JP2004062967A - 光学ヘッド装置 - Google Patents

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木暮 明
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中村 滋
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Abstract

【課題】拡散光路中にビーム整形光学素子を配置する構成としてレーザービームのビーム整形作用を十分に有する光学ヘッド装置を提供することを課題とする。
【解決手段】ビーム整形光学素子6をレーザービームが拡散されている拡散光路中に配置すると共に、この拡散光路中に前記ビーム整形光学素子6により生じるレーザービームの位相ずれを補正する位相補正光学素子17(7)を設けている。これにより拡散光路中にビーム整形光学素子6を配置し得るようにしている。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体レーザーから出射される断面楕円状のレーザービームをビーム整形光学素子により断面真円状に近づけるべく整形する光学ヘッド装置に関し、特に、ビーム整形光学素子をレーザービームが拡散されている拡散光路中に配置する光学ヘッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディスク等の信号記録媒体に対して光学的に信号の読み取り、あるいは書き込みを行う光学ヘッド装置としては、半導体レーザーから出射される断面楕円状のレーザービームを対物レンズに入射する入射光路上にビーム整形プリズムやシリンドリカルレンズ等のビーム整形光学素子を配置し、このビーム整形光学素子によりレーザービームを断面真円状に近づけるべくビーム整形して対物レンズに導き、対物レンズに入射されるレーザービームの利用効率を向上させた上で、信号記録媒体に照射されるビームスポットを円形にして光学特性の向上を図ったものが知られている。
【0003】
ところで、光学ヘッド装置としては、CD(Compact Disc)の記録密度に適した波長のレーザービームを発光するレーザーダイオードとDVD(Digital Versatile Disc)の記録密度に適した波長のレーザービームを発光するレーザーダイオードとの波長の異なる2種類の半導体レーザーを用意し、使用するディスクの記録密度に応じて使用する半導体レーザーを切り換えることにより記録密度が異なるCD及びDVDに対応させている。
【0004】
このような2種類の半導体レーザーを備える光学ヘッド装置においては、各半導体レーザーを別光路に配置し、各半導体レーザーからそれぞれ出射される各レーザービームをビームスプリッタにより共通光路に導いて単一の対物レンズに入射する構成とする場合が多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、光学ヘッド装置としては、信号記録媒体に照射されるレーザービームの光学特性の向上を図るべく、コリメータレンズを用いて平行光にしたレーザービームを対物レンズに入射する構成とすることが行われる。
【0006】
前述のCD及びDVDに対応する光学ヘッド装置において、コリメータレンズを共通光路上の対物レンズの直前に配置することで、単一のコリメータレンズにより2種類の半導体レーザーの各レーザービームに対して機能させることが可能となる。
【0007】
しかしながら、このようにコリメータレンズを対物レンズの直前に配置する構成とすると、レーザービームの平行光の範囲の光路長がコリメータレンズと対物レンズ間だけであり、この光路長にビーム整形光学素子を配置出来ないという問題が発生する。
【0008】
そこで、ビーム整形光学素子を半導体レーザーからコリメータレンズまでの拡散光路中に配置することが考えられるが、ビーム整形光学素子を拡散光路中に配置すると、ビーム整形光学素子により半導体レーザーから出射されたレーザービームを正しくビーム整形することが出来ない。
【0009】
すなわち、ビーム整形光学素子は光軸を中心にしてレーザービーム断面の短径方向及び長径方向の直交する2方向においてレーザービームを整形するべく設計され、ビーム整形光学素子は前記2方向を基準にしたトーリック面に形成されるべく成形される。その為、前記2方向に挟まれる角度の方向におけるレーザービームの位相ずれが大きく実用に耐えなかった。
【0010】
本発明は、拡散光路中にビーム整形光学素子を配置する構成としてレーザービームのビーム整形作用を十分に有する光学ヘッド装置を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ビーム整形光学素子をレーザービームが拡散されている拡散光路中に配置すると共に、この拡散光路中に前記ビーム整形光学素子により生じるレーザービームの位相ずれを補正する位相補正光学素子を設けている。これにより拡散光路中にビーム整形光学素子を配置し得るようにしている。
【0012】
【実施例】
図1は本発明の一実施例を示す光学ヘッド装置の光学系を示す光学配置図である。
【0013】
図1に示す光学ヘッド装置は、信号記録密度の低いと共に信号面までの透明基板の厚みが厚い信号記録媒体であるCDの記録再生に対応すると共に、信号記録密度の高いと共に信号面までの透明基板の厚みが薄い信号記録媒体であるDVDの記録再生に対応する構成となっている。
【0014】
1はDVDに適した波長、例えば660nmのレーザービームを発光するレーザーダイオードの第1半導体レーザー、2はCDに適した波長、例えば780nmのレーザービームを発光するレーザーダイオードの第2半導体レーザーである。
【0015】
第1半導体レーザー1から出射されるレーザービームは、このレーザービームのレーザー波長に対して有効な回折作用を有する回折格子3とレーザービームの偏光方向を設定する波長板4とからなる複合光学素子5を介した後にビーム整形レンズ6に入射され、該ビーム整形レンズ6によりレーザービームの整形が行われる。
【0016】
ビーム整形レンズ6を介したレーザービームは、更にカップリングレンズ7により広がり角が調整された後、プリズム型のビームスプリッター8の偏光面により光軸が折曲され、コリメータレンズ9に導かれる。
【0017】
その後、レーザービームはコリメータレンズ9により平行光に成された後、対物レンズ10に入射され、該対物レンズ10により収束されてDVDの信号面S1に照射される。
【0018】
一方、第2半導体レーザー2から出射されるレーザービームは、このレーザービームのレーザー波長に対して有効な回折作用を有する回折格子11とレーザービームの偏光方向を設定する波長板12とからなる複合光学素子13を介してカップリングレンズ14により広がり角が調整された後、平行平板型のハーフミラー15により反射されて光軸が折曲されてビームスプリッター8に導かれる。
【0019】
その後、ビームスプリッター8の偏光面を透過してコリメータレンズ9により平行光に成された後、対物レンズ10に入射され、該対物レンズ10により収束されてCDの信号面S2に照射される。
【0020】
DVD及びCDの信号面により変調されて反射されたレーザービームは、それぞれ対物レンズ10に戻り、コリメータレンズ9及びビームスプリッター8を介してハーフミラー15を透過し、該ハーフミラー15によりフォーカス制御に用いられる非点収差が付与された後、共通の光検出器16により受光される。
【0021】
光検出器16には、DVDの記録再生に用いられるDVD受光部とCDの記録再生に用いられるCD受光部とが同一半導体基板上に並べて形成されており、光検出器16はDVDの記録再生に用いられる各種受光出力を導出すると共に、CDの記録再生に用いられる各種受光出力を導出する。
【0022】
尚、対物レンズ10は2焦点レンズにより構成されており、DVD及びCDの両方に適合されている。
【0023】
また、第1半導体レーザー1及び第2半導体レーザー2からそれぞれ出射される各レーザービームの出力は、記録時と再生時とでそれぞれに最適な出力に切り換えられる。
【0024】
前述の光学ヘッド装置においては、コリメータレンズ9がDVD及びCDに対応する各レーザービームの両方の光路である共通光路上の対物レンズ10の直前に配置されており、前記各レーザービームに対して機能するようになっている。
【0025】
そして、DVDに対応するレーザービームの出射光路中にカップリングレンズ7が配置されていると共に、CDに対応するレーザービームの出射光路中にカップリングレンズ14が配置されており、前記各レーザービームに対してコリメータレンズ9が有効に機能するようなっている。
【0026】
ところで、DVDの記録においては、現状の半導体レーザーでは高速記録に充分なレーザー出力を得られないことに起因してレーザービームの利用効率を向上させる必要があると共に、良質な記録が行えるようにディスク上に形成されるビームスポットの光学特性を向上させる必要がある。
【0027】
第1半導体レーザー1から発光されるレーザービームは、レーザーチップ1aの接合面に水平な方向と垂直な方向とで広がり角が相違し、断面が楕円状となるので、DVDに対応する第1半導体レーザー1から発光されるレーザービームの出射光路中にはこのレーザービームを整形するべくビーム整形レンズ6が配置されている。
【0028】
ここで、DVDに対応するレーザービームの出射光路はレーザービームが拡散されている拡散光路である。
【0029】
前記ビーム整形レンズ6は、光軸を中心にしてレーザービーム断面の短径方向及び長径方向の直交する2方向においてレーザービームを整形するべく設計され、ビーム整形レンズ6は前記2方向を基準にしたトーリック面に形成されるべく成形されている。
【0030】
図2は、図1に示した光学ヘッド装置の第1半導体レーザー1から対物レンズ10に至るDVD用光路の断面図で、図2(a)は光軸方向にx軸をとり、レーザーチップ1aの接合面方向をy軸方向とした場合のx−y断面を示し、図2(b)はy軸と垂直な方向をz軸方向とした場合のx−z断面を示す。
【0031】
第1半導体レーザー1のレーザーチップ1aから出射するレーザービームの広がり角は、図2(a)のx−y断面では小さく、図2(b)のx−z断面では大きい。よって、本実施例では、ビーム整形レンズ6を用いてx−y断面でのレーザービームの広がり角を拡大している。
【0032】
図3はビーム整形レンズ6の斜視図で、レーザーチップ1a側の入射面6aは半径−0.8mmの円柱面である。半径の負符号は、曲率中心点が曲面よりも光源側にあることを示す。
【0033】
一方、ビーム整形レンズ6の出射側はトーリック面6bである。図4はトーリック面6bの形状を説明する説明図である。x−y断面に含まれる基準円弧101はx軸上の点102を中心とした半径Ry=−2.99mmの円の一部で、軸103は基準円弧101からRz=−29.07mm離れたy軸と平行な回転軸である。
【0034】
前記トーリック面6bは、x−y断面に含まれる半径Ry=−2.99mmの基準円弧101をRz=−29.07mm離れたy軸と平行な回転軸103で回転させた面である。
【0035】
また、レーザーチップ1aの発光点とビーム整形レンズ6の入射側円柱面6aとの間隔は2mm、この円柱面6aとトーリック面6bとの間隔は2mmで、屈折率は1.5である。
【0036】
これによりビーム整形レンズ6を通過するレーザービームの広がり角は、図2(a)のx−y断面で約1.5倍に広がり、図2(b)のx−z断面でほとんど変化しない。
【0037】
このように成形されるビーム整形レンズ6を第1半導体レーザー1からのレーザービームが拡散されている拡散光路に配置した場合において、ビーム整形レンズ6を通過したレーザービームは前記2方向に挟まれる角度の方向に位相ずれを発生する。このレーザービームの位相ずれ特性を図5において3次元的に示し、図6においてレーザービームの所定の角度での位相ずれ特性を2次元的に示す。
【0038】
図5において、レーザービーム断面の短径方向及び長径方向の直交する2方向、すなわちレーザーチップ1aの接合面に水平な方向と垂直な方向とをそれぞれY軸及びZ軸にし、Y軸及びZ軸の光軸上をそれぞれY0及びZ0に示している。この図5において高さ方向(光軸方向)に第1半導体レーザー1のレーザー波長λ(=660nm)を基準にした位相ずれ量を示している。
【0039】
この図5から明らかなように、光軸を中心にしてレーザービーム断面の短径方向(Y軸方向)及び長径方向(Z軸方向)の直交する2方向に挟まれる角度の方向には大きな位相ずれが発生される。
【0040】
図6は図5のY軸及びZ軸をそれぞれ0度及び90度で表示し、光軸上を「0」とした場合の光軸からの距離に対する第1半導体レーザー1のレーザー波長λ(=660nm)を基準にした位相ずれ量を示している。
【0041】
図6から明らかのように、0度及び90度においては光軸から離れたレーザービームの周縁においてもほとんど位相ずれが発生していないことが確認できるが、0度及び90度の中間の45度においては光軸からの距離に対して約4乗の関数的にレーザービームの周縁に著しい位相ずれが発生することが確認できる。
【0042】
ところで、DVDに対応するレーザービームの出射光路中に配置されるカップリングレンズ7は、出射面が収束作用を有する基準半径が−8.463mmの非球面係数が付加されたレンズ面であると共に、入射面が非レンズ面により形成され(面間隔1mm,屈折率1.5)、出射面のみでカップリングレンズ本来の作用を持たせてある。
【0043】
そして、カップリングレンズ7の入射面には、ビーム整形レンズ6により生じるレーザービームの位相ずれを補正する位相補正作用が付与されており、このカップリングレンズ7の入射面が位相補正光学素子部17となっている。
【0044】
前記位相補正光学素子部17は、図5に示す位相ずれ分布の逆特性の位相補正分布を示す図7の如き位相補正形状に設定されて形成され、ビーム整形レンズ6により生じるレーザービームの位相ずれを打ち消すように作用する。
【0045】
ここで、前記位相補正光学素子部17にビーム整形レンズ6により生じるレーザービームの位相ずれを補正する位相補正作用を付与する場合、前記位相補正光学素子部17はこの位相補正光学素子部17が形成させるカップリングレンズ7の材質の屈折率を考慮してレーザービームが通過する領域に対応した光路長の差異を有する形状に形成され、この光路長の差異により前記ビーム整形レンズ6により生じるレーザービームの位相ずれを補正する。
【0046】
したがって、半導体レーザー1から発光されるレーザービームは、拡散光路であってもビーム整形レンズ6及びカップリングレンズ7の位相補正光学素子部17によりビーム整形が行われ、この結果、前記レーザービームの利用効率及び光学特性の向上が図られる。
【0047】
尚、前述の実施例においては、位相補正光学素子部17をカップリングレンズ7の一方の面に形成し、カップリングレンズ7を位相補正光学素子としているが、これに限らず、第1半導体レーザー1からコリメータレンズ9の間に位相補正光学素子を配置すれば良く、場所の関係から独立して位相補正光学素子を配置できない場合は第1半導体レーザー1からコリメータレンズ9の間に介在されると共に、加工が容易な板状光学素子、図1においては回折格子3や波長板4にカップリングレンズ7と同様に位相補正光学素子部を形成してこれらの回折格子3や波長板4を位相補正光学素子としても好適である。
【0048】
また、第1半導体レーザー1にはレーザーチップ1aを封止する筐体の前面にレーザービームを透過させる平板の透過カバー18が設置されるので、この透過カバー18に位相補正光学素子部を形成し、この透過カバー18を位相補正光学素子とすることも好適である。
【0049】
更に、ビーム整形光学レンズ6自体に位相補正作用を付与し、このビーム整形光学レンズ6自体を位相補正光学素子としても機能させることも可能である。
【0050】
【発明の効果】
以上述べた如く、本発明は、拡散光路中にビーム整形光学素子と共に、位相補正光学素子を設けているので、拡散光路中にビーム整形光学素子を配置する構成としてレーザービームのビーム整形作用を十分に有する光学ヘッド装置が提供できる。
【0051】
特に、記録密度の相違する信号記録媒体に対応させるべくレーザー波長の異なるレーザービームを発光する第1半導体レーザー及び第2半導体レーザーを備える光学ヘッド装置において、第1半導体レーザー及び第2半導体レーザーからの各レーザービームに対してコリメータレンズを共用するようにした場合、このコリメータが配置される位置が対物レンズの近傍に限定され、レーザービームの平行光路上にビーム整形光学素子を配置するのが困難であるので、本発明はビーム整形光学素子を拡散光路上に配置する構成としてレーザービームのビーム整形作用を十分に有するようにしており、実用上の効果が多大である。
【0052】
また、本発明によれば、カップリングレンズを用いる構成の光学ヘッド装置において、カップリングレンズに付与される収束作用あるいは拡散作用はカップリングレンズの片面で十分足りるので、収束作用あるいは拡散作用を付与しない面にビーム整形光学素子により生じるレーザービームの位相ずれを補正する位相補正作用を付与することで、あるいは両レンズ面のカップリングレンズであっても一方のレンズ面に位相補正作用を付与することで位相ずれ補正が達成され、位相補正光学素子を別部品として設ける必要がなく、コスト面で有利であると共に、光学配置的に有利である。
【0053】
また、カップリングレンズに限らず、ビーム整形光学素子と同一の拡散光路中に板状光学素子が配置される場合、加工が容易な板状光学素子に位相補正光学素子部を形成してこの板状光学素子を位相補正光学素子とすることで、あるいは、半導体レーザーにはレーザーチップを封止する筐体の前面にレーザービームを透過させる透過カバーが設置されているので、この透過カバーを位相補正光学素子とすることで、コスト面で有利であると共に、光学配置的に有利である。
【0054】
更に、ビーム整形光学素子自体に位相補正作用を付与し、このビーム整形光学素子自体を位相補正光学素子としても機能させれば、半導体レーザーからコリメータレンズの間にビーム整形光学素子以外に光学素子が介在されない光学系である場合にも位相補正光学素子を別部品として設ける必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す光学ヘッド装置の光学系を示す光学配置図である。
【図2】図1に示した光学ヘッド装置の第1半導体レーザー1から対物レンズ10に至るDVD用光路の断面図である。
【図3】ビーム整形レンズ6の斜視図である。
【図4】トーリック面6bの形状を説明する説明図である。
【図5】ビーム整形レンズ6を通過したレーザービームの位相ずれ特性の分布を3次元的に示す特性図である。
【図6】ビーム整形レンズ6を通過したレーザービームの所定の角度での位相ずれ特性を示す2次元的な特性図である。
【図7】ビーム整形レンズ6を通過したレーザービームの位相ずれを補正する位相補正光学素子部17の特性の分布を3次元的に示す特性図である。
【符号の説明】
1      第1半導体レーザー
2      第2半導体レーザー
3、11   回折格子(板状光学素子)
4、12   波長板(板状光学素子)
6   ビーム整形レンズ(ビーム整形光学素子)
7、14   カップリングレンズ
9   コリメータレンズ
10      対物レンズ
17   位相補正光学素子部
18      透過カバー

Claims (7)

  1. 半導体レーザーから出射される断面楕円状のレーザービームを整形するビーム整形光学素子を備える光学ヘッド装置であって、前記ビーム整形光学素子をレーザービームが拡散されている拡散光路中に配置すると共に、この拡散光路中に前記ビーム整形光学素子により生じるレーザービームの位相ずれを補正する位相補正光学素子を設けたことを特徴とする光学ヘッド装置。
  2. 記録密度の相違する信号記録媒体に対応させるべくレーザー波長の異なるレーザービームを発光する第1半導体レーザー及び第2半導体レーザーを備え、これらの第1半導体レーザー及び第2半導体レーザーからそれぞれ出射される別光路の各レーザービームを共通の光路上に導くと共に、この共通の光路上に前記第1半導体レーザー及び第2半導体レーザーからの各レーザービームを平行光にするコリメータレンズ、及びこのコリメータレンズによって平行光になったレーザービームを信号記録媒体に収束させる対物レンズを備える光学ヘッド装置であって、第1半導体レーザー及び第2半導体レーザーのうち、少なくとも短波長のレーザービームを出射する半導体レーザーからのレーザービームを整形するべくビーム整形光学素子を設けると共に、前記ビーム整形光学素子により生じるレーザービームの位相ずれを補正する位相補正光学素子を設けたことを特徴とする光学ヘッド装置。
  3. 前記ビーム整形光学素子は光軸を中心にしてレーザービーム断面の短径方向及び長径方向の2方向においてレーザービームを整形するべく設計されており、前記2方向を基準にしたトーリック面により形成されていることを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の光学ヘッド装置。
  4. 半導体レーザーからのレーザービームをコリメータレンズにより平行光にした後に対物レンズに入射すると共に、前記コリメータレンズに入射するレーザービームの広がり角をカップリングレンズにより調整する構成の光学ヘッド装置であって、前記カップリングレンズにビーム整形光学素子により生じるレーザービームの位相ずれを補正する位相補正作用を付与し、前記カップリングレンズを位相補正光学素子としたことを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の光学ヘッド装置。
  5. 半導体レーザーからのレーザービームをコリメータレンズにより平行光にした後に対物レンズに入射する構成の光学ヘッド装置であって、半導体レーザーからコリメータレンズの間に介在される光学素子にビーム整形光学素子により生じるレーザービームの位相ずれを補正する位相補正作用を付与し、この位相補正作用が付与された光学素子を位相補正光学素子としたことを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の光学ヘッド装置。
  6. 半導体レーザーにはレーザーチップを封止する筐体の前面にレーザービームを透過させる透過カバーが設置され、この透過カバーにビーム整形光学素子により生じるレーザービームの位相ずれを補正する位相補正作用を付与し、前記透明カバーを位相補正光学素子としたことを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の光学ヘッド装置。
  7. 半導体レーザーからのレーザービームをコリメータレンズにより平行光にした後に対物レンズに入射する構成の光学ヘッド装置であって、ビーム整形光学素子により生じるレーザービームの位相ずれを補正する位相補正作用を前記ビーム整形光学素子自体に付与し、このビーム整形光学素子自体を位相補正光学素子としたことを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の光学ヘッド装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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