JP2004057932A - 巻取り式フイルタ装置、およびロール状濾材 - Google Patents
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Abstract
【課題】濾材の交換回数を大幅に削減することができ、メンテナンスにかかる手間を大幅に削減することがきる中高性能フィルタ用の濾材に最適であり、粗塵除去用の濾材にも適用を可能とする巻き取り式フィルタ装置、およびロール状濾材を提供すること。
【解決手段】繰出しロール103から巻き出された濾材102をプリーツ形状に折り込みながら前記繰出しロール103と巻取りロール104との間を移動させるプリーツ形成手段を備えたことを特徴とし、前記プリーツ形成手段が、繰出しロール103から巻き出された濾材102の空気流入側と空気流出側とにそれぞれ配されて前記繰出しロール103と巻取りロール104との間を回転移動する上下各一対のチェーン105a、105b、106a、106bと、繰出しロール103から巻き出された濾材102の空気流入側面と空気流出側面に交互に当接して挟み込む一対のコ字型バー 107a、107bとからなる。
【選択図】 図1
【解決手段】繰出しロール103から巻き出された濾材102をプリーツ形状に折り込みながら前記繰出しロール103と巻取りロール104との間を移動させるプリーツ形成手段を備えたことを特徴とし、前記プリーツ形成手段が、繰出しロール103から巻き出された濾材102の空気流入側と空気流出側とにそれぞれ配されて前記繰出しロール103と巻取りロール104との間を回転移動する上下各一対のチェーン105a、105b、106a、106bと、繰出しロール103から巻き出された濾材102の空気流入側面と空気流出側面に交互に当接して挟み込む一対のコ字型バー 107a、107bとからなる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、巻取り式フイルタ装置、およびロール状濾材に関する。詳細には比色法効率や計数法効率で評価される中高性能フィルタ用の濾材を用いたメンテナンスの負担が軽減された巻き取り式フィルタ装置、およびロール状濾材に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来、比色法効率や計数法効率で評価される中高性能フィルタ用の濾材を用いたフィルタ装置としては、濾材にジグザグ状のプリーツ形状にプリーツ加工を行って通風面積を増やし、これをフィルタ枠に装着したユニット型フィルタ、または濾材を袋状に加工して通風面積を増やし、これをフィルタ枠に装着したユニット型フィルタを装着するようにしたものが多用されていた。
【0003】
これらユニット型フィルタを装着するようにしたフィルタ装置は、定期的にまたは警報が発報された時、そのたび毎に作業者がフィルタ装置の設置場所に出向いて、ユニット型フィルタの交換を行っていた。
【0004】
特に、このような中高性能フィルタ用の濾材を用いたフィルタ装置の場合には、濾材が目詰まりし易く、ユニット型フィルタの交換を頻繁に行う必要があり、このため、例えば該フィルタ装置を山奥や僻地に設置した場合、ユニット型フィルタの交換などのメンテナンスには多くの手間と費用がかかっていた。
【0005】
一方、粗塵除去用濾材には、例えば図6に示すような巻取り式フイルタ装置が提案されている。このフィルタ装置1は、濾材2が平板状に巻回される繰出しロール3と、この繰出しロール3と所定の間隔をおいて配設されて前記繰出しロール3から巻き出された濾材2が平板状に巻取られる巻取りロール4とを有していて、前記繰出しロール3から巻き出された濾材2によって、繰出しロール3と巻取りロール4との間で空気中の塵埃の除去がなされるようになっている。
【0006】
そして、この巻き取り式フィルタ装置1にあっては、一定時間経過後または濾材2の圧力損失の増加に伴って、繰出しロール3から新たな濾材2が巻き出されると共に、使用済みの濾材2が巻取りロール4に巻き取られるようになっている。このため、ユニット型フィルタを用いたフィルタ装置に比べて濾材の交換回数を少なくすることができ、その分交換作業の手間は軽減される。
【0007】
ところが、この巻取り式フイルタ装置1の場合、繰出しロール3から巻き出された平板状の濾材2によって繰出しロール3と巻取りロール4との間で塵埃の除去が行われるようになっているため、該濾材2の通風面積は小さくなり、濾材2を中高性能フィルタ用とすると、濾材2の圧力損失が高くなり過ぎると共に塵埃保持量が低くなり過ぎて、実用に適さないという問題があった。
【0008】
また、図7に示すように、繰出しロール3から巻き出された濾材2を繰出しロール3と巻取りロール4との間で空気流入側と空気流出側とにジグザグ状に蛇行させることで通気面積を大きくし粗塵除去用に使用される巻き取り式フィルタ装置1も提案されている。しかし、このフィルタ装置1の場合も、濾材2を中高性能フィルタ用とすると、濾材2の通風面積は多少増加するものの、やはり濾材2の圧力損失が高くなり過ぎると共に塵埃保持量が低くなり過ぎて、実用に適さないという問題があった。
【0009】
また、このような課題に鑑みなされた巻き取り式フィルタ装置が特許第2670809号公報に提案された。この巻き取り式フィルタ装置11は、図8に示すように、濾材12がジグザク形状にプリーツ加工されていて、濾材12の通風面積は平板状のものに比べて飛躍的に大きく、この濾材12がプリーツ形状を保持したまま繰出しロール13と巻取りロール14との間を移動するようになっているので、塵埃による圧力損失の上昇も少なく除去効率も高くすることができる。
【0010】
ところが、この巻き取り式フィルタ装置11にあっては、濾材12がプリーツ形状を保持したまま繰出しロール3に巻回されると共に、巻取りロール4に巻き取られるようになっているため、濾材12の巻き長さを多く取ることができず、結果として濾材の交換回数を十分に減らすことができないという問題があった。
【0011】
また、特開平2−48012号公報には、図9〜図11に示すように繰出しロール23から巻き出された濾材22(図10参照)が、繰出しロール23と巻取りロール24との間の空気流路で多袋体に膨らむ形状(図11参照)に形成されていて、該濾材22の通風面積の増大を計った巻き取り式フィルタ装置も提案されている。
【0012】
しかし、この巻き取り式フィルタ装置21の場合、多袋体に膨らむ形状に形成された濾材22を折り畳んだ状態で繰出しロール23に巻回し、巻取りロール24では、再度折り畳んだ状態で巻き取っており、濾材22を折り畳むみ操作が必要であった。また、濾材22を折り畳んだ状態で繰出しロール23に巻回するので、繰出しロール23のロール径が大きくなり、巻き長さを多く取ることができないという問題があった。
【0013】
また、繰出しロール23に折り畳んだ状態で巻回された濾材22は、折り癖がついて固定し、空気流路での空気流が少ない場合には、多袋体に膨らまないこともあった。
【0014】
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、濾材の交換回数を大幅に削減することができ、メンテナンスにかかる手間を大幅に削減することがきる中高性能フィルタ用の濾材に最適であり、粗塵除去用の濾材にも適用を可能とする巻き取り式フィルタ装置、およびロール状濾材を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、濾材が平板状に巻回された繰出しロールと、この繰出しロールと所定の間隔をおいて配設されて前記繰出しロールから巻き出された濾材が平板状に巻取られる巻取りロールとを有する巻取り式フイルタ装置において、
前記繰出しロールから巻き出された濾材をプリーツ形状に折り込みながら前記繰出しロールと巻取りロールとの間を移動させるプリーツ形成手段を備えたことを特徴とする巻取り式フイルタ装置をその要旨とした。
【0016】
請求項2記載の発明は、濾材が、比色法による粒子捕集平均効率が20%以上であることを特徴とする巻取り式フイルタ装置をその要旨とした。
【0017】
請求項3記載の発明は、濾材が、プリーツ形成時の折り位置となる箇所に折り目を付けた折目付き濾材であることを特徴とする巻取り式フイルタ装置をその要旨とした。
【0018】
請求項4記載の発明は、プリーツ形成手段が、繰出しロールと巻取りロールとの間を移動する移動部材と、この移動部材に取り付けた前記繰出しロールから巻き出された濾材を所定の折り高さに折り込む折り込み部材とからなることを特徴とする巻取り式フイルタ装置をその要旨とした。
【0019】
請求項5記載の発明は、移動部材が、繰出しロールから巻き出された濾材の空気流入側と空気流出側とにそれぞれ配されて前記繰出しロールと巻取りロールとの間を回転移動する上下各一対のチェーンまたはベルトであり、折り込み部材が、繰出しロールから巻き出された濾材の空気流入側面と空気流出側面に交互に当接して挟み込む一対のコ字型バーであることを特徴とする巻き取り式フイルタ装置をその要旨とした。
【0020】
請求項6記載の発明は、移動部材が、繰出しロールから巻き出された濾材の空気流入側と空気流出側とにそれぞれ配されて前記繰出しロールと巻取りロールとの間を回転移動する上下各一対のチェーンまたはベルトであり、折り込み部材が、繰出しロールから巻き出された濾材の空気流入側面と空気流出側面に当接して挟み込む一対の板または穴あけ加工した板であることを特徴とする巻取り式フイルタ装置をその要旨とした。
【0021】
請求項7記載の発明は、プリーツ形成手段が、繰出しロールと巻取りロールとの間において、前記繰出しロールから巻き出された折目付き濾材の上端と下端とにそれぞれ配置した一対の濾材ガイドと、この濾材ガイドの繰出しロール側に設けた前記折目付き濾材を濾材ガイド内に押し込む押し込みロールと、前記濾材ガイドの巻取りロール側に設けた前記濾材ガイド内の折目付き濾材を引き出す引き出しロールとからなることを特徴とする巻取り式フイルタ装置をその要旨とした。
【0022】
請求項8記載の発明は、折目付き濾材に折りひだの間隔を保持するセパレータが取り付けられていることを特徴とする巻取り式フイルタ装置をその要旨とした。
【0023】
請求項9記載の発明は、プリーツ形成時の折り位置となる箇所に折り目を付けた折り目付き濾材を平板状に巻回したことを特徴とするロール状濾材をその要旨とした。
【0024】
請求項10記載の発明は、濾材が、比色法による粒子捕集平均効率が20%以上であることを特徴とするロール状濾材をその要旨とした。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の巻取り式フイルタ装置、並びにロール状濾材について、さらに詳しく説明する。まず、本発明の巻取り式フイルタ装置について説明する。 図1及び図2に示すように、本発明の巻取り式フイルタ装置100は、繰出しロール103と巻取りロール104とを有している。繰出しロール103には濾材102が平板状に巻回されており、この繰出しロール103と所定の間隔をおいて配された巻取りロール104に前記繰出しロール103から巻き出された濾材102が平板状に巻取られるようになっている。そして、これら繰出しロール103と巻取りロール104との間で前記繰出しロール103から巻き出された濾材102によって空気中の塵埃が除去されるようになっている。
【0026】
この巻き取り式フィルタ装置100にあっては、連続的にまたは、一定時間経過後または濾材102の圧力損失の増加に伴って間欠的に、繰出しロール103から新たな濾材102が巻き出されると共に、使用済みの濾材102が巻取りロール104に巻き取られるようになっている。このため、ユニット型フィルタを用いた従来のフィルタ装置に比べて濾材の交換回数を少なくすることができるようになっている。
【0027】
この巻取り式フイルタ装置に用いる濾材102には、例えば質量法によって評価される粗塵用濾材、比色法や計数法によって評価される中高性能用の濾材を好適に用いることができる。特には粒子捕集平均効率が20%以上の中高性能フィルタ用の濾材、好ましくは40%以上、より好ましくは60%以上の濾材が好適である。図1及び図2に示す形態では、濾材102として、中高性能用の濾材として標準的な580mm〜610mmの幅のものよりも数10mm大きめの寸法のものを用いた。
【0028】
このような濾材102としては、メルトブロー法による繊維からなる不織布や、メルトブロー法による繊維とステープル繊維とが混在した不織布からなるものが好ましい。尚、濾材は、強度補強を目的として、メルトブロー法による繊維からなる不織布にステープル繊維からなる不織布やネットを積層して二層構造とするなどを複合化されていても良い。
【0029】
本発明の巻取り式フイルタ装置100はプリーツ形成手段を備えていて、繰出しロール103から巻き出された濾材102は、プリーツ形状に折り込まれながら前記繰出しロールと巻取りロールとの間を移動するようになっている。
【0030】
プリーツ形成手段としては、繰出しロール103と巻取りロール104との間を移動する移動部材と、この移動部材に取り付けた前記繰出しロール103から巻き出された濾材102を所定の折り高さに折り込む折り込み部材とからなるものを挙げることができる。
【0031】
移動部材としては、例えば図1及び図2に示すように、繰出しロール103から巻き出された濾材102の空気流入側と空気流出側の上端と下端とにそれぞれ配されて前記繰出しロール103と巻取りロール104との間を駆動手段(図示しない)若しくは巻き取りロール104によって濾材102を引っ張る力によって回転移動する上下各一対のチェーン105a、105b、106a、106bを挙げることができる。尚、移動部材としては、チェーン105a、105b、106a、106bに代えて、繰出しロール103と巻取りロール104との間を駆動手段(図示しない)によって回転移動する上下各一対のベルトなどを用いることもできる。
【0032】
尚、移動部材は、濾材の幅が大きなものの場合には、濾材の上端と下端のほかに濾材の幅方向の中間位置に複数配することもできる。
【0033】
折り込み部材としては、図1及び図2に示すように、例えば繰出しロール103から巻き出された平板状の濾材102の空気流入側面と空気流出側面に交互に当接して挟み込む一対のコ字型バー107a、107b(例えば直径6mm〜4mmの鉄棒を折り曲げ加工したもの)を挙げることができる。
【0034】
コ字型バー107a、107bは、前記上下各一対のチェーン105a、105b、106a、106bに外方に向かって等間隔に多数取り付けられ、各チェーン105a、105b、106a、106bの回転移動に伴って、各チェーン105a、105b、106a、106bの内側で互いに噛み合わせ状態となるようになっている。
【0035】
そして、各コ字型バー107a、107bが、繰出しロール103側で繰出しロール103から順に巻き出される平板状の濾材102に交互に当接してこれを挟み込みながら移動し、繰出しロール103と巻取りロール104との間で濾材102をプリーツ形状に折り込むようになっている。
【0036】
濾材102は、繰出しロール103と巻取りロール104との間でプリーツ形状に折り込まれてその通風面積が拡大され、平板状に比べてより効率的な塵埃の捕集がなされるようになっている。
【0037】
一方、巻取りロール104側では、それまで繰出しロール103と巻取りロール104との間において噛み合わせ状態となっていた各コ字型バー107a、107bが、各チェーン105a、105b、106a、106bの回転移動に伴って外側に向かって開放されるので、各コ字型バー107a、107bによってプリーツ形状に折り込まれた濾材102は、巻取りロール104による巻き取り力(張力)によって平板状に戻されて巻取りロール104に巻き取られるようになっている。
【0038】
尚、図1及び図2に示す形態では、濾材102をプリーツ形状に折り込む折り込み部材としてコ字型バー107a、107bを用いたが、例えば繰出しロール103から巻き出された濾材102の空気流入側面と空気流出側面に当接して、これを挟み込む一対の板または穴あけ加工した板(例えば金属板や樹脂板など)など、通気性のある板状物を移動部材(チェーンやベルトなど)に取り付けて、濾材102の折り込みを行うようにしてもよい。
【0039】
尚、濾材102の折りひだの折り高さを変更する場合には、コ字型バー107a、107b(または板状物)のチェーンへの取り付け位置からコ字型バー107a、107bの折り曲げ部分(または板状物の先端位置)までの長さを適宜変更することで対応することができる。
【0040】
また、コ字型バー107a、107b(または板状物)のチェーンへの取り付け間隔や取り付け個数を適宜調節することで、濾材102の折りひだ相互の間隔を変更し、繰出しロール103と巻取りロール104との間におけるプリーツの数を調整することができる。
【0041】
また、図1及び図2に示す形態では、繰出しロール103と巻取りロール104との間において、濾材102の上端及び下端の位置にガイドレール108が設けられていて、これがプリーツが形成された濾材102の上端及び下端に摺動して、該濾材102の移動がスムーズに行われるようになっており、上流側の塵埃を含んだ空気が下流側にリークするのを防止するようになっている。このガイドレール108は、ステンレスの鏡面加工したものを用いたり、レール表面にフッ素樹脂加工やパッキング材を貼り付けたりして、レール表面の摩擦抵抗を小さくして、濾材102の移動がよりスムーズに行われるようにすることもできる。
【0042】
本発明の巻取り式フイルタ装置100にあっては、制御手段(図示しない)を備えており、この制御手段(図示しない)によって、連続的にまたは、一定時間経過後または濾材102の圧力損失の増加に伴って間欠的に、濾材102の巻き出し、巻き取り、及び移動部材の移動速度の制御がなされるようになっている。
【0043】
また、図1及び図2に示す形態では、濾材102として平板状のものを用いているが、例えば図3に示すように、プリーツ形成時の折り位置となる箇所に折り目102aを付けた折目付き濾材102を用いることもできる。
【0044】
図3に示す折目付き濾材102としては、一度折り加工を行って折り癖を付けた後、再び平板状に伸ばして折り目102aを付けたもの、ヒートシールなどによりプリーツ加工予定の箇所を予め折り曲げ易くして折り目102aを付けたものなどを挙げることができる。
【0045】
図4及び図5は、別のプリーツ形成手段を例示したものであり、このプリーツ形成手段では図3に示す折目付き濾材102を用いている。図4及び図5に示すプリーツ形成手段は、繰出しロール103と巻取りロール104との間において、前記繰出しロール103から巻き出された折目付き濾材102の上端と下端とにそれぞれ配置した一対の濾材ガイド110a、110bと、この濾材ガイド110a、110bの繰出しロール103側に設けた前記折目付き濾材102を濾材ガイド110a、110b内に押し込む一対の押し込みロール111と、前記濾材ガイド110a、110bの巻取りロール104側に設けた前記濾材ガイド110a、110b内の折目付き濾材102を引き出す引き出しロール112とからなるものを挙げることができる。
【0046】
このプリーツ形成手段によれば、繰出しロール103から巻き出された平板状の折目付き濾材102は、押し込みロール111によって濾材ガイド110a、110b内に押し込まれると共に、引き出しロール112によって濾材ガイド110a、110b外へ引き出されることで、該折目付き濾材102には一定の押し込み力がかかり、濾材ガイド110a、110b内で折り目102a毎に折り曲がってプリーツが形成されるようになっている。
【0047】
この形態の場合、押し込みロール111による押し込み力と、引き出しロール112による引き出し力のバランスが崩れて、押し込み力が大きくなると、濾材ガイド110a、110b内の折目付き濾材102の折り曲げ間隔が狭くなり、折りひだ同志がくっついてしまうことがあり、反対に引き出し力が大きくなると、濾材ガイド110a、110b内の折目付き濾材102の折り曲げ間隔が広くなり、折りひだ同志が離れてプリーツ形状が無くなってしまうことがある。
【0048】
図4及び図5に示す例では、押し込みロール111と、引き出しロール112の回転が制御手段(図示しない)によって制御されていて、押し込みロール111による押し込み力と、引き出しロール112による引き出し力のバランスが取られるようになっている。
【0049】
尚、折目付き濾材102には折りひだの間隔に保持するセパレータ(図示しない)を取り付けることもでき、この場合、引き出しロール112による引き出し力のバランスが崩れて、押し込み力が大きくなり、濾材ガイド110a、110b内の折目付き濾材102の折り曲げ間隔が狭くなって、折りひだ同志がくっついてしまうという不具合を解消することができる。このセパレータは、例えばホットメルト樹脂を濾材102の巻き出し方向に一定間隔で線状に塗布することで形成することができる。
【0050】
次に、本発明のロール状濾材について説明する。図3に示すように、このロール状濾材は、プリーツ形成時の折り位置となる箇所に折り目102を設けた濾材102を平板状に巻回したことを特徴とするものである。
【0051】
このロール状濾材は、上記図4及び図5に示す自動巻取り式フィルタ装置に好適に使用することができるが、そのほかにユニット型フィルタ用のプリーツ加工された濾材の供給用ロールにも適用できる。
【0052】
このロール状濾材には、例えば質量法によって評価される粗塵用濾材、比色法や計数法によって評価される中高性能用の濾材を好適に用いることができる。特には粒子捕集平均効率が20%以上の中高性能フィルタ用の濾材、好ましくは40%以上、より好ましくは60%以上の濾材が好適である。
【0053】
このような濾材としては、メルトブロー法による繊維からなる不織布や、メルトブロー法による繊維とステープル繊維とが混在した不織布からなるものが好ましい。尚、濾材は、強度補強を目的として、メルトブロー法による繊維からなる不織布にステープル繊維からなる不織布やネットを積層して二層構造とするなどを複合化されていても良い。
【0054】
図3に示す濾材102としては、一度折り加工を行って折り癖を付けた後、再び平板状に伸ばして折り目102aを付けたもの、ヒートシールなどによりプリーツ加工予定の箇所を予め折り曲げ易くして折り目102aを付けたものなどを挙げることができる。
【0055】
尚、濾材102には、折りひだの間隔に保持するセパレータ(図示しない)を取り付けることもでき、これにより折りひだ同志がくっついてしまうという不具合を解消することができる。このセパレータは、例えばホットメルト樹脂を濾材102の巻き出し方向に一定間隔で線状に塗布することで形成することができる。
【0056】
本発明のロール状濾材は、上記濾材102を平板状に巻回してなるものであり、その形態は、図3に示す円筒状のほか、多角形の筒状などの形態も取り得る。
【0057】
尚、上記図1〜図5に示す形態は、単なる説明例にすぎず、本発明は、特許請求の範囲に記載された範囲で自由に変更して実施することができる。
【0058】
【発明の効果】
本発明の巻き取り式フィルタ装置にあっては、繰出しロールと巻取りロールとでは濾材が平板状に巻回または巻取られるようになっており、濾材の巻き長さを多く取ることができる。
【0059】
また、この巻き取り式フィルタ装置にあっては、繰出しロールと巻取りロールとの間では、プリーツ形成手段により濾材はプリーツ形状に折り込まれながら移動するようになっているので、濾材の通風面積は平板状のものに比べて大きく、圧力損失が飛躍的に低下すると共に、塵埃の保持量が飛躍的に増大しているので、繰出しロールと巻取りロールとの間での濾材の交換回数、すなわち繰出しロールからの濾材の巻き出し、および巻取りロールへの巻き取り回数を大幅に減らすことができる。
【0060】
本発明の巻き取り式フィルタ装置にあっては、以上のとおり繰出しロール及び巻取りロールへの濾材の巻き長さを多く取ることができ、しかも繰出しロールと巻取りロールとの間での濾材の交換回数大幅に減らすことができるので、結果として、該巻き取り式フィルタ装置への濾材の交換回数を大幅に減らすことができる。このため、メンテナンスにかかる手間を大幅に削減することができ、僻地や交換困難な場所に設置される巻き取り式フィルタ装置や、比色法効率や計数法効率で評価される中高性能フィルタ用の濾材を用いた巻き取り式フィルタ装置として最適である。
【0061】
また本発明のロール状濾材にあっては、プリーツ形成時の折り位置となる箇所に折り目を設けた濾材を平板状に巻回したことから、これをそのまま図4及び図5に示すような巻取り式フィルタ装置に適用することができ、また、ユニット型フィルタ用のプリーツ加工された濾材の供給用ロールとしても適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の巻取り式フィルタ装置の一実施例を示す平面図。
【図2】図2は図1に示す巻取り式フィルタ装置の要部拡大斜視図。
【図3】図3は本発明の巻取り式フィルタ装置に適用される濾材を示す斜視図。
【図4】図4は本発明の巻取り式フィルタ装置の別の実施例を示す平面図。
【図5】図5は図4に示す巻取り式フィルタ装置の要部拡大斜視図。
【図6】図6は従来の巻取り式フィルタ装置を示す斜視図。
【図7】図7は従来の巻取り式フィルタ装置の別例を示す平面図。
【図8】図8は従来の巻取り式フィルタ装置のさらに別の例を示す平面図。
【図9】図9は従来の巻取り式フィルタ装置のさらに別の例を示す斜視図。
【図10】図10は図9のAA’線より切断した濾材の断面を示す要部拡大断面図。
【図11】図11は図9のBB’線より切断した濾材の断面を示す要部拡大断面図。
【符号の説明】
100・・・巻取り式フイルタ装置
102・・・濾材または折目付き濾材
102a・・・折り目
103・・・繰出しロール
104・・・巻取りロール
105a、105b、106a、106b・・・チェーン(移動部材)
105c、105d、106c、106d・・・スプロケット付きシャフト
107a、107b・・・コ字型バー(折り込み部材)
108・・・ガイドレール
110a、110b・・・濾材ガイド
111・・・押し込みロール
112・・・引き出しロール
【発明の属する技術分野】
本発明は、巻取り式フイルタ装置、およびロール状濾材に関する。詳細には比色法効率や計数法効率で評価される中高性能フィルタ用の濾材を用いたメンテナンスの負担が軽減された巻き取り式フィルタ装置、およびロール状濾材に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来、比色法効率や計数法効率で評価される中高性能フィルタ用の濾材を用いたフィルタ装置としては、濾材にジグザグ状のプリーツ形状にプリーツ加工を行って通風面積を増やし、これをフィルタ枠に装着したユニット型フィルタ、または濾材を袋状に加工して通風面積を増やし、これをフィルタ枠に装着したユニット型フィルタを装着するようにしたものが多用されていた。
【0003】
これらユニット型フィルタを装着するようにしたフィルタ装置は、定期的にまたは警報が発報された時、そのたび毎に作業者がフィルタ装置の設置場所に出向いて、ユニット型フィルタの交換を行っていた。
【0004】
特に、このような中高性能フィルタ用の濾材を用いたフィルタ装置の場合には、濾材が目詰まりし易く、ユニット型フィルタの交換を頻繁に行う必要があり、このため、例えば該フィルタ装置を山奥や僻地に設置した場合、ユニット型フィルタの交換などのメンテナンスには多くの手間と費用がかかっていた。
【0005】
一方、粗塵除去用濾材には、例えば図6に示すような巻取り式フイルタ装置が提案されている。このフィルタ装置1は、濾材2が平板状に巻回される繰出しロール3と、この繰出しロール3と所定の間隔をおいて配設されて前記繰出しロール3から巻き出された濾材2が平板状に巻取られる巻取りロール4とを有していて、前記繰出しロール3から巻き出された濾材2によって、繰出しロール3と巻取りロール4との間で空気中の塵埃の除去がなされるようになっている。
【0006】
そして、この巻き取り式フィルタ装置1にあっては、一定時間経過後または濾材2の圧力損失の増加に伴って、繰出しロール3から新たな濾材2が巻き出されると共に、使用済みの濾材2が巻取りロール4に巻き取られるようになっている。このため、ユニット型フィルタを用いたフィルタ装置に比べて濾材の交換回数を少なくすることができ、その分交換作業の手間は軽減される。
【0007】
ところが、この巻取り式フイルタ装置1の場合、繰出しロール3から巻き出された平板状の濾材2によって繰出しロール3と巻取りロール4との間で塵埃の除去が行われるようになっているため、該濾材2の通風面積は小さくなり、濾材2を中高性能フィルタ用とすると、濾材2の圧力損失が高くなり過ぎると共に塵埃保持量が低くなり過ぎて、実用に適さないという問題があった。
【0008】
また、図7に示すように、繰出しロール3から巻き出された濾材2を繰出しロール3と巻取りロール4との間で空気流入側と空気流出側とにジグザグ状に蛇行させることで通気面積を大きくし粗塵除去用に使用される巻き取り式フィルタ装置1も提案されている。しかし、このフィルタ装置1の場合も、濾材2を中高性能フィルタ用とすると、濾材2の通風面積は多少増加するものの、やはり濾材2の圧力損失が高くなり過ぎると共に塵埃保持量が低くなり過ぎて、実用に適さないという問題があった。
【0009】
また、このような課題に鑑みなされた巻き取り式フィルタ装置が特許第2670809号公報に提案された。この巻き取り式フィルタ装置11は、図8に示すように、濾材12がジグザク形状にプリーツ加工されていて、濾材12の通風面積は平板状のものに比べて飛躍的に大きく、この濾材12がプリーツ形状を保持したまま繰出しロール13と巻取りロール14との間を移動するようになっているので、塵埃による圧力損失の上昇も少なく除去効率も高くすることができる。
【0010】
ところが、この巻き取り式フィルタ装置11にあっては、濾材12がプリーツ形状を保持したまま繰出しロール3に巻回されると共に、巻取りロール4に巻き取られるようになっているため、濾材12の巻き長さを多く取ることができず、結果として濾材の交換回数を十分に減らすことができないという問題があった。
【0011】
また、特開平2−48012号公報には、図9〜図11に示すように繰出しロール23から巻き出された濾材22(図10参照)が、繰出しロール23と巻取りロール24との間の空気流路で多袋体に膨らむ形状(図11参照)に形成されていて、該濾材22の通風面積の増大を計った巻き取り式フィルタ装置も提案されている。
【0012】
しかし、この巻き取り式フィルタ装置21の場合、多袋体に膨らむ形状に形成された濾材22を折り畳んだ状態で繰出しロール23に巻回し、巻取りロール24では、再度折り畳んだ状態で巻き取っており、濾材22を折り畳むみ操作が必要であった。また、濾材22を折り畳んだ状態で繰出しロール23に巻回するので、繰出しロール23のロール径が大きくなり、巻き長さを多く取ることができないという問題があった。
【0013】
また、繰出しロール23に折り畳んだ状態で巻回された濾材22は、折り癖がついて固定し、空気流路での空気流が少ない場合には、多袋体に膨らまないこともあった。
【0014】
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、濾材の交換回数を大幅に削減することができ、メンテナンスにかかる手間を大幅に削減することがきる中高性能フィルタ用の濾材に最適であり、粗塵除去用の濾材にも適用を可能とする巻き取り式フィルタ装置、およびロール状濾材を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、濾材が平板状に巻回された繰出しロールと、この繰出しロールと所定の間隔をおいて配設されて前記繰出しロールから巻き出された濾材が平板状に巻取られる巻取りロールとを有する巻取り式フイルタ装置において、
前記繰出しロールから巻き出された濾材をプリーツ形状に折り込みながら前記繰出しロールと巻取りロールとの間を移動させるプリーツ形成手段を備えたことを特徴とする巻取り式フイルタ装置をその要旨とした。
【0016】
請求項2記載の発明は、濾材が、比色法による粒子捕集平均効率が20%以上であることを特徴とする巻取り式フイルタ装置をその要旨とした。
【0017】
請求項3記載の発明は、濾材が、プリーツ形成時の折り位置となる箇所に折り目を付けた折目付き濾材であることを特徴とする巻取り式フイルタ装置をその要旨とした。
【0018】
請求項4記載の発明は、プリーツ形成手段が、繰出しロールと巻取りロールとの間を移動する移動部材と、この移動部材に取り付けた前記繰出しロールから巻き出された濾材を所定の折り高さに折り込む折り込み部材とからなることを特徴とする巻取り式フイルタ装置をその要旨とした。
【0019】
請求項5記載の発明は、移動部材が、繰出しロールから巻き出された濾材の空気流入側と空気流出側とにそれぞれ配されて前記繰出しロールと巻取りロールとの間を回転移動する上下各一対のチェーンまたはベルトであり、折り込み部材が、繰出しロールから巻き出された濾材の空気流入側面と空気流出側面に交互に当接して挟み込む一対のコ字型バーであることを特徴とする巻き取り式フイルタ装置をその要旨とした。
【0020】
請求項6記載の発明は、移動部材が、繰出しロールから巻き出された濾材の空気流入側と空気流出側とにそれぞれ配されて前記繰出しロールと巻取りロールとの間を回転移動する上下各一対のチェーンまたはベルトであり、折り込み部材が、繰出しロールから巻き出された濾材の空気流入側面と空気流出側面に当接して挟み込む一対の板または穴あけ加工した板であることを特徴とする巻取り式フイルタ装置をその要旨とした。
【0021】
請求項7記載の発明は、プリーツ形成手段が、繰出しロールと巻取りロールとの間において、前記繰出しロールから巻き出された折目付き濾材の上端と下端とにそれぞれ配置した一対の濾材ガイドと、この濾材ガイドの繰出しロール側に設けた前記折目付き濾材を濾材ガイド内に押し込む押し込みロールと、前記濾材ガイドの巻取りロール側に設けた前記濾材ガイド内の折目付き濾材を引き出す引き出しロールとからなることを特徴とする巻取り式フイルタ装置をその要旨とした。
【0022】
請求項8記載の発明は、折目付き濾材に折りひだの間隔を保持するセパレータが取り付けられていることを特徴とする巻取り式フイルタ装置をその要旨とした。
【0023】
請求項9記載の発明は、プリーツ形成時の折り位置となる箇所に折り目を付けた折り目付き濾材を平板状に巻回したことを特徴とするロール状濾材をその要旨とした。
【0024】
請求項10記載の発明は、濾材が、比色法による粒子捕集平均効率が20%以上であることを特徴とするロール状濾材をその要旨とした。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の巻取り式フイルタ装置、並びにロール状濾材について、さらに詳しく説明する。まず、本発明の巻取り式フイルタ装置について説明する。 図1及び図2に示すように、本発明の巻取り式フイルタ装置100は、繰出しロール103と巻取りロール104とを有している。繰出しロール103には濾材102が平板状に巻回されており、この繰出しロール103と所定の間隔をおいて配された巻取りロール104に前記繰出しロール103から巻き出された濾材102が平板状に巻取られるようになっている。そして、これら繰出しロール103と巻取りロール104との間で前記繰出しロール103から巻き出された濾材102によって空気中の塵埃が除去されるようになっている。
【0026】
この巻き取り式フィルタ装置100にあっては、連続的にまたは、一定時間経過後または濾材102の圧力損失の増加に伴って間欠的に、繰出しロール103から新たな濾材102が巻き出されると共に、使用済みの濾材102が巻取りロール104に巻き取られるようになっている。このため、ユニット型フィルタを用いた従来のフィルタ装置に比べて濾材の交換回数を少なくすることができるようになっている。
【0027】
この巻取り式フイルタ装置に用いる濾材102には、例えば質量法によって評価される粗塵用濾材、比色法や計数法によって評価される中高性能用の濾材を好適に用いることができる。特には粒子捕集平均効率が20%以上の中高性能フィルタ用の濾材、好ましくは40%以上、より好ましくは60%以上の濾材が好適である。図1及び図2に示す形態では、濾材102として、中高性能用の濾材として標準的な580mm〜610mmの幅のものよりも数10mm大きめの寸法のものを用いた。
【0028】
このような濾材102としては、メルトブロー法による繊維からなる不織布や、メルトブロー法による繊維とステープル繊維とが混在した不織布からなるものが好ましい。尚、濾材は、強度補強を目的として、メルトブロー法による繊維からなる不織布にステープル繊維からなる不織布やネットを積層して二層構造とするなどを複合化されていても良い。
【0029】
本発明の巻取り式フイルタ装置100はプリーツ形成手段を備えていて、繰出しロール103から巻き出された濾材102は、プリーツ形状に折り込まれながら前記繰出しロールと巻取りロールとの間を移動するようになっている。
【0030】
プリーツ形成手段としては、繰出しロール103と巻取りロール104との間を移動する移動部材と、この移動部材に取り付けた前記繰出しロール103から巻き出された濾材102を所定の折り高さに折り込む折り込み部材とからなるものを挙げることができる。
【0031】
移動部材としては、例えば図1及び図2に示すように、繰出しロール103から巻き出された濾材102の空気流入側と空気流出側の上端と下端とにそれぞれ配されて前記繰出しロール103と巻取りロール104との間を駆動手段(図示しない)若しくは巻き取りロール104によって濾材102を引っ張る力によって回転移動する上下各一対のチェーン105a、105b、106a、106bを挙げることができる。尚、移動部材としては、チェーン105a、105b、106a、106bに代えて、繰出しロール103と巻取りロール104との間を駆動手段(図示しない)によって回転移動する上下各一対のベルトなどを用いることもできる。
【0032】
尚、移動部材は、濾材の幅が大きなものの場合には、濾材の上端と下端のほかに濾材の幅方向の中間位置に複数配することもできる。
【0033】
折り込み部材としては、図1及び図2に示すように、例えば繰出しロール103から巻き出された平板状の濾材102の空気流入側面と空気流出側面に交互に当接して挟み込む一対のコ字型バー107a、107b(例えば直径6mm〜4mmの鉄棒を折り曲げ加工したもの)を挙げることができる。
【0034】
コ字型バー107a、107bは、前記上下各一対のチェーン105a、105b、106a、106bに外方に向かって等間隔に多数取り付けられ、各チェーン105a、105b、106a、106bの回転移動に伴って、各チェーン105a、105b、106a、106bの内側で互いに噛み合わせ状態となるようになっている。
【0035】
そして、各コ字型バー107a、107bが、繰出しロール103側で繰出しロール103から順に巻き出される平板状の濾材102に交互に当接してこれを挟み込みながら移動し、繰出しロール103と巻取りロール104との間で濾材102をプリーツ形状に折り込むようになっている。
【0036】
濾材102は、繰出しロール103と巻取りロール104との間でプリーツ形状に折り込まれてその通風面積が拡大され、平板状に比べてより効率的な塵埃の捕集がなされるようになっている。
【0037】
一方、巻取りロール104側では、それまで繰出しロール103と巻取りロール104との間において噛み合わせ状態となっていた各コ字型バー107a、107bが、各チェーン105a、105b、106a、106bの回転移動に伴って外側に向かって開放されるので、各コ字型バー107a、107bによってプリーツ形状に折り込まれた濾材102は、巻取りロール104による巻き取り力(張力)によって平板状に戻されて巻取りロール104に巻き取られるようになっている。
【0038】
尚、図1及び図2に示す形態では、濾材102をプリーツ形状に折り込む折り込み部材としてコ字型バー107a、107bを用いたが、例えば繰出しロール103から巻き出された濾材102の空気流入側面と空気流出側面に当接して、これを挟み込む一対の板または穴あけ加工した板(例えば金属板や樹脂板など)など、通気性のある板状物を移動部材(チェーンやベルトなど)に取り付けて、濾材102の折り込みを行うようにしてもよい。
【0039】
尚、濾材102の折りひだの折り高さを変更する場合には、コ字型バー107a、107b(または板状物)のチェーンへの取り付け位置からコ字型バー107a、107bの折り曲げ部分(または板状物の先端位置)までの長さを適宜変更することで対応することができる。
【0040】
また、コ字型バー107a、107b(または板状物)のチェーンへの取り付け間隔や取り付け個数を適宜調節することで、濾材102の折りひだ相互の間隔を変更し、繰出しロール103と巻取りロール104との間におけるプリーツの数を調整することができる。
【0041】
また、図1及び図2に示す形態では、繰出しロール103と巻取りロール104との間において、濾材102の上端及び下端の位置にガイドレール108が設けられていて、これがプリーツが形成された濾材102の上端及び下端に摺動して、該濾材102の移動がスムーズに行われるようになっており、上流側の塵埃を含んだ空気が下流側にリークするのを防止するようになっている。このガイドレール108は、ステンレスの鏡面加工したものを用いたり、レール表面にフッ素樹脂加工やパッキング材を貼り付けたりして、レール表面の摩擦抵抗を小さくして、濾材102の移動がよりスムーズに行われるようにすることもできる。
【0042】
本発明の巻取り式フイルタ装置100にあっては、制御手段(図示しない)を備えており、この制御手段(図示しない)によって、連続的にまたは、一定時間経過後または濾材102の圧力損失の増加に伴って間欠的に、濾材102の巻き出し、巻き取り、及び移動部材の移動速度の制御がなされるようになっている。
【0043】
また、図1及び図2に示す形態では、濾材102として平板状のものを用いているが、例えば図3に示すように、プリーツ形成時の折り位置となる箇所に折り目102aを付けた折目付き濾材102を用いることもできる。
【0044】
図3に示す折目付き濾材102としては、一度折り加工を行って折り癖を付けた後、再び平板状に伸ばして折り目102aを付けたもの、ヒートシールなどによりプリーツ加工予定の箇所を予め折り曲げ易くして折り目102aを付けたものなどを挙げることができる。
【0045】
図4及び図5は、別のプリーツ形成手段を例示したものであり、このプリーツ形成手段では図3に示す折目付き濾材102を用いている。図4及び図5に示すプリーツ形成手段は、繰出しロール103と巻取りロール104との間において、前記繰出しロール103から巻き出された折目付き濾材102の上端と下端とにそれぞれ配置した一対の濾材ガイド110a、110bと、この濾材ガイド110a、110bの繰出しロール103側に設けた前記折目付き濾材102を濾材ガイド110a、110b内に押し込む一対の押し込みロール111と、前記濾材ガイド110a、110bの巻取りロール104側に設けた前記濾材ガイド110a、110b内の折目付き濾材102を引き出す引き出しロール112とからなるものを挙げることができる。
【0046】
このプリーツ形成手段によれば、繰出しロール103から巻き出された平板状の折目付き濾材102は、押し込みロール111によって濾材ガイド110a、110b内に押し込まれると共に、引き出しロール112によって濾材ガイド110a、110b外へ引き出されることで、該折目付き濾材102には一定の押し込み力がかかり、濾材ガイド110a、110b内で折り目102a毎に折り曲がってプリーツが形成されるようになっている。
【0047】
この形態の場合、押し込みロール111による押し込み力と、引き出しロール112による引き出し力のバランスが崩れて、押し込み力が大きくなると、濾材ガイド110a、110b内の折目付き濾材102の折り曲げ間隔が狭くなり、折りひだ同志がくっついてしまうことがあり、反対に引き出し力が大きくなると、濾材ガイド110a、110b内の折目付き濾材102の折り曲げ間隔が広くなり、折りひだ同志が離れてプリーツ形状が無くなってしまうことがある。
【0048】
図4及び図5に示す例では、押し込みロール111と、引き出しロール112の回転が制御手段(図示しない)によって制御されていて、押し込みロール111による押し込み力と、引き出しロール112による引き出し力のバランスが取られるようになっている。
【0049】
尚、折目付き濾材102には折りひだの間隔に保持するセパレータ(図示しない)を取り付けることもでき、この場合、引き出しロール112による引き出し力のバランスが崩れて、押し込み力が大きくなり、濾材ガイド110a、110b内の折目付き濾材102の折り曲げ間隔が狭くなって、折りひだ同志がくっついてしまうという不具合を解消することができる。このセパレータは、例えばホットメルト樹脂を濾材102の巻き出し方向に一定間隔で線状に塗布することで形成することができる。
【0050】
次に、本発明のロール状濾材について説明する。図3に示すように、このロール状濾材は、プリーツ形成時の折り位置となる箇所に折り目102を設けた濾材102を平板状に巻回したことを特徴とするものである。
【0051】
このロール状濾材は、上記図4及び図5に示す自動巻取り式フィルタ装置に好適に使用することができるが、そのほかにユニット型フィルタ用のプリーツ加工された濾材の供給用ロールにも適用できる。
【0052】
このロール状濾材には、例えば質量法によって評価される粗塵用濾材、比色法や計数法によって評価される中高性能用の濾材を好適に用いることができる。特には粒子捕集平均効率が20%以上の中高性能フィルタ用の濾材、好ましくは40%以上、より好ましくは60%以上の濾材が好適である。
【0053】
このような濾材としては、メルトブロー法による繊維からなる不織布や、メルトブロー法による繊維とステープル繊維とが混在した不織布からなるものが好ましい。尚、濾材は、強度補強を目的として、メルトブロー法による繊維からなる不織布にステープル繊維からなる不織布やネットを積層して二層構造とするなどを複合化されていても良い。
【0054】
図3に示す濾材102としては、一度折り加工を行って折り癖を付けた後、再び平板状に伸ばして折り目102aを付けたもの、ヒートシールなどによりプリーツ加工予定の箇所を予め折り曲げ易くして折り目102aを付けたものなどを挙げることができる。
【0055】
尚、濾材102には、折りひだの間隔に保持するセパレータ(図示しない)を取り付けることもでき、これにより折りひだ同志がくっついてしまうという不具合を解消することができる。このセパレータは、例えばホットメルト樹脂を濾材102の巻き出し方向に一定間隔で線状に塗布することで形成することができる。
【0056】
本発明のロール状濾材は、上記濾材102を平板状に巻回してなるものであり、その形態は、図3に示す円筒状のほか、多角形の筒状などの形態も取り得る。
【0057】
尚、上記図1〜図5に示す形態は、単なる説明例にすぎず、本発明は、特許請求の範囲に記載された範囲で自由に変更して実施することができる。
【0058】
【発明の効果】
本発明の巻き取り式フィルタ装置にあっては、繰出しロールと巻取りロールとでは濾材が平板状に巻回または巻取られるようになっており、濾材の巻き長さを多く取ることができる。
【0059】
また、この巻き取り式フィルタ装置にあっては、繰出しロールと巻取りロールとの間では、プリーツ形成手段により濾材はプリーツ形状に折り込まれながら移動するようになっているので、濾材の通風面積は平板状のものに比べて大きく、圧力損失が飛躍的に低下すると共に、塵埃の保持量が飛躍的に増大しているので、繰出しロールと巻取りロールとの間での濾材の交換回数、すなわち繰出しロールからの濾材の巻き出し、および巻取りロールへの巻き取り回数を大幅に減らすことができる。
【0060】
本発明の巻き取り式フィルタ装置にあっては、以上のとおり繰出しロール及び巻取りロールへの濾材の巻き長さを多く取ることができ、しかも繰出しロールと巻取りロールとの間での濾材の交換回数大幅に減らすことができるので、結果として、該巻き取り式フィルタ装置への濾材の交換回数を大幅に減らすことができる。このため、メンテナンスにかかる手間を大幅に削減することができ、僻地や交換困難な場所に設置される巻き取り式フィルタ装置や、比色法効率や計数法効率で評価される中高性能フィルタ用の濾材を用いた巻き取り式フィルタ装置として最適である。
【0061】
また本発明のロール状濾材にあっては、プリーツ形成時の折り位置となる箇所に折り目を設けた濾材を平板状に巻回したことから、これをそのまま図4及び図5に示すような巻取り式フィルタ装置に適用することができ、また、ユニット型フィルタ用のプリーツ加工された濾材の供給用ロールとしても適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の巻取り式フィルタ装置の一実施例を示す平面図。
【図2】図2は図1に示す巻取り式フィルタ装置の要部拡大斜視図。
【図3】図3は本発明の巻取り式フィルタ装置に適用される濾材を示す斜視図。
【図4】図4は本発明の巻取り式フィルタ装置の別の実施例を示す平面図。
【図5】図5は図4に示す巻取り式フィルタ装置の要部拡大斜視図。
【図6】図6は従来の巻取り式フィルタ装置を示す斜視図。
【図7】図7は従来の巻取り式フィルタ装置の別例を示す平面図。
【図8】図8は従来の巻取り式フィルタ装置のさらに別の例を示す平面図。
【図9】図9は従来の巻取り式フィルタ装置のさらに別の例を示す斜視図。
【図10】図10は図9のAA’線より切断した濾材の断面を示す要部拡大断面図。
【図11】図11は図9のBB’線より切断した濾材の断面を示す要部拡大断面図。
【符号の説明】
100・・・巻取り式フイルタ装置
102・・・濾材または折目付き濾材
102a・・・折り目
103・・・繰出しロール
104・・・巻取りロール
105a、105b、106a、106b・・・チェーン(移動部材)
105c、105d、106c、106d・・・スプロケット付きシャフト
107a、107b・・・コ字型バー(折り込み部材)
108・・・ガイドレール
110a、110b・・・濾材ガイド
111・・・押し込みロール
112・・・引き出しロール
Claims (10)
- 濾材が平板状に巻回された繰出しロールと、この繰出しロールと所定の間隔をおいて配設されて前記繰出しロールから巻き出された濾材が平板状に巻取られる巻取りロールとを有する巻取り式フイルタ装置において、
前記繰出しロールから巻き出された濾材をプリーツ形状に折り込みながら前記繰出しロールと巻取りロールとの間を移動させるプリーツ形成手段を備えたことを特徴とする巻取り式フイルタ装置。 - 濾材が、比色法による粒子捕集平均効率が20%以上であることを特徴とする請求項1記載の巻取り式フイルタ装置。
- 濾材が、プリーツ形成時の折り位置となる箇所に折り目を付けた折目付き濾材であることを特徴とする請求項1または2記載の巻取り式フイルタ装置。
- プリーツ形成手段が、繰出しロールと巻取りロールとの間を移動する移動部材と、この移動部材に取り付けた前記繰出しロールから巻き出された濾材を所定の折り高さに折り込む折り込み部材とからなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の巻取り式フイルタ装置。
- 移動部材が、繰出しロールから巻き出された濾材の空気流入側と空気流出側とにそれぞれ配されて前記繰出しロールと巻取りロールとの間を回転移動する上下各一対のチェーンまたはベルトであり、折り込み部材が、繰出しロールから巻き出された濾材の空気流入側面と空気流出側面に交互に当接して挟み込む一対のコ字型バーであることを特徴とする請求項4記載の巻取り式フイルタ装置。
- 移動部材が、繰出しロールから巻き出された濾材の空気流入側と空気流出側とにそれぞれ配されて前記繰出しロールと巻取りロールとの間を回転移動する上下各一対のチェーンまたはベルトであり、折り込み部材が、繰出しロールから巻き出された濾材の空気流入側面と空気流出側面に当接して挟み込む一対の板または穴あけ加工した板であることを特徴とする請求項4記載の巻取り式フイルタ装置。
- プリーツ形成手段が、繰出しロールと巻取りロールとの間において、前記繰出しロールから巻き出された折目付き濾材の上端と下端とにそれぞれ配置した一対の濾材ガイドと、この濾材ガイドの繰出しロール側に設けた前記折目付き濾材を濾材ガイド内に押し込む押し込みロールと、前記濾材ガイドの巻取りロール側に設けた前記濾材ガイド内の折目付き濾材を引き出す引き出しロールとからなることを特徴とする請求項3記載の巻取り式フイルタ装置。
- 折目付き濾材に折りひだの間隔を保持するセパレータが取り付けられていることを特徴とする請求項7記載の巻取り式フイルタ装置。
- プリーツ形成時の折り位置となる箇所に折り目を付けた折り目付き濾材を平板状に巻回したことを特徴とするロール状濾材。
- 濾材が、比色法による粒子捕集平均効率が20%以上であることを特徴とする請求項9記載のロール状濾材。
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JP (1) | JP2004057932A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007298206A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Daikin Ind Ltd | 空気調和機およびロールフィルタユニット |
JP2009090221A (ja) * | 2007-10-10 | 2009-04-30 | Fujifilm Corp | 空気清浄機 |
CN115054967A (zh) * | 2022-08-17 | 2022-09-16 | 甘肃陇源丹谷油橄榄开发有限公司 | 一种橄榄油加工用板式过滤器 |
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2002
- 2002-07-29 JP JP2002219763A patent/JP2004057932A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007298206A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Daikin Ind Ltd | 空気調和機およびロールフィルタユニット |
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CN115054967B (zh) * | 2022-08-17 | 2022-12-20 | 甘肃陇源丹谷油橄榄开发有限公司 | 一种橄榄油加工用板式过滤器 |
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