JP2004068993A - Rotary damper - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、流体圧を利用した回転ダンパのうち、特に、正転と逆転とで制動力を可変する回転ダンパに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近の回転ダンパは、軸の正転と逆転とで粘性流体から受ける制動力を可変することにより、例えば、蓋体等の閉操作において制動力を強くして静かに閉じ、開操作において制動力を減じて弱い力で行えるようにしている。図14及び図15はそのように制動力を可変する回転ダンパを示している。図14(a)の回転ダンパ(特開平10−205567号)は、ケーシング60が隔壁61を突設した円筒室62を有し、又、軸65がケーシング60に組み付けられて、円筒室62に配置される軸部分に突設した回転翼66、及び回転翼66の縦溝67に径方向移動自在に配置された可動体68を有している。また、回転翼66が対の立壁66a,66aから構成され、両立壁66aのうち、一方の基部に設けられて縦溝67に連通する通路67aを有している。可動体68は、縦溝67に対し上下摺動する板厚をなし、下両側に通路67aと対応する切欠部68aを有している。なお、符号61aは隔壁61に設けられたオリフィスである。そして、軸65が反時計回りに回転されるときは、粘性流体が通路67aから縦溝67に導入され、可動体68が該導入流体圧を切欠部68aで受けて軸心側から外側へ押圧され、上側のごとく縦溝67から突出して円筒室62の内周面に当接することにより制動力を増大する。時計回りに回転されるときは、粘性流体が円筒室62の内周面と立壁66a及び可動体68の先端との間の隙間から漏れるため、可動体68が下側のごとく縦溝67内に退避して制動力を減じる。一方、図14(b)の回転ダンパ(特開2001−50326号)は、前記(a)に比較して、符号60と62がケーシング及び円筒室に対応し、符号61がケーシング60に組み付けられる軸65側の回転翼、符号66と68がケーシング側の隔壁と可動体に対応している。隔壁66は、立壁66a,66aから構成され、両立壁66aのうち、一方に設けられた通路67bを有している。可動体68は、両立壁66aの間に配置されて円筒室62の内周面に摺接し、又、両立壁66aの隙間内で周方向に摺動すると共に通路68aを有している。そして、軸65が反時計回りに回転されるときは、粘性流体が左側立壁66aと内周面との間の隙間、可動体68の通路68a、右側立壁66aの通路67bを通って漏れるため制動力を減じる。時計回りに回転されるときには、粘性流体が立壁66aの通路67bや内周面との間の隙間から両立壁66a内に導入され、可動体68が該導入流体により左側立壁66aに当たるまで動かされて通路68aを閉じるため制動力を増大する。
【0003】
これに対し、図15の回転ダンパ(特開平11−182607号)は、蓋体等の開位置〜閉位置の間の回転途中で制動力を可変する例であり、図4(a)に比較して、符号60と61と62がケーシング及び隔壁と円筒室に対応し、符号65と66は軸及び回転翼、符号69a,69bが回転翼66に付設される可動体に対応している。符号61aは円筒室62の内周面に設けられたオリフィス(円弧状の溝)である。回転翼66の先端側は、周方向に並設された2個の凹部67a,67bを有し、凹部67aが一方外側壁66aと中間側壁66bとの間に区画され、凹部67bが中間側壁66aと他方外側壁66aとの間に区画されている。両側壁66aと中間側壁66bは内周面との間に所定の隙間を保っている。各可動体69a,69bは、各凹部67a,67b内で転動可能な円柱状である。そして、この構成では、軸65が回転され、可動体69a,69bがオリフィス61aを形成している内周面部分と対向しているときと、オリフィス61aの両側にある内周面部分と対向しているときとで制動力を可変する。即ち、軸65の制動力は、両可動体69a,69bがオリフィス61aを形成している内周面部分にあるときには粘性流体をオリフィス61aから漏れるようにして減じられ、可動体69a,69bの一方が例えば同図の位置、つまり内周面のうちオリフィス61aから外れた位置より粘性流体の漏れを少なくして増大する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、従来構造では、それぞれ工夫された構成により制動力を可変するようにしているが、作動特性を長期に安定維持できなかったり加工性などの点から未だ満足できない。即ち、図14(a)の構造では、可動体68と縦溝67との間のはめ合い寸法精度が作動特性を左右し、可動体68が縦溝67に対し緩く係合していると、時計回りに回転されているにもかかわらず縦溝67から突出したり、可動体68が縦溝67に対し強く係合していると、逆時計回りに回転されているにもかかわらず縦溝67から突出しなくなる。図14(b)の構造では、各立壁66aが円筒室62の内周面に隙間を保ち、かつ、可動体68が円筒室62の内周面に摺接する関係であるため、可動体68のはめ合い寸法精度が確実に維持されていないと、前記したと同様な事態となる。また、ケーシング60の筒内に隔壁66を設けると共に隔壁66に通路67bを貫通形成しなくてはならないため成形型が複雑化したり二次加工が必要となる。これに対し、図15の構造では、可動体69a,69bを複数使用したり、オリフィス61aを円筒室62の内周面に形成するため成形型が複雑化したり二次加工が必要となる。
【0005】
本発明の目的は、以上のような従来品に対し、部材間のはめ合い寸法精度を緩和したり製造容易にし、作動特性をより安定維持可能にする。他の目的は可動体の切換作動以外にも、制動力を多面的に可変できるようにする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、図1〜図3の例で特定すると、ケーシング1が隔壁11を突設した円筒室12を有し、前記ケーシング1に組み付けられる軸2が前記円筒室12に配置される軸部分21に突設した回転翼25及び当該回転翼に付設される可動体5を有しており、前記軸2の正転と逆転とで、前記円筒室12に充填された粘性流体より受ける制動力を可変する回転ダンパにおいて、前記回転翼25は、先端側に設けられた概略凹状の収容部26と、該収容部26を区画形成して周方向に対向している長い側壁27A及び短い側壁27Bと、前記長い側壁に貫通形成した流体通路28とを有し、前記可動体5は、前記収容部の両側壁27A,27Bの間に可動自在に遊嵌されて、前記長い側壁27Aの流体通路28から導入される粘性流体で動いて前記短い側壁27Bと前記円筒室12の内周面との間に形成されている流体通路用隙間を閉状態に切り換え、かつ、当該隙間から導入される粘性流体で動いても前記長い側壁の流体通路28の開状態を保つことを特徴としている。
【0007】
以上の回転ダンパにおいて、軸2が反時計回りに回転されるときには、図1(a)のごとく粘性流体が通路28aから収容部26内に導入され、可動体5が該導入流体圧を受け転動又は摺動されて、短い側壁27Bと内周面との間に形成されている隙間を閉状態にして制動力を増大する。時計回りに回転されるときには、図1(b)のごとく粘性流体が短い側壁27Bと内周面との間の隙間から収容部26内に導入され、可動体5が該導入流体圧で転動又は摺動されて、長い側壁27Aの内面(凸部27a)に当たって規制されるが、収容部26内の形状工夫つまり内面の凹部27bとの間に隙間が確保され、粘性流体が右側の隙間、前記収容部内の隙間、流体通路28を通って漏れるため、その漏れに比例して制動力を減じる。即ち、この構造では、収容部26の長さの異なる両側壁27A,27Bが回転翼25に設けられていることと、可動体5が収容部26内の形状(内面の凹部27bや底面の凹所26b)により図1(b)の態様を得るため、作動特性が可動体5のはめ合い寸法精度により影響されず安定維持でき、加工の容易化を図って製造不良をなくし、寸法精度を緩和できる点などで優れている。
【0008】
以上の発明は、請求項2〜5のごとく具体化されることがより好ましい。即ち、(請求項2)前記可動体5が、前記両側壁27A,27Bの間に転動又は摺動可能な円柱状をなし、前記収容部26内にあって、前記長い側壁27Aと前記短い側壁27Bとの間を上又は下向きに可動する構成である。これは、可動体5が両側壁27A,27Bの間を、各形態のごとく粘性流体圧を受けて若干斜めに動かされるようにすると、両側壁の高さ寸法差を確保しながら、内周面に対して一方側壁27Aを摺接し、他方側壁27Bとの間に所定大の隙間を得やすくする。(請求項3)前記長い側壁27Aの内面が、前記流体通路28から導入される粘性流体を収容部26内に逃がす凹部27bを有している構成である。この凹部27bは、成形型により容易に形成でき、従来品に対し収容部26と可動体5との相対的な寸法精度を緩和したり、可動体5の切換作動を安定維持可能にする。
(請求項4)前記両側壁7A,7Bの間の底面が中間部を欠肉した凹所26bか、略V形部として形成されている構成である。前者は、第1形態の例のごとく凹所26bの存在により粘性流体を収容部26内に導入しやすくすることと、可動体5との間の接触面積を少なくして可動体の切換作動を良好にする。後者は、第2形態のごとく可動体5がV形部の途中位置に保持されるようにすると、粘性流体を流体通路28から収容部26内へ確実に導入できるようにし、又、第3形態のごとく回転翼25の厚さを減じる等、小型化に対応容易にする。
(請求項5)前記円筒室12に配置される軸部分21が、前記回転翼25より低く、かつ、前記隔壁11の端面に摺接又は接近するよう突出した中間翼29a(29b,29c)を有している構成である。この中間翼は、図10〜図12に例示される形状であり、例えば、図10の中間翼29aでは蓋体等の開位置と閉位置との略中間位置で制動力を最大化したり、図11の中間翼29bでは蓋体等の開位置又は閉位置付近で制動力を最大化することで、制動力を多面的に可変できる。そして、この構造では、図15のような複雑化を避けて、設計自由度を拡大できるようにする。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明を適用した形態例について図面を参照し説明する。図1〜図3は第1形態を示し、図4と図5は第2形態を示し、図6と図7は第3形態を示している。図8は第1形態を用いた使用例を示し、図9はオリフィスを追加した使用例を示し、図10と図11は中間翼を追加した2つの使用例を示し、図13は該中間翼の他の変形例を示している。図14は図2の構成部材を変更した例である。
以下の説明では、各形態に共通する基本事項を概要で述べた後、第1形態〜第3形態の各要部を詳述し、使用例及び他の工夫点に言及する。なお、各説明では、作動的に同じ部材に同一符号を付し、重複した説明を極力省く。
【0010】
(概要)対象の回転ダンパは、ケーシング1が隔壁11を突設した円筒室12を有していること、ケーシング1に回転可能に組み付けられる軸2が円筒室12に配置される軸部分21に突設した回転翼25及び回転翼25の収容部26に配置される可動体5を有していること、軸2が正転と逆転とで、円筒室12に充填された粘性流体より受ける制動力を可動体5を介して可変するタイプである。各形態では、図1及び図2に示されるごとく、主部材がケーシング1と、軸2と、支持部材3と、カバー4と、可動体5と、調整部材6とから構成されている。該主部材は全て樹脂成形品である。但し、材質的には樹脂以外でも差し支えない。
【0011】
ここで、ケーシング1は、内周10が最小径の先端部13を除き略同径となっていて、後端に雌ねじ部を形成しており、外周が先端部13を一段径小にし、該径小となった箇所に凹凸部14を形成している。カバー4は、内周に凹凸部41を形成している前部分40と、軸部2の対応部を挿通する径小部を形成している後部分42とからなる。そして、カバー4は、ケーシング1に対し先端部13を前部分40内に押し入れて凹凸部14,41同士の係合を介して連結されている。軸2は、先端側から後側に向かって、枢軸部20、円筒室12に対応した軸部分21、先端部13に対応した軸部分22、後部分42に対応した軸部分23からなり、又、軸心に沿って設けられた連結穴24を有している。枢軸部20は、前記内周10に配置される支持部材3に枢支される。軸部分21は、枢軸部20及び軸部分22よりも径大であり、2個の回転翼25を180度変位した周囲に突設している。そして、軸2は、後述する可動体5を回転翼25の収容部26に配置した後、軸部分23が前記内周10から後部分42の内径に挿入されることにより、ケーシング1及びカバー4に組み込まれる。その際には、先端部13と軸部分22との間が軸部分22の外周に装着されたシール材(Oリング)16を介し密封される。なお、連結穴24には、発明の回転ダンパを適用する蓋体等が枢軸8を介し連結される。
【0012】
支持部材3は、内周10の内径に係合する円盤状であり、前記枢軸部20を枢支する軸穴31と、中心に貫通形成されてボルト7で閉じられる排出口32と、隔壁11と嵌合する対の嵌合溝33とを有している。そして、支持部材3は、ケーシング1の内周10に対し一端側から押し込められ、各隔壁11の片端側を対応する嵌合溝33と嵌合し、又、軸穴31と枢軸部20との係合を介し軸2を回転可能に支持する。その際には、支持部材3と内周10との間が支持部材3の外周に装着されたシール材(Oリング)15を介し密封される。なお、粘性流体が予め充填されている場合、排出口32から不要分が排出された後、ボルト7を装着する。但し、支持部材3を組み付けた後、ボルト7を着脱して粘性流体を排出口32から円筒室26に充填することも可能である。以上の支持部材3は、前記した内周10の雌ねじ部に螺合される調整部材6により内周10に位置規制され、又、必要に応じて軸方向に移動調整される。調整部材6は、内面側に設けられてボルト7の頭を逃げる凹所6a、外面側に設けられてドライバー等で回転操作可能にする操作溝6bを有している。
【0013】
以上の回転ダンパは、各部材が一方向からの挿入操作により組立可能になるよう工夫されている。また、調整部材6は、内周10に対する支持部材3の位置を調整することにより、円筒室12の端面を区画している支持部材3の対応端面と回転翼25との間の隙間バラツキを吸収可能にし、例えば、支持部材3と回転翼25との間の寸法精度を緩和したり製造容易にする。但し、対象の回転ダンパとしては、図13の例のごとく変更しても差し支えない。図13(a)及び(b)では図1のA−A2線断面に対応して示している。各形態では、前記の支持部材3及び調整部材6を省略し、又、前記ケーシング1の先端部13を専用部材45で形成している。また、図13(a)では、円筒室12がケーシング1の内径及び片側端面、軸部分21の外径及び片側端面で区画形成されている。図13(b)では、円筒室12がケーシング1の内径及び片側端面、軸部分21の外径、部材45の片側端面で区画形成されている。このように、回転ダンパの形態としては、以下の要部構成を除いて種々変形可能である。
【0014】
(第1形態の要部)図1〜図3の形態では、各回転翼25に設けられた収容部26と、収容部26の両側壁27A,27Bのうち、突出寸法の長い側壁27Aの方に貫通形成した通路28とを有している。収容部26は、回転翼25の先端側に位置して両側壁27A,27Bにより概略凹状に区画形成されている。両側壁27A,27Bは軸2が回転される周方向に位置している。側壁27Aの上端は、円筒室12の内周面と略同じ曲率の円弧面に形成され、内周面に摺接又は接近配置される。側壁27Bは、高さ寸法が側壁27Aよりも短く設定されて、円筒室12の内周面との間に粘性流体を通す所定大の隙間を形成する。また、両側壁27A,27Bのうち、側壁27Bの内面は傾斜した平坦面に形成されているのに対し、側壁27Aの内面は垂直面であり、両端側に位置した内面部分である凸部27aと、通路28に対応する箇所を上下に欠肉した一段低い内面部分である凹部27bとから形成されている。収容部26の底面26aには、凹部27bに通じる凹所26bが形成されている。一方、可動体5は、全体が収容部26に余裕を持って配置される外径及び長さの円柱状をなしている。そして、この可動体5は、収容部26に配置された状態で軸部分21と共にケーシング1内に組み込まれる。
【0015】
そして、以上の回転ダンパでは、図1(a)のごとく軸2が反時計回りに回転されると、粘性流体が通路28から収容部26内に導入され、可動体5が該導入流体圧により押されて側壁27Bの傾斜内面に沿って上向きに動かされて、側壁27Bの先端と円筒室12の内周面との間の隙間をほぼ閉じるため粘性流体による抵抗を強く受ける。これにより、軸2及びこれに連結される蓋体等は、増大された制動力によって緩く回転される。また、図1(b)のごとく時計回りに回転されると、粘性流体が前記した側壁27Bと内周面との間の隙間から収容部26内に導入され、可動体5が該導入流体圧により押されて元の位置、つまり側壁27Aの内面凸部27aと当たって規制され、該規制状態で粘性流体を通路28、凹所26bとの間の隙間、凹部27bとの間の隙間から通路28を通って逃がすため粘性流体による抵抗を減じる。これにより、軸2及びこれに連結される蓋体等は、相対的に弱くなった制動力によって速く回転される。この利点は、制動力の作動切換を簡易かつ簡明な構成により実現し、従来品に対し加工性、組立性、安定切換性などで優れている。
【0016】
(第2形態の要部)図4及び図5の形態では、第1形態に対し、回転翼25の収容部26を概略V形部にしたものであり、それ以外はほぼ同じ。即ち、この収容部26は、長い側壁27Aと短い側壁27Bとが内面形状として、下側で接続したV形となっている。このため、側壁27Aの内面は、両端の凸部27aと中間部の凹部27bとで傾斜段差面になっていると共に、流体通路28が凹部27bからV形部の下側へ直に通じている。そして、以上の回転ダンパでは、図4(a)のごとく軸2が反時計回りに回転されると、粘性流体が通路28から収容部26内に導入され、可動体5が該導入流体圧により押圧移動されて、側壁27Bの先端と円筒室12の内周面との間の隙間をほぼ閉じるため粘性流体による抵抗を強く受ける。また、図4(b)のごとく時計回りに回転されると、粘性流体が前記隙間から収容部26内に導入され、可動体5が該導入流体圧により押圧移動されて、側壁27Aの内面凸部27bと当たって規制され、該規制状態で粘性流体を前記隙間、凹部27bやV形下部との間の隙間から通路28を通って逃がすため粘性流体による抵抗を減じる。このため、この構造でも、第1形態と同様な作動及び利点を具備できる。
【0017】
(第3形態の要部)図6及び図7の形態は、例えば、回転ダンパが小型化されて、回転翼25の厚さや可動体5を相対的に小さくする場合を想定したものである。構造的には、収容部26の内面形状として、長い側壁27Aが前記凸部27a及び凹部27bからなる垂直面、短い側壁27Bが傾斜内面である点で第1形態と同じであるが、凹所26b付きの底面26aを狭くし、又、流体通路28を凹所26bの下面と面一になるよう連通切り欠いている。このため、可動体5は、図6(b)の状態で流体通路28より上側に位置して、収容部26内に導入される粘性流体を前記した隙間から流体通路28を通って逃がしやすくなっている。
【0018】
(使用例)図8〜図11は以上の回転ダンパが蓋体に適用されるときの態様を模式化したものであり、例えば、上記したケーシング1の隔壁11と軸2の軸部分21との間に設定されるオリフィスによる制動態様を示している。各図において、(a)は蓋体が閉位置、(c)は蓋体が開位置、(b)は蓋体が閉位置から開位置へ枢軸8を支点として回転されている途中とする。なお、(a)が蓋体開位置、(c)が蓋体閉位置としてもよい。また、以下の説明では、蓋体の正逆転において、回転ダンパとしての制動力を上記した可動体5の切換作動により強弱可変するが、その切換作動は無視する。
【0019】
図8の回転ダンパでは、隔壁11と軸部分21との間に設定される隙間Sが一定であり、蓋体が該隙間Sの寸法に応じた大きさの制動力に抗して回転されることになる。この点、図9の回転ダンパでは、前記隙間を設ける構成に対し、軸部分21が隔壁11の端面と摺接される外径で、該外径に対し偏心溝21aを形成した構成である。偏心溝21aは、例えば、一方回転翼25側を深くし、他方回転翼25側に達する前に軸部分21の外径に近づける溝である。この例では、蓋体が(a)から(b)位置になるまで強い制動力を受け、偏心溝21aの入口が(b)位置で隔壁11に達し、粘性流体が(b)位置から偏心溝21aを介し隔壁11と軸部分21の間を流れだし、制動力が次第に弱くなりながら(a)位置に達する。
【0020】
(他の工夫点)以上の2例に対し、図10〜図12のものは本発明者らが工夫したものであり、次のような構造となっている。図10の回転ダンパでは、軸部分21が回転翼25同士の間に突設された中間翼29aを有し、又、隔壁11aの突出寸法が該中間翼29aに応じて低く設定されている。図11の回転ダンパでは、軸部分21が各回転翼25の片側に突設された中間翼29bを有し、又、隔壁11aの突出寸法が該中間翼29bに応じて低く設定されている。即ち、中間翼29aと中間翼29bは、軸部分21に対する突出位置が異なっているが、回転翼25より低く、かつ、隔壁11の突出端面に摺接する点で同じ。各作動において、中間翼29aの場合には、蓋体が(b)位置に達するまで弱い制動力を受け、中間翼29aが(b)位置から隔壁11aを通過する間だけ、つまり開閉途中の一瞬だけ強い制動力を受けて緩やかに回転される。この点、中間翼29bの場合には、蓋体が(a)位置で強く制動されており、その制動力が中間翼29baの隔壁11aに対する摺接を開放する(b)位置に達するまで続き、以後は弱くなるため速く回転されることになる。
【0021】
図12(a),(b)は以上の中間翼構成を更に展開した2例であり、図11(c)の位置に対応して図示している。このうち、図12(a)の回転ダンパは、軸部分21が各回転翼25の一方側に突設された中間翼29bと共に、各回転翼25の他方側にも中間翼29cを追加した例である。この例では、中間壁29cが中間翼29bより突出寸法を低く設定されている。そして、この形態では、図11のものでは蓋体が図11(c)の開位置付近において弱い制動力となるのに対し、中間翼29cが隔壁11aに接近しているため開位置付近でも比較的強い制動力を受け、例えば、該制動力により蓋体の急速回転を抑えることを可能にする。この点、図12(b)の回転ダンパは、上記各形態に対し回転翼25を1個で構成しており、又、隔壁11bが図11の形態における隔壁11aと隔壁11aとを片側で一体に連結した構成である。この形態では、例えば、蓋体が重かったり大きく、しかも自重で回転されるような態様において、開から閉位置、閉から開位置への何れの回転時にも拡大された隔壁11bにより制動力を受け易くし、しかも開位置から少し閉方向へ回転された以後は中間翼29bにより更に強い制動力を受けて緩やかに回転可能にする。このように、本発明は、請求項で特定される要件を具備しておればよく、細部的には種々変形可能なものである。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の回転ダンパは、従来品に対し軸側の回転翼が収容部を区画している長い側壁及び短い側壁を有し、可動体が収容部に可動自在に配置されて、長い側壁の流体通路から導入される粘性流体により短い側壁と内周面との間の隙間を閉状態に切り換え、短い側壁の前記隙間から導入される粘性流体により前記流体通路を開状態を保つことから、作動特性を可動体のはめ合い寸法精度に影響されず安定維持でき、製造不良をなくしたり寸法精度を緩和できる。請求項5では、中間翼により制動力を多面的に可変して用途に応じた色々な制動態様を簡単に付与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1形態を示す模式要部作動図である。
【図2】図1(a)のA−A1線に沿って断面した模式断面図である。
【図3】図1の可動体と回転翼との関係を示す模式外観図である。
【図4】本発明の第2形態を示す模式要部作動図である。
【図5】図4の可動体と回転翼との関係を示す模式外観図である。
【図6】本発明の第3形態を示す模式要部作動図である。
【図7】図6の可動体と回転翼との関係を示す模式外観図である。
【図8】第1形態の回転ダンパを用いたときの模式全体作動図である。
【図9】図8の他の例を示す模式全体作動図である。
【図10】本発明の中間翼を追加したときの模式全体作動図である。
【図11】図10の中間翼の他の例を示す模式全体作動図である。
【図12】上記中間翼及び隔壁の他の例を示す模式要部作動である。
【図13】上記回転ダンパの部材構成を変形した2例を示す図である。
【図14】回転ダンパの従来例を示す模式図である。
【図15】回転ダンパの他の従来例を示す模式図である。
【符号の説明】
1…ケーシング(12は円筒室)
2…軸(21は円筒室に配置される軸部分)
5…可動体
8…蓋体側との間に介在される枢軸
11,11a,11b…隔壁
25…回転翼(26は収容部)
27A…長い側壁
27B…短い側壁
26a…底面(26bは凹所)
27a,27b…凸部又は凹部
28…流体通路
29a,29b,29c…中間翼[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE
[0002]
[Prior art]
Recent rotary dampers vary the braking force received from a viscous fluid between normal rotation and reverse rotation of the shaft, for example, to increase the braking force when closing a lid or the like and to close quietly, and to adjust the braking force when opening. Is reduced so that it can be performed with a weak force. FIGS. 14 and 15 show a rotary damper that varies the braking force in such a manner. In the rotary damper shown in FIG. 14A (JP-A-10-205567), a
[0003]
On the other hand, the rotary damper shown in FIG. 15 (Japanese Patent Laid-Open No. 11-182607) is an example in which the braking force is varied during rotation between the open position and the closed position of the lid or the like, as compared with FIG.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, in the conventional structure, the braking force is varied by a devised configuration, but the operation characteristics cannot be stably maintained for a long period of time, or the workability and the like are still unsatisfactory. That is, in the structure of FIG. 14A, the dimensional accuracy of the fit between the
[0005]
An object of the present invention is to reduce the dimensional accuracy of fitting between members as compared with the conventional products as described above, to facilitate manufacture, and to more stably maintain operating characteristics. Another object of the present invention is to make it possible to vary the braking force in various aspects other than the switching operation of the movable body.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention, in order to achieve the above object, the
[0007]
In the above rotary damper, when the
[0008]
The above invention is more preferably embodied as in
(Claim 4) The bottom surface between the side walls 7A and 7B is formed as a
(Claim 5) An
[0009]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
An embodiment to which the present invention is applied will be described with reference to the drawings. 1 to 3 show a first embodiment, FIGS. 4 and 5 show a second embodiment, and FIGS. 6 and 7 show a third embodiment. 8 shows a usage example using the first embodiment, FIG. 9 shows a usage example in which an orifice is added, FIGS. 10 and 11 show two usage examples in which an intermediate wing is added, and FIG. 13 shows the intermediate wing. 13 shows another modified example. FIG. 14 is an example in which the constituent members of FIG. 2 are changed.
In the following description, after basic matters common to the respective embodiments are described in outline, the main parts of the first to third embodiments will be described in detail, and use examples and other ideas will be referred to. In addition, in each description, the same reference numerals are given to the same operationally the same members, and redundant description is omitted as much as possible.
[0010]
(Summary) The target rotary damper is such that the
[0011]
Here, the
[0012]
The
[0013]
The rotary damper described above is designed so that each member can be assembled by an insertion operation from one direction. The
[0014]
(Main part of the first embodiment) In the embodiment of FIGS. 1 to 3, the
[0015]
In the rotary damper described above, when the
[0016]
(Main part of the second embodiment) In the embodiment of FIGS. 4 and 5, the
[0017]
(Principal part of the third embodiment) The embodiments of FIGS. 6 and 7 assume, for example, a case where the rotary damper is downsized to make the thickness of the
[0018]
(Usage Example) FIGS. 8 to 11 schematically show an embodiment in which the above-described rotary damper is applied to a lid body. The mode of braking by an orifice set in between is shown. In each of the drawings, (a) shows the lid being closed, (c) shows the open position, and (b) shows that the lid is being rotated from the closed position to the open position about the
[0019]
In the rotary damper of FIG. 8, the gap S set between the
[0020]
(Other Deviations) In contrast to the above two examples, those shown in FIGS. 10 to 12 have been devised by the present inventors and have the following structure. In the rotary damper of FIG. 10, the
[0021]
FIGS. 12A and 12B show two examples in which the above-mentioned intermediate wing configuration is further developed, and are shown corresponding to the position of FIG. 11C. Among them, the rotary damper of FIG. 12A has an example in which the
[0022]
【The invention's effect】
As described above, the rotary damper of the present invention has a long side wall and a short side wall in which the rotating blade on the shaft side partitions the accommodating portion with respect to the conventional product, and the movable body is movably disposed in the accommodating portion. The gap between the short side wall and the inner peripheral surface is switched to a closed state by viscous fluid introduced from the fluid passage of the long side wall, and the fluid passage is opened by the viscous fluid introduced from the gap of the short side wall. Since the operation characteristics are maintained, the operation characteristics can be stably maintained without being affected by the dimensional accuracy of the fitting of the movable body, so that manufacturing defects can be eliminated and the dimensional accuracy can be reduced. According to the fifth aspect, the braking force can be variously varied by the intermediate wing, and various braking modes according to the application can be easily provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic main part operation diagram showing a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic cross-sectional view taken along the line AA1 of FIG.
FIG. 3 is a schematic external view showing a relationship between a movable body and a rotary wing in FIG. 1;
FIG. 4 is a schematic main part operation diagram showing a second embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a schematic external view showing a relationship between a movable body and a rotary wing in FIG. 4;
FIG. 6 is a schematic main part operation diagram showing a third embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a schematic external view showing a relationship between a movable body and a rotary wing in FIG. 6;
FIG. 8 is a schematic overall operation diagram when the rotary damper of the first embodiment is used.
FIG. 9 is a schematic overall operation diagram showing another example of FIG. 8;
FIG. 10 is a schematic overall operation diagram when an intermediate wing of the present invention is added.
FIG. 11 is a schematic overall operation diagram showing another example of the intermediate wing in FIG. 10;
FIG. 12 is a schematic main part operation showing another example of the intermediate wing and the partition.
FIG. 13 is a view showing two examples in which the member configuration of the rotary damper is modified.
FIG. 14 is a schematic view showing a conventional example of a rotary damper.
FIG. 15 is a schematic view showing another conventional example of a rotary damper.
[Explanation of symbols]
1 ... casing (12 is a cylindrical chamber)
2 ... Shaft (21 is a shaft portion arranged in a cylindrical chamber)
Reference numeral 5: movable body 8: pivots 11, 11a, 11b interposed between the lid and the lid side partition wall 25: rotating wings (26 is a housing portion)
27A
27a, 27b: convex portion or concave portion 28:
Claims (5)
前記回転翼は、先端側に設けられた概略凹状の収容部と、該収容部を区画形成して周方向に対向している長い側壁及び短い側壁と、前記長い側壁に貫通形成した流体通路とを有し、
前記可動体は、前記収容部の両側壁の間に可動自在に遊嵌されて、前記長い側壁の流体通路から導入される粘性流体で動いて前記短い側壁と前記円筒室の内周面との間に形成されている流体通路用隙間を閉状態に切り換え、かつ、当該隙間から導入される粘性流体で動いても前記長い側壁の流体通路の開状態を保つことを特徴とする回転ダンパ。The casing has a cylindrical chamber with a partition wall protruding therefrom, and a shaft assembled to the casing has a rotating wing protruding from a shaft portion arranged in the cylindrical chamber and a movable body attached to the rotary wing. In the rotary damper, which varies the braking force received from the viscous fluid filled in the cylindrical chamber with the normal rotation and the reverse rotation of the shaft,
The rotary wing has a substantially concave housing portion provided on the tip side, a long side wall and a short side wall which partition the housing portion and are circumferentially opposed to each other, and a fluid passage formed through the long side wall. Has,
The movable body is movably fitted between both side walls of the housing portion and is moved by a viscous fluid introduced from a fluid passage of the long side wall to move between the short side wall and the inner peripheral surface of the cylindrical chamber. A rotary damper characterized in that a fluid passage gap formed therebetween is switched to a closed state, and the fluid passage on the long side wall is kept open even when moved by viscous fluid introduced from the gap.
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009185846A (en) * | 2008-02-04 | 2009-08-20 | Sugatsune Ind Co Ltd | Damper device |
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- 2002-08-08 JP JP2002231857A patent/JP2004068993A/en active Pending
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