JP2004057904A - 生ごみ処理装置 - Google Patents
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Abstract
【目的】本発明は、利用期間の経過とともに破砕生ごみを分解処理する場へ向けて流動なさしめる流通路内に付着量が累積的に増大した付着破砕生ごみを容易且つ迅速に除去可能な構造となした生ごみ処理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】破砕生ごみ内部流通路29を分解処理装置67内に取り込み該破砕生ごみ内部流通路29に対する破砕生ごみの供給を分解処理装置67を構成する脱着自在なバルブカバ−47を介して行う。メインテナンスをなす際には、バルブカバ−47を分解処理装置67から取り外し破砕生ごみ内部流通路29が外部に露出して外部から直接観察可能とし、利用者は、棒等の簡易な除去手段で直接的に破砕生ごみ内部流通路29に付着している破砕生ごみを除去できる構造とする。
【解決手段】破砕生ごみ内部流通路29を分解処理装置67内に取り込み該破砕生ごみ内部流通路29に対する破砕生ごみの供給を分解処理装置67を構成する脱着自在なバルブカバ−47を介して行う。メインテナンスをなす際には、バルブカバ−47を分解処理装置67から取り外し破砕生ごみ内部流通路29が外部に露出して外部から直接観察可能とし、利用者は、棒等の簡易な除去手段で直接的に破砕生ごみ内部流通路29に付着している破砕生ごみを除去できる構造とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスポ−ザ−により破砕された生ごみを分解処理がされる場に向けて流動する際に流通路内に破砕された生ごみの極一部が付着するが、利用期間の経過とともに流通路内への付着量が累積的に増大して流動断面積が狭小化し破砕された生ごみのスム−ズな流動を妨げる状況を排除するメインテナンス作業を簡易且つ容易にすることを可能ならしめた生ごみ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
台所で食材の調理により日々発生する生ごみを処理して快適な生活環境を維持し向上させるといった社会的要請があることから、例えば、特開平8−318252号公報、特開平10−66952号公報、及び特開平11−641号公報にそれぞれ開示された生ごみ処理装置が内包していた複雑で大掛かりであって高価なメンテナンスを必要とするばかりでなく性能が不安定であるといった技術的課題を解決した、特開2002−1281号公報に開示された生ごみ処理装置がある。
【0003】
該生ごみ処理装置は、台所のシンクの排出孔に連結されたディスポ−ザ−と、破砕された生ごみを分解処理する微生物と該微生物のコロニ−となる多数の着床材と多数の該着床材を相互に移動可能に保持するとともに破砕された生ごみ以外は排出する回転ドラムと該回転ドラムを密閉状態で保持するハウジングとからなる分解処理部と、該ディスポ−ザ−と該分解処理部とを連結する連結パイプと、該連結パイプの下流側に設けられ該ディスポ−ザ−が破砕動作時に該ディスポ−ザ−から排出される排液が分解処理部に供給され該ディスポ−ザ−が破砕動作しない時に排出パイプに直接排出されるように動作する切換弁と、分解処理部のハウジングの上部に設けられたガス排出部とから構成されている。
【0004】
該生ごみ処理装置は、まずディスポ−ザ−を動作させ、水とともにディスポ−ザ−に流入してきた生ごみを可動式ハンマ−で側壁に押し付け生ごみをすりつぶすようにして細かく破砕する。細かく破砕された生ごみは、連結パイプ及びディスポ−ザ−の動作と同期して開動作している切換弁を通って分解処理部に流入し、該分解処理部内で、回転ドラムの回転動作により、多数の着床材と破砕された生ごみが混ぜ合わされ、該破砕された生ごみを着床材に生息している菌により分解処理するものである。
【0005】
該生ごみ処理装置は、装置全体が小型となり、生ごみ発生直後において分解・消滅させることができ、焼却処理に伴うダイオキシン汚染被害への不安をなくするとともに生ごみの収集の手間を省き、大規模な浄化施設を不要とする点において優れた提案である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、該生ごみ処理装置を動作させると、ディスポ−ザ−で破砕された生ごみが、ディスポ−ザ−と分解処理部とを連結する連結パイプ内を流動して分解処理部に流入して所定の分解処理がされるが、係る連結パイプ内の流動の途上で破砕された生ごみの一部が連結パイプ内の内壁に付着する。
【0007】
係る状況下で、生ごみ処理装置を更に使用し続けると、該内壁に付着する破砕された生ごみの付着量が累積的に増大するため、連結パイプ内の流動断面積が狭小化し破砕された生ごみのスム−ズな流動が妨げられ所定の分解処理を実行するのが困難となるので、一定期間使用すると、連結パイプ内に付着している破砕された生ごみを除去するメインテナンスが必要となる。
【0008】
しかし、該連結パイプが湾曲してディスポ−ザ−と分解処理部とを連結できるのに十分な一定長さに形成されていること及び外部からは破砕された生ごみが付着している位置を把握するのが不可能なことから、ディスポ−ザ−と分解処理部との連結を解除し該連結パイプの上流側端又は下流側端から可撓性のある細長い棒等を連結パイプ内に挿入して手探りで付着している破砕された生ごみを掻き落として除去する清掃作業とならざるを得ず、非常に困難且つ手間のかかるメインテナンス作業を強いられるものであった。
【0009】
本発明は係る事情に鑑み、ディスポ−ザ−から破砕生ごみを分解処理する場へ向けて流動なさしめる通路である流通路内に利用期間の経過とともに付着量が累積的に増大した付着破砕生ごみを容易且つ迅速に除去可能な構造となした生ごみ処理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記した目的を達成するため本発明が講じた解決手段は、破砕生ごみをディスポ−ザ−から破砕生ごみを分解処理する場に供給する方式を、前記した連結パイプによらず、分解処理をする装置の内部に内部流通路として取り込み、ディスポ−ザ−を分解処理をする装置の極近い位置に配設する。そして、前記したメインテナスス作業をなす際には、ディスポ−ザ−と分解処理する装置とを連結したままで、内部流通路を直接観察できるようにして、利用者が簡易なメインテナンス作業をできるようにしたものである。
【0011】
具体的には、微生物のコロニ−となる多数の着床材を相互に多方向に移動可能に保持するとともに破砕生ごみ以外は排出する回転ドラムと該回転ドラムの回転中心軸線と一致なさしめた位置に支持ピン取付用穴が穿設され該回転ドラムの裏側と対面接触なさしめて配設された裏側ドラムカバ−と外周に回転力受動歯が設けられるとともに該回転ドラムの回転中心軸線と一致なさしめた位置に支持フランジ取付用穴が穿設され該回転ドラムの正面側と対面接触なさしめて配設された正面側ドラムカバ−とからなる着床材多方向移動機構と、該正面側ドラムカバ−と対面する内方側であって前記回転中心軸線上に流通穴が設けられたドラム支持部材が取付られ且つ該流通穴と連通された連結穴が設けられ頭部が前記支持フランジ取付用穴に嵌通され胴部がドラム支持部材により支持されて回転ドラムの正面側を回転中心軸線と一致なさしめて回転可能に支持なさしめた支持フランジが設けられ更に該支持フランジと連結された導入筒体が設けられ外方側に流路途上に前記流通穴と連通なさしめた内部流入口と内部流出口が穿設された破砕生ごみ内部流通路が設けられ正面側ドラムカバ−より大きく形成された正面側タンク部材と裏側ドラムカバ−と対面する内方側に頭部を前記支持ピン取付用穴に嵌入なさしめて回転ドラムの裏側を回転中心軸線と一致なさしめて回転可能に支持する支持ピンが取付られ前記着床材多方向移動機構を介して該正面側タンク部材と対面なさしめて設けられた裏側タンク部材と該正面側タンク部材該裏側タンク部材それぞれの内方側外周壁と密封接触なさしめて該正面側タンク部材と該裏側タンク部材間に水平に設けられたタンク本体部材と該正面側タンク部材該裏側タンク部材該タンク本体部材それぞれの頂部間と密封接触なさしめて設けられたタンク天井部材とからなるタンクと、一定間隔をあけて中継流入口と中継流出口が設けられ該中継流入口と該中継流出口それぞれが前記破砕生ごみ内部流通路と連通なさしめて前記正面側タンク部材と脱着可能に連結されたバルブカバ−と、前記破砕生ごみ流通路の内部流入口が設けられた流路と内部流出口が設けられた流路間に開閉可能となして設けられた切換弁と該切換弁と連動連結なさしめてバルブカバ−に設けられた切換弁開閉動作用モ−タ−とからなる切換弁開閉機構と、先端部に前記回転力受動歯と噛合なさしめた回転力伝達歯を設けしめてタンク内に水平となして回転力伝達軸が配設され本体部が正面側タンク部材に取付られた回転ドラム動作用モ−タ−と、から構成された分解処理装置と、台所のシンクの排出孔に連結され破砕生ごみ流出口が前記バルブカバ−の前記中継流入口と間近に対面なさしめて設けられたディスポ−ザ−と、該ディスポ−ザ−の破砕生ごみ流出口と該中継流入口とを連通なさしめて設けられた接続部材と、から構成される生ごみ処理装置としたものである。
【0012】
つぎに、本発明の実施の形態について説明する。
切換弁開閉動作用モ−タ−を一側に動作させると、切換弁が反時計方向に回転し、該切換弁は、バルブカバ−側の中継流入口と連通されている破砕生ごみ内部流通路の上流側流通路と該破砕生ごみ内部流通路の内部流入口間の流通空間が繋がった状態となる。
【0013】
つぎに、ディスポ−ザ−を動作させると、生ごみが細かく破砕されて破砕生ごみとなる。この後、該破砕生ごみは、接続部材を通ってバルブカバ−側の中継流入口から分解処理装置を構成する正面側タンク部材に設けられた破砕生ごみ内部流通路の上流側に流入し該破砕生ごみ内部流通路内を流動して、反対時計方向に回転した切換弁の表面を通って内部流入口から、ドラム支持部材の流通穴、支持フランジ、導入筒体を順次経由して着床材多方向移動機構を構成する回転ドラム内に流入する。
【0014】
また、ディスポ−ザ−を動作させるのと略同時に、回転ドラム動作用モ−タ−を動作させると、回転力が回転力伝達軸、回転力伝達歯、回転力受動歯を順次経由して正面側ドラムカバ−に伝達され該正面側ドラムカバ−が一側に回転するため、回転ドラム全体は連動して一側に回転する。
【0015】
このため、回転ドラム内に流入した破砕生ごみは、該回転ドラムにより多数の着床材それぞれと分散接触するので、各着床材に存する微生物により分解処理され、処理された生ごみは回転ドラム内に滞留する一方、他は回転ドラム外に排出されてタンク外に放出される。
【0016】
前記した一連の破砕生ごみの処理をなす当初では、破砕生ごみ内部流通路内を流動する破砕生ごみの極一部が該破砕生ごみ内部流通路の内壁に付着しはじめ、前記した一連の破砕生ごみの処理を一定時間継続して実行する間に、該内壁に付着する破砕生ごみの付着量が累積的に増大し、破砕生ごみ内部流通路の流動断面積が狭小化する。
【0017】
このため、破砕生ごみ内部流通路中を破砕生ごみがスム−ズに流動できなくなり破砕生ごみの一部しか回転ドラム内に流入せず前記した分解処理量が急減するといった障害が生ずる。係る場合、ティスポ−ザ−と分解処理装置との連結を維持したままで、バルブカバ−と正面側タンク部材との連結を解消して該バルブカバ−を分解処理装置から取り外す。
【0018】
すると、破砕生ごみ内部流通路が外部に露出するので、利用者は、容易に、破砕生ごみが付着している箇所や付着状態を把握可能となる。このため、利用者は、棒等の簡易且つありふれた除去用具を用いて視認により付着している箇所の破砕生ごみを掻き出すといった簡易な除去作業をなせば、破砕生ごみ内部流通路に付着している破砕生ごみが除去される。
【0019】
このため、破砕生ごみ内部流通路の流動断面積が当初の広さを回復し、破砕生ごみがスム−ズに流動可能となったことから、この後、再度、バルブカバ−と正面側タンク部材とを連結する手順をなすのみで所定のメインテナンス作業が完了し、生ごみ処理装置は、破砕生ごみの分解処理をなせる状態となる。
【0020】
【実施例】
つぎに、請求項(1)の発明の一実施例を、図面を参照しながら説明する。
図1は請求項(1)の発明の一実施例に係る生ごみ処理装置を正面からみた場合を示し、図2は同実施例に係る生ごみ処理装置を構成する分解処理装置を側面からみた場合を示し、図3は正面側ドラムカバ−の内方側を正面からみた場合を示し、図4は正面側タンク部材の外方側を正面からみた場合を示し、図5は該正面側タンク部材の内方側を正面からみた場合を示し、図6は該正面側タンクを側面からみた場合を示したものである。
【0021】
また、図7は裏側タンク部材の内方側を正面からみた場合を示し、図8はタンク本体部を縦方向から切断してみた場合を示し、図9は切換弁開閉動作用モ−タ−が設けられたバルブカバ−を正面からみた場合を示し、図10はドラム支持部材を拡大するとともに縦方向から切断してみた場合を示したものである。
【0022】
図1及び図2に示すように、3は、所定内容積を確保可能に薄肉円筒状に形成され、図示を省略したが、後述する多数の着床材を相互に多方向に移動可能に保持するとともに外周面が破砕生ごみ以外は排出可能なように多数の網目が設けられた回転ドラムである。
【0023】
また、図1に示すように、5は、該回転ドラム3の回転中心軸線7と一致なさしめた位置に支持ピン取付用穴9が穿設され該回転ドラム3の裏側3Aと対面接触なさしめて配設された裏側ドラムカバ−であり、11は、図1及び図3に示すように、外周11Aに所定間隔で多数の回転力受動歯13が設けられるとともに該回転ドラム3の回転中心軸線7と一致なさしめた位置を中心とする支持フランジ取付用穴15が穿設され該回転ドラム3の正面側3Bと対面接触なさしめて配設された正面側ドラムカバ−である。
【0024】
図1乃至図3に示すように、前記した回転ドラム3と、裏面側ドラムカバ−5と、正面側ドラムカバ−11とから着床材多方向移動機構17が構成されている。尚、該着床材多方向移動機構17を構成する回転ドラム3内に、破砕生ごみの分解微生物(好気性菌と嫌気性菌)のコロニ−を形成させた多数の着床材が配置され、図示を省略したが、回転中心軸線7に対して傾斜して設けられた複数のラグ板により、回転ドラム3内の着床材及び破砕生ごみが左右に振られて混ぜ合わせ可能なように構成されている。
【0025】
図1、図2、図3、図4、図5及び図6に示すように、19は正面側ドラムカバ−11より大きく形成された正面側タンク部材であって、該正面側ドラムカバ−11と対面する内方側19Aに頭部21Aが正面側ドラムカバ−11に穿設された支持フランジ取付用穴15に嵌通されて回転ドラム3の正面側3Bを回転中心軸線7と一致なさしめて回転可能に支持なさしめ、胴部21Bが、図10に示すように、後述するドラム支持部材23の嵌合穴4に嵌合なさしめて設けられ中心側に連結穴20が穿設された支持フランジ21を保持している。
【0026】
また、該正面側タンク部材19には、取付段部6が取付凹部19Eに嵌合されるとともに複数の取付穴8に図示を省略した取付ボルト等により取付られ中心側に流通穴22が穿設されたドラム支持部材23が設けられ、外方側19Bの略一側下方の厚肉部位19B1に流路途上に流通穴22と連通なさしめた内部流入口25と該内部流入穴25と異なる位置に内部流出口27が穿設され、図2及び図4に図示する如く湾曲して刻設された破砕生ごみ内部流通路29が設けられている。
【0027】
尚、図1に示すように、18は、前記支持フランジ21の連結穴20と連結され水平に突出するようにして設けられた導入筒体である。
【0028】
図1、図2及び図5に示すように、該正面側タンク部材19には、前記厚肉部位19B1の下方側に上流側端位置にドレンコック取付用穴31に装着されたドレンコック32が、下流側端位置にドレン排出口33に装着されたドレン排出弁34をそれぞれ設けしめ且つ上流側を若干高くして傾斜して設けられたドレン排出路35が設けられている。
【0029】
また、図2及び図10に示すように、26は、該厚肉部位19B1と隣接する位置に設けられたカバ−部材であって、下方位置に一定間隔で破砕生ごみの分解微生物が分解作用をなすのに好適な温度になるように後述するタンク45内に導入されている水を加熱するためのヒ−タ−電源28とメイン電源30が設けられ、カバ−上部部位26Aに電源ランプ32が設けられている。
【0030】
図1及び図7に示すように、37は、裏側ドラムカバ−5と対面する内方側37Aに頭部39Aを前記支持ピン取付用穴9に嵌入なさしめて回転ドラム3を裏側から回転中心軸線7と一致なさしめて回転可能に支持する支持ピン39が取付られ前記着床材多方向移動機構17を介して該正面側タンク部材19と対面なさしめて設けられた裏側タンク部材である。
【0031】
図1、図5、図7及び図8に示すように、41は、該正面側タンク部材19該裏側タンク部材37それぞれの僅かに凹んで形成された内方側外周壁19C、37Cそれぞれと密閉接触なさしめて該正面側タンク部材19と該裏側タンク部材37間に水平に設けられたタンク本体部材である。
【0032】
図1、図2、図5、図7及び図8に示すように、43は、該正面側タンク部材19の頂部19D、該裏側タンク部材37の頂部37D、該タンク本体部材41の頂部41Dそれぞれと密閉接触なさしめて設けられたタンク天井部材である。
【0033】
図1及び図2に示すように、前記した該正面側タンク部材19と、裏側タンク部材37と、タンク本体部材41と、タンク天井部材43と、から本実施例に係るタンク45が構成され、破砕生ごみを分解処理しつつ前記した回転ドラム3が十分なる余裕を持って回転可能な内容積を有さしめている。尚、図2に示すように、38は、L字状に形成され上側中心部に長穴40が穿設された取付板であり、42は、地上からのタンク45の取付位置を上下に変更可能となして該長穴40の適宜位置に取付られた取付ボルトである。
【0034】
図1、図2及び図9に示すように、47は、前記した正面側タンク部材19の厚肉部位19B1と略同厚同形の縦長四角形状に形成されるとともに、一定間隔をあけて中継流入口49が設けられた流入側接続部材50と中継流出口51が設けられた流出側接続部材52がそれぞれ備えられ、前記破砕生ごみ内部流通路29の上流側と該中継流入口49とを、前記破砕生ごみ内部流通路29の下流側と中継流出口51とをそれぞれ連通なさしめて、正面側タンク部材19の厚肉部位19B1と図示を省略した脱着可能な複数の連結ボルト等により取付られたバルブカバ−である。
【0035】
図1及び図2に示すように、53は、前記破砕生ごみ流通路29の内部流入口25が設けられた流路と内部流出口27が設けられた流路間に開閉可能となして設けられた切換弁55と、該切換弁55と連動連結なさしめてバルブカバ−47に設けられた切換弁開閉動作用モ−タ−57とからなる切換弁開閉機構である。
【0036】
図1、図2及び図3に示すように、59は、先端部に前記した正面側ドラムカバ−11の回転力受動歯13と噛合なさしめた回転力伝達歯61を設けしめてタンク45内に水平となして回転力伝達軸63が配設され本体部65が正面側タンク部材19の外方側19Bに取付られた回転ドラム動作用モ−タ−である。
【0037】
図1及び図2に示すように、前記した着床材多方向移動機構17と、タンク45と、バルブカバ−47と、切換弁開閉機構53と、回転ドラム動作用モ−タ−59と、から本実施例に係る分解処理装置67が構成されている。
【0038】
図1に示すように、69は、図示を省略したが、円筒内壁で固定されたスリット状若しくは円形の固定刃とモ−タ−で回転する円盤に取付た可動式のハンマ−で構成されたディスポ−ザ−であって、上部の連結部71を介して台所のシンク73の排出孔の下部に連結なさしめて設けられている。
【0039】
図1に示すように、75は、該ディスポ−ザ−69の破砕生ごみ流出口77と該ディスポ−ザ−69の間近に前記したようにして設けられた前記バルブカバ−47に設けられた流入側接続部材50の中継流入口49とを連通なさしめて略ストレ−トか僅かに中継流入口49側を下方として設けられた接続部材である。
【0040】
図1に示すように、前記した分解処理装置67と、ディスポ−ザ−69と、接続部材75と、から請求項(1)の発明の一実施例に係る生ごみ処理装置1が構成されている。
【0041】
つぎに、請求項(1)の発明の一実施例の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1及び図2に示すように、まず、メイン電源30を入れてヒ−タ−電源28に通電し、タンク45内に導入されている水の温度を、破砕生ごみを分解する分解微生物の分解能力が最大限発揮される温度にまで昇温させる。
【0042】
ついで、切換弁開閉動作用モ−タ−57を一側に動作させると、切換弁55が反時計方向に回転し、該切換弁55は、バルブカバ−47側の中継流入口49と連通されている破砕生ごみ内部流通路29の上流側流通路と該破砕生ごみ内部流通路29の内部流入口25間の流通空間が繋がった状態となる。
【0043】
つぎに、水道の水を流しながら、ディスポ−ザ−69に生ごみを投入し図示を省略した稼動スイッチを入れてディスポ−ザ−69を動作させると、流入した生ごみは、前記した可動式ハンマ−により側壁に押し付けられ、すりつぶされるようにして生ごみが細かく破砕されて破砕生ごみとなる。
【0044】
図1、図2、図4及び図9に示すように、この後、該破砕生ごみは、ディスポ−ザ−69の破砕生ごみ流出口77、接続部材75を順次通ってバルブカバ−47側の中継流入口49から分解処理装置67を構成する正面側タンク部材19の破砕生ごみ内部流通路29の上流側に流入し該破砕生ごみ内部流通路29内を流動する。
【0045】
この後、破砕生ごみは、反対時計方向に回転した切換弁55により流通方向を規制され、破砕生ごみ内部流通路29の該切換弁55側から内部流入口25を通過した後、ドラム支持部材23内の流通穴22、導入筒体18を順次経由して着床材多方向移動機構17を構成する回転ドラム3内に流入する。
【0046】
また、ディスポ−ザ−69を動作させるのと略同時に、図1乃至図3に示すように、回転ドラム動作用モ−タ−59を動作させると、回転力が回転力伝達軸63、回転力伝達歯61、正面側ドラムカバ−11に設けられた回転力受動歯13を順次経由して正面側ドラムカバ−11に伝達されるため、該正面側ドラムカバ−11は支持フランジ21を中心として一側に回転するため、回転ドラム3全体は連動してドラム支持部材23及び支持ピン39により支持されつつ回転中心軸線7を中心として一側に回転する。
【0047】
このため、回転ドラム3内に流入した破砕生ごみは、該回転ドラム3の回転動作により多数の着床材の中に分散接触するので、各着床材に存在し水を介して分解能力が最大限発揮できる温度に加熱されている微生物により分解処理される。
係る分解処理がされた後、図1及び図2に示すように、処理された生ごみは回転ドラム3内に滞留する一方、他は回転ドラム3外に排出され内部流出口27から一旦切換弁55により遮断されている破砕生ごみ内部流通路29の下流側に流入して流通した後、中継流出口51を通ってタンク45外に放出される。
【0048】
前記した一連の破砕生ごみの分解処理をなす当初では、破砕生ごみ内部流通路29内を流動する破砕生ごみの極一部のみが該破砕生ごみ内部流通路29の内壁に付着しはじめるが、付着箇所においても十分な流動断面積があるので破砕生ごみのスム−ズな流動は確保される。しかし、前記した一連の破砕生ごみの処理が一定時間継続して実行されると、該内壁に付着する破砕生ごみの付着量が累積的に増大し、破砕生ごみ内部流通路の流動断面積が狭小化する。
【0049】
このため、破砕生ごみ内部流通路29中を破砕生ごみがスム−ズに流動できなくなり破砕生ごみの一部しか回転ドラム3内に流入せず前記した分解処理量が急減するといった障害が生ずる。係る状態となれば、図1、図2、図4及び図9に示すように、ティスポ−ザ−69の前記した動作を停止し、ディスポ−ザ−69と分解処理装置67とを連結させたままで、図示を省略した連結ボルト等を取り外し、バルブカバ−47と正面側タンク部材19との連結を解消して該バルブカバ−47を分解処理装置67から取り外す。
【0050】
すると、破砕生ごみ流通路29が外部に露出するので、利用者は、容易に、破砕生ごみが付着している箇所や付着状態を把握可能となる。このため、消費者は、棒等の簡易且つありふれた除去用具を用いて視認により付着している箇所の破砕生ごみを掻き出すといった簡易な作業をなせば、破砕生ごみ流通路29に付着している破砕生ごみが除去される。
【0051】
この後、再度、連結ボルト等を取付けてバルブカバ−47と正面側タンク部材19とを連結して分解処理装置67に取付けするのみで、所定のメインテナンス作業が完了するので、利用者は一人で簡易且つ容易に、生ごみ処理装置1を、破砕生ごみの分解処理をなせる状態に復帰させることが可能となる。
【0052】
【発明の効果】
本発明は以上説明した如く、破砕生ごみ内部流通路を分解処理装置内に取り込み該破砕生ごみ内部流通路に対する破砕生ごみの供給を分解処理装置を構成し脱着自在なバルブカバ−を介して実行することができるといった新規な構成としたものである。係る新規な構成としたことから、破砕生ごみが水分を含有していることと破砕生ごみが流動する破砕生ごみ流通路が湾曲していることを起因として、生ごみ処理装置を一定期間稼動させると、該破砕生ごみ内部流通路に破砕生ごみが付着してスム−ズな流動を妨げ所要のメインテナンス作業が必要となるが、バルブカバ−を分解処理装置から取り外せば破砕生ごみ流通路が外部に露出し利用者は外部から直接観察できるようになるので、利用者は、棒等の簡易な除去手段を用いて手で直接的に破砕生ごみ流通路に付着している破砕生ごみを除去でき、除去後は、取り外したバルブカバ−を分解処理装置に再度取付すれば所要のメインテナンス作業を完了させることができ、簡易迅速に再度生ごみ処理装置を稼動可能とすることができる。また、係る新規な構成としたことから、生ごみを破砕するディスポ−ザ−と分解処理装置間の連結のために要する距離が格段に短縮され、生ごみ処理装置全体の設置スペ−スを極限まで小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項(1)の発明の一実施例に係る生ごみ処理装置を示した正面図である。
【図2】同実施例に係る生ごみ処理装置を構成する分解処理装置を示した側面図である。
【図3】正面側ドラムカバ−の内方側を示した正面図である。
【図4】正面側タンク部材の外方側を示した正面図である。
【図5】該正面側タンク部材の内方側を示した正面図である。
【図6】該正面側タンクの側方を示した側面図である。
【図7】裏側タンク部材の内方側を示した正面図である。
【図8】タンク本体部を示した縦断面図である。
【図9】切換弁開閉動作用モ−タ−が設けられたバルブカバ−を示した正面図である。
【図10】ドラム支持部材を示した拡大縦断面図ある。
【符号の説明】
1 請求項(1)の発明の一実施例に係る生ごみ処理装置
3 回転ドラム
5 裏面側ドラムカバ−
11 正面側ドラムカバ−
17 着床材多方向移動機構
19 正面側タンク部材
29 破砕生ごみ内部流通路
37 裏側タンク部材
45 タンク
47 バルブカバ−
53 切換弁開閉機構
55 切換弁
57 切換弁開閉動作用モ−タ−
59 回転ドラム動作用モ−タ−
67 分解処理装置
69 ディスポ−ザ−
75 接続部材
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスポ−ザ−により破砕された生ごみを分解処理がされる場に向けて流動する際に流通路内に破砕された生ごみの極一部が付着するが、利用期間の経過とともに流通路内への付着量が累積的に増大して流動断面積が狭小化し破砕された生ごみのスム−ズな流動を妨げる状況を排除するメインテナンス作業を簡易且つ容易にすることを可能ならしめた生ごみ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
台所で食材の調理により日々発生する生ごみを処理して快適な生活環境を維持し向上させるといった社会的要請があることから、例えば、特開平8−318252号公報、特開平10−66952号公報、及び特開平11−641号公報にそれぞれ開示された生ごみ処理装置が内包していた複雑で大掛かりであって高価なメンテナンスを必要とするばかりでなく性能が不安定であるといった技術的課題を解決した、特開2002−1281号公報に開示された生ごみ処理装置がある。
【0003】
該生ごみ処理装置は、台所のシンクの排出孔に連結されたディスポ−ザ−と、破砕された生ごみを分解処理する微生物と該微生物のコロニ−となる多数の着床材と多数の該着床材を相互に移動可能に保持するとともに破砕された生ごみ以外は排出する回転ドラムと該回転ドラムを密閉状態で保持するハウジングとからなる分解処理部と、該ディスポ−ザ−と該分解処理部とを連結する連結パイプと、該連結パイプの下流側に設けられ該ディスポ−ザ−が破砕動作時に該ディスポ−ザ−から排出される排液が分解処理部に供給され該ディスポ−ザ−が破砕動作しない時に排出パイプに直接排出されるように動作する切換弁と、分解処理部のハウジングの上部に設けられたガス排出部とから構成されている。
【0004】
該生ごみ処理装置は、まずディスポ−ザ−を動作させ、水とともにディスポ−ザ−に流入してきた生ごみを可動式ハンマ−で側壁に押し付け生ごみをすりつぶすようにして細かく破砕する。細かく破砕された生ごみは、連結パイプ及びディスポ−ザ−の動作と同期して開動作している切換弁を通って分解処理部に流入し、該分解処理部内で、回転ドラムの回転動作により、多数の着床材と破砕された生ごみが混ぜ合わされ、該破砕された生ごみを着床材に生息している菌により分解処理するものである。
【0005】
該生ごみ処理装置は、装置全体が小型となり、生ごみ発生直後において分解・消滅させることができ、焼却処理に伴うダイオキシン汚染被害への不安をなくするとともに生ごみの収集の手間を省き、大規模な浄化施設を不要とする点において優れた提案である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、該生ごみ処理装置を動作させると、ディスポ−ザ−で破砕された生ごみが、ディスポ−ザ−と分解処理部とを連結する連結パイプ内を流動して分解処理部に流入して所定の分解処理がされるが、係る連結パイプ内の流動の途上で破砕された生ごみの一部が連結パイプ内の内壁に付着する。
【0007】
係る状況下で、生ごみ処理装置を更に使用し続けると、該内壁に付着する破砕された生ごみの付着量が累積的に増大するため、連結パイプ内の流動断面積が狭小化し破砕された生ごみのスム−ズな流動が妨げられ所定の分解処理を実行するのが困難となるので、一定期間使用すると、連結パイプ内に付着している破砕された生ごみを除去するメインテナンスが必要となる。
【0008】
しかし、該連結パイプが湾曲してディスポ−ザ−と分解処理部とを連結できるのに十分な一定長さに形成されていること及び外部からは破砕された生ごみが付着している位置を把握するのが不可能なことから、ディスポ−ザ−と分解処理部との連結を解除し該連結パイプの上流側端又は下流側端から可撓性のある細長い棒等を連結パイプ内に挿入して手探りで付着している破砕された生ごみを掻き落として除去する清掃作業とならざるを得ず、非常に困難且つ手間のかかるメインテナンス作業を強いられるものであった。
【0009】
本発明は係る事情に鑑み、ディスポ−ザ−から破砕生ごみを分解処理する場へ向けて流動なさしめる通路である流通路内に利用期間の経過とともに付着量が累積的に増大した付着破砕生ごみを容易且つ迅速に除去可能な構造となした生ごみ処理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記した目的を達成するため本発明が講じた解決手段は、破砕生ごみをディスポ−ザ−から破砕生ごみを分解処理する場に供給する方式を、前記した連結パイプによらず、分解処理をする装置の内部に内部流通路として取り込み、ディスポ−ザ−を分解処理をする装置の極近い位置に配設する。そして、前記したメインテナスス作業をなす際には、ディスポ−ザ−と分解処理する装置とを連結したままで、内部流通路を直接観察できるようにして、利用者が簡易なメインテナンス作業をできるようにしたものである。
【0011】
具体的には、微生物のコロニ−となる多数の着床材を相互に多方向に移動可能に保持するとともに破砕生ごみ以外は排出する回転ドラムと該回転ドラムの回転中心軸線と一致なさしめた位置に支持ピン取付用穴が穿設され該回転ドラムの裏側と対面接触なさしめて配設された裏側ドラムカバ−と外周に回転力受動歯が設けられるとともに該回転ドラムの回転中心軸線と一致なさしめた位置に支持フランジ取付用穴が穿設され該回転ドラムの正面側と対面接触なさしめて配設された正面側ドラムカバ−とからなる着床材多方向移動機構と、該正面側ドラムカバ−と対面する内方側であって前記回転中心軸線上に流通穴が設けられたドラム支持部材が取付られ且つ該流通穴と連通された連結穴が設けられ頭部が前記支持フランジ取付用穴に嵌通され胴部がドラム支持部材により支持されて回転ドラムの正面側を回転中心軸線と一致なさしめて回転可能に支持なさしめた支持フランジが設けられ更に該支持フランジと連結された導入筒体が設けられ外方側に流路途上に前記流通穴と連通なさしめた内部流入口と内部流出口が穿設された破砕生ごみ内部流通路が設けられ正面側ドラムカバ−より大きく形成された正面側タンク部材と裏側ドラムカバ−と対面する内方側に頭部を前記支持ピン取付用穴に嵌入なさしめて回転ドラムの裏側を回転中心軸線と一致なさしめて回転可能に支持する支持ピンが取付られ前記着床材多方向移動機構を介して該正面側タンク部材と対面なさしめて設けられた裏側タンク部材と該正面側タンク部材該裏側タンク部材それぞれの内方側外周壁と密封接触なさしめて該正面側タンク部材と該裏側タンク部材間に水平に設けられたタンク本体部材と該正面側タンク部材該裏側タンク部材該タンク本体部材それぞれの頂部間と密封接触なさしめて設けられたタンク天井部材とからなるタンクと、一定間隔をあけて中継流入口と中継流出口が設けられ該中継流入口と該中継流出口それぞれが前記破砕生ごみ内部流通路と連通なさしめて前記正面側タンク部材と脱着可能に連結されたバルブカバ−と、前記破砕生ごみ流通路の内部流入口が設けられた流路と内部流出口が設けられた流路間に開閉可能となして設けられた切換弁と該切換弁と連動連結なさしめてバルブカバ−に設けられた切換弁開閉動作用モ−タ−とからなる切換弁開閉機構と、先端部に前記回転力受動歯と噛合なさしめた回転力伝達歯を設けしめてタンク内に水平となして回転力伝達軸が配設され本体部が正面側タンク部材に取付られた回転ドラム動作用モ−タ−と、から構成された分解処理装置と、台所のシンクの排出孔に連結され破砕生ごみ流出口が前記バルブカバ−の前記中継流入口と間近に対面なさしめて設けられたディスポ−ザ−と、該ディスポ−ザ−の破砕生ごみ流出口と該中継流入口とを連通なさしめて設けられた接続部材と、から構成される生ごみ処理装置としたものである。
【0012】
つぎに、本発明の実施の形態について説明する。
切換弁開閉動作用モ−タ−を一側に動作させると、切換弁が反時計方向に回転し、該切換弁は、バルブカバ−側の中継流入口と連通されている破砕生ごみ内部流通路の上流側流通路と該破砕生ごみ内部流通路の内部流入口間の流通空間が繋がった状態となる。
【0013】
つぎに、ディスポ−ザ−を動作させると、生ごみが細かく破砕されて破砕生ごみとなる。この後、該破砕生ごみは、接続部材を通ってバルブカバ−側の中継流入口から分解処理装置を構成する正面側タンク部材に設けられた破砕生ごみ内部流通路の上流側に流入し該破砕生ごみ内部流通路内を流動して、反対時計方向に回転した切換弁の表面を通って内部流入口から、ドラム支持部材の流通穴、支持フランジ、導入筒体を順次経由して着床材多方向移動機構を構成する回転ドラム内に流入する。
【0014】
また、ディスポ−ザ−を動作させるのと略同時に、回転ドラム動作用モ−タ−を動作させると、回転力が回転力伝達軸、回転力伝達歯、回転力受動歯を順次経由して正面側ドラムカバ−に伝達され該正面側ドラムカバ−が一側に回転するため、回転ドラム全体は連動して一側に回転する。
【0015】
このため、回転ドラム内に流入した破砕生ごみは、該回転ドラムにより多数の着床材それぞれと分散接触するので、各着床材に存する微生物により分解処理され、処理された生ごみは回転ドラム内に滞留する一方、他は回転ドラム外に排出されてタンク外に放出される。
【0016】
前記した一連の破砕生ごみの処理をなす当初では、破砕生ごみ内部流通路内を流動する破砕生ごみの極一部が該破砕生ごみ内部流通路の内壁に付着しはじめ、前記した一連の破砕生ごみの処理を一定時間継続して実行する間に、該内壁に付着する破砕生ごみの付着量が累積的に増大し、破砕生ごみ内部流通路の流動断面積が狭小化する。
【0017】
このため、破砕生ごみ内部流通路中を破砕生ごみがスム−ズに流動できなくなり破砕生ごみの一部しか回転ドラム内に流入せず前記した分解処理量が急減するといった障害が生ずる。係る場合、ティスポ−ザ−と分解処理装置との連結を維持したままで、バルブカバ−と正面側タンク部材との連結を解消して該バルブカバ−を分解処理装置から取り外す。
【0018】
すると、破砕生ごみ内部流通路が外部に露出するので、利用者は、容易に、破砕生ごみが付着している箇所や付着状態を把握可能となる。このため、利用者は、棒等の簡易且つありふれた除去用具を用いて視認により付着している箇所の破砕生ごみを掻き出すといった簡易な除去作業をなせば、破砕生ごみ内部流通路に付着している破砕生ごみが除去される。
【0019】
このため、破砕生ごみ内部流通路の流動断面積が当初の広さを回復し、破砕生ごみがスム−ズに流動可能となったことから、この後、再度、バルブカバ−と正面側タンク部材とを連結する手順をなすのみで所定のメインテナンス作業が完了し、生ごみ処理装置は、破砕生ごみの分解処理をなせる状態となる。
【0020】
【実施例】
つぎに、請求項(1)の発明の一実施例を、図面を参照しながら説明する。
図1は請求項(1)の発明の一実施例に係る生ごみ処理装置を正面からみた場合を示し、図2は同実施例に係る生ごみ処理装置を構成する分解処理装置を側面からみた場合を示し、図3は正面側ドラムカバ−の内方側を正面からみた場合を示し、図4は正面側タンク部材の外方側を正面からみた場合を示し、図5は該正面側タンク部材の内方側を正面からみた場合を示し、図6は該正面側タンクを側面からみた場合を示したものである。
【0021】
また、図7は裏側タンク部材の内方側を正面からみた場合を示し、図8はタンク本体部を縦方向から切断してみた場合を示し、図9は切換弁開閉動作用モ−タ−が設けられたバルブカバ−を正面からみた場合を示し、図10はドラム支持部材を拡大するとともに縦方向から切断してみた場合を示したものである。
【0022】
図1及び図2に示すように、3は、所定内容積を確保可能に薄肉円筒状に形成され、図示を省略したが、後述する多数の着床材を相互に多方向に移動可能に保持するとともに外周面が破砕生ごみ以外は排出可能なように多数の網目が設けられた回転ドラムである。
【0023】
また、図1に示すように、5は、該回転ドラム3の回転中心軸線7と一致なさしめた位置に支持ピン取付用穴9が穿設され該回転ドラム3の裏側3Aと対面接触なさしめて配設された裏側ドラムカバ−であり、11は、図1及び図3に示すように、外周11Aに所定間隔で多数の回転力受動歯13が設けられるとともに該回転ドラム3の回転中心軸線7と一致なさしめた位置を中心とする支持フランジ取付用穴15が穿設され該回転ドラム3の正面側3Bと対面接触なさしめて配設された正面側ドラムカバ−である。
【0024】
図1乃至図3に示すように、前記した回転ドラム3と、裏面側ドラムカバ−5と、正面側ドラムカバ−11とから着床材多方向移動機構17が構成されている。尚、該着床材多方向移動機構17を構成する回転ドラム3内に、破砕生ごみの分解微生物(好気性菌と嫌気性菌)のコロニ−を形成させた多数の着床材が配置され、図示を省略したが、回転中心軸線7に対して傾斜して設けられた複数のラグ板により、回転ドラム3内の着床材及び破砕生ごみが左右に振られて混ぜ合わせ可能なように構成されている。
【0025】
図1、図2、図3、図4、図5及び図6に示すように、19は正面側ドラムカバ−11より大きく形成された正面側タンク部材であって、該正面側ドラムカバ−11と対面する内方側19Aに頭部21Aが正面側ドラムカバ−11に穿設された支持フランジ取付用穴15に嵌通されて回転ドラム3の正面側3Bを回転中心軸線7と一致なさしめて回転可能に支持なさしめ、胴部21Bが、図10に示すように、後述するドラム支持部材23の嵌合穴4に嵌合なさしめて設けられ中心側に連結穴20が穿設された支持フランジ21を保持している。
【0026】
また、該正面側タンク部材19には、取付段部6が取付凹部19Eに嵌合されるとともに複数の取付穴8に図示を省略した取付ボルト等により取付られ中心側に流通穴22が穿設されたドラム支持部材23が設けられ、外方側19Bの略一側下方の厚肉部位19B1に流路途上に流通穴22と連通なさしめた内部流入口25と該内部流入穴25と異なる位置に内部流出口27が穿設され、図2及び図4に図示する如く湾曲して刻設された破砕生ごみ内部流通路29が設けられている。
【0027】
尚、図1に示すように、18は、前記支持フランジ21の連結穴20と連結され水平に突出するようにして設けられた導入筒体である。
【0028】
図1、図2及び図5に示すように、該正面側タンク部材19には、前記厚肉部位19B1の下方側に上流側端位置にドレンコック取付用穴31に装着されたドレンコック32が、下流側端位置にドレン排出口33に装着されたドレン排出弁34をそれぞれ設けしめ且つ上流側を若干高くして傾斜して設けられたドレン排出路35が設けられている。
【0029】
また、図2及び図10に示すように、26は、該厚肉部位19B1と隣接する位置に設けられたカバ−部材であって、下方位置に一定間隔で破砕生ごみの分解微生物が分解作用をなすのに好適な温度になるように後述するタンク45内に導入されている水を加熱するためのヒ−タ−電源28とメイン電源30が設けられ、カバ−上部部位26Aに電源ランプ32が設けられている。
【0030】
図1及び図7に示すように、37は、裏側ドラムカバ−5と対面する内方側37Aに頭部39Aを前記支持ピン取付用穴9に嵌入なさしめて回転ドラム3を裏側から回転中心軸線7と一致なさしめて回転可能に支持する支持ピン39が取付られ前記着床材多方向移動機構17を介して該正面側タンク部材19と対面なさしめて設けられた裏側タンク部材である。
【0031】
図1、図5、図7及び図8に示すように、41は、該正面側タンク部材19該裏側タンク部材37それぞれの僅かに凹んで形成された内方側外周壁19C、37Cそれぞれと密閉接触なさしめて該正面側タンク部材19と該裏側タンク部材37間に水平に設けられたタンク本体部材である。
【0032】
図1、図2、図5、図7及び図8に示すように、43は、該正面側タンク部材19の頂部19D、該裏側タンク部材37の頂部37D、該タンク本体部材41の頂部41Dそれぞれと密閉接触なさしめて設けられたタンク天井部材である。
【0033】
図1及び図2に示すように、前記した該正面側タンク部材19と、裏側タンク部材37と、タンク本体部材41と、タンク天井部材43と、から本実施例に係るタンク45が構成され、破砕生ごみを分解処理しつつ前記した回転ドラム3が十分なる余裕を持って回転可能な内容積を有さしめている。尚、図2に示すように、38は、L字状に形成され上側中心部に長穴40が穿設された取付板であり、42は、地上からのタンク45の取付位置を上下に変更可能となして該長穴40の適宜位置に取付られた取付ボルトである。
【0034】
図1、図2及び図9に示すように、47は、前記した正面側タンク部材19の厚肉部位19B1と略同厚同形の縦長四角形状に形成されるとともに、一定間隔をあけて中継流入口49が設けられた流入側接続部材50と中継流出口51が設けられた流出側接続部材52がそれぞれ備えられ、前記破砕生ごみ内部流通路29の上流側と該中継流入口49とを、前記破砕生ごみ内部流通路29の下流側と中継流出口51とをそれぞれ連通なさしめて、正面側タンク部材19の厚肉部位19B1と図示を省略した脱着可能な複数の連結ボルト等により取付られたバルブカバ−である。
【0035】
図1及び図2に示すように、53は、前記破砕生ごみ流通路29の内部流入口25が設けられた流路と内部流出口27が設けられた流路間に開閉可能となして設けられた切換弁55と、該切換弁55と連動連結なさしめてバルブカバ−47に設けられた切換弁開閉動作用モ−タ−57とからなる切換弁開閉機構である。
【0036】
図1、図2及び図3に示すように、59は、先端部に前記した正面側ドラムカバ−11の回転力受動歯13と噛合なさしめた回転力伝達歯61を設けしめてタンク45内に水平となして回転力伝達軸63が配設され本体部65が正面側タンク部材19の外方側19Bに取付られた回転ドラム動作用モ−タ−である。
【0037】
図1及び図2に示すように、前記した着床材多方向移動機構17と、タンク45と、バルブカバ−47と、切換弁開閉機構53と、回転ドラム動作用モ−タ−59と、から本実施例に係る分解処理装置67が構成されている。
【0038】
図1に示すように、69は、図示を省略したが、円筒内壁で固定されたスリット状若しくは円形の固定刃とモ−タ−で回転する円盤に取付た可動式のハンマ−で構成されたディスポ−ザ−であって、上部の連結部71を介して台所のシンク73の排出孔の下部に連結なさしめて設けられている。
【0039】
図1に示すように、75は、該ディスポ−ザ−69の破砕生ごみ流出口77と該ディスポ−ザ−69の間近に前記したようにして設けられた前記バルブカバ−47に設けられた流入側接続部材50の中継流入口49とを連通なさしめて略ストレ−トか僅かに中継流入口49側を下方として設けられた接続部材である。
【0040】
図1に示すように、前記した分解処理装置67と、ディスポ−ザ−69と、接続部材75と、から請求項(1)の発明の一実施例に係る生ごみ処理装置1が構成されている。
【0041】
つぎに、請求項(1)の発明の一実施例の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1及び図2に示すように、まず、メイン電源30を入れてヒ−タ−電源28に通電し、タンク45内に導入されている水の温度を、破砕生ごみを分解する分解微生物の分解能力が最大限発揮される温度にまで昇温させる。
【0042】
ついで、切換弁開閉動作用モ−タ−57を一側に動作させると、切換弁55が反時計方向に回転し、該切換弁55は、バルブカバ−47側の中継流入口49と連通されている破砕生ごみ内部流通路29の上流側流通路と該破砕生ごみ内部流通路29の内部流入口25間の流通空間が繋がった状態となる。
【0043】
つぎに、水道の水を流しながら、ディスポ−ザ−69に生ごみを投入し図示を省略した稼動スイッチを入れてディスポ−ザ−69を動作させると、流入した生ごみは、前記した可動式ハンマ−により側壁に押し付けられ、すりつぶされるようにして生ごみが細かく破砕されて破砕生ごみとなる。
【0044】
図1、図2、図4及び図9に示すように、この後、該破砕生ごみは、ディスポ−ザ−69の破砕生ごみ流出口77、接続部材75を順次通ってバルブカバ−47側の中継流入口49から分解処理装置67を構成する正面側タンク部材19の破砕生ごみ内部流通路29の上流側に流入し該破砕生ごみ内部流通路29内を流動する。
【0045】
この後、破砕生ごみは、反対時計方向に回転した切換弁55により流通方向を規制され、破砕生ごみ内部流通路29の該切換弁55側から内部流入口25を通過した後、ドラム支持部材23内の流通穴22、導入筒体18を順次経由して着床材多方向移動機構17を構成する回転ドラム3内に流入する。
【0046】
また、ディスポ−ザ−69を動作させるのと略同時に、図1乃至図3に示すように、回転ドラム動作用モ−タ−59を動作させると、回転力が回転力伝達軸63、回転力伝達歯61、正面側ドラムカバ−11に設けられた回転力受動歯13を順次経由して正面側ドラムカバ−11に伝達されるため、該正面側ドラムカバ−11は支持フランジ21を中心として一側に回転するため、回転ドラム3全体は連動してドラム支持部材23及び支持ピン39により支持されつつ回転中心軸線7を中心として一側に回転する。
【0047】
このため、回転ドラム3内に流入した破砕生ごみは、該回転ドラム3の回転動作により多数の着床材の中に分散接触するので、各着床材に存在し水を介して分解能力が最大限発揮できる温度に加熱されている微生物により分解処理される。
係る分解処理がされた後、図1及び図2に示すように、処理された生ごみは回転ドラム3内に滞留する一方、他は回転ドラム3外に排出され内部流出口27から一旦切換弁55により遮断されている破砕生ごみ内部流通路29の下流側に流入して流通した後、中継流出口51を通ってタンク45外に放出される。
【0048】
前記した一連の破砕生ごみの分解処理をなす当初では、破砕生ごみ内部流通路29内を流動する破砕生ごみの極一部のみが該破砕生ごみ内部流通路29の内壁に付着しはじめるが、付着箇所においても十分な流動断面積があるので破砕生ごみのスム−ズな流動は確保される。しかし、前記した一連の破砕生ごみの処理が一定時間継続して実行されると、該内壁に付着する破砕生ごみの付着量が累積的に増大し、破砕生ごみ内部流通路の流動断面積が狭小化する。
【0049】
このため、破砕生ごみ内部流通路29中を破砕生ごみがスム−ズに流動できなくなり破砕生ごみの一部しか回転ドラム3内に流入せず前記した分解処理量が急減するといった障害が生ずる。係る状態となれば、図1、図2、図4及び図9に示すように、ティスポ−ザ−69の前記した動作を停止し、ディスポ−ザ−69と分解処理装置67とを連結させたままで、図示を省略した連結ボルト等を取り外し、バルブカバ−47と正面側タンク部材19との連結を解消して該バルブカバ−47を分解処理装置67から取り外す。
【0050】
すると、破砕生ごみ流通路29が外部に露出するので、利用者は、容易に、破砕生ごみが付着している箇所や付着状態を把握可能となる。このため、消費者は、棒等の簡易且つありふれた除去用具を用いて視認により付着している箇所の破砕生ごみを掻き出すといった簡易な作業をなせば、破砕生ごみ流通路29に付着している破砕生ごみが除去される。
【0051】
この後、再度、連結ボルト等を取付けてバルブカバ−47と正面側タンク部材19とを連結して分解処理装置67に取付けするのみで、所定のメインテナンス作業が完了するので、利用者は一人で簡易且つ容易に、生ごみ処理装置1を、破砕生ごみの分解処理をなせる状態に復帰させることが可能となる。
【0052】
【発明の効果】
本発明は以上説明した如く、破砕生ごみ内部流通路を分解処理装置内に取り込み該破砕生ごみ内部流通路に対する破砕生ごみの供給を分解処理装置を構成し脱着自在なバルブカバ−を介して実行することができるといった新規な構成としたものである。係る新規な構成としたことから、破砕生ごみが水分を含有していることと破砕生ごみが流動する破砕生ごみ流通路が湾曲していることを起因として、生ごみ処理装置を一定期間稼動させると、該破砕生ごみ内部流通路に破砕生ごみが付着してスム−ズな流動を妨げ所要のメインテナンス作業が必要となるが、バルブカバ−を分解処理装置から取り外せば破砕生ごみ流通路が外部に露出し利用者は外部から直接観察できるようになるので、利用者は、棒等の簡易な除去手段を用いて手で直接的に破砕生ごみ流通路に付着している破砕生ごみを除去でき、除去後は、取り外したバルブカバ−を分解処理装置に再度取付すれば所要のメインテナンス作業を完了させることができ、簡易迅速に再度生ごみ処理装置を稼動可能とすることができる。また、係る新規な構成としたことから、生ごみを破砕するディスポ−ザ−と分解処理装置間の連結のために要する距離が格段に短縮され、生ごみ処理装置全体の設置スペ−スを極限まで小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項(1)の発明の一実施例に係る生ごみ処理装置を示した正面図である。
【図2】同実施例に係る生ごみ処理装置を構成する分解処理装置を示した側面図である。
【図3】正面側ドラムカバ−の内方側を示した正面図である。
【図4】正面側タンク部材の外方側を示した正面図である。
【図5】該正面側タンク部材の内方側を示した正面図である。
【図6】該正面側タンクの側方を示した側面図である。
【図7】裏側タンク部材の内方側を示した正面図である。
【図8】タンク本体部を示した縦断面図である。
【図9】切換弁開閉動作用モ−タ−が設けられたバルブカバ−を示した正面図である。
【図10】ドラム支持部材を示した拡大縦断面図ある。
【符号の説明】
1 請求項(1)の発明の一実施例に係る生ごみ処理装置
3 回転ドラム
5 裏面側ドラムカバ−
11 正面側ドラムカバ−
17 着床材多方向移動機構
19 正面側タンク部材
29 破砕生ごみ内部流通路
37 裏側タンク部材
45 タンク
47 バルブカバ−
53 切換弁開閉機構
55 切換弁
57 切換弁開閉動作用モ−タ−
59 回転ドラム動作用モ−タ−
67 分解処理装置
69 ディスポ−ザ−
75 接続部材
Claims (1)
- 微生物のコロニ−となる多数の着床材を相互に多方向に移動可能に保持するとともに破砕生ごみ以外は排出する回転ドラムと該回転ドラムの回転中心軸線と一致なさしめた位置に支持ピン取付用穴が穿設され該回転ドラムの裏側と対面接触なさしめて配設された裏側ドラムカバ−と外周に回転力受動歯が設けられるとともに該回転ドラムの回転中心軸線と一致なさしめた位置に支持フランジ取付用穴が穿設され該回転ドラムの正面側と対面接触なさしめて配設された正面側ドラムカバ−とからなる着床材多方向移動機構と、該正面側ドラムカバ−と対面する内方側であって前記回転中心軸線上に流通穴が設けられたドラム支持部材が取付られ且つ該流通穴と連通された連結穴が設けられ頭部が前記支持フランジ取付用穴に嵌通され胴部がドラム支持部材により支持されて回転ドラムの正面側を回転中心軸線と一致なさしめて回転可能に支持なさしめた支持フランジが設けられ更に該支持フランジと連結された導入筒体が設けられ外方側に流路途上に前記流通穴と連通なさしめた内部流入口と内部流出口が穿設された破砕生ごみ内部流通路が設けられ正面側ドラムカバ−より大きく形成された正面側タンク部材と裏側ドラムカバ−と対面する内方側に頭部を前記支持ピン取付用穴に嵌入なさしめて回転ドラムの裏側を回転中心軸線と一致なさしめて回転可能に支持する支持ピンが取付られ前記着床材多方向移動機構を介して該正面側タンク部材と対面なさしめて設けられた裏側タンク部材と該正面側タンク部材該裏側タンク部材それぞれの内方側外周壁と密封接触なさしめて該正面側タンク部材と該裏側タンク部材間に水平に設けられたタンク本体部材と該正面側タンク部材該裏側タンク部材該タンク本体部材それぞれの頂部間と密封接触なさしめて設けられたタンク天井部材とからなるタンクと、一定間隔をあけて中継流入口と中継流出口が設けられ該中継流入口と該中継流出口それぞれが前記破砕生ごみ内部流通路と連通なさしめて前記正面側タンク部材と脱着可能に連結されたバルブカバ−と、前記破砕生ごみ流通路の内部流入口が設けられた流路と内部流出口が設けられた流路間に開閉可能となして設けられた切換弁と該切換弁と連動連結なさしめてバルブカバ−に設けられた切換弁開閉動作用モ−タ−とからなる切換弁開閉機構と、先端部に前記回転力受動歯と噛合なさしめた回転力伝達歯を設けしめてタンク内に水平となして回転力伝達軸が配設され本体部が正面側タンク部材に取付られた回転ドラム動作用モ−タ−と、から構成された分解処理装置と、
台所のシンクの排出孔に連結され破砕生ごみ流出口が前記バルブカバ−の前記中継流入口と間近に対面なさしめて設けられたディスポ−ザ−と、
該ディスポ−ザ−の破砕生ごみ流出口と該中継流入口とを連通なさしめて設けられた接続部材と、
から構成されていることを特徴とする生ごみ処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002218262A JP2004057904A (ja) | 2002-07-26 | 2002-07-26 | 生ごみ処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002218262A JP2004057904A (ja) | 2002-07-26 | 2002-07-26 | 生ごみ処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004057904A true JP2004057904A (ja) | 2004-02-26 |
Family
ID=31939505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002218262A Pending JP2004057904A (ja) | 2002-07-26 | 2002-07-26 | 生ごみ処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004057904A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007038122A (ja) * | 2005-08-02 | 2007-02-15 | Koichi Yoshida | 生ゴミ処理装置 |
-
2002
- 2002-07-26 JP JP2002218262A patent/JP2004057904A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007038122A (ja) * | 2005-08-02 | 2007-02-15 | Koichi Yoshida | 生ゴミ処理装置 |
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