JP2004062802A - 設備情報入力支援装置及びその方法、設備情報入力支援プログラム、記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】システムの工事情報を常に最新の状態に維持し、かつ、補修工事、増設、改修工事等の工事情報を管理するうえでの管理部門の負担削減をはかる。
【解決手段】本発明の設備情報入力支援装置は、工事発注者となる管理部門と工事発注先である施工業者側で工事情報を共通的に記録、閲覧可能な工事情報ファイルを格納する工事情報ファイル格納部12と、工事情報ファイルに、機器別の工事内容を書き込む入力フィールドを含み、工事発注時、その入力フィールドに書き込まれた工事内容を含む工事情報ファイルを施工業者側へ出力し、工事施工完了時に施工業者側によって追記された工事情報ファイルを取り込む工事情報ファイル授受部14から構成される。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明の設備情報入力支援装置は、工事発注者となる管理部門と工事発注先である施工業者側で工事情報を共通的に記録、閲覧可能な工事情報ファイルを格納する工事情報ファイル格納部12と、工事情報ファイルに、機器別の工事内容を書き込む入力フィールドを含み、工事発注時、その入力フィールドに書き込まれた工事内容を含む工事情報ファイルを施工業者側へ出力し、工事施工完了時に施工業者側によって追記された工事情報ファイルを取り込む工事情報ファイル授受部14から構成される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、大規模下水処理場の、設備、機器に関する仕様情報や点検、故障・故障履歴から補修計画情報等を一元管理する設備情報管理システムに用いて好適な、設備情報入力支援装置及びその方法、設備情報入力支援プログラム、記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
設備の日常的な維持・管理、及び補修計画等を立案するうえで、設備に関する仕様情報や点検、故障、工事履歴等、様々な情報が必要になる。近年のIT技術の進歩によりこれらの情報を電子化し、コンピュータで一元管理する設備情報管理システムの構築が容易になり、導入する事業所も増えてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、大規模下水処理場において、機器を含む設備情報を管理するうえで、各種情報を常に最新の内容に維持しておくことが重要である。機器の点検、故障情報は、運転部門で日常的に記録することで最新状態にできるが、補修工事、増設、改修工事等の工事情報は、施工完了後に纏まって生じる情報であり、それらを施工業者から紙の完成図書で都度入手し、管理部門で手入力するのでは労力的に困難である。
ここで、運転部門とは、設備の運転と維持管理を担当する委託業者や直営部門をいい、管理部門とは、処理場において運営指揮、経理、購買等を行なう部門のことをいう。
【0004】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、工事情報に関し、発注元である管理部門が発注先である施工業者から電子情報として提供され受信できる仕組みを構築し、管理部門と工事業者間で様々な関連性を保ったまま工事情報の授受を行なうことにより、システムの工事情報を常に最新の状態に維持し、かつ、補修工事、増設、改修工事等の工事情報を管理するうえでの管理部門の負担削減をはかった、設備情報入力支援装置及びその方法、設備情報入力支援プログラム、記録媒体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために本発明は、機器に関する仕様情報や、点検、故障履歴から工事情報を一元管理する設備情報管理システムにおける設備情報入力支援装置であって、工事発注者となる管理部門と工事発注先である施工業者側で前記工事情報を共通的に記録、閲覧可能な工事情報ファイルを格納する工事情報ファイル格納手段と、前記工事情報ファイルに、前記機器別の工事内容を書き込む入力フィールドを含み、工事発注時、前記入力フィールドに書き込まれた前記工事内容を含む前記工事情報ファイルを前記施工業者側へ出力し、工事施工完了時に前記施工業者側によって追記された前記工事情報ファイルを取り込む工事情報ファイル授受手段と、を備えたことを特徴とする。
【0006】
本発明によれば、工事情報ファイル授受手段が、工事発注時、機器別の工事内容を含む工事情報ファイルを施工業者側へ出力し、工事施工完了時に施工業者側によって追記された工事情報ファイルを取り込むことにより、システムの工事情報を常に最新の状態に維持でき、このための管理部門の負担を軽減した設備情報入力支援装置を提供できる。
【0007】
また、本発明において、前記工事情報ファイルに前記機器別の工事内容を書き込む際、工事履歴を検索して過去に作成した設計書を抽出して書き込む工事履歴検索出力手段を備えたことを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、工事履歴検索出力手段が、工事履歴を検索して過去に作成した設計書を抽出して工事情報ファイルに機器別の工事内容を書き込むため、過去の工事情報の流用が可能であり、管理部門の入力作業の負担が大幅に軽減される。
【0009】
また、本発明において、前記工事情報ファイル授受手段は、補修工事の際に、前記工事情報と関連して追記される図面情報を、増設、改修工事の際には、更に、追記される機器台帳情報、機器の使用予備品の取り込みを行い、前記機器台帳情報と前記図面情報、前記機器と前記工事情報は、前記機器に一意に付されるコードを元に関連性を持つ情報として扱うことを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、作成時期の違いから発注先の施工業者に渡される、機器情報、工事情報、図面情報、予備品情報が自動的に関連付けられるため、管理部門による確認、関連付けのための作業が不要となり、このために要していた管理部門の事務処理上の負担が大幅に軽減される。
なお、ここでいう「図面情報」とは、各種図面をスキャンニングして電子ファイル化したファイル名と検索用キーワード当の目録情報、対象機器等の属性を意味する。
【0011】
また、本発明において、前記機器情報、工事情報、図面情報、予備品情報に関する入力項目欄の幾つかに対し、あらかじめそれぞれのデータベースに登録済みの選択肢を提供してその選択入力を促がし、選択入力される選択肢を入力データとして取り込むことを特徴とする。
【0012】
本発明によれば、選択肢を決定するだけで必要なデータを入力できるため、キータッチ数が大幅に減り、情報入力時の負担が軽減され、誤記の低減がはかれるため、情報の信頼性が向上する。
【0013】
また、本発明において、前記工事情報ファイル授受手段による工事情報ファイル取り込みの際、前記機器情報、工事情報、図面情報、予備品情報のそれぞれに対して既にシステムのデータベースに格納されている前記それぞれのファイルと比較し、整合性や同一性をチェックした後、前記データベースに反映させる比較照合手段を備えたことを特徴とする。
【0014】
本発明によれば、照合手段が、工事情報ファイル取り込みの際、機器情報、工事情報、図面情報、予備品情報のそれぞれに対して既にシステムのデータベースに格納されているそれぞれのファイルと比較し、整合性や同一性をチェックした後にデータベースに自動的に反映されるため、人手による重複確認や最新情報への置換が不要となり、情報の信頼性が向上する。
【0015】
また、本発明は、機器に関する仕様情報や、点検、故障履歴から工事情報を一元管理する設備情報管理システムのための設備情報入力支援方法であって、工事発注者となる管理部門と工事発注先である施工業者側で前記工事情報を共通的に記録、閲覧可能な工事情報ファイルを格納し、前記工事情報ファイルに、前記機器別の工事内容を書き込む入力フィールドを含み、工事発注時、前記入力フィールドに書き込まれた前記工事内容を含む前記工事情報ファイルを前記施工業者側へ出力し、工事施工完了時に前記施工業者側によって追記された前記工事情報ファイルを取り込むことを特徴とする。
【0016】
本発明によれば、工事発注時、機器別の工事内容を含む工事情報ファイルを施工業者側へ出力し、工事施工完了時に施工業者側によって追記された工事情報ファイルを取り込むことにより、システムの工事情報を常に最新の状態に維持でき、このための管理部門の負担を軽減することができる。
【0017】
また、本発明は、機器に関する仕様情報や、点検、故障履歴から工事情報を一元管理する設備情報管理システムに用いられる設備情報入力支援プログラムであって、工事発注者となる管理部門と工事発注先である施工業者側で前記工事情報を共通的に記録、閲覧可能な工事情報ファイルを格納するステップと、前記工事情報ファイルに、前記機器別の工事内容を書き込む入力フィールドを含み、工事発注時、前記入力フィールドに書き込まれた前記工事内容を含む前記工事情報ファイルを前記施工業者側へ出力し、工事施工完了時に前記施工業者側によって追記された前記工事情報ファイルを取り込むステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0018】
本発明によれば、上記した設備情報入力支援プログラムをコンピュータに実行させることにより、工事発注時、機器別の工事内容を含む工事情報ファイルを施工業者側へ出力し、工事施工完了時に施工業者側によって追記された工事情報ファイルを取り込むことで、システムの工事情報を常に最新の状態に維持でき、このための管理部門の負担を軽減した設備情報入力支援装置を提供できる。
【0019】
また、本発明は、機器に関する仕様情報や、点検、故障履歴から工事情報を一元管理する設備情報管理システムに用いられる設備情報入力支援プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、工事発注者となる管理部門と工事発注先である施工業者側で前記工事情報を共通的に記録、閲覧可能な工事情報ファイルを格納するステップと、前記工事情報ファイルに、前記機器別の工事内容を書き込む入力フィールドを含み、工事発注時、前記入力フィールドに書き込まれた前記工事内容を含む前記工事情報ファイルを前記施工業者側へ出力し、工事施工完了時に前記施工業者側によって追記された前記工事情報ファイルを取り込むステップとをコンピュータに実行させる設備情報入力支援プログラムを記録したことを特徴とする。
【0020】
本発明によれば、上記した記録媒体から設備情報入力支援プログラムを読み出しコンピュータに実行させることで、工事発注時、機器別の工事内容を含む工事情報ファイルを施工業者側へ出力し、工事施工完了時に施工業者側によって追記された工事情報ファイルを取り込むことにより、システムの工事情報を常に最新の状態に維持でき、このための管理部門の負担を軽減した設備情報入力支援装置を提供できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の設備情報入力支援装置の内部構成を機能展開して示したブロック図であり、具体的には、機器に関する仕様情報や、点検、故障履歴から工事情報を一元管理する設備情報管理システムのサーバ上に実装される。
本発明の設備情報入力支援装置は、通信(I/O(Input/Output))インタフェース部11と、工事情報ファイル格納部12と、工事履歴検索出力部13と、工事情報ファイル授受部14と、比較照合部15とシステムDB16で構成される。
【0022】
通信(I/O)インタフェース部11は、発注先となる施工業者の端末装置がインターネット等オープンな通信ネットワークを介して接続されるる場合は、その端末装置との間の通信インタフェース(TCP/IP:Transport Control Protocol/Internet Protocolが実装)を司るものであり、一方、工事情報ファイルがFD等の記録媒体で授受される場合は、そのFDをリードライトするための入出力インタフェースを司る。
工事情報ファイル格納部12は、工事発注者となる管理部門と工事発注先である施工業者側で工事情報を共通的に記録、閲覧可能な工事情報ファイルを格納する機能を持つ。また、工事履歴検索出力部13は、工事情報ファイルに機器別の工事内容を書き込む際、システムDB16に蓄積された工事履歴情報を検索して過去に作成した設計書を抽出して書き込む機能を持つ。
【0023】
工事情報ファイル授受部14は、工事情報ファイルに、機器別の工事内容を書き込む入力フィールドを含み、工事発注時、その入力フィールドに書き込まれた工事内容を含む工事情報ファイルを施工業者側へ出力し、工事施工完了時に施工業者側によって追記された工事情報ファイルを取り込む機能を持つ。
工事情報ファイル授受部14は、工事が補修工事の際に、工事情報と関連して追記される図面情報を、増設、改修工事の際には、更に、追記される機器台帳情報、機器の使用予備品の取り込みを行い、機器台帳情報と図面情報、機器と工事情報は、機器に一意に付されるコードを元に関連性を持つ情報として扱う。
比較照合部15は、工事情報ファイル授受部14による工事情報ファイル取り込みの際、機器情報、工事情報、図面情報、予備品情報のそれぞれに対して既にシステムDB16に格納されているそれぞれのファイルと比較し、整合性や同一性をチェックした後、反映させる機能を持つ。
【0024】
なお、システムDB16には、機器情報、工事情報、図面情報、予備品情報のそれぞれに対応して機器管理DB、工事管理DB、図面管理DB、予備品管理DBが構築されることとする。
また、ここでは、管理部門、施工業者のそれぞれで入力する、機器情報、工事情報、図面情報、予備品情報に関する入力項目欄の幾つかに対し、あらかじめそれぞれのデータベース(図示せず)に登録済みの選択肢を提供してその選択入力を促がし、当該選択入力された選択肢を入力データとして取り込む機能も合わせ持つこととする。
【0025】
図2は、本発明における設備情報入力支援装置の動作の流れを説明するために引用した図である。
また、図3〜図7は、本発明実施形態で使用される帳票類の様式の一例を示す図、図8〜図10は、本発明実施形態で使用される画面構成の一例を示す図である。
以下、図1に示す本発明の設備情報入力支援装置の動作に関して図2〜図11を参照しながら詳細に説明する。
【0026】
本発明で特徴的なことは、工事の発注者である管理部門と発注先の施工業者の双方で、工事情報を共通的に記録、閲覧可能な情報の格納庫としての工事情報ファイルを用意し、これを交換することにある。この工事情報ファイルに入力する情報は、機器情報、工事情報、機器の予備品情報、図面情報に大別され、上記した工事情報ファイルは、工事情報ファイル格納部12に保持される。
なお、機器情報に関する帳票の一例は、図3(機器のリストは図4)に、工事情報に関する帳票の一例は図5、図6に、機器の予備品情報に関する帳票の一例は図7のそれぞれに示されている。また、図面情報とは、各種図面をスキャンニングして電子ファイル化したファイル名と検索用キーワード等の目録情報、対象機器等の属性をいう。
【0027】
管理部門では、工事設計時に機器別の工事内容を記入する特記仕様書を作成するが、このときの担当者の負担を軽減するために、本発明の設備情報入力支援装置には、この工事情報ファイル中に、特記仕様書と同様の入力欄を用意し、同時に、過去の工事情報や設計書をキーワード検索して容易に流用できる仕組みが設けられている(S21、S22)。
この流用は、工事履歴検索出力部13がシステDB16を検索し、過去に作成した設計書を抽出して工事情報ファイルに機器別の工事内容を書き込むことにより実現される。
【0028】
管理部門の担当者は、他に、特記仕様書の帳票様式に直接入力することで設計書を概略作成していき(S23)、この時点では、管理部門から施工業者に対する概略の工事内容のみが記された見積もりが必要な程度にとどめる。
ここでは図示されていないが、見積り詳細を得るために、作成された工事情報ファイルを施工業者へ渡し、施工業者側では、概略の工事内容のみが記された工事情報ファイルを受領し、この受領した工事情報ファイルに見積り詳細の追記を行なう。すなわち、管理部門の見積り依頼内容を元に、工事内容を詳細化し、その工事情報ファイルに詳細工事項目を追記し、更に、図面類についても工事に合わせた図面をインデックス付きで管理部門に渡す。
【0029】
一方、管理部門では、受領した工事情報ファイルをチェックして(S24)、自身が作成した設計書原案と施工業者から提出された工事用ファイルにより設計資料を完成させ(S25)上司の決裁承認を得る。
この工事情報ファイルは、上司承認を得て工事発注が決裁されるまで、他の工事設計書や発注図とともに管理部門の担当者の設計資料としてサーバに仮保管される。工事の決裁が承認されると(S26)、工期や施工業者名等を追記して正式な工事情報として扱われ、管理部門内で共用できると共に、発注先の業者用に工事情報ファイルの出力を行ない、発注後にその工事情報ファイルを渡す(S27、S28)。
なお、管理部門と施工業者がオープンなネットワークを介して接続されていた場合には、その工事情報ファイルを、通信媒体を介して送受信することも可能であり、この場合は、工事情報ファイル授受部14が、工事内容を含む工事情報ファイルを施工業者側へ出力し、また、後述する、工事施工完了時に施工業者側によって追記された工事情報ファイルを取り込む。
【0030】
発注先の施工業者に渡される工事情報ファイルには、特記仕様で書かれた工事情報が記載されており、施工業者側で実際に行なった詳細な工事情報を追記することで、記入項目漏れの防止と入力作業の低減がはかれる。
施工業者側では、工事完了後(S29)、補修工事の際には工事情報(台帳及び詳細項目)と関連する図面情報を登録し、増設、改修工事では、加えて、「機器台帳情報」、「機器の使用予備品」の登録を行なう(S30)。このとき、機器台帳情報と図面情報、機器と工事の詳細項目は関連性を持つ情報として扱われる。これは、管理部門が機器コード(図4に示す機器リストの階層位置)を入力した工事情報ファイルを作成して施工業者に配布し、施工業者は、その機器コードを元に機器情報を入力し、入力した機器情報を利用して工事情報を入力し、また、図面情報を入力し、更に、入力した機器情報の部品情報を利用して予備品情報を入力することにより実現される。
施工業者から工事情報ファイルが提出された後、これらの情報間の関連性を保ったままシステムDB16に取り込むことができる。
【0031】
なお、この追記の際、機器情報、工事情報、図面情報、予備品情報として入力される特定の用語(文字列情報)をあらかじめデータベース化して持つことにより、情報入力時に選択指揮入力を行うことで、誤記の低減、入力作業の容易化が可能になる。
また、施工業者が工事情報ファイルを提出し(S31)、これを取り込む際、既に同様の工事情報が入手、あるいは入力されシステムDB16上に格納されている場合があるため、照合、確認を行ない(S32)、1つ1つの情報に対して工事情報ファイル中のデータとシステムDB16のデータを比較し、整合性や同一性のチェックを行った後、システムDB16を更新している(S33、S34)。
【0032】
すなわち、比較照合部15が、工事情報ファイル授受部14による工事情報ファイル取り込みの際、機器情報、工事情報、図面情報、予備品情報のそれぞれに対して既にシステムDB16のそれぞれに格納されているファイル(機器管理DB、工事管理DB、予備品管理DB、図面管理DB)と比較照合し、整合性や同一性をチェックした後、システムDB16に反映させる。
これは、重複登録防止のために機器に重複しない識別コードを割当て比較することで防止できる。ここでは、入力された日時とシステムDB16に記録された更新日時とを比較し、日時が新しい方を優先することにより最新のものに保たれる。また、システムが判断できない重複が発生した場合は、双方の情報を一覧表示して情報の異なる箇所を色分け表示することで管理部門が比較検討することを可能にできる。更に、この比較照合情報を履歴として管理することで施工業者の情報入力のレベルを把握し、入力ミス防止を喚起できる。
【0033】
なお、図8は、工事項目登録画面、図9は、機器台帳画面、図10は、使用機器一覧画面であり、管理部門では、これら画面を用いることにより、システムDB16に格納された工事管理DB、機器管理DB、そして使用機器の一覧を閲覧することができる。
【0034】
以上説明のように、工事の発注元となる管理部門と工事の発注先となる施工業者によって工事情報ファイルを共有し、情報の追記、伝達を行ない、工事施工完了時に施工業者が工事情報ファイルを提供することでシステムにおける工事情報を常に最新の状態に保つことができる。また、施工業者側で入力作業代行を行なうため、管理部門の業務付加が軽減され、かつ、システムDBの精度が向上する。
なお、本発明実施形態によれば、工事情報ファイルを記録媒体により受領、もしくは送付する形態にて説明したが、管理部門と施工業者がオープンネットワークを介して接続されていた場合には、通信媒体による送受信することも可能である。
【0035】
また、図1に示す通信(I/O)インタフェース部11と、工事情報ファイル格納部12と、工事履歴検索出力部13と、工事情報ファイル授受部14と、比較照合部15のそれぞれで実行される手順をコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、本発明の設備情報入力支援装置を実現するものとする。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺機器等のハードウアを含むものである。
【0036】
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のシステムやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
【0037】
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【0038】
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明のように本発明によれば、工事情報に関し、発注元である管理部門が発注先である施工業者から電子情報として提供され受信できる仕組みを構築し、管理部門と工事業者間で様々な関連性を保ったまま工事情報の授受を行なうことにより、システムの工事情報を常に最新の状態に維持し、かつ、補修工事、増設、改修工事等の工事情報を管理するうえでの管理部門の負担削減がはかれる。
また、作成時期の違いから発注先の施工業者に渡される、機器情報、工事情報、図面情報、予備品情報が自動的に関連付けられるため、管理部門による確認、関連付けのための作業が不要となり、このために要していた管理部門の負担が大幅に軽減される。
【0040】
更に、本発明によれば、選択肢を決定するだけで必要なデータを入力できるためキータッチ数が大幅に減り、情報入力時の負担が軽減され、誤記の低減がはかれるため、情報の信頼性が向上する。また、工事情報ファイル取り込みの際、機器情報、工事情報、図面情報、予備品情報のそれぞれに対して既にシステムのデータベースに格納されているそれぞれのファイルと比較し、整合性や同一性をチェックした後にデータベースに自動的に反映されるため、人手による重複確認や最新情報への置換が不要となり、情報の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の設備情報入力支援装置の内部構成を機能展開して示したブロック図である。
【図2】本発明における設備情報入力支援装置の動作の流れを説明するために引用した図である。
【図3】本発明実施形態で使用される帳票類の様式の一例を示す図である。
【図4】本発明実施形態で使用される帳票類の様式の一例を示す図である。
【図5】本発明実施形態で使用される帳票類の様式の一例を示す図である。
【図6】本発明実施形態で使用される帳票類の様式の一例を示す図である。
【図7】本発明実施形態で使用される帳票類の様式の一例を示す図である。
【図8】本発明実施形態で使用される画面構成の一例を示す図である。
【図9】本発明実施形態で使用される画面構成の一例を示す図である。
【図10】本発明実施形態で使用される画面構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
11…通信(I/O)インタフェース部、12…工事情報ファイル格納部、13…工事履歴検索出力部、14…工事情報ファイル授受部、15…比較照合部、16…システムDB
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、大規模下水処理場の、設備、機器に関する仕様情報や点検、故障・故障履歴から補修計画情報等を一元管理する設備情報管理システムに用いて好適な、設備情報入力支援装置及びその方法、設備情報入力支援プログラム、記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
設備の日常的な維持・管理、及び補修計画等を立案するうえで、設備に関する仕様情報や点検、故障、工事履歴等、様々な情報が必要になる。近年のIT技術の進歩によりこれらの情報を電子化し、コンピュータで一元管理する設備情報管理システムの構築が容易になり、導入する事業所も増えてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、大規模下水処理場において、機器を含む設備情報を管理するうえで、各種情報を常に最新の内容に維持しておくことが重要である。機器の点検、故障情報は、運転部門で日常的に記録することで最新状態にできるが、補修工事、増設、改修工事等の工事情報は、施工完了後に纏まって生じる情報であり、それらを施工業者から紙の完成図書で都度入手し、管理部門で手入力するのでは労力的に困難である。
ここで、運転部門とは、設備の運転と維持管理を担当する委託業者や直営部門をいい、管理部門とは、処理場において運営指揮、経理、購買等を行なう部門のことをいう。
【0004】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、工事情報に関し、発注元である管理部門が発注先である施工業者から電子情報として提供され受信できる仕組みを構築し、管理部門と工事業者間で様々な関連性を保ったまま工事情報の授受を行なうことにより、システムの工事情報を常に最新の状態に維持し、かつ、補修工事、増設、改修工事等の工事情報を管理するうえでの管理部門の負担削減をはかった、設備情報入力支援装置及びその方法、設備情報入力支援プログラム、記録媒体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために本発明は、機器に関する仕様情報や、点検、故障履歴から工事情報を一元管理する設備情報管理システムにおける設備情報入力支援装置であって、工事発注者となる管理部門と工事発注先である施工業者側で前記工事情報を共通的に記録、閲覧可能な工事情報ファイルを格納する工事情報ファイル格納手段と、前記工事情報ファイルに、前記機器別の工事内容を書き込む入力フィールドを含み、工事発注時、前記入力フィールドに書き込まれた前記工事内容を含む前記工事情報ファイルを前記施工業者側へ出力し、工事施工完了時に前記施工業者側によって追記された前記工事情報ファイルを取り込む工事情報ファイル授受手段と、を備えたことを特徴とする。
【0006】
本発明によれば、工事情報ファイル授受手段が、工事発注時、機器別の工事内容を含む工事情報ファイルを施工業者側へ出力し、工事施工完了時に施工業者側によって追記された工事情報ファイルを取り込むことにより、システムの工事情報を常に最新の状態に維持でき、このための管理部門の負担を軽減した設備情報入力支援装置を提供できる。
【0007】
また、本発明において、前記工事情報ファイルに前記機器別の工事内容を書き込む際、工事履歴を検索して過去に作成した設計書を抽出して書き込む工事履歴検索出力手段を備えたことを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、工事履歴検索出力手段が、工事履歴を検索して過去に作成した設計書を抽出して工事情報ファイルに機器別の工事内容を書き込むため、過去の工事情報の流用が可能であり、管理部門の入力作業の負担が大幅に軽減される。
【0009】
また、本発明において、前記工事情報ファイル授受手段は、補修工事の際に、前記工事情報と関連して追記される図面情報を、増設、改修工事の際には、更に、追記される機器台帳情報、機器の使用予備品の取り込みを行い、前記機器台帳情報と前記図面情報、前記機器と前記工事情報は、前記機器に一意に付されるコードを元に関連性を持つ情報として扱うことを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、作成時期の違いから発注先の施工業者に渡される、機器情報、工事情報、図面情報、予備品情報が自動的に関連付けられるため、管理部門による確認、関連付けのための作業が不要となり、このために要していた管理部門の事務処理上の負担が大幅に軽減される。
なお、ここでいう「図面情報」とは、各種図面をスキャンニングして電子ファイル化したファイル名と検索用キーワード当の目録情報、対象機器等の属性を意味する。
【0011】
また、本発明において、前記機器情報、工事情報、図面情報、予備品情報に関する入力項目欄の幾つかに対し、あらかじめそれぞれのデータベースに登録済みの選択肢を提供してその選択入力を促がし、選択入力される選択肢を入力データとして取り込むことを特徴とする。
【0012】
本発明によれば、選択肢を決定するだけで必要なデータを入力できるため、キータッチ数が大幅に減り、情報入力時の負担が軽減され、誤記の低減がはかれるため、情報の信頼性が向上する。
【0013】
また、本発明において、前記工事情報ファイル授受手段による工事情報ファイル取り込みの際、前記機器情報、工事情報、図面情報、予備品情報のそれぞれに対して既にシステムのデータベースに格納されている前記それぞれのファイルと比較し、整合性や同一性をチェックした後、前記データベースに反映させる比較照合手段を備えたことを特徴とする。
【0014】
本発明によれば、照合手段が、工事情報ファイル取り込みの際、機器情報、工事情報、図面情報、予備品情報のそれぞれに対して既にシステムのデータベースに格納されているそれぞれのファイルと比較し、整合性や同一性をチェックした後にデータベースに自動的に反映されるため、人手による重複確認や最新情報への置換が不要となり、情報の信頼性が向上する。
【0015】
また、本発明は、機器に関する仕様情報や、点検、故障履歴から工事情報を一元管理する設備情報管理システムのための設備情報入力支援方法であって、工事発注者となる管理部門と工事発注先である施工業者側で前記工事情報を共通的に記録、閲覧可能な工事情報ファイルを格納し、前記工事情報ファイルに、前記機器別の工事内容を書き込む入力フィールドを含み、工事発注時、前記入力フィールドに書き込まれた前記工事内容を含む前記工事情報ファイルを前記施工業者側へ出力し、工事施工完了時に前記施工業者側によって追記された前記工事情報ファイルを取り込むことを特徴とする。
【0016】
本発明によれば、工事発注時、機器別の工事内容を含む工事情報ファイルを施工業者側へ出力し、工事施工完了時に施工業者側によって追記された工事情報ファイルを取り込むことにより、システムの工事情報を常に最新の状態に維持でき、このための管理部門の負担を軽減することができる。
【0017】
また、本発明は、機器に関する仕様情報や、点検、故障履歴から工事情報を一元管理する設備情報管理システムに用いられる設備情報入力支援プログラムであって、工事発注者となる管理部門と工事発注先である施工業者側で前記工事情報を共通的に記録、閲覧可能な工事情報ファイルを格納するステップと、前記工事情報ファイルに、前記機器別の工事内容を書き込む入力フィールドを含み、工事発注時、前記入力フィールドに書き込まれた前記工事内容を含む前記工事情報ファイルを前記施工業者側へ出力し、工事施工完了時に前記施工業者側によって追記された前記工事情報ファイルを取り込むステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0018】
本発明によれば、上記した設備情報入力支援プログラムをコンピュータに実行させることにより、工事発注時、機器別の工事内容を含む工事情報ファイルを施工業者側へ出力し、工事施工完了時に施工業者側によって追記された工事情報ファイルを取り込むことで、システムの工事情報を常に最新の状態に維持でき、このための管理部門の負担を軽減した設備情報入力支援装置を提供できる。
【0019】
また、本発明は、機器に関する仕様情報や、点検、故障履歴から工事情報を一元管理する設備情報管理システムに用いられる設備情報入力支援プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、工事発注者となる管理部門と工事発注先である施工業者側で前記工事情報を共通的に記録、閲覧可能な工事情報ファイルを格納するステップと、前記工事情報ファイルに、前記機器別の工事内容を書き込む入力フィールドを含み、工事発注時、前記入力フィールドに書き込まれた前記工事内容を含む前記工事情報ファイルを前記施工業者側へ出力し、工事施工完了時に前記施工業者側によって追記された前記工事情報ファイルを取り込むステップとをコンピュータに実行させる設備情報入力支援プログラムを記録したことを特徴とする。
【0020】
本発明によれば、上記した記録媒体から設備情報入力支援プログラムを読み出しコンピュータに実行させることで、工事発注時、機器別の工事内容を含む工事情報ファイルを施工業者側へ出力し、工事施工完了時に施工業者側によって追記された工事情報ファイルを取り込むことにより、システムの工事情報を常に最新の状態に維持でき、このための管理部門の負担を軽減した設備情報入力支援装置を提供できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の設備情報入力支援装置の内部構成を機能展開して示したブロック図であり、具体的には、機器に関する仕様情報や、点検、故障履歴から工事情報を一元管理する設備情報管理システムのサーバ上に実装される。
本発明の設備情報入力支援装置は、通信(I/O(Input/Output))インタフェース部11と、工事情報ファイル格納部12と、工事履歴検索出力部13と、工事情報ファイル授受部14と、比較照合部15とシステムDB16で構成される。
【0022】
通信(I/O)インタフェース部11は、発注先となる施工業者の端末装置がインターネット等オープンな通信ネットワークを介して接続されるる場合は、その端末装置との間の通信インタフェース(TCP/IP:Transport Control Protocol/Internet Protocolが実装)を司るものであり、一方、工事情報ファイルがFD等の記録媒体で授受される場合は、そのFDをリードライトするための入出力インタフェースを司る。
工事情報ファイル格納部12は、工事発注者となる管理部門と工事発注先である施工業者側で工事情報を共通的に記録、閲覧可能な工事情報ファイルを格納する機能を持つ。また、工事履歴検索出力部13は、工事情報ファイルに機器別の工事内容を書き込む際、システムDB16に蓄積された工事履歴情報を検索して過去に作成した設計書を抽出して書き込む機能を持つ。
【0023】
工事情報ファイル授受部14は、工事情報ファイルに、機器別の工事内容を書き込む入力フィールドを含み、工事発注時、その入力フィールドに書き込まれた工事内容を含む工事情報ファイルを施工業者側へ出力し、工事施工完了時に施工業者側によって追記された工事情報ファイルを取り込む機能を持つ。
工事情報ファイル授受部14は、工事が補修工事の際に、工事情報と関連して追記される図面情報を、増設、改修工事の際には、更に、追記される機器台帳情報、機器の使用予備品の取り込みを行い、機器台帳情報と図面情報、機器と工事情報は、機器に一意に付されるコードを元に関連性を持つ情報として扱う。
比較照合部15は、工事情報ファイル授受部14による工事情報ファイル取り込みの際、機器情報、工事情報、図面情報、予備品情報のそれぞれに対して既にシステムDB16に格納されているそれぞれのファイルと比較し、整合性や同一性をチェックした後、反映させる機能を持つ。
【0024】
なお、システムDB16には、機器情報、工事情報、図面情報、予備品情報のそれぞれに対応して機器管理DB、工事管理DB、図面管理DB、予備品管理DBが構築されることとする。
また、ここでは、管理部門、施工業者のそれぞれで入力する、機器情報、工事情報、図面情報、予備品情報に関する入力項目欄の幾つかに対し、あらかじめそれぞれのデータベース(図示せず)に登録済みの選択肢を提供してその選択入力を促がし、当該選択入力された選択肢を入力データとして取り込む機能も合わせ持つこととする。
【0025】
図2は、本発明における設備情報入力支援装置の動作の流れを説明するために引用した図である。
また、図3〜図7は、本発明実施形態で使用される帳票類の様式の一例を示す図、図8〜図10は、本発明実施形態で使用される画面構成の一例を示す図である。
以下、図1に示す本発明の設備情報入力支援装置の動作に関して図2〜図11を参照しながら詳細に説明する。
【0026】
本発明で特徴的なことは、工事の発注者である管理部門と発注先の施工業者の双方で、工事情報を共通的に記録、閲覧可能な情報の格納庫としての工事情報ファイルを用意し、これを交換することにある。この工事情報ファイルに入力する情報は、機器情報、工事情報、機器の予備品情報、図面情報に大別され、上記した工事情報ファイルは、工事情報ファイル格納部12に保持される。
なお、機器情報に関する帳票の一例は、図3(機器のリストは図4)に、工事情報に関する帳票の一例は図5、図6に、機器の予備品情報に関する帳票の一例は図7のそれぞれに示されている。また、図面情報とは、各種図面をスキャンニングして電子ファイル化したファイル名と検索用キーワード等の目録情報、対象機器等の属性をいう。
【0027】
管理部門では、工事設計時に機器別の工事内容を記入する特記仕様書を作成するが、このときの担当者の負担を軽減するために、本発明の設備情報入力支援装置には、この工事情報ファイル中に、特記仕様書と同様の入力欄を用意し、同時に、過去の工事情報や設計書をキーワード検索して容易に流用できる仕組みが設けられている(S21、S22)。
この流用は、工事履歴検索出力部13がシステDB16を検索し、過去に作成した設計書を抽出して工事情報ファイルに機器別の工事内容を書き込むことにより実現される。
【0028】
管理部門の担当者は、他に、特記仕様書の帳票様式に直接入力することで設計書を概略作成していき(S23)、この時点では、管理部門から施工業者に対する概略の工事内容のみが記された見積もりが必要な程度にとどめる。
ここでは図示されていないが、見積り詳細を得るために、作成された工事情報ファイルを施工業者へ渡し、施工業者側では、概略の工事内容のみが記された工事情報ファイルを受領し、この受領した工事情報ファイルに見積り詳細の追記を行なう。すなわち、管理部門の見積り依頼内容を元に、工事内容を詳細化し、その工事情報ファイルに詳細工事項目を追記し、更に、図面類についても工事に合わせた図面をインデックス付きで管理部門に渡す。
【0029】
一方、管理部門では、受領した工事情報ファイルをチェックして(S24)、自身が作成した設計書原案と施工業者から提出された工事用ファイルにより設計資料を完成させ(S25)上司の決裁承認を得る。
この工事情報ファイルは、上司承認を得て工事発注が決裁されるまで、他の工事設計書や発注図とともに管理部門の担当者の設計資料としてサーバに仮保管される。工事の決裁が承認されると(S26)、工期や施工業者名等を追記して正式な工事情報として扱われ、管理部門内で共用できると共に、発注先の業者用に工事情報ファイルの出力を行ない、発注後にその工事情報ファイルを渡す(S27、S28)。
なお、管理部門と施工業者がオープンなネットワークを介して接続されていた場合には、その工事情報ファイルを、通信媒体を介して送受信することも可能であり、この場合は、工事情報ファイル授受部14が、工事内容を含む工事情報ファイルを施工業者側へ出力し、また、後述する、工事施工完了時に施工業者側によって追記された工事情報ファイルを取り込む。
【0030】
発注先の施工業者に渡される工事情報ファイルには、特記仕様で書かれた工事情報が記載されており、施工業者側で実際に行なった詳細な工事情報を追記することで、記入項目漏れの防止と入力作業の低減がはかれる。
施工業者側では、工事完了後(S29)、補修工事の際には工事情報(台帳及び詳細項目)と関連する図面情報を登録し、増設、改修工事では、加えて、「機器台帳情報」、「機器の使用予備品」の登録を行なう(S30)。このとき、機器台帳情報と図面情報、機器と工事の詳細項目は関連性を持つ情報として扱われる。これは、管理部門が機器コード(図4に示す機器リストの階層位置)を入力した工事情報ファイルを作成して施工業者に配布し、施工業者は、その機器コードを元に機器情報を入力し、入力した機器情報を利用して工事情報を入力し、また、図面情報を入力し、更に、入力した機器情報の部品情報を利用して予備品情報を入力することにより実現される。
施工業者から工事情報ファイルが提出された後、これらの情報間の関連性を保ったままシステムDB16に取り込むことができる。
【0031】
なお、この追記の際、機器情報、工事情報、図面情報、予備品情報として入力される特定の用語(文字列情報)をあらかじめデータベース化して持つことにより、情報入力時に選択指揮入力を行うことで、誤記の低減、入力作業の容易化が可能になる。
また、施工業者が工事情報ファイルを提出し(S31)、これを取り込む際、既に同様の工事情報が入手、あるいは入力されシステムDB16上に格納されている場合があるため、照合、確認を行ない(S32)、1つ1つの情報に対して工事情報ファイル中のデータとシステムDB16のデータを比較し、整合性や同一性のチェックを行った後、システムDB16を更新している(S33、S34)。
【0032】
すなわち、比較照合部15が、工事情報ファイル授受部14による工事情報ファイル取り込みの際、機器情報、工事情報、図面情報、予備品情報のそれぞれに対して既にシステムDB16のそれぞれに格納されているファイル(機器管理DB、工事管理DB、予備品管理DB、図面管理DB)と比較照合し、整合性や同一性をチェックした後、システムDB16に反映させる。
これは、重複登録防止のために機器に重複しない識別コードを割当て比較することで防止できる。ここでは、入力された日時とシステムDB16に記録された更新日時とを比較し、日時が新しい方を優先することにより最新のものに保たれる。また、システムが判断できない重複が発生した場合は、双方の情報を一覧表示して情報の異なる箇所を色分け表示することで管理部門が比較検討することを可能にできる。更に、この比較照合情報を履歴として管理することで施工業者の情報入力のレベルを把握し、入力ミス防止を喚起できる。
【0033】
なお、図8は、工事項目登録画面、図9は、機器台帳画面、図10は、使用機器一覧画面であり、管理部門では、これら画面を用いることにより、システムDB16に格納された工事管理DB、機器管理DB、そして使用機器の一覧を閲覧することができる。
【0034】
以上説明のように、工事の発注元となる管理部門と工事の発注先となる施工業者によって工事情報ファイルを共有し、情報の追記、伝達を行ない、工事施工完了時に施工業者が工事情報ファイルを提供することでシステムにおける工事情報を常に最新の状態に保つことができる。また、施工業者側で入力作業代行を行なうため、管理部門の業務付加が軽減され、かつ、システムDBの精度が向上する。
なお、本発明実施形態によれば、工事情報ファイルを記録媒体により受領、もしくは送付する形態にて説明したが、管理部門と施工業者がオープンネットワークを介して接続されていた場合には、通信媒体による送受信することも可能である。
【0035】
また、図1に示す通信(I/O)インタフェース部11と、工事情報ファイル格納部12と、工事履歴検索出力部13と、工事情報ファイル授受部14と、比較照合部15のそれぞれで実行される手順をコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、本発明の設備情報入力支援装置を実現するものとする。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺機器等のハードウアを含むものである。
【0036】
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のシステムやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
【0037】
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【0038】
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明のように本発明によれば、工事情報に関し、発注元である管理部門が発注先である施工業者から電子情報として提供され受信できる仕組みを構築し、管理部門と工事業者間で様々な関連性を保ったまま工事情報の授受を行なうことにより、システムの工事情報を常に最新の状態に維持し、かつ、補修工事、増設、改修工事等の工事情報を管理するうえでの管理部門の負担削減がはかれる。
また、作成時期の違いから発注先の施工業者に渡される、機器情報、工事情報、図面情報、予備品情報が自動的に関連付けられるため、管理部門による確認、関連付けのための作業が不要となり、このために要していた管理部門の負担が大幅に軽減される。
【0040】
更に、本発明によれば、選択肢を決定するだけで必要なデータを入力できるためキータッチ数が大幅に減り、情報入力時の負担が軽減され、誤記の低減がはかれるため、情報の信頼性が向上する。また、工事情報ファイル取り込みの際、機器情報、工事情報、図面情報、予備品情報のそれぞれに対して既にシステムのデータベースに格納されているそれぞれのファイルと比較し、整合性や同一性をチェックした後にデータベースに自動的に反映されるため、人手による重複確認や最新情報への置換が不要となり、情報の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の設備情報入力支援装置の内部構成を機能展開して示したブロック図である。
【図2】本発明における設備情報入力支援装置の動作の流れを説明するために引用した図である。
【図3】本発明実施形態で使用される帳票類の様式の一例を示す図である。
【図4】本発明実施形態で使用される帳票類の様式の一例を示す図である。
【図5】本発明実施形態で使用される帳票類の様式の一例を示す図である。
【図6】本発明実施形態で使用される帳票類の様式の一例を示す図である。
【図7】本発明実施形態で使用される帳票類の様式の一例を示す図である。
【図8】本発明実施形態で使用される画面構成の一例を示す図である。
【図9】本発明実施形態で使用される画面構成の一例を示す図である。
【図10】本発明実施形態で使用される画面構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
11…通信(I/O)インタフェース部、12…工事情報ファイル格納部、13…工事履歴検索出力部、14…工事情報ファイル授受部、15…比較照合部、16…システムDB
Claims (8)
- 機器に関する仕様情報や、点検、故障履歴から工事情報を一元管理する設備情報管理システムにおける設備情報入力支援装置であって、
工事発注者となる管理部門と工事発注先である施工業者側で前記工事情報を共通的に記録、閲覧可能な工事情報ファイルを格納する工事情報ファイル格納手段と、
前記工事情報ファイルに、前記機器別の工事内容を書き込む入力フィールドを含み、工事発注時、前記入力フィールドに書き込まれた前記工事内容を含む前記工事情報ファイルを前記施工業者側へ出力し、工事施工完了時に前記施工業者側によって追記された前記工事情報ファイルを取り込む工事情報ファイル授受手段と、を備えたことを特徴とする設備情報入力支援装置。 - 前記工事情報ファイルに前記機器別の工事内容を書き込む際、工事履歴を検索して過去に作成した設計書を抽出して書き込む工事履歴検索出力手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の設備情報入力支援装置。
- 前記工事情報ファイル授受手段は、
補修工事の際に、前記工事情報と関連して追記される図面情報を、増設、改修工事の際には、更に、追記される機器台帳情報、機器の使用予備品の取り込みを行い、前記機器台帳情報と前記図面情報、前記機器と前記工事情報は、前記機器に一意に付されるコードを元に関連性を持つ情報として扱うことを特徴とする請求項1に記載の設備情報入力支援装置。 - 前記機器情報、工事情報、図面情報、予備品情報に関する入力項目欄の幾つかに対し、あらかじめそれぞれのデータベースに登録済みの選択肢を提供してその選択入力を促がし、選択入力される選択肢を入力データとして取り込むことを特徴とする請求項3に記載の設備情報入力支援装置。
- 前記工事情報ファイル授受手段による工事情報ファイル取り込みの際、前記機器情報、工事情報、図面情報、予備品情報のそれぞれに対して既にシステムのデータベースに格納されている前記それぞれのファイルと比較し、整合性や同一性をチェックした後、前記データベースに反映させる比較照合手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の設備情報入力支援装置。
- 機器に関する仕様情報や、点検、故障履歴から工事情報を一元管理する設備情報管理システムのための設備情報入力支援方法であって、
工事発注者となる管理部門と工事発注先である施工業者側で前記工事情報を共通的に記録、閲覧可能な工事情報ファイルを格納し、
前記工事情報ファイルに、前記機器別の工事内容を書き込む入力フィールドを含み、工事発注時、前記入力フィールドに書き込まれた前記工事内容を含む前記工事情報ファイルを前記施工業者側へ出力し、工事施工完了時に前記施工業者側によって追記された前記工事情報ファイルを取り込むことを特徴とする設備情報入力支援方法。 - 機器に関する仕様情報や、点検、故障履歴から工事情報を一元管理する設備情報管理システムに用いられる設備情報入力支援プログラムであって、
工事発注者となる管理部門と工事発注先である施工業者側で前記工事情報を共通的に記録、閲覧可能な工事情報ファイルを格納するステップと、
前記工事情報ファイルに、前記機器別の工事内容を書き込む入力フィールドを含み、工事発注時、前記入力フィールドに書き込まれた前記工事内容を含む前記工事情報ファイルを前記施工業者側へ出力し、工事施工完了時に前記施工業者側によって追記された前記工事情報ファイルを取り込むステップとをコンピュータに実行させる設備情報入力支援プログラム。 - 機器に関する仕様情報や、点検、故障履歴から工事情報を一元管理する設備情報管理システムに用いられる設備情報入力支援プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
工事発注者となる管理部門と工事発注先である施工業者側で前記工事情報を共通的に記録、閲覧可能な工事情報ファイルを格納するステップと、
前記工事情報ファイルに、前記機器別の工事内容を書き込む入力フィールドを含み、工事発注時、前記入力フィールドに書き込まれた前記工事内容を含む前記工事情報ファイルを前記施工業者側へ出力し、工事施工完了時に前記施工業者側によって追記された前記工事情報ファイルを取り込むステップとをコンピュータに実行させる設備情報入力支援プログラムを記録した記録媒体。
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