JP2004059470A

JP2004059470A - Hair tonic

Info

Publication number: JP2004059470A
Application number: JP2002217679A
Authority: JP
Inventors: Kenichi Sugimoto; 杉本　憲一; Kazuto Hamada; 濱田　和人; Junichi Matsui; 松井　順一
Original assignee: Kanebo Ltd
Current assignee: Kanebo Ltd
Priority date: 2002-07-26
Filing date: 2002-07-26
Publication date: 2004-02-26
Anticipated expiration: 2022-07-26
Also published as: JP3808412B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a hair tonic which has excellent hair-restoring, hair-growing and hair falling-preventing effects, has excellent solubility in ethanol, water-containing ethanol, and the like, and gives an excellent sense of use. <P>SOLUTION: This hair tonic is characterized by containing a farnesylacetic acid derivative represented by one of the general formulas (1) to (4) [(m) is an integer of 1 to 5; (n) is an integer of 1 to 5; (p) is an integer of 1 to 5; R is H or a 1 to 3C linear saturated or unsaturated hydrocarbon group]. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、養毛料に関し、更に詳しくは、育毛、養毛、脱毛予防効果に優れ、エタノール、含水エタノール等に対する溶解性及び使用感に優れた養毛料に関する。本発明の養毛料は、具体的には、医薬品、医薬部外品又は化粧品の分野において利用される。
【０００２】
【従来の技術】
一般的に、脱毛症は血行の不全、毛母細胞活性の低下や性ホルモンのアンバランス等の様々な要因が複雑に絡み合って生じていると考えられている。特に現代社会は高齢化社会、ストレス社会と言われるように、様々な原因によって脱毛の危機にさらされる機会が多くなっている。しかし、脱毛の発生機作やメカニズムが未だ十分に解明されていないのが現状である。従来の養毛料には養毛、育毛効果が期待される薬効成分として、例えば、トウガラシチンキ、センブリエキス、朝鮮ニンジンエキス、ニコチン酸誘導体等の頭皮の血行促進物質、セファランチン等の皮膚機能亢進物質、アセチルコリン誘導体等の血管拡張剤、エストラジオール等の女性ホルモン剤、パントテン酸誘導体等のメラニン合成触媒剤、サリチル酸、レゾルシン等の角質溶解剤、グリチルレチン酸、シコンエキス等の抗炎症剤が配合され、脱毛の予防や治療に用いられている。しかしながら、これらの薬剤は、場合によっては皮膚刺激を引き起こしたりするため、配合量に制限があったり、十分な育毛、脱毛防止、ふけ防止等の効果が発現する効果が充分でなく、その為、より効果的な養毛料が強く要望されている。
【０００３】
本発明者等は、養毛料に配合して有効な効果を示す物質として、特開２００１−１９２３２２号公報に開示されているファルネシル酢酸ゲラニオール（ゲファルナート）を見出した。本物質は、ファルネシル酢酸（５，９，１３−ｔｒｉｍｅｔｈｙｌ−４，８，１２−ｔｅｔｒａｄｅｃａｔｒｉｅｎｏｉｃ　ａｃｉｄ）とゲラニオール（３，７−ｄｉｍｅｔｈｙｌ−２，６−ｏｃｔａｄｉｅｎｏｌ）のエステルであり、淡黄色〜黄色の澄明油状物質である。従来、医療用製剤原料として用いられており、胃潰瘍、十二指腸潰瘍に効果があり、粘液中のヘキソサミン量を増加させ粘膜抵抗性を増強すると共にその修復を促進し、粘膜の血流量を増加させる等の効果があることが知られている物質である。
【０００４】
しかしながら、上記ファルネシル酢酸ゲラニオールはエタノールや含水エタノールに溶解せず、また油性感が強いためにべたつきなどの使用感触に問題を有しており、製剤化に当たっては特段の工夫を要し、改良の余地があった。養毛・育毛を目的とした養毛料においては、透明液状の製品が一般的であり、また、透明液状であることは有効成分の経皮吸収性を高めるためにも必要である。しかし、使用する有効成分の化学構造によりエタノールや含水エタノール等の溶剤に溶解せず、白濁或いは沈殿を生じる場合は、透明液状とならないため育毛効果の低下や経皮透過性の低下が懸念される。従って、養毛料に使用される有効成分は、育毛、養毛効果はもちろんのこと、エタノール、含水エタノール等に対する溶解性、更に使用感のいずれにも優れていることが望まれている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的とするところは、育毛、養毛、脱毛予防効果に優れ、エタノール、含水エタノール等の溶媒に対する溶解性に優れている上、使用感も良好な養毛料を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、上記目的を達成するために、鋭意研究を重ねた結果、ファルネシル酢酸と多価アルコールより合成されるファルネシル酢酸誘導体が、育毛、養毛、脱毛予防効果に優れ、エタノール、含水エタノール等の溶媒に対する溶解性に優れている上、使用感も良好であることを見出して本発明を完成するに至った。
【０００７】
即ち、本発明は、下記一般式（１）〜（４）いずれかで表されるファルネシル酢酸誘導体から選ばれる少なくとも一種以上を含有することを特徴とする養毛料である。
【０００８】
【化５】

（但し、式中ｍは１〜５の整数を示す）
【０００９】
【化６】

（但し、式中ｎは１〜５の整数を示す）
【００１０】
【化７】

（但し、式中ｐは１〜５の整数を示す）
【００１１】
【化８】

（但し、式中Ｒは水素又は炭素数１〜３の直鎖の飽和又は不飽和炭化水素基を示す）
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について詳述する。
【００１３】
本発明に用いる上記一般式（１）〜（４）いずれかで表わされるファルネシル酢酸誘導体は、ファルネシル酢酸（５，９，１３−ｔｒｉｍｅｔｈｙｌ−４，８，１２−ｔｅｔｒａｄｅｃａｔｒｉｅｎｏｉｃ　ａｃｉｄ）と多価アルコールとのエステル化合物である。ファルネシル酢酸をエステル誘導体化する多価アルコールとしては、エチレングリコール及びエチレングリコールの脱水縮合物であるジエチレングリコール，トリエチレングリコール，ポリエチレングリコール、プロピレングリコール及びプロピレングリコールの脱水縮合物であるジプロピレングリコール，ポリプロピレングリコール、グリセリン及びグリセリンの脱水縮合物であるジグリセリン，ポリグリセリン、３−メチル−１，３−ブタンジオール、イソプレングリコール、１，３−ブチレングリコール等が挙げられる。
【００１４】
上記一般式（１）中、ｍで示される整数は１〜５であり、上記一般式（２）中、ｎで示される整数は１〜５であり、上記一般式（３）中、ｐで示される整数は１〜５であり、上記一般式（４）中、Ｒは水素又は炭素数１〜３の直鎖の飽和又は不飽和炭化水素基である。また、養毛効果の点からｍ、ｎ及びｐは１〜２がより好ましい。ｍ、ｎ、ｐが１未満の場合、皮膚刺激性を生じる場合があり好ましくなく、またｍ、ｎ、ｐが５を超えると分子量が大きくなり、経皮浸透性が劣るために養毛効果が見られず、好ましくない。また、これらのファルネシル酢酸誘導体は公知のエステル化の方法でファルネシル酢酸と各種多価アルコールから容易に合成することができるし、また、通常市販されているものをそのまま、或いは蒸留等によって精製した後に使用することも可能である。
【００１５】
これらのファルネシル酢酸誘導体は、それぞれ単独で用いることができるし、また２種以上組み合わせて用いることができる。また、これらのファルネシル酢酸誘導体の養毛料への配合量は、好ましくは、０．０１〜１０．０質量％（以下、％とする）であり、更に好ましくは０．０５〜５．０％である。ファルネシル酢酸誘導体の配合量が０．０１％未満では本発明の目的とする効果が十分に得られない場合があり、配合量が１０．０％を越えても、その増加分に見合った効果の向上は望めない場合があり、また使用時の感触が悪くなり易く、製剤化上支障をきたす傾向が顕著となり好ましくない。
【００１６】
また、本発明においては、更に血流促進剤を配合し、ファルネシル酢酸誘導体と血流促進剤とを併用することによって、より発毛促進効果を増大させることができる。血流促進剤は、それを皮膚上に塗布すると、血流が促進され、かつ外用剤の配合成分として安全性上問題がない限り、特に限定されるものではなく、その作用機序も問われるべきものではない。具体的には、ニコチン酸ベンジル，ニコチン酸トコフェロール，ニコチン酸β−ブトキシエチル，ニコチン酸アミド等のニコチン酸誘導体、ミノキシジル並びにその誘導体及びその類縁体、セファランチン、ビタミンＥ及びその誘導体、γ−オリザノール、アルコキシカルボニルピリジンＮ−オキシド、塩化カプロニウム、アセチルコリン及びその誘導体、末梢血行障害治療薬（プロスタグランジン、カルバシクリン、パパベリン、シクランデレート、シンナリジン、ナイリドリン、カリクレイン）、カルシウム拮抗剤、ホスホジエステラーゼ阻害剤、亜硝酸化合物、アデノシン作用増強性血管拡張薬、ヒドラジン等の従来から血流促進剤として使用されているものを適宜選択することができる。また、これらの血流促進剤を単独で本発明の養毛料に配合することも可能であるが、２種以上を組み合わせて配合することも可能である。本発明の養毛料においては、上記の血流促進剤は、養毛料全体に対して０．００１〜５．０％の範囲で配合されるのが好ましく、同０．０１〜２．０％の範囲で配合されるのが特に好ましい。血流促進剤の配合量が養毛料全体に対して５．０％を超えると、皮膚刺激等が伴う等、安全性の側面から問題が生じる恐れがあり好ましくない。
【００１７】
本発明の養毛料は、種々の形態で用いることができ、例えば、ヘアートニック、ヘアーローション、ヘアークリーム、シャンプー、リンス、ヘアーフォーム、ヘアージェル、エアゾール等の直接頭皮に塗布する剤形に配合し、常法に従い製造することができる。
【００１８】
また、本発明の養毛料には、前記の各成分に加えて必要に応じて、かつ本発明の効果を損なわない範囲において、化粧品、医薬部外品、医薬品等において一般的に用いられる各種の成分、例えば、油分、保湿剤、増粘剤、色素、香料、殺菌剤、防腐剤、紫外線吸収剤、溶剤、水、角質溶解剤、抗炎症剤、抗アンドロゲン剤、養毛剤、抗酸化剤、清涼剤、生薬抽出物やビタミン類等を適宜配合することができる。
【００１９】
【実施例】
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、これらの実施例により本発明の技術範囲が限定されるものではない。尚、実施例に記載の発毛促進効果試験、溶解性及び使用感触に関する試験法を下記に示す。
【００２０】
（１）発毛促進効果試験
Ｃ３Ｈマウス（８週齢、オス、平均重量３５ｇ）の背部皮膚（２ｃｍ×４ｃｍ）を電気バリカン及びシェーバーで刈り、翌日より実施例及び比較例の各試料を被験部皮膚に朝夕２回、一匹当り０．２ｍＬを二週間連用塗布した。一試料に対して動物一群１０匹使用した。塗布開始２２日目に各試料の被験部皮膚をビデオカメラに撮影し、画像解析装置にて毛刈り部及び発毛部の面積を測定した。養毛効果の判定は、下記に示す発毛率（％）を算出し、実施例または比較例の各群の発毛率平均値を求めて比較を行った。
発毛率（％）＝（発毛部の面積）／（毛刈り部の面積）×１００
【００２１】
（２）溶解性
被試験試料約５０ｇを透明ガラス瓶に入れ、２５℃および５℃の恒温槽に１週間保存後、透明性、白濁及び分離の有無を下記基準で目視判定した。
（判定基準）
○：透明
△：わずかな白濁
×：白濁または分離
【００２２】
（３）使用感触
被試験者１０名を用いて、被験試料５ｇを頭部に塗布してもらい、べたつき感の有無について下記基準で評価した。
（判定基準）
○：べたつくと答えた人が３名未満
△：べたつくと答えた人が３名以上５名未満
×：べたつくと答えた人が５名以上
【００２３】
実施例１〜５、比較例１〜４
表１に示す処方の養毛料を常法に従って作成し、発毛促進効果、溶解性、使用感触について評価を行った。その結果を併せて表１に示す。
【００２４】
【表１】

【００２５】
表１から明らかなように、本発明の養毛料は、発毛促進効果、溶解性および使用感触いずれの評価においても優れていた。
【００２６】

【００２７】
（製法）
（１）に、（２）〜（７）を溶解し、次いで（８）〜（９）を溶解させたものを添加し、攪拌することにより、透明液状のトニックを得た。
【００２８】

【００２９】
（製法）
（１）に（２）〜（６）、（９）、（１０）及び（１１）を溶解させた。次いで（１２）に（７）〜（８）を溶解させたものと混合攪拌し、透明液状の養毛ローションを得た。
【００３０】

【００３１】
（製法）
原液処方の各成分を混合溶解させて原液を調製し、これを缶に充填し、バルブ装着後、液化石油ガスを充填してエアゾール養毛料を調製した。
【００３２】

【００３３】
（製法）
Ａ相及びＢ相をそれぞれ７０℃で加熱溶解し、混合してホモミキサー処理し、ゲルを調製した。このゲルにＤ相を徐々に添加してホモミキサーで分散させた。次に、このゲル分散物に予め溶解させたＣ相を添加し、さらに予め溶解させたＥ相を添加してホモミキサーで乳化し乳液型の養毛料を製造した。
【００３４】
尚、上記の実施例において用いた香料は下記のものである。
【００３５】
【表２】

【００３６】
【発明の効果】
以上記載の如く、本発明が顕著な毛成長促進効果を示し、育毛効果及び脱毛予防効果に優れ、溶解性及び使用感触に優れた養毛料を提供することは明らかである。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a hair restorer, and more particularly, to a hair restorer which has an excellent hair-growth, hair-growth, and hair loss-preventing effect, and is excellent in solubility in ethanol, aqueous ethanol, and the like, and in use. The hair restorer of the present invention is specifically used in the fields of pharmaceuticals, quasi-drugs, and cosmetics.
[0002]
[Prior art]
In general, alopecia is considered to be caused by various factors such as insufficiency of blood circulation, decreased hair matrix activity, and imbalance of sex hormones. Particularly in modern society, there are many opportunities to be exposed to hair loss due to various causes, such as an aging society and a stressed society. However, at present, the mechanism and mechanism of hair loss has not been sufficiently elucidated. Conventional hair restorer hair growth, as a medicinal ingredient expected hair growth effect, for example, pepper tincture, assembly extract, Korean ginseng extract, scalp blood circulation promoting substances such as nicotinic acid derivatives, skin function enhancing substances such as cepharanthin, Contains vasodilators such as acetylcholine derivatives, female hormones such as estradiol, melanin synthesis catalysts such as pantothenic acid derivatives, keratolytic agents such as salicylic acid and resorcin, anti-inflammatory agents such as glycyrrhetinic acid and sicon extract to prevent hair loss. And is used for treatment. However, these drugs may cause skin irritation, depending on the case, there is a limitation on the amount of compounding, sufficient hair growth, hair loss prevention, effects such as anti-dandruff are not sufficiently effective, There is a strong demand for more effective hair restorations.
[0003]
The present inventors have found geraniol farnesyl acetate (gefarnate) disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-192322 as a substance which shows an effective effect when incorporated into a hair restoration. This substance is an ester of farnesyl acetic acid (5,9,13-trimethyl-4,8,12-tetradecatrienoic acid) and geraniol (3,7-dimethyl-2,6-octadienol), and is a pale yellow to yellow clear liquid. It is an oily substance. Conventionally, it is used as a raw material for medical preparations, is effective for gastric ulcer and duodenal ulcer, increases the amount of hexosamine in mucus, enhances mucosal resistance, promotes its repair, and increases blood flow of mucous membrane, etc. It is a substance that is known to be effective.
[0004]
However, the above geraniol farnesyl acetate does not dissolve in ethanol or hydrous ethanol, and has a problem in use feeling such as stickiness due to a strong oily feeling, so that special preparation is required for formulation, and there is room for improvement. was there. In hair restorations for the purpose of hair growth and hair growth, transparent liquid products are generally used, and transparent liquids are also necessary to enhance the transdermal absorbability of the active ingredient. However, depending on the chemical structure of the active ingredient used, if it does not dissolve in a solvent such as ethanol or hydrated ethanol and causes cloudiness or precipitation, it does not become a transparent liquid, so there is a concern that the hair growth effect is reduced and the transdermal permeability is reduced. . Therefore, it is desired that the active ingredient used in the hair restorer is excellent in not only the hair restoring and hair restoring effects but also the solubility in ethanol, ethanol containing water and the like, and further, the feeling of use.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
It is an object of the present invention to provide a hair restorer which is excellent in hair growth, hair growth and hair loss prevention effects, has excellent solubility in solvents such as ethanol and aqueous ethanol, and has a good feeling in use.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present inventors have conducted intensive studies in order to achieve the above object, and as a result, farnesyl acetic acid derivatives synthesized from farnesyl acetic acid and polyhydric alcohols are excellent in hair growth, hair growth, hair loss preventing effects, ethanol, water-containing. The inventors have found that they have excellent solubility in a solvent such as ethanol and also have a good feeling in use, and have completed the present invention.
[0007]
That is, the present invention is a hair restoration characterized by containing at least one or more selected from farnesyl acetic acid derivatives represented by any of the following general formulas (1) to (4).
[0008]
Embedded image

(Where m represents an integer of 1 to 5)
[0009]
Embedded image

(Where n represents an integer of 1 to 5)
[0010]
Embedded image

(Where p represents an integer of 1 to 5)
[0011]
Embedded image

(Wherein, R represents hydrogen or a straight-chain saturated or unsaturated hydrocarbon group having 1 to 3 carbon atoms)
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail.
[0013]
The farnesyl acetic acid derivative represented by any of the above general formulas (1) to (4) used in the present invention is a mixture of farnesyl acetic acid (5,9,13-trimethyl-4,8,12-tetradecatrienoic acid) and a polyhydric alcohol. It is an ester compound. Examples of the polyhydric alcohol for derivatizing farnesyl acetic acid as an ester include diethylene glycol, triethylene glycol, which is a dehydrated condensate of ethylene glycol, dipropylene glycol, which is a dehydrated condensate of propylene glycol and propylene glycol, and polypropylene glycol. , Glycerin and diglycerin which is a dehydration condensate of glycerin, polyglycerin, 3-methyl-1,3-butanediol, isoprene glycol, 1,3-butylene glycol and the like.
[0014]
In the general formula (1), the integer represented by m is 1 to 5, in the general formula (2), the integer represented by n is 1 to 5, and in the general formula (3), p is The integers shown are 1 to 5, and in the above general formula (4), R is hydrogen or a linear saturated or unsaturated hydrocarbon group having 1 to 3 carbon atoms. In addition, from the viewpoint of the hair growth effect, m, n and p are more preferably 1 to 2. When m, n, and p are less than 1, skin irritation may occur, which is not preferable. When m, n, and p are more than 5, the molecular weight increases and the percutaneous permeability is inferior, so that the hair growth effect is reduced. Not seen, not preferred. Further, these farnesyl acetic acid derivatives can be easily synthesized from farnesyl acetic acid and various polyhydric alcohols by a known esterification method. It is also possible to use.
[0015]
These farnesyl acetic acid derivatives can be used alone or in combination of two or more. Further, the compounding amount of these farnesyl acetic acid derivatives in the hair growth agent is preferably 0.01 to 10.0% by mass (hereinafter, referred to as%), and more preferably 0.05 to 5.0%. is there. If the blending amount of the farnesyl acetic acid derivative is less than 0.01%, the intended effect of the present invention may not be sufficiently obtained, and even if the blending amount exceeds 10.0%, the effect corresponding to the increase may not be obtained. In some cases, improvement cannot be expected, and the feeling during use is liable to deteriorate, and the tendency to hinder preparation is notable, which is not preferable.
[0016]
Further, in the present invention, the hair growth promoting effect can be further increased by further blending a blood flow promoter and using the farnesyl acetic acid derivative together with the blood flow promoter. The blood flow enhancer is not particularly limited as long as the blood flow enhancer is applied on the skin, as long as the blood flow is promoted and there is no safety problem as a component of the external preparation, and its mechanism of action is also questioned. It should not be. Specifically, nicotinic acid derivatives such as benzyl nicotinate, tocopherol nicotinate, β-butoxyethyl nicotinate, nicotinamide, minoxidil and its derivatives and analogs, cepharanthin, vitamin E and its derivatives, γ-oryzanol, Alkoxycarbonylpyridine N-oxide, capronium chloride, acetylcholine and derivatives thereof, therapeutic agents for peripheral blood circulation disorders (prostaglandins, carbcycline, papaverine, cyclandulate, cinnarizine, nylidrin, kallikrein), calcium antagonists, phosphodiesterase inhibitors, nitrite Compounds, adenosine action-enhancing vasodilators, hydrazine and the like which have been conventionally used as a blood flow promoting agent can be appropriately selected. In addition, these blood flow promoters can be used alone in the hair restorer of the present invention, but can also be used in combination of two or more. In the hair restorer of the present invention, the blood flow enhancer is preferably blended in a range of 0.001 to 5.0% based on the entire hair restorer, and 0.01 to 2.0% of the same. It is particularly preferred to be blended in the range. If the amount of the blood flow enhancer exceeds 5.0% based on the total amount of the hair growth agent, problems such as skin irritation may occur from the safety aspect, which is not preferable.
[0017]
The hair restorer of the present invention can be used in various forms.For example, it is incorporated into a dosage form directly applied to the scalp such as hair tonic, hair lotion, hair cream, shampoo, rinse, hair foam, hair gel, aerosol and the like. It can be manufactured according to a conventional method.
[0018]
In addition, the hair restorer of the present invention includes various components generally used in cosmetics, quasi-drugs, pharmaceuticals, and the like, as needed, in addition to the above-described components, and within a range that does not impair the effects of the present invention. Ingredients, for example, oils, humectants, thickeners, pigments, fragrances, bactericides, preservatives, ultraviolet absorbers, solvents, water, keratolytics, anti-inflammatory agents, anti-androgens, hair restorers, antioxidants, cool Agents, crude drug extracts, vitamins, and the like can be appropriately blended.
[0019]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described specifically with reference to Examples, but the technical scope of the present invention is not limited by these Examples. The hair growth promoting effect test and the test methods for solubility and feel in use described in the examples are shown below.
[0020]
(1) Hair growth promotion effect test The back skin (2 cm × 4 cm) of a C3H mouse (8 weeks old, male, average weight 35 g) was cut with an electric clipper and a shaver, and from the next day, each sample of Examples and Comparative Examples was tested. The skin was applied twice a morning and evening twice at 0.2 mL per animal for two weeks. A group of 10 animals was used for one sample. On the 22nd day from the start of application, the skin of the test portion of each sample was photographed with a video camera, and the areas of the shaved portion and the hair growth portion were measured by an image analyzer. The hair growth effect was determined by calculating the hair growth rate (%) shown below, and calculating the average value of the hair growth rate of each group in the examples or comparative examples.
Hair growth rate (%) = (Area of hair growth part) / (Area of shaved part) × 100
[0021]
(2) Solubility About 50 g of the sample to be tested was placed in a transparent glass bottle and stored in a thermostat at 25 ° C. and 5 ° C. for one week, and then the transparency, turbidity and the presence or absence of separation were visually determined according to the following criteria.
(Judgment criteria)
：: Transparent わずか: Slightly cloudy X: Cloudy or separated
(3) Feeling of Use Using 10 test subjects, 5 g of a test sample was applied to the head, and the presence or absence of stickiness was evaluated according to the following criteria.
(Judgment criteria)
：: Less than 3 people answered that they were sticky △: 3 or more and less than 5 people who answered that they were sticky X: 5 or more people who answered that they were sticky [0023]
Examples 1 to 5, Comparative Examples 1 to 4
Hair nourishing materials having the formulations shown in Table 1 were prepared according to a conventional method, and evaluated for hair growth promoting effect, solubility, and feel upon use. Table 1 also shows the results.
[0024]
[Table 1]

[0025]
As is clear from Table 1, the hair restorer of the present invention was excellent in any of the evaluation of the hair growth promoting effect, the solubility, and the feel upon use.
[0026]

[0027]
(Production method)
To (1), (2) to (7) were dissolved, and then (8) to (9) were added, followed by stirring to obtain a transparent liquid tonic.
[0028]

[0029]
(Production method)
(2) to (6), (9), (10) and (11) were dissolved in (1). Next, the mixture obtained by dissolving (7) and (8) in (12) was mixed and stirred to obtain a transparent liquid hair growth lotion.
[0030]

[0031]
(Production method)
Each component of the stock solution formulation was mixed and dissolved to prepare a stock solution, which was filled in a can, fitted with a valve, and then filled with liquefied petroleum gas to prepare an aerosol hair restorer.
[0032]

[0033]
(Production method)
The phase A and the phase B were each dissolved by heating at 70 ° C., mixed, and treated with a homomixer to prepare a gel. Phase D was gradually added to the gel and dispersed with a homomixer. Next, the C phase previously dissolved in the gel dispersion was added, and the E phase previously dissolved was further added and emulsified with a homomixer to produce an emulsion-type hair restoration.
[0034]
The following fragrances were used in the above examples.
[0035]
[Table 2]

[0036]
【The invention's effect】
As described above, it is clear that the present invention provides a hair growth preparation that exhibits a remarkable hair growth promoting effect, is excellent in hair growth effect and hair loss preventing effect, and is excellent in solubility and use feeling.

Claims

A hair restorer comprising at least one selected from farnesyl acetic acid derivatives represented by any of the following general formulas (1) to (4).

(Where m represents an integer of 1 to 5)

(Where n represents an integer of 1 to 5)

(Where p represents an integer of 1 to 5)

(Wherein, R represents hydrogen or a straight-chain saturated or unsaturated hydrocarbon group having 1 to 3 carbon atoms)