JP2004070852A - システム連携方法、システム連携プログラム、システム連携プログラムを記録した記憶媒体、ならびに、システム連携装置 - Google Patents
システム連携方法、システム連携プログラム、システム連携プログラムを記録した記憶媒体、ならびに、システム連携装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】システムに依存した処理をサービス開発者にできるだけ意識させないシステム間連携を実現すること。
【解決手段】まず、システム連携装置2は、アプリケーション装置1からの通信依頼メッセージ140を受信し、通信依頼メッセージ140に含まれるサービスID120に関するサービスパラメータ121およびその内容を取得する。次に、システム連携装置2は、サービスパラメータ121およびその内容を、処理する連携先システム3ごとに分ける。さらに、システム連携装置2は、連携先システム3の通信可能な通信設定を用いて、サービスパラメータ121およびその内容を含む通信依頼メッセージ140に関する情報を転送する。それにより、アプリケーション装置1は、連携先システム3のシステム依存の部分を意識せずに、通信することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】まず、システム連携装置2は、アプリケーション装置1からの通信依頼メッセージ140を受信し、通信依頼メッセージ140に含まれるサービスID120に関するサービスパラメータ121およびその内容を取得する。次に、システム連携装置2は、サービスパラメータ121およびその内容を、処理する連携先システム3ごとに分ける。さらに、システム連携装置2は、連携先システム3の通信可能な通信設定を用いて、サービスパラメータ121およびその内容を含む通信依頼メッセージ140に関する情報を転送する。それにより、アプリケーション装置1は、連携先システム3のシステム依存の部分を意識せずに、通信することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、システム連携方法、システム連携プログラム、システム連携プログラムを記録した記憶媒体、ならびに、システム連携装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、社内の業務を効率化するために、様々なシステムが構築され、社内サービスとして提供され始めている。また、これらの社内のシステムは、イントラネットのような社内網だけではなく、インターネット上のASP(Application Service Provider)に代表されるように、社外網上のシステムも連携した形でサービス提供されることも珍しくなくなった。このように様々なシステムを接続し、連携させることにより、新たな付加価値を生み出し、システム間の連携を強めることで、業務の効率向上などが期待できる。
【0003】
システム連携に注目した技術として、CORBA(Common Object Request Broker Architecture)、EDI(Electric Data Interchange)など、様々な標準技術が標準化団体により策定され、標準技術に準拠した実装が普及し始めている。これらの標準技術どうしでは接続が保証されているため、ネットワーク上に配置された複数のシステムを、同じ標準技術を用いることによって、システム間の連携を実現することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような標準技術を用いたシステム連携は、以下の問題がある。
【0005】
まず、同様の機能を持つ標準技術が複数乱立し、異なる標準技術を用いたシステム間連携が困難であることである。その際には、システム作成者は、どの標準技術が今後普及するのかを慎重に見極める必要があるので、システム導入の負担となる。
【0006】
次に、他システムと連携させるために、既に稼働しているシステムに所定の標準技術を搭載する際の実装の手間がかかることである。システムに所定の標準技術を搭載するため、既に稼働しているシステムに実装の追加を行う必要があり、既存の実装と整合性をとりながら、新たな標準技術を搭載することは、システム開発上の大きな負担を生じさせる。
【0007】
以上、2つのシステム連携に関する問題を、サービス開発者にできるだけ意識させずにサービスを開発させることは、効率的なシステム連携を導入させる際に必要となる。よって、本発明は、以上のような問題点を解消するためになされたものであり、サービスを実現するために連携しなければならないシステムと連携する際に、そのシステムに依存した処理をサービス開発者にできるだけ意識させず、サービス開発者がサービスの開発に注力できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するために創案されたものであり、まず、請求項1に記載のシステム連携方法は、複数のシステム間の通信を、通信機能を備えたシステム連携装置で連携させるシステム連携方法であって、前記システム連携装置が、前記システムが送信する通信依頼メッセージを取得すると、この通信依頼メッセージに含まれる所定のパラメータを処理する処理側のシステムを特定し、この特定した処理側のシステムと前記通信依頼メッセージを送信した送信側のシステムとの通信設定を特定し、この通信設定により、前記通信依頼メッセージに関する情報を前記通信側のシステムから前記処理側のシステムに転送することを特徴とする。
【0009】
かかる構成によれば、通信依頼メッセージからシステムごとの通信設定がなされるため、通信依頼メッセージを送信するアプリケーションは、通信するシステムに依存する通信設定を管理しなくて済む。また、アプリケーションは、通信依頼メッセージがどのシステム宛てに通信するかを管理しなくて済む。
【0010】
また、請求項2に記載のシステム連携方法は、複数のシステム間の通信を、通信機能を備えたシステム連携装置で連携させるシステム連携方法であって、前記システム連携装置が、サービスIDとユーザIDを含む通信依頼メッセージを取得すると、前記サービスIDから前記サービスごとのパラメータを特定し、前記ユーザIDから前記サービスごとのパラメータの内容を特定し、前記サービスごとのパラメータから前記サービスごとのパラメータを処理するシステムIDを特定し、前記サービスID、ユーザID、ならびに、システムIDからシステムIDに関する通信設定を特定し、前記通信設定により、前記通信依頼メッセージに関する情報を通信することを特徴とする。
【0011】
かかる構成によれば、通信依頼メッセージに含まれるサービスIDとユーザIDからシステムごとの通信が設定されるため、通信依頼メッセージを送信するアプリケーションは、サービスIDを組み合わせてシステム連携を用いた業務を実現できる。
【0012】
さらに、請求項3に記載のシステム連携プログラムは、複数のシステム間の通信を、通信機能を備えたシステム連携装置で連携させるシステム連携プログラムであって、前記プログラムが、コンピュータに、前記システムが送信する通信依頼メッセージを取得させるステップと、この通信依頼メッセージに含まれる所定のパラメータを処理する処理側のシステムを特定させるステップと、この特定した処理側のシステムと前記通信依頼メッセージを送信した送信側のシステムとの通信設定を特定させるステップと、この通信設定により、前記通信依頼メッセージに関する情報を前記通信側のシステムから前記処理側のシステムに転送させるステップとを実行させることを特徴とする。
【0013】
かかる構成によれば、通信依頼メッセージからシステムごとの通信設定がなされるため、通信依頼メッセージを送信するアプリケーションは、通信するシステムに依存する通信設定を管理しなくて済む。また、アプリケーションは、通信依頼メッセージがどのシステム宛てに通信するかを管理しなくて済む。
【0014】
また、請求項4に記載のシステム連携プログラムは、複数のシステム間の通信を、通信機能を備えたシステム連携装置で連携させるシステム連携プログラムであって、前記プログラムが、コンピュータに、サービスIDとユーザIDを含む通信依頼メッセージを取得させるステップと、前記サービスIDから前記サービスごとのパラメータを特定させるステップと、前記ユーザIDから前記サービスごとのパラメータの内容を特定させるステップと、前記サービスごとのパラメータから前記サービスごとのパラメータを処理するシステムIDを特定させるステップと、前記サービスID、ユーザID、ならびに、システムIDからシステムIDに関する通信設定を特定させるステップと、前記通信設定により、前記通信依頼メッセージに関する情報を通信させるステップとを実行させることを特徴とする。
【0015】
かかる構成によれば、通信依頼メッセージに含まれるサービスIDとユーザIDからシステムごとの通信が設定されるため、通信依頼メッセージを送信するアプリケーションは、サービスIDを組み合わせてシステム連携を用いた業務を実現できる。
【0016】
さらに、請求項6に記載のシステム連携装置は、複数のシステム間の通信を、通信機能を備えたシステム連携装置で連携させるシステム連携装置であって、通信依頼メッセージを受信する手段と、連携する前記システムごとの通信設定を管理する手段と、前記通信依頼メッセージを、前記システムごとの通信設定に応じて、前記システムごとに通信する手段を有することを特徴とする。
【0017】
かかる構成によれば、通信依頼メッセージからシステムごとの通信設定がなされるため、通信依頼メッセージを送信するアプリケーションでは、通信するシステムに依存する通信設定を管理しなくて済む。
【0018】
また、請求項7に記載のシステム連携装置は、請求項6に記載のシステム連携装置であって、前記システム連携装置が、前記システムが処理するパラメータを管理する手段と、前記システムが処理するパラメータを管理する手段を参照して、前記通信依頼メッセージから、前記システムごとの通信依頼メッセージを作成する手段とを有することを特徴とする。
【0019】
かかる構成によれば、通信依頼メッセージを送信するアプリケーションは、通信依頼メッセージがどのシステム宛てに通信するかを管理しなくて済む。
【0020】
さらに、請求項8に記載のシステム連携装置は、請求項6または請求項7に記載のシステム連携装置であって、前記システム連携装置が、前記システムのユーザごとのパラメータの内容を管理する手段と、前記ユーザごとのパラメータの内容を管理する手段を参照して、前記通信依頼メッセージから、前記ユーザごとの通信依頼メッセージを作成する手段とを有することを特徴とする。
【0021】
かかる構成によれば、通信依頼メッセージを送信するアプリケーションは、通信依頼メッセージにユーザ依存のパラメータを含めなくて済む。
【0022】
また、請求項9に記載のシステム連携装置は、請求項6ないし請求項8のいずれか1項に記載のシステム連携装置であって、前記システム連携装置が、前記システムに関するサービスごとのパラメータを管理する手段と、前記サービスごとのパラメータを管理する手段を参照して、前記通信依頼メッセージから、前記サービスごとの通信依頼メッセージを作成する手段とを有することを特徴とする。
【0023】
かかる構成によれば、例えば通信依頼メッセージに含まれるサービスIDとユーザIDからシステムごとの通信が設定されるため、通信依頼メッセージを送信するアプリケーションは、サービスIDを組み合わせてシステム連携を用いた業務を実現できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下に、システム連携装置を含む連携システムの一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0025】
まず、本実施形態の連携システムの構成について、図1を参照して説明する。
【0026】
連携システムは、ネットワークで接続された複数のシステム間で協調して所定の機能を実現する。なお、所定の機能とは、例えば、サービス制御機能、性能監視機能、ならびに、決済機能を含めたネットワーク管理システムである。このため、連携システムは、連携システムが提供するアプリケーションを制御するアプリケーション装置1と、アプリケーション装置1からの通信依頼を受けて通信先の連携先システム3と通信するシステム連携装置2と、アプリケーション装置1と連携する連携先システム3と、連携システムの構成要素を接続するネットワーク4とを有する。ここで、連携先システム3は、例えば、サービス制御という処理を行う連携先システム3Aと、性能監視という処理を行う連携先システム3Bと、決裁という処理を行う連携先システム3Cがある。そして、連携先システム3A、連携先システム3B、ならびに、連携先システム3Cでは、処理可能なデータの種類が異なる。よって、アプリケーション装置1は、システム連携装置2を介して、連携先システム3ごとに、各連携先システム3の処理可能なデータを通信する。
【0027】
システム連携装置2は、アプリケーション装置1からの通信依頼(請求項の通信依頼メッセージ)を受けて通信先の連携先システム3と通信する機能を有する。このため、システム連携装置2は、所定のサービスに必要な通信メッセージを作成するサービス関連メッセージ処理部20と、連携先システム3ごとに通信するためにシステム依存のメッセージを作成するシステム関連メッセージ処理部30と、システム依存のメッセージを基に通信先のシステムと通信を行う通信処理部40とを有する。なお、所定のサービスとは、アプリケーション装置1が提供する機能を構成する処理の一部であり、例えば、ネットワーク管理のようなものが挙げられる。
【0028】
次に、本実施形態のシステム連携装置2の構成について、図2を参照して、より具体的に説明する。なお、図2は、システム連携装置2のうち、サービス関連メッセージ処理部20、および、システム関連メッセージ処理部30について、より詳細に記述するものであり、通信処理部40の図示は省略している。また、以下、データベースをDB(Data Base)と表記する。
【0029】
サービス関連メッセージ処理部20は、所定のサービスに必要な通信メッセージを作成する機能を有する。このため、サービス関連メッセージ処理部20は、サービステンプレート141を作成するサービステンプレート作成部25と、サービステンプレート作成部25が参照するサービスパラメータDB21と、サービステンプレート141からサービスメッセージ142を作成するサービスメッセージ作成部26と、サービスメッセージ作成部26が参照するサービスユーザDB22とを有する。
【0030】
システム関連メッセージ処理部30は、連携先システム3ごとに通信するためにシステム依存のメッセージを作成する機能を有する。このため、システム関連メッセージ処理部30は、サービスメッセージ142からシステム別サービスメッセージ143を作成するシステム別サービスメッセージ作成部35と、システム別サービスメッセージ作成部35が参照するシステムパラメータDB31と、システム別サービスメッセージ143からシステム別通信メッセージ144を作成するシステム別通信メッセージ作成部36と、システム別通信メッセージ作成部36が参照するシステム通信DB32とを有する。なお、通信処理部40(図1参照)は、システム別通信メッセージ144を基に、連携先システム3と通信する。
【0031】
さらに、本実施形態のシステム連携装置2に含まれる各DBの構成について、図3〜図6を参照して説明する。
【0032】
サービスパラメータDB21は、所定のサービスに関するパラメータを管理する機能を有する。このため、サービスパラメータDB21は、サービスを識別するサービスID120と、サービスID120に対応する所定のサービスが有するパラメータであるサービスパラメータ121とを含んで構成される(図3参照)。なお、請求項に記載の所定のパラメータは、サービスパラメータ121に相当する。これにより、サービスパラメータDB21は、サービスID120をキーとして検索されると、そのサービスID120に対応するサービスパラメータ121を返す。
【0033】
サービスユーザDB22は、ユーザごとにサービスパラメータ121の内容を管理している。このため、サービスユーザDB22は、ユーザを識別するユーザID110と、サービスパラメータ121と、各ユーザのサービスパラメータ121の内容であるサービスパラメータの内容122とを含んで構成される(図4参照)。これにより、サービスユーザDB22は、ユーザID110、および、サービスパラメータ121をキーとして検索されると、対応するサービスパラメータの内容122を返す。
【0034】
システムパラメータDB31は、連携先システム3が扱えるサービスパラメータ121を管理している。このため、システムパラメータDB31は、サービスパラメータ121と、システムを識別するシステムID130とを含んで構成される(図5参照)。これにより、システムパラメータDB31は、サービスパラメータ121をキーとして検索されると、対応するシステムID130を返す。
【0035】
システム通信DB32は、それぞれのサービスについて、連携先システム3ごとに各ユーザが通信するための通信設定を管理している(請求項に記載の通信設定に相当)。このため、システム通信DB32は、システムID130と、サービスID120と、ユーザID110と、連携先システム3が有する端末を識別するシステム端末ID131と、システム端末ID131に対応する端末にログインする際の認証情報であるシステム認証情報132と、システム連携装置2とシステム端末ID131に対応する端末とが通信する際に使用するプロトコルを識別するシステム通信プロトコルID133とを含んで構成される(図6参照)。これにより、システム通信DB32は、システムID130、サービスID120、ならびに、ユーザID110をキーとして検索されると、対応する通信設定を返す。
【0036】
次に図1〜図6を参照しつつ、情報配信システムの動作を、図7に示すフローチャート沿って説明する。このフローチャートは、システム連携装置2の動作に着目したものになっている。なお、図7の処理において作成される各メッセージについて、図8および図9を参照して説明する。
【0037】
まず、前準備(S101)について説明する。前準備とは、システム連携装置2が有するDBのデータを設定することである。システム連携装置2が有するDBとは、サービスパラメータDB21、サービスユーザDB22、システムパラメータDB31、ならびに、システム通信DB32である。ここで、DBのデータは、連携システムが提供する機能に応じて設定される。
【0038】
次に、通信依頼メッセージ140の受信(S102)について説明する。アプリケーション装置1は、連携先システム3と通信するため、システム連携装置2に通信依頼メッセージ140を送信する。システム連携装置2は、ネットワーク4を通じて、アプリケーション装置1から通信依頼メッセージ140を受信する。通信依頼メッセージ140は、ユーザを特定するユーザID110と、サービスを特定するサービスID120とを含む(図8参照)。システム連携装置2は、受信した通信依頼メッセージ140をサービステンプレート作成部25に通知する。なお、図8では、ユーザID110の値は”102”に、サービスID120の値は”721”になっている。
【0039】
さらに、サービステンプレート141の作成(S103)について説明する。サービステンプレート作成部25は、通知された通信依頼メッセージ140からサービステンプレート141を作成する。この際、通信依頼メッセージ140にはサービスID120が含まれているので、サービステンプレート作成部25は、サービスID120をキーとして、サービスパラメータDB21を検索する。そして、サービステンプレート作成部25は、検索結果として、サービスID120に対応するサービスパラメータ121を得る。さらに、サービステンプレート作成部25は、通信依頼メッセージ140に検索結果であるサービスパラメータ121を付して、サービステンプレート141を作成する(図8参照)。サービステンプレート作成部25は、作成したサービステンプレート141をサービスメッセージ作成部26に通知する。
【0040】
また、サービスメッセージ142の作成(S104)について説明する。サービスメッセージ作成部26は、通知されたサービステンプレート141からサービスメッセージ142を作成する。この際、サービスメッセージ作成部26は、ユーザID110、および、サービスパラメータ121をキーとして、サービスユーザDB22を検索する。そして、サービスメッセージ作成部26は、検索結果として、ユーザID110、および、サービスパラメータ121に対応するサービスパラメータの内容122を得る。さらに、サービスメッセージ作成部26は、サービステンプレート141に対して、そのサービスパラメータ121に、サービスパラメータの内容122を付して、サービスメッセージ142を作成する(図8参照)。サービスメッセージ作成部26は、作成したサービスメッセージ142をシステム別サービスメッセージ作成部35に通知する。
【0041】
さらに、システム別サービスメッセージ143の作成(S105)について説明する。システム別サービスメッセージ作成部35は、通知されたサービスメッセージ142からシステム別サービスメッセージ143を作成する。なお、システム別サービスメッセージ143は、連携先システム3ごとに作成されるため、複数作成される場合もある。この際、システム別サービスメッセージ作成部35は、サービスパラメータ121をキーとして、システムパラメータDB31を検索する。そして、システム別サービスメッセージ作成部35は、検索結果として、各サービスパラメータ121を処理する連携先システム3を識別するシステムID130を得る。システム別サービスメッセージ作成部35は、サービスメッセージ142のサービスパラメータ121を、処理される連携先システム3ごとに分配し、システム別サービスメッセージ143を作成する(図9参照)。システム別サービスメッセージ作成部35は、作成したシステム別サービスメッセージ143をシステム別通信メッセージ作成部36に通知する。
【0042】
ここで、サービスメッセージ142から、システム別サービスメッセージ143の作成例を、図9を用いて、より具体的に説明する。サービスメッセージ142は、サービスパラメータ121として、”契約者名”、”契約電話番号”、ならびに、”口座番号”を有している。そして、システムパラメータDB31は、”契約者名”および”契約電話番号”が連携先システムAの処理するパラメータとすること、ならびに、”口座番号”が連携先システムBの処理するパラメータとすることを規定している。すると、システム別サービスメッセージ作成部35は、連携先システムA、および、連携先システムBの2つのシステム別サービスメッセージ143を作成する。連携先システムAに対応するシステム別サービスメッセージ143Aは、”契約者名”および”契約電話番号”のパラメータを有し、連携先システムBに対応するシステム別サービスメッセージ143Bは、”口座番号”を有する。以上、システム別サービスメッセージ143の作成例を説明した。
【0043】
また、システム別通信メッセージ144の作成(S106)について説明する。システム別通信メッセージ作成部36は、通知されたシステム別サービスメッセージ143からシステム別通信メッセージ144を作成する。なお、システム別通信メッセージ144は、連携先システム3ごとに作成される。この際、システム別通信メッセージ作成部36は、システムID130、サービスID120、ならびに、ユーザID110をキーとして、システム通信DB32を検索する。そして、システム別通信メッセージ作成部36は、検索結果として、システムID130、サービスID120、ならびに、ユーザID110に対応する通信設定を得る。ここで、通信設定は、システムID130に対応するシステムが有するシステム端末ID131、システム端末ID131に対応する端末と通信するためのシステム認証情報132、ならびに、システム端末ID131に対応する端末と通信するための通信プロトコルを識別するシステム通信プロトコルID133を含む。なお、システム認証情報132は、端末にログインするためのアカウント、パスワードを含んで構成されるが、別の認証手段を用いてもよい。さらに、システム別通信メッセージ作成部36は、検索結果の通信設定をシステム別サービスメッセージ143に付し、システム別通信メッセージ144を作成する(図9参照)。システム別通信メッセージ作成部36は、作成したシステム別通信メッセージ144を、通信処理部40に通知する。
【0044】
さらに、連携先システムとの通信(S107)について説明する。通信処理部40は、通知されたシステム別通信メッセージ作成部36を基に、連携先システム3と通信を行う。この際、まず、通信処理部40は、システムID130、および、システム端末ID131を用いて、通信相手を特定する。次に、通信処理部40は、システム認証情報132、および、システム通信プロトコルID133を用いて、連携先システム3との物理的および論理的な通信路を設定する。そして、通信処理部40は、サービスメッセージ142に関する通信内容を、連携システム3と通信する。
【0045】
以上、1回の通信依頼メッセージ140の通信について説明した。ここで、処理を必要とする別の通信依頼メッセージ140があり、処理が終了しない場合は(S108、No)、システム連携装置2は、通信依頼メッセージ140の受信(S102)に処理を戻す。
【0046】
以上、本発明の一実施形態について説明した。この一実施形態によれば、通信依頼メッセージからシステムごとの通信設定がなされるため、通信依頼メッセージを送信するアプリケーションは、通信するシステムに依存する通信設定を管理しなくて済む。また、アプリケーションは、通信依頼メッセージがどのシステム宛てに通信するかを管理しなくて済む。
【0047】
以上説明した本発明は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で広く変形実施することができる。
【0048】
例えば、アプリケーション装置1と、システム連携装置2とを別々の装置構成としたが、同一の装置構成としてもよい。
【0049】
また、アプリケーション装置1からシステム連携装置2に通知される通信依頼メッセージ140は、ユーザID110およびサービスID120の他に付加的なパラメータを含めてもよい。ここで、付加的なパラメータとは、例えば、所定の通信依頼メッセージ140をシステム連携装置2の内部において優先的に処理させるための優先度や、アプリケーション装置1から連携先システム3に通知するためのサービスに使用されるパラメータである。また、通信依頼メッセージ140は、サービスパラメータ121、および、サービスパラメータの内容122を、予め含んでもよい。
【0050】
さらに、システム連携装置2は、サービス関連メッセージ処理部20とシステム関連メッセージ処理部30とを含めて構成していたが、サービス関連メッセージ処理部20を含む装置と、システム関連メッセージ処理部30を含む装置とを別々の装置として構成してもよい。
【0051】
【発明の効果】
以上説明した発明によれば、サービスを実現するために連携しなければならないシステムと連携する際に、そのシステムに依存した処理をサービス開発者にできるだけ意識させず、サービス開発者がサービスの開発に注力できるようにすることができる。
【0052】
このうち、請求項1、請求項3および請求項5に記載した発明により、通信依頼メッセージからシステムごとの通信設定がなされるため、通信依頼メッセージを送信するアプリケーションは、通信するシステムに依存する通信設定を管理しなくて済む。また、アプリケーションは、通信依頼メッセージがどのシステム宛てに通信するかを管理しなくて済む。
【0053】
請求項2、請求項4および請求項5に記載した発明により、通信依頼メッセージに含まれるサービスIDとユーザIDからシステムごとの通信が設定されるため、通信依頼メッセージを送信するアプリケーションは、サービスIDを組み合わせてシステム連携を用いた業務を実現できる。その結果、業務に関するサービスにおける通信の変更時には、サービスIDに関するデータベースを変更するだけで済む。よって、アプリケーションの更新に関わる保守コストを節約できるので、効率のよい保守運営が可能となる。
【0054】
請求項6に記載した発明により、通信依頼メッセージからシステムごとの通信設定がなされるため、通信依頼メッセージを送信するアプリケーションでは、通信するシステムに依存する通信設定を管理しなくて済む。
【0055】
請求項7に記載した発明により、通信依頼メッセージを送信するアプリケーションは、通信依頼メッセージがどのシステム宛てに通信するかを管理しなくて済む。その結果、サービスを実現するために連携しなければならないシステムと連携する際に、そのシステムに依存した処理をサービス開発者にできるだけ意識させず、サービス開発者がサービスの開発に注力できるようにすることができる。
【0056】
請求項8に記載した発明により、通信依頼メッセージを送信するアプリケーションは、例えば通信依頼メッセージにユーザ依存のパラメータを含めなくて済む。その結果、アプリケーションを介さずにユーザ依存のパラメータの変更をすることが可能となる。よって、アプリケーションのユーザの管理コストを削減することが可能となる。
【0057】
請求項9に記載した発明により、通信依頼メッセージを送信するアプリケーションは、例えば通信依頼メッセージにサービス依存のパラメータを含めなくて済む。その結果、アプリケーションを介さずにサービス依存のパラメータの変更をすることが可能となる。よって、アプリケーションのユーザの管理コストを削減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に関わる連携システムの構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に関わるシステム連携装置の構成図である。
【図3】本発明の一実施形態に関わるサービスパラメータDBを示す図である。
【図4】本発明の一実施形態に関わるサービスユーザDBを示す図である。
【図5】本発明の一実施形態に関わるシステムパラメータDBを示す図である。
【図6】本発明の一実施形態に関わるシステム通信DBを示す図である。
【図7】本発明の一実施形態に関わる動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施形態に関わるサービスメッセージの作成過程を示す図である。
【図9】本発明の一実施形態に関わるシステム別通信メッセージの作成過程を示す図である。
【符号の説明】
1…アプリケーション装置
2…システム連携装置
3…連携システム
4…ネットワーク
20…サービス関連メッセージ処理部
21…サービスパラメータDB
22…サービスユーザDB
30…システム関連メッセージ処理部
31…システムパラメータDB
32…システム通信DB
40…通信処理部
110…ユーザID
120…サービスID
130…システムID
140…通信依頼メッセージ
141…サービステンプレート
142…サービスメッセージ
143…システム別サービスメッセージ
144…システム別通信メッセージ
【発明の属する技術分野】
本発明は、システム連携方法、システム連携プログラム、システム連携プログラムを記録した記憶媒体、ならびに、システム連携装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、社内の業務を効率化するために、様々なシステムが構築され、社内サービスとして提供され始めている。また、これらの社内のシステムは、イントラネットのような社内網だけではなく、インターネット上のASP(Application Service Provider)に代表されるように、社外網上のシステムも連携した形でサービス提供されることも珍しくなくなった。このように様々なシステムを接続し、連携させることにより、新たな付加価値を生み出し、システム間の連携を強めることで、業務の効率向上などが期待できる。
【0003】
システム連携に注目した技術として、CORBA(Common Object Request Broker Architecture)、EDI(Electric Data Interchange)など、様々な標準技術が標準化団体により策定され、標準技術に準拠した実装が普及し始めている。これらの標準技術どうしでは接続が保証されているため、ネットワーク上に配置された複数のシステムを、同じ標準技術を用いることによって、システム間の連携を実現することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような標準技術を用いたシステム連携は、以下の問題がある。
【0005】
まず、同様の機能を持つ標準技術が複数乱立し、異なる標準技術を用いたシステム間連携が困難であることである。その際には、システム作成者は、どの標準技術が今後普及するのかを慎重に見極める必要があるので、システム導入の負担となる。
【0006】
次に、他システムと連携させるために、既に稼働しているシステムに所定の標準技術を搭載する際の実装の手間がかかることである。システムに所定の標準技術を搭載するため、既に稼働しているシステムに実装の追加を行う必要があり、既存の実装と整合性をとりながら、新たな標準技術を搭載することは、システム開発上の大きな負担を生じさせる。
【0007】
以上、2つのシステム連携に関する問題を、サービス開発者にできるだけ意識させずにサービスを開発させることは、効率的なシステム連携を導入させる際に必要となる。よって、本発明は、以上のような問題点を解消するためになされたものであり、サービスを実現するために連携しなければならないシステムと連携する際に、そのシステムに依存した処理をサービス開発者にできるだけ意識させず、サービス開発者がサービスの開発に注力できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するために創案されたものであり、まず、請求項1に記載のシステム連携方法は、複数のシステム間の通信を、通信機能を備えたシステム連携装置で連携させるシステム連携方法であって、前記システム連携装置が、前記システムが送信する通信依頼メッセージを取得すると、この通信依頼メッセージに含まれる所定のパラメータを処理する処理側のシステムを特定し、この特定した処理側のシステムと前記通信依頼メッセージを送信した送信側のシステムとの通信設定を特定し、この通信設定により、前記通信依頼メッセージに関する情報を前記通信側のシステムから前記処理側のシステムに転送することを特徴とする。
【0009】
かかる構成によれば、通信依頼メッセージからシステムごとの通信設定がなされるため、通信依頼メッセージを送信するアプリケーションは、通信するシステムに依存する通信設定を管理しなくて済む。また、アプリケーションは、通信依頼メッセージがどのシステム宛てに通信するかを管理しなくて済む。
【0010】
また、請求項2に記載のシステム連携方法は、複数のシステム間の通信を、通信機能を備えたシステム連携装置で連携させるシステム連携方法であって、前記システム連携装置が、サービスIDとユーザIDを含む通信依頼メッセージを取得すると、前記サービスIDから前記サービスごとのパラメータを特定し、前記ユーザIDから前記サービスごとのパラメータの内容を特定し、前記サービスごとのパラメータから前記サービスごとのパラメータを処理するシステムIDを特定し、前記サービスID、ユーザID、ならびに、システムIDからシステムIDに関する通信設定を特定し、前記通信設定により、前記通信依頼メッセージに関する情報を通信することを特徴とする。
【0011】
かかる構成によれば、通信依頼メッセージに含まれるサービスIDとユーザIDからシステムごとの通信が設定されるため、通信依頼メッセージを送信するアプリケーションは、サービスIDを組み合わせてシステム連携を用いた業務を実現できる。
【0012】
さらに、請求項3に記載のシステム連携プログラムは、複数のシステム間の通信を、通信機能を備えたシステム連携装置で連携させるシステム連携プログラムであって、前記プログラムが、コンピュータに、前記システムが送信する通信依頼メッセージを取得させるステップと、この通信依頼メッセージに含まれる所定のパラメータを処理する処理側のシステムを特定させるステップと、この特定した処理側のシステムと前記通信依頼メッセージを送信した送信側のシステムとの通信設定を特定させるステップと、この通信設定により、前記通信依頼メッセージに関する情報を前記通信側のシステムから前記処理側のシステムに転送させるステップとを実行させることを特徴とする。
【0013】
かかる構成によれば、通信依頼メッセージからシステムごとの通信設定がなされるため、通信依頼メッセージを送信するアプリケーションは、通信するシステムに依存する通信設定を管理しなくて済む。また、アプリケーションは、通信依頼メッセージがどのシステム宛てに通信するかを管理しなくて済む。
【0014】
また、請求項4に記載のシステム連携プログラムは、複数のシステム間の通信を、通信機能を備えたシステム連携装置で連携させるシステム連携プログラムであって、前記プログラムが、コンピュータに、サービスIDとユーザIDを含む通信依頼メッセージを取得させるステップと、前記サービスIDから前記サービスごとのパラメータを特定させるステップと、前記ユーザIDから前記サービスごとのパラメータの内容を特定させるステップと、前記サービスごとのパラメータから前記サービスごとのパラメータを処理するシステムIDを特定させるステップと、前記サービスID、ユーザID、ならびに、システムIDからシステムIDに関する通信設定を特定させるステップと、前記通信設定により、前記通信依頼メッセージに関する情報を通信させるステップとを実行させることを特徴とする。
【0015】
かかる構成によれば、通信依頼メッセージに含まれるサービスIDとユーザIDからシステムごとの通信が設定されるため、通信依頼メッセージを送信するアプリケーションは、サービスIDを組み合わせてシステム連携を用いた業務を実現できる。
【0016】
さらに、請求項6に記載のシステム連携装置は、複数のシステム間の通信を、通信機能を備えたシステム連携装置で連携させるシステム連携装置であって、通信依頼メッセージを受信する手段と、連携する前記システムごとの通信設定を管理する手段と、前記通信依頼メッセージを、前記システムごとの通信設定に応じて、前記システムごとに通信する手段を有することを特徴とする。
【0017】
かかる構成によれば、通信依頼メッセージからシステムごとの通信設定がなされるため、通信依頼メッセージを送信するアプリケーションでは、通信するシステムに依存する通信設定を管理しなくて済む。
【0018】
また、請求項7に記載のシステム連携装置は、請求項6に記載のシステム連携装置であって、前記システム連携装置が、前記システムが処理するパラメータを管理する手段と、前記システムが処理するパラメータを管理する手段を参照して、前記通信依頼メッセージから、前記システムごとの通信依頼メッセージを作成する手段とを有することを特徴とする。
【0019】
かかる構成によれば、通信依頼メッセージを送信するアプリケーションは、通信依頼メッセージがどのシステム宛てに通信するかを管理しなくて済む。
【0020】
さらに、請求項8に記載のシステム連携装置は、請求項6または請求項7に記載のシステム連携装置であって、前記システム連携装置が、前記システムのユーザごとのパラメータの内容を管理する手段と、前記ユーザごとのパラメータの内容を管理する手段を参照して、前記通信依頼メッセージから、前記ユーザごとの通信依頼メッセージを作成する手段とを有することを特徴とする。
【0021】
かかる構成によれば、通信依頼メッセージを送信するアプリケーションは、通信依頼メッセージにユーザ依存のパラメータを含めなくて済む。
【0022】
また、請求項9に記載のシステム連携装置は、請求項6ないし請求項8のいずれか1項に記載のシステム連携装置であって、前記システム連携装置が、前記システムに関するサービスごとのパラメータを管理する手段と、前記サービスごとのパラメータを管理する手段を参照して、前記通信依頼メッセージから、前記サービスごとの通信依頼メッセージを作成する手段とを有することを特徴とする。
【0023】
かかる構成によれば、例えば通信依頼メッセージに含まれるサービスIDとユーザIDからシステムごとの通信が設定されるため、通信依頼メッセージを送信するアプリケーションは、サービスIDを組み合わせてシステム連携を用いた業務を実現できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下に、システム連携装置を含む連携システムの一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0025】
まず、本実施形態の連携システムの構成について、図1を参照して説明する。
【0026】
連携システムは、ネットワークで接続された複数のシステム間で協調して所定の機能を実現する。なお、所定の機能とは、例えば、サービス制御機能、性能監視機能、ならびに、決済機能を含めたネットワーク管理システムである。このため、連携システムは、連携システムが提供するアプリケーションを制御するアプリケーション装置1と、アプリケーション装置1からの通信依頼を受けて通信先の連携先システム3と通信するシステム連携装置2と、アプリケーション装置1と連携する連携先システム3と、連携システムの構成要素を接続するネットワーク4とを有する。ここで、連携先システム3は、例えば、サービス制御という処理を行う連携先システム3Aと、性能監視という処理を行う連携先システム3Bと、決裁という処理を行う連携先システム3Cがある。そして、連携先システム3A、連携先システム3B、ならびに、連携先システム3Cでは、処理可能なデータの種類が異なる。よって、アプリケーション装置1は、システム連携装置2を介して、連携先システム3ごとに、各連携先システム3の処理可能なデータを通信する。
【0027】
システム連携装置2は、アプリケーション装置1からの通信依頼(請求項の通信依頼メッセージ)を受けて通信先の連携先システム3と通信する機能を有する。このため、システム連携装置2は、所定のサービスに必要な通信メッセージを作成するサービス関連メッセージ処理部20と、連携先システム3ごとに通信するためにシステム依存のメッセージを作成するシステム関連メッセージ処理部30と、システム依存のメッセージを基に通信先のシステムと通信を行う通信処理部40とを有する。なお、所定のサービスとは、アプリケーション装置1が提供する機能を構成する処理の一部であり、例えば、ネットワーク管理のようなものが挙げられる。
【0028】
次に、本実施形態のシステム連携装置2の構成について、図2を参照して、より具体的に説明する。なお、図2は、システム連携装置2のうち、サービス関連メッセージ処理部20、および、システム関連メッセージ処理部30について、より詳細に記述するものであり、通信処理部40の図示は省略している。また、以下、データベースをDB(Data Base)と表記する。
【0029】
サービス関連メッセージ処理部20は、所定のサービスに必要な通信メッセージを作成する機能を有する。このため、サービス関連メッセージ処理部20は、サービステンプレート141を作成するサービステンプレート作成部25と、サービステンプレート作成部25が参照するサービスパラメータDB21と、サービステンプレート141からサービスメッセージ142を作成するサービスメッセージ作成部26と、サービスメッセージ作成部26が参照するサービスユーザDB22とを有する。
【0030】
システム関連メッセージ処理部30は、連携先システム3ごとに通信するためにシステム依存のメッセージを作成する機能を有する。このため、システム関連メッセージ処理部30は、サービスメッセージ142からシステム別サービスメッセージ143を作成するシステム別サービスメッセージ作成部35と、システム別サービスメッセージ作成部35が参照するシステムパラメータDB31と、システム別サービスメッセージ143からシステム別通信メッセージ144を作成するシステム別通信メッセージ作成部36と、システム別通信メッセージ作成部36が参照するシステム通信DB32とを有する。なお、通信処理部40(図1参照)は、システム別通信メッセージ144を基に、連携先システム3と通信する。
【0031】
さらに、本実施形態のシステム連携装置2に含まれる各DBの構成について、図3〜図6を参照して説明する。
【0032】
サービスパラメータDB21は、所定のサービスに関するパラメータを管理する機能を有する。このため、サービスパラメータDB21は、サービスを識別するサービスID120と、サービスID120に対応する所定のサービスが有するパラメータであるサービスパラメータ121とを含んで構成される(図3参照)。なお、請求項に記載の所定のパラメータは、サービスパラメータ121に相当する。これにより、サービスパラメータDB21は、サービスID120をキーとして検索されると、そのサービスID120に対応するサービスパラメータ121を返す。
【0033】
サービスユーザDB22は、ユーザごとにサービスパラメータ121の内容を管理している。このため、サービスユーザDB22は、ユーザを識別するユーザID110と、サービスパラメータ121と、各ユーザのサービスパラメータ121の内容であるサービスパラメータの内容122とを含んで構成される(図4参照)。これにより、サービスユーザDB22は、ユーザID110、および、サービスパラメータ121をキーとして検索されると、対応するサービスパラメータの内容122を返す。
【0034】
システムパラメータDB31は、連携先システム3が扱えるサービスパラメータ121を管理している。このため、システムパラメータDB31は、サービスパラメータ121と、システムを識別するシステムID130とを含んで構成される(図5参照)。これにより、システムパラメータDB31は、サービスパラメータ121をキーとして検索されると、対応するシステムID130を返す。
【0035】
システム通信DB32は、それぞれのサービスについて、連携先システム3ごとに各ユーザが通信するための通信設定を管理している(請求項に記載の通信設定に相当)。このため、システム通信DB32は、システムID130と、サービスID120と、ユーザID110と、連携先システム3が有する端末を識別するシステム端末ID131と、システム端末ID131に対応する端末にログインする際の認証情報であるシステム認証情報132と、システム連携装置2とシステム端末ID131に対応する端末とが通信する際に使用するプロトコルを識別するシステム通信プロトコルID133とを含んで構成される(図6参照)。これにより、システム通信DB32は、システムID130、サービスID120、ならびに、ユーザID110をキーとして検索されると、対応する通信設定を返す。
【0036】
次に図1〜図6を参照しつつ、情報配信システムの動作を、図7に示すフローチャート沿って説明する。このフローチャートは、システム連携装置2の動作に着目したものになっている。なお、図7の処理において作成される各メッセージについて、図8および図9を参照して説明する。
【0037】
まず、前準備(S101)について説明する。前準備とは、システム連携装置2が有するDBのデータを設定することである。システム連携装置2が有するDBとは、サービスパラメータDB21、サービスユーザDB22、システムパラメータDB31、ならびに、システム通信DB32である。ここで、DBのデータは、連携システムが提供する機能に応じて設定される。
【0038】
次に、通信依頼メッセージ140の受信(S102)について説明する。アプリケーション装置1は、連携先システム3と通信するため、システム連携装置2に通信依頼メッセージ140を送信する。システム連携装置2は、ネットワーク4を通じて、アプリケーション装置1から通信依頼メッセージ140を受信する。通信依頼メッセージ140は、ユーザを特定するユーザID110と、サービスを特定するサービスID120とを含む(図8参照)。システム連携装置2は、受信した通信依頼メッセージ140をサービステンプレート作成部25に通知する。なお、図8では、ユーザID110の値は”102”に、サービスID120の値は”721”になっている。
【0039】
さらに、サービステンプレート141の作成(S103)について説明する。サービステンプレート作成部25は、通知された通信依頼メッセージ140からサービステンプレート141を作成する。この際、通信依頼メッセージ140にはサービスID120が含まれているので、サービステンプレート作成部25は、サービスID120をキーとして、サービスパラメータDB21を検索する。そして、サービステンプレート作成部25は、検索結果として、サービスID120に対応するサービスパラメータ121を得る。さらに、サービステンプレート作成部25は、通信依頼メッセージ140に検索結果であるサービスパラメータ121を付して、サービステンプレート141を作成する(図8参照)。サービステンプレート作成部25は、作成したサービステンプレート141をサービスメッセージ作成部26に通知する。
【0040】
また、サービスメッセージ142の作成(S104)について説明する。サービスメッセージ作成部26は、通知されたサービステンプレート141からサービスメッセージ142を作成する。この際、サービスメッセージ作成部26は、ユーザID110、および、サービスパラメータ121をキーとして、サービスユーザDB22を検索する。そして、サービスメッセージ作成部26は、検索結果として、ユーザID110、および、サービスパラメータ121に対応するサービスパラメータの内容122を得る。さらに、サービスメッセージ作成部26は、サービステンプレート141に対して、そのサービスパラメータ121に、サービスパラメータの内容122を付して、サービスメッセージ142を作成する(図8参照)。サービスメッセージ作成部26は、作成したサービスメッセージ142をシステム別サービスメッセージ作成部35に通知する。
【0041】
さらに、システム別サービスメッセージ143の作成(S105)について説明する。システム別サービスメッセージ作成部35は、通知されたサービスメッセージ142からシステム別サービスメッセージ143を作成する。なお、システム別サービスメッセージ143は、連携先システム3ごとに作成されるため、複数作成される場合もある。この際、システム別サービスメッセージ作成部35は、サービスパラメータ121をキーとして、システムパラメータDB31を検索する。そして、システム別サービスメッセージ作成部35は、検索結果として、各サービスパラメータ121を処理する連携先システム3を識別するシステムID130を得る。システム別サービスメッセージ作成部35は、サービスメッセージ142のサービスパラメータ121を、処理される連携先システム3ごとに分配し、システム別サービスメッセージ143を作成する(図9参照)。システム別サービスメッセージ作成部35は、作成したシステム別サービスメッセージ143をシステム別通信メッセージ作成部36に通知する。
【0042】
ここで、サービスメッセージ142から、システム別サービスメッセージ143の作成例を、図9を用いて、より具体的に説明する。サービスメッセージ142は、サービスパラメータ121として、”契約者名”、”契約電話番号”、ならびに、”口座番号”を有している。そして、システムパラメータDB31は、”契約者名”および”契約電話番号”が連携先システムAの処理するパラメータとすること、ならびに、”口座番号”が連携先システムBの処理するパラメータとすることを規定している。すると、システム別サービスメッセージ作成部35は、連携先システムA、および、連携先システムBの2つのシステム別サービスメッセージ143を作成する。連携先システムAに対応するシステム別サービスメッセージ143Aは、”契約者名”および”契約電話番号”のパラメータを有し、連携先システムBに対応するシステム別サービスメッセージ143Bは、”口座番号”を有する。以上、システム別サービスメッセージ143の作成例を説明した。
【0043】
また、システム別通信メッセージ144の作成(S106)について説明する。システム別通信メッセージ作成部36は、通知されたシステム別サービスメッセージ143からシステム別通信メッセージ144を作成する。なお、システム別通信メッセージ144は、連携先システム3ごとに作成される。この際、システム別通信メッセージ作成部36は、システムID130、サービスID120、ならびに、ユーザID110をキーとして、システム通信DB32を検索する。そして、システム別通信メッセージ作成部36は、検索結果として、システムID130、サービスID120、ならびに、ユーザID110に対応する通信設定を得る。ここで、通信設定は、システムID130に対応するシステムが有するシステム端末ID131、システム端末ID131に対応する端末と通信するためのシステム認証情報132、ならびに、システム端末ID131に対応する端末と通信するための通信プロトコルを識別するシステム通信プロトコルID133を含む。なお、システム認証情報132は、端末にログインするためのアカウント、パスワードを含んで構成されるが、別の認証手段を用いてもよい。さらに、システム別通信メッセージ作成部36は、検索結果の通信設定をシステム別サービスメッセージ143に付し、システム別通信メッセージ144を作成する(図9参照)。システム別通信メッセージ作成部36は、作成したシステム別通信メッセージ144を、通信処理部40に通知する。
【0044】
さらに、連携先システムとの通信(S107)について説明する。通信処理部40は、通知されたシステム別通信メッセージ作成部36を基に、連携先システム3と通信を行う。この際、まず、通信処理部40は、システムID130、および、システム端末ID131を用いて、通信相手を特定する。次に、通信処理部40は、システム認証情報132、および、システム通信プロトコルID133を用いて、連携先システム3との物理的および論理的な通信路を設定する。そして、通信処理部40は、サービスメッセージ142に関する通信内容を、連携システム3と通信する。
【0045】
以上、1回の通信依頼メッセージ140の通信について説明した。ここで、処理を必要とする別の通信依頼メッセージ140があり、処理が終了しない場合は(S108、No)、システム連携装置2は、通信依頼メッセージ140の受信(S102)に処理を戻す。
【0046】
以上、本発明の一実施形態について説明した。この一実施形態によれば、通信依頼メッセージからシステムごとの通信設定がなされるため、通信依頼メッセージを送信するアプリケーションは、通信するシステムに依存する通信設定を管理しなくて済む。また、アプリケーションは、通信依頼メッセージがどのシステム宛てに通信するかを管理しなくて済む。
【0047】
以上説明した本発明は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で広く変形実施することができる。
【0048】
例えば、アプリケーション装置1と、システム連携装置2とを別々の装置構成としたが、同一の装置構成としてもよい。
【0049】
また、アプリケーション装置1からシステム連携装置2に通知される通信依頼メッセージ140は、ユーザID110およびサービスID120の他に付加的なパラメータを含めてもよい。ここで、付加的なパラメータとは、例えば、所定の通信依頼メッセージ140をシステム連携装置2の内部において優先的に処理させるための優先度や、アプリケーション装置1から連携先システム3に通知するためのサービスに使用されるパラメータである。また、通信依頼メッセージ140は、サービスパラメータ121、および、サービスパラメータの内容122を、予め含んでもよい。
【0050】
さらに、システム連携装置2は、サービス関連メッセージ処理部20とシステム関連メッセージ処理部30とを含めて構成していたが、サービス関連メッセージ処理部20を含む装置と、システム関連メッセージ処理部30を含む装置とを別々の装置として構成してもよい。
【0051】
【発明の効果】
以上説明した発明によれば、サービスを実現するために連携しなければならないシステムと連携する際に、そのシステムに依存した処理をサービス開発者にできるだけ意識させず、サービス開発者がサービスの開発に注力できるようにすることができる。
【0052】
このうち、請求項1、請求項3および請求項5に記載した発明により、通信依頼メッセージからシステムごとの通信設定がなされるため、通信依頼メッセージを送信するアプリケーションは、通信するシステムに依存する通信設定を管理しなくて済む。また、アプリケーションは、通信依頼メッセージがどのシステム宛てに通信するかを管理しなくて済む。
【0053】
請求項2、請求項4および請求項5に記載した発明により、通信依頼メッセージに含まれるサービスIDとユーザIDからシステムごとの通信が設定されるため、通信依頼メッセージを送信するアプリケーションは、サービスIDを組み合わせてシステム連携を用いた業務を実現できる。その結果、業務に関するサービスにおける通信の変更時には、サービスIDに関するデータベースを変更するだけで済む。よって、アプリケーションの更新に関わる保守コストを節約できるので、効率のよい保守運営が可能となる。
【0054】
請求項6に記載した発明により、通信依頼メッセージからシステムごとの通信設定がなされるため、通信依頼メッセージを送信するアプリケーションでは、通信するシステムに依存する通信設定を管理しなくて済む。
【0055】
請求項7に記載した発明により、通信依頼メッセージを送信するアプリケーションは、通信依頼メッセージがどのシステム宛てに通信するかを管理しなくて済む。その結果、サービスを実現するために連携しなければならないシステムと連携する際に、そのシステムに依存した処理をサービス開発者にできるだけ意識させず、サービス開発者がサービスの開発に注力できるようにすることができる。
【0056】
請求項8に記載した発明により、通信依頼メッセージを送信するアプリケーションは、例えば通信依頼メッセージにユーザ依存のパラメータを含めなくて済む。その結果、アプリケーションを介さずにユーザ依存のパラメータの変更をすることが可能となる。よって、アプリケーションのユーザの管理コストを削減することが可能となる。
【0057】
請求項9に記載した発明により、通信依頼メッセージを送信するアプリケーションは、例えば通信依頼メッセージにサービス依存のパラメータを含めなくて済む。その結果、アプリケーションを介さずにサービス依存のパラメータの変更をすることが可能となる。よって、アプリケーションのユーザの管理コストを削減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に関わる連携システムの構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に関わるシステム連携装置の構成図である。
【図3】本発明の一実施形態に関わるサービスパラメータDBを示す図である。
【図4】本発明の一実施形態に関わるサービスユーザDBを示す図である。
【図5】本発明の一実施形態に関わるシステムパラメータDBを示す図である。
【図6】本発明の一実施形態に関わるシステム通信DBを示す図である。
【図7】本発明の一実施形態に関わる動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施形態に関わるサービスメッセージの作成過程を示す図である。
【図9】本発明の一実施形態に関わるシステム別通信メッセージの作成過程を示す図である。
【符号の説明】
1…アプリケーション装置
2…システム連携装置
3…連携システム
4…ネットワーク
20…サービス関連メッセージ処理部
21…サービスパラメータDB
22…サービスユーザDB
30…システム関連メッセージ処理部
31…システムパラメータDB
32…システム通信DB
40…通信処理部
110…ユーザID
120…サービスID
130…システムID
140…通信依頼メッセージ
141…サービステンプレート
142…サービスメッセージ
143…システム別サービスメッセージ
144…システム別通信メッセージ
Claims (9)
- 複数のシステム間の通信を、通信機能を備えたシステム連携装置で連携させるシステム連携方法であって、前記システム連携装置は、前記システムが送信する通信依頼メッセージを取得すると、この通信依頼メッセージに含まれる所定のパラメータを処理する処理側のシステムを特定し、この特定した処理側のシステムと前記通信依頼メッセージを送信した送信側のシステムとの通信設定を特定し、この通信設定により、前記通信依頼メッセージに関する情報を前記通信側のシステムから前記処理側のシステムに転送することを特徴とするシステム連携方法。
- 複数のシステム間の通信を、通信機能を備えたシステム連携装置で連携させるシステム連携方法であって、前記システム連携装置は、サービスIDとユーザIDを含む通信依頼メッセージを取得すると、前記サービスIDから前記サービスごとのパラメータを特定し、前記ユーザIDから前記サービスごとのパラメータの内容を特定し、前記サービスごとのパラメータから前記サービスごとのパラメータを処理するシステムIDを特定し、前記サービスID、ユーザID、ならびに、システムIDからシステムIDに関する通信設定を特定し、前記通信設定により、前記通信依頼メッセージに関する情報を通信することを特徴とするシステム連携方法。
- 複数のシステム間の通信を、通信機能を備えたシステム連携装置で連携させるシステム連携プログラムであって、前記プログラムは、コンピュータに、前記システムが送信する通信依頼メッセージを取得させるステップと、この通信依頼メッセージに含まれる所定のパラメータを処理する処理側のシステムを特定させるステップと、この特定した処理側のシステムと前記通信依頼メッセージを送信した送信側のシステムとの通信設定を特定させるステップと、この通信設定により、前記通信依頼メッセージに関する情報を前記通信側のシステムから前記処理側のシステムに転送させるステップとを実行させることを特徴とするシステム連携プログラム。
- 複数のシステム間の通信を、通信機能を備えたシステム連携装置で連携させるシステム連携プログラムであって、前記プログラムは、コンピュータに、サービスIDとユーザIDを含む通信依頼メッセージを取得させるステップと、前記サービスIDから前記サービスごとのパラメータを特定させるステップと、前記ユーザIDから前記サービスごとのパラメータの内容を特定させるステップと、前記サービスごとのパラメータから前記サービスごとのパラメータを処理するシステムIDを特定させるステップと、前記サービスID、ユーザID、ならびに、システムIDからシステムIDに関する通信設定を特定させるステップと、前記通信設定により、前記通信依頼メッセージに関する情報を通信させるステップとを実行させることを特徴とするシステム連携プログラム。
- 複数のシステム間の通信を、通信機能を備えたシステム連携装置で連携させるシステム連携プログラムが記憶された記憶媒体であって、請求項3または請求項4に記載のシステム連携プログラムが記録された記憶媒体。
- 複数のシステム間の通信を、通信機能を備えたシステム連携装置で連携させるシステム連携装置であって、通信依頼メッセージを受信する手段と、連携する前記システムごとの通信設定を管理する手段と、前記通信依頼メッセージを、前記システムごとの通信設定に応じて、前記システムごとに通信する手段を有することを特徴とするシステム連携装置。
- 前記システム連携装置は、前記システムが処理するパラメータを管理する手段と、前記システムが処理するパラメータを管理する手段を参照して、前記通信依頼メッセージから、前記システムごとの通信依頼メッセージを作成する手段とを有することを特徴とする請求項6に記載のシステム連携装置。
- 前記システム連携装置は、前記システムのユーザごとのパラメータの内容を管理する手段と、前記ユーザごとのパラメータの内容を管理する手段を参照して、前記通信依頼メッセージから、前記ユーザごとの通信依頼メッセージを作成する手段とを有することを特徴とする請求項6または請求項7に記載のシステム連携装置。
- 前記システム連携装置は、前記システムに関するサービスごとのパラメータを管理する手段と、前記サービスごとのパラメータを管理する手段を参照して、前記通信依頼メッセージから、前記サービスごとの通信依頼メッセージを作成する手段とを有することを特徴とする請求項6ないし請求項8のいずれか1項に記載のシステム連携装置。
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JP2013061762A (ja) * | 2011-09-13 | 2013-04-04 | Hitachi Ltd | 分散システムにおけるシステム間連携装置 |
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