JP2004060756A - 移動体循環装置用潤滑装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動体と移動体との間隔が狭くても、すべての移動体に注入ノズル体を確実に係合させて注入できるようにし、装置の汎用性の向上を図る。
【解決手段】ループ状の軌道を循環して移動し潤滑油が注入される多数のローラ2を備えたトロリーコンベアTに設けられ、ローラ2を軌道の途中の潤滑エリアで捕捉して潤滑油を注入するもので、多数のローラ2をこのローラ2が一周する毎に選択してこの選択したローラ2に潤滑油の注入を行なわせる制御部70を備えた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばトロリーコンベア等の移動体としての多数のローラがループ状の走行レールを循環移動する移動体循環装置に用いられる移動体循環装置用潤滑装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、移動体循環装置として、例えば、図14に示すようなトロリーコンベアが知られている。このトロリーコンベアTは、ループ状の軌道を形成する断面I字状の軌道レール1と、この軌道レール1の左右に対をなして設けられ軌道レール1の移動を循環して移動する移動体としてのローラ2の多数の組と、ローラ2の組に垂設されローラ2の軸受部3を有したハンガ4と、ハンガ4を連結するチェーン状のリンク5とを備えている。このトロリーコンベアTは、例えば、自動車工場の組み立てライン等で用いられ、ローラ2の数は、数千個にも及ぶ。
【0003】
従来から、このトロリーコンベアTの潤滑装置としては、例えば、特開平7−157054号公報に掲載されたものが知られている。
この潤滑装置Sは、ローラ2の中心に潤滑油としてのグリスが注入される注入口としてのニップル6を設け、軌道の途中の潤滑エリアにおいて、移動するローラ2にニップル6からグリスを注入するものである。
【0004】
詳しくは、潤滑装置Sは、軌道と平行な軌道を有した走行レール7と、この走行レール7を走行する走行体8と、走行体8に設けられ潤滑エリアに移動してきたローラ2を捕捉して走行体8をローラ2と同動させ潤滑油の注入後は捕捉解除する捕捉機構10と、捕捉機構10の捕捉時に走行体8をローラ2と同動させ捕捉機構10の捕捉解除時に走行体8を元位置に戻すよう駆動するエアシリンダからなる走行体駆動機構11(図ではエアシリンダのピストンが図示)と、走行体8に設けられこの捕捉機構10で捕捉されたローラ2に進出してローラ2のニップル6に係合してグリスを注入可能にする注入位置及び注入位置から後退してニップル6から離間する離間位置の2位置に進退動可能な注入ノズル体12とを備えて構成されている。
【0005】
捕捉機構10は、走行体8に揺動可能に支持されるアーム13を設け、このアーム13の先端に所定の揺動範囲でハンガ4に係合してローラ2の軸受部3を捕捉する一対のローラ14を設けて構成されている。注入ノズル体12は、ニップル6に係合したときに内部の弁を開いてグリス供給部(図示せず)からのグリスを注入するもので、基端部がコイルスプリング15を介してエアシリンダ16に支持され、このエアシリンダ16の作動により注入位置及び離間位置の2位置に進退動させられる。エアシリンダ16は、捕捉機構10のアーム13に取付部材17を介して取付けられており、捕捉機構10が捕捉したローラ2に注入ノズル体12が追従し、注入ノズル体12がニップル6に対して係合及び係合解除できるようにしている。
【0006】
そして、ローラ2が軌道の途中の潤滑エリアに至ると、捕捉機構10がローラ2を捕捉するとともに、エアシリンダ16が作動して注入ノズル体12を注入位置に進出させ、ニップル6に係合させる。これにより、注入ノズル体12の弁が開いてグリス供給部(図示せず)からのグリスが注入される。この場合、注入ノズル体12は、エアシリンダ16にスプリング15を介して支持され、このスプリング15により、ある程度、ローラ2やニップル6の軸合わせができるようにしている。
グリスの注入が終わると、エアシリンダ16が作動して注入ノズル体12を離間位置に後退させ、ニップル6の係合を解除する。それから、捕捉機構10のアーム13がローラ2の軸受部3から離脱し、走行体8は、エアシリンダ11により元位置に復帰させられる。このようにして、移動してくるローラ2に順次グリスを注入している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような従来の移動体循環装置用潤滑装置Sにおいては、順次移動してくるローラ2とローラ2との間が全ローラにおいて全て狭かったりあるいは部分的に狭いときがあり、その場合には、捕捉機構10のアーム13がローラ2の軸受部3から離脱してから、次のローラ2の捕捉をする際に、これに間に合わなくなってしまい、通過させてしまったり、干渉が生じてしまい、実質的に装置を機能させることができないことがあり、汎用性に劣るという問題があった。
【0008】
本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、移動体と移動体との間隔が狭くても、すべての移動体に注入ノズル体を確実に係合させて注入できるようにし、装置の汎用性の向上を図った移動体循環装置用潤滑装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成するための本発明の移動体循環装置用潤滑装置は、ループ状の軌道を循環して移動し潤滑油が注入される多数の移動体を備えた移動体循環装置の当該移動体を上記軌道の途中の潤滑エリアで捕捉して潤滑油を注入する移動体循環装置用潤滑装置において、上記多数の移動体を該移動体が一周する毎に選択して該選択した移動体に潤滑油の注入を行なわせる制御部を備えた構成としている。
【0010】
これによれば、制御部により移動体を選択できるので、移動体が一周する毎に選択する移動体を変えれば、移動体が複数周回する間に全ての移動体に潤滑油を注入することができるようになる。そのため、移動体と移動体との間隔が狭くても、対応できるようになり、装置の汎用性が向上させられる。
【0011】
そして、本発明は、ループ状の軌道を循環して移動し潤滑油が注入される多数の移動体を備えた移動体循環装置の当該移動体を上記軌道の途中の潤滑エリアで捕捉して潤滑油を注入する移動体循環装置用潤滑装置において、上記多数の移動体を該移動体が一周する毎に所定個数間隔毎に選択するとともに該移動体が一周する毎に最初に潤滑油を注入する移動体を一個ずらして選択して該選択した移動体に潤滑油の注入を行なわせる制御部を備えた構成としている。
【0012】
これによれば、制御部により移動体が一周する毎に所定個数間隔毎に移動体を選択し、移動体が一周する毎に最初に潤滑油を注入する移動体を一個ずらして選択するので、移動体が複数周回する間に全ての移動体に潤滑油を注入することができるようになる。そのため、移動体と移動体との間隔が狭くても、対応できるようになり、装置の汎用性が向上させられる。
【0013】
そして、必要に応じ、上記制御部を、潤滑油を注入すべき移動体を所定個数飛ばして所定個数間隔毎に選択する当該所定個数を設定する所定個数設定手段と、潤滑エリアに至る移動体を検知する検知手段と、該検知手段が1つの特定の移動体を検知したとき該特定の移動体を基準にして該検知手段が検知する移動体の数をカウントするカウント手段と、該カウント手段のカウント値に基づいて所定個数間隔毎に選択して潤滑油の注入を行なわせるとともに上記特定の移動体が一周して上記検知手段が該特定の移動体を再び検知したとき最初に潤滑油を注入する移動体を一個ずらして潤滑油の注入を行なわせる実行手段とを備えて構成している。検知手段により移動体を検知してこれをカウントすることにより、移動体を一個ずらすので、移動体が複数周回する間に全ての移動体に確実に潤滑油を注入することができるようになる。
【0014】
また、必要に応じ、上記制御部を、全移動体に潤滑油の注入が終わる1サイクルの周回数を記憶する1サイクル周回数記憶手段と、1サイクルごとの休止期間を設定する休止期間設定手段と、上記カウント手段のカウント値に基づいて上記1サイクル周回数記憶手段に記憶した1サイクルの周回数になったか否かを判断する1サイクル判断手段と、1サイクル判断手段が1サイクルと判断したとき上記休止期間設定手段に設定された休止期間中上記実行手段の機能を停止させ上記休止期間設定手段の設定休止期間が終了したとき上記実行手段を機能させる実行制御手段とを備えた構成としている。休止期間を設定するので、適正な量の潤滑油を供給することができる。
【0015】
更に、必要に応じ、上記制御部を、上記カウント手段がカウントした移動体の全数と上記所定個数設定手段に設定された所定個数とから全移動体に潤滑油の注入が終わる1サイクルの周回数を算出する周回数算出手段を備えた構成としている。自動的に1サイクルの周回数を算出するので、逐一人が計算して、周回数を設定しなくても良く、それだけ、操作性が向上させられる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態に係る移動体循環装置用潤滑装置について詳細に説明する。尚、上記と同様のものには同一の符号を付して説明する。
図1乃至図9に示す本発明の実施の形態に係る移動体循環装置用潤滑装置Sは、移動体循環装置としてのトロリーコンベアTのためのものである。このトロリーコンベアTは、図14にも示すように、ループ状の軌道を形成する断面I字状の軌道レール1と、この軌道レール1の左右に対をなして設けられ軌道レール1の移動を循環して移動する移動体としてのローラ2の多数の組と、ローラ2の組に垂設されローラ2の軸受部3を有したハンガ4と、ハンガ4を連結するチェーン状のリンク5とを備えている。
【0017】
実施の形態に係る潤滑装置Sは、ローラ2の中心に潤滑油としてのグリスが注入される注入口としてのニップル6を設け、軌道の途中の潤滑エリアにおいて、移動するローラ2にニップル6からグリスを注入するものである。
潤滑装置Sの基本的構成は、軌道と平行な軌道を有した走行レール20と、この走行レール20を走行する走行体22と、走行体22に設けられ潤滑エリアに移動してきたローラ2を捕捉して走行体22をローラ2と同動させ潤滑油の注入後は捕捉解除する捕捉機構25と、走行体22に設けられこの捕捉機構25で捕捉されたローラ2に進出してローラ2のニップル6に係合してグリスを注入可能にする注入位置及び注入位置から後退してニップル6から離間する離間位置の2位置に進退動可能な注入ノズル体30と、注入ノズル体30に潤滑油を供給して注入ノズル体30から潤滑油を注入させる潤滑油供給部50と、各種制御を行なう制御部70とを備えてなる。
【0018】
走行レール20は、棒状に形成され軌道レール1の上部に設けた一対の脚体21間に架設されている。走行体22は、走行レール20に摺動可能に設けられ、走行体駆動機構23により駆動させられる。走行体駆動機構23は、後述の捕捉機構25の捕捉時に走行体22をローラ2と同動させ捕捉機構25の捕捉解除時に走行体22を元位置に戻すよう駆動する。詳しくは、走行体駆動機構23は、走行体22の内部に内蔵され、後述の捕捉機構25の捕捉体26の捕捉位置Haではローラ2の牽引力によりローラ2と同動させ、捕捉機構25の捕捉体26の捕捉解除位置Hbでは走行体22を元位置に戻すようにするエア駆動型の所謂スライドシリンダで構成される。即ち、走行体22は、捕捉機構25によって捕捉された際にはエアの駆動力が解除されて摺動自在にさせられ、ローラ2と同動して前進させられる一方、捕捉機構25の捕捉解除後には、エア駆動により元位置に復帰させられる。
【0019】
捕捉機構25は、図2に示すように、走行体22に設けられ潤滑エリアに移動してきたローラ2に係合して捕捉する捕捉位置Ha及び捕捉位置Haから離間する捕捉解除位置Hbの2位置に進退動可能な上下一対のベアリングからなる捕捉体26と、捕捉体26を捕捉位置Ha及び捕捉解除位置Hbの2位置に進退動させる捕捉体駆動機構27とを備えて構成されている。捕捉体26は、左右のローラ2に対応して一対設けられており、各捕捉体26はローラ2の前位に進出してローラ2に当接することにより係合して捕捉する。
捕捉体駆動機構27は、走行体22に設けられたエアシリンダで構成されている。エアシリンダは、図6に示すように、走行体22の走行方向に直交する軸を中心に僅かに回動可能に設けられ、捕捉体26のローラ2に対する僅かな遊びを設けている。
【0020】
注入ノズル体30は、図3に示すように、左右のローラ2に対応して一対設けられており、図5に示すように、中心軸に沿って潤滑油の通過径路を有する円柱状の胴部31及びこの胴部31の先端に設けられ胴部31の通過径路と同軸の通過径路を有しローラ2のニップル6に係合する先端係合部32を備えたノズル本体33と、ノズル本体33の胴部31が遊嵌する円筒状の外筒34と、外筒34の中心軸にノズル本体33の胴部31の中心軸が合致するようにノズル本体33の胴部31を付勢する胴部付勢手段35とを備えて構成されている。
【0021】
また、ノズル本体33の胴部31の基端部には、外筒34の基端側端面に当接する当接片36が設けられる一方、先端係合部32には、外筒34の先端側端面に対峙するフランジ37が設けられており、注入ノズル体30は、外筒34にフランジ37をニップル6側に向けて付勢する先端係合部付勢手段38を備えて構成されている。
【0022】
胴部付勢手段35及び先端係合部付勢手段38は、付勢体40を複数用い、この複数の付勢体40を対称配置して構成されている。
付勢体40は、図5に示すように、一端が閉塞された筒状のプランジャ41と、プランジャ41の他端から先端が突出してプランジャ41に進退可能に設けられ、先端がノズル本体33の胴部31もしくはフランジ37に当接する当接部材42と、プランジャ41内に収納され当接部材42を突出方向に付勢するコイルスプリング43とを備えて構成されている。
【0023】
そして、図4に示すように、胴部付勢手段35は、付勢体40を基端側と先端側に夫々4つずつを等角度(90°)関係で外筒34に取付けて構成されている。
また、先端係合部付勢手段38は、付勢体40を4つ等角度(90°)関係で外筒34の先端側に取付けて構成されている。
【0024】
注入ノズル体30は、ノズル駆動機構45により、走行体22に支持されて注入位置Ra及び離間位置Rbの2位置に進退動させられる。ノズル駆動機構45は、走行体22に設けられたエアシリンダ装置で構成されている。ノズル駆動機構45のエアシリンダ装置は、図6に示すように、走行体22の走行方向に直交する軸を中心に僅かに回動可能に設けられ、捕捉体26のローラ2に対する僅かな遊びを設けている。
【0025】
潤滑油供給部50は、図9に示すように、軌道レール1の近傍に設置されたグリスタンク51から、グリス吐出バルブ52によりグリスを供給する。グリス吐出バルブ52は、走行レール20の上部であって脚体21間に架設された台板53上に固定されている。
グリス吐出バルブ52は、各注入ノズル体30に対応して夫々グリスを吐出する一対の吐出系を有し、各吐出系において、グリスタンク51に設けられたグリスポンプ51aから供給されるグリスが通過するインレットチェックバルブ54と、インレットチェックバルブ54から流入するグリスを計量する計量シリンダ55と、計量したしたグリスを吐出するエア駆動型のピストンを駆動するアクチュエータ56と、吐出側の配管に設けられグリスの計量中に閉になり吐出時に開になる電磁切換弁57とを備えている。58は余分なグリスをタンクに戻す戻し管路である。
【0026】
また、実施の形態に係る潤滑装置Sは、図8に示すように、ノズル駆動機構45及び捕捉体駆動機構27の機能が不調のとき、注入ノズル体30を注入位置Raから離間位置Rbに強制的に移動させ、捕捉体26を捕捉位置Haから捕捉解除位置Hbに強制的に移動させる強制移動機構60を備えている。この強制移動機構60は、走行レール20の後端に設けられ、捕捉位置Haにある左右の捕捉体26及び注入位置Raにある左右の注入ノズル体30の間に相対的に入り込んで捕捉体26及び注入ノズル体30を強制的に開く台形状の板で構成されている。
更に、図7に示すように、走行レール20の前端側には、ローラ2の外側に対峙してローラ2をガイドするガイド板61が設けられている。このガイド板61により、ある程度ローラ2の向きが矯正される。
【0027】
制御部70は、図10に示すように、多数のローラ2をこのローラ2が一周する毎に選択してこの選択したローラ2に潤滑油の注入を行なわせる機能を備えている。更に、制御部70は、多数のローラ2をこのローラ2が一周する毎に所定個数間隔毎に選択するとともにローラ2が一周する毎に最初に潤滑油を注入するローラ2を一個ずらして選択して該選択したローラ2に潤滑油の注入を行なわせる機能を備えている。
【0028】
詳しくは、制御部70は、コンピュータのCPU等の機能や各種センサの機能等によって実現される。図10に示すように、潤滑油を注入すべきローラ2を所定個数飛ばして所定個数間隔毎に選択する当該所定個数を設定する所定個数設定手段71と、潤滑エリアに至るローラ2を検知する光学センサ等の検知手段72と、検知手段72が1つの特定のローラ2を検知したときこの特定のローラ2を基準にして検知手段72が検知するローラ2の数をカウントするカウント手段73と、カウント手段73のカウント値に基づいて所定個数間隔毎に選択して潤滑油の注入を行なわせるとともに特定のローラ2が一周して検知手段72が特定のローラ2を再び検知したとき最初に潤滑油を注入するローラ2を一個ずらして潤滑油の注入を行なわせる実行手段74とを備えて構成されている。
尚、1つの特定のローラ2には、検知手段72が検知可能な印を付しておく。
【0029】
また、制御部70は、全ローラ2に潤滑油の注入が終わる1サイクルの周回数を記憶する1サイクル周回数記憶手段75と、1サイクルごとの休止期間を設定する休止期間設定手段76と、上記カウント手段73のカウント値に基づいて上記1サイクル周回数記憶手段75に記憶された1サイクルの周回数になったか否かを判断する1サイクル判断手段77と、1サイクル判断手段77が1サイクルと判断したとき休止期間設定手段76に設定された休止期間中は実行手段74の機能を停止させ休止期間設定手段76の設定休止期間が終了したとき実行手段74を機能させる実行制御手段78とを備えて構成されている。例えば、所定個数設定手段71の所定個数が0のときは、実行手段74は、特定のローラ2が一周して検知手段72が特定のローラ2を再び検知したとき、1サイクル判断手段77が1サイクルと判断する。所定個数設定手段71の所定個数が1のときは、実行手段74は、特定のローラ2が二周して検知手段72が特定のローラ2を再び検知したとき、1サイクル判断手段77が1サイクルと判断する。
【0030】
休止期間設定手段76に設定される休止期間は、時間あるいは、機械動作のカウント値(例えば、ローラ2の循環回数)等どのようなパラメータで設定しても良い。時間の場合には、休止期間設定手段76は、例えばタイマで設定され、カウント値の場合にはカウンタで設定される。
【0031】
更に、制御部70、カウント手段73がカウントしたローラ2の全数と所定個数設定手段71に設定された所定個数とから全ローラ2に潤滑油の注入が終わる1サイクルの周回数を算出する周回数算出手段79を備えて構成されている。
更にまた、制御部70は、各種のセンサを備え、これらのセンサの検知に基づいて、異常を検出する各種手段を備えている。
【0032】
従って、この実施の形態に係る移動体循環装置用潤滑装置Sによれば、予め、制御部70において、所定個数設定手段71に、潤滑油を注入すべきローラ2を所定個数飛ばして所定個数間隔毎に選択する当該所定個数を設定する。例えば、ローラ2を連続注入する場合は0、ローラ2を1個おきに注入する場合は1、ローラ2を2個おきに注入する場合は2、と設定する。これにより、運転モードが設定される。
この場合、ローラ2間の間隔が短いときに、連続的に注入する場合には、捕捉体26や注入ノズル体30が次のローラ2に干渉してしまう不具合が生じることがあるが、ローラ2を所定個数飛ばして注入する設定ができるので、あらゆる間隔のローラ2に対応することができるようになる。所定個数の設定は、ローラ2間の間隔に応じて適宜に定めれば良い。
即ち、多数のローラ2をローラ2が一周する毎に所定個数間隔毎に選択するとともにローラ2が一周する毎に最初に潤滑油を注入するローラ2を一個ずらして選択してこの選択したローラ2に潤滑油の注入を行なわせるので、ローラ2が複数周回する間に全てのローラ2に潤滑油を注入することができるようになる。そのため、ローラ2とローラ2との間隔が狭くても、対応できるようになり、装置の汎用性が向上させられる。
また、休止期間設定手段76に、1サイクルごとの休止期間を設定しておく。休止期間の設定により適正な量の潤滑油を供給することができる。
【0033】
そして、空運転を行なう。この際に、検知手段72により、潤滑エリアに至るローラ2を検知し、カウント手段73によりローラ2の全数を検知する。そして、周回数算出手段79が、カウント手段73がカウントしたローラ2の全数と所定個数設定手段71に設定された所定個数とから全ローラ2に潤滑油の注入が終わる1サイクルの周回数を算出する。この周回数は、1サイクル周回数記憶手段75に記憶される。自動的に1サイクルの周回数を算出するので、逐一人が計算して、周回数を設定しなくても良く、それだけ、操作性が向上させられる。
【0034】
次に、この実施の形態に係る移動体循環装置用潤滑装置Sを作動させる場合について、図11乃至図13に示すフローチャートを参照しながら説明する。電源をオンにし(1−1)、滑車カウンタ(カウンタ手段)をスタートする(1−2)と、設定の初期化が行なわれる(1−3)。この初期化においては、走行体駆動機構23のスライドシリンダが原点復帰され、捕捉体26が開にされ、注入ノズル体30が開にされ、グリスポンプ51aが動作させられてグリス吐出バルブ52での計量が行なわれる。また、上記の運転モードの決定が行なわれる。
【0035】
そして、検知手段72が、1つの特定のローラ2を検知して原点確認を行なう(1−4)。原点確認が行なわれないときは(1−4N)、異常出力をして(1−5)、ランプや警報器により異常表示を行なう(1−6)。原点確認が行なわれると(1−4Y)、滑車カウンタ(カウント手段73)のカウントが行なわれる(1−7)。そして、このカウント手段73のカウント値に基づいて実行手段74が機能させられる。即ち、実行手段74が注入すべきローラ2か否かを判断し(1−8)、注入すべきローラ2でないときは(1−8N)、そのカウント値が正常か否かを判別し(1−9)、正常でないときは(1−9N)、異常出力をして(1−10)、ランプや警報器により異常表示を行なう(1−11)。そのカウント値が正常のときは、次のカウンタ値の読み込みを待つ(1−9Y)。例えば、1個飛ばしの場合には、飛ばすローラ2を検知したときは、何も行なわない。
【0036】
一方、実行手段74が注入すべきローラ2であると判断したときは(1−8Y)、走行体駆動機構23のスライドシリンダのロックが解除され、走行体22は摺動自在にさせられる(1−12)。
また、図2に示すように、捕捉機構25の捕捉体駆動機構27が作動させられ、捕捉体26が、捕捉位置Haに移動させられ潤滑エリアに移動してきたローラ2に係合して捕捉する(1−13)。
そして、制御部70は、捕捉体26がローラ2に係合したか否かを検知しており(1−14)、所定時間が来ても捕捉体26の係合を検知しないときは(1−14N,1−15Y)、異常出力をして(1−16)、ランプや警報器により異常表示を行ない(1−17)、原点復帰させる(1−18)。捕捉体26がローラ2に係合したことを検知すると(1−14Y)、電磁切換弁57を開にして吐出の準備をする(1−19)。
【0037】
この状態では、図7に示すように、ローラ2は捕捉体26に捕捉されているので、走行体22はローラ2と同動させられ走行体駆動機構23のスライドシリンダが移動するが、制御部70は、この走行体駆動機構23のスライドシリンダの移動の有無を検知しており(1−20)、所定時間移動がないときは(1−20N,1−21Y)、異常出力をして(1−22)、ランプや警報器により異常表示を行ない(1−23)、原点復帰させる(1−24)。走行体駆動機構23のスライドシリンダの移動があったこと検知したときは(1−20Y)、次の制御に移る。
【0038】
図3及び図5に示すように、先ず、注入ノズル体駆動機構45が作動させられ、注入ノズル体30を走行体22に支持して注入位置Raに進出させる(2−1)。
この場合、図5に示すように、注入位置Raに至る注入ノズル体30は、先端係合部32がニップル6に係合していくが、ローラ2やニップル6の軸ずれや傾きがあっても、ノズル本体33の胴部31は、外筒34の中心軸に胴部31の中心軸が合致するように胴部付勢手段35で付勢され、更に、ノズル本体33の先端係合部32は、そのフランジ37をニップル6側に向けて先端係合部付勢手段38で付勢されているので、ニップル6に押しつけられたとき、各付勢体40が伸縮して先端係合部32の向きをニップル6の向きに合わせて矯正していき、あるいは、ニップル6の向きを先端係合部32の向きに合わせるように矯正していき、そのため、ローラ2やニップル6の軸ずれや傾きが強制的に修正され、曲がったまま係合してしまう事態が防止される。特に、胴部付勢手段35は、付勢体40を基端側と先端側に夫々4つずつ等角度(90°)関係で外筒34に取付けて構成され、先端係合部付勢手段38は、付勢体40の4つを等角度(90°)関係で外筒34の先端側に取付けて構成されているので、付勢体40が対称に配置されることから、それだけ、ノズル本体33に対して均等な付勢力が生じ、ローラ2やニップル6の軸ずれや傾きが確実に強制的に修正される。
【0039】
この際には、制御部70は、注入ノズル体30が注入位置Raに進出したか否かを検知しており(2−2)。所定時間が経過しても進出を検知しないときは(2−2N,2−3Y)、異常出力をして(2−4)、ランプや警報器により異常表示を行ない(2−5)、原点復帰させる(2−6)。注入ノズル体30が注入位置Raに進出したこと検知したときは(2−2Y)、潤滑油供給部50のアクチュエータが駆動させられ計量したグリスが吐出され、ニップル6を介してグリスがローラ2に注入される(2−7)。
この場合、ローラ2やニップル6の軸ずれや傾きが確実に強制的に修正され、ノズル本体33がニップル6に曲がったまま係合してしまう事態が防止されるので、潤滑油の注入ミスや潤滑油の漏れが生じる事態が防止される。
【0040】
制御部70は、吐出が完了したか否かを検知しており(2−8)、所定時間が経過しても吐出を検知しないときは(2−8N,2−9Y)、異常出力をして(2−10)、ランプや警報器により異常表示を行なう(2−11)。
吐出が完了したことを検知したときは(2−8Y)、電磁切換弁57を閉にし(2−12)、図3に示すように、注入ノズル体駆動機構45が作動させられ、注入ノズル体30を走行体22に支持して離間位置Rbに後退させる(2−13)。この場合、制御部70は、注入ノズル体30が離間位置Rbに後退したか否かを検知しており(2−14)、所定時間が経過しても後退を検知しないときは(2−14N,2−15Y)、異常出力をして(2−16)、ランプや警報器により異常表示を行ない(2−17)、原点復帰させる(2−18)。
【0041】
注入ノズル体30が離間位置Rbに後退したこと検知したときは(2−14Y)、図2に示すように、捕捉機構25の捕捉体駆動機構27が作動させられ、捕捉体26が、捕捉解除位置Hbに移動させられる(2−19)。この場合、制御部70は、捕捉体26が、捕捉解除位置Hbに移動させられたか否かを検知しており(2−20)、所定時間が経過しても後退を検知しないときは(2−20N,2−21Y)、異常出力をして(2−22)、ランプや警報器により異常表示を行ない(2−23)、原点復帰させる(2−24)。
【0042】
捕捉体26が捕捉解除位置Hbに移動させられたことを検知したときは(2−20Y)、走行体駆動機構23のスライドシリンダが駆動され、走行体22は原点位置に復帰させられる(2−26)。この場合、制御部70は、走行体22が原点位置に復帰したか否かを検知しており(2−27)、所定時間が経過しても後退を検知しないときは(2−27N,2−28Y)、異常出力をして(2−29)、ランプや警報器により異常表示を行ない(2−30)、原点復帰させる(2−31)。
走行体22が原点位置に復帰したことを検知したときは(2−27Y)、グリスポンプ51aが動作させられ(2−32)、グリス吐出バルブ52での計量が行なわれ(2−33)、グリスポンプ51aが停止させられて(2−34)、次に備える。
【0043】
この場合、注入ノズル体30が離間位置Rbに後退しなかったり、捕捉体26が捕捉解除位置Hbに移動させられなかった場合には、異常検出するようにしているが、図8に示すように、万一、それでも、注入ノズル体30が注入位置Raに位置したまま、あるいは、捕捉体26が捕捉位置Haに位置したまま、移動することがあっても、強制移動機構60の台形状の板が、捕捉位置Haにある左右の捕捉体26及び注入位置Raにある左右の注入ノズル体30の間に相対的に入り込んで捕捉体26及び注入ノズル体30を強制的に開くので、安全が確保される(2−25)。
【0044】
そして、制御部70は、1サイクル判断手段77が、カウント手段73のカウント値に基づいて上記1サイクル周回数記憶手段75に記憶された1サイクルの周回数になったか否かを判断しており(3−1)、1サイクルにならないときは、実行手段74が、カウント手段73のカウント値に基づいて所定個数間隔毎に選択して潤滑油の注入を行なわせるとともに特定のローラ2が一周して検知手段72が特定のローラ2を再び検知したとき最初に潤滑油を注入するローラ2を一個ずらして潤滑油の注入を行なわせる。
【0045】
1サイクル判断手段77が、カウント手段73のカウント値に基づいて上記1サイクル周回数記憶手段75に記憶された1サイクルの周回数になったと判断したときは(3−1Y)、実行制御手段78が、休止期間データを読み込み(3−2)、休止期間設定手段76に設定された休止期間中は実行手段74の機能を停止させる(3−3,3−4N)。
また、実行制御手段78が、休止期間設定手段76の設定休止期間が終了したと判断すれば(3−4Y)、再び、上記と同様の制御を行なう(3−4Y)。
このようにして、グリスの注入を行なう。
【0046】
尚、上記実施の形態では、移動体循環装置として移動体としてのローラ2を備えたトロリーコンベアTに本発明を適用したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、種々の循環する移動体を備えた装置であればどのような装置に適用して良いことは勿論である。尚また、潤滑油としては、上述したグリスに限らずオイルであっても良い。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の移動体循環装置用潤滑装置によれば、多数の移動体を移動体が一周する毎に選択してこの選択した移動体に潤滑油の注入を行なわせるので、移動体が一周する毎に選択する移動体を変えれば、移動体が複数周回する間に全ての移動体に潤滑油を注入することができるようになる。そのため、移動体と移動体との間隔が狭くても、対応できるようになり、装置の汎用性を向上させることができる。
【0048】
そして、本発明の移動体循環装置用潤滑装置によれば、多数の移動体を該移動体が一周する毎に所定個数間隔毎に選択するとともに移動体が一周する毎に最初に潤滑油を注入する移動体を一個ずらして選択してこの選択した移動体に潤滑油の注入を行なわせるので、移動体が複数周回する間に全ての移動体に潤滑油を注入することができるようになる。そのため、移動体と移動体との間隔が狭くても、対応できるようになり、装置の汎用性が向上させられる。
【0049】
また、制御部を、潤滑エリアに至る移動体を検知する検知手段を備え、検知手段が1つの特定の移動体を検知したとき特定の移動体を基準にして検知手段が検知する移動体の数をカウントし、このカウント値に基づいて所定個数間隔毎に選択して潤滑油の注入を行なわせるとともに特定の移動体が一周して検知手段がこの特定の移動体を再び検知したとき最初に潤滑油を注入する移動体を一個ずらして潤滑油の注入を行なわせる場合には、検知手段により移動体を検知してこれをカウントすることにより、移動体を一個ずらすので、移動体が複数周回する間に全ての移動体に確実に潤滑油を注入することができるようになる。
【0050】
更に、制御部において、1サイクルごとの休止期間を設定する場合には、適正な量の潤滑油を供給することができる。
更にまた、制御部において、カウント手段がカウントした移動体の全数と所定個数設定手段に設定された所定個数とから全移動体に潤滑油の注入が終わる1サイクルの周回数を算出する周回数算出手段を備えた場合には、自動的に1サイクルの周回数を算出するので、逐一人が計算して、周回数を設定しなくても良く、それだけ、操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る移動体循環装置用潤滑装置を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る移動体循環装置用潤滑装置の捕捉機構の取付状態を示す横断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る移動体循環装置用潤滑装置の注入ノズル体の取付状態を示す横断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る移動体循環装置用潤滑装置の捕捉機構及び注入ノズル体の取付け状態を示す平断面図である。
【図5】本発明の実施形態に係る移動体循環装置用潤滑装置の注入ノズル体の構成を示す断面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る移動体循環装置用潤滑装置の捕捉機構及び注入ノズル体の取付け状態を示す要部平面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る移動体循環装置用潤滑装置を示す要部側面図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る移動体循環装置用潤滑装置の強制移動機構を示す要部平面図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る移動体循環装置用潤滑装置の潤滑油供給部を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態に係る移動体循環装置用潤滑装置の制御部の構成を示す機能ブロック図である。
【図11】本発明の実施の形態に係る移動体循環装置用潤滑装置の動作順を示すフローチャートである。
【図12】本発明の実施の形態に係る移動体循環装置用潤滑装置の動作順を示すフローチャートである。
【図13】本発明の実施の形態に係る移動体循環装置用潤滑装置の動作順を示すフローチャートである。
【図14】本発明の実施の形態に係る潤滑装置が適用される移動体循環装置の一例を示す図である。
【図15】従来の移動体循環装置用潤滑装置の一例を示す横断面図である。
【符号の説明】
S 潤滑装置
T トロリーコンベア(移動体循環装置)
1 軌道レール
2 ローラ
3 軸受部
4 ハンガ
5 リンク
6 ニップル(注入口)
20 走行レール
21 脚体
22 走行体
23 走行体駆動機構
25 捕捉機構
Ha 捕捉位置
Hb 捕捉解除位置
26 捕捉体
27 捕捉体駆動機構
30 注入ノズル体
31 胴部
32 先端係合部
33 ノズル本体
34 外筒
35 胴部付勢手段
36 当接片
37 フランジ
38 先端係合部付勢手段
40 付勢体
41 プランジャ
42 当接部材
43 コイルスプリング
45 ノズル駆動機構
Ra 注入位置
Rb 離間位置
50 潤滑油供給部
51 グリスタンク
51a グリスポンプ
52 吐出バルブ
53 台板
54 インレットチェックバルブ
55 計量シリンダ
56 アクチュエータ
57 電磁切換弁
58 戻し管路
60 強制移動機構
61 ガイド板
70 制御部
71 所定個数設定手段
72 検知手段
73 カウント手段
74 実行手段
75 1サイクル周回数記憶手段
76 休止期間設定手段
77 1サイクル判断手段
78 実行制御手段
79 周回数算出手段

Claims (5)

  1. ループ状の軌道を循環して移動し潤滑油が注入される多数の移動体を備えた移動体循環装置の当該移動体を上記軌道の途中の潤滑エリアで捕捉して潤滑油を注入する移動体循環装置用潤滑装置において、
    上記多数の移動体を該移動体が一周する毎に選択して該選択した移動体に潤滑油の注入を行なわせる制御部を備えたことを特徴とする移動体循環装置用潤滑装置。
  2. ループ状の軌道を循環して移動し潤滑油が注入される多数の移動体を備えた移動体循環装置の当該移動体を上記軌道の途中の潤滑エリアで捕捉して潤滑油を注入する移動体循環装置用潤滑装置において、
    上記多数の移動体を該移動体が一周する毎に所定個数間隔毎に選択するとともに該移動体が一周する毎に最初に潤滑油を注入する移動体を一個ずらして選択して該選択した移動体に潤滑油の注入を行なわせる制御部を備えたことを特徴とする移動体循環装置用潤滑装置。
  3. 上記制御部を、潤滑油を注入すべき移動体を所定個数飛ばして所定個数間隔毎に選択する当該所定個数を設定する所定個数設定手段と、潤滑エリアに至る移動体を検知する検知手段と、該検知手段が1つの特定の移動体を検知したとき該特定の移動体を基準にして該検知手段が検知する移動体の数をカウントするカウント手段と、該カウント手段のカウント値に基づいて所定個数間隔毎に選択して潤滑油の注入を行なわせるとともに上記特定の移動体が一周して上記検知手段が該特定の移動体を再び検知したとき最初に潤滑油を注入する移動体を一個ずらして潤滑油の注入を行なわせる実行手段とを備えて構成したことを特徴とする請求項2記載の移動体循環装置用潤滑装置。
  4. 上記制御部を、全移動体に潤滑油の注入が終わる1サイクルの周回数を記憶する1サイクル周回数記憶手段と、1サイクルごとの休止期間を設定する休止期間設定手段と、上記カウント手段のカウント値に基づいて上記1サイクル周回数記憶手段に記憶した1サイクルの周回数になったか否かを判断する1サイクル判断手段と、1サイクル判断手段が1サイクルと判断したとき上記休止期間設定手段に設定された休止期間中上記実行手段の機能を停止させ上記休止期間設定手段の設定休止期間が終了したとき上記実行手段を機能させる実行制御手段とを備えて構成したことを特徴とする請求項3記載の移動体循環装置用潤滑装置。
  5. 上記制御部を、上記カウント手段がカウントした移動体の全数と上記所定個数設定手段に設定された所定個数とから全移動体に潤滑油の注入が終わる1サイクルの周回数を算出する周回数算出手段を備えて構成したことを特徴とする請求項4記載の移動体循環装置用潤滑装置。
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