JP2004060938A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】両手であっても片手であっても容易に運搬することができる空気調和機を提供する。
【解決手段】空気調和機(1)は、運搬可能な空気調和機であって、第1把持部(15a)と一対の第2把持部(15b)とを有する。第1把持部(15a)は、重心を含む鉛直面の近傍であって重心より上方に設けられる。一対の第2把持部(15b)は、鉛直面から略等距離の位置に鉛直面をはさんで設けられる。
【選択図】 図3
【解決手段】空気調和機(1)は、運搬可能な空気調和機であって、第1把持部(15a)と一対の第2把持部(15b)とを有する。第1把持部(15a)は、重心を含む鉛直面の近傍であって重心より上方に設けられる。一対の第2把持部(15b)は、鉛直面から略等距離の位置に鉛直面をはさんで設けられる。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和機、特に、運搬可能な空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、一般住宅・集合住宅等の室内において、調和された空気を室内に送風することにより室内の快適性を向上させる空気調和機(空気清浄機、加湿器、除湿器など)が知られている。例えば、空気清浄機は、室内空気を取り込み、この室内空気から塵や埃などの微粒子を分離および除去する。そして、空気清浄機は、これらの微粒子が除去された清浄な空気を室内に送風する。このようにして、空気清浄機は、室内の空気を清浄に保ち、室内の快適性を向上させる。
【0003】
このような空気清浄機を様々な場所に移動させることができるように、空気清浄機には、持ち運び用の取手が設けられていることが多い。例えば、特公平8−10068号公報および第2723648号特許に示される空気清浄機は、片手用の取手を備えている。運搬者は、この取手を片手で把持し、これらの空気清浄機を運搬する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、運搬者が非力な女性や老人などの場合、運搬者がこれら空気清浄機を片手で運搬できないことがある。
この問題を解決するために、両端部に一対の取手を備える空気清浄機が製造、販売されている。この空気清浄機を運搬する場合、運搬者は、両手で一対の取手を把持し、空気清浄機を運搬する。
【0005】
しかし、運搬者が空気清浄機を片手で把持せざるを得ない場合(例えば、もう一方の手に荷物を持っている場合など)がある。この場合、一対の取手が空気清浄機の両端部に設けられているため、運搬者は一方の取手しか把持することができない。このため、運搬者が空気清浄機を把持する際のバランスが悪くなり、運搬中に空気清浄機が落下するおそれがある。このため、このような空気清浄機では、運搬者が片手で空気清浄機を運搬することが困難となっている。
【0006】
本発明の課題は、両手であっても片手であっても容易に運搬することができる空気調和機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の空気調和機は、運搬可能な空気調和機であって、第1把持部と一対の第2把持部とを有する。第1把持部は、重心を含む鉛直面の近傍であって重心より上方に設けられる。一対の第2把持部は、鉛直面から略等距離の位置に鉛直面をはさんで設けられる。
【0008】
この空気清浄機では、第1把持部は、重心を含む鉛直面の近傍であって重心より上方に設けられる。このため、例えば運搬者が片手で第1把持部を把持する場合、運搬者は安定した状態で空気清浄機を把持することができる。また、一対の第2把持部は、鉛直面から略等距離の位置に鉛直面をはさんで設けられる。このため、例えば運搬者が両手で第2把持部を把持する場合も、運搬者は安定した状態で空気清浄機を把持することができる。
【0009】
すなわち、ここでは、例えば空気調和機の運搬者が片手しか使えない場合であっても、運搬者は、第1把持部により片手で安定して空気清浄機を把持することができる。このため、運搬者は、片手で空気清浄機を容易に運搬することができる。さらに、空気調和機の運搬者が両手を使える場合には、一対の第2把持部を両手で安定して把持することができる。このため、運搬者は、両手で空気清浄機を容易に運搬することができる。その結果、運搬者は、片手でも両手でも容易に空気調和機を運搬することができる。
【0010】
請求項2に記載の空気調和機は、請求項1に記載の空気調和機であって、第1把持部と第2把持部とは、背面部に設けられ背面側から正面側に向かって突出する。
ここでは、第1把持部と第2把持部とは、空気調和機の背面部に設けられ背面側から正面側に向かって突出する。このため、新たに他の部材を加えることなく、第1把持部と第2把持部とを容易に形成することができる。
【0011】
請求項3に記載の空気調和機は、請求項2に記載の空気調和機であって、強度確保部を備える。強度確保部は、第1把持部と前記第2把持部との間に設けられる。
ここでは、第1把持部と前記第2把持部との間に強度確保部が設けられる。このため、第1把持部と第2把持部との間の剛性が高まる。その結果、例えば運搬者が第1把持部または第2把持部を把持する際に、空気調和機が歪んだり破損したりすることを抑制することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
<空気清浄機の概略構成>
図1から図3に本発明の一実施の形態が採用される空気清浄機1の外観図を示す。
空気清浄機1は、室内の空気を清浄に保ち室内の快適性を向上させるために、室内の床に設置される。空気清浄機1は、屋内の様々な場所で使用することができるように人間一人の力によって運搬可能な重量となっている。空気清浄機1は、本体ケーシング11と、本体ケーシング11の正面側に設けられる正面パネル21とを備えている(図1参照)。
【0013】
<本体ケーシング11>
本体ケーシング11は、吹き出し口12と、上面吸い込み口13と、側面吸い込み口14と、取手15とを有している(図1および図3参照)。吹き出し口12は、本体ケーシング11の上面部11aの背面側端部に設けられる。吹き出し口12は、清浄後の空気を空気清浄機1から上方に向かって吹き出すための開口である。上面吸い込み口13と側面吸い込み口14とは、空気清浄機1内において室内空気を清浄するために、室内空気を空気清浄機1内に吸い込むための略矩形の開口である。上面吸い込み口13は、吹き出し口12が設けられる面と同じ本体ケーシング11の上面部11aの正面側端部に設けられる。上面吸い込み口13の横方向の長さは、正面パネル21の横方向の長さと略同一である。側面吸い込み口14は、本体ケーシング11の左右の側面部11bの正面側にそれぞれ設けられる一対の開口である。側面吸い込み口14の縦方向の長さは、正面パネル21の縦方向の長さと略同一である。
【0014】
取手15は、空気清浄機1を運搬するために設けられ、片手用取手15aと両手用取手15bとから構成される。片手用取手15aと両手用取手15bとは、本体ケーシング11の背面部11cに設けられ、背面側から正面側に突出した形となっている(図4参照)。使用者は、この取手15を用いて、空気清浄機1を把持することができる。片手用取手15aは、空気清浄機1の使用者などが片手で空気清浄機1を運搬するための取手であり、空気清浄機1の重心(G1)を通る鉛直面(S1)上の重心(G1)より上方の位置に設けられる。両手用取手15bは、空気清浄機1の重心(G1)を通る鉛直面(S1)から略等距離の位置に鉛直面(S1)を挟んで設けられ、使用者などが両手で空気清浄機1を運搬するための一対の取手である。この鉛直面(S1)は、本体ケーシング11の背面部11cと直角に交わっている。片手用取手15aと両手用取手15bとの間には、使用者などが空気清浄機1を把持する際に本体ケーシング11の強度を保つための強度確保部16が設けられている。
【0015】
<正面パネル21>
正面パネル21は、本体ケーシング11の前方に設けられ、本体ケーシング11の内部に設置される空気中に含まれる微粒子を除去するための各種フィルタ類を覆っている(図2参照)。この正面パネル21は、正面吸い込み口22を有する。正面吸い込み口22は、正面パネル21の略中央部に設けられる室内空気を空気清浄機内に吸い込むための略矩形の開口である。また、正面パネル21には、後述する表示パネルが外部から目視できるように表示パネル開口23a、23b、23cが設けられている。表示パネル開口23bは、正面吸い込み口22と一体的に形成されている。さらに、正面パネル21には、後述する超音波発生装置から発生される超音波を室内の広い範囲に送るための超音波開口24が設けられている。
【0016】
また、この正面パネル21の高さは、空気清浄機1の奥行きより長い構成となっている。
<本体ケーシング11内の構成>
本体ケーシング11内には、図5に示されるように、ファンモータ30とファンモータ30によって回転駆動される送風ファン31とが設けられている。ファンモータ30としては、インバータ回路により周波数制御されるインバータモータを採用している。送風ファン31としては、遠心ファンを採用している。
【0017】
<フィルタ>
さらに、本体ケーシング11の内方には、各吸い込み口(上面吸い込み口13、側面吸い込み口14、正面吸い込み口22)から吸い込んだ室内空気中に含まれる異物を除去するための各種フィルタ類が設けられる。空気清浄機1内に設けられるフィルタ類を図5に示す。
【0018】
まず、一番正面側には、比較的大きなホコリや塵を除去するためのプレフィルタ41が配置されている。プレフィルタ41としては、合成樹脂繊維などの防塵ネットを採用することができる。プレフィルタ41の後方には、プラズマイオン化部42が配置されている。このプラズマイオン化部42は、プレフィルタ41を通過してきた煙、粉塵、花粉、その他の汚れの粒子に強い電荷をかけて帯電させるものであり、後述するフィルタでの粒子の捕集効率を高める。プラズマイオン化部42の後方には、第1光触媒フィルタ48が配置されている。第1光触媒フィルタ48は、プラズマイオン化部42で帯電させられた粒子を吸着するための静電フィルタ43と、光触媒作用を有する酸化チタンを含む酸化チタンフィルタ44とが積層されたものである。この第1光触媒フィルタ48は、複数回分の長さを巻き込んだロール状とされており、使用中の面が汚れた場合に引き出して汚れた部分をカットするような構成とすることができる。第1光触媒フィルタ48の後方には、酸化チタンを含有する材料で構成される第2光触媒フィルタ45および第3光触媒フィルタ46が配置されている。第2光触媒フィルタ45および第3光触媒フィルタ46の中間には、インバータランプ47が配置されている。このインバータランプ47は、第1光触媒フィルタ48と第2光触媒フィルタ45と第3光触媒フィルタ46とに紫外線を照射するものであり、各光触媒フィルタの光触媒作用を活性化する。
【0019】
上記の各種フィルタ類を通過した後、送風ファン32により生成された空気流は、通過する空気にマイナスイオンを付加するためのマイナスイオン発生装置49を通過する。マイナスイオン発生装置49は、マイナス帯電される針状のマイナス電極と、接地される放電板とが通過する空気流中に対向して配置された構成である。マイナスイオン発生装置49は、マイナス電極にマイナス電荷をかけて放電板との間で放電を行わせることによって、通過する空気にマイナスイオンを付加することができる。
【0020】
この後、清浄された空気は、本体ケーシング11の上部に設けられる吹き出し口12から上方に向けて室内に排出される。
<制御部>
空気清浄機1は、さらに、マイクロプロセッサで構成される制御部50を備えている。図6に示されるように、制御部50には、制御プログラムや各種パラメータが格納されるROM51、処理中の変数などを一時的に格納するRAM52などが接続されている。
【0021】
また、制御部50には、湿度センサ53、温度センサ54、ダストセンサ55などの各種センサ類が接続されており、各センサの検出信号が入力される。ダストセンサ55は、導入される空気中に光を照射し、空気中に含まれる煙、ホコリ、花粉、その他の粒子によって乱射されて受光素子に到達した光量を検出して、粉塵などの粒子濃度を測定することができる。
【0022】
さらに、制御部50には、表示パネル32と超音波発生装置33とが接続されている。表示パネル32は、運転モード、各種センサによるモニタ情報、タイマ情報、メンテナンス情報などを表示し、使用者などが外部から表示パネル開口23を介して目視できるようになっている。表示パネル32には、運転時に点灯する運転表示LED34が設けられている(図2参照)。この運転表示LED34は、正面吸い込み口22と一体的に形成されている表示パネル開口23bと対向するように設けられ、使用者が外部から目視できるようになっている。また、この表示パネル32は、液晶表示パネル・LED・その他の表示素子またはこれらの組み合わせで構成することが可能である。この超音波発生装置33は、空気清浄機1の設置された室内に超音波を発生させる装置である。超音波発生装置33は、超音波開口24に対向する位置に設けられ、外部に対して超音波を発生することができるようになっている。この超音波発生装置33は、超音波を発生する圧電ブザーと、圧電ブザーを制御するための電装部品と、から構成される。
【0023】
さらに、制御部50は、ファンモータ30と、マイナスイオン発生装置49とに接続されており、使用者の操作や各種センサの検出結果などに応じて、これらの装置の稼働を制御することができる。
さらに、ROM51には、設定風量候補が格納されている。この設定風量候補は、吹き出し口12から吹き出される空気の風量を決定するための元となる運転風量を示すものであり、具体的には、「しずか」、「弱」、「標準」、「強」である。「しずか」が最も風量が小さい運転風量を示し、「強」が最も風量が大きい運転風量を示す。居住者の指令や各種センサの検出結果などに応じて、制御部50がROM51から設定風量候補を1つ選択する。選択された設定風量候補は、設定風量として、RAM52に格納される。また、制御部50はこの設定風量に応じてファンモータ30および送風ファン31を回転させ、室内に清浄後の空気を吹き出させる。
【0024】
<ゆらぎ制御>
人の拍動など生体のリズムは基本的には1/fゆらぎをしているとわれている。自然界には様々なゆらぎがあるが、この生体リズムと同じ1/fゆらぎをもつようなもの、例えば、風の動き、樹木の年輪、ろうそくの炎、波の音等は、視覚的にも、聴覚的にも、また触覚的にも人に快適感を与えることが明らかにされている。
【0025】
この空気清浄機1においては、制御部50が、吹き出し口12から吹き出される空気の風量に1/fゆらぎを与えている。具体的には、制御部50は、吹き出し口12から吹き出される空気の風量に1/fゆらぎを与えるように、ファンモータ30の回転を制御する。さらに、制御部50は、運転表示LED34の輝度にも1/fゆらぎを与えている。そして、吹き出し口12から吹き出される空気の風量と運転表示LED34の輝度とは、同一周期でゆらいでいる。
【0026】
また、制御部50は、疑似乱数を発生させ、高速に周波数を離散的に変化させ、超音波発生装置33により短時間に様々な超音波を発生させている。ここで、周波数の変化のタイミングは、1ms以上1s以下である。このタイミングは、できれば100ms、もしくは、数10msが望ましい。
制御部50が、吹き出し口12から吹き出される空気の風量に与えるゆらぎの変動間隔は、4秒以上である。さらに、制御部50は、吹き出し口12から吹き出される空気により発生される送風音が2dBの変動幅でゆらぐように、吹き出し口12から吹き出される空気の風量にゆらぎを与えている。
【0027】
<空気清浄機1の運転>
次に、図7を参照して、空気清浄機1の運転について説明する。
空気清浄機1の運転が開始される(ステップS101)と、まず、ダストセンサ55が空気の汚れ度合いを検出する(ステップS102)。制御部50は、室内空気の汚れ度合いに応じて、設定風量候補のいずれかを選択する(ステップS103)。そして、制御部50は、選択された設定風量候補を設定風量としてRAM52に格納する(ステップS104)。制御部50は、RAM52に格納される設定風量が「標準」または「強」であるか否かを判断する(ステップS105)。
【0028】
RAM52に格納された設定風量が「標準」または「強」の場合には、制御部50は、図8に示されるように、設定風量を上限として送風量がゆらぐようにファンモータ30を回転させる(ステップS106)。さらに、制御部50は、超音波発生装置33から発生される超音波の特性と運転表示LED34の輝度とを吹き出し口12から吹き出される空気の風量と同一周期でゆらがせる(ステップS107)。
【0029】
また、RAM52に格納された設定風量が「しずか」または「弱」の場合には、制御部50は、図9に示されるように、設定風量を下限として送風量がゆらぐようにファンモータ30を回転させる(ステップS108)。さらに、制御部50は、超音波発生装置33から発生される超音波の特性と運転表示LED34の輝度とを吹き出し口12から吹き出される空気の風量と同一周期でゆらがせる(ステップS107)。
【0030】
<本空気清浄機1の特徴>
(1)
この空気清浄機1では、設定風量が「標準」または「強」の時には風量が設定風量を上限としてゆらぐ。このため、空気清浄機1から吹き出す空気によって発生する送風音は、風量がゆらがずに送風される場合に発生する一定の送風音を上限としてゆらぐ。このため、この空気清浄機1では、風量がゆらがずに送風される場合に発生する一定の送風音より送風音が大きくなることがないので、使用者などの快適性が損なわれることが少ない。
【0031】
さらに、設定風量が「しずか」または「弱」の時には、風量が設定風量を下限としてゆらぐ。このため、空気清浄機1から吹き出す空気によって発生する送風音は、風量がゆらがずに送風される場合に発生する一定の送風音を下限としてゆらぐ。このため、この空気清浄機1では、送風音がゆらぎにより聞こえなくなるほど小さくなることがなくなる。このため、使用者などはゆらぎの効果が得やすい。その結果、この空気清浄機1では、使用者の快適感を向上させることができる。
【0032】
(2)
この空気清浄機1では、空気の送風音が2dBの変動幅でゆらぐように送風量がゆらいでいる。また、人間が変化したと認識できる音量の変化量は、2dBであると言われている。このため、空気清浄機1においては、使用者などは、送風音のゆらぎを認識することができる。その結果、送風音のゆらぎの効果により、使用者の快適感を向上させることができる。
【0033】
(3)
この空気清浄機1では、制御部50が清浄後の空気の送風量を4秒以上の間隔で変動させている。また、音波の周期が8秒以上であると、人間の快適感を向上させる効果があるという報告がされている(村上ら、「海岸環境における快適性の要因」、海岸工学論文集(1991))。さらに、音波の変動時間は、音波の周期の半分と考えられる。このため、音波の変動時間が4秒以上であれば、人間の快適感を向上させることができる。このため、この空気清浄機1においては、制御部50が送風量を4秒以上の間隔で変動させるので、使用者の快適感を向上させることができる。
【0034】
(4)
この空気清浄機1では、超音波が発生され、超音波の特性がゆらいでいる。このため、超音波の特性のゆらぎの効果により、使用者の快適性が向上する。
(5)
この空気清浄機1では、運転時に点灯する運転表示LED34の輝度がゆらいでいる。このため、運転表示LED34の輝度のゆらぎの効果により、使用者の快適性が向上する。
【0035】
(6)
この空気清浄機1では、送風される空気の風量と運転表示LED34の輝度とが、同一周期でゆらいでいる。このため、これらのゆらぎの周期が異なるときに使用者などが感じる不快感を抑制することができる。
(7)
この空気清浄機1では、吹き出し口12が本体ケーシング11の上面部11aの背面側端部に設けられている。また、上面吸い込み口13が本体ケーシング11の上面部11aの正面側端部に設けられている。このため、空気清浄機1の上面11aに沿って正面側から背面側に向けて流れる室内空気の空気流は、吹き出し口12に到達する前に上面吸い込み口13から空気清浄機1内に吸い込まれる。その結果、この空気清浄機1では、吹き出し口12に室内空気の流れが到達しにくくなるので、吹き出し口12からの空気の吹き出しにより室内空気中に含まれる微粒子が室内に拡散することを抑制することができる。
【0036】
また、この空気清浄機1では、吹き出し口12が本体ケーシング11の上面部11aの背面側端部に設けられている。また、上面吸い込み口13が本体ケーシング11の上面部11aの正面側端部に設けられている。つまり、吹き出し口12と上面吸い込み口13とが、離間して設けられている。このため、上面吸い込み口13から空気清浄機1内に吸い込まれる室内空気の流れと吹き出し口12から吹き出される清浄後の空気の流れとが、混ざり合う可能性を低減することができる。その結果、この空気清浄機1では、吹き出し口12に室内空気の流れが到達しにくくなるので、吹き出し口12からの空気の吹き出しにより室内空気中に含まれる微粒子が室内に拡散することを抑制することができる。
【0037】
(8)
この空気清浄機1では、側面吸い込み口14が本体ケーシング11の左右の側面部11bにおいて吹き出し口12より正面側にそれぞれ設けられる。このため、側面吸い込み口14から、空気清浄機1の側面部11bに沿って正面側から背面側に向けて流れる室内空気を吹き出し口12に到達する前に空気清浄機1内に吸い込むことができる。その結果、吹き出し口12に室内空気の流れが到達しにくくなるので、吹き出し口12からの空気の吹き出しにより室内空気中に含まれる微粒子が室内に拡散することを抑制することができる。
【0038】
(9)
この空気清浄機1では、上面吸い込み口13の横方向の長さが、正面パネル21の横方向の長さと略同一である。このため、上面吸い込み口13は、空気清浄機1の上面部11aに沿って正面側から背面側に向けて流れる室内空気のほぼ全てを空気清浄機1内に吸い込むことができる。その結果、吹き出し口12に室内空気の流れが到達しにくくなるので、吹き出し口12からの空気の吹き出しにより室内空気中に含まれる微粒子が室内に拡散することを抑制することができる。
【0039】
同様に、この空気清浄機1では、側面吸い込み口14の縦方向の長さは、正面パネル21の縦方向の長さと略同一である。このため、側面吸い込み口14は、空気清浄機1の側面部11bに沿って正面側から背面側に向けて流れる室内空気のほぼ全てを空気清浄機1内に吸い込むことができる。その結果、吹き出し口12に室内空気の流れが到達しにくくなるので、吹き出し口12からの空気の吹き出しにより室内空気中に含まれる微粒子が室内に拡散することを抑制することができる。
【0040】
(10)
この空気清浄機1では、正面吸い込み口22が正面パネル21の略中央部に設けられる。このため、正面吸い込み口22から室内空気の清浄のために十分に量の空気を空気清浄機1内に吸い込むことができる。その結果、この空気清浄機1では、室内空気を十分に清浄することができる。
【0041】
(11)
この空気清浄機1では、片手用取手15aが空気清浄機1の重心を通る鉛直面(S1)上の重心(G1)より上方の位置に設けられる。また、両手用取手15bが、空気清浄機1の重心(G1)を通る鉛直面(S1)から略等距離の位置に鉛直面を挟んで設けられる。このため、使用者などが片手しか使えない場合でも、片手用取手15aを用いて安定した状態で空気清浄機1を把持することができる。また、使用者などが両手を使える場合には、両手用取手15bを用いて安定して空気清浄機1を把持することができる。その結果、使用者などは、片手でも両手でも容易に空気清浄機1を運搬することができる。
【0042】
(12)
この空気清浄機1では、片手用取手15aと両手用取手15bとは、本体ケーシング11の背面部11cに設けられ、背面側から正面側に突出した形となっている。このため、新たにほかの部材を加えることなく、片手用取手15aと両手用取手15bとを容易に形成することができる。
【0043】
(13)
この空気清浄機1では、片手用取手15aと両手用取手15bとの間に、強度確保部16が設けられている。このため、使用者が空気清浄機1を把持する際には、強度確保部16により空気清浄機1が歪んだり破損したりすることを抑制できる。もし、片手用取手15aと両手用取手15bとの間に強度確保部16を設けなければ、使用者が空気清浄機1を把持する際には、強度確保部16により空気清浄機1が歪んだり破損したりする可能性がある。
【0044】
(14)
この空気清浄機1では、吹き出し口12から室内に吹き出される空気にマイナスイオンを付加している。このため、吹き出し口12から吹き出される空気により、空気清浄機1の使用者の快適感が向上される。
(15)
この空気清浄機1では、制御部50が、1ms以上1s以下の間隔で超音波の周波数をゆらがせている。このため、複数の超音波発生装置33を用いずに、様々な周波数帯の超音波成分を出力させることができる。このため、様々な周波数の音が混在する自然界に近似した状態を安価に作り出すことができる。すなわち、自然環境に近似した音環境を安価に室内において再現することができ、居住者の快適感を向上させることができる。
【0045】
なお、1msより短いタイミングでは、パルスを構成することが困難になる。また、1sより長いタイミングでは、超音波の周波数における変動のタイミングが、長くなり、自然の状態に近似させにくくなる。
(16)
この空気清浄機1では、正面パネル21の高さは、空気清浄機1の奥行きより長い構成となっている。このため、床面に沿って流れる室内空気の流れが、正面パネル21に沿って進み、吹き出し口12に到達する前に上面吸い込み口13から空気清浄機1内に吸い込まれる。その結果、この空気清浄機1では、吹き出し口12に室内空気の流れが到達しにくくなるので、吹き出し口12からの空気の吹き出しにより室内空気中に含まれる微粒子が室内に拡散することを抑制することができる。
【0046】
<他の実施の形態>
(a)
上記実施の形態では、片手用取手15aと両手用取手15bとが本体ケーシング11の背面部11cに設けられている。これに代えて、片手用取手15aが本体ケーシング11の背面部11cに設けられ、両手用取手15bが本体ケーシング11の側面部に設けられても良い。
【0047】
(b)
上記実施の形態では、片手用取手15aと両手用取手15bとの間に強度確保部16が設けられている。これに代えて、十分な強度が確保できる場合は、片手用取手15aと両手用取手15bとを連結して、一体的に形成しても良い。
(c)
上記実施の形態では、片手用取手15aと両手用取手15bとは、本体ケーシング11の背面側から正面側に突出した形となっている。これに代えて、本体ケーシング11の背面部11cに新たな取手部材を設け、片手用取手15aおよび両手用取手15bとして用いても良い。
【0048】
(d)
上記実施の形態では、本体ケーシング11に両手用取手15bを一組のみ設けている。これに代えて、本体ケーシング11に空気清浄機1の重心を通る鉛直面からの距離が異なる複数組の両手用取手15bを設けても良い。この場合、使用者は、把持しやすい両手用取手15bを選択し、空気清浄機1を把持することができる。このため、空気清浄機1の運搬が容易になる。
【0049】
(e)
上記実施の形態では、本発明が空気清浄機1に適用される例を説明したが、これに代えて、運搬可能な他の空気調和機(加湿器、除湿器など)に本発明を適用しても良い。
【0050】
【発明の効果】
請求項1に記載の空気調和機は、例えば空気調和機の運搬者が片手しか使えない場合であっても、運搬者は、第1把持部により片手で安定して空気清浄機を把持することができる。このため、運搬者は、片手で空気清浄機を容易に運搬することができる。さらに、空気調和機の運搬者が両手を使える場合には、一対の第2把持部を両手で安定して把持することができる。このため、運搬者は、両手で空気清浄機を容易に運搬することができる。その結果、運搬者は、片手でも両手でも容易に空気調和機を運搬することができる。
【0051】
請求項2に記載の空気調和機は、第1把持部と第2把持部とは、空気調和機の背面部に設けられ背面側から正面側に向かって突出する。このため、新たに他の部材を加えることなく、第1把持部と第2把持部とを容易に形成することができる。
請求項3に記載の空気調和機は、第1把持部と前記第2把持部との間に強度確保部が設けられる。このため、第1把持部と第2把持部との間の剛性が高まる。その結果、例えば運搬者が第1把持部または第2把持部を把持する際の空気調和機の強度が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る空気清浄機の外観斜視図。
【図2】空気清浄機の正面図。
【図3】空気清浄機の背面図。
【図4】取手の説明図。
【図5】フィルタ類の分解斜視図。
【図6】制御部の概略構成図。
【図7】空気清浄機の運転を示すフローチャート。
【図8】風量のゆらぎを示すグラフ。
【図9】風量のゆらぎを示すグラフ。
【符号の説明】
1 空気清浄機(空気調和機)
15a 片手用取手(第1把持部)
15b 両手用取手(第2把持部)
16 強度確保部
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和機、特に、運搬可能な空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、一般住宅・集合住宅等の室内において、調和された空気を室内に送風することにより室内の快適性を向上させる空気調和機(空気清浄機、加湿器、除湿器など)が知られている。例えば、空気清浄機は、室内空気を取り込み、この室内空気から塵や埃などの微粒子を分離および除去する。そして、空気清浄機は、これらの微粒子が除去された清浄な空気を室内に送風する。このようにして、空気清浄機は、室内の空気を清浄に保ち、室内の快適性を向上させる。
【0003】
このような空気清浄機を様々な場所に移動させることができるように、空気清浄機には、持ち運び用の取手が設けられていることが多い。例えば、特公平8−10068号公報および第2723648号特許に示される空気清浄機は、片手用の取手を備えている。運搬者は、この取手を片手で把持し、これらの空気清浄機を運搬する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、運搬者が非力な女性や老人などの場合、運搬者がこれら空気清浄機を片手で運搬できないことがある。
この問題を解決するために、両端部に一対の取手を備える空気清浄機が製造、販売されている。この空気清浄機を運搬する場合、運搬者は、両手で一対の取手を把持し、空気清浄機を運搬する。
【0005】
しかし、運搬者が空気清浄機を片手で把持せざるを得ない場合(例えば、もう一方の手に荷物を持っている場合など)がある。この場合、一対の取手が空気清浄機の両端部に設けられているため、運搬者は一方の取手しか把持することができない。このため、運搬者が空気清浄機を把持する際のバランスが悪くなり、運搬中に空気清浄機が落下するおそれがある。このため、このような空気清浄機では、運搬者が片手で空気清浄機を運搬することが困難となっている。
【0006】
本発明の課題は、両手であっても片手であっても容易に運搬することができる空気調和機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の空気調和機は、運搬可能な空気調和機であって、第1把持部と一対の第2把持部とを有する。第1把持部は、重心を含む鉛直面の近傍であって重心より上方に設けられる。一対の第2把持部は、鉛直面から略等距離の位置に鉛直面をはさんで設けられる。
【0008】
この空気清浄機では、第1把持部は、重心を含む鉛直面の近傍であって重心より上方に設けられる。このため、例えば運搬者が片手で第1把持部を把持する場合、運搬者は安定した状態で空気清浄機を把持することができる。また、一対の第2把持部は、鉛直面から略等距離の位置に鉛直面をはさんで設けられる。このため、例えば運搬者が両手で第2把持部を把持する場合も、運搬者は安定した状態で空気清浄機を把持することができる。
【0009】
すなわち、ここでは、例えば空気調和機の運搬者が片手しか使えない場合であっても、運搬者は、第1把持部により片手で安定して空気清浄機を把持することができる。このため、運搬者は、片手で空気清浄機を容易に運搬することができる。さらに、空気調和機の運搬者が両手を使える場合には、一対の第2把持部を両手で安定して把持することができる。このため、運搬者は、両手で空気清浄機を容易に運搬することができる。その結果、運搬者は、片手でも両手でも容易に空気調和機を運搬することができる。
【0010】
請求項2に記載の空気調和機は、請求項1に記載の空気調和機であって、第1把持部と第2把持部とは、背面部に設けられ背面側から正面側に向かって突出する。
ここでは、第1把持部と第2把持部とは、空気調和機の背面部に設けられ背面側から正面側に向かって突出する。このため、新たに他の部材を加えることなく、第1把持部と第2把持部とを容易に形成することができる。
【0011】
請求項3に記載の空気調和機は、請求項2に記載の空気調和機であって、強度確保部を備える。強度確保部は、第1把持部と前記第2把持部との間に設けられる。
ここでは、第1把持部と前記第2把持部との間に強度確保部が設けられる。このため、第1把持部と第2把持部との間の剛性が高まる。その結果、例えば運搬者が第1把持部または第2把持部を把持する際に、空気調和機が歪んだり破損したりすることを抑制することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
<空気清浄機の概略構成>
図1から図3に本発明の一実施の形態が採用される空気清浄機1の外観図を示す。
空気清浄機1は、室内の空気を清浄に保ち室内の快適性を向上させるために、室内の床に設置される。空気清浄機1は、屋内の様々な場所で使用することができるように人間一人の力によって運搬可能な重量となっている。空気清浄機1は、本体ケーシング11と、本体ケーシング11の正面側に設けられる正面パネル21とを備えている(図1参照)。
【0013】
<本体ケーシング11>
本体ケーシング11は、吹き出し口12と、上面吸い込み口13と、側面吸い込み口14と、取手15とを有している(図1および図3参照)。吹き出し口12は、本体ケーシング11の上面部11aの背面側端部に設けられる。吹き出し口12は、清浄後の空気を空気清浄機1から上方に向かって吹き出すための開口である。上面吸い込み口13と側面吸い込み口14とは、空気清浄機1内において室内空気を清浄するために、室内空気を空気清浄機1内に吸い込むための略矩形の開口である。上面吸い込み口13は、吹き出し口12が設けられる面と同じ本体ケーシング11の上面部11aの正面側端部に設けられる。上面吸い込み口13の横方向の長さは、正面パネル21の横方向の長さと略同一である。側面吸い込み口14は、本体ケーシング11の左右の側面部11bの正面側にそれぞれ設けられる一対の開口である。側面吸い込み口14の縦方向の長さは、正面パネル21の縦方向の長さと略同一である。
【0014】
取手15は、空気清浄機1を運搬するために設けられ、片手用取手15aと両手用取手15bとから構成される。片手用取手15aと両手用取手15bとは、本体ケーシング11の背面部11cに設けられ、背面側から正面側に突出した形となっている(図4参照)。使用者は、この取手15を用いて、空気清浄機1を把持することができる。片手用取手15aは、空気清浄機1の使用者などが片手で空気清浄機1を運搬するための取手であり、空気清浄機1の重心(G1)を通る鉛直面(S1)上の重心(G1)より上方の位置に設けられる。両手用取手15bは、空気清浄機1の重心(G1)を通る鉛直面(S1)から略等距離の位置に鉛直面(S1)を挟んで設けられ、使用者などが両手で空気清浄機1を運搬するための一対の取手である。この鉛直面(S1)は、本体ケーシング11の背面部11cと直角に交わっている。片手用取手15aと両手用取手15bとの間には、使用者などが空気清浄機1を把持する際に本体ケーシング11の強度を保つための強度確保部16が設けられている。
【0015】
<正面パネル21>
正面パネル21は、本体ケーシング11の前方に設けられ、本体ケーシング11の内部に設置される空気中に含まれる微粒子を除去するための各種フィルタ類を覆っている(図2参照)。この正面パネル21は、正面吸い込み口22を有する。正面吸い込み口22は、正面パネル21の略中央部に設けられる室内空気を空気清浄機内に吸い込むための略矩形の開口である。また、正面パネル21には、後述する表示パネルが外部から目視できるように表示パネル開口23a、23b、23cが設けられている。表示パネル開口23bは、正面吸い込み口22と一体的に形成されている。さらに、正面パネル21には、後述する超音波発生装置から発生される超音波を室内の広い範囲に送るための超音波開口24が設けられている。
【0016】
また、この正面パネル21の高さは、空気清浄機1の奥行きより長い構成となっている。
<本体ケーシング11内の構成>
本体ケーシング11内には、図5に示されるように、ファンモータ30とファンモータ30によって回転駆動される送風ファン31とが設けられている。ファンモータ30としては、インバータ回路により周波数制御されるインバータモータを採用している。送風ファン31としては、遠心ファンを採用している。
【0017】
<フィルタ>
さらに、本体ケーシング11の内方には、各吸い込み口(上面吸い込み口13、側面吸い込み口14、正面吸い込み口22)から吸い込んだ室内空気中に含まれる異物を除去するための各種フィルタ類が設けられる。空気清浄機1内に設けられるフィルタ類を図5に示す。
【0018】
まず、一番正面側には、比較的大きなホコリや塵を除去するためのプレフィルタ41が配置されている。プレフィルタ41としては、合成樹脂繊維などの防塵ネットを採用することができる。プレフィルタ41の後方には、プラズマイオン化部42が配置されている。このプラズマイオン化部42は、プレフィルタ41を通過してきた煙、粉塵、花粉、その他の汚れの粒子に強い電荷をかけて帯電させるものであり、後述するフィルタでの粒子の捕集効率を高める。プラズマイオン化部42の後方には、第1光触媒フィルタ48が配置されている。第1光触媒フィルタ48は、プラズマイオン化部42で帯電させられた粒子を吸着するための静電フィルタ43と、光触媒作用を有する酸化チタンを含む酸化チタンフィルタ44とが積層されたものである。この第1光触媒フィルタ48は、複数回分の長さを巻き込んだロール状とされており、使用中の面が汚れた場合に引き出して汚れた部分をカットするような構成とすることができる。第1光触媒フィルタ48の後方には、酸化チタンを含有する材料で構成される第2光触媒フィルタ45および第3光触媒フィルタ46が配置されている。第2光触媒フィルタ45および第3光触媒フィルタ46の中間には、インバータランプ47が配置されている。このインバータランプ47は、第1光触媒フィルタ48と第2光触媒フィルタ45と第3光触媒フィルタ46とに紫外線を照射するものであり、各光触媒フィルタの光触媒作用を活性化する。
【0019】
上記の各種フィルタ類を通過した後、送風ファン32により生成された空気流は、通過する空気にマイナスイオンを付加するためのマイナスイオン発生装置49を通過する。マイナスイオン発生装置49は、マイナス帯電される針状のマイナス電極と、接地される放電板とが通過する空気流中に対向して配置された構成である。マイナスイオン発生装置49は、マイナス電極にマイナス電荷をかけて放電板との間で放電を行わせることによって、通過する空気にマイナスイオンを付加することができる。
【0020】
この後、清浄された空気は、本体ケーシング11の上部に設けられる吹き出し口12から上方に向けて室内に排出される。
<制御部>
空気清浄機1は、さらに、マイクロプロセッサで構成される制御部50を備えている。図6に示されるように、制御部50には、制御プログラムや各種パラメータが格納されるROM51、処理中の変数などを一時的に格納するRAM52などが接続されている。
【0021】
また、制御部50には、湿度センサ53、温度センサ54、ダストセンサ55などの各種センサ類が接続されており、各センサの検出信号が入力される。ダストセンサ55は、導入される空気中に光を照射し、空気中に含まれる煙、ホコリ、花粉、その他の粒子によって乱射されて受光素子に到達した光量を検出して、粉塵などの粒子濃度を測定することができる。
【0022】
さらに、制御部50には、表示パネル32と超音波発生装置33とが接続されている。表示パネル32は、運転モード、各種センサによるモニタ情報、タイマ情報、メンテナンス情報などを表示し、使用者などが外部から表示パネル開口23を介して目視できるようになっている。表示パネル32には、運転時に点灯する運転表示LED34が設けられている(図2参照)。この運転表示LED34は、正面吸い込み口22と一体的に形成されている表示パネル開口23bと対向するように設けられ、使用者が外部から目視できるようになっている。また、この表示パネル32は、液晶表示パネル・LED・その他の表示素子またはこれらの組み合わせで構成することが可能である。この超音波発生装置33は、空気清浄機1の設置された室内に超音波を発生させる装置である。超音波発生装置33は、超音波開口24に対向する位置に設けられ、外部に対して超音波を発生することができるようになっている。この超音波発生装置33は、超音波を発生する圧電ブザーと、圧電ブザーを制御するための電装部品と、から構成される。
【0023】
さらに、制御部50は、ファンモータ30と、マイナスイオン発生装置49とに接続されており、使用者の操作や各種センサの検出結果などに応じて、これらの装置の稼働を制御することができる。
さらに、ROM51には、設定風量候補が格納されている。この設定風量候補は、吹き出し口12から吹き出される空気の風量を決定するための元となる運転風量を示すものであり、具体的には、「しずか」、「弱」、「標準」、「強」である。「しずか」が最も風量が小さい運転風量を示し、「強」が最も風量が大きい運転風量を示す。居住者の指令や各種センサの検出結果などに応じて、制御部50がROM51から設定風量候補を1つ選択する。選択された設定風量候補は、設定風量として、RAM52に格納される。また、制御部50はこの設定風量に応じてファンモータ30および送風ファン31を回転させ、室内に清浄後の空気を吹き出させる。
【0024】
<ゆらぎ制御>
人の拍動など生体のリズムは基本的には1/fゆらぎをしているとわれている。自然界には様々なゆらぎがあるが、この生体リズムと同じ1/fゆらぎをもつようなもの、例えば、風の動き、樹木の年輪、ろうそくの炎、波の音等は、視覚的にも、聴覚的にも、また触覚的にも人に快適感を与えることが明らかにされている。
【0025】
この空気清浄機1においては、制御部50が、吹き出し口12から吹き出される空気の風量に1/fゆらぎを与えている。具体的には、制御部50は、吹き出し口12から吹き出される空気の風量に1/fゆらぎを与えるように、ファンモータ30の回転を制御する。さらに、制御部50は、運転表示LED34の輝度にも1/fゆらぎを与えている。そして、吹き出し口12から吹き出される空気の風量と運転表示LED34の輝度とは、同一周期でゆらいでいる。
【0026】
また、制御部50は、疑似乱数を発生させ、高速に周波数を離散的に変化させ、超音波発生装置33により短時間に様々な超音波を発生させている。ここで、周波数の変化のタイミングは、1ms以上1s以下である。このタイミングは、できれば100ms、もしくは、数10msが望ましい。
制御部50が、吹き出し口12から吹き出される空気の風量に与えるゆらぎの変動間隔は、4秒以上である。さらに、制御部50は、吹き出し口12から吹き出される空気により発生される送風音が2dBの変動幅でゆらぐように、吹き出し口12から吹き出される空気の風量にゆらぎを与えている。
【0027】
<空気清浄機1の運転>
次に、図7を参照して、空気清浄機1の運転について説明する。
空気清浄機1の運転が開始される(ステップS101)と、まず、ダストセンサ55が空気の汚れ度合いを検出する(ステップS102)。制御部50は、室内空気の汚れ度合いに応じて、設定風量候補のいずれかを選択する(ステップS103)。そして、制御部50は、選択された設定風量候補を設定風量としてRAM52に格納する(ステップS104)。制御部50は、RAM52に格納される設定風量が「標準」または「強」であるか否かを判断する(ステップS105)。
【0028】
RAM52に格納された設定風量が「標準」または「強」の場合には、制御部50は、図8に示されるように、設定風量を上限として送風量がゆらぐようにファンモータ30を回転させる(ステップS106)。さらに、制御部50は、超音波発生装置33から発生される超音波の特性と運転表示LED34の輝度とを吹き出し口12から吹き出される空気の風量と同一周期でゆらがせる(ステップS107)。
【0029】
また、RAM52に格納された設定風量が「しずか」または「弱」の場合には、制御部50は、図9に示されるように、設定風量を下限として送風量がゆらぐようにファンモータ30を回転させる(ステップS108)。さらに、制御部50は、超音波発生装置33から発生される超音波の特性と運転表示LED34の輝度とを吹き出し口12から吹き出される空気の風量と同一周期でゆらがせる(ステップS107)。
【0030】
<本空気清浄機1の特徴>
(1)
この空気清浄機1では、設定風量が「標準」または「強」の時には風量が設定風量を上限としてゆらぐ。このため、空気清浄機1から吹き出す空気によって発生する送風音は、風量がゆらがずに送風される場合に発生する一定の送風音を上限としてゆらぐ。このため、この空気清浄機1では、風量がゆらがずに送風される場合に発生する一定の送風音より送風音が大きくなることがないので、使用者などの快適性が損なわれることが少ない。
【0031】
さらに、設定風量が「しずか」または「弱」の時には、風量が設定風量を下限としてゆらぐ。このため、空気清浄機1から吹き出す空気によって発生する送風音は、風量がゆらがずに送風される場合に発生する一定の送風音を下限としてゆらぐ。このため、この空気清浄機1では、送風音がゆらぎにより聞こえなくなるほど小さくなることがなくなる。このため、使用者などはゆらぎの効果が得やすい。その結果、この空気清浄機1では、使用者の快適感を向上させることができる。
【0032】
(2)
この空気清浄機1では、空気の送風音が2dBの変動幅でゆらぐように送風量がゆらいでいる。また、人間が変化したと認識できる音量の変化量は、2dBであると言われている。このため、空気清浄機1においては、使用者などは、送風音のゆらぎを認識することができる。その結果、送風音のゆらぎの効果により、使用者の快適感を向上させることができる。
【0033】
(3)
この空気清浄機1では、制御部50が清浄後の空気の送風量を4秒以上の間隔で変動させている。また、音波の周期が8秒以上であると、人間の快適感を向上させる効果があるという報告がされている(村上ら、「海岸環境における快適性の要因」、海岸工学論文集(1991))。さらに、音波の変動時間は、音波の周期の半分と考えられる。このため、音波の変動時間が4秒以上であれば、人間の快適感を向上させることができる。このため、この空気清浄機1においては、制御部50が送風量を4秒以上の間隔で変動させるので、使用者の快適感を向上させることができる。
【0034】
(4)
この空気清浄機1では、超音波が発生され、超音波の特性がゆらいでいる。このため、超音波の特性のゆらぎの効果により、使用者の快適性が向上する。
(5)
この空気清浄機1では、運転時に点灯する運転表示LED34の輝度がゆらいでいる。このため、運転表示LED34の輝度のゆらぎの効果により、使用者の快適性が向上する。
【0035】
(6)
この空気清浄機1では、送風される空気の風量と運転表示LED34の輝度とが、同一周期でゆらいでいる。このため、これらのゆらぎの周期が異なるときに使用者などが感じる不快感を抑制することができる。
(7)
この空気清浄機1では、吹き出し口12が本体ケーシング11の上面部11aの背面側端部に設けられている。また、上面吸い込み口13が本体ケーシング11の上面部11aの正面側端部に設けられている。このため、空気清浄機1の上面11aに沿って正面側から背面側に向けて流れる室内空気の空気流は、吹き出し口12に到達する前に上面吸い込み口13から空気清浄機1内に吸い込まれる。その結果、この空気清浄機1では、吹き出し口12に室内空気の流れが到達しにくくなるので、吹き出し口12からの空気の吹き出しにより室内空気中に含まれる微粒子が室内に拡散することを抑制することができる。
【0036】
また、この空気清浄機1では、吹き出し口12が本体ケーシング11の上面部11aの背面側端部に設けられている。また、上面吸い込み口13が本体ケーシング11の上面部11aの正面側端部に設けられている。つまり、吹き出し口12と上面吸い込み口13とが、離間して設けられている。このため、上面吸い込み口13から空気清浄機1内に吸い込まれる室内空気の流れと吹き出し口12から吹き出される清浄後の空気の流れとが、混ざり合う可能性を低減することができる。その結果、この空気清浄機1では、吹き出し口12に室内空気の流れが到達しにくくなるので、吹き出し口12からの空気の吹き出しにより室内空気中に含まれる微粒子が室内に拡散することを抑制することができる。
【0037】
(8)
この空気清浄機1では、側面吸い込み口14が本体ケーシング11の左右の側面部11bにおいて吹き出し口12より正面側にそれぞれ設けられる。このため、側面吸い込み口14から、空気清浄機1の側面部11bに沿って正面側から背面側に向けて流れる室内空気を吹き出し口12に到達する前に空気清浄機1内に吸い込むことができる。その結果、吹き出し口12に室内空気の流れが到達しにくくなるので、吹き出し口12からの空気の吹き出しにより室内空気中に含まれる微粒子が室内に拡散することを抑制することができる。
【0038】
(9)
この空気清浄機1では、上面吸い込み口13の横方向の長さが、正面パネル21の横方向の長さと略同一である。このため、上面吸い込み口13は、空気清浄機1の上面部11aに沿って正面側から背面側に向けて流れる室内空気のほぼ全てを空気清浄機1内に吸い込むことができる。その結果、吹き出し口12に室内空気の流れが到達しにくくなるので、吹き出し口12からの空気の吹き出しにより室内空気中に含まれる微粒子が室内に拡散することを抑制することができる。
【0039】
同様に、この空気清浄機1では、側面吸い込み口14の縦方向の長さは、正面パネル21の縦方向の長さと略同一である。このため、側面吸い込み口14は、空気清浄機1の側面部11bに沿って正面側から背面側に向けて流れる室内空気のほぼ全てを空気清浄機1内に吸い込むことができる。その結果、吹き出し口12に室内空気の流れが到達しにくくなるので、吹き出し口12からの空気の吹き出しにより室内空気中に含まれる微粒子が室内に拡散することを抑制することができる。
【0040】
(10)
この空気清浄機1では、正面吸い込み口22が正面パネル21の略中央部に設けられる。このため、正面吸い込み口22から室内空気の清浄のために十分に量の空気を空気清浄機1内に吸い込むことができる。その結果、この空気清浄機1では、室内空気を十分に清浄することができる。
【0041】
(11)
この空気清浄機1では、片手用取手15aが空気清浄機1の重心を通る鉛直面(S1)上の重心(G1)より上方の位置に設けられる。また、両手用取手15bが、空気清浄機1の重心(G1)を通る鉛直面(S1)から略等距離の位置に鉛直面を挟んで設けられる。このため、使用者などが片手しか使えない場合でも、片手用取手15aを用いて安定した状態で空気清浄機1を把持することができる。また、使用者などが両手を使える場合には、両手用取手15bを用いて安定して空気清浄機1を把持することができる。その結果、使用者などは、片手でも両手でも容易に空気清浄機1を運搬することができる。
【0042】
(12)
この空気清浄機1では、片手用取手15aと両手用取手15bとは、本体ケーシング11の背面部11cに設けられ、背面側から正面側に突出した形となっている。このため、新たにほかの部材を加えることなく、片手用取手15aと両手用取手15bとを容易に形成することができる。
【0043】
(13)
この空気清浄機1では、片手用取手15aと両手用取手15bとの間に、強度確保部16が設けられている。このため、使用者が空気清浄機1を把持する際には、強度確保部16により空気清浄機1が歪んだり破損したりすることを抑制できる。もし、片手用取手15aと両手用取手15bとの間に強度確保部16を設けなければ、使用者が空気清浄機1を把持する際には、強度確保部16により空気清浄機1が歪んだり破損したりする可能性がある。
【0044】
(14)
この空気清浄機1では、吹き出し口12から室内に吹き出される空気にマイナスイオンを付加している。このため、吹き出し口12から吹き出される空気により、空気清浄機1の使用者の快適感が向上される。
(15)
この空気清浄機1では、制御部50が、1ms以上1s以下の間隔で超音波の周波数をゆらがせている。このため、複数の超音波発生装置33を用いずに、様々な周波数帯の超音波成分を出力させることができる。このため、様々な周波数の音が混在する自然界に近似した状態を安価に作り出すことができる。すなわち、自然環境に近似した音環境を安価に室内において再現することができ、居住者の快適感を向上させることができる。
【0045】
なお、1msより短いタイミングでは、パルスを構成することが困難になる。また、1sより長いタイミングでは、超音波の周波数における変動のタイミングが、長くなり、自然の状態に近似させにくくなる。
(16)
この空気清浄機1では、正面パネル21の高さは、空気清浄機1の奥行きより長い構成となっている。このため、床面に沿って流れる室内空気の流れが、正面パネル21に沿って進み、吹き出し口12に到達する前に上面吸い込み口13から空気清浄機1内に吸い込まれる。その結果、この空気清浄機1では、吹き出し口12に室内空気の流れが到達しにくくなるので、吹き出し口12からの空気の吹き出しにより室内空気中に含まれる微粒子が室内に拡散することを抑制することができる。
【0046】
<他の実施の形態>
(a)
上記実施の形態では、片手用取手15aと両手用取手15bとが本体ケーシング11の背面部11cに設けられている。これに代えて、片手用取手15aが本体ケーシング11の背面部11cに設けられ、両手用取手15bが本体ケーシング11の側面部に設けられても良い。
【0047】
(b)
上記実施の形態では、片手用取手15aと両手用取手15bとの間に強度確保部16が設けられている。これに代えて、十分な強度が確保できる場合は、片手用取手15aと両手用取手15bとを連結して、一体的に形成しても良い。
(c)
上記実施の形態では、片手用取手15aと両手用取手15bとは、本体ケーシング11の背面側から正面側に突出した形となっている。これに代えて、本体ケーシング11の背面部11cに新たな取手部材を設け、片手用取手15aおよび両手用取手15bとして用いても良い。
【0048】
(d)
上記実施の形態では、本体ケーシング11に両手用取手15bを一組のみ設けている。これに代えて、本体ケーシング11に空気清浄機1の重心を通る鉛直面からの距離が異なる複数組の両手用取手15bを設けても良い。この場合、使用者は、把持しやすい両手用取手15bを選択し、空気清浄機1を把持することができる。このため、空気清浄機1の運搬が容易になる。
【0049】
(e)
上記実施の形態では、本発明が空気清浄機1に適用される例を説明したが、これに代えて、運搬可能な他の空気調和機(加湿器、除湿器など)に本発明を適用しても良い。
【0050】
【発明の効果】
請求項1に記載の空気調和機は、例えば空気調和機の運搬者が片手しか使えない場合であっても、運搬者は、第1把持部により片手で安定して空気清浄機を把持することができる。このため、運搬者は、片手で空気清浄機を容易に運搬することができる。さらに、空気調和機の運搬者が両手を使える場合には、一対の第2把持部を両手で安定して把持することができる。このため、運搬者は、両手で空気清浄機を容易に運搬することができる。その結果、運搬者は、片手でも両手でも容易に空気調和機を運搬することができる。
【0051】
請求項2に記載の空気調和機は、第1把持部と第2把持部とは、空気調和機の背面部に設けられ背面側から正面側に向かって突出する。このため、新たに他の部材を加えることなく、第1把持部と第2把持部とを容易に形成することができる。
請求項3に記載の空気調和機は、第1把持部と前記第2把持部との間に強度確保部が設けられる。このため、第1把持部と第2把持部との間の剛性が高まる。その結果、例えば運搬者が第1把持部または第2把持部を把持する際の空気調和機の強度が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る空気清浄機の外観斜視図。
【図2】空気清浄機の正面図。
【図3】空気清浄機の背面図。
【図4】取手の説明図。
【図5】フィルタ類の分解斜視図。
【図6】制御部の概略構成図。
【図7】空気清浄機の運転を示すフローチャート。
【図8】風量のゆらぎを示すグラフ。
【図9】風量のゆらぎを示すグラフ。
【符号の説明】
1 空気清浄機(空気調和機)
15a 片手用取手(第1把持部)
15b 両手用取手(第2把持部)
16 強度確保部
Claims (3)
- 運搬可能な空気調和機であって、
重心を含む鉛直面の近傍であって前記重心より上方に設けられる第1把持部(15a)と、
前記鉛直面から略等距離の位置に前記鉛直面をはさんで設けられる一対の第2把持部(15b)と、
を備える空気調和機(1)。 - 前記第1把持部(15a)と前記第2把持部(15b)とは、背面部に設けられ、背面側から正面側に向かって突出する、
請求項1に記載の空気調和機(1)。 - 前記第1把持部(15a)と前記第2把持部(15b)との間に設けられる強度確保部(16)をさらに備える、
請求項2に記載の空気調和機(1)。
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