【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は油圧ショベルのような建設機械の車体構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来油圧ショベルのような建設機械には、例えば特開２００２−８８８０８号公報に記載されているように、車体の一部にユーティリティスペースを設けたものがある。
図８は従来の油圧ショベルの旋回体を構成する車体フレームａを示すもので、この車体フレームａの前部に作業機（図示せず）を装着するためのブラケットｂが設けられており、ブラケットｂの側方に図示しない運転室が設置されている。また運転室の後方には、ユーティリティスペースｃが設けられていて、このユーティリティスペースｃは、エンジン補機やエンジン暖機装置のようなオプション部品ｄが装着できるように十分な空間が確保されている。
【０００３】
オプション部品ｄであるエンジン暖機装置は、寒冷地でもエンジンが容易に始動できるようエンジンを予熱するもので、エンジン暖機装置の設置されたユーティリティスペースｃ内には、エンジン暖機装置より排出された高温のガスをエンジンに導く配管ｇや、エンジン暖機装置と制御手段を接続したり、エンジン暖機装置と電源を接続するハーネスｅが前後方向に配線されているが、ユーティリティスペースｃに装着されたオプション部品ｄが小型の場合、ユーティリティスペースｃに無駄な空間が生じるため、ユーティリティスペースｃの余った空間を利用して工具箱や油脂類の入ったペール缶を収容する等、ユーティリティスペースｃを物入れとして活用している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、すでにオプション部品ｄとしてユーティリティスペースｃ内にエンジン暖機装置が設置されている場合、ユーティリティスペースｃ内に工具箱やペール缶等を収容すると、工具箱やペール缶等が高熱となった配管ｇに接触し、その結果工具箱に収容された工具の樹脂部分が溶けたり、ペール缶に収容された油脂類が劣化もしくは発火する等の問題が生じる。
また建設機械が走行したり、作業中旋回体が旋回すると、ユーティリティスペースｃ内に収容された工具箱やペール缶等が慣性により移動して、オプション部品ｄや配管ｇ、ハーネスｅに衝突し、その衝撃でオプション部品ｄやハーネスｅ、配管ｇ等が損傷される等の問題がある。
さらにユーティリティスペースｃは、通常ボンネットカバーにより覆われているが、雨水等が浸入してユーティリティスペースｃの底部に溜まることが多く、このためユーティリティスペースｃの底板ｇ上面に沿ってハーネスｅが配線された従来の車体構造では、ハーネスｅが水浸しとなって腐食し、断線やショートの原因となる等の問題もある。
【０００５】
本発明はかかる従来の問題を改善するためになされたもので、ユーティリティスペースに装着されたオプション部品やハーネス、配管等が損傷されたり、ハーネスがユーティリティスペースの底部に溜まった雨水によって腐食されることがない建設機械の車体構造を提供することを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明の建設機械の車体構造は、車体の一部に、オプション部品を装着したり、物入れとして利用するユーティリティスペースが設けられた建設機械の車体構造であって、ユーティリティスペースの底板上方に、ユーティリティスペースに収容された物品がオプション部品や、オプション部品より延設されたハーネス、配管等に衝突するのを防止するガード手段を設置したものである。
前記構成により、ユーティリティスペース内に収容された工具箱やペール缶等の物品が建設機械の走行中や、作業中に底板上を移動しても、オプション部品やハーネス、配管に衝突するのをガード部材が阻止するため、ユーティリティスペースに収容された物品によりオプション部品やハーネス、配管等が損傷されるのを未然に防止することができる。
【０００７】
前記目的を達成するため本発明の建設機械の車体構造は、オプション部品より延設されたハーネスを、ガード手段を構成するガード部材の内側で、かつ底板の上面より十分に高い位置に配線したものである。
前記構成により、ユーティリティスペースに浸入した雨水等が底板上に溜まってもハーネスが水浸しになることがなく、これによってハーネスが腐食することがないため、断線やショートの原因となることもない。
【０００８】
前記目的を達成するため本発明の建設機械の車体構造は、ガード手段を構成するガイド部材を管体により枠状に形成し、かつ底板の上面より十分に高い位置にある上辺部内にハーネスを配線したものである。
前記構成により、管体よりなるガード部材内にハーネスが配線されているため、ペール缶等がガード部材に衝突してもハーネスが損傷されることがない上、底板より十分に高い位置にある上辺部内にハーネスが配線されているため、底板上に雨水等が溜まってもハーネスが水浸しになることもない。
また管体よりなるガード部材の上辺部内にハーネス挿通するだけでを配線が完了するため、ハーネスの配線作業が容易に行える。
【０００９】
前記目的を達成するため本発明の建設機械の車体構造は、自走自在な走行体上に、進行方向と平行する一対の車体フレームを有する旋回体を旋回自在に設け、かつ車体フレームの前部中央部に作業機を、また前部左側に運転室を、そして後部に動力用のエンジンを収容したエンジン室を設置した油圧ショベルのような建設機械の車体構造であって、運転室の後方に設置されたユーティリティスペースと、ユーティリティスペース内の車体フレーム側の側壁に前後方向に装着されたほぼ筒状のエンジン暖機装置と、エンジン暖機装置より延設され、かつ車体フレーム側の側壁に沿って前後方向に配設された配管と、車体フレーム側の側壁及びユーティリティスペースとエンジン室の間を区画する隔壁とほぼ平行するようにユーティリティスペース内に設置され、かつユーティリティスペース内に収容された工具箱やペール缶のような物品がエンジン暖機装置や配管等に衝突するのを防止するガード手段と、ガード手段の内側で、かつ底板の上面より十分に高い位置に配線された制御用配線や電源配線等よりなるハーネスとから構成したものである。
【００１０】
前記構成により、ユーティリティスペース内に収容された工具箱やペール缶のような物品が高熱を発する配管に接近するのをガード手段が阻止するため、配管より発せられる高熱により工具箱内に収容された工具の樹脂部分が溶けたり、ペール缶内の油脂類が劣化し、もしくは発火するのを未然に防止できると共に、ハーネスも配管と離間したガード手段の内側に配線されているため、配管より発せられる高熱によりハーネスが劣化したり、断線するのを未然に防止できることもできる。
またユーティリティスペースに収容された工具箱やペール缶等の物品が建設機械の走行中や、作業中に旋回体が旋回された際に慣性によりユーティリティスペース内を移動しても、エンジン暖機装置や配管、ハーネス等に衝突するのをガード手段が阻止するため、ユーティリティスペース内に収容された物品によりエンジン暖機装置や配管、ハーネス等が損傷されるのを未然に防止することができると共に、ハーネスは底板の上面より十分に高い位置に配線されているため、ユーティリティスペースに浸入した雨水等が底板上に溜まってもハーネスが水浸しになることがなく、これによってハーネスが腐食することがないため、断線やショートの原因となることもない。
【００１１】
【発明の実施の形態】
本発明の車体構造を油圧ショベルに実施した実施の形態を、図面を参照して詳述する。
図１は油圧ショベルの全体的な斜視図、図２は旋回体を構成する車体フレームの斜視図、図３はユーティリティスペースの正面図、図４は図２のＡ方向からの矢視図、図５は図２のＢ−Ｂ線に沿う断面図である。
図１に示す油圧ショベルは、自走自在な走行体１と、走行体１上に旋回自在に搭載された旋回体２とよりなる。
走行体１は、センタフレーム３ａと、その両側に互に平行するよう設けられた一対のサイドフレーム３ｂよりなるトラックフレーム３を有していて、各サイドフレーム３ｂの一端側にはアイドラ４が前後移動自在に支承されており、他端側には油圧モータよりなる走行モータ５及び走行モータ５により回転駆動されるスプロケット６が設けられている。
【００１２】
アイドラ４とスプロケット６の間には無端状の履帯７が捲装されていて、この履帯７をスプロケット６で駆動することにより、走行体１が自走できるようになっていると共に、サイドトラック３ｂの上下部には、複数の転輪（図示せず）が回転自在に支承されている。
またトラックフレーム３のセンタフレーム３ａ上に旋回自在に搭載された旋回体２は、底部が図２に示すような車体フレーム１０により構成されている。
車体フレーム１０の前部中央には、上方へほぼ山形に突設された一対の作業機支持ブラケット１０ａが設けられていて、上部側に穿設されたピン孔１０ｂに作業機１１を構成するブーム１２の下端を支承する軸ピン（図示せず）が挿通され、下部側に穿設されたピン孔１０ｃに、ブーム１２を起伏するブームシリンダ１３の基端を支承する軸ピン（図示せず）が挿通されている。
作業機１１は図１に示すように、基端が作業機支持ブラケット１０ａに枢着され、かつブームシリンダ１３により起伏自在なブーム１２と、ブーム１２の先端に基端側が枢着され、かつアームシリンダ１４により回動自在なアーム１５と、アーム１５の先端に枢着され、かつバケットシリンダ１６により回動自在なバケット１７とより構成されている。
【００１３】
一方車体フレーム１０の前部には、作業機支持ブラケット１０ａの側方に位置して運転室１８が設置され、運転室１８の後方にユーティリティスペース２０が設けられている。
車体フレーム１０の後部には、ボンネットカバー２１により覆われたエンジン室２２が設置されていて、このエンジン室２２内に図示しない動力用のエンジンが収容されており、車体フレーム１０の後端にはカウンタウエイト２３が取り付けられている。
エンジン室２２を覆うボンネットカバー２１は、運転室１８の後方に設けられたユーティリティスペース２０も同時に覆っており、ボンネットカバー２１の側面には、ユーティリティスペース２０及びエンジン室２２が独立して開閉できる開閉扉２１ａ，２１ｂが設けられている。
【００１４】
ボンネットカバー２１により上面が、そして開閉扉２１ａにより側面が覆われたユーティリティスペース２０は、オプション部品２５として例えばエンジン暖機装置２５ａが装着されており、オプション部品２５を装着後余った空間には、工具箱や油脂類の入ったペール缶等の物品を収容する物入れとして利用できるようになっている。
エンジン暖機装置２５ａはほぼ筒状に形成されていて、軸線が車体フレーム１０の前後方向と平行するよう車体フレーム１０側の側壁１０ｄにほぼ水平に取り付けられている。
ユーティリティスペース２０の底面には、車体フレーム１０に固着された底板２６が設けられていて、この底板２６上に工具箱やペール缶等の物品が収容できるようになっていると共に、底板２６の上面には、エンジン暖機装置２５ａが装着された側壁１０ｄに寄った位置と、エンジン室２２側に寄った位置にガード手段２７がほぼＬ字形に配置されている。
【００１５】
ガード手段２７は、底板２６上に載置された工具箱やペール缶等の物品がエンジン暖機装置２５ａに衝突するのを防止するもので、側壁１０ｄに寄った位置に設置されたガード手段２７は、エンジン暖機装置２５ａの軸線とほぼお平行するように設けられ、エンジン室２２側に寄った位置に設けられたガード手段２７は、エンジン室２２とユーティリティスペース２０の間を区画する隔壁１０ｅとほぼ平行するように設けられている。
これらガード手段２７は図４及び図５に示すように、例えば不等辺アングル材よりなるガード部材２７ａを底板２６の幅に応じて切断し、かつ一辺をボルト等の固着具２８により底板２６の上面に固着したもので、車体フレーム１０側の側壁１０ｄに沿って設置されたガード手段２７は、図４に示すようにガード部材２７ａの他辺がエンジン暖機装置２５ａと干渉しないように、側壁１０ｄより十分離間した位置に設置されている。
【００１６】
またエンジン暖機装置２５ａより延設された配管３１は、ユーティリティスペース２０内に収容された工具箱やペール缶等からできるだけ離すため、車体フレーム１０側の側壁１０ｄにクランプ手段３３により固定されていると共に、エンジン暖機装置２５ａと制御手段及びエンジン暖機装置２５ａと電源（ともに図示せず）を接続するハーネス３０は、底板２６上に雨水等が溜まっても水浸しとならないよう底板２６の上面より十分に高い位置で、かつ工具箱やペール缶等の物品が接触することがないガード部材２７ａの内側、すなわち側壁１０ｄと対向する面側に絶縁性の止着具３２により固定されている。
エンジン室２２側の隔壁１０ｅに沿って設置されたガード手段２７のガード部材２７ａにも、エンジン室２２側の側壁１０ｅと対向する面側で、かつ底板２６の上面より十分高い位置に、図５に示すように止着具３２によりハーネス３０が固定されている。
【００１７】
次に前記構成された建設機械の車体構造の作用を説明すると、車体フレーム１０の一部に設けられたユーティリティスペース２０に工具箱やペール缶等の物品を収容する場合は、ユーティリティスペース２０の前面に設けられた開閉扉２１ａを開放して、ユーティリティスペース２０の底板２６上に載置するが、ガード手段２７によりこれら物品が高熱を発する配管３１に接近するのを阻止されるため、配管３１より発せられる高熱により工具箱内に収容された工具の樹脂部分が溶けたり、ペール缶内の油脂類が劣化し、もしくは発火するのを未然に防止できると共に、ハーネス３０も配管３１と離間したガード部材２７ａの内側に配線されているため、配管３１より発せられる高熱によりハーネス３０が劣化したり、断線するのを未然に防止できることもできる。
【００１８】
またユーティリティスペース２０に収容された工具箱やペール缶等の物品の間に隙間があると、油圧ショベルの走行中や、作業中に旋回体２が旋回された際に、慣性により工具箱やペール缶が底板２６上を移動することがあるが、ユーティリティスペース２０の側壁１０ｄに装着されたエンジン暖機装置２５ａや、エンジン暖機装置２５ａより車体フレーム１０の前後方向に延設された配管３１等の手前側及びエンジン室２２側には、底板２６の上方にガード部材２７ａが設置されている上、エンジン暖機装置２５ａより延設されたハーネス３０は、ガード部材２７ａの内側に配線されているため、底板２６上を移動する工具箱やペール缶等の物品がエンジン暖機装置２５ａやハーネス３０、配管３１に衝突するのをガード部材２７ａが阻止する。
これによってユーティリティスペース２０に収容された物品によりエンジン暖機装置２５ａやハーネス３０、配管３１等が損傷されるのを未然に防止することができると共に、ハーネス３０は底板２６の上面より十分に高い位置に配線されているため、ユーティリティスペース２０に浸入した雨水等が底板２６上に溜まってもハーネス３０が水浸しになることがなく、これによってハーネス３０が腐食することがないため、断線やショートの原因となることもない。
【００１９】
なお前記実施の形態では、ガード手段２７を構成するガード部材２７ａを不等辺アングル材により形成したが、図６及び図７に示す変形例のように管体と板体等により形成してもよい。
すなわち鋼管等の管体をほぼコ字形に屈曲して枠状のガード部材２７ｂを形成し、このガード部材２７ｂの両端側に位置する脚部２７ｃの先端を、溶接等の手段で底板２６上に固着すると共に、各脚部２７ｃ間に板体２７ｄを横架してガード手段２７を構成したもので、エンジン暖機装置２５ａより延設されたハーネス３０は、底板２６より十分に高い位置にあるガード部材２７ｂの上辺部内に挿通することにより配線している。
【００２０】
これによってユーティリティスペース２０内に収容された物品のうち、高さの高いペール缶等はガード部材２７ｂの上辺部によってエンジン暖機装置２５ａや配管３１に衝突するのが防止され、高さの低い工具箱等は板体２７ｄによりエンジン暖機装置２５ａや配管３１に衝突するのを防止されるため、エンジン暖機装置２５ａや配管３１が損傷されるのを未然に防止できるようになる。
またハーネス３０は管体よりなるガード部材２７ｂの上辺部内に配線されているため、ペール缶等がガード部材２７ｂに衝突しても損傷されることがないと共に、底板２６より十分に高い位置に配線されているため、底板２６上に雨水等が溜まってもハーネス３０が水浸しになることもない。
【００２１】
なお前記実施の形態では、オプション部品２５としてエンジン暖機装置２５ａをユーティリティスペース２０内に設置した場合について説明したが、勿論エンジン暖機装置２５ａ以外のオプション部品２５についても実施することができるものである。
また油圧ショベルの車体に設けられたユーティリティスペース２０にガード手段２７を設置した場合について説明したが、車体の一部にユーティリティスペース２０が設けられた建設機械全般に適用できるものである。
【００２２】
【発明の効果】
本発明は以上詳述したように、オプション部品を装着したり、物入れとして利用するユーティリティスペースの底板上方に、ユーティリティスペースに収容された物品がオプション部品や、オプション部品より延設されたハーネス、配管等に衝突するのを防止するガード手段を設置したことから、ユーティリティスペース内に収容された工具箱やペール缶等の物品が建設機械の走行中や、作業中に底板上を移動しても、オプション部品やハーネス、配管に衝突することがないため、ユーティリティスペースに収容された物品によりオプション部品やハーネス、配管等が損傷されるのを未然に防止することができる。
【００２３】
またオプション部品より延設されたハーネスを、ガード手段を構成するガード部材の内側で、かつ底板の上面より十分に高い位置に配線したことから、ユーティリティスペースに浸入した雨水等が底板上に溜まってもハーネスが水浸しになることがなく、これによってハーネスが腐食することがないため、断線やショートの原因となることもない。
【００２４】
さらにガイド部材を管体により枠状に形成し、かつ底板の上面より十分に高い位置にある上辺部内にハーネスを配線したことから、ペール缶等がガード部材に衝突してもハーネスが損傷されることがない上、底板より十分に高い位置にある上辺部内にハーネスが配線されているため、底板上に雨水等が溜まってもハーネスが水浸しになることがないと共に、管体よりなるガード部材の上辺部内にハーネス挿通するだけで配線が完了するため、ハーネスの配線作業が容易に行える。
【００２５】
しかも運転室の後方に設置されたユーティリティスペースと、ユーティリティスペース内の車体フレーム側の側壁に前後方向に装着されたほぼ筒状のエンジン暖機装置と、エンジン暖機装置より延設され、かつ車体フレーム側の側壁に沿って前後方向に配設された配管と、車体フレーム側の側壁及びユーティリティスペースとエンジン室の間を区画する隔壁とほぼ平行するようにユーティリティスペース内に設置され、かつユーティリティスペース内に収容された工具箱やペール缶のような物品がエンジン暖機装置や配管等に衝突するのを防止するガード手段と、ガード手段の内側で、かつ底板の上面より十分に高い位置に配線された制御用配線や電源配線等よりなるハーネスとから構成したことから、ユーティリティスペース内に収容された工具箱やペール缶のような物品が高熱を発する配管に接近するのをガード手段が阻止するため、配管より発せられる高熱により工具箱内に収容された工具の樹脂部分が溶けたり、ペール缶内の油脂類が劣化し、もしくは発火するのを未然に防止できると共に、ハーネスも配管と離間したガード手段の内側に配線されているため、配管より発せられる高熱によりハーネスが劣化したり、断線するのを未然に防止できることもできる。
【００２６】
またユーティリティスペースに収容された工具箱やペール缶等の物品が建設機械の走行中や、作業中に旋回体が旋回された際に慣性によりユーティリティスペース内を移動しても、エンジン暖機装置や配管、ハーネス等に衝突するのをガード手段が阻止するため、ユーティリティスペース内に収容された物品によりエンジン暖機装置や配管、ハーネス等が損傷されるのを未然に防止することができると共に、ハーネスは底板の上面より十分に高い位置に配線されているため、ユーティリティスペースに浸入した雨水等が底板上に溜まってもハーネスが水浸しになることがなく、これによってハーネスが腐食することがないため、断線やショートの原因となることもない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態になる建設機械の車体構造を採用した油圧ショベルの斜視図である。
【図２】本発明の実施の形態になる建設機械の車体構造を示す斜視図である。
【図３】本発明の実施の形態になる建設機械の車体構造に設けられたユーティリティスペースの正面図である。
【図４】図２のＡ方向からの矢視図である。
【図５】図２のＢ−Ｂ線に沿う断面図である。
【図６】本発明の実施の形態になる建設機械の車体構造に設けられたガード手段の変形例を示す一部切欠正面図である。
【図７】図６のＣ−Ｃ線に沿う断面図である。
【図８】従来の建設機械の車体構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
１ 走行体
２ 旋回体
１０ａ 車体フレーム
１０ｄ 側壁
１０ｅ 隔壁
１１ 作業機
１８ 運転室
２０ ユーティリティスペース
２５ オプション部品
２５ａ エンジン暖機装置
２６ 底板
２７ ガード手段
２７ａ ガード部材
３０ ハーネス
３１ 配管[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle body structure of a construction machine such as a hydraulic shovel.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, there is a construction machine such as a hydraulic shovel in which a utility space is provided in a part of a vehicle body as described in, for example, JP-A-2002-88808.
FIG. 8 shows a body frame a constituting a revolving structure of a conventional hydraulic shovel. A bracket b for mounting a working machine (not shown) is provided at a front portion of the body frame a. A driver's cab (not shown) is provided on the side of b. A utility space c is provided behind the operator's cab, and the utility space c has a sufficient space for mounting optional parts d such as an engine accessory and an engine warm-up device. .
[0003]
The engine warm-up device, which is an optional component d, preheats the engine so that the engine can be easily started even in a cold region, and is discharged from the engine warm-up device into the utility space c where the engine warm-up device is installed. The piping g that guides the hot gas to the engine, the harness e that connects the engine warming device to the control means, and the harness e that connects the engine warming device and the power supply are wired in the front-rear direction, but are installed in the utility space c. When the used optional parts d are small, a wasteful space is generated in the utility space c. Therefore, the excess space of the utility space c is used to accommodate a tool box or a pail containing oils and fats. Are used as storage.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, when an engine warm-up device is already installed in the utility space c as an optional part d, if a tool box or a pail can is housed in the utility space c, the piping in which the tool box or the pail becomes hot may be used. As a result, the resin portion of the tool stored in the tool box melts, and the fats and oils stored in the pail can deteriorate or ignite.
Also, when the construction machine runs or the revolving body turns during the work, the tool box and the pail can housed in the utility space c move by inertia and collide with the optional parts d, the piping g, and the harness e, There is a problem that the impact damages the optional parts d, the harness e, the pipe g, and the like.
Further, the utility space c is usually covered with a hood cover, but rainwater or the like often enters and collects at the bottom of the utility space c. Therefore, the harness e is wired along the upper surface of the bottom plate g of the utility space c. Further, in the conventional vehicle body structure, there is a problem that the harness e is immersed in water and corroded, causing a disconnection or a short circuit.
[0005]
The present invention has been made to solve such a conventional problem, in which optional parts, harnesses, pipes, and the like mounted in the utility space are damaged, and the harness is corroded by rainwater collected at the bottom of the utility space. It is an object of the present invention to provide a vehicle body structure of a construction machine without the above.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a vehicle body structure of a construction machine according to the present invention is a vehicle body structure of a construction machine provided with a utility space for mounting an optional part on a part of a vehicle body or using it as a storage. A guard means for preventing an article accommodated in the utility space from colliding with an optional part, a harness, a pipe, or the like extended from the optional part, is provided above the bottom plate.
With the above configuration, even if an article such as a tool box or a pail can housed in the utility space moves on the bottom plate while the construction machine is running or working, it guards against collision with optional parts, harnesses, and piping. Since the members prevent the components, the optional parts, the harness, the piping, and the like can be prevented from being damaged by the articles stored in the utility space.
[0007]
In order to achieve the above object, a vehicle body structure of a construction machine according to the present invention has a structure in which a harness extended from an optional part is wired inside a guard member constituting guard means and at a position sufficiently higher than an upper surface of a bottom plate. It is.
With the above-described configuration, even if rainwater or the like that has entered the utility space accumulates on the bottom plate, the harness does not become water-immersed, so that the harness does not corrode, and thus does not cause disconnection or a short circuit.
[0008]
In order to achieve the above object, in the vehicle body structure of a construction machine according to the present invention, a guide member constituting a guard means is formed in a frame shape by a tubular body, and a harness is wired in an upper side at a position sufficiently higher than an upper surface of a bottom plate. It was done.
According to the configuration, since the harness is wired in the guard member formed of the tubular body, the harness is not damaged even if the pail can hit the guard member, and the upper side is located sufficiently higher than the bottom plate. Since the harness is wired in the section, even if rainwater or the like accumulates on the bottom plate, the harness does not become flooded.
Further, since the wiring is completed only by inserting the harness into the upper side portion of the guard member formed of the tubular body, the wiring work of the harness can be easily performed.
[0009]
In order to achieve the above object, a vehicle body structure of a construction machine according to the present invention is configured such that a revolving body having a pair of body frames parallel to a traveling direction is provided on a self-propelled traveling body so as to be revolvable, and a front part of the body frame is provided. The body structure of a construction machine such as a hydraulic shovel with a working machine in the center, an operator's cab on the front left side, and an engine room containing a power engine at the rear. The installed utility space, a substantially cylindrical engine warm-up device attached to the vehicle body frame side wall in the utility space in the front-rear direction, and extended from the engine warm-up device and along the body frame side wall The utility space so as to be substantially parallel to the piping arranged in the front-rear direction, the side wall on the body frame side, and the partition separating the utility space and the engine room. Guard means for preventing articles such as tool boxes and pail cans installed in the utility space and housed in the utility space from colliding with the engine warm-up device, piping, etc., and inside the guard means and on the bottom plate. And a harness including a control wiring, a power supply wiring, and the like, which are wired at a position sufficiently higher than the upper surface.
[0010]
According to the above configuration, the guard means prevents articles such as a tool box and a pail can housed in the utility space from approaching the pipe generating high heat, so that the guard box is housed in the tool box by high heat generated from the pipe. The resin part of the tool can be prevented from melting and the oils and fats in the pail can be prevented from deteriorating or igniting, and the harness is also radiated from the piping because it is wired inside the guard means separated from the piping. It is also possible to prevent the harness from deteriorating or breaking due to high heat.
Also, even if articles such as tool boxes and pail cans housed in the utility space move in the utility space due to inertia when the revolving structure is swiveled during construction machine work or work, the engine warm-up system Since the guard means prevents the collision with the piping, the harness, etc., it is possible to prevent the engine warm-up device, the piping, the harness, etc. from being damaged by the articles stored in the utility space, and to prevent the harness from being damaged. The wiring is located at a position sufficiently higher than the upper surface of the bottom plate, so that even if rainwater or the like that has entered the utility space accumulates on the bottom plate, the harness does not become flooded, so that the harness does not corrode, It does not cause disconnection or short circuit.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
An embodiment in which the vehicle body structure of the present invention is applied to a hydraulic excavator will be described in detail with reference to the drawings.
1 is an overall perspective view of a hydraulic excavator, FIG. 2 is a perspective view of a body frame constituting a revolving structure, FIG. 3 is a front view of a utility space, and FIG. 4 is a view from the direction of arrow A in FIG. FIG. 5 is a sectional view taken along line BB in FIG.
The hydraulic excavator shown in FIG. 1 includes a self-propelled traveling body 1 and a revolving body 2 mounted on the traveling body 1 so as to be freely pivotable.
The traveling body 1 has a track frame 3 composed of a center frame 3a and a pair of side frames 3b provided on both sides of the center frame 3a so as to be parallel to each other. A movable motor 5 composed of a hydraulic motor and a sprocket 6 rotated by the movable motor 5 are provided on the other end side.
[0012]
An endless crawler belt 7 is wound between the idler 4 and the sprocket 6, and by driving the crawler belt 7 with the sprocket 6, the traveling body 1 can run on its own and the side track 3b A plurality of rolling wheels (not shown) are rotatably supported at the upper and lower portions.
In addition, the revolving unit 2 that is pivotally mounted on the center frame 3a of the truck frame 3 has a bottom portion formed of a body frame 10 as shown in FIG.
At the center of the front part of the body frame 10, there is provided a pair of work implement support brackets 10a projecting upward in a substantially mountain shape, and a boom that constitutes the work implement 11 in a pin hole 10b drilled on the upper side. A shaft pin (not shown) that supports a lower end of the boom 12 is inserted through a pin hole 10c drilled on the lower side, and supports a base end of a boom cylinder 13 that raises and lowers the boom 12. Is inserted.
As shown in FIG. 1, the working machine 11 has a base end pivotally attached to a working machine support bracket 10 a, and a boom 12 which can be raised and lowered by a boom cylinder 13, a base end side pivotally attached to a distal end of the boom 12, and an arm. An arm 15 is rotatable by a cylinder 14, and a bucket 17 is pivotally attached to the tip of the arm 15 and is rotatable by a bucket cylinder 16.
[0013]
On the other hand, an operator's cab 18 is installed at a front portion of the body frame 10 at a side of the work implement support bracket 10a, and a utility space 20 is provided behind the operator's cab 18.
An engine room 22 covered by a hood cover 21 is installed at the rear of the body frame 10, and a power engine (not shown) is housed in the engine room 22. A counterweight 23 is attached.
The hood cover 21 that covers the engine compartment 22 also covers the utility space 20 provided behind the operator's cab 18, and the side of the hood cover 21 has an opening and closing that allows the utility space 20 and the engine compartment 22 to open and close independently. Doors 21a and 21b are provided.
[0014]
The utility space 20, the upper surface of which is covered by the hood cover 21 and the side surface of which is covered by the opening / closing door 21a, is provided with, for example, an engine warm-up device 25a as an optional component 25. It can be used as a container for storing articles such as tool boxes and pail cans containing oils and fats.
The engine warm-up device 25a is formed in a substantially cylindrical shape, and is mounted substantially horizontally on the side wall 10d on the vehicle body frame 10 side so that its axis is parallel to the front-rear direction of the vehicle body frame 10.
A bottom plate 26 fixed to the vehicle body frame 10 is provided on the bottom surface of the utility space 20. The bottom plate 26 can accommodate articles such as tool boxes and pail cans. The guard means 27 is disposed in a substantially L-shape at a position close to the side wall 10d where the engine warm-up device 25a is mounted and at a position close to the engine room 22 side.
[0015]
The guard means 27 is for preventing articles such as a tool box and a pail can placed on the bottom plate 26 from colliding with the engine warm-up device 25a, and is provided at a position close to the side wall 10d. Is provided so as to be substantially parallel to the axis of the engine warm-up device 25a, and a guard means 27 provided at a position close to the engine room 22 side is provided with a partition 10e for partitioning between the engine room 22 and the utility space 20. It is provided so that it may be substantially parallel.
As shown in FIGS. 4 and 5, the guard means 27 cuts a guard member 27a made of, for example, a non-equilateral angle material in accordance with the width of the bottom plate 26, and one side of the guard member 27 is fixed to a top surface of the bottom plate 26 by a fixing tool 28 such as a bolt. The guard means 27 installed along the side wall 10d on the vehicle body frame 10 side has a side wall 10d so that the other side of the guard member 27a does not interfere with the engine warm-up device 25a as shown in FIG. It is located at a more separated position.
[0016]
The pipe 31 extended from the engine warm-up device 25a is fixed to the side wall 10d on the vehicle body frame 10 side by a clamp means 33 in order to keep the pipe 31 as far as possible from a tool box, a pail, or the like accommodated in the utility space 20. At the same time, a harness 30 for connecting the engine warming device 25a with the control means and the engine warming device 25a with a power supply (both not shown) is provided from the upper surface of the bottom plate 26 so as not to be flooded even if rainwater or the like accumulates on the bottom plate 26. It is fixed by an insulating fastener 32 at a sufficiently high position and inside the guard member 27a that does not come into contact with an article such as a tool box or a pail, that is, on the surface facing the side wall 10d.
The guard member 27a of the guard means 27 installed along the partition 10e on the engine room 22 side also has a guard member 27a on the surface side facing the side wall 10e on the engine room 22 side and at a position sufficiently higher than the upper surface of the bottom plate 26 as shown in FIG. The harness 30 is fixed by the fastener 32 as shown in FIG.
[0017]
Next, the operation of the vehicle body structure of the construction machine having the above-described construction will be described. In a case where an article such as a tool box or a pail can is housed in the utility space 20 provided in a part of the body frame 10, the front of the utility space 20 is provided. Is opened and placed on the bottom plate 26 of the utility space 20, but these articles are prevented from approaching the pipe 31 which generates high heat by the guard means 27. The high heat generated can prevent the resin portion of the tool housed in the tool box from melting, and the oils and fats in the pail can be prevented from deteriorating or igniting, and the harness 30 is a guard member separated from the pipe 31. Since it is wired inside 27a, it is possible to prevent the harness 30 from being deteriorated or disconnected due to the high heat generated from the pipe 31. It is also possible to be.
[0018]
Further, if there is a gap between the tool box and the pail can contained in the utility space 20, the tool box and the pail due to inertia when the revolving unit 2 is turned while the excavator is running or during the work. Although the can may move on the bottom plate 26, the engine warm-up device 25a mounted on the side wall 10d of the utility space 20, the pipe 31 extending in the front-rear direction of the body frame 10 from the engine warm-up device 25a, and the like. A guard member 27a is installed above the bottom plate 26 on the near side and the engine room 22 side, and a harness 30 extending from the engine warm-up device 25a is wired inside the guard member 27a. Therefore, the guard member 27a prevents the articles such as the tool box and the pail moving on the bottom plate 26 from colliding with the engine warming device 25a, the harness 30, and the pipe 31. That.
Thus, it is possible to prevent the engine warm-up device 25a, the harness 30, the pipe 31 and the like from being damaged by the articles stored in the utility space 20, and the harness 30 is positioned sufficiently higher than the upper surface of the bottom plate 26. The harness 30 is not flooded even if rainwater or the like that has entered the utility space 20 accumulates on the bottom plate 26, and the harness 30 does not corrode. It does not become.
[0019]
In the above-described embodiment, the guard member 27a constituting the guard means 27 is formed of a non-equilateral angle material, but may be formed of a tube and a plate as in the modification shown in FIGS. .
That is, a tubular body such as a steel pipe is bent into a substantially U-shape to form a frame-shaped guard member 27b, and the tips of the legs 27c located at both ends of the guard member 27b are placed on the bottom plate 26 by means such as welding. At the same time, the guard 27 is formed by bridging the plate 27d between the legs 27c, and the harness 30 extending from the engine warm-up device 25a is located at a position sufficiently higher than the bottom plate 26. The wiring is performed by being inserted into the upper side of the guard member 27b.
[0020]
As a result, among the articles stored in the utility space 20, a high pail can or the like is prevented from colliding with the engine warm-up device 25a or the pipe 31 by the upper side of the guard member 27b, and a tool with a low height is prevented. Since the box and the like are prevented from colliding with the engine warm-up device 25a and the pipe 31 by the plate 27d, damage to the engine warm-up device 25a and the pipe 31 can be prevented beforehand.
Further, since the harness 30 is wired inside the upper side of the guard member 27b made of a tubular body, it is not damaged even if a pail or the like collides with the guard member 27b, and is wired at a position sufficiently higher than the bottom plate 26. Therefore, even if rainwater or the like accumulates on the bottom plate 26, the harness 30 is not flooded.
[0021]
In the above-described embodiment, the case where the engine warm-up device 25a is installed in the utility space 20 as the optional component 25 has been described. However, it is needless to say that the optional component 25 other than the engine warm-up device 25a can be implemented. is there.
Also, the case where the guard means 27 is installed in the utility space 20 provided in the vehicle body of the hydraulic shovel has been described, but the present invention can be applied to all construction machines in which the utility space 20 is provided in a part of the vehicle body.
[0022]
【The invention's effect】
INDUSTRIAL APPLICABILITY As described above in detail, the present invention is configured such that an article accommodated in the utility space is an optional part, or a harness or a pipe extended from the optional part, above the bottom plate of the utility space used for mounting optional parts or used as a storage space. Since guards have been installed to prevent collisions, etc., even when articles such as tool boxes and pail cans housed in the utility space are running on construction machines or moving on the bottom plate during work, Since it does not collide with the optional parts, the harness, and the piping, it is possible to prevent the optional parts, the harness, the piping, and the like from being damaged by the articles stored in the utility space.
[0023]
In addition, since the harness extended from the optional parts was wired inside the guard member constituting the guard means and at a position sufficiently higher than the upper surface of the bottom plate, rainwater etc. that entered the utility space accumulated on the bottom plate Also, the harness does not become flooded, so that the harness does not corrode, so that it does not cause disconnection or short circuit.
[0024]
Further, since the guide member is formed in a frame shape by the tubular body and the harness is wired in the upper side portion which is sufficiently higher than the upper surface of the bottom plate, the harness is damaged even if a pail can hits the guard member. In addition, since the harness is wired in the upper side located at a position sufficiently higher than the bottom plate, the harness does not become flooded even if rainwater etc. accumulates on the bottom plate, and the guard member made of a tubular body Since wiring is completed only by inserting the harness into the upper side, wiring work of the harness can be easily performed.
[0025]
Moreover, a utility space installed behind the operator's cab, an almost cylindrical engine warm-up device mounted on the side wall of the vehicle body frame side in the utility space in the front-rear direction, A pipe arranged in the front-rear direction along the side wall on the frame side, and installed in the utility space so as to be substantially parallel to the side wall on the vehicle body frame side and a partition wall separating the utility space and the engine room; Guard means to prevent articles such as tool boxes and pail cans from colliding with the engine warm-up device and piping, etc., and wiring inside the guard means and at a position sufficiently higher than the upper surface of the bottom plate And harness consisting of control wiring and power supply wiring. Since the guard means prevents articles such as tool boxes and pail can from approaching pipes that generate high heat, the high heat generated from the pipes may melt the resin part of the tool contained in the tool box, The oils and fats can be prevented from deteriorating or igniting, and the harness is also wired inside the guard means separated from the piping, so the high heat generated from the piping may cause the harness to deteriorate or break. Can be prevented beforehand.
[0026]
Also, even if articles such as tool boxes and pail cans housed in the utility space move in the utility space due to inertia when the revolving structure is swiveled during construction machine work or work, the engine warm-up system Since the guard means prevents the collision with the piping, the harness, etc., it is possible to prevent the engine warm-up device, the piping, the harness, etc. from being damaged by the articles stored in the utility space, and to prevent the harness from being damaged. Since the wiring is located at a position sufficiently higher than the upper surface of the bottom plate, the harness does not become flooded even if rainwater etc. that has entered the utility space accumulates on the bottom plate, so that the harness does not corrode, It does not cause disconnection or short circuit.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a hydraulic shovel employing a vehicle body structure of a construction machine according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing a vehicle body structure of the construction machine according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a front view of a utility space provided in the vehicle body structure of the construction machine according to the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is an arrow view from the direction A in FIG. 2;
FIG. 5 is a sectional view taken along line BB of FIG. 2;
FIG. 6 is a partially cutaway front view showing a modification of the guard means provided on the vehicle body structure of the construction machine according to the embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a sectional view taken along line CC of FIG. 6;
FIG. 8 is a perspective view showing a vehicle body structure of a conventional construction machine.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Running body 2 Revolving body 10a Body frame 10d Side wall 10e Partition wall 11 Work equipment 18 Operator's cab 20 Utility space 25 Optional parts 25a Engine warm-up device 26 Bottom plate 27 Guard means 27a Guard member 30 Harness 31 Piping
