JP2004066801A - 折り畳みシートを製造する方法及びその製品 - Google Patents

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Abstract

【課題】折り畳みシートに外部剛性部を接合させる工程を提供する。
【解決手段】アコーディオン蛇腹状折り目180で折りたたまれた材料シートを含んでなる製品178を製造するための方法において、該方法が、少なくとも部分的に透明である材料からなる少なくとも一つの剛性部22,24を該製品178に付与することを含んでなることを特徴とする方法。アコーディオン蛇腹状折り目180で折りたたまれたシート及び該シートに付着・接合した少なくとも一つの剛性部22,24を含んでなる製品178であって、該剛性部22,24が透明である材料からなることを特徴とする製品。
【選択図】 図29

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、折り畳みシートを製造する方法及びその製品に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者は、前記折り畳みシートに外部剛性部を接合させ、手作業により最終仕上げをして頭書表記した製品を仕上げ製造することため実験を行なった。かかる工程を実施しまたかかる製品の仕上げ工程を実施するための装置を製作することを試みた過程で、製造むら、最大製造速度の低下やその他種々の障害に遭遇した。
【0003】
【課題を解決するための手段】
数年に及ぶ研究の結果、本発明者は、これら欠陥・障害の全ての原因が、折り畳みシートを処理・加工する際の不正確または不適切な制御に因るものであることを見出し、特にその処理・加工工程の過程で又はその少なくとも工程の一部分において、前記折り畳みシートの折り畳み状態を保持させる必要性を発見した。本発明はその知見に基づくものである。
【0004】
従って、本発明の一つの局面は、アコーディオン蛇腹状折り目で折りたたまれた材料シートを含んでなる製品を製造するための方法において、該方法が、少なくとも部分的に透明である材料からなる少なくとも一つの剛性部を該製品に付与することを含んでなることを特徴とする方法である。
【0005】
好ましくは、第一のアコーディオン蛇腹状折り目セット及びこれと直交する、第二のアコーディオン蛇腹状折り目セットで前記シートを折りたたみ、かくして該折りたたみシートの外側の二つの対向部分のそれぞれに少なくとも部分的に透明である材料からなる少なくとも一つの剛性部を該製品に付着・接合することを含んでなる。
【0006】
また、本発明の別の曲面は、アコーディオン蛇腹状折り目で折りたたまれたシート及び該シートに付着・接合した少なくとも一つの剛性部を含んでなる製品であって、該剛性部が透明である材料からなることを特徴とする製品である。
【0007】
好ましくは、第一のアコーディオン蛇腹状折り目セット及びこれと直交する、第二のアコーディオン蛇腹状折り目セット折りたたまれたシートを含んでなる製品であって、該製品が、該折りたたみシートの外側の二つの対向部分を非剛性物質の付加を行なうことによって剛性化させてなる。
【0008】
また好ましくは、該剛性化が、ラミネーション層、硬化コーティング層又は硬化含浸層からなることである。
【0009】
【実施例】
次に例として添付する図面について説明する。
【0010】
図1乃至3に示されている、本発明を具体化する装置の一つの実施例において、第一のアコーディオン状蛇腹折り目のセット及びこれらの折り目に対して直交する第二のアコーディオン状蛇腹折り目のセットで折り畳まれた複数のシート10が、ホッパー12からフィードされ、その底部からフライト14により矢印18の方向に移動するベルト16上に一度に一枚ずつ引き込まれ、引き込まれた折り畳みシート10は各々、図2に示されるフライト14の両側の上方にある2本のレール形状をしたガイド手段20の上で静止し、次いでガイド手段に沿って押される。クレジットカード(3.4インチ×2.1インチ=85mm×55mm)のようなプラスチック材料のカードの形状とした剛性部22、24が、それぞれホッパー26、28からドラム30、32へ供給され、一度に一枚ずつホッパーの底部からドラムの後退部34(図3)によりへ真空ポート36を用いて引き離される。これらのドラム30、32は、それぞれ矢印38、40の方向へ回転しており、またそれぞれのポート36が、その円周のうち斜線を付した四分の一42の部分を除いて真空を維持する。このドラムは、捕捉したカードを接着剤槽48、50から供給される接着塗布ドラム44、46を通過移動させる。後退部34の中の接着剤塗布済みカード22は、ドラム30の底部に達すると、折り畳みシート10と同調同調されてから、ガイド手段20の上向部52に沿ってカードをベルト16から離れさせて、折り畳みシート10に接着する。折り畳みシート10とこれと接着されたカード22との組合せ物は次に、2つのドラム30、32間のピンチに到達して、そこでドラム40の後退部34の中に搬送されてきた接着カード24と同調同期されるが、その時点で該カード24は、折り畳みシート10の裏側に接合される。該シートを折り畳み状態に保持するガイド部52がなければ、装置は、緩徐に作動するものの、信頼性はなくまた急速に動作しないであろう。また、装置が一旦停止して再度始動する場合に、折り畳みシート10がフライト14に不規則に引っ張る傾向となり、不均一な保持結果が得られた。
【0011】
本発明を具体化する別の実施例が、図4乃至20に図示されている。異なる幾つかの実施態様の相当する部品について同一の参照番号を使用する。底のカード22が、フライト14によってホッパー26の底部から滑動して離れて、ガイド手段20に沿って移動することにより、接着ステーションを構成する接合機噴霧ヘッド54へと搬送される。折り畳みシート10は、ホッパー12によりガイド手段20の第一上部56へと供給され、次いでフライト14によって引き込まれて、接着済みカード22上をガイド手段20に沿って移動することになる。なおガイド手段の上部56は、折り畳みシート10が、フライトに押さえられるのに応じて下降し、最終的に対応する接着済みカード22と会合し、従って接着ステーション部58を構成する上部ガイド56の終端部にてカード22と接合されるような形状としたものである。カード22とカードに接着した折り畳みシート10の組合せ物は、第二接合機噴霧ヘッド60の下方を通過せしめられるが、その時点で折り畳みシート10の最上面に接着剤が適宜に噴霧塗布され、次いで組合せ物は、ホッパー28の下方を進行し、その際ガイド手段20の第2上部ガイド62上に静止するカード24をフライト14が引き込むが、その引き込みは、上部ガイド62の形状が原因で、カード24が下降して、ポイント64で該組合せ物と会合するまでであり、かくしてカードは該組合せ物と最終接着により接合される。かくして、該ポイント64が第二の接合ステーションを構成するわけである。かくして得られた製品は、ピンチローラ66にまで進行する。これら可動部品・部分は、単独の駆動源68で駆動される。
【0012】
さらに詳しく言えば、フライト14は、図6にて示すように水平方向にほぼ3mmの厚さのスペーサ70を含んでなる。このことにより、ボトムカード22と折り畳みシードとの間隔が制御されるのであるが、このことは、例えば、両者がステーション58で接合された後の様子である図8に示されている通りであり、また該ステーションにおける動作は、図8から理解される。なお図8は、シート10を折り畳み状態に保持し且つガイド手段―バーー72はその一部であるーに沿った経路の幾つかの部分でフライト14の上方にシートを配置させるために使用される単一の環状中心バー72を示す。これらの部品・部分は、特に噴霧ステーション54,60の下方に位置するが、その理由は、空気が後者からほぼ40P.S.Iなる極めて高い圧力で噴霧されるからであり、またもし折り畳みシートを折り畳み状態に保持するバー72がなければ、該ステーション54,60のそれぞれの前後と接合ステーション58,64におけるほぼ15cm(6インチ)の距離では空気によって折り畳みシート10が吹き開けられることになるからである;なお前記接合ステーションでは、要素22,10,24のレベル(準位)や高低位置の変動及び折り畳みシート10とカード22、24との接触によっても、折り畳みシートを折り畳み状態に保持するバー72がなければ、折り畳みシート10が開いてしまう傾向が生じる。バー72は、ホッパー26からピンチロール66の直前までの装置の全経路長に沿って伸展していてもよいが、ベルト16、フライト14及び要素22、10、24の位置決めするためのガイド手段20とからなるコンベア手段に沿って移動する対象物のかかる要素をより正確に案内することは、シート10を折り畳み状態に保持するためガイド手段20によって実行され得ることが考慮されている。噴霧ヘッド54においては、図16に示す一対の2つのノズル74、76が、図14の一対の噴霧ライン78,80をカード22の上で噴霧し、また噴霧ヘッド60においては、一対の2つのノズルが同様に、図15の一対の接着剤ライン82,84を折り畳みシート10の上で噴霧し、折り畳みシート10の縁端部の手前で停止する。それぞれ同時に図14のような折り畳みシート10端の手前で終わる2本の接着剤の線82、84を折り畳みシート10上に噴霧する。図9から判るように、上部ガイド62は、フライト14のスペーサ70よりずっと低く、その結果カード24は、折り畳みシート10との組合わせ物のカード22より正確に上に位置するようになる。また、上のカード24が折り畳みシート10と会合して、接着剤線82、84によりシートに接着される接着ステーション64において、上部ガイド62が下降して終結する様子が、図9に示されている。ピンチロール66までの適当な搬送時間(乾燥させるため)経過後、図10に示すように、カード22,24と折り畳みシート10とから形成される製品の折り目(及び接着部)が合体され、固められる。
【0013】
図11から明らかなように、ガイド手段20は、カード22のほぼ中央部まで伸展し且つ噴霧液を噴霧ノズル74から放出させてカード22へ到達させることが出来るように切込み部86及びノズル76も一緒に配設されている。図13に図示されているのは、第二の折り目セットを基準とした折り畳みシート10の好ましい方向性及び運動方向18であって、その結果再始動した場合、前進運動が原因であるいはフライト14が背面端へ衝突することが原因で折り畳み状態が開く傾向を低減させることになる。図12が示すのは、また別の構成であって、これらのフライトが、後退した中心頭頂部を備え、従ってバー72が、折り畳みシート10を折り畳み状態に保持するために低い位置にさげることが出来る構成である。図19に示されているように、ガイド手段20の低い部分を形成する好ましい方法は、各側面に後退部88を設けて、その結果搬送路全長に渡ってシート10を折り畳み状態に保持できるようになっている。(明瞭にするため、図19では、実際にはシート10の下方に来るカード24は図示されていない。)あるいはその代わりに、ガイド手段20の下部の後退形状は、バー72が代替利用出来る個所にまで伸展させなくてもよい。また別の代替案では、図19の品目10は、カード22に置き換えられて、その上面に点線で図示した折り畳みシート10が搭載されており、またガイド手段20の下部の上端部が、シート22を折り畳み状態に保持する更なる後退部を形成している。
【0014】
図20は、前記ホッパー12の一つの構成の詳細を示すが、この構成においては、カード10のパイルは滑動して、ローラーと矢印の方向に移動するベルト機構によって介助されたシュー90を通過し、一94においてセンサー90に提示される。なおこのセンサーは、カード22の前面を検知するセンサー98と協働して、フィード機構92の運動を開始し且つ停止させ、かくしてカード22を基準として正確に配置されたシート10をガイド手段20の上部56に提示し、フライト14により引き込まれるようにするものである。
【0015】
図4は一つのチャンネルを示すが、複数のチャンネルが存在するのであって、例えば図17には3本、図18には2本のチャンネルが図示されており、チャンネルはそれぞれ、実質的には図19に示す外観を有する。種々に異なるチャンネルは、各チャンネルを各々独立して駆動源から遮断するための手段100を使って図4の単一の駆動源68にて駆動してもよく、また図20に示す関連機構を備えたホッパー12などの種々のユニットもそれぞれ、クイック解除装置102を有しており、かくしてプラグを抜いたりまた修理や交換のため迅速な取り外しが可能となっている。
【0016】
図21及び22にから判るように、例えば二機のホッパー26、28として示されているカード22あるいは24の供給手段は、二機の貯蔵・保管器26、27から交互にカードを往復供給するための手段を含むよう配列される。かかる供給手段は、二つの後退部106、108を備えた供給要素104を有しおり、各後退部は、単一のカード22を取り上げることができ、貯蔵器27(図21において示すように)から一枚のカードを後退部106内に受容し且つカード22を別の後退部108から離脱点(定常要素112のギャップ110の形状とした)に供給するよう適合した第一位置と別の貯蔵・保管器26から一枚のカードを別の後退部108内に受容し且つカード22を前記後退部106から前記地点110に供給するように適合した第二位置との間を往復運動するよう配列されている。該要素204は、空気圧シリンダー114によって往復運動される。
【0017】
図4に示すピンチローラ66の動作はまた、短時間一定の圧力をかけて、かくして接着剤の接合作用がを確保しまた折り畳みシート折込部10がシワになったりまた気泡が発生する傾向を低減させる機能を果たす。本方法が種々に実施できる態様は、独自のまた公知の機器又は当該目的のために特に考案された機器を利用できるように広範囲に変更することが出来ることが、理解されるであろう。例えば、カード22、24や折込部10は、手作業にて縦形あるいは横形ガイドの間に詰め込みして、図4に示す装置又はベルトとローラーを用いて該装置内に供給するようにした別のフィーダーに供給することができる。さらにまた、これらを真空手段、往復動作ゲート、回転ドラムなどを使用して供給することも可能である。折り畳みシート10やカード22(例えば地図であってもよい)は、手作業にて装置に直接供給しても構わない。接着剤は、折り込み部10やカード22、24のいずれ又は全てに塗布することが可能である。接着剤は、水性型、溶剤型、ホットメルト又はその他の如何なる適当な材質のものであってもよく、ローラ、噴霧バー、噴霧ノズル、ボールチップ、スロット塗布、スクリーン印刷又はその他如何なる適切な方法にても塗布することができる。カード22または24の何れでも省略することが可能である。カード22、折り畳みシート及び組合せ物を本方法内に搬送することは、単純ベルトコンベア、フライト付きのベルトコンベア、空圧吸引コンベア、ローラーを使用するか又は回転ドラム若しくは回転装置(carousel)を用いて実行することができる。「pick/place」機構も使用することが出来る。このような装置は、単独で使ってもよいし、組み合わせて使用することが出来る。カード22及び折込部10は、ランナー、ベルト又はローラー上に、ポケット内で又は他の適当な装置により配置させることが可能である。同時に、ランナー、バー、ベルト、ローラ、その他適宜の如何なる当な装置を単独あるいは組合せ使用することによって、それら上下方向および/または横方向の運動を防止することができる。ピンチローラ66の代わりに、往復型プレスプラテン、ピンチベルト、多孔型ベルトまたはテーブルおよび/またはその他如何なる適当な手段によるの空気圧あるいは空気吸引を使用することが出来る。ローラ66に関連して述べた目的のための圧力は、この時点でのみ掛けてもよいし又はステーション58の後や続いまたステーション64の後に掛けることもできる。本方法の全体の制御は、単一の統合プログラム可能論理制御装置又は操作毎の制御器からなる一群の複数制御器によって行なってもよい。かかる制御装置への情報は、カード22、24及び折込部10又はその他作動可能ユニットや他の機械部分(例えばフライト14)の運動や位置に基くものであり得るのであり接触式あるいは非接触式の特定/周知の検出器を用いて収集することができる。またはその代わりに、当業者にとっては周知であるように、前記特徴の如何なるものをも利用して完全に統合された機械化装置を利用することも可能である。同様に、全く異なった方法も、適当な接着剤―要素22,24,10を組み立てた後熱、圧力、放射線などを用いて活性化させるーを用いてカード22、24及び折込部10をプリコーティングさすることにより考案することも出来る。ここでも、二液型接着剤システム、つまり一体に接合するべきこれら要素のそれぞれに一成分を塗布し、次いで両成分を一体に架橋させて必要とする接合を実現させるシステムを使用することが出来る。さらに、本製品二つ以上、例えば本製品の積層物を同時に、ピンチし、活性化し又はその他の方法で加工処理することもできる。
【0018】
なお、スペーサ70の幅(図6において示す水平方向寸法)は、カード22と折込部10との長さの差の半分であって、前進方向における対称的な相対的変位に備える。しかしながら、非対称構成が必要となった場合は、その値を変更してもよい。図11におけるスロット86の別の機能とは、余分な接着剤を通過して落下させることである。その経路に沿った対象物の位置は、センサー(図示せず)により検出されるが、センサーは、対象物の到着直前に噴霧ヘッド54、60への噴霧物搬送空気のスイッチをオンにし、対象物が通過直後はスイッチをオフにするものであり、また位置検出あるいはタイミングをとることによって、正しい時間に供給のスイッチをオンにして、かくして噴霧ヘッド54(折込部10が留まる個所を予め算出する)と噴霧ヘッド60の双方において折り畳みシート10の前後端に達しないうちに始動および停止を行なうのである。図4に全体が図示されている全体装置の一つの実施例は、長さが約3.5メートルであるが、対象物は、125mmピッチで(二つのフライト14の間隔)をほぼ1秒間に2個の割合で移動する。接着剤の選択は、対象物が獲得する速度において、接着剤が、急速に粘着化して、コンベアのフライト14より約20%早く回転するピンチローラ66を通過するまでに対象物の種々の要素相互間でのスリップを防止できるように行なう。ここに示す折込部10は、図4及び13を観察する方向で見て第二のアコーディオン蛇腹状折り目のセットに関してZ字形状になっており、折目線は図での最上端と最先端にある。このような方向性とすることによって、最前部での余分の重量が折込部を折り畳み状態に保持するうえで助けとなり、ガイド手段20が包含構成するランナー内の通過が一層円滑になり、且つまた特に図20に示す詳細が配設されると、ホッパー12からの供給を促進できる。1秒間に1個以上の本製品を製造するための本装置の速度は、高速であると考えられるが、かかる高速度においては、折り畳みシートを折り畳み状態に維持することによって、本製造方法が実施可能となるか又は実質的に改善されることになる。ここで記載した装置は、カード22,24及び折込部10の厚さ及び大きさ並びにこれらの相対位置が変わっても対応するためようにに調節可能であることが、理解できるであろう。
【0019】
図4の全体の実施態様は、点線による概略フローダイアグラム形式で示すように伸張させてもよく、なおこのフローダイアグラムにおいては、手段114は、例えばリールのポリプロピレンで本製品をスリーブ又は封筒状にフロー包装することによって、例えば両端で券縮封止されたスリーブから形成された封筒内にピンチローラ66から出る製品を封入する機能を持つ。この製品は次に、製品を着脱可能に粘着力により既に又は後刻情報を保持させる別のシート、例えば謹呈カードなどに接合するための手段116に移行し、更に手段116から出てくる製品を封筒内に挿入し次いで手段118内に記憶保存されている郵送先リストから選択した住所詳細を最終封筒の外面に又は該最終封筒の透明窓部から読める謹呈カードに賦与するためのするための更に別の手段118に移行する。又はその代わりに、手段114は、の機能動作を、手段118について記載したと全く同様に機能して、ピンチローラ66から出る製品をそのまま封入した郵送用封筒を提供するようにしてもよい。
【0020】
図4において鎖線で示されているまた別の可能性においては、手段120が、折り畳み前の用紙10を貯蔵し、情報を記憶保存し、保存情報の中から選択し(例えば、キーボード入力に応答して)、選択した情報を用紙上に印刷し、該シートを必要なアコーディオン蛇腹状折り目で折り畳みし次いでこれをホッパー12と同じ態様で排出させる機能を持つ。図4の全体装置は次いで、折り畳みシート10に剛性部を供与する。この手段120は、第一のアコーディオン蛇腹状折り目セット及びこれに直角の角度となる、第二のアコーディオン蛇腹状折り目セットでシートを折りたたむように特異的に適合させてもよく、次に図4の全体装置が、折り畳みシートの2つの対向する外側部分のそれぞれに剛性部22、24を付着・接合させるのである。手段114、116、118の何れも、包含されていてもよい。
【0021】
フライト14は、図6のスペーサ70にて段付けされているが、他の目的のために、例えばカード22、24を運動方向に沿って相互に相対的に変位させるために、別の形状に段付けすることも可能である。必要条件が如何なるものであろうとも、ガイド手段20とフライト14との適当な組合せを設計することができる。特に図8と9に言及して説明したように、ガイド手段20は、1枚以上のカード22、24と一つの折込部10とからなる対象物のフライト14を基準とした(垂直)位置を、ガイド手段20に沿った運動中の過程を通じて変化させることができるような形状となっている。これらのフライト14は、かかる運動中においてカード22と折込みシート10及び更なる独立した要素との副組み立て物の相互に相対的位置を制御する。ガイド手段20は、第一要素22のための第一導入ガイド部(図4示通りのガイド手段20の右側端部)と折り畳みシート10を含んでなるからなる第二要素のための第二導入ガイド部58とからなるが、前記の二つのガイド部分は、前記フライト14がかかる要素を別々に引き込んで、次にステーション58において両者と会合させることができるように構成され且つ配置される。ガイド手段20は、カード24からなる第三要素のための第三の導入ガイド部62を含んでなり、これらのガイド部は、前記フライト14が第一と第二の要素22、10とは別に第3の部材24を引き込み、次いで、ステーション58にて前記第一及び第二要素が会合した後、接着ステーション64にて第一及び第二要素22、10からなる副組み立て物と他方の第三要素24との間における会合を可能とならしめるように構成され且つ配置される。ガイド手段20の第一、第二及び第三のガイド部は、ランナーを構成するが、前記要素は、フライトで押圧された場合このランナーに沿って走行する。これらのランナーは、剛性部を噴霧接着装置54のノズルに隣接した上側位置に配置させて、かくして先ず最初に接着され、その後に図6のフライト14の下部71の準位にまで剛性部22を下げる。第二のランナー56の上部は、前記折り畳みシート10をフライト14の上部70の準位で受容し、次いでステーション58において下部71の準位にまで下げて、かくして剛性部が前記フライト14の上部70により位置決めされている間に第一剛性部22の最初に接着された上面と接触し、また第2ランナーの部分であるガイド手段20の下部連続部は、折り畳みされ且つ第一の剛性部22に接合されている折り畳みシート10を通過して、噴霧接着装置60のノズルに接近しそこで二回目の接着処理され且つその後にシート10と第一剛性部とを接合してなる副組み立て物を下げて、該副組み立て物が、完全にフライト14の下部71(の高さ)内に収まるようにする。第三のランナー62は、第二剛性部24を受容して、ステーション64にてそれをフライト14の下部71の準位にまで下降させて、折り畳みシート10の第二の接着処理面に接触させる。
【0022】
図4においてガイド手段20により形成された経路に沿って折り畳みシートと剛性部とが移動する過程を通じて、図19に図示された(ガイド手段20の構成部分である)手段87、88、89が、それらの形状及び配列によって、折り畳みシート10と剛性部22とが一定に接合された状態でそれら二者の間の予め決められた横方向の相対的位置を維持する役目をし、またフライト14が、これらが一体に接合された状態でこれら二者の間における予め決められた縦方向の相対的位置を維持し、かくして製造される製品の全てについて予め決められた同一の位置が、相当な正確度で反復繰り返される。
【0023】
また、ローラ66及び手段114、116、118を適切な構造と配置をとらせることによって、これらの手段は、手段114が、該シートの折り畳み状態を保持する個別の封筒又はスリーブを折り畳みシート10の周囲で形成する過程を通じて及び/又は手段116が、シート10を別のシートに接合する過程を通じて及び/又は手段118が、郵送封筒を折り畳みシート10の周囲で形成し且つ郵送目的のために適宜に見える宛名人の詳細を組合せ物に形成する過程を通じて、シート10を折り畳み状態に保持する機能を発揮するための手段120は、標準的な工業装置として、折り畳み前のシート10を貯蔵し、その上に印刷される多様な関連情報を記憶保存し、その情報からの選択情報を入力し、選択情報を折り畳みシート10上に印刷し、印刷済みシートを折り畳み、ガイド手段20に排出供給するための手段を含んで成っていてもよく、かかる機能はそれぞれ、ユニット122、124、126、128、130、132で示されている。手段120と前記手段114、116、118とを含んでなる装置は、図4において実線で示した装置を代替するもの、即ち排出された折り畳みシート10を手段132から受容するガイド手段20及び接着剤ではなく折り畳みシートの上方外側部分を含浸処理するためのコーティングを噴霧するよう適合せしめられた噴霧手段とを含んでなる代替装置と共に使用可能であり、その場合手段28は、ホッパーとなるのではなく、前記コーティングの硬化手段,即ち含浸処理手段となりうる。必要に応じて、手段60及び28とは、手段132から排出された折り畳みシート10の上下の両外側部分について効果的となるであろう。またはその代わりに、手段60を省略して、手段28が、折り畳みシート10の上部および/または下部外側部分の積層を行なうようしてもよい。さらにまた、かかるコーティング又は含浸層を手段128により折り畳み前のシート10上に印刷することが望ましくなる可能性があり、また好ましくは手段130にて折り畳み処理すると直ちに前記シートの一部分のみー該シートの外側部分の一つ又は両方の何れであってもよいがーを剛性化することも望ましいかもしれない。手段128がその代わりに、硬化を行なってかかる部分を硬化させても構わない。又はその代わりに、手段126が積層を実行して前記シートの前記部分を剛性化させてもよく、その結果該部分は、折曲げ処理の後に該部分の対向する外側部分を含んでなることになろう。かかる剛性化処理の場合においては何れも、処理方法の本質は、それ自体は非剛性であるが、シートと協働して(積層など)又は硬化すると(塗布または浸透処理後に)、シートと共に、シートの対向コーナー部分を含む当該部分においてのみを剛性化するのに効果的である薬剤を添加することである。一枚のシート全体の積層は周知でありまた塗布や浸透処理による剛性化処理は、本出願者により以前に提案済みであるが、一枚のシート(折り畳み処理の前後に関わらず)の一部分のみの剛性化処理は、新規であり且つ進歩性を有するものである信じられる。添付する特許請求の範囲を含めて本願明細書の全体に渉って、「剛性化」なる用語は当該シートを最終的に剛性化させるために非剛性物を使用することを言うものとしまた「剛性部分」なる用語は、それ自体が剛性であり、文意から別段の要求がない限り、接着剤(この用語自体適切な接着剤は如何なるものをも言うものとする)を用いてシートを付着・接合することにより剛性化させる部分を言うものとする。
【0024】
前述した手段120の機能に対する更に代替するための手段においては、かかる手段は、シートを貯蔵・保管するための手段122、フィルムの断片などからなる個々のフレームを見る手段124、かかる個別のフレームからの画像を受容して印刷するための必要な特徴を含むレーザプリンタ手段128及び選択的には用紙上の各画像を分割する、相互に垂直なアコーディオン蛇腹状折り目線に沿って用紙を折りたたむ手段130、また更に選択的には折り畳み状態に維持されている折り畳みシート10の両外側部分に剛性部を付着・接合して、可能ならば包装手段114、116、118の全てと手段124と手段118とを連結する連結部134を追加・付加して、フィルムなどの断片を搬送し且つ印刷されたシートによって、また可能ならば請求書類、宣伝材料、および/または未使用フィルム(未露光)をも一緒に封筒内に封入するる手段130を含んでなるものである。ここでいう「フィルムなどの断片」とは、円形の平板なカードの円周縁に巻かれたフィルムカセット若しくは一連の連続フィルムフレーム又はフレームが所定の順に封入されたその他全てのフォーマットを意味するが、但しこれらに限定されるものではない。
【0025】
これらの工程のいずれかにおいて少なくとも一部が透明である材料からなる剛性部を使用することによって、少なくともこのような透明材料を印刷する工程を省略することによってー該シートから形成された本体にはこの工程で表面に必要な情報が印刷するはずなのでー必要な工程数を減少させることが可能となる。その結果、これらの加工工程が、一層経済的に簡単に自動化できるのであり、またこれらに相当する装置も同様に自動化できる。
【0026】
本発明者がまず最初に注目したものであるが、明瞭にするため図23において開放状態で図示されている製品136においては、本製品は、奇数の縦方向アコーディオン蛇腹状折り目線またその経線を横断する偶数のアコーディオン蛇腹状折り目線とを有していること及び接着剤が、折り畳みシート10の全端端部の少し手前で終わる領域82、84に存在していることに注目されるべきである。図24の製品138においては、かかる付着・接合は、一液ずつが折り畳みシート10と剛性部22に塗布される二液成分140,142とを含んでなる接着剤システムを用いて行なわれる。図25の製品144においては、折り畳みシート10(及びこの場合ではカード22、24も)が封筒内に封入された別の封筒があり、封筒内では封筒が小型および/または剛性であるため折り畳みシート10を折り畳み状態に保持することが出来る。この封筒146が、図のように両端部148において図示されるように襞付けされていない場合、単にスリーブを形成することになる。また、図26の製品150では、製品144は、謹呈カードを含んでなるシートに付着・接合されるが、かかる謹呈カードには、名宛人の詳細154の形とした情報を含んでおり、これによって郵送目的のためや恐らくはその他の説明又は宣伝情報156が適宜に見えるような窓付き封筒160の窓を通して示すことが出来る。剛性部22および/または24、および/または封筒146は、透明材料から成っていても構わない。図27の製品162は、アコーディオン蛇腹状折り目で折り畳みまれたシート10(ただし、軽量にするため図では開放状態としてある)からなり、且つ該シート10の部分166、166のみを当該部分にラミネ―ション若しくは硬化コーティング又は硬化含浸により非剛性部材を付加することによって剛性化させて有するものである。図28の製品168は、第一のアコーディオン蛇腹状折り目セット及びこれらに直交する、第二のアコーディオン蛇腹状折り目セットとからなる折り畳みシート10を含んでなり、その結果形成されたシート10のセグメント170は、フィルム断片176からなる個別のフレーム174のレザー印刷された画像172を有しており、かくしてシート10には、透明であるため、標準の36枚取り写真フィルムのフレーム数に対応した、合計で36枚の画像172が表裏に存在し得る剛性部22,24が配設されることになる。画像172は、フィルム176上におけると同じ順序で配列されているので、図23の各列に示されているような順次関連図けられた一群の画像を表示するためには、フィルム176上の相当する順序にかかる画像を並べるだけでよい。製品168を作成するのに、カラーレーザプリンタ手段124を使用することも可能である。図29の製品178(明瞭にするため、製品168と同様に開放状態にて図示)では、アコーディオン蛇腹状折り目180の相互に垂直な折り目線セットの少なくとも一部分182は、穿孔されておりその結果、折り畳みシート10の残りの部分が持つアコーディオン蛇腹状折り目機能を残したまま、例えば184(割引券を構成するなど)などのセグメント184を切り離すことができることになる。
【0027】
製品136においては、何れかの方向又は両方向における折り目線は、変更してもよく、従ってまた接着剤の領域および/または配列もかえてもよい。このことは、接着又はその他の接合を剛性化処理のために用いるか否か、及び/又はその他に剛性か手段を用いるかに拘わらずそうである。
【0028】
例えば136のような製品は、片手だけで完全に、極めて迅速に且つ容易に開放することができるし、迅速に簡単に再度折りたためることができるという点で特別な利点を幾つか有する。前述したように、機械によるそのような製品の最策においては、数々の困難が発生するものであって、そのような困難を解決するために本明細書において記述した特長のいくつかは、また別の用途に適用可能である。
【0029】
かかる折り畳みシート10は、外部から購入入手した場合平板状態でなく反っている場合が時にはある。このような場合には、このような沿ったシートを、図4の装置によって実行される製作方法に悪影響を与えることのないように充分に平板上にするために、適当な形式のガイド手段20を使用することも出来る。ガイド手段をしてシート10を折り畳み状態に保持せしめる特徴は、また折り畳みシート10を平板状に維持させることができるものである。主としてかかる折り畳みシート10が端から端まで反っている場合、困難が発生するのであるが、かかる場合、図19の87,88,89において点線で示されるガイド手段20の形状が、折り畳みシート10を平坦に矯正するのに有効となるであろう。
【0030】
封筒の透明窓部を通して明示するために、宛名人の詳細を折り畳みシート10上又は剛性部22、24の上に表示することもできるが、他方ではその代わりにこれら宛名人詳細を直接封筒に,又は好ましくは品名158として手段118により封筒160に貼付した粘着ラベルに印刷することも可能である。こうすることによって、製作をスピードアップがろくに容易となるが、その理由は、シート152やラベルに印刷するのに比べて折り畳みシート10に直接印刷する作業が極めて遅いからである。名宛人の違いに応じて、折り畳みシート10への印刷が用紙毎に異なる場合には、印刷手段124を用いて名宛人詳細を印刷するほうが有利になる。手段114または118は、名宛人詳細を追加するため機密保持符号化装置などと各製品へ正しい位置に印字されているのを確保するためのタコジェネレータ(tachogenerator)とから構成されていてもよい。又はその代わりに、手段60は、プリンターであっても構わないし、手段60について示した位置において、即ち例えばステーション64直後の位置においてガイド手段20の適当な部位の上方の類似した位置にプリンターがあってもよい。
【0031】
図4に示しているように、例えば、ベルト16の上部をフライト14と共に、例えばベルト16の下方にある支持ベッド部を用いて厳密に一定レベルに沿って移動する陽に配列されているが、他方フライトへの調節が個別のフライトについて必要となる。更に有意の配列は、テーブルの所定位置に高低可変手段186を設けることである。これにより、ガイド手段20の調整の必要性も回避することができる。
【0032】
シート10を折り畳み状態に維持することに関する上記言及は、状況によって重要となってくる程度以上に折り畳みシート10を開放させないことについての言及をも包含するものである。
【0033】
シート10を折り畳み状態を維持するその他の方法としては、重力動作要素、即ち、図1の実施態様において使用されている搬送ドラム30に取り付けできるよう適合せしめられた図30のフック手段188などが挙げられる。もちろん折り畳み維持手段は如何なる組み合わせてあっても用いることが可能である。
【0034】
かくして、前記した本発明が持つ種々の特徴やこれらに対する種々の調整を多種多様な組合せとするよう簡単且つ迅速に適合させることが出来る汎用製作装置、又は少なくとも仕上げ加工装置も提供することが出来ることが理解されるであろう。
【0035】
手段126により使用者が選択できる情報は例えば、映画館、駐車場、その他地図上の関心のある地点などの位置を強調・ハイライトすることであってもよい。また手段120の一つの開発形態においては、その手段122は、剛性部22、24を保管・貯蔵できるよう適合せしめられ、またその手段132は、その剛性部の二つを別々に折り畳みシート10にと共に排出できるよう適合せしめられる。そのような配列は、図4に図示の装置によって後続されることはなく、例えば、空港における無人機械装置であって、注文時応じて選択された詳細を付した地図を製作し而もコインを利用することはない装置において使用可能であり得るのであって、その出力は、折り畳みシート及び自己接着性であるか又は二液型接着剤システムの一成分を付け、他の成分は折り畳まれたシートに付けた二つの剛性部であり、その結果使用者自身が、前記剛性部を前記折り畳みシート10に接着させて、製品136とすることが出来る。該装置は又はその代わりに、前記シートを折曲げすることなく排出し、シートの折り曲げを使用者に任せるものであってよい。次いで通常は使用者が、剛性部から裏打ちシートをはぎ取ってから、それを用紙に張り付けすればよい。
【0036】
少なくとも部分的に透明である剛性部又はカード22、24の使用に関しては、下記の諸点に注目する必要がある。
【0037】
1.そのようなカードを使用することにより、当該シート上に全ての印刷を行い、一方カード上には全く印刷しないか若しくは標準情報又はデザインのみを印刷することが可能であり、次いでかかるカードは、種々の異なるジョブの目的に何らの変更を加えることなく使用することができる。
【0038】
2.プラスチック製カードに印刷する機械は、利用できる種類やその全能力に限界があるため、多量印刷する場合には数カ月前からの予約が必要となる。
【0039】
3.経済的規模での製造を行なうためには、プラスチック製カードは、通常の印刷カード、即ち一度だけ印刷されるものであるが、このことは、美術作品については、一枚のカードの美術作品を55回の複写を伴うレイアウトが必要となるため極めてコスト高となる。
【0040】
4.プラスチック上に行なわれる印刷は、通常の取扱において簡単に傷がつき易いが、シートに印刷された美術作品は、印刷透明カバーで覆われる(カード)ので、これを利用すると機能的に見た目がよい製品が作成できる。
【0041】
5.プラスチックカードは、印刷した場合、乾燥時間や例えば傷つき易いなど他の要因があるため、簡単に積み重ねできない。傷つき易さを防止するには、印刷カード表面の羅峰―ションが必要となるが、かかるラミネーションにも乾燥時間がかかる。即ち、プラスチックカードの印刷は、極めて速度が遅い。
【0042】
6.異なった美術作品を付したカードを、カットする前の一枚のシートに同時に印刷した場合、シートを切リはなしすとカード同士が混合しあうため、仕分け/選別が難しくなる。
【0043】
7.折り畳みシート10を外部購入した場合、折り畳みシートは、積み重ねられた状態では梱包時の不均一さが原因で方向性が異なり、印刷されたプラスチック製カード22、24をシートに張り付ける前に、ほぼ16もの可能性のうちから正しい位置になるよう仕分け選別する必要が生じる。
【0044】
これら全ての理由から、特に二重にアコーディオン蛇腹状折りしたシートと共に透明の材料でできた硬質部材を使用することは、非常に有利である。
【0045】
図17と18に関連して例示したように複数のチャンネルを使用することについて述べれば、図4において触れたようにかかるユニットは各々、カード22の第一フィーダー26、カードのための第一接着剤ヘッド54、折込み部のための第二フィーダ12、折込み部のための第二接着剤ヘッド60、カード24のフィーダー28の順であってもよい。高速開放機構は、空気供給源を切断するのに適用してもよい。
【0046】
図4の変形例においては、手段130は、ボトルネックとなるこの工程を回避して高速製造が可能になるよう、並列に動作する折り畳み手段を複数含んで成っていてもよい。
【0047】
接着のために両成分の架橋を必要とする二液型接着剤を利用することによって、カード22、24の全体一成分を塗布し、また可能ならば折り畳みシート10の外側セグメントの全体に別の成分を塗布して、かくして両方とも粘着性とならすことなく又は接着してはいけないものを接着させることのないようにすることが出来るも理解されるであろう。そのような2成分接着剤システムは、周知である。
【0048】
硬化できるコーティングを塗布することによる前記した剛性化処理は、使用する材料や透明塗料(ワニス)の厚さに依存して、数層のコーティングが必要とする。通常このことは、1時間に5000個(ユニット)なる速度では、平方メートルあたり2〜5グラムの厚さの層に1回でなせん・プリントすればよい。この厚さは、スクリーン印刷機を使用すれば一回当りで平方メートル当り12ないし15グラムにまで厚くすることが出来る。かかるシステムは、紫外線硬化ラッカーと連続紫外線硬化システム(乾燥法)によって使用される。かかるコーティング材料の組成は、特定のプロセスの諸要件に従って調整される。例えば、リソグラフプリンティングでは、ほぼ80ミクロン(マイクロメータ)の厚さのコーティング層が形成できるが、この層は1/1000秒間の紫外線照射により硬化でき、多句の用途目的に充分である剛性化部が作成される。またこれらの材料は、これまで含浸と称した、シート10に含浸させるためにも使用することのできる。別の方法として2ポットシステムを使用することであるが、このシステムでは、一つの成分による第一の積層あるいは含浸の後、第二成分を二回目に塗布するが、これによってこれらは自動的に架橋(自然硬化)するので、このシステムは恐らくは、オーバ―ラッカーを使用することによって性能が高められる可能性性がある。
【0049】
上記の異なった実施態様の特徴は組合せ可能であること及び異なる特徴と特徴の組合せは、それ自身で且つ他の特徴や特徴の組み合わせとは独立して新規であり、その結果発明が、本明細書で記載された新規で且つ明白でない特徴又は特徴の組合せに存在することは、当業者には明白であろう。疑念がある場合は、クレームは、最も有益な意味で理解されて、公知ないし明白な事物は一切包含しないことと矛盾しない最大の保護範囲が得られるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化する装置の第一の実施例に係わる概略側面図である;
【図2】図1に示す詳細の斜視図である;
【図3】図1に示す別の詳細の斜視図である。
【図4】本発明を具体化する装置の第二の実施例に係わる、図1に相当する図である。
【図5】図4に示す詳細の斜視図である。
【図6】図4に示す具体例のフライトの側面図である。
【図7】ステーション58直後における、図4に示す具体例の詳細部の概略側面図である。
【図8】ステーション58における本方法の作動・操作を示す、図7に相当する図である。
【図9】ステーション64における本方法を示す、図8に相当する図である。
【図10】ピンチローラ66における動作を示している。
【図11】噴霧ヘッドノズルがガイド手段20との協働する態様を示す、図4に示す具体例の詳細の斜視図である。
【図12】ガイド手段20のバー72の代替配列を示す、図8に相当する図である。
【図13】本方法における折り畳みシート10の方向を示す、図12に相当する図である。
【図14】カード22に接着剤が塗布される個所を示す。
【図15】折り畳みシート10に接着剤が塗布される個所を示す。
【図16】噴霧ヘッド54、60の詳細の斜視図である。
【図17】図4に相当する三チャンネルの具体例の端面図である。
【図18】図4に相当する二チャンネルの具体例の、図17に相当する図である。
【図19】図4具体例の単一チャンネルの端部を詳細に示す、図17と18に相当する図である。
【図20】関連供給機構を備えた、図4に示す具体例のホッパー12の概略部分断面図である。
【図21】図19に相当する端部として見た、ホッパー手段、例えば26、28などと動作可能な往復機構の概略図である。
【図22】図21の往復運動機構の斜視図である。
【図23】本発明を具体化して製作された製品の例を示している。
【図24】本発明を具体化して製作された製品の例を示している。
【図25】本発明を具体化して製作された製品の例を示している。
【図26】本発明を具体化して製作された製品の例を示している。
【図27】本発明を具体化して製作された製品の例を示している。
【図28】本発明を具体化して製作された製品の例を示している。
【図29】本発明を具体化して製作された製品の例を示している。
【図30】本発明を具体化して製作された製品の例を示している。
【符号の説明】
10  カード
12  第二フィーダ
14  フライト
16  ベルト
18  運動方向
20  ガイド手段
22  シート
22  ボトムカード
22  第一剛性部
24  カード
24  第二剛性部
26  貯蔵・保管器
28  フィーダー
30  搬送ドラム
40  ドラム
44  接着塗布ドラム
48  接着剤槽
52  ガイド部
54  噴霧接着装置
56  ランナー
56  上部ガイド
58  接着ステーション部
60  噴霧接着装置
62  ランナー
64  接着ステーション
66  ピンチローラ
68  駆動源
70  スペーサ
70  上部
71  下部
72  バー
74  噴霧ノズル
76  ノズル
82  接着剤線
86  スロット
88  後退部
90  センサー
92  フィード機構
98  センサー
102クイック解除装置
104供給要素
114空気圧シリンダー
114包装手段
124カラーレーザプリンタ手段
128レーザプリンタ手段
136,138,144,150    製品
146封筒

Claims (7)

  1. アコーディオン蛇腹状折り目で折りたたまれた材料シートを含んでなる製品を製造するための方法において、該方法が、少なくとも部分的に透明である材料からなる少なくとも一つの剛性部を該製品に付与することを含んでなることを特徴とする方法。
  2. 第一のアコーディオン蛇腹状折り目セット及びこれと直交する、第二のアコーディオン蛇腹状折り目セットで前記シートを折りたたみ、
    かくして該折りたたみシートの外側の二つの対向部分のそれぞれに少なくとも部分的に透明である材料からなる少なくとも一つの剛性部を該製品に付着・接合することを含んでなることを特徴とする、請求項1において記載された方法
  3. アコーディオン蛇腹状折り目で折りたたまれたシート及び該シートに付着・接合した少なくとも一つの剛性部を含んでなる製品であって、該剛性部が透明である材料からなることを特徴とする製品。
  4. 第一のアコーディオン蛇腹状折り目セット及びこれと直交する、第二のアコーディオン蛇腹状折り目セット折りたたまれたシートを含んでなる製品であって、該製品が、該折りたたみシートの外側の二つの対向部分を非剛性物質の付加を行なうことによって剛性化させてなること特徴とする請求項3記載の製品。
  5. 該剛性化が、ラミネーション層からなることを特徴とする請求項3又は4記載の製品。
  6. 該剛性化が、硬化コーティング層からなることを特徴とする請求項3又は4記載の製品。
  7. 該剛性化が、硬化含浸層からなることを特徴とする請求項3又は4記載の製品。
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