JP2004065346A - 追跡可能ゴルフボールおよびゴルフボール位置検出システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ゴルフコース上でのゴルフボールの位置を常に正確に検出することができ、ロストボールをなくすことのできる追跡可能ゴルフボールおよびゴルフボール位置検出システムを提供する。
【解決手段】追跡可能ゴルフボール1を、電波発信機12をその内部に内蔵させて構成する。上述した構成の追跡可能ゴルフボール1の電波発信機12から発生する電波を受信機で受信することで、ゴルフコース上におけるゴルフボールの位置を判別する。
【選択図】 図1
【解決手段】追跡可能ゴルフボール1を、電波発信機12をその内部に内蔵させて構成する。上述した構成の追跡可能ゴルフボール1の電波発信機12から発生する電波を受信機で受信することで、ゴルフコース上におけるゴルフボールの位置を判別する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゴルフコース上において打球後のゴルフボールの位置を検出することができる追跡可能ゴルフボールおよびゴルフボール位置検出システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ゴルフを楽しんでいるとき、全てのショットがナイスショットばかりであれば、ゴルフボールが行方不明となることはない。しかし、プロゴルファーならいざ知らず、通常のゴルファーでは、全てのショットがフェアウェーをキープするナイスショットばかりとは限らない。ミスショットを必ずする。そのようなミスショットをすると、芝が長く伸びているラフの中にゴルフボールが打ち込まれたり、隣のコースにゴルフボールが行ってしまったりして、ゴルフボールを見つけ出すのが難しい場面が多々ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そのような場合、往々にしてゴルフボールを見つけることをギブアップして、ロストボールの宣言後スコアに罰則の打数を加えたうえで、新しいゴルフボールで所定の位置から打ち直すことが多い。もし、ゴルフボールが見つかれば、ゴルフボールの無駄がなくなるだけでなく、スコアも良くなるはずである。そのため、ラフ等の場所においてもゴルフボールを見つけたいという要望は従来から高く、種々のロストボール解消方法が提案されているが、これならば完全にロストボールを解消できるという技術は見い出されていなかった。
【0004】
本発明は、ゴルフコース上でのゴルフボールの位置を常に正確に検出することができ、ロストボールをなくすことのできる追跡可能ゴルフボールおよびゴルフボール位置検出システムを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の追跡可能ゴルフボールは、電波発信機をその内部に内蔵したことを特徴とするものである。本発明の追跡可能ゴルフボールでは、ゴルフボール自身が電波を発しているため、受信機でその電波を受信することで、見えない位置にあってもゴルフボールの位置を検出することができ、ロストボールをなくすことができる。
【0006】
また、本発明の追跡可能なゴルフボールの好適例としては、電波発信機の周辺にアンテナ用ワイヤを設置し、電波発信機とアンテナ用ワイヤとを接続し、アンテナ用ワイヤにより電波授受の感度を向上させた構造を有することがある。さらに、電波発信機の電源を、共振型のアンテナで外部の電波を受信することで供給する構造を有すること、および、電波発信機の電源を、内蔵した電極と電解液とからなる電池式とし、電池の構成を、電解液を別容器に入れ、打撃の衝撃で容器が割れて電極側へ流入して発電を開始する構成とすることがある。上述したように電波発信機の電源を構成することで、実際に使用されるまでに時間がかかる場合でも電池寿命を効果的に制御することができるため好ましい。
【0007】
また、本発明のゴルフボール位置検出システムは、上述した構成の追跡可能ゴルフボールの電波発信機から発生する電波を受信機で受信することで、ゴルフコース上におけるゴルフボールの位置を判別することを特徴とするものである。本発明のゴルフボール位置検出システムでは、上述した構成の追跡可能ゴルフボールを使用して、実際にゴルフコース上でのゴルフボールの位置を検出することができ、ロストボールをなくすことができる。
【0008】
本発明のゴルフボール位置検出システムの好適例としては、追跡可能ゴルフボールの各別に番号を付し、その番号を含む電波を受信機が受信することで、追跡可能ゴルフボールの位置を各別に判別することがある。本例では、複数のゴルフボールの各別を識別して位置検出をすることができるため好ましい。また、他の好適例として、ゴルフコース上の所定の位置に複数の受信機を予め設けておき、追跡可能ゴルフボールを受信した受信機の位置から、追跡可能ゴルフボールの位置を判別することがある。本例では、ゴルファーやキャディーが受信機を持って探さなくとも、中央の管制室で一括してゴルフボールの位置を検出することができるため好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の追跡可能ゴルフボールの一例の構成を示す図である。図1に示す例において、本発明の追跡可能ゴルフボール1は、ゴルフボール11の中心近傍に、外形1mm以下の電波発信機12を埋め込んだ構成を有している。この構成であれば、電波発信機12は、ゴルフボール11の外被部分で保護されるとともに質量が小さいために、ゴルフクラブのヘッドによる打球時の衝撃にも耐えて損傷することはない。また、本例では、電波発信機12の周辺にアンテナ用ワイヤ13を設置し、電波発信機12とアンテナ用ワイヤ13とを接続し、アンテナ用ワイヤ13により電波授受の感度を向上させた構造をとっている。
【0010】
電波発信機12を駆動するための電源としては、ゴルフボール内に内蔵できるものであればどのような構成のものでも使用可能である。しかしながら、製造時から電池の放電を開始する通常の電池を使用すると、実際にゴルフボールが製造されてから使用されるまでに時間がかかる場合が多いため、実際の使用時には放電してしまい、電源の役目を果たさないことが考えられる。そのため、以下のような構成をとることが好ましい。
【0011】
すなわち、電波発信機12を駆動するための電源供給の一方法として、図1に示す例では、アンテナ用ワイヤ13を共振型のアンテナとし、この共振型のアンテナで外部の電波を受信することで電源を供給する構造をとっている。本例の場合、ゴルフコースに電源用の電波を常時発信させることで、このゴルフコースにおいて本発明の追跡可能ゴルフボールを使用すれば電源の供給が可能となる。
【0012】
また、電波発信機12を駆動するための電源供給の他の方法として、内蔵された電極と電解液とからなるボルタの電池をゴルフボール内で構成することが考えられる。すなわち、図2にその概念の一例を示すように、電池21を、2つの電極22−1、22−2と容器23内に入れた電解液24とを、容器25内に設けて構成する。そして、ゴルフクラブの打撃による衝撃で容器23のみが割れるように構成する。これにより、打撃による衝撃で電解液24が容器25内に侵入して、2つの電極22−1、22−2間が電解液24で満たされことで、電池機能を開始する。ここで、ボルタの電池を構成するためには、2つの電極22−1、22−2を構成する金属はイオン化傾向の異なる2種類の金属を、亜鉛、スズ、鉛、鉄、銅、白金、金、銀等の中から選択して構成する。また、電解液24としては、硫酸、塩酸等を使用する。
【0013】
次に、上述した構成の追跡可能ゴルフボール1を利用した本発明のゴルフボール位置検出システムについて説明する。図3は本発明のゴルフボール位置検出システムの一例を説明するための図である。図3に示す例では、ラフ31中に追跡可能ゴルフボール1が入ってしまい目視できない状態で、プレイヤー32が受信機33により、追跡ゴルフボール1の電波発信機12から発生する電波を受信することで、ゴルフコース上における追跡可能ゴルフボール1の位置を判別している。例えば、受信機33が追跡可能ゴルフボール1に近づくにつれて、受信音を大きくしたり、受信音の間隔を短くする等の方法で、受信機33と追跡可能ゴルフボール1との距離を把握することで、追跡可能ゴルフボール1の位置を判別することができる。
【0014】
簡単な例では、ゴルフボール個々の判別をせず、ただ単に位置のみ判別できるよう、全ての追跡可能ゴルフボール1が発する電波を単一の電波で構成することができる。しかし、通常は4人等の複数人が同じホールでプレイし、極端な場合、4人のゴルフボールが同じラフの中に打ち込まれ、行方不明となる場合もある。そのような場合を考慮すると、各別のゴルフボールを判別できると、さらに好ましい。その場合、各ゴルフボールの電波発信機12に異なる番号を付し、プレイ開始前に受信機33にその番号を登録し、その番号を含む電波を受信機33が受信することで、受信した電波の番号から追跡可能ゴルフボール1の位置を各別に判別することができる。
【0015】
図4は本発明のゴルフボール位置検出システムの他の例を説明するための図である。図4に示す例において、ゴルフコースは、ティーグラウンド41、フェアウエー42、グリーン43、ラフ44とから構成されており、実際には見えないが説明のために記載した格子線45の交点すべてに、各別に識別可能な受信機33を設置している。図4に示す例では、追跡可能なゴルフボール1の電波は、その近傍の4台の受信機33−1〜33−4で強く受信されるため、4台の受信機33−1〜33−4の位置から追跡可能ゴルフボール1の位置を識別することができる。本例では、プレイヤーやキャディーが受信機33を持って追跡可能ゴルフボール1を探さなくとも、中央の管制室でその情報を一括して管理することで、ゴルフボールの位置を一箇所で検出することができる。
【0016】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、ゴルフボール自身が電波を発しているため、受信機でその電波を受信することで、見えない位置にあってもゴルフボールの位置を検出することができ、ロストボールをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の追跡可能ゴルフボールの一例の構成を示す図である。
【図2】本発明における電波発信機を駆動するための電源供給の一方法を概念的に示す図である。
【図3】本発明のゴルフボール位置検出システムの一例を説明するための図である。
【図4】本発明のゴルフボール位置検出システムの他の例を説明するための図である。
【符号の説明】
1 追跡可能ゴルフボール
11 ゴルフボール
12 電波発信機
13 アンテナ用ワイヤ
21 電池
22−1、22−2 電極
23、25 容器
24 電解液
31、44 ラフ
32 プレイヤー
33、33−1〜33−4 受信機
41 ティーグラウンド
42 フェアウエー
43 グリーン
45 格子線
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゴルフコース上において打球後のゴルフボールの位置を検出することができる追跡可能ゴルフボールおよびゴルフボール位置検出システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ゴルフを楽しんでいるとき、全てのショットがナイスショットばかりであれば、ゴルフボールが行方不明となることはない。しかし、プロゴルファーならいざ知らず、通常のゴルファーでは、全てのショットがフェアウェーをキープするナイスショットばかりとは限らない。ミスショットを必ずする。そのようなミスショットをすると、芝が長く伸びているラフの中にゴルフボールが打ち込まれたり、隣のコースにゴルフボールが行ってしまったりして、ゴルフボールを見つけ出すのが難しい場面が多々ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そのような場合、往々にしてゴルフボールを見つけることをギブアップして、ロストボールの宣言後スコアに罰則の打数を加えたうえで、新しいゴルフボールで所定の位置から打ち直すことが多い。もし、ゴルフボールが見つかれば、ゴルフボールの無駄がなくなるだけでなく、スコアも良くなるはずである。そのため、ラフ等の場所においてもゴルフボールを見つけたいという要望は従来から高く、種々のロストボール解消方法が提案されているが、これならば完全にロストボールを解消できるという技術は見い出されていなかった。
【0004】
本発明は、ゴルフコース上でのゴルフボールの位置を常に正確に検出することができ、ロストボールをなくすことのできる追跡可能ゴルフボールおよびゴルフボール位置検出システムを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の追跡可能ゴルフボールは、電波発信機をその内部に内蔵したことを特徴とするものである。本発明の追跡可能ゴルフボールでは、ゴルフボール自身が電波を発しているため、受信機でその電波を受信することで、見えない位置にあってもゴルフボールの位置を検出することができ、ロストボールをなくすことができる。
【0006】
また、本発明の追跡可能なゴルフボールの好適例としては、電波発信機の周辺にアンテナ用ワイヤを設置し、電波発信機とアンテナ用ワイヤとを接続し、アンテナ用ワイヤにより電波授受の感度を向上させた構造を有することがある。さらに、電波発信機の電源を、共振型のアンテナで外部の電波を受信することで供給する構造を有すること、および、電波発信機の電源を、内蔵した電極と電解液とからなる電池式とし、電池の構成を、電解液を別容器に入れ、打撃の衝撃で容器が割れて電極側へ流入して発電を開始する構成とすることがある。上述したように電波発信機の電源を構成することで、実際に使用されるまでに時間がかかる場合でも電池寿命を効果的に制御することができるため好ましい。
【0007】
また、本発明のゴルフボール位置検出システムは、上述した構成の追跡可能ゴルフボールの電波発信機から発生する電波を受信機で受信することで、ゴルフコース上におけるゴルフボールの位置を判別することを特徴とするものである。本発明のゴルフボール位置検出システムでは、上述した構成の追跡可能ゴルフボールを使用して、実際にゴルフコース上でのゴルフボールの位置を検出することができ、ロストボールをなくすことができる。
【0008】
本発明のゴルフボール位置検出システムの好適例としては、追跡可能ゴルフボールの各別に番号を付し、その番号を含む電波を受信機が受信することで、追跡可能ゴルフボールの位置を各別に判別することがある。本例では、複数のゴルフボールの各別を識別して位置検出をすることができるため好ましい。また、他の好適例として、ゴルフコース上の所定の位置に複数の受信機を予め設けておき、追跡可能ゴルフボールを受信した受信機の位置から、追跡可能ゴルフボールの位置を判別することがある。本例では、ゴルファーやキャディーが受信機を持って探さなくとも、中央の管制室で一括してゴルフボールの位置を検出することができるため好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の追跡可能ゴルフボールの一例の構成を示す図である。図1に示す例において、本発明の追跡可能ゴルフボール1は、ゴルフボール11の中心近傍に、外形1mm以下の電波発信機12を埋め込んだ構成を有している。この構成であれば、電波発信機12は、ゴルフボール11の外被部分で保護されるとともに質量が小さいために、ゴルフクラブのヘッドによる打球時の衝撃にも耐えて損傷することはない。また、本例では、電波発信機12の周辺にアンテナ用ワイヤ13を設置し、電波発信機12とアンテナ用ワイヤ13とを接続し、アンテナ用ワイヤ13により電波授受の感度を向上させた構造をとっている。
【0010】
電波発信機12を駆動するための電源としては、ゴルフボール内に内蔵できるものであればどのような構成のものでも使用可能である。しかしながら、製造時から電池の放電を開始する通常の電池を使用すると、実際にゴルフボールが製造されてから使用されるまでに時間がかかる場合が多いため、実際の使用時には放電してしまい、電源の役目を果たさないことが考えられる。そのため、以下のような構成をとることが好ましい。
【0011】
すなわち、電波発信機12を駆動するための電源供給の一方法として、図1に示す例では、アンテナ用ワイヤ13を共振型のアンテナとし、この共振型のアンテナで外部の電波を受信することで電源を供給する構造をとっている。本例の場合、ゴルフコースに電源用の電波を常時発信させることで、このゴルフコースにおいて本発明の追跡可能ゴルフボールを使用すれば電源の供給が可能となる。
【0012】
また、電波発信機12を駆動するための電源供給の他の方法として、内蔵された電極と電解液とからなるボルタの電池をゴルフボール内で構成することが考えられる。すなわち、図2にその概念の一例を示すように、電池21を、2つの電極22−1、22−2と容器23内に入れた電解液24とを、容器25内に設けて構成する。そして、ゴルフクラブの打撃による衝撃で容器23のみが割れるように構成する。これにより、打撃による衝撃で電解液24が容器25内に侵入して、2つの電極22−1、22−2間が電解液24で満たされことで、電池機能を開始する。ここで、ボルタの電池を構成するためには、2つの電極22−1、22−2を構成する金属はイオン化傾向の異なる2種類の金属を、亜鉛、スズ、鉛、鉄、銅、白金、金、銀等の中から選択して構成する。また、電解液24としては、硫酸、塩酸等を使用する。
【0013】
次に、上述した構成の追跡可能ゴルフボール1を利用した本発明のゴルフボール位置検出システムについて説明する。図3は本発明のゴルフボール位置検出システムの一例を説明するための図である。図3に示す例では、ラフ31中に追跡可能ゴルフボール1が入ってしまい目視できない状態で、プレイヤー32が受信機33により、追跡ゴルフボール1の電波発信機12から発生する電波を受信することで、ゴルフコース上における追跡可能ゴルフボール1の位置を判別している。例えば、受信機33が追跡可能ゴルフボール1に近づくにつれて、受信音を大きくしたり、受信音の間隔を短くする等の方法で、受信機33と追跡可能ゴルフボール1との距離を把握することで、追跡可能ゴルフボール1の位置を判別することができる。
【0014】
簡単な例では、ゴルフボール個々の判別をせず、ただ単に位置のみ判別できるよう、全ての追跡可能ゴルフボール1が発する電波を単一の電波で構成することができる。しかし、通常は4人等の複数人が同じホールでプレイし、極端な場合、4人のゴルフボールが同じラフの中に打ち込まれ、行方不明となる場合もある。そのような場合を考慮すると、各別のゴルフボールを判別できると、さらに好ましい。その場合、各ゴルフボールの電波発信機12に異なる番号を付し、プレイ開始前に受信機33にその番号を登録し、その番号を含む電波を受信機33が受信することで、受信した電波の番号から追跡可能ゴルフボール1の位置を各別に判別することができる。
【0015】
図4は本発明のゴルフボール位置検出システムの他の例を説明するための図である。図4に示す例において、ゴルフコースは、ティーグラウンド41、フェアウエー42、グリーン43、ラフ44とから構成されており、実際には見えないが説明のために記載した格子線45の交点すべてに、各別に識別可能な受信機33を設置している。図4に示す例では、追跡可能なゴルフボール1の電波は、その近傍の4台の受信機33−1〜33−4で強く受信されるため、4台の受信機33−1〜33−4の位置から追跡可能ゴルフボール1の位置を識別することができる。本例では、プレイヤーやキャディーが受信機33を持って追跡可能ゴルフボール1を探さなくとも、中央の管制室でその情報を一括して管理することで、ゴルフボールの位置を一箇所で検出することができる。
【0016】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、ゴルフボール自身が電波を発しているため、受信機でその電波を受信することで、見えない位置にあってもゴルフボールの位置を検出することができ、ロストボールをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の追跡可能ゴルフボールの一例の構成を示す図である。
【図2】本発明における電波発信機を駆動するための電源供給の一方法を概念的に示す図である。
【図3】本発明のゴルフボール位置検出システムの一例を説明するための図である。
【図4】本発明のゴルフボール位置検出システムの他の例を説明するための図である。
【符号の説明】
1 追跡可能ゴルフボール
11 ゴルフボール
12 電波発信機
13 アンテナ用ワイヤ
21 電池
22−1、22−2 電極
23、25 容器
24 電解液
31、44 ラフ
32 プレイヤー
33、33−1〜33−4 受信機
41 ティーグラウンド
42 フェアウエー
43 グリーン
45 格子線
Claims (7)
- 電波発信機をその内部に内蔵したことを特徴とする追跡可能ゴルフボール。
- 電波発信機の周辺にアンテナ用ワイヤを設置し、電波発信機とアンテナ用ワイヤとを接続し、アンテナ用ワイヤにより電波授受の感度を向上させた構造を有する請求項1記載の追跡可能ゴルフボール。
- 電波発信機の電源を、共振型のアンテナで外部の電波を受信することで供給する構造を有する請求項1または2記載の追跡可能ゴルフボール。
- 電波発信機の電源を、内蔵した電極と電解液とからなる電池式とし、電池の構成を、電解液を別容器に入れ、打撃の衝撃で容器が割れて電極側へ流入して発電を開始する構成とする請求項1または2記載の追跡可能ゴルフボール。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の追跡可能ゴルフボールの電波発信機から発生する電波を受信機で受信することで、ゴルフコース上におけるゴルフボールの位置を判別することを特徴とするゴルフボール位置検出システム。
- 追跡可能ゴルフボールの各別に番号を付し、その番号を含む電波を受信機が受信することで、追跡可能ゴルフボールの位置を各別に判別する請求項5記載のゴルフボール位置検出システム。
- ゴルフコース上の所定の位置に複数の受信機を予め設けておき、追跡可能ゴルフボールを受信した受信機の位置から、追跡可能ゴルフボールの位置を判別する請求項5または6記載のゴルフボール位置検出システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002225741A JP2004065346A (ja) | 2002-08-02 | 2002-08-02 | 追跡可能ゴルフボールおよびゴルフボール位置検出システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002225741A JP2004065346A (ja) | 2002-08-02 | 2002-08-02 | 追跡可能ゴルフボールおよびゴルフボール位置検出システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004065346A true JP2004065346A (ja) | 2004-03-04 |
Family
ID=32013291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002225741A Pending JP2004065346A (ja) | 2002-08-02 | 2002-08-02 | 追跡可能ゴルフボールおよびゴルフボール位置検出システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004065346A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10143889B2 (en) | 2016-06-28 | 2018-12-04 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Positioning system and positioning method |
WO2023026320A1 (ja) * | 2021-08-23 | 2023-03-02 | 株式会社やまびこ | 作業管理システム |
-
2002
- 2002-08-02 JP JP2002225741A patent/JP2004065346A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10143889B2 (en) | 2016-06-28 | 2018-12-04 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Positioning system and positioning method |
WO2023026320A1 (ja) * | 2021-08-23 | 2023-03-02 | 株式会社やまびこ | 作業管理システム |
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