2のAV機器2に対してコンテンツのデジタル信号を出力する。このようにして、インターネット8を介せず、直接AV機器間でのデジタルダビングを認証機関の承認の下に合法的に行なうことができる。
【0019】
次にユーザーの第1のAV機器1からインターネット8を介してユーザーの第3のAV機器3へコンテンツを移植する場合を説明しよう。これは第1のAV機器は住宅内に設置された据置型機器であり、第3のAV機器はドライブ中に使用する車載型機器であるような場合に相当する。ユーザーはユーザーの第3のAV機器3を操作してユーザーの第1のAV機器1から移植したいコンテンツ名称を認証機関のサイト9に通信する。この時、ユーザーの第3のAV機器3とユーザーの第1のAV機器1のアドレスが同時に自動的に送り込まれる。
【0020】
この場合はユーザーが音声等でタイトル、読み、アーチスト等を伝えてくるのを受けて、サーバー10はCDDB等識別情報データベース11からコンテンツの登録番号を検索するプロセスが含まれている。サーバー10はアドレス・コンテンツ登録データベース12に照会して、ユーザーの第1のAV機器1が当該コンテンツの正真の所有者に属すること、ユーザーの第3のAV機器3は同一のユーザーの所有になることを認識し、インターネット8を介してユーザーの第1のAV機器1に対してアップロード開錠信号を送り込む。
【0021】
これを受け取った通信手段7はデジタルダビング開錠ステップ13とアップロード開錠ステップ15を作動させ、HDD6に記憶してある当該コンテンツを通信手段7よりインターネット8を介してユーザーの第3のAV機器3へ向かって送信する
【0022】
ユーザーの第3のAV機器3はインターネット8より通信手段16が当該コンテンツのデジタル信号を受け取り、ミュージックサーバー部17はそれを演奏しながら併行してHDD18に記憶させることができる。このようにして、インターネット8を介してユーザーは自らが所有するコンテンツの移植を合法的に行なうことができる。
【0023】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成されているので、以下のような効果を奏する。
【0024】
本発明によれば、全てのデジタルAV機器の制御プログラムにデジタルダビング開錠ステップを設けてデジタルダビングを原則禁止とし、インターネットを介して認証機関の開錠信号を受け取った場合に限り個人的なデジタルダビングが加能になり、コンテンツ制作業界の著作権保護問題と、個人使用複製権を両立させることができる。
【0025】
また、本発明によれば、インターネットにアクセスできる通信手段を持つ複数のAV機器が同一ユーザーの所有物であることが認証された場合は、コンテンツを有するAV機器はインターネットを介して認証機関の開錠信号を受け取ってアップロード開錠ステップが作働してインターネットを介しての個人使用複製権を行使でき、認証されない他人間のインターネットを介してのデジタルダビングを禁止することができて、コンテンツ制作業界の著作権保護を確実に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる認証システム図を示す。
【符号の説明】
1 ユーザーの第1のAV機器
2 ユーザーの第2のAV機器
3 ユーザーの第3のAV機器
4 ユーザーが所有するCD等媒体
5 ミュージックサーバー部
6 HDD
7 通信手段
8 インターネット
9 認証機関のサイト
10 サーバー
11 CDDB等識別データベース
12 アドレス・コンテンツ登録データベース
13 デジタルダビング開錠ステップ
14 デジタル信号出力端子
15 アップロード開錠ステップ
16 通信手段
17 ミュージックサーバー部
18 HDD
Claims (2)
- ユーザーがCD等のコンテンツ媒体を新しく使用する場合に演奏する機器は自動的にインターネットを介して機器のアドレスとコンテンツの識別情報(CDであればTOC等)を認証機関のサーバーに送って当該機器が当該コンテンツ媒体の正真の所有者の所有物であることを登録し、
当該ユーザーが当該機器が自己のアドレスで登録したライブラリーを収容した装置からインターネットを介して当該ユーザーの所有物であることを予め登録した別のアドレスの機器に前述登録済みのコンテンツをデジタル情報として移植しようとする場合、
送信側となる前述登録済みのライブラリーを収納した機器は当該機器のアドレスと受信側となる機器のアドレスとコンテンツ媒体の識別情報をインターネットを介して前述認証機関に宛てて送信し、
前述認証機関のサーバーは送信側、受信側の装置が当該コンテンツの正真の所有者の所有物であることを認証すれば認証信号をインターネットを介して送信側機器に送信し、
その認証信号を受け取った送信側機器はインターネットを介して当該コンテンツをデジタル情報として送信可能となるように構成されてなる個人複製権認証システム。 - 前述登録されたライブラリーを収納した機器は当該機器のアドレスとコンテンツ媒体の識別情報をインターネットを介して前述認証機関に宛てて送信し、
前述認証機関のサーバーは当該アドレスの機器が当該コンテンツ媒体の正真の所有者の所有物であることを認証すれば認証信号をインターネットを介して当該機器に送信し、
その認証信号を受け取った当該機器はデジタル情報を直接出力できるようになってユーザーの他の機器にデジタルダビングを可能とするように構成されてなる請求項1に記載の個人複製権認証システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002260550A JP2004070893A (ja) | 2002-08-05 | 2002-08-05 | コンテンツの個人複製権認証システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002260550A JP2004070893A (ja) | 2002-08-05 | 2002-08-05 | コンテンツの個人複製権認証システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004070893A true JP2004070893A (ja) | 2004-03-04 |
Family
ID=32024548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002260550A Pending JP2004070893A (ja) | 2002-08-05 | 2002-08-05 | コンテンツの個人複製権認証システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004070893A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007110684A (ja) * | 2005-09-15 | 2007-04-26 | Toshiba Corp | 情報提供システムとコンテンツ情報複製装置、ユーザ端末装置及びユーザ管理装置 |
-
2002
- 2002-08-05 JP JP2002260550A patent/JP2004070893A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007110684A (ja) * | 2005-09-15 | 2007-04-26 | Toshiba Corp | 情報提供システムとコンテンツ情報複製装置、ユーザ端末装置及びユーザ管理装置 |
US9177170B2 (en) | 2005-09-15 | 2015-11-03 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Information provision system, content information copying device, user terminal device and user management device |
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