JP2004057903A - 切断処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】離れた場所から簡単に操作できる切断処理装置を提供する。
【解決手段】回転カッタを有する切断処理手段と、モータを有し前記回転カッタを回転駆動させる回転駆動手段と、前記回転駆動手段のモータに通電させることによって切断処理を行う切断処理装置において、前記通電手段による通電を制御する制御信号を送信する無線コントローラと、この無線コントローラからの制御信号によって前記回転駆動手段の通電状態を制御する通電制御手段とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】回転カッタを有する切断処理手段と、モータを有し前記回転カッタを回転駆動させる回転駆動手段と、前記回転駆動手段のモータに通電させることによって切断処理を行う切断処理装置において、前記通電手段による通電を制御する制御信号を送信する無線コントローラと、この無線コントローラからの制御信号によって前記回転駆動手段の通電状態を制御する通電制御手段とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、切断処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の切断処理装置として、回転カッタを持つ切断処理手段と、前記回転カッタを回転駆動する回転駆動手段と、前記切断処理手段および前記回転駆動手段を支持するフレーム部とを備える切断処理装置が知られている。このような切断処理装置は、タイヤ、剪定枝、金属屑または家庭用ゴミなど様々な切断処理に使用され、その使用場所は屋内、屋外を問わない。
【0003】
ところで、従来の切断処理装置にあっては、操作盤はフレーム部に設けられることもあるし、本体(切断処理手段等が設けられているフレーム部)から離れた位置に前記回転駆動手段とケーブルで接続された状態で設けられることもある。その操作盤に設けられる操作子としては、回転カッタを始動、停止、逆転させたりするボタン等があげられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、被処理物の中に回転カッタでは切断処理できない異物が混入していたりして回転カッタの回転が強制的に停止してしまう場合がある。また、被処理物が本来は切断処理できるものであっても、大量投入によって回転カッタに詰まってしまう場合がある。このような場合には、回転駆動手段に過負荷が作用することになるので、回転駆動手段の作動を停止させるか、あるいは回転カッタを逆転させる必要がある。
【0005】
しかしながら、従来の切断処理装置の場合にあっては、配電盤の設置場所まで行って操作部を操作しなければならないため面倒であった。
【0006】
本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、離れた場所から簡単に操作できる切断処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の切断処理装置は、被処理物を切断処理する回転カッタを有する切断処理部と、前記回転カッタを回転駆動するモータとを備える切断処理装置において、前記モータの通電状態を制御するための制御信号を送信する無線コントローラと、この無線コントローラからの制御信号によって前記モータの通電状態を制御する通電制御手段とを備えることを特徴とする。この場合、請求項2記載の切断処理装置のように、前記制御信号の受信は切断処理装置本体にて行われることが好ましい。
この切断処理装置によれば、切断処理装置の本体から離れた場所で無線コントローラを操作することによって回転駆動手段のモータの通電状態を制御できるので、切断処理の管理が容易となる。また、無線コントローラからの制御信号を切断処理装置本体にて受信させるようにすれば、無線コントローラからの制御信号を確実に受信でき、切断処理作業が円滑に行えることになる。
【0008】
また、請求項3記載の切断処理装置のように、前記無線コントローラからは前記回転カッタを停止させるための制御信号が送信されるように構成することが好ましい。
【0009】
請求項4記載の切断処理装置は、請求項1〜3いずれか一項に記載の切断処理装置において、前記回転カッタは正逆に回転駆動可能に構成されるとともに、前記無線コントローラからは前記回転カッタを正逆に回転させるための制御信号が送信されることを特徴とする。
この切断処理装置によれば、無線コントローラによって回転カッタを一時的に逆転できるので、回転カッタへの被切断物の詰まりを効果的に防止できる。
【0010】
請求項5記載の切断処理装置は、請求項1〜4いずれか一項に記載の切断処理装置において、前記回転カッタの回転異常を検出する異常検出手段と、前記異常検出手段によって前記回転カッタの回転異常が検出された際に報知する報知手段とを備えることを特徴とする。この場合の「報知手段」としては音による報知、ランプによる報知、映像による報知、これらの組み合わせ等様々なものが考えられる。
この切断処理装置によれば、回転カッタの回転異常が報知されるので、管理者は状況に応じた適切な措置をとることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
1.切断処理装置の全体構成
図1には実施形態の切断処理装置100が示されている。
この切断処理装置100は、回転カッタ11を持つ切断処理手段10と、回転カッタ11を回転駆動する回転駆動手段20とを備えている。この切断処理手段10および回転駆動手段20はフレーム30によって支持されている。また、フレーム30には被処理物を投入するためのホッパ70が付設されている。さらに、この切断処理装置100は、回転駆動手段20のモータMの通電状態を制御するための制御信号を切断処理装置100の本体に送信する無線コントローラ40を備えている。また、切断処理装置100には回転カッタ11の回転異常を報知する報知手段50が設けられている。
【0012】
そして、この切断処理装置100によれば、図2に示すように、無線コントローラ40が操作されることによって、無線コントローラ40から切断処理装置本体へ制御信号が送信され、受信回路90にて受信信号の検波、復調、解読がなされ、通電制御手段80によりモータMの通電状態が制御されるようになっている。なお、受信回路90の前段にモータMからのノイズを除去するためのノイズ除去手段を設けることが好ましい。
【0013】
2.切断処理装置の細部の構成
(1)切断処理手段10の構成
図3(正面図)および図4(平面図)に示すように、切断処理手段10の回転カッタ11は、回転軸12に、周囲にブレード13を持つディスク14と、カラー15とを交互に配したものである。カラー15は円筒形を呈しており、隣り合うディスク14のスペーサとしても機能する。切断処理手段10は、このような回転カッタ11を少なくとも一組備えている。そして、組をなす回転カッタ11は、互いの回転軸12が平行となるように配され、一の回転カッタ11における隣り合うディスク14の間に他方の回転カッタ11のディスク14が嵌り合うようにされている。
【0014】
(2)回転駆動手段20の構成
回転駆動手段20は、モータMと、モータ駆動回路(図示せず)と、動力伝達機構によって構成されている。この回転駆動手段20はモータ動力を動力伝達機構を通じて回転カッタ11に伝達し、回転カッタ11を回転駆動させる。この回転駆動手段20は、回転カッタ11の回転を停止させたり(非通電状態の時)、回転カッタ11の回転方向を変更したりする機能を有する。
【0015】
(3)通電制御手段80の構成
通電制御手段80は、無線コントローラ40からの制御信号によって回転駆動手段2のモータMの通電状態を変更する。例えば、ブレーカを遮断等することによりモータMへの通電を停止させる。
【0016】
(4)フレーム30の構成
フレーム30は切断処理手段10および回転駆動手段20を支持する。また、フレーム30には図示しない電源スイッチが付設され、この電源スイッチを投入することで、回転駆動手段20が働き、回転カッタ11を回転させることができるようになっている。
また、フレーム30には、被処理物を投入するためのホッパ70が取り付けられている。
そして、この切断処理装置100では、フレーム30および/またはホッパ70が無線コントローラ40からの制御信号を受信するアンテナとしての機能を果たすように構成されている。アンテナを立てて受信してもよいが、この場合には作業の邪魔にならない場所にアンテナを立てることが好ましい。
【0017】
(5)無線コントローラ40の構成
無線コントローラ40には始動ボタン、停止ボタン、一時逆転ボタンが設けられている。この無線コントローラ40は、ボタン操作により命令入力がされると、その命令信号を符号化、変調、増幅して発信する。そして、ボタン入力に応じて、モータMへの通電状態を変更させ、回転カッタ11の回転状態を制御する。なお、非常の場合にモータMを遮断する停止ボタンのみを設けてもよい。
【0018】
(6)異常検出手段50の構成
異常検出手段50は例えば回転駆動手段20のモータMに供給される電流の値を検出し、その電流値の変化具合から回転カッタ11の回転異常を検出する。被処理物が切断不可能な程に固いものである場合には、回転駆動手段20のモータMに供給される電流の値が急激に上がるので、電流値が急激に上がった場合に、回転カッタ11の第1の回転異常とする。一方、被切断処理物が切断可能なものであるが詰まった場合には、回転駆動手段20のモータMに供給される電流の値が緩慢に上がるので、電流値が緩慢に上がった場合には、回転カッタ11の第2の回転異常とする。
なお、異常検出手段50は例えば回転駆動手段20のモータMの回転数を検出し、その回転数の変化具合から回転カッタ11の回転異常を検出するものであってもよい。
【0019】
(6)報知手段60の構成
報知手段60としては、音を報知するもの、ランプを点滅させるもの等が使用される。この場合、異常検出手段50の回転異常の態様に応じて報知の仕方を変えることが好ましい。例えば、第1の回転異常の場合と第2の回転異常の態様とで報知の際の音を変更等をさせることが好ましい。
【0020】
3.切断処理処理
この切断処理装置100によれば、投入された被処理物が回転カッタ11によって切断処理される。その間、回転カッタ11の回転状態が異常検出手段50によって監視され、回転カッタ11が回転異常であるとき、異常検出手段50がその回転異常を検出する。異常検出手段50が回転異常を検出すると、報知手段60が報知を行う。管理者はこの報知60にしたがって適切な措置をとる。例えば、第1の回転異常の場合には、無線コントローラ40の停止ボタンを操作して回転駆動手段20のモータMを停止させる。また、第2の回転異常の場合には、無線コントローラ40の逆転ボタンを操作して回転駆動手段20のモータMを一時逆転させる。
【0021】
4.変形例
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であることはいうまでもない。
【0022】
前記実施形態では、フレーム30および/またはホッパ70が無線コントローラ40からの制御信号を受信するアンテナとしての機能を果たすように構成したが、アンテナを立ててもよい。この場合には、アンテナは被処理物のホッパ70への投入する際の邪魔にならない位置に立てることが必要となる。
【0023】
【発明の効果】
本発明に係る切断処理装置の代表的なものの効果を説明すれば、被処理物を切断処理する回転カッタを有する切断処理部と、前記回転カッタを回転駆動するモータとを備える切断処理装置において、前記モータの通電状態を制御するための制御信号を送信する無線コントローラと、この無線コントローラからの制御信号によって前記モータの通電状態を制御する通電制御手段とを備えるので、切断処理の管理が容易となるとともに、切断処理作業が円滑に行えることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る切断処理装置の使用状態を示す図である。
【図2】実施形態に係る切断処理装置の機能ブロック図である。
【図3】実施形態に係る切断処理装置の回転カッタの構成を示す図である。
【図4】実施形態に係る切断処理装置の切断処理手段の構成を示す平面図である。
【符号の説明】
100 切断処理装置
10 切断処理手段
11 回転カッタ
20 回転駆動手段
40 無線コントローラ
80 通電制御手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、切断処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の切断処理装置として、回転カッタを持つ切断処理手段と、前記回転カッタを回転駆動する回転駆動手段と、前記切断処理手段および前記回転駆動手段を支持するフレーム部とを備える切断処理装置が知られている。このような切断処理装置は、タイヤ、剪定枝、金属屑または家庭用ゴミなど様々な切断処理に使用され、その使用場所は屋内、屋外を問わない。
【0003】
ところで、従来の切断処理装置にあっては、操作盤はフレーム部に設けられることもあるし、本体(切断処理手段等が設けられているフレーム部)から離れた位置に前記回転駆動手段とケーブルで接続された状態で設けられることもある。その操作盤に設けられる操作子としては、回転カッタを始動、停止、逆転させたりするボタン等があげられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、被処理物の中に回転カッタでは切断処理できない異物が混入していたりして回転カッタの回転が強制的に停止してしまう場合がある。また、被処理物が本来は切断処理できるものであっても、大量投入によって回転カッタに詰まってしまう場合がある。このような場合には、回転駆動手段に過負荷が作用することになるので、回転駆動手段の作動を停止させるか、あるいは回転カッタを逆転させる必要がある。
【0005】
しかしながら、従来の切断処理装置の場合にあっては、配電盤の設置場所まで行って操作部を操作しなければならないため面倒であった。
【0006】
本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、離れた場所から簡単に操作できる切断処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の切断処理装置は、被処理物を切断処理する回転カッタを有する切断処理部と、前記回転カッタを回転駆動するモータとを備える切断処理装置において、前記モータの通電状態を制御するための制御信号を送信する無線コントローラと、この無線コントローラからの制御信号によって前記モータの通電状態を制御する通電制御手段とを備えることを特徴とする。この場合、請求項2記載の切断処理装置のように、前記制御信号の受信は切断処理装置本体にて行われることが好ましい。
この切断処理装置によれば、切断処理装置の本体から離れた場所で無線コントローラを操作することによって回転駆動手段のモータの通電状態を制御できるので、切断処理の管理が容易となる。また、無線コントローラからの制御信号を切断処理装置本体にて受信させるようにすれば、無線コントローラからの制御信号を確実に受信でき、切断処理作業が円滑に行えることになる。
【0008】
また、請求項3記載の切断処理装置のように、前記無線コントローラからは前記回転カッタを停止させるための制御信号が送信されるように構成することが好ましい。
【0009】
請求項4記載の切断処理装置は、請求項1〜3いずれか一項に記載の切断処理装置において、前記回転カッタは正逆に回転駆動可能に構成されるとともに、前記無線コントローラからは前記回転カッタを正逆に回転させるための制御信号が送信されることを特徴とする。
この切断処理装置によれば、無線コントローラによって回転カッタを一時的に逆転できるので、回転カッタへの被切断物の詰まりを効果的に防止できる。
【0010】
請求項5記載の切断処理装置は、請求項1〜4いずれか一項に記載の切断処理装置において、前記回転カッタの回転異常を検出する異常検出手段と、前記異常検出手段によって前記回転カッタの回転異常が検出された際に報知する報知手段とを備えることを特徴とする。この場合の「報知手段」としては音による報知、ランプによる報知、映像による報知、これらの組み合わせ等様々なものが考えられる。
この切断処理装置によれば、回転カッタの回転異常が報知されるので、管理者は状況に応じた適切な措置をとることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
1.切断処理装置の全体構成
図1には実施形態の切断処理装置100が示されている。
この切断処理装置100は、回転カッタ11を持つ切断処理手段10と、回転カッタ11を回転駆動する回転駆動手段20とを備えている。この切断処理手段10および回転駆動手段20はフレーム30によって支持されている。また、フレーム30には被処理物を投入するためのホッパ70が付設されている。さらに、この切断処理装置100は、回転駆動手段20のモータMの通電状態を制御するための制御信号を切断処理装置100の本体に送信する無線コントローラ40を備えている。また、切断処理装置100には回転カッタ11の回転異常を報知する報知手段50が設けられている。
【0012】
そして、この切断処理装置100によれば、図2に示すように、無線コントローラ40が操作されることによって、無線コントローラ40から切断処理装置本体へ制御信号が送信され、受信回路90にて受信信号の検波、復調、解読がなされ、通電制御手段80によりモータMの通電状態が制御されるようになっている。なお、受信回路90の前段にモータMからのノイズを除去するためのノイズ除去手段を設けることが好ましい。
【0013】
2.切断処理装置の細部の構成
(1)切断処理手段10の構成
図3(正面図)および図4(平面図)に示すように、切断処理手段10の回転カッタ11は、回転軸12に、周囲にブレード13を持つディスク14と、カラー15とを交互に配したものである。カラー15は円筒形を呈しており、隣り合うディスク14のスペーサとしても機能する。切断処理手段10は、このような回転カッタ11を少なくとも一組備えている。そして、組をなす回転カッタ11は、互いの回転軸12が平行となるように配され、一の回転カッタ11における隣り合うディスク14の間に他方の回転カッタ11のディスク14が嵌り合うようにされている。
【0014】
(2)回転駆動手段20の構成
回転駆動手段20は、モータMと、モータ駆動回路(図示せず)と、動力伝達機構によって構成されている。この回転駆動手段20はモータ動力を動力伝達機構を通じて回転カッタ11に伝達し、回転カッタ11を回転駆動させる。この回転駆動手段20は、回転カッタ11の回転を停止させたり(非通電状態の時)、回転カッタ11の回転方向を変更したりする機能を有する。
【0015】
(3)通電制御手段80の構成
通電制御手段80は、無線コントローラ40からの制御信号によって回転駆動手段2のモータMの通電状態を変更する。例えば、ブレーカを遮断等することによりモータMへの通電を停止させる。
【0016】
(4)フレーム30の構成
フレーム30は切断処理手段10および回転駆動手段20を支持する。また、フレーム30には図示しない電源スイッチが付設され、この電源スイッチを投入することで、回転駆動手段20が働き、回転カッタ11を回転させることができるようになっている。
また、フレーム30には、被処理物を投入するためのホッパ70が取り付けられている。
そして、この切断処理装置100では、フレーム30および/またはホッパ70が無線コントローラ40からの制御信号を受信するアンテナとしての機能を果たすように構成されている。アンテナを立てて受信してもよいが、この場合には作業の邪魔にならない場所にアンテナを立てることが好ましい。
【0017】
(5)無線コントローラ40の構成
無線コントローラ40には始動ボタン、停止ボタン、一時逆転ボタンが設けられている。この無線コントローラ40は、ボタン操作により命令入力がされると、その命令信号を符号化、変調、増幅して発信する。そして、ボタン入力に応じて、モータMへの通電状態を変更させ、回転カッタ11の回転状態を制御する。なお、非常の場合にモータMを遮断する停止ボタンのみを設けてもよい。
【0018】
(6)異常検出手段50の構成
異常検出手段50は例えば回転駆動手段20のモータMに供給される電流の値を検出し、その電流値の変化具合から回転カッタ11の回転異常を検出する。被処理物が切断不可能な程に固いものである場合には、回転駆動手段20のモータMに供給される電流の値が急激に上がるので、電流値が急激に上がった場合に、回転カッタ11の第1の回転異常とする。一方、被切断処理物が切断可能なものであるが詰まった場合には、回転駆動手段20のモータMに供給される電流の値が緩慢に上がるので、電流値が緩慢に上がった場合には、回転カッタ11の第2の回転異常とする。
なお、異常検出手段50は例えば回転駆動手段20のモータMの回転数を検出し、その回転数の変化具合から回転カッタ11の回転異常を検出するものであってもよい。
【0019】
(6)報知手段60の構成
報知手段60としては、音を報知するもの、ランプを点滅させるもの等が使用される。この場合、異常検出手段50の回転異常の態様に応じて報知の仕方を変えることが好ましい。例えば、第1の回転異常の場合と第2の回転異常の態様とで報知の際の音を変更等をさせることが好ましい。
【0020】
3.切断処理処理
この切断処理装置100によれば、投入された被処理物が回転カッタ11によって切断処理される。その間、回転カッタ11の回転状態が異常検出手段50によって監視され、回転カッタ11が回転異常であるとき、異常検出手段50がその回転異常を検出する。異常検出手段50が回転異常を検出すると、報知手段60が報知を行う。管理者はこの報知60にしたがって適切な措置をとる。例えば、第1の回転異常の場合には、無線コントローラ40の停止ボタンを操作して回転駆動手段20のモータMを停止させる。また、第2の回転異常の場合には、無線コントローラ40の逆転ボタンを操作して回転駆動手段20のモータMを一時逆転させる。
【0021】
4.変形例
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であることはいうまでもない。
【0022】
前記実施形態では、フレーム30および/またはホッパ70が無線コントローラ40からの制御信号を受信するアンテナとしての機能を果たすように構成したが、アンテナを立ててもよい。この場合には、アンテナは被処理物のホッパ70への投入する際の邪魔にならない位置に立てることが必要となる。
【0023】
【発明の効果】
本発明に係る切断処理装置の代表的なものの効果を説明すれば、被処理物を切断処理する回転カッタを有する切断処理部と、前記回転カッタを回転駆動するモータとを備える切断処理装置において、前記モータの通電状態を制御するための制御信号を送信する無線コントローラと、この無線コントローラからの制御信号によって前記モータの通電状態を制御する通電制御手段とを備えるので、切断処理の管理が容易となるとともに、切断処理作業が円滑に行えることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る切断処理装置の使用状態を示す図である。
【図2】実施形態に係る切断処理装置の機能ブロック図である。
【図3】実施形態に係る切断処理装置の回転カッタの構成を示す図である。
【図4】実施形態に係る切断処理装置の切断処理手段の構成を示す平面図である。
【符号の説明】
100 切断処理装置
10 切断処理手段
11 回転カッタ
20 回転駆動手段
40 無線コントローラ
80 通電制御手段
Claims (5)
- 被処理物を切断処理する回転カッタを有する切断処理部と、前記回転カッタを回転駆動するモータとを備える切断処理装置において、前記モータの通電状態を制御するための制御信号を送信する無線コントローラと、この無線コントローラからの制御信号によって前記モータの通電状態を制御する通電制御手段とを備えることを特徴とする切断処理装置。
- 前記制御信号の受信は、切断処理装置本体にて行われることを特徴とする請求項1記載の切断処理装置。
- 前記無線コントローラからは前記回転カッタを停止させるための制御信号が送信されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の切断処理装置。
- 前記回転カッタは正逆に回転駆動可能に構成されるとともに、前記無線コントローラからは前記回転カッタを一時的に逆転させるための制御信号が送信されることを特徴とする請求項1〜3いずれか一項に記載の切断処理装置。
- 前記回転カッタの回転異常を検出する異常検出手段と、前記異常検出手段によって前記回転カッタの回転異常が検出された際に報知する報知手段とを備えることを特徴とする請求項1〜4いずれか一項に記載の切断処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002218256A JP2004057903A (ja) | 2002-07-26 | 2002-07-26 | 切断処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002218256A JP2004057903A (ja) | 2002-07-26 | 2002-07-26 | 切断処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004057903A true JP2004057903A (ja) | 2004-02-26 |
Family
ID=31939500
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002218256A Pending JP2004057903A (ja) | 2002-07-26 | 2002-07-26 | 切断処理装置 |
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---|---|
JP (1) | JP2004057903A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20220014221A (ko) * | 2020-07-28 | 2022-02-04 | 유한회사 염화산업 | 이물질 분리가 가능한 고강도 및 연성 합성수지 파쇄 장치 |
-
2002
- 2002-07-26 JP JP2002218256A patent/JP2004057903A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20220014221A (ko) * | 2020-07-28 | 2022-02-04 | 유한회사 염화산업 | 이물질 분리가 가능한 고강도 및 연성 합성수지 파쇄 장치 |
KR102439043B1 (ko) * | 2020-07-28 | 2022-09-01 | 유한회사 염화산업 | 이물질 분리가 가능한 고강도 및 연성 합성수지 파쇄 장치 |
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Legal Events
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