JP2004069237A - 流体加熱装置および蒸気発生システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第一流体4を流通させるための貫通穴11aが形成された導電性を有する筒状部材11と、この筒状部材11の外周面上を覆う断熱材23や空気層と、筒状部材11から離隔しながら筒状部材11の外周面上を周回する導線性管状コイル8とを有し、導電性管状コイル8内には、第二流体2が流通される。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、流体を加熱する流体加熱装置およびこの流体加熱装置を用いて蒸気を発生させるための蒸気発生システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、蒸気を発生させる方法として、水を容器に入れて加熱することで蒸気を発生させる方法が知られている。例えば、炊飯器等が該当する。また、より大がかりな装置としてボイラーが知られている。ボイラーは、その内部が伝熱隔壁によって水部と燃焼室とに区画されており、水部には所定量のボイラー水が充填されている。そして、燃焼室において重油等の燃料を燃焼させると、そのときに発生する熱が伝熱隔壁を介してボイラー水に伝わり、ボイラー水が加熱され、蒸気または温水が発生する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ボイラーは、高圧気体を容器内に密封するため、ボイラー用鋼材に亀裂が発生し爆発事故を起こす危険性があった。そのため、ボイラーの操作には慎重を期する必要があり、またボイラーの取り扱いには、ボイラー技士免許の資格を取得する必要があり、手間と時間と経費とがかかるという問題があった。
【0004】
本発明は、かかる従来の問題を解決するためになされたもので、手軽かつ容易に高温高圧の蒸気を発生させることができる流体加熱装置および蒸気発生システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の流体加熱装置は、第一流体を流通させるための貫通穴が形成された導電性を有する筒状部材と、この筒状部材の外周面上を覆う断熱層と、前記筒状部材から離隔しながら前記筒状部材の外周面上を周回する導線性管状コイルとを有し、前記導電性管状コイル内には、第二流体が流通されることを特徴とする。
【0006】
請求項2に記載の流体加熱装置は、請求項1に記載の流体加熱装置において、前記筒状部材の一端側に設けられ前記第一流体が流入する流入用開口部が形成された流入側ポート部材と、前記筒状部材の他端側に設けられ前記第一流体が流出する流出用開口部が形成された流出側ポート部材とを有し、前記筒状部材の前記貫通穴には、この貫通穴の中心軸上に配置されたコア部材と、このコア部材を挟持するために前記貫通穴の軸長方向に間隔を置いて配置され、かつ前記貫通穴の中心軸を中心に回転可能に配置され、かつ前記コア部材を前記貫通穴の中心軸上に支持する複数の球体からなるコア支持部材と、が挿入され、前記流入側ポート部材と前記流出側ポート部材とに挟持されて保持されることを特徴とする。
【0007】
請求項3に記載の流体加熱装置は、請求項1に記載の流体加熱装置において、前記貫通穴の内壁には、前記第一流体の流れを撹拌するためのリブが設けられたことを特徴とする。
請求項4に記載の流体加熱装置は、請求項1に記載の流体加熱装置において、前記筒状部材の前記貫通穴には、開口穴が形成されたプレートを前記貫通穴の横断面方向に沿って配置したことを特徴とする。
【0008】
請求項5に記載の蒸気発生システムは、蒸気を発生させる流体加熱装置と、この流体加熱装置に備えられた導電性管状コイルに通電を行わせる電源と、前記導電性管状コイル内を流通し、前記導電性管状コイルを冷却する第二流体と、前記導電性管状コイルにより昇温された前記第二流体が流入する蒸気分離タンクと、この蒸気分離タンクから排出された前記第二流体が流入する温水タンクと、この温水タンクから前記第二流体が流入され、前記流体加熱装置で蒸気を発生させるために霧状の第一流体を噴射するスプレーとを有する蒸気発生システムであって、前記温水タンクから前記導電性管状コイルに前記第二流体を環流させたことを特徴とする。
【0009】
請求項6に記載の蒸気発生システムは、請求項5に記載の蒸気発生システムにおいて、前記蒸気分離タンクの蒸気を、前記流体加熱装置の蒸気発生部に流入させたことを特徴とする。
請求項7に記載の蒸気発生システムは、請求項5または請求項6に記載の蒸気発生システムにおいて、前記スプレーから噴射された前記第一流体のうち、滴状になった前記第一流体を前記温水タンクに回収することを特徴とする。
【0010】
(作用)
請求項1に記載の流体加熱装置では、第一流体は、筒状部材の一端側から流入し、筒状部材の貫通穴を通り、筒状部材の他端側から流出される。また、筒状部材は導電性を有するので、筒状部材の外周面上を周回する導電性管状コイルが通電されると、筒状部材には渦電流が流れ発熱する。そのため、筒状部材の貫通穴を流れる第一流体は加熱される。また、コイルへの通電量を増加させて第一流体の昇温効果を向上させるために、導電性管状コイル内にコイル冷却用の第二流体が流通される。このとき、筒状部材が冷却されないように、筒状部材の外周面上には断熱層が形成される。
【0011】
請求項2に記載の流体加熱装置では、筒状部材の一端に設けられるポート部材の開口部から流入した第一流体が、流入側のコア支持部材の隙間を通過して分散され、筒状部材の貫通穴の中心軸上に支持されるコア部材の外周に沿って貫通穴の内壁側に拡散された後、流出側のコア支持部材の隙間を通過して分散される。そして、ポート部材の開口部により一体化されて、混合された状態で流出される。加えて、コア支持部材を筒状部材の貫通穴の中心軸を中心にして回転可能に配置したので、第一流体の流れに応じたコア支持部材の回転により、第一流体の流路が不規則に変化して、第一流体の撹拌効率が向上し、第一流体が確実に混合される。
【0012】
請求項3に記載の流体加熱装置では、貫通穴の内壁には、第一流体の流れを撹拌するためのリブが設けられ、筒状部材からの熱伝達率が増加する。
請求項4に記載の流体加熱装置では、筒状部材の貫通穴には、開口穴が形成されたプレートが貫通穴の横断面方向に沿って配置され、第一流体の流れが撹拌され、筒状部材からの熱伝達率が増加する。
【0013】
請求項5に記載の蒸気発生システムでは、第二流体は温水タンクから導電性管状コイル内に環流されるので、第二流体は導電性管状コイルから伝達される熱により幾度にも渡り昇温される。また、この昇温された第二流体は流体加熱装置だけでなく、スプレーへも流入されるので、スプレーからは比較的高温の霧が噴射され、流体加熱装置により発生する蒸気温度は、より高温にされる。
【0014】
請求項6に記載の蒸気発生システムでは、蒸気分離タンクの蒸気は、大気中に排出されるのではなく、流体加熱装置の蒸気発生部に流入されるので、蒸気は無駄なく利用される。
請求項7に記載の蒸気発生システムでは、スプレーから噴射された霧状の第一流体のうち、滴状になった第一流体は、温水タンクに回収され、スプレーから再び噴射されるか或いはコイルの冷却用に使用される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の蒸気発生システムの一実施形態を示すブロック図である。
蒸気発生システム1は、流体加熱装置3とこの流体加熱装置3で蒸気12を発生させるために霧状の第一流体4を噴射するスプレー5とを有している。また、蒸気発生システム1は、流体加熱装置3を電磁誘導加熱し、スプレー5から噴射された第一流体4を高温高圧の蒸気12にするために後述する導電性管状コイル8(図2記載)に通電を行わせるIH(Induction Heating:電磁誘導加熱)電源7を有している。さらに、蒸気発生システム1は、流体加熱装置3での電磁誘導加熱により昇温された導電性管状コイル8を冷却する第二流体2が流入する蒸気分離タンク9と、この蒸気分離タンク9から排出された第二流体2が流入する温水タンク10とを有している。
【0016】
蒸気分離タンク9では、第二流体2から蒸気12が発生するが、この蒸気12は流体加熱装置3の後述するポート部材14(図2記載)へ流入し、スプレー5で噴射された第一流体4とともに流体加熱装置3に流入する。また、蒸気分離タンク9の第二流体2は温水タンク10へ流入し、さらに流体加熱装置3へ流入する。また、温水タンク10と流体加熱装置3との間には、吸水口6が設けられている。なお、流体加熱装置3において滴状になった水分はスプレー5を介して温水タンク10に回収される。
【0017】
次に、図2を用いて流体加熱装置3の詳細について説明する。
導電性を有するステンレス製の筒状部材11には、蒸気発生部である貫通穴11aが形成されている。この貫通穴11aは、軸長方向に貫通する円形形状を有している。貫通穴11aの表面は、切削加工を行った後、ホーミング加工等の研磨加工により、鏡面状に精度良く仕上げられ、管摩擦抵抗が小さくされている。筒状部材11の一端側の外縁部には、円環状のフランジ部11bが一体形成されている。
【0018】
このフランジ部11bの側面には、貫通穴11aと同心円上に複数の雌螺子孔11cが形成されている。また、貫通穴11aの両端部には、円形状のスリーブ挿入穴11dが拡径形成されている。このスリーブ挿入穴11dには、ステンレス製の円筒状のスリーブ13が挿入されている。
このスリーブ13には、テーパ状の支持部材当接部13aが形成されている。また、筒状部材11の一端側には金属製の円環状のポート部材14が配置されており、他端側には金属製の円環状のポート部材15が配置されている。
【0019】
ポート部材14の側面には、雌螺子孔11cの位置と対応する位置にボルト挿通孔14aが貫通して形成されている。このボルト挿通孔14aの筒状部材11と反対側には、座ぐり孔が拡径形成されている。また、ポート部材14の中心には、スリーブ13の内径寸法よりも小さな内径寸法の流入側開口部14bが形成されている。この流入側開口部14bの貫通穴11a側は、筒状部材11側に向けて広がるテーパ状に形成されており、この端部の径寸法は、スリーブ13の内径寸法と同一に形成されている。
【0020】
また、ポート部材14の筒状部材11側の側面には、側方に突出する円環状の凸部14cが一体形成されている。この凸部14cの外形寸法は、スリーブ挿入穴11dの内径寸法に対応する寸法とされている。そして、ポート部材14は、凸部14cをスリーブ挿入穴11dに嵌合し、ボルト17を雌螺子孔11cに螺合することにより筒状部材11のフランジ部11bに固定されている。
【0021】
さらに、ポート部材14の筒状部材11側と反対側には、スプレー5と連結された連結部14dが形成されている。
また、ポート部材15の側面には、ボルト挿通孔15aが貫通して形成されている。このボルト挿通孔15aの筒状部材11と反対側には、座ぐり孔が拡径形成されている。また、ポート部材15の中心には、スリーブ13の内径寸法よりも小さな内径寸法の流出側開口部15bが形成されている。この流出用開口部15bの貫通穴11a側は、筒状部材11側に向けて広がるテーパ状に形成されており、この端部の径寸法は、スリーブ13の内径寸法と同一に形成されている。
【0022】
さらに、ポート部材15の筒状部材11側の側面には、側方に突出する円環状の凸部15cが一体形成されている。この凸部15cの外形寸法は、スリーブ挿入穴11dの内径寸法に対応する寸法とされている。そして、ポート部材15は、凸部15cをスリーブ挿入穴11dに嵌合し、ボルト17を雌螺子孔11cに螺合することにより筒状部材11のフランジ部11bに固定されている。
【0023】
また、筒状部材11には、貫通穴11aの中心軸Z上に金属製のコア部材19が6個配置されている。このコア部材19の中心軸Z方向両側には、金属製のコア支持部材21がコア部材19を挟持して配置されている。このコア支持部材21は、貫通穴11aの中心軸Zを中心にして回転可能とされている。なお、この実施形態では、コア部材19の側部にそれぞれ4個のコア支持部材21が配置されている。
【0024】
また、筒状部材11の外周面には、軸長方向に沿って円筒状に断熱層である断熱材23が巻回されている。この断熱材23の外周には、導電性管状コイル8が筒状部材11の他端側から挿入されている。そして、この導電性管状コイル8内に第二流体2が流通され、導電性管状コイル8が冷却される。そのため、導電性管状コイル8には銅等の耐食性の良い材料が用いられる。
【0025】
また、筒状部材11を覆うようにステンレス製のカバー部材25が筒状部材11の他端側から挿入されている。このカバー部材25は、螺子30によりポート部材15に、不図示の螺子によりポート部材14に固定されている。また、カバー部材25には、導電性管状コイル8と干渉せずに挿通するためにスリット25b,25cが形成されている。そして、このカバー部材25と筒状部材11とポート部材15とにより、導電性管状コイル8を収容する収容部24が形成され、この収容部24も断熱層としての役割を果たしている。
【0026】
導電性管状コイル8の一端にはパイプジョイント27が外嵌され、さらに、このパイプジョイント27にはホース28の一端が連結されている。ホース28の他端はパイプジョイント32に連結され、このパイプジョイント32には配管29が内嵌されている。また、導電性管状コイル8の他端にも、パイプジョイント27が外嵌され、さらに、このパイプジョイント27にはホース28の一端が連結されている。ホース28の他端はパイプジョイント32に連結され、このパイプジョイント32には配管31が内嵌されている。また、導電性管状コイル8の両端側に設けられたターミナル34にはそれぞれハーネス36が半田付けされ、このハーネス36はIH電源7の両極に接続される。
【0027】
次に、流体加熱装置3の昇温方法について説明する。
導電性管状コイル8に電流を流すとその周囲に磁力線が発生し、筒状部材11にうず電流が発生し、筒状部材11に抵抗熱が発生する。この抵抗熱により、筒状部材11の貫通穴11aを通過する第一流体4が気化され、蒸気12となる。ここで、導電性管状コイル8に流す電流に関しては、20KHz以上の高周波電流が好ましい。
【0028】
また、導電性管状コイル8には、電流が通電されるため、導電性管状コイル8自身も発熱する。この発熱した導電性管状コイル8の冷却は、その管内を流れる第二流体2により行われる。この第二流体2は、温水タンク10または吸水口6等から供給される。また、導電性管状コイル8により昇温された第二流体2は、配管31より流出し、蒸気分離タンク9へ流入する。
【0029】
次に、図3および図4を用いて、上述した流体加熱装置3でのスプレー5から噴射された第一流体4の流れについて説明する。ここで、図4は図3のIV−IV線に沿う断面図である。
図に示すように、スプレー5から噴射された霧状の第一流体4や蒸気分離タンク9から送られてくる蒸気12は、ポート部材14の流入側開口部14bから流入し、流入側のコア支持部材21の外側の隙間と内側の隙間とを通過して分散され、筒状部材11の貫通穴11aの中心軸Z上に支持される球形状のコア部材19の先端から外周面に沿って貫通穴11aの内壁側に拡散され、貫通穴11aの内周面とコア部材19の外周面とにより圧縮された後、再び拡散され、流出側のコア支持部材21の外側の隙間と内側の隙間とを通過して分散され、そして、ポート部材15の流出側開口部15bにおいて一体化されて、混合された状態で流出される。
【0030】
この際に、第一流体4の流れによりコア支持部材21が貫通穴11aの中心軸Zを中心にして回転し、第一流体4を分散する流路が不規則に変化する。すなわち、第一流体4は、流路の横断面積が変化することにより、分散・拡散・圧縮・拡散・分散が繰り返され、流体流動により攪拌され、さらに、第一流体4を分散する流路の不規則な変化により、さらに攪拌流動が発生して均一に混合される。
【0031】
次に、図5を用いて蒸気分離タンク9の詳細について説明する。
蒸気分離タンク9には、螺合管33が設けられている。この螺合管33には、耐熱ホース35の一端が連結され、耐熱ホース35の他端には、流体加熱装置3に連結された配管31が連結されている。
また、蒸気分離タンク9の上方には、蒸気分離タンク9内の蒸気12の圧力を計測する圧力計37が設けられている。さらに、蒸気分離タンク9の上方には、蒸気温度を測定する温度計39と、蒸気分離タンク9内の圧力が所定以上に高まったときに、大気中へ蒸気12を放出するための安全弁41が設けられている。
【0032】
また、蒸気分離タンク9の側壁には、蒸気分離タンク9内の蒸気をポート部材14へ送るための配管43が設けられている。この配管43にはストップ弁45が設けられている。さらに、蒸気分離タンク9の下方には、蒸気分離タンク9内の第二流体2を排出し温水タンク10へ送るための配管47が設けられている。
次に、図6を用いて温水タンク10の詳細について説明する。
【0033】
温水タンク10には、蒸気分離タンク9から送られてきた第二流体2が蓄えられている。この第二流体2の量は、温水タンク10の側壁に設けられた配管51に吸水口49から水を流すことで増加させることが可能である。また、配管51にはストップ弁53と電磁弁55とが設けられている。
また、温水タンク10には、上方からレベル計57が挿通されている。このレベル計57には、温水タンク10の第二流体2の量をデジタルで表示するためのデジタルパネルメータ59が接続されている。また、デジタルパネルメータ59はコンピュータ60に接続され、温水タンク10内の第二流体2の量が減少すると、コンピュータ60は電磁弁55を開き、自動的に配管51から温水タンク10内へ給水を行う。なお、自動的に給水を行う場合は、ストップ弁53は常に開いた状態にしておく必要がある。 一方、手動で給水を行う場合には、電磁弁55を開いた状態にし、ストップ弁53の取っ手を回転させる。
【0034】
さらに、温水タンク10の上方には、配管47が挿通されている。この配管47には、蒸気12を漏らさずドレンのみを排出するスチームトラップ61が設けられている。また、配管47のスチームトラップ61より上流と下流とには、並列管63が設けられている。この並列管63にはストップ弁65が設けられている。
【0035】
また、温水タンク10には、上方から配管66が挿通されている。この配管66は、スプレー5からの第一流体4のうち滴状になった第一流体4を温水タンク10へ回収させる役割を果たしている。
また、温水タンク10の側壁には、第二流体2の量が増加したときに、第二流体2を排出するための排出管67が設けられている。この排出管67には、オーバーフロートトラップ68が設けられ、このオーバーフロートトラップ68の上流側と下流側とには並列管69の一端と他端とが連結されている。また、並列管69にはストップ弁71が設けられている。このストップ弁71を常時開状態にすれば、温水タンク10内の第二流体2は所定量を超えて蓄えられることはない。一方、ストップ弁71を常時閉状態にしておけば、温水タンク10内の圧力は高められ、所定値以上の圧力になったときオーバーフロートラップ68が開状態になる。従って、温水タンク10内の圧力は所定値以上には増加せず、温水タンク10の破裂等の事後が防止される。
【0036】
また、温水タンク10の下方には、配管73が連結されている。この配管73には、第二流体2の温度を計測する温度計75が設けられ、温度計75よりも下流側には、温水タンク10から第二流体2を吸引するためのメータリングポンプ77が設けられている。さらに、メータリングポンプ77よりも下流側には、圧力計79とストップ弁81とが設けられている。また、配管73の圧力計79とストップ弁81との間には、スプレー5と連結された配管83が連結されている。この配管83には、ストップ弁85が設けられている。さらに、配管73のストップ弁81よりも下流側には配管87が連結されている。この配管87の一端には、給水口89が設けられ、その下流側にはストップ弁91と流量調整弁93とが設けられている。
【0037】
また、配管73の一端には、耐熱ホース95の一端が連結され、この耐熱ホース95の他端は、流体加熱装置3に連結された配管29の一端と連結されている。
次に、図7を用いてスプレー5について説明する。
スプレー5には、配管83が連結され、ノズル5aからスプレー5内に第二流体2が流入する。また、第二流体2が逆流するのを防ぐために配管83には、逆止弁97が設けられている。第二流体2はスプレー5にて霧状にされた後、ポート部材14を通って流体加熱装置3に流入する。この第一流体4は、ポート14の内壁や流体加熱装置3の筒状部材11の内壁等に滴状に付着し、重力によりスプレー5へ戻ってくる。そして、スプレー5に連結された配管66を介して温水タンク10へ回収される。なお、この配管66には、スチームトラップ98が設けられ、蒸気12を通さず液体のみを温水タンク10に流入させるように構成されている。また、ポート部材14には配管43が連結され、蒸気分離タンク9からの蒸気12が流体加熱装置3へ流入するように構成されている。なお、配管43には蒸気12が逆流するのを防ぐために、逆止弁99が設けられている。
【0038】
上述した実施形態の流体加熱装置では、ステンレス製の筒状部材11は導電性を有するので、筒状部材11の外周面上を周回する導電性管状コイル8が通電されると、筒状部材11には渦電流が流れ、筒状部材11は発熱され、筒状部材11の貫通穴11aを流れる第一流体4を手軽かつ容易に高温高圧の蒸気12にすることができる。
【0039】
また、導電性管状コイル8への通電量を増加させて第一流体4の昇温効果を向上させるために、導電性管状コイル8内にコイル冷却用の第二流体2が流通されるので、筒状部材11をより高温にすることができ、より高温の蒸気12を発生させることができる。
さらに、筒状部材11の外周面上は、筒状の断熱材23により覆われるので、筒状部材11の外周面からの熱の逃げを少なくすることができる。
【0040】
また、筒状部材11の一端側に設けられるポート部材14の流入側開口部14bから流入した第一流体4が、流入側のコア支持部材21の隙間を通過して分散され、筒状部材11の貫通穴11aの中心軸Z上に支持されるコア部材19の外周に沿って貫通穴11aの内壁側に拡散された後、流出側のコア支持部材21の隙間を通過して分散される。そして、ポート部材15の流出側開口部15bにより一体化されて、混合された状態で流出される。加えて、コア支持部材21を筒状部材11の貫通穴11aの中心軸Zを中心にして回転可能に配置したので、第一流体4の流れに応じたコア支持部材21の回転により、第一流体4の流路が不規則に変化して、第一流体4の撹拌効率が向上し、第一流体4が確実に混合され確実に蒸気12に変換することができる。
【0041】
上述した実施形態の蒸気発生システムでは、流体加熱装置3と、IH電源7と、導電性管状コイル8を冷却する第二流体2が流入する蒸気分離タンク9と、この蒸気分離タンク9から排出された第二流体2が流入する温水タンク10と、この温水タンク10から第二流体2が流入され、流体加熱装置3で蒸気12を発生させるために霧状の第一流体4を噴射するスプレー5とが設けられ、温水タンク10から導電性管状コイル8に第二流体2を環流させるようにしたので、水資源の節約をすることができる上、手軽かつ容易に高温高圧の蒸気を発生させることができる。
【0042】
また、導電性管状コイル8の発熱により昇温された第二流体2をスプレー5から噴射するので、所定の温度圧力の蒸気12を発生させる場合には、IH電源7からの供給電力を少なくすることができ、省電力化が図られ、エネルギー効率を向上させることができる。
また、蒸気分離タンク9の蒸気12は、大気中に排出されるのではなく、流体加熱装置3の筒状部材11に流入されるので、蒸気12を無駄なく利用することができる。
【0043】
さらに、スプレー5から噴射された第一流体4のうち、滴状になった第一流体4は、温水タンク10に回収され、スプレー5から再び噴射されるか或いは導電性管状コイル8の冷却用に使用されるので、水資源の節約および熱エネルギーの回収を行うことができる。
なお、上述した実施形態では、流体加熱装置3に大小複数の球体を用いて伝熱効率を高め高温高圧蒸気を発生させた例について説明したが、本発明の流体加熱装置は、これに限定されるものではない。要するに、第一流体4を昇温させることができる構成であれば良い。好ましくは、第一流体4への伝熱効率を高めるために、第一流体4の流れをレイノルズ数の高い乱流にする構成にすることが望ましい。例えば、複数の開口穴が形成されたプレートを流れ方向に沿って複数配置するようにしても良いし、貫通穴の内壁にリブを設けても良い。または、スタティックミキサーと同様の構成にしても良い。
【0044】
また、上述した実施形態では、第一流体4として温水をスプレー5により噴射し流体加熱装置3により加熱した例について説明したが、流体加熱装置3による加熱は、水に限定されない。例えば、空気や油その他の流体であっても良い。
さらに、上述した実施形態では、第二流体2として、吸水口6等からの水を用いたが、本発明はこれに限定されない。要するに導電性管状コイル8を冷却する作用を有する流体であれば良い。
【0045】
また、上述した実施形態では、流体加熱装置を1機だけ設けた例について説明したが、中心軸Zを一にして複数配置しても良い。この構成にすれば、より高温高圧の蒸気を発生させることができる上、蒸気の温度制御をより正確に行うことができる。
さらに、上述した実施形態では、筒状部材11の材料としてステンレスを用いた例について説明したが、筒状部材11の材料はこれに限定されない。例えば、アルミニウムでも良い。要するに、導電性を有する材料であれば良い。
【0046】
【発明の効果】
請求項1に記載の流体加熱装置では、筒状部材は導電性を有するので、筒状部材の外周面上を周回する導電性管状コイルが通電されると、筒状部材には渦電流が流れ、筒状部材は発熱され、筒状部材の貫通穴を流れる第一流体を手軽かつ容易に高温高圧蒸気にすることができる。
【0047】
また、導電性管状コイルへの通電量を増加させて第一流体の昇温効果を向上させるために、導電性管状コイル内にコイル冷却用の第二流体が流通されるので、筒状部材をより高温にすることができ、より高温の蒸気を発生させることができる。
さらに、筒状部材の外周面上は、断熱層により覆われるので、筒状部材の外周面からの熱の逃げを少なくすることができる。
【0048】
請求項2に記載の流体加熱装置では、筒状部材の一端側に設けられるポート部材の流入側開口部から流入した霧体が、流入側のコア支持部材の隙間を通過して分散され、筒状部材の貫通穴の中心軸上に支持されるコア部材の外周に沿って貫通穴の内壁側に拡散された後、流出側のコア支持部材の隙間を通過して分散される。そして、ポート部材の流出側開口部により一体化されて、混合された状態で流出される。加えて、コア支持部材を筒状部材の貫通穴の中心軸を中心にして回転可能に配置したので、霧体の流れに応じたコア支持部材の回転により、霧体の流路が不規則に変化して、霧体の撹拌効率が向上し、霧体が確実に混合され確実に霧体を蒸気に変換することができる。
【0049】
請求項3に記載の流体加熱装置では、貫通穴の内壁には、第一流体の流れを撹拌するためのリブが設けられ、筒状部材からの熱伝達率が増加し、リブがない場合に比べより低電力で蒸気を発生させることができる。
請求項4に記載の流体加熱装置では、筒状部材の貫通穴には、開口穴が形成されたプレートが貫通穴の横断面方向に沿って配置され、第一流体の流れが撹拌され、筒状部材からの熱伝達率が増加し、プレートがない場合に比べより低電力で蒸気を発生させることができる。
【0050】
請求項5に記載の蒸気発生システムでは、流体加熱装置と、IH電源と、導電性管状コイルを冷却する第二流体が流入する蒸気分離タンクと、この蒸気分離タンクから排出された第二流体が流入する温水タンクと、この温水タンクから第二流体が流入され流体加熱装置で蒸気を発生させるために霧を噴射するスプレーとが設けられており、温水タンクから導電性管状コイルへは第二流体を流入させ循環させるようにしたので、水資源の節約をすることができる上、手軽かつ容易に高温高圧の蒸気を発生させることができる。また、導電性管状コイルの発熱により昇温された第二流体をスプレーから噴射するので、所定の温度圧力の蒸気を発生させる場合には、IH電源からの供給電力を少なくすることができ、省電力化が図られ、エネルギー効率を向上させることができる。
【0051】
請求項6に記載の蒸気発生システムでは、蒸気分離タンクの蒸気は、大気中に排出されるのではなく、流体加熱装置の蒸気発生部に流入されるので、蒸気を無駄なく利用することができる。
請求項7に記載の蒸気発生システムでは、スプレーから噴射された霧状の第一流体のうち、滴状になった第一流体は、温水タンクに回収され、スプレーから再び噴射されるか或いは導電性管状コイルの冷却用に使用されるので、水資源の節約および熱エネルギーの回収を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流体加熱装置の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1の流体混合装置の詳細を示す断面図である。
【図3】図1の流体混合装置内の流体の流れを示す説明図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】図1の蒸気分離タンクを示す説明図である。
【図6】図1の温水タンクを示す説明図である。
【図7】図1のスプレーを示す説明図である。
【符号の説明】
1 蒸気発生システム
2 第二流体
3 流体加熱装置
4 第一流体
5 スプレー
7 IH電源
8 導電性管状コイル
9 蒸気分離タンク
10 温水タンク
11 筒状部材
11a 貫通穴
14,15 ポート部材
14b 流入用開口部
15b 流出用開口部
19 コア部材
21 コア支持部材
23 断熱材
Z 中心軸
Claims (7)
- 第一流体を流通させるための貫通穴が形成された導電性を有する筒状部材と、
この筒状部材の外周面上を覆う断熱層と、
前記筒状部材から離隔しながら前記筒状部材の外周面上を周回する導線性管状コイルと、
を有し、
前記導電性管状コイル内には、第二流体が流通されることを特徴とする流体加熱装置。 - 請求項1に記載の流体加熱装置において、
前記筒状部材の一端側に設けられ前記第一流体が流入する流入用開口部が形成された流入側ポート部材と、
前記筒状部材の他端側に設けられ前記第一流体が流出する流出用開口部が形成された流出側ポート部材と、
を有し、
前記筒状部材の前記貫通穴には、
この貫通穴の中心軸上に配置されたコア部材と、
このコア部材を挟持するために前記貫通穴の軸長方向に間隔を置いて配置され、かつ前記貫通穴の中心軸を中心に回転可能に配置され、かつ前記コア部材を前記貫通穴の中心軸上に支持する複数の球体からなるコア支持部材と、
が挿入され、前記流入側ポート部材と前記流出側ポート部材とに挟持されて保持されることを特徴とする流体加熱装置。 - 請求項1に記載の流体加熱装置において、
前記貫通穴の内壁には、前記第一流体の流れを撹拌するためのリブが設けられたことを特徴とする流体加熱装置。 - 請求項1に記載の流体加熱装置において、
前記筒状部材の前記貫通穴には、開口穴が形成されたプレートを前記貫通穴の横断面方向に沿って配置したことを特徴とする流体加熱装置。 - 蒸気を発生させる流体加熱装置と、
この流体加熱装置に備えられた導電性管状コイルに通電を行わせる電源と、
前記導電性管状コイル内を流通し、前記導電性管状コイルを冷却する第二流体と、
前記導電性管状コイルにより昇温された前記第二流体が流入する蒸気分離タンクと、
この蒸気分離タンクから排出された前記第二流体が流入する温水タンクと、
この温水タンクから前記第二流体が流入され、前記流体加熱装置で蒸気を発生させるために霧状の第一流体を噴射するスプレーと、
を有する蒸気発生システムであって、
前記温水タンクから前記導電性管状コイルに前記第二流体を環流させたことを特徴とする蒸気発生システム。 - 請求項5に記載の蒸気発生システムにおいて、
前記蒸気分離タンクの蒸気を、前記流体加熱装置の蒸気発生部に流入させたことを特徴とする蒸気発生システム。 - 請求項5または請求項6に記載の蒸気発生システムにおいて、
前記スプレーから噴射された前記第一流体のうち、滴状になった前記第一流体を前記温水タンクに回収することを特徴とする蒸気発生システム。
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