JP2004065765A - ゴルフ用ストロークカウンタ - Google Patents

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Haruki Goto
後藤 治樹
Takatoshi Shibata
芝田 隆敏
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Abstract

【課題】極めて容易にストローク数を表示することができ、これによって、ショットに対する集中度を増加する効果をもたらすことはもとより、アクセサリ的な美しさを有するゴルフ用ストロークカウンタを提供する。
【解決手段】ゴルフ用ストロークカウンタは、サポート部と、サポート部に対して、変移可能に設けられた少なくとも1つの可動体とを具備する。少なくとも1つの可動体は複数個の可動体からなっていてもよい。サポート部を棒状体で構成し、複数個の可動体の各々を、貫通孔を有する可動ブロックから構成し、可動ブロックの貫通孔に棒状体を挿入するように構成してもよい。可動ブロックは、棒状体の長さ方向に移動可能であってもよい。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゴルフプレーヤが使用するストロークカウンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ゴルフプレーにおいて、ショットを行う際には集中力が必要とされ、このような集中力はスコアに大きな影響を与える。ゴルフプレーヤは、それぞれのショットが何打目であるかを記憶しながら、プレーを続行しなければならない。しかしながら、このような記憶行為はショットに対する集中力を阻害する傾向がある。即ち、プレー中のホールにおけるストローク数に気を取られ過ぎると、ショットに対して十分に集中することができず、その結果,ミスショットを生ずる可能性が高くなる。特に、初心者等のハンディキャップが大きいプレーヤにとっては、このような傾向は著しい。
【0003】
このような実情に鑑み、近年では、プレー中のホールにおけるストローク数を表示するためのストロークカウンタが提案され、実用化されてきている。この種のストロークカウンタは、例えば、ケーシングと、ディスクと、ディスク駆動機構とから構成される。ケーシングは、ゴルフプレーヤのグローブやベルト等に装着可能であり、適宜の位置に表示窓を有する。ディスクは、ケーシング内に回転可能に配置され、ディスクの一方の表面には、連続する数字、例えば、1から10の数字が印字されている。これらの数字のうちの1つ数字のみが、ケーシングの表示窓から露呈する。ディスク駆動機構は、ボタンを備えており、このボタンの押圧回数に応じて、ディスクを回転させ、押圧回数に応じた数字を上記表示窓から表示させる。
【0004】
上述した従来のストロークカウンタによれば、極めて容易にストローク数を表示することができ、これによって、ショットに対する集中度を増加する効果が期待される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のストロークカウンタは、上述した機械的構造に起因して、機械的な組立体としての外観を呈し、このような外観は、ストロークカウンタがアクセサリ的な美しさを有することを阻害する傾向にある。従って、実際問題としてストロークカウンタの使用を希望しているプレーヤであっても、従来のストロークカウンタがアクセサリ品的な美しさを欠如していることに起因して、その購入及び使用を敬遠する場合が多く見られる。
【0006】
本発明の目的は、極めて容易にストローク数を表示することができ、これによって、ショットに対する集中度を増加する効果をもたらすことはもとより、アクセサリ的な美しさを有するゴルフ用ストロークカウンタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明のゴルフ用ストロークカウンタは、サポート部と、サポート部に対して、変移可能に設けられた少なくとも1つの可動体とから構成され、この可動体そのものを、ストローク数を表示することのみならず、アクセサリの一部として機能させ、これにより、ストロークカウンタにアクセサリ的な美しい外観を付与している。
【0008】
上述した少なくとも1つの可動体は複数個の可動体からなっていてもよい。
【0009】
上述したサポート部を棒状体で構成し、複数個の可動体の各々を、貫通孔を有する可動ブロックから構成し、可動ブロックの貫通孔に棒状体を挿入するように構成してもよい。
【0010】
上述した可動ブロックは、棒状体の長さ方向に移動可能であってもよい。
【0011】
上述した可動ブロックは、棒状体の軸線を中心として回転可能であってもよい。
【0012】
上述した棒状体は、相互に独立した少なくとも2つの領域を有しており、これら少なくとも2つの領域のうちの1つの領域に、複数の可動ブロックのうちの1部の可動ブロックを配置し、これら少なくとも2つの領域のうちの残りの領域に、複数の可動ブロックのうちの残りの可動ブロックを配置してもよい。
【0013】
上述した棒状体は、その一端に連結手段を有して、キーホルダ型に構成されていてもよい。
【0014】
本発明のカウンタは、U字状のバンドを更に具備し、バンドの両端に、棒状体の両端をそれぞれ連結することによって、ブレスレット型に構成されていてもよい。
【0015】
上述したU字状のバンドを、基準平面に沿って湾曲した円弧状部分と、この円弧状部分の両端に一体的に連続して設けられた一対の連結部分とから構成し、これら一対の連結部分のそれぞれの自由端を、上記基準平面に関して相互に反対側の位置に偏倚させ、かくして、一対の連結部分のそれぞれの自由端に連結された棒状体の中心軸線が、基準平面に対して交差するように構成してもよい。
【0016】
上述したサポート部に、直線状に伸びるスライド凹部を設け、サポート部のスライド凹部付近に目盛りを設け、上述した少なくとも1つの可動体を、スライド凹部にスライド可能に配置された単一の可動体から構成し、この可動体に、上記目盛りを指示するためのポインタを設けてもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施形態に係るゴルフ用ストロークカウンタを、図1乃至図3を参照しながら詳細に説明する。
【0018】
図1は、本発明の第1実施形態に係るゴルフ用ストロークカウンタを示す正面図、図2は、一部を断面で示した図1のカウンタの詳細図、図3は、カウンタの使用方法を示す説明図である。図2において、一点鎖線CLはカウンタE1の中心軸線を示しており、その左側はカウンタE1の正面を、その右側はカウンタE1の断面をそれぞれ示す。
【0019】
図1及び図2から最も良く理解されるように、ゴルフ用ストロークカウンタE1は、サポート部S1と、このサポート部S1に対して変移可能に設けられた複数個の可動体M1とを具備している。
【0020】
即ち、本発明の第1実施形態に係るカウンタE1は、サポート部S1としての棒状体1と、この棒状体1に固定された複数個の固定ブロック2,3,4及び5と、この棒状体1にその長さ方向に移動可能に設けられた可動体M1としての可動ブロック6,7,8,9及び10と、棒状体1の一端に設けられた連結手段としての連結リング11とから、キーホルダ型に構成されている。
【0021】
棒状体1は、皮革製の編み紐からなり、図2から最も良く理解されるように、その長さ方向に亘って実質的に均一の外径を有する円筒形に形成されている。棒状体1を形成するための他の材料としては、例えば、合成樹脂、合成ゴム、金属等が使用される。
【0022】
上述したように、本発明の第1実施形態に係るカウンタE1はキーホルダ型に構成されることに鑑み、棒状体1は、弾性変形可能な特性を有していることが望ましい。また、棒状体1の全長が、例えば、プレーヤの手のひらに収まる程度に短い場合には、棒状体1を弾性変形不可能な金属から形成してもよい。即ち、カウンタE1をプレーヤのポケット等に収納することを考慮して、棒状体1の全長が比較的短い場合には、その材料の性質が収納特性に影響を与えることは殆どない。従って、棒状体1の全長が比較的短い場合には、棒状体1を剛性を有する硬質性材料から形成しても、これにより支障を来たす虞は殆どない。
【0023】
固定ブロック2,3,4及び5はそれぞれ、合成樹脂から円柱状に形成されており、中心軸線に沿って貫通孔2a,3a,4a及び5aを有している。固定ブロック2,3,4及び5を形成するための他の材料としては、例えば、金属、合成ゴム、ガラス、セラミックス等が使用される。上述した棒状体1は、固定ブロック2,3,4及び5の貫通孔2a,3a,4a及び5aにそれぞれ通されている。
【0024】
図2に示すように、固定ブロック2は、棒状体1の上端に固定されており、固定ブロック3は、上記固定ブロック2の下方に、連結リング11のための僅かな間隔をあけて棒状体1に固定されており、固定ブロック4は、上記固定ブロック3の下方に、この固定ブロック3との間に第1領域1aを形成するように棒状体1に固定されており、固定ブロック5は、上記固定ブロック4の下方に、この固定ブロック4との間に第2領域1bを形成するように棒状体1の下端に固定されている。これら、固定ブロック2,3,4及び5を棒状体1に固定する手段として、接着手段が採用されているが、その他、カシメや、固定ピン等による固定方法を採用してもよい。
【0025】
可動ブロック6,7,8,9及び10はそれぞれ、合成樹脂から、平面が楕円の球状に形成されており、中心軸線に沿って貫通孔6a,7a,8a,9a及び10aを有している。可動ブロック6,7,8,9及び10を形成するための他の材料としては、例えば、金属、合成ゴム、ガラス、セラミックス等が使用される。
【0026】
可動ブロック6は、その貫通孔6a内に棒状体1を挿入するようにして、上述した第1領域1aに移動可能に配置されている。ここで、第1領域1aの長さは、可動ブロック6の軸線方向の厚さよりも大きい。即ち、可動ブロック6は、第1領域1a内で一方から他方に移動して、可動ブロック6の上方又は下方の側に棒状体1の一部が露呈し、これによって、可動ブロック6が上方又は下方の何れに移動したかが認識可能である。
【0027】
可動ブロック7,8,9及び10は、その貫通孔7a,8a,9a及び10a内に棒状体1を挿入するようにして、上述した第2領域1bに移動可能に配置されている。第2領域1bの長さは、可動ブロック7,8,9及び10の軸線方向の合計厚さよりも大きい。例えば、図2において、可動ブロック7,8,9及び10のすべてが下方に移動している状態において、可動ブロック7の上方の側には、棒状体1の一部が露呈している。この状態で、可動ブロック7が上方に移動した場合には、可動ブロック7の下方の側に棒状体1の一部が露呈し、これによって、可動ブロック7が上方に移動したことが認識可能である。
【0028】
上述したように皮革製の編み紐から形成された棒状体1は、その直径方向に僅かに変形可能である。このような棒状体1を可動ブロック6、7,8,9及び10の貫通孔6a,7a,8a,9a及び10aに強制的に挿入すれば、可動ブロック6、7,8,9及び10は、これに加えられる外力によって移動可能であり、一方、この外力を解除することによって、その移動位置に保持される。
【0029】
連結リング11は、固定ブロック2と固定ブロック3との間の僅かな間隔において、上記棒状体1をその直径方向に貫通している。連結リング11をスプリットリングから構成し、上述したように、棒状体1を皮革製の編み紐から構成すれば、スプリットリングの開放端を編み紐内に挿入して、容易に取り付けることができる。この場合、図2における最上部に位置した固定ブロック2は、棒状体1の上端を固定し、編み紐の解れを防止すると同時に、固定ブロック3と協働して、連結リング11を確実に保持する。
【0030】
上述した連結リング11は、カウンタE1をキーホルダとして機能させるためのもので、例えば、この連結リング11には、グリーンフォークが連結される。
【0031】
勿論、上述した説明においては、棒状体1、固定ブロック2,3,4及び5、可動ブロック6,7,8,9及び10、並びに、連結リング11の順に説明したが、実際のカウンタE1を製造する場合には、固定ブロック2、連結リング11、固定ブロック3、可動ブロック6、固定ブロック4、4つの可動ブロック7乃至10、及び、固定ブロック5の順序で棒状体1に装着される。
【0032】
次に、本発明の第1実施形態に係るゴルフ用ストロークカウンタE1の使用方法を、図3(a)乃至図3(f)を参照しながら説明する。
【0033】
先ず、各ホールのプレーに先立って、図3(a)に示すように、第1領域1aにおいて、可動ブロック6を最上位の位置に移動させる一方、第2領域1bにおいて、可動ブロック7,8,9及び10をそれぞれ最下位の位置に移動させておく。
【0034】
このような状態で、プレーヤは、第1打を打ち終えた後に、第2領域1bにおいて、可動ブロック7のみを最上位の位置に移動させる(図3(b)参照)。即ち、第1領域1aにおいて、可動ブロック6が最上位の位置に置かれ、そして、第2領域1bにおいて、1つの可動ブロック7のみが最上位の位置に置かれていることは、プレーヤが第1打を打ち終えたことを意味する。
【0035】
プレーヤは、第2打を打ち終えた後に、第2領域1bにおいて、可動ブロック8も更に可動ブロック7と共に最上位の位置に移動させる。即ち、第1領域1aにおいて、可動ブロック6が最上位の位置に置かれ、そして第2領域1bにおいて、2つの可動ブロック7及び8が最上位の位置に置かれていることは、プレーヤが第2打を打ち終えたことを意味する。
【0036】
同様に、プレーヤは、第3打を打ち終えた後に、第2領域1bにおいて、可動ブロック9も更に可動ブロック7及び8と共に最上位の位置に移動させる(図3(c)参照)。即ち、第1領域1aにおいて、可動ブロック6が最上位の位置に置かれ、そして、第2領域1bにおいて、3つの可動ブロック7乃至9が最上位の位置に置かれていることは、プレーヤが第3打を打ち終えたことを意味する。
【0037】
同様に、プレーヤは、第4打を打ち終えた後に、第2領域1bにおいて、可動ブロック10も更に可動ブロック7乃至9と共に最上位の位置に移動させる。即ち、第1領域1aにおいて、可動ブロック6が最上位の位置に置かれ、そして第2領域1bにおいて、4つの可動ブロック7乃至10が最上位の位置に置かれていることは、プレーヤが第4打を打ち終えたことを意味する。
【0038】
プレーヤは、第5打を打ち終えた後に、第1領域1aにおいて、可動ブロック6を最下位の位置に移動させる一方、第2領域1bにおいて、4つの可動ブロック7乃至10のすべてを最下位の位置に移動させる(図3(d)参照)。即ち、第1領域1aにおいて、可動ブロック6が最下位の位置に置かれ、そして第2領域1bにおいて、4つの可動ブロック7乃至10が最下位の位置に置かれていることは、プレーヤが第5打を打ち終えたことを意味する。
【0039】
同様に、プレーヤは、第6打を打ち終えた後に、第2領域1bにおいて、可動ブロック7を再び最上位の位置に移動させる。即ち、第1領域1aにおいて、可動ブロック6が最下位の位置に置かれ、そして第2領域1bにおいて、1つの可動ブロック7が最上位の位置に置かれていることは、プレーヤが第6打を打ち終えたことを意味する。
【0040】
同様に、プレーヤは、第7打を打ち終えた後に、第2領域1bにおいて、可動ブロック7及び8を再び最上位の位置に移動させる(図3(e)参照)。即ち、第1領域1aにおいて、可動ブロック6が最下位の位置に置かれ、そして第2領域1bにおいて、2つの可動ブロック7及び8が最上位の位置に置かれていることは、プレーヤが第7打を打ち終えたことを意味する。
【0041】
同様に、プレーヤは、第8打を打ち終えた後に、第2領域1bにおいて、可動ブロック7乃至9を再び最上位の位置に移動させる。即ち、第1領域1aにおいて、可動ブロック6が最下位の位置に置かれ、そして第2領域1bにおいて、3つの可動ブロック7乃至9が最上位の位置に置かれていることは、プレーヤが第8打を打ち終えたことを意味する。
【0042】
同様に、プレーヤは、第9打を打ち終えた後に、第2領域1bにおいて、可動ブロック7乃至10を再び最上位の位置に移動させる(図3(f)参照)。即ち、第1領域1aにおいて、可動ブロック6が最下位の位置に置かれ、そして第2領域1bにおいて、4つの可動ブロック7乃至10が最上位の位置に置かれていることは、プレーヤが第9打を打ち終えたことを意味する。
【0043】
プレーヤが更に、第10打を打ち終えた場合には、第1領域1aにおいて、可動ブロック6を最上位の位置に移動させる一方、第2領域1bにおいて、4つ可動ブロック7乃至10のすべてを最下位の位置に移動させる。即ち、図3(a)に示す状態に可動ブロック6乃至10を戻す。この状態は、ストローク開始前の状態又は第10打を打ち終えたことを意味する。
【0044】
更に、プレーヤが第11打目以降の更なるストロークを行った場合には、第1打乃至第9打のための上述した操作と同一の操作をすればよい。この場合、カウンタE1は、例えば、第2打の記録状態と、第12打の記録状態とは同一になるが、プレーヤ自身であれば、自らが第2打を打ち終えた状態であるか、第12打を打ち終えた状態であるかは容易に判断することはできる。従って、実際の打数についてこれら両者において混同を生ずることは実質的にない。
【0045】
上述した第1実施形態において、ストローク数をカウントする際の開始基準状態を、図3(a)に示すように、第1領域1aにおいて、可動ブロック6を最上位の位置に移動させる一方、第2領域1bにおいて、4つ可動ブロック7乃至10のすべてを最下位の位置に移動させた状態を設定したが、これに限定されるものではなく、例えば、上述とは逆に、第1領域1aにおいて、可動ブロック6を最下位の位置に移動させる一方、第2領域1bにおいて、4つ可動ブロック7乃至10のすべてを最上位の位置に移動させた状態を設定してもよい。
【0046】
上述した第1の実施形態に係るカウンタによれば、可動ブロック6乃至10そのものを、ストローク数を表示することのみならず、アクセサリの一部として機能させているため、これにより、ストロークカウンタにアクセサリ的な美しい外観を付与することができる。
【0047】
次に、本発明の第2実施形態に係るゴルフ用ストロークカウンタを、図4乃至図7を参照しながら詳細に説明する。
【0048】
図4は、本発明の第2実施形態に係るゴルフ用ストロークカウンタを示す部分斜視図、図5は、図4に示したカウンタの正面図、図6は、図4に示したカウンタの要部を断面で示した詳細図、図7は、カウンタの使用方法を示す説明図である。図6において、一点鎖線CLはカウンタE2の中心軸線を示しており、その左側はカウンタE2の正面を、その右側はカウンタE2の断面をそれぞれ示す。
【0049】
図4乃至図6から最も良く理解されるように、ゴルフ用ストロークカウンタE2は、サポート部S2と、このサポート部S2に対して変移可能に設けられた複数個の可動体M2と、U字状のバンド21とを具備している。
【0050】
即ち、本発明の第2実施形態に係るカウンタE2は、サポート部S2としての棒状体12(図6参照)と、この棒状体12に固定された複数個の固定ブロック13,14及び15と、この棒状体12にその軸線を中心として回転可能に設けられた可動体M2としての可動ブロック16,17,18,19及び20と、棒状体12の両端に、上記固定ブロック13及び15を介して連結されたバンド21とから、ブレスレット型に構成されている。
【0051】
棒状体12は、合成樹脂からなり、図6から最も良く理解されるように、その長さ方向に亘って実質的に均一の外径を有する円筒形に形成されている。棒状体1を形成するための他の材料としては、例えば、合成ゴム、金属、木材等が使用される。
【0052】
上述したように、本発明の第2実施形態に係るカウンタE2はブレスレット型に構成されることに鑑み、棒状体12は、大きく弾性変形しない特性を有していることが望ましい。
【0053】
固定ブロック13,14及び15はそれぞれ、合成樹脂から円柱状に形成されており、中心軸線に沿って貫通孔13a,14a及び15aを有している。固定ブロック13,14及び15を形成するための他の材料としては、例えば、金属、合成ゴム、ガラス、セラミックス等が使用される。上述した棒状体12は、固定ブロック13,14及び15の貫通孔13a,14a及び15aにそれぞれ通されている。
【0054】
図6に示すように、固定ブロック13は、棒状体12の一端に固定されており、固定ブロック14は、上記固定ブロック3の下方に、この固定ブロック3との間に第1領域12aを形成するように棒状体12に固定されており、固定ブロック15は、上記固定ブロック14の下方に、この固定ブロック14との間に第2領域12bを形成するように棒状体12の下端に固定されている。これら、固定ブロック13,14及び15を棒状体12に固定する手段として、接着手段が採用されているが、その他、カシメや、固定ピン等による固定方法を採用してもよい。
【0055】
可動ブロック16,17,18,19及び20はそれぞれ、合成樹脂から、四角柱状に形成されており、中心軸線に沿って貫通孔16a,17a,18a,19a及び20aを有している。可動ブロック16,17,18,19及び20を形成するための他の材料としては、例えば、金属、合成ゴム、ガラス、セラミックス等が使用される。
【0056】
可動ブロック16,17,18,19及び20は、以下に詳述するように、棒状体12にその軸線を中心として回転可能に設けられているが、その回転位置を確認することができるように、可動ブロック16,17,18,19及び20のそれぞれの1つの面、即ち、貫通孔16a,17a,18a,19a及び20aと平行に面するそれぞれの1つの面に、星形のマーク16b,17b,18b,19b及び20bがそれぞれ設けられている(図4及び6参照)。勿論、このマークは星形に限らす、如何なるマークでもよい。
【0057】
可動ブロック16は、その貫通孔16a内に棒状体12を挿入するようにして、上述した第1領域12aに、棒状体12の軸線を中心に回転可能に配置されている。可動ブロック16は、この第1領域12a内において、固定ブロック13及び14間に挟まれ、その結果、可動ブロック16が、棒状体12の中心軸線CLに沿って移動することは実質的にない。
【0058】
可動ブロック17,18,19及び20は、その貫通孔17a,18a,19a及び20a内に棒状体12を挿入するようにして、上述した第2領域12bに、棒状体12の軸線を中心に回転可能に配置されている。可動ブロック17,18,19及び20は、この第2領域12b内において、固定ブロック14及び15間に連なった状態で挟まれ、その結果、可動ブロック17,18,19及び20が、棒状体12の中心軸線CLに沿って移動することは実質的にない。
【0059】
棒状体12の外径、並びに、可動ブロック16,17,18,19及び20の貫通孔16a,17a,18a,19a及び20aの内径との関係は、棒状体12がこれら貫通孔16a,17a,18a,19a及び20aのそれぞれに密着状態で嵌合されるように、それぞれ決定される。
【0060】
従って、可動ブロック16,17,18,19及び20は、それぞれ、これらに加えられる外力によって、棒状体12の軸線を中心に回転可能であり、一方、この外力を解除することによって、その回転位置に保持される。
【0061】
勿論、上述した説明においては、棒状体12、固定ブロック13,14及び15、並びに、可動ブロック16,17,18,19及び20の順に説明したが、実際のカウンタE2を製造する場合には、固定ブロック13、可動ブロック16、固定ブロック14、4つの可動ブロック17乃至20、及び、固定ブロック15の順序で棒状体12に装着される。
【0062】
U字状のバンド21は、図5から明らかなように、基準平面Pに沿って湾曲した円弧状部分21aと、この円弧状部分21aの両端に一体的に連続して設けられた一対の連結部分21b及び21cとから構成されている。一対の連結部分21b及び21cのそれぞれの自由端は、図5に示すように、基準平面Pに関して相互に反対側の位置に偏倚しており、この連結部分21bが上述した固定ブロック13の側面に固定され、そして、連結部分21cが上述した固定ブロック15の側面に固定されている。
【0063】
次に、本発明の第2実施形態に係るゴルフ用ストロークカウンタE2の使用方法を、図7(a)乃至図7(f)を参照しながら説明する。
【0064】
先ず、各ホールのプレーに先立って、図7(a)に示すように、第1領域12aにおいて、可動ブロック16を回転させて、カウンタE2の正面の側に、マーク16b以外の面、即ち、マークを付していないブランク面を露呈させる。同様に、第2領域12bにおいて、可動ブロック17乃至20を回転させて、カウンタE2の正面の側に、マーク17b乃至20b以外の面、即ち、マークを付していないブランク面をそれぞれ露呈させる。このような状態で、プレーヤはカウンタE2を任意の手の手首に装着する。勿論、装着後に、上述した可動ブロック16乃至20の回転によるセッティング操作を行ってもよい。
【0065】
このような状態で、プレーヤは、第1打を打ち終えた後に、第2領域12bにおいて、可動ブロック17のみを回転させて、マーク17bを露呈させる(図7(b)参照)。即ち、第1領域12aにおいて、可動ブロック16がブランク面を露呈し、そして、第2領域12bにおいて、1つの可動ブロック17のみがマーク17bを露呈していることは、プレーヤが第1打を打ち終えたことを意味する。
【0066】
プレーヤは、第2打を打ち終えた後に、第2領域12bにおいて、可動ブロック18も更に回転させて、18bを露呈させる。即ち、第1領域12aにおいて、可動ブロック16がブランク面を露呈し、そして、第2領域12bにおいて、2つの可動ブロック17及び18がそれぞれのマーク17b及び18bを露呈していることは、プレーヤが第2打を打ち終えたことを意味する。
【0067】
同様に、プレーヤは、第3打を打ち終えた後に、第2領域12bにおいて、可動ブロック19も更に回転させて、マーク19bを露呈させる(図7(c)参照)。即ち、第1領域12aにおいて、可動ブロック16がブランク面を露呈し、そして、第2領域12bにおいて、3つの可動ブロック7乃至9がそれぞれのマーク17b乃至19bを露呈していることは、プレーヤが第3打を打ち終えたことを意味する。
【0068】
同様に、プレーヤは、第4打を打ち終えた後に、第2領域12bにおいて、可動ブロック10も更に回転させて、マーク20を露呈させる。即ち、第1領域12aにおいて、可動ブロック16がブランク面を露呈し、そして、第2領域12bにおいて、4つの可動ブロック17乃至20がそれぞれのマーク17b乃至20を露呈していることは、プレーヤが第4打を打ち終えたことを意味する。
【0069】
プレーヤは、第5打を打ち終えた後に、第1領域12aにおいて、可動ブロック16を回転させて、マーク16bを露呈させる一方、第2領域12bにおいて、可動ブロック17乃至20を回転させてそれぞれブランク面を露呈させる(図7(d)参照)。即ち、第1領域12aにおいて、可動ブロック16がマーク16bを露呈し、そして第2領域12bにおいて、4つの可動ブロック17乃至20がブランク面を露呈していることは、プレーヤが第5打を打ち終えたことを意味する。
【0070】
同様に、プレーヤは、第6打を打ち終えた後に、第2領域12bにおいて、可動ブロック17を再び回転させて、マーク17bを露呈させる。即ち、第1領域12aにおいて、可動ブロック16がマーク16bを露呈し、そして、第2領域12bにおいて、1つの可動ブロック17がマーク17bを露呈していることは、プレーヤが第6打を打ち終えたことを意味する。
【0071】
同様に、プレーヤは、第7打を打ち終えた後に、第2領域12bにおいて、可動ブロック17及び18を再び回転させて、マーク17b及び18bをそれぞれ露呈させる(図3(e)参照)。即ち、第1領域12aにおいて、可動ブロック16がマーク16bを露呈し、そして、第2領域12bにおいて、2つの可動ブロック17及び18がマーク17b及び18bをそれぞれ露呈していることは、プレーヤが第7打を打ち終えたことを意味する。
【0072】
同様に、プレーヤは、第8打を打ち終えた後に、第2領域12bにおいて、可動ブロック17乃至19を再び回転させて、マーク17b乃至19bを露呈させる。即ち、第1領域12aにおいて、可動ブロック16がマーク16bを露呈し、そして、第2領域12bにおいて、3つの可動ブロック17乃至19がマーク17b乃至19bをそれぞれ露呈していることは、プレーヤが第8打を打ち終えたことを意味する。
【0073】
同様に、プレーヤは、第9打を打ち終えた後に、第2領域12bにおいて、可動ブロック17乃至20を再び回転させて、マーク17b乃至20bを露呈させる(図7(f)参照)。即ち、第1領域12aにおいて、可動ブロック16がマーク16bを露呈し、そして、第2領域12bにおいて、4つの可動ブロック17乃至20がマーク17b乃至20bを露呈していることは、プレーヤが第9打を打ち終えたことを意味する。
【0074】
プレーヤが更に、第10打を打ち終えた場合には、第1領域12aにおいて、可動ブロック6を更に回転させて、ブランク面を露呈させる一方、第2領域12bにおいて、4つ可動ブロック17乃至20のすべてを再び回転させて、ブランク面をそれぞれ露呈させる。即ち、図7(a)に示す状態に可動ブロック16乃至20を戻す。この状態は、ストローク開始前の状態又は第10打を打ち終えたことを意味する。
【0075】
更に、プレーヤが第11打目以降の更なるストロークを行った場合には、第1打乃至第9打のための上述した操作と同一の操作をすればよい。この場合、カウンタE2は、例えば、第2打の記録状態と、第12打の記録状態とは同一になるが、プレーヤ自身であれば、自らが第2打を打ち終えた状態であるか、第12打を打ち終えた状態であるかは容易に判断することはできる。従って、実際の打数についてこれら両者において混同を生ずることは実質的にない。
【0076】
上述した第2の実施形態に係るカウンタによれば、可動ブロック16乃至20そのものを、ストローク数を表示することのみならず、アクセサリの一部として機能させているため、これにより、ストロークカウンタにアクセサリ的な美しい外観を付与することができる。
【0077】
また、上述した第2実施形態に係るカウンタにおいては、U字状のバンド21は、上述したように、基準平面Pに沿って湾曲した円弧状部分21aと、円弧状部分21aの両端に一体的に連続して設けられた一対の連結部分21b、21cとから構成されており、一対の連結部分21b、21cのそれぞれの自由端は、基準平面Pに関して相互に反対側の位置に偏倚しており、これにより、一対の連結部分21b、21cのそれぞれの自由端に連結された棒状体12の中心軸線は、基準平面Pに対して交差している。このような構造により、ブレスレット型のストロークカウンタとして斬新なデザインがもたらされると共に、棒状体12の中心軸線が、カウンタを装着した腕と平行に近い状態に置かれ、可動ブロック16乃至20の回転操作が極めて容易になる。
【0078】
上述した第2実施形態においては、可動ブロック16,17,18,19及び20のそれぞれの1つの面、即ち、貫通孔16a,17a,18a,19a及び20aと平行に面するそれぞれの1つの面に、星形のマーク16b,17b,18b,19b及び20bがそれぞれ設けられているが、可動ブロック16,17,18,19及び20の各々において、貫通孔16a,17a,18a,19a及び20aと平行に面する4つの面のそれぞれに、異なるアルファベットや異なる数字を設けたり、又は、それぞれ数を示し又は連像させる異なる記号等を設けても良い。更に、可動ブロックの数は、上述した5つに限られるものではなく、例えば、カウンタ全体のデザイン上の問題等に鑑み、3つの可動ブロックのみを用いてもよい。この場合、例えば、3つの可動ブロックの各々において、貫通孔と平行に面する4つの平面のそれぞれに、「0」、「1」、「2」及び「3」の文字を表示する。ここで、最初の可動ブロックは、第1打から第3打までのストロークをカウントするために使用され、第2番目の可動ブロックは、第4打から第6打までのストロークをカウントするために使用される。即ち、最初の可動ブロックの数字と、第2番目の可動ブロックの数字との和によって、ストローク数が表示される。同様に、第3番目の可動ブロックは、第7打から第9打までのストロークをカウントするために使用される。第10打以降については、上述した第2実施形態におけると同様である。
【0079】
次に、本発明の第3実施形態に係るゴルフ用ストロークカウンタを、図8乃至図10を参照しながら詳細に説明する。
【0080】
図8は、本発明の第3実施形態に係るゴルフ用ストロークカウンタを示す平面図、図9は、図8に示したカウンタの部分拡大正面図、図10は、カウンタの使用方法を示す説明図である。
【0081】
図8及び図9から最も良く理解されるように、ゴルフ用ストロークカウンタE3は、サポート部S3と、このサポート部S3に対して変移可能に設けられた単一の可動体M3とを具備している。
【0082】
即ち、本発明の第3実施形態に係るカウンタE3は、ブレスレット型に構成されたサポート部S3と、このサポート部S3にその長さ方向に沿ってスライド可能に配置された単一の可動体M3としてのスライドブロック23とから構成されている。
【0083】
サポート部S3は、プレーヤの手首に装着可能なように、金属からC字状に形成されており、その中央部における外側部分に直線状に伸びるスライド凹部S3aが形成されている。このスライド凹部S3aは、図9に示すように、平面において矩形の形状を有している。サポート部S3を形成するための他の材料としては、例えば、合成樹脂等が使用される。
【0084】
サポート部S3の外側表面において、スライド凹部S3aの上方の片に沿った部分には、図9に示すように、5つの目盛りが等間隔で設けられており、この目盛りには、左側から順に「0」、「I」、「II」、「III」及び「IV」の記号25がそれぞれ付されている。一方、スライド凹部S3aの下方の片に沿った部分にも、5つの目盛りが等間隔で設けられており、この目盛りには、右側から順に「V」、「VI」、「VII」、「VII」及び「IX」の記号25がそれぞれ付されている。図9から明らかなように、記号「0」、「I」、「II」、「III」及び「IV」は、記号「IX」、「VIII」、「VII」、「VI」及び「V」とそれぞれ向かい合っている。
【0085】
スライドブロック23は、サポート部S3の上述したスライド凹部S3a内、その長さ方向に沿ってスライド可能に配置されている。スライドブロック23は合成樹脂から矩形状に形成されおり、そのスライド方向と直交する方向に伸びるスリット23aを有している。このスリット23aには、ポインタ24がスライド可能に配置されている。
【0086】
上述したスライドブロック23は、上述した記号「0」、「I」、「II」、「III」若しくは「IV」、又は、記号「IX」、「VIII」、「VII」、「VI」若しくは「V」の対応する位置に、スライド凹部S3aの長さ方向に沿ってスライド可能であるが、これらの対応する位置にスライドブロック23を保持するための第1保持機構を備えることが望ましい。このような第1保持機構は、例えば、スライド凹部S3a内において、記号「0」、「I」、「II」、「III」及び「IV」にそれぞれ対応する位置に、ノッチ(図示せず)をそれぞれ設ける一方、スライドブロック23に、これらのノッチの何れか1つに弾発的に係合可能な板バネを設けることによって実現される。
【0087】
また、上述したポインタ24は、スリット23aに沿ってスライド可能であるが、そのポインタ24をスリット23aの何れか任意の一方の側に保持するための第2保持機構を備えることが望ましい。このような第2保持機構は、例えば、スリット23a内において、その長さ方向における両側の位置に、ノッチ(図示せず)をそれぞれ設ける一方、ポインタ24にこれらのノッチの何れか1つに弾発的に係合可能な板バネを設けることによって実現される。
【0088】
次に、本発明の第3実施形態に係るゴルフ用ストロークカウンタE3の使用方法を、図10(a)乃至図10(d)を参照しながら説明する。
【0089】
先ず、各ホールのプレーに先立って、図9に示すように、スライドブロック23を最も左側の位置に移動させ、そして、ポインタ24を上方の位置に移動させる。このような状態で、プレーヤはカウンタE3を任意の手の手首に装着する。勿論、装着後に、上述したスライドブロック23の移動によるセッティング操作を行ってもよい。
【0090】
このような状態で、プレーヤは、第1打から第4打を打ち終えるまでの間は、各ストロークを行った後に、スライドブロック23を1目盛りずつ右側に移動させる。例えば、プレーヤは、第2打を打ち終えた後に、スライドブロック23を右側に移動させて、ポインタ24を記号「II」に向ける(図10(a)参照)。同様に、プレーヤは、第4打を打ち終えた後に、スライドブロック23を更に右側に移動させて、ポインタ24を記号「IV」に向ける(図10(b)参照)。
【0091】
更に、プレーヤは、第5打を打ち終えた後には、スライドブロック23についてはそのままの状態を維持しながら、ポインタ24のみを下方にスライドさせて、これを記号「V」に向ける(図10(c)参照)。
【0092】
この後、プレーヤは、第6打から第9打を打ち終えるまでの間は、各ストロークを行った後に、ポインタ24が下方にスライドされた状態のまま、スライドブロック23を1目盛りずつ左側に移動させる。例えば、プレーヤは、第7打を打ち終えた後に、スライドブロック23を左側に移動させて、ポインタ24を記号「VII」に向ける(図10(d)参照)。
【0093】
プレーヤが更に、第10打を打ち終えた場合には、スライドブロック23についてはそのままの状態を維持しながら、ポインタ24のみを上方にスライドさせて、これを記号「0」に向ける。
これにより、カウンタE3は、図9に示す状態に戻される。この状態は、ストローク開始前の状態又は第10打を打ち終えたことを意味する。
【0094】
更に、プレーヤが第11打目以降の更なるストロークを行った場合には、第1打乃至第9打のための上述した操作と同一の操作をすればよい。この場合、カウンタE3は、例えば、第2打の記録状態と、第12打の記録状態とは同一になるが、プレーヤ自身であれば、自らが第2打を打ち終えた状態であるか、第12打を打ち終えた状態であるかは容易に判断することはできる。従って、実際の打数についてこれら両者において混同を生ずることは実質的にない。
【0095】
上述した第3の実施形態に係るカウンタによれば、スライドブロック23そのものを、ストローク数を表示することのみならず、アクセサリの一部として機能させているため、これにより、ストロークカウンタにアクセサリ的な美しい外観を付与することができる。
【0096】
また、サポート部S3において、記号「0」、「I」、「II」、「III」及び「IV」を備えた目盛りは、記号「IX」、「VIII」、「VII」、「VI」及び「V」を備えた目盛りとそれぞれ向かい合っている。従って、目盛りを一直線上に等間隔で配置した場合に比して、スライド凹部S3aの長さを半分にすることができ、コンパクト化が可能である。
【0097】
勿論、ゴルフ用ストロークカウンタにおいて、このようなコンパクト化が要求されない場合には、記号が付された10個の目盛りのすべてを、サポート部S3上において一直線上に配置してもよい。この場合には、ポインタ24は、その10個の目盛りの何れか1つを選択的に指示可能であればよく、スライド可能である必要はない。
【0098】
【発明の効果】
本発明によれば、ゴルフ用ストロークカウンタを、サポート部と、サポート部に対して、変移可能に設けられた少なくとも1つの可動体とから構成し、この可動体そのものを、ストローク数を表示することのみならず、アクセサリの一部として機能させているため、ストロークカウンタにアクセサリ的な美しい外観を付与することができる。
【0099】
上述した少なくとも1つの可動体は複数個の可動体からなっていてもよい。上述したサポート部を棒状体で構成し、複数個の可動体の各々を、貫通孔を有する可動ブロックから構成し、可動ブロックの貫通孔に棒状体を挿入するように構成してもよい。上述した可動ブロックは、棒状体の長さ方向に移動可能であってもよい。また、上述した可動ブロックは、棒状体の軸線を中心として回転可能であってもよい。上述した棒状体は、相互に独立した少なくとも2つの領域を有しており、これら少なくとも2つの領域のうちの1つの領域に、複数の可動ブロックのうちの1部の可動ブロックを配置し、これら少なくとも2つの領域のうちの残りの領域に、複数の可動ブロックのうちの残りの可動ブロックを配置してもよい。上述した棒状体は、その一端に連結手段を有して、キーホルダ型に構成されていてもよい。本発明のカウンタは、U字状のバンドを更に具備し、バンドの両端に、棒状体の両端をそれぞれ連結することによって、ブレスレット型に構成されていてもよい。上述したU字状のバンドを、基準平面に沿って湾曲した円弧状部分と、この円弧状部分の両端に一体的に連続して設けられた一対の連結部分とから構成し、これら一対の連結部分のそれぞれの自由端を、上記基準平面に関して相互に反対側の位置に偏倚させ、かくして、一対の連結部分のそれぞれの自由端に連結された棒状体の中心軸線が、基準平面に対して交差するように構成してもよい。
【0100】
上述したサポート部に、直線状に伸びるスライド凹部を設け、サポート部のスライド凹部付近に目盛りを設け、上述した少なくとも1つの可動体を、スライド凹部にスライド可能に配置された単一の可動体から構成し、この可動体に、上記目盛りを指示するためのポインタを設けてもよい。上述した本発明の付加的な特徴により、アクセサリ的な外観にバリエーションを付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るゴルフ用ストロークカウンタを示す正面図
【図2】一部を断面で示した図1のカウンタの詳細図
【図3】図1のカウンタの使用方法を示す説明図
【図4】本発明の第2実施形態に係るゴルフ用ストロークカウンタを示す部分斜視図
【図5】図4に示したカウンタの正面図
【図6】図4に示したカウンタの要部を断面で示した詳細図
【図7】図4のカウンタの使用方法を示す説明図
【図8】本発明の第3実施形態に係るゴルフ用ストロークカウンタを示す平面図
【図9】図8に示したカウンタの部分拡大正面図
【図10】図8のカウンタの使用方法を示す説明図
【符号の説明】
E1 第1実施形態に係るカウンタ
E2 第2実施形態に係るカウンタ
E3 第3実施形態に係るカウンタ
S1、S2、S3 サポート部材
M1、M2、M3 可動体
1 棒状体(第1実施形態)
12 棒状体(第2実施形態)
6、7、8、9、10 可動ブロック(第1実施形態)
6a,7a,8a,9a、10a 貫通孔(第1実施形態)
16、17、18、19、20 可動ブロック(第2実施形態)
16a、17a、18a、19a、20a 貫通孔(第2実施形態)
1a 第1領域(第1実施形態)
1b 第2領域(第1実施形態)
11 連結手段(第1実施形態)
12a 第1領域(第2実施形態)
12b 第2領域(第2実施形態)
21 バンド(第2実施形態)
21a 円弧状部分(第2実施形態)
21b、21c 連結部分(第2実施形態)
P 基準平面
S3a スライド凹部(第3実施形態)
25 目盛り(第3実施形態)
23 スライドブロック(第3実施形態)
24 ポインタ(第3実施形態)

Claims (10)

  1. サポート部と、
    前記サポート部に対して変移可能に設けられた少なくとも1つの可動体と
    を具備するゴルフ用ストロークカウンタ。
  2. 前記少なくとも1つの可動体は複数個の可動体からなっていることを特徴とする請求項1に記載のカウンタ。
  3. 前記サポート部は、棒状体からなっており、
    前記複数個の可動体の各々は、貫通孔を有する可動ブロックからなっており、前記可動ブロックの前記貫通孔に前記棒状体が挿入されている
    ことを特徴とする請求項3に記載のカウンタ。
  4. 前記可動ブロックは、前記棒状体の長さ方向に移動可能であることを特徴とする請求項3に記載のカウンタ。
  5. 前記可動ブロックは、前記棒状体の軸線を中心として回転可能であることを特徴とする請求項3に記載のカウンタ。
  6. 前記棒状体は、相互に独立した少なくとも2つの領域を有しており、前記少なくとも2つの領域のうちの1つの領域に、複数の可動ブロックのうちの1部の可動ブロックが配置され、前記少なくとも2つの領域のうちの残りの領域に、複数の可動ブロックのうちの残りの可動ブロックが配置されていることを特徴とする請求項4に記載のカウンタ。
  7. 前記棒状体は、その一端に連結手段を有して、キーホルダ型に構成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1つに記載のカウンタ。
  8. U字状のバンドを更に具備し、前記バンドの両端に、前記棒状体の両端がそれぞれ連結されて、ブレスレット型に構成されていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1つに記載のカウンタ。
  9. 前記U字状のバンドは、基準平面に沿って湾曲した円弧状部分と、前記円弧状部分の両端に一体的に連続して設けられた一対の連結部分とから構成されており、前記一対の連結部分のそれぞれの自由端は、前記基準平面に関して相互に反対側の位置に偏倚しており、かくして、前記一対の連結部分のそれぞれの前記自由端に連結された前記棒状体の中心軸線が、前記基準平面に対して交差することを特徴とする請求項8に記載のカウンタ。
  10. 前記サポート部は、直線状に伸びるスライド凹部を有しており、前記サポート部の前記スライド凹部付近には、目盛りが設けられており、
    前記少なくとも1つの可動体は、前記スライド凹部にスライド可能に配置された単一のスライドブロックからなっており、前記可動体は、前記目盛りを指示するためのポインタを備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載のカウンタ。
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